特許第5661874号(P5661874)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5661874
(24)【登録日】2014年12月12日
(45)【発行日】2015年1月28日
(54)【発明の名称】電力管理のためのアイドル期間報告
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/32 20060101AFI20150108BHJP
【FI】
   G06F1/00 332Z
【請求項の数】18
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2013-147879(P2013-147879)
(22)【出願日】2013年7月16日
(62)【分割の表示】特願2009-291091(P2009-291091)の分割
【原出願日】2009年12月22日
(65)【公開番号】特開2013-257886(P2013-257886A)
(43)【公開日】2013年12月26日
【審査請求日】2013年7月16日
(31)【優先権主張番号】12/347,573
(32)【優先日】2008年12月31日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】593096712
【氏名又は名称】インテル コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】ロバート イー. ガフ
(72)【発明者】
【氏名】セー ダブリュー. クワ
(72)【発明者】
【氏名】ニール ダブリュー. ソンジャー
(72)【発明者】
【氏名】ジャヤ エル. ジェヤシーラン
(72)【発明者】
【氏名】バーンズ クーパー
【審査官】 片岡 利延
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−197948(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 1/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の下流装置に結合される装置であって、
前記複数の下流装置のアイドル期間に対応するデータを受信するロジック、
前記アイドル期間の終了を追跡するロジック、
次に終了するアイドル期間のうちの第1のアイドル期間に対応するデータを送信して、前記第1のアイドル期間に少なくとも部分的に基づいて前記装置の電力を管理し、及び前記第1のアイドル期間の終了に応答して、次に終了するアイドル期間のうちの第2のアイドル期間に対応するデータを送信して、前記第2のアイドル期間に少なくとも部分的に基づいて前記装置の電力を管理するロジック、
を有し、
前記第1のアイドル期間及び前記第2のアイドル期間は、前記複数の下流装置のうちの異なる下流装置のアイドル期間であり、時間的に重なり合い、前記第2のアイドル期間に対応するデータは、前記第2のアイドル期間が終了するまでの残り時間に対応する、装置。
【請求項2】
前記アイドル期間の終了を追跡するロジックは、アイドル期間に対応するデータをタイマ値と比較する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記アイドル期間の終了を追跡するロジックは、アイドル期間に対応するデータを対応するタイマに格納する、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記データを受信するロジックは、複数の下流装置からアイドル期間に対応するデータを受信する、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記の送信されたデータに少なくとも部分的に基づき前記装置の電力を管理するロジック、
を有する請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記電力を管理するロジックは、前記の送信されたデータに応答して低電力状態に遷移する、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記電力を管理するロジックは、アイドル期間が終了するときに少なくとも部分的に基づき、低電力状態から遷移する、請求項5に記載の装置。
【請求項8】
前記データを受信するロジックは、前記第1のアイドル期間の終了後、アイドル期間のうちの第3のアイドル期間に対応するデータを受信し、前記第3のアイドル期間は、前記複数の下流装置のうちの、前記第1及び第2のアイドル期間に関連する下流装置以外の下流装置のアイドル期間であり、
前記データを送信するロジックは、前記第2のアイドル期間の終了前に、前記第3のアイドル期間に対応するデータを送信して、前記第3のアイドル期間に少なくとも部分的に基づいて前記装置の電力を管理する、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記データを送信するロジックは、前記第3のアイドル期間の終了に応答して、前記第2のアイドル期間に対応するデータを送信して、前記第2のアイドル期間に少なくとも部分的に基づいて前記装置の電力を管理する、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
複数の下流装置に結合される装置の電力を管理する方法であって、
前記複数の下流装置のアイドル期間に対応するデータを受信するステップ、
複数の前記アイドル期間の終了を追跡するステップ、
次に終了するアイドル期間のうちの第1のアイドル期間に対応するデータを送信するステップであって、前記第1のアイドル期間に少なくとも部分的に基づいて前記装置の電力を管理する、ステップ、
前記第1のアイドル期間の終了に応答して、次に終了するアイドル期間のうちの第2のアイドル期間に対応するデータを送信するステップであって、前記第2のアイドル期間に少なくとも部分的に基づいて前記装置の電力を管理する、ステップ、
を有し、
前記第1のアイドル期間及び前記第2のアイドル期間は、前記複数の下流装置のうちの異なる下流装置のアイドル期間であり、時間的に重なり合い、前記第2のアイドル期間に対応するデータは、前記第2のアイドル期間が終了するまでの残り時間に対応する、方法。
【請求項11】
