特開2022-760(P2022-760A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2022-760装置をペアリングしてアプリケーション要求を用いてタスクを完了するための方法、システム、及び媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2022-760(P2022-760A)
(43)【公開日】2022年1月4日
(54)【発明の名称】装置をペアリングしてアプリケーション要求を用いてタスクを完了するための方法、システム、及び媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 15/00 20060101AFI20211203BHJP
   G06F 21/44 20130101ALI20211203BHJP
【FI】
   G06F15/00 470
   G06F21/44
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
【外国語出願】
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2021-131335(P2021-131335)
(22)【出願日】2021年8月11日
(62)【分割の表示】特願2019-519739(P2019-519739)の分割
【原出願日】2017年10月10日
(31)【優先権主張番号】15/588,386
(32)【優先日】2017年5月5日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】15/291,023
(32)【優先日】2016年10月11日
(33)【優先権主張国】US
(71)【出願人】
【識別番号】518341068
【氏名又は名称】シエン ヴァン ファム
【氏名又は名称原語表記】PHAM, Thien, Van
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100211395
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 裕貴
(72)【発明者】
【氏名】シエン ヴァン ファム
(57)【要約】      (修正有)
【課題】タスク完了のために装置ペアリングをなす方法、システム及び媒体を提供する。
【解決手段】方法は、1のユーザ装置にて、完了すべきタスク指示を識別するステップと、完了すべきタスクを指し示し、かつ、第1のユーザ装置に対応する情報を識別する情報を、第1のユーザ装置によってサーバへと送信するステップと、既定の期間が経過したか否かを決定するステップと、既定の期間が経過したとの決定に応答して、第1のユーザ装置からサーバへと、第2のユーザ装置によってタスクが完了されたか否かを決定するための要求を送信するステップと、第2のユーザ装置によってタスクが完了されたとの指示をサーバから受信したことに応答して、タスクに対応するデータをサーバから検索するステップと、を含む。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
タスク完了のために装置ペアリングをなす方法であって、該方法は、
第1のユーザ装置にて、完了すべきタスク指示を識別するステップと、
完了すべき前記タスクを指し示しかつ前記第1のユーザ装置に対応する情報を識別する
情報を、前記第1のユーザ装置によって、サーバへと、送信するステップと、
既定の期間が経過したか否かを決定するステップと、
前記既定の期間が経過したとの決定に応答して、前記第1のユーザ装置から前記サーバ
へと、第2のユーザ装置によって前記タスクが完了されたか否かを決定するための要求を
、送信するステップと、
前記第2のユーザ装置によって前記タスクが完了されたとの指示を前記サーバから受信
したことに応答して、前記タスクに対応するデータを前記サーバから検索するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、完了すべき前記タスクを指示するアルファニューメリ
ック識別子を生成するステップをさらに含む、方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法において、前記送信された情報は、前記第1のユーザ装置と関連
付けられているインターネットプロトコル(IP)アドレスを含む、方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法において、前記第2のユーザ装置は前記第1のユーザ装置との関
係でローカルにある、方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法において、
前記タスクが前記第2のユーザ装置によって完了されていないとの指示を前記サーバか
ら受信したことに応答して、前記既定の期間が経過したか否かを決定するステップと、
前記既定の期間が経過したとの決定に応答して、前記第2のユーザ装置によって前記タ
スクが完了されたか否かを決定するための第2の要求を前記第1のユーザ装置から前記サ
ーバへと送信するステップとをさらに含む、方法。
【請求項6】
請求項1に記載の方法において、前記検索されたデータは、前記第2のユーザ装置と関
連付けられているカメラによって撮像された画像データを含む、方法。
【請求項7】
タスク完了のために装置ペアリングをなすシステムであって、該システムは、
ハードウェアプロセッサであって、
第1のユーザ装置にて、完了すべきタスク指示を識別し、
完了すべき前記タスクを指し示しかつ前記第1のユーザ装置に対応する情報を識別す
る情報を、前記第1のユーザ装置によって、サーバへと、送信し、
既定の期間が経過したか否かを決定し、
前記既定の期間が経過したとの決定に応答して、前記第1のユーザ装置から前記サー
バへと、第2のユーザ装置によって前記タスクが完了されたか否かを決定するための要求
を、送信し、
前記第2のユーザ装置によって前記タスクが完了されたとの指示を前記サーバから受
信したことに応答して、前記タスクに対応するデータを前記サーバから検索するようにプ
ログラムされたハードウェアプロセッサを備える、システム。
【請求項8】
請求項7に記載のシステムにおいて、前記ハードウェアプロセッサは、完了すべき前記
タスクを指示するアルファニューメリック識別子を生成するようにさらにプログラムされ
ている、システム。
【請求項9】
請求項7に記載のシステムにおいて、前記送信された情報は、前記第1のユーザ装置と
