特許第5658933号(P5658933)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5658933キャリアの殺菌を含む容器の処理のための装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5658933
(24)【登録日】2014年12月5日
(45)【発行日】2015年1月28日
(54)【発明の名称】キャリアの殺菌を含む容器の処理のための装置
(51)【国際特許分類】
   B29C 49/42 20060101AFI20150108BHJP
   B67C 3/00 20060101ALI20150108BHJP
   B08B 3/02 20060101ALI20150108BHJP
   B65G 45/22 20060101ALI20150108BHJP
   B65G 45/18 20060101ALI20150108BHJP
【FI】
   B29C49/42
   B67C3/00
   B08B3/02 C
   B65G45/22 C
   B65G45/18 A
   B65G45/22 D
【請求項の数】22
【外国語出願】
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2010-159775(P2010-159775)
(22)【出願日】2010年7月14日
(65)【公開番号】特開2011-46189(P2011-46189A)
(43)【公開日】2011年3月10日
【審査請求日】2013年4月12日
(31)【優先権主張番号】10 2009 033 809.8
(32)【優先日】2009年7月18日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】508120916
【氏名又は名称】クロネス アーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヴィンツィンガー、フランク
(72)【発明者】
【氏名】アルバース、フィリップ
【審査官】 鏡 宣宏
(56)【参考文献】
【文献】 特開平3−290226(JP,A)
【文献】 特表2010−523374(JP,A)
【文献】 特開2007−111886(JP,A)
【文献】 特開2008−183899(JP,A)
【文献】 特開2001−340821(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B29C 49/00−49/80
B08B 3/02
B65G 45/18,45/22
B67C 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器(10)を処理するための装置(1)であって、
所定の搬送経路(P)に沿って容器(10)を搬送する搬送装置(2)を備えており、該搬送装置(2)が、容器(10)を保持するための複数の保持部材(4)を有しており、該保持部材(4)が前記所定の搬送経路(P)に沿って搬送され、
前記保持部材(4)を少なくとも一部分において清浄化するための清掃装置(8)を備え、
前記保持部材のうち少なくとも後に容器に接触する領域が前記清掃装置(8)により清掃されることを特徴とする装置(1)。
【請求項2】
容器(10)を引き取る引き継ぎゾーン(A)および容器を渡す転送ゾーン(B)を備えていることを特徴とする請求項1に記載の装置(1)。
【請求項3】
前記清掃装置が、前記搬送経路(P)のうちの前記装置(1)の運転中に容器が存在しないゾーン(C)に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
容器を加熱するための少なくとも1つの加熱素子(12)を前記搬送経路(P)に沿って有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置(1)。
【請求項5】
前記清掃装置(8)が、殺菌液が入れられた容器(14)を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の装置(1)。
【請求項6】
容器(10)を前記液に沈めることができることを特徴とする請求項5に記載の装置(1)。
【請求項7】
前記保持部材が、容器(10)の口に係合する保持マンドレル(42)を備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記清掃装置が、前記保持部材(4)を清掃するための少なくとも1つのブラシ手段を備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
前記保持部材を乾燥させるための乾燥装置(16)が、前記保持部材(4)の搬送方向において前記清掃装置(8)の下流に設けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の装置(1)。
【請求項10】
前記保持マンドレル(42)の通過時に開くバルブを備え、
前記バルブが開くとき、殺菌液が、前記保持マンドレル(42)の内側のチャネルを流れ、
