(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1の二次電池ブロックと前記第2の二次電池ブロックとは、前記制御回路を介して並列に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電源システム。
前記制御回路は、インダクタと、降圧用の第1のスイッチと、降圧用の第1のダイオードと、昇圧用の第2のスイッチと、昇圧用の第2のダイオードと、を具備することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電源システム。
前記制御回路は、インダクタと、反転昇圧用の第1のスイッチと、反転昇圧用の第1のダイオードと、昇圧用の第2のスイッチと、昇圧用の第2のダイオードと、を具備することを特徴とする請求項7に記載の電源システム。
【背景技術】
【0002】
図15〜
図18は、本発明の前提として検討した電源システムの構成例を示す回路図である。
図15に示す電源システムは、N個の二次電池を直列に接続したものである。
図16に示す電源システムは、X個の二次電池を直列に接続し、DC−DCコンバータで電圧変換して、所望の電圧を負荷に供給するようにしたものである。
図16の構成の場合、電力損失が発生するため、効率が低下する。
図17に示す電源システムは、N個の二次電池を直列に接続した二次電池ブロックを、M個並列に接続したものである。
図17の構成の場合、各二次電池の充放電時のバランスを保つため、各二次電池ブロックにおける直列接続数は同じにしてある。
図18は、
図17で示した電源システムに、N個のバランス回路を接続したものである。
図18に示すように、二次電池ブロックの直列接続数をN個とした場合、N個のバランス回路が必要になる。
【0003】
なお、このような電源システムに関する技術として、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載された技術などがある。特許文献1に記載された二次電池の充電装置は、複数個の二次電池を直列に接続して二次電池の直列回路を構成し、その直列回路を複数個並列に接続して二次電池の並列回路を構成し、直列回路の二次電池個々の電池電圧を検出する手段と、並列回路ごとの充電電流を検出する手段と、直列回路の二次電池個々の電池ごとに充電電流を制御する手段と、並列回路ごとの充電出力を制御する手段を設けたものである。また、特許文献2に記載された電源装置は、複数個の二次電池を直列に接続した直列接続電池ブロックを複数個並列接続し、直列接続電池ブロックの各々に定電流制御回路を設けたものである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、特にことわらない限り、端子名を表す記号は同時に配線名、信号名も兼ね、電源の場合はその電圧値も兼ねるものとする。
【0015】
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらは互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
【0016】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1による電源システムの構成例を示す回路図、
図2は
図1に示したDC−DCコンバータの構成例を示す回路図、
図3は本発明の実施の形態1による電源システムにおいて、二次電池バランス回路の接続例を示す回路図である。
【0017】
まず、
図1により、本実施の形態1による電源システムの構成の一例を説明する。本実施の形態1の電源システムは、例えば、メイン二次電池ブロックBm、補助二次電池ブロックBs、DC−DCコンバータ(制御回路)Uvcなどから構成される。メイン二次電池ブロックBmは、N個の二次電池が直列接続されて構成されている。また、補助二次電池ブロックBsは、直列接続されたA個の二次電池から成る電池ブロックが、a個並列接続されて構成されている。なお、N,A,aは自然数であり、N>Aの関係にある。また、メイン二次電池ブロックBm及び補助二次電池ブロックBsを構成する二次電池は、例えばリチウムイオン電池などの充放電可能な二次電池である。また、二次電池の代わりに、リチウムイオン・キャパシタ等の大容量キャパシタ(コンデンサなど)であってもよい。