関連付けられているインターネットプロトコル(IP)アドレスを含む、システム。
【請求項10】
請求項7に記載のシステムにおいて、前記第2のユーザ装置は前記第1のユーザ装置と
の関係でローカルにある、システム。
【請求項11】
請求項7に記載のシステムにおいて、前記ハードウェアプロセッサは、
前記タスクが前記第2のユーザ装置によって完了されていないとの指示を前記サーバか
ら受信したことに応答して、前記既定の期間が経過したか否かを決定し、
前記既定の期間が経過したとの決定に応答して、前記第2のユーザ装置によって前記タ
スクが完了されたか否かを決定するための第2の要求を前記第1のユーザ装置から前記サ
ーバへと送信するようにさらにプログラムされている、システム。
【請求項12】
請求項7に記載のシステムにおいて、前記検索されたデータは、前記第2のユーザ装置
と関連付けられているカメラによって撮像された画像データを含む、システム。
【請求項13】
コンピュータ実行可能命令を含む非一時的なコンピュータ可読媒体であって、該命令が
プロセッサによって実行されると前記プロセッサはタスク完了のために装置ペアリングを
なす方法を行うこととなる媒体であって、該方法は、
第1のユーザ装置にて、完了すべきタスク指示を識別するステップと、
完了すべき前記タスクを指し示しかつ前記第1のユーザ装置に対応する情報を識別する
情報を、前記第1のユーザ装置によって、サーバへと、送信するステップと、
既定の期間が経過したか否かを決定するステップと、
前記既定の期間が経過したとの決定に応答して、前記第1のユーザ装置から前記サーバ
へと、第2のユーザ装置によって前記タスクが完了されたか否かを決定するための要求を
、送信するステップと、
前記第2のユーザ装置によって前記タスクが完了されたとの指示を前記サーバから受信
したことに応答して、前記タスクに対応するデータを前記サーバから検索するステップと
を含む、媒体。
【請求項14】
請求項13に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記方法は、完了すべ
き前記タスクを指示するアルファニューメリック識別子を生成するステップをさらに含む
、媒体。
【請求項15】
請求項13に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記送信された情報は
、前記第1のユーザ装置と関連付けられているインターネットプロトコル(IP)アドレ
スを含む、媒体。
【請求項16】
請求項13に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記第2のユーザ装置
は前記第1のユーザ装置との関係でローカルにある、媒体。
【請求項17】
請求項13に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記方法は、
前記タスクが前記第2のユーザ装置によって完了されていないとの指示を前記サーバか
ら受信したことに応答して、前記既定の期間が経過したか否かを決定するステップと、
前記既定の期間が経過したとの決定に応答して、前記第2のユーザ装置によって前記タ
スクが完了されたか否かを決定するための第2の要求を前記第1のユーザ装置から前記サ
ーバへと送信するステップとをさらに含む、媒体。
【請求項18】
請求項13に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記検索されたデータ
は、前記第2のユーザ装置と関連付けられているカメラによって撮像された画像データを
含む、媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2017年5月5日に出願された米国特許出願第15/588,386号の優
先権を主張し、該出願は、2016年10月11日に出願された米国特許出願第15/2
91,023号の一部継続出願であり、各々は参照によってそれらの全体が取り込まれる
【0002】
開示の主題は、装置をペアリングしてアプリケーション要求を用いてタスクを完了する
ための方法、システム、及び媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
ユーザは、多くの場合、自己のユーザ装置にてタスクを完了したりアクションを行った
りしたがるのであり、例えば画像の撮影やフォームに対しての署名等が挙げられる。一部
のタスク又はアクションに関してはカメラやタッチパッド等の特定のハードウェアが必要
とされ得るのであり、現在ユーザが使用している装置(例えば、デスクトップコンピュー
タ)上でそのハードウェアが利用可能でない場合があり、タスク又はアクションを完了す
るためには異なるユーザ装置(例えば、携帯電話)が必要とされ得る。もっとも、2つの
装置をペアリングしてタスク又はアクションを完了することは困難となり得る。
【0004】
したがって、アプリケーション要求を用いて、装置をペアリングしてタスクを完了する
ための新規な方法、システム、及び媒体を提供することが望ましいことになる。
【発明の概要】
【0005】
装置をペアリングしてタスクを完了するための方法、システム、及び媒体を開示する。
開示の主題の一部の実施形態によれば、装置をペアリングしてタスクを完了するための方
法を開示するのであり、該方法は:第1のユーザ装置にて、完了すべきタスク指示を識別
するステップと、完了すべきタスクを指し示しかつ第1のユーザ装置に対応する情報を識
別する情報を、第1のユーザ装置によって、サーバへと、送信するステップと、既定の期
間が経過したか否かを決定するステップと、既定の期間が経過したとの決定に応答して、
第1のユーザ装置からサーバへと、第2のユーザ装置によってタスクが完了されたか否か
を決定するための要求を、送信するステップと、第2のユーザ装置によってタスクが完了
されたとの指示をサーバから受信したことに応答して、タスクに対応するデータをサーバ
から検索するステップとを含む。
【0006】
開示の主題の一部の実施形態によれば、装置をペアリングしてタスクを完了するための
システムを開示するのであり、システムはハードウェアプロセッサを備えるのであり、該
ハードウェアプロセッサは:第1のユーザ装置にて、完了すべきタスク指示を識別し、完
了すべきタスクを指し示しかつ第1のユーザ装置に対応する情報を識別する情報を、第1
のユーザ装置によって、サーバへと、送信し、既定の期間が経過したか否かを決定し、既
定の期間が経過したとの決定に応答して、第1のユーザ装置からサーバへと、第2のユー
