【文献】
「OmniBER OTN コミュニケーション・パフォーマンス・アナライザ・ファミリ」,アジレント・テクノロジー株式会社,2002年10月 7日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ネットワーク構成が多様化し、試験を行う通信環境の設定項目が増えると共に設定方法が複雑化している。特にOTNについては、OTUとクライアント信号の組み合わせやクライアント信号のマッピングに用いられるマッピング方法の組み合わせが複雑化している。
【0006】
特許文献1の発明は、OTUとクライアント信号の組み合わせやクライアント信号のマッピングに用いられるマッピング方法の組み合わせを、ユーザが考慮して設定しなければならない。このため、ネットワーク試験のための通信環境を設定しようとすると、設定項目が多くかつ設定方法が複雑になる問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、ネットワーク試験を行うネットワーク試験装置において、ネットワーク試験のための通信環境の設定項目を減らして簡単にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明のネットワーク試験装置は、
装置間インタフェースとして規格化された伝送信号の種類を表示する表示部(13)と、
前記表示部に表示されている伝送信号の種類の1つが選択されると、選択された種類の伝送信号に載せることの可能なクライアント信号の種類を前記表示部に表示し、クライアント信号の種類の1つが選択されると、選択された伝送信号及びクライアント信号の組み合わせで定められる多重化パラメータがある場合には当該多重化パラメータの種類を表示する表示制御部と、
前記表示部に表示されているクライアント信号の種類の1つが選択され、選択された伝送信号及びクライアント信号の組み合わせで定められる多重化パラメータがない場合には、選択された伝送信号及びクライアント信号で特定される通信環境を構築し、当該通信環境を用いてネットワーク試験を行い、前記表示部に表示されている多重化パラメータの種類の1つが選択される
と、選択された伝送信号、クライアント信号及び多重化パラメータで特定される通信環境を構築し、当該通信環境を用いてネットワーク試験を行う試験制御部と、
を備える。
【0010】
本願発明のネットワーク試験装置では、前記多重化パラメータは、
ODTU(Optical channel Data Tributary Unit)を含んでもよい。
【0011】
本願発明のネットワーク試験装置では、前記表示制御部は、クライアント信号の種類を、多重化数と共に表示してもよい。
【0012】
本願発明のネットワーク試験方法は、
装置間インタフェースとして規格化された伝送信号の種類を表示する伝送信号表示手順と、
前記伝送信号表示手順で表示した伝送信号の種類の1つが選択されると、選択された種類の伝送信号に載せることの可能なクライアント信号の種類を、表示部に表示するクライアント信号表示手順と、
クライアント信号の種類の1つが選択されると、選択された伝送信号及びクライアント信号の組み合わせで定められる多重化パラメータがある場合には、選択された伝送信号及びクライアント信号の組み合わせで定められる多重化パラメータの種類を表示する多重化パラメータ表示手順と、
前記クライアント信号表示手順で表示したクライアント信号の種類の1つが選択さ
れ、選択された伝送信号及びクライアント信号の組み合わせで定められる多重化パラメータがない場合には、選択された伝送信号及びクライアント信号で特定される通信環境を構築し、当該通信環境を用いてネットワーク試験を行
い、前記多重化パラメータ表示手順で表示した多重化パラメータの種類の1つが選択されると、選択された伝送信号、クライアント信号及び多重化パラメータで特定される通信環境を構築し、当該通信環境を用いてネットワーク試験を行う試験手順と、
を順に有する。
【0014】
本願発明のネットワーク試験方法では、前記多重化パラメータは、
ODTU(Optical channel Data Tributary Unit)を含んでもよい。
【0015】
本願発明のネットワーク試験方法では、前記クライアント信号表示手順において、クライアント信号の種類を、多重化数と共に表示してもよい。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、ネットワーク試験を行うネットワーク試験装置において、ネットワーク試験のための通信環境の設定項目を減らして簡単にすることができる。
【発明を実施するための形態】
【0018】