【0018】
図1に示すように、メイン二次電池ブロックBmと補助二次電池ブロックBsは、DC−DCコンバータUvcを介して並列に接続されている。また、メイン二次電池ブロックBmは、直列接続されたN個の二次電池から成るブロックを複数個並列接続して構成することも可能である。また、補助二次電池ブロックBsは、a=1、すなわち直列に接続されたA個の二次電池の1列のみであってもよい。
【0019】
本実施の形態1の電源システムは、電圧の異なる2つの二次電池ブロック、例えばメイン二次電池ブロックBmと、メイン二次電池ブロックBmより電圧の低い補助二次電池ブロックBsを1つの電源システムとして構成されている。DC−DCコンバータUvcで補助二次電池ブロックBsを昇圧/降圧させて、メイン二次電池ブロック+αの出力を実現させる。目的の容量に足りないメイン二次電池ブロックBmと、足りない分を補うための補助二次電池ブロックBsとを充放電させる回路で構成される。
【0020】
DC−DCコンバータUvcは、充電時に降圧して補助二次電池ブロックBsに電力を供給し、放電時に昇圧して負荷に電力を供給する制御回路である。DC−DCコンバータUvcにより、異なる直列数・容量の二次電池ブロックを充放電することが可能になる。
【0021】
次に、本実施の形態1による電源システムの動作を説明する。放電時はメイン二次電池ブロックBmから、負荷に対して放電する。それと同時に、補助二次電池ブロックBsの電圧は、DC−DCコンバータにより、メイン二次電池ブロックBmと同じ電圧に昇圧されて負荷に対して放電する。DC−DCコンバータ(制御回路)Uvcは、放電時にDC−DCコンバータUvcの出力とメイン二次電池ブロックBmの出力が同じ電圧になるように制御する。また、DC−DCコンバータ(制御回路)Uvcは、充電時に個々の二次電池の平均電圧が同じになるように制御する。
【0022】
放電時において、補助二次電池ブロックBsの電圧をメイン二次電池ブロックBmが超えている間、補助二次電池Bs出力が制限されていき、その逆の場合、補助二次電池の出力は増加する。つまり、メイン二次電池ブロックBmの各二次電池の電圧の平均値と、補助二次電池ブロックBsの各二次電池の電圧の平均値は常に等しくなるように制御される。
【0023】
次に、
図2により、DC−DCコンバータUvcの構成および動作を説明する。
図2に示すように、DC−DCコンバータUvcは、インダクタL1、降圧用のスイッチS1、降圧用のダイオードD2、昇圧用のスイッチS2、昇圧用のダイオードD1、電圧信号比較器Cv、電圧信号検出用の分圧抵抗R1,R2,R3,R4などから構成されている。
分圧抵抗R1,R2は、メイン二次電池ブロックBmの電圧Vmを検出する電圧検出手段を構成する。分圧抵抗R3,R4は、補助二次電池ブロックBsの電圧Vsを検出する電圧検出手段を構成する。
【0024】
DC−DCコンバータUvcは、降圧コンバータと昇圧コンバータを組み合わせたものである。充電時には、充電用の外部DC電源からメイン二次電池ブロックBmに直接充電されると同時に、スイッチS1とダイオードD2とインダクタL1を用いた、いわゆる降圧コンバータにより、補助二次電池ブロックBsの電圧Vsまで降圧して、補助二次電池ブロックBsの充電を可能にする。この時、スイッチS2はオフ状態にして、電圧信号比較器Cvからパルス信号を送信してスイッチS1のオン/オフを周期的に繰り返す。なお、二次電池への充電は、負荷と並列に接続された外部DC電源(太陽電池等でもよい)から電力が供給される。以下の実施形態でも同様である。
【0025】