ザ装置によってタスクが完了されたか否かを決定するための要求を、送信し、第2のユー
ザ装置によってタスクが完了されたとの指示をサーバから受信したことに応答して、タス
クに対応するデータをサーバから検索するようにプログラムされている。
【0007】
開示の主題の一部の実施形態によれば、非一時的なコンピュータ可読媒体が開示される
のであり、該媒体はコンピュータ実行可能命令を有し、該命令がプロセッサによって実行
されるとプロセッサに方法を行わせるのであり、該方法は装置をペアリングしてタスクを
完了するための方法であり、該方法は:第1のユーザ装置にて、完了すべきタスク指示を
識別するステップと、完了すべき前記タスクを指し示しかつ前記第1のユーザ装置に対応
する情報を識別する情報を、前記第1のユーザ装置によって、サーバへと、送信するステ
ップと、既定の期間が経過したか否かを決定するステップと、前記既定の期間が経過した
との決定に応答して、前記第1のユーザ装置から前記サーバへと、第2のユーザ装置によ
って前記タスクが完了されたか否かを決定するための要求を、送信するステップと、前記
第2のユーザ装置によって前記タスクが完了されたとの指示を前記サーバから受信したこ
とに応答して、前記タスクに対応するデータを前記サーバから検索するステップとを含む
【図面の簡単な説明】
【0008】
添付の図面と共に、開示の主題についての以下の詳細な説明を参照することによって、
開示の主題の様々な物体、特徴、及び利点をより良く理解できるのであり、図中の同じ符
号は同じ要素を表す。
【0009】
図1】開示の主題の一部の実施形態による、装置をペアリングしてタスクを完了するためのシステムについての例を示す概略図である。
図2】開示の主題の一部の実施形態による、サーバ及び/又はユーザ装置において用いられ得る例示的なハードウェアについて示す概略図である。
図3】開示の主題の一部の実施形態による、タスク要求を生成し、またタスクデータを検索するためのプロセスについての例を示す流れ図である。
図4】開示の主題の一部の実施形態による、タスク要求を検索し、またタスクデータを送信するためのプロセスについての例を示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
様々な実施形態によれば、アプリケーション要求を用いて装置をペアリングしてタスク
を完了するための機構(方法、システム、及び媒体を含み得る)を開示する。
【0011】
一部の実施形態では、本明細書にて説明される機構は、第1のユーザ装置上で実行され
ているアプリケーションによって要求されたタスク又はアクションを、ユーザが、第2の
ユーザ装置を用いて完了することを、可能とし得る。例えば、一部の実施形態では、タス
ク又はアクションは次のことを含み得る:第2のユーザ装置と関連付けられているカメラ
を用いて画像又は動画を撮ること;第2のユーザ装置と関連付けられているタッチスクリ
ーンを介して入力を受信すること;第2のユーザ装置と関連付けられているマイクロフォ
ンから音声データを受信すること;及び/又は他の任意の適切なタスク又はアクションを
行うこと。一部の実施形態では、機構は、第1のユーザ装置に、第2のユーザ装置によっ
てなされるべきタスク又はアクションを指示するアプリケーションタスク要求を、データ
ベースサーバへと、送らせることができる。機構は、第2のユーザ装置に次のことを行わ
せることができる:データベースサーバに対してクエリを発して、係属中のアプリケーシ
ョンタスク要求を識別して、また、係属中アプリケーションタスク要求の識別に応答して
タスク又はアクションを完了して、また、タスク又はアクションを行う最中に収集された
任意のデータをデータベースサーバへとアップロードすること。機構は、第1のユーザ装
置に対して次のことを行わせることができる:周期的に(例えば、10ミリ秒毎、100
ミリ秒毎、及び/又は他の任意の適切な頻度で)データベースサーバにクエリを発して、
第2のユーザ装置によってタスクが完了されたかを決定し、また、タスクが完了されてい
た場合には第2のユーザ装置によって収集されたデータを検索すること。
【0012】
一部の実施形態では、第1のユーザ装置及び第2のユーザ装置の相当が、タスク又はア
クションを要求するアプリケーションを実行していることができることに留意されたい。
一部のこのような実施形態では、第1のユーザ装置及び第2のユーザ装置のユーザと関連
付けられているユーザアカウントを用いて、第1のユーザ装置か第2のユーザ装置のどち
らでも、アプリケーションを認証できる。一部の実施形態では、ユーザアカウントと関連
付けられているユーザ名又は他の任意の適切なユーザ識別情報をデータベースサーバにて
用いて、第1のユーザ装置から受信されたアプリケーションタスク要求を格納して、第2
のユーザ装置についての係属中アプリケーションタスク要求を識別して、アプリケーショ
ンタスク要求との関連で第2のユーザ装置によって収集されたデータを格納することがで
きる。
【0013】
図1に転じるに、開示の主題の幾つかの実施形態による、装置をペアリングしてタスク
を完了するためのハードウェアについての例が、示されている。例示のように、ハードウ
ェア100は、データベースサーバ102、通信ネットワーク104、ユーザ装置106
−110、及びネットワークルータ112,114を含むことができる。
【0014】
データベースサーバ102は、アプリケーションと関連付けられている情報及び/又は
データを格納するのに適している任意のサーバであることができる(例えば、モバイル機
器上で実行されているアプリケーション、ラップトップコンピュータ若しくはデスクトッ
プコンピュータ上で実行されているアプリケーション、並びに/又は、他の任意の適切な
アプリケーション)。例えば、一部の実施形態では、データベースサーバ102は、ユー
ザ装置106からタスク要求を受信し、また、ユーザ装置108及び/又は110から係
属中タスク要求についてのクエリを受信するようなサーバたり得る。別の例を挙げれば、
一部の実施形態では、データベースサーバ102は、完了タスクと関連付けられている次
のようなデータを受信及び格納することができる:例えば、図4との関連で説明されるよ
うな写真、署名、及び/又は他の任意の適切なデータ。
【0015】
通信ネットワーク104は、一部の実施形態では、他の任意の適切な1つ以上の有線及
び/又は無線ネットワークの組み合わせたり得る。例えば、通信ネットワーク104は次
の任意のものを1つ以上含むことができる:インターネット、モバイルデータネットワー
ク、人工衛星ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、広域エリアネットワーク、電
