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特開2022-3481データ管理装置、データ管理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2022-3481(P2022-3481A)
(43)【公開日】2022年1月11日
(54)【発明の名称】データ管理装置、データ管理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 40/169 20200101AFI20211217BHJP
   G06F 16/907 20190101ALI20211217BHJP
【FI】
   G06F40/169
   G06F16/907
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2020-108000(P2020-108000)
(22)【出願日】2020年6月23日
(71)【出願人】
【識別番号】501435901
【氏名又は名称】エヌ・ティ・ティ・ビズリンク株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【弁理士】
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(72)【発明者】
【氏名】田中 一也
(72)【発明者】
【氏名】鎌村 星平
(72)【発明者】
【氏名】廣橋 美紀
(72)【発明者】
【氏名】安部 充
(72)【発明者】
【氏名】外山 篤史
(72)【発明者】
【氏名】藤井 憲作
【テーマコード(参考)】
5B109
5B175
【Fターム(参考)】
5B109SA14
5B109VC03
5B175DA10
5B175FB03
(57)【要約】      (修正有)
【課題】遠隔会議の複数の出席者によって資料に描かれた複数のアノテーションのうちから、意味付けに応じてアノテーションを抽出するデータ管理装置、データ管理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】M(Mは2以上の整数)台のユーザ端末2−1〜2ーMと、通信回線3と、データ管理装置4とを備えるデータ管理システム1において、データ管理装置4は、抽出に用いられる情報である抽出用情報を含むメタ情報とアノテーションとの組み合わせを、第1のユーザ端末から取得するインタフェース41と、アノテーションを符号化する符号化復号部42と、符号化されたアノテーションである符号化アノテーションとメタ情報との組み合わせを記憶部に記録するデータ処理部43とを備える。符号化復号部42は、符号化アノテーションから、アノテーションを復号し、インタフェース41は、復号結果であるアノテーションを、第2のユーザ端末に送信する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
抽出に用いられる情報である抽出用情報を含むメタ情報とアノテーションとの組み合わせを、第1のユーザ端末から取得するインタフェースと、
前記アノテーションを符号化する符号化復号部と、
符号化された前記アノテーションである符号化アノテーションと前記メタ情報との組み合わせを記憶部に記録するデータ処理部と
を備え、
前記符号化復号部は、前記符号化アノテーションから、前記アノテーションを復号し、
前記インタフェースは、復号結果である前記アノテーションを、第2のユーザ端末に送信する、
データ管理装置。
【請求項2】
前記抽出用情報は、前記アノテーションの作成時刻情報と、前記アノテーションの作成者情報と、前記アノテーションの重要度情報と、前記アノテーションの性質情報と、前記アノテーションのテーマ情報とのうちの少なくとも一つを含む、
請求項1に記載のデータ管理装置。
【請求項3】
前記インタフェースは、編集に関する指示である編集指示と前記抽出用情報とを、前記第1のユーザ端末から取得し、
前記データ処理部は、前記符号化アノテーションと前記メタ情報との組み合わせに対して検索を実行することによって、前記抽出用情報に基づいて前記符号化アノテーションを抽出し、抽出された前記符号化アノテーションに対して前記編集指示に基づく編集を実行することによって、編集済の前記アノテーションである編集済アノテーションを作成し、
前記インタフェースは、前記第1のユーザ端末と前記第2のユーザ端末とのうちの少なくとも一方に、前記編集済アノテーションを送信する、
請求項1又は請求項2に記載のデータ管理装置。
【請求項4】
データ管理装置が実行するデータ管理方法であって、
抽出に用いられる情報である抽出用情報を含むメタ情報とアノテーションとの組み合わせを、第1のユーザ端末から取得するインタフェースステップと、
前記アノテーションを符号化する符号化復号ステップと、
符号化された前記アノテーションである符号化アノテーションと前記メタ情報との組み合わせを記憶部に記録するデータ処理ステップと
を含み、
前記符号化復号ステップでは、前記符号化アノテーションから、前記アノテーションを復号し、
前記インタフェースステップでは、復号結果である前記アノテーションを、第2のユーザ端末に送信する、