一方、放電時には、スイッチS2とダイオードD1とインダクタL1を用いた、いわゆる昇圧コンバータにより、補助二次電池ブロックBsの電圧Vsを、メイン二次電池ブロックBmの電圧Vmまで昇圧し、メイン二次電池ブロック+αの出力を実現させる。この時、スイッチS1はオフ状態にして、電圧信号比較器Cvからパルス信号を送信してスイッチS2のオン/オフを周期的に繰り返す。
【0026】
電圧信号比較器Cvは、メイン二次電池ブロックBmの電圧Vmを分圧抵抗R1,R2で分圧して得られる電圧信号Svmと、補助二次電池ブロックBsの電圧Vsを分圧抵抗R3,R4で分圧して得られる電圧信号Svsとを比較する。そして、放電時に、補助二次電池ブロックBsの電圧Vsを昇圧した電圧と、メイン二次電池ブロックBmの電圧Vmとが同じ電圧になるようにフィードバック制御する。これにより、メイン二次電池ブロックBmと補助二次電池ブロックBsの電圧バランスが常に保たれる。また、充電時に、メイン二次電池ブロックBmの電圧Vmを降圧した電圧が、補助二次電池ブロックBsの電圧Vsと同じ電圧になるようにフィードバック制御する。これにより、メイン二次電池ブロックBmと補助二次電池ブロックBsの電圧バランスが常に保たれる。
【0027】
つまり、電圧信号比較器Cvは、メイン二次電池ブロックBmを構成する各二次電池の電圧の平均値と、補助二次電池ブロックBsを構成する各二次電池の電圧の平均値が常に等しくなるように制御する機能を有する。
【0028】
図3に示すように、二次電池バランス回路は、メイン二次電池ブロックBmにN個、補助二次電池ブロックBsにA個、合計(N+A)個のバランス回路が必要となる。
【0029】
(実施の形態2)
図4は本発明の実施の形態2による電源システムの構成例を示す回路図、
図5は
図4に示したDC−DCコンバータの構成例を示す回路図、
図6は本発明の実施の形態2による電源システムにおいて、二次電池バランス回路の接続例を示す回路図である。
【0030】
まず、
図4により、本実施の形態2による電源システムの構成の一例を説明する。本実施の形態2の電源システムは、例えば、メイン二次電池ブロックBm、補助二次電池ブロックBs、DC−DCコンバータ(制御回路)Uvcなどから構成される。メイン二次電池ブロックBmは、N個の二次電池が直列接続されて構成されている。また、補助二次電池ブロックBsは、B個の二次電池が直列接続されて構成されている。なお、N,Bは自然数であり、N>Bの関係にある。また、メイン二次電池ブロックBm及び補助二次電池ブロックBsを構成する二次電池は、例えばリチウムイオン電池などの充放電可能な二次電池である。また、二次電池の代わりに、リチウムイオン・キャパシタ等の大容量キャパシタ(コンデンサ,容量など)であってもよい。
【0031】
図4に示すように、メイン二次電池ブロックBmと補助二次電池ブロックBsは、直列に接続されている。また、DC−DCコンバータUvcは、X端子が補助二次電池ブロックBsの正極側に、Y端子が補助二次電池ブロックBsの負極側(メイン二次電池ブロックBmの正極側)に、Z端子がメイン二次電池ブロックBmの負極側に接続されている。
メイン二次電池ブロックBmの両端は、負荷に接続されている。なお、メイン二次電池ブロックBmは、直列接続されたN個の二次電池から成るブロックを複数個並列接続して構成することも可能である。また、補助二次電池ブロックBsは、直列接続されたB個の二次電池から成るブロックを複数個並列接続して構成することも可能である。
【0032】
次に、
図5により、DC−DCコンバータUvcの構成および動作を説明する。
図5に示すように、DC−DCコンバータ(制御回路)Uvcは、インダクタL3、反転昇圧用のスイッチS3、反転昇圧用のダイオードD4、昇圧用のスイッチS4、昇圧用のダイオードD3、分圧抵抗R5,R6,R7,R8、電圧信号比較器Cvなどから構成されている。分圧抵抗R5,R6は、メイン二次電池ブロックBmの電圧Vmを検出する電圧検出手段を構成する。分圧抵抗R7,R8は、補助二次電池ブロックBsの電圧Vsを検出する電圧検出手段を構成する。
図5のDC−DCコンバータUvcは、昇圧コンバータと降圧コンバータを組み合わせたものである。