話ネットワーク、ケーブルテレビネットワーク、WiFi(登録商標)ネットワーク、W
iMax(登録商標)ネットワーク、及び/又は他の任意の適切な通信ネットワーク。
【0016】
ユーザ装置106,108,及び/又は110は、次のことをなすことについて適切な
任意のユーザ装置であることができる:アプリケーションの実行、タスク要求の送信、要
求されたタスクを行うこと、及び/又は他の任意の適切な機能をなすこと。一部の実施形
態では、ユーザ装置106,108,及び/又は110は、モバイル機器(例えば、携帯
電話、ラップトップコンピュータ、ウェアラブルコンピュータ、及び/又は他の任意の適
切なモバイル機器)及び/又は非モバイル機器(例えば、デスクトップコンピュータ、ス
マートテレビジョン、及び/又は他の任意の適切な非モバイル機器)。一部の実施形態で
は、ユーザ装置106,108,及び/又は110は、互いにローカルな位置に存してい
るか、互いにリモートな位置に存していることができる。例えば、図1に示すように、一
部の実施形態では、ユーザ装置106,108は、互いにローカルな位置に存していて、
ネットワークルータ112を介して通信ネットワーク104へと接続されていることがで
きる。別の例としては、図1に示すように、一部の実施形態では、ユーザ装置110は、
ネットワークルータ114を介して通信ネットワーク104へと接続されていることがで
きる。
【0017】
図面の過度な複雑化を回避するために図1においては1つのサーバ102のみが示され
ているも、一部の実施形態では任意の個数のサーバを用いることができる。
【0018】
データベースサーバ102及びユーザ装置106,108,110は、一部の実施形態
では、任意の適切なハードウェアを用いて実装されることができる。例えば、一部の実施
形態では、装置102,106,108,110は、任意の適切な汎用コンピュータ又は
特殊用途コンピュータを用いて実装されることができる。例えば、データベースサーバは
、特殊用途コンピュータを用いて実装されていることができる。それらのような任意の汎
用コンピュータ又は特殊用途コンピュータは、任意の適切なハードウェアを含み得る。例
えば、図2の例示的ハードウェア200に示されているように、そのようなハードウェア
は次のものを含み得る:ハードウェアプロセッサ202、メモリ及び/又は記憶部204
、入力装置コントローラ206、入力装置208、ディスプレイ/音声ドライバ210、
ディスプレイ及び音声出力回路類212、通信インターフェース214、アンテナ216
、及びバス218。
【0019】
ハードウェアプロセッサ202は、一部の実施形態では、次のような任意の適切なハー
ドウェアプロセッサを含み得る:マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル
信号プロセッサ、専用ロジック、及び/又は汎用コンピュータ又は特殊用途コンピュータ
の機能を制御するために適切な任意の他の回路類等。
【0020】
メモリ及び/又は記憶部204は、一部の実施形態では、次のものを格納するに際して
適切な任意のメモリ及び/又は記憶部たり得る:プログラム、データ、メディアコンテン
ツ、及び/又は他の任意の適切な情報。例えば、メモリ及び/又は記憶部204は、次の
ものを含み得る:RAM、ROM、フラッシュメモリ、ハードディスク記憶部、光学媒体
、及び/又は他の任意の適切なメモリ。
【0021】
入力装置コントローラ206は、一部の実施形態では、入力装置208等の装置を制御
しかつそれからの入力を受信するために適切な任意の回路類たり得る。例えば、入力装置
コントローラ206は、次のようなものからの入力を受信するための回路類たり得る:タ
ッチスクリーン等の入力装置208からの入力、1つ以上のボタンからの入力、音声認識
回路からの入力、マイクロフォンからの入力、カメラからの入力、光学センサからの入力
、加速度計からの入力、温度センサからの入力、近接場センサからの入力、及び/又は他
の任意のタイプの入力装置。
【0022】
ディスプレイ/音声ドライバ210は、一部の実施形態では、1つ以上のディスプレイ
/音声回路類を制御しかつそれへと出力を送出するために適切な任意の回路類たり得る。
例えば、ディスプレイ/音声ドライバ210は、LCDディスプレイ、スピーカ、LED
、又は他の任意のタイプの出力装置を駆動するための回路類たり得る。
【0023】
通信インターフェース214は、図1に示してあるように、ネットワーク104等の1
つ以上の通信ネットワークと相互作用する任意の適切な回路類たり得る。例えば、インタ
ーフェース214は、ネットワークインタフェースカード回路、無線通信回路、及び/又
は他の任意の適切なタイプ通信ネットワーク回路を含み得る。
【0024】
アンテナ216は、一部の実施形態では、通信ネットワークと無線的に通信するために
適した任意の1つ以上のアンテナたり得る。一部の実施形態では、不要な場合はアンテナ
216を省略し得る。
【0025】
バス218は、一部の実施形態では、2つ以上のコンポーネント202,204,20
6,210,214間での通信のために適した任意の機構たり得る。
【0026】
一部の実施形態によれば、ハードウェア200には、他の任意の適切なコンポーネント
を含めることができる。
【0027】
図3に転じるに、同図では、開示の主題の幾つかの実施形態による例示的プロセス30
0が示されており、該プロセスは、タスク要求を生成することとタスク要求に対応するデ
ータを検索することとに関する。一部の実施形態では、プロセス300のブロックはユー
ザ装置106等の第1のユーザ装置によってなされ得るのであり、このことは図1との関
係で示されておりまた説明されている。
【0028】
プロセス300は302にて開始できる。一部の実施形態では、プロセス300は次の
ような事象に応答して開始されることができる:第1のユーザ装置上の特定のアプリケー
ションをユーザが開いたと決定したことに応答して;第1のユーザ装置上の特定の選択可
能入力又はインターフェースコントロールが選択されたと決定したことに応答して;及び
/又は他の任意の適切なアクションに応答して。より具体的な例を挙げるに、一部の実施
形態では、プロセス300は、次の事象に応答して開始され得る:第1のユーザ装置のユ
ーザが、第1のユーザ装置上で実行されているアプリケーション又はウェブブラウザを介
して画像をアップロードするためのユーザインターフェースコントロールを、選択した決
定したこと。一部の実施形態では、進行するためには、ユーザからの許可を要するタイプ
