【文献】
RB-level Distributed Transmission Method for Shared Data Channel(R1-062285),3GPP TSG RAN WG1 Meeting #46 R1-062285,2006年 9月 1日
【文献】
Rules for mapping VRBs to PRBs(R1-060808),3GPP TSG RAN WG1 Meeting #44bis R1-060808,2006年 3月31日
【文献】
E-UTRA Downlink Control Signaling-Overhead Assessment(R1-060573),3GPP TSG RAN WG1 Meeting #44 R1-060573,2006年 2月17日
【文献】
Shared Control Channel Structure for E-UTRA Downlink(R1-061433),3GPP TSG RAN WG1 Meeting #45 R1-061433,2006年 5月12日
【文献】
LG Electronics,Downlink resource allocation for localized and distributed transmission,3GPP TSG RAN WG1 #48bis R1-071549,2007年 4月 3日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、本発明による好適な実施形態を、添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。図面中、同一の構成要素には、可能な限り同一の参照符号を付する。
【0031】
図1は、スケジューリングリソースブロック単位を説明するための図である。
【0032】
移動体通信システムにおいて上/下りリンクデータパケット送信はサブフレーム単位に行なわれ、1サブフレームは、複数のOFDMシンボルを含む一定時間区間で定義されることができる。記述の便宜上、本文書では次のように用語を定義する。
【0033】
リソース要素(RE:Resource Element)は、データ又はその他の制御チャネルの変調シンボルがマッピングされる最も小さい周波数−時間単位である。1OFDMシンボルにM個の副搬送波を通じて信号が送信され、1サブフレームにN個のOFDMシンボルが送信されるとき、1サブフレームにはM×N個のREが存在する。
【0034】
物理リソースブロック(PRB:Physical Resource Block)は、データを送信する単位周波数−時間リソースである。一般的に、1PRBは、周波数−時間領域で連続するREで構成され、1サブフレームには複数のPRBが定義される。
【0035】
仮想リソースブロック(VRB:Virtual Resource Block)は、データ送信のための仮想的な単位リソースである。一般に、一つのVRBが含むREの個数は、一つのPRBが含むREの個数と同一であり、実際のデータ送信で、一つのVRBは一つのPRBにマッピングされたり、又は、一つのVRBが複数のPRBの一部領域にマッピングされたりすることができる。
【0036】
局所仮想リソースブロック(LVRB:Localized Virtual Resource Block)は、VRBのタイプの一つである。一つのLVRBは一つのPRBにマッピングされ、別個のLVRBがマッピングされるPRBは重複されない。LVRBはPRBとして解釈されてもよい。ここで、LVRBがマッピングされるPRBを、LVRB用PRBと称することができる。
【0037】
分散仮想リソースブロック(DVRB:Distributed Virtual Resource Block)は、VRBのタイプの一つである。一つのDVRBは、複数のPRB中の一部REでマッピングされ、別個のDVRBにマッピングされるREは重複されない。ここで、DVRB構成に使われるPRBもDVRB用PRBと称することができる。
【0038】
基地局から特定端末機への下りリンクデータ送信、又は、特定端末機から基地局への上りリンクデータ送信に対するスケジューリングは、1サブフレーム内で一つ又は複数のVRBを通じてなされる。このとき、基地局は、特定端末機に下りリンクデータを送信するときに、どの下りリンクVRBを通じてデータを送信するかを当該端末機に知らせなければならず、また、特定端末機が上りリンクデータを送信できるようにするために、どの上りリンクVRBを通じてデータを送信すればよいかを当該端末機に知らせる。
【0039】
実際のシステムでは、1サブフレーム内に、LVRBを用いたデータ送信とDVRBを用いたデータ送信とが一緒になされるようにすることができ、このとき、LVRBデータ伝送とDVRBデータ送信が同一REで衝突しないようにするには、1サブフレーム内でDVRBデータ送信とLVRBデータ送信は別個のPRBを用いることが好ましい。
【0040】
言い換えると、1サブフレーム内のPRBは、上述したように、LVRB用PRBとDVRB用PRBとに区別できる。また、1サブフレーム内でLVRBを用いたデータ送信とDVRBを用いたデータ送信とが一緒になされた場合には、特定端末機の上/下りリンクデータ送受信時に用いられるVRBが、LVRBなのかDVRBなのかを知らせることができる。