前記アイドル期間の終了を追跡するステップは、アイドル期間に対応するデータをタイマ値と比較するステップを有する、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記追跡するステップは、アイドル期間に対応するデータを対応するタイマに格納するステップを有する、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記受信するステップは、複数の下流装置からアイドル期間に対応するデータを受信するステップを有する、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記の送信されたデータに少なくとも部分的に基づき前記装置の電力を管理するステップ、
を有する請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記管理するステップは、前記の送信されたデータに応答して低電力状態に遷移するステップを有する、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記管理するステップは、アイドル期間が終了するときに少なくとも部分的に基づき、低電力状態から遷移するステップを有する、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記受信するステップは、前記第1のアイドル期間の終了後、アイドル期間のうちの第3のアイドル期間に対応するデータを受信するステップを有し、前記第3のアイドル期間は、前記複数の下流装置のうちの、前記第1及び第2のアイドル期間に関連する下流装置以外の下流装置のアイドル期間であり、
前記方法は、前記第2のアイドル期間の終了前に、前記第3のアイドル期間に対応するデータを送信するステップであって、前記第3のアイドル期間に少なくとも部分的に基づいて前記装置の電力を管理する、ステップ、を有する請求項10に記載の方法。
【請求項18】
前記第3のアイドル期間の終了に応答して、前記第2のアイドル期間に対応するデータを送信するステップであって、前記第2のアイドル期間に少なくとも部分的に基づいて前記装置の電力を管理する、ステップ、を有する請求項17に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願明細書に記載される実施形態は、主に電力管理に関する。
【背景技術】
【0002】
電力管理は、電源効率を向上させるために多くの装置及びシステムで用いられ、電力消費及び/又は放熱を減少させるのに役立つ。バッテリにより電力を供給されるモバイル装置及びシステムでは、電力管理は動作の拡張に役立ちうる。
【0003】
幾つかのプラットフォーム・レベルの電力管理は、プロセッサ及び/又はチップセットを低電力状態にし、該低電力状態は入力/出力(I/O)性能に影響を及ぼしうる。プラットフォームがバスマスタに対応する一例として、プロセッサ及びチップセットが低電力状態になったとき、I/O装置がシステム・メモリへのデータ転送を開始する場合がある。プロセッサ及びチップセットは、データ転送を完了するために通常の動作状態に戻らなければならないので、性能を低下させる遅延を導入してしまうだろう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、電力管理のためにアイドル期間を報告する装置及び方法を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図面は必ずしも縮尺通りではない。
図1】一実施形態の、1又は複数の下流装置からのアイドル期間報告に少なくとも部分的に基づき電力を管理する、例であるシステムのブロック図を示す。
図2】一実施形態の、1又は複数の下流装置からのアイドル期間報告に少なくとも部分的に基づき電力を管理する、例であるフロー図を示す。
図3】一実施形態の、アイドル期間を報告する下流装置のブロック図を示す。
図4】一実施形態の、アイドル期間を報告する下流装置の例であるフロー図を示す。
図5】一実施形態の、複数の下流装置/機能のアイドル期間を報告するロジックのブロック図を示す。
図6】一実施形態の、複数の下流装置/機能のアイドル期間を報告する例であるフロー図を示す。
図7】一実施形態の、アイドル期間を報告するロジックの第1の時間状態の例を示す。
図8】一実施形態の、アイドル期間を報告するロジックの第2の時間の状態の例を示す。
図9】一実施形態の、アイドル期間を報告するロジックの第3の時間の状態の例を示す。
図10】一実施形態の、アイドル期間を報告するロジックの第1の時間の状態の例を示す。
図11】一実施形態の、アイドル期間を報告するロジックの第5の時間の状態の例を示す。
図12】一実施形態の、アイドル期間を報告するロジックの第6の時間の状態の例を示す。
図13】一実施形態の、アイドル期間を報告するロジックの第7の時間の状態の例を示す。
図14】一実施形態の、アイドル期間を報告するロジックの第8の時間の状態の例を示す。
図15】一実施形態の、アイドル期間を報告するロジックの第9の時間の状態の例を示す。
図16】一実施形態の、アイドル期間を報告するロジックの第10の時間の状態の例を示す。
図17】一実施形態の、複数の下流装置/機能のアイドル期間を報告するロジックのブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0006】
実施形態は、添付の図面に例として図示されるが、これらに限定されない。また、複数の図面で、類似の参照符号を用い同様の要素を参照する。
【0007】
以下の詳細な説明は、電力管理のためのアイドル期間の報告に関する装置、方法及びシステムの例である実施形態を説明する。例えば、1又は複数の構造、機能及び/又は特性のような特徴が便宜上1つの実施形態を参照して説明され、種々の実施形態が如何なる適切な1又は複数の記載された特徴と共に実施されてもよい。
【0008】
図1は、1又は複数のプロセッサ110及び(1又は複数の)プロセッサ110に結合されたプラットフォーム制御ロジック120を有する例であるシステム100を示す。ある実施形態では、(1又は複数の)プロセッサ110は1又は複数のプロセッサ電力制御部(PPMC)112を有し、(1又は複数の)プロセッサ110の電力効率を向上させるのを支援してよい。ある実施形態では、プラットフォーム制御ロジック120は、システム100の電力効率を向上させるのを支援するために、プラットフォーム制御部の電力管理制御部(PCPMC)122を有してよい。ある実施形態では、PCPMC122は、例えばシステム100の1又は複数の構成要素が該構成要素の活動が低下するか又はアイドルになったときに、複数の低電力又はスリープ状態のうちの1つに入るのを管理するよう結合されてよい。