【0033】
図5のDC−DCコンバータUvcは、目的の容量に足りないメイン二次電池ブロックBmと、足りない分を補うための補助二次電池ブロックBsとを充放電させるための回路である。充電時には、外部DC電源からメイン二次電池ブロックBmに直接充電されると同時に、メイン二次電池ブロックBm+補助二次電池ブロックBsの電圧(Vm+Vs)にまで、スイッチS4とダイオードD3を用いた昇圧コンバータで昇圧して、補助二次電池ブロックBsの充電を可能にする。この時、スイッチS3はオフ状態にして、電圧信号比較器Cvからパルス信号を送信してスイッチS4のオン/オフを周期的に繰り返す。一方、放電時には、補助二次電池ブロックBsの電圧をスイッチS3とダイオードD4を用いた反転昇圧コンバータにより、メイン二次電池ブロックBmの電圧に反転昇圧し、メイン二次電池ブロック+αの出力を実現させる。この時、スイッチS4はオフ状態にして、電圧信号比較器Cvからパルス信号を送信してスイッチS3のオン/オフを周期的に繰り返す。
【0034】
電圧信号比較器Cvは、メイン二次電池ブロックBmの電圧Vmを分圧抵抗R5,R6で分圧して得られる電圧信号Svmと、補助二次電池ブロックBsの電圧Vsを分圧抵抗R7,R8で分圧して得られる電圧信号Svsとを比較する。そして、放電時に、補助二次電池ブロックBsの電圧を反転昇圧した電圧が、メイン二次電池ブロックBmの電圧と同じ電圧になるようにフィードバック制御する。これにより、放電時にメイン二次電池ブロックBmと補助二次電池ブロックBsの電圧バランスが常に保たれる。
【0035】
また、電圧信号比較器Cvは、充電時に、補助二次電池ブロックBsとメイン二次電池ブロックBmの電圧を足し合わせた電圧と同じ電圧に、メイン二次電池ブロックBmの電圧を昇圧するようにフィードバック制御する。これにより、メイン二次電池ブロックBmと補助二次電池ブロックBsの電圧バランスが常に保たれる。
【0036】
図6に示すように、二次電池バランス回路は、メイン二次電池ブロックBmにN個、補助二次電池ブロックBsにB個、合計(N+B)個のバランス回路が必要となる。
【0037】
(実施の形態3)
図7は本発明の実施の形態3による電源システムの構成例を示す回路図、
図8は
図7に示したDC−DCコンバータの構成例を示す回路図、
図9は本発明の実施の形態3による電源システムにおいて、二次電池バランス回路の接続例を示す回路図である。
【0038】
まず、
図7により、本実施の形態3による電源システムの構成の一例を説明する。本実施の形態3の電源システムは、例えば、メイン二次電池ブロックBm、補助二次電池ブロックBs、DC−DCコンバータ(制御回路)Uvcなどから構成される。メイン二次電池ブロックBmは、N個の二次電池が直列接続されて構成されている。また、補助二次電池ブロックBsは、C個の二次電池が直列接続されて構成されている。なお、N,Cは自然数であり、N>Cの関係にある。また、メイン二次電池ブロックBm及び補助二次電池ブロックBsを構成する二次電池は、例えばリチウムイオン電池などの充放電可能な二次電池である。また、二次電池の代わりに、リチウムイオン・キャパシタ等の大容量キャパシタ(コンデンサ,容量など)であってもよい。
【0039】
図7に示すように、補助二次電池ブロックBsは、メイン二次電池ブロックBmの一部と並列に接続されている。また、DC−DCコンバータUvcは、X端子が補助二次電池ブロックBsの正極側(メイン二次電池ブロックBmの中間部)に、Y端子がメイン二次電池ブロックBmの正極側に、Z端子がメイン二次電池ブロックBmの負極側(補助二次電池ブロックBsの負極側)に接続されている。メイン二次電池ブロックBmの両端は、負荷に接続されている。なお、メイン二次電池ブロックBmは、直列接続されたN個の二次電池から成るブロックを複数個並列接続して構成することも可能である。また、補助二次電池ブロックBsは、直列接続されたC個の二次電池から成るブロックを複数個並列接続して構成することも可能である。