【0041】
以下、まず、LVRBを用いたデータ送信方式とそれによるスケジューリング情報送信方法を説明する。
【0042】
一つのサブフレームにNLVRB個のLVRBが存在すると、基地局は一つ以上の端末機にNLVRB個のLVRBを用いて、LVRBを用いたデータ送信方式による上/下りリンクスケジューリングをすることができる。
【0043】
そして、端末機にNLVRBビットのビットマップ情報を送信することによって、どのLVRBを通じて下りリンクデータが送信されるか、又は、どのLVRBを通じて上りリンクデータを送信できるかを知らせることができる。すなわち、NLVRBビットのビットマップ情報の各ビットは、NLVRB個のLVRBの各LVRBに対してデータ送信情報を表現する。
【0044】
例えば、NLVRBビットのビットマップ情報において、該当の端末機の上/下りリンクデータ送受信時に用いられるLVRBに対しては、このLVRBに対するビットを1に設定し、該当の端末機の上/下りリンクデータ送受信時に用いられないLVRBに対しては、該LVRBに対するビットを0に設定する。このような方法で構成されたNLVRBビットのビットマップ情報を受信する端末は、NLVRBビットのビットマップ情報において1に設定されたLVRBを用いて下りリンクデータを受信したり、上りリンクデータを送信したりすることができる。
【0045】
図2は、局所仮想リソースブロック(LVRB)を用いるグループスケジューリング方法の一例を説明するための図である。
【0046】
1サブフレームに存在するLVRBの個数が多い場合、基地局がNLVRBビットのビットマップ情報を端末機に知らせるのに過多に下りリンクリソースを使用することになる。このときは、NLVRB個のLVRBをNgroup個のLVRBグループに分けてデータ送/受信をLVRBグループ単位に行なうことによって、ビットマップ情報送信に対する負担を減らすことができる。
【0047】
すなわち、LVRBグループ単位送信において、基地局は各端末機にLVRBのそれぞれに対するNLVRBビットのビットマップ情報を知らせるのではなく、Ngroup個のLVRBグループに対するNgroupビットのビットマップ情報を知らせる。
【0048】
また、FSS方式でデータを送受信するためにLVRBを用いる場合、FSS方式では周波数領域で連続した副搬送波を用いてデータを送信する方が有利なため、それぞれのLVRBグループは、周波数領域で連続したPRBで構成することが好ましい。以上の方式を本発明では「グループスケジューリング方式」と呼ぶ。
【0049】
図2で、1サブフレームは48個のPRBで構成され、各PRBはそれぞれ一つのLVRBとマッピングされる例を示す。ここで、3個のLVRBを一つのLVRBグループにまとめることによって、1サブフレーム内には16個のLVRBグループが存在することとなる。したがって、基地局は、16ビットのビットマップ情報を通じて、特定端末機に下りリンクデータが送信される領域又は特定端末機が上りリンクデータを送信できる領域を知らせることができる。
【0050】
しかし、LVRBグループ単位のデータ送信をする場合、小さい量のデータ送信にもNgroup個のLVRBを使用しなければならず、周波数−時間リソースを浪費してしまう。また、周波数領域で連続したNgroup個のLVRBが基本データ送信単位になると、FDS方式データ送信を効率的に行ない難くなる。
【0051】
したがって、本実施例では、LVRBグループ単位のデータ送信ではなく、LVRB単位のデータ送信を可能すると同時に、データが送信されるLVRBを知らせるのにかかる負担を減らすため、各端末機に1サブフレーム内の全体LVRBのうち、あらかじめ定められた一部LVRBに対してだけ、LVRB単位ビットマップ情報を用いて、各LVRBを通じたデータ送信可否を知らせる方式を提案する。
【0052】
データ送受信のためのLVRBが割り当てられる端末機は、1サブフレームに対しては一つのLVRBセットに属するLVRBを通じてはデータ送受信が可能である。以上の方式を本発明では「部分ビットマップスケジューリング方式」と呼ぶ。
【0053】
図3は、本発明の一実施例によって局所仮想リソースブロック(LVRB)を用いた部分ビットマップスケジューリング方法の一例を説明するための図である。
【0054】
本実施例で、1サブフレームにNLVRB個のLVRBが存在するときに、1サブフレーム内の全体LVRBのうち、あらかじめ定められた一部LVRBに対してLVRBセットを定義する。言い換えると、NLVRB_part<NLVRBであるNLVRB_part個のLVRBセットを一つ以上あらかじめ定義する。
【0055】
ここで、LVRBセットは、多様な方法で構成されることができ、また、
図3の上端に一例として示されたグループスケジューリング方式を適用するためのグループ構成方法とセット構成方法とに関連してLVRBグループ又はLVRBセットを定義することができる。このようにグループスケジューリング方式を適用するためのLVRBグループ構成方法を考慮してLVRBセットを定義すると、グループスケジューリング方式と部分ビットマップスケジューリング方式を互いに両立して使用することができ、より柔軟なスケジューリングができるという効果が期待される。以下、実施例としてLVRBグループ構成方法を考慮してLVRBセットを構成する2つの方式について説明する。
