【実施例】
【0161】
以下の実施例は、本発明を説明することを意図したものであり、本発明を限定するものではない。用語「周囲温度」及び「室温」は互換的に使用され、約20℃の温度を示す。
序文:
原則として、調製した化合物について1H-NMR及び/又は質量スペクトルを得た。Merckシリカゲル60 F
254プレート及び254nmのUV線を用いてR
f値を決定する。
実験パート
上記及び後記で下記略語を使用する。
【0162】
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【0163】
分析方法
HPLC
【0164】
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分析カラム:XBridge C18(Waters) 2.5μm;3.0×30mm;カラム温度:40℃;流れ:1.3mL/分。
【0165】
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分析カラム:Sunfire C18(Waters) 3.5μm;4.6×50mm;カラム温度:60℃;流れ:2mL/分;検出210〜500nm。
【0166】
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分析カラム:X-terra MS C18 (Waters) 2.5 μm;4.6×30mm;カラム温度rt;流れ:1.0mL/分;検出210〜420nm。
【0167】
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分析カラム:Zorbax StableBond C18(Agilent) 1.8μm;3.0×30mm;カラム温度40℃;流れ:1.3mL/分。
【0168】
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分析カラム:Sunfire C18 (Waters) 3.5μm;4.6×50mm;カラム温度60℃;流れ:1.5mL/分;検出210〜500nm。
【0169】
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分析カラム:XBridge C18 (Waters) 2.5μm;3.0×30mm;カラム温度60℃;流れ:1.3mL/分。
【0170】
方法G
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【0171】
方法H
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【0172】
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【0173】
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【0174】
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分析カラム: XBridge-C8 (Waters), 5.0μm;4.6×150mm;カラム温度:rt;流れ:1.0mL/分
【0175】
方法L
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【0176】
方法M
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【0177】
方法N
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【0178】
方法O
[この文献は図面を表示できません]
【0179】
方法P
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【0180】
方法Q
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【0181】
方法R
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【0182】
方法S
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【0183】
方法T
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【0184】
方法U
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【0185】
方法V
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【0186】
方法W
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【0187】
方法X
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【0188】
方法Y
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【0189】
方法Z
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【0190】
方法AA
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【0191】
方法AB
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【0192】
方法AC
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方法AD
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【0193】
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分析カラム: XBridge C18 (Waters) 2.5μm;3.0×30mm;カラム温度:40℃;流れ:1.3mL/分
【0194】
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【0195】
出発化合物の調製
実施例I
実施例I.1
(S)-N-[1-(4-ブロモ-フェニル)-エチル]-アセトアミド
【0196】
【化76】
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【0197】
23.6mL(250mmol)の無水酢酸を200mLのジクロロメタン中50.0g(250mmol)の(S)-1-(4-ブロモフェニル)-エチルアミンに反応温度を30℃未満に維持しながら加える。rtで12時間撹拌を続ける。その後、飽和NaHCO
3溶液を加える。有機層を分離し、水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、溶媒を蒸発により除去する。
C
10H
12BrNO(M=242.1g/mol)、ESI-MS:240/242[M+H]
+
R
t(HPLC):1.03分(方法L)
実施例I.1に類似して下記化合物を調製する。
実施例I.2
N-[2-(4-ブロモ-フェニル)-1-メチル-エチル]-アセトアミド
【0198】
【化77】
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【0199】
遊離体:2-(4-ブロモ-フェニル)-1-メチル-エチルアミン(J. Org. Chem. 1985, 50, 133)。C
11H
14BrNO (M = 256.1 g/mol), ESI-MS: 256 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.60分(方法C)
実施例I.3
(S)-シクロプロパンカルボン酸[1-(4-ブロモ-フェニル)-エチル]-アミド
【0200】
【化78】
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【0201】
C
12H
14BrNO (M = 268.2 g/mol), ESI-MS: 268 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.76分(方法C)
実施例I.4
(S)-N-[1-(4-ブロモ-フェニル)-エチル]-プロピオンアミド
【0202】
【化79】
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【0203】
C
11H
14BrNO (M = 256.1 g/mol), EI-MS: 256 [M]
+
R
t (HPLC):1.05分(方法G)
実施例I.5
N-[1-(4-ブロモ-フェニル)-プロピル]-アセトアミド
【0204】
【化80】
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【0205】
C
11H
14BrNO (M = 256.1 g/mol), ESI-MS: 256 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.08分(方法G)
実施例I.6
(R)-N-[1-(4-ブロモ-フェニル)-エチル]-アセトアミド
【0206】
【化81】
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【0207】
遊離体:(R)-1-(4-ブロモフェニル)-エチルアミン
C
10H
12BrNO (M = 242.1 g/mol), ESI-MS: 242 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.63分(方法A)
実施例I.7
N-[1-(4-ブロモ-フェニル)-シクロプロピル]-アセトアミド
【0208】
【化82】
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【0209】
C
11H
12BrNO (M = 254.1 g/mol), ESI-MS: 255 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.58分(方法A)
【0210】
実施例II
実施例II.1
(S)-[1-(4-ブロモ-フェニル)-エチル]-カルバミン酸メチルエステル
【0211】
【化83】
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【0212】
17.2g(105mmol)のCDTを300mLのジクロロメタン中20.0g(100mmol)の(S)-1-(4-ブロモフェニル)-エチルアミンと17.6mL(125mmol)のTEAの混合物に0℃で加える。5℃で15分間撹拌を続ける。その後、溶媒を真空中で除去し、50mLのメタノールに取る。33.4mL(180mmol)のナトリウムメトキシド(メタノール中30%)を加えてrtで48時間撹拌を続ける。その後、溶媒を真空中で除去し、残渣を酢酸エチルに取って飽和KHSO
4溶液(2×)と水で洗浄する。有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、溶媒を蒸発により除去する。
C
10H
12BrNO
2 (M = 258.1 g/mol), ESI-MS: 258 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.60分(方法A)
実施例II.1に類似して下記化合物を調製する。
実施例II.2
(S)-3-[1-(4-ブロモ-フェニル)-エチル]-1,1-ジメチル尿素
【0213】
【化84】
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【0214】
遊離体:ジメチルアミン
C
11H
15BrN
2O (M = 271.2 g/mol), ESI-MS: 271 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.68分(方法A)
【0215】
実施例III
実施例III.1
(S)-N-[1-(4-ヨード-フェニル)-エチル]-アセトアミド
【0216】
【化85】
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【0217】
9.01g(47.3mmol)のヨウ化銅(I)を1.3Lの1,4-ジオキサン中114.6g(473.3mmol)の(S)-N-[1-(4-ブロモ-フェニル)-エチル]-アセトアミド(I.1)、283.8g(1.893mmol)のヨウ化ナトリウム及び10.43g(118.3mmol)のN,N’-ジメチルエチレンジアミンの混合物に加える。混合物を120℃で60時間撹拌する。その後、溶媒を蒸発させ、残渣を2Lのジクロロメタンに懸濁させて氷(1kg)、アンモニア(1L)及び水(2L)の混合物に注ぐ。有機層を分離し、水層をジクロロメタン(2×)で洗浄し、混ぜ合わせた有機層を水(2×)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、溶媒を蒸発させて残渣をジエチルエーテルで洗浄する。
C
10H
12INO (M = 289.1 g/mol), ESI-MS: 290 [M+H]
+
R
f (TLC):0.57 (シリカゲル、ジクロロメタン:メタノール 9:1)
実施例III.1に類似して下記化合物を調製する。
実施例III.2
N-[2-(4-ヨード-フェニル)-1-メチル-エチル]-アセトアミド
【0218】
【化86】
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【0219】
C
11H
14INO (M = 303.1 g/mol), ESI-MS: 304 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.85分(方法C)
【0220】
実施例IV
実施例IV.1
(S)-N-[1-(4-ピリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アセトアミド
【0221】
【化87】
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【0222】
不活性ガス雰囲気下で181mg(0.248mmol)のPdCl
2(dppf)×CH
2Cl
2を300mLの1,4-ジオキサンと100mLのメタノール中30.0g(124mmol)の(S)-N-[1-(4-ブロモ-フェニル)-エチル]-アセトアミド(I.1)、139mL(279mmol)の2N炭酸ナトリウム溶液及び16.8g(136mmol)のピリジン-4-ボロン酸の混合物に加える。混合物を還流温度で5時間撹拌する。その後、残渣を水(3L)に注いでジクロロメタン(3×)で抽出する。混ぜ合わせた有機層を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させる。溶媒を蒸発させて残渣をアセトン及びtert-ブチルメチルエーテルと摩砕する。
C
15H
16N
2O (M = 240.3 g/mol), ESI-MS: 241 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.44分(方法A)
実施例IV.1に類似して下記化合物を調製する。
実施例IV.2
(S)-[1-(4-ピリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-カルバミン酸メチルエステル
【0223】
【化88】
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【0224】
C
15H
16N
2O
2 (M = 256.3 g/mol), ESI-MS: 257 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.60分(方法A)
実施例IV.3
(S)-1,1-ジメチル-3-[1-(4-ピリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-尿素
【0225】
【化89】
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C
16H
19N
3O (M = 269.3 g/mol), ESI-MS: 270 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.49分(方法A)
【0226】
実施例IV.4
(S)-シクロプロパンカルボン酸 [1-(4-ピリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アミド
【0227】
【化90】
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【0228】
C
17H
18N
2O (M = 266.3 g/mol), ESI-MS: 267 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.56分(方法A)
実施例IV.5
(S)-[1-(4-ピリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-カルバミン酸tert-ブチルエステル
【0229】
【化91】
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【0230】
遊離体:(S)-[1-(4-ブロモ-フェニル)-エチル]-カルバミン酸tert-ブチルエステル
C
18H
22N
2O
2 (M = 298.4 g/mol), ESI-MS: 299 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.92分(方法A)
実施例IV.6
(S)-N-[1-(4-ピリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-プロピオンアミド
【0231】
【化92】
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【0232】
C
16H
18N
2O (M = 254.3 g/mol), ESI-MS: 255 [M+H]
+
R
t (HPLC):0.94分(方法G)
実施例IV.7
N-[1-(4-ピリジン-4-イル-フェニル)-プロピル]-アセトアミド
【0233】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0234】
C
16H
18N
2O (M = 254.3 g/mol), ESI-MS: 255 [M+H]
+
R
t (HPLC):0.84分(方法G)
実施例IV.9
(R)-N-[1-(4-ピリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アセトアミド
【0235】
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
【0236】
C
15H
16N
2O (M = 240.3 g/mol), ESI-MS: 241 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.40分(方法A)
実施例IV.10
N-[1-(4-ピリジン-4-イル-フェニル)-シクロプロピル]-アセトアミド
【0237】
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0238】
C
16H
16N
2O (M = 252.3 g/mol), ESI-MS: 253 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.41分(方法A)
【0239】
実施例V
実施例V.1
(S)-N-[1-(ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アセトアミド
【0240】
【化96】
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【0241】
195mLの1N HClを500mLのエタノール中の21.9g(91.1mmol)の(S)-N-[1-(4-ピリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アセトアミド(IV.1)に加える。2.00gの酸化白金(IV)を用いてrtで6.5時間混合物を水素化(3バール)する。その後、触媒をろ別し、溶媒を蒸発させ、残渣を水に取り、1N NaOHで中和して酢酸エチル/メタノールで抽出する。有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、溶媒を蒸発させる。水層を塩化ナトリウムで飽和させてTHFで抽出する。有機層を飽和NaCl溶液で洗浄し、溶媒を蒸発させる。混ぜ合わせた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;溶出液A:THF、溶出液B:THF/メタノール/アンモニア2:1:0.1)で精製して所望生成物を得る。
C
15H
22N
2O (M = 246.3 g/mol), ESI-MS: 247 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.42分(方法A)
実施例V.1に類似して下記化合物を調製する。
実施例V.2
(S)-[1-(4-ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-カルバミン酸メチルエステル
【0242】
【化97】
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【0243】
C
15H
22N
2O
2 (M = 262.3 g/mol), ESI-MS: 263 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.60分(方法A)
実施例V.3
