(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来技術にあっては、死角領域を映す撮像位置となるように死角領域撮像用ミラーを角度調整し、さらに死角領域撮像用ミラーに映った像が投影される死角領域投影用ミラーを角度調整する必要がある。すなわち、運転者は、死角領域を視認可能にするために二個の車両用補助ミラーを調整する必要があり、煩雑である。
また、従来技術にあっては、二個の車両用補助ミラーを必要としている。さらに、死角領域撮像用ミラーは、車両のインストルメントパネルに対して一体形成されており、車種毎の専用設計になるため、汎用性に乏しい。したがって、従来技術の車両用補助ミラーは、高コストとなるおそれがある。
【0007】
そこで、本発明は、上記事情に鑑みたものであって、簡便な構成により車両の死角領域を容易に映し出すことができる低コストな車両用補助ミラーの提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、車室内(例えば、実施形態における車室内2)に設置される車両用補助ミラー(例えば、実施形態における補助ミラー10)であって、ミラー部材(例えば、実施形態におけるミラー部材20)と、前記車室内のルーフ(例えば、実施形態におけるルーフ6)に設けられたサンバイザ(例えば、実施形態におけるサンバイザ5)に前記ミラー部材を支持させる支持部材(例えば、実施形態における支持部材30)と、を備え、前記ミラー部材は、
前記サンバイザに設置されたとき、一方側の第一主面(例えば、実施形態における第一主面21)が前記車室内側に配置されるとともに、他方側の第二主面(例えば、実施形態における第二主面22)が前記サンバイザ側に配置され、前記ミラー部材の前記第一主面は、前記サンバイザが前記ルーフに沿った収納状態において、前記車室内側に面するとともに、運転者(例えば、実施形態における運転者D)に対して車両前部の
死角領域(例えば、実施形態における死角領域K)を含む所望領域(例えば、実施形態における所望領域R)を映すミラー面(例えば、実施形態におけるミラー面24)
となっており、前記支持部材は、前記ミラー部材の前記第二主面側に設けられ、前記第二主面に沿うように設けられた支持板部(例えば、実施形態における支持板部31)と、前記支持板部の前方端部に設けられた挟持部(例えば、実施形態における挟持部33)と、により構成され、前記挟持部は、前記支持板部と一体的に形成され、側面視で前記支持板部の上方において後方に開口するU字状にとなっているとともに、前記サンバイザを挟持可能となっており、前記ミラー面は、車両の前後方向における中間部(例えば、実施形態における中間部M)を挟んで後方側に設けられた第一ミラー面(例えば、実施形態における第一ミラー面25)と、前記中間部を挟んで前方側に設けられた第二ミラー面(例えば、実施形態における第二ミラー面26)と、を有し、前記第一ミラー面は平坦面となっており、前記第二ミラー面は下方に凸の凸曲面となっていることを特徴としている。
【0009】
本発明によれば、ミラー面は、車両の前後方向における中間部を挟んで後方側に設けられた第一ミラー面を有し、第一ミラー面は平坦面となっているので、ミラー面が映し出す車両前部の所望領域のうち、車両の前方端部よりも後方のフードを歪みなく映すことができる。また、車両の前後方向における中間部を挟んで前方側に設けられた第二ミラー面を有し、第二ミラー面は下方に凸の凸曲面となっているので、車両の前方端部近傍であって、フードよりも下方の死角領域を広範囲にわたって第二ミラー面に映すことができる。したがって、簡便な構成により車両の死角領域を容易に映し出すことができる。また、一個の車両用補助ミラーにより車両の死角領域を映し出すことができるので、従来技術のように車両用補助ミラーを二個備えた場合よりも低コスト化ができる。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、前記ミラー部材は、前記支持
板部の
前記前方端
部に対して、前記車両の左右方向に沿う回動軸(例えば、実施形態における回動軸部材12)周りに回動自在に支持されていることを特徴としている。
【0011】