【0056】
第一の方式は、
図3の部分ビットマップスケジューリング方式1のように、一つのLVRBセットがグループスケジューリング方式で使用する複数個のLVRBグループ、特に、周波数領域で互いに連続しないLVRBグループを含むように定義する方式である。この方式によれば、一つのLVRBグループ内の複数個のLVRBを一つの端末機に割り当てることができる。したがって、少ない数の端末機に対する部分ビットマップスケジューリングによっても一つのLVRBグループ内のLVRBをすべて利用できるという利点がある。
【0057】
第二の方式は、一つのLVRBセットを、周波数領域で一定のPRB間隔で離れたLVRBで構成する方式である。より特徴的には、
図3の部分ビットマップスケジューリング方式2のように、一つのLVRBセットは、各LVRBグループに属する一つのLVRBを含むように構成することができる。この方式によれば、部分ビットマップスケジューリング方式をFDS方式データ送信に用いるときに、一つの端末機に対するデータ送受信を、周波数領域で互いに離れたLVRBだけによって行なうことができるという利点がある。
【0058】
部分ビットマップスケジューリング方式で、LVRB集合は以上の2種類の方式を用いて構成できるが、これに限定されず、その他様々な方式を用いてLVRBセットを構成してもよい。
【0059】
図4は、本発明の一実施例によって局所仮想リソースブロック(LVRB)を用いた部分ビットマップスケジューリング情報構成方法の一例を説明するための図である。
【0060】
図4に示すスケジューリング情報構成例はそれぞれ、一つの端末機に対するスケジューリング情報構成を表し、特に、LVRBを用いてスケジューリングされた端末機に送信できるスケジューリング情報構成を表す。
【0061】
本実施例で、上述したように1サブフレームにNLVRB個のLVRBが存在するときに、1サブフレーム内の全体LVRBのうち、あらかじめ定められた一部LVRBに対してLVRBセットを定義すると仮定する。
【0062】
図4の上端では、LVRBセットを定義してスケジューリングする場合に対するスケジューリング情報構成方法を示す。
図4の上端に示すように、基地局は、各端末機にどのLVRBセットに該当するビットマップであるかを知らせるLVRBセット情報40と、そのLVRBセット内の各LVRBに対するデータ送信可否を知らせるNLVRB_partビットのビットマップ情報41を通じて、各端末機がどのLVRBを通じてデータを受信したり、送信したりするかを知らせることができる。
【0063】
このようなスケジューリング情報を受信する端末機は、ブロードキャスト情報又はスケジューリング情報から、NLVRBが割り当てられたことを知っていると仮定する。したがって、
図4の上端に示すスケジューリング情報を受信し、LVRBセット情報40から、どのセットに含まれるLVRBを使用できるかわかり、続いて、NLVRB_partビットのビットマップ情報41を受信し、LVRBセット情報40により確認されるセット内のどのLVRBを使用できるかがわかる。
【0064】
図4の下端では、上述したように、LVRBグループとLVRBセットは互いに関連しており、グループスケジューリング方式と部分ビットマップスケジューリング方式を互いに両立して使用できる場合に対するスケジューリング情報構成方法を示す。
【0065】
図4の下端に示すように、基地局は各端末機に、このビットマップ情報がLVRBグループに対するビットマップ情報なのか、あるいは、LVRBセットに対するビットマップ情報なのかを知らせるグループ/セット指示情報42、LVRBセットに対するビットマップ情報の場合、どのLVRBセットに該当するビットマップなのかを知らせるLVRBセット情報43、そして、LVRBグループに対するデータ送信可否又はLVRBセット内の各LVRBに対するデータ送信可否を知らせるNbitmapビットのビットマップ情報44を通じて、各端末機がどのLVRBを通じてデータを受信したり、送信したりするかを知らせることができる。
【0066】
このようなスケジューリング情報を受信する端末機は、同様に、ブロードキャスト情報又はスケジューリング情報によって、NLVRBの割当を受けたことを知っていると仮定する。端末機は、
図4の下端に示すスケジューリング情報を受信し、グループ/セット指示情報42から、後続するビットマップ情報がLVRBグループに対するビットマップ情報なのか又はセット内の各LVRBに対するビットマップ情報なのかがわかる。
【0067】
そして、グループ/セット指示情報42でセットを指示する場合、LVRBセット情報43から、どのセットに含まれるLVRBを使用できるかがわかり、続いて、Nbitmapビットのビットマップ情報44を受信し、LVRBセット情報43から確認されるセット内のどのLVRBを使用できるかがわかる。同様に、グループ/セット指示情報42でグループを指示する場合、Nbitmapビットビットマップ情報44からどのLVRBが使用できるかがわかる。
【0068】
グループスケジューリング方式と部分ビットマップスケジューリング方式を互いに両立して使用できる場合に対する他の実施例として、
図4の下端で説明したように、グループ/セット指示情報42が別のビット情報として送信されずに、