データ管理方法。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のデータ管理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ管理装置、データ管理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
情報化社会における効率的なコミュニケーションの実現方法として、遠隔会議(ビデオ会議)において動画像及び音声を用いるコミュニケーションが推奨されている。このような遠隔会議のサービスは、データ管理装置によって提供される場合がある。遠隔会議の各出席者自身の動画像及び音声を出席者同士が共有することで、互いに遠隔にいる他の出席者との円滑なコミュニケーションが可能となる。また、遠隔会議の出席者は、自らが操作するユーザ端末の画面に表示されている資料等の情報を、遠隔会議の他の出席者と共有することが可能である。
【0003】
以下、図形及びテキストのうちの少なくとも一方を「アノテーション」という。データ管理装置には、共有された資料にアノテーションを重ねることによって、共有された資料にアノテーションを描画する機能(以下「アノテーション機能」という。)がある。遠隔会議において、動画像及び音声が用いられるだけでは不十分となる意思疎通をアノテーション機能が補完することによって、より円滑なコミュニケーションが可能となる(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第5812507号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、例えば、遠隔会議において複数のテーマが議題となり、遠隔会議の複数の出席者によって描かれた複数のアノテーションが1枚の資料に混在しているような場合、後日、何のテーマについて描かれた各アノテーションであるのかを出席者が判別することが難しくなっている場合がある。このように、遠隔会議の複数の出席者によって資料に描かれた複数のアノテーションのうちから、意味付けに応じて(例えば、テーマごとに)アノテーションを抽出することができない場合がある。
【0006】
上記事情に鑑み、本発明は、遠隔会議の複数の出席者によって資料に描かれた複数のアノテーションのうちから、意味付けに応じてアノテーションを抽出することが可能であるデータ管理装置、データ管理方法及びプログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、抽出に用いられる情報である抽出用情報を含むメタ情報とアノテーションとの組み合わせを、第1のユーザ端末から取得するインタフェースと、前記アノテーションを符号化する符号化復号部と、符号化された前記アノテーションである符号化アノテーションと前記メタ情報との組み合わせを記憶部に記録するデータ処理部とを備え、前記符号化復号部は、前記符号化アノテーションから、前記アノテーションを復号し、前記インタフェースは、復号結果である前記アノテーションを、第2のユーザ端末に送信する、データ管理装置である。
【0008】
本発明の一態様は、データ管理装置が実行するデータ管理方法であって、抽出に用いられる情報である抽出用情報を含むメタ情報とアノテーションとの組み合わせを、第1のユーザ端末から取得するインタフェースステップと、前記アノテーションを符号化する符号化復号ステップと、符号化された前記アノテーションである符号化アノテーションと前記メタ情報との組み合わせを記憶部に記録するデータ処理ステップとを含み、前記符号化復号ステップでは、前記符号化アノテーションから、前記アノテーションを復号し、前記インタフェースステップでは、復号結果である前記アノテーションを、第2のユーザ端末に送信する、データ管理方法である。
【0009】
本発明の一態様は、上記のデータ管理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、遠隔会議の複数の出席者によって資料に描かれた複数のアノテーションのうちから、意味付けに応じてアノテーションを抽出することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】実施形態における、データ管理システムの構成例を示す図である。
図2】実施形態における、アノテーション作成用画像の例を示す図である。
図3】実施形態における、資料に描かれた各アノテーションの例を示す図である。
図4】実施形態における、第1のアノテーションに付与されたメタ情報の例を示す図である。
図5】実施形態における、第2のアノテーションに付与されたメタ情報の例を示す図である。
図6】実施形態における、第3のアノテーションに付与されたメタ情報の例を示す図である。
図7】実施形態における、第4のアノテーションに付与されたメタ情報の例を示す図である。
図8】実施形態における、抽出されたアノテーションの第1例を示す図である。
図9】実施形態における、抽出されたアノテーションの第2例を示す図である。
図10】実施形態における、抽出されたアノテーションの第3例を示す図である。
図11】実施形態における、抽出されたアノテーションの第4例を示す図である。
図12】実施形態における、メタ情報が付与される動作例を示すシーケンス図である。
