【実施例】
【0220】
以下に実施例を示し、本発明をさらに詳しく具体的に説明するが、本発明はこれらの記載により限定的に解釈されるものではない。下記実施例における収率は、反応条件により影響を受けているものがあり、最適化された反応条件を選択することによってさらに高い収率にすることが可能である。
【0221】
(実施例1)
エチル(1R,5R,6R)−6−フルオロ−2−[(トリメチルシリル)オキシ]ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−2−エン−6−カルボキシレート(3a)の合成
【0222】
【化28】
【0223】
エチル(1R,5R,6R)−6−フルオロ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(2a)250gのトルエン(1251g)溶液に、トリエチルアミン205gを添加した。得られた溶液を5℃以下に冷却後、内温が5℃以下に保持されるようにトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル359gを滴下した。滴下終了後、水1253gを加えて分液した。有機層を5wt%炭酸水素ナトリウム水溶液1252g並びに水1251gにて順次洗浄した。有機層を減圧下濃縮した後、残渣にトルエン631gを加えて再び減圧下濃縮し、エチル(1R,5R,6R)−6−フルオロ−2−[(トリメチルシリル)オキシ]ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−2−エン−6−カルボキシレート(3a)の濃縮残渣を得た。
【0224】
1H NMR ( 600 MHz, CDCl
3 ) δ: 0.22 ( s, 9H ), 1.32 ( t, J = 7.2 Hz, 3H ), 2.28−2.32 ( m, 1H ), 2.42−2.48 ( m, 1H ), 2.54−2.57 ( m, 1H ), 2.65−2.71 ( m, 1H ), 4.27 ( q, J = 7.2 Hz, 2H ), 4.62−4.64 ( m, 1H ). MS ( EI ) m/z : 258 ( M
+ ), 223 ( base ).
【0225】
(実施例2)
エチル(1R,3R,5R,6R)−6−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(4a)の合成
【0226】
【化29】
【0227】
実施例1で得たエチル(1R,5R,6R)−6−フルオロ−2−[(トリメチルシリル)オキシ]ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−2−エン−6−カルボキシレート(3a)の濃縮残渣にトルエン2577g並びにトリス(セチルピリジニウム)ペルオキソタングストリン酸塩(PCWP)(参考文献:J.Org.Chem., 53, 3587−3593 (1988)、J.Org.Chem., 62, 7174−7177 (1997))111gを加えて30℃に加熱した。内温が45℃を越えないように30wt%過酸化水素水183gを1時間10分間かけて滴下し、10分間撹拌した。反応液を氷水浴にて冷却後、5wt%炭酸水素ナトリウム水溶液347g並びに30wt%チオ硫酸ナトリウム水溶液1420gを順次加えた。溶媒を減圧下留去後、残渣にセルロースパウダー(KC−フロック)114g並びに酢酸エチル1745gを加え、1昼夜撹拌した。懸濁液をろ過後、固体を酢酸エチル1737gにて洗浄した。ろ液並びに洗液を合わせて分液し、水層を酢酸エチル1728gにて抽出した。有機層を合わせて減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液;ヘキサン:酢酸エチル=5:1、引き続き1:1)にて精製し、淡褐色油状物質のエチル(1R,3R,5R,6R)−6−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(4a)201gを得た。
【0228】
1H NMR ( 600 MHz, CDCl
3 ) δ: 1.34 ( t, J = 7.2 Hz, 3H ), 2.31−2.37 ( m, 1H ), 2.58 ( br s, 1H, exchangeable with D
2O ), 2.61−2.64 ( m, 1H ), 2.72−2.77 ( m, 2H ), 4.05−4.10 ( m, 1H ), 4.31 ( q, J = 7.2 Hz, 2H ). MS ( EI ) m/z : 202 ( M
+ ), 125 ( base ).
【0229】
(実施例3)
エチル(1RS,3RS,5RS,6RS)−6−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(4a')及びエチル(1RS,3RS,5RS,6RS)−3−[(3−クロロベンゾイル)オキシ]−6−フルオロ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(4b')の合成
【0230】
【化30】
【0231】
エチル(1RS,5RS,6RS)−6−フルオロ−2−[(トリメチルシリル)オキシ]ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−2−エン−6−カルボキシレート(3a')41.35g(含量84.2wt%)のクロロホルム(302.1g)溶液を6℃に冷却した後、炭酸水素ナトリウム22.94gを加え、11℃以下で3−クロロ過安息香酸(mCPBA)39.50g(含量65wt%)を44分間かけて添加した。この混合物を撹拌しながら4.5時間かけて25℃まで昇温させた。反応液にチオ硫酸ナトリウム水溶液(チオ硫酸ナトリウム(無水)7.48g,水75.61g)を加えて25分間撹拌した。10分間放置後、有機層と水層に分離した。水層をクロロホルム151.6gと151.1gで再抽出した。有機層を合わせ、水96gにて洗浄後、無水硫酸マグネシウム30.26gを加えた。5分間撹拌後、不溶物をろ過により除去した。ろ液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液;ヘキサン:酢酸エチル=4:1〜3:1)にて精製し、無色油状物質のエチル(1RS,3RS,5RS,6RS)−6−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(4a')7.436g及び無色固体のエチル(1RS,3RS,5RS,6RS)−3−[(3−クロロベンゾイル)オキシ]−6−フルオロ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(4b')19.33gを得た。(4b')19.33gを酢酸エチル−ヘキサンにて再結晶して無色固体の(4b')10.74gを得た。
【0232】
(4b'):
1H NMR ( 300 MHz, CDCl
3 ) δ: 1.35 ( t, J = 7.2 Hz, 3H ), 2.52−2.63 ( m, 1H ), 2.72−2.77 ( m, 1H ), 2.82−2.94 ( m, 2H ), 4.33 ( q, J = 7.2 Hz, 2H ), 5.17−5.26 ( m, 1H ), 7.40 ( t, J = 7.9 Hz, 1H ), 7.54−7.59 ( m, 1H ), 7.92−7.96 ( m, 1H ), 8.01−8.04 ( m, 1H ). MS ( ESI / APCI Dual ) m/z : 341 [(M+H)
+], 343 {[(M+2)+H]
+}, 363 [(M+Na)
+], 365 {[(M+2)+Na]
+}. IR ( KBr ) cm
-1 : 3072, 2968, 1756, 1722, 1324, 1290, 1255, 1218, 1128, 1105, 1086, 1012, 748 . Anal. Calcd. for C
16H
14ClFO
5 : C, 56.40; H, 4.14; Cl, 10.41; F, 5.58. Found: C, 56.41; H, 4.18; Cl, 10.36; F, 5.58.
