特許第5665066号(P5665066)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5665066
(24)【登録日】2014年12月19日
(45)【発行日】2015年2月4日
(54)【発明の名称】ウィンドスクリーン用ワイパー装置
(51)【国際特許分類】
   B60S 1/38 20060101AFI20150115BHJP
【FI】
   B60S1/38 E
【請求項の数】12
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-518958(P2013-518958)
(86)(22)【出願日】2010年7月12日
(65)【公表番号】特表2013-530097(P2013-530097A)
(43)【公表日】2013年7月25日
(86)【国際出願番号】EP2010059968
(87)【国際公開番号】WO2012007028
(87)【国際公開日】20120119
【審査請求日】2013年6月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】507412128
【氏名又は名称】フェデラル−モグル エス.エー.
【氏名又は名称原語表記】FEDERAL−MOGUL.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100148596
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 和弘
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】ボランド, ザビエル
【審査官】 木原 裕二
(56)【参考文献】
【文献】 特表2007−531663(JP,A)
【文献】 特開2010−018273(JP,A)
【文献】 特開2008−254697(JP,A)
【文献】 特表2009−534242(JP,A)
【文献】 特表2009−512586(JP,A)
【文献】 特開2010−018272(JP,A)
【文献】 独国特許出願公開第10341278(DE,A1)
【文献】 独国特許出願公開第10322058(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60S 1/00 − 1/68
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
特に自動車の為のウィンドスクリーン用ワイパー装置において、細長い弾性キャリア要素と柔軟材料の細長いワイパーブレード(2)とを備え、前記細長いワイパーブレード(2)は、拭き取られるウィンドスクリーンに当接して置かれ、前記ワイパーブレード(2)は、平坦ブレード型であり、少なくとも一つの溝(3)を含み、前記溝(3)の中には前記キャリア要素の縦方向ストリップが配置され、前記ウィンドスクリーン用ワイパー装置(1)は、その一端に近いピボット軸の周りで、揺動アーム(7)に前記ワイパーブレード(2)を着脱自在に連結する連結装置(6)を更に備え、前記ワイパーブレード(2)は、その側部で、拭き取られるウィンドスクリーンから離れて対面するスポイラー(9)を備え、
前記連結装置(6)は、分離した構成要素として形成された連結部品を備え、前記スポイラー(9)は、前記連結部品(10,11)が互いに連結されるとき前記連結部分(10,11)に挟まれ、もって、前記連結部品(10,11)が、その向き合う側で前記スポイラー(9)と係合し、前記縦方向ストリップ(4)と前記ワイパーブレード(2)との間で、それらの相互連結位置における横方向の運動、更に、前記連結装置(6)と前記ワイパーブレード(2)との間で、それらの相互連結位置における横方向の運動を妨げる、ウィンドスクリーン用ワイパー装置であって、