カバー手段(90)が、少なくとも1つの保持部材(4)に配置され、前記保持マンドレル(42)の内側のチャネルを流れた洗浄液を、少なくとも一部分において前記カバー手段(90)上で案内することができることを特徴とする請求項7に記載の装置(1)。
【請求項11】
前記装置(1)は、プラスチック予備成形物をプラスチック容器へと成型するための装置であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の装置。
【請求項12】
前記保持部材(4)が、把持顎であることを特徴とすることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の装置。
【請求項13】
前記搬送装置(2)は、スターホイールであることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の装置。
【請求項14】
前記清掃装置(8)は、静止していることを特徴とすることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の装置。
【請求項15】
前記保持部材(4)が連続的に回転している最中に、前記清掃装置(8)は、前記保持部材(4)を清掃することを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の装置。
【請求項16】
請求項1〜15のいずれか一項に記載の装置(1)を使用して容器を処理するためのシステム(50)であって、
プラスチック予備成形物をプラスチック瓶へと成型するための成型ユニットを備えているシステム(50)。
【請求項17】
前記成型装置が、容器の搬送方向において前記装置(1)の下流に配置されていることを特徴とする請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
容器を処理するための方法であって、
容器が、搬送装置(2)によって所定の搬送経路(P)に沿って搬送され、容器が、前記搬送装置に配置された複数の保持部材(8)によって間隔を空けた態様で搬送され、
前記保持部材(8)の少なくとも後に容器に接触する領域が、前記搬送経路の部分セクションにおいて殺菌されることを特徴とする方法。
【請求項19】
いかなる容器も配置されていないセクションにおいて前記保持部材(8)が殺菌されることを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項20】
容器が、引き継ぎゾーン(A)において前記搬送装置(2)によって受け取られ、転送ゾーン(B)において前記搬送装置(2)によって渡されることを特徴とする請求項18または19に記載の方法。
【請求項21】
前記保持部材が、殺菌後に乾燥させられることを特徴とする請求項18〜20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記容器が、前記搬送経路において加熱されることを特徴とする請求項18〜21のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器を処理するための装置および方法に関する。例えば飲料瓶などのプラスチック容器の製造時に、プラスチック予備成形物を最初に製作し、その後にブロー成型によって加熱して、容器へと膨張させることが、きわめて長期にわたって従来技術から知られている。本発明は、特にはこの種の装置に適用可能であるが、本発明による装置を、例えばガラス容器を満たすための装置など、他の装置においても使用できることに、注意すべきである。
【背景技術】
【0002】
飲料製造業の領域においては、充填プロセスの際に、清浄度および無菌性にとくに集中することが重要である。容器の種々の処理段階が、製造および充填される容器を、複数の搬送装置によって搬送することを必要とする。結果として、この搬送が、汚染につながる可能性がある。
【0003】
WO 2008/125 216 A1から、容器を製造するための装置および成型体の製造方法が知られている。この装置の文脈において、UV放射器などの放射手段が、例えばブロー用ホイールへと取り付けられ、これらのUV放射器によって、容器を製造するための装置の表面の各部(例えば、ハウジングの壁など)が清浄化される旨が記載されている。このようにして、この装置は、装置の各部について或る程度は満足できる殺菌を可能にしているが、特には容器を保持して運ぶ部材が、汚染に関して特段の危険因子である。このことは、特には、予備成形物を搬送するために予備成形物の内側に係合するような保持部材や、容器の口に係合する保持部材に当てはまる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、本発明は、優れた殺菌効果を達成することができ、したがってシステムの清潔さの程度の向上を達成することができる装置および方法を提供するという目的にもとづく。これが、本発明によれば、請求項1に記載の装置および請求項11に記載の方法によって達成される。好都合な実施の形態およびさらなる発展が、従属請求項の主題である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る装置は、容器を処理し、特にはプラスチック予備成形物をプラスチック容器へと成型するための装置であって、所定の搬送経路に沿って容器を搬送する搬送装置を備えており、該搬送装置が、容器を保持するための複数の保持部材を有しており、該保持部材が前記所定の搬送経路に沿って搬送される。本発明によれば、前記装置が、前記保持部材を少なくとも一部分において清浄化するための清掃装置を備えている。
