(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制御部は、前記第1表示制御として、前記コンテンツの視聴者層、前記コンテンツの種類、前記コンテンツの画面アスペクト比、及び前記表示部の画面内における前記コンテンツ表示領域の表示サイズのうち少なくとも1つに応じて、前記投稿情報の文字サイズ、前記投稿情報の文字フォント、前記投稿情報表示領域内のスクロールスピード、前記投稿情報表示領域内のスクロール量、前記投稿情報の更新頻度、前記投稿情報表示領域の表示サイズ、及び表示画面内における前記投稿情報表示領域の表示位置のうち少なくとも1つを決定する制御を更に実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
前記制御部は、前記第1表示制御として、前記コンテンツに表示される文字サイズ及び文字フォントのうち少なくとも1つに応じて、前記投稿情報の文字サイズ及び文字フォントのうち少なくとも1つを決定する制御を更に実行する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
前記制御部は、前記第1表示制御として、前記コンテンツ表示領域にコマーシャルが表示されている場合、前記投稿情報表示領域の表示サイズを拡大する制御を更に実行する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
前記制御部は、前記第1表示制御として、前記コンテンツ表示領域の表示サイズに応じて、前記投稿情報を受信する通信状態を示す通信アイコンを前記投稿情報表示領域に表示させる制御を更に実行する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
前記制御部は、前記第2表示制御として、前記投稿情報表示領域に表示されている投稿情報の投稿者層に応じて、前記コンテンツ表示領域へのコンテンツの表示を制限する制御を実行する
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
コンテンツ表示領域にコンテンツを表示すると共に、前記コンテンツ表示領域と同一画面上にある投稿情報表示領域にWEB上に投稿される投稿情報を表示部に表示させる表示部に表示される前記コンテンツに応じて、前記投稿情報の表示態様を制御する第1表示制御、及び前記表示部に表示される前記投稿情報に応じて、前記コンテンツの表示態様を制御する第2表示制御のうち少なくとも1つを実行する制御段階
を含み、
前記制御段階においては、前記第1表示制御として、前記コンテンツの輝度及び色調のうち少なくとも1つに応じて、前記投稿情報表示領域の輝度及び色調のうち少なくとも1つを、前記コンテンツ表示領域と同一又は類似するように制御すると共に、コマーシャル表示中において、コマーシャル表示内容も確認できる程度のコンテンツ表示領域が確保されるように、前記投稿情報表示領域を拡大して前記コンテンツ表示領域に重畳して表示する
ことを特徴とする表示制御方法。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[第1実施形態]
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る投稿システム100の概要を示す図である。
この投稿システム100は、投稿状況を分析し、所定の通知条件を満たす場合に、投稿状況を所定の相手先に通知するサービスを提供するシステムである。この投稿システム100は、主として、携帯端末1と、コンテンツ配信サーバ2と、投稿情報管理サーバ3と、投稿解析サーバ4とを備える。
【0013】
コンテンツ配信サーバ2は、視聴者向け視聴用情報であるコンテンツを配信するサーバであって、例えば、テレビ局が提供する番組コンテンツのコンテンツデータを格納するデータベースを備える。このコンテンツ配信サーバ2は、自身が格納するコンテンツデータを所定のタイミングで携帯端末1等に配信する。
本実施形態において、コンテンツ配信サーバ2は、所定のタイムテーブルに基づいて放送される放送用コンテンツを配信する配信方法と、視聴者のリクエストに応じてリクエスト元に対して送出する再生用コンテンツを配信する配信方法の二種の配信方法を採用している。また、それぞれの配信方法で配信されるコンテンツデータは同一であり、コンテンツ配信サーバ2内の記憶部に格納されている。
【0014】
なお、放送用コンテンツのコンテンツデータを配信する配信方法を実行する場合、コンテンツ配信サーバ2は、多数の加入端末内に対して同時に複数のコンテンツのコンテンツデータを放送することが可能である。よって、携帯端末1が放送用コンテンツの配信サービスに加入している場合、あるいは、携帯端末1がこのサービスの提供が許可されている端末である場合、携帯端末1は、ユーザに指定された放送用コンテンツのコンテンツデータを受信し、再生することができる。従って、ユーザは、チャンネル等を指定することにより、指定した時刻において放送されている複数のコンテンツの中から指定したコンテンツのコンテンツデータのみを取得して携帯端末1で再生させることが可能である。
【0015】
また、再生用コンテンツのコンテンツデータを配信する配信方法を実行する場合、コンテンツ配信サーバ2は、再生用コンテンツの配信を要求する配信要求を送信した端末に対して、要求に応じた再生用コンテンツのコンテンツデータを配信する。具体的に説明すると、コンテンツ配信サーバ2は、加入端末等から各端末を識別する端末識別情報(以下、端末IDという)および再生用コンテンツに関連付けられたコンテンツ関連情報とともに再生用コンテンツの配信を要求する配信要求を受信する。これら情報を受信した場合、コンテンツ配信サーバ2は、当該要求元の端末に対して、コンテンツ関連情報が示す再生用コンテンツのコンテンツデータを、端末IDが示す端末に対して配信する。配信要求の要求元である端末は、コンテンツ配信サーバ2から再生用コンテンツのコンテンツデータを受信し、再生する。
なお、コンテンツ関連情報とは、コンテンツに関連する情報であって、例えば、コンテンツの内容を示すテレビ局名や番組名を示す文字列やハッシュタグ等を示す情報が含まれる。また、コンテンツ関連情報としては、コンテンツの内容や出演者あるいはコンテンツ内容に関連するキーワード等を示す文字列やハッシュタグ、コンテンツの放送時間帯や配信時間帯等を示す情報が含まれる。
【0016】
なお、ハッシュタグとは、ツイッター(登録商標)において用いられる分類情報である。ハッシュタグを含む投稿情報を投稿した場合、ハッシュタグを含む投稿情報と当該ハッシュタグを含まない他の投稿情報とを分類することができる。また、複数の投稿情報の中からハッシュタグを含む投稿情報のみを検索する場合に、検索キーとして用いられる。なお、ハッシュタグを検索キーとする検索は、ハッシュタグが示す関連情報を投稿したいというユーザの積極的な意思がある場合に有益である。例えば、投稿情報に含まれるキーワード検索を用いても、キーワードに関連する投稿情報を検索することはできるが、このキーワードを含む文字列を投稿しなければ検索することができず、自由な文字列で投稿するための障害となる。また、投稿する文書とキーワードとを同等に表記するならば、投稿する文書内容の理解をキーワードが邪魔するおそれがある。このため、キーワードを用いずに投稿情報同士を関連づける方法として、ハッシュタグが用いられる。このハッシュタグは、キーワードをアルファベットや漢字、ひらがな、カタカナ等で表記した文字列の先頭にシャープ記号「♯」を付加した情報であって、前後にスペースを入力するということ以外は、ユーザが自由に決定することができる。よって、キーワードとなる文字列はユーザが決定することができ、あるユーザによって生成されることもある。
【0017】
投稿情報管理サーバ3は、WEB上に投稿された投稿情報を格納するデータベースを備え、この投稿情報を携帯端末1等に提供するサーバである。この投稿情報管理サーバ3は、例えば、WEB上に投稿された投稿情報の閲覧や、投稿情報の作成、および作成した投稿情報をWEB上に投稿するための投稿WEBサービスを提供するサーバである。
具体的に説明すると、投稿情報管理サーバ3は、この投稿WEBサービスに加入しているサービス加入者の投稿情報を収集し、サービス加入者からの閲覧要求があれば、要求対象の投稿情報をサービス加入者の有する端末に送信する。
【0018】
また、投稿情報管理サーバ3は、携帯端末1から投稿情報を取得した際、投稿されたときを示す投稿時間情報を、投稿情報に対応付けて、自身の記憶部に格納する。コンテンツ配信サーバ2から配信されるコンテンツデータを特定するコンテンツ関連情報が投稿情報に含まれている場合、投稿情報および投稿時間情報のそれぞれにコンテンツ関連情報を対応付けて、自身の記憶部に格納する。なお、投稿情報管理サーバ3は、コンテンツ関連情報が対応付けられていない投稿情報を受信する場合もある。この場合、投稿情報管理サーバ3は、投稿情報に投稿時間情報を関連付けて、自身の記憶部に格納する。
なお、投稿時間情報とは、投稿されたときを示す情報であって、例えば、投稿情報管理サーバ3が投稿情報を受信した時刻を示す情報であってもよく、投稿情報を送信した携帯端末1等が送信した時刻を示す情報であってもよい。また、投稿時間情報は、コンテンツに対する投稿タイミングを示す情報であってもよく、例えば、投稿されたときに放送されていた放送用コンテンツの再生位置を示す情報(以下、コンテンツ時間情報という)や、投稿されたときに携帯端末1において再生されていた再生用コンテンツの再生位置を示す情報(以下、コンテンツ時間情報という。)であってもよい。さらに、投稿時間情報は、投稿されたときを示す情報であって、時刻に限られず、期間を示す情報であってもよい。
【0019】
投稿解析サーバ4は、投稿情報管理サーバ3のデータベースに格納されている投稿情報を受信して、受信した投稿情報に基づき、投稿情報の投稿状況を解析する。この投稿解析サーバ4は、投稿状況に応じて、この投稿状況を携帯端末1に通知する。具体的に説明すると、投稿解析サーバ4は、投稿状況が、予め決められた通知条件を満たすか否かを判定する。投稿状況が通知条件を満たす場合、投稿状況を携帯端末1に通知する。
この投稿解析サーバ4は、例えば、投稿情報管理サーバ3に投稿された投稿情報のうち、特にコンテンツ関連情報と対応付けられた投稿情報の単位時間当たりの投稿数の変化を分析する。
ここで、投稿解析サーバ4には、通知条件として、例えば単位時間当たりの投稿数が定められた閾値を越えた場合や、単位時間当たりの投稿数の変化率が定められた閾値以上である増加率となった場合には、解析した投稿状況(解析結果)を、投稿状況通知サービスの加入者端末に対して送信することが定められている。
なお、投稿状況通知サービスの加入者端末とは、投稿サービスの加入者の有する端末であり、かつ、コンテンツ配信サーバ2からの配信コンテンツを視聴可能な端末であることを前提として、以下説明する。
【0020】
なお、投稿情報管理サーバ3に投稿される投稿情報の種類は、投稿情報の投稿方法や投稿内容に応じて異なる。本実施形態において、投稿情報の種類は、「いいね投稿」と「書き込み投稿」とがある。「いいね投稿」とは、同意や肯定的見解を伝える投稿情報である。「書き込み投稿」とは、ユーザが選択した文字情報や画像情報を投稿する投稿情報である。「書き込み投稿」は、ユーザが発信したい情報をテキストを主とした構成として作成した投稿情報である。「いいね投稿」は、同意や肯定的見解を示し、ボタン押下等の簡単な操作により投稿される投稿情報である。
【0021】
この投稿解析サーバ4は、コンテンツに関連付けて投稿された投稿情報に基づき、コンテンツが盛り上がっているかどうかなどを示す投稿状況を解析することができる。例えば、単位時間当たりにおける投稿情報の投稿数が多ければ多いほど、コンテンツに対する投稿状況が盛り上がっていると判定することができる。逆に、投稿数が少なければ、コンテンツに対する投稿状況が盛り上がっていないと判定することができる。
投稿時間情報投稿時間情報投稿時間情報投稿時間情報
【0022】
この携帯端末1は、最寄りの基地局5Aと交換機5Bとを介して、無線通信網(移動体通信網)5に接続されると、この無線通信網5を介して他の携帯端末7との間で通話可能な状態となる。また、携帯端末1は、無線通信網5を介してインターネット6に接続されると、Webサイトにアクセスして閲覧可能である。さらに、携帯端末1は、動画、静止画、音楽、ニュース、音楽などのマルチメディアのコンテンツデータを、インターネット6、無線通信網5を介してコンテンツ配信サーバ2からダウンロードして再生するストリーミングも可能である。
【0023】
また、携帯端末1は、コンテンツ配信サーバ2から送信アンテナ8を介して発信された地上波デジタル放送のコンテンツデータを受信することにより、テレビ局の提供するコンテンツデータを取得する。なお、携帯端末1は、インターネットラジオのように無線通信網5とインターネット6を介してコンテンツ配信サーバ2からデジタル放送をダウンロード受信したりすることもできる。このように携帯端末1は、テレビ機能などを介して放送用コンテンツのコンテンツデータを受信したり、インターネット接続機能を介してストリーミング用コンテンツデータをダウンロード受信したりすることができるようになっている。その他に、着脱自在な可搬型メモリカードなどの記録メディア9から各種コンテンツを取得したり、Bluetooth(登録商標)通信、赤外線通信などの近距離通信を介して外部機器10から各種のコンテンツデータを取得したりすることができるようになっている。
【0024】
本実施形態では、本発明に係る情報処理装置として携帯端末1を適用した一例について説明する。しかし、本発明はこれに限られず、情報処理装置は、スマートフォン、携帯ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレット型PC(Personal Computer)、あるいは、ノート型PC等であってもよい。
携帯端末1には、例えば、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)、デジタルテレビ放送(例えば、ワンセグ地上デジタルテレビ放送)を受信して視聴が可能なテレビ機能や、録画機能などが備えられている。録画機能は、テレビ放送などで受信したコンテンツを録画(録音を含む、以下、同様)する機能であって、録画に限らず、録音を行うコンテンツ記録機能も含む。
【0025】
次に、
図2を参照して、本実施形態に係る投稿システム100の概略について説明する。
図2は、本実施形態に係る投稿システム100の概略について説明するためのシーケンス図である。なお、ここでは、コンテンツ配信サーバ2が放送用コンテンツを配信する配信方法を例に、以下説明する。
(ステップST101)
コンテンツ配信サーバ2は、例えば、現在時刻が放送時間帯に達した場合、自身の記憶部に格納されている地上波デジタルの放送用コンテンツのコンテンツデータを読み出し、送信アンテナ8を介して発信する。
(ステップST102)
携帯端末1は、この放送用コンテンツのコンテンツデータを受信して再生し、自身のディスプレイやスピーカーから映像や音声を出力する。
【0026】
(ステップST103)
次いで、コンテンツを再生している携帯端末1や他の携帯端末7から、投稿情報が投稿されたとする。この場合、携帯端末1および携帯端末7は、投稿情報に、投稿者を示す投稿者IDを対応付けた情報を、投稿情報管理サーバ3に送信する。この投稿者IDは、各端末に割り当てられた端末IDであってもよい。
また、携帯端末1は、再生しているコンテンツに関するコンテンツ関連情報を含む投稿情報を投稿情報管理サーバ3に送信してもよい。この携帯端末1は、例えば、コンテンツ関連情報として現在再生している放送用コンテンツのチャンネル番号を示す情報を含む投稿情報を投稿情報管理サーバ3に送信する。なお、コンテンツ関連情報とは、コンテンツに関する全ての情報である。
さらに、携帯端末1は、再生しているコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を投稿情報に付与して、投稿情報管理サーバ3に送信してもよい。なお、コンテンツ識別情報は、当該コンテンツを他のコンテンツを識別するための情報であって、コンテンツ名やID(identification)等である。
【0027】
(ステップST104)
そして、投稿情報管理サーバ3は、例えば、投稿情報を受信した時刻を投稿時刻として取得し、この投稿時刻を示す投稿時間情報と、受信した投稿情報および投稿者IDとをそれぞれ対応付けて、自身の記憶部に登録する。
このとき、投稿情報管理サーバ3は、受信した投稿情報の種類を判定する。例えば、投稿情報管理サーバ3は、受信した投稿情報が「いいね投稿」であるか、あるいは、「書き込み投稿」であるかを判定する。投稿情報管理サーバ3は、判定した投稿情報の種類を投稿情報に対応付けて、自身の記憶部に登録する。
また、投稿情報管理サーバ3は、受信した投稿情報にコンテンツ関連情報が含まれているか否かを判定する。コンテンツ関連情報が含まれていると判定した場合、投稿情報管理サーバ3は、このコンテンツ関連情報を投稿情報に対応付けて、自身の記憶部に登録する。
【0028】
例えば、投稿情報内にテレビ局名や番組名を示す文字列やハッシュタグが含まれている場合、投稿情報管理サーバ3は、現在時刻において放送されているコンテンツのうち、これらテレビ局名や番組名に対応するコンテンツが投稿情報に関連するコンテンツであると判定し、判定したコンテンツを示すコンテンツ関連情報を取得する。
また、投稿情報管理サーバ3は、現在時刻において放送されているコンテンツ付属情報に含まれる情報(例えば、コンテンツの内容を説明する文書や出演者あるいは関連キーワード等)を示す文字列やハッシュタグが投稿情報に含まれているか否かを判定する。このコンテンツ付属情報に含まれる情報が投稿情報に含まれている場合、投稿情報管理サーバ3は、このコンテンツが投稿情報に関連するコンテンツであると判定し、判定したコンテンツを示すコンテンツ関連情報を取得する。なお、コンテンツの属性情報とは、例えば、地上波デジタルの放送用コンテンツに対応付けられているテキストデータ等である。この地上波デジタルの放送用コンテンツには、電子番組表に表示するためのコンテンツ付属情報が対応付けられていることが一般的である。
なお、投稿情報管理サーバ3は、受信した投稿情報にコンテンツ識別情報が含まれている場合、このコンテンツ識別情報を投稿情報と対応付けて、自身の記憶部に登録する。
【0029】
(ステップST105)