前記連結部品(10,11)及び前記スポイラー(9)は、それらの相互連結位置において、同軸横断方向貫通孔(12,13,14)が設けられ、前記連結部品(10,11)及び前記スポイラー(9)は、前記貫通孔(12,13,14)を通って延びるピンにより、ともに連結されていることを特徴とする、ウィンドスクリーン用ワイパー装置。
【請求項2】
前記連結部品(10,11)は、前記ウィンドスクリーン用ワイパー装置(1)の装着位置において、拭き取られるウィンドスクリーンに対して垂直に延びる、前記連結装置(6)の中央の縦方向平面に関して鏡面対称ではない、請求項1に記載のウィンドスクリーン用ワイパー装置。
【請求項3】
前記ピンは、ネジ(15)である、請求項1または2に記載のウィンドスクリーン用ワイパー装置。
【請求項4】
前記連結部品(10,11)は、内部に延びる突出部(16,17)が設けられ、前記突出部(16,17)は、前記貫通孔(12,14)を備え、一方の連結部品(10)の突出部(16)が、他の連結部品(11)の突出部の内側に延びている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のウィンドスクリーン用ワイパー装置。
【請求項5】
前記連結部品(10,11)は、それらの外部端部で中に湾曲した縁(19)を有する脚部(18)を備え、前記脚部(18)は、その向き合う側で前記柔軟な材料のワイパーブレード(2)に連結され、前記脚部(18)は、前記連結装置(6)の外部端部の近くで2対の向き合う突出部(21,22)が設けられ、前記突出部(21,22)は、中へと横方向に延び、前記柔軟な材料の前記ワイパーブレード(2)に横断方向の力だけを作用させ、もって、前記柔軟な材料を前記縦方向ストリップ(4)に局所的に押し付け、前記縦方向ストリップ(4)と前記ワイパーブレード(2)との間の、それらの相互連結位置における横方向の運動を妨げる、請求項1〜のいずれか一項に記載のウィンドスクリーン用ワイパー装置。
【請求項6】
前記突出部(21,22)の位置における前記柔軟な材料の幅L’と前記突出部(21,22)の外側の位置における前記柔軟な材料の幅Lとの間の比(L’/L)は、30%〜1%で変化する、請求項に記載のウィンドスクリーン用ワイパー装置。
【請求項7】
前記揺動アーム(7)は、増設部が設けられ、前記増設部は、前記ピボット軸の周りに旋回可能なピボットピン(25)と、前記ピボットピン(25)に前記連結装置(6)を固定する為に固定手段として作用するL字状ショルダ(26)とを備え、前記L字状ショルダ(26)は、前記ピボットピン(25)の方向で前記ワイパーブレード(2)を横切って突き出し、その自由端には、拭き取られる前記ウィンドスクリーンに対面する脚部(27)が配置され、前記連結装置(6)は、前記ピボットピン(25)を受容する為の横断貫通孔(28)を備える、請求項1〜のいずれか一項に記載のウィンドスクリーン用ワイパー装置。
【請求項8】
前記連結装置(6)は、接合部品(8)を介在させて前記揺動アーム(7)に着脱自在に連結され、前記接合部品(8)は、前記ピボット軸の位置において、前記接合部品(8)に設けられた凹部内で前記連結装置(6)の突出部と係合することにより、前記連結装置(6)と着脱自在に連結される、請求項1〜のいずれか一項に記載のウィンドスクリーン用ワイパー装置。
【請求項9】
前記突出部は、前記連結装置(6)の一側方で外に延びる、請求項に記載のウィンドスクリーン用ワイパー装置。
【請求項10】
前記接合部品(8)は、少なくとも一つの弾性つまみ(23)を備え、前記弾性つまみ(23)は、前記揺動アーム(7)のU字状横断面の底に設けられた、対応して形成された孔(24)に係合し、前記弾性つまみ(23)は、前記揺動アーム(7)に前記ワイパーブレード(2)を保持する外の位置と前記揺動アーム(7)から前記ワイパーブレード(2)を放す中の位置との間のヒンジ軸に沿って回転可能になっている、請求項又はに記載のウィンドスクリーン用ワイパー装置。