【0233】
(実施例4)
メチル(1RS,3RS,5RS,6RS)−6−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(4c')及びメチル(1RS,3RS,5RS,6RS)−3−[(3−クロロベンゾイル)オキシ]−6−フルオロ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(4d')の合成
【0234】
【化31】
【0235】
エチル(1RS,3RS,5RS,6RS)−3−[(3−クロロベンゾイル)オキシ]−6−フルオロ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(4b')1.072gのメタノール(10.75g)溶液に炭酸カリウム0.031gを加えた。この混合物を4時間撹拌した後、さらに炭酸カリウム0.012gを加えた。1時間撹拌後、1M塩酸0.322gを加えて液性をpH6にし、15時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、クロロホルム及び水を加えて残渣を溶解した。得られた混合液に1M塩酸を加え、水層の液性をpH1にしてクロロホルムにて抽出した。有機層を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液;ヘキサン:酢酸エチル=4:1)にて精製し、無色油状物質のメチル(1RS,3RS,5RS,6RS)−6−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(4c')0.476g及び無色泡状固体のメチル(1RS,3RS,5RS,6RS)−3−[(3−クロロベンゾイル)オキシ]−6−フルオロ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(4d')0.008gを得た。
【0236】
(4c'):
1H NMR ( 300 MHz, CDCl
3 ) δ: 2.30−2.41 ( m, 1H ), 2.61−2.66 ( m, 1H ), 2.68 ( br s, 1H, exchangeable with D
2O ), 2.70−2.81 ( m, 2H ), 3.87 ( s, 3H ), 4.03−4.13 ( m, 1H ).
(4d'):
1H NMR ( 300 MHz, CDCl
3 ) δ: 2.53−2.64 ( m, 1H ), 2.73−2.78 ( m, 1H ), 2.82−2.94 ( m, 2H ), 3.88 ( s, 3H ), 5.17−5.27 ( m, 1H ), 7.40 ( t, J = 7.9 Hz, 1H ), 7.53−7.60 ( m, 1H ), 7.91−7.97 ( m, 1H ), 8.01−8.04 ( m, 1H ).
【0237】
(実施例5)
エチル(1RS,3RS,5RS,6RS)−6−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(4a')、エチル(1RS,3RS,5RS,6RS)−6−フルオロ−2−オキソ−3−[(トリメチルシリル)オキシ]ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(4e')及びエチル(1RS,5RS,6RS)−6−フルオロ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(2a')の合成
【0238】
【化32】
【0239】
エチル(1RS,5RS,6RS)−6−フルオロ−2−[(トリメチルシリル)オキシ]ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−2−エン−6−カルボキシレート(3a')0.44g(含量89.0wt%)のトルエン(3mL)溶液にトリクロロアセトニトリル0.310mL、アセトン0.445mL及びリン酸水素二カリウム0.105gを加えて氷水浴にて冷却した。この混合物に30wt%過酸化水素水0.347gを滴下し、0〜3℃にて1時間、引き続き19〜22℃にて3時間20分間撹拌した。反応液を氷水浴にて冷却後、5wt%亜硫酸ナトリウム水溶液8mLを加えてトルエンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して得た残渣(0.480g)をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液;ヘキサン:酢酸エチル=8:1、5:1、3:1)にて精製し、溶出順に無色油状物質のエチル(1RS,3RS,5RS,6RS)−6−フルオロ−2−オキソ−3−[(トリメチルシリル)オキシ]ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(4e')0.014g、無色油状物質のエチル(1RS,5RS,6RS)−6−フルオロ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(2a')0.124g及び無色油状物質のエチル(1RS,3RS,5RS,6RS)−6−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(4a')0.034gを得た。
【0240】
(4e'):
1H NMR ( 600 MHz, CDCl
3 ) δ: 0.16 ( s, 9H ), 1.33 ( t, J = 7.2 Hz, 3H ), 2.30−2.36 ( m, 1H ), 2.52−2.55 ( m, 1H ), 2.61−2.69 ( m, 2H ), 4.03−4.08 ( m, 1H ), 4.29 ( q, J = 7.2 Hz, 2H ). MS ( ESI / APCI Dual ) m/z : 297 [(M+Na)
+].
