特許第5651804号(P5651804)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5651804
(24)【登録日】2014年11月21日
(45)【発行日】2015年1月14日
(54)【発明の名称】緩降機の点検装置
(51)【国際特許分類】
   A62B 1/06 20060101AFI20141218BHJP
   G01M 13/00 20060101ALI20141218BHJP
【FI】
   A62B1/06 B
   G01M13/00
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-208901(P2014-208901)
(22)【出願日】2014年10月10日
【審査請求日】2014年10月15日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】593098325
【氏名又は名称】松本機工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100076163
【弁理士】
【氏名又は名称】嶋 宣之
(72)【発明者】
【氏名】平野 清治
(72)【発明者】
【氏名】岡野 晶司
(72)【発明者】
【氏名】家崎 典久
(72)【発明者】
【氏名】松本 剛司
(72)【発明者】
【氏名】庄子 宜伸
【審査官】 田々井 正吾
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−187503(JP,A)
【文献】 実開平6−29551(JP,U)
【文献】 実開昭49−40298(JP,U)
【文献】 特開平1−161130(JP,A)
【文献】 特開2006−17577(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A62B1/10
G01N3/00−3/62
G01M13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
屋内の窓側に設置する取付金具と、この取付金具に設けるとともに先端を窓から屋外に突き出させるアームと、このアームの先端部分に吊り下げる調速器と、この調速器に吊り下げた着用具とを備えた緩降機の点検装置であって、上記アームに吊り下げる点検ベルトと、この点検ベルトに吊り下げる降下バケットと、この降下バケットに積み込む錘とを備え、上記点検ベルトは、着脱手段を介してベルト上部とベルト下部とに分離可能にするとともに、ベルト上部を上記アームに吊り下げ、ベルト下部を着用具に連係し、降下バケットに錘を積み込んだ状態で、着脱手段を操作してベルト上部とベルト下部とを切り離し可能にした緩降機の点検装置。
【請求項2】
上記ベルト上部の下端部分は上記着脱手段に固定し、ベルト下部の上端部分は挿入部を介して着脱手段に着脱可能に接続する一方、上記着脱手段には押圧部を設け、この押圧部を押すことによって、挿入部を着脱手段から切り離し可能にした請求項1に記載の緩降機の点検装置。
【請求項3】
上記錘を複数備えた請求項1又は2に記載の緩降機の点検装置。



【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、緩降機が正常に機能するかどうかを点検する点検装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から図5に示す緩降機が知られている。この従来の緩降機は、屋内の窓側に取付金具1を設けるとともに、この取付金具1に設けたアーム2を窓から屋外に突き出させるようにしている。そして、このアーム2の先端部分にはリング部材3を設け、このリング部材3に調速器用フック4を引掛け、この調速器用フック4に調速器5を取り付けている。なお、上記調速器用フック4は、ネジ部材4aによって、そのフック開口を開閉できるようにしている。
【0003】
上記調速器5にはロープ6を巻きかけ、その一端に形成したループ7に連結金具8を取り付けている。この連結金具8には、ループ7と反対側にベルト通し穴9を設け、このベルト押し穴9に締付ベルト10を通し、この締付ベルト10の折返し部10aを互いに縫い付けて、全体的にはエンドレスにしている。
【0004】
上記のようにした締付ベルト10は、調体環パッド11から折り返して外側部10bと内側部10cとしている。そして、上記外側部10bと内側部10cとは、一対のガイドリング12によって束ねられている。
さらに、上記一対の調体環パッド11には布製の着用具13をU字状にして取り付けるとともに、この着用具13の周囲に調体ばね14を沿わせている。
【0005】
なお、上記ロープ6は調速器5に巻き回し、その一端側に着用具13を取り付けているが、他端側にも同様の図示していない着用具を取り付けている。ただし、収納状態においては、他端側は図示のようにリール15に巻き付けられている。そして、このリール15を落下させれば、ロープ6がリール15から巻き出され、他方の着用具が露出する。また、一方の着用具13が下降しているときには、他方の着用具が上昇するというように、両着用具は交互に下降と上昇とを繰り返す構成にしている。
