特許第5665103号(P5665103)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5665103
(24)【登録日】2014年12月19日
(45)【発行日】2015年2月4日
(54)【発明の名称】エレベータ装置
(51)【国際特許分類】
   B66B 11/00 20060101AFI20150115BHJP
   B66B 5/02 20060101ALI20150115BHJP
【FI】
   B66B11/00 Z
   B66B5/02 S
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-115(P2014-115)
(22)【出願日】2014年1月6日
【審査請求日】2014年1月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】390025265
【氏名又は名称】東芝エレベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000235
【氏名又は名称】特許業務法人 天城国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】青木 謙治
【審査官】 篠原 将之
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−162634(JP,A)
【文献】 特許第5489312(JP,B1)
【文献】 特開2014−080255(JP,A)
【文献】 特開2012−224472(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/055174(WO,A1)
【文献】 特開2009−215049(JP,A)
【文献】 特開2005−082386(JP,A)
【文献】 特開平10−087234(JP,A)
【文献】 実開平07−009881(JP,U)
【文献】 特公平06−057594(JP,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66B 11/00
B66B 5/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
昇降路内にそれぞれ立設されたレールに沿ってそれぞれ昇降可能に設けられ、互いにロープで接続された乗りかご及びカウンターウエイトを、前記ロープが巻き掛けられた巻上機により相互に昇降させるエレべータ装置であって、
前記カウンターウエイトの重量を可変するためのサブウエイトと、
前記カウンターウエイトの上部に設けられ、前記サブウエイトを少なくとも1個搭載可能なサブウエイト搭載部と、
前記サブウエイト搭載部上で前記サブウエイトの授受を行う保持片のアクチュエータ側に取り付けられる2個のロードセルと、
前記ロードセルの値に差異がある場合に、前記保持片あるいは前記アクチュエータに異常があると判定する制御部を備えたことを特徴とするエレベータ装置。
【請求項2】
前記ロードセル間の値の差異が、前記サブウエイトの負荷荷重の±10%を超える場合に異常判定する請求項1記載のエレベータ装置。
【請求項3】
昇降路内にそれぞれ立設されたレールに沿ってそれぞれ昇降可能に設けられ、互いにロープで接続された乗りかご及びカウンターウエイトを、前記ロープが巻き掛けられた巻上機により相互に昇降させるエレベータ装置であって、
前記カウンターウエイトの重量を可変するためのサブウエイトと、
前記カウンターウエイトの上部に設けられ、前記サブウエイトを少なくとも1個搭載可能なサブウエイト搭載部と、
前記サブウエイト搭載部上で前記サブウエイトの授受を行う保持片のアクチュエータに取り付けられる2個の非接触式スイッチと、
前記スイッチの信号に一定時間以上の差異がある場合に、前記保持片あるいは前記アクチュエータに異常があると判定する制御部を備えたことを特徴とするエレベータ装置。
【請求項4】
昇降路内にそれぞれ立設されたレールに沿ってそれぞれ昇降可能に設けられ、互いにロープで接続された乗りかご及びカウンターウエイトを、前記ロープが巻き掛けられた巻上機により相互に昇降させるエレベータ装置であって、
前記カウンターウエイトの重量を可変するためのサブウエイトと、
前記カウンターウエイトの上部に設けられ、前記サブウエイトを少なくとも1個搭載可能なサブウエイト搭載部と、
前記サブウエイト搭載部上で前記サブウエイトの授受を行う保持片のアクチュエータ側に取り付けられる2個のロードセルと、
前記サブウエイト搭載部上で前記サブウエイトの授受を行う保持片のアクチュエータに取り付けられる2個の非接触式スイッチと、
