【課題を解決するための手段】
【0013】
本願の発明は、外枠と該外枠に組み付けられた複数のブレードとを具備する風向調整用レジスタに関する。そして、第1外枠部品と第2外枠部品とによって前記外枠が構成されている。そして、第1外枠部品が1つの細長くて厚みの薄い本体プレート部分と2つの厚みの薄い端部プレート部分とを有する。そして、第1外枠部品の一方の端部プレート部分が第1外枠部品の本体プレート部分の長手方向の一端部から同本体プレート部分の延在平面に対して垂直方向に延在していると共に、第1外枠部品の他方の端部プレート部分が第1外枠部品の本体プレート部分の長手方向の他端部から同本体プレート部分の延在平面に対して垂直方向に延在している。また、第2外枠部品の一方の端部プレート部分が第2外枠部品の本体プレート部分の長手方向の一端部から同本体プレート部分の延在平面に対して垂直方向に延在していると共に、第2外枠部品の他方の端部プレート部分が第2外枠部品の本体プレート部分の長手方向の他端部から同本体プレート部分の延在平面に対して垂直方向に延在している。そして、第1外枠部品の一方の端部プレート部分が第2外枠部品の一方の端部プレート部分に接続されていると共に、第1外枠部品の他方の端部プレート部分が第2外枠部品の他方の端部プレート部分に接続されている。そして、第1外枠部品の一方の端部プレート部分に第1係合壁面が設けられていると共に、第2外枠部品の一方の端部プレート部分に第2係合壁面が設けられている。そして、第1係合壁面が第1外枠部品の長手方向中央領域を中心とした撓みによる第1外枠部品の一方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって第1外枠部品の長手方向に対して横方向に延在していると共に、第2係合壁面が第2外枠部品の長手方向中央領域を中心とした撓みによる第2外枠部品の一方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって第2外枠部品の長手方向に対して横方向に延在している。そして、第1係合壁面と第2係合壁面とが互いに係合することによって第1外枠部品の一方の端部プレート部分と第2外枠部品の一方の端部プレート部分とが係止力をもって互いに接続されている。そして、本発明では、第1係合壁面と第2係合壁面とが係合する領域の長さであって第1外枠部品および第2外枠部品の長手方向に沿った長さが第1係合壁面を備えた第1外枠部品の端部プレート部分または第2係合壁面を備えた第2外枠部品の端部プレート部分の厚みよりも長い。
【0014】
これによれば、第1外枠部品の長手方向中央領域を中心とした撓みが第1外枠部品に生じている場合、または、第2外枠部品の長手方向中央領域を中心とした撓みが第2外枠部品に生じている場合であっても、第1外枠部品の一方の端部プレート部分と第2外枠部品の一方の端部プレート部分との接続が第1外枠部品の撓みまたは第2外枠部品の撓みによって外れることが抑制されるという効果が得られる。
【0015】
すなわち、第1外枠部品に撓みが生じている場合において、第1外枠部品と第2外枠部品とが互いに接続されると、第1外枠部品の撓みが解消された形で第1外枠部品が第2外枠部品に接続されていることから、このとき、第1外枠部品にはそれを撓ませようとする応力が内在していることになる。したがって、第1外枠部品の一方の端部プレート部分が第1外枠部品の長手方向中央領域を中心として第2外枠部品の一方の端部プレート部分から離れる方向に円弧を描くように移動しようとする力が第1外枠部品の一方の端部プレート部分に働く。ここで、第1係合壁面と第2係合壁面とが係合する領域の長さであって第1外枠部品および第2外枠部品の長手方向に沿った長さが比較的短いと、これら係合壁面の係合が上記第1外枠部品の一方の端部プレート部分の円弧を描くように移動しようとする力に耐えられず、これら係合壁面の係合が外れてしまうが、この長さが第1外枠部品の一方の端部プレート部分または第2外枠部品の一方の端部プレート部分の厚みよりも長ければ、これら係合壁面の係合が外れてしまうことを確実に防止することができ、あるいは、少なくとも、これら係合壁面の係合が外れてしまうことを抑制することができることが本願の発明者らの研究によって明らかになった。
【0016】
本発明では、この長さが第1外枠部品の一方の端部プレート部分または第2外枠部品の一方の端部プレート部分の厚みよりも長くなっているのであるから、第1外枠部品の撓みによって第1係合壁面と第2係合壁面との係合が外れてしまうことが抑制されるのである。同様の理由から、第2外枠部品に撓みが生じている場合においても、第2外枠部品の撓みによって第1係合壁面と第2係合壁面との係合が外れてしまうことが抑制される。
【0017】
