特許第5658914号(P5658914)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社不二工機の特許一覧

特許5658914モータ式アクチュエータ及び弁装置用アクチュエータ
<>
  • 特許5658914-モータ式アクチュエータ及び弁装置用アクチュエータ 図000002
  • 特許5658914-モータ式アクチュエータ及び弁装置用アクチュエータ 図000003
  • 特許5658914-モータ式アクチュエータ及び弁装置用アクチュエータ 図000004
  • 特許5658914-モータ式アクチュエータ及び弁装置用アクチュエータ 図000005
  • 特許5658914-モータ式アクチュエータ及び弁装置用アクチュエータ 図000006
  • 特許5658914-モータ式アクチュエータ及び弁装置用アクチュエータ 図000007
  • 特許5658914-モータ式アクチュエータ及び弁装置用アクチュエータ 図000008
  • 特許5658914-モータ式アクチュエータ及び弁装置用アクチュエータ 図000009
  • 特許5658914-モータ式アクチュエータ及び弁装置用アクチュエータ 図000010
  • 特許5658914-モータ式アクチュエータ及び弁装置用アクチュエータ 図000011
  • 特許5658914-モータ式アクチュエータ及び弁装置用アクチュエータ 図000012
  • 特許5658914-モータ式アクチュエータ及び弁装置用アクチュエータ 図000013
  • 特許5658914-モータ式アクチュエータ及び弁装置用アクチュエータ 図000014
  • 特許5658914-モータ式アクチュエータ及び弁装置用アクチュエータ 図000015
  • 特許5658914-モータ式アクチュエータ及び弁装置用アクチュエータ 図000016
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5658914
(24)【登録日】2014年12月5日
(45)【発行日】2015年1月28日
(54)【発明の名称】モータ式アクチュエータ及び弁装置用アクチュエータ
(51)【国際特許分類】
   H02K 5/22 20060101AFI20150108BHJP
   H02K 7/116 20060101ALI20150108BHJP
【FI】
   H02K5/22
   H02K7/116
【請求項の数】8
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2010-129553(P2010-129553)
(22)【出願日】2010年6月7日
(65)【公開番号】特開2011-259540(P2011-259540A)
(43)【公開日】2011年12月22日
【審査請求日】2013年6月3日
(73)【特許権者】
【識別番号】391002166
【氏名又は名称】株式会社不二工機
(74)【代理人】
【識別番号】100106563
【弁理士】
【氏名又は名称】中井 潤
(72)【発明者】
【氏名】渡貫 徹
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 教郎
(72)【発明者】
【氏名】梅澤 仁志
【審査官】 西山 智宏
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−081706(JP,A)
【文献】 特開2008−179249(JP,A)
【文献】 実開平04−128507(JP,U)
【文献】 実開平05−078169(JP,U)
【文献】 特開平10−191616(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02K5/00−5/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング本体及びカバーを有するとともに、該ハウジング本体にモータ、歯車列及び出力歯車を取り付け、前記モータの出力軸の回転を前記歯車列に伝達して前記出力歯車を回転させるモータ式アクチュエータであって、
前記モータへの電力を外部から供給するための外部接続端子と、
前記モータ本体から突出し、前記外部接続端子と接続されるモータ側接続端子と、
前記モータのモータ本体を前記出力軸回りに回動させて前記モータ側接続端子と前記外部接続端子の相対位置を調整した後、該モータ本体を固定するためのモータ固定部とを備え
該モータ固定部は、前記モータ本体から水平方向に突出する突出部と、該突出部の先端部に鋸歯状の複数の歯を有する位置決め歯と、前記ハウジング本体に立設される凸部とを備え、前記位置決め歯の任意の隣接する2つの歯の間に前記凸部を接合又は噛合することにより前記突出部と該凸部を固定することを特徴とするモータ式アクチュエータ。
【請求項2】
ハウジング本体及びカバーを有するとともに、該ハウジング本体にモータ、歯車列及び出力歯車を取り付け、前記モータの出力軸の回転を前記歯車列に伝達して前記出力歯車を回転させるモータ式アクチュエータであって、