【0009】
ある実施形態では、PCPMC122は、システム100の構成要素の電力管理を調整し、電力効率の向上を支援してよい。ある実施形態では、PCPMC122は、例えば(1又は複数の)PPMC112のための1又は複数のPPMC112及びPCPMC122と協調するよう結合され、1又は複数の構成要素が低電力又はスリープ状態にいつ及びどれだけ深く入ったかを、性能の低下に大きく影響することなく、より良好に識別してよい。
【0010】
(1又は複数の)PPMC112及びPCPMC122のそれぞれは、例えば如何なる適切なハードウェア、如何なる適切なハードウェアを実行する如何なる適切なファームウェア、如何なる適切なハードウェアを実行する如何なる適切なソフトウェア又はこれらの実装の如何なる適切な組み合わせのような如何なる適切なロジックを用いて如何なる適切な方法で実施されてもよい。ある実施形態では、如何なる適切なファームウェア及び/又はソフトウェアは、例えば揮発性メモリ160及び/又は1又は複数の不揮発性メモリ及び/又は記憶装置170のような如何なる適切な1又は複数のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよい。
【0011】
ある実施形態では、PCPMC122は、例えば装置132のような1又は複数の下流装置のアイドル期間に対応するデータを受信してよい。ある実施形態では、PCPMC122は、受信データに少なくとも部分的に基づき、従って対応するアイドル期間に少なくとも部分的に基づき、電力を管理してよい。ある実施形態では、アイドル期間は、装置の少なくとも一部がアイドルになるだろう、ほぼ現在の時刻から先の時間量に対応してよい。ある実施形態では、アイドル期間は、装置の少なくとも一部が上流装置と通信しないだろう、ほぼ現在の時刻から先の時間量に対応してよい。ある実施形態では、アイドル期間は、装置の少なくとも一部がアイドルになるだろう最小時間量に対応してよい。ある実施形態では、アイドル期間は、装置の少なくとも一部が次に上流装置と通信するだろう最小時間量に対応してよい。ある実施形態では、PCPMC122は、例えば装置の少なくとも一部がどれだけ頻繁に及びいつアイドルになるかに少なくとも部分的に依存して、長期に渡り装置の異なるアイドル期間を受信してよい。
【0012】
ある実施形態では、アイドル期間に対応する受信データに少なくとも部分的に基づき、1又は複数の下流装置がどれだけ長くアイドルであるかを識別することにより、PCPMC122は、システム100の1又は複数の構成要素がどれだけ長く及びどれだけ深く低電力又はスリープ状態に入るかをより良好に識別し、性能の低下に少しの影響しか及ぼさずに1又は複数の下流装置に依然として応答しうる。
【0013】
ある実施形態では、PCPMC122は、アイドル期間に対応するデータの受信に応答して、システム100の1又は複数の構成要素を低電力状態へ遷移させてよい。ある実施形態では、PCPMC122は、アイドル期間がいつ終了するかに少なくとも部分的に基づき、システム100の1又は複数の構成要素を低電力状態から遷移させてよい。ある実施形態では、PCPMC122は、受信データに少なくとも部分的に基づき、下流装置の次に終了するアイドル期間を繰り返し識別し、低電力状態へ遷移させ、及びアイドル期間の終了前に低電力状態から遷移させ、下流装置からの起こり得る通信に応答してよい。低電力状態の深さ及び期間は、次に終了するアイドル期間及び低電力状態の再開遅延に少なくとも部分的に基づき決定されてよい。ある実施形態では、このような低電力状態へ及び低電力状態からの遷移は、PCPMC122の不要な電力状態の遷移を低減することにより、PCPMC122が電力を低減するのを支援してよい。ある実施形態では、PCPMC122は、1又は複数のタイマを有し、アイドル期間がいつ終了するかを識別するのを支援してよい。
【0014】
ある実施形態では、例えば、プラットフォーム制御ロジック120がバスマスタに対応し、下流装置に例えば揮発性メモリ160へのデータ転送を開始させる場合、ある実施形態のPCPMC122は、下流装置がデータ転送を開始するときに、1又は複数の構成要素が低電力状態でデータ転送に使用されるのを回避してよい。
【0015】
ある実施形態では、プラットフォーム制御ロジック120は、インタフェース制御部124、126及び128を有し、装置132、134、135、136、137及び138と通信してよい。インタフェース制御部124、126及び128は、例えば如何なる適切なハードウェア、如何なる適切なハードウェアを実行する如何なる適切なファームウェア、如何なる適切なハードウェアを実行する如何なる適切なソフトウェア又はこれらの実装の如何なる適切な組み合わせのような如何なる適切なロジックを用いて如何なる適切な方法で実施されてもよい。ある実施形態では、如何なる適切なファームウェア及び/又はソフトウェアは、例えば揮発性メモリ160及び/又は1又は複数の不揮発性メモリ及び/又は記憶装置170のような如何なる適切な1又は複数のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよい。ある実施形態では、インタフェース制御部124、126及び128は、例えば及び限定でなく如何なる適切なペリフェラル・コンポーネント・インタフェース(PCI)又はPCI Express(PCIe)規格(例えば、PCI Express Base Specification Revision1.0、2002年7月22日;PCI Express Base Specification Revision2.0、2007年1月15日)のような如何なる適切な1又は複数の標準規格と互換性を有してよい。6個の装置と通信する3個のインタフェース制御部を有するとして図示されたが、プラットフォーム制御ロジック120は、1又は複数のインタフェース制御部のうちの如何なる適切な数のインタフェース制御部を有し、1又は複数の装置の如何なる適切な数の装置と通信してもよい。
【0016】
