【0008】
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
図1に、本実施形態に係る電源供給システムの構成例を示す。本実施形態に係る電源供給システムは、本実施形態に係る携帯端末機器15と、USBを有するホスト機器10と、バッテリ11と、を備える。携帯端末機器15は、VBUS端子16を備え、ホスト機器10のUSBからの電源供給が可能となっている。携帯端末機器15は、バッテリ端子17を備え、バッテリ11からの電源供給が可能となっている。
携帯端末機器15は、回路A20と、回路B21と、回路C22と、電源切り替えスイッチSW1と、電源切り替えスイッチSW2と、電源切り替えスイッチSW3と、を備える。回路A20、回路B21、回路C22は、例えば、消費電流100mAの回路A20、消費電流400mAの回路B21、及び消費電流400mAの回路C22である。また、回路A20、回路B21、回路C22は直流的に分離されている。
電源切り替えスイッチSW1は、回路A20への電源供給を、ホスト機器10に備わるUSBからの電源供給とバッテリ11からの電源供給との間で切り替える。電源切り替えスイッチSW2は、回路B21への電源供給を、ホスト機器10に備わるUSBからの電源供給とバッテリ11からの電源供給との間で切り替える。電源切り替えスイッチSW3は、回路C22への電源供給を、ホスト機器10に備わるUSBからの電源供給とバッテリ11からの電源供給との間で切り替える。
電源切り替えスイッチSW1、SW2、SW3は、回路A20、回路B21、回路C22のうちホスト機器10に備わるUSBの供給可能な電力で動作可能な回路を選択する。この選択を行うために、電源切り替えスイッチSW1、SW2、SW3は、ホスト機器10に備わるUSBの供給可能な電力の情報を取得しても良い。そして、電源切り替えスイッチSW1、SW2、SW3は、携帯端末機器15が選択した回路に対してはUSBからの電源供給を行い、選択しなかった回路に対してはバッテリ11からの電源供給を行う。
電源切り替えスイッチSW1、SW2、SW3は、USBの仕様に基づいて、回路A20、回路B21、回路C22のうちホスト機器10に備わるUSBの供給可能な電力で動作可能な回路を選択しても良い。USBの仕様とは、例えば、USBの転送速度がSuper Speed仕様、High Speed仕様、又はその他の仕様であるかを指す。
本実施形態に係る携帯端末機器は、本実施形態に係る携帯端末機器への電源供給方法を実行しても良い。
図2に、本実施形態に係る携帯端末機器への電源供給方法の一例を示す。本実施形態に係る携帯端末機器への電源供給方法は、電源切り替え手順S111を有する。電源切り替え手順S111では、直流的に分離された回路A20、回路B21、回路C22への電源供給を、ホスト機器10に備わるUSBからの電源供給とバッテリ11からの電源供給との間で、回路A20、回路B21、回路C22ごとに切り替える。
電源切り替え手順S111では、携帯端末機器15は、USBの供給可能な電力の情報を取得し、この情報に基づいて、回路A20、回路B21、回路C22のうちUSBの供給可能な電力で動作可能な回路を選択する。例えば、携帯端末機器15は、USBから供給可能な電力の情報を取得し、選択した回路に対してはUSBからの電源供給を行い、選択しなかった回路に対してはバッテリ11からの電源供給を行う。例えば、100mAの電流でUSBが電力を供給することができる場合は、回路A20を選択する。そして、回路A20に対してはUSBからの電源供給を行い、回路B21、回路C22に対してはバッテリ11からの電源供給を行う。また、500mAの電流でUSBが電力を供給することができる場合は、回路B21と回路C22のいずれか一方を選択する。そして、回路B21と回路C22のいずれか一方に対してはUSBからの電源供給を行い、いずれか他方と回路A20に対してはバッテリ11からの電源供給は行う。
複数の回路のうちUSBからの電力供給が可能な回路の選択は、例えば、次のように行うことができる。電源切り替えスイッチは、USBの転送速度の情報及びUSBから供給可能な電力の情報を取得し、USBの転送速度がSuper Speed仕様であるか否かを判定する。そして、Super Speed仕様であると判定した場合はUSBから供給可能な電力が消費電流900mA以上であるか否かを判定する。そして、USBの供給可能な電力が消費電流900mA以上であると判定した場合は100mAの回路A及び400mAの回路B及び400mAの回路Cを選択する。
一方、USBの転送速度がSuper Speed仕様でないと判定した場合は、USBの転送速度がHigh Speed仕様であるか否かを判定する。そして、High Speed仕様である場合はUSBから供給可能な電力が消費電流500mA以上であるか否かを判定する。USBの供給可能な電力が消費電流500mA以上であると判定した場合は、100mAの回路Aと、400mAの回路B又は回路Cを選択する。