【請求項11】
装着ヘッド、シャフトに対する回転の為に固定され、前記シャフトは、前記装着ヘッドを回転させる反時計回りおよび時計回りの向きで交互に回転可能である、請求項1〜10のいずれか一項に記載のウィンドスクリーン用ワイパー装置。
【請求項12】
前記ウィンドスクリーン用ワイパー装置(1)は、連結片(5)を更に備え、前記連結片(5)は、前記ワイパーブレード(2)の両端部に位置され、前記縦方向ストリップ(4)の一端に連結される、請求項1〜11のいずれか一項に記載のウィンドスクリーン用ワイパー装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に自動車の為のウィンドスクリーン用ワイパー装置に関し、細長い弾性キャリア要素と、拭き取られるウィンドスクリーンに当接して置かれる柔軟材料のワイパーブレードとを備え、ワイパーブレードは平坦ブレード型であり、少なくとも一つの溝を含み、この溝内にキャリア要素の縦方向ストリップが配置され、前記ウィンドスクリーン用ワイパー装置は、揺動アームに対する往復運動を伝達する為の装着ヘッドを備え、前記ウィンドスクリーン用ワイパー装置は、取り外し自在に前記ワイパーブレードを、その一端に近いピボット軸の周りで前記揺動アームに連結する連結装置を更に備え、前記ワイパーブレードは、その側部に、拭き取られるウィンドスクリーンから離れて対面するスポイラーを備える。
【0002】
本発明は、同様に、そのようなウィンドスクリーン用ワイパー装置で使用されるべきワイパーブレードにも関する。
【0003】
そのようなウィンドスクリーン用ワイパー装置と、そのようなワイパーブレードは、一般的に知られている。この従来技術のワイパーブレードは、いわゆる「平坦型ブレード」又は「ヨークレスブレード」のように設計され、互いに旋回自在に連結された幾つかのヨークからは何も形成されないが、ワイパーブレードは、キャリア要素によりバイアスがかけられ、その結果、特定の湾曲を示す。実用上、前記ワイパーブレードは、その側部にスポイラーを備え、スポイラーは、拭き取られるウィンドスクリーンから向けがそれている。
スポイラーは、また、「エア・デフレクタ」と呼ばれている。
【0004】
本発明は、改良されたウィンドスクリーン用ワイパー装置を提供することを目的とする。
【0005】
この目的を達成するために、導入部に関連する種類の本発明に従うウィンドスクリーン型ワイパー装置は、前記連結装置が、分離した構成要素として形成された連結部品を備え、前記スポイラーは、前記連結部品の間に、これらが互いに連結されるときに挟まれ、それにより、前記連結部品を、その向き合う側で前記スポイラーと係合させ、前記縦方向ストリップと前記ワイパーブレードとの間で、それらの相互連結位置における横方向の運動、更に、前記連結装置と前記ワイパーブレードとの間で、それらの相互連結位置における横方向の運動を妨げる。使用中、前記揺動アームの各揺動運動中、前記連結装置の外側位置における前記ワイパーブレードは、いわゆる「フィッシュテール現象」を通常被り、前記連結装置の向き合う側で前記ワイパーブレードは、拭き取られるウィンドスクリーンに対して平行に制御できない仕方で揺動する。明らかに、この「フィッシュテール現象」は、拭き取り特性の劣化を生じさせ、特に高速で、あらゆる否定的な結果を伴う。本発明によると、前記連結部品は、柔軟な材料のワイパーブレードにクランプされ、前記連結部品により制御された所定の圧力がこれらの連結部品間に挟まれた前記スポイラーに加えられる。実験結果は、「フィッシュテール現象」が少なくとも広範囲で避けられ、拭き取り特性が改善されたことを示している。
【0006】
本発明は、ワイパーブレードの中央の縦方向溝に特に配置される弾性キャリア要素を形成する、たった一つの縦方向ストリップを使用することに限定されないことに留意されたい。それよりも、前記キャリア要素は、2つの縦方向ストリップを備えてもよく、ここで、前記ストリップは、ワイパーブレードの向かい合う縦方向溝に配置される。さらに、本発明は、自動車に限定されるものではなく、列車や同等物のような他の高速車両にも関連する。