図13】実施形態における、抽出されたアノテーションが編集される動作例の例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、データ管理システム1の構成例を示す図である。データ管理システム1は、遠隔会議のサービスを提供するシステムである。例えば、データ管理システム1は、遠隔会議において複数の出席者に共有される資料に描かれたアノテーションのデータを管理する。資料とは、ホワイトボードでもよい。つまり、アノテーションは、資料に描かれてもよいし、ホワイトボードに描かれてもよい。以下では、「資料」は「ホワイトボード」と読み替えられてもよい。
【0013】
データ管理システム1は、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)のH.323、WebRTC(Web Real-Time Communication)又はSIP(Session Initiation Protocol)等のプロトコルを、遠隔会議のプラットフォームとして利用する。これによって、データ管理システム1は、遠隔会議のサービスを各出席者(各ユーザ)に提供する。
【0014】
アノテーションのデータは、画像データでもよいし、テキストボックスに記載されたテキストデータでもよい。データ管理システム1は、アノテーションにメタ情報を付与する。アノテーションに付与されたメタ情報は、固有情報と、抽出用情報とを含む。
【0015】
固有情報とは、アノテーションに固有のデータ、すなわち、図形とテキストとのうちの少なくとも一方の構成要素である。構成要素とは、例えば、形状、位置(座標)、サイズ及び色である。抽出用情報とは、アノテーションの抽出(検索)に用いられる情報である。データ管理システム1は、遠隔会議の複数の出席者によって資料に描かれた複数のアノテーションのうちから、意味付けに応じてアノテーションを抽出する。この意味付けは、意味を持った情報として予め定められる。意味を持った情報とは、例えば、アノテーションの作成時刻(作成日時)と、アノテーションの作成者と、アノテーションの重要度と、アノテーションの性質と、アノテーションのテーマとである。抽出用情報におけるアノテーションの性質は、例えば、案として描かれたアノテーションであるか、又は、決定事項として描かれたアノテーションであるかを表す。
【0016】
データ管理システム1は、抽出用情報に基づいて資料から抽出されたアノテーションを編集(加工)する。例えば、データ管理システム1は、同一の作成者によって資料に描かれたアノテーション群のみを、資料に再表示(再構成)する。例えば、データ管理システム1は、重要度が高いアノテーション群のみを、資料に再表示してもよい。例えば、データ管理システム1は、重要度が高いアノテーション群のみに基づいて、遠隔会議の議事録を作成してもよい。例えば、データ管理システム1は、同一のテーマに関するアノテーション群のみを、資料に再表示してもよい。
【0017】
データ管理システム1は、M(Mは2以上の整数)台のユーザ端末2と、通信回線3と、データ管理装置4とを備える。データ管理装置4は、インタフェース41と、符号化復号部42と、データ処理部43と、記憶部44とを備える。
【0018】
データ管理装置4の各機能部のうちの少なくとも一部は、サーバ等のコンピュータにおける、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが、記憶部44に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。記憶部44は、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記録媒体(非一時的な記録媒体)が好ましい。記憶部は、RAM(Random Access Memory)などの揮発性の記録媒体を備えてもよい。データ管理装置4の各機能部のうちの少なくとも一部は、例えば、LSI(Large Scale Integrated circuit)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア(電子回路)を用いて実現されてもよい。
【0019】
以下では、ユーザ端末2からユーザ端末2−Mまでの各ユーザ端末2に共通する事項については、符号の一部を省略して、「ユーザ端末2」と表記する。ユーザ端末2は、情報処理装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、又は、スマートフォン端末である。ユーザ端末2−m(mは、1からMまでのいずれかの整数)は、ユーザ端末2−mのユーザ(遠隔会議の出席者)によって操作される。
【0020】
図2は、実施形態における、アノテーション作成用画像100の例を示す図である。アノテーション作成用画像100は、アノテーションを作成するために用いられる操作キー画像である。アノテーション作成用画像100は、ユーザ端末2の画面に表示される。ユーザ端末2のユーザは、ユーザ端末2の操作デバイスを操作することによって、アノテーション作成用画像100を操作することが可能である。
【0021】
アノテーション作成用画像100は、アイコン画像101と、アイコン画像102と、情報選択用画像103とを有する。アイコン画像101は、アノテーションとしての定型図形をユーザが描くための操作キー画像である。アイコン画像102は、アノテーションとしての図形をユーザがフリーハンドで描くための操作キー画像である。
【0022】