前記モータへの電力を外部から供給するための外部接続端子と、
前記モータ本体から突出するモータ側接続端子と
モータ側接続端子が接続される第1基板と、
一端が該第1基板に接続されるとともに、他端が前記外部接続端子に接続される内部接続端子と、
前記モータのモータ本体を前記出力軸回りに回動させて前記内部接続端子と前記外部接続端子の相対位置を調整した後、該モータ本体を固定するためのモータ固定部とを備え
該モータ固定部は、前記モータ本体から水平方向に突出する突出部と、該突出部の先端部に鋸歯状の複数の歯を有する位置決め歯と、前記ハウジング本体に立設される凸部とを備え、前記位置決め歯の任意の隣接する2つの歯の間に前記凸部を接合又は噛合することにより前記突出部と該凸部を固定することを特徴とするモータ式アクチュエータ。
【請求項3】
前記モータ本体の裏面に装着されるモータ支持板を備え、前記突出部が該モータ支持板に設けられることを特徴とする請求項又はに記載のモータ式アクチュエータ。
【請求項4】
前記モータ本体に前記突出部が設けられたモータ、又は、前記モータ本体の裏面に前記モータ支持板が装着されたモータが載置されるベースと、前記ハウジング本体に形成され、前記ベースが載置される保持台とを備え、該保持台に前記凸部が形成されるとともに、前記ベースに該保持台の凸部が挿通される取付孔が穿設されたことを特徴とする請求項又はに記載のモータ式アクチュエータ。
【請求項5】
前記カバーの内側に、前記突出部を前記ハウジング本体側に向けて押圧する押圧部を設けたことを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載のモータ式アクチュエータ。
【請求項6】
前記外部接続端子が、外部コネクタを接続するためのコネクタ接続部に挿設されることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のモータ式アクチュエータ。
【請求項7】
前記出力歯車の上面と平行な状態で配置され、該出力歯車の上面と対向する側の面に該出力歯車の回転状態を検出するためのセンサが装着された第2基板を備え、
該第2基板が前記ハウジング本体に取り付けられることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のモータ式アクチュエータ。
【請求項8】
請求項1乃至のいずれかに記載のモータ式アクチュエータにより構成され、前記出力歯車の回転により弁の開閉を制御することを特徴とする弁装置用アクチュエータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モータ式アクチュエータ及び弁装置用アクチュエータに関し、特に、流体の流れや流量を制御する電動弁等の開閉制御に使用されるのに適したモータ式アクチュエータ等に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、空調機器における冷媒の流量制御や、風呂、シャワーにおける燃焼ガス、空気、温水、液体燃料等の流量制御には、モータを利用して弁を開閉する電動弁が広く用いられている。電動弁(弁装置)の開閉に用いるモータ式アクチュエータとしては、種々のものが提案されており、その一例として、図1に示すモータ式アクチュエータ50が知られている。このモータ式アクチュエータ50は、上側ハウジング51Aに収容されたモータ52の下方に、下側ハウジング51Bに収容された歯車列53を配置し、モータ52の回転を歯車列53に伝達して歯車列53を回転させ、図示されない弁体を回転させるように構成される。
【0003】
上記モータ式アクチュエータ50では、電気接続用の接続基板として、モータ52に取り付けられた第1プリント基板54と、上側ハウジング51Aに取り付けられた第2プリント基板55とを有し、リード線56を介して、それらの基板54、55を相互に接続する。第1プリント基板54には、モータ52から突出する複数の接続端子52aが接続され、また、第2プリント基板55には、歯車53aに埋設された磁石53bの磁気を検知し、歯車53aの回転量や回転角度を検出するセンサ57と、コネクタ接続部58に挿設された複数の外部接続端子59とが接続される。尚、コネクタ接続部58には、外部の電源や制御装置からの外部コネクタ(不図示)が接続される。
【0004】