のユーザインターフェースが提示されてもよい、ということに諸兄は留意されたい。追加
的に又は代替的には、一部の実施形態では、ユーザインターフェースは、図4のプロセス
400を実行するために第2のユーザ装置上で対応するアプリケーションを開くための命
令を提示し得る(後述)。
【0029】
プロセス300について論じるに、S304にてユーザ識別子を検索できる。例えば、
一部の実施形態では、プロセス300は、第1のユーザ装置のメモリ204からユーザ識
別子を検索できるのであり、これは図2との関係で示されており上述されている。一部の
実施形態では、ユーザ識別子は、次のような任意の適切な識別子たり得る:第1のユーザ
装置のユーザと関連付けられているユーザ名;第1のユーザ装置上で実行されている特定
のアプリケーションと関連付けられている、第1のユーザ装置に以前格納されていたユー
ザ名;及び/又は他の任意の適切なユーザ識別子。一部の実施形態では、ユーザ識別子は
、ユーザ名以外の一意的識別子たり得ることに留意されたいのであり、次のような他の任
意の適切なユーザ識別性データを含み得る:個人識別番号(PIN、personal identific
ation number);生体データ;及び/又は他の任意の適切なタイプのユーザ識別子。
【0030】
プロセス300は、S306にて、第1のユーザ装置と関連付けられているインターネ
ットプロトコル(IP)アドレスを検索できる。一部の実施形態では、検索されたIPア
ドレスは、第1のユーザ装置が接続されている、図1との関連で示されて説明されている
ネットワークルータ112のような、ネットワークルータのIPアドレスに対応し得る。
【0031】
S308にて、プロセス300は、S304で検索されたユーザ識別子とS306で検
索されたIPアドレスとを用いてアプリケーション要求を生成できる。一部の実施形態で
は、アプリケーション要求は次のような任意の適切なタスク又はアクションを行うことに
ついての要求を含み得る:第2のユーザ装置(例えば、ユーザ装置108及び/又はユー
ザ装置110)のカメラを用いて写真を撮ること;第2のユーザ装置のタッチスクリーン
を用いてユーザの署名を受信すること;及び/又は他の任意の適切なタスク若しくはアク
ション。一部の実施形態では、アプリケーション要求は、次のような任意の適切な情報を
含み得る:要求に対応する識別子;現在の日付及び/又は時刻;IPアドレス;ユーザ識
別子;パスコード;要求タイプ;要求ステータス;及び/又は他の任意の適切な情報。一
部の実施形態では、プロセス300は、パスコードの生成に際して、特定のアプリケーシ
ョン要求に対応する一意的な及び/又はランダム化されたアルファニューメリック型スト
リングとなるようにパスコードを生成できる。一部の実施形態では、要求タイプは、アプ
リケーション要求に関連付けられているアプリケーション又はタスクのタイプに対応する
値となるように設定されることができる。例えば、装置のカメラを用いて画像を撮像する
ことについてのタスクに対応するアプリケーション要求は第1の特定の要求タイプ(例え
ば、「1」、「C」、「P」、「写真(Photo)」、及び/又は他の任意の適切な要求タ
イプ等)を有していることができ、タッチスクリーンからのデータをキャプチャすること
についてのタスクに対応するアプリケーション要求は異なる要求タイプ(例えば、「2」
、「T」、「タッチ(Touch)」、及び/又は他の任意の適切な要求タイプ等)を有して
いることができる。一部の実施形態では、プロセス300は、S308にて、要求ステー
タスを0に設定することができる。一部の実施形態では、アプリケーション要求は、タス
ク又はアクションを行うために用い得る第2のユーザ装置(例えば、特定の携帯電話、特
定のタブレットコンピュータ、及び/又は他の任意の適切な第2のユーザ装置等)を指示
する情報を追加的に含み得ることに留意されたい。
【0032】
一部の実施形態では、プロセス300は、タイムアウトカウンタを設定することによっ
て、第2のユーザ装置がタスクを完了するのを、第1のユーザ装置が待っている長さが既
定の期間を超えないようにできる。そのような一部の実施形態では、S310にて、プロ
セス300は、タイムアウトカウンタの値Mを0に設定できる。一部の実施形態では、タ
イムアウトカウンタを省略できる。
【0033】
S312にて、プロセス300は、Nミリ秒間待つことができる。一部の実施形態では
、Nは任意の適切な値とすることができる(例えば、1、2、5、100、1000、及
び/又は他の任意の適切な値)。
【0034】
S314にて、プロセス300は、(S312にてプロセス300がNミリ秒間待った
後)データベースサーバ102に対してクエリを発して更新要求ステータスを決定するこ
とができる。例えば、一部の実施形態では、第1のユーザ装置は、ネットワークルータ(
例えば、ネットワークルータ112等)及び通信ネットワーク104を介してデータベー
スサーバ102と接続して、既生成アプリケーション要求に対応する更新要求ステータス
を要求できる。一部の実施形態では、図4との関連で後述にて示されかつ説明されている
ように、アプリケーション要求を完了した第2のユーザ装置によって要求ステータスが更
新されているかもしれないことに留意されたい。
【0035】
S316にて、プロセス300は、更新要求ステータスが1であるか否かを決定できる
のであり、1である場合には第2のユーザ装置によってアプリケーション要求が完了済み
であることが指し示される。ここにて要求ステータスは次の表記態様で記述されているも
、一部の実施形態では、他の任意の適切な値を用いて要求ステータスを指示できることに
留意されたい:要求が未完了であることを0で示し、要求が完了済みであることを1で示
す表記態様。
【0036】
S316で要求ステータスが1である場合(S316の「はい」の場合)、プロセス3
00は、S318にて、アプリケーション要求に対応するデータをデータベースサーバ1
02から検索できる。例えば、アプリケーション要求が第2のユーザ装置に関連付けられ
ているカメラを用いて撮影された画像又は動画についての要求に対応する場合、プロセス
300は、撮影された画像又は動画をデータベースサーバ102から検索することができ
る。別の例として、第2のユーザ装置のタッチスクリーンからデータをキャプチャするこ
とについての要求に対応するアプリケーション要求が絡む場合、プロセス300は、第2
のユーザ装置のタッチスクリーン上での入力を示すデータを検索することができる。一部
の実施形態では、図1との関連で上述にて示されておりかつ説明されているように、デー