情報選択用画像103は、抽出用情報をユーザが選択するために用いられる操作キー画像である。図2には、抽出用情報の一例として、アノテーションの重要度を表す「高」及び「低」が表されている。重要度を表す「高」及び「低」は、一例として、プルダウンメニューの形式で表されている。ユーザは、アイコン画像101又はアイコン画像102を操作してアノテーションを作成する際に、抽出用情報を選択する。
【0023】
図1に戻り、データ管理システム1の構成例の説明を続ける。通信回線3は、H.323、WebRTC又はSIP等のプロトコルに基づく信号を伝送する。インタフェース41は、ユーザインタフェースをユーザ端末2に提供する機能部である。インタフェース41は、通信回線3を経由して、ユーザ端末2と通信する。
【0024】
インタフェース41は、メタ情報とアノテーションとの組み合わせを、ユーザ端末2から取得する。インタフェース41は、アノテーションを符号化復号部42に送信する。インタフェース41は、ユーザ端末2から取得されたメタ情報を、データ処理部43に送信する。
【0025】
インタフェース41は、ユーザ端末2−1から取得されたアノテーションに基づいて符号化復号部42によって復号されたアノテーションを、ユーザ端末2−2に送信する。これによって、ユーザ端末2−1から取得されたアノテーションは、ユーザ端末2−2に共有される。
【0026】
インタフェース41は、データ処理部43によって編集されたアノテーションを、各ユーザ端末2に送信する。編集されたアノテーションは、例えば、同一の作成者によって作成されたアノテーション(図形)のみが描かれた資料でもよいし、重要なアノテーション(テキスト)のみに基づいて作成された議事録でもよい。
【0027】
図3は、実施形態における、資料110に描かれた各アノテーションの例を示す図である。資料110は、ユーザ端末2−1の画面と、ユーザ端末2−2の画面とに、それぞれ表示される。これによって、資料110は、ユーザ端末2−1のユーザと、ユーザ端末2−2のユーザとに共有される。図3に示された資料110には、アノテーション200と、アノテーション210と、アノテーション300と、アノテーション301とが描かれている。
【0028】
アノテーション200は、一例として、テキストボックスに記載されたテキスト「Plan:A」である。アノテーション210は、一例として、定型図形である。アノテーション200とアノテーション210とは、ユーザ端末2−1のユーザである「佐藤」によって作成されたアノテーション群である。
【0029】
アノテーション300は、一例として、テキストボックスに記載されたテキスト「Plan:B」である。アノテーション301は、一例として、フリーハンドで描かれた図形である。アノテーション300とアノテーション310とは、ユーザ端末2−2のユーザである「田中」によって作成されたアノテーション群である。
【0030】
なお、ユーザ端末2−1のユーザである「佐藤」によって作成されたアノテーションと、ユーザ端末2−2のユーザである「田中」によって作成されたアノテーションとは、重なってもよい。
【0031】
符号化復号部42は、アノテーションを符号化する。すなわち、符号化復号部42は、アノテーションデータの型を、キーバリュー型に変換する。キーバリュー型にデータ変換されたアノテーションは、抽出可能(検索可能)である。符号化復号部42は、符号化されたアノテーションである符号化アノテーションを、データ処理部43に送信する。
【0032】
符号化復号部42は、符号化アノテーションを記憶部44から取得する。符号化復号部42は、符号化アノテーションに対して復号処理を実行することによって、アノテーションを復号する。符号化復号部42は、復号結果であるアノテーションを、インタフェース41に送信する。
【0033】
データ処理部43は、ユーザ端末2から取得されたメタ情報を、符号化アノテーションに付与する。データ処理部43は、メタ情報と符号化アノテーションとを、記憶部44に記録する。
【0034】
データ処理部43は、編集に関する指示である編集指示と抽出用情報とを、インタフェース41から取得する。データ処理部43は、取得された抽出用情報が付与されている符号化アノテーションを、記憶部44に記憶されている複数の符号化アノテーションのうちから抽出(検索)する。データ処理部43は、抽出された符号化アノテーションを編集することによって、編集された符号化アノテーションである編集済アノテーションを作成する。例えば、データ処理部43は、抽出された符号化アノテーションを編集することによって、遠隔会議の議事録を作成する。
【0035】
記憶部44は、抽出用情報と符号化アノテーションとを対応付けて記憶する。また、記憶部44は、抽出用情報と編集済アノテーションとを対応付けて記憶する。
【0036】
次に、メタ情報の詳細を説明する。
図4は、実施形態における、アノテーション200(第1のアノテーション)に付与されたメタ情報の例を示す図である。アノテーション200に付与されたメタ情報は、タイプ「テキスト」と、色「緑」と、位置「(x1,y1)」と、サイズ「50」とを、固有情報の例として含む。アノテーション200に付与されたメタ情報は、作成時刻情報「t1」と、作成者情報「佐藤」と、重要度情報「高」と、性質情報「案」と、テーマ情報「第1テーマ」とを、抽出用情報の例として含む。アノテーション200に付与されたメタ情報は、アノテーション200の識別情報「ID1」を含んでもよい。
【0037】