また、従来のモータ式アクチュエータの他の例として、例えば、特許文献1には、電気接続用の接続基板に、柔軟性を有する変形可能なフレキシブル基板を用いた装置が提案されている。このモータ式アクチュエータ60では、図1に示すように、略L字状に折り曲げられたフレキシブル基板61が上側ハウジング51Aに取り付けられ、フレキシブル基板61の一端部にモータ52の接続端子52aが接続される。また、フレキシブル基板61の他端部には、センサ57及び外部接続端子59が接続されるとともに、固定用の補強板62が付設される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第3394407号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図1に示すモータ式アクチュエータ50の組み立てにあたっては、先ず、上側ハウジング51Aの上下を反転させ、その状態で、裏面にモータ支持板71が固定されるとともに、側面に第1プリント基板54が装着されたモータ52を、上側ハウジング51Aの内側に取り付ける。次に、支持軸73や固定軸受74が固定又は形成されたベース72と、センサ57が装着された基板55とを、順に取り付け、第1プリント基板54から延びるリード線56と、コネクタ接続部58の外部接続端子59とを第2プリント基板55に半田付けする。次いで、歯車列53を構成する各歯車をベース72の支持軸73等に装着し、最後に、歯車列53を被うように下側ハウジング51Bを上側ハウジング51Aに取り付ける。
【0007】
また、図1に示すモータ式アクチュエータ60の組み立てにあたっても、先ず、裏面にモータ支持板71が一体的に固定されたモータ52の接続端子52aとフレキシブル基板61の一端部とを半田付けし、その後、補強板62を通じて、フレキシブル基板61の他端部を上側ハウジング51Aに取り付ける。以後は、モータ式アクチュエータ50の場合と同様にして組み立てる。
【0008】
このように、モータ式アクチュエータ50、60のいずれにおいても、モータ52から順に取り付けていくが、その際に、モータ52が正確に位置決めされた状態で収容されていないと、或いは、モータ52が正確に位置決めされたとしても、該モータ52から引き出されている接続端子52aの位置ずれなどがあると、外部接続端子59に対する接続端子52aの相対位置にずれ(図1図1の紙面に垂直な方向へのずれ)が生じる。このため、リード線56及びフレキシブル基板61を用いてそのずれを吸収する必要があり、その結果、当該アクチュエータの構造が複雑となっていた。
【0009】
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、簡単な構造で端子や半田付け箇所への負荷を軽減し、それらの破損を防止することが可能なモータ式アクチュエータ等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明は、ハウジング本体及びカバーを有するとともに、該ハウジング本体にモータ、歯車列及び出力歯車を取り付け、前記モータの出力軸の回転を前記歯車列に伝達して前記出力歯車を回転させるモータ式アクチュエータであって、前記モータへの電力を外部から供給するための外部接続端子と、前記モータ本体から突出し、前記外部接続端子と接続されるモータ側接続端子と、前記モータのモータ本体を前記出力軸回りに回動させて前記モータ側接続端子と前記外部接続端子の相対位置を調整した後、該モータ本体を固定するためのモータ固定部とを備え、該モータ固定部は、前記モータ本体から水平方向に突出する突出部と、該突出部の先端部に鋸歯状の複数の歯を有する位置決め歯と、前記ハウジング本体に立設される凸部とを備え、前記位置決め歯の任意の隣接する2つの歯の間に前記凸部を接合又は噛合することにより前記突出部と該凸部を固定することを特徴とする。
【0011】
そして、本発明によれば、モータの取り付けにあたり、接続端子と外部接続端子の相対位置を調整した後にモータを固定することができるため、各種の端子や半田付け箇所への負荷を取り除いた状態でモータを取り付けることができ、端子や半田付け箇所の破損を防止することが可能になる。また、突出部の先端部に鋸歯状の複数の歯を有する位置決め歯と、前記ハウジング本体に立設される凸部とを備え、前記位置決め歯の任意の隣接する2つの歯の間に前記凸部を接合又は噛合することにより突出部と凸部を固定することができ、簡単な構成で、モータ本体の回動角度を適切に固定することが可能になる。
【0013】
また、本発明は、ハウジング本体及びカバーを有するとともに、該ハウジング本体にモータ、歯車列及び出力歯車を取り付け、前記モータの出力軸の回転を前記歯車列に伝達して前記出力歯車を回転させるモータ式アクチュエータであって、前記モータへの電力を外部から供給するための外部接続端子と、前記モータ本体から突出するモータ側接続端子と、該モータ側接続端子が接続される第1基板と、一端が該第1基板に接続されるとともに、他端が前記外部接続端子に接続される内部接続端子と、前記モータのモータ本体を前記出力軸回りに回動させて前記内部接続端子と前記外部接続端子の相対位置を調整した後、該モータ本体を固定するためのモータ固定部とを備え、該モータ固定部は、前記モータ本体から水平方向に突出する突出部と、該突出部の先端部に鋸歯状の複数の歯を有する位置決め歯と、前記ハウジング本体に立設される凸部とを備え、前記位置決め歯の任意の隣接する2つの歯の間に前記凸部を接合又は噛合することにより前記突出部と該凸部を固定することを特徴とする。
【0014】