【0007】
本発明に従うウィンドスクリーン用ワイパー装置の好ましい実施形態において、前記連結部品は、拭き取られるウィンドスクリーンに対して垂直に延びる、前記連結装置の中央の縦方向平面に関して鏡面対称ではない。換言すると、非対称の前記連結部品は、非対称形状のスポイラーに追従し、自動車のボンネット又はフードから離れて対面する(使用中の)一つの連結部品は、前記ボンネットから離れて対面する(使用中の)スポイラーの縦方向のエア・デフレクタ側に対応した幅を有し、前記ボンネットに向かって対面する(使用中の)他方の連結部品は、前記ボンネットに向かって対面するスポイラーの縦方向の非エア・デフレクタ側に対応した幅を有する。このため、制御された所定の圧力が、前記連結部品により、これら連結部品の間に挟まれた前記スポイラーに加えられる。
【0008】
本発明に従うウィンドスクリーン用ワイパー装置の他の好ましい実施形態において、前記連結部品及び前記スポイラーは、同軸の横断貫通孔をそれらの相互接続位置に備え、前記連結部品及び前記スポイラーは、前記貫通孔を通って延びるピンにより、ともに連結されている。前記ピンは、好ましくはネジであり、連結部品は、ともにネジでとめられている。
【0009】
ウィンドスクリーン用ワイパー装置の他の好ましい実施形態において、前記連結部品は、前記貫通孔を備えて中に延びる突出部が設けられ、一方の連結部品の突出部は、他方の連結部品の突出部の内側に延びている。そのため、前記突出部は、前記連結部品を他方に対して正確に位置決めする為の案内要素として機能し、それらを相互に連結する。
【0010】
本発明に従うウィンドスクリーン用ワイパー装置の他の好ましい実施形態において、連結部品は、それらの外部端部で中に湾曲した縁を有する脚部を備え、前記脚部は、その向き合う側で柔軟な材料の前記ワイパーブレードに連結され、前記脚部は、前記連結装置の外部端部の近くに2対の向き合う突出部が備えられ、前記突出部は、横方向へ中に延び、柔軟な材料の前記ワイパーブレードに横断力のみを作用させるので、前記縦方向ストリップに前記柔軟な材料を局所的に押圧し、それらの相互連結の位置において、前記ワイパーブレードと前記縦方向ストリップとの間で横方向の運動を妨げる。特に、前記突出部の位置における前記柔軟な材料の幅L’と、前記突出部の外側にある前記柔軟な材料の幅Lとの間の比(1/L)は、30%から1%の間で変化する。本発明に従うと、前記突出部は、前記ワイパーブレードの柔軟な材料に横断力だけを作用させる為に各脚部の垂直部から中へ横方向だけに延びるので、前記縦方向ストリップを前記連結装置及び前記ワイパーブレードの相互連結の位置において、一定の曲率を示す。実験結果は、「フィッシュテール現象」が少なくとも広範囲で避けられ、拭き取り特性が改善されたことを示している。好ましくは、前記突出部は、円形断面を有する。
【0011】
ウィンドスクリーン用ワイパー装置の他の好ましい実施形態において、前記揺動アームには、前記ピボット軸の周りを旋回可能なピボットピンと、ピボットピンに前記連結装置を固定する為の固定手段として作用するL字状ショルダとを備える拡張部が備えられ、前記L字状ショルダは、前記ピボットピンの方向で前記ワイパーブレードを横切って突き出ており、その自由端部には、拭き取られる前記ウィンドスクリーンに対面する脚部が配置され、前記連結装置は、前記ピボットピンを受容する為に横断貫通孔を備える。したがって、ワイパーブレードは、その後、いわゆる「サイドロック」に基づき、揺動アームに連結されてもよい。揺動アームには、前記同軸貫通孔に挿入されるべき接合ピン又は前記ピボットピンが備えられている。前記ピボットピンは、ワイパーブレードに向かう方向に突き出ており、揺動アームの揺動運動の方向に延びるピボット軸を有する。
【0012】