本発明によれば、ミラー部材は、支持部材の前方端部に対して、車両の左右方向に沿う回動軸周りに回動自在に支持されているので、例えば座高の異なる複数の運転者が同一の車両を交代で運転する場合であっても、各運転者に対応してミラー部材を回動させて角度を調整するだけで、車両の死角領域を第二ミラー面に確実に映し出すことができる。したがって、運転者は、ミラー部材の角度を調整して、車両の死角領域を容易に映し出すことができる。
また、請求項3に記載の発明は、前記支持板部が、前記前方端部が一対の回動軸部材(例えば、実施形態における回動軸部材12)を介して前記ミラー部材と連結されていることを特徴としている。
【0012】
また、請求項
4に記載の発明は、前記ミラー部材が前記支持部材に対して所定角度となるように保持する保持機構(例えば、実施形態における保持機構15)を備えたことを特徴としている。
【0013】
本発明によれば、ミラー部材を回動させて角度を調整した後、例えば運転時の車両の振動が加わった場合であっても、ミラー部材の位置を保持できる。したがって、車両の死角領域を確実に映し出すことができる。
【0014】
また、請求項
5に記載の発明は、前記支持部材が、前記サンバイザに対して着脱可能となっていることを特徴としている。
【0015】
本発明によれば、支持部材がサンバイザに対して着脱可能となっているので、異なる車種の車両であっても、車両用補助ミラーを取り付けることができる。したがって、異なる車種の車両に適用可能な汎用性に優れた車両用補助ミラーとすることができるので、車両用補助ミラーのさらなる低コスト化を図ることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、ミラー面は、車両の前後方向における中間部を挟んで後方側に設けられた第一ミラー面を有し、第一ミラー面は平坦面となっているので、ミラー面が映し出す車両前部の所望領域のうち、車両の前方端部よりも後方のフードを歪みなく映すことができる。また、車両の前後方向における中間部を挟んで前方側に設けられた第二ミラー面を有し、第二ミラー面は下方に凸の凸曲面となっているので、車両の前方端部近傍であって、フードよりも下方の死角領域を広範囲にわたって第二ミラー面に映すことができる。したがって、簡便な構成により車両の死角領域を容易に映し出すことができる。また、一個の車両用補助ミラーにより車両の死角領域を映し出すことができるので、従来技術のように車両用補助ミラーを二個備えた場合よりも低コスト化ができる。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に、実施形態に係る車両用補助ミラー(以下、「補助ミラー」という。)について説明する。
図1は、実施形態に係る補助ミラー10を備えた車両1の側面図である。なお、
図1では、運転者Dを二点鎖線で図示している。また、以下の説明における前後左右方向は、特に記載が無ければ、
図1に示す車両1の前後左右方向と同一とする。また、以下では、運転者Dが右側の運転席4に着座して運転する、いわゆる右ハンドルの車両1を例に説明する。また、以下の説明における各図中の矢印Tは車両1の前方を、矢印LBは車両1の左方を、矢印Hは車両1の上方をそれぞれ示している。
図2は、実施形態に係る補助ミラー10を備えた車両1の車室内2を示す斜視図である。なお、
図2では、後述するミラー面24の前後方向における中間部Mであって、第一ミラー面25と第二ミラー面26との境界を二点鎖線で図示している。
【0019】
図1に示すように、補助ミラー10は、車両1の車室内2における右側であって、運転席4側のサンバイザ5に設置されている。
図2に示すように、サンバイザ5は、例えば発泡樹脂材料等によって板状に形成された部材である。サンバイザ5は、主として運転席4に着座する運転者D(
図1参照)の遮光用のものであって、車室内2におけるフロントガラス3の上端近傍の左右方向における運転席4側に配置されている。サンバイザ5は、少なくとも前方端部5aがルーフ6に対して回動自在に支持されており、ルーフ6に対して所定の角度で保持されるようになっている。また、サンバイザ5の収納状態(
図2に示す状態)では、サンバイザ5がルーフ6に沿うように配置される。
【0020】
(補助ミラー)
