(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記アプリケーションプログラミングインタフェースにより、前記ノードが前記アクセスポイントと前記無線インタフェースを介して前記アクセスポイントに接続された1つ以上の特定の移動通信デバイスとの間のRF接続の品質に関する情報を取得することを可能にすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のアクセスポイント。
前記アクセスポイントにアクセスするために使用される、前記アクセスポイントのアドレスを前記ノードに通知するNATトラバーサルクライアントを有し、前記NATトラバーサルクライアントにより前記ノードが前記アプリケーションプログラミングインタフェースからの前記情報を取得することを可能にすることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のアクセスポイント。
前記ノードは、前記ノードで前記リモートアプリケーションが動作している間に使用するために前記アプリケーションプログラミングインタフェースから前記情報を取得することができることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のアクセスポイント。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、本発明に係る通信ネットワークの一部を示す。特に、
図1は、アクセスポイント12及び複数のネットワークの相互接続におけるアクセスポイントの位置を示している。
【0010】
従って、アクセスポイント12は無線基地局として動作して、無線デバイス14がアクセスポイントと接続を確立できるようにする。好適な一実施形態においては、アクセスポイント12はセルラ基地局として動作して、無線デバイス14が基地局から隣接するか又は重なり合うサービスエリアを有する他の基地局にローミングできるように、且つ既存の無線デバイスが変更なしで基地局と動作できるように、セルラ通信ネットワークの一部を形成する。他の実施形態において、アクセスポイント12は、WiFi(IEEE802.11x)又はBluetoothのアクセスポイントとして動作する。
【0011】
アクセスポイントは、ローカルエリアネットワーク(LAN)16、例えば顧客の家庭内又は事業所内のノードとして更に動作してもよい。パーソナルコンピュータ(PC)18等の1つ以上のパーソナルコンピュータ又は他のデバイスは、LAN16を介してアクセスポイント12に接続される。
【0012】
図示されるように、アクセスポイント12は接続を更に有し、この場合、顧客の既存のブロードバンド接続20を介してインターネット等の広域ネットワーク(WAN)22に接続される。適切に認証されることにより、例えばモバイル通信ネットワークのコアネットワーク24への接続を確立できる。アクセスポイントがセルラ基地局として動作している場合、この接続は、セルラネットワークへのセルラトラフィックにバックホールを提供する。
【0013】
更に、インターネットへの接続により、アクセスポイント12は、原則的にインターネット接続を更に有するあらゆるリモートコンピュータに接続できる。アクセスポイント12の位置は種々の接続を可能にする。従って、アクセスポイント12は、無線デバイス14とアクセスポイント12との間のラジオベアラを介して接続されてもよい無線サービスエリアのローカルエリアを提供することにより、デバイス14等の無線デバイスがネットワークに接続することを可能にする。
【0014】
一般に、アクセスポイントは、通常、有線ベアラ、無線ベアラ又はトンネルベアラを介して相互接続されたコンピュータネットワークの一部である。アクセスポイントにより、ネットワークで無線デバイスを認証すること、接続が確立され且つネットワークにおいて無線デバイスと他のデバイスとの間でデータがルーティングされるようにネットワーク内のネットワークアドレスを無線デバイスに対して明示すること及びネットワークにおいて無線デバイスと他のデバイスとの間で搬送されているデータに対してベアラ変換を実行することにより(QoS管理、消費電力管理等を含むように拡張してもよい)、無線デバイスがネットワークに接続することを可能にする。
【0015】