【0241】
(実施例6)
エチル(1R,3R,5R,6R)−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(5a)の合成
【0242】
【化33】
【0243】
エチル(1R,3R,5R,6R)−6−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(4a)11.98gのテトラヒドロピラン(120g)溶液に、3,4−ジクロロベンジル2,2,2−トリクロロアセトイミデート33.7g(含量85wt%)を添加した。得られた溶液にトリフルオロメタンスルホン酸4.44gのテトラヒドロピラン(12g)溶液を15分間かけて24〜31℃にて添加した。24〜30℃にて1.5時間撹拌した後、反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液120gに注ぎ、有機層を10%塩化ナトリウム水溶液134gにて洗浄した。有機層を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液;ヘキサン:酢酸エチル=4:1)にて精製し、黄色油状物質のエチル(1R,3R,5R,6R)−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(5a)16.51gを得た。
【0244】
1H NMR ( 300 MHz, CDCl
3 ) δ: 1.33 ( t, J = 7.2 Hz, 3H ), 2.34−2.45 ( m, 1H ), 2.57−2.75 ( m, 3H ), 3.84−3.93 ( m, 1H ), 4.30 ( q, J = 7.2 Hz, 2H),4.56 ( d, J = 11.9 Hz, 1H ), 4.95 (d, J = 11.9 Hz, 1H ), 7.18 ( dd, J = 8.2 and 2.1 Hz, 1H ), 7.41 ( d, J = 8.2 Hz, 1H ), 7.46 ( d, J = 2.1 Hz, 1H ). MS ( ESI / APCI Dual ) m/z : 378 [(M+NH
4)
+].
【0245】
(実施例7)
(1R,3R,5R,6R)−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド(5b)の合成
【0246】
【化34】
【0247】
エチル(1R,3R,5R,6R)−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(5a)2.14gを7Mアンモニア−メタノール溶液8mLに溶解し、室温にて1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣1.956gを得た。この残渣1.8gをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液;クロロホルム:メタノール=20:1)にて精製し、固体1.02gを得た。この固体を酢酸エチル3mLにて懸濁後、ろ取・乾燥して、無色固体の(1R,3R,5R,6R)−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド(5b)0.4709gを得た。
【0248】
mp 157−160 ℃.
1H NMR ( 300 MHz, DMSO−d
6 ) δ: 2.29−2.39 ( m, 1H ), 2.40−2.45 ( m, 1H ), 2.55−2.64 ( m, 1H ), 2.67−2.74 ( m, 1H ), 3.85−3.94 ( m, 1H ), 4.61 ( d, J = 12.3 Hz, 1H ), 4.79 ( d, J = 12.3 Hz, 1H ), 7.34 ( dd, J = 8.2 and 2.2 Hz, 1H ), 7.61 ( d, J = 2.2 Hz, 1H ), 7.62 ( d, J = 8.2 Hz, 1H ), 7.86 ( br s, 1H, exchangeable with D
2O ), 8.07 ( br s, 1H, exchangeable with D
2O ). MS ( ESI / APCI Dual ) m/z : 354 [(M+Na)
+]. IR ( KBr ) cm
-1 : 3374, 3176, 1747, 1694, 1472, 1436, 1272, 1235, 1099, 986. Anal. Calcd for C
14H
12Cl
2FNO
3 : C, 50.62; H, 3.64; N, 4.22; Cl, 21.35; F, 5.72. Found : C, 50.51; H, 3.67; N, 4.14; Cl, 21.24; F, 5.57.
【0249】
(実施例8)
(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド(6a)及び(1R,2R,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド(8a)の合成
【0250】
【化35】
【0251】
エチル(1R,3R,5R,6R)−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(5a)4.03gに8Mアンモニア−メタノール溶液13.9mLを加えた混合液に、窒素雰囲気下、チタニウム(IV)イソプロポキシド4.0mLを加えて25℃にて7時間撹拌した。反応液を氷水浴にて冷却してトリメチルシリルシアニド1.66mLを加え、0℃にて6時間、引き続き0〜19℃にて12時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮して得た粗生成物に酢酸エチル50mLを加えて懸濁した後、ろ過して固形物を酢酸エチル50mLにて洗浄した。ろ液及び洗液を減圧下濃縮して得た残渣について、シリカゲルカラムクロマトグラフィーを2回実施(1回目溶離液;酢酸エチル:クロロホルム=4:1、2回目溶離液;;クロロホルム:酢酸エチル=1:2〜1:4、引き続き酢酸エチル)し、薄層クロマトグラフィー(シリカゲル60F
254プレート、クロロホルム:メタノール=10:1にて展開)にて低極性側にスポットを示す画分1.06g、高極性側にスポットを示す画分1.75g及びそれらの混合物画分0.36gを得た。
【0252】
高極性側にスポットを示す画分1.75gを酢酸エチル−ヘキサンにて再結晶して無色固体の(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド(6a)1.67gを得た。また、低極性側にスポットを示す画分1.06gを酢酸エチル−ヘキサンにて懸濁後、ろ過して無色固体の(1R,2R,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド(8a)1.01gを得た。それぞれのろ液と前記混合物画分を合わせた濃縮残渣0.48gを酢酸エチル−ヘキサンにて懸濁後、ろ過して無色固体の(6a)と(8a)の混合物0.371gを得た。
【0253】
(6a):mp 121−125 ℃.
