(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5663691
(24)【登録日】2014年12月12日
(45)【発行日】2015年2月4日
(54)【発明の名称】土嚢袋キット及びその使用方法
(51)【国際特許分類】
E02B 3/04 20060101AFI20150115BHJP
【FI】
E02B3/04 301
【請求項の数】7
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-131012(P2014-131012)
(22)【出願日】2014年6月26日
【審査請求日】2014年6月26日
(31)【優先権主張番号】特願2014-91256(P2014-91256)
(32)【優先日】2014年4月25日
(33)【優先権主張国】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】504148767
【氏名又は名称】ニッケ商事株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000040
【氏名又は名称】特許業務法人池内・佐藤アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】大塚 寿一
【審査官】
石川 信也
(56)【参考文献】
【文献】
登録実用新案第3107835(JP,U)
【文献】
特開2009−293260(JP,A)
【文献】
特開平07−082718(JP,A)
【文献】
特開2001−159114(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E02B 3/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
土嚢袋と、水溶性樹脂フィルム袋に水膨潤性吸水樹脂を入れた中材を含む土嚢袋キットであって、
前記土嚢袋は3辺が縫製され上辺は開放部であり、前記上辺より下方の位置で、開口部を除いて縫製線により封止されており、
前記開口部は、前記中材を挿入しかつ内部に水道水を供給するために開口されており、
前記土嚢袋の上部には少なくとも前記開口部を縛るための紐が固定されていることを特徴とする土嚢袋キット。
【請求項2】
前記土嚢袋は不織布又は織物である請求項1に記載の土嚢袋キット。
【請求項3】
前記縫製線の下方には水の供給上限を示す注意線が印刷されている請求項1又は2に記載の土嚢袋キット。
【請求項4】
前記開口部の大きさは平面から見て4〜10cmである請求項1〜3のいずれかに記載の土嚢袋キット。
【請求項5】
前記紐は前記土嚢袋の開口部を含む上部全体を周囲から縛れる長さを有する請求項1〜4のいずれかに記載の土嚢袋キット。
【請求項6】
前記土嚢袋に前記中材を挿入し内部に充填したときの重量が10〜15kgである請求項1〜5のいずれかに記載の土嚢袋キット。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれかに記載の土嚢袋キットの使用方法であって、土嚢袋の開口部から水膨潤性吸水樹脂を入れた中材を土嚢袋の内部に挿入しておき、前記開口部から水道水を土嚢袋内に供給し、その後、紐により少なくとも前記開口部を縛ることを特徴とする土嚢袋キットの使用方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は土嚢袋キット及びその使用方法に関する。さらに詳しくは、土嚢袋内に水膨潤性吸水樹脂を入れた中材を挿入し、袋内に水を供給するだけで土嚢になる簡易吸水土嚢袋キット及びその使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
通常土嚢は、袋内に土砂などを入れて袋の口を縛り、水災害などを防ぐために緊急時に応急的な措置として危険個所に配置される。しかし、都市部では土砂の調達や溜めておく場所の確保が難しく、土砂の詰め込み作業が重労働で時間がかかり、後処理の際に土砂を取り出すのに手間がかかるという問題がある。この問題を解決するため、土砂は使用せず、袋内に水膨潤性吸水樹脂を入れておき、使用時には袋ごと水に浸漬して前記樹脂を膨潤させ、土嚢にする提案がある。例えば特許文献1には、不織布等の土嚢袋の中に水膨潤性吸水樹脂を入れて開口部を縫製により閉じ、土嚢にする際にはたらいに水を満たしておき、この中に土嚢袋を浸漬して水膨潤性吸水樹脂に吸水させている(特許文献1)。特許文献2には、土嚢袋の内部に水膨潤性吸水樹脂を入れた小袋を固定しておき、土嚢袋を密閉にすることが提案されている。この土嚢袋は密閉されていることから、外部から水を浸漬させることが必要である。特許文献3には、土嚢袋の中に内袋を設け、この中に水膨潤性吸水樹脂を入れておき、外部から水を供給することにより、吸水後の土嚢袋の荷姿を整えることが提案されている。