以上の理由から、本発明によれば、第1外枠部品の一方の端部プレート部分と第2外枠部品の一方の端部プレート部分との接続が第1外枠部品の撓みまたは第2外枠部品の撓みによって外れることが抑制されるという効果が得られるのである。
【0018】
また、上記発明において、第1係合壁面または第2係合壁面は上述した効果を奏する限り如何なる手段によって提供されてもよく、例えば、前記第1外枠部品の一方の端部プレート部分に設けられた第1係合壁面が第1外枠部品の撓みによる第1外枠部品の一方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって第1外枠部品の長手方向に対して横方向に第1外枠部品の一方の端部プレート部分から突出する突起によって提供されると共に、前記第2外枠部品の一方の端部プレート部分に設けられた第2係合壁面が第2外枠部品の撓みによる第2外枠部品の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって第2外枠部品の長手方向に対して横方向に第2外枠部品の端部プレート部分から突出する突起によって提供される。
【0019】
また、上記発明において、第1係合壁面または第2係合壁面は上述した効果を奏する限り如何なる手段によって提供されてもよく、例えば、前記第1外枠部品の一方の端部プレート部分に設けられた第1係合壁面が第1外枠部品の撓みによる第1外枠部品の一方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって第1外枠部品の長手方向に対して横方向に第1外枠部品の一方の端部プレート部分から突出する突起によって提供されると共に、前記第2外枠部品の一方の端部プレート部分に設けられた第2係合壁面が第2外枠部品の撓みによる第2外枠部品の一方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって第2外枠部品の長手方向に対して横方向に第2外枠部品の端部プレート部分の材料内部に延びるように形成された開口または溝または凹部によって提供される。
【0020】
なお、上記発明において、前記第1係合壁面が第1外枠部品の一方の端部プレート部分に設けられているのに加えて、別の第1係合壁面が第1外枠部品の他方の端部プレート部分に設けられていると共に、前記第2係合壁面が第2外枠部品の一方の端部プレート部分に設けられているのに加えて、別の第2係合壁面が第2外枠部品の他方の端部プレート部分に設けられていてもよい。この場合、前記別の第1係合壁面が第1外枠部品の長手方向中央領域を中心とした撓みによる第1外枠部品の他方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって第1外枠部品の長手方向に対して横方向に延在していると共に、前記別の第2係合壁面が第2外枠部品の長手方向中央領域を中心とした撓みによる第2外枠部品の他方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって第2外枠部品の長手方向に対して横方向に延在しており、前記別の第1係合壁面と前記別の第2係合壁面とが互いに係合することによって第1外枠部品の他方の端部プレート部分と第2外枠部品の他方の端部プレート部分とが係止力をもって互いに接続されており、前記別の第1係合壁面と前記別の第2係合壁面とが係合する領域の長さであって第1外枠部品および第2外枠部品の長手方向に沿った長さが前記別の第1係合壁面を備えた第1外枠部品の端部プレート部分または前記別の第2係合壁面を備えた第2外枠部品の端部プレート部分の厚みよりも長いと好ましい。
【0021】
これによれば、上述した理由と同じ理由から、第1外枠部品の長手方向中央領域を中心とした撓みが第1外枠部品に生じている場合、または、第2外枠部品の長手方向中央領域を中心とした撓みが第2外枠部品に生じている場合であっても、第1外枠部品の他方の端部プレート部分と第2外枠部品の他方の端部プレート部分との接続が第1外枠部品の撓みまたは第2外枠部品の撓みによって外れることが抑制されるという効果が得られる。
【0022】
また、上記発明において、別の第1係合壁面または別の第2係合壁面は上述した効果を奏する限り如何なる手段によって提供されてもよく、例えば、前記第1外枠部品の他方の端部プレート部分に設けられた別の第1係合壁面が第1外枠部品の撓みによる第1外枠部品の他方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって第1外枠部品の長手方向に対して横方向に第1外枠部品の一方の端部プレート部分から突出する突起によって提供されると共に、前記第2外枠部品の他方の端部プレート部分に設けられた第2係合壁面が第2外枠部品の撓みによる第2外枠部品の他方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって第2外枠部品の長手方向に対して横方向に第2外枠部品の他方の端部プレート部分から突出する突起によって提供される。