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施の例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
【0019】
(実施形態1)
図1に、本実施形態に係るネットワーク試験装置の構成例を示す。本実施形態に係るネットワーク試験装置91は、試験対象となる通信装置92と通信を行うことで、通信装置92の試験を行う。
【0020】
ネットワーク試験装置91は、通信装置92との間で通信を行う通信環境を設定するための構成を備える。例えば、ネットワーク試験装置91は、入力部11と、信号処理部12と、表示部13と、を備える。
【0021】
信号処理部12は、表示制御部として機能する。すなわち、信号処理部12は、伝送信号の種類を表示部13のコンボボックスB1に表示する。また、信号処理部12は、表示部13に表示されている伝送信号の種類の1つが選択されると、選択された種類の伝送信号に載せることの可能なクライアント信号の種類を、表示部13のコンボボックスB2に表示する。
【0022】
入力部11は、キーボードやタッチパネルなどのネットワーク試験装置91のユーザの入力手段であり、特に本実施形態では、表示部13に表示された設定項目を選択する。入力部11が設定項目を選択することで、測定対象となるネットワークのマッピングを設定し、ネットワーク試験を行う通信環境を設定する。
【0023】
信号処理部12は、試験制御部として機能する。すなわち、信号処理部12は、入力部11から選択された通信環境を構築し、当該通信環境を用いてネットワーク試験を行う。ネットワーク試験は、通信装置92へ信号を送信することで通信装置92の試験を行ってもよいし、通信装置92に信号を送信せずに通信装置92からの信号を受信することで通信装置92の試験を行ってもよいし、通信装置92へ信号を送信して通信装置92からの信号を受信することで通信装置92の試験を行ってもよい。
【0024】
図2に、本実施形態に係る通信環境の設定項目の一例を示す。OTNのマッピングは
図2のような階層構造になっており、経路に沿って決まった順番で選んでいかないと、目的の通信環境を設定することができない。選択すべき経路は複雑であり、すべての選択肢を出した場合、Dependencyの計算が非常に複雑になる。一方で、選択肢を限定した場合、目的の組み合わせにたどり着くのが難しくなる。そこで、本発明では、設定項目を伝送信号、クライアント信号、多重化パラメータ1及び多重化パラメータ2に分けた。全ての項目を必ず選択しなければならないわけではなく、伝送信号及びクライアント信号を選択するだけでも通信環境の設定は可能な場合がある。そこで、本実施形態では、通信環境として伝送信号及びクライアント信号を設定する場合について説明する。
【0025】
図2中の略語の意義は以下のとおりである。
AMP(Asynchronous Mapping Procedure):クライアント信号とOPUのクロックがずれた状態でマッピングする。ずれた分はスタッフィングで調整する。
BMP(Bit−synchronous Mapping Procedure):クライアント信号とOPUのクロックを同期してマッピングする。
GMP(Generic Mapping Procedure):多様なクライアントに対応するため、また将来出現する新規クライアントへ対応できるようにするため、ペイロード容量以下の任意のビットレートのクライアント信号を収容できるようにするマッピング方式。
Fixed StuffとJustification Opportunityを統合し、ペイロード領域にデータとスタッフを分散配置する。スタッフィングの位置を固定しない。
GFP−T(Generic Framing Procedure):イーサネット(登録商標)やファイバ・チャネルなど各種データ・インタフェースを、SONET/SDH/OTN伝送路で運ぶための手順を規定した仕様である。Ethernet(登録商標)のフレーム長は可変なのでGFPでフレーミングする必要がある。
【0026】
本実施形態に係るネットワーク試験装置における設定方法は、伝送信号表示手順と、クライアント信号表示手順と、試験手順と、を順に有する。
伝送信号表示手順では、信号処理部12が、伝送信号の種類を表示部13のコンボボックスB1に表示する。ここで、伝送信号は装置間インタフェースとして規格化された伝送信号であり、伝送信号の種類は例えばOTU1、OTU2、OTU2e、OTU2f、OTU1f、OTU3、OTU3e1、OTU3e2及びOTU4である。
図3に、伝送信号の種類の表示例を示す。
【0027】