【0006】
清掃装置は、最も広い意味で、他の要素または物体を清浄化するために使用される装置を意味するものと理解される。特には、清掃装置は、該当の物体またはその一部分を殺菌する殺菌装置であってよい。しかしながら、例えば、物体を清掃するだけであって、物体の殺菌または除菌は行わない機械的に作用する清掃装置を設けることも、考えられるであろう。用語「清掃装置」の他に、用語「殺菌装置」も以下で使用される。したがって、清掃装置は、好ましくは、保持部材の殺菌にも使用される。
【0007】
本発明によれば、特には容器または予備成形物のための保持部材を殺菌することが提案される。これらの保持部材は、例えば把持クランプなど、容器を搬送するために容器に接触するような保持部材であってよく、特には容器の口に係合するマンドレルであってもよい。好ましくは、保持部材のうち少なくとも後に容器または予備成形物に接触する領域が、殺菌される。
【0008】
清掃装置は、好都合には静止しており、とくに好ましくは、容器の搬送経路の一領域に配置される。
【0009】
さらなる好都合な実施の形態においては、前記装置が、容器を引き取る引き継ぎゾーンおよび容器を渡す転送ゾーンを備えている。例えば、搬送装置を、転送ホイールから容器を受け取り、それら容器をさらなるスターホイールまたはブロー成型機へと渡す搬送チェーンとして実現することが可能である。
【0010】
さらなる好都合な実施の形態においては、前記清掃装置が、前記搬送経路のうちの装置の運転中に容器が存在しないゾーンに配置されている。したがって、好都合には、清掃装置が、把持部材の搬送方向において前記転送ゾーンと前記引き継ぎゾーンとの間に配置され、このゾーンにおいて、容器は運ばれていない。このようにして、保持部材そのもののきわめて効率的な殺菌が可能になる。
【0011】
保持部材が案内される搬送経路は、好ましくは、例えば搬送装置が連続的な搬送チェーンまたはスターホイールである場合に実現できるような閉じた経路である。
【0012】
さらなる好都合な実施の形態においては、前記装置が、容器を加熱するための少なくとも1つの加熱素子を前記搬送経路に沿って有している。上述のように、従来技術から公知のブロー成型プロセスにおいては、予備成形物が最初に加熱され、次いで加熱された状態でプラスチック容器へと膨張させられる。この目的のため、プラスチック予備成形物を加熱する連続オーブンが従来技術から知られている。この好ましい実施の形態においては、清掃装置をそのようなオーブンの領域に配置することが提案される。これは、加熱プロセスゆえに、保持部材も室温を上回る温度にあり、この高い温度ゆえに、改善された態様での保持部材の殺菌が可能になるという利点を提供する。しかしながら、清掃装置を、例えば転送スターホイールなどといった他の搬送装置に配置することも可能であると考えられる。
【0013】
加熱素子は、例えば赤外ヒーターなどであってよい。しかしながら、マイクロ波ヒーターの使用も考えられる。
【0014】
さらなる好都合な実施の形態においては、前記清掃装置が、殺菌液が入れられた容器を備えている。この殺菌液は、例えば過酸化水素(H)、アルコール、アルカリ溶液、発泡体、過酢酸、または高温水、あるいは殺菌効果を有する同様の液体であってよい。加熱部材(例えば、容器が配置されるマンドレルまたは加熱マンドレル)が、少なくとも一時的にこの液体に沈められる。さらなる好都合な実施の形態においては、前記保持部材を前記殺菌液に沈めることができる。
【0015】
ここで、とくに好ましくは、保持部材を、特には清掃装置の領域において、搬送装置に対して垂直に移動させることができ、その場合、少なくとも1つの垂直成分が存在すれば充分であり、例えば保持部材を斜めに移動させれば充分である。しかしながら、保持部材を殺菌媒体で濡らすために、清掃装置の領域にノズルを設けることも可能であると考えられる。また、例えば電子ビーム放射器またはUV放射器などといった他の清掃装置を、清掃装置の領域に設けることができる。また、ノズルまたは浸漬タンクなどといったいくつかの異なる清掃装置を設けてもよい。
【0016】
本発明による装置は、特には加熱モジュールにおいて、特には動作の最中に、プラスチック予備成形物の殺菌処理の実行を可能にする。このようにして、加熱モジュールにおける予備成形物受けの恒久的な無菌性を保証することができる。好ましくは、洗浄が、プラスチック予備成形物をブロー成型機などといったさらなる装置に渡した直後、かつオーブンの入り口から新しいプラスチック予備成形物を受け取る直前に実行される。好ましくは、前記保持部材が、容器の口に係合する保持マンドレルを備えている。好ましくは、これらの保持部材が、搬送チェーン上に配置され、あるいは上述のように、搬送スターホイール上に配置される。しかしながら、殺菌を、前記オーブン以外の装置によってもたらすこともできる。