図5は、実施形態における、アノテーション210(第2のアノテーション)に付与されたメタ情報の例を示す図である。アノテーション210に付与されたメタ情報は、タイプ「図形」と、色「緑」と、位置「(x1,y1)」と、サイズ「100」とを、固有情報の例として含む。アノテーション210に付与されたメタ情報は、作成時刻情報「t2」と、作成者情報「佐藤」と、重要度情報「低」と、性質情報「案」と、テーマ情報「第1テーマ」とを、抽出用情報の例として含む。アノテーション210に付与されたメタ情報は、アノテーション210の識別情報「ID2」を含んでもよい。
【0038】
図6は、実施形態における、アノテーション300(第3のアノテーション)に付与されたメタ情報の例を示す図である。アノテーション300に付与されたメタ情報は、タイプ「テキスト」と、色「赤」と、位置「(x2,y2)」と、サイズ「50」とを、固有情報の例として含む。アノテーション300に付与されたメタ情報は、作成時刻情報「t3」と、作成者情報「田中」と、重要度情報「高」と、性質情報「決定事項」と、テーマ情報「第1テーマ」とを、抽出用情報の例として含む。アノテーション300に付与されたメタ情報は、アノテーション300の識別情報「ID3」を含んでもよい。
【0039】
図7は、実施形態における、アノテーション310(第4のアノテーション)に付与されたメタ情報の例を示す図である。アノテーション310に付与されたメタ情報は、タイプ「図形」と、色「赤」と、位置「(x2,y2)」と、サイズ「100」とを、固有情報の例として含む。アノテーション310に付与されたメタ情報は、作成時刻情報「t4」と、作成者情報「田中」と、重要度情報「低」と、性質情報「決定事項」と、テーマ情報「第1テーマ」とを、抽出用情報の例として含む。アノテーション310に付与されたメタ情報は、アノテーション310の識別情報「ID4」を含んでもよい。
【0040】
次に、抽出されたアノテーションの例を説明する。
図8は、実施形態における、抽出されたアノテーションの第1例を示す図である。図8では、図1に示されたユーザ端末2−1が、抽出用情報「作成者=佐藤」が付与されているアノテーションのみを資料110に描く旨の指示を、編集指示として作成する。ユーザ端末2−1は、このような編集指示と抽出用情報「作成者=佐藤」とを、インタフェース41に送信する。
【0041】
データ処理部43は、抽出用情報「作成者=佐藤」が付与されているアノテーションのみを、記憶部44に記憶されている複数の符号化されたアノテーションのうちから抽出する。以下、符号化されたアノテーションを「符号化アノテーション」という。図8に示された資料110には、抽出用情報「作成者=佐藤」が付与されているアノテーション200及びアノテーション210のみが描かれている。
【0042】
図9は、実施形態における、抽出されたアノテーションの第2例を示す図である。図9では、図1に示されたユーザ端末2−1が、抽出用情報「重要度=高」が付与されているアノテーションのみを資料110に描く旨の指示を、編集指示として作成する。ユーザ端末2−1は、このような編集指示と抽出用情報「重要度=高」とを、インタフェース41に送信する。
【0043】
データ処理部43は、抽出用情報「重要度=高」が付与されているアノテーションのみを、記憶部44に記憶されている複数の符号化アノテーションのうちから抽出する。図9に示された資料110には、抽出用情報「重要度=高」が付与されているアノテーション200及びアノテーション300のみが描かれている。
【0044】
図10は、実施形態における、抽出されたアノテーションの第3例を示す図である。図10では、図1に示されたユーザ端末2−1が、抽出用情報「重要度=高」が付与されているアノテーションに基づいて議事録を作成する旨の指示を、編集指示として作成する。ユーザ端末2−1は、このような編集指示と抽出用情報「重要度=高」とを、インタフェース41に送信する。
【0045】
データ処理部43は、抽出用情報「重要度=高」が付与されているアノテーション200及びアノテーション300を、記憶部44に記憶されている複数の符号化アノテーションのうちから抽出する。図10に示された議事録には、抽出用情報「重要度=高」が付与されているアノテーション200「Plan:A」及びアノテーション300「Plan:B」が記載されている。また、これらのアノテーションのメタ情報のうちから、予め定められた項目(例えば、作成時刻情報、作成者情報)が議事録に記載されてもよい。
【0046】
図11は、実施形態における、抽出されたアノテーションの第4例を示す図である。図11では、図1に示されたユーザ端末2−1が、抽出用情報「性質=決定事項」が付与されているアノテーションのみを資料110に描く旨の指示を、編集指示として作成する。ユーザ端末2−1は、このような編集指示と抽出用情報「性質=決定事項」とを、インタフェース41に送信する。
【0047】
データ処理部43は、抽出用情報「性質=決定事項」が付与されているアノテーションのみを、記憶部44に記憶されている複数の符号化アノテーションのうちから抽出する。図11に示された資料110には、抽出用情報「性質=決定事項藤」が付与されているアノテーション300及びアノテーション310のみが描かれている。
【0048】
次に、データ管理システム1の動作例を説明する。