1H NMR ( 600 MHz, DMSO−d
6 ) δ: 1.98−2.02 ( m, 1H ), 2.12−2.18 ( m, 1H ), 2.26−2.29 ( m, 1H ), 2.34−2.39 ( m, 1H ), 3.68−3.73 ( m, 1H ), 4.62 ( d, J = 12.6 Hz, 1H ), 4.73 ( d, J = 12.6 Hz, 1H ), 7.38 ( dd, J = 8.4 and 2.0 Hz, 1H ), 7.63 ( d, J = 8.4 Hz, 1H ), 7.65 ( d, J = 2.0 Hz, 1H ), 7.65 ( br s, 1H, exchangeable with D
2O ), 7.84 ( br s, 1H, exchangeable with D
2O ). MS ( ESI / APCI Dual ) m/z : 380 [(M+Na)
+], 382 {[(M+2)+Na]
+}. IR ( KBr ) cm
-1 : 3420, 3364, 3304, 3193, 2233, 1672, 1604, 1474, 1377, 1129, 1031. Anal. Calcd for C
15H
14Cl
2FN
3O
2 : C, 50.30; H, 3.94; N, 11.73; Cl, 19.80; F, 5.30. Found : C, 50.25; H, 3.99; N, 11.52; Cl, 19.68; F, 5.08.
(8a):mp 183−186 ℃.
1H NMR ( 600 MHz, DMSO−d
6 ) δ: 1.94−1.98 ( m, 1H ), 2.15−2.21 ( m, 1H ), 2.24−2.31 ( m, 2H ), 3.97−4.02 ( m, 1H ), 4.59 ( d, J = 12.2 Hz, 1H ), 4.72 ( d, J = 12.2 Hz, 1H ), 7.38 ( dd, J = 8.3 and 1.8 Hz, 1H ), 7.63 ( d, J = 8.3 Hz, 1H ), 7.67 ( d, J = 1.8 Hz, 1H ), 7.68 ( br s, 1H, exchangeable with D
2O ), 7.92 ( br s, 1H, exchangeable with D
2O ). MS ( ESI / APCI Dual ) m/z : 380 [(M+Na)
+], 382 {[(M+2)+Na]
+}. IR ( KBr ) cm
-1 : 3405, 3211, 2228, 1643, 1238, 1122, 1104. Anal. Calcd for C
15H
14Cl
2FN
3O
2 : C, 50.30; H, 3.94; N, 11.73; Cl, 19.80; F, 5.30. Found : C, 50.32; H, 3.96; N, 11.63; Cl, 19.77; F, 5.15.
【0254】
(実施例9)
(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド クエン酸塩(6b)の合成
【0255】
【化36】
【0256】
エチル(1R,3R,5R,6R)−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(5a)15.0g(含量97.1wt%)及び8Mアンモニア−メタノール溶液51.0mLの懸濁液をアルゴン雰囲気下、17〜25℃にて69分間撹拌した。反応液を氷水浴にて冷却し、チタニウム(IV)イソプロポキシド14.5g(含量95.0wt%)を0〜6℃にて8分間かけて滴下した。氷水浴をはずして室温にて4.5時間撹拌後(〜25℃まで上昇)、冷却恒温槽にて−6℃に冷却した。トリメチルシリルシアニド4.58g(含量96.0wt%)を−6〜−4℃にて10分間かけて滴下後、−5℃にて17時間50分間、0℃にて2時間35分間撹拌した。
【0257】
シリカゲル60N(球状・中性)14.7gに酢酸エチル73mLを加えた懸濁液に撹拌下、前記反応液を添加し、酢酸エチル292mLにて反応液の容器を洗浄しながら、洗液をシリカゲル懸濁液に加えた。この懸濁液を14〜20℃にて30分間撹拌後、吸引ろ過し、酢酸エチル365mLにて洗浄した。ろ液及び洗液を合わせて減圧下濃縮後、残渣を減圧乾燥して粗生成物15.0gを得た。
【0258】
得られた粗生成物を酢酸165mLに溶解した溶液に、クエン酸(無水)7.76g(含量98.0wt%)を加え、26〜27℃にて15時間50分間撹拌した。得られたスラリーを吸引ろ過し、固体を酢酸40mLにて洗浄した。得られた固体を50℃にて減圧乾燥して無色固体の(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド クエン酸塩(6b)12.9gを得た。
【0259】
mp 144 ℃(分解).
1H NMR ( 600 MHz, DMSO−d
6 ) δ: 1.98−2.03 ( m, 1H ), 2.12−2.18 ( m, 1H ), 2.26−2.30 ( m, 1H ), 2.34−2.39 ( m, 1H ), 2.66 ( d, J = 15.1 Hz, 2H ), 2.75 ( d, J = 15.1 Hz, 2H ), 3.68−3.74 ( m, 1H ), 4.62 ( d, J = 12.4 Hz, 1H ), 4.73 ( d, J = 12.4 Hz, 1H ), 7.38 ( dd, J = 8.3 and 2.3 Hz, 1H ), 7.63 ( d, J = 8.3 Hz, 1H ), 7.65 ( d, J = 2.3 Hz, 1H ), 7.66 ( br s, 1H, exchangeable with D
2O ), 7.85 ( br s, 1H, exchangeable with D
2O ). MS ( ESI / APCI Dual ) m/z : 380 [(M+Na)
+]. IR ( KBr ) cm
-1 : 3498, 3426, 3190, 2541, 1716, 1571, 1433, 1244, 1190, 1125. Anal. Calcd for C
21H
22Cl
2FN
3O
9 : C, 45.83; H, 4.03; N, 7.64; Cl, 12.88; F, 3.45. Found : C, 45.69; H, 4.09; N, 7.55; Cl, 12.72; F, 3.38.