【0003】
しかし、従来の土嚢袋は、袋の外側から袋を構成する繊維基材を通して水膨潤性吸水樹脂に水を供給するために、たらい等の大きな容器に水を溜めて浸漬する必要があり、大きな容器を緊急時に準備できないという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−255346号公報
【特許文献2】特開2003−201709号公報
【特許文献3】特開2002−266330号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は前記従来の問題を解決するため、保管時には土嚢袋内に水膨潤性吸水樹脂を入れた中材を挿入しておき、使用時にはたらい等の大きな容器を必要とせず、土嚢袋内に水道水を直接供給するだけで効率よく土嚢になる簡易吸水土嚢袋キット及びその使用方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の土嚢袋キットは、土嚢袋と、
水溶性樹脂フィルム袋に水膨潤性吸水樹脂を入れた中材を含む土嚢袋キットであって、
前記土嚢袋は3辺が縫製され上辺は開放部であり、前記上辺より下方の位置で、開口部を除いて縫製線により封止されており、前記開口部は、前記中材を挿入しかつ内部に
水道水を供給するため
に開口されており、前記土嚢袋の上部には少なくとも前記開口部を縛るための紐が固定されていることを特徴とする。
【0007】
本発明の土嚢袋キットの使用方法は、前記の土嚢袋キットの使用方法であって、土嚢袋の開口部から水膨潤性吸水樹脂を入れた中材を土嚢袋の内部に挿入しておき、前記開口部から水道水を土嚢袋内に供給し、その後
、紐により
少なくとも前記開口部を縛ることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の土嚢袋キットは、保管時には土嚢袋内に水膨潤性吸水樹脂を入れた中材を挿入しておき、使用時にはたらい等の大きな容器を必要とせず、土嚢袋内に水道水を直接供給するだけで効率よく土嚢になる簡易吸水土嚢袋キット及びその使用方法を提供できる。すなわち、水道水をホース等から土嚢袋の開口部から中に直接供給し、水膨潤性吸水樹脂を膨潤させ、紐により前記開口部より下の位置で縛ることにより、効率よく土嚢袋を作製できる。また、土嚢袋は開口部を除いて封止されているため、水を多量に供給し過ぎても袋形状を保つことができ、かつ内部の膨潤した吸水樹脂があふれる量を最小限に抑えることができる。さらに、土嚢袋キットは土嚢袋と水膨潤性吸水樹脂を入れた中材であるので、収納スペースは小さくて済み、長期保管も容易である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は本発明の一実施例の土嚢袋と中材を模式的に示す平面図である。
【
図2】
図2は同、土嚢袋に水道からの水を供給する模式的説明図である。
【
図3】
図3は同、土嚢袋の上部を紐で縛って土嚢にしたときの模式的説明図である。
【
図4】
図4は本発明の一実施態様の土嚢袋の使用例を示す模式的説明図である。
【
図5】
図5は本発明の別の実施態様の土嚢袋の使用例を示す模式的説明図である。
【
図6】
図6は本発明のさらに別の実施態様の土嚢袋の使用例を示す模式的説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の土嚢袋キットは、土嚢袋と、水膨潤性吸水樹脂を入れた中材と、土嚢袋の上部に固定されている紐を含む。土嚢袋の上部は、中材を挿入しかつ内部に水を供給するための開口部を除いて封止されている。この土嚢袋キットの使用方法は、保管時には土嚢袋内に水膨潤性吸水樹脂を入れた中材を挿入しておき、使用時には土嚢袋内に水道水を直接供給する。水道水を袋内に供給すると水膨潤性吸水樹脂は膨潤するので、紐により開口部より下の位置で縛ることにより、土嚢とすることができる。
【0011】
前記のとおり、土嚢は、従来は袋の中に土砂を入れて作成していたが、水膨潤性吸水樹脂を使用しても、水災害を防ぐ目的において従来の土嚢と同じ作用効果を奏することから、本発明においても土嚢という用語を用いる。
【0012】
土嚢袋の側地は不織布又は織物であるのが好ましい。不織布又は織物は、土嚢に必要な強度があり、適度な通気性もあり、水を溜めやすく、かつ土嚢として使用した後は数日後には水は抜け、乾燥させた後は一般ごみとして焼却などの廃棄ができる。
【0013】
