特許第5661207号(P5661207)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5661207モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための方法、システム、およびコンピュータ読取可能媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5661207
(24)【登録日】2014年12月12日
(45)【発行日】2015年1月28日
(54)【発明の名称】モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための方法、システム、およびコンピュータ読取可能媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 60/06 20090101AFI20150108BHJP
   H04W 12/06 20090101ALI20150108BHJP
   H04W 8/08 20090101ALI20150108BHJP
【FI】
   H04W60/06
   H04W12/06
   H04W8/08
【請求項の数】15
【全頁数】30
(21)【出願番号】特願2013-558237(P2013-558237)
(86)(22)【出願日】2012年3月19日
(65)【公表番号】特表2014-508486(P2014-508486A)
(43)【公表日】2014年4月3日
(86)【国際出願番号】US2012029663
(87)【国際公開番号】WO2012129167
(87)【国際公開日】20120927
【審査請求日】2014年1月27日
(31)【優先権主張番号】61/454,456
(32)【優先日】2011年3月18日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】513219898
【氏名又は名称】テケレック・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】TEKELEC, INC.
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】マッキャン,トーマス・マシュー
(72)【発明者】
【氏名】ナス,ペトルス・ウィルヘルムス・アドリアヌス・ジェイコブズ・マリア
(72)【発明者】
【氏名】マーシコ,ピーター・ジェイ
【審査官】 石川 雄太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−263604(JP,A)
【文献】 国際公開第2010/139058(WO,A1)
【文献】 特表2010−518717(JP,A)
【文献】 国際公開第2009/099256(WO,A1)
【文献】 特開2011−029689(JP,A)
【文献】 国際公開第2010/055402(WO,A1)
【文献】 特表2011−505719(JP,A)
【文献】 国際公開第2009/127276(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための方法であって、前記方法は、
モバイル機器に関連付けられたダイアメータメッセージを受信するステップと、
ネットワークにおけるポリシーを決定するためのノードまたはダイアメータメッセージを処理するためのノードが、モバイル機器をネットワークに誘導するためのルールにアクセスするステップと、
前記モバイル機器が、前記モバイル機器のネットワークアクセスを現在サポートしている無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプとは異なる、無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプにアクセスするように誘導されるべきかどうかを、前記ポリシーを決定するためのノードまたは前記ダイアメータメッセージを処理するためのノードが、前記ルールおよび前記受信したダイアメータメッセージに基づいて判断するステップと、
前記モバイル機器は前記異なる無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプにアクセスすべきであるという判断に応答して、前記モバイル機器を、前記異なる無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプにアクセスするように誘導するステップとを含む、方法。
【請求項2】
前記ダイアメータメッセージは、ユーザ名情報、訪問先ネットワーク識別情報、および無線アクセスタイプ識別情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記モバイル機器が誘導されるべきかどうかを判断するステップは、前記ユーザ名情報、前記訪問先ネットワーク識別情報、および前記無線アクセスタイプ識別情報のうちの前記少なくとも1つを調べるステップと、前記ユーザ名情報、前記訪問先ネットワーク識別情報、または前記無線アクセスタイプ識別情報に基づいて、前記異なる無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプを識別するステップとを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ダイアメータメッセージはユーザ名情報を含み、
前記モバイル機器が誘導されるべきかどうかを判断するステップは、訪問先ネットワーク識別情報および訪問先ネットワーク無線アクセスタイプ識別情報のうちの少なくとも1つを得るために前記ユーザ名情報を用いるステップと、前記訪問先ネットワーク識別情報または前記訪問先ネットワーク無線アクセスタイプ識別情報を調べるステップと、前記訪問先ネットワーク識別情報または前記訪問先ネットワーク無線アクセスタイプ識別情報に基づいて、前記異なる無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプを識別するステップとを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記モバイル機器が誘導されるべきかどうかを判断するステップは、前記ユーザ名情報、前記訪問先ネットワーク識別情報、および前記無線アクセスタイプ識別情報のうちの前記少なくとも1つを調べるステップと、前記ユーザ名情報、前記訪問先ネットワーク識別情報、または前記無線アクセスタイプ識別情報に基づいて、前記異なる無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプを識別するステップと、前記モバイル機器についての好ましいローミングネットワーク情報を更新するために、汎用加入者識別モジュール(USIM)アプリケーションツールキット(USAT)メッセージを作成するステップとを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記モバイル機器を現在の前記無線アクセスネットワークまたは現在の前記無線アクセスネットワークタイプから切り離し、前記異なる無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプを介して再度接続させるダイアメータ位置情報削除要求(CLR)メッセージを作成するステップをさらに含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
ダイアメータシグナリングルータ(DSR)ノード、またはポリシーおよび課金ルール機能(PCRF)ノードで前記誘導を行なうステップを含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のためのシステムであって、前記システムは1つ以上のネットワークノードを含み、前記1つ以上のネットワークノードは、
モバイル機器に関連付けられたダイアメータメッセージを受信するよう構成された通信インターフェイスと、
前記モバイル機器が、前記モバイル機器のネットワークアクセスを現在サポートしている無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプとは異なる、無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプにアクセスするように誘導されるべきかどうかを、前記ダイアメータメッセージに基づいて判断し、前記モバイル機器は前記異なる無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプにアクセスすべきであるという判断に応答して、前記モバイル機器を、前記異なる無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプにアクセスするように誘導するよう構成された誘導モジュールとを含み、