一般的な意味において、特定のアクセスポイントの明示が、1つ以上の無線技術(802.11xWiFi、セルラ、Bluetooth等)に対してサービスエリアを提供してもよく、1つ以上のネットワーク(LAN、MAN、セルラコア、WAN/インターネット等)に接続してもよい。従って、アクセスポイントは、ラジオインタフェースとネットワークインタフェースとの間でベアラ変換を実行する。無線デバイスが必要とするラジオベアラとネットワークとのペアリング毎に、アクセスポイントが適切に認証して、ネットワークアドレス及び接続性を提供する。
【0016】
一般的なアクセスポイントの明示は、LANへのWiFi(802.11b/g)アクセスポイント、LANへのBluetoothアクセスポイント、モバイルコアネットワークへのブロードバンドアクセスネットワークを介した3Gセルラ(UMTS又はEVDO)フェムトセルトンネル(及び必要に応じて、
図1に示されるように、ローカルLAN及びインターネットへの更なる接続性をデバイスに提供する)、並びに複数のネットワークへのWiFi及びセルラ無線の同時アクセスをサポートする統合ホームゲートウェイアクセスポイントを含む。
【0017】
ネットワーク接続されたコンピュータのクライアント−サーバモデルを考えると、アクセスポイントは、殆どの場合に透過的な転送デバイスとして機能し、データ又はユーザアプリケーションを遂行する機能を能動的に要求又は提供する点でクライアントでもサーバでもない。しかし、アクセスポイントは、無線デバイスに対してアクセスを提供するネットワークに参加する場合には認証サーバのクライアントであってもよく、アクセスポイントの構成を管理する目的でクライアント(通常、ウェブブラウザ)にユーザインタフェースを発表するサーバであってもよい。
【0018】
本発明の実施形態において、アクセスポイントとして動作する異なった役割が規定される。すなわち、クライアントコンピュータ及びデバイスがアクセスポイントの内部状態、事象及び動作、並びに/又は物理アクセスポイントデバイス内のあらゆる周辺機能の内部状態、事象及び動作、並びに/又はアクセスポイントに接続された無線デバイスの内部状態、事象及び動作、並びに/又はアクセスポイントと同一のネットワーク内のデバイスの内部状態、事象及び動作と対話してもよい1つ以上のアプリケーションプログラミングインタフェース(API)を使用可能にするサーバとしての役割が規定される。
【0019】
尚、一般に、サービスを提供するためにクライアントコンピュータ上で実行しているソフトウェアアプリケーションは、加入している無線デバイスに接続されたこれらの無線デバイスの母集団にサービスを提供できるように多数のアクセスポイントへの接続を確立する必要がある。
【0020】
更に、アクセスポイントがセルラ通信ネットワークの一部を形成し、アクセスポイントとコアネットワークとの間のトラフィックのバックホールに対してインターネット又は別のパブリック広域ネットワークを使用する場合、トラフィックがコアネットワークにアクセスできるようにアクセスポイントを認証するのはセルラネットワークである。
【0021】
本発明の実施形態において、ソフトアプリケーションは、セルラネットワークオペレータではなく、セルラネットワークオペレータにより適切に委任される必要があるサードパーティにより実行される。セルラネットワークオペレータは、サードパーティのアプリケーションが特定のデバイスの場所を判定すること及びそのデバイスを受け持つアクセスポイント上での適切なAPIと通信することを可能にするアーキテクチャを提供する。
【0022】
API又はAPIの各々は、アクセスポイントデバイス上で実行するソフトウェアにより実現される。一般に、APIは、あるシステム状態をクエリ又は設定でき、且つ/あるいは不揮発性記憶装置に対してのデータの読み出し又は書き込みができ、且つ/あるいは後続の事象が通知されるように登録でき、且つ/あるいはアクセスポイントが後続の事象に応答する挙動を管理するルールをクエリ又は設定でき、且つ/あるいはあるシステムアクティビティを開始でき、且つ/あるいはそのような方法の手順を集約できる。
【0023】
ソフトウェアアプリケーションが提供され、アプリケーションの実行中にアプリケーションにより使用されるある情報を取得するためにAPIをクエリする。原則的に、この種のソフトウェアアプリケーションは、アクセスポイント上、アクセスポイントに接続された無線デバイス上、アクセスポイントと同一のLANにおけるPC等のデバイス上、プライベート広域ネットワークを介してアクセスポイントへの接続を有するデバイス上又はパブリック広域ネットワークを介してアクセスポイントへの接続を有するデバイス上で実行している。例示するために、インターネットを介してアクセスデバイスに接続されたリモートデバイス上で実行するアプリケーションの例を主に参照して本発明を説明する。