図4の上端の実施例で説明したLVRBセット情報40の一要素として送信されてもよい。例えば、LVRBセットが3個あるとすれば、00はビットマップ情報がLVRBグループに対するビットマップ情報であることを表し、01、10、11はそれぞれのLVRBセット情報を指示するように設定して、ビットマップ情報がLVRBセットに対するビットマップ情報であることを知らせることができる。すなわち、01、10、11はそれぞれ、LVRBセット1、LVRBセット2、LVRBセット3を指示するように設定することができる。
【0069】
上述したように、LVRBグループとLVRBセット間に関連性があると自由なデータ割当が可能である。特に、その場合には、Nbitmap=NLVRB_part=Ngroupを満たすように設計することが好ましい。これは、Nbitmap=NLVRB_part=Ngroupを満たすように設計すると、一定の大きさのビットマップ情報を利用できるためである。
【0070】
データ送信方式のうちFSS方式では主として周波数領域で連続した副搬送波を用いてデータを送信するため、LVRBを用いてデータを送信するとより効果的である。また、本実施例によると、スケジューリング情報量を低減できる他に、FSS方式とFDS方式が適切に組み合わせられた形態でスケジューリングができ、送信リソースをより効率的に使用できるという効果も奏する。
【0071】
以上、LVRBを用いたデータ送信方式とそれによるスケジューリング情報送信方法を説明した。
【0072】
以下、DVRBを用いたデータ送信方式とそれによるスケジューリング情報送信方法について説明する。
【0073】
上述したグループスケジューリング方式又は部分ビットマップスケジューリング方式では小さい数のVRBを通じたFDS方式データ送信を効率的に行なうことができない。例えば、一つのVRBを通じてデータパケットを送信する場合には、部分ビットマップスケジューリング方式を適用すると一つのLVRBを通じてしか送信できず、よって、そのデータパケットは周波数領域で連続した副搬送波に送信され、周波数ダイバーシチ利得を得ることができない。そこで、本実施例ではFDS方式データ送信を効率的に行なうために大きく2種類の方式を提案する。
【0074】
図5は、本発明の一実施例によって分散仮想リソースブロック(DVRB)を構成する方法の一例を説明するための図である。
【0075】
本実施例は、NDVRB個のDVRB用PRBに含まれるREを組み合わせてNDVRB個のDVRBを構成する方式である。この方式で、一つのDVRBは、NDVRB個のPRBに属する各PRBで特定量のREを含むように構成される。
図5は、4個のDVRB用PRBに含まれるREを組み合わせて4個のDVRBを構成する例を示す。すなわち、
図5で、一つのDVRBは、4個のDVRB用PRBに属する各PRBにおいて5個のREを含むように構成される。
【0076】
このときにデータパケットを一つ又は複数のDVRBを通じて送信することによって周波数ダイバーシチ利得を得ることができる。基地局は、自由なFDS方式送受信のために、任意の個数の任意のPRBをまとめて特定端末機にデータを送受信するDVRBを構成することができる。そして、各端末機にDVRBを通じたデータ送受信に使われるDVRB用PRB、そのDVRB用PRB内でDVRBがどのように構成されるか、そして、そのDVRBのうちどのDVRBを通じてデータが送受信されるかを知らせる。
【0077】
図6は、本発明の一実施例によって分散仮想リソースブロック(DVRB)を用いるスケジューリングに対するスケジューリング情報構成方法の一例を説明するための図である。
【0078】
図5で説明した通り、一つのNDVRB個のDVRB用PRBに含まれるREを組み合わせてNDVRB個のDVRB構成が決定される方法が用いられる場合、基地局で送信できるスケジューリング情報を説明する。この場合、本発明では、基地局が任意のサブフレームで任意の端末機にDVRBを通じたデータ送受信をする場合、次のような情報を該当端末機に知らせることを提案する。すなわち、
図6は、一つの端末機に対するスケジューリング情報を示したものである。
【0079】
まず、該当の端末機に対するデータ送受信がなされるDVRBを構成するREが含まれるDVRB用PRB情報60を知らせる。例えば、DVRB用PRB情報60は、該当するPRBのインデックス情報としても良く、そのPRBがわかるビットマップ情報としてもよい。
【0080】
このように基地局は、該当の端末機に対するDVRBを構成するREが含まれるDVRB用PRB情報60を通じて、間接的にDVRBがどのように構成されるかを知らせることができる。例えば、基地局が当該端末機のデータ送受信に用いられる3個のPRBを知らせる場合は、該端末機は、知らせられた各PRB内のREが3グループに分けられ、3個のPRBでそれぞれ一つのREグループがマッピングされるDVRBが3個定義されることを類推できる。
【0081】
特に、PRBのインデックスを知らせる場合には、DVRB構成に最大Nmax個までのPRBを使用できると仮定すれば、Nmaxより小さいNused個のPRBを使用する場合には、実際使用するNused個のPRBインデックスを知らせるビット以外の残りPRBインデックスビットには、実際に使用するPRBのインデックスを重複して知らせることができる。このように余分のビットを用いて実際に使用するPRBのインデックスを重複して知らせると、別の情報無しでいくつのPRBが使われるかを知らせることができる。