ある実施形態では、インタフェース制御部124は、下流装置132のアイドル期間に対応するデータを受信するよう結合されてよい。ある実施形態では、インタフェース制御部124は、装置132のアイドル期間に対応するデータをPCPMC122へ送信するよう結合されてよい。ある実施形態では、インタフェース制御部124は、装置132のアイドル期間に対応する受信データをPCPMC122へ送信するよう結合されてよい。
【0017】
ある実施形態では、インタフェース制御部126は、下流装置134のアイドル期間に対応するデータを受信するよう結合され、下流装置135のアイドル期間に対応するデータを受信するよう結合されてよい。ある実施形態では、インタフェース制御部126は、バス・エージェント・ロジック、ブリッジ・ロジック又はハブ・ロジックのような如何なる適切なロジックを有し、例えば下流装置134及び135の両者と通信してもよい。ある実施形態では、インタフェース制御部126は、装置134のアイドル期間に対応するデータ及び装置135のアイドル期間に対応するデータをPCPMC122へ送信するよう結合されてよい。ある実施形態では、インタフェース制御部126は、装置134のアイドル期間に対応する受信データ及び/又は装置135のアイドル期間に対応する受信データをPCPMC122へ送信するよう結合されてよい。ある実施形態では、装置134及び/又は135のアイドル期間が重なり合い、ある実施形態のインタフェース制御部126は、装置134又は装置135の次に終了する如何なる未だ続いているアイドル期間に対応するデータもPCPMC122へ送信するよう結合されてよい。
【0018】
ある実施形態では、インタフェース制御部128は、下流装置136のアイドル期間に対応するデータを受信するよう結合されてよい。ある実施形態では、装置136のアイドル期間に対応するデータは、装置136より下流の装置137又は装置138のアイドル期間に対応してもよい。ある実施形態では、インタフェース制御部128は、装置136のアイドル期間に対応するデータをPCPMC122へ送信するよう結合されてよい。ある実施形態では、インタフェース制御部128は、装置136のアイドル期間に対応する受信データをPCPMC122へ送信するよう結合されてよい。
【0019】
ある実施形態では、装置136は、下流装置137のアイドル期間に対応するデータを受信するよう結合され、下流装置138のアイドル期間に対応するデータを受信するよう結合されてよい。ある実施形態では、装置136は、装置137のアイドル期間に対応するデータ及び装置138のアイドル期間に対応するデータをインタフェース制御部128へ送信するよう結合されてよい。ある実施形態では、装置136は、装置137のアイドル期間に対応する受信データ及び/又は装置138のアイドル期間に対応する受信データをインタフェース制御部128へ送信するよう結合されてよい。ある実施形態では、装置137及び/又は138のアイドル期間が重なり合い、ある実施形態の装置136は、装置137又は装置138の次に終了する如何なる未だ続いているアイドル期間に対応するデータもインタフェース制御部128へ送信するよう結合されてよい。
【0020】
ある実施形態では、1又は複数のインタフェース制御部124、126及び128は、電力管理制御部を有し、インタフェース制御部及び/又は1又は複数の装置とのコネクション若しくはリンクの電力効率の向上を支援してよい。ある実施形態では、1又は複数のインタフェース制御部124、126及び128は、装置のアイドル期間に対応するデータを受信し、受信データに少なくとも部分的に基づき、従って対応するアイドル期間に少なくとも部分的に基づき、電力を管理してよい。ある実施形態では、PCPMC122は、どのように対応するインタフェース制御部がアイドル期間に少なくとも部分的に基づき電力を管理するかに基づき、装置の該アイドル期間に少なくとも部分的に基づき間接的に電力を管理してよい。
【0021】
ある実施形態では、1又は複数のインタフェース制御部124、126及び128は、下流装置のアイドル期間に少なくとも部分的に基づき、間接的に電力を管理してよい。一例として、ある実施形態では、装置136は、装置137から装置137のアイドル期間に対応するデータを受信し、受信データに少なくとも部分的に基づき、従って対応するアイドル期間に少なくとも部分的に基づき、装置136の電力を管理してよい。ある実施形態では、インタフェース制御部128は、どのように装置136がアイドル期間に少なくとも部分的に基づき電力を管理するかに基づき、該アイドル期間に少なくとも部分的に基づき間接的に電力を管理してよい。
【0022】
ある実施形態では、1又は複数のPPMC112は、PCPMC122と協調し、下流装置のアイドル期間に少なくとも部分的に基づき、電力を管理してもよい。ある実施形態では、PCPMC122は、装置のアイドル期間に対応するデータを(1又は複数の)PPMC112のような1又は複数のPPMC112へ送信し、該アイドル期間に少なくとも部分的に基づき電力を管理してよい。ある実施形態では、1又は複数のPPMC112は、PCPMC122と同様に、アイドル期間に少なくとも部分的に基づき、電力を管理してよい。ある実施形態では、1又は複数のPPMC112は、1又は複数のタイマを有し、アイドル期間がいつ終了するかを識別するのを支援してよい。ある実施形態では、1又は複数のPPMC112は、どのように対応するPCPMC122がアイドル期間に少なくとも部分的に基づき電力を管理するかに基づき、装置の該アイドル期間に少なくとも部分的に基づき間接的に電力を管理してよい。
【0023】
図2は、一実施形態の、1又は複数の下流装置からのアイドル期間報告に少なくとも部分的に基づき電力を管理する、例であるフロー図を示す。図2に示されるように、ブロック202で、1又は複数の下流装置のアイドル期間に対応するデータが受信されてよい。図1に関連するある実施形態では、装置136、インタフェース制御部124、126及び/若しくは128並びに/又はPCPMC122が、ブロック202でデータを受信する。ブロック204で、受信データに少なくとも部分的に基づき、電力が管理されてよい。図1に関連するある実施形態では、装置136、インタフェース制御部124、126及び/又は128並びに/又はPCPMC122が、ブロック204で電力を管理してよい。
【0024】
図1に示されるように、ある実施形態では、システム100は、1又は複数の入力装置140、1又は複数のディスプレイ150、揮発性メモリ160、1又は複数の不揮発性メモリ170及び/又は記憶装置170並びに1又は複数の通信インタフェース180を更に有してよい。