【0024】
図2は、一般に、本発明に係るアクセスポイントにより、アプリケーションが無線デバイスにサービスを提供できるようにする方法を示す。
【0025】
図2において、WAN42を介してアクセスポイント40から離れて配置されたアプリケーション(App)38は、無線デバイス44にサービスを提供する。無線デバイス44は、サービスを得るために単一の「ホーム」アクセスポイント40に接続する。アプリケーションは、提供するサービスを構成、カスタマイズ化又は状況に当てはめるためにアクセスポイント40上のAPI46を使用する。アプリケーション38は、無線デバイス44を受け持つアクセスポイント40のAPI46に接続される必要がある。
【0026】
これを実行するために、ディレクトリサービス48は、無線デバイスのアイデンティティとその無線デバイス44にサービスを提供する「ホーム」アクセスポイント40のアイデンティティとの間で静的関係を備えなければならない。通常、このデータは、サービスプロバイダの管理システム50に保持される。アクセスポイントNATトラバーサルクライアント52は、アイデンティティとして動作するルーティング可能なIPアドレスでディレクトリ48を更新する。アクセスポイントのプライベートアドレス及びNATルータのパブリックアドレスが、リブート後に変化する揮発性IPアドレスを割り当てられることが多いため、相対的にこのことが頻繁に発生する。
【0027】
サービスを提供するために、アプリケーション38はディレクトリ48上で発見クエリを実行して、無線デバイスのアイデンティティを提出し、アクセスポイント40について返送されたルーティング可能なIPアドレスを受信する。アプリケーション38は、アクセスポイント40が関与する無線デバイス44を受け持つアクセスポイント40上のAPI46に接続し、必要に応じてそれらを使用する。
【0028】
図3は、一般に、複数のアクセスポイントが無線デバイスを受け持つ状況において、本発明に係るアクセスポイントにより、アプリケーションが無線デバイスにサービスを提供できるようにする方法を示す。
【0029】
ユーザの家及びオフィスの場所等において少数のそのようなアクセスポイントがある場合、ディレクトリは、デバイスについてクエリされた際に、一組のAPIの場所を容易に返送する。しかし、例えばホットスポットオペレータ又は共有コミュニティにより提供されたオープン/パブリックアクセスポイントがある場合には、モビリティインフラストラクチャがより適している。
【0030】
図3に示されるように、モビリティサービス60は、相補的な機能を提供するディレクトリ62と共に動作する。ディレクトリサービス62は、無線デバイスのアイデンティティとアクセスポイントの母集団についてのアクセス権との間で静的関係を有する。アクセスポイント66a、66b等の全てのアクセスポイントにおけるNATトラバーサルクライアント64a、64bは、アイデンティティとして動作するルーティング可能なIPアドレスでモビリティサービス60を更新する。NATトラバーサルクライアント64a、64bは、それらに接続される無線デバイスのリストでモビリティサービス60を更に更新する。
【0031】
アプリケーション68は、無線デバイス70にサービスを提供したい場合、ディレクトリ62上で発見クエリを実行して、無線デバイス70のアイデンティティを提出し、引き替えにルーティング可能なIPアドレスを受信する。これは、以前と同様に単一の「ホーム」アクセスポイントへの直接リンクであってもよく、モバイルIP型ホームエージェントとして動作するモビリティサーバ60におけるアドレスであってもよい。
【0032】
次に、アプリケーション68は、無線デバイス70を受け持つAPI72a又は72bに接続し、必要に応じてそれらを使用する。アプリケーションがモビリティサーバ60に常駐するAPIアドレスを与えられた場合、APIメッセージは、モビリティサーバ60により、その時に無線デバイス70を受け持つアクセスポイント66a又は66bにルーティングされる。これはアプリケーション68に対して透過的である。無線デバイス70がアクセスポイント間をローミングする間、APIアクセスはディレクトリサービスへのリソースなしで継続する。
