(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記コンテンツが、前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツ、少なくとも一つの副次的サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツ、インターネット上に見出されるコンテンツおよびユーザーの装置上にローカルに記憶されているコンテンツを含む、請求項1記載の方法。
前記少なくとも一つの検索結果の源がローカルに記憶されたコンテンツを含む前記少なくとも一つの第二のドメイン内である場合、前記少なくとも一つの検索結果に高い優先度を割り当てる、請求項1記載の方法。
前記少なくとも一つの検索結果の源が無料のインターネット・コンテンツ・サービス・プロバイダーを含む前記少なくとも一つの第二のドメイン内である場合、前記少なくとも一つの検索結果に低い優先度を割り当てる、請求項5記載の方法。
前記コンテンツが、前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツ、少なくとも一つの副次的サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツ、インターネット上に見出されるコンテンツおよびユーザーの装置上にローカルに記憶されているコンテンツを含む、請求項9記載のシステム。
前記少なくとも一つの検索結果の源がローカルに記憶されたコンテンツを含む前記少なくとも一つの第二のドメイン内である場合、前記コントローラは前記少なくとも一つの検索結果に高い優先度を割り当てる、請求項9記載のシステム。
前記少なくとも一つの検索結果の源が無料のインターネット・コンテンツ・サービス・プロバイダーを含む前記少なくとも一つの第二のドメイン内である場合、前記コントローラは、前記少なくとも一つの検索結果に低い優先度を割り当てる、請求項13記載のシステム。
請求項9記載のシステムであって、前記コントローラがさらに、少なくとも一つの副次的サービス・プロバイダーからの少なくとも一つの検索結果が前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツに一致するかどうかを判定し、少なくとも一つの副次的サービス・プロバイダーからの前記少なくとも一つの検索結果が前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツに一致する場合、前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツに高い優先度を割り当てる、システム。
請求項9記載のシステムであって、前記コントローラがさらに、少なくとも一つの副次的サービス・プロバイダーからの少なくとも一つの検索結果が前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツに一致するかどうかを判定し、少なくとも一つの副次的サービス・プロバイダーからの前記少なくとも一つの検索結果が前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツに一致する場合、少なくとも一つの副次的サービス・プロバイダーからの前記少なくとも一つの検索結果を、関連するコンテンツがコストなしで利用可能である場合には、除外する、システム。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図面に示される要素はハードウェア、ソフトウェアまたは両者の組み合わせのさまざまな形において実装されうることは理解しておくべきである。好ましくは、これらの要素は、一つまたは複数の適切にプログラムされた、プロセッサ、メモリおよび入出力インターフェースを含んでいてもよい汎用装置上でのハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせにおいて実装される。本稿において、「結合された」という句は、直接接続されているまたは一つまたは複数の中間コンポーネントを通じて間接的に接続されていることを意味するものと定義される。そのような中間コンポーネントはハードウェア・ベースおよびソフトウェア・ベース両方のコンポーネントを含んでいてもよい。
【0013】
本記述は、本開示の原理を例解する。よって、当業者が、本願で明示的に記述や図示がされていなくても本開示の原理を具現するものであり、その精神および範囲内に含まれるさまざまな構成を考案できるであろうことは理解されるであろう。
【0014】
本稿に記載されるあらゆる例および条件付きの言辞は、本開示の原理および発明者によって当技術分野の発展のために寄与される概念の理解において読者を助ける教育的な目的を意図されており、そのような特定的に挙げられる例および条件に限定することはないものとして解釈されるものとする。
【0015】
さらに、本開示の原理、側面および実施形態ならびにその個別的な例を挙げる本稿におけるあらゆる陳述は、その構造的等価物および機能的等価物両方を包含することが意図される。さらに、そのような等価物が現在知られている等価物および将来開発される等価物の両方、すなわち構造に関わりなく同じ機能を実行する開発される任意の要素を含むことが意図される。
【0016】
よって、たとえば、当業者は、本稿で呈示されるブロック図が本開示の原理を具現する例示的な回路の概念的な図を表していることを理解するであろう。同様に、あらゆるフローチャート、流れ図、状態遷移図、擬似コードなどがさまざまなプロセスを表しており、実質的にコンピュータ可読媒体中に表現され、よってコンピュータやプロセッサが明示的に示されているかいなかによらず、コンピュータまたはプロセッサによって実行されてもよいことも理解されるであろう。
【0017】
図面に示されているさまざまな要素の機能は、専用ハードウェアおよび適切なソフトウェアとの関連でソフトウェアを実行する機能をもつハードウェアの使用を通じて提供されてもよい。プロセッサによって提供されるとき、そうした機能は単一の専用プロセッサによって提供されても、単一の共有プロセッサによって提供されても、あるいは一部が共有されていてもよい複数の個別プロセッサによって提供されてもよい。さらに、用語「プロセッサ」または「コントローラ」の明示的な使用は、ソフトウェアを実行する機能をもつハードウェアのみを指すものと解釈すべきではない。それらは、暗黙的に、限定なしに、デジタル信号プロセッサ(「DSP」)ハードウェア、ソフトウェアを記憶するための読み出し専用メモリ(「ROM」)、ランダム・アクセス・メモリ(「RAM」)および不揮発性記憶装置を含んでいてもよい。
【0018】
従来のものおよび/またはカスタムのその他のハードウェアが含まれていてもよい。同様に、図面に示されるいかなるスイッチも単に概念的なものである。その機能はプログラム論理の動作を通じて、専用論理を通じて、プログラム制御と専用論理の相互作用を通じて、あるいはさらには手動で実行されてもよい。特定の技法は、コンテキストからより特定的に理解されるままに、実装者によって選択可能である。
【0019】
本願の請求項では、指定された機能を実行するための手段として表現されたいかなる要素も、その機能を実行するいかなる仕方をも包含することが意図されている。それに含まれるものとしてはたとえば、a)その機能を実行する回路要素の組み合わせまたはb)任意の形の、したがってファームウェア、マイクロコードなどを含むソフトウェアを、当該機能を実行するためにそのソフトウェアを実行する適切な回路と組み合わせたもの、がある。そのような請求項によって定義されるところの開示は、挙げられているさまざまな手段によって提供される機能性が、請求項が求める仕方で組み合わされ、まとめられているという事実に存する。よって、そのような機能性を提供できるいかなる手段も本稿で示されているものと等価であると見なされる。
【0020】
末端消費者に高価値サービスを提供するために、ビデオ送達サービスが幅広いコンテンツへのアクセスを提供し、当該サービス自身のみならず、消費者の家庭におけるローカル装置および「オーバーザトップ(Over the Top)」サービス・プロバイダーを含むインターネット上の種々の源といった幅広い多様なサービスから利用可能なコンテンツからの検索結果をもつことが望ましい。すなわち、複数ドメイン検索である。しかしながら、これはサービス・プロバイダーがサービスの一部として自分のコンテンツを売るというモデルに反する。