【0006】
このようにした緩降機は、着用具13と締付ベルト10の内側部10cとで形成される輪の中に体を入れるとともに、着用具13が脇の下に入るようにする。この状態で体とともに着用具13を引っ張れば、着用具13と内側部10cとで形成される輪が締め付けられるので、体が輪から抜けなくなる。
上記輪を体にしっかりと締め付けたら、窓から降りるが、このときには調速器5が機能して所定の速度で降りることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2007−97628号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記のようにした緩降機が正常に機能するかどうかを点検するときに、従来は、専門の点検作業員が実際に着用具13を身に付けてその点検作業をしていた。
しかし、専門の点検作業員は、点検慣れしていることもあって、うっかりミスが時々発生しているのが実情である。特に、危険なうっかりミスは、図5に示すように、一方の着用具13が調速器5側に巻き上げられ、リール15側が調速器5に対してフリーの状態にあるとき、このリール15側を体に巻きつけて、そのまま降りてしまうことである。
【0009】
上記リール15側を体に巻きつけてそのまま降りてしまえば、調速器5が機能しないので、人は地面に叩きつけられ、大事故につながる。
このようなことは、常識的には、とても考えられないが、このうっかりミスによる事故が頻発しているのが実情であり、多くのところから事故防止対策が求められていた。
しかしながら、今までは、上記うっかりミスを事前に防止する対策が提案されていなかった。
【0010】
この発明の目的は、上記うっかりミスを事前に防止できる緩降機の点検装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
第1の発明は、従来の緩降機が正常に機能しているかどうかを点検するために、ダミーを降下させるようにした点に特徴を有する。
このダミーは、錘を積載する降下バケットからなり、この降下バケットを、点検ベルトを介して取付金具に設けたアームにぶら下げる。そして、この点検ベルトは、ベルト上部及びベルト下部からなり、しかも、それらベルト上部及びベルト下部とは、着脱手段を介して切り離し可能に連結されている。また、上記降下バケットは着用具に連係させる。
【0012】
上記のように降下バケットをアームからぶら下げるとともに、着用具に連係した状態で、上記点検ベルトのベルト上部とベルト下部とを切り離せば、着用具は、調速器で速度制御されながら、ダミーである降下バケットとともに下降することになる。
【0013】
第2の発明は、上記ベルト上部の先端部分に上記着脱手段を固定し、ベルト下部は挿入部を介して着脱手段に着脱可能に接続する。さらに、上記着脱手段には押圧部を設け、この押圧部を押すことによって、挿入部を着脱手段から切り離し可能にしている。
第3の発明は、上記錘を複数備えた、必要に応じて、これら錘の個数すなわち錘の総重量を制御できるようにしている。
【発明の効果】
【0014】
第1の発明における緩降機の点検装置によれば、アームを窓の外に出す前に、降下バケットをアームにぶら下げるとともに、降下バケットを着用具に連係させる。このような準備が整った段階で、アームを窓の外に出して降下準備を完了させる。
降下準備を完了した状態で、着脱手段を操作してベルト上部とベルト下部とを切り離せば、降下バケットは調速器によって速度制御されながら着用具とともにゆっくりと降下する。
【0015】
上記のように降下準備は、窓の内側すなわち屋内で完了させられるので、その準備が整っているかどうかを、ゆっくりと確実にチェックすることができる。したがって、準備段階におけるミスがほとんど発生しない。もし、うっかりミスがあったとしても、それを確認することができる。
【0016】
また、完璧な準備をした後にアームを窓の外に突き出すとともに、リールを地上に投げ落とす。このようにして窓の外に突き出されたアームには、調速器とそれに連結した着用具及び着用具に連係した降下バケットがぶら下がった状態になる。この状態で着脱手段を操作して、ベルト上部とベルト下部とを切り離せば、錘を積んだ降下バケットは、調速器で速度制御されながら着用具とともに下降していく。
【0017】
もし、降下バケットが所定の速度で下降しなければ、この緩降機は正常に機能していないことになり、緩降機の正常あるいは異常を判別できることになる。
しかも、上記のような点検作業において、その点検作業員が窓から降りる必要がないので、従来のようにうっかりミスによって、大事故を起こすことはほとんどなくなる。
【0018】
第2の発明における緩降機の点検装置によれば、着脱手段に押圧部を設け、この押圧部を押すことによって、ベルト上部とベルト下部とを切り離すことができるようにしたので、ワンタッチで操作が可能になり、その分、安全性も向上することになる。