前記ロードセルの値に差異がある場合あるいは前記スイッチの信号に一定時間以上の差異がある場合に、前記保持片あるいは前記アクチュエータに異常があると判定する制御部を備えたことを特徴とするエレベータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、カウンターウエイトのウエイト授受異常検知可能なエレベータ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、エレベータに使用しているカウンターウエイトは重量が一定である。そのため、上下方向のどちらかに利用者が集中する時間帯では、システム効率が悪くなる。
【0003】
そこで、上下方向にエレベータの利用者が集中する時間帯に合わせ、カウンターウエイトの重量をサブウエイトにより増減させ、従来のシステムと比較して高効率化を図るフレキシブルカウンターウエイトの開発が進められている。
【0004】
その場合、サブウエイトの受け渡しの際に、サブウエイトの把持が確実に行われないと、重大な事故につながるおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−215049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、サブウエイトの受け渡し時に異常を検知することの可能なエレベータ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態のエレベータ装置は、昇降路内にそれぞれ立設されたレールに沿ってそれぞれ昇降可能に設けられ、互いにロープで接続された乗りかご及びカウンターウエイトを、前記ロープが巻き掛けられた巻上機により相互に昇降させるエレベータ装置であって、前記カウンターウエイトの重量を可変するためのサブウエイトと、前記カウンターウエイトの上部に設けられ、前記サブウエイトを少なくとも1個搭載可能なサブウエイト搭載部と、前記サブウエイト搭載部上で前記サブウエイトの授受を行う保持片のアクチュエータ側に取り付けられる2個のロードセルと、前記ロードセルの値に差異がある場合に、前記保持片あるいは前記アクチュエータに異常があると判定する制御部を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施形態に係るサブウエイトの受け渡し時に異常を検知するエレベータ装置の全体の概観を示す図である。
図2】サブウエイト供給部とサブウエイト搭載部との関係を拡大して示す斜視図である。
図3】サブウエイトを拡大して示す斜視図である。
図4】カウンターウエイトのウエイト授受異常検知装置の略構成を示す図である。
図5】ロードセルによる異常検知処理の流れを示すフローチャートである。
図6】非接触式のスイッチによる異常検知処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0010】
図1は、本実施形態に係るサブウエイトの受け渡し時に異常を検知するエレベータ装置の全体の概観を示す図である。図2は、サブウエイト供給部とサブウエイト搭載部との関係を拡大して示す斜視図である。図3は、サブウエイトを拡大して示す斜視図である。図1に示すように、エレベータ装置は、昇降路11内に、乗りかご12及びカウンターウエイト13が、対応するレール14,15に案内されて、それぞれ昇降可能に設けられている。乗りかご12及びカウンターウエイト13は互いにロープ16で接続され、ロープ16が巻き掛けられた巻上機17により相互に昇降駆動される。
【0011】
ロープ16の一端は、昇降路11の上部にヒッチ19により固定されている。ロープ16の他端側は昇降路11内を下降し、乗りかご12の一側面からその底面に設けられた吊り車(図示せず)を経て乗りかご12の他側面に向って廻し掛けられ、他側面に沿って昇降路11内を上昇する。昇降路11の上部に設けられた巻上機17のシーブに巻き掛けられた後、昇降路11内におけるカウンターウエイト13の昇降空間部分を下降し、カウンターウエイト13の吊り車20に巻きかけられて昇降路11内を再び上昇し、昇降路11の上部にヒッチ21により固定される。
【0012】
尚、図1では、昇降路11の上部において巻上機17やヒッチ19,21を支持する構造材は図示を省略している。昇降路11の上部には、その内側面に沿って制御盤(図示せず)が設けられている。制御盤は巻上機17を駆動制御し、乗りかご12およびカウンターウエイト13を相互に昇降させるために用いられる。
【0013】
エレベータ装置は、カウンターウエイト13に対して後述するサブウエイト31を安全確実に載せ変えて重量変更を行うことを特徴とする。カウンターウエイト13の上部には、サブウエイト31を少なくとも1個以上積層状態で搭載可能なサブウエイト搭載部23が設けられている。サブウエイト搭載部23は、左右一対のガイド支柱24を有し、一対のガイド支柱24間にサブウエイト31が搭載される。図1及び図2で示すように、左右一対のガイド支柱24は、断面U字の溝型部材を、それらの溝が互いに対向するように設置したものである。