前記1つ以上のネットワークノードは、ネットワークにおけるポリシーを決定するためのノードまたはダイアメータメッセージを処理するためのノードを含み、
前記ポリシーを決定するためのノードまたは前記ダイアメータメッセージを処理するためのノードが、モバイル機器をネットワークに誘導するためのルールと前記ダイアメータメッセージに基づいて、前記判断を行なうように構成されている、システム。
【請求項9】
前記ダイアメータメッセージは、ユーザ名情報、訪問先ネットワーク識別情報、および無線アクセスタイプ識別情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記誘導モジュールは、前記ユーザ名情報、前記訪問先ネットワーク識別情報、および前記無線アクセスタイプ識別情報のうちの前記少なくとも1つを調べることによって、前記モバイル機器が誘導されるべきかどうかを判断し、前記ユーザ名情報、前記訪問先ネットワーク識別情報、または前記無線アクセスタイプ識別情報に基づいて、前記異なる無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプを識別するよう構成されている、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記ダイアメータメッセージはユーザ名情報を含み、
前記誘導モジュールは、訪問先ネットワーク識別情報および訪問先ネットワーク無線アクセスタイプ識別情報のうちの少なくとも1つを得るために前記ユーザ名情報を用いることによって、前記モバイル機器が誘導されるべきかどうかを判断し、前記訪問先ネットワーク識別情報または前記訪問先ネットワーク無線アクセスタイプ識別情報を調べ、前記訪問先ネットワーク識別情報または前記訪問先ネットワーク無線アクセスタイプ識別情報に基づいて、前記異なる無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプ
を識別するよう構成されている、請求項9に記載のシステム。
【請求項12】
前記誘導モジュールは、前記ユーザ名情報、前記訪問先ネットワーク識別情報、および前記無線アクセスタイプ識別情報のうちの前記少なくとも1つを調べることによって、前記モバイル機器が誘導されるべきかどうかを判断し、前記ユーザ名情報、前記訪問先ネットワーク識別情報、または前記無線アクセスタイプ識別情報に基づいて、前記異なる無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプを識別し、前記モバイル機器についての好ましいローミングネットワーク情報を更新するために、汎用加入者識別モジュール(USIM)アプリケーションツールキット(USAT)メッセージを作成するよう構成されている、請求項9に記載のシステム。
【請求項13】
前記誘導モジュールは、前記モバイル機器を現在の前記無線アクセスネットワークまたは現在の前記無線アクセスネットワークタイプから切り離し、前記異なる無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプを介して再度接続させるダイアメータ位置情報削除要求(CLR)メッセージを作成するよう構成されている、請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記ネットワークノードは、ダイアメータシグナリングルータ(DSR)、およびポリシーおよび課金ルール機能(PCRF)のうちの少なくとも1つを含む、請求項8〜13のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項15】
請求項1〜7のいずれかに記載の方法をコンピュータに実現させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
優先権主張
本願は、2011年3月18日に出願された米国仮特許出願連続番号第61/454,456号の利益を主張する。当該仮出願の開示はその全体がここに引用により援用される。
【0002】
技術分野
ここに説明される主題は、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータ(Diameter)ベースの誘導に関する。より特定的には、主題は、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための方法、システム、およびコンピュータ読取可能媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
背景
ダイアメータプロトコルは、次世代の認証、認可、および会計(authentication, authorization, and accounting:AAA)プロトコルである。ダイアメータベースのプロトコルはIETF RFC 3588に定義されており、その開示はその全体がここに引用により援用される。インターネットマルチメディアサブシステム(Internet multimedia subsystem:IMS)アーキテクチャ内でよく使用されるダイアメータプロトコルは、遠隔認証ダイヤルインユーザサービス(remote authentication dial-in user service:RADIUS)プロトコルから発生した。歴史的には、RADIUSプロトコルは、インターネットサービスプロバイダ(Internet service provider:ISP)のアクセスサーバと、ユーザ認証情報が格納された安全な場所、たとえばライトウェイトディレクトリアクセスプロトコル(lightweight directory access protocol:LDAP)サーバとの間に安全な通信チャネルを提供するために、ISPらによって採用された。RADIUSプロトコルは標準化されたAAA交換プロトコルを提供したものの、新しい技術およびアプリケーションの出現により、刻々と変化する要望を満たすことができるプロトコルの開発が必要になった。ダイアメータは、拡張された機能性を提供し、将来の発展を受入れる姿勢を保ちつつ、RADIUSの標準化されたアプローチを拡張することを目指している。
【0004】
無線通信技術は進化し続けているため、多くのプロバイダらは、1つ以上の無線アクセスネットワークによってサポートされるさまざまな無線アクセス技術を介して、加入者サービスを提供することができる。そのような拡張するインフラストラクチャにより、プロバイダはその加入者のためにより多くのサービスをサポートすることができるものの、プロバイダは、ある特定の加入者または一部の加入者らが、所与の時刻にまたは所与の一組のネットワーク条件下で、そのネットワーク資源をどのように利用するかを管理したいと望む場合がしばしばある。
【0005】
したがって、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための方法、システム、およびコンピュータ読取可能媒体に対する要望が存在する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
概要
一局面によれば、ここに説明される主題は、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための方法を含む。この方法は、モバイル機器に関連付けられたダイアメータメッセージを受信するステップを含む。この方法はまた、モバイル機器が、モバイル機器のネットワークアクセスを現在サポートしている無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプとは異なる、無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプにアクセスするように誘導されるべきかどうかを、ダイアメータメッセージに基づいて判断するステップを含む。この方法はさらに、モバイル機器は異なる無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプにアクセスすべきであるという判断に応答して、モバイル機器を、異なる無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプにアクセスするように誘導するステップを含む。