【0260】
(実施例10)
(1R,3R,5R,6R)−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド(5b)の合成
【0261】
【化37】
【0262】
実施例9にて得られたろ液及び洗液(酢酸溶液)190.36gのうち、174.84g[(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド クエン酸塩(6b):0.351g及び(1R,2R,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド クエン酸塩(8b):3.853gを含む]に水174mLを加え、90〜93℃にて4.5時間加熱撹拌した。反応液を室温まで冷却し、酢酸エチル及び水を加えて抽出した。有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和塩化ナトリウム水溶液にて順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して得た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液;クロロホルム:メタノール=20:1)に付し、得られた濃縮残渣をクロロホルム−ヘキサンにて結晶化させ、無色固体の(1R,3R,5R,6R)−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド(5b)2.07gを得た。
【0263】
(実施例11)
(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド クエン酸塩(6b)の合成
【0264】
【化38】
【0265】
エチル(1R,3R,5R,6R)−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(5a)61.7g(含量49.5wt%)に8Mアンモニア−メタノール溶液106mLを加え、室温にて撹拌した。冷却下、内温が20℃を越えないようにチタニウム(IV)イソプロポキシド30.4gを加えて1時間撹拌した。引き続き、冷却下、内温が5℃を越えないようにトリメチルシリルシアニド9.62gを滴下し、12時間撹拌した。反応液に酢酸エチル271gを加えた。別の容器にシリカゲル60N(球状・中性)31gと酢酸エチル139gを撹拌しながら混合し、この懸濁液に先の酢酸エチルにて希釈した反応液を滴下した。室温にて30分間撹拌後、固体をろ別し、酢酸エチル690gにて洗浄した。ろ液及び洗液を合わせて減圧濃縮して得た残渣を酢酸446gに溶解後、クエン酸(無水)19.4gを加えた。混合物を室温にて13時間撹拌後、析出した固体をろ取し、酢酸163gにて洗浄した。得られた固体を50℃にて減圧乾燥し、淡褐色固体の(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド クエン酸塩(6b)23.4gを得た。
【0266】
(実施例12)
(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド L−酒石酸塩(6c)の合成
【0267】
【化39】
【0268】
(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド(6a)及び(1R,2R,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド(8a)の混合物250.2mg[(6a):168.6mg及び(8a):74.8mgを含む。]の酢酸エチル(5mL)溶液にL−酒石酸107.9mg(含量99wt%)を加えて、室温にて19時間15分間撹拌した。得られたスラリーを吸引ろ過後、酢酸エチル2mLにて洗浄し、室温にて減圧乾燥した。得られた無色粉末265.9mgのうち、254.6mgを酢酸エチル2.5mLに懸濁して、室温にて15.5時間撹拌した。得られたスラリーを吸引ろ過後、酢酸エチル2mLにて洗浄して、室温にて減圧乾燥し、無色固体の(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド L−酒石酸塩(6c)206.9mgを得た。
【0269】
mp 154−157 ℃(分解).
1H NMR ( 600 MHz, DMSO−d
6 ) δ: 1.98−2.03 ( m, 1H ), 2.11−2.18 ( m, 1H ), 2.26−2.30 ( m, 1H ), 2.34−2.39 ( m, 1H ), 3.68−3.73 ( m, 1H ), 4.31 ( s, 2H ), 4.62 ( d, J = 12.4 Hz, 1H ), 4.73 ( d, J = 12.4 Hz, 1H ), 7.38 ( dd, J = 8.3 and 2.1 Hz, 1H ), 7.64 ( d, J = 8.3 Hz, 1H ), 7.65 ( d, J = 2.1 Hz, 1H ), 7.66 ( br s, 1H, exchangeable with D
2O ), 7.85 ( br s, 1H, exchangeable with D
2O ). MS ( ESI / APCI Dual ) m/z : 380 [(M+Na)
+]. IR ( KBr ) cm
-1 : 3325, 1679, 1601, 1426, 1380, 1131, 1068, 683. Anal. Calcd for C
19H
20Cl
2FN
3O
8 ( 0.5 H
2O付着として ) : C, 44.12; H, 4.09; N, 8.12; Cl, 13.71; F, 3.67. Found : C, 44.22; H, 3.97; N, 7.98; Cl, 13.57; F, 3.71.
【0270】
(実施例13)
(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド シュウ酸塩(6d)の合成
【0271】
【化40】
【0272】
(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド(6a)及び(1R,2R,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド(8a)の混合物251.0mg[(6a):171.5mg及び(8a):75.1mgを含む。]の酢酸エチル(5mL)溶液に、シュウ酸67.7mg(含量98wt%)を加えて、室温にて17時間50分間撹拌した。得られたスラリーを吸引ろ過後、酢酸エチル2mLにて洗浄し、室温にて減圧乾燥した。得られた無色粉末229.1mgのうち、217.0mgを酢酸エチル2.5mLに懸濁して室温にて15.5時間撹拌した。得られたスラリーを吸引ろ過後、酢酸エチル2mLにて洗浄して室温にて減圧乾燥し、無色固体の(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド シュウ酸塩(6d)193.5mgを得た。
【0273】
mp 156−159 ℃(分解).