【0017】
さらなる好都合な実施の形態においては、前記清掃装置が、前記保持部材を清掃するための少なくとも1つのブラシ部材を備えている。これは、例えば、その反対側において保持部材がロールオフする回転可能なブラシ装置であってよい。また、互いに対向するように配置された2つのブラシ装置を設け、間を保持部材が通過することも考えられる。また、1つ以上のブラシ部材を保持部材へと送ることも可能であると考えられる。
【0018】
さらなる好都合な実施の形態においては、前記保持部材を乾燥させるための乾燥装置が、前記保持部材の搬送方向において前記清掃装置の下流に設けられている。好ましくは、この乾燥装置は、未だ新たな容器を受け取っていない領域に配置される。これにより、保持部材または予備成形物受けを、殺菌媒体を含んでいる容器へと沈め、この容器を数秒間にわたって通過させ、その後に容器から出された後で無菌の空気または気体で乾燥させることできると考えられる。このようにして、液体からの残留物がプラスチック予備成形物に入ることが防止される。
【0019】
さらに、上述のように、殺菌媒体を、一様な分布を可能にするために、好都合には保持部材が連続的に回転している最中に、保持部材へと噴霧することも可能であると考えられる。その後に、予備成形物受けまたは保持部材を、残留物を取り除くために、やはり無菌の空気または気体で乾燥させることができる。
【0020】
したがって、好ましくは、プラスチック予備成形物を受け取るための上述のマンドレルが、回転するように構成される。この回転の構成は、プラスチック予備成形物を全周にわたって加熱できるようにするために、それ自身は従来技術から公知である。しかしながら、ここでは、回転が殺菌装置の領域においても続行され、特には乾燥装置の領域においても続行される。
【0021】
さらには、装置の加熱部によって加熱マンドレルを直接乾燥させることも可能であると考えられる。すなわち、例えば加熱装置の赤外ランプをオンにしたままで、加熱マンドレルが乾燥のために加熱部に通される空荷での走行を用意することができる。
【0022】
この手法によれば、プラスチック予備成形物のねじ山(threads)をとくに保護する遮蔽板も、無菌に保つことが可能である。
【0023】
本発明はさらに、上述のような装置と、プラスチック予備成形物をプラスチック瓶へと成型するための成型ユニットとを備えた容器を処理するためのシステムに関する。好都合には、前記成型ユニットが、容器の搬送方向において上述の装置の下流に配置されている。
【0024】
さらなる好都合な実施の形態においては、システムが、容器そのものを殺菌するさらなる清掃ユニットを備えており、特には前記容器の内壁を殺菌するような清掃ユニットを備えている。
【0025】
本発明はさらに、容器を処理するための方法であって、容器が、搬送装置において所定の搬送経路に沿って搬送され、容器が、前記搬送装置に配置された複数の保持部材によって間隔を空けた態様で搬送される方法に関する。
【0026】
本発明によれば、前記保持部材の少なくとも一部分が、前記搬送経路のセクションにおいて殺菌される。
【0027】
好都合には、いかなる容器も存在しないセクションにおいて前記保持部材が殺菌される。
【0028】
さらなる好都合な方法においては、容器が、引き継ぎゾーンにおいて前記搬送装置から受け取られ、転送ゾーンにおいて前記搬送装置によって渡される。
【0029】
さらなる好都合な実施の形態においては、前記保持部材が、殺菌の上で乾燥させられる。ここで、保持部材を最初に浸漬タンクへと下降させ、あるいは噴霧を加え、その後に乾燥させることが可能である。
【0030】
好都合には、前記容器が、それらの搬送経路において加熱される。
【0031】
さらなる利点および実施の形態が、添付の図面から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】本発明によるシステムの概略図を示している。
図2】本発明による装置の概略図を示している。
図3図2からの装置の詳細図を示している。
図4】本発明による装置の詳細図を示している。
図5】本発明による装置のさらなる詳細図を示している。
図6】本発明による装置のさらなる実施の形態の図を示している。
図7】内部の殺菌を説明するための3つの断面図を示している。
図8】本発明による装置のさらなる実施の形態の図を示している。
図9図8の装置の詳細図を示している。
図10】本発明による装置のさらなる実施の形態を示している。
図11】本発明による装置のさらなる実施の形態を示している。
図12】本発明による装置のさらなる実施の形態を示している。
図13】保持部材の図を示している。
図14】さらなる実施の形態における保持部材の図を示している。
図15図14に示した保持部材の断面図を示している。
図16a】本発明のさらなる実施の形態の2つの図を示している。
図16b】本発明のさらなる実施の形態の2つの図を示している。
図17a】本発明のさらなる実施の形態の2つの図を示している。
図17b】本発明のさらなる実施の形態の2つの図を示している。
図18図17a、bに示した実施の形態を説明するためのさらなる図を示している。
【発明を実施するための形態】