【0007】
別の局面によれば、ここに説明される主題は、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のためのシステムを含む。このシステムは、ネットワークノードを含む。ネットワークノードは、モバイル機器に関連付けられたダイアメータメッセージを受信するよう構成された通信インターフェイスを含む。ネットワークノードはまた、モバイル機器が、モバイル機器のネットワークアクセスを現在サポートしている無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプとは異なる、無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプにアクセスするように誘導されるべきかどうかを、ダイアメータメッセージに基づいて判断し、モバイル機器は異なる無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプにアクセスすべきであるという判断に応答して、モバイル機器を、異なる無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプにアクセスするように誘導するよう構成された誘導モジュールを含む。
【0008】
ここで使用されるように、「ノード」という用語は、1つ以上のプロセッサとメモリとを含む物理的コンピューティングプラットフォームを指す。
【0009】
ここで使用されるように、「モジュール」という用語は、ここに説明される特徴を実現するために(プロセッサなどの)ハードウェアおよび/またはファームウェアと組み合わされたソフトウェアを指す。
【0010】
ここに説明される主題は、ハードウェアおよび/またはファームウェアと組み合わされたソフトウェアで実現可能である。たとえば、ここに説明される主題は、1つ以上のプロセッサによって実行されるソフトウェアで実現されてもよい。1つの例示的な実現化例では、ここに説明される主題は、コンピュータのプロセッサによって実行されると、ステップを行なうようにコンピュータを制御するコンピュータ実行可能命令を格納した一時的でないコンピュータ読取可能媒体を用いて実現されてもよい。ここに説明される主題を実現するのに好適な例示的なコンピュータ読取可能媒体は、ディスクメモリ装置、チップメモリ装置、プログラマブル論理装置、および特定用途向け集積回路などの一時的でないコンピュータ読取可能媒体を含む。加えて、ここに説明される主題を実現するコンピュータ読取可能媒体は、単一の装置またはコンピューティングプラットフォーム上に位置していてもよく、もしくは、複数の装置またはコンピューティングプラットフォーム中に分散されていてもよい。
【0011】
図面の簡単な説明
ここに説明される主題を、添付図面を参照してこれから説明する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】ここに説明される主題の実施例に従う、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的なネットワーク環境を示すネットワーク図である。
図2】ここに説明される主題の実施例に従う、位置情報更新要求(update location request:ULR)に応答した、異なる無線アクセスネットワークタイプへのモバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的なメッセージシーケンスである。
図3】ここに説明される主題の実施例に従う、ULRに応答した、異なる無線アクセスネットワークへのモバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的なメッセージシーケンスである。
図4】ここに説明される主題の実施例に従う、クレジット管理要求(credit control request:CCR)に応答した、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的なメッセージシーケンスである。
図5】ここに説明される主題の実施例に従う、加入者情報が加入者データリポジトリから得られる、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的なメッセージシーケンスである。
図6】ここに説明される主題の実施例に従う、ULRに応答して、モバイル機器の汎用加入者識別モジュール(universal subscriber identity module:USIM)が、好ましいローミングネットワーク情報を反映するよう更新される、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的なメッセージシーケンスである。
図7】ここに説明される主題の実施例に従う、CCRに応答して、モバイル機器のUSIMが、好ましいローミングネットワーク情報を反映するよう更新される、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的なメッセージシーケンスである。
図8】ここに説明される主題の実施例に従う、ネットワーク優先度情報の変更に応答して、モバイル機器のUSIMが、ポリシーおよび課金ルール機能(policy and charging rules function:PCRF)ノードにより、好ましいローミングネットワーク情報を反映するよう更新される、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的なメッセージシーケンスである。
図9】ここに説明される主題の実施例に従う、ネットワーク優先度情報の変更に応答して、モバイル機器のUSIMが、ダイアメータシグナリングルータ(Diameter signaling router:DSR)ノードにより、好ましいローミングネットワーク情報を反映するよう更新される、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的なメッセージシーケンスである。
図10】ここに説明される主題の実施例に従う、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的な誘導ポリシールールデータ表である。
図11】ここに説明される主題の実施例に従う、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的な誘導ログデータ表である。
図12】ここに説明される主題の実施例に従う、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的なプロセスを示すフローチャートである。
図13】ここに説明される主題の実施例に従う、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のためのネットワークノードを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
詳細な説明
モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための方法、システム、およびコンピュータ読取可能媒体が提供される。図1は、ここに説明される主題の実施例に従う、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的なネットワーク環境を示すネットワーク図である。図1を参照して、ネットワーク環境100は、1つ以上のモバイル機器を含んでいてもよい。たとえば、ネットワーク環境100は、モバイル機器102を含んでいてもよい。モバイル機器102は、ネットワーク環境100内で通信するのに好適なあらゆるモバイル機器であってもよい。たとえば、モバイル機器102は、携帯電話機、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、セルラーモデム、セルラーネットワークアクセスカード、またはネットワーク環境100内で通信するのに好適な他のあらゆる機器であってもよい。ネットワーク環境100はまた、キャリアネットワーク104を含んでいてもよい。キャリアネットワーク104は、モバイル機器102をサポートし、モバイル機器102がネットワーク環境100内で通信すること、およびネットワーク環境100の外部のネットワークノード(図示せず)へと通信することを可能にしてもよい。たとえば、キャリアネットワーク104は、モバイル機器102にインターネットアクセスを提供してもよい。キャリアネットワーク104は、ネットワーク環境100内のモバイル機器(たとえば、モバイル機器102)をサポートするための1つ以上のネットワークノードを含んでいてもよい。たとえば、キャリアネットワーク104は、加入者データリポジトリ(subscriber data repository:SDR)ノード106を含んでいてもよい。SDRノード106は、加入者関連情報用の中央レポジトリとして機能してもよく、たとえば、ホーム加入者サーバ(home subscriber server:HSS)および/または加入者プロファイルリポジトリ(subscriber profile repository:SPR)であってもよい。