【0025】
ある実施形態では、(1又は複数の)プロセッサ110は、1又は複数のメモリ制御部を有し、揮発性メモリ160とのインタフェースを提供してよい。揮発性メモリ160は、例えばシステム100のためにデータ及び/又は命令を読み出し及び格納するために用いられてもよい。揮発性メモリ160は、例えば適切なダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)のような如何なる適切な揮発性メモリを有してもよい。ある実施形態では、(1又は複数の)プロセッサ110は、(1又は複数の)PPMC112を用い、揮発性メモリ160の電力管理を支援してよい。
【0026】
(1又は複数の)プロセッサと共に存在するよう記載されたが、ある実施形態では、1又は複数のメモリ制御部は、プラットフォーム制御ロジック120と共に存在し、プラットフォーム制御ロジック120と共に揮発性メモリ160と直接通信させてもよい。
【0027】
ある実施形態では、プラットフォーム制御ロジック120は、インタフェース制御部124、126及び128を含む如何なる適切なインタフェース制御部を有し、(1又は複数の)プロセッサ110に及び/又は如何なる適切な装置若しくは構成要素に、プラットフォーム制御ロジック120と通信する如何なる適切な通信リンクを提供してもよい。ある実施形態では、プラットフォーム制御ロジック120は、PCPMC122を用い、プラットフォーム制御ロジック120と通信する如何なる適切な1又は複数の装置及び/又は構成要素の電力管理を支援してもよい。
【0028】
ある実施形態では、プラットフォーム制御ロジック120は、1又は複数のグラフィック制御部を有し、(1又は複数の)ディスプレイ150とのインタフェースを提供してよい。(1又は複数の)ディスプレイ150は、例えば陰極管(CRT)又は液晶ディスプレイ(LCD)のような如何なる適切なディスプレイを有してもよい。ある実施形態では、1又は複数のグラフィック制御部は、選択的にプラットフォーム制御ロジック120の外部にあってもよい。
【0029】
ある実施形態では、プラットフォーム制御ロジック120は、1又は複数の入力/出力(I/O)制御部を有し、(1又は複数の)入力装置140、不揮発性メモリ及び/又は(1又は複数の)記憶装置170並びに(1又は複数の)通信インタフェース180とのインタフェースを提供してよい。
【0030】
(1又は複数の)入力装置140は、キーボード、マウス及び/又は如何なる他の適切なカーソル制御装置のような(1又は複数の)如何なる適切な入力装置を有してもよい。
【0031】
不揮発性メモリ及び/又は(1又は複数の)記憶装置170は、例えばデータ及び/又は命令を格納するために用いられてよい。不揮発性メモリ及び/又は(1又は複数の)記憶装置170は、例えばフラッシュメモリのような如何なる適切な不揮発性メモリを有してもよく、及び/又は例えば1又は複数のハードディスク・ドライブ(HDD)、1又は複数のコンパクト・ディスク(CD)ドライブ及び/又は1又は複数のデジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)ドライブのような如何なる適切な(1又は複数の)不揮発性記憶装置を有してもよい。
【0032】
(1又は複数の)通信インタフェース180は、システム100に、1又は複数のネットワークを介して通信するため及び/又は如何なる適切な装置と通信するためのインタフェースを提供してよい。(1又は複数の)通信インタフェース180は、如何なる適切なハードウェア及び/又はファームウェアを有してもよい。ある実施形態では、(1又は複数の)通信インタフェース180は、例えばネットワーク・アダプタ、無線ネットワーク・アダプタ、電話モデム及び/又は無線モデムであってもよい。無線通信の場合、ある実施形態では、(1又は複数の)通信インタフェース180は、1又は複数のアンテナ182を用いてもよい。
【0033】
ある実施形態では、下流装置132、134、135、136、137及び138は、例えば及び限定でなく適切な入力装置140、適切な不揮発性メモリ若しくは記憶装置170、適切な通信インタフェース180又は如何なる他の適切なI/O装置のような、プラットフォーム制御ロジック120に結合されうる如何なる適切な装置であってもよい。下流装置の例は、限定でなく、カーソル制御装置、ストレージ・ドライブ、記憶装置、バス・エージェント、ブリッジ装置、ハブ装置、ネットワーク・ルータ若しくはスイッチ、バッテリ充電装置、プリンタ、スキャナ、キャムコーダ、カメラ、メディア・プレイヤ、携帯電話機、スマート・フォン、携帯用インターネット装置及びデスクトップ、ノートブック若しくは他のコンピュータ・システムのようなコンピュータ・システムを有してよい。装置136は、下流装置137及び138との通信を支援する如何なる適切な装置であってもよい。装置136は、例えば、バス・エージェント、ブリッジ装置又はハブ装置を有してもよい。
【0034】
プラットフォーム制御ロジック120と共に存在するとして記載されたが、ある実施形態では、1又は複数のインタフェース制御部124、126及び128を含むプラットフォーム制御ロジック120の1又は複数の制御部は、1又は複数のプロセッサ110と共に存在し、プロセッサ110に1又は複数の装置又は構成要素と直接通信させてよい。ある実施形態では、1又は複数のインタフェース制御部124、126及び128を含むプラットフォーム制御ロジック120の1又は複数の制御部は、1又は複数のプロセッサ110の少なくとも一部と共に単一のダイに集積されてもよい。ある実施形態では、1又は複数のインタフェース制御部124、126及び128を含むプラットフォーム制御ロジック120の1又は複数の制御部は、1又は複数のプロセッサ110と共にパッケージされてもよい。
【0035】
<装置のアイドル期間の報告>
図3は、一実施形態の、1又は複数の上流装置のアイドル期間を報告し、該アイドル期間に少なくとも部分的に基づき電力を管理しうる装置300を示す。ある実施形態では、装置300は、例えば図1の下流装置132、134及び136に対応し、システム100のアイドル期間を報告し、該アイドル期間に少なくとも部分的に基づき電力を管理してよい。ある実施形態では、装置300は、例えば図1の下流装置137及び138に対応し、装置136及び/又はシステム100のアイドル期間を報告し、該アイドル期間に少なくとも部分的に基づき電力を管理してよい。