【0021】
本開示は、複数ドメイン検索からコンテンツを除外するシステムおよび方法であって、サービス・プロバイダーおよびどのコンテンツがどのドメインにおいて利用可能であるかに基づいて検索結果が優先順位付けされるまたは潜在的に除外されるものを提供する。本開示は、システムおよび方法がサービスの一部として提供される有料コンテンツの結果を優先し、潜在的に、有料バージョンが利用可能な場合に同様のコンテンツについての代替的なマッチする検索結果を除外する機構を提供する。本開示は、検索において表示される結果が、たとえば特定のタイトルの複数バージョンが見出され、それらのインスタンスの一つがサービスの一部として利用可能な商用タイトルである場合に商用タイトルのみが結果に示されるよう制御されることを可能にする。ユーザーのローカル・ネットワーク上のコンテンツは常に表示されるが、たとえばインターネットからの低コストまたはコストなしで利用可能なマッチはユーザーに表示される検索結果から除外されることができる。
【0022】
最初に、さまざまな型のコンテンツをユーザーに送達するシステムが記述される。その後、本開示の実施形態に基づく、コンテンツを検索する方法が詳述される。
【0023】
図1に目を転じると、コンテンツを家庭またはエンドユーザーに送達するシステム100のある実施形態のブロック図が示されている。コンテンツは、映画スタジオまたは制作会社といったコンテンツ源102に由来する。コンテンツは、二つの形のうちの少なくとも一つにおいて供給されてもよい。一つの形は、コンテンツの放送される形であってもよい。放送コンテンツは、放送アフィリエート・マネージャ104に提供される。放送アフィリエート・マネージャは典型的には全国的な放送サービスであり、アメリカン・ブロードキャスティング・カンパニー(ABC: American Broadcasting Company)、ナショナル・ブロードキャスティング・カンパニー(NBC: National Broadcasting Company)、コロンビア・ブロードキャスティング・システム(CBS: Columbia Broadcasting System)などといったものである。放送アフィリエート・マネージャはコンテンツを収集し、記憶してもよく、送達ネットワーク1(106)として示される送達ネットワークを通じたコンテンツの送達をスケジューリングしてもよい。送達ネットワーク1(106)は、全国的なセンターから一つまたは複数の地方もしくは地域のセンターへの衛星リンク送信を含むことができる。送達ネットワーク1(106)はまた、空中無線放送、衛星放送またはケーブル放送を通じてなど、ローカルな送達システムを使うローカルなコンテンツ送達をも含んでいてもよい。ローカルに送達されるコンテンツは、ユーザーの家庭にあるユーザーのセットトップボックス/デジタル・ビデオ・レコーダー(DVR: digital video recorder)108に提供され、そこで、コンテンツは、ユーザーによるその後の検索の結果の一部をなす。
【0024】
第二の形のコンテンツは、特殊コンテンツと称される。特殊コンテンツは、プレミアム試聴、ペイパービューまたは通常なら放送アフィリエート・マネージャに提供されない他のコンテンツとして送達されたものでもよいコンテンツを含むことができる。多くの場合、特殊コンテンツは、ユーザーによって要求されたコンテンツであってもよい。特殊コンテンツはコンテンツ・マネージャ110に送達されてもよい。コンテンツ・マネージャ110は、たとえばコンテンツ・プロバイダー、放送サービスまたは送達ネットワーク・サービスと連携したインターネット・ウェブサイトのようなサービス・プロバイダーであってもよい。コンテンツ・マネージャ110はまた、インターネット・コンテンツを送達システム中に組み込んでもよく、あるいは、ただユーザーのセットトップボックス/デジタル・ビデオ・レコーダー108にまだ送達されていないコンテンツが検索されうるよう、明示的に検索中に組み込むこともできる。コンテンツ・マネージャ110はコンテンツをユーザーのセットトップボックス/デジタル・ビデオ・レコーダー108に別個の送達ネットワーク、送達ネットワーク2(112)を通じて送達してもよい。送達ネットワーク2(112)は高速ブロードバンド・インターネット型の通信システムを含んでいてもよい。放送アフィリエート・マネージャ104からのコンテンツが送達ネットワーク2(112)の全部または諸部分を使って送達されてもよく、コンテンツ・マネージャ110からのコンテンツが送達ネットワーク1(106)の全部または諸部分を使って送達されてもよいことを注意しておくことが重要である。さらに、ユーザーは、必ずしもコンテンツをコンテンツ・マネージャ110によって管理してもらうことなく、コンテンツを、送達ネットワーク2(112)を介してインターネットから直接取得してもよい。
【0025】
セットトップボックス/デジタル・ビデオ・レコーダー108は送達ネットワーク1および送達ネットワーク2の一方または両方から種々の型のコンテンツを受信してもよい。セットトップボックス/デジタル・ビデオ・レコーダー108はコンテンツを処理し、ユーザー選好およびコマンドに基づいてコンテンツの分離を提供する。セットトップボックス/デジタル・ビデオ・レコーダーは、オーディオおよびビデオ・コンテンツを記録および再生するための、ハードドライブまたは光学式ディスク・ドライブのような記憶装置を含むこともできる。セットトップボックス/デジタル・ビデオ・レコーダー108の動作のさらなる詳細および記憶されたコンテンツの再生に関連する機能は
図2との関係で後述する。処理されたコンテンツは表示装置114に与えられる。表示装置114は通常の2D型のディスプレイであってもよいし、あるいはまた高度な3Dディスプレイであってもよい。無線電話、PDA、コンピュータ、ゲーム・プラットフォーム、リモコン、マルチメディア・プレーヤーなどといった表示機能をもつ他の装置が本開示の教示を用いてもよく、本開示の範囲内と考えられることは理解しておくべきである。
【0026】
ここで
図2に目を転じると、セットトップボックス/デジタル・ビデオ・レコーダー200のコアのある実施形態のブロック図が示されている。示された装置200は、表示装置114自身を含む他のシステムに組み込まれてもよい。いずれの場合も、システムの完全な動作に必要ないくつかのコンポーネントは、当業者にはよく知られているので、簡潔のため示していない。
【0027】
図2に示した装置200において、コンテンツは、入力信号受信器202において受領される。入力信号受信器202は、空中、ケーブル、衛星、イーサネット(登録商標)、ファイバーおよび電話線ネットワークを含むいくつかの可能なネットワークの一つを通じて提供される信号を受信し、復調し、復号するために使われるいくつかの既知の受信器回路の一つであってもよい。入力信号受信器202において、制御インターフェース(図示せず)を通じて与えられるユーザー入力に基づいて、所望される入力信号が選択され、取り出されてもよい。入力信号受信器202はある種の実施形態では、セットトップボックス/デジタル・ビデオ・レコーダー108との間の双方向通信のためのトランシーバであってもよいことは理解しておくものとする。ある種の実施形態では、該トランシーバは情報、たとえばインターネット・コンテンツを検索するために検索要求を送達ネットワーク2(112)に出力する。
【0028】
入力信号受信器202からの復号された出力信号は入力ストリーム・プロセッサ204に与えられる。入力ストリーム・プロセッサ204は最終的な信号選択および処理を実行し、そのコンテンツ・ストリームについてのオーディオ・コンテンツからビデオ・コンテンツの分離を含む。オーディオ・コンテンツは、圧縮されたデジタル信号のような受信されたフォーマットからアナログ波形信号への変換のためにオーディオ・プロセッサ206に提供される。アナログ波形信号はオーディオ・インターフェース208に、さらに表示装置114またはオーディオ・アンプ(図示せず)に与えられる。あるいはまた、オーディオ・インターフェース208はデジタル信号を、高精細度マルチメディア・インターフェース(HDMI: High-Definition Multimedia Interface)ケーブルまたはソニー/フィリップス・デジタル相互接続フォーマット(Sony/Philips Digital Interconnect Format)のような代わりのオーディオ・インターフェースを使って、オーディオ出力装置または表示装置に与えてもよい。オーディオ・プロセッサ206は、オーディオ信号の記憶のための任意の必要な変換をも実行する。