コンボボックスB1に表示された伝送信号のうちの1つが入力部11によって選択されると、信号処理部12がクライアント信号表示手順を実行する。クライアント信号表示手順では、信号処理部12が、クライアント信号の種類を表示部13のコンボボックスB2に表示する。ここで、クライアント信号は、コンボボックスB1で選択された種類の伝送信号に載せることの可能な信号のみを表示する。
図4に、クライアント信号の種類の表示例を示す。
【0028】
伝送信号がOTU1の場合、コンボボックスB2には、例えば、PRBS(Pseudo−Random Binary Sequence)、GbE(Gigabit Ethernet)(登録商標)、STM(Synchronus Transport Module)1、STM4及びSTM16が表示される。
伝送信号がOTU2の場合、コンボボックスB2には、例えば、PRBS、STM64、STM16、STM4、STM1及びGbEが表示される。伝送信号がOTU2の場合、コンボボックスB2には、さらにFC(Fiber Channel)4、FC8、CPRI(Common Public Radio Interface)4、CPRI5及びCPRI6を表示してもよい。
伝送信号がOTU2eの場合、コンボボックスB2には、10GbE及びFC−1200が表示される。
伝送信号がOTU2f又はOTU1fの場合、コンボボックスB2には、例えば、FC−1200が表示される。
伝送信号がOTU1e、OTU3e1、OTU3e2又はOTU4の場合、コンボボックスB2には、例えば、10GbEが表示される。
伝送信号がOTU3の場合、コンボボックスB2には、例えば、40GbEが表示される。
【0029】
ここで、PRBSの表示は、PRBSの多重化数すなわち多重化するレーン数と共に表示してもよい。例えば、OTU2では、多重化数が4、16又は64の場合があるが、これらのいずれであるかが判別可能なように表示する。このとき、「PRBS on OPU0」、「PRBS on OPU1」、「PRBS on OPU2」のように多重化数を規格で表示する。これにより、設定項目を選択する回数を減らすことができるため、ユーザの負担を減らすことができる。
【0030】
コンボボックスB2に表示されたクライアント信号の一覧のなかから1つのクライアント信号を選択することで、測定対象となる通信環境を特定することができる。例えば、コンボボックスB1でOTU1を選択し、コンボボックスB2でSTM1を選択した場合や、コンボボックスB1でOTU2を選択し、コンボボックスB2でGbEを選択した場合である。このように、伝送信号とクライアント信号を選択することによって測定対象となるネットワークを特定することができる場合は、コンボボックスB2のクライアント信号の選択を確定した時点で、マッピング選択画面が終了する。
【0031】
コンボボックスB2の選択によって通信環境の特定が可能なると、試験手順を実行する。試験手順では、信号処理部12は、選択された伝送信号とクライアント信号で特定される通信環境に設定し、設定後の通信環境を用いてネットワーク試験を行う。ネットワーク試験装置91の試験内容は任意である。
【0032】
信号処理部12は、通信装置92に送信した信号又は通信装置92から受信した信号に基づいて、解析を行ってもよい。例えば、通信装置92が光トランシーバである場合、通信装置92に電気信号を送信し、通信装置92からの信号を受信する。これにより、全レーン及び各レーンごとのスキューマージンの試験を行うことができる。
【0033】
また、通信装置92に構築されたネットワークに対して信号を送信し、通信装置92から受信した信号を解析してもよい。これにより、イーサネット/IP試験及びOTN試験を行うことができる。イーサネット/IP試験では、例えば、スループット、フレームロス、統計又はBER試験を行う。OTN試験では、エラー/アラーム試験又はBER試験を行う。これにより、40GbEと100GbEを接続したネットワークや100GbEとOTU3を接続したネットワークなどの任意のネットワーク建設時のパフォーマンスの検証を行うことができる。
【0034】
また、通信装置92に信号を送信するか、或いは通信装置92から信号を受信することで、通信装置92にイーサネット/IPフレームを流したときの総合的な試験を行ってもよい。例えば、スループット、フレームロス、BER、各種統計カウンタ、RFC2544試験を行う。
【0035】
また、複数の通信装置92間にネットワーク試験装置91を接続し、通信装置92を流れるデータにエラーを付加してもよい。これにより、エラーやアラームの試験を行うことができる。
【0036】
本実施形態に係る発明では、ユーザの選択した伝送信号に搭載可能なクライアント信号のみをコンボボックスB2に表示するため、伝送信号のクライアント信号に使用可能であるか否かの知識がないユーザであっても簡単にクライアント信号を選択することができる。また、コンボボックスB2の一覧に表示するクライアント信号の種類が少なくなるため、ユーザはクライアント信号の選択が容易になる。