図1に示すように、補助ミラー10は、サンバイザ5に取り付けられており、車両前部の死角領域Kを含む所望領域Rを映し出して運転者Dに視認させるためのミラーである。ここで、所望領域Rとは、例えば車両1のフード8の前方端部およびフード8よりも前方の領域をいい、
図1においてドットにより図示している。また、死角領域Kとは、フード8よりも前方かつフード8よりも下方の領域をいい、
図1においてハッチングにより図示している。
【0021】
図3は、補助ミラー10をミラー面24側から見た斜視図であり、
図4は、補助ミラーをミラー面24とは反対側から見た斜視図である。なお、
図4においては、サンバイザ5を二点鎖線で図示している。
図3および
図4に示すように、本実施形態の補助ミラー10は、主にミラー部材20と、支持部材30とにより構成されている。以下に、補助ミラー10の各構成部品について詳細に説明する。
【0022】
ミラー部材20は、例えば樹脂材料により板状に形成された部材である。
図2に示すように、ミラー部材20は、補助ミラー10がサンバイザ5に設置されたとき、一方側の第一主面21が車室内2側に配置されるとともに、他方側の第二主面22がサンバイザ5側に配置される。
【0023】
ミラー部材20の第一主面21は、サンバイザ5がルーフ6に沿った収納状態において、車室内2側に面するとともに、運転者D(
図1参照)に対して車両前部の死角領域Kを含む所望領域R(いずれも
図1参照)を映すミラー面24となっている。ミラー面24は、ミラー部材20の第一主面21に対して、例えばアルミニウムや金、銀、チタン、クロム等の金属材料を、真空蒸着法やスパッタリング法、イオンプレーティング法等によって所定の膜厚となるように成膜することにより形成される。第一主面21に成膜される金属材料の膜厚は、例えば入射した光の全部を反射(すなわち全反射)可能なように設定される。なお、本実施形態では、ミラー部材20の全表面に対して、金属材料が成膜されている。これにより、マスキング等をすることなくミラー部材20の第一主面21にミラー面24を形成できるので、製造コストを低減することができる。
【0024】
図4に示すように、ミラー部材20の第二主面22上における前方端部には、左右方向に延びる一対の回動軸部材12,12(請求項の「回動軸」に相当。)が、左右方向に離間して設けられている。一対の回動軸部材12,12は、後述する支持板部31を回転可能に支持している。
また、ミラー部材20の第二主面22上における後方端部には、一対のマグネット14,14が、左右方向に離間して設けられている。一対のマグネット14,14は、後述する支持板部31に対してミラー部材20ごと吸着されている。
【0025】
図5は、
図3のA−A線に沿った断面図である。なお、
図5では、分かり易くするためにミラー部材20のみ図示している。また、ミラー面24の前後方向における中間部Mであって、後述する第一ミラー面25と第二ミラー面26との境界を二点鎖線で図示している。
図5に示すように、ミラー面24は、車両1(
図1参照)の前後方向における中間部Mを挟んで後方側に設けられた第一ミラー面25と、中間部Mを挟んで前方側に設けられた第二ミラー面26と、を有している。
【0026】
第一ミラー面25は平坦面となっている。したがって、第一ミラー面25は、物品の像を歪みなく映し出すことができる。
第二ミラー面26は、第一ミラー面25と連続的に形成されるとともに、下方に凸の凸曲面となっている。第二ミラー面26の曲率半径は、種々設定が可能であるが、例えば3000mm程度に設定される。したがって、第二ミラー面26は、平坦面に形成された第一ミラー面25よりも広範囲の領域を映し出すことができる。
【0027】
図4に示すように、支持部材30は、例えば鉄等の金属材料により形成された部材であって、ミラー部材20の第二主面22側に設けられている。
支持部材30は、ミラー部材20の第二主面22に沿うように設けられた支持板部31と、支持板部31の前方端部31aに設けられた挟持部33と、により形成されている。
【0028】
支持板部31は、前方端部31aが一対の回動軸部材12,12を介してミラー部材20と連結されている。これにより、支持板部31とミラー部材20とは、一対の回動軸部材12,12を介して、一対の回動軸部材12,12周りに相対的に回動自在となっている。