そして、本発明によれば、モータの取り付けにあたり、内部接続端子と外部接続端子の相対位置を調整した後にモータを固定することができるため、各種の端子や半田付け箇所への負荷を取り除いた状態でモータを取り付けることができ、端子や半田付け箇所の破損を防止することが可能になる。また、突出部の先端部に鋸歯状の位置決め歯を形成し、位置決め歯の隣接する任意の2つの歯の間に凸部を接合又は噛合することにより、突出部と凸部を固定することができ、これによれば、簡単な構成で、モータ本体の回動角度を適切に固定することが可能になる。
【0016】
上記モータ式アクチュエータにおいて、前記モータ本体の裏面に装着されるモータ支持板を備え、前記突出部を該モータ支持板に設けることができる。
【0017】
上記モータ式アクチュエータにおいて、前記モータ本体に前記突出部が設けられたモータ、又は、前記モータ本体の裏面に前記モータ支持板が装着されたモータが載置されるベースと、前記ハウジング本体に形成され、前記ベースが載置される保持台とを備え、該保持台に前記凸部を形成するとともに、前記ベースに該保持台の凸部が挿通される取付孔を穿設することができる。これによれば、ハウジング本体の凸部を利用して、ベースの位置決め及び固定と、モータ本体の回動角度の固定との双方を行うことが可能になる。
【0018】
上記モータ式アクチュエータにおいて、前記カバーの内側に、前記突出部を前記ハウジング本体側に向けて押圧する押圧部を設けることができ、これによれば、モータを強固に固定することが可能になる。
【0019】
上記モータ式アクチュエータにおいて、前記外部接続端子を、外部コネクタを接続するためのコネクタ接続部に挿設することができる。
【0020】
上記モータ式アクチュエータにおいて、前記出力歯車の上面と平行な状態で配置され、該出力歯車の上面と対向する側の面に該出力歯車の回転状態を検出するためのセンサが装着された第2基板を備え、該第2基板を前記ハウジング本体に取り付けることができる。この構成によれば、センサ及び出力歯車の双方をハウジング本体側に取り付け可能となり、センサの位置合わせが容易となる。これにより、センサと被検知体の位置関係に製品毎のばらつきが生じることを防止し、回転状態の検出精度を安定させることが可能になる。
【0021】
また、本発明は、弁装置用アクチュエータであって、上記いずれかに記載のモータ式アクチュエータにより構成され、前記出力歯車の回転により弁の開閉を制御することを特徴とする。本発明によれば、前記発明と同様に、端子や半田付け箇所の破損を防止することができ、信頼性を向上させることが可能な弁装置用アクチュエータを提供することができる。
【発明の効果】
【0022】
以上のように、本発明によれば、端子や半田付け箇所への負荷を軽減し、それらの破損を防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明にかかるモータ式アクチュエータの一実施の形態を示す図であり、(a)は、上側ハウジングを取り外した状態のモータ式アクチュエータの上面図、(b)は、モータ式アクチュエータ(全体)を(a)のA−A線で切断した状態の断面図である。
図2図1の上側ハウジングを示す図であり、(a)は、仰視図、(b)は、(a)のB部の拡大側面図である。
図3図1の下側ハウジングの俯瞰図である。
図4】(a)は、図1のモータ及びモータ支持板の仰視図であり、(b)は、モータ支持板の下面図である。
図5図1のベースの下面図である。
図6図1の外部接続端子の先端部を示す拡大図であり、(a)は上面図、(b)は一部破断正面図である。
図7図1の下側ハウジングを示す図であり、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は(a)のC−C線断面図である。
図8】モータ及びモータ支持板を取り外した状態での下側ハウジング及びその装着部品の断面図である。
図9図1の第2プリント基板の上面図である。
図10図1の弁装置用アクチュエータの組立工程を示す図であり、(a)は、上面図、(b)は、(a)のE部の拡大図である。
図11図1の弁装置用アクチュエータの組立工程を示す拡大図である。
図12】モータ支持板の突出部の他の例を示す拡大図である。
図13モータ支持板の突出部及び下側ハウジングの凸部の他の例を示す拡大図である
図14従来のモータ式アクチュエータの一例を示す断面図である。
図15従来のモータ式アクチュエータの他の例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。尚、以下の説明では、本発明にかかるモータ式アクチュエータを、弁装置の開閉を制御するための弁装置用アクチュエータに適用した場合を例示する。
【0025】
図1は、本発明にかかるモータ式アクチュエータを適用した弁装置用アクチュエータの一実施の形態を示し、この弁装置用アクチュエータ1は、大別して、ハウジング2(2A、2B)と、ステッピングモータ(以下、「モータ」という)3と、歯車列4等で構成される。
【0026】
ハウジング2は、合成樹脂によって形成され、2つ割りに形成された上側ハウジング(カバー)2A及び下側ハウジング(ハウジング本体)2Bから構成される。
【0027】