また、投稿解析サーバ4は、投稿情報管理サーバ3から定期的に投稿情報を取得する。例えば、投稿解析サーバ4は、予め決められた時間が経過する度に、更新された投稿情報の送信を要求するリクエストコマンドを投稿情報管理サーバ3に送信する。この投稿解析サーバ4は、例えば、投稿情報管理サーバ3に登録されている投稿情報のうち、直近10分以内に投稿された投稿情報の送信を要求するものであってもよい。また、投稿解析サーバ4は、直近10分以内に投稿された投稿情報のうち予め決められたコンテンツ関連情報と対応付けられた投稿情報の送信をコンテンツ毎に要求するものであってもよい。さらに、投稿解析サーバ4は、特定の投稿者から投稿された投稿情報の送信を投稿者の属性情報ごとに要求するものであってもよい。
このリクエストコマンドを受信すると、投稿情報管理サーバ3は、投稿解析サーバ4の要求に応じた投稿情報を自身の記憶部から読み出し、投稿解析サーバ4に送信する。なお、投稿情報管理サーバ3は、投稿情報に対応付けられている投稿時間情報に基づき、直近10分以内に投稿された投稿情報を取得して、投稿解析サーバ4に送信する。
【0030】
これにより、携帯端末1および携帯端末7等から投稿情報が投稿された場合、投稿情報が投稿情報管理サーバ3に登録されるとともに、投稿解析サーバ4が投稿情報管理サーバ3に更新された投稿情報を取得することができる。
また、携帯端末1および携帯端末7は、投稿解析サーバ4と同様にして、投稿情報管理サーバ3に対して、投稿情報の送信を要求するリクエストコマンドを送信することができる。投稿情報管理サーバ3は、リクエストコマンドに応じた投稿情報を、リクエスト元の携帯端末1および携帯端末7に対して送信する。携帯端末1および携帯端末7は、投稿情報管理サーバ3から投稿情報を受信すると、受信した投稿情報を自身のディスプレイに表示する。
【0031】
これら携帯端末1および携帯端末7は、投稿情報を受信すると、コンテンツと投稿情報とを同一の画面に表示させる。ここで、携帯端末1および携帯端末7は、表示されるコンテンツに応じて投稿情報の表示態様を制御する第1表示制御、および、表示される投稿情報に応じてコンテンツの表示態様を制御する第2表示制御のうち少なくとも1つを実行する。なお、この表示制御の詳細については後述する。
【0032】
(ステップST106)
次いで、投稿解析サーバ4は、投稿情報管理サーバ3から受信した投稿情報に基づき、投稿状況を解析する。そして、投稿解析サーバ4は、解析した投稿状況(解析結果)が、予め決められた通知条件を満たすか否かを判定する。
なお、投稿状況とは、携帯端末1や携帯端末7等から投稿情報が投稿されている状況であって、例えば、投稿が盛り上がっている状態(投稿が活性化している状態)であるか否かを示す。なお、投稿が盛り上がっている状態とは、投稿情報の投稿数が多い場合や、投稿情報の投稿数が急激に増加した場合等をいう。この投稿数が多いか否かあるいは増加したか否かを判定する判定基準は、放送中の複数のコンテンツ内での相対的な評価であってもよく、予め決められた閾値と比較した絶対的な評価であってもよい。
また、通知条件とは、ユーザに投稿状況を通知する場合の条件として予め決められている条件である。例えば、現在放送されている放送用コンテンツの中でその投稿状況が盛り上がっていると判定された場合、投稿状況が盛り上がっていると判定されたコンテンツの投稿状況を通知することが通知条件として定められている。
【0033】
(ステップST107)
投稿状況が通知条件を満たす場合、投稿解析サーバ4は、投稿状況を示す投稿状況情報を携帯端末1に送信する。なお、投稿解析サーバ4は、投稿状況が盛り上がっていると判定されたコンテンツの投稿状況を示す情報に、このコンテンツのコンテンツ関連情報(例えば、チャンネル番号)を対応付けた情報を、投稿状況情報として、携帯端末1に送信する。
【0034】
(ステップST108)
携帯端末1は、投稿解析サーバ4から投稿状況情報を受信すると、この投稿状況情報に従って、報知部から投稿状況を報知させる。この携帯端末1は、例えば、盛り上がっていると判定されたコンテンツの投稿状況が、放送開始時刻から投稿された投稿情報の累積的な投稿数の多い順番でのラインキング上位であることや、単位時間当たりの投稿数の増加率が高い順番でのラインキング上位であることを、報知部から報知する。なお、携帯端末1の報知方法としては、携帯端末1が備えるスピーカーによる音声報知や、LED等による発光報知が利用可能である。
【0035】
これにより、携帯端末1のユーザは、携帯端末1の報知部による報知を知覚し、放送されているコンテンツのうち投稿状況が盛り上がっている(活性化状態にある)コンテンツがどれであるのかを認識することができる。
よって、現時点において携帯端末1に表示されているコンテンツよりも盛り上がっているコンテンツがあることが報知された場合、ユーザは、報知部による報知を契機として、投稿情報が盛り上がっている方のコンテンツにチャンネルを変更することができる。
【0036】
また、携帯端末1の電源がOFF状態であっても、携帯端末1は、投稿解析サーバ4から投稿状況情報を受信した場合、報知部から投稿状況を報知することができる。これにより、携帯端末1が使用されていない状態であっても、ユーザに投稿状況を通知し、コンテンツの閲覧や録画を喚起させることができる。
【0037】
(ステップST109)
携帯端末1のユーザは、報知部による報知によって、コンテンツのチャンネル変更やコンテンツの閲覧を希望する場合、コンテンツの配信を要求する操作を携帯端末1に入力する。そして、携帯端末1は、指定されたコンテンツの配信をコンテンツ配信サーバ2に要求するリクエストコマンドを送信する。なお、ユーザは、報知結果に基づき、配信を要求するコンテンツを指定してもよく、携帯端末1が投稿状況情報に基づき、配信を要求するコンテンツを決定してもよい。例えば、携帯端末1は、投稿状況情報に基づき、投稿状況を報知するとともに、最も投稿状況が盛り上がっているコンテンツの配信を要求するリクエストコマンドをコンテンツ配信サーバ2に送信するものであってもよい。このように、ユーザの操作を待たずして、自動的に盛り上がっているコンテンツの配信を要求することにより、投稿情報が最も盛り上がっているコンテンツの見逃しを防止することができる。
【0038】
(ステップST110)
コンテンツ配信サーバ2は、携帯端末1に対して、要求されたコンテンツのデータを送信する。
(ステップST111)
これにより、携帯端末1は、コンテンツ配信サーバ2から配信されたコンテンツのデータに基づき、ユーザが要求したコンテンツを再生することができる。
【0039】
次に、
図3を参照して、携帯端末1のディスプレイ104に表示される画面の一例について説明する。
図3は、コンテンツと投稿情報を同時に表示する画面の一例を示す図である。この
図3に示す画面は、同時表示モードにおいて表示可能な画面である。なお、
図3に示す通り、長方形のディスプレイ104が横長に位置した状態で情報を正しく表示する状態を横長表示状態という。一方、図示しないが、長方形のディスプレイ104が縦長に位置した状態で情報を正しく表示する状態を縦長表示状態という。
図3に示す通り、携帯端末1は、例えば、ディスプレイ104の画面全体を分割して、一方には、コンテンツを表示し、他方には、WEB上に投稿する投稿情報を表示する。なお、コンテンツが表示されるエリアをコンテンツ表示領域1041といい、投稿情報が表示されるエリアを投稿情報表示領域1042という。
この
図3に示す例では、携帯端末1が、コンテンツ配信サーバ2から受信したテレビ番組のコンテンツをコンテンツ表示領域1041に表示するとともに、このテレビ番組に関連する投稿情報を投稿情報表示領域1042に表示する。本実施形態では、
図3に示すディスプレイ104の投稿情報表示領域1042に、ツイッター(登録商標)が提供するサービス内容を表示する。
【0040】
図示の通り、投稿情報表示領域1042には、複数の投稿情報が並んで表示されている。この投稿情報は、投稿時刻に応じて時系列に並べて表示されている。
この投稿情報表示領域1042には、例えば、コンテンツ表示領域1041に表示されているコンテンツの番組名やチャンネル番号、WEB上に投稿されている投稿情報うち注目度が高いキーワード(ホットワード)や、複数の投稿情報の中から関連する投稿情報を検索するための操作ボタン等が表示されていてもよい。この他、投稿情報を投稿する際に用いられる操作ボタンや、コンテンツ表示領域1041に表示されているコンテンツに関連するハッシュタグ等が表示されていてもよい。
【0041】
また、投稿情報表示領域1042には、いいねボタン1045と、書き込みボタン1046とが含まれている。
いいねボタン1045は、「いいね投稿」の投稿を受け付ける操作ボタンである。このいいねボタン1045を指示する操作が入力されると、「いいね投稿」が1回投稿される。なお、携帯端末1は、いいねボタン1045を指示する操作(つまり、いいねボタン1045に接触する操作、あるいは、近接する操作)を受けるによって、投稿を受け付ける。
書き込みボタン1046は、「書き込み投稿」の投稿を受け付ける操作ボタンである。この書き込み1046を指示する操作が入力されると、「書き込み投稿」として投稿するテキストを入力する入力欄が表示される。入力欄に投稿するテキストが入力され、投稿ボタン(図示せず)を指示する操作が入力されると、入力欄に入力されたテキストが「書き込み投稿」として投稿される。
【0042】
また、携帯端末1のディスプレイ104は、
図4に示すような割付でコンテンツ表示領域1041と投稿情報表示領域1042とを表示させることができる。
図4(a)には、ディスプレイ104が縦長表示状態において、コンテンツ表示領域1041と投稿情報表示領域1042とを上下に配置して表示する一例を示す。
図4(b)には、ディスプレイ104が横長表示状態において、コンテンツ表示領域1041と投稿情報表示領域1042とを上下に配置して表示する一例を示す。
図4(c)には、ディスプレイ104が横長表示状態において、コンテンツ表示領域1041をディスプレイ104の全画面に表示した上で、投稿情報表示領域1042をコンテンツ表示領域1041上に重畳して表示する一例を示す。
図4(a)と
図4(b)を比較してわかるように、
図4(b)に示す表示例の方が、コンテンツを大画面で表示させることができる。一方、投稿情報表示領域1042には、表示する投稿情報の情報量が限られる。
【0043】
次に、
図5を参照して、携帯端末1の基本的な構成要素について説明する。
図5は、携帯端末1の基本的な構成要素の一例を示したブロック図である。
携帯端末1は、タッチパネル(操作部)101と、制御部102と、記憶部103と、ディスプレイ(表示部)104と、アンテナ105と、テレビ放送受信部106と、通信部107と、タイマー108と、報知部109とを備える。この報知部109は、スピーカー191と、発光部192と、振動部193とを含む。
【0044】
タッチパネル101は、ユーザからの操作を受け付けるセンサーを備え、センサーによる検出結果を制御部102に出力する。本実施形態において、タッチパネル101は、操作画面に接触するユーザの指の接触位置を、一定の時間間隔ごとに、センサーにより検出し、このセンサーの検出結果を出力する。なお、本発明はこれに限られず、タッチパネル101は、例えば、操作画面に近接するユーザの指や操作指示手段(スタイラスペン)等の位置を非接触センサーにより検出するものであってもよい。
【0045】
制御部102は、CPUであって、記憶部103に格納されている各種情報を読み出し、携帯端末1を統括的に制御するとともに、各処理内容に合わせて機能する機能構成部を含む。この制御部102は、各機能構成部として、操作内容判定部121と、出力制御部122と、放送データ制御部123と、音信号処理部124と、投稿部125とを備える。
【0046】
操作内容判定部121は、タッチパネル101からの出力に基づき、タッチパネル101が受け付けた操作内容を判定する。例えば、操作内容判定部121は、タッチパネル101の検出結果が示すユーザの指の接触位置(あるいは近接位置)および接触時間(あるいは近接時間)から、ユーザの指の動きを判定する。また、操作内容判定部121は、判定したユーザの指の動きと、当該操作を受け付けた際にディスプレイ104に表示されている画像との位置関係に基づき、判定したユーザの指の動きが示す操作内容を判定する。
例えば、操作内容判定部121は、表示画面のアイコン部分やテキスト部分にユーザの指が接触あるいは近接する操作をタッチパネル101が検出した場合、その操作がタッチ操作であると判定する。また、操作内容判定部121は、タッチ操作によりアイコン部分や所定の操作領域が指示されている状態のまま、指が移動する操作をタッチパネル101が検出した場合、その操作がスライド操作であると判定する。
また、操作内容判定部121は、判定結果に基づき、操作内容に応じた表示内容をディスプレイ104に表示するよう出力制御部122および表示制御部126に指示する。
【0047】
出力制御部122は、操作内容判定部121による判定結果が示す操作内容や通信部107を介して入力するコマンドに基づき、報知部109から音や光を出力させたり報知部109を振動させる報知制御を実行する。
また、タッチパネル101に対して録画したコンテンツを出力する操作が入力された場合、出力制御部122は、記憶部103から指定されたコンテンツデータを読み出し、読み出したコンテンツデータに基づく音をスピーカー191から出力させるよう制御する。
【0048】
放送データ制御部123は、受信したコンテンツデータをリアルタイムで表示することが設定されている場合(リアルタイムモード)、テレビ放送受信部106から入力するデジタル変調されたコンテンツデータに基づき、コンテンツデータをディスプレイ104に表示するよう、出力制御部122を制御する。また、受信したコンテンツデータを記憶部103に格納してその後表示することが設定されている場合(録画モード)、放送データ制御部123は、テレビ放送受信部106から入力するデジタル変調されたコンテンツデータを記憶部103に格納する。
【0049】
音信号処理部124は、出力制御部122によって復調された受信ベースバンド信号が入力されると、当該受信ベースバンド信号に基づき、スピーカー191から音を出力させる。また、音信号処理部124は、出力制御部122によって報知音やメッセージの出力が指示されると、スピーカー191から報知音やメッセージを出力させる。
【0050】
投稿部125は、投稿情報をWEB上に投稿する。この投稿部125は、ディスプレイ104に表示される入力欄を介して入力された投稿情報の投稿が指示された場合、入力された投稿情報に投稿者ID(あるいは端末ID)を対応付けて通信部107に出力する。これにより、通信部107は、投稿者ID(あるいは端末ID)が対応付けられた投稿情報を投稿情報管理サーバ3に送信する。
また、投稿部125は、投稿情報が投稿された際に、ディスプレイ104に表示されているコンテンツに関連するコンテンツ関連情報を生成し、生成したコンテンツ関連情報を含む投稿情報を投稿情報管理サーバ3に送信するものであってもよい。なお、この処理についての詳細な説明は後述する。
なお、投稿部125は、投稿情報が投稿された際に、ディスプレイ104に表示されているコンテンツを示すコンテンツ識別情報を生成し、生成したコンテンツ識別情報を投稿情報に対応付けて、投稿情報管理サーバ3に送信するものであってもよい。
【0051】
表示制御部126は、コンテンツ表示領域1041と投稿情報表示領域1042と同時にディスプレイ104に表示させることができる。
具体的に説明すると、表示制御部126は、コンテンツ表示領域1041に表示されているコンテンツに関連付けて投稿された投稿情報を、投稿情報管理サーバ3から受信して、投稿情報表示領域1042に表示させる。これによりユーザは、コンテンツを閲覧しながら、コンテンツの経時的変化に沿って投稿される投稿情報をリアルタイムで視認可能となる。
このコンテンツを視聴中に、ユーザ自ら投稿情報を作成し投稿したくなる機会が生じた場合、ユーザは、投稿部125による投稿情報作成機能を用いて投稿情報を作成する。そして、表示制御部126は、コンテンツ表示領域1041のコンテンツの種別を確認する。コンテンツ表示領域1041に表示されているコンテンツを示すコンテンツ識別情報がコンテンツデータに対応付けられている場合、ユーザの操作によってあるいは投稿部125が自動的に、対応するコンテンツ識別情報を投稿情報に含めて、投稿情報管理サーバ3に出力させることも可能である。
なお、コンテンツ識別情報を付加するタイミングは、投稿用情報の作成指示後から、作成済み投稿情報の投稿を終えるまでのいつであってもよいし、もちろん、ユーザみずから所望のコンテンツ識別情報を付加することも可能である。
このようにして投稿される投稿情報は、投稿情報管理サーバ3にて取得され、投稿された時を示す投稿時間情報とコンテンツ識別情報と対応付けて、投稿情報管理サーバ3内に蓄積されていく。
【0052】
ここで、本実施形態に係る携帯端末1にて、コンテンツ再生機能と投稿機能を実行した場合の表示態様の一例について説明する。
携帯端末1は、コンテンツをコンテンツ表示領域1041内に表示させることが可能であり、また、投稿情報管理サーバ3から取得した投稿情報を投稿情報表示領域1042内に時系列的に表示させることが可能である。
表示制御部126は、コンテンツ表示領域1041、および投稿情報表示領域1042を、ユーザの操作により独立的に起動させて表示することも可能であるが、ともに同時に表示させることも可能である。ここでは、
図3に示すように並列的に表示する表示態様の一例について説明を行う。
表示制御部126は、特に、再生中のコンテンツに紐付け可能なコンテンツ識別情報を有する投稿情報があれば、コンテンツ識別情報に対応付けられた投稿情報を優先的に、あるいは自動的に、投稿情報表示領域1042内に表示する。これにより、ユーザはコンテンツを閲覧しながら、コンテンツの経時的変化に沿って投稿される投稿情報をリアルタイムで視認可能となる。
【0053】
または、ユーザ操作により、2つの表示領域を並列的に表示させる設定、かつ再生するコンテンツに対応する投稿情報を表示する設定とするように、手動で表示設定内容を切り替えてもよい。コンテンツ表示領域1041と投稿情報表示領域1042とを並列的に表示する設定とした場合、表示制御部126は、再生中のコンテンツを示すコンテンツ識別情報を含む投稿情報の有無を、ネットワークを介して投稿情報管理サーバ3に問い合わせる。投稿情報管理サーバ3に有る場合には、表示制御部126は、当該投稿情報を随時取得していく。そして、表示制御部126は、取得した投稿情報を、当該投稿情報の有する時間情報と、現在再生されディスプレイ104に表示されているコンテンツの時間情報と対応付けがなされた状態で、逐次、投稿情報表示領域1042に表示していく。これにより、視聴中のコンテンツに対しリアルタイムで投稿された投稿情報が表示されるため、視聴者は当該コンテンツの再生中の特定のシーン等に対し、他の視聴者が何を投稿したかを即座に視認することが可能となる。