【0037】
(実施形態2)
通信環境の設定のためには、伝送信号とクライアント信号に加えて多重化パラメータが必要な場合がある。そこで、本実施形態では、コンボボックスB3を表示する。
【0038】
コンボボックスB3は、伝送信号及びクライアント信号で定められる第1の多重化パラメータの一覧を表示する。第1の多重化パラメータは、例えば、ODTU(Optical channel Data Tributary Unit)12、ODTU2.1、ODTU01、ODTU2.ts又はNoneである。ここで、ODTU01、ODTU12及びODTU2.1は、それぞれ2、4及び8個の信号を多重する方法である。ODTU01はODU0を選ぶODTUであり、ODTU2.tsはODU flexを選ぶODTUである。
図5に第1の多重化パラメータの種類の表示例を示す。
【0039】
ここで、第1の多重化パラメータがなくてもよい場合は、「None」を表示する。例えば、コンボボックスB1でOTU1を選択し、コンボボックスB2でPRBSを選択した場合、コンボボックスB3に「None」と「ODTU01」が表示される。「None」が選択されると「PRBS on OPU1」に確定し、「ODTU01」が選択されると「PRBS on OPU0」に確定する。「PRBS on OPU1」はOPU1にマッピングされたPRBSであり、「PRBS on OPU0」はOPU0にマッピングされたPRBSである。
【0040】
第1の多重化パラメータは、PT(Payload Type)ごとに分かれていてもよい。例えば、コンボボックスB1でOTU2を選択し、コンボボックスB2でPRBSを選択した場合、コンボボックスB3にはNone、ODTU12及びODTU2.1を表示する。このとき、ODTU12に代えて、ODTU12(PT=0x20)及びODTU12(PT=0x21)を表示してもよい。
【0041】
ここで、PT=20はAMPのみでマッピングするフレームを表し、PT=21はAMP又はGMPの何れでのマッピングも可能なフレームを表す。PT=0x20は、
図6に示すように、サーバ側の信号を4分割し、その1個、例えばTS=3に多重化する信号を乗せる。PT=0x21は、
図7に示すように、サーバ側の信号を8分割し、その2個、例えばTS=3及び5に多重化する信号を乗せる。
【0042】
図8に示すように、PT=0x20及びPT=0x21のいずれかを選択するためのコンボボックスB5を、表示部13に表示してもよい。
【0043】
コンボボックスB3に表示された第1の多重化パラメータの一覧のなかから1つの第1の多重化パラメータを選択することで、測定対象となるネットワークを特定することができる。例えば、コンボボックスB1でOTU1を選択し、コンボボックスB2でPRBSを選択し、コンボボックスB3でODTU01を選択した場合や、コンボボックスB1でOTU2を選択し、コンボボックスB2でSTM4を選択し、コンボボックスB3でODTU12を選択した場合である。
【0044】
伝送信号、クライアント信号及び第1の多重化パラメータを選択しただけでは、測定対象となるネットワークを特定できない場合がある。そこで、そのような場合には、コンボボックスB4を表示する。コンボボックスB4は、伝送信号、クライアント信号及び第1の多重化パラメータで定められる第2の多重化パラメータの一覧を表示する。第2の多重化パラメータは、例えば、ODTU01又はNoneである。
図8に、第2の多重化パラメータの種類の表示例を示す。
【0045】
ここで、第2の多重化パラメータがなくてもよい場合は、「None」を表示する。例えば、コンボボックスB1でOTU2を選択し、コンボボックスB2でPRBSを選択し、コンボボックスB3でODTU12を選択した場合、「None」と「ODTU01」を表示する。「None」が選択されるとPRBS on OPU1に確定し、「ODTU01」が選択されるとPRBS on OPU0に確定する。
【0046】
本実施形態に係る発明では、伝送信号及びクライアント信号の組み合わせで定められる多重化パラメータの種類のみをコンボボックスB3に表示するとともに、さらに必要がある場合にはコンボボックスB4又はB5に多重化パラメータの種類を表示する。このため、第1の多重化パラメータや第2の多重化パラメータについての知識がないユーザであっても、簡単に測定対象となるネットワークを設定することができる。
【0047】
図9に、実施例1及び実施例2に係る表示例を示す。
【実施例1】
【0048】
コンボボックスB1にOTU1及びOTU2を表示する。