(S)-1,1-ジメチル-3-[1-(4-ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-尿素
【0244】
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
【0245】
C
16H
25N
3O (M = 275.4 g/mol), ESI-MS: 276 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.48分(方法A)
実施例V.4
(S)-シクロプロパンカルボン酸[1-(4-ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アミド
【0246】
【化99】
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【0247】
C
17H
24N
2O (M = 272.4 g/mol), ESI-MS: 273 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.12分(方法A)
実施例V.5
(S)-[1-(4-ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-カルバミン酸tert-ブチルエステル
【0248】
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
【0249】
C
18H
28N
2O
2 (M = 304.4 g/mol), ESI-MS: 305 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.12分(方法A)
実施例V.6
(R)-N-[1-(ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アセトアミド
【0250】
【化101】
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【0251】
C
15H
22N
2O (M = 246.3 g/mol), ESI-MS: 247 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.10分(方法A)
実施例V.7
N-(1-(4-(ピペリジン-4-イル)フェニル)シクロプロピル)アセトアミド
【0252】
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
【0253】
C
16H
22N
2O (M = 258.4 g/mol), ESI-MS: 259 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.40分(方法A)
【0254】
実施例VI
実施例VI.1
4-[4-(2-アセチルアミノ-プロピル)-フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル
【0255】
【化103】
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【0256】
不活性ガス雰囲気下で303mg(1.00mmol)のN-[2-(4-ヨード-フェニル)-1-メチル-エチル]-アセトアミド(III.2)を5mLのDMF中の309mg(1.00mmol)の4-(4,4,5,5-テトラメチル-[1,3,2]ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル、49mg(0.060mmol)のPdCl
2(dppf)×CH
2Cl
2及び415mg(3.00mol)のK
2CO
3の混合物に加える。混合物をrtで48時間撹拌する。その後、溶媒を蒸発させ、残渣を酢酸エチルに取って水で洗浄する。硫酸ナトリウム上で乾燥させた後、溶媒を真空中で除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;酢酸エチル)で精製して所望生成物を得る。
C
21H
30N
2O
3 (M = 358.5 g/mol), ESI-MS: 376 [M+NH
4]
+
R
f (TLC):0.20 (シリカゲル, DCM/酢酸エチル 1:1)
【0257】
実施例VII
実施例VII.1
4-[4-(2-アセチルアミノ-プロピル)-フェニル]-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル
【0258】
【化104】
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【0259】
100mLのメタノール中2.20g(6.14mmol)の4-[4-(2-アセチルアミノ-プロピル)-フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(VI.1)を250mgの炭素上パラジウム(10%)を用いてrtで7.0時間水素化(345kPa(50psi))する。その後、触媒をろ別し、溶媒を蒸発させて所望生成物を得る。
C
21H
32N
2O
3 (M = 360.5 g/mol), ESI-MS: 361 [M+H]
+
R
f (TLC):0.40 (シリカゲル, DCM/メタノール 9:1)
【0260】
実施例VIII
実施例VIII.1
N-[1-メチル-2-(4-ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アセトアミド
【0261】
【化105】
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【0262】
50mLのジクロロメタン中2.10g(5.83mmol)の4-[4-(2-アセチルアミノ-プロピル)-フェニル]-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(VII.1)を4.4mL(58.3mmol)のトリフルオロ酢酸に加える。混合物をrtで3時間撹拌する。その後、溶媒を蒸発させ、残渣を酢酸エチルに取って飽和NaHCO
3溶液で洗浄する。硫酸ナトリウム上で乾燥させた後、溶媒を真空中で除去して残渣をジエチルエーテルから再結晶させる。
C
16H
24N
2O (M = 260.4 g/mol), ESI-MS: 261 [M+H]
+
R
f (TLC):0.20 (シリカゲル, DCM/メタノール/NH
4OH 5:1:0.02)
【0263】
実施例IX
実施例IX.1
5-(4-ヨード-ピリジン-2-イルオキシ)-ピリミジン
【0264】
【化106】
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【0265】
200mLのDMF中の259mg(26.9mmol)のピリミジン-5-オール(J. Chem. Soc. 1956, 2033)を108mg(26.9mmol)の水素化ナトリウム(鉱油中60%の分散液)に加える。混合物をrtで20分間撹拌する。その後、500mg(22.4mmol)の2-フルオロ-4-ヨードピリジンを加えて混合物を80℃で12時間撹拌する。引き続き混合物を水に注いで酢酸エチル(3×)で抽出する。混ぜ合わせた有機層を食塩水で洗浄する。硫酸ナトリウム上で乾燥させた後、溶媒を真空中で除去して残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘプタン/酢酸エチル,勾配0→60%)で精製して所望生成物を得る。
C
9H
6IN
3O (M = 299.1 g/mol), ESI-MS: 300 [M+H]
+
実施例IX.1に類似して下記化合物を調製する。
実施例IX.2
4-ヨード-2-フェノキシ-ピリジン
【0266】
【化107】
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【0267】
C
11H
8INO (M = 297.1 g/mol), ESI-MS: 298 [M+H]
+
実施例IX.3
5-ブロモ-2-シクロプロピルメトキシ-ピリミジン
【0268】
【化108】
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【0269】
遊離体:5-ブロモ-2-クロロ-ピリミジン/シクロプロピルメタノール
C
8H
9BrN
2O (M = 229.1 g/mol), ESI-MS: 229 [M+H]
+
R
t (HPLC):0.98分(方法H)
実施例IX.4
5-ブロモ-2-エトキシ-4-メトキシ-ピリミジン
【0270】
【化109】
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【0271】
遊離体:5-ブロモ-2-クロロ-4-メトキシ-ピリミジン/エタノール
C
7H
9BrN
2O
2 (M = 233.1 g/mol), EI-MS: 232 [M]
+
R
t (HPLC): 0.97分(方法F)
実施例IX.5
5-ブロモ-2-シクロプロピルメトキシ-4-メトキシ-ピリミジン
【0272】
【化110】
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【0273】
遊離体:5-ブロモ-2-クロロ-4-メトキシ-ピリミジン/シクロプロピルメタノール
C
9H
11BrN
2O
2 (M = 259.1 g/mol), EI-MS: 258 [M]
+
R
t (HPLC): 1.09分(方法F)
実施例IX.6
5-(5-ブロモ-ピリジン-2-イルオキシ)-ピリミジン
【0274】
【化111】
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【0275】
遊離体:2,5-ジブロモ-ピリジン/5-ヒドロキシピリミジン
塩基として炭酸セシウム、溶媒としてDMAを使用
C
9H
6BrN
3O (M = 252.1 g/mol), EI-MS: 252 [M]
+
R
t (HPLC): 1.16分(方法M)
実施例IX.7
4-ブロモ-2-フェノキシ-ピリジン
【0276】
【化112】
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【0277】
遊離体:4-ブロモ-2-フルオロ-ピリジン/フェノール
C
11H
8BrNO (M = 250.1 g/mol), ESI-MS: 250 [M+H]
+
R
t (HPLC): 1.12分(方法G)
【0278】
実施例X
実施例X.1
4-ヨード-1-プロピル-1H-ピリジン-2-オン
【0279】
【化113】
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【0280】
10mのLDMF中の2.0g(9.05mmol)の4-ヨード-1H-ピリジン-2-オンと3.13g(22.6mmol)の炭酸カリウムの混合物に1.05mL(10.9mmol)の1-ヨードプロパンを加える。混合物をrtで2時間撹拌する。引き続き混合物を水に注ぎ、酢酸エチル(2×)で抽出する。混ぜ合わせた有機層を飽和NaHCO
3溶液で洗浄する。硫酸ナトリウム上で乾燥させた後、溶媒を真空中で除去して残渣をHPLC(カラム:Agilent Stablebond C18、7μM;溶出液A:水+0.15%のHCOOH、溶出液B: MeOH)で精製して所望生成物を得る。
C
8H
10INO (M = 263.1 g/mol), ESI-MS: 264 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.51分(方法A)
実施例X.1に類似して下記化合物を調製する。
実施例X.2
1-ブロモ-2-メトキシ-4-プロポキシ-ベンゼン
【0281】
【化114】
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【0282】
遊離体:4-ブロモ-3-メトキシ-フェノール/1-ブロモプロパン
C
10H
13BrO
2 (M = 245.1 g/mol), ESI-MS: 245 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.12分(方法A)
実施例X.3
1-ブロモ-2-メチル-4-プロポキシ-ベンゼン
【0283】
【化115】
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【0284】
遊離体:4-ブロモ-3-メチル-フェノール/1-ブロモプロパン
C
10H
13BrO (M = 229.1 g/mol)
R
t (HPLC):2.31分(方法A)
R
f (TLC):0.79 (シリカゲル, シクロヘキサン/酢酸エチル 9:1)
実施例X.4
1-ブロモ-2-クロロ-4-プロポキシ-ベンゼン
【0285】
【化116】
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【0286】
遊離体:4-ブロモ-3-クロロ-フェノール/1-ブロモプロパン
C
9H
10BrClO (M = 249.5 g/mol)
R
t (HPLC):2.37分(方法A)
R
f (TLC):0.78 (シリカゲル, シクロヘキサン/酢酸エチル 9:1)
実施例X.5
1-ブロモ-4-シクロプロピルメトキシ-2-メトキシ-ベンゼン
【0287】
【化117】
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【0288】
遊離体:4-ブロモ-3-メトキシ-フェノール/クロロメチルシクロプロパン
C
11H
13BrO
2 (M = 257.1 g/mol), ESI-MS: 257 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.11分(方法A)
実施例X.6
1-ブロモ-4-シクロブトキシ-2-メトキシ-ベンゼン
【0289】
【化118】
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【0290】
遊離体:4-ブロモ-3-メトキシ-フェノール/シクロブチルブロミド
C
11H
13BrO
2 (M = 257.1 g/mol)
ESI-MS: 257 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.18分(方法A)
実施例X.7
1-ブロモ-4-エトキシ-2-メトキシ-ベンゼン
【0291】
【化119】
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遊離体:4-ブロモ-3-メトキシ-フェノール/ブロモエタン
C
9H
11BrO
2 (M = 231.1 g/mol)
ESI-MS: 231 [M+H]
+
R
t (HPLC): 2.00分(方法A)
実施例X.8
1-ブロモ-4-sec-ブチルオキシ-2-メトキシ-ベンゼン
【0292】
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
【0293】
遊離体:4-ブロモ-3-メトキシ-フェノール/2-ブロモブタン
C
11H
15BrO
2 (M = 259.1 g/mol)
ESI-MS: 259 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.21分(方法A)
実施例X.9
2-ブロモ-5-イソプロポキシ-ベンゾニトリル
【0294】
【化121】
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【0295】
遊離体:2-ブロモ-5-ヒドロキシ-ベンゾニトリル/2-ブロモプロパン
C
10H
10BrNO (M = 240.1 g/mol)
EI-MS: 239 [M]
+
R
t (HPLC):1.98分(方法A)
実施例X.10
2-ブロモ-5-シクロブトキシ-ベンゾニトリル
【0296】
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
【0297】
遊離体:2-ブロモ-5-ヒドロキシ-ベンゾニトリル/シクロブチルブロミド
C
11H
10BrNO (M = 252.1 g/mol)
EI-MS: 251 [M]
+
R
t (HPLC):2.07分(方法A)
実施例X.11
2-ブロモ-5-プロポキシ-ベンゾニトリル
【0298】
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
【0299】
遊離体:2-ブロモ-5-ヒドロキシ-ベンゾニトリル/1-ブロモプロパン
C
10H
10BrNO (M = 240.1 g/mol)
ESI-MS: 257 [M+NH
4]
+
R
t (HPLC):2.27分(方法A)
実施例X.12
2-ブロモ-5-シクロプロピルメトキシ-ベンゾニトリル
【0300】
【化124】
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【0301】
遊離体:2-ブロモ-5-ヒドロキシ-ベンゾニトリル/クロロメチルシクロプロパン
C
11H
10BrNO (M = 252.1 g/mol)
ESI-MS: 252 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.00分(方法A)
実施例X.13
2-ブロモ-5-エトキシ-ベンゾニトリル
【0302】
【化125】
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【0303】
遊離体:2-ブロモ-5-ヒドロキシ-ベンゾニトリル/ブロモエタン
C
9H
8BrNO (M = 226.1 g/mol)
ESI-MS: 226 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.82分(方法A)
実施例X.14
5-ブトキシ-2-フルオロ-ベンゾニトリル
【0304】
【化126】
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【0305】
遊離体:2-フルオロ-5-ヒドロキシ-ベンゾニトリル/1-ブロモブタン
C
11H
12FNO (M = 193.2 g/mol)
R
t (HPLC):2.02分(方法A)
R
f (TLC):0.64 (シリカ;シクロヘキサン/酢酸エチル 8:2)
実施例X.15
1-ブロモ-2-フルオロ-4-プロポキシ-ベンゼン
【0306】
【化127】
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【0307】
遊離体:4-ブロモ-3-フルオロ-フェノール/1-ブロモプロパン
C
9H
10BrFO (M = 233.1 g/mol)
EI-MS: 232 [M]
+
R
t (HPLC):2.12分(方法F)
実施例X.16
5-sec-ブトキシ-2-フルオロ-ベンゾニトリル
【0308】
【化128】
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【0309】
遊離体:2-フルオロ-5-ヒドロキシ-ベンゾニトリル/2-ブロモブタン
C
11H
12FNO (M = 193.2 g/mol)
R
t (HPLC):1.86分(方法F)
R
f (TLC):0.60 (シリカ;シクロヘキサン/酢酸エチル 8:2)
実施例X.17
1-ブロモ-2-フルオロ-4-イソプロポキシ-ベンゼン
【0310】
【化129】
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【0311】
遊離体:4-ブロモ-3-フルオロ-フェノール/2-ブロモプロパン
C
9H
10BrFO (M = 233.1 g/mol)
R
t (HPLC):2.25分(方法F)
R
f (TLC):0.27 (シリカ;シクロヘキサン)
実施例X.18
1-ブロモ-4-シクロプロピルメトキシ-2-フルオロ-ベンゼン
【0312】
【化130】
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【0313】
遊離体:4-ブロモ-3-フルオロ-フェノール/ クロロメチルシクロプロパン
C
10H
10BrFO (M = 245.1 g/mol)
EI-MS: 244 [M]
+
R
t (HPLC):2.08分(方法F)
実施例X.19
1-ブロモ-4-エトキシ-2-フルオロ-ベンゼン
【0314】
【化131】
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【0315】
遊離体:4-ブロモ-3-フルオロ-フェノール/エチルブロミド
C
8H
8BrFO (M = 219.1 g/mol)
R
f (TLC):0.57分(シリカゲル, CyH)
R
t (HPLC):2.16分(方法F)
実施例X.20
1-ブロモ-3-シクロブトキシ-ベンゼン
【0316】
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
【0317】
遊離体:3-ブロモ-フェノール/クロロ-シクロブタン
C
10H
11BrO (M = 227.1 g/mol)
R
f (TLC):0.58 (シリカゲル, CyH)
R
t (HPLC):1.40分(方法L)
実施例X.21
1-ブロモ-2-フルオロ-4-(3-メトキシ-プロポキシ)-ベンゼン
【0318】
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
【0319】
遊離体:4-ブロモ-3-フルオロ-フェノール/1-ブロモ-3-メトキシプロパン
C
10H
12BrFO
2 (M = 263.1 g/mol),
R
f (TLC):0.49 (シリカゲル, CyH/EtOAc 9/1)
R
t (HPLC):0.72分(方法H)
実施例X.22
2-クロロ-5-エトキシ-3-フルオロ-ピリジン
【0320】
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
【0321】
遊離体:2-クロロ-3-フルオロ-5-ヒドロキシ-ピリジン/エチルブロミド
C
7H
7ClFNO (M = 175.6 g/mol), ESI-MS: 176 [M+H]
+
R
t (HPLC): 1.07分(方法L)