【0040】
次に、
図8により、DC−DCコンバータUvcの構成および動作を説明する。
図8に示すように、DC−DCコンバータ(制御回路)Uvcは、インダクタL5,L6、補助二次電池ブロックBsからの放電用のスイッチS5、補助二次電池ブロックBsへの充電用のスイッチS6、補助二次電池ブロックBsへの充電用のダイオードD5、補助二次電池ブロックBsからの放電用のダイオードD6、キャパシタC6、分圧抵抗R9,R10,R11,R12、電圧信号比較器Cvなどから構成されている。分圧抵抗R9,R10は、メイン二次電池ブロックBmの電圧Vmを検出する電圧検出手段を構成する。分圧抵抗R11,R12は、補助二次電池ブロックBsの電圧Vsを検出する電圧検出手段を構成する。
図8のDC−DCコンバータUvcは、いわゆる双方向コンバータである。
【0041】
図8のDC−DCコンバータUvcは、目的の容量に足りないメイン二次電池ブロックBmと、足りない分を補うための補助二次電池ブロックBsとを充放電させる回路である。充電時には、外部DC電源からメインの二次電池ブロックBmに直接充電されると同時に、メインの二次電池ブロックBmの一部と補助二次電池ブロックBsの電圧にまで、スイッチS6とダイオードD5と2つのインダクタL5,L6とキャパシタC6を用いて降圧して、補助二次電池ブロックBsと、メイン二次電池ブロックBmの一部への充電を可能にする。
【0042】
一方、放電時には、メイン二次電池ブロックBmの一部と、補助二次電池ブロックBsの電圧を、スイッチS5とダイオードD6と2つのインダクタL5,L6とキャパシタC6を用いて、メイン二次電池ブロックBmの電圧を実現し、メイン二次電池ブロック+αの出力を実現させる。
【0043】
電圧信号比較器Cvは、メイン二次電池ブロックBmの電圧Vmから補助二次電池ブロックBsの電圧Vsを引いた電圧を分圧抵抗R9,R10で分圧して得られる電圧信号Svmと、補助二次電池ブロックBsの電圧Vsを分圧抵抗R11,R12で分圧して得られる電圧信号Svsとを比較する。そして、放電時に、補助二次電池ブロックBsの電圧Vsを反転昇圧した電圧が、メイン二次電池ブロックBmの電圧Vmと同じ電圧になるようにフィードバック制御する。これにより、メイン二次電池ブロックBmと補助二次電池ブロックBsの電圧バランスが常に保たれる。
【0044】
一方、電圧信号比較器Cvは、充電時に、メイン二次電池ブロックBmの電圧Vmを反転降圧した電圧が、補助二次電池ブロックBsの電圧Vsと同じ電圧になるようにフィードバック制御する。これにより、メイン二次電池ブロックBmと補助二次電池ブロックBsの電圧バランスが常に保たれる。
【0045】
図9に示すように、メイン二次電池ブロックBm及び補助二次電池ブロックBsの1並列二次電池毎のバランス回路は、メイン二次電池ブロックBmの二次電池の直列数(N個)だけでよい。
【0046】
したがって、前記実施の形態1,2の構成では、二次電池バランス回路は、メイン二次電池ブロックBmの直列数(N個)と、補助二次電池ブロックBsの直列数(A個)の合計(N+A)個のバランス回路が必要であったが、本実施の形態3の構成は、補助二次電池ブロックBsをメイン二次電池ブロックBmの一部と並列にすることで、バランス回路の数をメイン二次電池ブロックBmの直列数であるN個だけにできる。
【0047】
(実施の形態4)
図10は本発明の実施の形態4による電源システムの構成例を示す回路図、
図11は
図10に示したDC−DCコンバータの構成例を示す回路図、
図12は本発明の実施の形態4による電源システムにおいて、二次電池バランス回路の接続例を示す回路図である。
【0048】
まず、