【0082】
言い換えると、基地局は端末機にいくつのPRBが使われるかを知らせないが、端末機はいくつのPRBが使われるかを類推できる。例えば、重複するPRBのインデックスがないときは、Nmax個のPRBを使用するものと類推できる。また、重複するPRBのインデックスがあるときは、Nrepeat個のPRBのインデックスが重複するか確認し、Nused=Nmax−Nrepeatから、実際にNused個のPRBを使用するものと類推できる。
【0083】
より特徴的には、DVRB用PRB情報60の開始部分又は最後の部分に、Nused個のPRBインデックスビットに実際に使用するPRBのインデックスを集めて知らせることができる。このように実際に使用するPRBのインデックスを集めてPRB情報60の開始部分又は最後の部分に送信すると、受信側で実際に使用するPRBのインデックスと重複するPRBのインデックスを区別しやすくなり、より効果的なスケジューリング情報送受信が可能になる。
【0084】
また、DVRB送信に用いられるDVRB用PRBのインデックス又はビットマップ情報を知らせる場合に必要なビット数を低減する目的で、システムバンドに存在する全体PRBに対するインデックス又はビットマップではなく、あるPRBセットに対して構成したPRBのインデックス又はビットマップ情報を知らせることができる。
【0085】
言い換えると、PRBのインデックスを知らせる場合、1サブフレームに含まれる全体PRBに対して割り当てられるインデックスではなく、一部、すなわち、DVRB構成に使われるDVRB用PRB又はDVRB構成に使われるPRBの中でも特定セット又はグループに属するDVRB用PRBに対して割り当てられるインデックスを知らせることができる。
【0086】
また、ビットマップ情報を知らせる場合にも、1サブフレームに含まれる全体PRBに対するビットマップ情報ではなく、一部、すなわち、DVRB構成に使われるPRB又はDVRB構成に使われるPRBの中でも特定セット又はグループに属するPRBに対するビットマップ情報を知らせることができる。
【0087】
図7は、本発明の一実施例によって分散仮想リソースブロック(DVRB)を用いるスケジューリングに対するスケジューリング情報構成方法の一例を説明するための図である。
【0088】
特に、一つのDVRBを構成するPRBのインデックス(あるいは、PRBのインデックスを順次に知らせることができる任意の形態の情報)をそれぞれ知らせる場合には、各端末機に伝送されるスケジューリング命令内のPRBインデックスを知らせる順序を通じて、実際にその端末機が各PRBのどの部分を受け取るかを知らせることができる。
【0089】
例えば、
図7に示すように、ND=2の場合に、各PRBを時間上で二つに分割し、別個のDVRBに割り当てると、スケジューリング命令を通じて送信される1番目のPRBインデックスは、そのPRBのうち時間上に早い(あるいは遅れた)部分を、次のPRBインデックスは、そのPRBのうち時間上に遅れた(あるいは早い)部分を表すという規則を定めることができる。
【0090】
同様に、時間上で分割することに限らず、各PRBを周波数上であるいはその他いずれの方式で二つに分けたときにも、1PRB内の各部分に対してあらかじめ定義された順序を、スケジューリング命令内のPRBインデックス順序とマッピングすることができる。これは、NDが2より大きい場合にも適用可能であることは無論である。この場合、特に、一つの端末機に一つのDVRだけが割り当てられるように制限する場合には、各端末機にその端末機に割り当てられるDVRBの実際の物理的な時間周波数リソースの割当をスケジューリングするための情報は、DVRBをなすPRBのインデックス(あるいはPRBのインデックスを順次に知らせることができる任意の形態の情報)だけで構成することもできる。
【0091】
また、上述したDVRB用PRB情報60と一緒に、DVRB用PRB情報60から類推したDVRBのうち、実際にその端末機に対するデータ送受信がなされるDVRBを指示するDVRB情報61を知らせる。DVRB情報は、直接的にDVRBを知らせる形態で構成されることができる。例えば、DVRB情報は、その端末機に対するデータ送受信がなされるDVRBのそれぞれに対するインデックス情報になりうる。
【0092】
また、DVRB情報は、当該端末機に対するデータが送受信されるDVRBのうち、最初のDVRB情報とその端末機にいくつのDVRBを通じてデータが送受信されるかを知らせる形態で構成することができる。ここで、最初のDVRB情報を知らせるためには、DVRBに対してあらかじめ定められた規則にしたがってインデックスが割り当てられると仮定する。そして、データが送受信されるDVRB個数の情報は、データ送受信に使われるREの量に置き替えることもできる。
【0093】
例えば、
図5に示すDVRB構成方式によってスケジューリングされたと仮定する。すなわち、合計4個のPRBを用いて4個のDVRBを構成し、端末機に対するデータ送受信は、DVRBインデックスが4であるDVRBを通じてなされるようにスケジューリングされたとする。
【0094】
