(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5655296
(24)【登録日】2014年12月5日
(45)【発行日】2015年1月21日
(54)【発明の名称】エッチングガス
(51)【国際特許分類】
H01L 21/3065 20060101AFI20141225BHJP
【FI】
H01L21/302 101D
H01L21/302 101B
【請求項の数】5
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2009-273031(P2009-273031)
(22)【出願日】2009年12月1日
(65)【公開番号】特開2011-119310(P2011-119310A)
(43)【公開日】2011年6月16日
【審査請求日】2012年9月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】000002200
【氏名又は名称】セントラル硝子株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100145632
【弁理士】
【氏名又は名称】小出 誠
(72)【発明者】
【氏名】高田 直門
(72)【発明者】
【氏名】毛利 勇
【審査官】
川崎 良平
(56)【参考文献】
【文献】
特開2002−158181(JP,A)
【文献】
特開平08−191062(JP,A)
【文献】
特開平08−092162(JP,A)
【文献】
特表2007−511096(JP,A)
【文献】
特開2001−203349(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/3065
JSTPlus(JDreamIII)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体または誘電体からなる薄膜をエッチングする用に供する、CHF2COFを含むエッチングガス(但し、前記半導体および前記誘電体は、シリコン含有物質である)。
【請求項2】
エッチングガスが、O2、O3、CO、CO2、F2、NF3、Cl2、Br2、I2、XFn(式中、XはCl、IまたはBrを表し、nは1≦n≦5の整数を表す。)、CH4、CH3F、CH2F2、CHF3、N2、He、Ar、Ne、Krの中から選ばれた少なくとも1種のガスを添加物として含む請求項1に記載のエッチングガス。
【請求項3】
エッチングガスが、CH4、C2H2,C2H4,C2H6、C3H4、C3H6、C3H8、HI、HBr、HCl、CO、NO、NH3、H2、N2、He、Ar、Ne、Krの中から選ばれた少なくとも1種のガスを添加物として含む請求項1に記載のエッチングガス。
【請求項4】
エッチングガスが、CH4、CH3F、CH2F2、CHF3の中から選ばれた少なくとも1種のガスを添加物として含む請求項1または2に記載のエッチングガス。
【請求項5】
請求項1〜3のいずれか1項に記載のエッチングガスを用いる半導体膜または誘電体膜のエッチング方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、IC、LSI、TFTなどに代表される薄膜デバイス製造に用いるエッチングガスに関する。特に、環境性能と微細加工性能を両立させたエッチングガスに関する。
【背景技術】
【0002】
半導体薄膜デバイス製造プロセス、光デバイス製造プロセス、超鋼材料製造プロセスなどでは、CVD法、スパッタリング法、ゾルゲル法、蒸着法などを用いて種々の薄膜、厚膜などが製造されている。また、半導体やIC、LSI、TFT等の半導体の製造過程において、回路パターンを形成するために薄膜材料を部分的に取り除くガスエッチングが行われている。
【0003】
現在、薄膜デバイス製造における回路形成のためのエッチングには、CF
4、C
2F
6、C
3F
8等のパーフルオロカーボン(PFC)がエッチングガスとして使用されてきた。しかし、これらのガスは環境中に長期間安定に存在するので地球温暖化係数が高く評価され環境への悪影響が問題となっている。例えば、第4次IPCC報告書によるとこれらのGWP(100年値)はCF
4:7390、C
2F
6:12200、C
3F
8:8830である。さらに、C
2F
6やC
3F
8等のCF
3基の部分構造を有するエッチングガスは、堆積室(チャンバー)内でCF
3ラジカルやイオン等の活性種が発生して、エッチング効果を発揮するが、CF
3活性種がFラジカルやイオンのF活性種と接触すると再結合してCF
4が副生する。環境省地球環境局環境保全対策課フロン等対策推進室発行(平成21年3月発行)のPFC破壊処理ガイドラインによると、CF
4は環境中で最も分解し難いPFCであり、他のフロン類の破壊処理と同等の条件だけでは十分な破壊処理が出来ない可能性があると記されている。これらのPFCに代わる地球温暖化係数が低い含フッ素のエッチングガスとして、COF
2、CHF
2OF(特許文献1)、CF
3COF(特許文献2、3)などが提案されている。これらについては、例えば、CF