【0014】
キャリアネットワーク104はまた、ポリシーおよび課金ルール機能(PCRF)ノード108を含んでいてもよい。PCRFノード108は、ネットワーク環境100用の中央ポリシー決定点として機能してもよく、ネットワーク環境100に属する集約された情報に基づいてリアルタイムポリシー決定を行なってもよい。キャリアネットワーク104はまた、ポリシーおよび課金施行機能(policy and charging enforcement function:PCEF)ノード110を含んでいてもよい。PCEFノード110は、ネットワーク環境100内のポリシー施行点として機能してもよく、PCRFノード108からポリシー決定を受信して施行してもよい。PCEFノード110は、たとえば、ゲートウェイ汎用パケット無線サービス(gateway general packet radio service:GPRS)サポートノード(GGSN)および/またはパケットデータネットワーク(packet data network)ゲートウェイノードであってもよい。ネットワーク環境100内の1つ以上のネットワークノードは、1つ以上のダイアメータメッセージを介して通信してもよく、キャリアネットワーク104はさらに、そのようなダイアメータメッセージを処理し、および/またはルーティングするためのダイアメータシグナリングルータ(DSR)ノード112を含んでいてもよい。いくつかの実施例では、DSRノード112は、ネットワーク環境100内でダイアメータメッセージ用のダイアメータルーティングエージェント、ダイアメータプロキシエージェント、および/またはダイアメータ変換エージェントとして機能してもよい。
【0015】
ネットワーク環境100はまた、1つ以上のモバイル機器(たとえば、モバイル機器102)とキャリアネットワーク104との通信をサポートするための1つ以上のアクセスネットワークを含んでいてもよい。たとえば、ネットワーク環境100は、アクセスネットワーク114および116を含んでいてもよい。アクセスネットワーク114および116は、1つ以上のモバイル機器(たとえば、モバイル機器102)と無線通信するための1つ以上の送受信機/受信機ステーションを含んでいてもよい。たとえば、アクセスネットワーク114は送受信機/受信機ステーション118を含んでいてもよく、アクセスネットワーク116は送受信機/受信機ステーション120を含んでいてもよい。アクセスネットワーク114および116はまた、1つ以上のモバイル機器(たとえば、モバイル機器102)との通信をサポートするための1つ以上のネットワークノードを含んでいてもよい。たとえば、アクセスネットワーク114は、アクセスネットワーク114に関連付けられた1つ以上のモバイル機器との通信をサポートするためのモビリティ管理エンティティ(mobility management entity:MME)ノード122を含んでいてもよい。同様に、アクセスネットワーク116は、アクセスネットワーク116に関連付けられた1つ以上のモバイル機器との通信をサポートするためのMMEノード124を含んでいてもよい。アクセスネットワーク114および116は、ネットワーク環境100で動作するモバイル機器(たとえば、モバイル機器102)と通信するために、さまざまな無線アクセスネットワークタイプ(たとえば、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ無線アクセスネットワーク(global system for mobile communications radio access network:GRAN)、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ・エッジ無線アクセスネットワーク(global system for mobile communications edge radio access network:GERAN)、および/または汎用地上無線アクセスネットワーク(universal terrestrial radio access network:UTRAN))を利用してもよい。たとえば、アクセスネットワーク114は、モバイル機器102と通信するために、無線アクセスネットワークタイプ126および/または無線アクセスネットワークタイプ128を利用してもよい。同様に、アクセスネットワーク116は、モバイル機器102と通信するために、無線アクセスネットワークタイプ130および/または無線アクセスネットワークタイプ132を利用してもよい。
【0016】
上述のように、プロバイダは、ある特定の加入者または一部の加入者らが、所与の時刻にまたは所与の一組のネットワーク条件下で、そのネットワーク資源をどのように利用するかを管理したいと望む場合がある。たとえば、キャリアネットワーク104に関連付けられたプロバイダは、モバイル機器102が、所与の時刻にまたは所与の一組のネットワーク条件下で、アクセスネットワーク116よりもアクセスネットワーク114を利用することを好む場合がある。同様に、キャリアネットワーク104に関連付けられたプロバイダは、モバイル機器102が、所与の時刻にまたは所与の一組のネットワーク条件下で、無線アクセスネットワークタイプ128よりも無線アクセスネットワークタイプ126を利用すること、および/または、そのモバイル機器102が、無線アクセスネットワークタイプ132よりも無線アクセスネットワークタイプ130を利用することを好む場合がある。ここに説明される主題の実施例によれば、モバイル機器のダイアメータベースの誘導は、モバイル機器(たとえば、モバイル機器102)を、異なる無線アクセスネットワーク(たとえば、アクセスネットワーク114および/またはアクセスネットワーク116)および/または異なる無線アクセスネットワークタイプ(たとえば、無線アクセスネットワークタイプ126、128、130、および/または132)に誘導するために利用されてもよい。ダイアメータベースの誘導は、ネットワーク環境100内の1つ以上のノードによって行なわれてもよい。たとえば、ダイアメータベースの誘導は、PCRFノード108および/またはDSRノード112によって行なわれてもよい。いくつかの実施例では、PCRFノード108および/またはDSRノード112は、誘導/選別ルールデータベース134および/または誘導/選別ルールデータベース136のうちの1つ以上に格納された1つ以上の誘導/選別ルールに従って、ダイアメータベースの誘導を行なってもよい。
【0017】
図2は、ここに説明される主題の実施例に従う、位置情報更新要求(ULR)に応答した、異なる無線アクセスネットワークタイプへのモバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的なメッセージシーケンスである。図2を参照して、ステップ1で、モバイル機器102は、無線アクセスネットワークタイプ126を介して、アクセスネットワーク114の送受信機/受信機ステーション118のうちの1つ以上に接続(アタッチ)されてもよい。ステップ2で、アクセスネットワーク114のMMEノード122は、ULRメッセージをSDRノード106に送信してもよい。ULRメッセージは、モバイル機器102を利用している加入者が無線アクセスネットワークタイプ126を介してアクセスネットワーク114に接続されていることを特定してもよい。SDRノード106に行く途中で、DSRノード112がULRメッセージを遮ってもよい。ここに説明される主題の実施例によれば、ステップ3で、DSRノード112は、モバイル機器102は無線アクセスネットワークタイプ128に誘導されるべきであると判断してもよい。たとえば、誘導/選別ルールデータベース136に格納された誘導ルールが、モバイル機器102を利用している加入者は無線アクセスネットワークタイプ128に誘導されるべきであると特定してもよい。いくつかの実施例では、DSRノード112は、ULRメッセージに含まれたユーザ名情報(たとえば、モバイル機器102を利用している加入者に関連付けられた情報)、訪問先ネットワーク識別情報(たとえば、アクセスネットワーク114に関連付けられた情報)、および/または無線アクセスネットワークタイプ識別情報(たとえば、無線アクセスネットワークタイプ126に関連付けられた情報)を調べることによって、モバイル機器102は無線アクセスネットワークタイプ128に誘導されるべきであると判断してもよく、調べられたユーザ名情報、訪問先ネットワーク識別情報、および/または無線アクセスネットワークタイプ識別情報に基づいて無線アクセスネットワークタイプ128を識別してもよい。いくつかの実施例では、DSRノード112は、ダイアメータベースの誘導事象を誘導ログ表(図示せず)に記録してもよい。