【0019】
第3の発明における緩降機の点検装置によれば、錘を複数備えているので、点検時に求める下降速度に応じて、降下バケットの重さを自由に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】第1実施形態の斜視図である。
図2】第1実施形態の点検ベルトの斜視図であって、着脱手段を切り離した状態の図である。
図3】第2実施形態の着脱手段の正面図である。
図4】第3実施形態の着脱手段の正面図である。
図5】従来の緩降機を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1,2は第1実施形態を示すもので、その緩降機自体は、従来と同じ構成である。したがって、従来と共通の構成要素については、同一符号を用いて説明する。
この第1実施形態の緩降機は、屋内の窓側に取付金具1を設けるとともに、この取付金具1に設けたアーム2を窓から屋外に突き出させるようにしている。そして、このアーム2の先端部分にはリング部材3を設け、このリング部材3に調速器用フック4を引掛け、この調速器用フック4に調速器5を取り付けている。なお、上記調速器用フック4は、ネジ部材4aによって、そのフック開口を開閉できるようにしている。
【0022】
上記調速器5にはロープ6を巻きかけ、その一端に形成したループ7に連結金具8を取り付けている。この連結金具8には、ループ7と反対側にベルト通し穴9を設け、このベルト通し穴9に締付ベルト10を通し、この締付ベルト10の折返し部10aを互いに縫い付けて、全体的にはエンドレスにしている。
【0023】
上記のようにした締付ベルト10は、調体環パッド11から折り返して外側部10bと内側部10cとしている。そして、上記外側部10bと内側部10cとは、一対のガイドリング12によって束ねられている。
さらに、上記一対の調体環パッド11には布製の着用具13をU字状にして取り付けるとともに、この着用具13の周囲に調体ばね14を沿わせている。
【0024】
なお、上記ロープ6は調速器5に巻き回し、その一端側に着用具13を取り付けているが、他端側にも同様の図示していない着用具を取り付けている。ただし、収納状態においては、他端側は図示のようにリール15に巻き付けられている。そして、このリール15を落下させれば、ロープ6がリール15から巻き出され、他方の着用具が露出する。また、一方の着用具13が下降しているときには、他方の着用具が上昇するというように、両着用具は交互に下降と上昇とを繰り返す構成にしている。
【0025】
このようにした緩降機は、着用具13と締付ベルト10の内側部10cとで形成される輪の中に体を入れるとともに、着用具13が脇の下に入るようにする。この状態で体とともに着用具13を引っ張れば、着用具13と内側部10cとで形成される輪が締め付けられるので、体が輪から抜けなくなる。
上記輪を体にしっかりと締め付けたら、窓から降りるが、このときには調速器5が機能して所定の速度で降りることができる。
【0026】
上記のようにした緩降機に対して、点検装置は、アーム2からぶら下げる点検ベルト16を備えるとともに、この点検ベルト16は、ベルト上部16aとベルト下部16bとからなる。
そして、上記点検ベルト16のベルト上部16aは、その一端に輪を形成して、この輪の部分にアーム2を通すようにしている。また、ベルト上部16aの他端には着脱手段17の本体部17aを固定している。
【0027】
さらに、上記ベルト下部16bは、その一端に、上記本体部17aに挿入される挿入部17bを固定するとともに、この挿入部17bとは反対端には輪を形成し、この輪にベルト用フック18を固定している。
そして、上記着脱手段17の挿入部17bは、本体部17aの挿入穴19にしっかりと押し込むことによって本体部17aに連結されるとともに、本体部17aに設けた押圧部20を押すことによってその連結状態を解除できる構成にしている。
なお、図中符号18aは、ベルト用フック18の開口を開閉するネジ部材である。
【0028】
上記ベルト用フック18には降下バケット22の吊り手25を引掛けるとともに、連結用フック23を連結している。なお、上記連結用フック23はその開口をネジ部材23aで開閉できるようにしている。
【0029】
そして、上記連結用フック23は、着用具13を吊り下げるループ7に連結している。このように連結用フック23をループ7に連結することによって、ベルト用フック18を介して、降下バケット22と着用具13とが連係されることになる。
また、この点検装置には複数の錘24を備え、降下バケット22の容量に応じてこれら錘24を必要個数積み込むことができるようにしている。
【0030】
なお、上記降下バケット22は、必要量の錘24を積めるとともに、ベルト用フック18に引掛けられるものであれば、どのようなものであってもよい。ただし、図示のように降下バケット22の4箇所に止めた吊り手25が、降下バケット22をバランスよく保てるので最適である。