3COFはエッチング条件を最適化することによって、CF
4の副生を低減させることが可能であると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000−63826
【特許文献2】特開2000−265275
【特許文献3】特開2002−158181
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述の通り、特許文献1、2によると、CF
3COFはエッチング条件を最適化することによって、CF
4の副生を低減させることが可能であると記載されているが、このようなCF
3基の部分構造を有するエッチングガスを用いる限り、根本的にCF
3活性種とF活性種の再結合を回避することが困難と考えられる。そうすると、前述のようにして最適化されるエッチング条件は、微細加工速度や加工精度に基ずく最適化ではないこととなり、究極の目的である加工精度等がCF
4副生率によって制限されることになる。実際、エッチング速度、異方性、アスペクト比、レジスト比等の要求性能を満たす条件では、常にCF
4の副生を低減することが困難な場合も多い。また、微細加工が要求されるエッチングにおいて、良い異方性を得るためには、フッ素数と炭素数の比(F/C)が1に近い化合物が望まれている。例えば、パーフルオロカーボン類の場合、CF
4ではF/C=4、C
2F
6ではF/C=3、C
3F
8では2.7であり、炭素数を長くすれば長くするほど1に近づきこの要求に近づくが、沸点が上昇してガスとしての取り扱いが困難となる。さらに、CF
3COFの場合でもF/C=2であり満足できる値ではない。
【0006】
そこで、本発明は、エッチング性能に優れるだけでなく、入手が容易で、環境に負荷をかけるCF
4を実質的に副生しない新規なエッチングガスの提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記の問題点に鑑み鋭意検討の結果、CHF
2COFがエッチング性能と環境安全性の両方を満足することを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は下記の通りである。
[発明1]
半導体、誘電体または金属からなる薄膜をエッチングする用に供する、CHF
2COFを含むエッチングガス。
[発明2]半導体または誘電体が、シリコン含有物質である発明1のエッチングガス。
[発明3]エッチングガスが、O
2、O
3、CO、CO
2、F
2、NF
3、Cl
2、Br
2、I
2、XF
n(式中、XはCl、IまたはBrを表し、nは1≦n≦5の整数を表す。)、CH
4、CH
3F、CH
2F
2、CHF
3、N
2、He、Ar、Ne、Krの中から選ばれた少なくとも1種のガスを添加物として含む発明1または2のエッチングガス。
[発明4]エッチングガスが、CH
4、C
2H
2,C
2H
4,C
2H
6、C
3H
4、C
3H
6、C
3H
8、HI、HBr、HCl、CO、NO、NH
3、H
2、N
2、He、Ar、Ne、Krの中から選ばれた少なくとも1種のガスを添加物として含む発明1または2のエッチングガス。
[発明5]エッチングガスが、CH
4、CH
3F、CH
2F
2、CHF
3の中から選ばれた少なくとも1種のガスを添加物として含む発明1〜3のエッチングガス。
[発明6]発明1〜4のエッチングガスを用いる半導体膜、誘電体膜または金属膜のエッチング方法。
[発明7]発明5のエッチング方法を施し、次いで、F
2またはO
2によりアッシングすることを含むエッチング方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明のエッチングガスは、CHF
2COFを含有することから環境への負荷が軽いという特徴を持つだけでなく、エッチング速度が大きくかつ装置腐食等を引き起こさないという半導体の製膜過程における優れたエッチング性能を有する。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、詳細に本発明を説明する。
CHF
2COFは、洗浄剤、発泡剤等として使用されているHFE−254pc(CHF
2CF
2OMe)やHFE−374pc−f(CHF
2CF
2OEt)等のCHF
2CF
2OR(RはMe,Et,n−Pr,iso−Pr,n−Bu,sec−Bu,iso−Bu,tert−Bu等のアルキル基アルキル基)の1−アルコキシ−1,1,2,2−テトラフルオロエタンを接触分解することによって容易かつ定量的に合成可能である。また、HFE−254pcやHFE−374pc−fは、工業的に大量生産されているテトラフルオロエチレンにメタノールやエタノールを付加することで合成できるので、非常に入手の容易な化合物である。
【0010】
CHF
2COFの沸点は0℃であるので、液体としても、気体としても取り扱える利便性の高いクリーングガスとなる。また、CHF
2COFは水と反応してジフルオロ酢酸(CHF
2COOH)とフッ化水素(HF)に分解するので、通常、水スクラバーで除害可能であり、アルカリ性水スクラバーを用いることも好ましい。万一除害工程をすり抜けて大気放出されても、大気中の雨や水蒸気と反応して、容易に分解されるので、地球温暖化への影響も極軽度である。