また、支持板部31の後方端部31bには、ミラー部材20の後端が、一対のマグネット14,14の磁力により吸着されている。これにより、ミラー部材20と支持板部31とは、互いに沿うように配置されている。
【0029】
また、支持板部31および一対の回動軸部材12,12には、ミラー部材20が支持部材30の支持板部31に対して所定角度となるように保持する保持機構15が形成されている。保持機構15は、例えば、回動軸部材12の端面に凸部を設けるとともに、支持部材30の側面に回動軸部材12の凸部が嵌合可能な凹部を、回動軸部材12の周方向に所定ピッチで複数箇所設けることにより形成できる。これにより、保持機構15は、ミラー部材20を一対の回動軸部材12,12周りに回動させたときに、クリック感を与えつつ、ミラー部材20が支持部材30の支持板部31に対して所定角度となるように保持できる。
【0030】
挟持部33は、支持板部31と一体的に形成されており、側面視で支持板部31の上方において後方に開口するU字状にとなっている。支持板部31の上方に配置された挟持部33の先端部33aと、支持板部31との離間距離(換言すれば挟持部33の開口幅)は、例えばサンバイザ5の板厚よりも狭くなっている。これにより、挟持部33は、開口内においてサンバイザ5を挟持可能となっている。
【0031】
(作用)
続いて、補助ミラー10の作用について説明する。
上述のように構成された補助ミラー10は、
図2に示すように、運転席4側のサンバイザ5に取り付けられる。具体的には、サンバイザ5の前方端部5aに対して、補助ミラー10の支持部材30に形成された挟持部33を前方から後方に向かって挿入し、挟持部33にサンバイザ5の前方端部5aを挟持させる。これにより、補助ミラー10は、サンバイザ5がルーフ6に沿った収納状態において、ミラー面24が車室内2側に面するように配置されてサンバイザ5により保持される。
図1に示すように、運転席4に着座している運転者Dは、運転者Dの前方かつ上方に位置するミラー面24に映し出される車両前部の所望領域Rを視認することができるようになっている。
【0032】
図6は、ミラー面24に対象物Fが映り込んでいるときの説明図である。なお、
図6では、ミラー面24の前後方向における中間部Mであって、第一ミラー面25と第二ミラー面26との境界を二点鎖線で図示している。
ここで、
図6に示すように、ミラー面24は、中間部Mを挟んで後方側に、平坦面に形成された第一ミラー面25を有している。したがって、第一ミラー面25には、ミラー面24が映し出す車両前部の所望領域R(
図1参照)のうち、後方側のフード8がほぼ歪みなく映し出される。
【0033】
また、ミラー面24は、中間部Mを挟んで前方側に、下方に凸の凸曲面に形成された第二ミラー面26を有している。したがって、第二ミラー面26には、ミラー面24が映し出す車両前部の所望領域R(
図1参照)のうち、フード8よりも前方かつフード8よりも下方の死角領域K(
図1参照)が第二ミラー面26に映し出されるとともに、死角領域Kに存在する対象物F(
図1参照)の上端部が第二ミラー面26に映し出される。これにより、運転者Dは、対象物Fを認識するとともに、回避行動をとることができる。
【0034】
図7は、ミラー部材20を回動させたときの説明図である。
さらに、
図7に示すように、補助ミラー10は、ミラー部材20の後端に設けられた一対のマグネット14,14をミラー部材20ごと支持板部31から離反させることにより、ミラー部材20を一対の回動軸部材12,12周りに回動させるとともに、所定角度で保持することができる。これにより、運転者Dは、車両前部の所望領域Rおよび死角領域Kを視認可能なように、ミラー面24の角度を容易に調整することができる。また、運転者Dが交代するなどして運転者Dの座高(すなわち運転者Dの視点)が変化した場合であっても、ミラー部材20を一対の回動軸部材12,12周りに回動させて角度を調整することにより、異なる運転者Dに対応して、車両前部の所望領域Rおよび死角領域Kを映し出すことができる。
【0035】