【0018】
ステップ4で、DSRノード112は、モバイル機器102について無線アクセスネットワークタイプ126が許可されないことを示す位置情報更新返答(update location answer:ULA)メッセージを作成して、MMEノード122に通信してもよい。MMEノード122はULAメッセージを受信してもよく、ステップ5で、アクセスネットワーク114からモバイル機器102を切り離す(デタッチ)べきであることを示すデタッチ要求メッセージを作成して、モバイル機器102に通信してもよい。ステップ6で、モバイル機器102は、無線アクセスネットワークタイプ128を介して、アクセスネットワーク114の送受信機/受信機ステーション118のうちの1つ以上に再アタッチしてもよい。ステップ7で、アクセスネットワーク114のMMEノード122は、ULRメッセージをSDRノード106に送信してもよい。ULRメッセージは、モバイル機器102を利用している加入者が無線アクセスネットワークタイプ128を介してアクセスネットワーク114に接続されていることを特定してもよい。DSRノード112は、ULRメッセージをSDRノード106にルーティングしてもよく、それは、ステップ8で、位置の更新が成功したことを示すULAメッセージを用いて、アクセスネットワーク114のMMEノード122に回答してもよい。
【0019】
図3は、ここに説明される主題の実施例に従う、ULRに応答した、異なる無線アクセスネットワークへのモバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的なメッセージシーケンスである。図3を参照して、ステップ1で、モバイル機器102は、アクセスネットワーク114の送受信機/受信機ステーション118のうちの1つ以上にアタッチされてもよい。ステップ2で、アクセスネットワーク114のMMEノード122は、ULRメッセージをSDRノード106に送信してもよい。ULRメッセージは、モバイル機器102を利用している加入者がアクセスネットワーク114を介して接続されていることを特定してもよい。SDRノード106に行く途中で、DSRノード112がULRメッセージを遮ってもよい。ここに説明される主題の実施例によれば、ステップ3で、DSRノード112は、モバイル機器102はアクセスネットワーク116に誘導されるべきであると判断してもよい。たとえば、誘導/選別ルールデータベース136に格納された誘導ルールが、モバイル機器102を利用している加入者はアクセスネットワーク116に誘導されるべきであると特定してもよい。いくつかの実施例では、DSRノード112は、ULRメッセージに含まれたユーザ名情報(たとえば、モバイル機器102を利用している加入者に関連付けられた情報)、訪問先ネットワーク識別情報(たとえば、アクセスネットワーク114に関連付けられた情報)、および/または無線アクセスネットワークタイプ識別情報(たとえば、無線アクセスネットワークタイプ126および/または無線アクセスネットワークタイプ128に関連付けられた情報)を調べることによって、モバイル機器102はアクセスネットワーク116に誘導されるべきであると判断してもよく、調べられたユーザ名情報、訪問先ネットワーク識別情報、および/または無線アクセスネットワークタイプ識別情報に基づいてアクセスネットワーク116を識別してもよい。いくつかの実施例では、DSRノード112は、ダイアメータベースの誘導事象を誘導ログ表(図示せず)に記録してもよい。
【0020】
ステップ4で、DSRノード112は、モバイル機器102についてアクセスネットワーク114が許可されないことを示す位置情報更新返答(ULA)メッセージを作成して、MMEノード122に通信してもよい。MMEノード122はULAメッセージを受信してもよく、ステップ5で、アクセスネットワーク114からモバイル機器102をデタッチすべきであることを示すデタッチ要求メッセージを作成して、モバイル機器102に通信してもよい。ステップ6で、モバイル機器102は、アクセスネットワーク116の送受信機/受信機ステーション120のうちの1つ以上にアタッチしてもよい。ステップ7で、アクセスネットワーク116のMMEノード124は、ULRメッセージをSDRノード106に送信してもよい。ULRメッセージは、モバイル機器102を利用している加入者がアクセスネットワーク116に接続されていることを特定してもよい。DSRノード112は、ULRメッセージをSDRノード106にルーティングしてもよく、それは、ステップ8で、位置の更新が成功したことを示すULAメッセージを用いて、アクセスネットワーク116のMMEノード124に回答してもよい。
【0021】
図4は、ここに説明される主題の実施例に従う、クレジット管理要求(CCR)に応答した、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的なメッセージシーケンスである。図4を参照して、ステップ1で、モバイル機器102は、アクセスネットワーク114を介してPCEFノード110に接続されてもよい。ステップ2で、PCEFノード110は、モバイル機器102に関連付けられたCCRメッセージをPCRFノード108に送信してもよい。ステップ3で、PCRFノード108は、クレジット管理返答(credit control answer:CCA)メッセージを用いて、CCRメッセージに応答してもよい。ここに説明される主題の実施例によれば、ステップ4で、PCRFノード108は、モバイル機器102はアクセスネットワーク116に誘導されるべきであると判断してもよい。たとえば、誘導/選別ルールデータベース134に格納された誘導ルールが、モバイル機器102を利用している加入者はアクセスネットワーク116に誘導されるべきであると特定してもよい。いくつかの実施例では、PCRFノード108は、CCRメッセージに含まれたユーザ名情報(たとえば、モバイル機器102を利用している加入者に関連付けられた情報)、訪問先ネットワーク識別情報(たとえば、アクセスネットワーク114に関連付けられた情報)、および/または無線アクセスネットワークタイプ識別情報(たとえば、無線アクセスネットワークタイプ126および/または無線アクセスネットワークタイプ128に関連付けられた情報)を調べることによって、モバイル機器102はアクセスネットワーク116に誘導されるべきであると判断してもよく、調べられたユーザ名情報、訪問先ネットワーク識別情報、および/または無線アクセスネットワークタイプ識別情報に基づいてアクセスネットワーク116を識別してもよい。いくつかの実施例では、PCRFノード108は、ダイアメータベースの誘導事象を誘導ログ表(図示せず)に記録してもよい。
【0022】
ステップ5で、PCRFノード108は、位置情報削除要求(cancel location request:CLR)メッセージをアクセスネットワーク114のMMEノード122に送信するようSDRノード106に指示するメッセージを、SDRノード106に送信してもよい。ステップ6で、SDRノード106は、CLRメッセージをアクセスネットワーク114のMMEノード122に送信してもよい。ステップ7で、モバイル機器102は、アクセスネットワーク114からデタッチしてもよい。ステップ8で、モバイル機器102は、アタッチを開始するよう、アクセスネットワーク116にメッセージを送信してもよく、ステップ9で、モバイル機器102は、アクセスネットワーク116を介してPCEFノード110との接続を確立してもよい。ステップ10で、アクセスネットワーク116は、アクセスネットワーク116を介したモバイル機器102の接続の成功を示すULRメッセージをSDRノード106に送信してもよい。
【0023】