【0011】
既存のCF
3COFと本発明のCHF
2COFの性質で著しく異なる点として、ケテン構造の取りやすさが挙げられる。CHF
2COFは下記の反応式のように、CF
2=C=Oのケテン構造を取りうることが知られている。CF
3COFの場合、計算によるとケテン構造をとる反応は、165.9kcalの吸熱反応であり、反応を進めるためには、この自由エネルギーに加えてさらに活性化エネルギーが必要なので、現実的に起こる可能性は非常に低いと言える。
【0013】
実施例において示すように、CHF
2COFをエッチングガスとして使用した場合、種々の条件においても、全くCF
4が検出されなかったことから見て、CF
3COFと全く異なるメカニズムでクリーニングが進んでいるものと推察される。
【0014】
また、CF
3COFの場合、例えばプラズマを用いたエッチング工程において、一旦発生したCF
3活性種は、ある確率でF活性種との接触によって再結合してCF
4が副生する。それに対して、CHF
2COFの場合、CHF
2活性種とF活性種が接触しても分解が比較的容易なCHF
3の副生で済む。確率的には、CHF
3が更に分解して、CF
3活性種が発生して、それとF活性種との再結合によって、CF
4が副生するケースも考えられるが、その確率は、CF
3基の部分構造を有するCF
3COF等のエッチングガスと比較して、著しく低いことは容易に推察できる。これらの理由によって、CHF
2COFは実質的にCF
4は副生しないと考えられ、実際、各実施例においてもCF
4の副生は認められなかった。
【0015】
本発明のCHF
2COFを含むエッチングガスは、半導体装置の加工における半導体、誘電体または金属からなる薄膜のエッチングに特に好ましく使用できる。
【0016】
本発明のCHF
2COFを含むエッチングガスは、シリコンウエハ、GaAsウエハなどの半導体板、W、Ta、Moなどの金属板、SiO
2、Al
2O
3、Ta
2O
3などの絶縁体または誘電体の板、ソーダガラス、ホウ珪酸ガラスなどの硝子、その他の化合物の単結晶もしくは多結晶などの基板上に堆積した、B、P、W、Si、Ti、V、Nb、Ta、Se、Te、Mo、Re、Os、Ru、Ir、Sb、Ge、Au、Ag、As、Cr、Hf、Zr、Ni、Co及びその化合物が挙げられる。これらのうち、酸化物、窒化物、炭化物及びこれらの複合物のエッチングに有効である。特に、W、WSix、Ti、TiN、Ta
2O
5、Mo、Re、Ge、Si
3N
4、Si、SiO
2等が好適であり、WSix、Si
3N
4、Si、SiO
2等のシリコン含有物質がより好ましく、Si、SiO
2がさらに好ましい。上に例示した物質は単結晶、多結晶、非晶質のいずれでもよい。
【0017】
本発明のエッチングガスは、RIE(反応性イオンエッチング)、ECR(電子サイクロトロン共鳴)プラズマエッチング、マイクロ波エッチングなどのエッチングにおいて使用できるが、これらに限られない。また、それらの各種のエッチング方法は当業者にとって技術常識である。必要に応じて公知文献を参照できる。反応条件は特に問わない。CHF2COFを使うと、エッチングされる溝底部にFラジカルが到達し、さらにCFy(yは1〜3の整数。)イオンが入射することにより縦方向にエッチング進み、側壁はフルオロカーボンポリマ−の堆積により保護され、Fラジカルによる等方的エッチング防止することにより異方性エッチングを可能になる。また、酸素(O)を含有しているため側壁に堆積したフルオロカーボン膜を効率的に除去しながら異方性エッチングを行える利点がある。特に、CHF
2COFが特異的に微細加工に優れている理由として、F/C比がCF
3COFの場合はF/C=2であるのに対して、CHF
2COFの場合はF/C=1であるだけでなく、前記のケテンがポリマー化して側壁を保護する効果が挙げられる。本発明のエッチングガスを用いてエッチングした後、F
2、O
2等の酸化性ガスを用いて加熱またはプラズマによりアッシングしてポリマー等の有機物を除去することもできる。
【0018】
本発明のエッチング方法は、各種ドライエッチング条件下で実施可能であり、対象膜の物性、生産性、微細加工精度等によって、種々の添加剤を加えることができる。N
2、He、Ar、Ne、Kr等の不活性ガスは希釈剤としても使用可能であるが、特にArはプラズマの安定に有効でありCHF
2COFとの相乗効果によって、より高いエッチングレートが得られる。不活性ガスの添加量は出力、排気量等の装置の形状、性能や対象膜特性に依存するが、CHF
2COFの流量の1/10から30倍が好ましい。
【0019】
CHF
2COFに酸化性のガスの添加することで、エッチング速度を上げることができ、生産性を上げることができる。具体的には、O
2、O
3、CO
2、F
2、NF
3、Cl
2、Br
2、I
2、XF
n(式中、XはCl、IまたはBrを表し、nは1≦n≦5の整数を表す。具体的には、ClF、ClF
3、BrF、BrF
3、IF
5、IF
7を例示できる。)が例示される。酸化性ガスの添加量は出力等の装置の形状、性能や対象膜特性に依存するが、通常、CHF