図2に示すように、上側ハウジング2Aの内側には、モータ3(図1参照)を収容するための収容部10が設けられ、その収容部10を囲むように、内側蓋面2cから立直する環状壁2dが形成される。環状壁2dの下面2eには、後述する突出部20c〜20fの位置に合わせ、4つの押さえ突起2f〜2iが突設される。また、上側ハウジング2Aの下端には、全周に亘って凹状防水壁11が設けられ、さらに、上側ハウジング2Aの長手側の側面には、係止孔12aを有する複数のスナップフィット部12と、弁装置(不図示)を取り付けるための取付部13とが設けられる。
【0028】
図3に示すように、下側ハウジング2Bの内側には、歯車列4等を収容するための収容部14が設けられ、また、下側ハウジング2Bの上端には、全周に亘り、上側ハウジング2Aの全周に亘り形成された凹状防水壁11(図2参照)と係合する凸状防水壁15が形成される。さらに、下側ハウジング2Bの長手側の側面には、上側ハウジング2Aのスナップフィット部12が係止される複数の係止爪16と、弁装置(不図示)を取り付けるための取付部17とが設けられる。
【0029】
図1(b)に示すように、下側ハウジング2Bの上部には、モータ支持板20がベース21とともに取り付けられ、このモータ支持板20の上面に、モータ本体3d(図4)と、モータ本体3dから水平方向に突出する複数の接続端子3aと、下方に突出する出力軸3bとを備えたモータ3が取り付けられる。
【0030】
モータ3の接続端子3aは、接続端子3aと直交して配置された第1プリント基板5の下部に接続され、第1プリント基板5の上部には、水平方向に延びる複数の第1内部接続端子22の一端が接続される。第1内部接続端子22の他端は、後述する外部接続端子36の上端部に接続される。尚、第1プリント基板5は、平板状のリジッド基板によって構成される。
【0031】
ここで、第1内部接続端子22の高さは、モータ3が取り付けられた状態のモータ支持板20を下側ハウジング2Bの上部に載置したときに、第1内部接続端子22が外部接続端子36の上端部に位置するような高さに設定される。
【0032】
図4(a)、(b)に示すように、モータ本体3dの裏面に装着されるモータ支持板20は、モータ本体3dの裏面と略同形に形成された支持板本体20aと、支持板本体20aと一体に形成され、水平方向に突出する突出部20c〜20fとを備える。
【0033】
支持板本体20aの中央には、モータ3の出力軸3bを挿通させるための貫通孔20bが穿設され、この貫通孔20bには、モータ本体3dの裏面から下方に突出する円柱状凸部3cが嵌入される。尚、モータ支持板20は、溶接、かしめ等によりモータ本体3dの裏面に固着される。
【0034】
突出部20c〜20fは、支持板本体20aの外周上に所定の間隔を隔てて配置され、図4(b)に示すように、各々の先端部20g〜20jが、モータ本体3dの側周面と略同一曲率を有する円弧状に形成される。また、突出部20c〜20fのうち、接続端子3aの反対側に位置する突出部20e、20fの先端部20i、20jには、鋸歯状の位置決め歯20k、20mが形成される。
【0035】
図5に示すように、モータ支持板20が載置されるベース21は、モータ3の出力軸3bが挿通する貫通孔21aと、ベース21を下側ハウジング2Bに固定するための取付孔21b〜21dと、ベース21の下面21fに形成され、下方に突出する固定軸受21e(図1(b)参照)と、ベース21の下面21fに固着され、下方に延びる棒状の固定軸29、30(図1(b)参照)とを備える。また、ベース21の下面21fには、後述するように、第2プリント基板6を仮位置決めするための突起21mが植設される。
【0036】
図1に戻り、下側ハウジング2Bの内部には、下側ハウジング2Bの底面とベース21の下面21fとの間の空隙を利用して歯車列4が収容され、歯車列4は、モータ3の出力軸3bに装着された第1歯車23と、第2歯車24〜第6歯車28とで構成される。
【0037】
第1歯車23と噛合する第2歯車24と、第3歯車(ピニオン)25とは、一体的に形成されるとともに、ベース21に上端が固着された固定軸29(図5参照)に回転自在に軸支される。また、第3歯車25と噛合する第4歯車26と、第5歯車(ピニオン)27とは、一体的に形成されるとともに、ベース21に上端が固着された固定軸30(図5参照)に回転自在に軸支される。さらに、第5歯車27と噛合する第6歯車28(出力歯車)は、ベース21に形成された固定軸受21eに回転自在に軸支され、この第6歯車28には、磁石8(被検知体)が埋設される。この第6歯車28内に弁装置(不図示)の弁体が挿入連結され、該弁体の回転角(位置)が後述のセンサ7により検知される。
【0038】
尚、上記の固定軸29、30の下端は、下側ハウジング2Bの底部に形成された凹部31、32(図7(a)参照)に挿入され、また、第6歯車28の下部は、下側ハウジング2Bの底部に形成された筒状部33(図7(a)参照)内に挿入される。
【0039】