【0033】
図1が、プラスチック容器を製造するための本発明によるシステムを示している。このシステムは、プラスチック予備成形物10を加熱する加熱手段などの装置1を含んでいる。ここで、プラスチック予備成形物が、搬送装置2によって搬送経路Pに沿って運ばれ、この領域において、加熱素子12によって加熱される。その後の暖かい容器が、転送スターホイール32へと渡され、そこから成型ユニット40へと渡される。この成型ユニット40は、プラスチック予備成形物を膨張させてプラスチック容器にする複数のブロー成型ステーション(図示されていない)を含んでいる。
【0034】
参照番号4が、1つのプラスチック予備成形物10を搬送可能に保持または支持する保持部材(概略的にのみ図示されている)を示している。プラスチック予備成形物10は、転送スターホイール18によって装置1へと渡される。
【0035】
参照符号Aが、プラスチック予備成形物が搬送スターホイール18によって装置1へと渡される引き継ぎゾーンを指している。参照符号Bが、プラスチック予備成形物が搬送装置2によって搬送スターホイール32へと渡される転送ゾーンを示している。この転送ゾーンBと引き継ぎゾーンAとの間に、保持部材を殺菌する清掃装置8が、ここでは反時計方向である保持部材4の搬送方向に設けられている。この清掃装置8の下流には、殺菌後の保持部材4を乾燥させる乾燥装置16が設けられている。
【0036】
図2が、本発明による装置1を示している。この実施の形態において、搬送装置2は、2つの転換ホイール26、28の周囲を循環する搬送チェーン22を有しており、この搬送チェーンに、複数の保持部材4が設けられている。これらの保持部材4は、ここでは、搬送チェーン22に取り付けられたキャリアロッド24へと固定され、容器の中へと突き出すマンドレルまたは加熱マンドレルとして実現されている。保持部材4は、転送ゾーンの下流において(すなわち、容器(図示されていない)を渡してしまった後で)、ここでは静止しているように構成され、洗浄媒体(特には、過酸化チッ素などの液体)が用意されている清掃装置8を通って案内される。清掃装置8に、乾燥装置16が後続している。
【0037】
図3が、本発明による清掃装置8について、考えられる実施の形態を示している。ここで、清掃装置8は、個々の保持部材4が沈められる容器25を備えている。この目的のため、容器25の領域において矢印yに沿って保持部材4を下方へと押して液体21へと沈める案内曲線23が設けられている。この手段によって、案内曲線は、保持部材が沈められた後で再び上方へと復帰することを保証している。この目的のため、ばね手段を、保持部材4または保持部材4のキャリアロッド24に設けることができ、このばね手段が、保持部材4を上方へと押し戻す。これに加え、あるいはこれに代えて、上述のように、殺菌媒体を個々の保持部材4へと噴き付ける洗浄ノズルを設けることができる。
【0038】
図4が、本発明による装置のさらなる詳細図を示している。この実施の形態において、個々の保持部材4は水平方向に運ばれる。ここでは、保持部材は、容器(図示されていない)の口に係合するマンドレル42を、キャリア44に配置して備えている。この実施の形態においては、保持部材4が、複数のノズル82を使用して噴霧され、この方法で殺菌される。さらに、内部の殺菌のためのさらなるノズル88が設けられている。参照番号84が、殺菌媒体を個々のノズル82へと送るための供給配管を指しており、参照番号86が、液体のリザーバを指している。このようにして、個々の加熱マンドレル42に、ここでは殺菌媒体が噴霧され、好都合には、加熱マンドレルが、最初に駆動されて回転し、あるいは噴霧のプロセスの間回転させられる。次いで、加熱マンドレル42が、やはりリザーバ74へと接続され、全体として乾燥装置16を構成する無菌空気ブロア72を使用して乾燥させられる。
【0039】
図5に示した実施の形態においては、保持部材4の内部を洗浄するためのノズル88が省略されている。参照番号46が、保持部材4に配置され、カム22に対する案内に使用されるカムローラを指している。
【0040】
図6が、本発明による装置のさらに詳細な図を示している。ここで、図3にすでに示したように、保持部材4が特定の案内曲線23によって下方に押され、マンドレル42が殺菌液体21へと沈められる。参照番号86が、やはり殺菌液のためのリザーバを示しているが、ここでは、リザーバから容器25への送り89ならびに復路の送り87が設けられている。この実施の形態においても、上述の種類の乾燥装置16が、清掃装置8に関して下流に設けられている。
【0041】
図7が、内部の殺菌プロセスを説明するための概略図を示している。ここで、ノズル88に、加熱マンドレルの通過時に開くバルブ(図示されていない)がさらに備えられている。このバルブが開くとき、殺菌液が、例えば加熱マンドレルの内側のチャネルを経由してクランプ顎まで流れることができ、したがって、後に予備成形物に接触する場所を殺菌することができる。
【0042】