なお、本実施例のコンテンツとは、放送中(サーバから配信中)のコンテンツとして以後の記載を行うが、端末内に一旦取得済のコンテンツであっても、表示制御部126、またはコンテンツ配信サーバ2が、携帯端末1からの要求に応じて、当該コンテンツの時間情報と、投稿情報に含まれる時間情報との関連付けを行うことにより、ユーザに対し、当該コンテンツの再生対象情報と当該再生シーンに対し投稿された情報を、時間的に連動させて表示させることも可能である。
【0054】
また、表示制御部126は、ディスプレイ104に表示するコンテンツや投稿情報に応じて、コンテンツや投稿情報の表示態様を制御する。この表示制御部126は、ディスプレイ104に表示されるコンテンツに応じて投稿情報の表示態様を制御する第1表示制御、および、ディスプレイ104に表示される投稿情報に応じてコンテンツの表示態様を制御する第2表示制御のうち少なくとも1つを実行する。これら第1表示制御や第2表示制御を実行するためのプログラムは、記憶部103に記憶されている。
【0055】
ここで、
図6を参照して、本実施形態に係る第1表示制御の一例について説明する。
図6は、本実施形態に係る第1表示制御の一例を説明するための参考図である。
表示制御部126は、例えば、制御モード11〜17の実行条件に該当する場合、実行条件に応じた第1表示制御を実行する。
【0056】
(制御モード11)
制御モード11とは、ディスプレイ104に表示するコンテンツの輝度および色調のうち少なくとも1つに応じて、投稿情報の輝度および色調のうち少なくとも1つを決定する制御である。
コンテンツ表示領域1041には、再生対象のコンテンツが表示されるが、当該コンテンツは動画等、表示状態(輝度や色調)が随時変化していくものが再生されることになる。その一方で、投稿情報表示領域1042には、投稿情報等のテキストデータを主とするデータが表示されるため、輝度、色調の変化等は、コンテンツ表示態様に比べて大きな変化が生じない。よって、視聴者は、当該コンテンツのみを視覚する場合に比べ、表示領域毎に、表示態様の変化が大きい領域と、小さい領域の同時視聴を強いられることとなる。
そこで、表示制御部126は、制御モード11を実行することにより、再生対象となるコンテンツの表示環境情報(例えば、輝度や色調を示す情報)に基づいて、投稿情報表示領域1042の表示態様を制御する。なお、表示制御部126は、ディスプレイ104に表示するコンテンツの輝度や色調を検出する画像処理部を備えるものであってもよい。この表示制御部126の画像処理部は、コンテンツに含まれる画像の輝度や色調の平均値や分散値等を算出することができる。
例えば、コンテンツの再生シーンが白昼のシーンから闇夜のシーンに切り替わった場合、表示制御部126は、制御モード11に従って、投稿情報表示領域1042の背景画面の輝度を下げる、または背景画面の色を白を基調とした背景から、黒を基調とした背景に切り替える制御を実行する。
これにより、ユーザは、2つの異なる領域の表示環境(コンテンツ表示領域1041と投稿情報表示領域1042の表示態様)が同一、または類似することにより、視認性の向上を図ることが可能となる。特に、投稿情報表示領域1042は、注視の必要が高い表示領域であることから、表示環境の同一化、類似化を図ることにより、更なる視認性の向上を図ることが可能となる。
【0057】
(制御モード12)
制御モード12は、ディスプレイ104に表示するコンテンツの視聴者層に応じて、投稿情報の文字サイズ、投稿情報の文字フォント、投稿情報表示領域1042内のスクロールスピード、投稿情報表示領域1042内のスクロール量、投稿情報の更新頻度、投稿情報表示領域1042の表示サイズ、および、表示画面内における投稿情報表示領域1042の表示位置のうち少なくとも1つを決定する制御である。
表示制御部126は、再生中のコンテンツに含まれるコンテンツ識別情報に基づいて、制御モード12を実行する実行条件に該当する視聴者層により好まれるとされるコンテンツであると判別した場合、視聴者層に応じて、投稿情報の表示態様の調整を行うことが可能である。
例えば、ディスプレイ104に表示するコンテンツが幼児や老人向けのコンテンツであることを示すコンテンツ識別情報がコンテンツデータに含まれている場合、表示制御部126は、ディスプレイ104に表示するコンテンツに関連付けて投稿された投稿情報の表示態様を、幼児や老人に合わせて最適化させることができる。この場合、表示制御部126は、例えば、投稿情報の文字サイズを通常よりも大きくし、スクロールスピードを通常よりも遅くし、同一の操作量に対応するスクロール量を通常よりも少なくし、更新頻度を通常よりも少なくする。これにより、幼児や老人のように読む速度が遅い視聴者層に対しては、これら視聴者層が読みやすいように表示態様を制御することができる。
【0058】
なお、スクロールスピードとは、タッチパネル101を介して入力されるスクロール操作に応じた、投稿情報表示領域1042の内容の移動スピード(ページ送りや投稿情報送りの送りスピード)である。表示制御部126は、検出した操作子(ユーザの指や操作ペン等)の移動量に応じて、投稿情報表示領域1042内の情報の移動スピードを変更することにより、スクロールスピードを調整することができる。
なお、スクロール量とは、タッチパネル101を介して入力されるスクロール操作に応じた、投稿情報表示領域1042の内容の移動量である。
更新頻度とは、投稿情報表示領域1042に表示する投稿情報を投稿情報管理サーバ3から取得する頻度、あるいは、投稿情報管理サーバ3から取得した新しい投稿情報を投稿情報表示領域1042に表示する頻度である。
また、制御モード12はこれに限られず、投稿情報の文字数に上限を設けることで、情報量を低減させることができる。つまり、表示制御部126は、タッチパネル101を介して入力される投稿情報の文字数が予め定められた上限値を超える場合、投稿情報としての入力が制限されていることをディスプレイ104に表示させる。これにより、投稿情報表示領域1042に表示される情報量を少なく、見やすくさせることにより、幼児や高齢者であっても、リアルタイムで更新される投稿情報の確認が容易となる。あるいは、表示制御部126は、投稿情報管理サーバ3から受信した投稿情報の文字数が上限値を超えている場合、投稿情報表示領域1042に投稿情報の全ての文字数を表示することなく、上限値を超える部分を隠すように表示してもよい。なお、表示制御部126は、隠された文字の表示を指示する操作をタッチパネル101から受信した場合、隠された文字をディスプレイ104に表示させることができる。
【0059】
タッチパネル型表示装置である携帯端末1において、多くの投稿情報を効率的に確認するために、投稿情報表示領域1042において、ユーザがスクロール操作を行うことによって、投稿情報を繰り上げ、繰り下げ、更新等を行うことが可能である。なお、繰上げとは、ディスプレイ104に表示されている投稿情報よりも過去に投稿された投稿情報を時系列に表示させる処理である。繰下げとは、ディスプレイ104に表示されている投稿情報よりも未来に投稿された投稿情報を時系列に表示させる処理である。更新とは、ディスプレイ104に表示されている投稿情報を更新する処理である。
【0060】
(制御モード13)
制御モード13は、ディスプレイ104に表示するコンテンツに表示される文字サイズおよび文字フォントのうち少なくとも1つに応じて、投稿情報の文字サイズおよび文字フォントのうち少なくとも1つを決定する制御である。
この制御モード13により、表示制御部126は、ディスプレイ104に表示されているコンテンツの字幕やテロップに使用されている文字サイズや文字フォントと同じ文字サイズや文字フォントの投稿情報を、投稿情報表示領域1042に表示させることができる。
【0061】
(制御モード14)
制御モード14は、ディスプレイ104に表示するコンテンツの画面アスペクト比に応じて、投稿情報の文字サイズ、投稿情報の文字フォント、投稿情報表示領域1042内のスクロールスピード、投稿情報表示領域1042内のスクロール量、投稿情報の更新頻度、投稿情報表示領域1042の表示サイズ、および、表示画面内における投稿情報表示領域1042の表示位置のうち少なくとも1つを決定する制御である。
例えば、ディスプレイ104に表示されているコンテンツのアスペクト比がワイド画像(16:9)である場合、表示制御部126は、ディスプレイ104の表示エリアを有効に活用するため、ディスプレイ104の短手方向にコンテンツ表示領域1041と投稿情報表示領域1042を上下に並べて表示するよう制御する。
また、このような表示レイアウトの場合、投稿情報表示領域1042の表示エリアが狭くなる場合がある。この場合、表示制御部126は、投稿情報表示領域1042に表示されている投稿情報の文字サイズや文字フォントを小さくして表示させる。
なお、ディスプレイ104がコンテンツと投稿情報を並列的に表示している場合、リアルタイム性のある投稿情報の情報量は変動しやすく、その変動状況に応じた表示態様とすることで、更なる並列的表示の視認性向上を図ることが可能である。
表示制御部126部が、投稿情報管理サーバ3から取得した投稿情報の投稿数の数値変化によって、投稿情報表示領域1042の表示サイズを拡大あるいは縮小したり、投稿情報を表示する文字サイズの拡大あるいは縮小を行うことが可能である。
【0062】
(制御モード15)
制御モード15は、ディスプレイ104に表示するコンテンツの種類に応じて、投稿情報の文字サイズ、投稿情報の文字フォント、投稿情報表示領域1042内のスクロールスピード、投稿情報表示領域1042内のスクロール量、投稿情報の更新頻度、投稿情報表示領域1042の表示サイズ、および、表示画面内における投稿情報表示領域1042の表示位置のうち少なくとも1つを決定する制御である。
例えば、将棋番組など投稿情報の投稿数が少ないと予想されるコンテンツがディスプレイ104で表示されている場合、表示制御部126は、ディスプレイ104の全体画面に占める投稿情報表示領域1042の割合を低減させる。言い換えると、表示制御部126は、投稿情報表示領域1042のサイズを縮小あるいは拡大し、サイズを変更した投稿情報表示領域1042を表示可能な位置に表示位置を変更することができる。また、表示制御部126は、投稿情報表示領域1042の表示サイズに応じて投稿情報の文字サイズを縮小あるいは拡大することができる。
【0063】
(制御モード16)
制御モード16は、ディスプレイ104のコンテンツ表示領域1041にCM(commercial message)が表示される期間に応じて、投稿情報表示領域1042の表示位置やサイズを決定する制御である。
表示制御部126は、コンテンツデータに含まれる表示環境情報(例えば、ディスプレイ104に表示されているコンテンツに含まれるCMの再生期間を示す情報)に基づいて、コンテンツ配信を一時的に中断状態とするCM放送時には、自動的に投稿情報表示領域1042を拡大する、あるいは全画面表示とすることが可能である。これにより、コンテンツの表示が一時的に中断されている時間帯において、ユーザは、投稿情報を効率的に確認することが可能となる。
【0064】
表示制御部126は、CM放送状態であるかどうかを当該コンテンツの表示環境情報に基づいて判断することが可能である。表示制御部126は、当該表示環境情報が示すCMの期間と、現在時刻とが一致した場合、CM放送中であることを認識し、コンテンツ表示領域1041上に投稿情報表示領域1042を重畳して表示させる。この表示例は、
図4(c)に示す。
図4(c)に示すように、CM放送中において、ユーザが投稿情報の閲覧に注力しやすいよう、コンテンツ表示領域1041のうちコンテンツを表示させる領域を縮小、あるいは非表示状態とすることが可能である。なお、ここで言う非表示状態とは、コンテンツ表示領域1041の全域に投稿情報表示領域1042を重畳して表示する場合や、ディスプレイ104の全域に投稿情報表示領域1042のみを表示する場合の両方を含む。
【0065】
なお、CM表示中において、投稿情報表示領域1042をコンテンツ表示領域1041に重畳して表示する場合、表示制御部126は、CM表示内容も確認できる程度のコンテンツ表示領域1041を確保し、投稿情報表示領域1042を拡大して表示することも可能である。例えば、投稿情報表示領域1042は、領域面積で言えば、CM表示領域(つまり、コンテンツ表示領域1041)と、投稿情報表示領域1042を、2対8程度とした領域比率として表示制御を行う。これにより、視聴中のユーザは、投稿情報を全画面とする操作を入力せずとも投稿情報を容易に確認することが可能であり、かつ、表示中のCMの情報も確認しつつ、気になるCMがあれば拡大表示をさせる操作を入力させることも可能である。
【0066】
(制御モード17)
制御モード17は、ディスプレイ104の全画面に対するコンテンツ表示領域1041の表示サイズや、その割合、表示位置(配置変更)に応じて、投稿情報表示領域1042に投稿情報を受信する通信状態を示す通信アイコンの表示有無を決定する制御である。
この通信アイコンは、例えば、通信状態をレベル1〜3で表すアイコンである。レベル1は、通信状態が最も悪く、レベル3は、通信状態が最も良いことを示す。
例えば、投稿情報表示領域1042に表示される投稿情報が更新されない場合、投稿情報の投稿自体が停止している状態であるのか、通信状態が悪いのかが判別できないおそれがある。例えば、ディスプレイ104にコンテンツが大きく表示されている場合、コンテンツが動いていれば、ユーザはコンテンツを見ることで通信状態が良いと判断することができる。
一方、ディスプレイ104に占めるコンテンツ表示領域1041の割合が投稿情報表示領域1042の割合に比べて極めて小さい場合や、縦長表示状態においてコンテンツ表示領域1041と投稿情報表示領域1042とが上下となるように表示されている場合、ユーザには、投稿情報の投稿自体が停止している状態であるのか、通信状態が悪いのかが判別できないおそれがある。このような場合、表示制御部126は、投稿情報表示領域1042に通信アイコンを表示させるようにする。
【0067】
例えば、配置変更において、横長表示状態においてコンテンツ表示のみとし、縦長表示状態においてコンテンツ表示と投稿情報表示と2つの領域が設けられた場合において、表示制御部126は、横長表示状態では通信アイコンは非表示とし、縦長表示状態においては通信アイコンを表示するようにしてもよい。
この通信アイコンは、特にリアルタイム性が求められる投稿情報の取得の際に用いられる通信手段による通信環境を示す指針であり、投稿情報表示領域1042が設けられた表示態様とする場合には、投稿情報取得可能な状態にあることを判断できるよう、当該通信情報を表示する。
その一方で、投稿情報表示領域1042が非表示状態、あるいは、縮小表示された状態においては、ユーザが投稿情報に対する注視の度合いが低いと判断されるため、表示制御部126は、通信アイコンを非表示としてもよい。
これにより、所望の情報を注視する際に、特に必要ではない情報を非表示とすることで、注視対象の情報の視認性の向上を図る。また、リアルタイム性が望まれる投稿情報に対しては、情報の性質上、通信状況の把握が必要であるため、当該情報の表示処理を行う。これにより、投稿情報に対する信頼性を向上させる表示処理が可能となる。
【0068】
(制御モード18)
制御モード18は、ディスプレイ104に表示するコンテンツに関連付けて投稿された投稿情報の投稿数に応じて、スクロールスピード、スクロール量、および更新頻度のうち少なくとも1つを決定する制御である。
表示制御部126による投稿情報表示領域1042の表示態様の変化は、表示内容の移動速度とする速度的な処理であってもよいし、表示内容の移動量とする量的な処理であってもよい。
つまり、表示制御部126は、フリック操作およびドラッグ操作等を含むスクロール操作において得られる速度値や移動量に基づき、投稿情報表示領域1042に表示されている投稿情報の表示変化を行わせることが可能である。なお、速度値とは、タッチパネル101によって検出されるフリック操作やドラッグ操作を入力した操作子の動きの速度を示す値である。移動量とは、タッチパネル101によって検出されるフリック操作やドラッグ操作を入力した操作子の動きの移動量を示す値である。なお、速度値や移動量によって表される操作の動きの量(動作量)を操作量という。
【0069】
速度値に応じた表示変化とは、ディスプレイ104に表示されているコンテンツに関連付けて投稿された投稿情報の投稿数に応じて、タッチパネル101が検出した速度値に対応するスクロール速度あるいはスクロール量を決定することをいう。
例えば、表示制御部126が、投稿情報表示領域1042に投稿情報を5件単位で表示可能であるとする。また、ディスプレイ104のコンテンツ表示領域1041に表示されているコンテンツに関連付けて投稿された投稿情報のうち、一回の更新処理によって投稿情報管理サーバ3から受信した投稿情報の投稿数が10件であるとする。この場合、表示制御部126は、操作量=5のベクトル量でのスクロール操作により、単位時間あたり、1〜5番目の投稿情報の表示状態から、3〜7番目の表示状態に変化させる。つまり、ディスプレイ104に表示されているコンテンツに関連付けて投稿された投稿情報の更新によって取得した10件の投稿情報を表示可能な状態において、タッチパネル101が、操作量=5のスクロール操作をタッチパネル101が検出したとする。この場合、表示制御部126は、1〜5番目の投稿情報の表示状態から、3〜7番目の表示状態に変化させる。言い換えると、表示制御部126は、投稿情報表示領域1042に表示されている表示内容を、3件の投稿情報を繰下げあるいは繰上げをするように変更する。
【0070】
その一方で、ディスプレイ104に表示されているコンテンツに関連付けて投稿された投稿情報のうち、1回の更新処理によって投稿情報管理サーバ3から受信した投稿情報の投稿数が20件であるとする。この場合、表示制御部126は、同じ操作量=5のベクトル量でのスクロール操作であっても、1〜5番表示状態から、同じ単位時間あたりでも、一気に6〜10番目表示状態に更新可能とする。つまり、ディスプレイ104に表示されているコンテンツに関連付けて投稿された投稿情報の更新によって取得した20件の投稿情報を表示可能な状態において、タッチパネル101が、操作量=5のスクロール操作をタッチパネル101が検出したとする。この場合、表示制御部126は、1〜5番目の投稿情報の表示状態から、6〜10番目の表示状態に変化させる。いいかえると、表示制御部126は、投稿情報表示領域1042に表示されている表示内容を、5件の投稿情報を繰下げあるいは繰上げをするように変更する。