【0029】
入力ストリーム・プロセッサ204からのビデオ出力はビデオ・プロセッサ210に与えられる。ビデオ信号はいくつかのフォーマットの一つであってもよい。ビデオ・プロセッサ210は、必要に応じて、入力信号フォーマットに基づいて、ビデオ・コンテンツの変換を提供する。ビデオ・プロセッサ210はまた、ビデオ信号の記憶のための任意の必要な変換をも実行する。
【0030】
記憶装置212は入力において受領されたオーディオおよびビデオ・コンテンツを記憶する。記憶装置212は、コントローラ214の制御のもとで、またユーザー・インターフェース216から受領されるコマンド、たとえば早送り(FF: fast-forward)および巻き戻し(Rew: rewind)のようなナビゲーション命令にも基づいて、コンテンツののちの取得および再生を許容する。記憶装置212はハードディスク・ドライブ、静的ランダム・アクセス・メモリもしくは動的ランダム・アクセス・メモリのような一つまたは複数の大容量の統合された電子メモリであってもよく、あるいはコンパクト・ディスク・ドライブまたはデジタル・ビデオ・ディスク・ドライブのような交換可能な光ディスク記憶システムであってもよい。
【0031】
入力にまたは記憶装置212に由来する、ビデオ・プロセッサ210からの変換されたビデオ信号は、ディスプレイ・インターフェース218に与えられる。ディスプレイ・インターフェース218はさらに、上記の型の表示装置に表示信号を提供する。ディスプレイ・インターフェース218は、赤緑青(RGB)のようなアナログ信号インターフェースであってもよく、あるいは高精細度マルチメディア・インターフェース(HDMI)のようなデジタル・インターフェースであってもよい。ディスプレイ・インターフェース218は、のちにより詳細に述べるように、三次元配列において検索結果を呈示するためのさまざまな画面を生成することが理解される。
【0032】
コントローラ214はバスを介して、入力ストリーム・プロセッサ202、オーディオ・プロセッサ206、ビデオ・プロセッサ210、記憶装置212およびユーザー・インターフェース216を含む装置200のコンポーネントのいくつかに相互接続される。コントローラ214は、入力ストリーム信号を記憶装置上での記憶のためまたは表示のための信号に変換するための変換プロセスを管理する。コントローラ214は、記憶されたコンテンツの取り出しおよび再生をも管理する。さらに、後述するように、コントローラ214は、記憶されている、または上記の送達ネットワークを介して送達されるべきコンテンツの検索を実行する。コントローラ214はさらに、コントローラ214のための情報および命令コードを記憶する制御メモリ220(たとえば、ランダム・アクセス・メモリ、静的RAM、動的RAM、読み出し専用メモリ、プログラム可能型ROM、フラッシュ・メモリ、EPROM、EEPROMなどを含む揮発性もしくは不揮発性メモリ)に結合される。さらに、メモリの実装は、単一メモリ・デバイスまたは代替的に二つ以上のメモリ回路が一緒に接続されて共有または共通メモリを形成したものといったいくつかの可能な実施形態を含んでいてもよい。さらに、メモリは、バス通信回路の一部のような他の回路と一緒に、より大きな回路の中に含められてもよい。
【0033】
検索結果は、結果の呈示(ユーザー・インターフェース216)から抽出されてもよく、それにより検索において、入力および結果はいかなるものに基づいていてもよい。検索基準を入力する伝統的な検索ボックスおよび応答のリストや、グラフィック要素に基づいて検索が実施されて結果が同様の仕方で表示される完全にグラフィックなモデルでもよい。そのような実施形態では、データは視覚的な形で呈示されることができる。画面上で三次元で表現される画像を分布させ、さまざまな軸が出発点に関係する基準を表し、中心点への近さが検索の適合度を示すのである。画面の外縁はさまざまな型の大量の多様な素材を含むことになり、それによりユーザーは異なる型のコンテンツを選択できる。そのようなユーザー・インターフェースは
図7ないし
図11を参照してのちに詳述する。
【0034】
効果的に操作するために、本開示のユーザー・インターフェース216は入力装置を用いる。ある実施形態では、入力装置は、ジャイロスコープまたは加速度計のような何らかの形の動き検出を備えるリモコンであり、ユーザーがカーソルを画面または表示に関して自由に動かせるようにする。もう一つの実施形態では、入力装置はタッチパッドまたはタッチスクリーン・リモコンの形のコントローラであり、ユーザーの指上の動きを受け、これを画面上のカーソルの位置に変換するか、あるいは仮想キーボードを提供するために使われる。他の実施形態では、コントローラは、検索エントリーをタイプするためのフル・キーボードを含んでいてもよく、検索のためのキーのはたらきをする要素の選択を許容するよう、ユーザーの動きを追跡するための加速度計/ジャイロスコープを含んでいてもよい。通常のリモコン、電話およびPDAのような無線装置、モーション・キャプチャー装置などといった他の型の入力装置も本開示の範囲内であると考えられる。
【0035】
例示的なハンドヘルド型角度感知リモコン〔リモート・コントローラ〕300が
図3に示されている。リモコン300は、ユーザーの親指によって選択的に作動されるようコントローラ300の上側に位置される親指ボタン302を含む。親指ボタン302の作動は「クリック」とも称され、しばしば選択された機能の作動または立ち上げに関連付けられるコマンドである。コントローラ300はさらに、ユーザーの人差し指(または「トリガー」指)によって選択的に作動されるようコントローラ300の下側に位置されるトリガー・ボタン304を含む。さらに、数字および/または文字を入力するための複数のボタン306が設けられている。ある実施形態では、前記複数のボタン306は電話型のキーパッドと同様に構成される。
【0036】
ビデオ再生のための伝統的な制御に加えて、リモート・コントローラ装置300は、ディスプレイまたは画面上でハイライトされている任意の要素に対する少なくとも三つの別個のオプションを呼び出すための機構をも含んでいてもよい。これらのオプションは、「追加的情報」、「再生」および「追加的検索」と称されてもよい。これら三つのオプションはあらかじめ定義されたまたは新しいジェスチャーと関連付けられていてもよく、あるいは各オプションはリモート・コントローラ300上の前記複数のボタン306のうちの所定のボタンに割り当てられていてもよいことは理解しておくものとする。
【0037】
図1〜
図3との関係で上述したコンポーネントの少なくとも一部が、ユーザー・インターフェースを生成し複数ドメインを横断してコンテンツを検索するためのシステムをなすことは理解しておくものとする。コンテンツを検索するための例示的なシステムは、主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツに基づいて優先順位付けされる検索結果を表示するためのディスプレイ・インターフェース218を含む
本開示のシステムおよび方法は、アプリケーション、ゲームまたはコンテンツ再生機能のあらゆるドメインを横断して統一されたユーザー経験を提供する。伝統的なプラットフォームは単一のサービスを通じたコンテンツ検索を提供するだけなのに対し、本開示のシステムおよび方法は、以下のドメインを横断した検索およびコンテンツ・アクセスを提供する:
1)ビデオ・サービス・コンテンツ;
2)(電子番組ガイド(EPG: Electronic Program Guide)を介しての)ライブ・ビデオ・コンテンツ;
3)(たとえばパーソナル・ビデオ・レコーダーすなわちPVR上に)ローカルに記憶されたコンテンツまたは取り付けられたUSBまたはコピーされたメディア;
4)家庭内の複数のサーバーから利用可能であってもよい、ローカル・ネットワークで利用可能なコンテンツ(たとえばDLNA(Digital Living Network Alliance[デジタル・リビング・ネットワーク・アライアンス])共有コンテンツ);
5)NSP(Network Service Provider[ネットワーク・サービス・プロバイダー])コンテンツ・サービス;