【0036】
図3に示されるように、ある実施形態では、装置300は装置制御ロジック302、インタフェース制御ロジック304及びアイドル期間報告ロジック306を有してよい。装置制御ロジック302、インタフェース制御ロジック304及びびアイドル期間報告ロジック306のそれぞれは、例えば如何なる適切なハードウェア、如何なる適切なハードウェアを実行する如何なる適切なファームウェア、如何なる適切なハードウェアを実行する如何なる適切なソフトウェア又はこれらの実装の如何なる適切な組み合わせを用いて如何なる適切な方法で実施されてもよい。ある実施形態では、このような如何なるファームウェア及び/又はソフトウェアは、装置300の適切な1又は複数のコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。ある実施形態では、装置300は、他の適切なロジック、回路及び/又は1又は複数の構成要素を有し、装置300の如何なる適切な機能を実施してもよい。
【0037】
ある実施形態では、装置制御ロジック302は、装置300の機能の制御を支援し、インタフェース制御ロジック304を用いて1又は複数の上流装置と通信し、これら装置の1又は複数の構成要素に機能を提供してよい。
【0038】
インタフェース制御ロジック304は、装置制御ロジック302に結合され、如何なる適切な方法で装置300のためにデータを送信及び/又は受信してもよい。ある実施形態では、インタフェース制御ロジック304は、例えば及び限定でなく如何なる適切なペリフェラル・コンポーネント・インタフェース(PCI)又はPCI Express(PCie)規格のような如何なる適切な1又は複数の標準規格と互換性を有してもよい。
【0039】
ある実施形態では、アイドル期間報告ロジック306は、アイドル期間に対応するデータを上流装置へ送信してよい。ある実施形態では、アイドル期間報告ロジック306は、装置制御ロジック302に結合され、装置300の少なくとも一部がアイドルになることを識別し、装置300のアイドル期間を決定してよい。
【0040】
アイドル期間報告ロジック306は、装置300の少なくとも一部がアイドルになることを如何なる適切な方法で識別してもよい。ある実施形態では、アイドル期間報告ロジック306は、装置300の少なくとも一部が1又は複数の上流装置と通信しないだろうことを識別してもよい。
【0041】
アイドル期間報告ロジック306は、装置300のアイドル期間を如何なる適切な方法で決定してもよい。ある実施形態では、アイドル期間報告ロジック306は、装置300の少なくとも一部がアイドルになるだろう時間量を決定してよい。ある実施形態では、アイドル期間報告ロジック306は、装置300の少なくとも一部がアイドルになるだろう、現在の時刻から先の時間量を決定してよい。ある実施形態では、アイドル期間報告ロジック306は、装置300の少なくとも一部が上流装置と通信しないだろう時間量を決定してよい。ある実施形態では、アイドル期間報告ロジック306は、装置300の少なくとも一部がアイドルになるだろう最小時間量を決定してよい。ある実施形態では、アイドル期間報告ロジック306は、装置300の少なくとも一部が上流装置と次にいつ通信するかを決定してよい。
【0042】
ある実施形態では、アイドル期間報告ロジック306は、装置300の少なくとも一部がアイドルになるだろう時間量を、如何なる適切な1又は複数のパラメータに基づき決定してよい。ある実施形態では、アイドル期間報告ロジック306は、装置300の少なくとも一部がアイドルになるだろう時間量を、例えばルックアップ・テーブルから、如何なる適切な1又は複数のパラメータに基づき識別してよい。
【0043】
ある実施形態では、アイドル期間報告ロジック306は、アイドル期間に対応するデータを、インタフェース制御ロジック304を用い如何なる適切な方法で送信するよう結合されてよい。ある実施形態では、アイドル期間報告ロジック306は、装置300の少なくとも一部がアイドルになるだろう決定された時間量に対応するデータを送信してよい。ある実施形態では、アイドル期間報告ロジック306は、装置300の少なくとも一部がアイドルになるだろう時間量が決定されたときにアイドル期間に対応するデータを送信してよい。ある実施形態では、アイドル期間報告ロジック306は、装置300の少なくとも一部がアイドルになるときに、アイドル期間に対応するデータを送信してよい。
【0044】
装置300の少なくとも一部はアイドル状態へ及びアイドル状態からの遷移を続けうるので、ある実施形態では、アイドル期間報告ロジック306は、アイドル期間に対応するデータを送信し続けてよい。
【0045】
例えば、ある実施形態では、装置制御ロジック302は、如何なる適切な無線リンクを含む如何なる適切な通信リンクを介して別の装置からデータを受信するためにバッファを有し、後にインタフェース制御ロジック304を用いて該バッファから上流装置へ転送してもよい。ある実施形態では、アイドル期間報告ロジック306は、バッファが満たされていること及びバッファから上流装置へのデータの転送を開始するために装置300が上流装置と未だ通信していないことを識別してよい。ある実施形態では、アイドル期間報告ロジック306は、バッファの容量及びバッファが満たされているレートに少なくとも部分的に基づき、装置300のアイドル期間を決定してよい。ある実施形態では、決定されたアイドル期間は、装置制御ロジック302がバッファから上流装置へのデータの転送を開始するだろうときに対応してよい。ある実施形態では、次に、アイドル期間報告ロジック306は、アイドル期間に対応するデータを、インタフェース制御ロジック304を用い上流装置へ送信してよい。
【0046】
ある実施形態では、装置300は複数の機能を有してよく、ある実施形態のアイドル期間報告ロジック306は、装置300の対応する機能のアイドル期間を報告してよい。
【0047】
図4は、ある実施形態の、上流装置にアイドル期間を報告する装置300の例であるフロー図400を示す。図4に示されたように、ブロック402で、アイドル期間報告ロジック306は、装置300の少なくとも一部がアイドルになるか否か識別してよい。アイドルになる場合、ブロック404で、アイドル期間報告ロジック306は、装置300のアイドル期間を決定してよい。ブロック406で、アイドル期間報告ロジック306は、アイドル期間に対応するデータを送信してよい。