タは、通信ネットワーク104を介してデータベースサーバ102から第1のユーザ装置
へと送信されることができる。そして、プロセス300はS324にて終了できる。
【0037】
S316で要求ステータスが1でない場合(S316の「いいえ」の場合)、プロセス
300は、S320へと進むことができ、タイムアウトカウンタの現在値(M)が既定の
閾値Tを超過するか否かを決定できる。一部の実施形態では、Tは任意の適切な値を取っ
ていることができる(例えば、0、1、2、5、10、100、及び/又は他の任意の適
切な値)。プロセス300がタイムアウトカウンタを用いない場合においては、S320
を省略できる。
【0038】
S320にてタイムアウトカウンタの値が既定の閾値を超過しない場合(S320の「
いいえ」の場合)、プロセス300は、タイムアウトカウンタの値(M)を1だけインク
リメントさせてS312へとループバックすることができ、更新要求ステータスを確認す
る前にプロセス300はNミリ秒待つことができる。
【0039】
S320にてタイムアウトカウンタの値が既定の閾値を超過する場合(S320の「は
い」の場合)、プロセス300はS324にて終了できる。
【0040】
図4に転じるに、開示の主題の幾つかの実施形態による例示的なプロセス400が示さ
れており、該プロセスは、アプリケーション要求を検索してアプリケーション要求に対応
するタスクを完了することに関する。一部の実施形態では、プロセス400の種々のステ
ップは、アプリケーション要求を送信するユーザ装置とは異なるユーザ装置上で実施でき
る。例えば、図3との関連で上述にて説明されているように、ユーザ装置106等の第1
のユーザ装置はアプリケーション要求を送信でき、また、プロセス400の種々のステッ
プは、ユーザ装置108及び/又は110等の第2のユーザ装置によってなされることが
できる(図1との関連で上述にて示されかつ説明されている)。一部の実施形態では、第
1のユーザ装置及び第2のユーザ装置について次の場合があり得ることに留意されたい:
両者が同じネットワークルータに接続されている場合(例えば、図1に図示のようにユー
ザ装置106及びユーザ装置108がネットワークルータ112に接続されている場合)
、又は、両者が異なるネットワークルータに接続されている場合(例えば、図1に図示の
ようにユーザ装置106がネットワークルータ112に接続されておりユーザ装置110
がネットワークルータ114に接続されている場合)。
【0041】
プロセス400はS402にて開始できる。一部の実施形態では、プロセス400は、
第2のユーザ装置にて任意の適切なアクションがとられることに応答して開始され得る。
例えば、一部の実施形態では、プロセス400は、第2のユーザ装置上で特定のアプリケ
ーションが開かれたと決定されたことに応答して、及び/又は他の任意の適切なアクショ
ンに応答して、開始され得る。
【0042】
プロセス400は、S404にて、ユーザ識別子を検索できる。一部の実施形態では、
第2のユーザ装置によってS404にて検索されたユーザ識別子を、第1のユーザ装置に
よってS304にて検索されたユーザ識別子と同じものとすることができる。例えば、一
部の実施形態では、ユーザ識別子は、第2のユーザ装置上で実行されているアプリケーシ
ョンにて認証されたユーザアカウントと関連付けられているユーザ名に対応し得る。一部
の実施形態では、ユーザ識別子は任意のタイプのユーザ識別性情報たり得るのであり、例
えばPINコード、生体データ、及び/又は他の任意の適切なユーザ識別子とし得ること
に留意されたい。
【0043】
S406にて、プロセス400は、プロセス400を実行しているユーザ装置と関連付
けられているIPアドレスを検索できる。例えば、一部の実施形態では、第2のユーザ装
置が接続されているネットワークルータにIPアドレスが対応していることができ、例え
ば、ユーザ装置がユーザ装置108である場合にはネットワークルータ112がそれにあ
たり、ユーザ装置がユーザ装置110である場合にはネットワークルータ114がそれに
あたる。
【0044】
プロセス400は、S408にて、アプリケーションと関連付けられているパスコード
を受信できる。一部の実施形態では、パスコードを任意の適切な態様で受信できるのであ
り、例えば次のものを介して受信できる:第2のユーザ装置と関連付けられているキーボ
ード;第2のユーザ装置と関連付けられているタッチスクリーン;第2のユーザ装置と関
連付けられているマイクロフォン;及び/又は任意の他の適切な態様。一部の実施形態で
は、図3において上述されたように、パスコードは、S308にてプロセス300によっ
て生成されたパスコードと合致するものとされ得る。一部の実施形態では、プロセス40
0はパスコードを要さず、そのような場合においてはS408を省略できることに留意さ
れたい。
【0045】
S410にて、プロセス400は、データベースサーバ102に対してクエリを発して
、第1のユーザ装置がアプリケーションタスク要求を送信したか否かを決定することがで
きる。一部の実施形態では、プロセス400は、要求をデータベースサーバ102へと送
信して、係属中アプリケーションタスク要求を識別することができる。例えば、一部の実
施形態では、送信された要求は、S404にて検索されたユーザ識別子、S406にて検
索されたIPアドレス、及び/又はS408にて受信されたアプリケーションパスコード
を、含み得る。一部の実施形態では、要求中に1つ以上の情報項目の任意の適切な組み合
わせを含めることができる。一部の実施形態では、要求を、第2のユーザ装置が接続され
ているネットワークルータを介して送信できるのであり、通信ネットワーク104からデ
ータベースサーバ102へと続く。
【0046】
一部の実施形態では、データベースサーバ102は、プロセス400から受信された情
報に基づいて係属中アプリケーションタスク要求を識別できる。例えば、一部の実施形態
では、データベースサーバ102は、同じユーザ識別子(例えば、ユーザ名、及び/又は
他の任意の適切なユーザ識別性データ)と関連付けられている係属中アプリケーションタ
スク要求を、プロセス400から受信された情報に含まれているものと識別できる。別の
例を挙げるに、一部の実施形態では、データサーバ102は、同じIPアドレスと関連付
けられている係属中アプリケーションタスク要求を、プロセス400から受信された情報
に含まれているものとして識別することができる(例えば、第1のユーザ装置及び第2の
ユーザ装置が互いにローカルに存在している場合)。更に別の例を挙げるに、一部の実施