さらに、USBの転送速度がHigh Speed仕様でないと判定した場合は、USBから供給可能な電力が消費電流100mA以上であるか否かを判定する。USBの供給可能な電力が消費電流100mA以上であると判定した場合は100mAの回路Aを選択する。
携帯端末機器15は、USB接続された際、ホスト機器10から受給可能な電力分だけを、ホスト機器10から受給し、その分のバッテリ11からの電力の持ち出しを削減する。これにより、携帯端末機器15を長時間動作させることが可能となり、課題を解決している。
また、ホスト機器10から電力を受給している回路A20、回路B21及び回路C22は、バッテリ11からの受給を停止しても良い。さらに、携帯端末機器15は、VBUSとバッテリ11とを切断し、VBUSからの電力でバッテリ11を充電しないようにしても良い。このようにすることで、回路の制御を簡素化することができる。よって、発熱を考慮した複雑な充電制御が不要となるため、携帯端末機器の開発工数を減らすことができる。
また、携帯端末機器15側で、USB仕様に合わせた回路規模で回路A20、回路B21及び回路C22を電源分離しても良い。これにより、接続されたUSB規格に沿った形で、最大源、ホスト機器から電力を受給することが可能となる。従って、たとえば携帯端末機器15側で1Aの電流が必要な場合、現在のUSB規格上の電力では端末のすべての電力を賄えないが、前述したように、回路A20、回路B21及び回路C22を電源分離することにより、一部の回路はホスト機器から電力を受給することが可能となる。
本実施形態に係る携帯端末機器は、本実施形態に係る携帯端末プログラムを実行することとしてもよい。
図3に、本実施形態に係る携帯端末プログラムの一例を示す。本実施形態に係る携帯端末プログラムは、電源切り替えステップS211を有する。電源切り替えステップS211では、直流的に分離された回路A20、回路B21、回路C22への電源供給を、ホスト機器10に備わるUSBからの電源供給とバッテリ11からの電源供給との間で、回路A20、回路B21、回路C22ごとに切り替える。電源切り替えステップS211では、USBの供給可能な電力の情報を取得し、回路A20、回路B21、回路C22のうちUSBの供給可能な電力で動作可能な回路を選択する。そして、選択した回路に対してはUSBからの電源供給を行い、選択しない回路に対してはバッテリ11からの電源供給を行う。これにより、本実施形態に係る携帯端末機器を実現することができる。
なお、本実施形態に係る携帯端末機器は、直流的に分離された複数の回路と、複数の回路への電源供給を、USB(Universal Serial Bus)からの電源供給とバッテリからの電源供給との間で、複数の回路に含まれるそれぞれの回路ごとに切り替える電源切り替えスイッチと、を備えるものとしても良い。このような構成でも、上述の説明と同様に、課題を解決することができる。
(実施形態2)
図4、
図5、
図6に、それぞれ、本実施形態に係る携帯端末機器の第1例、第2例、第3例を示す。携帯端末機器の第1例、第2例、第3例は、電源切り替えスイッチSW1、SW2、SW3の接続が異なるだけで、構成は同じである。携帯端末機器の第1例はUSBの供給電力が消費電流900mAに対応する場合を示す。携帯端末機器の第2例はUSBの供給電力が消費電流500mAに対応する場合を示す。携帯端末機器の第3例はUSBの供給電力が消費電流100mAに対応する場合を示す。
携帯端末機器15は、ホスト機器10の備えるUSBから電力を受給することができるVBUS端子16と、バッテリ11から電力を受給することができるバッテリ端子17と、消費電流100mAの消費電力で電源分離されている回路A20と、消費電流400mAの消費電力で電源分離されている回路B21と、消費電流400mAの消費電力で電源分離されている回路C22とを有する。さらに、携帯端末機器15は、これらの回路の電力受給源を選択できる電源切り替えスイッチSW1、SW2、SW3と、その他携帯端末機器の機能を実現する他の回路14とを有する。
ホスト機器10は、PCなどの携帯端末機器15の電源供給源となるコンピュータである。他の回路14としては、CPU、液晶、カメラ、キーボード等、携帯端末機器15を構成する部品が多数あるが、その詳細については省略する。
電源切り替えスイッチSW1は、回路A20の電源を、ホスト機器10から受給するか、バッテリ11から受給するか選択する。電源切り替えスイッチSW2は、回路B21の電源を、ホスト機器10から受給するか、バッテリ11から受給するか選択する。電源切り替えスイッチSW3は、回路C22の電源を、ホスト機器10から受給するか、バッテリ11から受給するか選択する。