6)カスタム・ローカル・ネットワーク非DLNAコンテンツ(たとえばアイチューンズ(iTunes)など)
7)個別的な無料のインターネット・サービス・コンテンツ(たとえばユーチューブ(Youtube))
8)個別的な商用オーバーザトップ(OTT)・サービス提供物(たとえばネットフリックス、アンボックス(Unbox)、ブロックバスター(Blockbuster)など)。
【0038】
本開示の検索機能は、
図4に示されるセットトップボックス/デジタル・ビデオ・レコーダー400上のいくつかの機構を通じて提供される。セットトップボックス/デジタル・ビデオ・レコーダーはオペレーティング・システムおよび/またはマイクロ命令コードを含むことは理解しておくものとする。本稿に記載されるさまざまなプロセスおよび機能は、該マイクロ命令コードの一部またはあるソフトウェア・アプリケーション・プログラムの一部(またはそれらの組み合わせ)であってもよい。それは、オペレーティング・システムを介して実行される。ある実施形態では、ソフトウェア・アプリケーション・プログラムは、プログラム記憶デバイス上に有形に具現され、任意のセットトップボックス/デジタル・ビデオ・レコーダーによってアップロードされ、実行されてもよい。
【0039】
ソフトウェア・プログラムは、複数ドメインを横断してコンテンツを検索するためのメモリ402内に記憶された検索エンジン・モジュール404を含む。ある実施形態では、メモリ402は
図2の制御メモリ220であることを理解しておくものとする。これに記憶された命令はコントローラ214によって実行される。もう一つの実施形態では、メモリ402および検索を実行する対応するプロセッサまたはコントローラが別個の、スタンドアローンの、デジタル処理プロセッサ(DSP)または特定用途向け集積回路(ASIC)のような集積回路であってもよい。
【0040】
検索エンジン・モジュール404は、ローカルおよびローカル・ネットワークのメディアにインデックス付けをするトローラー/検索エージェント406を含んでいる。このメディアは、任意のローカルに記憶されたコンテンツ(記憶装置212にコピーされたものまたはローカルなUSBメディア上で利用可能なもの)または任意の発見可能なメディア・サービス装置(media serving devices)(ネットワーク上のDLNAサーバーなど)上のものを含む。可能な場合には、トローラー/検索エージェント406は動的にグラフィックおよびメタデータをコンテンツと関連付ける。これはまた、メタデータ(USBメディア・スティック上のファイル名のような)を有さないことがあるコンテンツをも含む。その場合、エージェント406は、利用可能な情報(クリップのファイル名および/または再生時間(running time))を使ってそのコンテンツのタイトルを決定するために外部の源を検索する。画像およびメタデータはセットトップボックス/デジタル・ビデオ・レコーダー400のローカルなハードディスク上にキャッシュされる。ユーザーが手動でグラフィックおよびメタデータをタイトルと関連付けることも可能である。
【0041】
ウェブ・プロキシ408は、セットトップボックス/デジタル・ビデオ・レコーダー400がインターネット上のコンテンツを検索し、適切なデータだけを表示できるようにするために設けられる。ある実施形態では、ウェブ・プロキシ408は、検索要求を受け、それらを伝統的なウェブ検索エンジンに転送し、次いで結果をパースし(parse)、適切な情報を検索プロキシ412に返すスケーラブルなサービスである。検索プロキシ412については後述する。
【0042】
検索エンジン・モジュール404はさらに、検索結果に、ネットワーク・サービス・プロバイダー(NSP)コンテンツ・サービスからのタイトル、すなわちさまざまなネットワーク・スタジオからのコンテンツに関連付けられた関連するメタデータおよびグラフィックを提供するサービス・インフラストラクチャー検索モジュール410を含んでいる。
【0043】
検索プロキシ412は、あらゆる検索がそれを通じて実施される機構である。ユーザー・インターフェース216から検索が開始されるとき、検索プロキシ412は該検索をモジュール406、408、410を介して複数のエンドポイントに転送し、結果を融合もしくは併合してそれらを検索呈示モジュール414にフィードバックする。このようにして、本開示のシステムは、幅広い範囲のコンテンツへのアクセスを提供し、単一のサービス自身のみならず消費者の家庭におけるローカル装置(検索エージェント406を介する)およびインターネット上の種々の源(ウェブ・プロキシ408を介する)といった幅広い多様なサービスから利用可能なコンテンツからの表示される検索結果をもつことができる。
【0044】
結果を融合することに加えて、検索プロキシ412は、サービスの一部として提供される有料コンテンツに対する検索結果を優先させ、潜在的には、有料バージョンが利用可能な場合には同様のコンテンツに対する代替的なマッチする検索結果を除外する。ユーザーのローカル・ネットワーク上のコンテンツは常に表示されるが、たとえばインターネットからの低コストまたはコストなしで利用可能なマッチはユーザーに表示される検索結果から除外されることができる。検索結果の呈示の詳細は
図5および
図6との関係で後述する。
【0045】
最後に、検索エンジン・モジュール404は、検索結果を画面またはディスプレイ上でユーザーに対して呈示するための呈示モジュール414を含む。結果は、結果の呈示から抽出されてもよい。それにより、検索基準を入力する伝統的な検索ボックスおよび応答のリストに加えて、完全にグラフィックなオプションも利用可能となる。このグラフィック・モードでは、データは視覚的な形で呈示され、画面上で三次元でコンテンツを表現する画像を分布させ、さまざまな軸が出発点に関係する基準を表し、中心点への近さが検索の適合度を示す。画面の外縁はさまざまな型の大量の多様な素材を含むことになり、それによりユーザーは異なる型のコンテンツを選択できる。
【0046】
本開示に基づくコンテンツの検索の方法について、これから
図5および
図6との関連で述べる。
図5は、コンテンツを検索する例示的な方法のフローチャートであり、
図6は、実際の検索結果が、ユーザーへの呈示のために、いかにして優先順位付けされるおよび/または除外されるかを示す。
【0047】
最初、ステップ502において、主要サービス・プロバイダーが、たとえばセットトップボックス/デジタル・ビデオ・レコーダー108、200、400を介して、ネットワークへのアクセスを提供する。ネットワークは、主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツ、少なくとも一つの副次的サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツ、インターネット上に見出されるコンテンツおよびユーザーの装置またはユーザーの家庭ネットワーク上の他の装置にローカルに記憶されているコンテンツを含む複数のコンテンツ源を含む。ステップ504では、検索エンジン・モジュール404は、ユーザー・インターフェースを介して入力された少なくとも一つの検索パラメータを受け取る。
【0048】
検索プロキシ412は、ステップ506において、トローラー/検索エージェント406、ウェブ・プロキシ408およびサービス・インフラストラクチャー検索モジュール410を介して、受領された少なくとも一つの検索パラメータに基づいて検索を実行する。次に、ステップ508において、検索プロキシ412はさまざまなドメインからの検索結果を収集する。
【0049】
次に、ステップ510において、検索プロキシ412は、ユーザーが加入している検索プロバイダーによって提供されるコンテンツに基づいて、検索結果に優先順序付けするおよび/または検索結果を除外する。複数ドメインを横断した検索が、同じコンテンツが複数のサービス・プロバイダーから利用可能にされている結果を与える場合には、ステップ512においてユーザーに対してコンテンツが表示される順序を決定するために優先順位付けコールがなされる。主要サービス・プロバイダーが検索においてマッチしたコンテンツの有料バージョンを有していて、同じコンテンツが別の副次的サービス・プロバイダーから利用可能であった場合には、当該サービスを制御する主要サービス・プロバイダーは、自分自身のコンテンツを、他のサービス・プロバイダーのコンテンツよりも優先させたい可能性が高い。さらに、この場合、検索プロキシ412は、ある種の競合する提供物を完全にフィルタ除去または除外してもよい。それにより、検索の結果は、当該サービスを与えるサービス・プロバイダーの要求を利する。