さらに、図1(b)に示すように、下側ハウジング2Bの短手側の側面の上部には、外部の電源や制御装置からの外部コネクタ(不図示)を接続するためのコネクタ接続部35が下側ハウジング2Bと一体に形成される。コネクタ接続部35は、下方に開口するとともに、大半(接続部35の半分以上)が下側ハウジング2Bの上端よりも上方に位置するように形成される。
【0040】
コネクタ接続部35の蓋部(開口と反対側の端部)には、上方に延びる複数の外部接続端子36が挿設される。これら外部接続端子36は、上端部が上側ハウジング2A内に位置するように配置され、該上端部には、図6に示すように、同端部を二股に分ける直線状の端子溝36aが形成される。
【0041】
尚、外部接続端子36の上端部を上側ハウジング2A内に位置させ、コネクタ接続部35を下方に開口させるのは、弁装置用アクチュエータ1の上方で結露が生じて上側ハウジング2Aの上面に水が滴下した場合に、弁装置用アクチュエータ1の内部に水が浸入するのを防止するためである。
【0042】
図7に示すように、下側ハウジング2Bの内側面には、モータ3、モータ支持板20及びベース21を保持するための複数の保持台38〜43が下側ハウジング2Bと一体に形成される。このうち、保持台38〜40の上面には、モータ支持板20及びベース21を下側ハウジング2Bに接合するための凸部38a〜40aが形成される。尚、モータ支持板20及びベース21と下側ハウジング2Bとの接合方法については、後に詳述する。
【0043】
また、図7(a)、(d)に示すように、保持台38、39の間には、第2プリント基板6を保持するための一対の基板保持台45、46が下側ハウジング2Bと一体に形成される。これら基板保持台45、46は、保持台38、39よりも低くなるように形成され、各々の上面には、第2プリント基板6を下側ハウジング2Bに固定するための凸部45a、46aが形成される。
【0044】
第2プリント基板6は、図8に示すように、第6歯車28の上面と平行に配置され、その下面には、センサ7が取り付けられる。第2プリント基板6には、図9に示すように、基板保持台45、46の凸部45a、46a(図7(d)参照)が挿通される取付孔6aと、第2プリント基板6の仮位置決め時にベース21の下面21fの突起21m(図5参照)が挿入される小孔6bとが穿設される。尚、図9では、第2プリント基板6の表裏面に形成されるパターン配線や、リード線を挿入接続するための接続孔等の図示を省略している。
【0045】
また、第2プリント基板6には、図8に示すように、略直角に折り曲げ形成され、第2プリント基板6を外部接続端子36に接続するための第2内部接続端子47が接続される。第2内部接続端子47の長軸部47aは、第2プリント基板6と直交し、一方、短軸部47bは、外部接続端子36と直交する。
【0046】
長軸部47aの長さL(第2プリント基板6の上面から短軸部47bまでの長さ)は、第2内部接続端子47が接続された状態の第2プリント基板6を下側ハウジング2Bの上部に設置したときに、第2内部接続端子47の短軸部47bが外部接続端子36の上端部に位置するような長さに設定される。また、半田付け作業の円滑化を図るため、短軸部47bは、第1プリント基板5に接続される第1内部接続端子22(図1(b)参照)と略同一の高さに位置するように形成される。尚、第2プリント基板6は、平板状のリジッド基板によって構成される。
【0047】
センサ7は、第6歯車28の回転量や回転角度を検出するために備えられ、ホールIC等の磁気検出素子によって構成される。このセンサ7は、第6歯車28の磁石8の磁極形成面と対向して配置され、磁石8の磁気(センサ7の下方での磁界の変化)を検知する。
【0048】
次に、上記構成を有する弁装置用アクチュエータ1の組立方法について、図1図10を参照しながら説明する。
【0049】
予め、モータ3の裏面にモータ支持板20を装着するとともに、モータ3の出力軸3bに第1歯車23を取り付けておく。また、第1プリント基板5に第1内部接続端子22を取り付け、その後、モータ3の接続端子3aに第1プリント基板5を接続する。さらに、第2プリント基板6にセンサ7を取り付けるとともに、第2内部接続端子47を接続しておく。
【0050】
組み立てに際しては、先ず、固定軸29、30の上端が固定されたベース21(図5参照)を裏返し、ベース21の下面21fが上を向く状態とする。その状態で、センサ7及び第2内部接続端子47が取り付けられた状態の第2プリント基板6を、ベース21の下面21fの所定の位置に載置する。この載置(仮位置決め)は、第2プリント基板6に設けた2つの小孔6b(図9参照)に、ベース21の下面21fに植設した2つの突起21mを挿入するように行われる。
【0051】
次いで、第2〜第6歯車24〜28を順に載置し、その後、第2〜第6歯車24〜28を被うように下側ハウジング2Bを被せる。このとき、基板保持台45、46の凸部45a、46aの先端が、第2プリント基板6に設けた2つの取付孔6a(図9参照)に挿入される。また、下側ハウジング2Bを被せる際、固定軸29、30の下端を、下側ハウジング2Bの底部に形成した凹部31、32(図7(a)参照)に挿入するとともに、第6歯車28の下部を、下側ハウジング2Bの底部に形成した筒状部33(図7(a)参照)に挿入する。さらに、下側ハウジング2Bの保持台38〜40に形成した凸部38a〜40a(図7(a)参照)を、ベース21に穿設した取付孔21b〜21d(図5参照)に挿入し、ベース21と下側ハウジング2Bの位置決めを行う。
