特許第5663668号(P5663668)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5663668
(24)【登録日】2014年12月12日
(45)【発行日】2015年2月4日
(54)【発明の名称】個人携帯端末用ヒンジ装置
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/02 20060101AFI20150115BHJP
   H05K 5/02 20060101ALI20150115BHJP
   F16C 11/04 20060101ALI20150115BHJP
   F16C 11/10 20060101ALI20150115BHJP
【FI】
   H04M1/02 C
   H05K5/02 V
   F16C11/04 F
   F16C11/04 N
   F16C11/10 D
【請求項の数】10
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2013-539728(P2013-539728)
(86)(22)【出願日】2010年11月23日
(65)【公表番号】特表2013-546274(P2013-546274A)
(43)【公表日】2013年12月26日
(86)【国際出願番号】KR2010008286
(87)【国際公開番号】WO2012067293
(87)【国際公開日】20120524
【審査請求日】2013年6月19日
(31)【優先権主張番号】10-2010-0114886
(32)【優先日】2010年11月18日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】513125256
【氏名又は名称】シェル−ライン カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107515
【弁理士】
【氏名又は名称】廣田 浩一
(74)【代理人】
【識別番号】100107733
【弁理士】
【氏名又は名称】流 良広
(74)【代理人】
【識別番号】100115347
【弁理士】
【氏名又は名称】松田 奈緒子
(72)【発明者】
【氏名】アン・ソク ジュン
【審査官】 山岸 登
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3157566(JP,U)
【文献】 特開2009−081704(JP,A)
【文献】 特開2001−251397(JP,A)
【文献】 特開2008−106852(JP,A)
【文献】 特表2008−533887(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16C 11/00−11/12
H04M 1/02− 1/23
H05K 5/00− 5/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1本体に対して第2本体を開閉可能に連結する個人携帯端末用ヒンジ装置において、
前記第1本体及び前記第2本体にそれぞれ回転可能に連結され、前記第1本体に対する前記第2本体の移動をガイドするリンク連結部と、
前記第1本体に対する前記第2本体の半自動開閉のために、前記リンク連結部に駆動力を与えるアクチュエータと、
前記第2本体の開閉区間のうち一部の区間において、前記第2本体の移動速度を減速するために、前記リンク連結部に制動力を与えるダンピング部と、を備え
前記リンク連結部が、
一端は、前記第1本体に回転可能に連結され、他端は、前記第2本体に回転可能に連結される第1リンクと、
一端は、前記第1本体に回転可能に連結され、他端は、前記第2本体に回転可能に連結される第2リンクと、
一端は、前記第1リンクに回転可能に連結され、他端は、前記第2リンクに回転可能に連結される連結リンクと、
を有し、
前記第2リンクの前記一端は、前記第1本体に、回転かつ摺動可能に連結され、
前記第1リンクの回転時、前記連結リンクにより、前記第2リンクと前記第1リンクとの間の間隔が、所定の距離内において制限されることを特徴とする個人携帯端末用ヒンジ装置。
【請求項2】
前記ダンピング部が、摩擦抵抗、流体抵抗、及びスプリング抵抗のうち少なくともいずれか一つを用いて前記制動力を与えることを特徴とする請求項1に記載の個人携帯端末用ヒンジ装置。
【請求項3】
前記ダンピング部が、前記第1及び第2リンクのうち少なくともいずれか一つに連結され、
前記第1及び第2リンクの回転により、機構的に連動され、前記第1及び第2リンクに前記制動力を与えることを特徴とする請求項2に記載の個人携帯端末用ヒンジ装置。
【請求項4】
前記ダンピング部が、前記第1及び第2リンクの回転軸方向に沿って配置され、または、前記回転軸に垂直な方向に沿って配置されたことを特徴とする請求項3に記載の個人携帯端末用ヒンジ装置。
【請求項5】
前記一部の区間が、前記第2本体の開放が完了する地点、及び閉鎖が完了する地点のうち少なくともいずれか一つに隣接した区間を含むことを特徴とする請求項1に記載の個人携帯端末用ヒンジ装置。
【請求項6】
前記アクチュエータが、
前記第1及び第2リンクのうち少なくともいずれか一つに連結される駆動カム部材と、
前記駆動カム部材に接近及び離隔する方向に直線移動可能に前記第1本体に設けられ、前記駆動カム部材と接触して相互作用する従動カム部材と、
前記駆動カム部材が前記従動カム部材に接近する方向に移動するように弾性力を与える弾性部材と、を有することを特徴とする請求項1に記載の個人携帯端末用ヒンジ装置。
【請求項7】
前記アクチュエータが、
前記第1本体に直線移動可能に設けられ、カム面が形成されたカム部材と、