図5は、ここに説明される主題の実施例に従う、加入者情報が加入者データリポジトリから得られる、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的なメッセージシーケンスである。図5を参照して、ステップ1で、モバイル機器102は、アクセスネットワーク114を介してPCEFノード110に接続されてもよい。ステップ2で、PCEFノード110は、モバイル機器102に関連付けられたCCRメッセージをPCRFノード108に送信してもよい。ステップ3で、PCRFノード108は、CCAメッセージを用いてCCRメッセージに応答してもよい。ここに説明される主題の実施例によれば、ステップ4で、PCRFノード108は、モバイル機器102はアクセスネットワーク116に誘導されるべきであると判断してもよい。たとえば、誘導/選別ルールデータベース134に格納された誘導ルールが、アクセスネットワーク114、無線アクセスネットワークタイプ126、および/または無線アクセスネットワークタイプ128を利用している加入者は、アクセスネットワーク116に誘導されるべきであると特定してもよい。いくつかの実施例では、PCRFノード108は、CCRメッセージに含まれたユーザ名情報(たとえば、モバイル機器102を利用している加入者に関連付けられた情報)を調べ、ユーザ名情報を利用して訪問先ネットワーク識別情報(たとえば、アクセスネットワーク114に関連付けられた情報)および/または無線アクセスネットワークタイプ識別情報(たとえば、無線アクセスネットワークタイプ126および/または無線アクセスネットワークタイプ128に関連付けられた情報)を得ることによって、モバイル機器102はアクセスネットワーク116に誘導されるべきであると判断してもよい。たとえば、ステップ5で、PCRFノード108は、CCRメッセージに含まれたユーザ名情報(たとえば、モバイル機器102を利用している加入者に関連付けられた情報)を利用して、訪問先ネットワーク識別情報(たとえば、アクセスネットワーク114に関連付けられた情報)および/または無線アクセスネットワークタイプ識別情報(たとえば、無線アクセスネットワークタイプ126および/または無線アクセスネットワークタイプ128に関連付けられた情報)についてSDRノード106にクエリーを行なってもよい。ステップ6で、SDRノード106は、モバイル機器102を利用している加入者はアクセスネットワーク114、無線アクセスネットワークタイプ126、および/または無線アクセスネットワークタイプ128を介して接続されていることを示す応答を用いて、PCRFノード108のクエリーに応答してもよい。いくつかの実施例では、PCRFノード108は、ダイアメータベースの誘導事象を誘導ログ表(図示せず)に記録してもよい。
【0024】
ステップ7で、SDRノード106は、CLRメッセージをアクセスネットワーク114のMMEノード122に送信してもよい。ステップ8で、モバイル機器102は、アクセスネットワーク114からデタッチしてもよい。ステップ9で、モバイル機器102は、アタッチを開始するよう、アクセスネットワーク116にメッセージを送信してもよく、ステップ10で、モバイル機器102は、アクセスネットワーク116を介してPCEFノード110との接続を確立してもよい。ステップ11で、アクセスネットワーク116は、アクセスネットワーク116を介したモバイル機器102の接続の成功を示すULRメッセージをSDRノード106に送信してもよい。
【0025】
図6は、ここに説明される主題の実施例に従う、ULRに応答して、モバイル機器の汎用加入者識別モジュール(USIM)が、好ましいローミングネットワーク情報を反映するよう更新される、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的なメッセージシーケンスである。図6を参照して、ステップ1で、モバイル機器102は、アクセスネットワーク114を介して接続されてもよい。ステップ2で、アクセスネットワーク114は、モバイル機器102に関連付けられたULRメッセージをSDRノード106に送信してもよい。ULRメッセージは、モバイル機器102を利用している加入者がアクセスネットワーク114を介して接続されていることを特定してもよい。SDRノード106に行く途中で、DSRノード112がULRメッセージを遮ってもよい。ここに説明される主題の実施例によれば、ステップ3で、DSRノード112は、モバイル機器102はアクセスネットワーク116に誘導されるべきであると判断してもよい。たとえば、誘導/選別ルールデータベース136に格納された誘導ルールが、モバイル機器102を利用している加入者はアクセスネットワーク116に誘導されるべきであると特定してもよい。いくつかの実施例では、DSRノード112は、ULRメッセージに含まれたユーザ名情報(たとえば、モバイル機器102を利用している加入者に関連付けられた情報)、訪問先ネットワーク識別情報(たとえば、アクセスネットワーク114に関連付けられた情報)、および/または無線アクセスネットワークタイプ識別情報(たとえば、無線アクセスネットワークタイプ126および/または無線アクセスネットワークタイプ128に関連付けられた情報)を調べることによって、モバイル機器102はアクセスネットワーク116に誘導されるべきであると判断してもよく、調べられたユーザ名情報、訪問先ネットワーク識別情報、および/または無線アクセスネットワークタイプ識別情報に基づいてアクセスネットワーク116を識別してもよい。いくつかの実施例では、DSRノード112は、ダイアメータベースの誘導事象を誘導ログ表(図示せず)に記録してもよい。
【0026】
ステップ4で、DSRノード112は、モバイル機器102の好ましいローミングネットワーク情報を更新するために(たとえば、アクセスネットワーク114よりもアクセスネットワーク116により高い優先度が付与されるように、モバイル機器102の好ましいローミングネットワーク情報を修正するために)、USIMアプリケーションツールキット(USAT)メッセージを作成して、モバイル機器102に通信してもよい。ステップ5で、モバイル機器102は、DSRノード112からUSATメッセージを受信し、それに応じてその好ましいローミングネットワーク情報を更新してもよい。ステップ6で、DSRノード112は、CLRメッセージをアクセスネットワーク114のMMEノード122に送信してもよい。いくつかの実施例では、DSRノード112は、それの代わりに、CLRメッセージをアクセスネットワーク114のMMEノード122に送信するようSDRノード106に指示するメッセージを、SDRノード106に送信してもよい(図示せず)。ステップ7で、モバイル機器102は、アクセスネットワーク114からデタッチしてもよい。ステップ8で、モバイル機器102は、アタッチを開始するよう、アクセスネットワーク116にメッセージを送信してもよく、ステップ9で、モバイル機器102は、アクセスネットワーク116を介して接続を確立してもよい。ステップ10で、アクセスネットワーク116は、アクセスネットワーク116を介したモバイル機器102の接続の成功を示すULRメッセージをSDRノード106に送信してもよい。
【0027】
図7は、ここに説明される主題の実施例に従う、CCRに応答して、モバイル機器のUSIMが、好ましいローミングネットワーク情報を反映するよう更新される、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的なメッセージシーケンスである。図7を参照して、ステップ1で、モバイル機器102は、アクセスネットワーク114を介してPCEFノード110に接続されてもよい。ステップ2で、PCEFノード110は、モバイル機器102に関連付けられたCCRメッセージをPCRFノード108に送信してもよい。ステップ3で、PCRFノード108は、CCAメッセージを用いてCCRメッセージに応答してもよい。ここに説明される主題の実施例によれば、ステップ4で、PCRFノード108は、モバイル機器102はアクセスネットワーク116に誘導されるべきであると判断してもよい。たとえば、誘導/選別ルールデータベース134に格納された誘導ルールが、モバイル機器102を利用している加入者はアクセスネットワーク116に誘導されるべきであると特定してもよい。いくつかの実施例では、PCRFノード108は、CCRメッセージに含まれたユーザ名情報(たとえば、モバイル機器102を利用している加入者に関連付けられた情報)、訪問先ネットワーク識別情報(たとえば、アクセスネットワーク114に関連付けられた情報)、および/または無線アクセスネットワークタイプ識別情報(たとえば、無線アクセスネットワークタイプ126および/または無線アクセスネットワークタイプ128に関連付けられた情報)を調べることによって、モバイル機器102はアクセスネットワーク116に誘導されるべきであると判断してもよく、調べられたユーザ名情報、訪問先ネットワーク識別情報、および/または無線アクセスネットワークタイプ識別情報に基づいてアクセスネットワーク116を識別してもよい。いくつかの実施例では、PCRFノード108は、ダイアメータベースの誘導事象を誘導ログ表(図示せず)に記録してもよい。