中材の袋は水溶性樹脂フィルム袋が好ましい。水溶性樹脂フィルム袋の中に水膨潤性吸水樹脂を入れておくと、液体の水と接触するだけで水溶性樹脂フィルム袋は溶解し、内部の水膨潤性吸水樹脂に水が吸収されて膨潤する。
【0014】
土嚢袋の上部開口部を除く部分は縫製により封止されており、開口部の大きさは平面から見て4〜10cmであるのが好ましい。開口部の大きさが平面から見て4〜10cmであれば、中材を土嚢袋の内部に挿入し、水道水のパイプ入れて土嚢袋内に水を供給するのに便利であり、水を多量に供給し過ぎても袋形状を保つことができ、かつ内部の膨潤した吸水樹脂があふれる量を最小限に抑えることができる。
【0015】
紐は土嚢袋の開口部を含む上部全体を周囲から縛れる長さを有するのが好ましい。紐によって開口部を縛れば内部の吸水樹脂が外にあふれ出ることはないが、袋の膨らみが少ない場合には開口部(吸水口)だけでなく、上部全体を周囲から縛ることにより、膨らんだ形状に整えることができる。
【0016】
土嚢袋に水を供給し水膨潤性吸水樹脂を膨潤させたときの重量は10〜15kgが好ましい。この程度の重量であれば作業性が良く、作業者への負担も少ない。
【0017】
次に水膨潤性吸水樹脂について説明する。水膨潤性吸水樹脂は、一般的におむつ材料として使用されている吸水ゲル樹脂等を使用できる。一例として、架橋ポリアクリルアミドの部分加水分解物、架橋されたアクリル酸−アクリルアミド共重合体、架橋されたポリアクリル酸塩、架橋されたアクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、架橋されたイソブチレン−無水マレイン酸共重合体、および架橋されたカルボン酸変性ポリビニルアルコール等である。この吸水樹脂の純水に対する吸水能は、50〜1,000ml/g、好ましくは100〜1,000ml/gである。その他の水膨潤性吸水樹脂として、デンプンまたはセルロースと、カルボキシル基もしくはスルホン酸基を有する水溶性単量体および加水分解により水溶性となる単量体から選ばれる水溶性単量体と、架橋剤とを含む成分を重合させ、必要により加水分解を行うことにより得られる水不溶性吸水性樹脂であっても良い。この水不溶性吸水性樹脂は環境汚染の問題も少なく、廃棄後は土壌により生分解される。
【0018】
吸水樹脂は乾燥状態で50〜150gを水溶性樹脂フィルム袋に入れて土嚢袋に収納した状態で保管するのが好ましい。中材を土嚢袋に収納した状態で保管すれば、緊急時には土嚢袋を持ち出すだけで使用箇所にて使用できる。
【0019】
土嚢袋の側地を構成する繊維はいかなる繊維であっても良い。具体的には、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、ビニロン繊維等がコストも安くて好ましい。それ以外の繊維であってもよく、ポリ塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、モダアクリル繊維、全芳香族ポリエステル繊維、アクリル繊維、全芳香族ポリアミド繊維、ポリアミド繊維、ポリエチレン繊維、ポリスチレン繊維、ポリ乳酸、ノボロイド繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、ポリアリレート繊維、ポリベンズオキサゾール(PBO)繊維、ポリケトン繊維、およびポリイミド繊維、ポリアミドイミド繊維、羊毛繊維、綿繊維、麻繊維、セルロース繊維、パルプ繊維等が使用できる。ポリ乳酸、羊毛繊維、綿繊維、麻繊維、セルロース繊維、パルプ繊維等の場合は、廃棄後は土壌により生分解される。
【0020】
土嚢袋の側地は、不織布又は織物が好ましい。とくにコスト面からは不織布が好ましい。不織布はいかなるものであってもよく、カードウェブ不織布、エアレイ不織布、湿式不織布、スパンボンド不織布、フラッシュ紡糸不織布、メルトブロー不織布、ケミカルボンド不織布、サーマルボンド不織布、ニードルパンチ不織布、ウォータージェット不織布、ステッチボンド不織布、スパンレース不織布又はこれらを任意に組み合わせた不織布を使用できる。不織布又は織物の単位面積当たりの重量(目付)は80〜300g/m
2が好ましく、さらに好ましくは90〜250g/m
2である。
【0021】
土嚢袋の大きさは、水膨潤性吸水樹脂を膨潤させたときの重量で10〜15kg、好ましくは11〜14kgとなる範囲であればいかなる大きさであっても良い。一例として縦60cm,横40cmとする。
【0022】
以下図面を用いて説明する。下記の図面において同一符号は同一物を示す。