前記カム部材が弾性的に直線移動するように弾性力を与える弾性部材と、
前記第1及び第2リンクのうち少なくともいずれか一つに連結され、前記カム面に沿って接触可能に配置されるカム突起と、を有することを特徴とする請求項1に記載の個人携帯端末用ヒンジ装置。
【請求項8】
前記ダンピング部が、
内部に作動流体が充填されたハウジングと、
前記リンク連結部の回転軸に連結され、前記ハウジングの内部に回転可能に配置される回転ダンピング部材と、を有することを特徴とする請求項1に記載の個人携帯端末用ヒンジ装置。
【請求項9】
前記ダンピング部が、
内部に収容空間を有するハウジングと、
前記ハウジングの内部に直線移動可能に設けられ、前記リンク連結部の一定以上回転時、前記リンク連結部と接触可能に配置される接触部材と、
前記ハウジングの内部において、前記接触部材を弾性的に支持する弾性部材と、を有することを特徴とする請求項1に記載の個人携帯端末用ヒンジ装置。
【請求項10】
前記ダンピング部が、
内部に収容空間を有するハウジングと、
前記リンク連結部の回転軸に連結され、前記ハウジングの内部に回転可能に配置される回転ローターと、
前記ハウジングと前記回転ローターとの間に介在される制動部材と、を有することを特徴とする請求項1に記載の個人携帯端末用ヒンジ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、個人携帯端末用ヒンジ装置に関し、より詳しくは、開閉動作の際に生じる衝撃力を緩衝させることができる個人携帯端末用ヒンジ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近になって、個人携帯端末は、誰もが携帯しやすく、どこでも自由に使用できるという便利性のため、使用が普通化している実状である。
【0003】
このような個人携帯端末は、外形や作動方式により、一般に、バー型個人携帯端末、フリップ型個人携帯端末、フォルダ型個人携帯端末、スライド型個人携帯端末等に分けられる。
【0004】
また、最近は、第1本体に対して第2本体を所定の角度でチルト可能にしたチルト型個人携帯端末が提示されている。すなわち、最近は、端末を机や棚等に据え置きした状態で、第1本体に対してチルトされた第2本体のディスプレイ部から各種の動画ファイル及び情報を容易に確認することができ、比較的長時間の間各種の情報を確認するときも、ディスプレイ部の方向性を一定に維持させることができるチルト型個人携帯端末についての開発が行われている。
【0005】
従来知られていたチルト型個人携帯端末は、第2本体が第1本体に対してスライド開放された後、第2本体が第1本体に対して所定の角度でチルトするように構成されている。しかしながら、既存のチルト型個人携帯端末は、別途のスライド操作及びチルト操作により、第1本体に対して第2本体がチルトするように構成されるので、操作が複雑且つ不便であり、しかも、第1本体と第2本体がスライド及びチルト可能に結合されなければならないので、やむなく、構造が複雑となり、第1本体のキーパッドの領域が一定以上確保されにくいという問題点があった。
【0006】
一方、一般に、従来のチルト型個人携帯端末は、第1本体に対する第2本体の開閉動作が、弾性部材の弾性力により、半自動方式で行われるように構成される。しかしながら、既存、弾性部材の弾性力により、第2本体が速過ぎる速度で開閉される傾向があり、これにより、第2本体の開閉動作が停止する時点で、衝撃力が生じるという問題点があった。すなわち、弾性部材の弾性力により、第2本体が急激に開閉されることにより、第2本体の開閉動作が停止する瞬間、衝撃力が生じるという問題点があり、この衝撃力により、製品が損傷及び破損する恐れがあり、安定性及び信頼性が低下し、寿命が短縮するという問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、摺動及び傾動が連続的に行われる開閉動作の際に生じる衝撃力を緩衝させることができる個人携帯端末用ヒンジ装置を提供することにある。
【0008】
また、本発明の他の目的は、安定性及び信頼性を向上させ、寿命を延長することができる個人携帯端末用ヒンジ装置を提供することにある。
【0009】
また、本発明のまた他の目的は、構造を簡素化し、小型化に寄与することができる個人携帯端末用ヒンジ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した目的を達成するために、本発明の好適な実施例によると、第1本体に対して第2本体を開閉可能に連結する個人携帯端末用ヒンジ装置は、第1本体及び第2本体にそれぞれ回転可能に連結され、第1本体に対する第2本体の移動をガイドするリンク連結部と、第1本体に対する第2本体の半自動開閉のために、リンク連結部に駆動力を与えるアクチュエータと、第2本体の開閉区間のうち一部の区間において、第2本体の移動速度を減速するために、リンク連結部に制動力を与えるダンピング部と、を備える。
【0011】
リンク連結部の構造及び特性は、要求される条件及び設計仕様に応じて多様に変更される。一例として、リンク連結部は、一端は、第1本体に回転可能に連結され、他端は、第2本体に回転可能に連結される第1リンクと、一端は、第1本体に回転可能に連結され、他端は、第2本体に回転可能に連結される第2リンクと、を備え、各リンクの個数及び離隔間隔は、要求される条件及び設計仕様により適宜変更される。
【0012】
他の例としては、リンク連結部が、第1リンク、第2リンクと一緒に、一端は、第1リンクに回転可能に連結され、他端は、第2リンクに回転可能に連結される連結リンクを有して構成されてもよく、第2リンクの一端は、第1本体に、回転かつ摺動可能に連結されてもよい。したがって、第1リンクの回転時、連結リンクにより、第2リンクと第1リンクとの間の間隔が、所定の距離内において制限されてもよい。
