特許第5655203号(P5655203)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許5655203-鼻美容整形器具 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5655203
(24)【登録日】2014年12月5日
(45)【発行日】2015年1月21日
(54)【発明の名称】鼻美容整形器具
(51)【国際特許分類】
   A61F 5/08 20060101AFI20141225BHJP
   A45D 44/22 20060101ALN20141225BHJP
【FI】
   A61F5/08
   !A45D44/22 A
【請求項の数】2
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2010-51059(P2010-51059)
(22)【出願日】2010年2月16日
(65)【公開番号】特開2011-167481(P2011-167481A)
(43)【公開日】2011年9月1日
【審査請求日】2013年1月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】591206050
【氏名又は名称】長田 和三
(74)【代理人】
【識別番号】100107711
【弁理士】
【氏名又は名称】磯兼 智生
(72)【発明者】
【氏名】長田 和三
【審査官】 山口 賢一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2001−037796(JP,A)
【文献】 実公平07−033775(JP,Y2)
【文献】 特開2007−111467(JP,A)
【文献】 特開2000−135234(JP,A)
【文献】 特開2006−304976(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61F 5/08
A45D 44/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
可撓性かつ弾性力を有する薄肉板状の細長いプラスチックからなり、鼻孔開口正面から見て縦方向に、上端部が鼻先側に位置し、かつ、上端側が鼻柱内壁に面するように、鼻孔内に挿入配置される鼻美容整形器具であって、下端鼻孔内咽頭側底面に鼻孔の幅方向に渡って接するように略半円形状に湾曲形成される鼻美容整形器具。
【請求項2】
前記上端部に、ゴムまたはシリコンで形成したキャップ部を着脱できることを特徴とする、請求項1に記載の鼻美容整形器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は人間の鼻の形状を高く整形できことにより、形のよい鼻にすることができる鼻の美容整形器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
古今東西を問わず、美容への関心は高く、特に顔の中心に位置する鼻の形状が顔の印象を大きく決定づけることから、鼻の整形に関心が高い。従来、美容目的で鼻の形状を美しくみせるために、シリコンを注入、あるいはプラスチックを埋め込む外科的な手術が知られているが、手術費用が高額であり、また、手術の失敗や副作用に対して心理的不安感が伴うため、鼻の整形に関心がありながら、あきらめていた人は多い。
【0003】
このため、外科的な手術を行わず、鼻の形状を美容目的のため高くするための、整形器具としては、例えば、次の特許文献1および特許文献2のものが提案されている。
【特許文献1】特許公開2000−135234号公報
【特許文献2】特許公開2001−37796号公報
【0004】
特許文献1に記載の鼻整形器具は、鼻孔に挿入され鼻先側内面6に当接する成形キャップと、鼻孔の咽頭側底面8に当接して前記成形キャップを支持する支持キャップと、前記成形キャップと支持キャップとを相互連結して伸縮自在な連結棒と、前記連結棒の外周面に装着され、その両端面が各々前記成形キャップと前記支持キャップにより支持されることによって前記成形キャップに弾性力を加えて前記成形キャップが鼻先側内面6を加圧して高めることができるようにする弾性部材より構成されている。
【0005】
また、特許文献2に記載の鼻整形器具は、鼻内に挿入可能な長さを有し、湾曲した可撓性の本体の一端に外形が円形の内側端部を形成し、他端に外形が円形の外側端部を形成し、前記本体の背面にフックかけを突出して形成されている。
【0006】
これらの特許文献に記載の鼻整形器具によれば、外科的な手術をすることなく、鼻孔に挿入して、弾性力や可撓性を利用し、鼻の形状の整形をすることができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記の特許文献1及び特許文献2は、鼻孔の中で、鼻整形器具を支える部分は、外側端部は鼻先側内面6と内側端部は咽頭側底面8の2面であるため、鼻整形器具の接触面積が小さくなり安定感がなく、日常生活の中で会話をしたり、食事をするときに、口の周りの筋肉の動きに連動して鼻孔の形状も変化し、その結果、鼻孔のなかでずれたり、外れやすくなり、日常生活の中での使用は不向きである。