また、移動量とする場合には、スクロール操作中に限らず、検知結果であるベクトル量に応じて、操作後においても表示変化を継続させることが可能であるため、操作状態に限定されない操作感を提供することが可能となる。
【0071】
(制御モード19)
制御モード19は、ディスプレイ104に表示するコンテンツ表示領域1041の全画面に対する割合、表示変更のうち少なくとも1つに応じて、投稿情報の文字サイズ、投稿情報の文字フォント、投稿情報表示領域1042内のスクロールスピード、投稿情報表示領域1042内のスクロール量、投稿情報の更新頻度、投稿情報表示領域1042の表示サイズ、および、表示画面内における投稿情報表示領域1042の表示位置のうち少なくとも1つを決定する制御である。
例えば、横長表示状態においてコンテンツ表示領域1041と投稿情報表示領域1042とを上下に表示する場合、投稿情報表示領域1042の表示エリアは狭くなり、表示できる情報量も限られてしまう。このような場合、表示制御部126は、スクロールスピードを遅くしたり、同一の操作量に応じたスクロール量を減少させたり、更新頻度を低くしたりする。これにより、投稿情報表示領域1042に表示される投稿情報を見やすくすることができる。
【0072】
また、携帯端末1が備える姿勢センサーや形状検知手段等により、各表示領域(コンテンツ表示領域1041、投稿情報表示領域1042)を表示するディスプレイ104がどういう状態であるかを検知し、各状態に応じて、表示領域の最適化を行うことも可能である。
例えば、携帯端末1が1画面型端末である場合において、ディスプレイ104が横長表示状態であるか、あるいは縦長表示状態であるかを姿勢センサーによって検知し、検知結果に応じて、表示制御部126が、各領域を左右配置、上下配置のいずれとするかを決定し、表示変更を行う。つまり、表示制御部126は、携帯端末1の姿勢に基づき、ディスプレイ104に表示されているコンテンツ表示領域1041と投稿情報表示領域1042の表示サイズの割合や配置変更を判定し、判定結果に応じて、投稿情報表示領域1042の表示変更を行ってもよい。
なお、携帯端末1が二軸ヒンジ型端末、スライド型端末等である場合においても、左右、上下のいずれが好ましいかを、形状検知手段により検知してもよい。この形状検知手段の検知結果に基づいて、表示制御部126が、各表示領域の配置を変化させるものであってもよい。
これにより、表示態様の最適化が容易に行われる。この表示態様の最適化は、投稿情報表示領域1042内、あるいは投稿情報表示領域1042の近傍に設けられる、投稿情報表示領域1042の領域変更とも連動するものでもあるため、単なる表示態様の最適化のみならず、コンテンツと投稿情報を視聴しつつ、投稿用情報を作成するための操作性の向上を図ることが可能となる。
【0073】
(制御モード20)
制御モード20は、ユーザによってコンテンツ表示領域1041を優先して表示させる設定がなされている場合、この設定に応じて、スクロールスピード、スクロール量、更新頻度のうち少なくとも1つを決定する制御である。
ユーザがコンテンツを視聴する場合、携帯端末1の表示制御部126は、主にコンテンツ表示領域1041と、投稿情報表示領域1042に大別された表示領域を、ディスプレイ104上に設定して表示処理を行う。
ここで2つの表示領域それぞれのサイズ調整等は、例えば、各領域内の表示状態の優先度に応じて調整されるものとする。
コンテンツ表示領域1041の優先度が高い状態とは、ユーザがコンテンツ視聴専用とする条件を携帯端末1に対して設定した場合が挙げられる。
この条件とは、例えば、コンテンツ表示領域1041の拡大化の設定、あるいは、携帯端末1の表示部104の縦横比が変更される形態、位置変化が生じた場合である。例えば、携帯端末1が二軸ヒンジ型端末であれば、ディスプレイ104が外部に露出するビューワスタイルの場合、あるいは、サイクロイド型端末においては、ディスプレイ104の筐体が横長に配置された形状となる場合である。筐体単体となるタブレット形等においては、備える姿勢センサにより横長配置された状態等を検知した場合を、コンテンツ表示領域1041の優先度高状態とする。なお、これらの条件設定はユーザの設定変更により変更可能である。
なお、投稿情報表示領域1042の優先度高状態とは、投稿状態が盛り上がっていることを検知した場合を示す。例えば、時間当たりの投稿数や増加率が所定値以上である場合や、コンテンツ視聴開始時からの投稿数の総数が所定量を超えた場合を示す。
【0074】
次に、
図7を参照して、本実施形態に係る第2表示制御の一例について説明する。
図6は、本実施形態に係る第2表示制御の一例を説明するための参考図である。
表示制御部126は、例えば、制御モード21〜25の第2表示制御を実行する。
【0075】
(制御モード21)
制御モード21とは、ディスプレイ104の投稿情報表示領域1042に表示されている投稿情報の投稿状況や投稿状況の報知内容に応じて、コンテンツの表示態様を決定する制御である。
この投稿状況は、例えば、投稿解析サーバ4に解析部442によって解析された投稿状況である。投稿状況の報知内容とは、報知制御部443によって制御される報知内容である。
例えば、ディスプレイ104に表示されているコンテンツに関連付けた投稿情報を投稿情報表示領域1042に表示している場合、投稿情報表示領域1042に表示した投稿情報の投稿状況が盛り上がっている場合、表示制御部126は、コンテンツ表示領域1041に赤い色の枠を表示して、コンテンツを閲覧しているユーザに投稿状況を伝えることができる。
また、ディスプレイ104に表示されているコンテンツに関連付けた投稿情報を投稿情報表示領域1042に表示している場合、投稿情報表示領域1042に表示した投稿情報の投稿状況が盛り上がっていない場合、表示制御部126は、コンテンツ表示領域1041に青い色の枠を表示して、コンテンツを閲覧しているユーザに投稿状況を伝えることができる。
さらに、ディスプレイ104に表示されているコンテンツに関連付けた投稿情報を投稿情報表示領域1042に表示している場合、投稿情報表示領域1042に表示した投稿情報の投稿状況が炎上している場合、表示制御部126は、コンテンツ表示領域1041に炎上していることを示す画像や炎上という文字を表示して、コンテンツを閲覧しているユーザに投稿状況が炎上状態であることを伝えることができる。
【0076】
(制御モード22)
制御モード22とは、ディスプレイ104の投稿情報表示領域1042に表示されている投稿情報の投稿者層に応じて、コンテンツ表示領域1041へのコンテンツの表示を制限する制御である。
なお、投稿情報表示領域1042を介して投稿情報を投稿する場合、投稿情報の投稿受付や閲覧を提供するWEBサービスにユーザ登録する場合がある。このときに、投稿者の年齢や性別等が登録される。よって、投稿情報管理サーバ3は、各端末から投稿情報が投稿された場合、事前に登録されている投稿者の属性を示す情報を携帯端末1に送信することができる。
例えば、投稿者が18歳以下である場合、18歳以下の閲覧が禁止されているコンテンツの表示が指示された場合、表示制御部126は、コンテンツ表示領域1041への表示を制限する。制限とは、表示させないものであってもよく、コンテンツ表示領域1041に表示されているコンテンツの上にマスクを重畳して表示させるものであってもよい。
【0077】
(制御モード23)
制御モード23とは、ディスプレイ104の投稿情報表示領域1042に表示されている投稿情報の文字サイズや文字フォントに応じて、コンテンツ内の文字サイズやフォントの表示態様を決定する制御である。
この制御モード23により、表示制御部126は、ディスプレイ104に表示されている投稿情報に使用されている文字サイズや文字フォントと同じ文字サイズや文字フォントの字幕やテロップ投稿情報を、コンテンツ表示領域1041に表示させることができる。
【0078】
(制御モード24)
制御モード24とは、ディスプレイ104の投稿情報表示領域1042に表示されている投稿情報の種類に応じて、コンテンツの表示態様を決定する制御である。
例えば、投稿情報表示領域1042に「いいね投稿」を表示する場合、投稿情報表示領域1042に「書き込み投稿」を表示する場合に比べて、少ない表示エリアですむ。これは、「いいね投稿」は投稿情報表示領域1042にその投稿数が表示されるが、「書き込み投稿」は投稿情報表示領域1042にその書き込み内容や投稿者のアイコン等が表示されるからである。このように、投稿情報表示領域1042に表示される情報量に応じて、表示制御部126は、ディスプレイ104の表示画面に占めるコンテンツ表示領域1041と投稿情報表示領域1042の割合(サイズ)や、各表示領域の表示位置を変更することができる。
【0079】
(制御モード25)
制御モード25とは、ユーザによって投稿情報表示領域1042を優先して表示させる設定がなされている場合、この設定に応じて、コンテンツの表示態様を決定する制御である。
投稿情報表示領域1042を優先して表示させた場合、表示制御部126は、ディスプレイ104の表示画面に占めるコンテンツ表示領域1041と投稿情報表示領域1042の割合(サイズ)や、各表示領域の表示位置を変更することができる。この表示制御部126は、例えば、ディスプレイ104の表示画面における投稿情報表示領域1042の方が、コンテンツ表示領域1041よりも大きくなるように表示態様を変更する。
【0080】
ここで、
図5に戻って、携帯端末1の説明の続きをする。
表示制御部126は、操作内容判定部121による判定結果が示す操作内容や通信部107を介して入力するコマンドに基づき、ディスプレイ104に対する表示制御を実行する。
本実施形態において、表示制御部126は、コンテンツをディスプレイ104に表示させるコンテンツ画面表示処理と、WEB上に投稿情報を投稿するための画像をディスプレイ104に表示させる投稿画面表示処理を実行する。なお、表示制御部126は、ユーザによって指定された設定に応じて、コンテンツと投稿情報を一画面に並べて表示させる同時表示モードと、コンテンツあるいは投稿情報のうちいずれか一方の情報をディスプレイ104の画面全体に表示させる単独表示モードとを切り替えることができる。具体的に説明すると、同時表示モードあるいは単独表示モードのいずれかのモードがユーザによって指定された場合、表示制御部126は、指定されたモードに従って、ディスプレイ104に表示させる画面を切り替える。
また、タッチパネル101に対して録画したコンテンツを出力する操作が入力された場合、表示制御部126は、記憶部103から指定されたコンテンツデータを読み出し、読み出したコンテンツデータに基づく画像をディスプレイ104に表示させるよう制御する。
【0081】
さらに、表示制御部126および出力制御部122は、通信部107から入力する投稿状況情報に基づき、報知部109による報知手法を決定する。具体的に説明すると、表示制御部126および出力制御部122は、記憶部103を参照して、投稿状況情報に基づき、投稿状況に応じた報知方法を判定する。なお、投稿状況に応じた報知方法は、予め決められているものであってもよく、携帯端末1のユーザによって設定されるものであってもよい。この投稿状況に応じた報知方法は、記憶部103に登録されているものとする。
表示制御部126および出力制御部122は、決定した報知方法に従って、報知部109やディスプレイ104から投稿状況を報知させる。
例えば、通信部107を介して投稿状況情報を入力した場合、表示制御部126および出力制御部122は、スピーカー191から決められた音を出力させたり、発光部192から決められた色の光を点灯あるいは点滅させたり、あるいは、振動部193を決められた振動パターンで振動させる。また、入力した投稿状況情報が、例えば、放送局Aの放送しているコンテンツの投稿状況が最も盛り上がっていることを示す場合、表示制御部126および出力制御部122は、放送局Aの放送しているコンテンツの投稿状況が最も盛り上がっていることをディスプレイ104に表示させる。つまり、表示制御部126および出力制御部122は、投稿状況情報を受信した場合に、報知部109に対して報知動作を実行させるものであってもよく、投稿状況に応じた報知動作を報知部109に実行させるものであってもよい。
なお、表示制御部126および出力制御部122は、携帯端末1の待ち受け状態やコンテンツの再生中あるいはロック状態において、投稿状況情報を受信した場合、投稿状況を報知することができる。なお、待ち受け状態とは、省電力モードで動作している状態や初期画面を表示している状態を含む。また、ロック状態とは、携帯端末1のタッチパネル101に対する操作が制限されている状態をいう。このロック状態では、ロック状態を解除するための操作以外は制限され、誤操作による誤動作が防止される。
【0082】
また、表示制御部126および出力制御部122は、投稿状況情報を受信した場合、投稿状況が盛り上がっていると判定されたコンテンツの再生の指示を受け付ける操作ボタンをディスプレイ104に表示するものであってもよい。ここで、投稿状況が盛り上がっていると判定されたコンテンツの再生がタッチパネル101を介して指示された場合、表示制御部126および出力制御部122は、指示されたコンテンツを再生する。この表示制御部126および出力制御部122は、例えば、再生が指示されたコンテンツのコンテンツデータの送信を要求するリクエストコマンドをコンテンツ配信サーバ2に送信するものであってもよく、コンテンツ配信サーバ2が配信している放送用コンテンツのうち、再生が指定されたコンテンツのコンテンツデータを取得し、再生するものであってもよい。
なお、表示制御部126および出力制御部122は、ユーザからコンテンツ再生の操作指示が入力されない場合であっても、投稿状況情報を受信した場合、投稿が最も盛り上がっているコンテンツを自動的に再生するものであってもよい。つまり、表示制御部126および出力制御部122は、投稿状況が通知条件を満たす場合、投稿状況が通知条件を満たすと判定されたコンテンツを再生するものであってもよい。さらに、携帯端末1が待ち受け状態やスリープ状態あるいはロック状態である場合であっても、投稿状況情報に基づき投稿が最も盛り上がっているコンテンツを自動的に再生するものであってもよい。
【0083】
記憶部103は、携帯端末1の処理に用いる種々の情報を記憶する。この記憶部103は、作成中の投稿情報を一時的に記憶したり、投稿情報管理サーバ3から受信した投稿情報、および、コンテンツ配信サーバ2からダウンロードしたコンテンツデータ等を記憶する。また、記憶部103は、投稿状況に応じた報知方法を規定する設定情報を記憶する。なお、記憶部103は、例えば、SDカード、ICカードなど、携帯端末1に対して着脱自在な可搬型メモリ(記録メディア)を含む構成であってもよく、図示しない所定の外部サーバ上にあってもよい。
【0084】
ディスプレイ104は、制御部102の制御に応じた画像を表示する。本実施形態において、ディスプレイ104は、タッチパネル101とともに一体的に設けられており、タッチパネル101が操作を受け付ける際の操作画面を表示する。
このディスプレイ104は、再生されたコンテンツデータの画像や投稿情報を表示する。また、ディスプレイ104は、入力する画像データに基づく画像を表示することによって、報知内容をユーザに報知するための報知部として機能する。
なお、ディスプレイ104は、同一の表示デバイス内で複数に区分された表示領域を有するものであってもよく、表示領域毎に独立した表示デバイスとから構成されるものであってもよい。
【0085】
アンテナ105は、テレビ放送用に決められた周波数の電波を受信し、受信した電波のアナログ信号をテレビ放送受信部106に出力する。
テレビ放送受信部106は、アンテナ105を介して、テレビ機能を構成するもので、携帯端末向けのワンセグ地上波デジタルテレビ放送のコンテンツデータのほか、コンテンツの内容に関連する情報(コンテンツ付属情報)や電子番組表(EPG情報)などの番組情報も含めて受信する。このテレビ放送受信部106は、テレビ用のアンテナ105によって受信したテレビ放送データの中から予め選局されているチャンネルの放送データを抽出するアナログ回路部と、放送データに対してデジタル変調するデジタル回路部とを備える。このデジタル回路部は、例えば、受信した放送データをOFDM(直交周波数分割多重)復調したり、多重化されている放送データから映像、音声、データ(文字データ)を分離して復号化したり、圧縮データの解凍などを行う。
【0086】
通信部107は、基地局5Aと交換機5Bを介して、無線通信網5やインターネット6と接続される。この通信部107は、例えば、インターネット6を介して、投稿情報管理サーバ3から送信される投稿情報等を受信する。具体的に説明すると、通信部107は、コンテンツ配信サーバ2からコンテンツデータを受信したり、投稿情報管理サーバ3との間で投稿情報の送受信を行う。
タイマー108は、現在の日時(日にちと時刻)を計時し、計時した日時情報を出力する。
【0087】
報知部109は、種々の手段によって、ユーザに報知内容を報知する。この報知部109は、上述した通り、例えば、スピーカー191と、発光部192と、振動部193とを備える。
スピーカー191は、音信号処理部124から入力する信号を音信号に変換して出力する。
発光部192は、例えばLEDを備え、出力制御部122の制御に従い、指定された色で点灯あるいは点滅する。
振動部193は、出力制御部122の制御に従い、指定された振動パターンで振動する。
【0088】
次に、
図8を参照して、コンテンツ配信サーバ2について説明する。
図8は、コンテンツ配信サーバ2の構成の一例を示す図である。
図8に示す通り、コンテンツ配信サーバ2は、操作部201と、通信部202と、記憶部203と、制御部204と、計時部205とを備える。
操作部201は、例えば、コンテンツ配信サーバ2の管理者からの操作を受け付け、受け付けた操作を示す操作信号を出力する。
通信部202は、インターネット6と無線通信網5を介して携帯端末1との間で情報の送受信を行う。
記憶部203は、コンテンツデータテーブル231において対応づけられた各情報を記憶するとともに、コンテンツデータ記憶領域232において配信されるコンテンツデータを記憶する。
【0089】
ここで、
図9を参照して、コンテンツデータテーブル231の一例について説明する。