【0013】
アクチュエータは、第1本体及び第2本体に対する第1リンク及び第2リンクの回転時、第1リンク及び第2リンクのうち少なくともいずれか一つに弾性力を与えるように構成されてもよく、このようなアクチュエータは、要求される条件及び設計仕様に応じて多様な通常のアクチュエータが使用されてもよい。一例としては、アクチュエータは、第1及び第2のリンクのうち少なくともいずれか一つに連結される駆動カム部材と、駆動カム部材に接近及び離隔する方向に直線移動可能に第1本体に設けられ、駆動カム部材と接触して相互作用する従動カム部材と、駆動カム部材が従動カム部材に接近する方向に移動するように弾性力を与える弾性部材と、を備えてもよい。他の例としては、アクチュエータは、第1本体に直線移動可能に設けられ、カム面が形成されたカム部材と、カム部材が弾性的に直線移動するように弾性力を与える弾性部材と、第1及び第2リンクのうち少なくともいずれか一つに連結され、カム面に沿って接触可能に配置されるカム突起と、を備えて構成されてもよい。
【0014】
ダンピング部は、第1本体に対する第2本体の全体開閉区間のうち一部の区間において、第2本体の移動速度(開閉速度)を減速するために設けられるので、ここで、一部の区間とは、制動力が作用する区間として理解され、制動力が作用する区間は、要求される条件及び設計仕様に応じて多様に変更可能である。一例として、ダンピング力が作用する一部の区間は、第2本体の開放が完了する地点、及び閉鎖が完了する地点のうち少なくともいずれか一つに隣接した区間を含んでもよい。
【0015】
ダンピング部としては、要求される条件及び設計仕様により多様なダンピング装置が用いられてもよい。一例として、ダンピング部は、摩擦抵抗、流体抵抗、及びスプリング抵抗のうち少なくともいずれか一つを用いて制動力を与えるように構成されてもよい。
【0016】
また、ダンピング部は、第1及び第2のリンクのうち少なくともいずれか一つに連結され、第1及び第2のリンクの回転によって機構的に連動され、第1及び第2のリンクに制動力を与えるように構成されてもよい。また、ダンピング部は、リンクの回転軸の方向に沿って配置されてもよいことはもとより、回転軸に垂直な方向に沿って配置されてもよい。参考として、ダンピング部がリンクの回転軸方向またはリンクの回転軸に垂直な方向に沿って配置されるとは、ダンピング部とリンクとの間の機構的な連結が、リンクの回転軸方向またはリンクの回転軸に垂直な方向に沿って行われるものと理解され得る。また、ダンピング部をリンクに対して水平、垂直ではなく、その他の角度で配置することもできる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によると、個人携帯端末用ヒンジ装置の安定性及び信頼性を向上させることができる。
【0018】
特に、第1本体に対する第2本体の開閉時、ダンピング部による制動力により、第2本体の移動速度を減速させることにより、第2本体の開閉が完了する瞬間の衝撃力を緩衝させることができる。したがって、第2本体の開閉動作が衝撃無しに円滑に具現され、衝撃力による製品の損傷及び破損を防止することができ、寿命を延長することができる。
【0019】
また、ヒンジ装置は、要求される条件及び設計仕様により、多様な構造で提供されるので、多様な被対象体に適用可能であり、空間活用に有利な利点があり、組み立て工程も極めて簡単であるという利点がある。
【0020】
また、製品の高級化に寄与することができ、消費者の満足度を高めることができる。
【0021】
また、第1本体に対する第2本体の開放及び閉鎖の際に、連結リンクによる第2リンクの一端の引張及び押圧により、第2本体の開放及び閉鎖の際に、第2本体の下端部を、第1本体の上面に接近する方向に回転させることにより、第2本体の開閉時、第1本体に対する第2本体の浮き現象(第2本体の下端部と第1本体の上面との間の離隔間隔)を最少化することができる。
【0022】
また、第2本体の開閉時、第1本体に対する第2本体の浮き現象を最少化することができるので、開閉操作時、開閉操作に必要な力が効果的に伝達される。一例として、開閉操作時の加圧方向が概ね直線形態をなすので、加圧方向を途中で変更しまたは力の強さを変更することなく、簡単な操作により開放される。言い換えれば、通常のスライド型個人携帯端末において、スライド部を押し上げて開放させる簡単な操作だけでも、第2本体の開閉動作が具現されることを意味する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明によるヒンジ装置が適用された個人携帯端末の構造を示した図である。
図2】本発明による個人携帯端末用ヒンジ装置の構造を示した図である。
図3】本発明による個人携帯端末用ヒンジ装置の作動構造を説明するための図である。
図4】本発明による個人携帯端末用ヒンジ装置であり、ダンピング部の他の例を説明するための図である。
図5】本発明の他の実施例による個人携帯端末用ヒンジ装置を示した図である。
図6】本発明の他の実施例による個人携帯端末用ヒンジ装置を示した図である。
図7】本発明のまた他の実施例による個人携帯端末用ヒンジ装置を示した図である。
図8】本発明のまた他の実施例による個人携帯端末用ヒンジ装置を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、添付した図面に基づき、本発明の好適な実施例について詳述するが、本発明が、これらの実施例により制限または限定されるものではない。参考として、本説明において、同一の番号は実質的に同一の要素を指し、この規則に基づき、他の図面に記載された内容を引用して説明することができ、当業者にとって自明であると判断されまたは繰り返される内容を省略することができる。