携帯端末機器15は、バッテリ端子17に接続されたバッテリ11から電流Ibatを受給し動作する。電流Ibatは、回路A20への電源切り替えスイッチSW1、回路B21への電源切り替えスイッチSW2、回路C22への電源切り替えスイッチSW3と、他の回路14に流れる。また、携帯端末機器15と、ホスト機器10とをUSB接続した場合、携帯端末機器15は、VBUS端子16から、電流Iusbを受給することができる。電流Iusbは、回路A20への電源切り替えスイッチSW1、回路B21への電源切り替えスイッチSW2、回路C22への電源切り替えスイッチSW3に流れる。
上記のように、携帯端末機器15は、携帯端末機器15とホスト機器10とをUSB接続した際、ホスト機器10の能力に応じた電力を受給する。これにより、携帯端末機器15では、USB接続中のコンテンツ使用などの持続時間を長くすることができる。USB接続中、VBUSからの受給電力をバッテリ11の充電に当てる方法は一般的に知られているが、充電制御が複雑になり、かつ、VBUSからの受給電力とシステム側の消費電力との兼ね合いで、充電が不十分となったり、発熱したりする可能性が考えられる。本発明では、このような充電に関する制約を回避し、USBから効率的に電力を受給することができるという特徴がある。
次に、電源切り替えスイッチの構成例を、
図7を用いて説明する。電源切り替えスイッチSW2も電源切り替えスイッチSW3も、構成は電源切り替えスイッチSW1と同じであるので、その詳細は省略する。
電源切り替えスイッチSW1は、USB用スイッチ30と、バッテリ用スイッチ31と、を備える。USB用スイッチ30は、VBUS端子16と回路A20の間に直列に接続される。また、USB用スイッチ30は、USBから電流を受給したときの電位がLow電位のときはOFF状態になり、USBから回路へ電流Iusb1の受給を停止する。一方、USBから電流を受給したときの電位がLow電位でないときはUSB用スイッチ30はON状態になり、USBから回路へ電流Iusb1を受給する。
また、バッテリ用スイッチ31は、バッテリ端子17と回路A20の間に直列に接続される。バッテリ用スイッチ31は、USB用スイッチ30がON状態のときはOFF状態になりバッテリから回路へ電流Ibat1の受給を停止しする。一方、USB用スイッチ30がOFF状態のときはバッテリ用スイッチ31はON状態になり、バッテリ11から回路A20へ電流Ibat1を供給する。USB用スイッチ30及びバッテリ用スイッチ31には、例えば、FET(Field−Effect Transistor)を用いることができる。
電源切り替えスイッチSW1のVBUS側の回路としては、VBUS端子16からの受給電流を制限するUSB用スイッチ30、USB用スイッチ30を制御する電流制御回路36、VBUS端子16から受給する電流Iusb1を測定する抵抗33と、抵抗33の電位差を取り出す電圧検出回路35がある。
電圧検出回路35で検出された電圧情報は、電流制御回路36に送られ、電流に換算される。電流制御回路36は、100mA以上の電流が流れないように、USB用スイッチ30のON抵抗を調整する。VBUS端子16に電圧がかかっておらず、VBUS端子16にLow電位が見える時(パス43)は、USB用スイッチ30がOFF状態となるように電流制御回路36で制御する。
バッテリ側の回路としては、バッテリ端子17から受給する電流Ibat1を、回路A20へ流すか否かを決めるスイッチ用のバッテリ用スイッチ31がある。バッテリ用スイッチ31は、VBUS端子16にかかる電圧にて直接制御する。VBUS端子16は、スイッチ38を経由して、バッテリ用スイッチ31に接続される。
スイッチ38は、スイッチ制御回路37によって、ON/OFFされる。スイッチ38がOpenになった時を考慮し、バッテリ用スイッチ31のゲート端子は、抵抗39でプルダウンしておく必要がある。
USBケーブルが抜かれた時に、回路A20の電源を瞬時に切り替えるが、その際の瞬断対策として、瞬断対策用コンデンサ34を設けている。瞬断対策用コンデンサ34により、USBケーブル切断時でも、回路A20に流れるIsys1を、維持し続けておくことができるような構成となっている。
次に、携帯端末機器15とホスト機器10をUSB接続してから、電源切り替えスイッチSW1、電源切り替えスイッチSW2、電源切り替えスイッチSW3を、バッテリ端子17側からVBUS端子16側に倒すか否か選択するまでの動作について説明する。
図8に、本実施形態に係る携帯端末機器の動作の一例を示す。
携帯端末機器15がホスト機器10とUSB接続されていない状態では、携帯端末機器15は、すべての電力をバッテリ11から受給している。この状態で、手順S1を実行する。手順S1では、携帯端末機器15をホスト機器10に接続する。
次に、手順S2を実行する。手順S2では、USBの転送速度の情報及びUSBから供給可能な電力の情報を取得する。例えば、USBエニュメレーションを開始する。USBエニュメレーションを実行することで、携帯端末機器15は、ホスト機器10との接続が、USB3.0規格で定められるSuper Speed仕様なのか、USB2.0規格で定められるHigh Speed仕様なのか、Full Speed仕様なのか、また、ホスト機器10から、何mAの電流で電力を受給可能なのかを知ることができる。