1H NMR ( 600 MHz, DMSO−d
6 ) δ: 1.99−2.04 ( m, 1H ), 2.12−2.19 ( m, 1H ), 2.27−2.31 ( m, 1H ), 2.35−2.40 ( m, 1H ), 3.69−3.75 ( m, 1H ), 4.62 ( d, J = 12.4 Hz, 1H ), 4.73 ( d, J = 12.4 Hz, 1H ), 7.38 ( dd, J = 8.3 and 1.8 Hz, 1H ), 7.64 ( d, J = 8.3 Hz, 1H ), 7.65 ( d, J = 1.8 Hz, 1H ), 7.67 ( br s, 1H, exchangeable with D
2O ), 7.85 ( br s, 1H, exchangeable with D
2O ). MS ( ESI / APCI Dual ) m/z : 380 [(M+Na)
+]. IR ( KBr ) cm
-1 : 3431, 1765, 1710, 1694, 1599, 1244, 1139, 722. Anal. Calcd for C
17H
16Cl
2FN
3O
6 : C, 45.55; H, 3.60; N, 9.37; Cl, 15.82; F, 4.24. Found : C, 45.43; H, 3.65; N, 9.21; Cl, 15.62; F, 4.16.
【0274】
(実施例14)
(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド p−トルエンスルホン酸塩(6e)の合成
【0275】
【化41】
【0276】
(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド(6a)及び(1R,2R,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド(8a)の混合物251.7mg[(6a):172.0mg及び(8a):75.3mgを含む。]の酢酸エチル(5mL)溶液に、p−トルエンスルホン酸139.4mg(含量98wt%)を加えて、室温にて18時間20分間撹拌した。得られたスラリーを吸引ろ過後、酢酸エチル2mLにて洗浄し、室温にて減圧乾燥した。得られた無色粉末248.0mgのうち、233.2mgを酢酸エチル2.5mLに懸濁して室温にて15.5時間撹拌した。得られたスラリーを吸引ろ過後、酢酸エチル2mLにて洗浄して室温にて減圧乾燥し、無色固体の(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド p−トルエンスルホン酸塩(6e)220.6mgを得た。
【0277】
mp 198−202 ℃(分解).
1H NMR ( 600 MHz, DMSO−d
6 ) δ: 2.25−2.31 ( m, 2H ), 2.29 ( s, 3H ), 2.51−2.57 ( m, 2H ), 4.08−4.15 ( m, 1H ), 4.65 ( s, 2H ), 7.11 ( d, J = 8.0 Hz, 2H ), 7.39 ( dd, J = 8.3 and 1.8 Hz, 1H ), 7.48 ( d, J = 8.0 Hz, 2H ), 7.66 ( d, J = 8.3 Hz, 1H ), 7.68 ( d, J = 1.8 Hz, 1H ), 7.86 ( br s, 1H, exchangeable with D
2O ), 7.96 ( br s, 1H, exchangeable with D
2O ). MS ( ESI / APCI Dual ) m/z : 380 [(M+Na)
+]. IR ( KBr ) cm
-1 : 3391, 3165, 1688, 1544, 1207, 1168, 1158, 1132, 1011, 687, 564. Anal. Calcd for C
22H
22Cl
2FN
3O
5S : C, 49.82; H, 4.18; N, 7.92; Cl, 13.37; F, 3.58; S, 6.05. Found : C, 49.68; H, 4.16; N, 7.82; Cl, 13.27; F, 3.81; S, 5.98.
【0278】
(実施例15)
(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボン酸(6f)の合成
【0279】
【化42】
【0280】
(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド(6a)22.5mg、酢酸0.1mL、水0.1mL並びに濃塩酸0.2mLの混合物を75℃(外温)にておよそ6時間加熱撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、淡褐色固体の(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボン酸(6f)24.6mgを得た。
【0281】
1H NMR ( 300 MHz, DMSO−d
6 ) δ: 2.21−2.32 ( m, 1H ), 2.33−2.42 ( m, 1H ), 2.52−2.59 ( m, 1H ), 2.59−2.65 ( m, 1H ), 4.00−4.13 ( m, 1H ), 4.63 ( d, J = 12.1 Hz, 1H ), 4.72 ( d, J = 12.1 Hz, 1H ), 7.03 ( br s, 0.62H, exchangeable with D
2O ), 7.06 ( br s, 0.38H, exchangeable with D
2O ), 7.20 ( br s, 0.62H, exchangeable with D
2O ), 7.23 ( br s, 0.38H, exchangeable with D
2O ), 7.37 ( br s, 0.62H, exchangeable with D
2O ), 7.39 ( dd, J = 8.4 and 2.1 Hz, 1H ), 7.40 ( br s, 0.38H, exchangeable with D
2O ), 7.66 ( d, J = 8.4 Hz, 1H ), 7.69 ( d, J = 2.1 Hz, 1H ). MS ( ESI / APCI Dual ) m/z : 357 [(M−H)
-].