【0048】
<複数の装置/機能のアイドル期間報告>
図5は、ある実施形態の、複数の下流装置又は1又は複数の下流装置の複数の機能のアイドル期間を報告するロジック500を示す。例えば、ロジック500は、1又は複数の下流装置の可能な複数の重なり合っているアイドル期間のうち次に終了するアイドル期間に対応するデータを送信するために用いられてよい。ある実施形態では、ロジック500は、例えば、1又は複数の下流装置のアイドル期間に対応するデータの上流への送信に優先順位付けするのを支援するために用いられ、PCPMC122が次に終了するアイドル期間に対応するデータをより迅速に識別するのを支援してよい。
【0049】
ある実施形態では、ロジック500は、装置137及び138のアイドル期間のうち次に終了するアイドル期間に対応するデータを送信するために、例えば装置136により用いられてよい。ある実施形態では、ロジック500は、装置134及び135のアイドル期間のうち次に終了するアイドル期間に対応するデータを送信するために、例えばインタフェース制御部126により用いられてよい。ある実施形態では、ロジック500は、インタフェース制御部124、126及び128に結合された装置のアイドル期間のうち次に終了するアイドル期間に対応するデータを識別するために、例えばPCPMC122により用いられてよい。
【0050】
図5に示されるように、ロジック500は、複数の下流装置又は1若しくは複数の下流装置の複数の機能のアイドル期間に対応するデータを受信するロジック502、アイドル期間の終了を追跡するロジック504、及び次に終了するアイドル期間に対応するデータを送信するロジック506、を有する。ロジック502、504及び506のそれぞれは、例えば如何なる適切なハードウェア、如何なる適切なハードウェアを実行する如何なる適切なファームウェア、如何なる適切なハードウェアを実行する如何なる適切なソフトウェア又はこれらの実装の如何なる適切な組み合わせを用いて如何なる適切な方法で実施されてもよい。ある実施形態では、このような如何なるファームウェア及び/又はソフトウェアは、適切な1又は複数のコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。
【0051】
ロジック502は、複数の下流装置又は1若しくは複数の下流装置の複数の機能のアイドル期間に対応するデータを受信するよう如何なる適切な方法で結合されてもよい。ロジック504は、該データを受信しアイドル期間の終了を追跡するよう如何なる適切な方法で結合されてもよい。ある実施形態では、図5に示されるように、ロジック504は、記憶域512及び514のような記憶域を有してよい。例えば、各記憶域は、個々の装置、装置の機能又はロジック500の下流の構成要素に対応し、アイドル期間に対応するデータを格納してよい。ある実施形態では、ロジック504は、このような記憶域内のデータをタイマ520の現在値と比較し、記憶域内のデータに対応するアイドル期間が終了しているか否かを識別してよい。ある実施形態では、ロジック504は、タイマ520の現在値を新たに受信したデータに対応するアイドル期間に加算し、結果として得た値に対応するデータを対応する記憶域に格納してよい。
【0052】
ロジック504の記憶域は、例えばレジスタのような如何なる適切な方法で実施されもよい。タイマ520は、例えばカウンタのような如何なる適切な方法で実施されてもよい。
【0053】
ロジック506はロジック504と結合され、如何なる適切な方法で、次に終了するアイドル期間を識別すること及び該アイドル期間に対応するデータを送信することを支援してよい。ある実施形態では、ロジック506は、ロジック504の記憶域内の続いているアイドル期間に対応する如何なるデータの比較に少なくとも部分的に基づき、次に終了するアイドル期間を識別してよい。ある実施形態では、ロジック506は、ロジック504により識別されたアイドル期間の終了に応答して、次に終了するアイドル期間に対応データを送信してよい。ある実施形態では、ロジック506は、アイドル期間に対応する新たなデータの受信に応答して、次に終了するアイドル期間に対応データを送信してよい。
【0054】
図6は、ある実施形態の、複数の下流装置又は1又は複数の下流装置の複数の機能のアイドル期間を報告するロジック500の例であるフロー図600を示す。図6に示されるように、ブロック602で、ロジック502及び/又はロジック504は、下流装置のアイドル期間に対応するデータが受信されているか否かを識別してよい。
【0055】
受信されている場合、ブロック606で、ロジック504は、該下流装置のアイドル期間の終了を追跡するためにデータを格納してよい。ブロック608で、ある実施形態では、ロジック502及び/又はロジック504は、次に終了するアイドル期間を識別し、該アイドル期間が既に報告されているか否かを識別してよい。報告されていない場合、ブロック610で、ロジック506は、アイドル期間に対応するデータを送信してよい。このように、次に終了する新たなアイドル期間は、如何なる他の存続するアイドル期間よりも早く、適時報告されうる。
【0056】
ブロック602で下流装置のアイドル期間に対応するデータが受信されていない場合、ブロック604で、ロジック504は、下流装置のアイドル期間が終了しているか否かを識別してよい。終了している場合、ブロック610で、ロジック506及び/又はロジック504は次に終了する他の続いているアイドル期間を識別してよく、ロジック506は該アイドル期間に対応するデータを送信してよい。ある実施形態では、ロジック504は如何なる続いているアイドル期間も有さず、ある実施形態のロジック506は、所定の最大値のアイドル期間に対応するデータを送信してよい。
【0057】
ある実施形態では、このようにロジック500は、ブロック602−610の動作を実行し続けてよい。
【0058】
図7−16は、ある実施形態の、3個の下流装置のアイドル期間に対応するデータの受信に従って、10個の時刻におけるロジック500の状態の例を示す。
【0059】
図7に示されるように、ある実施形態では、ロジック500は、第1、第2及び第3の下流装置のアイドル期間に対応する3個の記憶域512、513及び514を有してよい。最初に、ロジック500では、タイマ520は1000の値を有してよい。