図9は、コンテンツデータテーブル231の一例を示す図である。
コンテンツデータテーブル231は、コンテンツの名前を示すコンテンツ名と、コンテンツの識別番号を示すコンテンツIDと、コンテンツが放送される時間帯を示す放送時間帯と、コンテンツが放送されるテレビ局を示す放送局と、コンテンツデータのファイル名の示すコンテンツデータファイル名と、コンテンツの属性を示すコンテンツ付属情報とをそれぞれ対応付けて格納するテーブルである。
このコンテンツとしては、デジタル放送されるテレビ番組の映像と音声や、ラジオや音楽等の配信される音声などがある。本実施形態においては、コンテンツがデジタル放送されるテレビ番組の映像と音声である場合を例に、以下説明する。
コンテンツ名は、例えば、番組名や、放送されるドラマや映画のタイトルである。
放送時間帯は、コンテンツが放送あるいは配信される時刻として予め決められている時間帯をいう。
コンテンツ付属情報は、コンテンツの属性を示す情報やコンテンツに付属している情報の総称である。コンテンツがテレビ番組の映像と音声である場合、コンテンツ付属情報には、例えば、番組名や、放送局名、出演者名、番組のジャンル名、その他、番組内容に関する情報等が含まれる。なお、このコンテンツ付属情報は、当該テレビ番組を放送する放送局や製作局等によって予め決められる情報であってもよく、コンテンツ配信サーバ2の管理者によって決定されるものであってもよい。
なお、コンテンツ名、コンテンツID、およびコンテンツ付属情報は、コンテンツ識別情報となり得る。また、コンテンツが放送される時間帯を示す放送時間帯と、コンテンツが放送されるテレビ局を示す放送局とに基づき、コンテンツを特定して、コンテンツ識別情報を生成することができる。よって、コンテンツ配信サーバ2は、コンテンツを携帯端末1に配信する際、これらのコンテンツ名、コンテンツID、およびコンテンツ付属情報等を配信してもよい。また、投稿情報管理サーバ3や投稿解析サーバ4において、投稿情報に対応するコンテンツを判定し、コンテンツ識別情報を生成する場合、コンテンツデータテーブル231に記憶されている情報を利用する場合、コンテンツ配信サーバ2は、コンテンツデータテーブル231に記憶されている情報を投稿情報管理サーバ3や投稿解析サーバ4に送信するものであってもよい。
【0090】
図8に戻って、コンテンツ配信サーバ2の各構成についての説明を続ける。
制御部204は、CPUであって、記憶部203に格納されている各種情報を読み出し、コンテンツ配信サーバ2を統括的に制御するとともに、各処理内容に合わせて機能する機能構成部を含む。この制御部204は、各機能構成部として、登録部241と、配信制御部242とを備える。
登録部241は、各テレビ局や製作局等のコンテンツの配信元から提供されるコンテンツデータを例えば通信部202から受信すると、コンテンツデータ記憶領域232に登録する。この場合、登録部241は、このコンテンツデータに関連する情報(コンテンツ名、コンテンツID、放送時間帯、放送局、コンテンツデータファイル名、およびコンテンツ付属情報等)をそれぞれ対応付けてコンテンツデータテーブル231に書き込む。
配信制御部242は、例えば、コンテンツデータテーブル231を参照して、現在時刻が放送時間帯の開始時点に到達した場合、この放送時間帯に対応するコンテンツデータをコンテンツデータ記憶領域232から読み出し、通信部202を介して送信アンテナ8から放送する。
【0091】
次に、
図10を参照して、投稿情報管理サーバ3について説明する。
図10は、投稿情報管理サーバ3の構成の一例を示す図である。
図10に示す通り、投稿情報管理サーバ3は、操作部301と、通信部302と、記憶部303と、制御部304と、計時部305とを備える。
操作部301は、投稿情報管理サーバ3の管理者からの操作を受け付け、受け付けた操作を示す操作信号を出力する。
通信部302は、インターネット6と無線通信網5を介して、携帯端末1および投稿解析サーバ4との間で情報の送受信を行う。
記憶部303は、投稿情報テーブル331において対応づけられた各情報を記憶する。
【0092】
図11は、投稿情報テーブル331の一例を示す図である。
投稿情報テーブル331は、投稿者を示す投稿者IDと、投稿情報が投稿されたときを示す投稿時間情報と、投稿情報と、投稿情報の種類と、この投稿情報に含まれるコンテンツ関連情報とをそれぞれ対応付けて格納するテーブルである。
投稿者IDは、各投稿者を識別する情報であって、例えば、携帯端末1に割り当てられた固有の端末IDである。また、投稿者IDは、これに限られず、投稿者が登録している投稿WEBサービス上において登録しているユーザIDであってもよく、携帯端末1においてログインした各投稿者を特定するためのユーザIDであってもよい。
投稿時間情報は、投稿情報が投稿されたときを示す情報であって、通信部302において投稿情報を受信したときに計時部305によって計時された時刻であってもよく、携帯端末1や携帯端末7から投稿情報が送信された際に携帯端末1や携帯端末7において計時された時刻であってもよい。
投稿情報は、投稿者が投稿した投稿内容を示す文字列や投稿者が投稿した投稿内容を示す情報である。
投稿情報の種類は、例えば、投稿情報が「いいね投稿」であるか、あるいは、「書き込み投稿」であるかを示す情報である。
【0093】
コンテンツ関連情報は、投稿情報に含まれる情報であって、例えば、コンテンツのテレビ局名や番組名を示す文字列やハッシュタグや、コンテンツの内容や出演者あるいはコンテンツ内容に関連するキーワード等を示す文字列やハッシュタグ等である。このコンテンツ関連情報は、制御部304によって投稿情報から抽出される情報であってもよく、投稿情報に含まれる情報やコンテンツの放送時間帯や配信時間帯等に対応付けて記憶部303に登録されている情報であってもよい。なお、このコンテンツ関連情報は、投稿情報に基づき制御部304によって取得される情報であって、この取得方法については後述する。
【0094】
図10に戻って、投稿情報管理サーバ3の各構成についての説明を続ける。
制御部304は、CPUであって、記憶部303に格納されている各種情報を読み出し、投稿情報管理サーバ3を統括的に制御するとともに、各処理内容に合わせて機能する機能構成部を含む。この制御部304は、各機能構成部として、登録部341と、検索部342とを備える。
登録部341は、携帯端末1や携帯端末7から通信部302を介して投稿情報を受信した場合、受信した投稿情報と、投稿者IDと、投稿時間情報と、投稿情報の種類と、コンテンツ関連情報と、コンテンツ識別情報とをそれぞれ対応付けて、投稿情報テーブル331に書き込む。
この登録部341は、例えば、通信部302を介して投稿情報を受信すると、この投稿情報が受信した際に、計時部305によって計時された時刻を投稿時間情報として取得する。
また、登録部341は、投稿情報とともに送信された投稿者IDを取得する。なお、端末IDを受信した場合、登録部341は、端末IDを投稿者IDとしてもよく、予め端末IDと対応づけられている投稿者IDを記憶部303から取得してもよい。
さらに、登録部341は、受信した投稿情報の種類を判定し、判定した投稿情報の種類を、投稿情報に対応付けて投稿情報テーブル331に書き込む。なお、登録部341は、投稿情報が「いいね投稿」であるか、あるいは、「書き込み投稿」であるかを判定し、いずれか一方の種類を投稿情報テーブル331に書き込む。
【0095】
さらに、登録部341は、通信部302を介して投稿情報を受信すると、投稿情報に含まれるコンテンツ関連情報を取得する。この登録部341は、投稿情報に例えばハッシュタグが含まれている場合、このハッシュタグをコンテンツ関連情報として取得する。また、投稿情報に番組名や放送局名あるいは出演者名や予め決められた関連ワードが含まれている場合、登録部341は、これら情報をコンテンツ関連情報として取得する。この関連ワードとは、予め決められているキーワードであって、スポーツ・お笑い・ドラマ・映画等のコンテンツのジャンルを表わす言葉や、野球・サッカー・ゴルフ・バレー・卓球等のスポーツの種類を表わす言葉等が含まれる。さらに、投稿情報に、携帯端末1において再生されていたコンテンツのチャンネル番号やコンテンツIDが対応付けられている場合、登録部341は、この投稿情報に対応付けられている情報をコンテンツ関連情報として取得するものであってもよい。さらにまた、コンテンツ配信サーバ2において登録されているコンテンツデータテーブル231に格納されている情報が記憶部303に登録されている場合、登録部341は、例えば投稿情報の投稿時刻に基づき携帯端末1によって再生されているコンテンツの放送時間帯を示す情報を取得し、この放送時間帯に対応するコンテンツ名、コンテンツID、放送局、コンテンツ付属情報等を、コンテンツ関連情報として取得するものであってもよい。
また、登録部341は、コンテンツ関連情報に基づき、コンテンツを識別するコンテンツ識別情報を判定する。コンテンツ識別情報とは、各コンテンツを識別する情報であって、例えば、コンテンツ名、コンテンツのジャンル(お笑い、スポーツ・お笑い・ドラマ・映画等)、コンテンツID等である。つまり、コンテンツ識別情報は、各コンテンツに割り当てられた固有の情報であってもよく、広く一般的にコンテンツを示す情報であってもよい。
【0096】
検索部342は、携帯端末1から受信した投稿情報の閲覧を要求するリクエストコマンドに基づき、受信したリクエストコマンドに対応する投稿情報を検索する。具体的に説明すると、検索部342は、リクエストコマンドに含まれるハッシュタグに基づき、投稿情報テーブル331を参照して、このハッシュタグを含むコンテンツ関連情報と対応付けられている投稿情報を検索する。そして、検索部342は、この検索結果を携帯端末1に送信する。なお、リクエストコマンドとは、投稿情報の閲覧を要求する操作が携帯端末1に入力された場合、携帯端末1から投稿情報管理サーバ3に対して送信される信号である。
【0097】
次に、
図12を参照して、投稿解析サーバ4について説明する。
図12は、投稿解析サーバ4の構成の一例を示す図である。
図12に示す通り、投稿解析サーバ4は、操作部401と、通信部402と、記憶部403と、制御部404と、計時部405とを備える。
操作部401は、投稿解析サーバ4の管理者からの操作を受け付け、受け付けた操作を示す操作信号を出力する。
通信部402は、インターネット6と無線通信網5を介して、携帯端末1、携帯端末7および投稿情報管理サーバ3との間で情報の送受信を行う。
記憶部403は、投稿情報テーブル431および投稿状況解析結果テーブル432において対応付けられた各情報を記憶する。この投稿情報テーブル431は、例えば、投稿情報管理サーバ3が備える投稿情報テーブル331と同じ情報を記憶するテーブルであるため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0098】
図13は、投稿状況解析結果テーブル432の一例を示す図である。
この投稿状況解析結果テーブル432は、投稿状況と、コンテンツと、解析時間情報とをそれぞれ対応づけて格納するテーブルである。
投稿状況とは、制御部404によって解析された解析結果である投稿状況を示す情報である。
コンテンツとは、この投稿状況が解析されたコンテンツを示す情報である。
解析時間情報とは、解析に用いられた投稿情報の投稿期間を示す情報である。
【0099】
図12に戻って、投稿解析サーバ4の各構成についての説明を続ける。
制御部404は、CPUであって、記憶部403に格納されている各種情報を読み出し、投稿解析サーバ4を統括的に制御するとともに、各処理内容に合わせて機能する機能構成部を含む。この制御部404は、各機能構成部として、投稿情報取得部441と、解析部442と、報知制御部443とを備える。
【0100】
投稿情報取得部441は、投稿情報管理サーバ3から投稿情報を取得する。この投稿情報取得部441は、投稿情報とともに、この投稿情報と対応付けられている投稿者ID、投稿時間情報、投稿情報の種類、コンテンツ関連情報、およびコンテンツ識別情報を、投稿情報管理サーバ3から取得するものであってもよい。投稿情報取得部441は、投稿情報管理サーバ3から取得した情報をそれぞれ対応付けて記憶部403の投稿情報テーブル431に書き込む。
本実施形態において、投稿情報取得部441は、投稿情報管理サーバ3から定期的に投稿情報を取得する。例えば、投稿情報取得部441は、予め決められた時間が経過する度に、更新された投稿情報の送信を要求するリクエストコマンドを投稿情報管理サーバ3に送信する。この投稿情報取得部441は、例えば、投稿情報管理サーバ3に登録されている投稿情報のうち、直近10分以内に投稿された全ての投稿情報の送信を要求するものであってもよい。また、投稿情報取得部441は、直近10分以内に投稿された投稿情報のうち予め決められたコンテンツ関連情報と対応付けられた投稿情報の送信をコンテンツ毎に要求するものであってもよい。さらに、投稿情報取得部441は、特定の投稿者から投稿された投稿情報の送信を投稿者の属性情報ごとに要求するものであってもよい。
【0101】
解析部442は、投稿情報取得部441が取得した投稿情報に基づき、投稿状況を解析する。この解析部442は、例えば、報知制御部443によって参照される通知条件に応じた解析を行う。
本実施形態において、通知条件は、例えば、以下に説明する第1〜3の通知条件が決められており、記憶部403に登録されている。
第1の通知条件は、コンテンツが盛り上がっている条件として、単位時間当たりに投稿された各コンテンツに関連する投稿情報の投稿数が予め決められた閾値以上であることが決められている。
第2の通知条件は、コンテンツが盛り上がっている条件として、単位時間当たりに投稿された各コンテンツに関連する投稿情報の投稿数の変化率が予め決められた閾値以上であることが決められている。
第3の通知条件は、コンテンツが盛り上がっている条件として、各コンテンツの放送開始時刻(あるいは再生開始時点)から現在の時刻(あるいは再生時点)までに投稿されたコンテンツに関連する投稿情報の累積的な投稿数が予め決められた閾値以上であることが決められている。
【0102】
この解析部442は、投稿時間情報に基づき、コンテンツの再生時間軸上における投稿状況を解析する。このコンテンツの再生時間軸上における投稿状況とは、コンテンツに関連づけて投稿された投稿情報が投稿された時を、コンテンツの再生時間軸上において位置づけた際の投稿状況のことである。コンテンツの再生開始時点は、再生時間軸上における0分地点である。コンテンツの再生時間=40分の時点は、再生時間軸上における40分地点である。この再生時間軸上における投稿タイミングは、投稿された絶対時刻によって表されるものであってもよく、コンテンツの再生開始地点からの相対的な経過時間によって表されるものであってもよい。
【0103】
報知制御部443によって第1の通知条件が参照されることが予め決められている場合、解析部442は、単位時間当たりの投稿数をコンテンツごとに算出する。例えば、解析部442は、同一のチャンネル番号を示すコンテンツ関連情報と対応付けられた投稿情報のうち、現時点から予め決められた単位時間前(例えば10分前)までに投稿された投稿情報の数をカウントする。
報知制御部443によって第2の通知条件が参照されることが予め決められている場合、解析部442は、単位時間当たりの投稿数をコンテンツごとに算出し、前回算出された単位時間当たりの投稿数に対する変化率を算出する。例えば、解析部442は、同一のチャンネル番号を示すコンテンツ関連情報と対応付けられた投稿情報のうち、現時点(3:00)よりも予め決められた単位時間(例えば10分)だけ前の時刻(2:50)からに投稿された投稿情報の数をカウントする。そして、解析部442は、前回カウントされた投稿数(つまり、2:40〜2:49の間に投稿された投稿情報の投稿数)と、今回の投稿数(つまり、2:50〜2:59の間に投稿された投稿情報の投稿数)とに基づき、その変化率を算出する。
報知制御部443によって第3の通知条件が参照されることが予め決められている場合、解析部442は、コンテンツの放送開始時刻から投稿されたコンテンツに関連する投稿情報の累積的な投稿数をコンテンツごとに算出する。例えば、解析部442は、同一のチャンネル番号を示すコンテンツ関連情報と対応付けられた投稿情報のうち、放送開示時刻(2:00)から現時点(3:00)までに投稿された投稿情報の数をカウントする。
【0104】
報知制御部443は、WEB上に投稿された投稿情報のうちコンテンツと関連付けられた投稿情報の投稿状況が、予め決められた通知条件を満たすか否かを判定する。投稿状況が通知条件を満たす場合、報知制御部443は、投稿状況を携帯端末1の報知部109から出力させる。
本実施形態において、報知制御部443は、解析部442によって解析された投稿状況に基づき、この投稿状況が通知条件を満たすか否か判定する。
例えば、第1の通知条件を参照することが予め決められている場合、報知制御部443は、解析部442によって算出されたコンテンツごとの単位時間当たりの投稿数が予め決められた閾値以上であるか否かを判定する。投稿数が閾値以上であった場合、報知制御部443は、投稿状況が第1の通知条件を満たすと判定する。
また、第2の通知条件を参照することが予め決められている場合、報知制御部443は、解析部442によって算出されたコンテンツごとの変化率が予め決められた閾値以上であるか否かを判定する。変化率が閾値以上であった場合、報知制御部443は、投稿状況が第2の通知条件を満たすと判定する。
さらに、第3の通知条件を参照することが予め決められている場合、報知制御部443は、解析部442によって算出されたコンテンツごとの放送開示時刻からの投稿数の合計が予め決められた閾値以上であるか否かを判定する。投稿数の合計が閾値以上であった場合、報知制御部443は、投稿状況が第3の通知条件を満たすと判定する。
【0105】
報知制御部443は、通知条件を満たす場合、投稿状況を通知することを指示する投稿状況情報を生成し、通信部402を介して携帯端末1に送信する。なお、報知制御部443は、投稿状況情報として、投稿状況が盛り上がっていること報知させるコマンドを生成するものであってもよく、投稿状況が第1〜3の通知条件のうち少なくともどれを満たすものであるか報知させるコマンドを生成するものであってもよい。
【0106】
次に、
図14を参照して、本実施形態に係る投稿システム1における処理フローの一例について説明する。
図14は、本実施形態に係る投稿情報表示制御方法の一例を示すフローチャートである。
(ステップST1001)