2COFの流量の1/20から30倍である。好ましくは、CHF
2COFの流量の1/10から10倍である。30倍を超えて添加した場合は、CHF
2COFの優れた異方性エッチング性能が損なわれるので好ましくない。1/20倍未満の場合は酸化性ガスの添加効果が十分には発揮できないので好ましくない。特に、酸素を添加すると選択的に金属のエッチングレートを加速することが可能となる。すなわち、酸化物に対する金属のエッチング速度の選択比を著しく向上でき、金属の選択エッチングが可能となる。もちろん、所望により、酸化性ガスと同時に、N
2、He、Ar、Ne、Kr等の不活性ガスの添加も可能である。
【0020】
もし、等方的なエッチングを促進するFラジカル量の低減を所望するときは、CH
4、C
2H
2,C
2H
4,C
2H
6、C
3H
4、C
3H
6、C
3H
8、HI、HBr、HCl、CO、NO、NH
3、H
2に例示される還元性ガスの添加が有効である。添加量は10倍量以下が望ましく、これ以上添加するとエッチングに働くFラジカルが著しく減量して、生産性が低下する。特に、H
2、C
2H
2を添加するとSiO
2のエッチング速度は変化しないのに対してSiのエッチング速度は低下し、選択性が上がることから下地のシリコンに対してSiO
2を選択的エッチングが可能である。
【0021】
また、CH
4、CHF
3、CH
2F
2、CHF
3のような炭素数1のガスはエッチングガスのフッ素/炭素比のファインチューニングに有効である。これらの添加量もCHF
2COFに対して10倍以下が好ましい。これを超えて添加すると、CHF
2COFの優れたエッチング性能が損なわれる。また、COはケテン発生時等に副生するHFをHCOFの形でトラップし、それ自身がエッチング剤として働くので効率的である。COの添加量は、CHF
2COF:CO(モル比)=10:1〜1:5、好ましくは5:1〜1:1である。
【0022】
本発明のエッチングガスを使用する場合の圧力は、異方性エッチングを行うために、660Pa(5Torr)以下の圧力で行うことが好ましいが、0.13Pa(0.001Torr)以下の圧力ではエッチング速度が遅くなるために好ましくない。使用するガス流量は、エッチング装置の反応器容量、ウエハサイズにもよるが、10SCCM〜10000SCCMの間の流量でエッチングすることが好ましい。また、エッチングする温度は、400℃以下が好ましい、400℃を超える高温では等方的にエッチングが進行する傾向が有り必要とする加工精度が得られないこと、また、レジストが著しくエッチングされるために好ましくない。
【実施例】
【0023】
以下、実施例により本発明を詳細に説明する。
実施例1〜3、比較例1、2
本発明のエッチングガスをコンタクトホール加工に使用し、層間絶縁膜(SiO
2)をエッチングした例を示す。
【0024】
試料として、単結晶シリコンウエハ1上にSiO
2層間絶縁膜2を形成し、そのSiO
2膜の上にエッチングマスクとして開口部を設けたレジスト・マスク3を形成した試料を用いた。試料を
図2に示す。
【0025】
図2に実験に使用した装置の概略図を記す。高周波電源3(13.56MHz、50W)を用いて、ガス導入口から表1に示す流量で供給したエッチングガス(ジフルオロ酢酸フルオライド(CHF
2COF)、酸素(O
2)、アルゴン(Ar))を反応チャンバー1の上部に取り付けたサファイア管7内で励起して、生成した活性種をガス流によりチャンバー内に供給し、試料ホルダー10に固定した前記試料12のエッチングを行った。試料ガスは、CHF
2COF、CF
3COF、CF
4は第一ガス導入口から、O
2は第二ガス導入口からそれぞれマスフローコントローラー(図示せず。)を介して導入した。基盤(試料ホルダ11)温度25℃、圧力2.67Pa(0.02torr)、RFパワー密度を2.2W/cm
2に設定した。排ガスは、メカニカルブースターポンプの排気側で5リットル/分の窒素を加えて希釈し、FT−IRにてCF
4濃度を検量線法により定量した。結果を表1に示した。なお、表中のNDは検出下限界(0.05容量%)以下を表す。エッチング速度(オングストローム/min)はエッチング前後の膜厚をエッチング時間で除して求めた。膜厚の測定は光干渉式膜厚計で測定した。
【0026】
【表1】
【産業上の利用可能性】
【0027】
半導体製膜プロセスにおける薄膜のエッチングによる微細加工に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【
図1】(a)は、実施例、比較例で用いたエッチング用試料の断面模式図を示し、(b)は、エッチング後の断面模式図を示す。
【
図2】実施例、比較例で用いたリモートプラズマ装置の概略断面図である。
【符号の説明】
【0029】
1 チャンバー
2 アース
3 高周波電源
4 第一ガス導入口
5 第二ガス導入口
6 第三ガス導入口
7 サファイア管
8 誘導コイル
9 電子式圧力計
10 排気ガスライン
11 試料ホルダ
12 試料
21 シリコンウエハ
22 SiO
2層間絶縁膜
23 レジスト・マスク
24 肩落ち部