【0033】
図4は、本発明に係るアクセスポイント80を更に詳細に示す概略図である。
【0034】
アクセスポイント80は、無線インタフェースを介して接続され且つ無線ネットワークオペレータのコアネットワークへのバックホールに対してIPネットワークを使用するモバイル通信デバイスに無線(例えば、セルラ)サービスを提供することに関する機能性を提供するソフトウェアを有する。これは、少なくともラジオスタック82、IPネットワークスタック84、ルーティングルール86、使用ログ88及び正規デバイスリスト90を含む。
【0035】
アクセスポイント80は、近傍対話に関する機能性を提供するソフトウェアを有する。例えば近傍対話は、LAN上の他のデバイスと対話すること及び他のデバイスにインタフェースすること、あるいはLANに直接又は間接的に接続されてもよい同一の物理電子デバイス、接続された無線デバイス又は同一の近傍のネットワークにおけるデバイスの他のモジュール又は周辺装置であってもよい他のデバイスにインタフェースすることである。これは、例えば少なくともデータベースクライアント92、電話ペアリングソフトウェア94、記憶装置インタフェース96、POTSソケット98、USBドライバ100、SIMカードインタフェース102、P2Pデータ転送ソフトウェア104、P2P音声転送ソフトウェア106、SMBスタック108及びUpnPスタック110を含んでもよい。
【0036】
コアアクセスポイント機能は、アクセスポイントのコア機能及びラジオアクティビティから導出する知識に関連した主要な一組のAPIを介して公表される。
【0037】
例えば、無線デバイスに関連したAPI112は、アクセスポイントの使用を許可された電話の集合をクエリすること、どの電話が現在接続されているかをクエリすること、電話がアクセスポイントに接続され且つアクセスポイントから切断される場合に通知を登録することができる。
【0038】
接続及びルーティングに関するAPI114は、デバイス接続状況(アイドル状態、通話中、有効なデータセッション)をクエリして状況変化の通知を登録すること、ウェブページに挿入されたクリック対ダイヤルリンクとして動作するショートコード置換テーブル等のルーティングルールを設定すること、特定の種類のネットワークトラフィックとして動作する接続要求に登録して進行する方法についてアクセスポイントに命令することができる。
【0039】
ユーザデータマイニングに関するAPI116は、アクティビティの履歴を取得できる。
【0040】
ラジオデータマイニングに関するAPI118は、ラジオ環境に関するメトリクスを取得できる。
【0041】
他のAPIは、無線デバイスにおけるデータサービスを対象にする開発者を支援する。
【0042】
メタデータに関するAPI120は、アクセスポイント又はサービスプロバイダが保持する特定の展開インスタンスに関するデータ、所有者情報、デバイスハードウェア/ソフトウェアプロファイル、アクセスポイントの地理的な場所及びアクセスポイントAPI機能ネゴシエーション(アクセスポイントの種々の機種は、潜在的なAPIの異なる部分集合をサポートしてもよい)を取得できる。
【0043】
無線デバイスリソースに関するAPI122(アクセスポイントが3Gセルラアクセスポイント等の無線デバイスとデータセッションを自律的に開始する場合にのみ適用可能である)は、無線デバイス上で小さい安全な「電話ペアリング」クライアントを実行することにより、無線デバイス、使用可能な記憶装置、記憶装置の読み出し/書き込み、バッテリ/充電状況、ユーザアクティビティの状況、ユーザ通知/警告、並びにソフトウェア導入及び管理の内部リソースへのアクセスを調停する。
【0044】
他のAPIは、LANにおいてアクセスポイントの常時接続された物理的存在を利用し、近傍リソースへのアクセス権を得るためのゲートウェイとしてそれを使用する。更なるプロトコルを実現することにより、アクセスポイントは、LANにおいて共有された記憶装置、センサ及びアクチュエータ、P2Pデバイス、並びにインターネットにおける他のサービスと対話できる。
【0045】
周辺リソースに関するAPI124は、例えばPOTSポートに接続された固定電話、USBに接続された記憶装置及びプリンタ、あるいはSIMカード等のアクセスポイントを含む統合ホームゲートウェイにおいて統合周辺装置に安全にアクセスできる。
【0046】