図7は、左側に、接触前の状況を示しており、殺菌液を送るバルブは閉じられている。中央の図によれば、ノズル88が、ここでは保持部材4の側方に設けられ、バルブ(図示されていない)の開放を生じさせるベアリングブロック102に接触している。このようにして、殺菌媒体が放出され、保持部材を通って流れる。図7は、右側に、中央の図による線A−Aに沿った断面を示している。ここでは、保持部材4の内部に、殺菌媒体をマンドレル42の方向に運ぶためのチャネル104が示されている。さらに、殺菌液を加熱マンドレル42の外側へと運ぶ放射状に延びるチャネル106(詳しくは示されていない)が設けられている。
【0043】
図8〜12が、本発明による装置のさらなる実施の形態を示しており、この場合には、保持部材4が、例えば支持リングの下方において容器を外周を巡って把持する把持クランプである。参照番号52が、複数の保持部材4が配置されたキャリアホイールを示している。ここでも、殺菌媒体を保持部材4へと半径方向に適用する清掃装置8が、これらの保持部材の半径方向外側に設けられている。図8に示されるとおり、いくつかの清掃装置を、ここでは外周を巡って配置することができる。好ましくは、清掃装置8が、ここでも静止しているように配置される。
【0044】
図9が、図8に示した装置の詳細図を示している。ここで、やはり装置が、保持部材が周方向において清掃装置8を通過するときに保持部材を半径方向外側へと押す案内曲線54を有することを、見て取ることができる。ばね部材56が、保持部材を、案内曲線54の経路に従うように、半径方向に引き戻している。
【0045】
図10が、本発明による清掃装置のさらなる実施の形態を示しているが、ここでは殺菌が上方から実行される。この清掃装置8のバルブ(図示されていない)のトリガまたは作動を、例えば保持部材4の回転位置から独立して実行することができるが、例えば光の遮断にもとづく制御など、他の制御機構も可能であると考えられる。
【0046】
図11が、本発明による装置のさらなる実施の形態を示しており、ここでは、例えば保持部材4へと空気を適用する乾燥装置16が、清掃装置に対して下流に示されている。
【0047】
図12が、本発明による装置のさらなる実施の形態を示している。通風装置として実現された乾燥装置の代わりに、ここでは、乾燥装置が、保持部材4を乾燥させるために使用される2つのローラ108を有しており、これら2つのローラ108の間を保持部材4が通過する。
【0048】
しかしながら、これらのローラ108を、保持部材を清掃するためのブラシとして実現することもでき、あるいはさらなるローラのペア(図示されていない)を設けてもよい。そのようなブラシを、とくに、保持部材4の内部領域も清掃されるような方法で設計することができる。
【0049】
これらのローラを、乾燥のためだけにではなく、必要であれば、適切な殺菌媒体が適用される場合に、殺菌にも使用できることに注意すべきである。
【0050】
このように、本発明によるプロセスによって、きわめてさまざまな保持部材を殺菌することができる。加熱マンドレルの場合と同様に、把持クランプの場合にも、殺菌液をノズルを使用して適用することができ、必要であれば、やはり第2のノズルを使用して無菌の空気で乾燥を行うことができる。上述のように、赤外線が乾燥に適することができるが、殺菌液の活性化にも適することができる。ここに示した乾燥プロセスおよび殺菌を、しかしながら異なる側から実行し、必要であれば下方からも実行することが考えられる。さらには、保持部材4をブラシを使用して清掃することも可能であると考えられる。ここで、上述のように、ブラシまたはローラについて、それらの内側に貫通路を設けることによって、さらに殺菌液を適用することが可能であると考えられる。
【0051】
さらには、ここで、液体(すなわち、殺菌媒体)が装置全体に広がることがないように保証する滴り防止(図示されていない)を設けることも可能である。この滴り防止は、殺菌媒体を処理ユニットへと回収することもできる。
【0052】
さらには、保持部材を定期的な間隔で汚染または無菌性について検査するセンサ(特には、光学式のセンサ)を、さらに設けることが可能である。保持部材の清掃を、装置を低速で動作させることができる清掃サイクルにおいて実行することができ、あるいは動作の最中に継続的に実行することができる。特には、後者の場合には、上述のように、殺菌または清掃を、いかなる予備成形物も係合していない領域において(すなわち、加熱マンドレルの場合には、予備成形物を搬送スターホイールへと移した後、かつプラスチック予備成形物を新たに引き取る前に)実行することが好ましいと考えられる。これは、クランプの場合には、プラスチック予備成形物がブローホイールへと渡される場所の下流かつ加熱モジュールによるプラスチック予備成形物の新たな受け取りの前の領域であってよい。
【0053】
図13は、プラスチック予備成形物10(一部分のみが、示唆的にのみ図示されている)を保持する加熱マンドレル42の図を示している。ばね部材48によってばね付勢され、あるいは半径方向外側へと押されている受け部材46が、この加熱マンドレルに設けられている。さらに、ねじ45などの接続手段が、保持マンドレル42のバー43からの取り外しを可能にするために設けられている。ここで、ばね手段48は、腐食に耐えることができ、特には殺菌媒体の適用に耐えることができるよう、好ましくはV4A(ステンレス鋼)などの材料から製作される。
【0054】