USBエニュメレーション完了後、手順S3を実行する。手順S3では、USBの転送速度がSuper Speed仕様であるか否かを判定する。
手順S3において、Super Speed仕様だった場合は、手順S4を実行する。手順S4では、USBから供給可能な電力が消費電流900mA以上であるか否かを判定する。ホスト機器10から900mAの電流で電力が受給可能な場合は、手順J1を実行する。手順J1では、電源切り替えスイッチSW1、電源切り替えスイッチSW2、電源切り替えスイッチSW3のすべてをVBUS端子16側に倒す。
手順S3において、USBの転送速度がSuper Speed仕様でない場合は、手順S5を実行する。手順S5では、High Speed仕様か否か判別する。High Speed仕様だった場合は、手順S6を実行する。手順S6では、ホスト機器10から500mAの電流で電力が受給可能かを判別する。手順S6において500mAの電流で電力が受給可能な場合は、手順J2を実行する。手順J2では、電源切り替えスイッチSW1、電源切り替えスイッチSW2を、VBUS端子16側に倒す。
手順S4において、900mAの電流で電力が受給不可だった場合は、手順S6を実行する。
手順S5においてHigh Speed仕様で無いと判別できた場合、および手順S6において500mAの電流で電力が受給不可能と判別できた場合は、手順J3を実行する。これらの場合、携帯端末機器15は、ホスト機器10から、100mAしか受給できない。そのため、手順J3では、電源切り替えスイッチSW1のみをVBUS端子16側へ倒す。
次に、USBケーブルが引き抜かれた時の動作を説明する。
図9は、USBケーブルが引き抜かれた時の(a)はVBUS端子電圧にかかる電圧の時系列変化を示し、(b)は電流Iusb1の時系列変化を示し、(c)はバッテリ用スイッチのON抵抗の時系列変化を示し、(d)は電流Ibat1の時系列変化を示し、(e)は電流Isys1の時系列変化を示す。
USBは、プラグ&プレイに対応しているため、携帯端末機器15の意図しないタイミングで、ケーブルが引き抜かれることがある。VBUSからの電力の受給が止まった場合は、回路A20など、VBUSから電力受給を受けていたすべての回路の電源を、VBUSから、バッテリ11に変更する必要が生じる。
USBケーブルが引き抜かれると、
図9(a)に示すように、VBUS端子にかかる電圧50が、5Vから、0Vに落ちる。これに合わせて、
図9(b)に示すように、電流Iusb1も、0Aに落ちる。本実施形態では、VBUSの電圧で、バッテリ用スイッチ31のゲート電圧を制御している。この場合、VBUSの電圧が低下すると、
図9(c)に示すように、バッテリ用スイッチ31のON抵抗52が小さくなる。ここで、ON状態は、フルパス状態であることをいう。このため、バッテリ用スイッチ31はON状態となる。
バッテリ用スイッチ31がON状態になれば、バッテリ端子17からの受給が可能となるので、
図9(d)に示すように、電流Ibat1がIsys1に流れ込むようになる。しかしながら、VBUSがカットされてから、バッテリ用スイッチ31のON抵抗がON状態になるまでの時間、
図9(e)の破線に示すように、Isys1が途切れてしまう可能性がある。そこで、本実施形態では瞬断対策用コンデンサ34を設けて、VBUSがカットされた直後であっても、
図9(e)の実線に示すように、Isys1が途切れないように工夫している。
なお、
図9(e)の実線に示すように、瞬断対策用コンデンサ34を設けたとしても、Isys1は、VBUSがカットされた直後に一瞬低下する。瞬断対策用コンデンサ34の容量が小さいと、このときにIsys1が大きく低下し、他の回路14に悪影響を及ぼすこととなる。そこで、瞬断対策用コンデンサ34は大容量を有するのが望ましい。
上記の構成とすることで、本実施形態に係る携帯端末機器では、USB切断と同時に、電源をVBUSからバッテリに切り替えることができる。これにより、プラグ&プレイにも対応することができる。
本実施形態に係る携帯端末機器による第1の効果は、携帯端末機器15と、ホスト機器10を接続した状態での使用時に、VBUSから受給可能な分だけ、電力の受給を受けることで、USB接続中のコンテンツの連続使用時間が延びるということである。第2の効果は、USB充電と比較して、ソフト、ハードとも簡単な構成で、USBから電力受給を受けることができることである。第3の効果は、USBからの受給電力が、携帯端末機器15の全消費電力を下回る場合でも、効率よくUSBの電力を受給することができることである。
本発明は上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることはいうまでもない。
この出願は、2009年10月8日に出願された日本出願特願2009−234112を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。