実施例X.23
1-ブロモ-4-(2-シクロプロピル-エトキシ)-2-フルオロ-ベンゼン
【0322】
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
【0323】
遊離体:4-ブロモ-3-フルオロ-フェノール/(2-ヨード-エチル)-シクロプロパン
C
11H
12BrFO (M = 259.1 g/mol),
R
f (TLC):0.71 (シリカゲル, CyH/EtOAc 9/1)R
t (HPLC):1.43分(方法L)
実施例X.24
2-クロロ-5-シクロプロピルメトキシ-3-フルオロ-ピリジン
【0324】
【化136】
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【0325】
遊離体:2-クロロ-3-フルオロ-5-ヒドロキシ-ピリジン/(ブロモメチル)シクロプロパン
C
9H
9ClFNO (M = 201.6 g/mol), ESI-MS: 202 [M+H]
+
R
t (HPLC): 1.20分(方法L)
実施例X.25
2-クロロ-3-フルオロ-5-プロポキシ-ピリジン
【0326】
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
【0327】
遊離体:2-クロロ-3-フルオロ-5-ヒドロキシ-ピリジン/1-ブロモプロパン
C
8H
9ClFNO (M = 189.6 g/mol), ESI-MS: 190 [M+H]
+
R
t (HPLC): 1.19分(方法L)
実施例X.26
2-クロロ-5-プロポキシ-ピリミジン
【0328】
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
【0329】
遊離体:2-クロロ-5-ヒドロキシ-ピリミジン/1-ブロモプロパン
C
7H
9ClN
2O (M = 172.6 g/mol), ESI-MS: 173 [M+H]
+
R
t (HPLC): 1.53分(方法A)
実施例X.27
1-ブロモ-4-(2,2-ジフルオロ-シクロプロピルメトキシ)-ベンゼン
【0330】
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0331】
遊離体:4-ブロモ-3-フェノール/ 2-ブロモメチル-1,1-ジフルオロ-シクロプロパン
C
10H
9BrF
2O (M = 263.1 g/mol), EI-MS: 262 [M]
+
R
t (HPLC):1.15分(方法G)
実施例X.28
1-ブロモ-4-(2-シクロプロピル-エトキシ)-ベンゼン
【0332】
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0333】
遊離体:4-ブロモ-フェノール/(2-ヨード-エチル)-シクロプロパン
C
11H
13BrO (M = 241.1 g/mol), EI-MS: 240 [M]
+
R
t (HPLC):1.30分(方法G)
実施例X.29
2-クロロ-5-シクロプロピルメトキシ-ピリミジン
【0334】
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0335】
遊離体:2-クロロ-5-ヒドロキシ-ピリミジン/(ブロモメチル)シクロプロパン
C
8H
9ClN
2O (M = 184.6 g/mol), ESI-MS: 185 [M+H]
+
R
t (HPLC): 1.23分(方法N)
実施例X.30
2-クロロ-5-(2,2-ジフルオロシクロプロピルメトキシ)-ピリミジン
【0336】
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【0337】
遊離体:2-クロロ-5-ヒドロキシ-ピリミジン/2-ブロモメチル-1,1-ジフルオロ-シクロプロパン
C
8H
7ClF
2N
2O (M = 220.6 g/mol), ESI-MS: 221 [M+H]
+
R
t (HPLC): 1.21分(方法N)
実施例X.31
1-ブロモ-4-(2,2-ジフルオロ-シクロプロピルメトキシ)-2-フルオロ-ベンゼン
【0338】
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0339】
遊離体:4-ブロモ-3-フルオロ-フェノール/ 2-ブロモメチル-1,1-ジフルオロ-シクロプロパン
C
10H
8BrF
3O (M = 281.1 g/mol), EI-MS: 282 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.31分(方法L)
実施例X.32
4-ブロモ-2-エトキシ-5-フルオロ-ピリジン
【0340】
【化144】
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【0341】
遊離体:4-ブロモ-5-フルオロ-ピリジン-2-オール/ヨウ化エチル
塩基として塩化メチレン中の炭酸銀を使用
C
7H
7BrFNO (M = 220.0 g/mol), EI-MS: 220 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.27分(方法M)
【0342】
実施例XI
実施例XI.1
N-(2-クロロ-ピリミジン-5-イル)-アセトアミド
【0343】
【化145】
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【0344】
78μL(0.83mmol)の無水酢酸を20mLのジクロロメタン中100mg(0.77mmol)の2-クロロ-ピリミジン-5-イルアミンに0℃で加える。引き続き115μLのTEAを加えてrtで12時間撹拌を続ける。その後、溶媒を蒸発により除去して残渣を水で洗浄する。
C
6H
6ClN
3O (M = 171.6 g/mol)
ESI-MS: 172 [M+H]
+
R
t (HPLC):0.86分(方法A)
【0345】
実施例XII
実施例XII.1
(S)-(1-{4-[1-(4-エトキシ-フェニル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-カルバミン酸tert-ブチルエステル
【0346】
【化146】
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【0347】
6.21g(19.1mmol)の炭酸セシウムを50mLのトルエン/10mLのtert-ブタノール中の5.80mg(19.1mmol)の(S)-[1-(4-ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-カルバミン酸tert-ブチルエステル(V.5)、4.21g(21.0mmol)の1-ブロモ-4-エトキシ-ベンゼン、454mg(0.953mmol)のX-Phos及び214mg(0.953mmol)の酢酸パラジウム(II)の混合物に加える。混合物を不活性ガス雰囲気下120℃で3時間撹拌する。その後、混合物を水に注いで酢酸エチルで抽出する。有機層を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させる。溶媒を真空中で除去して残渣をアセトニトリルから再結晶させる。
C
26H
36N
2O
3 (M = 424.6 g/mol)
ESI-MS: 425 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.10分(方法A)
【0348】
実施例XIII
実施例XIII.1
(S)-1-{4-[1-(4-エトキシ-フェニル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチルアミン二塩酸塩
【0349】
【化147】
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【0350】
11.3mL(14.1mmol)のHCl(メタノール中1.25N)を25mLのジクロロメタン中900mg(2.12mmol)の(S)-(1-{4-[1-(4-エトキシ-フェニル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-カルバミン酸tert-ブチルエステル(XII.1)に加える。混合物をrtで14時間及び50℃で1時間撹拌する。その後、溶媒を真空中で除去して所望生成物を得る。
C
21H
28N
2O・2HCl (M = 397.4 g/mol)
ESI-MS: 325 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.11分(方法D)
NaOH(水中10%)を添加してジクロロメタンで即時抽出することによって、対応する遊離塩基を合成する。有機層を水(2×)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、溶媒を蒸発させて所望生成物を得る。
【0351】
実施例XIV
実施例XIV.1
(S)-N-(1-{4-[1-(6-クロロ-ピリミジン-4-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド
【0352】
【化148】
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【0353】
0.34mL(2.43mmol)のTEAを3mLのTHF中の181mg(1.22mmol)の4,6-ジクロロピリミジンと300mg(1.22mmol)の(S)-N-[1-(4-ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アセトアミド(V.1)の混合物に加える。混合物を80℃で5分間及びrtで2時間撹拌する。その後、水を加えて混合物をジクロロメタン(2×)で抽出する。混ぜ合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させる。溶媒を蒸発させて残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ジクロロメタン/メタノール、勾配98:2→95:5)で精製して所望生成物を得る。
C
19H
23ClN
4O (M = 358.9 g/mol)
ESI-MS: 359 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.00分(方法B)
実施例XIV.1に類似して下記化合物を調製する。
実施例XIV.2
N-(2-{4-[1-(2-クロロ-ピリミジン-4-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-1-メチル-エチル)-アセトアミド
【0354】
【化149】
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【0355】
遊離体:VIII.1/2,4-ジクロロピリミジン
(塩基としてK
2CO
3、溶媒としてアセトンを使用する)
C
20H
25ClN
4O (M = 372.9 g/mol)
ESI-MS: 373 [M+H]
+
実施例XIV.3
(S)-N-(1-{4-[1-(2-クロロ-ピリミジン-4-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド
【0356】
【化150】
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【0357】
遊離体:V.1/4,6-ジクロロピリミジン
C
19H
23ClN
4O (M = 358.9 g/mol); ESI-MS: 359 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.00分(方法P)
実施例XIV.4
(S)-シクロプロパンカルボン酸(1-{4-[1-(2-クロロ-5-シアノ-ピリミジン-4-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アミド
【0358】
【化151】
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【0359】
遊離体:V.4 / 2,4-ジクロロ-5-シアノピリミジン
(塩基としてK
2CO
3、溶媒としてアセトンを使用する)
C
22H
24ClN
5O (M = 409.9 g/mol); ESI-MS: 410 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.97分(方法T)
実施例XIV.5
(S)-シクロプロパンカルボン酸(1-{4-[1-(4-クロロ-5-シアノ-ピリミジン-2-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アミド
【0360】
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【0361】
遊離体:V.4/2,4-ジクロロ-5-シアノピリミジン
(塩基としてK
2CO
3、溶媒としてアセトンを使用する)
C
22H
24ClN
5O (M = 409.9 g/mol); ESI-MS: 410 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.07分(方法T)
実施例XIV.6
(S)-シクロプロパンカルボン酸(1-{4-[1-(6-クロロ-ピリミジン-4-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アミド
【0362】
【化153】
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【0363】
遊離体:V.4 / 4,6-ジクロロピリミジン
C
21H
25ClN
4O (M = 384.9 g/mol); ESI-MS: 385 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.19分(方法L)
実施例XIV.7
(S)-3-(1-{4-[1-(6-クロロ-ピリミジン-4-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-1,1-ジメチル-尿素
【0364】
【化154】
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【0365】
遊離体:V.3 / 4,6-ジクロロピリミジン
C
20H
26ClN
5O (M = 387.9 g/mol); ESI-MS: 388 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.17分(方法L)
実施例XIV.8
(S)-N-(1-{4-[1-(4-クロロ-ピリミジン-2-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド
【0366】
【化155】
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【0367】
遊離体:V.1/4,6-ジクロロピリミジン、溶媒DMF;化合物XIV.3を第2生成物として得る。
C
19H
23ClN
4O (M = 358.9 g/mol); ESI-MS: 359 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.34分(方法L)
【0368】
実施例XV
実施例XV.1
5-クロロ-2-フェニルオキサゾロ[5,4-d]ピリミジン
【0369】
【化156】
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【0370】
7.82g(64.0mmol)の安息香酸と20mLのPOCl
3を一緒に100℃で30分間撹拌する。45分以内で7.00g(42.7mmol)の2,6-ジクロロ-5-アミノピリミジンを数回に分けて加える。反応混合物を同温度でさらに2時間撹拌する。その後、混合物を氷冷NaOH水溶液に慎重に加える。結果として生じる沈殿物をろ別し、水で洗浄し、乾燥させる。
C
11H
6ClN
3O(M = 231.6 g/mol); ESI-MS: 232 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.22 (方法I)
実施例XV.1に類似して下記化合物を調製する。
【0371】
【化157】
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【0372】
実施例XV.5
5-クロロ-2-ピリジン-4-イル-オキサゾロ[5,4-d]ピリミジン
【0373】
【化158】
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【0374】
a)
25g(126mmol)の2-クロロ-5-ニトロ-ピリミジン-4-オール、2.0gのPtO
2及び2.5LのMeOHを1時間水素化(345kPa(50psi))する。混合物をろ過し、濃縮し、乾燥させて5-アミノ-2-クロロ-ピリミジン-4-オールを得る。
b)
5.88g(47.7mmol)のイソニコチン酸と7.74g(47.7mmol)の1,1’-カルボニルジイミダゾールを30mLのDMF中45℃で30分間撹拌した後に8.0g(47.7mmol)の5-アミノ-2-クロロ-ピリミジン-4-オールを加える。混合物をrtで12時間撹拌し、濃縮し、HPLC(逆相、水(+0.1%TFA)/MeOH)で精製してN-(2-クロロ-4-ヒドロキシ-ピリミジン-5-イル)-イソニコチンアミドを得る。
c)
12.0g(35.9mmol)のポリマー結合型トリフェニルホスフィンと5.03mL(35.9mmol)のトリエチルアミンを40mLの1,2-ジクロロエタン中4.77g(20.0mmol)のヘキサクロロエタンに加える。混合物をrtで5分間撹拌する。20mLの1,2-ジクロロエタン中1.00g(4.0mmol)のN-(2-クロロ-4-ヒドロキシ-ピリミジン-5-イル)-イソニコチンアミドを加えて混合物をrtで12時間撹拌する。引き続き混合物を真空中で濃縮し、ジエチルエーテルで処理し、ろ過し、再び濃縮する。残渣をHPLC(逆相;水(+0.1%のTFA)/MeOH)で精製して所望生成物を得る。
C
10H
5ClN
4O(M = 232.6 g/mol); ESI-MS: 233 [M+H]
+
【0375】
実施例XVI
実施例XVI.1
1-ブロモ-4-(2-ブロモエトキシ)ベンゼン
【0376】
【化159】
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【0377】
a)
55.0g(318mmol)の4-ブロモフェノール及び14.1g(352mmol)のNaOHを110mLの水に加える。41.1mL(477mmol)のジブロモエタンをゆっくり加えて反応混合物を還流下で16時間撹拌する。後に反応混合物をジクロロメタンで抽出し、溶媒を真空中で除去する。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、シクロヘキサン/EtOAc 4/1)で精製する。
b)
52.0g(186mmol)の1-ブロモ-4-(2-ブロモエトキシ)ベンゼンを300mLのTHFに加えて0℃に冷却する。30分以内でこの混合物に25.0g(223mmol)のKOtBuを数回に分けて加える。冷浴を除去し、反応混合物をrtで一晩撹拌する。水を添加して反応をクエンチする。結果として生じる混合物をEtOAc(2×)で抽出する。有機相を混ぜ合わせ、食塩水で洗浄し、MgSO
4上で乾燥させ、溶媒を真空中で除去する。結果として生じる生成物をさらに精製せずに使用する。
c)
39.0g(176mmol)の1-ブロモ-4-ビニルオキシベンゼンと32.4mL(441mmol)のクロロヨードメタンを500mLのジクロロエタンに加えて0℃に冷却する。1時間中200mL(200mmol)のジエチル亜鉛溶液(c=ヘキサン中1mol/l)を加えて0℃で2時間撹拌を続ける。200mLのNH
4Cl飽和水溶液を添加して反応をクエンチし、TBME(2×)で抽出する。有機相を混ぜ合わせ、食塩水で洗浄し、MgSO
4上で乾燥させ、溶媒を真空中で除去する。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,PE)で精製する。
C
9H
9BrO(M = 213.1 g/mol)
EI-MS: 212/214 [M]
+
R
f (TLC):0.4 (シリカゲル, PE)
実施例XVI.1に類似して下記化合物を調製する。
実施例XVI.2/XVI.3では、適切なフェノールをMeOH/水(1/1)混合物中でNaOHとrtで1時間反応させることによって、工程a)のフェノラートを前もって作る。次に溶媒を真空中で除去し、結果として生じるナトリウム塩をジブロモ-エタン(5当量)と100℃で24時間反応させる。水を添加して反応混合物をクエンチし、DCMで抽出する。
実施例XVI.4工程aのため:アセトン中のジフェノール及びジブロモエタン(8当量)にCs
2CO
3(5当量)を加えて反応混合物を90℃で45分間撹拌する。水を添加して反応混合物をクエンチし、EtOAcで抽出する。
【0378】
【化160】
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【0379】
実施例XVII
実施例XVII.1
(S)-2-{4-[4-(1-アセチルアミノ-エチル)-フェニル]-ピペリジン-1-イル}-ピリミジン-5-カルボン酸
【0380】
【化161】
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【0381】
80mLのNMP中1.52g(8.5mmol)の2-クロロピリミジン-5-カルボン酸メチルエステルを2.1g(8.5mmol)の(S)-N-[1-(4-ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アセトアミド(V.1)及び2.9mL(17.1mmol)のDIPEAに加えて混合物を100℃で4時間撹拌する。溶媒を真空中で除去する。残渣を100mLのMeOHで処理し、10mLの4N水酸化ナトリウム溶液を加える。混合物を60℃で1時間撹拌する。rtに冷ました後、pHが酸性になるまで4N HCl溶液を加える。沈殿物を収集し、乾燥させて所望生成物を得る。