【0282】
(実施例16)
(1R,2R,3R,5R,6R)−2−アミノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキサミド(7a)の合成
【0283】
【化43】
【0284】
(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド(6a)303.0mgのジメチルスルホキシド(1.2mL)溶液に、水浴冷却下(約13℃)、炭酸カリウム35.5mgを加え、引き続き30wt%過酸化水素水0.2mLを添加し、30分間撹拌後、室温にて67.5時間撹拌した。反応液に水3mLを添加後、析出固体をろ過して水1.2mLにて洗浄した。得られた固体を室温にて減圧乾燥し、無色固体の(1R,2R,3R,5R,6R)−2−アミノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキサミド(7a)313.2mgを得た。
【0285】
1H NMR ( 600 MHz, DMSO−d
6 ) δ: 1.87−1.91 ( m, 1H ), 1.91−1.94 ( m, 1H ), 2.09−2.15 ( m, 2H, exchangeable with D
2O ), 2.19−2.24 ( m, 2H ), 3.60−3.66 ( m, 1H ), 4.49 ( d, J = 12.6 Hz, 1H ), 4.68 ( d, J = 12.6 Hz, 1H ), 7.21 ( br s, 1H, exchangeable with D
2O ), 7.25 ( br s, 1H, exchangeable with D
2O ), 7.20 ( br s, 0.62H, exchangeable with D
2O ), 7.23 ( br s, 0.38H, exchangeable with D
2O ), 7.29 ( dd, J = 8.3 and 2.3 Hz, 1H ), 7.52 ( br s, 1H, exchangeable with D
2O ), 7.54 ( d, J = 2.3 Hz, 1H ), 7.58 ( d, J = 8.3 Hz, 1H ), 7.71 ( br s, 1H, exchangeable with D
2O ). MS ( ESI / APCI Dual ) m/z : 376 [(M+H)
+].
【0286】
(7a)のHPLC保持時間は、約8.1分[(6a)のHPLC保持時間は、約19.3分]。HPLC測定は、
カラム;CAPCELL PAK C18 UG120 5μm 150×4.6 mm ID、カラムオーブン温度:40℃、流速:1mL/min、検出波長:205nm(UV)、
移動相;A液:メタノール、B液:0.1%リン酸水溶液、
グラジエント条件;A液/B液=30/70を25分間かけてA液/B液=80/20にした後、A液/B液=80/20にて5分間保持、
の条件にて実施した。
【0287】
(実施例17)
(1R,2R,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−カルバモイル−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボン酸(7b)の合成
【0288】
【化44】
【0289】
(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド クエン酸塩(6b)500.1mgのジメチルスルホキシド(1mL)溶液に、室温(約20℃)にて30wt%過酸化水素水0.15mLを加え、引き続き6.25M水酸化ナトリウム水溶液2.5mLを添加し(51℃まで発熱)、25℃にて3時間45分間撹拌した。反応液に氷冷下、3M塩酸4.3mLを滴下し、約pH4に調整した。得られたスラリーを室温にて1時間撹拌後、吸引ろ過してエタノールにて洗浄した。得られた固体を減圧乾燥して無色固体の(1R,2R,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−カルバモイル−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボン酸(7b)307.4mgを得た。
【0290】
1H NMR ( 600 MHz, DMSO−d
6 ) δ: 2.00−2.04 ( m, 1H ), 2.07−2.11 ( m, 1H ), 2.21−2.32 ( m, 2H ), 3.84−3.90 ( m, 1H ), 4.46 ( d, J = 12.2 Hz, 1H ), 4.60 ( d, J = 12.2 Hz, 1H ), 7.28 ( dd, J = 8.3 and 2.1 Hz, 1H ), 7.31 ( br s, 1H, exchangeable with D
2O ), 7.54 ( d, J = 2.1 Hz, 1H ), 7.56 ( br s, 1H, exchangeable with D
2O ), 7.59 ( d, J = 8.3 Hz, 1H ). MS ( ESI / APCI Dual ) m/z : 377 [(M+H)
+].
【0291】
(7b)のHPLC保持時間は、約12.9分[(6b)のHPLC保持時間は、約19.3分]。HPLC測定条件は、実施例16に記載の条件と同様である。
【0292】
(実施例18)
(1R,2R,3R,5R,6R)−2−アミノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(1a)の合成
【0293】
【化45】
【0294】
(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド(6a)0.195g、酢酸1.9mL並びに濃塩酸1.9mLの混合物を75℃の油浴にて31時間加熱撹拌した。反応液を室温まで冷却後、析出した固体をろ取した。水5.28gにて固体を洗浄後、通気乾燥して固体の(1R,2R,3R,5R,6R)−2−アミノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(1a)0.094gを得た。本化合物は、既存の方法にて合成した(1a)(国際公開第03/061698号パンフレットにおける化合物34)とプロトン核磁気共鳴スペクトル(
1H NMR)及びHPLC保持時間が一致した。
【0295】
1H NMR ( 300 MHz, DMSO−d
6 ) δ: 2.07−2.14 ( m, 2H ), 2.25−2.41 ( m, 2H ), 3.87−3.99 ( m, 1H ), 4.43 ( d, J = 12.2 Hz, 1H ), 4.54 ( d, J = 12.2 Hz, 1H ), 7.30 ( dd, J = 8.2 and 1.9 Hz, 1H ), 7.57 ( d, J = 1.9 Hz, 1H ), 7.59 ( d, J = 8.2 Hz, 1H ). MS ( ESI / APCI Dual ) m/z : 376 [(M−H)
-].