【0025】
図1は、本発明によるヒンジ装置が適用された個人携帯端末の構造を示した図であり、図2は、本発明による個人携帯端末用ヒンジ装置の構造を示した図である。
【0026】
図1及び図2に示すように、本発明による個人携帯端末用ヒンジ装置は、第1本体10に対して第2本体20を開閉可能に連結するために用いられ、リンク連結部、アクチュエータ310、及びダンピング部410を有する。
【0027】
ここで、第1本体10及び第2本体20とは、通常の個人携帯端末において互いに重畳して配置される本体のハウジング(またはケース)そのものであると理解され、或いは各本体とは別途に製作され、各本体に結合される各種の連結要素(例えば、各種のプレート、フレーム等)であると理解され得る。
【0028】
一例として、前記第1本体10は、相互協働して内部に所定の収容空間を形成するフロントケース(図示せず)及びリアケース(図示せず)を有して構成され、前記フロントケースの前面には、各種の情報を入・出力するためのインターフェース部が設けられている。また、前記第1本体10の内部には、各種の制御のための印刷回路基板が収容されていてもよい。
【0029】
前記インターフェース部は、通常の入力装置及び出力装置のうち少なくとも一つを有してもよい。一例として、入力装置は、キーパッド、ボタン、スイッチ、ダイアル、ポインティング・デバイス、タッチパッドのうち少なくとも一つを有してもよく、出力装置は、ディスプレイ、発光素子、スピーカのうち少なくとも一つを有してもよい。以外にも、インターフェース部として、その他の通常の付加装置が用いられてもよく、インターフェース部の種類及び特性により、本発明が制限または限定されるものではない。例えば、前記インターフェース部として、第1本体10の前面には、英文標準キーボードであるクワーティ(QWERTY)配列を有するクワーティ式キーパッドが適用されてもよいことはもとより、数字配列を有するキーパッドまたはゲームに関連した信号を入力するためのゲーム用キーパッド及びタッチパッド等が適宜配置されてもよい。
【0030】
前記第2本体20は、内部に所定の収容空間を形成するフロントケース(図示せず)及びリアケース(図示せず)を有して構成されてもよく、前記第2本体20の前面には、画像情報を出力するためのディスプレイ部等が設けられてもよい。
【0031】
また、前記第2本体20は、リンク連結部を介して第1本体10に対して摺動または傾動を連続的に行って開閉されるように構成される。ここで、前記第2本体20が摺動及び傾動を連続的に行って開閉されるとは、第2本体20の上面が上に向けて配置された状態で、所定の軌跡を描いて開閉されるものと理解され得る。
【0032】
前記リンク連結部の構造及び特性は、要求される条件及び設計仕様により多様に変更され得る。一例として、前記リンク連結部は、第1リンク100及び第2リンク200で構成される。以下では、前記第1本体10(第2本体)の左側部位に第1リンク100が設けられ、第1本体10の中央部に第2リンク200が設けられたものを挙げて説明する。場合によっては、二つ以上の各リンクが用いられ、各リンクの個数及び離隔間隔により、本発明が制限または限定されるものではない。
【0033】
前記第1リンク100の一端は、第1本体10に回転可能に連結され、他端は、第2本体20に回転可能に連結される。このような第1リンク100の形状及び構造は、要求される条件及び設計仕様によって多様に変更される。一例として、前記第1リンク100の一端または他端は、第1リンク100の中央部に対して所定の角度で折られた形態であってもよく、場合によっては、第1リンクが直線状または円弧状であってもよい。
【0034】
前記第2リンク200は、第1リンク100と所定の間隔を置いて離隔して配置され、その一端は、第1本体10に回転可能に連結され、他端は、第2本体20に回転可能に連結される。前記第2本体20の形状及び構造は、要求される条件及び設計仕様により多様に変更される。以下では、第2リンク200が略平らなプレート状に形成されたものを挙げて説明する。
【0035】
好ましくは、第1リンク100及び第2リンク200は、第1本体10に対する第2本体20の傾動時、第1本体10に対する第2本体20の浮き現象(第2本体の下端部と第1本体の上面との間の離隔間隔)を最少化するような適した長さ及び離隔間隔を有するように設計されてもよい。
【0036】
また、本発明では、前記第1リンク100及び第2リンク200が、対応する第1本体10及び第2本体20に回転可能に連結されるとは、回転ピン、回転突起、及び回転軸のような通常の軸手段を介して、第1リンク100及び第2リンク200が、対応する第1本体10及び第2本体20に回転可能に結合されたものと理解され得る。
【0037】
前記アクチュエータ310は、第1本体10に対する第2本体20の開閉が半自動方式で具現されるように駆動力を提供する。一例として、前記アクチュエータ310は、第1本体10及び第2本体20に対する第1リンク100及び第2リンク200の回転時、前記第1リンク100及び第2リンク200のうち少なくともいずれか一つに弾性力を与えてもよい。以下では、前記アクチュエータ310が、第1本体10に対する第1リンク100の回転時、第1リンク100に弾性力を与えるように構成されたものを挙げて説明する。
【0038】
前記アクチュエータ310は、要求される条件及び設計仕様により、多様な通常のアクチュエータが用いられてもよい。一例として、前記アクチュエータ310は、従動カム部材314、駆動カム部材312、及び弾性部材316で構成されてもよい。
【0039】