C
20H
24N
4O
3 (M = 368.4 g/mol); ESI-MS: 369 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.04分(方法P)
【0382】
実施例XVIII
実施例XVIII.1
(S)-シクロプロパンカルボン酸(1-{4-[1-(5-ヨード-ピリミジン-2-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アミド
【0383】
【化162】
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【0384】
10mLのNMP中633mg(2.5mmol)の2-クロロ-5-ヨードピリミジン、757mg(2.5mmol)の(S)-シクロプロパンカルボン酸[1-(4-ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アミド(V.4)及び0.855mL(5.0mmol)のDIPEAを130℃で2時間撹拌する。rtに冷ました後、混合物を水で処理し、沈殿物をろ過で収集してエーテルと摩砕して所望化合物を得る。
C
21H
25IN
4O (M = 476.4 g/mol); ESI-MS: 477 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.25分(方法P)
実施例XVIII.1に類似して下記化合物を調製する。
実施例XVIII.2
(S)-3-(1-{4-[1-(5-ヨード-ピリミジン-2-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-1,1-ジメチル-尿素
【0385】
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
【0386】
遊離体:V.3 / 2-クロロ-5-ヨードピリミジン
C
20H
26IN
5O (M = 479.4 g/mol); ESI-MS: 480 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.22分(方法P)
【0387】
実施例XIX
実施例XIX.1
(S)-N-{1-[4-(2'-フルオロ-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,4']ビピリジニル-4-イル)-フェニル]-エチル}-アセトアミド
【0388】
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
【0389】
10mLのTHFと10mLのDMF中の1.41g(5.74mmol)の(S)-N-[1-(ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アセトアミド(V.1)に0.80mL(5.74mmol)のトリエチルアミン及び0.60g(5.21mmol)の2,4-ジフルオロピリジンを加える。混合物を0℃で12時間撹拌する。引き続き混合物を真空中で濃縮し、残渣をHPLC(C18 RP Sunfire;水(+0.1%のTFA)/MeOH)で精製して所望生成物を得る。
C
20H
24FN
3O (M = 341.4 g/mol); ESI-MS: 342 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.59分(方法T)
【0390】
実施例XX
実施例XX.1
(S)-N-(1-{4-[1-(4-ヒドロキシ-3-メチル-フェニル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド
【0391】
【化165】
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【0392】
40mLのジオキサン中760mg(4.06mmol)の4-ブロモ-2-メチルフェノール、1.7g(16.24mmol)のナトリウム-tert-ブチラート及び484mg(1.62mmol)の2-(ジ-tert-ブチルホスフィノ)ビフェニルの混合物に1.0g(4.06mmol)の(S)-N-[1-(ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アセトアミド(V.1)を加える。引き続き371.7mg(0.41mmol)のトリス-(ジベンジリデンアセトン)-パラジウム(0)をアルゴン雰囲気下で加えて混合物を45℃で12時間撹拌する。次に混合物を水に注ぎ、1N HCl溶液を用いて酸性にしてジクロロメタンで抽出する。引き続きDCM溶液を1N HCl溶液で2回抽出し、混ぜ合わせた水層を固体Na
2HPO
4で中性pHにする。次に沈殿物をDCM/MeOHで処理し、溶媒を真空中で除去する。残渣をHPLC(カラム:C18 RP Sunfire;溶出液A:水+0.1%TFA、溶出液B:MeOH)で精製して所望生成物を得る。
C
20H
28N
2O
2 (M = 352.5 g/mol); ESI-MS: 353 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.14分(方法P)
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、実施例XX.1に類似して下記化合物を調製する。
実施例XX.6では反応の最後に溶媒を真空中で除去し、残渣に2N HClを加える。水層をEtOAcで抽出し、ろ過してから4N NaOHで塩基性にする。結果として生じる沈殿物をろ過して真空中で乾燥させる。
【0393】
【化166】
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【0394】
実施例XXI
実施例XXI.1
(S)-1-ベンジル-4-[4-(1-プロピオニルアミノ-エチル)-フェニル]-ピリジニウムブロミド
【0395】
【化167】
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【0396】
120mLのアセトン中9.60g(37.7mmol)の(S)-N-[1-(4-ピリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-プロピオンアミド(IV.6)に4.91mL(41.5mmol)の臭化ベンジルを加える。混合物を12時間還流させる。その後、沈殿物をろ別し、アセトンで洗浄し、50℃で乾燥させて所望生成物を得る。
C
23H
25N
2O
*Br (M = 425.4 g/mol), EI-MS: 345 [M]
+
R
t (HPLC):1.03分(方法O)
実施例XXI.1に類似して下記化合物を調製する。
実施例XXI.2
1-ベンジル-4-[4-(1-アセチルアミノ-プロピル)-フェニル]-ピリジニウムブロミド
【0397】
【化168】
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【0398】
C
23H
25N
2O
*Br (M = 425.4 g/mol), EI-MS: 345 [M]
+
R
t (HPLC):0.93分(方法N)
【0399】
実施例XXII
実施例XXII.1
(S)-N-{1-[4-(1-ベンジル-1,2,3,6-テトラヒドロ-ピリジン-4-イル)-フェニル]-エチル}-プロピオンアミド
【0400】
【化169】
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【0401】
270mLのエタノール中13.60g(32.0mmol)の(S)-1-ベンジル-4-[4-(1-プロピオニルアミノ-エチル)-フェニル]-ピリジニウムブロミド(XXI.1)に2.42g(64.1mmol)の水素化ホウ素ナトリウムを0℃でゆっくりで加える。混合物をrtで48時間撹拌する。その後、溶媒を真空中で除去し、酢酸エチルを加える。混合物を1N HClで抽出する。水相を4N NaOHで中和し、沈殿物をろ別し、45℃で乾燥させて所望生成物を得る。
C
23H
28N
2O (M = 348.5 g/mol), ESI-MS: 349 [M+H]
+
R
t (HPLC):0.91分(方法N)
実施例XXII.1に類似して下記化合物を調製する。
実施例XXII.2
(N-{1-[4-(1-ベンジル-1,2,3,6-テトラヒドロ-ピリジン-4-イル)-フェニル]-プロピル}-アセトアミド
【0402】
【化170】
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【0403】
C
23H
28N
2O (M = 348.5 g/mol), ESI-MS: 349 [M+H]
+
R
t (HPLC):0.93分(方法N)
【0404】
実施例XXIII
実施例XXIII.1
(S)-N-[1-(4-ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-プロピオンアミド
【0405】
【化171】
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【0406】
130mLのエタノール中の9.58g(27.5mmol)の((S)-N-{1-[4-(1-ベンジル-1,2,3,6-テトラヒドロ-ピリジン-4-イル)-フェニル]-エチル}-プロピオンアミド(XXII.1)を0.80gのPd/C(10%)を用いて50℃で7時間水素化(3バール)する。その後、触媒をろ別し、溶媒を蒸発させる。残渣をHPLC(カラム:Gemini Phenomenex、10μM;溶出液A:水+0.30%NH
4OH、溶出液B:アセトン)で精製して所望生成物を得る。
C
16H
24N
2O (M = 260.4 g/mol), ESI-MS: 261 [M+H]
+
R
t (HPLC):0.69分(方法N)
実施例XXIII.1に類似して下記化合物を調製する。
実施例XXIII.2
N-[1-(4-ピペリジン-4-イル-フェニル)-プロピル]-アセトアミド
【0407】
【化172】
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C
16H
24N
2O (M = 260.4 g/mol), ESI-MS: 261 [M+H]
+
R
t (HPLC):0.72分(方法N)
【0408】
実施例XXIV
実施例XXIV.1
2-クロロ-5-(1-メタンスルホニル-シクロプロピル)-ピリジン
【0409】
【化173】
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【0410】
9mLのNaOH溶液(水中50%)と9mLのジクロロメタンをrtで混合し、137mg(0.42mmol)のテトラブチルアンモニウムブロミドと0.87g(4.25mmol)の2-クロロ-5-[(メチルスルホニル)メチル]ピリジンを添加した後、1.83mL(21.2mmol)のジブロモメタンを加える。混合物を35℃で12時間撹拌する。引き続き混合物をジクロロメタンで抽出し、混ぜ合わせた有機相を水及び食塩水で洗浄する。溶媒を真空中で除去し、残渣をHPLC(シリカゲル、シクロヘキサン/酢酸エチル)で精製して所望生成物を得る。
C
9H
10ClNO
2S (M = 231.7 g/mol), ESI-MS: 232 [M+H]
+
【0411】
実施例XXV
実施例XXV.1
2-クロロ-チアゾール-4-カルボン酸メチルアミド
【0412】
【化174】
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【0413】
8.0mLのジクロロメタン中の445mg(2.44mmol)の2-クロロ-チアゾール-4-カルボニルクロリドに0.38mL(2.69mmol)のトリエチルアミンとメチルアミンの2モル濃度溶液(THF中)1.35mL(2.69mmol)の混合物を加える。混合物を一晩撹拌し、濃縮して残渣を水及びNaHCO
3溶液で抽出する。酢酸エチルによる抽出後、有機相を混ぜ合わせ、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮して所望生成物を得る。
C
5H
5ClN
2OS (M = 176.6 g/mol), ESI-MS: 177 [M+H]
+
R
f (シクロヘキサン/酢酸エチル = 1:1) = 0.3
【0414】
実施例XXVI
実施例XXVI.1
6-ブロモ-2,4-ジメチル-ベンゾオキサゾール
【0415】
【化175】
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【0416】
a)
5mLのジクロロメタン中0.50g(2.31mmol)の4-ブロモ-2-メトキシ-6-メチル-フェニルアミンを氷/エタノールで冷却し、5mLのジクロロメタン中0.24mL(2.49mmol)の三臭化ホウ素をゆっくり加える。冷却しながら30分間及びrtで2時間撹拌を続ける。混合物を氷上に注ぎ、30分間放置し、水層をジクロロメタンで抽出する。混合物が塩基性pHを示すまで水相をNaHCO
3で処理した後、ジクロロメタンで抽出する。混ぜ合わせた有機相を乾燥させ、濃縮して所望生成物を得、さらに精製せずに使用する。
b)
30mLのキシレン中1.5g(7.42mmol)の2-アミノ-5-ブロモ-3-メチル-フェノールに1.15mL(8.19mmol)のトリエチルアミン、0.68g(2.70mmol)のピリジニウムp-トルエンスルホナート及び0.55mL(7.74mmol)の塩化アセチルを加える。混合物を3日間還流させる。引き続き溶媒を真空中で除去し、残渣を50mLの酢酸エチルで抽出する。混合物を水で2回抽出する。混ぜ合わせた水層を酢酸エチルで抽出する。混ぜ合わせた有機層を乾燥させ、濃縮して所望生成物を得る。
C
9H
8BrNO (M = 226.1 g/mol), ESI-MS: 226 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.55分(方法Q)
【0417】
実施例XXVII
実施例XXVII.1
(S)-N-{1-[4-(1-シアノ-ピペリジン-4-イル)-フェニル]-エチル}-アセトアミド
【0418】
【化176】
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【0419】
1.37g(13.0mmol)の臭化シアンを15mLのTHFと15mLのジクロロメタン中の2.0g(8.12mmol)の(S)-N-[1-(4-ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アセトアミド(V.1)と4.86mL(28.4mmol)のDIPEAの混合物に加える。混合物をrtで4時間撹拌する。その後、溶媒を真空中で除去する。残渣を酢酸エチルに取り、混合物を水で洗浄し、有機層を濃縮する。ジエチルエーテルの添加後、沈殿物をろ過で収集した後、ジエチルエーテルで洗浄して所望生成物を得る。
C
16H
21N
3O (M = 271.4 g/mol); ESI-MS: 272 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.10分(方法R)
実施例XXVII.2
(S)-N-(1-{4-[1-(N-ヒドロキシカルバミミドイル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド
【0420】
【化177】
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【0421】
256.4mg(3.69mmol)のヒドロキシルアミン塩酸塩を20mLのエタノール中の1.0g(3.69mmol)の(S)-N-{1-[4-(1-シアノ-ピペリジン-4-イル)-フェニル]-エチル}-アセトアミド(XXVII.1)と0.63mL(3.69mmol)のDIPEAの混合物に加える。混合物を4時間還流させ、追加量50mgのヒドロキシルアミン塩酸塩を加えて2時間還流を続ける。溶媒を真空中で除去し、水を加える。次に混合物をHPLC(RP C18 Xbridge、水(+0.1%アンモニア)/MeOH)で精製して所望生成物を得る。
C
16H
24N
4O
2 (M = 304.4 g/mol); ESI-MS: 305 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.89分(方法S)
【0422】
実施例XXVIII
実施例XXVIII.1
7-ブロモ-8-フルオロ-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ-[1,4]-ジオキセピン
【0423】
【化178】
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【0424】
a)
50mLのDCM中1.00g(7.57mmol)の4-フルオロカテコールに10mLのDCM中0.58mL(11.4mmol)の臭素を加える。反応混合物をrtで3時間撹拌する。次に溶媒を真空中で除去し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH 9/1)で精製する。
b)
25mLのDMF中1.50g(7.25mmol)の4-ブロモ-5-フルオロベンゼン-1,2-ジオールに5.90g(18.1mmol)のCs
2CO
3及び0.89mL(8.70mmol)の1,3-ジブロモプロパンを加える。反応混合物を一晩120℃で撹拌する。溶媒を真空中で除去し、残渣に水を加える。数回EtOAcで抽出した後、有機相を混ぜ合わせ、NaCl飽和水溶液で洗浄し、MgSO
4で乾燥させる。溶媒を真空中で除去し、結果として生じる残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、PE/EtOAc9/1→7/3)で精製する。
C
9H
8BrFO
2 (M = 247.1 g/mol),EI-MS: 246/248 [M]
+
R
f (TLC):0.50 (シリカゲル, PE/EtOAc 4/1)
実施例XXVIII.1に類似して下記化合物を調製する。
実施例XXVIII.2
6-ブロモ-5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-ベンゾ[1,4]ジオキシン
【0425】
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
【0426】
遊離体:3-フルオロカテコール(工程a)/ジブロモエタン(工程b)、行程bでは、塩基としてK
2CO
3及び溶媒としてACNを使用した。
C
8H
6BrFO
2 (M = 233.0 g/mol), EI-MS: 232 [M]
+
【0427】
実施例XXIX
実施例XXIX.1
(S)-N-{1-[4-(1-(2-ブロモアセチル)ピペリジン-4-イル)-フェニル]-エチル}-アセトアミド
【0428】
【化180】
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【0429】
530μl(6.09mmol)のブロモアセチルブロミドを20mLのジクロロメタン中1.50g(6.09mmol)の(S)-N-[1-(4-ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アセトアミド(V.1)と1.03mL(7.31mmol)のTEAの氷冷混合物に滴加する。次に冷浴を除去し、混合物をrtに戻してから水を添加してクエンチする。混合物をDCMで抽出し、有機層を混ぜ合わせ、水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させる。溶媒を真空中で除去し、粗生成物をさらに精製せずに使用する。
C
17H
23BrN
2O
2 (M = 367.3 g/mol); ESI-MS: 367 [M+H]
+
R
t (HPLC):0.83分(方法G)
実施例XXX
(E)-5-ブロモペンタ-2-エン
【0430】
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
【0431】
1.00g(11.6mmol)の1-シクロプロピルエタノールに0℃で慎重に364μL(3.83mmol)のPBr
3を添加し、混合物をrtに戻す。次に1滴の水を加えて混合物を塩基性酸化アルミニウムでろ過する。
C
5H
9Br (M = 149.0 g/mol); EI-MS: 148 [M]
+
実施例XXXI
2-メトキシ-4-プロポキシアニリン
【0432】
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
【0433】
a)
23mLのDMF中1.80g(10.5mmol)の4-フルオロ-2-メトキシ-1-ニトロ-ベンゼンと0.87mL(11.6mmol)の1-プロパノールに0℃で278mg(11.6mmol)のNaHを加える。反応混合物を0℃で30分間撹拌してからrtに戻す。水を添加して反応をクエンチする。結果として生じる混合物をEtOAcで抽出する。有機層を水(2×)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させる。溶媒を真空中で除去し、残渣をHPLC(RP C18 Xbridge、水(+0.3%アンモニア)/MeOH)で精製する。
b)
20mLのEtOAc中1.40g(6.63mmol)の2-メトキシ-1-ニトロ-4-プロポキシベンゼンに100mgのPd/C(5%)を加えてrtにて345kPa(50psi)の水素圧で水素化する。混合物をろ過し、溶媒を真空中で除去する。粗生成物をさらに精製せずに使用する。
C
10H
15NO
2 (M = 181.2 g/mol),EI-MS: 182 [M]
+
R
t (HPLC):1.50 (方法F)
【0434】
実施例XXXII
実施例XXXII.1
1-(2-メトキシ-4-プロポキシフェニル)ピペリジン-4-オン
【0435】
【化183】
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【0436】