本発明に従うウィンドスクリーン用ワイパー装置の他の好ましい実施形態において、前記連結装置は、接合部品の介在で前記揺動アームに着脱自在に連結され、前記接合部品は、前記ピボット軸の位置において、前記接合部品に設けられた凹部に前記連結装置の突出部を係合させることにより前記連結装置に着脱自在に連結される。突出部は、好ましくは、いずれかの前記連結装置の側部で外に延び、前記接合部品は、好ましくは、少なくとも一つの弾性つまみを備え、弾性つまみは、前記揺動アームのU字状断面の底に設けられた対応して形成された孔に係合し、前記弾性つまみは、前記ワイパーブレードを前記揺動アームに保持する外の位置と、前記揺動アームから前記ワイパーブレードを放す中の位置との間で、ヒンジ軸に沿って回転可能である。したがって、ワイパーブレードは、その後、バヨネット連結に基づき、いわゆる「トップロックシステム」に基づき揺動アームに連結されてもよい。ワイパーブレードを揺動アームに連結する為に、弾性つまみは、バネ力に抗して最初に押し付けられ-まるで、それがプッシュボタンであるかのように-、その後、揺動アームに設けられた孔の中にスプリングバック(すなわち、はね返り)が可能になり、これが、弾性つまみを孔の中にクリップする。バネ力に抗して弾性つまみを後で再び押し込むことにより、ワイパーブレードは、揺動アームから放たれてもよい。
【0013】
本発明に従うウィンドスクリーン用ワイパー装置は、シャフトに対して回転する為に装着ヘッドを備え、前記シャフトは、前記装着ヘッドに回転をもたらす反時計回りの向き及び時計回りの向きに交互に回転可能である。前記揺動アームは、小型モータにより駆動される前記シャフトに対する回転の為に固定された前記装着ヘッドに連結されている。使用中、シャフトは、装着ヘッドに回転をもたらす反時計回りの向き及び時計回りの向きに交互に回転可能であり、これは、順番に前記揺動アームを回転に引き入れ、前記連結装置により、前記ワイパーブレードを運動させる。さらに、本発明に従うワイパースクリーン用ワイパー装置は、前記ワイパーブレードの両端部に位置し、前記縦方向ストリップの端部に連結された連結片を備える。
【0014】
本発明は、更に、少なくとも一つの溝を含む平坦ブレード型のワイパーブレードに関し、その溝の中にキャリア要素の縦方向ストリップが配置され、前記ワイパーブレードは、それに対し着脱自在に連結される連結装置を備え、その一端部に近く、ピボット軸の周りで、前記ワイパーブレードを揺動アームに着脱自在に連結し、前記ワイパーブレードは、その側部に、拭き取られるウィンドスクリーンから離れて対面するスポイラーを備える、ワイパーブレードであって、前記連結装置は分離した構成要素として形成された連結部品を備え、前記スポイラーは、前記連結部品が互いに連結されるとき、これらの間に挟まれ、もって、前記連結部品は、その向き合う側で前記スポイラーと係合し、前記縦方向ストリップと前記ワイパーブレードとの間で、それらの相互連結位置における横方向の運動、さらに、前記連結装置と前記ワイパーブレードとの間で、それらの相互接続位置における横方向の運動を妨げる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
以下、図面に例示された図を参照し、より詳細に本発明を説明する。
図1図1は、揺動アーム(の一部)を備えた本発明及び備えない本発明に従うウィンドスクリーン用ワイパー装置の好ましい実施形態の概略斜視図である。
図2図2は、図1のウィンドスクリーン用ワイパー装置に使用されているように、ワイパーブレード及び連結装置の組立図及び分解図である。
図3図3は、図2の連結装置の2つの連結部品の斜視図である。
図4図4は、図2の連結装置の2つの連結部品の斜視図である。
図5図5は、第1実施形態(バヨネット連結)に従う揺動アームと連結装置との間の連結を示す本発明に従うウィンドスクリーン用ワイパー装置の詳細である。