前記従動カム部材314は、第1本体10にシャフトに沿って直線移動するように設けられ、前記従動カム部材314の一面には、従動カムプロファイルが形成されている。このような従動カムプロファイルは、シャフトの軸線方向を高さ差として有する谷部と山部が交互に配置されて構成されてもよい。
【0040】
前記駆動カム部材312は、第1リンク100の回転軸110に連結され、前記従動カム部材314の従動カムプロファイルに対応する駆動カムプロファイルを有し、従動カム部材314に接触され、相互作用するように構成される。
【0041】
前記駆動カム部材312及び従動カム部材314は、通常のプラスチック材質で形成されてもよいが、長期間の広範囲な使用温度範囲でも、機械的、熱的、化学的性質に優れ、卓越した寸法安定性を有する材料の使用が要求されるので、ポリオキシメチレン、ポリアミド、及びポリアミドイミド等のように自己潤滑性に優れ、優れた耐疲労特性を有する潤滑性素材を用いて形成されることが好ましい。
【0042】
前記弾性部材316は、従動カム部材314が駆動カム部材312に接近する方向に移動するように、弾性力を与えるために設けられ、このような弾性部材316の構造及び種類は、要求される条件及び設計仕様により多様に変更される。以下では、弾性部材316として、一つのコイルスプリングが用いられたものを挙げて説明する。場合によっては、相違した直径を有する複数個のコイルスプリングが一緒に用いられてもよい。
【0043】
このように、弾性部材316の弾性力により、従動カム部材314が駆動カム部材312に弾性的に接触されるので、前記弾性部材316の弾性力による従動カム部材314及び駆動カム部材312間の相互作用により、従動カム部材314の直線運動が弾性的な回転運動に変換され、この力により、第1本体10に対する第1リンク100の回転が半自動方式で行われるようになる。
【0044】
前記ダンピング部410は、第1本体10に対する第2本体20の全体開閉区間のうち一部の区間において、第2本体20の移動速度(開閉速度)を減速するために設置される。ここで、前記一部の区間とは、制動力が作用する区間であると理解されてもよく、制動力が作用する区間は、要求される条件及び設計仕様により多様に変更される。一例として、前記制動力が作用する一部の区間は、第2本体20の開放が完了する地点、及び閉鎖が完了する地点のうち少なくともいずれか一つに隣接した区間を含んでもよい。
【0045】
前記ダンピング部410としては、要求される条件及び設計仕様により、通常の多様なダンピング装置が用いられてもよく、ダンピング部410の構造及び特性により、本発明が制限また限定されるものではない。一例として、前記ダンピング部410は、摩擦抵抗、流体抵抗、及びスプリング抵抗のうち少なくともいずれか一つを用いて制動力を与えるように構成されてもよい。以下では、前記ダンピング部410が、第1及び第2のリンク100、200のうち少なくともいずれか一つに連結され、前記第1及び第2のリンク100、200の回転により、ダンピング部410が機構的に連動され、第1及び第2のリンク100、200に制動力を与えるように構成されたものを挙げて説明する。
【0046】
一例として、前記ダンピング部410は、第1リンク100の回転軸110の方向に沿って配置されてもよく、内部空間に作動流体が充填されたハウジング412、前記第1リンク100の回転軸110に連結され、ハウジング412の内部に回転可能に配置される回転ダンピング部材414を有して構成されてもよい。
【0047】
前記作動流体としては、グリース、シリコンオイルのような通常の流体が用いられ、要求される条件により、多様な粘性及び特性を有する流体が用いられてもよい。
【0048】
また、前記回転ダンピング部材414と第1リンク100の回転軸110との間の機構的連結は、上記した一部の区間においてのみ行われるように構成され、回転ダンピング部材414と第1リンク100の回転軸110との間の機構的連結構造により、本発明が制限また限定されるものではない。一例として、第1リンク100の回転軸110の外周面には、接触突起(図示せず)が形成されてもよく、前記接触突起は、回転軸110が一定の角度で回転されなければ、回転ダンピング部材414に接触しないように構成され、接触突起が回転ダンピング部材414に接触した状態では、回転軸110と回転ダンピング部材414が一緒に回転することができる。
【0049】
このような構造により、前記第1リンク100の回転軸110に連結された回転ダンピング部材414がハウジング412の内部において回転することにより、作動流体による抵抗により、回転ダンピング部材414の回転力及び回転速度が低減し、結果として第1リンク100の回転速度が減速される。
【0050】
一方、前記回転ダンピング部材414には、制御弁415が設けられてもよい。前記制御弁415は、回転ダンピング部材414の突出リブ414aに回転方向への間隙を有して摺動嵌合されるので、突出リブ414aの両側面に位置する左右遮断壁415a、415bと、これらの左右遮断壁415a、415bを連結するとともに、その外側面がハウジング412の内周面に摺動する外側壁415cを有し、左右遮断壁415a、415bは、回転方向に応じて異なる抵抗を生成するための高抵抗流体通路416a及び低抵抗流体通路416bをそれぞれ形成する。
【0051】
すなわち、前記制御弁415は、突出リブ414aの両側面に回転方向により選択的に密接した左遮断壁415aと右遮断壁415bを形成し、これらの左遮断壁415aと右遮断壁415bは、外側壁415cにより一体連結される構造であり、突出リブ414aに挟まれたとき、回転方向により、いずれか一側に間隙が形成されるようになっている。
【0052】