【0031】
上記のようにした点検装置は、ベルト上部16aとベルト下部16bとを、着脱手段17を介して連結するとともに、この点検ベルト16を屋内に位置させたアーム2に吊り下げる。そして、この点検ベルト16のベルト下部16bに連結したベルト用フック18に連結用フック23を引掛ける。
【0032】
さらに、上記ベルト用フック18には降下バケット22の吊り手25を引掛け、連結用フック23はロープ6のループ7に引掛ける。
そして、降下バケット22に必要量の錘24を積んで図1の状態を保ってから、アーム2を窓の外に突き出すとともに、リール15を投げ下ろす。
【0033】
アーム2を窓の外に突き出した状態で、点検作業員は屋内から手を伸ばして、着脱手段17の押圧部20を押せば、点検ベルト16のベルト上部16aとベルト下部16bとが切り離され、降下バケット22は錘24の重さによって下降する。このときの下降速度は調速器5で制御される。
【0034】
もし、降下バケット22が所定の速度で下降しなければ、この緩降機は正常に機能していないことになり、それによって緩降機の正常あるいは異常を判別できることになる。
しかも、上記のような点検作業において、その点検作業員が窓から降りる必要がないので、従来のようにうっかりミスによって、大事故を起こすことはほとんどなくなる。
【0035】
また、着脱手段17の押圧部20を押すことによって、ベルト上部16aとベルト下部16bとを切り離すことができるようにしたので、ワンタッチで操作が可能になり、その分、安全性も向上することになる。
さらに、錘24を複数備えているので、点検時に求める下降速度に応じて、降下バケット22の重さを自由に調整できる。
【0036】
図3に示した第2実施形態は、その着脱手段26を第1実施形態の着脱手段17と相違させたもので、その他の構成は第1実施形態と同じである。したがって、第2実施形態に関しては、着脱手段26についてのみ説明し、その他の構成要素の説明は省略する。
【0037】
上記着脱手段26は、その本体部27の上端部分のリング28に、上記点検ベルト16のベルト上部16aを固定する。そして、上記本体部27から突出させた支持片29の先端にレバー30を回動自在に取り付けている。また、上記支持片29よりもさらに下方には引掛け片31を本体部27に対して回動自在に設けている。そして、この引掛け片31は、その先端をレバー30のピン32に引掛けられるようにしている。つまり、上記レバー30はスプリング33のばね力の作用で、通常は図示の位置を保持するが、この通常位置において、上記引掛け片31がピン32に引っ掛かるようにしている。
【0038】
上記のようにピン32に先端を引掛けた引掛け片31には、点検ベルト16のベルト下部16bの輪を通すようにしている。
したがって、レバー30を点線で示す位置まで回動すれば、引掛け片31がピン32から外れ、それにともなってベルト下部16bが引掛け片31から外れることになる。
【0039】
図4に示した第3実施形態も、その着脱手段34を第1実施形態の着脱手段17と相違させたもので、その他の構成は第1実施形態と同じである。したがって、第3実施形態に関しても、着脱手段34についてのみ説明し、その他の構成要素の説明は省略する。
【0040】
上記着脱手段34は、本体部34aと挿入部34bとからなり、本体部34aをベルト上部16aに固定している。また、上記挿入部34bに一対の掛止め片35を設け、この掛止め片35を本体部34aに挿入することによって、上記掛止め片35が本体部34aの凹部36から突出して、本体部34aと挿入部34bとが連結される。そして、上記凹部36から突出している掛止め片35を押し込めば、その連結状態が解除される。
【産業上の利用可能性】
【0041】
緩降機が正常に機能しているかどうかを判定する手段として有効である。
【符号の説明】
【0042】
1 取付金具
2 アーム
5 調速器
13 着用具
16 点検ベルト
16a ベルト上部
16b ベルト下部
17 着脱手段
17b 挿入部
20 押圧部
22 降下バケット
24 錘
26,34 着脱手段
【要約】
【課題】 うっかりミスによって大事故が発生しない点検装置を提供する
【解決手段】 緩降機が正常に機能しているかどうかを点検するために、ダミーを降下させるようにした点に特徴を有する。このダミーは、錘24を積載する降下バケット22からなり、この降下バケットを、点検ベルト16を介して取付金具1に設けたアーム2にぶら下げる。そして、この点検ベルトは、ベルト上部16a及びベルト下部16bからなり、しかも、それらベルト上部及びベルト下部とは、着脱手段17を介して切り離し可能に連結されている。また、上記降下バケット22は着用具13に連係させる。このように降下バケットをアームからぶら下げるとともに、着用具に連係した状態で、上記点検ベルトのベルト上部とベルト下部とを切り離せば、着用具は、調速器で速度制御されながら、ダミーである降下バケットとともに下降することになる。
【選択図】 図1
図1
図2
図3
図4
図5