図10により、本実施の形態4による電源システムの構成の一例を説明する。本実施の形態4の電源システムは、例えば、メイン二次電池ブロックBm、補助二次電池ブロックBs、DC−DCコンバータ(制御回路)Uvcなどから構成される。メイン二次電池ブロックBmは、N個の二次電池が直列接続されて構成されている。また、補助二次電池ブロックBsは、D個の二次電池が直列接続されて構成されている。なお、N,Dは自然数であり、N>Dの関係にある。また、メイン二次電池ブロックBm及び補助二次電池ブロックBsを構成する二次電池は、例えばリチウムイオン電池などの充放電可能な二次電池である。また、二次電池の代わりに、リチウムイオン・キャパシタ等の大容量キャパシタ(コンデンサ,容量など)であってもよい。
【0049】
図10に示すように、補助二次電池ブロックBsは、メイン二次電池ブロックBmの一部と並列に接続されている。また、DC−DCコンバータUvcは、X端子が補助二次電池ブロックBsの負極側(メイン二次電池ブロックBmの中間部)に、Y端子がメイン二次電池ブロックBmの正極側(補助二次電池ブロックBsの正極側)に、Z端子がメイン二次電池ブロックBmの負極側に接続されている。メイン二次電池ブロックBmの両端は、負荷に接続されている。なお、メイン二次電池ブロックBmは、直列接続されたN個の二次電池から成るブロックを複数個並列接続して構成することも可能である。また、補助二次電池ブロックBsは、直列接続されたD個の二次電池から成るブロックを複数個並列接続して構成することも可能である。
【0050】
次に、
図11により、DC−DCコンバータUvcの構成および動作を説明する。
図11に示すように、DC−DCコンバータ(制御回路)Uvcは、インダクタL5,L6、補助二次電池ブロックBsからの放電用のスイッチS6、補助二次電池ブロックBsへの充電用のスイッチS5、補助二次電池ブロックBsへの充電用のダイオードD6、補助二次電池ブロックBsからの放電用のダイオードD5、キャパシタC6、分圧抵抗R9,R10,R11,R12、電圧信号比較器Cvなどから構成されている。分圧抵抗R11, R12は、メイン二次電池ブロックBmの電圧Vmを検出する電圧検出手段を構成する。
分圧抵抗R9,R10は、補助二次電池ブロックBsの電圧Vsを検出する電圧検出手段を構成する。
図11のDC−DCコンバータUvcは、いわゆる双方向コンバータである。
【0051】
図11のDC−DCコンバータUvcは、目的の容量に足りないメイン二次電池ブロックBmと、足りない分を補うための補助二次電池ブロックBsとを充放電させる回路である。充電時には、外部DC電源からメインの二次電池ブロックBmに直接充電されると同時に、メインの二次電池ブロックBmの一部と補助二次電池ブロックBsの電圧にまで、スイッチS5とダイオードD6と2つのインダクタL5,L6を用いて降圧して、補助二次電池ブロックBsと、メイン二次電池ブロックBmの一部への充電を可能にする。
【0052】
一方、放電時には、メイン二次電池ブロックBmの一部と、補助二次電池ブロックBsの電圧を、スイッチS6とダイオードD5と2つのインダクタL5,L6を用いて、メイン二次電池ブロックBmの電圧を実現し、メイン二次電池ブロック+αの出力を実現させる。
【0053】
電圧信号比較器Cvは、メイン二次電池ブロックBmの電圧Vmから補助二次電池ブロックBsの電圧Vsを引いた電圧を分圧抵抗R11,R12で分圧して得られる電圧信号Svmと、補助二次電池ブロックBsの電圧Vsを分圧抵抗R9,R10で分圧して得られる電圧信号Svsとを比較する。そして、放電時に、補助二次電池ブロックBsの電圧Vsを反転昇圧した電圧が、メイン二次電池ブロックBmの電圧Vmと同じ電圧になるようにフィードバック制御する。これにより、メイン二次電池ブロックBmと補助二次電池ブロックBsの電圧バランスが常に保たれる。
【0054】
一方、電圧信号比較器Cvは、充電時に、メイン二次電池ブロックBmの電圧Vmを反転降圧した電圧が、補助二次電池ブロックBsの電圧Vsと同じ電圧になるようにフィードバック制御する。これにより、メイン二次電池ブロックBmと補助二次電池ブロックBsの電圧バランスが常に保たれる。
【0055】
図12に示すように、メイン二次電池ブロックBm及び補助二次電池ブロックBsの1並列二次電池毎のバランス回路は、メイン二次電池ブロックBmの二次電池の直列数(N個)だけでよい。
【0056】