図12は、実施形態における、メタ情報が付与される動作例を示すシーケンス図である。ユーザ端末2−1は、ユーザ端末2−1のユーザ(遠隔会議の出席者)による操作に応じて、抽出用情報を選択する。この操作は、例えば、図2に示されたような情報選択用画像103(抽出用情報のプルダウンメニュー)に対する操作である(ステップS101)。
【0049】
ユーザ端末2−1は、アノテーションの作成者となるユーザによる操作に応じて、資料110に描画されるアノテーションを作成する。この操作は、例えば、図2に示されたようなアイコン画像101又はアイコン画像102に対する操作である。この時点ではアノテーションがインタフェース41に送信されていないので、ユーザ端末2−1によって作成されたアノテーションは、ユーザ端末2−2と共有されていない(ステップS102)。
【0050】
ユーザ端末2−1は、作成されたアノテーションに付与されるメタ情報を作成する。作成されたメタ情報は、作成されたアノテーションの固有情報と、作成されたアノテーションの抽出用情報とを含む(ステップS103)。ユーザ端末2−1は、メタ情報とアノテーションとの組み合わせを、インタフェース41に送信する(ステップS104)。
【0051】
インタフェース41は、メタ情報とアノテーションとの組み合わせを、ユーザ端末2−1から取得する。インタフェース41は、アノテーションを符号化復号部42に送信する(ステップS105)。符号化復号部42は、アノテーションをインタフェース41から取得する。符号化復号部42は、取得されたアノテーションを符号化する。すなわち、符号化復号部42は、アノテーションデータの型を、キーバリュー型に変換する(ステップS106)。符号化復号部42は、符号化されたアノテーションである符号化アノテーションを、データ処理部43に送信する(ステップS107)。
【0052】
データ処理部43は、符号化アノテーションを、符号化復号部42から取得する(ステップS108)。データ処理部43は、メタ情報の送信をインタフェース41に要求する(ステップS109)。インタフェース41は、ユーザ端末2−1から取得されたメタ情報の送信要求を、データ処理部43から取得する(ステップS110)。インタフェース41は、ユーザ端末2−1から取得されたメタ情報を、データ処理部43に送信する(ステップS111)。
【0053】
データ処理部43は、ユーザ端末2−1から取得されたメタ情報を、インタフェース41から取得する。データ処理部43は、メタ情報を符号化アノテーションに付与する(ステップS112)。データ処理部43は、メタ情報と符号化アノテーションとの組み合わせを、記憶部44に記録する(ステップS113)。記憶部44は、メタ情報と符号化アノテーションとの組み合わせを記憶する。記憶部44は、記憶されたアノテーションの識別情報を含むトリガー信号を、データ処理部43に送信してもよい(ステップS114)。
【0054】
データ処理部43は、記憶部44に記憶された符号化アノテーションの復号を、符号化復号部42に要求する(ステップS115)。符号化復号部42は、復号要求をデータ処理部43から取得する。符号化復号部42は、記憶部44において、直近の時刻に記憶された符号化アノテーションを検索する(ステップS116)。
【0055】
記憶部44は、符号化アノテーションを検索する処理を受け付ける(ステップS117)。符号化復号部42は、符号化アノテーションを記憶部44から取得する(ステップS118)。符号化復号部42は、符号化アノテーションに対して復号処理を実行することによって、アノテーションを復号する。符号化復号部42は、復号結果であるアノテーションを、インタフェース41に送信する(ステップS119)。インタフェース41は、復号結果であるアノテーションを、符号化復号部42から取得する。インタフェース41は、復号結果であるアノテーションを、ユーザ端末2−2に送信する(ステップS120)。
【0056】
ユーザ端末2−2は、復号結果であるアノテーションを、インタフェース41から取得する。ユーザ端末2−2は、取得されたアノテーションを表示する(ステップS121)。これによって、ユーザ端末2−2は、ユーザ端末2−1によって資料110に描かれたアノテーションを、ユーザ端末2−1と共有することが可能である。
【0057】
図13は、実施形態における、抽出されたアノテーションが編集(加工)される動作例を示すシーケンス図である。ユーザ端末2−1は、ユーザ端末2−1のユーザによる操作に応じて、抽出用情報を選択する。例えば、ユーザ端末2−1は、抽出用情報「重要度=高」を、例えば、図2に示されたような情報選択用画像103(抽出用情報のプルダウンメニュー)に対する操作を実行することによって選択する(ステップS201)。
【0058】
ユーザ端末2−1は、ユーザ端末2−1のユーザによる操作に応じて、編集に関する指示である編集指示を作成する。例えば、ユーザ端末2−1は、議事録を作成する旨の指示を、編集指示として作成する(ステップS202)。
【0059】
ユーザ端末2−1は、抽出用情報と編集指示とを、インタフェース41に送信する(ステップS203)。インタフェース41は、抽出用情報と編集指示とを、ユーザ端末2−1から取得する。インタフェース41は、抽出用情報と編集指示とを、データ処理部43に送信する(ステップS204)。
【0060】