【0052】
上記のようにして組み付けた構造体の上下を再度反転してベース21が上側に位置する状態とする。この再度の反転により、第2プリント基板6は、その取付孔6aに凸部45a、46aが挿入されたまま、基板保持台45、46上に落下し、これにより、第2プリント基板6の位置決めが行われる。
【0053】
これと同時に、第2内部接続端子47の短軸部47b(図8参照)の端部を、外部接続端子36の端子溝36a(図6参照)に挿入する。その後、凸部45a、46aの先端部をつぶす等して第2プリント基板6をかしめ、第2プリント基板6を下側ハウジング2Bに固定する。
【0054】
次に、モータ3の円柱状凸部3c(図4(a)参照)をベース21の貫通孔21a(図5参照)に嵌め込みつつ、モータ支持板20が装着された状態のモータ3をベース21上に載置し、図10(b)に示すように、モータ支持板20の突出部20eを、下側ハウジング2Bの凸部40aに当接又は近接させる。また、モータ3をベース21上に載置するのと同時に、第1プリント基板5から延びる第1内部接続端子22(図1(b)参照)の端部を、外部接続端子36の端子溝36a(図6参照)に挿入する。
【0055】
そして、図10(a)に示すように、モータ本体3dを出力軸3b回り(矢印D方向)に回動させて第1内部接続端子22の位置を調整し、第1内部接続端子22や外部接続端子36の端子溝36aに加わる負荷を取り除く。
【0056】
その後、下側ハウジング2Bの凸部38a〜40aの先端を溶融するなどして潰し、凸部38a〜40aによってベース21をかしめる。このとき、下側ハウジング2Bの凸部40aを突出部20eの位置決め歯20kに溶着して樹脂を歯の形状に成型することにより、モータ本体3dの回動角度(第1内部接続端子22の位置)を固定する。
【0057】
尚、モータ支持板20の突出部20fにおいては、相手方となる凸部が存在しないにも拘わらず、位置決め歯20mを設けているが、これは、モータ支持板20をモータ本体3dの裏面に装着する際の作業性に配慮したものである。すなわち、左右(図10(a)の紙面上では上下)の突出部20e、20fの双方に位置決め歯20k、20mを設けることで、モータ支持板20の平面形状を左右対称とし、モータ本体3dへの取り付けの際に、モータ支持板20の表裏を意識せずに済むようにしている。
【0058】
モータ3、モータ支持板20及びベース21の取り付けが完了すると、第1プリント基板5の第1内部接続端子22と外部接続端子36との半田付けを行うとともに、第2プリント基板6の第2内部接続端子47と外部接続端子36との半田付けを行う。この際、第1及び第2内部接続端子22、47の高さが同一であり、半田付け箇所が横一線に並ぶため、半田付けが行い易く、速やかに作業を進めることができる。尚、半田付けは、手作業で行ってもよいし、機械的に行ってもよい。
【0059】
次いで、上側ハウジング2Aを被せ、図11に示すように、上側ハウジング2Aの内側に設けた環状壁2dの押さえ突起2f〜2i(図2(a)参照)を、モータ支持板20の突出部20c〜20fの上面に当接させる。最後に、上側ハウジング2Aのスナップフィット部12(図2参照)を下側ハウジング2Bの係止爪16に係止し、これによって、モータ支持板20を下方に押圧するとともに、上側ハウジング2Aと下側ハウジング2Bを接合する。また、上側及び下側ハウジング2A、2Bの接合の際、上側ハウジング2Aの凹状防水壁11が下側ハウジング2Bの凸状防水壁の外側に密着し、これによって、弁装置用アクチュエータ1の防水性が高められる。
【0060】
以上のように、本実施の形態によれば、先端部に位置決め歯20kを形成した突出部20eをモータ支持板20に設けるとともに、位置決め歯20kと下側ハウジング2Bに立設した凸部40aとを接合してモータ本体3dの回動角度を固定するように構成したため、モータ3の取り付けにあたり、モータ本体3dを出力軸3b回りに回動させて第1内部接続端子22と外部接続端子36の相対位置を調整した後に、モータ3を固定することができる。このため、各種の端子や半田付け箇所に過大な負荷が加わるのを回避することができ、端子や半田付け箇所の破損を防止することが可能になる。
【0061】
また、上側ハウジング2Aの内側に環状壁2d及び押さえ突起2f〜2iを形成し、突起2f〜2iによって、モータ支持板20の突出部20c〜20fを下方に押圧するように構成したため、押さえ突起2f〜2iとベース21によって、モータ支持板20を挟持(縦方向に押圧)することができ、モータ3を強固に固定することが可能になる。このように、押え突起とベースとによりモータ支持板20が挟持されるので、位置決め歯20kに対する凸部40aの溶着は、モータ支持板20を、その回転方向に対してのみ位置決するためのものとしてもよい。