したがって、前記実施の形態1,2の構成では、二次電池バランス回路は、メイン二次電池ブロックBmの直列数(N個)と、補助二次電池ブロックBsの直列数(A個)の合計(N+A)個のバランス回路が必要であったが、本実施の形態4の構成は、補助二次電池ブロックBsをメイン二次電池ブロックBmの一部と並列にすることで、バランス回路の数をメイン二次電池ブロックBmの直列数であるN個だけにできる。
【0057】
(実施の形態1〜4の効果)
図13は、本発明の実施の形態1による電源システムの充電特性を示す図である。
図13は、メイン二次電池ブロックBmの容量が2.92Ahで、補助二次電池ブロックBsの容量が2.42Ahのリチウムイオン電池を実際にCVCC充電をした時の充電特性を示す図である。充電の全期間において常にメイン二次電池ブロックBmの二次電池電圧の平均値(a)と、補助二次電池ブロックBsの二次電池電圧の平均値(b)とが、実際に等しいことを示すものである。
【0058】
なお、
図13において、(a)はメイン二次電池ブロックの二次電池電圧の平均値、(b)は補助二次電池ブロックの二次電池電圧の平均値、(c)はメイン二次電池ブロックの充電電流、(d)は補助二次電池ブロックの充電電流、(e)は充電電流を示す。
【0059】
図14は、本発明の実施の形態1による電源システムの放電特性を示す図である。
図14は、メイン二次電池ブロックBmの容量が2.92Ahで、補助二次電池ブロックBsの容量が2.42Ahのリチウムイオン電池をCC放電をした時の放電特性を示す図である。全期間において常に、メイン二次電池ブロックBmの二次電池電圧の平均値(f)と、補助二次電池ブロックBsのセル電圧の平均値(g)とが、実際に等しくなっている。
【0060】
また、補助二次電池ブロックBsの二次電池電圧の平均値(g)が、メイン二次電池ブロックBmの二次電池電圧の平均値(f)よりも下がってくると、補助二次電池ブロックBsの出力を抑える方向に制御される。実際、容量の違いにより、補助二次電池ブロックBsが先に放電末期に近づいてくると、電流値(i)が減少してきて、それに伴い補助二次電池ブロックBsの電圧の平均値(g)も下がってくるが、補助二次電池ブロックBsは出力を抑える方向に制御され、結果として同じ電圧を維持しようとしていることを示すものである。
【0061】
なお、
図14において、(f)はメイン二次電池ブロックの二次電池電圧の平均値、(g)は補助二次電池ブロックの二次電池電圧の平均値、(h)はメイン二次電池ブロックの出力電流、(i)は補助二次電池ブロックの出力電流、(k)は出力電流を示す。
【0062】
結果として、本発明の実施の形態1による電源システムは、約3.5Ahの放電容量となっており、補助二次電池ブロックBsにより、放電容量がメイン二次電池ブロックの容量よりも多いことを示している。
実施の形態2〜4による電源システムの特性については、説明を省くが、同様の効果を得ることができる。
【0063】
したがって、本発明の実施の形態1〜4の電源システムによれば、柔軟なバッテリの容量を実現できるため、余剰容量を持つ事がないゆえ、安価で且つ軽量な電源システムを提供することができる。
【0064】
また、本発明の実施の形態1〜4の電源システムによれば、メイン二次電池ブロックBmと補助電池ブロックBsの電圧バランスを常に保つように制御することができる。
【0065】
また、本発明の実施の形態3,4の電源システムによれば、二次電池バランス回路の数をメイン二次電池ブロックBmの直列数N個のみにする事ができ、更なる回路の軽量化、低価格化が可能である。
【0066】
以上、本発明者によってなされた発明をその実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0067】
例えば、メイン二次電池ブロックBmと補助二次電池ブロックBsを、大容量キャパシタに置き換えることが可能である。この場合、電圧信号比較器を使わずに、スイッチングの時比率を固定で制御する(固定デューティで制御する)ことも可能である。