この場合、DVRB用PRB情報60は、上述したように、該当するPRBのインデックス情報としてもよいし、それらPRBがわかるビットマップ情報としてもよい。インデックス情報を送信する場合、
図5の1番目、2番目、5番目、7番目PRBのそれぞれに割り当てられたインデックス情報が送信される。このとき、上述したように、最大Nmax=6個までのPRBを使用できるときは、残り2個のPRBインデックスに対する残るビットを用いて1番目、2番目、5番目、7番目のPRBのうち、任意の又は特定PRBに対するインデックスを重複して送信できる。そして、ビットマップ情報を送信する場合には、1番目、2番目、5番目、7番目PRBのそれぞれに対するビットマップのビットには、データ送受信がなされることを指示するように、例えば1で設定して送信する。
【0095】
そして、DVRB情報61が直接DVRBを知らせる形態で構成される場合には、DVRBインデックス情報である4に該当する情報を送信する。そして、端末機に対するデータが送受信されるDVRBのうちの最初のDVRB情報と、その端末機にいくつのDVRBを通じてデータが送受信されるか知らせる形態で構成される場合には、DVRBインデックス情報である4と1個のDVRBに該当する情報とを送信する。
【0096】
以上の方式により、基地局スケジューラは、各サブフレームで任意のPRBを自由に選択してDVRBを構成することによって、FDS方式送信とFSS方式送信を自由に多重化することができる。
【0097】
図8は、本発明の他の実施例によって分散仮想リソースブロック(DVRB)を構成する方法の一例を説明するための図である。
【0098】
本実施例は、
図8に示すように、DVRB送信に使われるPRBとそれらPRBを用いたDVRBの構成は、実際にDVRB方式送受信に使われるDVRB用PRB個数によって定められ、このように構成されたそれらDVRBには、あらかじめ定められた規則で番号が割り当てられる。
【0099】
例えば、
図8の上端の場合、DVRB方式送受信に使われるDVRB用PRB個数が2のとき、そのときDVRB送信に使われるPRBは、1番目と5番目であり、各PRB内のREは2グループに区別され、それぞれ順次に1、2のインデックスが割り当てられる。そして、各PRB内で同じインデックスが割り当てられるREグループがまとめられて、一つのDVRBが構成される。
【0100】
同様に、
図8の下端では、DVRB方式送受信に使われるDVRB用PRB個数が4であるとき、そのときDVRB送信に使われるPRBは、1番目、3番目、5番目、7番目であり、各PRB内のREは4グループに区別され、それぞれ順次に1、2、3、4のインデックスが割り当てられる。そして、各PRB内で同じインデックスが割り当てられるREグループがまとめられて、一つのDVRBが構成される。
【0101】
図9は、本発明の他の実施例によって分散仮想リソースブロック(DVRB)を用いるスケジューリングに対するスケジューリング情報構成方法の一例を説明するための図である。
【0102】
図8で説明したように、一つのサブフレームでDVRB方式送受信に使われる全体DVRB用PRBの個数によって、DVRB方式送受信に使われるPRBとDVRB構成が決定される方法を使用する場合、基地局で送信できるスケジューリング情報について説明する。この場合、本実施例では、基地局が任意のサブフレームで任意の端末機にDVRBを通じたデータ送受信をする場合、次のような情報を該当の端末機に知らせることを提案する。すなわち、
図9は、一つの端末機に対するスケジューリング情報を示したものである。
【0103】
基地局が任意のサブフレームでDVRB方式送受信に使われるDVRB用PRBの全体数80を知らせる。ここで、DVRB用PRBの全体数は、DVRBの全体数に置き換えることもできる。上述したように、DVRB方式送受信に使われるDVRB用PRBの全体数80がわかると、端末機は、DVRB送信に使われるPRBとそれらPRBを用いたDVRBの構成がわかる。
【0104】
そして、該当の端末機のデータ送受信に用いられるDVRB情報を送信する。一つの端末機には連続した番号のDVRBを通じてデータが送受信されるという規則を適用すると、基地局は、DVRBを通じてデータを送受信する端末機にはデータが送受信される開始DVRBのインデックス81とDVRB数82を知らせることによって、該端末機にデータが送受信されるDVRBを知らせることができる。ここで、DVRB数82は、REの量に置き換えることもできる。
【0105】
例えば、
図8の下端に示すDVRB構成方式によってスケジューリングされたとする。すなわち、DVRB方式送受信に使われるDVRB用PRBの数が4のとき、そのとき、DVRB送信に使われるPRBは、1番目、3番目、5番目、7番目であり、各PRB内のREは4グループに区別され、それぞれ順次に1、2、3、4のインデックスが割り当てられる。そして、各PRB内で同じインデックスが割り当てられるREグループがまとめられて、一つのDVRBが構成されると仮定する。
【0106】
この場合、DVRB方式送受信に使われるPRBの全体数80は、4個となる。受信側では、DVRB方式送受信に使われるDVRB用PRBの全体数80を4個として受信して、