形態では、データサーバ102は、プロセス400から受信された情報に含まれているパ
スコードと同じパスコードに関連付けられている係属中アプリケーションタスク要求を、
識別できる。
【0047】
S412にて、プロセス400は、第2のユーザ装置にとって完了すべき係属中アプリ
ケーションタスク要求があるか否かを決定できる。任意の適切な情報に基づいて、例えば
データベースサーバ102から送信されたクエリへの応答に基づいているに基づいて、プ
ロセス400は、係属中アプリケーションタスク要求が存するか否かを決定できる。
【0048】
S412にて係属中アプリケーションタスク要求がないならば(S412において「い
いえ」の場合)、プロセス400はS418にて終了できる。
【0049】
S412にて係属中アプリケーションタスク要求があるならば(S412において「は
い」の場合)、プロセス400はS414にてタスクを完了できる。一部の実施形態では
、プロセス400は、アプリケーションタスク要求と関連付けられているタスクのタイプ
を決定できるのであり、例えば、S410にて送信されたクエリに応答してデータベース
サーバ102から送信された情報に基づいてこれがなされ得る。例えば、一部の実施形態
では、該情報は、画像が、プロセス400を実行している第2のユーザ装置と関連付けら
れているカメラによって撮像されるべきであることを、指し示すことができる。別の例を
挙げるに、一部の実施形態では、情報は、プロセス400を実行している第2のユーザ装
置のタッチスクリーンからのデータをキャプチャすべきであることを、指し示すことがで
きる。プロセス400は、アプリケーションタスク要求内にて指し示されるアクション又
はタスクを、任意の適切なデータを収集することによって、行い得る。第2のユーザ装置
と関連付けられている特定のハードウェア(例えば、カメラ、タッチスクリーン、マイク
ロフォン、及び/又は他の任意の適切なハードウェア)をアクション又はタスクが要して
いる場合、プロセス400は自動的に該ハードウェアの初期化を惹起したり任意の適切な
態様でインターフェース化を惹起したりできる。
【0050】
S416にて、プロセス400は、収集されたデータをデータベースサーバ102へと
送信することができる。データは任意の適切な態様で送信されることができ、例えば通信
ネットワーク104を介して送信され得る。追加的に、一部の実施形態では、プロセス4
00は、データベースサーバ102へと命令を送信して、アプリケーションタスク要求と
関連付けられている要求ステータスを1(又は他の任意の適切な値)に設定して、タスク
が第2のユーザ装置によって完了されたことを指し示すことができる。
【0051】
図3及び図4のプロセスに関して上述した各ステップの少なくとも一部は、任意の順序
又は順番にて実行又は遂行できることに留意されたいのであり、図面内において及び図面
にて示された順序及び順番に限定されないことに留意されたい。また、図3及び図4の一
部のステップは、適切であれば、実質的に同時的又は並列的に実行したり行ったりして、
レイテンシ及び処理所要時間を減じることができる。追加的に又は代替的に、図3及び図
4の上述の一部のステップは、省略可能である。
【0052】
一部の実施形態では、本明細書中にて説明した機能及び/又はプロセスを行うための命
令を格納するために、任意の適切なコンピュータ可読媒体を用いることができる。例えば
、一部の実施形態では、コンピュータ可読媒体を一時的又は非一時的なものとすることが
できる。例えば、非一時的なコンピュータ可読媒体には次のような媒体が含まれ得る:非
一時的な磁気媒体(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク等);非
一時的な光学媒体(例えば、コンパクトディスク、デジタルビデオディスク、ブルーレイ
(登録商標)ディスク等);非一時的な半導体媒体(例えば、フラッシュメモリ、消去可
能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)等);送信中に短
命でないか永続性の何らかの兆候を欠いていない任意の適切な媒体;及び/又は任意の適
切な有体的媒体。別の例を挙げるに、一時的コンピュータ可読媒体には次のものが含まれ
得る:ネットワーク上の・導線上の・導体上の・光ファイバ上の・回路上の信号;送信時
において短命で永続性の何らかの兆候を欠いている任意の適切な媒体;及び/又は任意の
適切な無体媒体。
【0053】
上述故に、装置をペアリングしてタスクを完了するための方法、システム、及び媒体が
提供されているものと言える。
【0054】
本発明は上述の例示的実施形態との関係で説明及び例示されてきているも、同開示は例
示的になされているに過ぎないのであり、本発明の精神及び範疇から逸脱せずにして実施
に関する幾つもの詳細事項を変えることができるのであり、添付の特許請求の範囲のみに
よってそれが限定され得るということを了解されたい。開示された実施形態の特徴は様々
な態様で組み合わせたり再配列したりすることができる。
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2021年8月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
第1のユーザ装置にて、完了すべきタスクを識別するステップと、
完了すべき前記タスクに対応し、第2のユーザ装置のユーザによって入力されるべきパスコードを生成するステップと、
完了すべき前記タスクを指し示す第1の情報と、前記第1のユーザ装置を識別する第2の情報と、要求識別子と、完了すべき前記タスクに対応し、前記第2のユーザ装置の前記ユーザによって入力されるべき前記パスコードとを、前記第1のユーザ装置によって、サーバへと、送信するステップであって、前記要求識別子は、前記パスコードとは異なる、送信するステップと、
既定の期間が経過したか否かを決定するステップと、
前記既定の期間が経過したとの決定に応答して、前記第1のユーザ装置から前記サーバへと、前記第2のユーザ装置によって前記タスクが完了されたか否かを決定するための要求を、送信するステップと、