図1は本発明の一実施例の土嚢袋1と中材2を模式的に示す平面図である。この土嚢袋1の側地3の3辺7a,7b,7cは縫製されて袋形状に形成されている。土嚢袋1の上辺から8cm下には開口部5を除いて縫製線4により封止されている。縫製線4の下には水の供給上限を示す注意線6が印刷されており、この線まで水を供給するのが好ましい。土嚢袋1の開口部5の近辺には紐8,9が縫製により側地3に固定されている。土嚢袋1の開口部5から水膨潤性吸水樹脂を入れた中材2を挿入した状態で保管する。
【0023】
図2は土嚢袋1に水道から水を供給する模式的説明図である。水道10にはパイプ11がつながっており、パイプ11の先を開口部5に入れて水を土嚢袋1内に供給する。水の供給速度にもよるが、3〜8分間で水膨潤性吸水樹脂を注意線6まで膨潤させる。
【0024】
図3は土嚢袋1の上部を紐8,9で縛って土嚢にしたときの模式的説明図である。紐8,9によって開口部5を縛れば内部の吸水樹脂が外にあふれ出ることはないが、袋の膨らみが少ない場合には開口部(吸水口)5だけでなく、上部全体を周囲から縛ることにより、膨らんだ形状に整えることができる。紐8,9は縛りやすい綿糸(コットン糸)の紐が好ましい。
【0025】
図4〜6は土嚢袋の使用例を示す模式的説明図である。
図4は地下鉄などの地下への入り口周辺に土嚢袋を1段配列又は2〜3段に重ねて置き、流水を防止する例である。
図5は家屋への浸水防止の例である。
図6は河川の大水の侵入を防止するいわゆる回し水の例である。このほかにも応急的な水対策として土嚢袋を使用できる。
【実施例】
【0026】
以下、実施例を用いてさらに具体的に説明する。なお、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
【0027】
(実施例1)
(1)土嚢袋
ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)繊維を使用したスパンレース不織布(目付177g/m
2)を
図1に示す縦60cm,横40cmの土嚢袋1に縫製した。この土嚢袋1の重さは紐も含めて50gであった。上部には縫製線4を縫製によって形成し、開口部5を作製した。開口部5の長さは5cmであった。
(2)中材
市販の水膨潤性吸水樹脂(チェーンストリーム社製、商品名"YCS−37115")90gをポリビニルアルコール製の水溶性樹脂フィルム袋に入れて中材2とした。この中材2は、土嚢袋1の開口部5から内部に挿入し、この状態で10枚をポリエチレン袋に入れ、シリカゲルを同封して保管した。土嚢袋内には中材を入れてあるため、収納スペースは小さくて済み、長期保管も容易であった。また、使用時には土嚢袋を持ち出すだけで使用でき、便利であった。
(3)使用方法
土嚢袋1の使用方法は、
図2に示すように開口部5から水道水を土嚢袋1内に供給し、その後紐8,9により開口部5より下の位置で縛った。紐8,9によって開口部5を縛れば内部の吸水樹脂が外にあふれ出ることはないが、袋の膨らみが少ない場合には開口部(吸水口)5だけでなく、上部全体を周囲から縛ることにより、膨らんだ形状に整えることができた。土嚢1個当たり水を供給する時間は5分間であり、土嚢1個当たりの重量は約12kgであった。この土嚢袋は開口部を除いて封止されているため、水を多量に供給し過ぎても袋形状を保つことができ、かつ内部の膨潤した吸水樹脂があふれる量を最小限に抑えることができた。得られた土嚢は
図3に示すとおりであり、
図4〜
図6のように箇所で使用できた。この土嚢は3段まで積み重ねても壊れることはなかった。止水板等と併用することも効果があった。
(4)使用後の処理方法
土嚢として使用後、夏場は天日で4〜5日乾燥させ、一般ごみとして廃棄できた。冬場は乾燥に1〜2週間かかった。
【符号の説明】
【0028】
1 土嚢袋
2 中材
3 側地
4 縫製線
5 開口部
6 注意線
7a,7b,7c 辺
8,9 紐
10 水道
11 パイプ
【要約】
【課題】保管時には土嚢袋内に水膨潤性吸水樹脂を入れた中材を挿入しておき、使用時にはたらい等の大きな容器を必要とせず、土嚢袋内に水道水を直接供給するだけで効率よく土嚢になる簡易吸水土嚢袋キット及びその使用方法を提供する。
【解決手段】本発明の土嚢袋キットは、土嚢袋(1)と水膨潤性吸水樹脂を入れた中材(2)を含み、土嚢袋(1)の上部は、中材(2)を挿入しかつ内部に水を供給するための開口部(5)を除いて封止(4)されており、土嚢袋(1)の上部には少なくとも開口部(5)を縛るための紐(8,9)が固定されている。土嚢袋キットの使用方法は、土嚢袋(1)の開口部(5)から水膨潤性吸水樹脂を入れた中材(2)を土嚢袋(1)の内部に挿入しておき、開口部(5)から水道水を土嚢袋(1)内に供給し、その後紐(8,9)により開口部(5)より下の位置で縛る。
【選択図】
図1