ここで、前記左遮断壁415aと右遮断壁415bは、回転方向により、それぞれ異なる抵抗を生成させるために、高抵抗流体通路416aと低抵抗流体通路416b及びコナー流体通路(図示せず)がそれぞれ形成される構造であり、前記外側壁415cは、ハウジング412の内周面に摺動する形態となる。
【0053】
すなわち、前記制御弁415において、前記左遮断壁415aと右遮断壁415bは、相違した抵抗を生成するための高抵抗流体通路416aとコナー流体通路及び低抵抗流体通路416bがそれぞれ形成され、この際、前記高抵抗流体通路416aは、回転ダンピング部材414に接する周縁面に一定の間隔を置いて半円形の溝を多数形成する形態で設けられ、コナー流体通路は、前記高抵抗流体通路416aが形成される遮断壁の両側コナー部を切り取った形態として設けられる。また、前記低抵抗流体通路416bは、突出リブ414aに形成された長孔の溝、すなわち、主流体通路417に比例するサイズを有するように、中央部が切開された形態で形成される。
【0054】
付加的に説明すると、回転方向に高い抵抗を発生させる高抵抗流体通路416aは、小さな断面積を有するように遮断壁が形成され、回転反対方向に低い抵抗を発生させる低抵抗流体通路416bは、大きな断面積を有するように遮断壁が形成されるものである。
【0055】
このように構成される前記制御弁415は、回転ダンピング部材414が正方向または逆方向に回転するとき、突出リブ414aとの相対作用を通じて、高抵抗または低抵抗の制動力を選択的に生成し、このような高抵抗及び低抵抗の制動力は、結果として回転ダンピング部材414の回転動作に影響するようになる。
【0056】
すなわち、前記回転ダンピング部材414が矢印方向である時計方向に回転し始めると、前記突出リブ414aに間隙を置いて嵌合されている制御弁415が、高粘性の作動流体により、抵抗を受けて押圧され、結果として高抵抗流体通路416aが形成された左遮断壁415aが対向する突出リブ414aの一側面に密接した状態で回転するようになる。
【0057】
そのため、作動流体は、高抵抗流体通路416aとコナー流体通路に作用し、突出リブ414aの主流体通路417と低抵抗流体通路416bを順次通過する流れを有するが、この際、前記高抵抗流体通路416aが形成された左遮断壁415aは、突出リブ414aの一側面に密接した状態であるので、作動流体の流れ移動を制限するようになる。
【0058】
したがって、前記制御弁415を通過しなかった作動流体の圧力上昇により、極めて大きな抵抗(制動力)が生成され、結果として、前記回転ダンピング部材414に連結された第1リンク100は、高抵抗の制動力により、回転速度が顕著に遅くなるものである。
【0059】
一方、回転ダンピング部材414には、方向性を有する滞留溝418が形成されてもよいが、このような構造により、第1リンク100を、初期開放(または閉鎖)の際は、迅速に回転させるとともに、第1リンク100が完全に開放される終了時点では、回転速度を急激に下げ、全体としては、第1リンク100の回転速度を上げるとともに、終了時点では安定した安定速度を保障することができる。
【0060】
すなわち、前記回転ダンピング部材414が時計方向に回転すると、ハウジング412の内部に充填されている作動流体は、滞留溝418側に流動するようになる。
【0061】
したがって、前記滞留溝418が形成する空間により、初期は、多量の作動流体が流動するので、回転ダンピング部材414の初期回転速度を高めることができ、前記滞留溝418上に作動流体が完全に満たされると、圧力が高めることにより、回転速度を急激に遅くすることができ、結果として、第2本体20の初期移動速度を高め、移動が終わった時点では、移動速度を減速させることができるようになる。
【0062】
これに対して、前記回転ダンピング部材414が矢印方向である反時計方向に回転し始めると、前記突出リブ414aに間隙を形成して嵌合されている制御弁415が、高粘性の作動流体により、抵抗を受けて押圧され、結果として、低抵抗流体通路416bが形成された右遮断壁415bが、突出リブ414a の他側面に密接した状態で回転するようになる。この際、前記高抵抗の流体通路が形成された左遮断壁415aは、突出リブ414aと間隙を形成し、作動流体が円滑に通過可能な流路を形成するようになる。
【0063】
このため、作動流体は、高抵抗流体通路416aと、突出リブ414aの主流体通路417、及び低抵抗流体通路416bからなる流路に沿って円滑な流れを有するようになる。
【0064】
したがって、作動流体の粘性抵抗による減速作用以外は、他の減速作用が発生しないので、結果として、前記回転ダンピング部材414に連結された第1リンク100は、低抵抗の制動力により、小さな操作力のみで円滑に回転される。
【0065】
以下、本発明による個人携帯端末用ヒンジ装置の作動構造について説明する。図3は、本発明による個人携帯端末用ヒンジ装置の作動構造を説明するための図である。また、上述した構成と同一及び同一相当の部分については、同一または同一相当の参照符号をつけ、その詳細な説明を省略する。
【0066】
初期状態(閉鎖状態)では、第1本体10と第2本体20が相互重畳して配置される。
【0067】
その後、各種の情報を確認する用途として端末を用いるときは、図3のように、使用者が第2本体20を押し上げることにより、第2本体20を第1本体10に対して開放させることができる。すなわち、通常のスライド型個人携帯端末において、スライド部をスライド開放させる方式と同様に、第2本体20の下端を押し上げると、第1本体10に対して第1リンク100及び第2リンク200が同時に回転することにより、第2本体20が第1本体10に対して所定の軌跡を描いて摺動すると同時に、所定の角度で回転(傾動)して開放される。