同様に、近傍リソースに関するAPI126は、メディア記憶装置及び再生デバイス等のLANに接続された他のデバイスに安全にアクセスできることにより、DLNAメディアセンタのコンテンツディレクトリをブラウズし、UPnP TV又はhi−fiにおいてメディアがレンダリングされるようにし、PC又はNAS上でウィンドウズファイルシェアへアクセスする。LANの電話方式に関する別のそのようなAPIは、アクセスポイントで登録されたLANにおけるVoIPデバイスのリスト及びそれらの状況を取得する。P2P電話方式に関する別のそのようなAPIは、アクセスポイントにおいて明示されたインターネット電話機のリスト及びそれらの状況を取得する。
【0047】
アクセスポイント上のAPIがサービスにビルディングブロックを提供する間、サポートする動作可能なインフラストラクチャは利益を与えることを要求される。LAN、サービスプロバイダコア又はインターネットにホストされたアプリケーションは、特定の消費者のモバイルデバイスを受け持つアクセスポイントを発見し且つアクセスポイントに接続する必要がある。アクセスポイント(更には、ハンドセット、ホームネットワークデバイス及びサービスプロバイダリソース)へのサードパーティアクセスは、サービスプロバイダにより厳しく制御されなければならず、悪意のあるソフトウェアから消費者を守り且つ価値連鎖において収益を分配できるようにする一連の信頼を確立する。
【0048】
コンピュータネットワークのより広範な分野において、リモートAPIを使用して構築されたアプリケーションは珍しくない。電気通信の領域において、OSA/Parlay等のアーキテクチャは、モバイルアプリケーションを作成するためにAPIを提供し、Paypal、Amazon、Google及び多くのそれ以外のものによりホストされた機能を活用するために、ウェブ電子商取引及びマッシュアップサイト上で日常的にAPIを使用する。通常、インターネットサービスを構築するために使用されたAPIは、標準のDNSルックアップで発見されるパブリック静的IPアドレスの後ろに平衡負荷された大型サーバクラスタ上にホストされる。
【0049】
本発明に従って、APIをホストしたアクセスポイントはこのネットワークトポロジを反転させる。アプリケーションは大型サーバに常駐することが多いが、APIは、ネットワークのエッジにおいてアクセスポイントの巨大な母集団にホストされ、NATデバイスの後ろに隠蔽され、過渡的なプライベートIPアドレスを割り当てられる。この点に関して、アクセスポイントAPIの発見及びアクセスポイントAPIへのルーティングは、ピアのうちの1つへの接続を試みるP2Pクライアントに類似し、スカイプ等のソフトウェアにより開拓されたNATトラバーサル及び動的デバイス登録として動作する技術が適用される。STUN、TURN及びIGD等のプロトコルは、NAT及びファイアウォールをトラバースするために使用される。双方向接続性確立(ICE)に類似する技術は、最も効率的なNATトラバーサルが特定のアクセスポイントの場所に配置されるようネゴシエイトすために採用される。
【0050】
上記の
図4に関連して、一般に、APIによりアプリケーションに対して使用可能にされたいくつかの情報を説明した。
【0051】
特に、アクセスポイントAPIは、ネットワークに接続するためにアクセスポイントを使用する無線デバイスの集合と関連付けられた状態及び動作を公表してもよいため、例えば以下を提供する。
【0052】
アクセスポイントが「オープン」であるため、あらゆるデバイスは接続するためにアクセスポイントを使用してもよいかをクエリする方法と、
アクセスポイントが「クローズド」であるため、事前定義されたアイデンティティを含む一組のデバイスのみが接続するためにアクセスポイントを使用してもよいかをクエリする方法と、
アクセスポイントの使用を許可されたデバイスのリストを取得する方法(この場合、デバイスは、一時的で過渡的なアイデンティティであるIPアドレスではなく、MSISDN等の静的識別子により識別されるのが好ましい)と、
現在アクセスポイントに接続されたデバイスのリストを取得する方法と、
デバイスがアクセスポイントに対して接続及び切断する時の事象、並びにそのような事象が発生する際の通知を登録する方法(この場合、「接続」は、無線デバイスが有効なIPコンテキストを有する必要はないが、無線デバイスがアクセスポイントのサービスエリア内にあり、アクセスポイントがそれを認識し、且つそれを認可及び許可することを意味する)。
【0053】