【0050】
ある実施形態では、検索プロキシ412は、少なくとも一つの返された検索結果が当該サービスを与えるサービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツにマッチするかどうかを判定する。マッチが判別されたら、検索プロキシ412はマッチした検索結果を除外し、当該サービスを与える主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツのみをユーザーに対して呈示する。ある実施形態では、検索プロキシ412は、検索結果に関連付けられたまたはコンテンツ自身に関連付けられたメタデータを解析することによってマッチを判別する。この実施形態では、検索すべき副次的サービスそれぞれについてあらかじめ定義された検索エージェントが確立されている。このようにして、検索結果と一緒に返されるメタデータは、所定のフォーマットで戻ってくる。これは、マッチする検索結果の判別を容易にする。
【0051】
もう一つの実施形態では、メタデータが所定のフォーマットで返されるのでない場合、たとえば、ローカルに記憶されたコンテンツまたはインターネット上を検索するとき、検索プロキシ412はメタデータを解析して、検索結果がどの型のコンテンツに関係しているかを判別し、検索結果がマッチであるかどうかを判定する。たとえば、検索プロキシ412はコンテンツがビデオであるかどうかをファイル・タイプによって判定する。検索プロキシ412がコンテンツがビデオであると判定する場合、検索プロキシは次いで他のメタデータ、たとえばコンテンツの長さ、コンテンツの解像度などを解析して、コンテンツが省略なしの(full-length)映画、クリップ、予告編などのいずれであるかを判定する。
【0052】
検索結果が、個々の各検索結果が当該サービスを与える主要サービス・プロバイダーと競合すると判定されるかどうかに基づいて優先順位付けされてもよいことは理解しておくものとする。たとえば、ユーザーが映画の省略なしのバージョンを検索していて、検索プロキシが検索結果が予告編であると判定する場合、予告編は当該サービスを与えるサービス・プロバイダーにとって競合的ではないと見なされ、低い優先度を割り当てられ、ユーザーに呈示される。もう一つの実施形態では、タイトル自身ではないと見なされるいかなる短い形のクリップも、メイン・タイトルから利用可能であり、メイン・タイトルに関連付けられる「追加的情報」の一部をなしていてもよい。あるさらなる例では、ユーザーのセットトップボックス/デジタル・ビデオ・レコーダー、USBドライブ、ユーザーの家庭ネットワーク上の他のデバイスなどのいずれであれ、ローカルに記憶されたコンテンツは、高い優先度を割り当てられてユーザーに対して呈示される。
【0053】
あるさらなる実施形態では、検索結果が当該サービスを与えるサービス・プロバイダーにとって競合的と見なされうるものの、競合的な検索結果がユーザーに対して呈示されてもよい。ただし、より低い優先度において、たとえばリスト形式で呈示される場合にはリストの下のほうに、あるいはメイン・タイトルに関連付けられた利用可能な源のリストのより深くにである。たとえば、当該サービスを与える主要サービス・プロバイダーが他のまたは副次的なサービス・プロバイダーと提携しているとして、主要サービス・プロバイダー、すなわち当該サービスを与えるサービス・プロバイダーおよび副次的サービス・プロバイダーからの同じ結果をもつ検索結果が返される場合、主要サービス・プロバイダーからの結果が、その検索に対して最高の適合度をもつものとして最初にリストされるまたは呈示される。副次的サービス・プロバイダーからの結果は次にリストされ、次いで、関係したクリップ、予告編などについての他の結果がくる。
【0054】
図6を参照するに、実際の検索結果が、ユーザーへの呈示について、本開示のシステムおよび方法によっていかにして優先順位付けされるおよび/または除外されるかの例が与えられる。図示した例では、主要サービス・プロバイダーはXYZプロバイダーであり、ユーザーは「フォレストガンプ」についての検索を実行する。「フォレストガンプ」の検索の実際の結果は概括的に参照符号602によって表されている。実際の結果602の第一の結果604は映画「フォレストガンプ」についての結果である。これは、副次的サービス・プロバイダー、すなわちアマゾン(Amazon)(商標)アンボックスから$2.99の価格で利用可能である。第二の検索結果606はフォレストガンプ予告編であり、無料のインターネット・コンテンツ・サービス・プロバイダー、たとえばユーチューブ(商標)からコストなしで利用可能である。第三の結果608は、別の副次的サービス・プロバイダー、すなわちネットフリックス(商標)から$2.99で利用可能な映画「フォレストガンプ」についての結果である。第四の結果610は、主要サービス・プロバイダー、すなわちXYZプロバイダーから$3.99の価格で利用可能な映画「フォレストガンプ」についての結果である。最後に、第五の結果612は、ローカルに記憶されておりコストなしで利用可能であるオーディオ・ビデオ・インターリーブ(AVI: Audio Video Interleave)フォーマットの映画「フォレストガンプ」についての結果である。
【0055】
実際の結果602から、検索プロキシ412はある種の結果を優先するおよび/または除外する。たとえば、結果604および608は競合する源、すなわち副次的サービス・プロバイダーからの同じコンテンツであると判定され、よって呈示される結果614から除外される。次いで、残りの結果606、610および612が、ユーザーへの呈示のために優先順位付けされる。この例では、主要サービス・プロバイダーからの検索結果610が最高の優先度を割り当てており、結果のうちで最初にリストされる。ローカルに記憶されたコンテンツである検索結果612は二番目にリストされる。最後に、無料のインターネット・コンテンツ・サービス・プロバイダーからの予告編の検索結果606が末尾にリストされる。ひとたび競合する検索結果が除外されたら、結果の優先順位付けは多くの仕方で実行またはプログラムされることができ、呈示は単に、問題になっているコンテンツの単一のインスタンスを示してこの追加的なコンテンツへのアクセスをサブメニューとして提供することを含んでいてもよいことは理解しておくものとする。
【0056】
検索および結果が必ずしもテキスト・ベースの形で呈示される必要はなく、三次元の形で呈示されてもよいことも理解しておくものとする。たとえば検索がアイコンまたは要素をクリックすることによって実行され、そのアイコンまたは要素のパラメータが検索を駆動するために使用され、結果として得られる画面がもともと選択されたアイコンのパラメータに関連付けられたコンテンツを表すアイコンまたは要素から構成された実施形態では、フィルタリングおよび優先順位付けプロセスは単に、どのコンテンツがその後の画面に表示されるかを決定してもよい。画面上でのアイコンまたは要素の位置がコンテンツ間の関連を表すために使われる場合、結果の優先順位付けは、画面上のコンテンツの相対位置を表すために使用されることもできる。
【0057】
図7は、本開示のある実施形態に基づく3Dユーザー・インターフェース700を示している。ここでは、コンテンツを表すグラフィック要素またはアイコンが概括的に参照符号702によって示されている。インターフェース700は、ユーザーがコンテンツを表すグラフィック要素を使ってコンテンツおよびチャンネルを通じてブラウズまたは検索する機構を提供する。5ないし10行の番組を含む伝統的な検索結果ページの代わりに、インターフェース700は複数の(たとえば数百の)個々の要素702を呈示する。各要素は潜在的に、利用可能な番組、チャンネル、アプリケーション、音楽ファイルまたはその何らかの形のカテゴリーを表す一意的な視覚的、空間的および挙動上の属性を有する。
【0058】
要素702は、最大数の要素702がインターフェース700にはいることができるよう最小限のサイズであってもよい。ある実施形態では、表示される要素702は、コンテンツおよびコンテンツ・カテゴリーを表すために明瞭なグラフィック要素に依拠し、それにより一つの画面またはディスプレイ上に表示されることのできる要素702の最大数を保証する。そこで、個々の要素上にリモート・コントロール300のカーソルを動かすと、それらの要素が拡大され(704に示されるように)、ユーザーが特定の要素上で短時間、たとえば0.5秒停止すると、タイトル、そのコンテンツで演じている俳優、監督などといった追加的情報が示される。