8.5mLのEtOHと1.8mLの水中1.20g(6.62mmol)の2-メトキシ-4-プロポキシアニリン(実施例XXXI)を還流下で撹拌する。30分間で2.19g(6.62mmol)のN-メチル-N-ベンジル-4-オキソピペリジニウムヨージド(Org. Lett. 1999, 1, 1261-1262)を数回に分けて加える。還流下で撹拌を1時間続ける。次に反応混合物をrtに冷ました後、水とDCMを加える。層を分け、有機層をMgSO
4で乾燥させ、ろ過し、溶媒を真空中で除去する。結果として生じる残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、PE/EtOAc 8/2)で精製する。
C
15H
21NO
3 (M = 263.3 g/mol),ESI-MS: 264 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.80 (方法F)
実施例XXXII.1に類似して下記化合物を調製する。
【0437】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0438】
実施例XXXIII
実施例XXXIII.1
1-(2-メトキシ-4-プロポキシフェニル)-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イルトリフルオロメタンスルホナート
【0439】
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0440】
6mLのTHF中0.60g(2.28mmol)の実施例XXXII.1と0.85g(2.39mmol)のN,N-ビス-(トリフルオロメタンスルホニル)-アニリンに-70℃で2.51mL(2.51mmol)のナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド(c=1.0mol/l)を1時間かけて加える。冷浴を除去し、混合物をrtに戻す。半飽和NaHCO
3水溶液を加え、結果として生じる混合物をDCM(2×)で抽出する。有機層を混ぜ合わせ、MgSO
4で乾燥させ、溶媒を真空中で除去する。結果として生じる残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、PE/EtOAc 8/2)で精製する。
C
16H
20F
3NO
5S (M = 395.4 g/mol),ESI-MS: 396 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.68 (方法F)
実施例XXXIII.1に類似して下記化合物を調製する。
【0441】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0442】
実施例XXXIV
(S)-2,2,2-トリフルオロ-N-{1-[4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]-エチル}-アセトアミド
【0443】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【0444】
13.0g(43.9mmol)の(S)-N-(1-(4-ブロモフェニル)エチル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド及び14.5g(148mmol)のKOAcを130mLのDMSOに加える。脱気後、13.7g(52.9mmol)のビス(ピナコラト)二ホウ素と1.10mg(1.35mmol)のPdCl
2(dppf)
*CH
2Cl
2の混合物を加え、混合物を90℃で3時間撹拌する。350mLのEtOAcと100mLの水を加え、結果として生じる混合物をセライト上でろ過する。有機層を分け、水(2×)及びNaCl飽和水溶液(2×)で洗浄する。有機相をMgSO
4で乾燥させ、溶媒を真空中で除去する。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、CyH/EtOAc 95/5→1/1)で精製する。
C
16H
21BF
3NO
3(M = 343.2 g/mol),ESI-MS: 361 [M+NH
4]
+
【0445】
実施例XXXV
実施例XXXV.1
(S)-2,2,2-トリフルオロ-N-{1-[4-(1-(2-メトキシ-4-プロポキシフェニル)-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)フェニル]-エチル}-アセトアミド
【0446】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【0447】
6mLのジオキサンと6mLのMeOH中0.30g(0.76mmol)の実施例XXXIII.1及び260mg(0.76mmol)の実施例XXXIVに0.76mL(1.52mmol)のNa
2CO
3水溶液(c=2mol/L)及び21.3mg(0.03mmol)のPd(PPh
3)Cl
2を加える。反応混合物を95℃で3時間撹拌する。水とDCMを加えて層を分ける。有機層をMgSO
4で乾燥させ、溶媒を真空中で除去する。結果として生じる残渣をHPLC(RP C18 Xbridge、水(+0.3%アンモニア)/MeOH)で精製する。
C
25H
29F
3N
2O
3 (M = 462.5 g/mol),ESI-MS: 463 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.20 (方法F)
実施例XXXV.1に類似して下記化合物を調製する。
【0448】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【0449】
実施例XXXVI
1-ブロモ-4-(3,3,3-トリフルオロプロポキシ)ベンゼン
【0450】
【化190】
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【0451】
3.81g(22.0mmol)の4-ブロモフェノール、2.76g(24.2mmol)の3,3,3-トリフルオロ-1-プロパノール及び5.77g(22.0mmol)のトリフェニルホスフィンを50mLのDCMに加えて0℃に冷却する。次に4.55mL(22.0mmol)のジイソプロピルアゾジカルボキシラートを加えて混合物をrtに温めて一晩撹拌を続ける。次に反応混合物を水に注ぎ、DCMで抽出する。有機層を混ぜ合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、ろ過し、溶媒を真空中で除去する。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、PE/EtOAc 8/2)で精製する。
C
9H
8BrF
3O(M = 269.1 g/mol), ESI-MS: 301 [M+MeOH+H]
+
R
t (HPLC):1.90分(方法A)
【0452】
実施例XXXVII
実施例XXXVII.1
3-ブロモ-6-エトキシ-ピリジン-2-カルボニトリル
【0453】
【化191】
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【0454】
a)
100mLのDCM中の4.50g(22.3mmol)の3-ブロモ-6-エトキシ-ピリジンを20.5g(89.1mmol)のmCPBAに数回に分けて加える。反応混合物をrtで一晩撹拌し、MgSO
4を加えて100gの塩基性酸化アルミニウム上でろ過する。溶媒を真空中で除去した後、DCMとNaHCO
3水溶液を加えて層を分ける。水層をNaClで飽和させ、DCMで数回抽出する。有機層を混ぜ合わせて溶媒を真空中で除去する。シリカゲルのプラグを通して残渣をろ過する。
b)
1.00g(4.59mmol)の5-ブロモ-2-エトキシ-ピリジン-1-オキシド、2.46mL(18.3mmol)のトリメチルシリルシリルシアニド及び1.92mL(13.8mmol)のTEAを10mLのACN中で一緒に100℃で24時間撹拌する。次に揮発性成分を真空中で除去し、残渣をDCMに溶かし、NaHCO
3水溶液で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、シリカゲルのプラグを通してろ過する。次に溶媒を真空中で除去する。
C
8H
7BrN
2O (M = 227.1 g/mol),ESI-MS: 227 [M+H]
+
R
f (TLC):0.85 (シリカゲル, PE/EtOAc 7/3)
実施例XXXVII.1に類似して下記化合物を調製する。
実施例XXXVII.2及びXXXVII.3では、行程aの中間体を塩基性酸化アルミニウム上のろ過後にHPLCで精製する。
【0455】
【化192】
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【0456】
実施例XXXVIII
3-ブロモ-2,6-ジエトキシ-ピリジン
【0457】
【化193】
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【0458】
1mLのDMF中の59.1μL(1.00mmol)のエタノールに25.3mg(1.00mmol)のNaHを添加した後、109mg(0.50mmol)の3-ブロモ-6-クロロ-ピリジン-2-カルボニトリルを加える。結果として生じる混合物を50℃で1時間撹拌する。次に反応混合物を水上に注ぎ、TBMEで抽出する。有機層を混ぜ合わせ、MgSO
4で乾燥させ、ろ過して溶媒を真空中で除去する。
C
9H
12BrNO
2(M = 246.1 g/mol), ESI-MS: 246 [M+H]
+
【0459】
最終化合物の調製
実施例1
実施例1.1
(S)-N-(1-{4-[1-(4-エトキシ-フェニル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド
【0460】
【化194】
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【0461】
147mg(0.60mmol)の(S)-N-[1-(ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アセトアミド(V.1)を2.0mLの1,4-ジオキサン中100mg(0.50mmol)の1-ブロモ-4-エトキシ-ベンゼン、197mg(2.00mmol)のtert-酪酸ナトリウム、59mg(0.20mmol)の2-(ジ-tert-ブチルホスフィノ)ビフェニル及び46mg(0.05mmol)のトリス-(ジベンジリデンアセトン)-二パラジウム(0)の混合物に加える。混合物を45℃で4時間撹拌する。その後、混合物をセライト上でろ過する。ろ液から溶媒を真空中で除去する。残渣をHPLC(カラム:Waters XBridge 5μM;溶出液A:水+0.3%NH
4OH、溶出液B:MeOH)で精製して所望生成物を得る。
C
23H
30N
2O
2(M = 366.5 g/mol)
ESI-MS: 367 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.11分(方法A)
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、実施例1.1に類似して一般式(1-1)の下記化合物を調製する。
或いは下記実施例で反応条件として120℃までの反応温度又は120℃までのマイクロ波オーブン内での加熱を利用する。
例えば、実施例1.177では反応温度が110℃であり;実施例1.184及び1.185では反応条件がマイクロ波オーブン内で80℃にて45分である。
【0462】
【化195】
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【0463】
【化196】
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【0464】
列表題「遊離体」に示す遊離体を用いて、実施例1.1に類似して一般式(1-2)の下記化合物を調製する。
【0465】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
【0466】
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
【0467】
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、実施例1.1に類似して一般式(1-3)の下記化合物を調製する。
【0468】
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
【0469】
【化200】
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【0470】
実施例2
実施例2.1
N-(2-{4-[1-(4-エトキシ-フェニル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-1-メチル-エチル)-アセトアミド
【0471】
【化201】
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【0472】
3.0mLのトルエン/tert-ブタノール(5:1)を130mg(0.50mmol)のN-[1-メチル-2-(4-ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アセトアミド(VIII.1)、100mg(0.50mmol)の1-ブロモ-4-エトキシ-ベンゼン、80mg(0.83mmol)のtert-酪酸ナトリウム、20mg(0.040mmol)のX-Phos及び10mg(0.040mmol)の酢酸パラジウム(II)の混合物に加える。混合物を封管内でマイクロ波照射下150℃で10分間撹拌する。その後、混合物を1mLの0.1N HClに注ぐ。1mLの濃アンモニアを加えて混合物を酢酸エチル(3×)で抽出する。混ぜ合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、溶媒を真空中で除去する。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;DCM/MeOH 19:1)で精製して所望生成物を得る。
C
24H
32N
2O
2(M = 380.5 g/mol), ESI-MS: 381 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.15分(方法C)
列表題「遊離体」に示す遊離体を用いて、実施例2.1に類似して一般式(2-1)の下記化合物を調製する。
実施例2.3〜2.12ではピペリジンビルディングブロックを適切な臭化アリール(1当量)、tert-酪酸ナトリウム(4当量)、2-(ジ-tert-ブチルホスフィノ)ビフェニル(0.4当量)及びトリス-(ジベンジリデンアセトン)-二パラジウム(0)(0.1当量)の1,4-ジオキサン中の混合物に加える。反応混合物を45℃で一晩撹拌し、その後HPLCで精製する。
【0473】
【化202】
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【0474】
【化203】
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【0475】
列表題「遊離体」に示す遊離体を用いて、実施例2.1に類似して一般式(2-2)の下記化合物を調製する。
【0476】
【化204】
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【0477】
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
【0478】
実施例3
実施例3.1
(S)-N-{1-[4-(6'-フェノキシ-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,3']ビピリジニル-4-イル)-フェニル]-エチル}-アセトアミド
【0479】
【化206】
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【0480】
不活性ガス雰囲気下、123mg(0.50mmol)の(S)-N-[1-(ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アセトアミド(V.1)を149mg(0.50mmol)の5-ヨード-2-フェノキシ-ピリジン(J. Organomet. Chem. 2003, 677, 57)、212mg(1.00mmol)のK
3PO
4、62mg(1.00mmol)のエチレングリコール及び5mg(0.025mmol)のヨウ化銅(I)の5.0mLの2-プロパノール中の混合物に加える。混合物を封管内80℃で12時間撹拌する。冷却後、沈殿物をろ別し、アセトニトリルで洗浄する。沈殿物をHPLC(カラム:Agilent Zorbax Stablebond C18、8μM;溶出液A:水+0.3%NH
4OH、溶出液B:MeOH)で精製して所望生成物を得る。
C
26H
29N
3O
2(M = 415.5 g/mol), ESI-MS: 416 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.08分(方法A)
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、実施例3.1に類似して一般式(3-1)の下記化合物を調製する。
【0481】
【化207】
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【0482】
【化208】
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【0483】
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、実施例3.1に類似して一般式(3-2)の下記化合物を調製する。
【0484】
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
【0485】
【化210】
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【0486】
実施例4
実施例4.1
(S)-N-(1-{4-[1-(3-シアノピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]フェニル}エチル)アセトアミド
【0487】
【化211】
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【0488】
50μL(0.29mmol)のDIPEAを1.45mLのNMP中の14mg(0.10mmol)の2-クロロニコチンニトリルと29mg(0.11mmol)の(S)-N-[1-(4-ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アセトアミド(V.1)の混合物に加える。混合物を130℃で一晩撹拌する。引き続き溶媒を真空中で除去し、残渣をDMFに取り、逆相HPLC(水/MeOH、0.1%TFA)を用いて混合物を精製して所望生成物を得る。
C
10H
11NO (M = 348.4 g/mol), ESI-MS: 349 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.89分(方法B)
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、実施例4.1に類似して一般式(4-1)の下記化合物を調製する。実施例4.52及び4.53では反応混合物をマイクロ波オーブン内130℃で2時間撹拌する。
【0489】
【化212】
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【0490】
【化213】
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【0491】
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、溶媒として還流エタノールを用いて実施例4.1に類似して一般式(4-1)の化合物を調製する。
【0492】
【化214】
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【0493】
【化215】
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【0494】
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、溶媒としてマイクロ波照射下で還流DMA及び塩基として炭酸カリウムを用いて実施例4.1に類似して一般式(4-1)の下記化合物を調製する。
【0495】
【化216】
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【0496】
【化217】
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【0497】
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、溶媒として還流DMSO及び塩基としてN,N-ジイソプロピルエチルアミンを用いて実施例4.1に類似して一般式(4-1)の下記化合物を調製する。
【0498】
【化218】
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【0499】
【化219】
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【0500】
実施例5
実施例5.1
(S)-N-{1-[4-(5'-エトキシ-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-4-イル)-フェニル]-エチル}-アセトアミド
【0501】
【化220】
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【0502】