図6図6は、第2実施形態(サイドロック連結)に従う揺動アームと連結装置との間の連結を示す本発明に従うウィンドスクリーン用ワイパー装置の詳細である。
【発明の詳細な説明】
【0016】
図1は、本発明に従うウィンドスクリーン用ワイパー装置1の好ましい変形例を示す。前記ウィンドスクリーン用ワイパー装置は、中央に縦方向の溝3を備える平坦ブレード型の弾性材(ゴム)のワイパーブレード2から構築され、バネ帯鋼から形成される縦方向ストリップ4が、前記縦方向の溝3にはめ込まれている。前記ストリップ4は、ゴム製ワイパーブレード2の為に柔軟なキャリア要素を形成し、いわば、湾曲した位置で付勢される(動作位置における湾曲は、拭き取られるウィンドスクリーンの湾曲である)。前記ストリップ4の端部及び/又は前記ワイパーブレード2の端部は、ウィンドスクリーン用ワイパー装置1のいずれか一方の側部で、それぞれの連結片又は「端部キャップ」(5)に連結されている。連結片は、分離した構成要素でもよく、前記ストリップ4の両端部及び/又は前記ワイパーブレード2の両端部に、形状ロック、圧力ロックされてもよい。他の好ましい変形例において、前記連結片は、バネ帯鋼で形成されたストリップ4を備えた単体でもよい。さらに、ウィンドスクリーン用ワイパー装置1は、金属の連結装置6から構築され、接合部品8(図5を参照)を介在して、揺動するワイパーアーム7を連結装置6に連結する。揺動するワイパーアーム7は、一端部近くのピボット軸の周りに旋回できるように連結装置6に連結されている。本発明に従う図1の好ましい実施形態は、ゴム製ワイパーブレード2を備えた単体で形成され、その全長に沿って延びるスポイラー又は「エア・デフレクタ」9を備える。
【0017】
前記揺動アーム7は、小型モータにより駆動されるシャフトに回転の為に固定された装着ヘッドに連結されるが、これは、図1には示されていないが、当業者に十分に理解される。使用中、シャフトは、時計回り及び反時計回りの方向で交互に回転し、装着ヘッドに回転をもたらし、交互に、前記揺動アーム7を回転に引き入れ、前記連結装置6により前記ワイパーブレード2を運動させる。
【0018】
図2図3図4に示されるように、前記連結装置6は、単一の構成要素として形成された2つの連結部品10,11を備える。前記連結部品10,11は、互いに連結され、前記スポイラー9は、前記連結部品10,11に挟まれ、前記連結部品10,11は、その向き合う側で前記スポイラー9と係合する。前記連結部品10,11及び前記スポイラー9は、それぞれ、それらの相互連結位置で、3つの同軸横断貫通孔12,13,14が設けられ、前記連結部品10,11及び前記スポイラー9は、外部ネジ山を有し、前記貫通孔12,13,14を通って延びる3つのネジ15により相互に連結可能である。連結部品11の貫通孔14には、その為に、内部ネジ山が設けられている。図2図3に示されるように、前記連結部品10,11は、前記連結装置6の中央の縦方向平面に関して鏡面対称ではないが、前記平面は、拭き取られるウィンドスクリーンに対し垂直に延びている。組み立てられた位置で、すなわち、ネジ15がきつく締められたとき、連結部品10,11は、スポイラー9に制御可能な所定の圧力を作用させる。そのため、前記縦方向ストリップと前記ワイパーブレードとの間の横方向の運動は、それらの相互連結位置において、更に、前記連結装置と前記ワイパーブレードとの間の横方向運動は、それらの連結位置において、妨げられる。
【0019】
使用中、前記揺動アーム7の各々の揺動運動中、前記連結装置6の外側の位置において、前記ワイパーブレード2は、普通、いわゆる「フィッシュテール現象」を被り、前記ワイパーブレード2は、前記連結装置6の向き合う側で、制御できない挙動で、拭き取られるウィンドスクリーンに対し平行に揺動する。明らかに、この「フィッシュテール現象」は、拭き取り特性を低下させ、特に高速では、全く否定的な結果が伴う。このため、前記縦方向ストリップ4は、前記連結装置6と前記ワイパーブレード2の相互連結位置において一定の湾曲を呈する。実験結果は、本発明に従って「フィッシュテール現象」が少なくとも広範囲で避けられたことを示している。