【0062】
さらに、図8に示すように、第2プリント基板6に接続される第2内部接続端子47を折り曲げ形成し、長軸部47aと短軸部47bを略直角に交差させるため、第2内部接続端子47の下側空間48を広く取ることができる。その分、コネクタ接続部35を上方に配置することができ、コネクタ接続部35の下側空間49の縦幅Wを大きくすることができる。このため、コネクタ接続部35が下方に開口する状態であっても、外部コネクタを容易に挿入することが可能になる。
【0063】
また、センサ7を装着した状態の第2プリント基板6を下側ハウジング2Bに取り付けるため、センサ7及び第6歯車28の双方を下側ハウジング2B側に取り付け可能となり、センサ7と第6歯車28上の磁石8との位置合わせが容易となる。これにより、両者の位置関係に製品毎のばらつきが生じることを防止し、回転状態の検出精度を安定させることが可能になる。
【0065】
また、上記実施の形態においては、下側ハウジング2Bの凸部40aを位置決め歯20kに溶着させることで、モータ本体3dの回動角度を固定するが、図1に示すように、凸部40aと位置決め歯20kを噛合させることで、モータ本体3dの回動角度を固定してもよい。この場合、必ずしも、凸部40aを位置決め歯20kに溶着させる必要はない。
【0066】
さらに、図1に示すように、突出部20eの位置決め歯20kを鋭角状に形成するとともに、下側ハウジング2Bの凸部40aを上面視菱形状に形成し、両者を噛合させるように構成することもできる。
【0067】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、それらの構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
【0068】
例えば、上記実施の形態においては、本発明にかかるモータ式アクチュエータを弁装置用アクチュエータに適用した場合を例示したが、本発明は、他のアクチュエータにも広く適用することができる。
【0069】
また、第1プリント基板5及び第1内部接続端子22を介して、モータ3の接続端子3aと外部接続端子36の上端部とを接続するが、第1プリント基板5及び第1内部接続端子22を省略し、モータ3の接続端子3aを外部接続端子36に直接接続するようにしてもよい。この場合、モータ3の取り付けにあたっては、モータ本体3dを回動させて接続端子3aの位置を調整することになる。
【0070】
さらに、モータ支持板20とベース21を別体で構成し、重ね合わせて配置するようにしているが、これらを一体に形成することもできる。この場合、突出部20c〜20fは、モータ本体3dの下部側面に設ければよい。
【0071】
また、下側ハウジング2Bに3個の凸部38a〜40aを設けるが、4個の凸部を設け、突出部20e、20fの双方に凸部を溶着させるようにしてもよい。尚、凸部の数は、3又は4に限られるものではなく、1若しくは2、又は5以上とすることもできる。当然に、突出部20c〜20fの数も4に限られるものではなく、1〜3、又は5以上とすることができる。
【0072】
さらに、上側ハウジング2Aの環状壁2dに押さえ突起2f〜2iを設け、これらの押さえ突起2f〜2iをモータ支持板20の突出部20c〜20fの上面に当接させるが、押さえ突起2f〜2iを省略し、環状壁2dの下面2eを突出部20c〜20fに当接させるようにしてもよい。
【0073】
また、センサ7として磁気センサを例示したが、歯車列4の回転状態を検出し得るものであれば、他のセンサを用いることもできる。
【符号の説明】
【0074】
1 弁装置用アクチュエータ
2 ハウジング
2A 上側ハウジング(カバー)
2c 内側蓋面
2d 環状壁
2e 下面
2f〜2i 押さえ突起
2B 下側ハウジング(ハウジング本体)
3 モータ
3a 接続端子
3b 出力軸
3c 円柱状凸部
3d モータ本体
4 歯車列
5 第1プリント基板
6 第2プリント基板
6a 取付孔
6b 小孔
7 センサ
8 磁石
10 収容部
11 凹状防水壁
12 スナップフィット部
12a 係止孔
13 取付部
14 収容部
15 凸状防水壁
16 係止爪
17 取付部
20 モータ支持板
20a 支持板本体
20b 貫通孔
20c〜20f 突出部
20g〜20j 先端部
20k、20m 位置決め歯
21 ベース
21a 貫通孔
21b〜21d 取付孔
21e 固定軸受
21f 下面
21m 突起
22 第1内部接続端子
23 第1歯車
24 第2歯車
25 第3歯車
26 第4歯車
27 第5歯車
28 第6歯車
29、30 固定軸
31、32 凹部
33 筒状部
35 コネクタ接続部
36 外部接続端子
36a 端子溝
38〜43 保持台
38a〜40a 凸部
45、46 基板保持台
45a、46a 凸部
47 第2内部接続端子
48 第2内部接続端子の下側空間
49 コネクタ接続部の下側空間
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15