【0014】
カウンターウエイト13上のサブウエイト搭載部23の上方には、サブウエイト31を供給するサブウエイト供給部26、及びサブウエイト搭載部23からサブウエイト31を回収するサブウエイト回収部が設けられる。尚、サブウエイト供給部26は、サブウエイト回収部を兼ねることができるので、以下、これらはサブウエイト供給部26として説明する。
【0015】
サブウエイト供給部26は、昇降路11の上端付近に設置され、カウンターウエイト13が昇降路11の上端付近に所定の移し換え位置に停止した状態で、サブウエイト搭載部23上にサブウエイト31を供給し、搭載させるものである。
【0016】
サブウエイト供給部26は、昇降路11の上端部に配置されたウインチなどによる可動部27によりワイヤ271を介して上下動可能に吊り支持され、かつ、図2で示すように、その左右両側面の上下に設けられたガイド部材28が、カウンターウエイト用のレール15と係合しており、レール15により上下動方向に案内支持される。
【0017】
ワイヤ271は可動部(以下、ウインチとして説明する)27によって巻き取り、及び繰り出されるものであり、サブウエイト供給部26のプーリに巻き掛けられている。したがって、ウインチ27を運転することにより、サブウエイト供給部26を、図示上方の所定の待機位置からサブウエイト搭載部23上の供給位置まで移動させることができる。ウインチ27は、図示のように、昇降路11側に固定されたフレーム29内に設置されている。
【0018】
尚、上述したガイド部材28は、一対の滑動体を有し、一対の滑動体がレール15の側面を滑動し、サブウエイト供給部26をレール15に沿ってガイドする。
【0019】
サブウエイト供給部26は、昇降路11の上端部に配置されたウインチ27によりワイヤ271を介して上下動可能に吊り支持されている。サブウエイト供給部26は、ウインチ27の運転により、図示上方の所定の待機位置からカウンターウエイト13上のサブウエイト供給位置までの間で昇降駆動される。
【0020】
サブウエイト供給部26内には、図3に示すサブウエイト31が、図2で示すように1個以上収容される。サブウエイト31は、サブウエイト供給部26内の左右に設けられた保持部32により分離可能に保持されている。サブウエイト供給部26はサブウエイト31を、1個以上任意の数、カウンターウエイト13上のサブウエイト搭載部23へ供給して鉛直方向に積層搭載させる。
【0021】
保持部32は、図2で示すように、鉛直方向に配置され軸周りに回転可能な回転軸33と、この回転軸33を回転駆動する駆動部34と、回転軸33の外周廻りに複数段に取り付けられた板状の保持片35とで構成される。
【0022】
駆動部34は、回転軸33の上端部にギア機構を介して連結し、この回転軸33を軸周りに回転駆動する。保持片35は、短辺と長辺の長さが異なっており、回転軸33を軸回りに90°回動させることによって、サブウエイト31を支持するための部分の突出長さが変化する。このため、この保持片35の回動により、サブウエイト31の支持、解放を行うことができる。すなわち、保持片35は、水平方向に90°回動することにより、サブウエイト31との係合状態及び係合解除状態に変位する。
【0023】
<第1の実施形態>
上述したように、サブウエイト31の受け渡しの際に、サブウエイト31の把持が確実に行われないと、重大な事故につながるおそれがある。そこで、本実施形態に係るカウンターウエイトのウエイト授受異常検知装置では、サブウエイト31の受け渡し時に異常を検知する。図4は、カウンターウエイトのウエイト授受異常検知装置の略構成を示す図である。図4に示すように、本実施形態に係るカウンターウエイトのウエイト授受異常検知装置においては、フレキシブルカウンターウエイトユニット(FCWユニットという)でサブウエイト31の授受を行う保持片35のアクチュエータ40側にロードセル41を取り付けている。ロードセル41は、力(質量、トルク)を検出するセンサで、検出した荷重を電気信号に変換して出力する。本実施形態では、上方からのサブウエイト31の荷重を受けるため、例えば圧縮型であるコラム型ロードセルを使用することができる。左右に配置する2個のロードセル41でサブウエイト31の負荷荷重を測るためには、約(1.2×負荷荷重)/2の容量を持つロードセル41が好適である。
【0024】
サブウエイト31を授受する際に、左右の保持片35でロードセル41の値に差異があれば、左右のいずれかの保持片35が破損している、あるいはいずれかのアクチュエータ40に異常があるおそれがある。そして、そのままサブウエイト31の授受を継続すると、例えば、サブウエイト31が昇降路11の中を落下するような重大な事故が懸念される。そこで、図示しない制御部において、ロードセル41の値の差異が、例えば、サブウエイト31の負荷荷重の±10%を超える場合には、保持片35あるいはアクチュエータ40に異常があると判定する。