図8の下端のようにDVRBが構成されたことがわかる。そして、DVRB情報がDVRBを直接知らせる形態で構成される場合には、DVRBインデックス情報である4に該当する情報を送信する。そして、該当の端末機に対するデータが送受信されるDVRB情報として開始DVRBインデックス81とDVRB数82を送信すると、DVRBインデックス情報である4と1個のDVRBに該当する情報とを送信する。受信側ではこのような情報を受信して、DVRBインデックスが4であるDVRB一つを用いてデータが送受信されることがわかる。
【0107】
以上の方式によって基地局スケジューラは各サブフレームで任意のPRBを自由に選択してDVRBを構成することによって、FDS方式送信とFSS方式送信とを自由に多重化することができる。
【0108】
より特徴的に、上述した実施例において、DVRB方式送受信に使われるDVRB用PRBの全体数80を、DVRBを通じてデータを送受信する各端末機にだけ、該端末機にスケジューリング情報を伝送する制御チャネルを通じて知らせることができる。このようにDVRBを通じてデータを送受信する各端末機にだけ、DVRB方式送受信に使われるDVRB用PRBの全体数80を送信すると、この情報を伝送するためのビットが追加される負担がないという効果が得られる。
【0109】
各端末機は、自身にLVRBを通じたグループスケジューリング情報、又は部分ビットマップスケジューリング情報が送信されるか、又は、DVRB方式スケジューリング情報が送信されるかが、スケジューリング情報が送信される下りリンク制御チャネルを復号化して読む前にはわからない。したがって、このような情報を送信する下りリンク制御チャネルは、スケジューリング方式にかかわらずに同一個数のビットに同一の符号化を適用して構成することが効率的である。すなわち、スケジューリング情報を知らせる情報ビット自体にどのようなスケジューリング方式が適用されるかを知らせる情報が含まれ、残り部分に該当のスケジューリング方式で知らせるべき情報が含まれることが好ましい。
【0110】
このとき、LVRBを通じたグループスケジューリング情報又は部分ビットマップスケジューリング情報はビットマップ方式でデータが送受信されるLVRBを知らせるため、サブフレーム内のLVRBの個数が多い場合には多くのビット数が必要となる。例えば、48個のLVRBを3個のLVRBグループにまとめてグループスケジューリング情報を構成する場合、データが送受信されるLVRBグループを知らせるために16ビットが必要となる。すなわち、スケジューリング情報は、少なくとも16ビットを通じて伝送されなければならない。
【0111】
本発明で提案するDVRBスケジューリング方式では、データ送受信がなされる1番目のDVRBのインデックスとその端末機にデータ送受信がなされるDVRB個数だけを知らせるため、最大12ビットしか必要としない。したがって、LVRBを通じたスケジューリング情報送信には既に16ビット以上が必要であるため、DVRB方式送受信に使われるPRBの全体数情報を追加しても、スケジューリング情報を送信する制御チャネルに使われる下りリンクリソースの増加はないか小さくなることが確認できる。
【0112】
図10は、本発明の一実施例によってセル別に別個の分散仮想リソースブロック(DVRB)を構成する方法の一例を説明するための図である。
【0113】
セルラシステムですべてのセルが同一に定義されるDVRB構成方式が適用されると、一つの端末機のデータ送信に割り当てられた特定DVRB内のREは、隣接セルの他の一端末機のデータ送信に割り当てられた特定DVRB内のREと完全に重複する確率が非常に高い。この場合、特に、データ送信に割り当てられたDVRBが重複する隣接セルの両端末機が互いに近くに位置している場合には、他の端末機に比べてお互い相対的に大きい干渉を誘発することができる。したがって、一つのセルでの特定DVRB内のREが、他のセルでの特定DVRB内のREと完全に重複する場合を避けるためには、特定DVRB内のREに対するランダム化が必要である。
【0114】
したがって、本実施例では、別個のセルでDVRB内に割り当てられるREをランダム化するために、各DVRB送信に使われる各DVRB用PRB内における相対的な副搬送波の位置、OFDMシンボルの位置、又はREの位置をセルごとに異なって定義する方式を提案する。
【0115】
図10は、任意のPRBで任意のDVRBにREをマッピングするための位置を、2つのセルで別個のインタリービングを用いてRE単位に異なって設定する例を示す。すなわち、DVRB送信に使われる各DVRB用PRBに含まれる20個のREに1から20までのインデックスを割り当てる。そして、各DVRB用PRBに含まれる20個のREに対してインタリービング又はシフティングを行なう。これにより、セル別に該当のREインデックスに対するREの位置が異なってくる。
【0116】
言い換えると、セル別にDVRBに同じインデックスを持つREを割り当てても、物理的な副搬送波又はOFDMシンボルの位置は互いに異なる。なお、このときに使われるインタリービング又はシフティング規則は、例えば、セルIDを入力とする場合には、より效果的にランダム化を行なうことができる。インタリービング又はシフティング規則は、上述したセルIDと一緒に又は別にランダムシーケンスを入力とすることができる。
【0117】