例えば、コンテンツ配信サーバ2の配信制御部242は、記憶部203のコンテンツデータテーブル231を参照して、計時部205が計時した現在時刻が、コンテンツの放送時間帯の開始時刻に到達したか否かを判定する。現在時刻が、コンテンツの放送時間帯の開始時刻に到達した場合、あるいは、それよりも予め決められた準備時間だけ以前の時刻に到達した場合、配信制御部242は、該当するコンテンツのコンテンツデータを記憶部203のコンテンツデータ記憶領域232から読み出し、通信部202に出力する。通信部202は、入力するコンテンツデータのアナログ信号を送信アンテナ8に送信する。送信アンテナ8は、受信したコンテンツデータのアナログ信号を重畳した電波を発信する。
【0107】
例えば、タッチパネル101を介して現在放送されているA局のコンテンツの再生が指示されると、携帯端末1は、指定されたA局のコンテンツのコンテンツデータをコンテンツ配信サーバ2から受信して再生する。
具体的に説明すると、携帯端末1のアンテナ105は、送信アンテナ8から発信される電波を受信し、受信した電波のアナログ信号をテレビ放送受信部106に出力する。テレビ放送受信部106は、受信したアナログ信号をデジタル信号に変換し、コンテンツデータのデジタル信号を放送データ制御部123を介して出力制御部122および表示制御部126に出力する。なお、携帯端末1は、A局のコンテンツデータの電波を受信するもであってもよく、受信した電波の中からA局のコンテンツデータを抽出するものであってもよい。
表示制御部126は、入力するA局のコンテンツデータに基づき、コンテンツの画像をディスプレイ104に再生させる。出力制御部122は、コンテンツに音声が含まれている場合、コンテンツの音声をスピーカー191から再生させる。これにより、携帯端末1は、現時点においてA局が放送しているコンテンツを再生することができる。
なお、携帯端末1では同時表示モードが設定されているとする。この携帯端末1は、ディスプレイ104のコンテンツ表示領域1041に、現時点においてA局が放送しているコンテンツの画像を表示させる。
【0108】
(ステップST1002)
また、携帯端末1の表示制御部126は、通信部107を介して、投稿情報の送信を要求するリクエストコマンドを投稿情報管理サーバ3に送信する。ここで、表示制御部126は、ステップST1001においてディスプレイ104に表示されたコンテンツに関連する投稿情報の送信を要求する。例えば、表示制御部126は、ディスプレイ104に表示されているコンテンツを識別するためのハッシュタグ(♯A局)を、リクエストコマンドとともに、通信部107を介して投稿情報管理サーバ3に送信する。また、通信部107は、投稿情報に、携帯端末1に割り当てられた端末ID(あるいは投稿者ID)を対応付けて投稿情報管理サーバ3に送信する。
【0109】
(ステップST1003)
投稿情報管理サーバ3の通信部302は、携帯端末1からリクエストコマンドを受信する。
(ステップST1004)
投稿情報管理サーバ3の制御部304の検索部342は、リクエストコマンドを受信すると、要求されている投稿情報を記憶部303から読み出し、通信部302を介して携帯端末1に送信する。例えば、検索部342は、記憶部303の投稿情報テーブル331を参照して、ハッシュタグ(♯A局)と対応付けられている投稿情報を検索し、読み出す。なお、検索部342は、ハッシュタグ(♯A局)に基づき、コンテンツを特定する場合、コンテンツの放送時間帯と現在の時刻を参照して、コンテンツを識別するものであってもよい。通信部302は、検索部342の検索により得られた全ての投稿情報を、リクエストコマンドに対応づけられていた端末ID(あるいは投稿者ID)が示す携帯端末1に送信する。なお、検索部342は、ハッシュタグ(♯A局)と対応付けられている投稿情報を検索により得た場合、投稿情報テーブル331において検索により得られた投稿情報と対応付けられている投稿者ID、投稿時間情報、および投稿情報の種類を読み出し、読み出した投稿者ID、投稿時間情報、投稿情報、および投稿情報の種類をそれぞれ対応付けて携帯端末1に送信する。
【0110】
なお、本発明はこれに限られず、検索部342は、ハッシュタグ(♯A局)に基づき、同一のコンテンツを示すその他のコンテンツ関連情報を検索し、検索によって得られたその他のコンテンツ関連情報と対応付けられた全ての投稿情報を、リクエストコマンドが要求する投稿情報として取得するものであってもよい。例えば、同一のコンテンツを示す情報として、ハッシュタグ(♯A局)と、その他の当該コンテンツを示す情報(♯A_kyoku、♯A、♯soccer、♯サッカー等のハッシュタグや、A局、サッカー、A等のキーワード、A局のチャンネル番号、あるいは、コンテンツID等)とがそれぞれ対応付けられ、記憶部303に事前に登録されているとする。この場合、検索部342は、投稿情報テーブル331を参照して、♯A局、サッカー、♯サッカーのうち少なくとも1つを含むコンテンツ関連情報とそれぞれ対応付けられた全ての投稿情報を取得することができる。
【0111】
(ステップST1005)
携帯端末1の制御部102の表示制御部126は、通信部107を介して投稿情報を投稿情報管理サーバ3から受信する。なお、携帯端末1は、投稿情報管理サーバ3から受信した情報、例えば、投稿者ID、投稿時間情報、投稿情報、および投稿情報の種類をそれぞれ対応付けて、記憶部103に一時的に保存する。
(ステップST1006)
表示制御部126は、投稿情報管理サーバ3から受信した投稿情報を、ディスプレイ104の投稿情報表示領域1042に表示させる。
これにより、コンテンツと投稿情報とが同時にディスプレイ104に表示される。
なお、携帯端末1は、
図2に示したとおり、定期的にリクエストコマンドを送信して、投稿情報を投稿情報管理サーバ3から取得し、ディスプレイ104の投稿情報表示領域1042に表示させる。
また、表示制御部126は、ディスプレイ104に表示されるコンテンツに応じて投稿情報表示領域1042の表示態様を制御する第1表示制御、および、ディスプレイ104に表示される投稿情報に応じてコンテンツ表示領域1041の表示態様を制御する第2表示制御のうち、該当する制御を実行する。
【0112】
(ステップST1007)
携帯端末1は、タッチパネル101の検出結果に基づき、ディスプレイ104の投稿情報表示領域1042を介して入力された投稿情報の投稿の指示を受け付け可能な状態である。
(ステップST1008)
投稿情報の投稿が指示された場合、携帯端末1の制御部102の投稿部125は、入力された投稿情報に、端末IDあるいは投稿者IDを対応付けた情報を、通信部107を介して投稿情報管理サーバ3に送信する。この場合、投稿部125は、例えば、ディスプレイ104のコンテンツ表示領域1041に表示されているコンテンツを示すコンテンツ関連情報を含む投稿情報を、投稿情報管理サーバ3に送信する。本実施形態において、投稿部125は、ハッシュタグ(♯A局)を含む投稿情報を、投稿情報管理サーバ3に送信する。
【0113】
(ステップST1009)
投稿情報管理サーバ3の制御部304の登録部341は、通信部302を介して、携帯端末1から投稿情報を受信する。
(ステップST1010)
登録部341は、携帯端末1から受信した情報に基づき、投稿情報に対応付けられている端末ID(あるいは投稿者ID)およびコンテンツ関連情報をそれぞれ関連付けて、記憶部303の投稿情報テーブル331に書き込む。この登録部341は、投稿情報から、コンテンツ関連情報として、ハッシュタグ(♯A局)を取得し、このハッシュタグ(♯A局)と投稿情報とを対応付けて投稿情報テーブル331に書き込む。
また、登録部341は、投稿情報に投稿時間情報を対応付けて投稿情報テーブル331に書き込む。登録部341は、投稿情報が投稿された投稿時刻が携帯端末1によって計時され、付与されている場合、この投稿時刻を投稿時間情報として、投稿情報に対応づけて投稿情報テーブル331に書き込む。一方、投稿時刻が投稿情報に付与されていない場合、登録部341は、投稿情報を受信した投稿時刻を投稿時間情報として、投稿情報に対応づけて投稿情報テーブル331に書き込む。
【0114】
(ステップST1011)
一方、投稿解析サーバ4は、投稿情報管理サーバ3から定期的に投稿情報を取得する。例えば、投稿解析サーバ4の投稿情報取得部441は、予め決められた時間が経過する度に、通信部402を介して、更新された投稿情報の送信を要求するリクエストコマンドを投稿情報管理サーバ3に送信する。
(ステップST1003)
投稿情報管理サーバ3の制御部304の検索部342は、通信部302を介してリクエストコマンドを受信する。
【0115】
(ステップST1004)
投稿情報管理サーバ3の制御部304の検索部342は、リクエストコマンドを受信すると、要求されている投稿情報を記憶部303から読み出し、通信部302を介して投稿解析サーバ4に送信する。例えば、検索部342は、記憶部303の投稿情報テーブル331を参照して、ハッシュタグ(♯A局)と対応付けられている投稿情報を検索し、読み出す。なお、検索部342は、ハッシュタグ(♯A局)に基づき、コンテンツを特定する場合、コンテンツの放送時間帯と現在の時刻を参照して、コンテンツを識別するものであってもよい。また、検索部342は、ハッシュタグ(♯A局)と対応付けられている投稿情報を検索して得た場合、投稿情報テーブル331において検索により得られた投稿情報と対応付けられている投稿者ID、投稿時間情報、および投稿情報の種類を読み出す。通信部302は、検索部342の検索により得られた全ての投稿情報と、この投稿情報に対応付けられた投稿者IDと投稿時間情報とをそれぞれ対応付けて、投稿解析サーバ4に送信する。
(ステップST1012)
投稿解析サーバ4の制御部404の投稿情報取得部441は、通信部402を介して投稿情報を投稿情報管理サーバ3から受信する。なお、投稿情報取得部441は、投稿情報管理サーバ3から受信した情報、例えば、投稿者ID、投稿時間情報、投稿情報、および投稿情報の種類をそれぞれ対応付けて、記憶部403の投稿情報テーブル431に保存する。
【0116】
(ステップST1013)
そして、投稿解析サーバ4の制御部404の解析部442は、投稿情報取得部441が取得した投稿情報に基づき、投稿状況を解析する。解析部442は、例えば、現在放送されているコンテンツ毎に、投稿状況を解析する。
(ステップST1014)
次いで、投稿解析サーバ4の制御部404の報知制御部443は、解析部442によって解析された投稿状況に基づき、投稿状況が通知条件を満たすか否か判定する。報知制御部443は、例えば、現在放送されているコンテンツ毎に、投稿状況が通知条件を満たしているか否かを判定する。
(ステップST1015)
報知制御部443は、投稿状況が通知条件を満たすコンテンツがある場合、このコンテンツの投稿状況を通知することを指示する投稿状況情報を生成し、通信部402を介して携帯端末1に送信する。例えば、B局のコンテンツが第1の通知条件を満たしている判定した場合、報知制御部443は、B局が現在放送しているコンテンツに対する投稿状況が第1の通知条件を満たしている状況であることを示す投稿状況情報を生成する。そして、通信部402が、報知制御部443によって生成された投稿状況情報を携帯端末1に送信する。
【0117】
(ステップST1016)
携帯端末1の通信部107は、投稿解析サーバ4から投稿状況情報を受信し、制御部102の出力制御部122および表示制御部126に出力する。
(ステップST1017)
出力制御部122および表示制御部126は、入力する投稿状況情報に基づき、報知部109による報知手法を判定する。そして、出力制御部122および表示制御部126は、投稿状況に応じた報知手法に従い、スピーカー191から決められた音を出力させたり、発光部192から決められた色の光を点灯あるいは点滅させたり、あるいは、振動部193を決められた振動パターンで振動させる。
【0118】
(ステップST1018)
そして、表示制御部126は、入力する投稿状況情報に基づき、ディスプレイ104に表示される投稿情報の投稿状況に応じてコンテンツ表示領域1041の表示態様を制御する第2表示制御を実行する。
【0119】
次に、
図15を参照して、本実施形態に係る表示制御方法の一例について説明する。
図15は、本実施形態に係る表示制御方法の一例について説明する。
(ステップST2001)
携帯端末1は、電源がONされ、コンテンツ表示領域1041をディスプレイ104に表示する指示がタッチパネル101を介して入力されると、通信部107を介して、コンテンツ配信サーバ2からコンテンツを受信することができる。
(ステップST2002)
表示制御部126は、通信部107を介してコンテンツデータを受信すると、受信したコンテンツデータに基づき、コンテンツ表示領域1041にコンテンツを表示させる。
【0120】
(ステップST2003)
また、携帯端末1は、投稿情報表示領域1042をディスプレイ104に表示する指示がタッチパネル101を介して入力されると、通信部107を介して、投稿情報管理サーバ3から投稿情報を受信することができる。
(ステップST2004)
表示制御部126は、通信部107を介して投稿情報を受信すると、受信した投稿情報を投稿情報表示領域1042に表示させる。
これにより、ディスプレイ104には、コンテンツ表示領域1041と投稿情報管理サーバ3とが並列して表示される。
【0121】
(ステップST2005)
そして、表示制御部126は、コンテンツ表示領域1041に表示されているコンテンツに応じて投稿情報表示領域1042の表示態様を制御する第1表示制御を実行するか否かを判定する。具体的に説明すると、表示制御部126は、制御モード11〜19に定められている条件を満たすか否かを判定する。
(ステップST2006)
制御モード11〜19に定められている条件を満たす場合、表示制御部126は、条件を満たす制御モード11〜19に従って投稿情報表示領域1042を表示制御する。
【0122】
(ステップST2007)
また、表示制御部126は、投稿情報表示領域1042に表示されている投稿情報に応じてコンテンツ表示領域1041の表示態様を制御する第2表示制御を実行するか否かを判定する。具体的に説明すると、表示制御部126は、制御モード21〜25に定められている条件を満たすか否かを判定する。
(ステップST2008)
制御モード21〜25に定められている条件を満たす場合、表示制御部126は、条件を満たす制御モード21〜25に従ってコンテンツ表示領域1041を表示制御する。
【0123】
なお、投稿状況の報知方法には、さまざまな方法が適用可能である。携帯端末1は、投稿状況情報に基づき、少なくとも、報知すべき投稿状況にあるコンテンツがあること、つまり、投稿が盛り上がっているコンテンツがあることを報知するものであればよい。また、携帯端末1が、投稿が盛り上がっているコンテンツを特定し、投稿状況がどのように盛り上がっているのか、この投稿の盛り上がりの程度を報知するものであってもよい。
【0124】
例えば、現在放送中の番組内に、現在再生中の番組以外(いわゆる裏番組)に盛り上がっている番組がある場合、携帯端末1は、投稿状況情報に基づき、裏番組で盛り上がっている番組があることを報知する。携帯端末1は、例えば、アラーム音を鳴らしたり、光を点灯あるいは点滅させたり、振動させたりする。また、携帯端末1は、盛り上がっている番組名やチャンネル番号をディスプレイ104に表示させる。
ディスプレイ104に表示されている裏番組にチャンネルを変更したい場合、ユーザは、ディスプレイ104に表示されている番組名やチャンネル番号の表示部分に指を接触あるいは近接させる。そして、タッチパネル101はタッチ操作を検出し、制御部102は、タッチ操作により指定された裏番組へのチャンネル変更操作を受け付ける。携帯端末1は、指定された番組のコンテンツデータをコンテンツ配信サーバ2から受信して、ディスプレイ104のコンテンツ表示領域1041に表示させる。
これにより、携帯端末1は、投稿状況が盛り上がっているコンテンツをユーザに簡易的に報知することができるとともに、ユーザの指示に基づき、盛り上がっているコンテンツを再生することができる。
なお、携帯端末1が盛り上がっている番組名やチャンネル番号をディスプレイ104に表示させている間、ユーザは、いつでも任意のタイミングで、チャンネルを変更することができる。
【0125】
また、携帯端末1は、投稿状況情報を受信した場合、自動的に、投稿が盛り上がっているコンテンツを再生するものであってもよい。これにより、ユーザは、投稿が盛り上がっているコンテンツを即時に視聴閲覧することができる。
例えば、ディスプレイ104で既に他のコンテンツが再生されている場合、携帯端末1の出力制御部122および表示制御部126は、投稿状況情報に基づき、投稿が最も盛り上がっているコンテンツのコンテンツデータをコンテンツ配信サーバ2から受信し、ディスプレイ104に表示されているコンテンツを、投稿が最も盛り上がっているコンテンツに切り替える。
また、ディスプレイ104に投稿情報だけが表示されている場合、携帯端末1の出力制御部122および表示制御部126は、ディスプレイ104の表示モードを、単独表示モードから同時表示モードに切り替える。そして、携帯端末1の出力制御部122および表示制御部126は、投稿状況情報に基づき、投稿が最も盛り上がっているコンテンツのコンテンツデータをコンテンツ配信サーバ2から受信し、ディスプレイ104のコンテンツ表示領域1041に表示させる。
【0126】
さらに、携帯端末1は、待ち受け状態やロック状態において、投稿状況に応じたコンテンツの再生指示を受け付けてもよく、また、再生指示を受け付けるまでもなく自動的に再生してもよい。
図16は、携帯端末1が待ち受け状態やロック状態において、投稿状況に応じたコンテンツを自動的に再生する一例について説明するための説明図である。
図16(a)には、携帯端末1の待ち受け状態において自動的に投稿状況に応じたコンテンツを再生する一例を示す。
図16(a)に示す通り、携帯端末1は、待ち受け状態において、ディスプレイ104の一部にコンテンツを表示してもよい。また、携帯端末1は、図示しないが、ディスプレイ104の全面に、コンテンツを表示してもよい。
図16(b)には、携帯端末1のロック状態において自動的に投稿状況に応じたコンテンツを再生する一例を示す。
図16(b)に示す通り、携帯端末1は、ロック状態において、ディスプレイ104の一部にコンテンツを表示してもよい。この場合、携帯端末1は、ロック状態を解除するための解除操作を受け付ける操作ボタン1043をディスプレイ104に表示させる。
これによりユーザに対し、即座にコンテンツの視聴機会を提供することが可能となり、当該コンテンツの中でも最も注視される、重要性が高いとみなされる特定期間の視聴情報のコンテンツ視聴機会を提供することが可能となる。逆に言えば、特定期間の視聴機会を消失させることなく、視聴状態にさせることが可能となる。