【0068】
また、前記第2本体20の開放時、第1リンク100が回転する間、駆動カム部材312と従動カム部材314との間の相互作用による弾性力により、第1リンク100部材の回転が半自動方式で具現される。
【0069】
また、前記第2本体20の開放が一定以上進行すると、つまり、上述した一定の区間まで第2本体20の開放が進行すると、ダンピング部410が作動され、第1リンク100部材に制動力が作用され、ダンピング部410の制動力により、第2本体20の移動速度が減速される。
【0070】
同様に、前記第2本体20の閉鎖時も、ダンピング部410の制動力により、一定の区間において第2本体20の移動速度が減速される。
【0071】
上述及び図示した本発明の実施例では、ダンピング部がリンクの回転軸方向に沿って配置されたものを挙げて説明しているが、場合によっては、ダンピング部がリンクの回転軸に垂直な方向に沿って配置されてもよい。
【0072】
図4は、本発明による個人携帯端末用ヒンジ装置であり、ダンピング部の他の例を説明するための図である。また、上述した構成と同一及び同一相当の部分については、同一または同一相当の参照符号をつけ、その詳細な説明を省略する。
【0073】
図4のように、本発明による個人携帯端末用ヒンジ装置は、第1リンク100及び第2リンク200を有するリンク連結部、アクチュエータ310、及びダンピング部420を備え、前記ダンピング部420は、第1リンク100の回転軸110に垂直な方向に沿って配置されている。
【0074】
上記のように、第1リンク100の回転軸110に垂直な方向に沿って配置されるダンピング部420の構造は、要求される条件及び設計仕様により多様に変更される。一例として、前記ダンピング部420は、内部に収容空間を有するハウジング422、前記ハウジング422の内部に直線移動可能に設けられ、第1リンク100が一定以上回転すると、第1リンク100に接触して配置される接触部材424、及び前記ハウジング422の内部において接触部材424を弾性的に支持する弾性部材426で構成される。また、前記第1リンク100の回転軸110の外周面には、接触突起112が形成され、接触突起112は、回転軸110が一定の角度で回転された後、接触部材424に接触される。
【0075】
このような構造により、上述した一定の区間において、接触突起112と接触部材424が接触すると、接触突起112と接触部材424との間の摩擦力により、回転軸110の回転力及び回転速度が低減され、結果として、第1リンク100の回転速度が減速される。
【0076】
本発明の実施例では、回転軸に垂直な方向に沿って配置されるダンピング部が、摩擦抵抗による制動力を与えるように構成されたものを挙げて説明しているが、場合によっては、流体抵抗またはスプリング抵抗等により制動力が発生するように構成されてもよい。
【0077】
一方、図5及び図6は、本発明の他の実施例による個人携帯端末用ヒンジ装置を示した図であり、図7及び図8は、本発明のまた他の実施例による個人携帯端末用ヒンジ装置を示した図である。また、上述した構成と同一及び同一相当の部分については、同一または同一相当の参照符号をつけ、その詳細な説明を省略する。
【0078】
図5及び図6を参照すると、本発明の他の実施例による個人携帯端末用ヒンジ装置は、第1リンク100及び第2リンク200を有するリンク連結部、アクチュエータ320、及びダンピング部420を備えるが、前記アクチュエータ320は、カム部材322、弾性部材324、及びカム突起326で構成される。
【0079】
前記カム部材322は、転換点を有するカム面322aを有し、第1リンク100に垂直な方向に沿って直線移動可能に第1本体10に設けられる。前記カム面322aは、要求される条件及び設計仕様により多様な構造で形成される。以下では、前記カム面322aが略扇子円弧状を有して形成されたものを挙げて説明する。
【0080】
前記弾性部材324は、カム部材322が弾性的に直線移動するように、カム部材322を弾性的に支持するために設けられ、前記弾性部材324の構造及び種類は、要求される条件及び設計仕様により多様に変更される。一例として、前記弾性部材324としては、通常のコイルスプリングが用いられてもよい。
【0081】
前記カム突起326は、第1リンク100の回転軸110に連結され、回転軸110と一緒に回転され、前記カム面322aに沿って接触可能に配置される。
【0082】
このような構造により、回転軸110の回転により、カム突起326が回転する間、カム突起326は、カム面322aに沿って移動するので、カム突起326がカム面322aの転換点側に移動すると、弾性部材324が弾性力を蓄積する状態で圧縮され、カム突起326が転換店を乗り越えると、圧縮されていた弾性部材324が復元され、この復元力により、カム突起326の残った回転が自動的に行われることにより、第1本体10に対する第1リンク100の回転が半自動方式で行われる。
【0083】
前記ダンピング部420としては、上述したダンピング部と同一または類似したダンピング部が用いられてもよく、場合によっては、他のダンピング部が用いられてもよい。また、前記ダンピング部420は、第1リンク100の回転軸110の方向に沿って配置されてもよいことはもとより、回転軸110に垂直な方向に沿って配置されてもよい。
【0084】
図7及び図8を参照すると、本発明のまた他の実施例による個人携帯端末用ヒンジ装置は、リンク連結部、アクチュエータ310、及びダンピング部430を備えるが、前記リンク連結部は、第1リンク100、第2リンク200、及び連結リンク150で構成されてもよく、前記第2リンク200の一端は、第1本体10に、回転かつ摺動可能に連結されている。
【0085】