また、アクセスポイントAPIは、アクセスポイントと関連付けられる特定の無線デバイスのネットワーク接続と関連付けられた状態及び動作を公表してもよい。従って、例えばAPIは、デバイスがアクセスポイントに接続されるか又はアクセスポイントから切断されるかを公表してもよい。更にAPIは、特定の接続されたデバイスの接続状況に関して公表してもよい。例えばAPIは、デバイスがアイドルモードであるか、あるいは通話又はデータセッション中であるかを示してもよい。あるいは、APIは、デバイスの種類、ラジオ技術及びリンク消費電力管理機能に依存して、デバイスが切断されるか、待機中であるか又は接続されるかを示してもよい。
【0054】
これに基づいて、APIは、
アクセスポイントとPSTN/モバイルコアとの間の電話方式(音声又は映像)通話区間と、電話とアクセスポイントとの間の電話方式(音声又は映像)通話区間とをブリッジすること、
アクセスポイントとVoIP又はP2P等の別の電話方式ネットワークとの間の電話方式(音声又は映像)通話区間1つと、電話とアクセスポイントとの間の電話方式(音声又は映像)通話区間とをブリッジすること、
例えばホームインターコムサービスを作成するために、ローカルデバイス間に直接接続を開始すること、
接続しようとする場合の指示に対してアクセスポイントが発呼するように、特定の接続の試みの「中断」を生成することが可能であっても良い。この場合、例として、子供のモバイルデバイスから要求された各ウェブ接続を許可又は阻止することを判断するペアレンタルコントロールサービス、発信先の電話がピアアクセスポイントに接続される場合、通話P2Pをルーティングする電話トラフィックオフロードサービス、ダイヤルされたショートコード番号が転送されるべき実際の発信先及びルーティングを判定するためのダイヤルされたショートコード番号の妨害が含まれる。
【0055】
この種のAPIは、デバイスの製造元及び機種を更に判定できてもよく、この場合、これは接続(すなわち、セルラ接続におけるIMEI又はWiFi接続におけるMACアドレス)から推測される。再度、この情報は、APIによりどこか他の場所で実行するアプリケーションに対して使用可能にされる。
【0056】
この種の別のAPIは、例えばデバイスが適切なサービスエリアにいるかを示すために、無線デバイスとアクセスポイントとの間のRF接続に関する情報を公表する。
【0057】
更にアクセスポイントAPIは、アクセスポイントに接続された無線デバイスの機能(ハードウェア及びソフトウェア)と関連付けられた状態及び動作、例えばアクセスポイントAPIが映像をサポートするか又はアクセスポイントAPIが有する使用可能なメモリの容量を公表する。この種のAPIにより、アプリケーションは、
デバイスの自由な/使用可能な記憶容量をクエリすること、
デバイスに記憶容量を確保すること、
デバイスの記憶装置(通常はフォルダの場所の階層のファイルであるが、場合によってはデータベース等のある他の抽象的なものである)から読み出すこと、
デバイスの記憶装置(通常はフォルダの場所の階層のファイルであるが、場合によってはデータベース等のある他の抽象的なものである)に書き込む(作成するか又は更新する)こと、
デバイスの記憶装置(通常はフォルダの場所の階層のファイルであるが、場合によってはデータベース等のある他の抽象的なものである)から削除すること、
バッテリ容量及び充電状況をクエリすること、
デバイスからSMS又はMMSを送出すること、
デバイスから音声又は映像通話を開始すること、
デバイス上でソフトウェアを導入、更新又は削除すること、
デバイス上ででソフトウェアアプリケーション/サービスを開始及び停止すること、
デバイスに状況表示又はユーザ警告(携帯電話上に一般に表示された「新着メッセージ」アイコンに類似する)を表示すること、
ユーザアクティビティをクエリすること(ユーザがメディアを再生しているか又はメッセージを打ち込んでいる等、ネットワークに基づいたアクティビティではなくユーザインタフェースが使用されるかをクエリすること)、
特定のデバイスによりサポートされたAPI機能の部分集合をクエリすること、
デバイスの製造業者、機種及びファームウェアのバージョンをクエリすることができる。
【0058】
更にアクセスポイントAPIは、アクセスポイントと関連付けられたメタデータ及び無線デバイスと関連付けられたメタデータを公表する。このデータの多くは、ISP及びモバイルキャリア動作可能システム内の外部データベース、並びにデバイス製造業者から検索されて、アクセスポイント及びデバイスと関連付けられる。従って、APIにより、アプリケーションは、