【0059】
すべての要素は同様のプロポーションであるが、ユーザーが関心対象の特定のコンテンツ・カテゴリーまたは特定のタイトルを識別するのを助けるため、要素702は、中心要素704に対するそのサイズおよび位置ならびにグラフィック表現、要素または指示シンボル(signifying symbols)を通じて視覚的に差別化されている。画面の中心付近の要素706、708は、画面の端のほうの要素に比べ、より大きく、画面の中心にあるコンテンツ、たとえば要素704とより大きな関連をもつ。画面の端のほうでは表示されるコンテンツはますますランダムになり、有意により小さな要素、たとえば要素710、712をもつ。
【0060】
画面上での要素のデザイン・レイアウトは、奥行きを含意し、画面の中央の最大の要素、たとえば
図7の要素704が最高の優先度をもち、画面の周縁部により近い要素はだんだん小さくなり、より遠方に見える。たとえば要素710、712がそうで、そのような要素はより低い優先度をもつ。周縁部に向かって動くと要素間の間隔も短くなり、さらに奥行きを示す。ユーザーがカーソルをある要素の上に動かすと、その要素が向上される。コンテンツ要素の表示の際、ある要素の画像が別の要素の画像を隠蔽することが可能である。特に、ユーザーが要素の上に動くことによって要素を拡大するときにそうである。たとえば、
図7では、要素704が拡大されるとき、要素704は要素706を隠蔽するか、部分的に重なる。
【0061】
要素702は、映画のような個々のコンテンツを表していてもよく、選択され次いで正しい仕方で操作されると再生される。この例では、要素はたとえば問題となっているタイトルのDVDカバーの表現であってもよい。同じ要素が、再生ボタンではなくリモート・コントローラ300の検索ボタンのような異なる仕方で選択される場合、全く異なるアクションが実行され、関連付けられたデータが関係したコンテンツの検索のための源として使われる。検索において使われるデータは、コンテンツのジャンル、俳優、監督または「友人の推薦」などといった他のデータを含む多様な基準を含むことができる。要素は、アプリケーション、TVチャンネルまたは他のコンテンツを表すために使用されてもよい。ただし、この場合、要素は認識可能なDVDカバーである可能性は低く、コンテンツにより直接関連する何かであろう。
【0062】
どの要素も、記録されたコンテンツからの定義されたフレーム、ネットワークからもしくはユーザーによってもしくは一般的な要素のライブラリから供給される、手動か自動でコンテンツに割り当てられた画像のような、コンテンツを表す諸画像から構成されていてもよい。こうした要素のいずれも、その要素自身に重ねられるまたはその要素自身と一緒に表示されるテキストおよび/またはコンテンツの型を示す追加的なより小さな要素で増強されてもよい。たとえば、装置108、200上にローカルに記憶されているコンテンツを表す要素は、コンテンツ自身を表すより大きな画像の右下隅におけるディスク・ドライブの小さな要素とともに呈示されてもよい。
【0063】
要素702は、該要素が表すコンテンツの型をユーザーが明瞭に見るために十分な詳細さに構成される。要素702はまた、部分的または完全に、動的に生成されることもできる。たとえば、放送チャンネル上で現在演じられているコンテンツの諸要素を含めるなど。たとえば、要素は、最近放送されたビデオからのシーンから動的に生成され(ローカルに生成されるまたはネットワークから送達される)、次いでたとえば主要サービス・プロバイダーからの、ローカルに記憶されているなどのロゴまたはコンテンツの源の何らかの指示と組み合わされてもよい。
【0064】
本開示に基づく、3Dユーザー・インターフェースを使ってコンテンツを検索する方法についてこれから
図8ないし
図11との関係で述べる。
図8、
図9および
図10はユーザー・インターフェースの例示的な画面または表示を示し、
図11はコンテンツ検索の例示的な方法のフローチャートである。
【0065】
図8および
図11を参照するに、ユーザーが検索を開始すると、本質的には、ユーザーにとってアクセス可能である必要のあるすべてのコンテンツを連想により表すいくつかの第一の要素をもつ初期画面800がユーザーに対して提供される(ステップ1102)。あるいはまた、初期画面は、検索を開始するためのテキスト・ベースの入力、たとえばテキスト検索ボックスを許容してもよい。
【0066】
ある実施形態では、鍵となる広義のカテゴリーは画面の真ん中を占め、最初の大まかな検索、たとえばコンテンツのカテゴリーまたは源を提供するための、非常に認識しやすく選択しやすい要素を提供する。この例では、要素の多くは一般的なものであり、特定のジャンルを表す。たとえば、サイエンスフィクション802、アクション映画804、ドラマ806、犯罪もの808、コメディー810、ウエスタン812、ドキュメンタリー814、音楽816、スポーツ818、子供向け820などといった個別的なジャンルについての個別的な要素があってもよく、選択されると、適切なジャンルのタイトルを画面の中心に位置させ、次の詳細レベルの一般的なサムネイルを画面の端に表示させる。たとえば、第一のレベルについて、ユーザーは
図8のAにおける一般的な「スポーツ」要素818を選択してもよい。すると第二のレベルはディスプレイ800の中心に選択された要素818を表示し、野球映画822、ホッケー映画824、サッカー映画826、バスケットボール映画828、フットボール映画830、ゴルフ映画832、テニス映画834およびボクシング映画836といったスポーツ映画のさまざまな型についての一般的なサムネイルまたは要素を表示する。
【0067】
ある実施形態では、初期画面は
図7において表されるようなものであってもよい。ここでは、特定のタイトルが優勢であるのではなく、画面の中心には主として、一般的な諸カテゴリーを明瞭に表すサムネイルまたは要素が置かれている。この実施形態では、視覚的要素は特定のコンテンツおよび多様なカテゴリーに関係する要素の両方を含む。この実施形態における要素の位置付けは、ユーザー選好、たとえばユーザーが選択した選好、以前に試聴された選択に基づいてコントローラによって決定された選好などに基づいていてもよい。この実施形態では、ユーザーは、さらなる検索を実行することなく、初期画面から直接再生または実行されるよう特定のコンテンツを選択してもよい。
【0068】
初期画面800のレイアウトは、選好、ランダム選択、以前の購入習癖もしくは購入プロファイルを含むいくつかの要因に基づくことができる。ある実施形態では、初期画面は主要サービス・プロバイダーによって決定される。そのような実施形態では、初期画面の真ん中のコンテンツは、ユーザーが過去に試聴したコンテンツの型である傾向があるであろう。初期画面はできるだけ、ユーザーにとって利用可能なあらゆる可能なコンテンツ選択肢を表現する。このことは、大量の高レベルのカテゴリーが表示されることがあることをも含意しうる。ある実施形態では、これは「放送」コンテンツ、「映画」、「ドキュメンタリー」、「アプリケーション」および「ゲーム」を表す要素のような広いものであることができる。この実施形態では、これらの広いカテゴリーには、たとえば現在特に人気のある映画、ユーザーのお気に入りのチャンネルまたは「SF」のような映画ジャンルを表す一般的な要素であってもよい他の要素もちりばめられていることもできる。要素は、ユーチューブのような外部ストリーミング・サービスについて、それらのサーバー上の個々のコンテンツについて、あるいは前に記録されたコンテンツのようなデバイス上もしくはローカル・ネットワーク上でローカルに利用可能なコンテンツについて生成されてもよく、これらのサービスの任意のものが明示的に検索できるようになる。
【0069】
ひとたびユーザーがコンテンツ源またはカテゴリーを選択したまたはテキスト・エントリーを検索のために入力したら(ステップ1104)、ユーザーは、検索の結果を、
図7および
図9に示されるように、複数の第二の視覚要素として、ディスプレイ900上の三次元アレイにおいて呈示される(ステップ1106)。副次的画面上の各視覚的要素は、(検索により決定されるところにより)いまだ一般的なカテゴリーに対応してもよく、あるいはより頻繁には、特定のコンテンツに対応してもよい。ここで、表示900の少なくとも一つの軸が、三次元アレイの中心の出発点902に関係する検索基準を表し、第二の視覚的要素のそれぞれの中心の出発点への近接性が検索に対する適合の度合いを示す。