前記第1リンク100の一端は、第1本体10に回転可能に連結され、他端は、第2本体20に回転可能に連結される。前記第2リンク200は、第1リンク100と所定の間隔を置いて離隔して配置され、一端は、第1本体10に回転可能に連結され、他端は、第2本体20に回転可能に連結される。
【0086】
前記連結リンク150の一端は、第1リンク100に回転可能に連結され、他端は、第2リンク200に回転可能に連結される。すなわち、前記連結リンク150は、第1リンク100と第2リンク200を互いに連結し、前記第1本体10に対する第1リンク100の回転時、第2リンク200の一端を第1リンク100の一端に接近及び離隔する方向に摺動させることにより、開閉時、第1本体10に対する第2本体20の浮き現象(第2本体の下端部と第1本体の上面との間の離隔間隔)を最小化することができる。
【0087】
前記連結リンク150の形状及び構造は、要求される条件及び設計仕様により多様に変更される。一例として、前記連結リンク150は、所定の長さを有する直線状に形成されてもよく、場合によっては、所定の角度で折れたり、円弧状に形成されてもよい。以下では、直線状に形成された連結リンク150の一端が、第1リンク100の一端に隣接して回転可能に連結され、連結リンク150の他端と第2リンク200の一端が同一の軸手段を介して連結され、互いに同一の回転中心を有して連結されたものを挙げて説明する。場合によっては、連結リンクの他端が、第2リンクの一端と相違した回転中心を有して構成されてもよい。
【0088】
また、前記第2リンク200の一端は、第1本体10に回転及び摺動可能に連結されるので、このため、第1本体10には、第2リンク200の一端が摺動及び回転可能に収容されるようにガイドレール510が設けられてもよい。以下では、前記第1本体10に取付ブラケット500が結合され、前記ガイドレール510が取付ブラケット500に設けられたものを挙げて説明する。
【0089】
このような構成により、前記第1本体10に対する第2本体20の開放時、第2リンク200の一端は、連結リンク150により引っ張られ、第1リンク100の一端に隣接する方向に移動し、前記第1本体10に対する第2本体20の閉鎖時、前記第2リンク200の一端は、連結リンク150により押圧され、第1リンク100の一端から離隔する方向に移動することができる。このように、前記連結リンク150による第2リンク200の一端の引張及び押圧により、第2本体20の下端部が第1本体10の上面に隣接して配置された状態で第2本体20が第1本体10に対して開閉されてもよい。
【0090】
前記ダンピング部430は、内部に収容空間を有するハウジング432、前記第1リンク100の回転軸110に連結され、ハウジング432の内部に回転可能に配置される回転ローター434、及びハウジング432と回転ローター434との間に介在される制動部材436で構成される。
【0091】
ここで、制動部材436とは、ハウジング432と回転ローター434との間に介在され、回転ローター434の回転時、摩擦を誘発する部材として理解され、要求される条件及び設計仕様により多様な制動部材が用いられてもよい。以下では、前記制動部材436として、通常のOリングが用いられたものを挙げて説明する。
【0092】
このような構造により、上述した一部の区間において、第1リンク100の回転軸110に連結された回転ローター434が、ハウジング432の内部において回転することにより、制動部材436とハウジング432との間の摩擦抵抗、及びハウジング432と回転ローター434との間の摩擦抵抗により、回転ローター434の回転力及び回転速度が低減され、結果として第1リンク100の回転速度が減速される。
【0093】
上述した実施例と同様に、前記回転ローター434と第1リンク100の回転軸110との間の機構的連結は、一部の区間においてのみ行われるように構成され、回転ローター434と第1リンク100の回転軸110との間の機構的連結構造により、本発明が制限または限定されるものではない。
【0094】
場合によっては、前記ダンピング部430として、上述したダンピング部と同一または類似したダンピング部が用いられてもよく、その他のダンピング部の使用も可能である。また、前記ダンピング部430は、第1リンク100の回転軸110の方向に沿って配置されてもよいことはもとより、回転軸110に垂直な方向に沿って配置されてもよい。
【0095】
上述のように、本発明の好適な実施例を参照して説明しているが、当該技術の分野における熟練した当業者であれば、下記の請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域を逸脱しない範囲内で、本発明を多様に修正及び変更可能なことが理解されるだろう。
【産業上の利用可能性】
【0096】
本発明による個人携帯端末用ヒンジ装置は、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、ハンドヘルドPC、携帯電話、MP3プレイヤー、ゲーム機のような個人携帯端末において広く使用される。
【符号の説明】
【0097】
10 第1本体
20 第2本体
100 第1リンク
110 回転軸
200 第2リンク
310 アクチュエータ
312 駆動カム部材
314 従動カム部材
316 弾性部材
410 ダンピング部
412 ハウジング
414 回転ダンピング部材
414a 突出リブ
415 制御弁
415a 左遮断壁
415b 右遮断壁
415c 外側壁
416a 高抵抗流体通路
416b 低抵抗流体通路
417 主流体通路
418 滞留溝

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8