250mg(1.24mmol)の2-ブロモ-5-エトキシ-ピリジンを250mg(1.02mmol)の(S)-N-[1-(4-ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アセトアミド(V.1)に加える。混合物を180℃で1時間加熱する。引き続き残渣をDMF/メタノールに取り、混合物を逆相HPLC(カラム:Waters XBridge 5μM;溶出液A:水+0.3%NH
4OH、溶出液B:MeOH+0.3%NH
4OH)で精製して所望生成物を得る。
C
22H
29N
3O
2 (M = 367.5 g/mol), ESI-MS: 368 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.20分(方法A)
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、実施例5.1に類似して一般式(5-1)の下記化合物を調製する。化合物5.5〜5.35及び5.38〜5.56の調製ではDIPEA(3.0当量)を加え、溶媒としてNMPを用いて反応混合物を130℃で一晩撹拌する。化合物5.36及び5.37の調製では塩基として炭酸カリウム(2.0当量)を使用し、溶媒としてアセトンを用いて反応混合物を0℃で2時間撹拌する。
【0503】
【化221】
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【0504】
【化222】
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【0505】
実施例5.200
(S)-N-(1-{4-[1-(6-クロロ-2-ピロリジン-1-イル-ピリミジン-4-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド
【0506】
【化223】
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【0507】
1mLのTHF中の22mg(0.1mmol)の4,6-ジクロロ-2-ピロリジン-1-イル-ピリミジンに17μL(0.1 mol)のDIPEA及び25mg(0.1mmol)の(S)-N-[1-(4-ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アセトアミド(V.1)を加える。混合物をrtで一晩撹拌する。溶媒を真空中で除去し、残渣を逆相HPLC(溶出液A:水+0.1%TFA、溶出液B:MeOH)で精製して所望生成物を得る。
C
23H
30ClN
5O (M = 427.97 g/mol), ESI-MS: 428 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.91分(方法T)
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、実施例5.200に類似して一般式(5-2)の下記化合物を調製する。
【0508】
【化224】
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【0509】
【化225】
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【0510】
実施例6
実施例6.1
(S)-2-シアノ-N-(1-{4-[1-(4-エトキシ-フェニル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド
【0511】
【化226】
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【0512】
1mLのDMF中7.0mg(0.08mmol)のシアノ酢酸に35μL(0.20mmol)のDIPEA及び29mg(0.08mmol)のTBTUを加えて混合物をrtで10分間撹拌する。引き続き1mLのDMF中29mg(0.09mmol)の(S)-1-{4-[1-(4-エトキシ-フェニル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチルアミン(XIII.1)を加えて撹拌を一晩続ける。塩基性酸化アルミニウムを通して混合物をろ過した後、DMF/MeOH(9:1)で洗浄し、真空中で濃縮する。残渣を逆相カラムクロマトグラフィー(水/MeOH、0.1%TFA)で精製し、対応フラクションを濃縮して所望生成物を得る。
C
10H
11NO (M = 391.5 g/mol), ESI-MS: 392 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.18分(方法B)
【0513】
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、実施例6.1に類似して一般式(6-1)の下記化合物を調製する。
【0514】
【化227】
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【0515】
【化228】
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【0516】
実施例7
実施例7.1
(S)-N-[1-(4-{1-[4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルオキシ)-フェニル]-ピペリジン-4-イル}-フェニル)-エチル]-アセトアミド
【0517】
【化229】
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【0518】
34mg(0.10mmol)の(S)-N-{1-(4-[1-(4-ヒドロキシフェニル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド(化合物1.48)、15mg(0.15mmol)のテトラヒドロ-4H-ピラン-4-オール及び39mg(0.15mmol)のトリフェニルホスフィン(固形担体上)を2mLの無水THFに0℃で懸濁させる。35mg(0.15mmol)のジ-tert-ブチルアゾジカルボキシラートを加えて混合物をrtに温める。一晩撹拌を続けた後、0.5当量のトリフェニルホスフィン(固形担体上)及び0.5当量のジ-tert-ブチルアゾジカルボキシラートを加える。2時間rtで撹拌した後、混合物を塩基性酸化アルミニウム上でろ過し、DMF/MeOH(9:1)で洗浄する。エバポレーション後、残渣を逆相HPLC(水/MeOH、0.1%TFA)で精製して所望生成物を得る。
C
26H
34N
2O
3(M = 422.5 g/mol), ESI-MS: 423 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.26分(方法B)
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、実施例7.1に類似して一般式(7-1)の下記化合物を調製する。
【0519】
【化230】
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【0520】
【化231】
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【0521】
実施例8
実施例8.1
(S)-N-[1-(4-{1-[4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルオキシ)-フェニル]-ピペリジン-4-イル}-フェニル)-エチル]-アセトアミド
【0522】
【化232】
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【0523】
17μL(0.15mmol)の1-ブロモ-2-エトキシ-エタン及び35mg(0.25mmol)のK
2CO
3を2mLのACN中34mg(0.10mmol)の(S)-N-{1-(4-[1-(4-ヒドロキシフェニル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド(化合物1.48)に加える。混合物を90℃で4時間撹拌した後、11μL(0.10mmol)の1-ブロモ-2-エトキシ-エタンを加える。90℃で一晩撹拌を続ける。溶媒を真空中で除去し、残渣を逆相HPLC(水/MeOH、0.1%TFA)で精製して所望生成物を得る。
C
10H
11NO (M = 410.5 g/mol), ESI-MS: 411 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.40分(方法B)
実施例8.1に類似して一般式(8-1)の下記化合物を調製する。実施例8.63〜8.67では溶媒としてDMFを用いて反応混合物を60℃で一晩撹拌する。実施例8.67では、後でHCl(MeOH中1.25mol/L)との反応によってBoc保護を除去する。実施例8.68では溶媒としてDMSOを用いて反応混合物を100℃で5時間撹拌する。使用する遊離体は列表題「E 1」及び「E 2」に示してある。
【0524】
【化233】
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【0525】
【化234】
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【0526】
実施例9
実施例9.1
(S)-N-[1-(4-{1-[3-(イソペンチルオキシ)-フェニル]-ピペリジン-4-イル}-フェニル)-エチル]-アセトアミド
【0527】
【化235】
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【0528】
8mg(0.2mmol)のNaH(鉱油中60%)を34mg(0.10mmol)の(S)-N-{1-(4-[1-(3-ヒドロキシフェニル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド(化合物1.27)と23mg(0.15mmol)の1-ブロモ-3-メチルブタンの2mLのDMF中の混合物に0℃で加える。混合物を70℃で3日間撹拌する。反応混合物を水でクエンチし、ろ過し、溶媒を蒸発させる。残渣を逆相HPLC(水/MeOH、0.1%TFA)で精製して所望生成物を得る。
C
10H
11NO (M = 408.6 g/mol), ESI-MS: 409 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.60分(方法B)
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、実施例9.1に類似して一般式(9-1)の下記化合物を調製する。
【0529】
【化236】
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【0530】
【化237】
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【0531】
実施例10
実施例10.1
(S)-N-[1-(4-{1-[5-(4-シアノ-3-フルオロフェニル)-ピリミジン-2-イル]-ピペリジン-4-イル}-フェニル)-エチル]-アセトアミド
【0532】
【化238】
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【0533】
アルゴン雰囲気下で0.1mLのNa
2CO
3飽和溶液及び3mg(0.004mmol)のビス(トリフェニルホスフィン)-パラジウム(II)クロリドを16mg(0.10mmol)の4-シアノ-3-フルオロフェニルボロン酸と45mg(0.10mmol)の(S)-N-(1-{4-[1-(5-ヨードピリミジン-2-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド(化合物4.43)の2mLのジオキサン/1mLのMeOH中の混合物に加える。混合物を70℃で6時間撹拌した。その後、混合物をDMFで希釈してろ過した。ろ液を逆相HPLC(水/MeOH、0.1%TFA)で精製して所望生成物を得た。
C
10H
11NO (M = 443.5 g/mol), ESI-MS: 444 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.28分(方法B)
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、実施例10.1に類似して一般式(10-1)の下記化合物を調製する。Boc保護されたアミノボロン酸を使用する場合、最後にTFA/CH
2Cl
2=1:1(5%H
2O)を用いてBoc基を除去する。
【0534】
【化239】
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【0535】
【化240】
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【0536】
ビス(トリフェニルホスフィン)-パラジウム(II)クロリド/Na
2CO
3の代わりにトルエン/水中の酢酸パラジウム(II)/トリシクロヘキシルホスフィン/リン酸トリカリウム水和物を用いて実施例10.1に類似して一般式(10-2)の下記化合物を調製する。使用する遊離体は列表題「E 1」及び「E 2」に示してある。
【0537】
【化241】
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【0538】
【化242】
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【0539】
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、実施例10.1に類似して一般式(10-3)の下記化合物を調製する。
【0540】
【化243】
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【0541】
【化244】
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【0542】
実施例11
実施例11.1
(S)-N-(1-{4-[1-(6-プロポキシ-ピリミジン-4-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド
【0543】
【化245】
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【0544】
1.33mL(2.79mmol)のナトリウムn-プロポキシド(n-プロパノール中20%)を0.5mLのアセトニトリル中200mg(0.56mmol)の(S)-N-(1-{4-[1-(6-クロロ-ピリミジン-4-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド(XIV.1)に加える。混合物をマイクロ波照射下140℃で1分間加熱する。その後、水を加えて混合物をジクロロメタンで抽出する。溶媒を蒸発させ、残渣を逆相HPLC(カラム:Waters XBridge 5μM;溶出液A:水+0.3%NH
4OH、溶出液B:MeOH)で精製して所望生成物を得る。
C
22H
30N
4O
2 (M = 382.5 g/mol), ESI-MS: 383 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.04分(方法A)
実施例11.1に類似して一般式(11-1)の下記化合物を調製する。遊離アルコールを使用する場合、対応するアルコール(5.0当量)をそれぞれNMP、XIV.1又はXIV.3に溶かし、カリウムtert-ブトキシド(2.5当量)を加えて混合物を130℃で一晩撹拌する。求核試薬としてアミノを使用する場合、対応するアミン(5.0当量)をDMSOに溶かす。DIPEA(5.0〜10.0当量)及びXIV.1又はXIV.3をそれぞれ加えて混合物を130℃で一晩撹拌する。第2生成物として化合物11.116を得る。使用する遊離体は列表題「E 1」及び「E 2」に示してある。
【0545】
【化246】
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【0546】
【化247】
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【0547】
実施例12
実施例12.1
N-[2-(4-{1-[2-(シクロペンチル-メチル-アミノ)-ピリミジン-4-イル]-ピペリジン-4-イル}-フェニル)-1-メチル-エチル]-アセトアミド
【0548】
【化248】
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【0549】
181μL(1.61mmol)のN-メチル-シクロペンチルアミンを3mLのアセトニトリル中の120mg(0.32mmol)のN-(2-{4-[1-(2-クロロ-ピリミジン-4-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-1-メチル-エチル)-アセトアミド(XIV.2)に加える。混合物をマイクロ波照射下150℃で30分間加熱する。その後、溶媒を蒸発させ、残渣を逆相HPLC(溶出液A:水+0.1%TFA、溶出液B:アセトニトリル+0.1%TFA)で精製して所望生成物を得る。
C
26H
37N
5O (M = 435.6 g/mol), ESI-MS: 436 [M+H]
+
【0550】
実施例13
実施例13.1
(S)-N-(1-{4-[1-(2-シアノ-4-プロポキシ-フェニル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド
【0551】
【化249】
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【0552】
2mLのDMSO中100mg(0.41mmol)の(S)-N-[1-(ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アセトアミド(V.1)を97mg(0.41mmol)の2-ブロモ-5-プロポキシ-ベンゾニトリル、112mg(0.82mmol)の炭酸カリウム、7.7mg(0.041mmol)のヨウ化銅(I)及び9mg(0.08mmol)の(L)-プロリンの混合物に不活性ガス雰囲気下で加える。混合物を90℃で7日間撹拌する。その後、水を加えて混合物を酢酸エチルで抽出する。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、溶媒を真空中で除去する。残渣をHPLC(カラム:Waters XBridge 5μM;溶出液A:水+0.3% NH
4OH、溶出液B:MeOH)で精製して所望生成物を得る。
C
25H
31N
3O
2(M = 405.5 g/mol), ESI-MS: 406 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.23分(方法A)
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、実施例13.1に類似して一般式(13-1)の下記化合物を調製する。
【0553】
【化250】
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【0554】
【化251】
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【0555】
実施例14
実施例14.1
(S)-1-(1-{4-[1-(4-エトキシ-フェニル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-3-メチル-尿素
【0556】
【化252】
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【0557】
2mLのDMF中100mg(0.31mmol)の(S)-1-{4-[1-(4-エトキシ-フェニル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチルアミン(XIII.1)に87μL(0.62mmol)のTEA及び52mg(0.32mmol)のCDIを0℃で加えて混合物を0℃で30分間撹拌する。引き続き48mg(1.54mmol)のメチルアミンを加えて50℃で1時間撹拌を続ける。塩基性酸化アルミニウムを通して混合物をろ過し、真空中で濃縮する。残渣を逆相カラムクロマトグラフィー(水+0.15%NH
4OH;アセトン)で精製し、対応フラクションを濃縮して所望生成物を得る。
C
23H
31N
3O
2 (M = 381.5 g/mol), ESI-MS: 382 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.10分(方法A)
実施例14.1に類似して一般式(14-1)の下記化合物を調製する。実施例14.5の場合、CDIの代わりにCDTを用いる。使用する遊離体は列表題「E 1」及び「E 2」に示してある。
【0558】
【化253】
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【0559】
【化254】
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【0560】
実施例14.50
(S)-1-シクロプロピル-3-(1-{4-[1-(4-エトキシ-フェニル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-1-メチル-尿素
【0561】
【化255】
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【0562】
1.5mLのジオキサン中32.5mg(0.10mmol)の(S)-1-{4-[1-(4-エトキシ-フェニル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチルアミン(XIII.1)に30μL(0.20mmol)のDBU及び33mg(0.20mmol)のCDTをrtで加えて混合物を5分間撹拌する。引き続き8.5mg(0.15mmol)のシクロプロピル-メチル-アミンを加えて撹拌を一晩続ける。混合物を真空中で濃縮する。残渣を逆相カラムクロマトグラフィー(水+0.1%TFA:MeOH)で精製し、対応フラクションを濃縮して所望生成物を得る。