【0060】
図8に示されるように、第2の時刻で、ロジック500では、タイマ520は1050の値を有してよい。ロジック500は、第1の下流装置のアイドル期間100に対応するデータを受信し、該アイドル期間(100)とタイマ520の現在値(1050)の和(1150)に対応するデータを記憶域512に格納してよい。ロジック500ではこの新たなアイドル期間は次に終了するので、ロジック500は該アイドル期間に対応するデータを送信してよい。
【0061】
図9に示されるように、第3の時刻で、ロジック500では、タイマ520は1100の値を有してよい。ロジック500は、第2の下流装置のアイドル期間500に対応するデータを受信し、該アイドル期間(500)とタイマ520の現在値(1100)の和(1600)に対応するデータを記憶域513に格納してよい。ロジック500ではこの新たなアイドル期間は次に終了しないので、ロジック500は如何なるアイドル期間に対応するデータも送信しなくてよい。
【0062】
図10に示されるように、第4の時刻で、ロジック500では、タイマ520は1150の値を有してよい。記憶域512のアイドル期間はこの時刻で終了するので、ロジック500は、該アイドル期間が次に終了するとき、記憶域513の該アイドル期間に対応するデータを送信してよい。ロジック500は、アイドル期間の残り時間である450のアイドル期間に対応するデータを送信してよい。
【0063】
図11に示されるように、第5の時刻で、ロジック500では、タイマ520は1200の値を有してよい。ロジック500は、第1の下流装置のアイドル期間100に対応するデータを受信し、該アイドル期間(100)とタイマ520の現在値(1200)の和(1300)に対応するデータを記憶域512に格納してよい。ロジック500ではこの新たなアイドル期間は、記憶域513のアイドル期間より早く終了し、従って次に終了するので、ロジック500は該新たなアイドル期間に対応するデータを送信してよい。
【0064】
図12に示されるように、第6の時刻で、ロジック500では、タイマ520は1250の値を有してよい。ロジック500は、第3の下流装置のアイドル期間1000に対応するデータを受信し、該アイドル期間(1000)とタイマ520の現在値(1250)の和(2250)に対応するデータを記憶域514に格納してよい。ロジック500ではこの新たなアイドル期間は次に終了しないので、ロジック500は如何なるアイドル期間に対応するデータも送信しなくてよい。
【0065】
図13に示されるように、第7の時刻で、ロジック500では、タイマ520は1300の値を有してよい。記憶域512のアイドル期間はこの時刻で終了するので、ロジック500は、該アイドル期間が、記憶域514のアイドル期間より早く終了する、従って次に終了するときに、記憶域513のアイドル期間に対応するデータを送信してよい。ロジック500は、アイドル期間の残り時間である300のアイドル期間に対応するデータを送信してよい。
【0066】
図14に示されるように、第8の時刻で、ロジック500では、タイマ520は1600の値を有してよい。記憶域513のアイドル期間はこの時刻で終了するので、ロジック500は、該アイドル期間が次に終了するとき、記憶域514の該アイドル期間に対応するデータを送信してよい。ロジック500は、アイドル期間の残り時間である650のアイドル期間に対応するデータを送信してよい。
【0067】
図15に示されるように、第9の時刻で、ロジック500では、タイマ520は1700の値を有してよい。ロジック500は、第1の下流装置のアイドル期間100に対応するデータを受信し、該アイドル期間(100)とタイマ520の現在値(1700)の和(1800)に対応するデータを記憶域512に格納してよい。ロジック500ではこの新たなアイドル期間は、記憶域514のアイドル期間より早く終了し、従って次に終了するので、ロジック500は該新たなアイドル期間に対応するデータを送信してよい。
【0068】
図16に示されるように、第10の時刻で、ロジック500では、タイマ520は1800の値を有してよい。記憶域512のアイドル期間はこの時刻で終了するので、ロジック500は、該アイドル期間が次に終了するとき、記憶域514の該アイドル期間に対応するデータを送信してよい。ロジック500は、アイドル期間の残り時間である450のアイドル期間に対応するデータを送信してよい。
【0069】
図17は、別の実施形態の、複数の下流装置又は1又は複数の下流装置の複数の機能のアイドル期間を報告するロジック500を示す。図17に示されるように、ロジック504は、記憶域1712及び1714のような記憶域を有してよい。例えば、各記憶域は、個々の装置、装置の機能又はロジック500の下流の構成要素に対応してよい。ロジック504は、対応するタイマのアイドル期間に対応するデータを格納し、該アイドル期間の終了を追跡してよい。ある実施形態では、ロジック504のタイマは、対応するアイドル期間が終了するときを識別するのを支援するため、及び次に終了するアイドル期間を識別するのを支援するために、カウントダウンしてよい。タイマ504のタイマは、例えばカウンタのような如何なる適切な方法で実施されてもよい。
【0070】
以上の説明では、例である実施形態が説明された。これらの実施形態に、特許請求の範囲から逸脱しない範囲で種々の修正及び変更を行うことが可能である。従って、以上の説明及び図面は制限的でなく説明のためであると見なされる。
【符号の説明】
【0071】
110 プロセッサ
112 プロセッサ電力管理制御部(PPMC)
120 プラットフォーム制御ロジック
122 プラットフォーム制御部電力管理制御部(PCPMC)
124〜128 インタフェース制御部
132〜138 装置
140 入力装置
150 ディスプレイ
160 揮発性メモリ
170 不揮発性メモリ及び/又は記憶装置
180 通信インタフェース
182 アンテナ
302 装置制御ロジック
304 インタフェース制御ロジック
306 アイドル期間報告ロジック
502 複数の下流装置のアイドル期間に対応するデータを受信するロジック
504 アイドル期間の終了を追跡するロジック
506 次に終了するアイドル期間に対応するデータを送信するロジック
512〜514 メモリ
520、1712〜1714 タイマ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17