【0296】
(1a)のHPLC保持時間は、約11.9分[(6a)のHPLC保持時間は、約16.5分]。HPLC測定は、
カラム;CAPCELL PAK C18 UG120 5μm 150×4.6 mm ID、カラムオーブン温度:40℃、流速:1mL/min、検出波長:205nm(UV)、
移動相;A液:アセトニトリル、B液:0.1%リン酸水溶液、
グラジエント条件;A液/B液=10/90を25分間かけてA液/B液=80/20にした後、A液/B液=80/20にて5分間保持、
の条件にて実施した。
【0297】
(実施例19)
(1R,2R,3R,5R,6R)−2−アミノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(1a)の合成
【0298】
【化46】
【0299】
(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド(6a)99.2mgのジメチルスルホキシド(0.3mL)溶液に、水浴冷却下、25wt%水酸化ナトリウム水溶液13μLを加え、引き続き30wt%過酸化水素水1.0mLを添加した。室温にて30分間撹拌後に反応液の一部を採取してHPLCを測定した結果、原料の(6a)に相当する保持時間約19.3分のピークが消失し、(1R,2R,3R,5R,6R)−2−アミノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキサミド(7a)に相当する保持時間約8.1分のピークのみが観察されたことを確認した(HPLC測定条件は、実施例16に記載の条件と同様である。)。
引き続き、室温にて45分間撹拌後、反応液にエタノール0.6mL及び25wt%水酸化ナトリウム水溶液1mLを加えて75℃にて4時間、室温にて18時間撹拌した。反応液に氷冷下、3M塩酸3.0mLを加えた後、室温にて4時間撹拌した。得られたスラリーを吸引ろ過後、減圧乾燥して淡黄色固体の(1R,2R,3R,5R,6R)−2−アミノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(1a)80.3mgを得た。
【0300】
(実施例20)
(1R,2R,3R,5R,6R)−2−アミノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(1a)の合成
【0301】
【化47】
【0302】
(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド クエン酸塩(6b)200.3mgのジメチルスルホキシド(0.4mL)溶液に、室温にて30wt%過酸化水素水0.06mLを加え、引き続き6.25M水酸化ナトリウム水溶液1mLを添加した。室温にて1時間撹拌後、反応液の一部を採取してHPLCを測定した結果、原料の(6b)に相当する保持時間約19.3分のピークが消失し、(1R,2R,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−カルバモイル−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボン酸(7b)に相当する保持時間約12.7分のピークのみが観察されたことを確認した(HPLC測定条件は、実施例16に記載の条件と同様である。)。
引き続き、室温にて30分間撹拌後、反応液を92〜100℃にて2時間、室温にて16時間、さらに100℃にて1時間撹拌した。室温まで放冷した反応液に3M塩酸0.22mLを滴下し(pH1)、室温にて2時間25分間撹拌後、10分間氷冷した。得られたスラリーを吸引ろ過後、減圧乾燥して淡黄色固体の(1R,2R,3R,5R,6R)−2−アミノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(1a)141.4mgを得た。
【0303】
(実施例21)
(1R,2R,3R,5R,6R)−2−アミノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(1a)の合成
【0304】
【化48】
【0305】
(1R,2S,3R,5R,6R)−2−アミノ−2−シアノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキサミド クエン酸塩(6b)32.5gにジメチルスルホキシド63.9gと30wt%過酸化水素水9.88gを加え、10分間撹拌した。この混合物に20wt%水酸化ナトリウム水溶液202gを1時間かけて滴下し、滴下終了後10分間撹拌した。反応混合物を加熱し、内温80℃以上でおよそ13時間撹拌した。反応液を氷水浴にて内温16℃まで冷却後、塩酸にてpHを1〜2程度に調整した。析出した固体をろ取し、得られた固体をエタノール:水=1:1(v/v)の混合溶媒290mL並びにエタノール90mLにて順次洗浄した。得られた固体を50℃にて減圧下乾燥し、淡黄〜淡褐色固体の(1R,2R,3R,5R,6R)−2−アミノ−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(1a)21.1gを得た。
【0306】
(実施例22)
(1R,2R,3R,5R,6R)−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロ−2',5'−ジオキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4'−イミダゾリジン]−6−カルボン酸(9a)及び(1R,2S,3R,5R,6R)−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロ−2',5'−ジオキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4'−イミダゾリジン]−6−カルボン酸(10a)の合成
【0307】
【化49】
【0308】
エチル(1R,3R,5R,6R)−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシレート(5a)0.928g、メタノール4.70g及び水4.66gの混合物に水酸化ナトリウム0.1073g(含量96wt%)を加え、室温にて2時間40分間撹拌した。途中、1時間10分後に反応液の一部を採取してHPLCを測定した結果、原料の(5a)に相当する保持時間約27.5分のピークが消失し、エステルが加水分解されたカルボン酸体と推定される保持時間約25.7分のピークが観察されることを確認した(HPLC測定条件は、実施例16に記載の条件と同様である。以下、同様。)。反応液に炭酸アンモニウム2.042g(含量97wt%)及びシアン化ナトリウム0.55g(含量97wt%)を加えて65℃の油浴にて6時間加熱撹拌後、室温にて約14時間撹拌した。反応液の一部を採取してHPLCを測定した結果、保持時間約25.7分のピークが消失し、保持時間約19.6分に(1R,2R,3R,5R,6R)−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロ−2',5'−ジオキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4'−イミダゾリジン]−6−カルボン酸(9a)に相当するピーク及び保持時間約18.8分に(1R,2S,3R,5R,6R)−3−[(3,4−ジクロロベンジル)オキシ]−6−フルオロ−2',5'−ジオキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4'−イミダゾリジン]−6−カルボン酸(10a)に相当するピークが、ピーク面積比(9a)/(10a)=2.2の比率にて観察されることを確認した。反応液に濃塩酸3.49g(含量35wt%)を加えて得られた懸濁液をろ過して固体を得た。得られた固体は、HPLCを測定した結果、ピーク面積比(9a)/(10a)=6.6である(9a)と(10a)の混合物であることを確認した。