C
26H
35N
3O
2 (M = 421.6 g/mol), ESI-MS: 422 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.24分(方法B)
実施例14.50に類似して一般式(14-1)の下記化合物を調製する。試薬として芳香族アミンを使用する場合、活性化工程を逆にし、芳香族アミンをXIII.1に添加する前にまずCDTで処理する。使用する遊離体は列表題「E 1」及び「E 2」に示してある。
【0563】
【化256】
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【0564】
【化257】
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【0565】
実施例15
実施例15.1
(S)-(4-{4-[4-(1-アセチルアミノ-エチル)-フェニル]-ピペリジン-1-イル}-フェニル)-酢酸メチルエステル
【0566】
【化258】
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【0567】
1.2mLのトルエン/tert-ブタノール(5:1)を100mg(0.41mmol)の(S)-N-[1-(ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アセトアミド(V.1)、93mg(0.41mmol)の4-ブロモ-フェニル-酢酸メチルエステル、10mg(0.020mmol)のX-Phos及び4.5mg(0.020mmol)の酢酸パラジウム(II)の混合物に加える。最後に132mg(0.41mmol)の炭酸セシウムを不活性ガス雰囲気下で加える。混合物を封管内90℃で不活性雰囲気下で12時間撹拌する。その後、混合物を1mLのメタノールで希釈し、残渣をHPLC(カラム:Waters XBridge 5μM;溶出液A:水+0.10%NH
4OH、溶出液B:MeOH)で精製して所望生成物を得る。
C
24H
30N
2O
3(M = 394.5 g/mol), ESI-MS: 395 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.10分(方法F)
列表題「遊離体」に示す遊離体を用いて、実施例15.1に類似して一般式(15-1)の下記化合物を調製する。
【0568】
【化259】
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【0569】
【化260】
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【0570】
列表題「遊離体」に示す遊離体を用いて、実施例15.1に類似して一般式(15-2)の下記化合物を調製する。
【0571】
【化261】
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【0572】
【化262】
[この文献は図面を表示できません]
【0573】
列表題「遊離体」に示す遊離体を用いて、実施例15.1に類似して一般式(15-3)の下記化合物を調製する。
【0574】
【化263】
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【0575】
【化264】
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【0576】
実施例16
実施例16.1
(S)-N-(1-{4-[1-(2-エトキシ-ピリミジン-5-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド
【0577】
【化265】
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【0578】
3.0mLのトルエンを100mg(0.41mmol)の(S)-N-[1-(ピペリジン-4-イル-フェニル)-エチル]-アセトアミド(V.1)、82mg(0.41mmol)の5-ブロモ-2-エトキシ-ピリミジン、24mg(0.082mmol)のBINAP及び9.1mg(0.041mmol)の酢酸パラジウム(II)の混合物に加える。最後に200mg(0.61mmol)の炭酸セシウムを不活性ガス雰囲気下で加える。混合物を封管内120℃で不活性ガス雰囲気下で12時間撹拌する。その後、1mLの水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を分けて水で洗浄する。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、溶媒を真空中で除去する。残渣をHPLC(カラム:Waters XBridge 5μM;溶出液A:水+0.30%NH
4OH、溶出液B:MeOH)で精製して所望生成物を得る。
C
21H
28N
4O
2(M = 368.5 g/mol), ESI-MS: 369 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.02分(方法G)
列表題「遊離体」に示す遊離体を用いて、実施例16.1に類似して一般式(16-1)の下記化合物を調製する。
【0579】
【化266】
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【0580】
【化267】
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【0581】
実施例17
実施例17.1
(S)-N-(1-{4-[1-(4-エトキシ-フェニル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-メタンスルホンアミド
【0582】
【化268】
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【0583】
17mg(0.15mmol)のメタンスルホニルクロリドに2mLのジクロロメタン中32mg(0.1mmol)の(S)-1-{4-[1-(4-エトキシ-フェニル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチルアミン(XIII.1)と42μLのトリエチルアミンの溶液を加える。混合物をrtで2日間撹拌する。溶媒を減圧下で除去し、残渣を逆相カラムクロマトグラフィー(水/MeOH、0.1%TFA)で精製し、対応フラクションを濃縮して所望生成物を得る。
C
22H
30N
2O
3S (M = 402.6 g/mol), ESI-MS: 403 [M+H]
+
R
t (HPLC):0.37分(方法B)
列表題「遊離体」に示す遊離体を用いて、実施例17.1に類似して一般式(17-1)の下記化合物を調製する。
【0584】
【化269】
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【0585】
【化270】
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【0586】
実施例18
実施例18.1
(S)-2-{4-[4-(1-アセチルアミノ-エチル)-フェニル]-ピペリジン-1-イル}-ピリミジン-5-カルボン酸メチル-ピリジン-4-イルメチル-アミド
【0587】
【化271】
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【0588】
2mLのDMF中36.8mg(0.1mmol)の(S)-2-{4-[4-(1-アセチルアミノ-エチル)-フェニル]-ピペリジン-1-イル}-ピリミジン-5-カルボン酸(XVII.1)と51μL(0.3mmol)のDIPEAに38.0mg(0.1mmol)のHATUを加えて混合物をrtで15分間撹拌する。引き続き混合物を12.2mg(0.1mmol)のメチルピリジン-4-イルメチルアミンに加えて12時間撹拌を続ける。溶媒を真空中で除去し、残渣を逆相カラムクロマトグラフィー(水+0.1%NH
4OH/MeOH)で精製し、対応フラクションを濃縮して所望生成物を得る。
C
27H
32N
6O
2 (M = 472.6 g/mol), ESI-MS: 473 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.56 (方法W)
実施例18.1に類似して一般式(18-1)の下記化合物18.1〜18.40を調製し、実施例18.1に類似して化合物18.41〜18.89を調製するが、バッチサイズを0.01mmolの酸XVII.1に減少させる。これらの化合物を塩基性酸化アルミニウムを通すろ過により精製した後、DMF/MeOH(9:1)で洗浄し、真空中で濃縮して所望生成物を得る。Boc保護されたジアミンを使用する場合、最後にDCM/TFA=1/1(5%H
2O)を用いてBoc保護基を除去する。使用する遊離体は列表題「遊離体」に示してある。
【0589】
【化272】
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【0590】
【化273】
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【0591】
実施例19
実施例19.1
(S)-N-{1-[4-(2'-イソブトキシ-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,4']ビピリジニル-4-イル)-フェニル]-エチル}-アセトアミド
【0592】
【化274】
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【0593】
2mLのジオキサン中34mg(0.10mmol)の(S)-N-{1-[4-(2'-フルオロ-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,4']ビピリジニル-4-イル)-フェニル]-エチル}-アセトアミド(XIX.1)と74mg(1.0mmol)のイソブチルアルコールの混合物に20mg(0.50mmol)のNaH(鉱油中60%)を加える。混合物を130℃で12時間撹拌する。溶媒を真空中で除去し、残渣をHPLC(RP X-Bridge;水(+0.1%TFA)/MeOH)で精製して所望生成物を得る。
C
24H
33N
3O
2 (M = 395.5 g/mol), ESI-MS: 396 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.35分(方法L)
列表題「遊離体」に示す遊離体を用いて、実施例19.1に類似して一般式(19-1)の下記化合物を調製する。
【0594】
【化275】
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【0595】
【化276】
[この文献は図面を表示できません]
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【0596】
実施例20
実施例20.1
(S)-シクロプロパンカルボン酸(1-{4-[1-(6-イソプロポキシ-ピリミジン-4-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アミド
【0597】
【化277】
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【0598】
25mg(1.04mmol)の水素化ナトリウムを2mLの2-プロパノールに加えて80℃で10分間加熱する。その後、80mg(0.21mmol)の(S)-シクロプロパンカルボン酸(1-{4-[1-(6-クロロ-ピリミジン-4-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アミド(XIV.6)を加える。混合物を80℃で12時間加熱する。その後、水を加えて混合物をジクロロメタンで抽出する。溶媒を蒸発させ、残渣を逆相HPLC(カラム:Waters XBridge 5μM;溶出液A:水+0.3%NH
4OH、溶出液B:MeOH)で精製して所望生成物を得る。
C
22H
32N
4O
2 (M = 408.5 g/mol), ESI-MS: 409 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.31分(方法L)
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、実施例20.1に類似して一般式(20-1)の下記化合物を調製する。
【0599】
【化278】
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【0600】
【化279】
[この文献は図面を表示できません]
【0601】
実施例21
実施例21.1
(S)-N-(1-{4-[1-(4-メトキシ-5-フェニル-ピリミジン-2-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド
【0602】
【化280】
[この文献は図面を表示できません]
【0603】
4mLのMeOH中43.5mg(0.10mmol)の(S)-N-(1-{4-[1-(4-クロロ-5-フェニル-ピリミジン-2-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド(5.50mmol)に0.074mL(0.40mmol)のナトリウムメトキシドを加えて混合物を80℃で3時間撹拌する。冷却後、粗混合物をHPLC(C18 RP Sunfire;水(+0.1%TFA)/MeOH)で精製して所望生成物を得る。
C
26H
30N
4O
2 (M = 430.5 g/mol), ESI-MS: 431 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.88分(方法P)
実施例21.2
(S)-N-(1-{4-[1-(4-メチル-5-フェニル-ピリミジン-2-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド
【0604】
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
【0605】
1mLのMeOHと2mLのジオキサン中43.5mg(0.10mmol)の(S)-N-(1-{4-[1-(4-クロロ-5-フェニル-ピリミジン-2-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド(5.50mmol)にアルゴン雰囲気下で0.042mL(0.30mmol)のトリメチルボロキシン、0.1mLのNaHCO
3溶液(2mmol/mL)及び2.9mg(0.0042mmol)のビス(トリフェニルホスフィン)-パラジウム(II)クロリドを加えて混合物を80℃で3時間撹拌する。その後、さらに100μL(0.7mmol)のトリメチルボロキシンと2.9mg(0.0042mmol)のビス(トリフェニルホスフィン)-パラジウム(II)クロリドを加えて80℃で撹拌を12時間続ける。混合物をDMFで希釈し、ろ過し、HPLC(C18 RP Sunfire;水(+0.1%TFA)/MeOH)で精製して所望生成物を得る。
C
26H
30N
4O (M = 414.5 g/mol), ESI-MS: 415 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.28分(方法P)
実施例21.3
(S)-N-(1-{4-[1-(4-メチルアミノ-5-フェニル-ピリミジン-2-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド
【0606】
【化282】
[この文献は図面を表示できません]
【0607】
2mLのジメチルアセトアミド中34.0mg(0.078mmol)の(S)-N-(1-{4-[1-(4-クロロ-5-フェニル-ピリミジン-2-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド(5.50mmol)に0.027mL(0.16mmol)のDIPEA及び1.15mL(2.3mmol)のメチルアミンを加える。混合物を100℃で16時間撹拌する。引き続き粗混合物をHPLC(C18 RP Sunfire;水(+0.1%TFA)/MeOH)で精製して所望生成物を得る。
C
26H
31N
5O (M = 429.6 g/mol), ESI-MS: 430 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.66分(方法P)
【0608】
実施例22
実施例22.1
(S)-N-(1-{4-[1-(2-ベンゾ[1,3]ジオキソール-5-イル-ピリミジン-4-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド
【0609】
【化283】
[この文献は図面を表示できません]
【0610】
アルゴン雰囲気下で0.2mLのNa
2CO
3溶液(2mol/L)及び3mg(0.004mmol)のビス(トリフェニルホスフィン)-パラジウム(II)クロリドを2mLのジオキサン/1mLのMeOH中50mg(0.30mmol)の3,4-(メチレンジオキシ)フェニルボロン酸と36mg(0.10mmol)の(S)-N-(1-{4-[1-(2-クロロ-ピリミジン-4-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド(化合物XIV.3)の混合物に加える。混合物を90℃で3時間撹拌する。その後、混合物をDMF/水で希釈し、ろ過する。ろ液を逆相HPLC(水(+0.1%TFA)/MeOH)で精製して所望生成物を得る。
C
26H
28N
4O
3 (M = 444.5 g/mol), ESI-MS: 445 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.38分(方法E)
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、実施例10.1に類似して一般式(22-1)の下記化合物を調製する。
【0611】
【化284】
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【0612】
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
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【0613】
実施例23
実施例23.1
(S)-N-[1-(4-{1-[5-(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-ピリミジン-2-イル]-ピペリジン-4-イル}-フェニル)-エチル]-アセトアミド
【0614】
【化286】
[この文献は図面を表示できません]
【0615】
a)
4mLのDMF中74.0mg(0.2mmol)の(S)-2-{4-[4-(1-アセチルアミノ-エチル)-フェニル]-ピペリジン-1-イル}-ピリミジン-5-カルボン酸(XVII.1)と42μL(0.24mmol)のDIPEAに77.0mg(0.2mmol)のTBTUを加えて混合物をrtで10分間撹拌する。引き続き40.0mg(0.37mmol)のo-フェニレンジアミンを加えて5時間撹拌を続ける。混合物を塩基性酸化アルミニウムを通してろ過し、DMF/MeOH(9:1)で洗浄する。溶媒を真空中で除去し、粗生成物を直接次工程で使用する。
C
26H
30N
6O
2 (M = 458.6 g/mol), ESI-MS: 459 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.79 (方法P)
b)
2mLのHOAc中92mgの(S)-2-{4-[4-(1-アセチルアミノ-エチル)-フェニル]-ピペリジン-1-イル}-ピリミジン-5-カルボン酸(2-アミノ-フェニル)-アミドの混合物を110℃で12時間還流させる。真空中での濃縮後、水を加えて沈殿物をろ過で収集して所望生成物を得る。
C
26H
28N
6O (M = 440.5 g/mol), ESI-MS: 441 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.69分(方法P)
【0616】
実施例24
実施例24.1
(S)-N-(1-{4-[1-(4-(プロピルアミノ)フェニル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド
【0617】
【化287】
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【0618】
1mLのDCM中75.0mg(0.22mmol)のアニリンXX.6に16.2μl(0.22mmol)のプロピオンアルデヒドを加え、結果として生じる混合物をrtで30分間撹拌する。次に51.8mg(0.24mmol)のNaB(OAc)
3Hを加えて混合物をrtで一晩撹拌する。その後、混合物を直接HPLC(水/MeOH/TFA)で精製する。
C
24H
33N
3O (M = 379.5 g/mol), ESI-MS: 380 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.08分(方法N)
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、実施例24.1に類似して一般式(24-1)の下記化合物を調製する。
【0619】
【化288】
[この文献は図面を表示できません]
【0620】
【化289】
[この文献は図面を表示できません]
【0621】
実施例25
実施例25.1
(S)-N-(1-{4-[1-(3-イソプロピル-[1,2,4]オキサジアゾール-5-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド
【0622】
【化290】
[この文献は図面を表示できません]
【0623】