【0127】
なお、本発明はこれに限られず、携帯端末1に対する操作入力が制限されているロック状態において、投稿状況をディスプレイ104や報知部109から出力させた場合、携帯端末1の制御部102の操作内容判定部121は、少なくとも、投稿状況のコンテンツの再生を指示する操作の制限を解除するものであってもよい。
これにより、携帯端末1は、操作入力が制限されているロック状態であっても、投稿状況をディスプレイ104や報知部109から報知した場合、投稿状況のコンテンツの再生を指示する操作を受け付けることができる。よって、ユーザは、携帯端末1のロック状態を解除する操作をせずとも、報知されたコンテンツの再生を指示する操作を入力することによって、コンテンツを視聴閲覧することができる。なお、コンテンツを再生している状態で、携帯端末1はロック状態を維持しているため、コンテンツ再生中において、誤操作入力による誤動作を防止することができる。
【0128】
また、本発明はこれに限られず、携帯端末1に対する操作入力が制限されているロック状態において、投稿状況をディスプレイ104や報知部109から出力させた場合、携帯端末1の制御部102の操作内容判定部121が、少なくとも、投稿状況のコンテンツの再生を指示する操作の制限を解除した場合に、ロック解除とコンテンツの再生の指示を同時に受け付けるものであってもよい。言い換えると、携帯端末1は、ロック状態において投稿状況を報知した後、コンテンツの再生指示を受け付けた場合、指示されたコンテンツを再生するとともに、ロック状態を解除する。このように、コンテンツ再生指示の操作とロック状態の解除指示の操作とを、同一の操作とすることによって、操作性がよくなる。これによらない場合、ロック状態を解除した後でコンテンツの再生を指示するという操作をしなければならないため、ロック状態からすぐにコンテンツを再生できないため、操作性が悪く、コンテンツの再生タイミングがずれるため、一時的な見逃しが生じるおそれがある。
【0129】
なお、投稿情報の表示報知において、携帯端末1は、ロック状態において、放送用コンテンツのテキスト情報を主とするコンテンツ関連情報を表示することができる。なお、このコンテンツ関連情報とは、例えば、最も盛り上がってと判定されたコンテンツに対して投稿された投稿情報に対応するコンテンツ関連である。この場合、タッチパネル101上の定められた所定領域中に表示された当該コンテンツ関連情報に対して、指または入力用デバイスにより接触指示が行われると、携帯端末1は、ロック状態を解除すると共に、当該コンテンツ関連情報に含まれる識別情報を元に対象コンテンツの自動表示をしてもよい。これにより、テキスト情報等を視認したユーザが、関連するコンテンツを再生させ、視聴するまでのプロセスの簡略化を図ることが可能となる。
【0130】
また、他に、ロック状態の携帯端末1のディスプレイ104に表示されるロック解除用画面に、放送中のコンテンツを、所定の領域上に映像、または静止画像として表示させることも可能である。これにより、たとえ、机上に静置している状態であっても、必要に応じて自動的にコンテンツを視聴可能な状態となるため、ユーザにとって、コンテンツにおいて注目度の高いシーンに対する見逃しの生じないコンテンツサービス利用が可能となる。
なお、表示報知である場合には、即座の投稿情報作成が可能となるように、表示報知に対するなんらかの操作があれば、その操作により、端末に対するロック解除を行うことなくロック解除状態に移行し、投稿情報の作成機会を発生させてもよい。
【0131】
また、携帯端末1は、投稿状況に応じて、盛り上がっているコンテンツを自動的に再生する場合、投稿状況情報を受信した後迅速に再生を開始するものであってもよく、その後再生するものであってもよい。
後者の場合、携帯端末1は、ユーザによって再生が指示された後に、コンテンツを再生するものであってもよい。また、携帯端末1は、盛り上がっているコンテンツを録画録音しておき、ユーザによって再生が指示されたタイミングで、録画録音したコンテンツを再生するものであってもよい。これにより、ユーザは、他の所用をしている状態にあるなど、コンテンツ視聴に注力することが困難な状況にある場合であっても、再生タイミングをずらすことができる。また、電車や公共施設内である場合、コンテンツが突然再生されては困る状態にユーザがいる場合もある。このような場合、ユーザが再生タイミングを決定することができる。
【0132】
そのため、コンテンツの再生については、コンテンツ再生用機能を起動させ、コンテンツ配信サーバ2から取得したコンテンツデータの再生を行うリアルタイム視聴を行うのみに限らない。すなわち、その場での再生を避けたいユーザであれば、当該指示を受けた携帯端末1の制御部102は、コンテンツ配信サーバ2、あるいは携帯端末1の記憶部103に対して放送用コンテンツの蓄積指示を行い、後から当該蓄積したコンテンツデータを再生する随時再生とする方法をとることも可能である。このような、リアルタイム視聴とするか、随時視聴とするかの2つの視聴形態のいずれとするかはユーザが任意に設定可能である。
【0133】
リアルタイム視聴の場合、ユーザによりコンテンツ再生用機能を起動した際に、携帯端末1の制御部102は、取得した投稿状況情報に基づき、例えば最も盛り上がっているコンテンツを再生するコンテンツとして決定してもよい。あるいは、携帯端末1が自動的に音声出力許可設定とする状態にあれば、制御部102は、投稿状況を報知する手法として、盛り上がっているコンテンツの音声のみをスピーカー191から出力させるものであってもよい。
これより、ユーザは盛り上がっているコンテンツを、音声により内容をより明確に知覚することができる。また携帯端末1は、コンテンツの音声のみを出力させるとともに、当該コンテンツの画像の再生を開始するか否かを指定するための操作画面をディスプレイ104に表示させる。携帯端末1は、タッチパネル101を介してコンテンツの画像の再生の指示を受け付けた場合、指定されたコンテンツの画像をディスプレイ104に表示する。
【0134】
随時視聴の場合、携帯端末1は、取得した投稿状況に基づき、例えば最も盛り上がっているコンテンツの録画を指示するコマンドを、コンテンツ配信サーバ2に送信する。コンテンツ配信サーバ2は、受信したコマンドに基づき、放送中のコンテンツのうち録画が指示されたコンテンツを記録する。コンテンツ配信サーバ2は、記録されたコンテンツを、携帯端末1に配信する。
これにより、携帯端末1は、コンテンツ配信に関するタイムテーブルに規定された時間帯によらず、所望の時間帯で配信済みのコンテンツを視聴することが可能となる。言い換えると、携帯端末1は、放送用コンテンツであっても、投稿状況に応じて自動的に録画されたコンテンツを再生することができる。
なお、ここで、投稿状況に応じて自動的に記録されるコンテンツは、対象コンテンツの保存先はコンテンツ配信サーバ2内として説明したが、記録先は、その他のサーバであってもよく、携帯端末1内部であってもよい。
コンテンツ配信サーバ2等に記録する場合、携帯端末1内のメモリ容量に比べ、記録指示を受けるコンテンツの記録容量の制限が少ないという効果があり、携帯端末1内のメモリを用いる場合、通信環境悪化時でも随時、再生用コンテンツの再生が可能となる効果がある。
【0135】
また、携帯端末1は、待ち受け状態やロック状態において、投稿状況を表示してもよい。
図17は、携帯端末1が待ち受け状態やロック状態において、投稿状況を表示する一例について説明するための説明図である。
図17(a)には、携帯端末1の待ち受け状態において投稿状況を表示する一例を示す。
図17(a)に示す通り、携帯端末1は、待ち受け状態において、ディスプレイ104の一部に、現在放送されている放送用コンテンツごとの投稿状況を表示してもよい。また、携帯端末1は、図示しないが、ディスプレイ104の全面に、投稿状況を表示してもよく、また、ロック状態において、ディスプレイ104の一部または全体に投稿状況を表示してもよい。
【0136】
上述の通り、携帯端末1は、設定された報知方法に従って、投稿状況を報知することができる。なお、報知方法の実現については、各ユーザが設定した設定値を携帯端末1に登録しておき、携帯端末1が、この設定値に従って実行されるものであってもよい。
【0137】
例えば、報知方法については、携帯端末1の待ち受け状態や配信中のコンテンツを再生中に、ディスプレイ104の所定表示領域内に、現在放送されているコンテンツの全てについてコンテンツごとに、投稿解析サーバ4よって解析された投稿状況を表示するものであってもよい。この表示例を、
図17(a)に示す。
図17(a)は、放送中のコンテンツごとに投稿状況を表示する一例を示す図である。
例えば、
図17(a)に示す通り、チャンネルCH1〜CH8のコンテンツが現在放送されている場合、各チャンネルのコンテンツの投稿状況を、投稿情報の投稿数を示すバーで表示するもであってもよい。具体的に説明すると、携帯端末1は、投稿状況情報として、投稿解析サーバ4から各コンテンツに対応する投稿情報の投稿数を示す情報を受信する。携帯端末1は、投稿状況情報に基づき、例えば、CH1には投稿数100件を示すバーを表示し、CH5には投稿数20件を示すバーを表示し、CH8には投稿数20件を示すバーを表示する。なお、携帯端末1は、CH2〜4、6、7には、投稿数0件を示すバーを表示する。
【0138】
なお、
図17(a)には、携帯端末1が待ち受け状態である場合に、各コンテンツの投稿状況を表示する一例を示す。
また、
図17(b)には、携帯端末1がコンテンツと投稿情報とを同時に表示している同時表示モードである場合に、各コンテンツの投稿状況を投稿情報表示領域1042に表示する一例を示す。
図17(b)に示す画像がディスプレイ104に表示されている場合、携帯端末1は、投稿情報表示領域1042に表示されているチャンネル番号を指示するタッチ操作を検出した場合、指示されたチャンネル番号のコンテンツをコンテンツ表示領域1041に表示することができる。一方、投稿情報表示領域1042に表示されている投稿状況を指示するタッチ操作を検出した場合、携帯端末1は、指示されたコンテンツの投稿情報を投稿情報表示領域1042に表示することができる。
なお、携帯端末1は、各放送用コンテンツに関連する投稿情報において、出現頻度が高いコンテンツ関連情報を取得して、投稿情報表示領域1042に表示させるものであってもよい。これにより、放送用コンテンツ毎にどのような投稿情報が投稿されているのか簡単にユーザに通知することができる。
【0139】
また、携帯端末1は、各チャンネルのコンテンツの投稿状況を、
図17(a)に示すような投稿情報の投稿数を示すバーを、投稿情報表示領域1042に表示するものであってもよい。
さらに、携帯端末1は、各チャンネルのコンテンツの投稿状況を3星の評価で表示するもであってもよい。具体的に説明すると、携帯端末1は、通知条件を満たしていない場合は星0の評価を、通知条件を満たしている場合は星1つの評価を、ディスプレイ104に表示してもよい。この携帯端末1は、第1〜3の通知条件のうち、それぞれの通知条件を満たす場合はそれぞれに星1つの評価をし、第1〜3の通知条件の全てが満たされる場合は星3つの評価をディスプレイ104に表示してもよい。
このように、携帯端末1は、配信中のコンテンツの再生中や、特に何らかの機能を利用する機会のない状態においても、特定のコンテンツの投稿状況を報知することにより、特定のコンテンツの再生を開始するきっかけをユーザに提供することができる。
【0140】
また、携帯端末1は、スピーカー191から投稿状況を音声で再生してもよく、発光部192から投稿状況を表わす光で点灯あるいは点滅してもよい。
これにより、携帯端末1の操作すらしない状況においても、例えば、待ち受け状態やロック状態である場合であっても、スピーカー191による音声の報知や、発光部192による報知により、特定のコンテンツの再生を開始するきっかけをユーザに提供することができる。
【0141】
さらに、携帯端末1の電源がOFF状態であっても、携帯端末1は、投稿解析サーバ4から投稿状況情報を受信した場合、報知部から投稿状況を報知することができる。具体的に説明すると、携帯端末1の制御部102は、電源がOFF状態、つまり、ロック状態であっても、投稿解析サーバ4から投稿状況情報を受信することができる。携帯端末1は、投稿解析サーバ4から投稿状況情報を受信した場合、電源がOFFの状態であっても、投稿状況を表示させる。なお、このとき、携帯端末1は、投稿状況を表示するとともに、携帯端末1の電源をONするものであってもよい。これにより、携帯端末1が使用されていない状態であっても、ユーザに投稿状況を通知し、コンテンツの閲覧や録画を喚起させることができる。
【0142】
このように、携帯端末1は、投稿状況が盛り上がっていると判定された場合、画像・音・光・振動等により投稿状況をユーザに報知することができる。この携帯端末1は、投稿状況情報に基づき、例えば、A局の番組を再生中にB局の番組に対する投稿状況が盛り上がっていることをユーザに報知することができる。この報知により、ユーザは、B局の番組を視聴閲覧することができるため、盛り上がっているB局の番組の視聴閲覧の機会を確保することができ、盛り上がっている裏番組の見逃しを防止することができる。
【0143】
なお、本実施形態によらない場合、放送中のコンテンツに対する投稿が盛り上がっていたとしても、ユーザは、投稿状況を閲覧しなければ、投稿が盛り上がっているコンテンツを探し出すことはできなかった。また、放送中のコンテンツであれば、投稿が盛り上がっているコンテンツを探すことと、コンテンツの閲覧をユーザが並行して行うとすれば、ユーザの監視負荷が増大するという問題があった。さらに、投稿が盛り上がっているコンテンツをユーザが探し出すことができなかった場合、このコンテンツを見逃してしまうおそれがあった。本発明に係る投稿システム100は、投稿状況が通知条件を満たす場合に投稿状況を携帯端末1から報知させることによって、これら問題を解決することができる。
【0144】
また、投稿情報をディスプレイ104に表示していない状態であっても、携帯端末1は、盛り上がっているコンテンツの投稿状況をユーザに報知することができる。これにより、ユーザは、投稿情報を閲覧していない状態であっても、どのようなコンテンツが投稿情報を投稿する人達の間で注目されている状態にあるのか、それらコンテンツを視聴閲覧した人がコンテンツに対してどのような投稿をどの程度しているのかなどを認識あるいは認識する契機を得ることができる。
【0145】
さらに、携帯端末1は、複数の通知条件に基づき判定された投稿状況を報知することができる。これにより、携帯端末1は、現時点において最も注目されている(盛り上がっている)コンテンツや、急激に注目度が高まっている(盛り上がっている)コンテンツ等、注目のされ方や盛り上がり方が異なる視点で解析された投稿状況をユーザに報知することができる。
【0146】
また、携帯端末1は、投稿状況が通知条件を満たすことが投稿解析サーバ4によって判定された場合、投稿状況が通知条件を満たすと判定されたコンテンツを再生し、ディスプレイ104にコンテンツの画像を表示させ、スピーカー191からコンテンツの音声を出力させることができる。これにより、ユーザは、投稿状況が盛り上がっているコンテンツの視聴閲覧の機会を確保することができ、見逃しを防止することができる。従って、携帯端末1は、おすすめのコンテンツとその再生タイミングをユーザに提供することができる。
【0147】
さらに、携帯端末1は、操作入力が制限されている状態(ロック状態)において、投稿状況を報知部109から報知された場合、投稿状況のコンテンツの再生を指示する操作の制限を解除することができる。よって、ユーザは、携帯端末1のロック状態を解除する操作をせずとも、報知されたコンテンツの再生を指示する操作を入力することによって、コンテンツを視聴閲覧することができる。なお、コンテンツを再生している状態で、携帯端末1はロック状態を維持しているため、コンテンツ再生中において、誤操作入力による誤動作を防止することができる。
【0148】
また、携帯端末1は、投稿情報管理サーバ3や投稿解析サーバ4から、投稿情報を受信する場合、ディスプレイ104に再生されているコンテンツに関連付けられた投稿情報だけを受信し、ディスプレイ104に表示するものであってもよい。あるいは、携帯端末1は、投稿情報管理サーバ3や投稿解析サーバ4から、投稿情報とともに、コンテンツ関連情報あるいはコンテンツ識別情報のうち少なくともいずれか一方を受信するものであってもよい。この場合、携帯端末1は、コンテンツ関連情報やコンテンツ識別情報に基づき、ディスプレイ104に再生されているコンテンツに関連付けられた投稿情報だけをディスプレイ104に表示するものであってもよい。これにより、携帯端末1は、ディスプレイ104に再生されているコンテンツに対応する投稿情報を優先的に表示させることができる。
【0149】
さらに、携帯端末1は、投稿部125が投稿情報の投稿を受け付けた場合、投稿を受け付けた際にディスプレイ104に表示されているコンテンツの画像データを、投稿情報に対応付けて投稿情報管理サーバ3に送信するものであってもよい。なお、投稿を受け付けた際とは、携帯端末1のディスプレイ104に表示されているいいねボタン1045あるいは書き込みボタン1046を指示する操作を受け付けた時であってもよく、携帯端末1のディスプレイ104に表示されている書き込みボタン1046を指示する操作を受け付けた後に入力されたテキスト等を投稿情報管理サーバ3に送信する時であってもよい。
【0150】
[第2実施形態]
以下、図面を参照して本発明の第3実施形態について説明する。
図18は、本発明の第3実施形態に係る投稿解析サーバ4_3の概要を示す図である。なお、
図18に示す投稿解析サーバ4_3において、第1実施形態に係る投稿解析サーバ4と同様の構成については、同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
【0151】
次に、
図18を参照して、投稿解析サーバ4_3について説明する。
図18は、投稿解析サーバ4_3の構成の一例を示す図である。
図18に示す通り、投稿解析サーバ4_3は、操作部401と、通信部402と、記憶部403_3と、制御部404_3と、計時部405とを備える。なお、投稿解析サーバ4_3が備える各構成部の機能のうち少なくとも一部は携帯端末1が備えるものであってもよい。例えば、投稿解析サーバ4_3の制御部404_3の機能を携帯端末1が備えるものであってもよい。
【0152】