前記第2のユーザ装置によって前記タスクが完了されたとの指示を前記サーバから受信したことに応答して、前記タスクに対応するデータを前記サーバから検索するステップとを含む、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、完了すべき前記タスクを識別するアルファニューメリック識別子を生成するステップをさらに含む、方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法において、前記第1のユーザ装置によって、前記第1のユーザ装置と関連付けられているインターネットプロトコル(IP)アドレスを示す第3の情報を前記サーバへ送信するステップをさらに含む、方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法において、前記第2のユーザ装置は前記第1のユーザ装置との関係でローカルにある、方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法において、
前記タスクが前記第2のユーザ装置によって完了されていないとの指示を前記サーバから受信したことに応答して、第2の既定の期間が経過したか否かを決定するステップと、
前記第2の既定の期間が経過したとの決定に応答して、前記第2のユーザ装置によって前記タスクが完了されたか否かを決定するための第2の要求を前記第1のユーザ装置から前記サーバへと送信するステップとをさらに含む、方法。
【請求項6】
請求項1に記載の方法において、前記検索されたデータは、前記第2のユーザ装置と関連付けられているカメラによって撮像された画像データを含む、方法。
【請求項7】
システムであって、
第1のユーザ装置であって、
メモリと、
前記メモリと接続されたハードウェアプロセッサであって、
完了すべきタスクを識別し、
完了すべき前記タスクに対応し、第2のユーザ装置のユーザによって入力されるべきパスコードを生成し、
完了すべき前記タスクを指し示す第1の情報と、前記第1のユーザ装置を識別する第2の情報と、要求識別子と、完了すべき前記タスクに対応し、前記第2のユーザ装置の前記ユーザによって入力されるべき前記パスコードとを、サーバへ送信し、ここで、前記要求識別子は、前記パスコードとは異なっており、
既定の期間が経過したか否かを決定し、
前記既定の期間が経過したとの決定に応答して、前記第2のユーザ装置によって前記タスクが完了されたか否かを決定するための要求を、前記サーバへ送信し、
前記第2のユーザ装置によって前記タスクが完了されたとの指示を前記サーバから受信したことに応答して、前記タスクに対応するデータを前記サーバから検索するようにプログラムされたハードウェアプロセッサと、を備える、第1のユーザ装置を備える、システム。
【請求項8】
請求項7に記載のシステムにおいて、前記ハードウェアプロセッサは、完了すべき前記タスクを識別するアルファニューメリック識別子を生成するようにさらにプログラムされている、システム。
【請求項9】
請求項7に記載のシステムにおいて、前記ハードウェアプロセッサは、前記第1のユーザ装置と関連付けられているインターネットプロトコル(IP)アドレスを示す第3の情報を送信するようにさらにプログラムされている、システム。
【請求項10】
請求項7に記載のシステムにおいて、前記第2のユーザ装置は前記第1のユーザ装置との関係でローカルにある、システム。
【請求項11】
請求項7に記載のシステムにおいて、前記ハードウェアプロセッサは、
前記タスクが前記第2のユーザ装置によって完了されていないとの指示を前記サーバから受信したことに応答して、第2の既定の期間が経過したか否かを決定し、
前記第2の既定の期間が経過したとの決定に応答して、前記第2のユーザ装置によって前記タスクが完了されたか否かを決定するための第2の要求を前記サーバへ送信するようにさらにプログラムされている、システム。
【請求項12】
請求項7に記載のシステムにおいて、前記検索されたデータは、前記第2のユーザ装置と関連付けられているカメラによって撮像された画像データを含む、システム。
【請求項13】
コンピュータ実行可能命令を含む非一時的なコンピュータ可読媒体であって、該命令が第1のユーザ装置のプロセッサによって実行されると方法を行うこととなる媒体であって、該方法は、
完了すべきタスクを識別するステップと、
完了すべき前記タスクに対応し、第2のユーザ装置のユーザによって入力されるべきパスコードを生成するステップと、
完了すべき前記タスクを指し示す第1の情報と、前記第1のユーザ装置を識別する第2の情報と、要求識別子と、完了すべき前記タスクに対応し、前記第2のユーザ装置の前記ユーザによって入力されるべき前記パスコードとを、サーバへ送信するステップであって、前記要求識別子は、前記パスコードとは異なる、送信するステップと、
既定の期間が経過したか否かを決定するステップと、
前記既定の期間が経過したとの決定に応答して、前記第2のユーザ装置によって前記タスクが完了されたか否かを決定するための要求を、前記サーバへ送信するステップと、
前記第2のユーザ装置によって前記タスクが完了されたとの指示を前記サーバから受信したことに応答して、前記タスクに対応するデータを前記サーバから検索するステップとを含む、媒体。
【請求項14】
請求項13に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記方法は、完了すべき前記タスクを識別するアルファニューメリック識別子を生成するステップをさらに含む、媒体。
【請求項15】
請求項13に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記方法は、前記第1のユーザ装置と関連付けられているインターネットプロトコル(IP)アドレスを示す第3の情報を前記サーバへ送信するステップをさらに含む、媒体。
【請求項16】
請求項13に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記第2のユーザ装置は前記第1のユーザ装置との関係でローカルにある、媒体。
【請求項17】
請求項13に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記方法は、
前記タスクが前記第2のユーザ装置によって完了されていないとの指示を前記サーバから受信したことに応答して、第2の既定の期間が経過したか否かを決定するステップと、
前記第2の既定の期間が経過したとの決定に応答して、前記第2のユーザ装置によって前記タスクが完了されたか否かを決定するための第2の要求を前記サーバへ送信するステップとをさらに含む、媒体。
【請求項18】
請求項13に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記検索されたデータは、前記第2のユーザ装置と関連付けられているカメラによって撮像された画像データを含む、媒体。

【外国語明細書】
2022000760000001.pdf