0.9mL(0.45mmol)の塩化亜鉛(II)(THF中0.5M溶液)を12mLの酢酸エチル中の40.7mg(0.15mmol)の(S)-N-{1-[4-(1-シアノ-ピペリジン-4-イル)-フェニル]-エチル}-アセトアミド(XXVII.1)と30.6mg(0.30mmol)のN’-ヒドロキシ-2-メチルプロパンイミドアミドの混合物に滴加する。混合物をrtで12時間撹拌する。その後、溶媒を真空中で除去し、15mLのエタノール及び2mLの濃HCl溶液を加える。混合物を3時間還流させる。引き続き混合物を濃縮し、水を加え、沈殿物を収集し、水で洗浄して所望生成物を得る。
C
20H
28N
4O
2 (M = 356.5 g/mol), ESI-MS: 357 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.06分(方法S)
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、実施例25.1に類似して一般式(25-1)の下記化合物を調製する。
【0624】
【化291】
[この文献は図面を表示できません]
【0625】
【化292】
[この文献は図面を表示できません]
【0626】
実施例26
実施例26.1
(S)-N-(1-{4-[1-(5-フェニル-[1,2,4]オキサジアゾール-3-イル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド
【0627】
【化293】
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【0628】
0.019mL(0.16mmol)の塩化ベンゾイルを4mLのTHF中の45.7mg(0.15mmol)の(S)-N-(1-{4-[1-(N-ヒドロキシカルバミミドイル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド(XXVII.2)と0.063mL(0.45mmol)のトリエチルアミンの混合物に加える。混合物を80℃で12時間撹拌し、引き続きHPLC(RP C18 Sunfire;水(+0.1%TFA)/MeOH)で精製して所望生成物を得る。
C
23H
26N
4O
2 (M = 390.5 g/mol), ESI-MS: 391 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.12分(方法T)
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、実施例26.1に類似して一般式(26-1)の下記化合物を調製する。
【0629】
【化294】
[この文献は図面を表示できません]
【0630】
【化295】
[この文献は図面を表示できません]
【0631】
実施例27
実施例27.1
N-((1S)-1-(4-(1-(4-((2-メチルシクロプロピル)メトキシ)フェニル)-ピペリジン-4-イル)フェニル)-エチル)アセトアミド
【0632】
【化296】
[この文献は図面を表示できません]
【0633】
50mg(0.15mmol)の(S)-N-{1-(4-[1-(4-ヒドロキシフェニル)-ピペリジン-4-イル]-フェニル}-エチル)-アセトアミド(化合物1.48)、14mg(0.16mmol)の2-メチルシクロプロパンメタノール及び38.8mg(0.15mmol)のトリフェニルホスフィンを2mLの2-メチル-テトラヒドロフランに0℃で加える。30.5μl(0.15mmol)のジ-イソプロピルアゾジカルボキシラートを加えて混合物をrtに戻す。一晩撹拌を続けた後、0.5当量のトリフェニルホスフィンと0.5当量のジ-イソプロピルアゾジカルボキシラートを加える。撹拌を1日続け、再びさらにトリフェニルホスフィン及びジ-イソプロピルアゾジカルボキシラートを加えて50℃で16時間撹拌を続ける。次に混合物をろ過し、逆相HPLC(水/MeOH、0.1%FA)で精製して所望生成物を得る。
C
26H
34N
2O
2 (M = 406.6 g/mol), ESI-MS: 407 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.58分(方法A)
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、実施例27.1に類似して一般式(27-1)の下記化合物を調製する。
【0634】
【化297】
[この文献は図面を表示できません]
【0635】
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
【0636】
実施例28
実施例28.1
(S)-3-(4-(4-(1-アセトアミドエチル)フェニル)ピペリジン-1-イル)安息香酸
【0637】
【化299】
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【0638】
2.90g(7.62mmol)のエステル15.02を50mLのMeOHと8mLの1N NaOH水溶液に加える。反応混合物を70℃で1時間撹拌する。rtに冷ました後、溶液を希HCl水溶液で酸性にし、結果として生じる沈殿物をろ過し、水で洗浄し、真空中50℃で乾燥させる。
C
22H
26N
2O
3 (M = 366.5 g/mol), ESI-MS: 367 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.11分(方法H)
【0639】
実施例29
実施例29.1
(S)-N-(1-(4-(1-(3-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-2-カルボニル)フェニル)ピペリジン-4-イル)フェニル)エチル)アセトアミド
【0640】
【化300】
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【0641】
2mLのDMF中73.3mg(0.20mmol)の実施例28.1に64.2mg(0.20mmol)のTBTU及び41.8μL(0.20mmol)のTEAを加えて混合物をrtで15分間撹拌する。次に26.6mg(0.20mmol)の1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリンを加えて1時間撹拌を続ける。反応混合物を直接HPLC(水+0.1%NH
4OH/MeOH)で精製する。
C
31H
35N
3O
2 (M = 481.6 g/mol), ESI-MS: 482 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.39分(方法O)
実施例29.1に類似して下記化合物を調製する。使用する遊離体は列表題「遊離体」に示してある。
【0642】
【化301】
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【0643】
【化302】
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【0644】
実施例30
実施例30.1
(S)-N-1-(4-(1-(4-エトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)フェニル)エチル)-3-オキソブタンアミド
【0645】
【化303】
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【0646】
150mg(0.46mmol)のアミンXIII.1を1.5mLのTHFと5.65mg(0.05mmol)のDMAPに加えて0℃に冷却する。次に42.8mg(0.51mmol)のジケテンを加え、結果として生じる混合物を0℃で1時間撹拌する。溶媒を真空中で除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;PE/酢酸エチル、勾配80:20→50:50)で精製する。
C
25H
32N
2O
3 (M = 408.5 g/mol), ESI-MS: 409 [M+H]
+
R
t (HPLC):0.88分(方法AD)
【0647】
実施例31
実施例31.1
(S)-メチル 3-(1-(4-(1-(4-エトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)フェニル)エチルアミノ)-3-オキソプロパノアート
【0648】
【化304】
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【0649】
324mg(1.00mmol)のアミンXIII.1を10mLのTHFと154μL(1.10mmol)のTEAに加える。混合物を冷却しながら108μL(1.00mmol)のメチルマロニルクロリドを滴加する。結果として生じる混合物をrtで一晩撹拌する。混合物をろ過し、溶媒を真空中で除去して残渣をHPLC(水+0.15%FA/アセトン)で精製する。
C
25H
32N
2O
4 (M = 424.5 g/mol), ESI-MS: 425 [M+H]
+
R
t (HPLC):0.73分(方法AD)
【0650】
実施例32
実施例32.1
(S)-3-(1-(4-(1-(4-エトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)フェニル)エチルアミノ)-3-オキソプロパン酸
【0651】
【化305】
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【0652】
250mg(0.59mmol)のエステル31.1を5mLのEtOHと0.6mLの1N NaOH水溶液に加えてrtで撹拌する。溶媒を真空中で除去し、残渣をDCMとpH7-緩衝水溶液に分配する。有機層を分離し、水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させて溶媒を真空中で除去する。
C
24H
30N
2O
4 (M = 410.5 g/mol), ESI-MS: 411 [M+H]
+
R
t (HPLC):0.90分(方法G)
【0653】
実施例33
実施例33.1
(S)-N-(1-{4-[1-(4-エトキシフェニル)ピペリジン-4-イル]フェニル}エチル)マロンアミド
【0654】
【化306】
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【0655】
1mLのDMF中50.0mg(0.12mmol)のカルボン酸32.1に25.3μL(0.18mmol)のTEA、41.1mg(0.13mmol)のTBTU及び200μLのアンモニア水溶液(32%)を加える。次に混合物をろ過し、HPLC(水/MeOH、0.15%NH
4OH)で精製する。
C
24H
31N
3O
3 (M = 409.5 g/mol), ESI-MS: 410 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.10分(方法G)
列表題「E 1」及び「E 2」に示す遊離体を用いて、実施例33.1に類似して一般式(33-1)の下記化合物を調製する。
【0656】
【化307】
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【0657】
【化308】
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【0658】
実施例34
実施例34.1
(S)-N-(1-(4-(1-(2-(ピリジン-2-イル)チアゾール-5-イル)ピペリジン-4-イル)フェニル)エチル)アセトアミド
【0659】
【化309】
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【0660】
90.0mg(0.25mmol)のアセチルブロミドXXIX.1及び33.9mg(0.25mmol)のピリジン-2-カルボチオ酸アミドを2mLのエタノールに加えて80℃で4時間撹拌する。次に反応混合物を直接HPLC(水+0.3%NH
4OH/MeOH)で精製する。
C
23H
26N
4OS (M = 406.5 g/mol), ESI-MS: 407 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.16分(方法G)
実施例34.1に類似して下記化合物を調製する。使用する遊離体は列表題「遊離体」に示してある。
【0661】
【化310】
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【0662】
【化311】
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【0663】
実施例35
実施例35.1
(S)-2-アミノ-N-(1-{4-[1-(4-エトキシフェニル)ピペリジン-4-イル]フェニル}エチル)アセトアミド
【0664】
【化312】
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【0665】
ジクロロメタン中250mg(0.50mmol)の実施例6.49に2.02mLのメタノールHCl溶液(c=1.25mol/l)を加える。混合物を一晩還流させ、溶媒を真空中で除去し、残渣に水を加える。次に混合物を希NaOH水溶液で塩基性にし、結果として生じる沈殿物を収集し、DCMに溶かし、水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させる。溶媒を真空中で除去する。
C
24H
33N
3O
2 (M = 395.5 g/mol), ESI-MS: 396 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.16分(方法G)
【0666】
実施例36
実施例36.1
(S)-2-(ジメチルアミノ)-N-(1-{4-[1-(4-エトキシフェニル)ピペリジン-4-イル]フェニル}エチル)アセトアミド
【0667】
【化313】
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【0668】
5mLのTHF中59.3mg(0.15mmol)の実施例35.1に36.5μL(0.45mmol)のホルマリン、1mLのpH-5緩衝水溶液及び95.4mgのナトリウムトリアセトキシボロヒドリドを加える。結果として生じる混合物をrtで2時間撹拌し、直接HPLC(水+0.15%NH
4OH/MeOH)で精製する。
C
26H
37N
3O
2 (M = 423.6 g/mol), ESI-MS: 424 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.22分(方法G)
【0669】
実施例37
実施例37.1
(S)-2-(4-(4-(1-アセトアミドエチル)フェニル)ピペリジン-1-イル)-5-エトキシベンズアミド
【0670】
【化314】
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【0671】
2mLのDMSO中50.0mg(0.13mmol)の実施例13.3を0℃に冷却し、19.5mg(0.14mmol)のK
2CO
3を添加する。次に113μLのH
2O
2(水中30%)を加え、混合物をrtに戻して一晩撹拌する。さらに113μLのH
2O
2(水中30%)を加えて45℃で2時間撹拌を続ける。反応混合物をろ過し、直接HPLC(水+0.15%FA/MeOH)で精製する。
C
23H
29N
3O
3 (M = 409.5 g/mol), ESI-MS: 410 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.09分(方法G)
【0672】
実施例38
実施例38.1
(S)-N-(1-(4-(1-(4-エトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)フェニル)エチル)エタンチオアミド
【0673】
【化315】
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【0674】
50.0mg(0.14mmol)の実施例1.1及び55.1mg(0.14mmol)のローソン(Lawesson)試薬を3mLのトルエン中で2時間還流させる。次に溶媒を真空中で除去し、残渣をHPLC(水+0.3%NH
4OH/MeOH)で精製する。
C
23H
30N
2OS (M = 382.6 g/mol), ESI-MS:383 [M+H]
+
R
t (HPLC):1.22分(方法G)
実施例38.1に類似して下記化合物を調製する。使用する遊離体は列表題「遊離体」に示してある。
【0675】
【化316】
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【0676】
【化317】
[この文献は図面を表示できません]
【0677】
実施例39
実施例39.1
(S)-N-(1-(4-(1-(4-シクロプロピルメトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)フェニル)エチル)-N-メチルアセトアミド
【0678】
【化318】
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【0679】
2.5mLのTHF中32.2mg(1.27mmol)のNaHに0℃で50.0mg(0.13mmol)の実施例1.26を加える。混合物を0℃で10分間撹拌した後、15.9μL(0.26mmol)のヨウ化メチルを加えて混合物をrtで2時間撹拌する。水とNH
4Cl飽和水溶液を添加して反応をクエンチする。結果として生じる混合物をDCMで抽出し、有機層を混ぜ合わせてMgSO
4で乾燥させる。溶媒を真空中で除去し、残渣をACNといくらかの水に再び溶かして凍結乾燥させる。
C
26H
34N
2O
2 (M = 406.6 g/mol), ESI-MS: 407 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.36分(方法F)
実施例39.1に類似して下記化合物を調製する。使用する遊離体は列表題「遊離体」に示してある。
【0680】
【化319】
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【0681】
【化320】
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【0682】
実施例40
実施例40.1
(S)-2,2,2-トリフルオロ-N-{1-[4-(1-(2-メトキシ-4-プロポキシフェニル)ピペリジン-4-イル)フェニル]-エチル}アセトアミド
【0683】
【化321】
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【0684】
5mLのMeOH中100mg(0.22mmol)の実施例XXXV.1に10mgのPd/Cを入れて水素(345kPa(50psi)雰囲気内でrtにて一晩撹拌する。次に反応混合物をろ過し、溶媒を真空中で除去し、結果として生じる残渣をHPLC(RP C18 Xbridge、水(+0.3%アンモニア)/MeOH)で精製する。
C
25H
31F
3N
2O
3 (M = 464.5 g/mol),EI-MS: 465 [M+H]
+
R
t (HPLC):2.40分(方法F)
実施例XXXIII.1に類似して下記化合物を調製する。
【0685】
【化322】
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【0686】
製剤例
技術上周知の方法に類似して得られる下記製剤例は、これらの例の文脈に本発明を限定することなく、本発明をさらに完全に説明するのに役立つ。用語「活性物質」は、1種以上の本発明の化合物をその塩を含めて表す。
実施例1:50mgの活性物質を含む錠剤
組成:
(1)活性物質 50.0mg
(2)ラクトース 98.0mg
(3)トウモロコシデンプン 50.0mg
(4)ポリビニルピロリドン 15.0mg
(5)ステアリン酸マグネシウム
2.0mg
215.0mg
製法:
(1)、(2)及び(3)を一緒に混合し、(4)の水溶液を用いて造粒する。この乾燥粒状材料に(5)を加える。この混合物から、二平面の、両面にファセットがあり、片面に分割ノッチを有する錠剤をプレス加工する。
錠剤の直径:9mm。
【0687】
実施例2:350mgの活性物質を含む錠剤
組成:
(1)活性物質 350.0mg
(2)ラクトース 136.0mg
(3)トウモロコシデンプン 80.0mg
(4)ポリビニルピロリドン 30.0mg
(5)ステアリン酸マグネシウム
4.0mg
600.0mg
製法:
(1)、(2)及び(3)を一緒に混合し、(4)の水溶液を用いて造粒する。この乾燥粒状材料に(5)を加える。この混合物から、二平面の、両面にファセットがあり、片面に分割ノッチを有する錠剤をプレス加工する。
錠剤の直径:12mm。
【0688】
実施例3:50mgの活性物質を含むカプセル剤
組成:
(1)活性物質 50.0mg
(2)乾燥トウモロコシデンプン 58.0mg
(3)粉末ラクトース 50.0mg
(4)ステアリン酸マグネシウム
2.0mg
160.0mg
製法:
(1)を(3)と摩砕する。この摩砕剤を(2)と(4)の混合物に激しく混合しながら加える。この粉末混合物をカプセル充填機で3号サイズの硬ゼラチンカプセルに詰める。
【0689】
実施例4:350mgの活性物質を含むカプセル剤
組成:
(1)活性物質 350.0mg
(2)乾燥トウモロコシデンプン 46.0mg
(3)粉末ラクトース 30.0mg
(4)ステアリン酸マグネシウム
4.0mg
430.0mg
製法:
(1)を(3)と摩砕する。この摩砕剤を(2)と(4)の混合物に激しく混合しながら加える。この粉末混合物をカプセル充填機で0号サイズの硬ゼラチンカプセルに詰める。
【0690】
実施例5:2mL当たり35mgの活性物質を含むドライアンプル
組成:
活性物質 35.0mg
マンニトール 100.0mg
注射用水を加えて 2.0mLへ
製法:
活性物質とマンニトールを水に溶かす。パッケージング後、溶液を凍結乾燥させる。すぐに使える溶液を作るためには、生成物を注射用水に溶かす。