上述したインタリービング動作、又はシフティング動作は、個別的なRE単位に、又はREグループ単位に行なうことができる。例えば、同一副搬送波に属するRE単位に、又は、同一OFDMシンボルに属するRE単位に行なうことができる。また、インタリービング動作、又はシフティング動作はそれぞれのPRB内でだけでなく、1サブフレーム内でDVRB送信に割り当てられたPRB全体、又は一部PRBにわたって行なわれることができる。
【0118】
図11は、本発明の一実施例によってセル別に別個の分散仮想リソースブロック(DVRB)送信に使われるPRB選択方法の一例を説明するための図である。
【0119】
本実施例では、DVRB内に割り当てられたREに対する隣接セル間の干渉のランダム化だけでなく、隣接セル間においてDVRBに割り当てられたPRB間にだけ干渉を及ぼすのを防ぐために、サブフレーム内でDVRB送信に割り当てられるDVRB用PRBの選択をセルごとに変える方式を提供する。
【0120】
図11は、サブフレーム内でDVRB送信に割り当てられるDVRB用PRBの選択をセルごとに変える方式の一例を示す。例えば、セル1では、1番目、4番目、7番目のPRBを用いてDVRBを構成するのに対し、セル2では、セル1と違い、2番目、5番目、8番目のPRBを用いてDVRBを構成する。
【0121】
このように、セルごとにDVRB送信に割り当てられるDVRB用PRBの選択を変えるためには、PRBインデックス別に別個のシフティング、又はインタリービングを使用することができる。そして、このときに使われるシフティング、又はインタリービング規則は、上述したRE位置ランダム化におけると同様に、例えば、セルID又は所定のランダムシーケンスを入力とすることができる。
【0122】
データを送信する方法のうち上述したFSS方式では、主として周波数領域で連続した副搬送波を用いてデータを送信するため、LVRBを用いてデータを送信することが好ましい。そして、データを送信する方法のうちFDS方式では、周波数領域で連続していない副搬送波を用いてデータを送信するためにDVRBを用いてデータを送信することが好ましい。
【0123】
図12は、本発明の一実施例によってDVRBを用いた送信とLVRBを用いた送信を一つのサブフレーム内で多重化して送信する方法の一例を説明するための図である。
【0124】
既に説明したように、DVRBを用いた送信とLVRBを用いた送信は、1サブフレーム内で多重化されることが好ましい。特に、DVRB送信に、上述した一方式と類似に実際に送信されるDVRB個数によってDVRB方式送信に使われるPRB(以下、DPRBと称する。)の位置及び個数が定められ、この情報を直間接的にセル内の端末機に知らせる方式を適用し、LVRBスケジューリングに、上述したLVRBグループを用いたスケジューリングを適用すると、任意のサブフレームで任意のLVRBグループをなすPRBの一部がDVRB送信に割り当てられる場合が生じうる。
【0125】
例えば、
図12を参照すると、1サブフレームに48個のPRBが存在し、3個のPRBがまとめられて一つのLVRBグループをなすことによって、16個のLVRBグループが存在する。このときに、「*」表示されたPRBがDVRB送信に割り当てられると、LVRBグループ2番、6番、10番、15番は、LVRBグループ送信をする場合にDVRB送信と衝突する。
【0126】
そこで、本実施例では、任意のLVRBグループの一部が任意の端末機に対するDVRB送信に使われる場合、そのLVRBグループを通じて他の端末機に送信されるデータは、DVRB送信に使用されないLVRBだけを用いて送信する方式を提案する。すなわち、
図12の例で、LVRBグループ2番を通じて任意の端末機にLVRBグループスケジューリングによってデータを送信する場合は、LVRBグループ2番の3つのPRBのうち、DVRB送信に使用される最初のPRBを除く残り2つのPRB、すなわち、「#」表示されたPRBだけを通じて当該端末機にLVRB送信を行なうことができる。
【0127】
端末機側では、特定LVRBグループを通じてデータを受信する旨のスケジューリング情報を受けたときに、該LVRBグループをなすPRBのうち、DVRB送信に使用されるPRBがある場合、当該PRBを通じては自身に送信されるデータがないと仮定し、残りPRBに対してだけLVRBを通じて送信されるデータを受信することができる。
【0128】
上述したように、本発明の好ましい実施形態についての詳細な説明は、当業者が本発明を具現して実施できるように提供された。以上では本発明の好ましい実施形態に上げて本発明を説明してきたが、該当技術分野における熟練した当業者には、添付の特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域を逸脱しない範囲内で、本発明を多様に修正及び変更させることができるということが理解できる。上述の実施例では上りリンクデータパケットを送信する場合に適用されうる周波数跳躍方式を説明したが、その他下りリンクデータパケットを送信する場合などにも、本明細書内に記述された送信方法と同一又は類似の方法を用いることができるということは自明である。
【0129】
すなわち、本特許は、ここに開示された実施形態に制限されるものではなく、ここに開示された原理及び特徴と一致する最も広い範囲の権利を受けるためのものであることは明らかである。