【0025】
そのような異常があると判定した場合には、FCWの動作を停止し、エレベータの運行管理者は、左右の保持片35やアクチュエータ40を、至急点検する。
【0026】
本実施形態では、左右の保持片35のいずれが破損しているのか等の特定は必ずしも必要ではなく、速やかな異常の検知ができればよい。
【0027】
<第2の実施形態>
第2の実施形態では、FCWユニットでサブウエイト31の授受を行う各保持片35に、非接触式のスイッチ(図示せず)を配設している。非接触式のスイッチとしては、例えば、光学式スイッチ、電磁式スイッチが好適である。
【0028】
サブウエイト31を授受する際に、左右の保持片35に配設したスイッチの信号に一定時間以上の差異があれば、左右のいずれかの保持片35が破損している、あるいはいずれかのアクチュエータ40に異常があるおそれがある。そして、そのままサブウエイト31の授受を継続すると、例えば、サブウエイト31が昇降路11の中を落下するような重大な事故が懸念される。ここで、一定時間以上の差異は、例えば、スイッチの一開閉時間の2倍程度が好適である。
【0029】
そこで、両スイッチの信号に一定時間以上の差異がある場合には、図示しない制御部において、保持片35あるいはアクチュエータ40に異常があると判定し、FCWの動作を停止し、エレベータの運行管理者は、左右の保持片35やアクチュエータ40を、至急点検する。
【0030】
本実施形態では、左右の保持片35のいずれが破損しているのか等の特定は必ずしも必要ではなく、速やかな異常の検知ができればよい。
【0031】
<第3の実施形態>
第3の実施形態では、アクチュエータ側にロードセルを取り付け、かつ、保持片35に非接触式のスイッチを配設することにより、保持片35あるいはアクチュエータ40の異常の有無の判定を行うことができる。
【0032】
<ロードセルによる異常検知>
図5は、ロードセル41による異常検知処理の流れを示すフローチャートである。
【0033】
まず、FCWユニットが動作する(ステップS501)。
【0034】
次いで、サブウエイト31の授受を行う(ステップS502)。
【0035】
次に、2個のロードセル41の値に差異があるか否かを判定する(ステップS503)。
【0036】
差異があれば(ステップS503でYes)、保持片35、アクチュエータ40などに異常があると判断する(ステップS504)。
【0037】
次に、FCWユニットの停止を行い(ステップS505)、ロードセル41による異常検知処理を終了する。
【0038】
一方、差異がなければ(ステップS503でNo)、直ちに、ロードセル41による異常検知処理を終了する。
【0039】
<非接触式のスイッチによる異常検知>
図6は、非接触式のスイッチによる異常検知処理の流れを示すフローチャートである。
【0040】
まず、FCWユニットが動作する(ステップS601)。
【0041】
次いで、サブウエイト31の授受を行う(ステップS602)。
【0042】
次に、スイッチの信号に一定時間の差異があるか否かを判定する(ステップS603)。
【0043】
差異があれば(ステップS603でYes)、保持片35、アクチュエータ40などに異常があると判断する(ステップS604)。
【0044】
次に、FCWユニットの停止を行い(ステップS605)、非接触式のスイッチによる異常検知処理を終了する。
【0045】
一方、差異がなければ(ステップS603でNo)、直ちに、非接触式のスイッチによる異常検知処理を終了する。
【0046】
本実施形態によれば、サブウエイトの受け渡し時に異常を検知することができ、安全性が向上する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0047】
13・・・カウンターウエイト
31・・・サブウエイト
40・・・アクチュエータ
41・・・ロードセル
【要約】
【課題】サブウエイトの受け渡し時に異常を検知することの可能なエレベータ装置を提供する。
【解決手段】昇降路内にそれぞれ立設されたレールに沿ってそれぞれ昇降可能に設けられ、互いにロープで接続された乗りかご及びカウンターウエイトを、ロープが巻き掛けられた巻上機により相互に昇降させるエレベータ装置であって、カウンターウエイトの重量を可変するためのサブウエイトと、カウンターウエイトの上部に設けられ、サブウエイトを少なくとも1個搭載可能なサブウエイト搭載部と、サブウエイト搭載部上でサブウエイトの授受を行う保持片のアクチュエータ側に取り付けられる2個のロードセルと、ロードセルの値に差異がある場合に、保持片あるいはアクチュエータに異常があると判定する制御部を備えたことを特徴とするエレベータ装置。
【選択図】図4
図1
図2
図3
図4
図5
図6