データ処理部43は、抽出用情報と編集指示とを、インタフェース41から取得する。データ処理部43は、取得された抽出用情報が付与されている符号化アノテーションを、記憶部44に記憶されている1以上の符号化アノテーションのうちから検索する(ステップS205)。記憶部44は、取得された抽出用情報が付与されている符号化アノテーションを、データ処理部43に送信する(ステップS206)。データ処理部43は、取得された抽出用情報が付与されている符号化アノテーションを、記憶部44に記憶されている複数の符号化アノテーションのうちから抽出する。例えば、データ処理部43は、抽出用情報「重要度=高い」が付与されているアノテーションのみを、複数の符号化アノテーションのうちから抽出する(ステップS207)。
【0061】
データ処理部43は、符号化アノテーションを編集することによって、編集された符号化アノテーションである編集済アノテーションを作成する。例えば、データ処理部43は、抽出用情報「重要度=高い」が付与されているアノテーション(テキスト)のみから、図10に示されているような議事録を作成する(ステップS208)。データ処理部43は、編集済アノテーションを記憶部44に記録する(ステップS209)。記憶部44は、編集済アノテーションを記憶する(ステップS210)。
【0062】
データ処理部43は、記憶部44に記憶された編集済アノテーションの復号を、符号化復号部42に要求する(ステップS211)。符号化復号部42は、編集済アノテーションの復号の要求を、データ処理部43から取得する(ステップS212)。記憶部44は、編集済アノテーションを検索する処理を受け付ける(ステップS213)。符号化復号部42は、直近の時刻に記憶された編集済アノテーションを、記憶部44から取得する(ステップS214)。符号化復号部42は、取得された編集済アノテーションを復号する。符号化復号部42は、復号された編集済アノテーションを、インタフェース41に送信する(ステップS215)。
【0063】
インタフェース41は、復号された編集済アノテーションを、符号化復号部42から取得する。インタフェース41は、編集済アノテーションを、通信回線3を経由してユーザ端末2−1に送信する(ステップS216)。ユーザ端末2−1は、編集済アノテーションを表示する。例えば、ユーザ端末2−1は、図10に示されたような重要度の高いアノテーションのみを表す議事録を。編集済アノテーションとして表示する(ステップS217)。
【0064】
インタフェース41は、ユーザ端末2−1に送信された編集済アノテーションと同じ編集済アノテーションを、通信回線3を経由してユーザ端末2−2に送信する(ステップS218)。ユーザ端末2−2は、編集済アノテーションを表示する。例えば、ユーザ端末2−1は、図10に示されたような重要度の高いアノテーションのみを表す議事録を。編集済アノテーションとして表示する(ステップS219)。
【0065】
以上のように、インタフェース41は、抽出に用いられる情報である抽出用情報を含むメタ情報とアノテーションとの組み合わせを、ユーザ端末2−1(第1のユーザ端末)から取得する。符号化復号部42は、アノテーションを符号化する。すなわち、符号化復号部42は、アノテーションデータの型を、キーバリュー型に変換する。データ処理部43は、符号化されたアノテーションである符号化アノテーションとメタ情報との組み合わせを、記憶部44に記録する。符号化復号部42は、符号化アノテーションから、アノテーションを復号する。インタフェース41は、復号結果であるアノテーションを、ユーザ端末2−2(第2のユーザ端末)に送信する。抽出用情報は、例えば、アノテーションの作成時刻情報と、アノテーションの作成者情報と、アノテーションの重要度情報と、アノテーションの性質情報と、アノテーションのテーマ情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0066】
このように、データ処理部43は、抽出用情報を含むメタ情報と符号化アノテーションとの組み合わせを、記憶部44に記録する。これによって、遠隔会議の複数の出席者によって資料に描かれた複数のアノテーションのうちから、意味付けに応じてアノテーションを抽出することが可能である。
【0067】
インタフェース41は、編集に関する指示である編集指示と抽出用情報とを、ユーザ端末2−1(第1のユーザ端末)から取得する。データ処理部43は、符号化アノテーションとメタ情報との組み合わせに対して検索を実行することによって、抽出用情報に基づいて符号化アノテーションを抽出する。データ処理部43は、抽出された符号化アノテーションに対して編集指示に基づく編集を実行することによって、編集済のアノテーションである編集済アノテーションを作成する。インタフェース41は、ユーザ端末2−1とユーザ端末2−2とのうちの少なくとも一方に、編集済アノテーションを送信する。
【0068】
データ管理装置4は、作成時刻情報、作成者情報及び属性情報(例えば、重要度、性質、テーマ)等の抽出用情報を含むメタ情報をアノテーションに付与することによって、共有された空間上で複数のアノテーションを意味付けごとに区分することが可能である。データ管理装置4は、協同作業で得られた意味のあるアノテーションを、複数のアノテーションのうちから抽出することが可能である。データ管理装置4は、意味付けに応じてアノテーションを抽出することによって、遠隔会議のサービスを効率化させ、遠隔会議の生産性を向上させることが可能である。この効率化とは、例えば、ドキュメント(議事録等)にアノテーション(テキスト)を転記する処理の簡易化である。複数の出席者に共有された空間において複数の出席者によって複雑に描かれたアノテーションのうちから、特定の情報を持つアノテーションのみを抽出することができるので、遠隔会議の各出席者はアノテーションの意図を容易に理解することが可能である。