記憶部403_3は、投稿情報テーブル431と、投稿状況解析結果テーブル432と、コンテンツデータテーブル433と、コンテンツ関連ハッシュタグテーブル434と、投稿ハッシュタグテーブル435とを備える。
コンテンツデータテーブル433は、コンテンツデータテーブル231と同様の構成であるため、詳細な説明は省略する。
【0153】
図19は、コンテンツ関連ハッシュタグテーブル434の一例を示す図である。
コンテンツ関連ハッシュタグテーブル434は、コンテンツキーワード情報と、登録ハッシュタグを示す情報と、関連ワードを示す情報とをそれぞれ対応づけて格納するテーブルである。
コンテンツキーワード情報は、コンテンツデータテーブル433に格納されているコンテンツ付属情報に含まれる情報である。コンテンツ付属情報内に複数のコンテンツキーワード情報が含まれている場合、コンテンツ付属情報に含まれる1つの情報がコンテンツ関連ハッシュタグテーブル434の各行にそれぞれ格納される。つまり、コンテンツ関連ハッシュタグテーブル434の各行には、コンテンツキーワード情報が1つずつ格納されている。
登録ハッシュタグは、対応するコンテンツキーワード情報をハッシュタグで示した情報である。
関連ワードは、コンテンツキーワード情報に関連するキーワードである。この関連ワードは、コンテンツキーワード情報に興味や関心を有するユーザが投稿情報に書き込みそうな用語である。
【0154】
図20は、投稿ハッシュタグテーブル435の一例を示す図である。
投稿ハッシュタグテーブル435は、投稿ハッシュタグを示す情報と、投稿数を示す情報をそれぞれ対応づけて格納するテーブルである。この投稿ハッシュタグテーブル435は、投稿情報の投稿時間帯ごとに集計されたハッシュタグとその投稿数を格納するテーブルである。この投稿ハッシュタグは、所定の時間帯において投稿された投稿情報に含まれていたハッシュタグである。
【0155】
制御部404は、投稿情報取得部441と、解析部442と、報知制御部443と、登録部444と、集計部445と、決定部446と、検索部447とを備える。
【0156】
登録部444は、投稿情報管理サーバ3から受信した投稿情報テーブル331のそれぞれに対応付けられている情報を受信し、受信した情報を記憶部403_3の投稿情報テーブル431に登録する。
【0157】
集計部445は、予め決められたタイミングごとに、投稿情報テーブル431に格納されている投稿情報を集計し、投稿情報に含まれるハッシュタグごとの投稿数を算出する。この集計部445は、集計結果を得た場合、投稿情報から取得された投稿ハッシュタグとその投稿数とをそれぞれ対応づけて投稿ハッシュタグテーブル435に書き込む。
【0158】
決定部446は、携帯端末1から受信したハッシュタグリクエスト信号に基づき、受信したハッシュタグリクエスト信号に対応するハッシュタグ(つまり、携帯端末1のディスプレイ104ディスプレイ104に表示させるハッシュタグ)を決定する。本実施形態において、決定部446は、ハッシュタグの決定方法として、以下の2つの方法のいずれか一方、あるいは、両方を組み合わせた方法を実行する。なお、どのような決定方法を実行するのかは、予め設定されている。
1つ目の決定方法は、決定部446が、ハッシュタグリクエスト信号に基づき、コンテンツ関連ハッシュタグテーブル434に登録されている登録ハッシュタグを、受信したハッシュタグリクエスト信号に対応するハッシュタグとして決定する決定方法である。この決定方法を、以下、登録ハッシュタグ決定方法という。
2つ目の決定方法は、決定部446が、ハッシュタグリクエスト信号に基づき、投稿情報テーブル431に登録されている投稿ハッシュタグを、受信したハッシュタグリクエスト信号に対応するハッシュタグとして決定する決定方法である。この決定方法を、以下、投稿ハッシュタグ決定方法という。
【0159】
登録ハッシュタグ決定方法の一例について説明する。
決定部446は、ハッシュタグリクエスト信号にコンテンツIDが含まれているか否かを判定する。具体的に説明すると、ハッシュタグリクエスト信号にコンテンツIDが含まれている場合、決定部446は、記憶部403_3のコンテンツデータテーブル433を参照して、このコンテンツIDに対応するコンテンツ付属情報を取得する。このとき、決定部446は、ハッシュタグリクエスト信号を受信した日時が示す放送時間帯と、ハッシュタグリクエスト信号に含まれているコンテンツIDの双方とに対応するコンテンツ付属情報を取得するものであってもよい。
また、決定部446は、記憶部403_3のコンテンツ関連ハッシュタグテーブル434を参照して、取得したコンテンツ付属情報に含まれるコンテンツキーワード情報に対応する登録ハッシュタグを取得する。決定部446は、取得した登録ハッシュタグを、受信したハッシュタグリクエスト信号に対応するハッシュタグとして決定する。
【0160】
投稿ハッシュタグ決定方法の一例について説明する。
決定部446は、上述と同様にして、ハッシュタグリクエスト信号にコンテンツIDが含まれている場合、記憶部403_3のコンテンツデータテーブル433を参照して、このコンテンツIDに対応するコンテンツ付属情報を取得する。
この決定部446は、記憶部403_3のコンテンツ関連ハッシュタグテーブル434を参照して、取得したコンテンツ関連情報に含まれるコンテンツキーワード情報に対応する関連ワードを取得する。決定部446は、投稿情報テーブル431を参照して、取得した関連ワードを含む投稿情報を検索する。取得した関連ワードを含む投稿情報を検索により得た場合、決定部446は、検索により得た投稿情報に含まれている投稿ハッシュタグを、投稿情報テーブル431を参照して取得する。決定部446は、取得した投稿ハッシュタグを、受信したハッシュタグリクエスト信号に対応するハッシュタグとして決定する。
【0161】
検索部447は、携帯端末1から受信した投稿閲覧リクエスト信号に基づき、受信した投稿閲覧リクエスト信号に対応する投稿情報を検索する。具体的に説明すると、検索部447は、投稿閲覧リクエスト信号に含まれるハッシュタグに基づき、投稿情報テーブル431を参照して、このハッシュタグと同一のコンテンツ関連情報と対応付けられている投稿情報を検索する。そして、検索部447は、この検索結果を携帯端末1に送信する。
【0162】
次に、
図21を参照して、本実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理方法の一例について説明する。なお、以下説明するフローチャートにおいて、各処理を携帯端末1と投稿解析サーバ4が協働で実行する例について説明するが、本発明はこれに限られず、投稿解析サーバ4が備える各構成部の機能のうち少なくとも必要な一部を携帯端末1が備える場合は、携帯端末1において全て実行してもよい。また、携帯端末1が備える各構成部の機能のうち少なくとも必要な一部を投稿解析サーバ4が備える場合は、投稿解析サーバ4において全て実行してもよい。
(ステップST3001)
携帯端末1の制御部102の操作内容判定部121は、タッチパネル101に対して、コンテンツの出力指示が入力されたか否かを判定する。例えば、ディスプレイ104ディスプレイ104にテレビ放送を表示させることを指示する操作が入力された場合、操作内容判定部121は、テレビ放送のコンテンツの出力指示が入力されたことを判定し、判定結果を出力制御部122および表示制御部126に出力する。ここで、表示するテレビ放送のコンテンツが、現在放送されている内容である場合、チャンネルが指定される。表示するテレビ放送のコンテンツが、以前に放送したコンテンツを録画したものである場合、コンテンツが指定される。
【0163】
(ステップST3002)
出力制御部122および表示制御部126は、操作内容判定部121から入力する判定結果に基づき、ディスプレイ104や音信号処理部124にコンテンツを出力する。この表示制御部126は、例えば、放送データ制御部123がテレビ放送受信部106を介して受信したコンテンツデータに基づき、テレビ放送の画像をディスプレイ104に表示させる。テレビ放送のコンテンツデータに音声が含まれており、音声を出力することが設定されている場合、出力制御部122は、コンテンツデータ含まれる音声データを音信号処理部124に出力し、スピーカー191から出力させる。
【0164】
(ステップST3003)
次いで、表示制御部126は、タッチパネル101が受け付ける操作内容に基づき、出力可能なコンテンツに関連するハッシュタグをディスプレイ104に表示させるか否かを判定する。言い換えると、投稿部125は、タッチパネル101が受け付ける操作内容に基づき、出力可能なコンテンツに関連するハッシュタグを投稿解析サーバ4_3に要求するハッシュタグリクエスト信号を作成するか否かを判定する。
本実施形態において、出力可能なコンテンツに関連するハッシュタグを表示させるタイミングは、予め決められている。このタイミングは、例えば、コンテンツ表示画面がディスプレイ104に表示されている状態において、このコンテンツ表示画面と投稿画面とを同時にディスプレイ104に表示させるように指示するユーザからの操作を携帯端末1が受け付けた場合である。
また、このタイミングは、例えば、コンテンツ表示画面がディスプレイ104に表示されている状態において、ツイッター(登録商標)等のソーシャルネットワーキングサービスを開始させるように指示するユーザからの操作を携帯端末1が受け付けた場合である。
さらに、このタイミングは、例えば、コンテンツ表示画面と投稿画面とが同時にディスプレイ104に表示されている状態において、コンテンツ表示画面に表示されているコンテンツの種類が変更された場合である。
また、このタイミングは、コンテンツ表示画面と投稿画面とが同時にディスプレイ104に表示されている状態において、投稿情報を投稿するユーザからの操作を携帯端末1が受け付けた場合である。
このタイミングは、上記の場合以外であっても、コンテンツをディスプレイ104に表示可能な状態あるいはコンテンツをスピーカー191に出力可能な状態において、投稿情報の投稿を開始するとき、投稿情報を入力しているとき、投稿情報を投稿するとき、あるいは、投稿情報の投稿を終了するときであってよく、これらの動作を実行するための所定のプログラムが実行されているときである。
【0165】
(ステップST3004)
そして、表示制御部126がコンテンツに関連するハッシュタグを表示させることを判定した場合、投稿部125が、ハッシュタグリクエスト信号を作成し、通信部107を介して投稿解析サーバ4_3に送信する。
この投稿部125は、ディスプレイ104に表示されているコンテンツやスピーカー191から出力されているコンテンツに基づき、ハッシュタグリクエスト信号を作成する。
例えば、携帯端末1のユーザが、2012年108月08日の19時30分に、A放送局のサッカー中継を見ている場合、投稿部125は、この番組を示すコンテンツID「C001」と、携帯端末1を示す端末IDを示す情報とを含むハッシュタグリクエスト信号を作成し、通信部107を介して投稿解析サーバ4_3に送信する。
【0166】
(ステップST3005)
一方、投稿解析サーバ4_3は、ハッシュタグリクエスト信号を受信したか否かを判定する。
【0167】
(ステップST3006)
そして、投稿解析サーバ4_3の通信部402がハッシュタグリクエスト信号を受信した場合、制御部404_3の決定部446は、ハッシュタグリクエスト信号に基づき、受信したハッシュタグリクエスト信号に対応するハッシュタグを決定する。
【0168】
ここで、登録ハッシュタグ決定方法による処理が設定されている場合、決定部446が、ハッシュタグリクエスト信号に基づき、コンテンツ関連ハッシュタグテーブル434に登録されている登録ハッシュタグを、受信したハッシュタグリクエスト信号に対応するハッシュタグとして決定する。
具体的に説明すると、決定部446は、ハッシュタグリクエスト信号に含まれるコンテンツID「C001」に基づき、記憶部403_3のコンテンツデータテーブル433を参照して、このコンテンツID「C001」に対応するコンテンツ付属情報を取得する。ここで、決定部446は、コンテンツID「C001」に対応するコンテンツ付属情報として「サッカー、女子サッカー」を取得したとする。
次いで、決定部446は、コンテンツ関連ハッシュタグテーブル434を参照して、コンテンツ付属情報「サッカー、女子サッカー」と同一のコンテンツキーワード情報に対応する登録ハッシュタグを取得する。例えば、決定部446は、コンテンツ付属情報「サッカー」と同一のコンテンツキーワード情報に対応する登録ハッシュタグ「♯soccer」を取得し、受信したハッシュタグリクエスト信号に対応するハッシュタグと決定する。
【0169】
一方、投稿ハッシュタグ決定方法による処理が設定されている場合、決定部446が、ハッシュタグリクエスト信号に基づき、投稿情報テーブル431に登録されているコンテンツ関連情報を、受信したハッシュタグリクエスト信号に対応するハッシュタグとして決定する。
具体的に説明すると、決定部446は、ハッシュタグリクエスト信号に含まれるコンテンツID「C001」に基づき、記憶部403_3のコンテンツデータテーブル433を参照して、このコンテンツID「C001」に対応するコンテンツ付属情報を取得する。ここで、決定部446は、コンテンツID「C001」に対応するコンテンツ付属情報として「サッカー、女子サッカー」を取得したとする。
【0170】
次いで、決定部446は、コンテンツ関連ハッシュタグテーブル434を参照して、コンテンツ付属情報「サッカー、女子サッカー」のそれぞれと同一のコンテンツキーワード情報に対応する関連ワードを取得する。例えば、決定部446は、コンテンツ付属情報「サッカー」に対応する関連ワード「サッカー、フィールド、ゴールキーパー、ディフェンダー、ミッドフィルダー、フォワード、ボランチ・・・」を取得する。
そして、決定部446は、投稿情報テーブル431を参照して、取得した関連ワード「サッカー、フィールド、ゴールキーパー、ディフェンダー、ミッドフィルダー、フォワード、ボランチ・・・」のうちいずれか1つを含む投稿情報を検索する。
本実施形態において、投稿情報テーブル431には、関連ワード「サッカー」を含むコンテンツ関連情報を対応付けられた投稿情報が格納されている。このため、決定部446は、検索により得た投稿情報に含まれている投稿ハッシュタグを、投稿情報テーブル431を参照して取得する。
決定部446は、取得した投稿ハッシュタグを、受信したハッシュタグリクエスト信号に対応するハッシュタグとして決定する。
【0171】
(ステップST3007)
そして、決定部446は、取得した登録ハッシュタグあるいは投稿ハッシュタグを、携帯端末1の出力部に出力する決定し、ハッシュタグリクエスト信号に含まれる端末IDが示す携帯端末1に対しして送信する。
【0172】
(ステップST3008)
携帯端末1は、投稿解析サーバ4_3から送信されるハッシュタグを受信したか否かを判定する。
(ステップST3009)
携帯端末1は、受信したハッシュタグを、投稿情報表示領域1042に表示させる。
【0173】
このようにして、本実施形態に係る情報処理システムによると、携帯端末1において、コンテンツを出力している状態において、このコンテンツに関連するハッシュタグを表示することが判定された場合、このコンテンツに関連するハッシュタグを出力部に出力することができる。
これにより、例えば、テレビ放送の内容を携帯端末1のディスプレイ104に表示している状態において、ユーザによりツイッター(登録商標)等の投稿サービス表示画面の表示が指示された場合、あるいは、投稿情報を編集している場合、または、投稿履歴を閲覧している場合に、表示しているテレビの内容に応じたハッシュタグを表示させることができる。また、裏番組など、表示可能なテレビの内容に応じたハッシュタグを表示させることができる。よって、ユーザは、テレビを閲覧している状態において、閲覧しているテレビについての情報を投稿する際に、関連するハッシュタグを自らキー入力せずとも、表示されているハッシュタグを指定することにより、投稿情報としてハッシュタグを入力することができる。
また、携帯端末1は、投稿ハッシュタグをディスプレイ104に表示させることにより、登録されていないハッシュタグであって、自然発生的に誕生したハッシュタグもコンテンツに応じて表示させることができる。
さらに、携帯端末1は、投稿ハッシュタグのうち投稿数の多いものを優先的にディスプレイ104に表示させることができる。これにより、ユーザによってより利用されているハッシュタグを表示させるとともに、コンテンツに対して関連性の弱いハッシュタグの表示を防止することができる。
さらにまた、ハッシュタグをキー入力した場合、誤入力されるおそれがあるが、本発明によれば、候補のハッシュタグが表示され、選択したハッシュタグを指定すればよいため、ハッシュタグの誤入力を防止することができる。
【0174】
なお、本実施形態において、タッチパネル101とディスプレイ104は、タッチパネル101に含まれる構成であると説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、ディスプレイ104がタッチセンサを搭載していないディスプレイであって、タッチパネル101がマウスやキーボード、ボタン等の操作手段であってもよい。
【0175】
また、本実施の形態に係る投稿システム100〜500、携帯端末1、コンテンツ配信サーバ2、投稿情報管理サーバ3および投稿解析サーバ4は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでいう「コンピュータシステム」とは、CPU及び各種メモリやOS、周辺機器等のハードウェアを含むものである。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
【0176】
また、各ステップを実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、また、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、検出対象物の形状情報の推定値を算出する処理を行ってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
【0177】
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0178】
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。また、この発明の技術範囲は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。