本実施形態によれば、ミラー面24は、車両1の前後方向における中間部Mを挟んで後方側に設けられた第一ミラー面25を有し、第一ミラー面25は平坦面となっているので、ミラー面24が映し出す車両前部の所望領域Rのうち、車両1の前方端部よりも後方のフード8を歪みなく映すことができる。また、車両1の前後方向における中間部Mを挟んで前方側に設けられた第二ミラー面26を有し、第二ミラー面26は下方に凸の凸曲面となっているので、車両1の前方端部近傍であって、フード8よりも下方の死角領域Kを広範囲にわたって第二ミラー面26に映すことができる。したがって、簡便な構成により車両1の死角領域Kを容易に映し出すことができる。また、一個の補助ミラー10により車両1の死角領域を映し出すことができるので、従来技術のように車両用補助ミラーを二個備えた場合よりも低コスト化ができる。
【0036】
また、ミラー部材20は、支持部材30における支持板部31の前方端部31aに対して、車両1の左右方向に沿う一対の回動軸部材12,12周りに回動自在に支持されているので、例えば座高の異なる複数の運転者Dが交代で運転する場合であっても、各運転者Dに対応してミラー部材20を回動させて角度を調整するだけで、車両1の死角領域Kを第二ミラー面26に映し出すことができる。したがって、運転者Dは、ミラー部材20の角度を調整して、車両1の死角領域Kを容易に映し出すことができる。
【0037】
また、支持板部31および一対の回動軸部材12,12には、ミラー部材20が支持部材30に対して所定角度となるように保持する保持機構15が形成されているので、ミラー部材20を回動させて角度を調整した後、例えば運転時の車両1の振動が加わった場合であっても、ミラー部材20の位置を保持できる。したがって、車両1の死角領域Kを映し出すことができる。
【0038】
また、支持部材30は、サンバイザ5に対して着脱可能となっているので、異なる車種の車両1であっても、補助ミラー10を取り付けることができる。したがって、異なる車種の車両1に適用可能な汎用性に優れた補助ミラー10とすることができるので、補助ミラー10のさらなる低コスト化を図ることができる。
【0039】
なお、この発明の技術範囲は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
【0040】
実施形態では、支持部材30がサンバイザ5に対して着脱可能となっていることにより、補助ミラー10がサンバイザ5に対して着脱可能となっていた。これに対して、支持部材30とサンバイザ5とが一体形成されることにより、補助ミラー10とサンバイザ5とが一体形成されていてもよい。
【0041】
実施形態では、右ハンドルの車両1に対して本発明に係る補助ミラー10を適用したが、左ハンドルの車両1に対して本発明に係る補助ミラー10を適用してもよい。
【0042】
補助ミラー10および補助ミラー10を構成するミラー部材20や支持部材30、支持機構15等の形状や材質等は、上述の実施形態に限定されない。実施形態では、ミラー部材20が樹脂材料により形成されており、ミラー部材20の表面に対して金属材料を成膜することによりミラー面24を形成していた。これに対して、例えば、ミラー部材20が金属材料により形成されており、ミラー部材20の表面に対してポリッシング等の鏡面加工を施すことによりミラー面24を形成してもよい。
また、実施形態では、第二ミラー面26の曲率半径が、3000mm程度に設定されていたが、車種や、第二ミラー面26に映し出したい死角領域の範囲等に対応して適宜変更できる。
【0043】
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
【解決手段】車室内2に設置される補助ミラー10であって、ミラー部材20と、サンバイザ5にミラー部材20を支持させる支持部材30と、を備え、ミラー部材20は、サンバイザ5がルーフ6に沿った収納状態において、車室内2側に面するとともに、運転者に対して車両前部の所望領域を映すミラー面24を備え、ミラー面24は、車両1の前後方向における中間部Mを挟んで後方側に設けられた第一ミラー面25と、中間部Mを挟んで前方側に設けられた第二ミラー面26と、を有し、第一ミラー面25は平坦面となっており、第二ミラー面26は下方に凸の凸曲面となっていることを特徴としている。