【0028】
ステップ5で、PCRFノード108は、モバイル機器102の好ましいローミングネットワーク情報を更新するために(たとえば、アクセスネットワーク114よりもアクセスネットワーク116により高い優先度が付与されるように、モバイル機器102の好ましいローミングネットワーク情報を修正するために)、USATメッセージを作成してモバイル機器102に通信してもよい。ステップ6で、モバイル機器102は、PCRFノード108からUSATメッセージを受信して、それに応じてその好ましいローミングネットワーク情報を更新してもよい。ステップ7で、PCRFノード108は、CLRメッセージをアクセスネットワーク114のMMEノード122に送信してもよい。いくつかの実施例では、PCRFノード108は、それの代わりに、CLRメッセージをアクセスネットワーク114のMMEノード122に送信するようSDRノード106に指示するメッセージを、SDRノード106に送信してもよい(図示せず)。ステップ8で、モバイル機器102は、アクセスネットワーク114からデタッチしてもよい。ステップ9で、モバイル機器102は、アタッチを開始するよう、アクセスネットワーク116にメッセージを送信してもよく、ステップ10で、モバイル機器102は、アクセスネットワーク116を介してPCEFノード110との接続を確立してもよい。ステップ11で、アクセスネットワーク116は、アクセスネットワーク116を介したモバイル機器102の接続の成功を示すULRメッセージをSDRノード106に送信してもよい。
【0029】
図8は、ここに説明される主題の実施例に従う、ネットワーク優先度情報の変更に応答して、モバイル機器のUSIMが、PCRFノードにより、好ましいローミングネットワーク情報を反映するよう更新される、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的なメッセージシーケンスである。図8を参照して、ステップ1で、モバイル機器102は、アクセスネットワーク114を介してPCEFノード110に接続されてもよい。ステップ2で、SDRノード106は、モバイル機器102を利用している加入者にとって、アクセスネットワーク116が現在、アクセスネットワーク114よりも優先度の高いネットワークであることを示すメッセージを、PCRFノード108に送信してもよい。たとえば、キャリアネットワーク104に関連付けられたオペレータが、モバイル機器102を利用している加入者にとって、アクセスネットワーク116が現在、アクセスネットワーク114よりも優先度の高いネットワークであることを特定する更新された誘導ルールを、SDRノード106に提供していてもよい。ここに説明される主題の実施例によれば、ステップ3で、PCRFノード108は、モバイル機器102はアクセスネットワーク116に誘導されるべきであると判断してもよい。たとえば、PCRFノード108は、モバイル機器102を利用している加入者にとって、アクセスネットワーク116が現在、アクセスネットワーク114よりも優先度の高いネットワークであることを示すSDRノード106のメッセージに応答して、モバイル機器102はアクセスネットワーク116に誘導されるべきであると判断してもよい。いくつかの実施例では、PCRFノード108は、ダイアメータベースの誘導事象を誘導ログ表(図示せず)に記録してもよい。
【0030】
ステップ4で、PCRFノード108は、モバイル機器102の好ましいローミングネットワーク情報を更新するために(たとえば、アクセスネットワーク114よりもアクセスネットワーク116により高い優先度が付与されるように、モバイル機器102の好ましいローミングネットワーク情報を修正するために)、USATメッセージを作成してモバイル機器102に通信してもよい。ステップ5で、モバイル機器102は、PCRFノード108からUSATメッセージを受信し、それに応じてその好ましいローミングネットワーク情報を更新してもよい。ステップ6で、PCRFノード108は、CLRメッセージをアクセスネットワーク114のMMEノード122に送信してもよい。いくつかの実施例では、PCRFノード108は、それの代わりに、CLRメッセージをアクセスネットワーク114のMMEノード122に送信するようSDRノード106に指示するメッセージを、SDRノード106に送信してもよい(図示せず)。ステップ7で、モバイル機器102は、アクセスネットワーク114からデタッチしてもよい。ステップ8で、モバイル機器102は、アタッチを開始するよう、アクセスネットワーク116にメッセージを送信してもよく、ステップ9で、モバイル機器102は、アクセスネットワーク116を介してPCEFノード110との接続を確立してもよい。ステップ10で、アクセスネットワーク116は、アクセスネットワーク116を介したモバイル機器102の接続の成功を示すULRメッセージをSDRノード106に送信してもよい。
【0031】
図9は、ここに説明される主題の実施例に従う、ネットワーク優先度情報の変更に応答して、モバイル機器のUSIMが、DSRノードにより、好ましいローミングネットワーク情報を反映するよう更新される、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的なメッセージシーケンスである。図9を参照して、ステップ1で、モバイル機器102は、アクセスネットワーク114を介してPCEFノード110に接続されてもよい。ステップ2で、SDRノード106は、モバイル機器102を利用している加入者にとって、アクセスネットワーク116が現在、アクセスネットワーク114よりも優先度の高いネットワークであることを示すメッセージを、DSRノード112に送信してもよい。たとえば、キャリアネットワーク104に関連付けられたオペレータが、モバイル機器102を利用している加入者にとって、アクセスネットワーク116が現在、アクセスネットワーク114よりも優先度の高いネットワークであることを特定する更新された誘導ルールを、SDRノード106に提供していてもよい。ここに説明される主題の実施例によれば、ステップ3で、DSRノード112は、モバイル機器102はアクセスネットワーク116に誘導されるべきであると判断してもよい。たとえば、DSRノード112は、モバイル機器102を利用している加入者にとって、アクセスネットワーク116が現在、アクセスネットワーク114よりも優先度の高いネットワークであることを示すSDRノード106のメッセージに応答して、モバイル機器102はアクセスネットワーク116に誘導されるべきであると判断してもよい。いくつかの実施例では、DSRノード112は、ダイアメータベースの誘導事象を誘導ログ表(図示せず)に記録してもよい。
【0032】
ステップ4で、DSRノード112は、モバイル機器102の好ましいローミングネットワーク情報を更新するために(たとえば、アクセスネットワーク114よりもアクセスネットワーク116により高い優先度が付与されるように、モバイル機器102の好ましいローミングネットワーク情報を修正するために)、USATメッセージを作成してモバイル機器102に通信してもよい。ステップ5で、モバイル機器102は、DSRノード112からUSATメッセージを受信し、それに応じてその好ましいローミングネットワーク情報を更新してもよい。ステップ6で、DSRノード112は、CLRメッセージをアクセスネットワーク114のMMEノード122に送信してもよい。いくつかの実施例では、DSRノード112は、それの代わりに、CLRメッセージをアクセスネットワーク114のMMEノード122に送信するようSDRノード106に指示するメッセージを、SDRノード106に送信してもよい(図示せず)。ステップ7で、モバイル機器102は、アクセスネットワーク114からデタッチしてもよい。ステップ8で、モバイル機器102は、アタッチを開始するよう、アクセスネットワーク116にメッセージを送信してもよく、ステップ9で、モバイル機器102は、アクセスネットワーク116を介してPCEFノード110との接続を確立してもよい。ステップ10で、アクセスネットワーク116は、アクセスネットワーク116を介したモバイル機器102の接続の成功を示すULRメッセージをSDRノード106に送信してもよい。