【0070】
図9を参照するに、画面上の軸904〜910はすべて、画面902の中心にある要素によって表されるコンテンツ、すなわち最高の優先度をもつコンテンツとの関連のカテゴリーを表すために使われてもよい。これらの軸は、実装によって変わってもよく、単なる対角軸より多くが定義されていてもよい。ある実施形態では、軸は、(左上への)第一の対角線904に沿って俳優を、(左下への)第二の対角線906に沿って監督を、(右上への)第三の対角線908に沿ってジャンルを、(右下への)第四の対角線910に沿って「このコンテンツを好きな人が好んだコンテンツ」を表すことができる。たとえば、ユーザーがカーソルを動かすにつれ、入力装置の動きに応答して、カーソルはさまざまな要素をハイライトする、たとえば拡大する。カーソルが軸904に沿って動くにつれて、ユーザー・インターフェースは、中心の要素902によって表されるコンテンツと同じ俳優をもつコンテンツの要素を表示する、あるいは中心の要素902によって表されるコンテンツにおける俳優と何らかの関係もしくは関連をもつコンテンツの要素を表示する。さらなる例として、ユーザーがカーソルを軸904と軸906の間のコンテンツ要素、たとえば要素912の上に動かすと、ユーザー・インターフェースは、中心の要素902によって表されるコンテンツに登場する俳優および該コンテンツの監督への関連を共有するコンテンツの要素を表示する。
【0071】
もう一つの実施形態では、軸は、コンテンツの源を表していてもよい。たとえば、一つの軸は主要サービス・プロバイダーからのコンテンツを表していてもよい。もう一つの軸は、副次的サービス・プロバイダーからのコンテンツを表していてもよい。さらにもう一つの軸は、ローカルに記憶されるコンテンツを表していてもよい。さらなる軸が、無料のインターネット・サービス・コンテンツ・プロバイダーからのコンテンツを表していてもよい。中心点または要素902には最高の優先度が割り当てられており、周縁部のほうに延在する要素は減少していく優先度が割り当てられていることは理解しておくものとする。
【0072】
図10および
図11を参照するに、ステップ1108において、典型的な実施形態では、ユーザーは、上記のハンドヘルド型のリモート・コントローラ300のようなポインティング・デバイスを使うことによって、検索結果において呈示される要素の一つをハイライトする。ユーザーがある要素の上に動くと、ハイライトされた要素1020によって示されるように、その要素がその場で拡大される。より特定的には、ハイライトされた要素1020と関連付けられた表示領域も拡大され、ハイライトされた要素1020と関連付けられた追加的なコンテンツが表示される。ユーザーにハイライトされたまたは選択された源についてのさらなる情報を提供するためである。選択された要素1020の直近の要素も、直近要素1030によって示されるように、より小さな度合いだが視覚的に拡大される。これにより、選択された要素1020に最も近い直近要素1030がサイズにおいて最大だが要素1020よりは小さくなる。選択された要素1020に直近の諸要素の漸進的な拡大は、「双曲線的(hyperbolic)拡大」と称されてもよい。ある実施形態では、漸進的拡大は縦および横方向だが、他の実施形態では、横のみまたは縦のみであってもよい。例として、漸進的拡大は、要素1020が拡大鏡の下に置かれているかのようなレンズ歪み効果の型を含んでいてもよい。個々の要素は、カーソルを水平(x)および垂直(y)次元方向の両方においてまたはこれらの次元方向のいずれかの任意の度合いにおいて動かすことによってハイライトされてもよい。
【0073】
ひとたび要素、たとえば要素1020がハイライトされると、その要素は、リモート・コントローラ300上のアクション・ボタンをクリックすることによって、あるいはリモート・コントローラ300をもって適切なジェスチャーを実行することによって、さらなるアクションのために選択されてもよい。ある実施形態では、少なくとも三つの主要なアクションがある:コンテンツに関連した情報を表示する(ステップ1110);ハイライトされた要素1020からのデータを検索キーとして使って再び検索する(ステップ1112);またはハイライトされたまたは選択された要素に関連したそのコンテンツの再生または実行に直接進む(ステップ1114)。他の実施形態は、コンテンツを再生または購入する、追加的な情報を得る、お気に入りリストに追加するなどといったオプションをも含んでいてもよい。
【0074】
関連した情報を表示するオプションが選択されると(ステップ1110)、ユーザー・インターフェースはハイライトされたコンテンツに関する追加的な情報を提供する。拡大された要素に関連したこの情報は、テキスト(コンテンツのタイトル、出演俳優、監督など)、ラベル、広告、メディア、グラフィック、アニメーション、アプリケーション、リンクおよびビデオまたはそれらの組み合わせを含んでいてもよい。
【0075】
「再生」または「…に同調〔チューニング〕」といった機能が呼び出されると(ステップ1114)、現在の拡大されたフォーカス要素1020に関連してそのアクションがすぐに行われる。記録、リマインド、レート付けおよび阻止/制限といったより複雑なまたは複数ステップの機能については、その後のユーザー・アクションが必要とされる。これらのその後のユーザー・アクションは、メニューまたはステップを追った(step-through)対話的シーケンスによって容易にされる。これらのメニューまたはステップを追った対話シーケンスは、多様なテキスト指示、質問または選択肢および選択可能なオプションを表すアクティブ要素をもち、ポップアップまたはフロート式パネルとして現れてもよい。
【0076】
ユーザーはまた、ハイライトされたまたは選択された要素に基づいてさらなる検索を実行するオプションを選択してもよい(ステップ1112)。該さらなる検索を実行するために、選択されたコンテンツ要素に関連した情報が検索基準のために用いられる。ひとたび検索の結果が決定され、優先順位付けされたら、ディスプレイまたは画面が、選択された要素が、中心の出発点として最高の優先度をもつよう、再描画される(ステップ1116)。次いで、ユーザー・インターフェースは検索の結果を、前に選択された要素を取り囲む複数の第三の視覚的要素として三次元アレイにおいてディスプレイ上に表示する(ステップ1118)。ステップ1120では、ユーザーは、表示された要素の一つを選択またはハイライトしてもよく、すると、ユーザーは、ステップ1110、1112および1114において上述したアクションの少なくとも一つを実行するオプションをもつ。
【0077】
本開示の教示を組み込む実施形態について図示し、記載してきたが、当業者は、これらの教示を組み込んでいる他の多くの変形実施形態を容易に考案できる。複数ドメイン検索からのコンテンツの除外のためのシステムおよび方法の好ましい実施形態(これらは限定ではなく例解することを意図したものである)を記載してきたが、上記の教示に照らして当業者は修正および変更をすることができることを注意しておく。したがって、開示される本開示の個別的な実施形態に、付属の請求項に概説される本開示の範囲内である変更がなされうることは理解しておくものとする。
いくつかの付記を記載しておく。
〔付記1〕
複数ドメインを横断してコンテンツを検索する方法であって:
主要サービス・プロバイダーによって、複数のコンテンツ源を含むネットワークへのアクセスを提供する段階と;
少なくとも一つの検索パラメータを受領する段階と;
受領された少なくとも一つの検索パラメータに基づいてコンテンツの検索を実行する段階と;
主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツに基づいて検索の結果を優先順位付けする段階と;
優先順位付けされた結果を表示する段階とを含む、
方法。
〔付記2〕
前記複数のコンテンツ源が、前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツ、少なくとも一つの副次的サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツ、インターネット上に見出されるコンテンツおよびユーザーの装置上にローカルに記憶されているコンテンツを含む、付記1記載の方法。