コンボボックスB1でOTU1が選択されると、コンボボックスB2にPRBS、GbE、STM1、STM4及びSTM16を表示する。
コンボボックスB2でGbE、STM1、STM4及びSTM16のいずれかが選択されると、設定画面を終了する。
【0049】
コンボボックスB2でPRBSが選択されると、コンボボックスB3にNone及びODTU01を表示する。
コンボボックスB3でNone又はODTU01が選択されると、設定画面を終了する。
【実施例2】
【0050】
コンボボックスB1にOTU1及びOTU2を表示する。
コンボボックスB1でOTU2が選択されると、コンボボックスB2にPRBS、STM64、STM16、STM4、STM1及びGbEを表示する。
コンボボックスB2でSTM64又はGbEが選択されると、設定画面を終了する。
【0051】
コンボボックスB2でSTM16が選択されると、コンボボックスB3にPT=0x20及びPT=0x21を表示する。
コンボボックスB3でPT=0x20又はPT=0x21が選択されると、設定画面を終了する。
【0052】
コンボボックスB2でSTM4又はSTM1が選択されると、コンボボックスB3にODTU12及びODTU2.1を表示する。
コンボボックスB3でODTU12又はODTU2.1が選択されると、設定画面を終了する。
【0053】
コンボボックスB2でPRBSが選択されると、コンボボックスB3にNone、ODTU12及びODTU2.1を表示する。
コンボボックスB3でNone又はODTU2.1が選択されると、設定画面を終了する。Noneを選択するとPRBS on OPU2に確定し、ODTU2.1を選択するとPRBS on OPU0に確定する。
【0054】
コンボボックスB2でPRBSが選択されると、コンボボックスB3にNone、ODTU12及びODTU2.1を表示する。
コンボボックスB3でODTU12が選択されると、コンボボックスB4にNone、ODTU01、PT=0x20及びPT=0x21を表示する。
コンボボックスB4でNone、ODTU01、PT=0x20又はPT=0x21が選択されると、設定画面を終了する。Noneを選択するとPRBS on OPU1に確定し、ODTU01を選択するとPRBS on OPU0に確定する。
【0055】
図10に、実施例3及び実施例4に係る表示例を示す。
【実施例3】
【0056】
コンボボックスB1にOTU1及びOTU2を表示する。
コンボボックスB1でOTU1が選択されると、コンボボックスB2にGbE、STM1、STM4、STM16、PRBS on OPU0及びPRBS on OPU1を表示する。
コンボボックスB2でGbE、STM1、STM4、STM16、PRBS on OPU0及びPRBS on OPU1のいずれかが選択されると、設定画面を終了する。
【0057】
本実施例のように、PRBSを選択した後に、コンボボックスB3でNone又はODTU01を選択させる代わりに、コンボボックスB2にPRBS on OPU0及びPRBS on OPU1を表示する。これにより、コンボボックスB2における選択までで、PRBS on OPU0及びPRBS on OPU1の設定を完了させることができる。
【実施例4】
【0058】
コンボボックスB1にOTU1及びOTU2を表示する。
コンボボックスB1でOTU2が選択されると、コンボボックスB2にSTM64、STM16、STM4、STM1、GbE、PRBS on OPU0、PRBS on OPU1及びPRBS on OPU2を表示する。
コンボボックスB2でSTM64、GbE又はPRBS on OPU2が選択されると、設定画面を終了する。
【0059】
コンボボックスB2でSTM16又はPRBS on OPU1が選択されると、コンボボックスB3にPT=0x20及びPT=0x21を表示する。
コンボボックスB3でPT=0x20又はPT=0x21が選択されると、設定画面を終了する。
【0060】
コンボボックスB2でSTM4、STM1又はPRBS on OPU0が選択されると、コンボボックスB3にODTU12及びODTU2.1を表示する。
コンボボックスB3でODTU12又はODTU2.1が選択されると、設定画面を終了する。
【0061】
本実施例のように、PRBSを選択した後に、コンボボックスB3でNone、ODTU12又はODTU2.1を選択させる代わりに、コンボボックスB2にPRBS on OPU0、PRBS on OPU1及びPRBS on OPU2を表示する。これにより、コンボボックスB2における選択まででPRBS on OPU2の設定を完了させることができる。また、コンボボックスB3における選択までで、OTU2のすべての設定を完了することができる。