【0069】
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【符号の説明】
【0070】
1…データ管理システム、2…ユーザ端末、3…通信回線、4…データ管理装置、100…アノテーション作成用画像、101…アイコン画像、102…アイコン画像、103…情報選択用画像、110…資料、200…アノテーション、201…アノテーション、300…アノテーション、301…アノテーション
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2021年10月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
抽出に用いられる情報である抽出用情報を含むメタ情報とアノテーションとの組み合わせを、第1のユーザ端末から取得するインタフェースと、
前記アノテーションを符号化する符号化復号部と、
符号化された前記アノテーションである符号化アノテーションと前記メタ情報との組み合わせを記憶部に記録するデータ処理部と
を備え、
前記符号化復号部は、前記符号化アノテーションから、前記アノテーションを復号し、
前記インタフェースは、復号結果である前記アノテーションを、第2のユーザ端末に送信
前記抽出用情報は、案として描かれた前記アノテーションであるか又は決定事項として描かれた前記アノテーションであるかを表す情報を含む、
データ管理装置。
【請求項2】
前記抽出用情報は、更に、前記アノテーションの作成時刻情報と、前記アノテーションの作成者情報と、前記アノテーションの重要度情報と、前記アノテーションのテーマ情報とのうちの少なくとも一つを含む、
請求項1に記載のデータ管理装置。
【請求項3】
前記インタフェースは、編集に関する指示である編集指示と前記抽出用情報とを、前記第1のユーザ端末から取得し、
前記データ処理部は、前記符号化アノテーションと前記メタ情報との組み合わせに対して検索を実行することによって、前記抽出用情報に基づいて前記符号化アノテーションを抽出し、抽出された前記符号化アノテーションに対して前記編集指示に基づく編集を実行することによって、編集済の前記アノテーションである編集済アノテーションを作成し、
前記インタフェースは、前記第1のユーザ端末と前記第2のユーザ端末とのうちの少なくとも一方に、前記編集済アノテーションを送信する、
請求項1又は請求項2に記載のデータ管理装置。
【請求項4】
データ管理装置が実行するデータ管理方法であって、
抽出に用いられる情報である抽出用情報を含むメタ情報とアノテーションとの組み合わせを、第1のユーザ端末から取得するインタフェースステップと、
前記アノテーションを符号化する符号化復号ステップと、
符号化された前記アノテーションである符号化アノテーションと前記メタ情報との組み合わせを記憶部に記録するデータ処理ステップと
を含み、
前記符号化復号ステップでは、前記符号化アノテーションから、前記アノテーションを復号し、
前記インタフェースステップでは、復号結果である前記アノテーションを、第2のユーザ端末に送信
前記抽出用情報は、案として描かれた前記アノテーションであるか又は決定事項として描かれた前記アノテーションであるかを表す情報を含む、
データ管理方法。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のデータ管理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0047】
データ処理部43は、抽出用情報「性質=決定事項」が付与されているアノテーションのみを、記憶部44に記憶されている複数の符号化アノテーションのうちから抽出する。図11に示された資料110には、抽出用情報「性質=決定事項」が付与されているアノテーション300及びアノテーション310のみが描かれている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0063】
インタフェース41は、復号された編集済アノテーションを、符号化復号部42から取得する。インタフェース41は、編集済アノテーションを、通信回線3を経由してユーザ端末2−1に送信する(ステップS216)。ユーザ端末2−1は、編集済アノテーションを表示する。例えば、ユーザ端末2−1は、図10に示されたような重要度の高いアノテーションのみを表す議事録を編集済アノテーションとして表示する(ステップS217)。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0064】
インタフェース41は、ユーザ端末2−1に送信された編集済アノテーションと同じ編集済アノテーションを、通信回線3を経由してユーザ端末2−2に送信する(ステップS218)。ユーザ端末2−2は、編集済アノテーションを表示する。例えば、ユーザ端末2−1は、図10に示されたような重要度の高いアノテーションのみを表す議事録を編集済アノテーションとして表示する(ステップS219)。