図14が、本発明による保持部材のさらなる実施の形態を示している。この場合、Oリングを有する加熱マンドレル42が設けられ、Oリングは、好都合には溝63に配置される。
【0055】
図15が、図14に示した加熱マンドレルに対応する断面図を示している。ここで、特には、好都合にはEPDM(エチレン・プロピレン・ジエン)ゴム、例えばFFKMなどのパーフロロゴム、または適切な複合材料などの材料から製作される個々のOリング64を見て取ることができる。さらには、Oリング64としてテフロン(登録商標)リングを使用することも可能であると考えられる。これらのOリングは、ここでは図14に示した溝63に配置され、受け部材66を半径方向外側へと押す。これは、Oリング64が受け部材66にばね作用を及ぼすことを意味する。しかしながら、これらの受け部材66は、外周全体を巡って配置されるわけではなく、図14に示されるとおり、凹部68が2つの固定手段66の間に設けられている。この場合にも、保持マンドレルは、接続装置45によってロッド43に配置されている。しかしながら、内部の殺菌のための上述の各段階は、ここでは示されていない。
【0056】
図16aおよび16bは、本発明のさらなる実施の形態を示している。図7に示した実施の形態に加えて、ここでは、いわゆるCIPキャップなどのカバー手段90が設けられており、保持部材4の下方に配置されている。この実施の形態においては、このカバー手段が、保持部材4に対向して枢動可能に配置されている。したがって、これらのカバー手段を、オーブンチェーン(図示されていない)と一緒に移動するような方法で枢動可能に支持することが可能である。保持部材4の周期的な清掃の仕組みを可能にするために、CIPキャップ90を各々の保持部材に組み合わせるのではなく、静止しているように配置することも考えられる。CIPキャップ90を特定の期間にわたって保持部材4に同行させることも考えられる。この方法で、同行の部位に沿って連続的な清掃プロセスが可能になると考えられる。
【0057】
したがって、好都合には、カバー手段90が、少なくとも1つの保持部材4に設けられ、洗浄液を、少なくとも一部分においてこのカバー手段を横切って案内することができる。
【0058】
したがって、図16bの参照番号112が、静止しているように配置された案内曲線を示しており、この案内曲線によって、カバー手段90に設けられたローラ92を、カバー手段を(図16bによる図の平面内で)枢動させるべく動かすことができる。ここでは、この案内曲線が、空気シリンダ114などの駆動手段によって、さらに枢動可能または延伸可能である。ここで、案内曲線112を調節するために、第2の曲線セグメント112cを第1の曲線セグメント112aに対して変位可能にすることが可能である。参照番号112bが、対応する遷移セグメントを指している。図16bに概略的に示したような曲線112の調節によって、カバー手段の枢動プロセスを実現することができる。しかしながら、同じ方法で、曲線セグメント112a、112b、および112cを一緒に送り、あるいは変位させることも可能であると考えられる。
【0059】
図16aの参照番号94は、カバー手段90の枢動の中心となることができる枢支軸などの関節を示している。参照番号98は、保持部材を(特には、洗浄プロセスにおいて)シールするためのシール手段を示している。
【0060】
ここでは、洗浄の目的において、洗浄または殺菌媒体が、オーブン内の回転分配器を介し、加熱マンドレルおよび/または遮蔽プレートを(好ましくは、連続的に)通過し、CIPキャップによって戻り配管(図示されていない)を介して回収される。キャップについて、サーボ送りも考えることができる。
【0061】
加熱マンドレルが、連続オーブン(例えば、STIR(選択的変換赤外線)またはマイクロ波オーブン)において、この方法で好ましく殺菌される。この方法で、より簡単な回転分配が達成される。また、1つまたはいくつかの予備成形物に組み合わせられた加熱空洞(すなわち、例えばレゾネータまたは加熱ポケット)を、この方法で清掃/殺菌することも考えられる。
【0062】
図17aおよび17bが、本発明のさらなる実施の形態を示している。ここでは、動作の際にプラスチック予備成形物が加熱されるいわゆる加熱室120または加熱ポケットが設けられている。これらの加熱室は、プラスチック予備成形物と一緒に移動する。したがって、これらの加熱室120は、予備成形物を囲む放射チャンバーとして機能する。これらの加熱室を、回転木馬の形態に配置することができる。参照番号122が、加熱室空間124に配置されたプラスチック予備成形物を加熱する赤外放射器を指している。
【0063】
加熱室120の内壁を、ここではセラミック赤外放射器として形成することができる。さらには、プラスチック予備成形物を加熱するために、棒状の赤外放射器(図示されていない)をプラスチック予備成形物へと挿入することも可能であると考えられる。好都合には、プラスチック予備成形物が、ここでは加熱室の内側に完全に配置(必要であれば、口を除いて)される。しかしながら、加熱部材4または加熱マンドレルそのものは、IR放射器として形成する必要はなく、例えばプラスチック予備成形物を単純に反映または保持することができる。参照番号126は、IR放射器のための保護板を示している。