所有者及び家族個人、相互関係、並びに人口統計の情報と、
所有者(共有された、排他的な所有権)として動作するデバイスの関係に関する情報と、
製造業者、機種、画面サイズ、キーボード/データ入力機構、音声映像機能、メディアコーデック等のデバイス情報と、
アクセスポイントのアドレス/地理的な場所を取得できる。
【0059】
更にアクセスポイントAPIは、アクセスポイントと同一の物理機器内に存在してもよい統合周辺機器と関連付けられた状態及び動作を公表する。これにより、
パブリック/共有記憶装置に対してデータを読み出すこと及び書き込むこと(例えば、ホームゲートウェイがアクセスポイント及びネットワーク接続ストレージ(NAS)機能の双方を含む場合)、
USB、ファイアワイヤ、PCMCIA、コンパクトフラッシュ又はアクセスポイントと同一の物理デバイスに統合された同様のソケットを介して接続された外部記憶装置、プリンタ又は他の周辺装置を使用すること、
セルラネットワークで認証すること及びアクセスポイントと同一の物理デバイスに統合されたSIMカードを使用してネットワークにホストされたサービスにアクセスすること(例えば、統合されたプレイン・オールド・テレフォニー・サービス(POTS)ソケットに接続された物理的なPOTSの電話又はLANにおいてPC上で実行するソフトフォンが携帯電話として動作できるようにすること)、
アクセスポイントと同一の物理デバイスにおいて統合されたPOTSソケットに接続されたPOTS電話内で電話の呼び出しベル、局番、マイク及びスピーカを使用することができる。
【0060】
更にアクセスポイントAPIは、アクセスポイントと同一のネットワーク内でデバイスと関連付けられた状態及び動作を公表する。これにより、例えば、
LAN内で共有記憶装置を読み出し及び書き込みすること(例えば、SMBプロトコルを使用して)、
LANにおいてデジタルメディアをアップロード、ダウンロード、提供、再生及び制御すること(例えば、UPnPプロトコルを使用して)、
LANにおいて同報通信テレビジョンセットトップボックスから適切に別のコードに変換されたデジタルメディアをダウンロードすること(例えば、セットトップボックスメーカが自社開発したプロトコルを使用して)、
インターネットにおいてリモートデバイスからデジタルメディア(又は他のデータ)をアップロード又はダウンロードすることができる。
【0061】
更にアクセスポイントAPIは、関連付けられたモバイルデバイスのコンテンツ及び容量を仮想化する。例えば、
デバイスがアクセスポイントに接続される間必要に応じて、「使用可能」(デバイス上でローカルに格納された)と「アーカイブ済み」(外部から格納されたが、デバイスがアクセスポイントに接続される場合は常に復元されるのに使用可能である)との間でデバイスに導入されたアプリケーションソフトウェアを交換すること、
デバイスがアクセスポイントに接続される間必要に応じて、「使用可能」(デバイス上でローカルに格納された)と「アーカイブ済み」(外部から格納されたが、デバイスがアクセスポイントに接続される場合は常に復元されるのに使用可能である)との間でデバイスに格納されたコンテンツを交換すること、
ストリームファイル及びローカルファイルの透過的な置換によりメディアファイルを再生することである。
【0062】
更にアクセスポイントAPIは、無線デバイスの状況及びある期間にわたるネットワーク接続の使用を含むユーザ履歴に関する統計を公表する。
【0063】
更にアクセスポイントAPIは、動作周波数及び隣接周波数として動作する干渉及び電力レベルを含むラジオ環境履歴に関する統計を公表する。
【0064】
アクセスポイントがAPI(すなわち、無線デバイス上の記憶装置又はUPnPサーバ上のメディアファイルのURL)を介してリソースを発表する場合にリソースがアクセスポイントを介して後続してルーティング可能であるように、アクセスポイントはNAT変換を実行するのが好ましい。
【0065】
アクセスポイントが無線インタフェースを有し、且つローカルエリアネットワークに対してインタフェースを更に有してもよい実施形態を参照して、本発明を上述した。しかし、本発明は、例えばAPIがPC、ルータ又はセットトップボックス上で提供され、且つリモートアプリケーションが同一のLAN上の他のデバイスに関する情報を取得できるようにする他の状況に更に適用可能である。