【0020】
図3及び図4を参照すると、前記連結部品10,11には、中に延びる突出部16,17が設けられ、これらは、前記貫通孔12,14を備え、一方の連結部品10の突出部16は他方の連結部品11の突出部11の内側に延び、両方の連結部品10,11を組立位置へと導く。各連結部品10,11は、脚部18を有し、脚部18は、例えば中に曲げられた縁19を外部端部に備えた、C字形状断面を有する。組み立てられた位置において、前記脚部18は、ワイパーブレード2の周りでクランプするので、キャリア要素の縦方向ストリップ4は、前記C字形状に位置している。前記脚部14の各々には、それぞれの垂直部品20に、向かい合う2対の突出部21,22が前記連結部品10,11の外部端部の近くに設けられている。前記突出部21,22は、横方向に中へと延び、前記ワイパーブレード2のゴムに横断方向の力だけを作用させ、もって、前記縦方向ストリップ4に前記ゴムを局所的に押圧させる。したがって、前記連結装置6及び前記ワイパーブレード2の相互連結位置において、前記縦方向ストリップ4の横方向の運動が妨げられる。突出部21,22は、「フィッシュテール現象」を更に制限する為に追加の機能を有する。
【0021】
図1及び図5に見られるように、接合部品8は、外に延びる弾性つまみ23を備えるが、揺動アーム7は、前記接合部品8に対する連結位置においてU字状断面を有するので、つまみ23は、前記U字状断面の底に設けられた同様の形状の孔24と係合する。ワイパーブレード2を備えた連結装置6は、以下のように揺動アーム7に装着される。連結装置6に既にクリップされている接合部品8は、連結装置6に関して旋回するので、前記接合部品8は、簡単に、揺動アーム7の自由端に摺動可能である。この摺動運動中、弾性つまみ23は、最初に、バネ力に抗して押し込まれ、その後、前記孔24の中へとスプリングバック(すなわち、はね返り)が可能になり、これが、弾性つまみを孔の中にクリップする。これが、いわゆるバヨネット型連結である。揺動アーム7は、接合部品8と共に、その後、ワイパーブレード2に対して平行な位置に旋回して戻り、使用に備える。後に再び前記弾性つまみ23をバネ力に抗して(まるでプッシュボタンのように)押し込むことにより、連結装置6及び接合部品8が、ワイパーブレード2と共に、揺動アーム7から放たれてもよい。そのため、ワイパーブレード2とともに連結装置6を揺動アーム7から取り外すには、ワイパーブレード2とともに、連結装置6と接合部品8を揺動アーム7から離す方向に摺動させることにより実現される。
【0022】
図6で分かる代替え例、いわゆる「サイドロックシステム」において、前記揺動アーム7は、ピボットピン25を備える増設部に設けられ、これが、ピボット軸とL字状ショルダ26の周りを旋回でき、ピボットピン25で前記連結装置を固定する固定手段として機能する。前記L字状ショルダ26は、前記ピボットピン25の方向に前記ワイパーブレード2を横切って突き出し、その自由端には、拭き取られる前記ウィンドスクリーンに対面する脚部27が配置される。前記連結装置6は、前記ピボットピン25を受容する為に横断貫通孔28を備えた接合部品8を備える。
本発明は、図面に示された変形例に限定されるものではなく、添付された特許請求の範囲の範囲に入る好ましい他の実施形態まで及ぶ。
【符号の説明】
【0023】
1 ウィンドスクリーン用ワイパー装置
2 ゴム製ワイパーブレード
3 溝
4 縦方向ストリップ
6 連結装置
7 ワイパーアーム、揺動アーム
8 接合部品
9 スポイラー
10,11 連結部品
12,13,14 同軸横断貫通孔
15 ネジ
16,17 突出部
18 脚部
19 縁
20 垂直部品
21,22 突出部
24 孔
25 ピボットピン
26 L字状ショルダ
27 脚部
28 横断貫通孔
図1
図2
図3
図4
図5
図6