〔付記3〕
少なくとも一つの検索結果が前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツに一致する場合、該少なくとも一つの検索結果を除外し、前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツの検索結果を表示することをさらに含む、付記1記載の方法。
〔付記4〕
各コンテンツに関連したメタデータに基づいて検索結果の一致を判定することをさらに含む、付記3記載の方法。
〔付記5〕
各コンテンツに関連したメタデータが、コンテンツのファイルの型、コンテンツの長さおよびコンテンツの解像度を含む、付記4記載の方法。
〔付記6〕
付記1記載の方法であってさらに:
検索結果の各コンテンツの源を判別する段階と;
少なくとも一つの検索結果が前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツに一致する場合、該少なくとも一つの検索結果を除外する段階であって、前記少なくとも一つの検索結果の源が少なくとも一つの副次的サービス・プロバイダーである、段階と;
前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツの検索結果を表示する段階をさらに含む、
方法。
〔付記7〕
前記少なくとも一つの検索結果の源がローカルに記憶されたコンテンツである場合、前記少なくとも一つの検索結果に高い優先度を割り当てる、付記6記載の方法。
〔付記8〕
前記少なくとも一つの検索結果の源が無料のインターネット・コンテンツ・サービス・プロバイダーである場合、前記少なくとも一つの検索結果に低い優先度を割り当てる、付記7記載の方法。
〔付記9〕
付記1記載の方法であって、前記先順位付けする段階は:
少なくとも一つの副次的サービス・プロバイダーからの少なくとも一つの検索結果が前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツに一致するかどうかを判定する段階と;
少なくとも一つの副次的サービス・プロバイダーからの前記少なくとも一つの検索結果が前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツに一致する場合、前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツに高い優先度を割り当てる段階とを含む、
方法。
〔付記10〕
付記1記載の方法であって、前記先順位付けする段階は:
少なくとも一つの副次的サービス・プロバイダーからの少なくとも一つの検索結果が前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツに一致するかどうかを判定する段階と;
少なくとも一つの副次的サービス・プロバイダーからの前記少なくとも一つの検索結果が前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツに一致する場合、少なくとも一つの副次的サービス・プロバイダーからの前記少なくとも一つの検索結果を、関連するコンテンツがコストなしで利用可能である場合には、除外する段階とを含む、
方法。
〔付記11〕
コンテンツを検索するシステムであって:
主要サービス・プロバイダーによって、複数のコンテンツ源を含むネットワークへのアクセスを提供する受信器回路と;
少なくとも一つの検索パラメータを受領するユーザー・インターフェースと;
受領された少なくとも一つの検索パラメータに基づいてコンテンツの検索を実行し、主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツに基づいて検索の結果を優先順位付けする、前記受信器回路および前記ユーザー・インターフェースに結合されたコントローラと;
優先順位付けされた結果を表示する、前記コントローラに結合されたディスプレイ・インターフェースとを有する、
システム。
〔付記12〕
前記複数のコンテンツ源が、前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツ、少なくとも一つの副次的サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツ、インターネット上に見出されるコンテンツおよびユーザーの装置上にローカルに記憶されているコンテンツを含む、付記11記載のシステム。
〔付記13〕
前記コントローラがさらに、少なくとも一つの検索結果が前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツに一致する場合、該少なくとも一つの検索結果を除外し、前記ディスプレイ・インターフェースが、前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツの検索結果を表示する、付記11記載のシステム。
〔付記14〕
前記コントローラがさらに、各コンテンツに関連したメタデータに基づいて検索結果の一致を判定する、付記13記載のシステム。
〔付記15〕
各コンテンツに関連したメタデータが、コンテンツのファイルの型、コンテンツの長さおよびコンテンツの解像度を含む、付記14記載のシステム。
〔付記16〕
付記11記載のシステムであって、前記コントローラがさらに、検索結果の各コンテンツの源を判別し、少なくとも一つの検索結果が前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツに一致する場合、該少なくとも一つの検索結果を除外し、前記少なくとも一つの検索結果の源が少なくとも一つの副次的サービス・プロバイダーであり、前記ディスプレイ・インターフェースが、前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツの検索結果を表示する段階をさらに含む、システム。
〔付記17〕
前記少なくとも一つの検索結果の源がローカルに記憶されたコンテンツである場合、前記コントローラは前記少なくとも一つの検索結果に高い優先度を割り当てる、付記16記載のシステム。
〔付記18〕
前記少なくとも一つの検索結果の源が無料のインターネット・コンテンツ・サービス・プロバイダーである場合、前記コントローラは、前記少なくとも一つの検索結果に低い優先度を割り当てる、付記17記載のシステム。
〔付記19〕
付記11記載のシステムであって、前記コントローラがさらに、少なくとも一つの副次的サービス・プロバイダーからの少なくとも一つの検索結果が前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツに一致するかどうかを判定し、少なくとも一つの副次的サービス・プロバイダーからの前記少なくとも一つの検索結果が前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツに一致する場合、前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツに高い優先度を割り当てる、システム。
〔付記20〕
付記11記載のシステムであって、前記コントローラがさらに、少なくとも一つの副次的サービス・プロバイダーからの少なくとも一つの検索結果が前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツに一致するかどうかを判定し、少なくとも一つの副次的サービス・プロバイダーからの前記少なくとも一つの検索結果が前記主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツに一致する場合、少なくとも一つの副次的サービス・プロバイダーからの前記少なくとも一つの検索結果を、関連するコンテンツがコストなしで利用可能である場合には、除外する、システム。
〔付記21〕
複数ドメインを横断してコンテンツを検索するシステムであって:
主要サービス・プロバイダーによって、複数のコンテンツ源を含むネットワークへのアクセスを提供する手段と;
少なくとも一つの検索パラメータを受領する手段と;
受領された少なくとも一つの検索パラメータに基づいてコンテンツの検索を実行する手段と;
主要サービス・プロバイダーによって提供されるコンテンツに基づいて検索の結果を優先順位付けする手段と;
優先順位付けされた結果を表示する手段とを有する、
システム。