【0033】
図10は、ここに説明される主題の実施例に従う、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的な誘導ポリシールールデータ表である。図10を参照して、表1000は、1つ以上の誘導ポリシールールを特定してもよい。たとえば、表1000は、加入者識別情報(たとえば、国際携帯電話加入者識別情報(IMSI)、グローバル一意一時識別情報(GUTI)、および/またはユニフォームリソース識別子(URI))を特定するための列を含んでいてもよい。表1000はまた、1つ以上の誘導条件を特定するための1つ以上の列を含んでいてもよい。たとえば、表1000は、無線アクセスネットワーク誘導条件、無線アクセスネットワークタイプ誘導条件、曜日誘導条件、時刻誘導条件、および/または、追跡エリア、位置エリアおよび/またはセル識別子誘導条件を特定するための列を含んでいてもよい。表1000はさらに、特定された誘導条件に整合する加入者が許可されるべきか拒否されるべきかを特定するための列と、加入者によって利用されているモバイル機器のUSIMに通信すべきアクセス技術リストプロファイルを特定する列とを含んでいてもよい。
【0034】
表1000はまた、個々の誘導ポリシールールを特定する1つ以上のエントリを含んでいてもよい。たとえば、表1000は、任意の曜日の任意の時刻に、無線アクセスネットワーク「VisitedNetX」、任意の無線アクセスネットワークタイプを利用した、任意の追跡エリア、位置エリア、またはセル識別子からの任意の加入者識別子が、「ErrorCode_1」を用いて拒否されるべきであること、および、そのような加入者によって利用されているモバイル機器のUSIMに、アクセス技術リストプロファイルを通信すべきではないことを特定するエントリを含んでいてもよい。表1000はまた、任意の曜日の任意の時刻に、無線アクセスネットワークタイプ「RAT-typeY」を介して任意の無線アクセスネットワークを利用した、任意の追跡エリア、位置エリア、またはセル識別子からの加入者識別子「SubID1」が、「ErrorCode_2」を用いて拒否されるべきであること、および、そのような加入者によって利用されているモバイル機器のUSIMに、アクセス技術リストプロファイル「List1」を通信すべきであることを特定するエントリを含んでいてもよい。いくつかの実施例では、表1000は、1つ以上の誘導/選別ルールデータベース、たとえば、誘導/選別ルールデータベース134および/または誘導/選別ルールデータベース136に格納されていてもよい。
【0035】
図11は、ここに説明される主題の実施例に従う、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的な誘導ログデータ表である。図11を参照して、表1100は、ダイアメータベースの誘導事象の発生を記録するために利用されてもよい。たとえば、表1100は、ダイアメータベースの誘導事象についての加入者識別情報(たとえば、IMSI、GUTI、および/またはURI)を特定するための列を含んでいてもよい。表1100はまた、加入者によって利用されているモバイル機器のUSIMに通信されたアクセス技術リストプロファイルを特定するための列と、プロファイルが通信された時刻を特定するための列とを含んでいてもよい。表1100はまた、個々のダイアメータベースの誘導事象を特定する1つ以上のエントリを含んでいてもよい。たとえば、表1100は、2010年1月1日の2時30分34秒に、アクセス技術リストプロファイル「List1」が、加入者によって利用されているモバイル機器のUSIMに通信されたというダイアメータベースの誘導事象が、加入者識別子「SubID1」について発生したことを特定するエントリを含んでいてもよい。いくつかの実施例では、表1100は、1つ以上の誘導/選別ルールデータベース、たとえば、誘導/選別ルールデータベース134および/または誘導/選別ルールデータベース136に格納されていてもよい。
【0036】
図12は、ここに説明される主題の実施例に従う、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための例示的なプロセスを示すフローチャートである。図12を参照して、ステップ1200で、モバイル機器に関連付けられたダイアメータメッセージが受信される。たとえば、DSRノード112が、モバイル機器102に関連付けられたULRメッセージを受信してもよい。ステップ1202で、モバイル機器が、モバイル機器のネットワークアクセスを現在サポートしている無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプとは異なる、無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプにアクセスするように誘導されるべきかどうかが、ダイアメータメッセージに基づいて判断される。たとえば、DSRノード112は、ダイアメータメッセージに基づいて、モバイル機器102はアクセスネットワーク116にアクセスするように誘導されるべきであると判断してもよい。ステップ1204で、モバイル機器は異なる無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプにアクセスすべきであるという判断に応答して、モバイル機器は、異なる無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプにアクセスするように誘導される。たとえば、モバイル機器102はアクセスネットワーク116にアクセスすべきであるという判断に応答して、モバイル機器102はアクセスネットワーク116にアクセスするように誘導されてもよい。
【0037】
図13は、ここに説明される主題の実施例に従う、モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のためのネットワークノードを示すブロック図である。図13を参照して、DSRノード112および/またはPCRFノード108は、通信インターフェイス1300を含んでいてもよい。通信インターフェイス1300は、ダイアメータメッセージを送信および/または受信するのに好適なあらゆるインターフェイスであってもよい。通信インターフェイス1300は、モバイル機器に関連付けられたダイアメータメッセージを受信するよう構成されてもよい。たとえば、通信インターフェイス1300は、モバイル機器102に関連付けられたULRメッセージを受信するよう構成されてもよい。DSRノード112および/またはPCRFノード108はまた、誘導モジュール1302を含んでいてもよい。誘導モジュール1302は、モバイル機器が、モバイル機器のネットワークアクセスを現在サポートしている無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプとは異なる、無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプにアクセスするように誘導されるべきかどうかを、ダイアメータメッセージに基づいて判断するよう構成されてもよい。たとえば、誘導モジュール1302は、ULRメッセージに基づいて、モバイル機器102はアクセスネットワーク116にアクセスするように誘導されるべきであると判断するよう構成されてもよい。誘導モジュール1302はまた、モバイル機器は異なる無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプにアクセスすべきであるという判断に応答して、モバイル機器を、異なる無線アクセスネットワークまたは無線アクセスネットワークタイプにアクセスするように誘導するよう構成されてもよい。たとえば、誘導モジュール1302は、モバイル機器102はアクセスネットワーク116にアクセスすべきであるという判断に応答して、モバイル機器102を、アクセスネットワーク116にアクセスするように誘導するよう構成されてもよい。
【0038】
ここに説明された主題のさまざまな詳細が、ここに説明された主題の範囲から逸脱することなく変更されてもよい、ということが理解されるであろう。また、前述の説明は限定のためではなく例示のためである。なぜなら、ここに説明された主題は、ここに述べる請求項によって定義されるからである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13