また、前記2面に限定して、圧力が加わり続けるため、痛みが生じ、長時間使用することは困難である。
【0008】
また、鼻を下方から見たときは、鼻整形器具は鼻孔の鼻先側内面6と咽頭側底面8を結ぶ線上に位置するため、鼻整形器具が完全に認識でき、外見上おおいに問題がある。また、呼吸をする際、息が鼻整形器具にあたり息苦しさを感じる。
また、指や器具を鼻孔に入れて、鼻整形器具を取り外すとき、鼻整形器具に当たるため、鼻孔の奥に入り込む危険性が極めて大きい。
【0009】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、日常生活の中で他人の目を気にすることなく鼻を高く保持できる、鼻美容整形器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明による鼻美容整形器具は、鼻孔に挿入可能な長さを有し、可撓性かつ弾性力を有する薄肉板状のプラスチックからなり、下端部4が断面略半円形状に湾曲形成し、弾性力を利用し鼻を高く保持することを特徴とする。
【0011】
図5のように、本体1の上端部2は鼻先側内面6に接し、中間部3は鼻柱内壁7に接し、下端部4は鼻孔の咽頭側底面8に接することで、本体1の外面側の全てが鼻孔に接する。本体1の弾性力の働きで、本体1と鼻孔粘膜部の接触面は密着状態になり、密着している鼻孔粘膜部が鼻先側内面6の方向へ移動し、同時に上端部2の先端が鼻先側内面6を高く持ち上げることで、鼻を高く保持することができる。
このことは、従来にはない特徴であり、上記課題のすべてを解決することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の本体1は外科的な手術を受けることなく、鼻の形状を美容目的のため高く保持できる。また、簡便に装着、取り外しができ、装着時にずれたり、外れることなく安定的に、しかも痛みもなく長時間鼻を高く保持できる。また、呼吸をする際、息が本体1にあたらないため、息苦しさを感じることなく自然に呼吸ができる。また、本体1が鼻孔の粘膜部に密着しているため、外部からは認識することはできないので、他人の視線が気にならない。このことにより、日常生活のなかで不自由することがなく、使用することができる。装着時や取り外し時は、鼻孔の内面に密着しているため、指を入れても、本体1に直接当たらないため、鼻孔の奥に入り込む危険性はない。
【0013】
また、装着時の違和感の軽減と本体1のサイズの調整のため、上端部2にゴムやシリコンの柔らかい素材で形成したキャップ部5をかぶせるのが好ましい。なお、この方法は使用者が求めるサイズに、上端部2の一部を切り取って、キャップ部5を上端部2にかぶせることで調整ができる。また、上端部2に好みのサイズに合わせて切り取れるように、目盛りを付けてもいい。このようにすれば、商品として販売もしやすい。
【0014】
上記のゴムやシリコンにトルマリン、チタン、ジルコニウム等の粉末や金粉、鉄粉磁石を混入して機能性を持たせてもいい。
【0015】
また、装着時の違和感を緩和するために、本体1の外周部の角を削り丸みをつけたり、上端部2をやや厚くして丸みをつけることもできる。また、本体1に、空気流通穴を設けることもできる。また、鼻孔の粘膜部との密着性をより高めるため、本体1の表面を凹凸があるマット形状にすることもできる。
また、外見上より分かりにくくするため、本体1を薄肉板状の厚み方向に緩やかに湾曲形成して、湾曲部を鼻孔の奥の方向に向け、装着することもできる。
また、材質は安全面と軽量面から判断して、プラスチックが適しているが、装着時、外見からより分かりにくくするために、プラスチックの色を透明もしくは、肌色に近い色にしてもいい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の本体1は、左右の鼻孔にそれぞれ挿入し、一対で装着して使用するものである。下記に片方だけの鼻孔への装着形態の例を説明する。
2本の指で下端部4の部位をはさみ持ち、まず、上端部2を鼻孔に挿入し、鼻先側内面6に接し押し当てる。つぎに、上端部2はその位置の状態で、全体をやや丸めて鼻孔に入りやすい形状に維持し、中間部3を鼻柱内壁7に接しながら、下端部4を咽頭側底面8へ接して、指を外す。鼻孔のなかで、弾性力の働きでやや丸まった形状が元の形状に戻る。この元の形状に戻る弾性力の働きで、本体1と鼻孔粘膜部の接触面は密着状態になり、密着している鼻孔粘膜部が鼻先側内面6の方向へ移動し、同時に上端部2の先端が鼻先側内面6を高く持ち上げることで、鼻を高く保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の斜視図である。
図2】本発明の正面図である。
図3】本発明の断面図である。
図4】本発明の上端部2にゴムまたはシリコンで作られたキャップ部5を装着した外観図である。
図5】本発明の実施形態を示す、下方からの外観図である。
図6】本発明の実施形態を示す、顔の側面図である。
【符号の説明】
1 本体
2 上端部
3 中間部
4 下端部
5 キャップ部
6 鼻先側内面
7 鼻柱内壁
8 咽頭側底面
図1
図2
図3
図4
図5
図6