【0064】
図17bは、洗浄動作における加熱室120を示している。ここで、この加熱室が、殺菌媒体130で満たされることによって殺菌される。より具体的には、ここで、加熱放射器122および反射器も洗浄することができる。参照番号132が、ここでは殺菌媒体130の出口も形成する加熱室の底部を指している。開放のために、底部を、枢支軸134を中心にして枢支することができる。図17aは、殺菌媒体を戻すように機能する戻りチャネル118をさらに示している。加熱室120を、特には、保持部材4そのものによって満たすことができる。したがって、マンドレル4が自身のカバー手段90を有する切迫した必要性はない。この方法で、保持部材4を、外面の清掃または殺菌のために沈めることも可能である。換言すると、加熱室120が、このようにして、カバー手段90の機能を引き受けることができる。
【0065】
図18が、殺菌プロセスを説明するためのさらなる図を示している。洗浄媒体が、カバー手段90によって形成される受け空間140へとチャネル104を介して送り込まれる。ここから、洗浄媒体は、戻りチャネル118を介して上方(矢印P2)へと流れ戻る。この目的のため、カバー手段90が、ストッパ152へと押し付けられるが、このストッパは、システムの動作の際には、プラスチック予備成形物のためのストッパとしても機能することができる。
【0066】
参照番号142が、プラスチック予備成形物を保持するために使用される把持顎を指している。これらの把持顎142も、同様に清浄化することができる。この目的のため、保持部材が、把持顎142の背後を洗浄するために使用される部分チャネル154を備えている。参照番号98が、やはり洗浄作業の際にカバー手段90を保持部材に対して封じるためのシール手段を指している。ばね手段146(しかしながら、弾性Oリングであってもよい)によって、把持顎142は外へと付勢されている。参照番号144が、把持顎142を保持するための保持空間を示している。換言すると、保持部材4が、内側および外側の両方について清浄化または殺菌される。
【0067】
図16〜18に示したカバー部材90を、少なくとも部分的に、装置の通常の動作の際に放射を特には予備成形物へと反射させるための反射材料から形成することができる。
【0068】
洗浄または殺菌液を、通常の動作の際に加熱マンドレルなどといった個々の構成要素を冷却するために使用することもできる。
【0069】
さらには、本発明を、プラスチック予備成形物を周方向において不規則な態様で加熱(選択的加熱)するような装置においても使用できることに、注意すべきである。この種の装置は、例えば、今のところ未公開のドイツ特許出願第10 2009 021 792.4号に示されている。この出願の内容は、その全体が、ここでの言及によって本出願の内容に援用される。
【0070】
ここで、例えば、この方法でプラスチック予備成形物へと不規則な温度推移を加えるためにプラスチック予備成形物に接触するクランプを清浄化することができる。ここで、清浄化を、ブラシによって行うことも可能であり、あるいはCIPモードにおいて行うことも可能である。
【0071】
さらに、PCT/EP2009/059923に記載のような殺菌モジュールの清浄化を実行することも可能であると考えられる。この出願の内容も、やはりその全体が、ここでの言及によって本出願の内容に援用される。
【0072】
本出願の出願人は、本件出願書類に開示された特徴のすべてについて、それらが単独または組み合わせにて従来技術に対して新規である限りにおいて、本発明に必須であるとして請求する権利を留保する。
【符号の説明】
【0073】
1 装置
2 搬送装置
4 保持部材
8 清掃装置
10 容器
12 加熱素子
14 容器
16 乾燥装置
18 転送スターホイール
21 殺菌媒体
22 搬送チェーン
23 案内曲線
24 キャリアロッド
25 容器
26、28 転換ホイール
32 転送スターホイール、搬送スターホイール
40 成型ユニット
42 マンドレル、加熱マンドレル
43 ロッド
44 キャリア
45 ねじ
46 受け部材
48 ばね部材
50 システム
52 キャリアホイール
54 案内曲線
56 ばね部材
63 溝
64 Oリング
66 受け部材
68 凹部
72 無菌空気ブロア
74 リザーバ
82 ノズル
84 供給配管
86 リザーバ
87 復路の送り
88 ノズル
89 送り
90 カバー手段
92 ローラ
94 関節
98 シール手段
102 ベアリングブロック
104 チャネル
106 チャネル
108 ローラ
112 案内曲線
112a〜c 案内曲線の各セグメント
114 空気シリンダ
118 戻りチャネル
120 加熱室
122 赤外放射器
124 加熱室空間
126 保護板
130 殺菌媒体
132 加熱室120の底部
134 枢支軸
140 受け空間
142 把持顎
144 保持空間
146 ばね手段
152 ストッパ
154 部分チャネル
A 引き継ぎゾーン
B 転送ゾーン
P 搬送経路
P1、P2 矢印
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16a
図16b
図17a
図17b
図18