【0023】
また、上記発明において、別の第1係合壁面または別の第2係合壁面は上述した効果を奏する限り如何なる手段によって提供されてもよく、例えば、前記第1外枠部品の他方の端部プレート部分に設けられた別の第1係合壁面が第1外枠部品の撓みによる第1外枠部品の他方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって第1外枠部品の長手方向に対して横方向に第1外枠部品の他方の端部プレート部分から突出する突起によって提供されると共に、前記第2外枠部品の他方の端部プレート部分に設けられた別の第2係合壁面が第2外枠部品の撓みによる第2外枠部品の他方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって第2外枠部品の長手方向に対して横方向に第2外枠部品の端部プレート部分の材料内部に延びるように形成された開口または溝または凹部によって提供される。
【0024】
また、上記発明において、第1外枠部分または第2外枠部分を構成する材料は上述した効果を奏する限り如何なる材料でもよいが、例えば、前記第1外枠部品または前記第2外枠部品が熱可塑性樹脂から製造された部品であると、より大きな効果を得ることができる。
【0025】
つまり、第1外枠部品または第2外枠部品が熱可塑性樹脂から製造された場合、外枠部品にその長手方向における中央領域を中心とした大きな撓みが生じる可能性が高い。そして、この場合、その撓みによって外枠部品の端部プレート部分に設けられた係合壁面同士の係合が外れてしまう可能性が高い。しかしながら、こうした場合において、第1係合壁面が第1外枠部品の長手方向中央領域を中心とした撓みによる第1外枠部品の一方の端部プレート部分または他方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって第1外枠部品の長手方向に対して横方向に延在し且つ第2係合壁面が第2外枠部品の長手方向中央領域を中心とした撓みによる第2外枠部品の一方の端部プレート部分または他方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって第2外枠部品の長手方向に対して横方向に延在し、これら第1係合壁面と第2係合壁面とが係合する領域の長さであって第1外枠部品および第2外枠部品の長手方向に沿った長さが第1係合壁面を備えた第1外枠部品の端部プレート部分または第2係合壁面を備えた第2外枠部品の端部プレート部分の厚みよりも長いことから、外枠部品の撓みによって係合壁面同士の係合が外れてしまうことが確実に抑制されるという大きな効果を得ることができる。
【0026】
また、上記発明において、前記第1外枠部品の本体プレート部分の外壁面全体または前記第2外枠部品の本体プレート部分の外壁面全体を覆う被覆プレートをさらに具備してもよい。
【0027】
これによれば、第1外枠部品の製造、または、第1外枠部品の構造、または、第2外枠部品に対する第1外枠部品の接続、または、ブレードに対する第1外枠部品の組付けに関して第1外枠部品に要求される条件に起因して、第1外枠部品の本体プレート部分の外壁面に特有の意匠を施すことができない場合であっても、所望の意匠を施した被覆プレートによって第1外枠部品の本体プレート部分の外壁面全体を覆うことによって、実質的に、第1外枠部品の外壁面に所望の意匠を施した場合と同様の効果を得ることができるし、第1外枠部品を構成する材料として特有の色を有する材料を使用することができない場合であっても、所望の色を有する材料によって構成された被覆プレートによって第1外枠部品の本体プレート部分の外壁面全体を覆うことによって、実質的に、第1外枠部品を所望の色を有する材料を使用して構成した場合と同様の効果を得ることができる。
【0028】
また、第2外枠部品の製造、または、第2外枠部品の構造、または、第1外枠部品に対する第2外枠部品の接続、または、ブレードに対する第2外枠部品の組付けに関して第2外枠部品に要求される条件に起因して、第2外枠部品の本体プレート部分の外壁面に特有の意匠を施すことができない場合であっても、所望の意匠を施した被覆プレートによって第2外枠部品の本体プレート部分の外壁面全体を覆うことによって、実質的に、第2外枠部品の外壁面に所望の意匠を施した場合と同様の効果を得ることができるし、第2外枠部品を構成する材料として特有の色を有する材料を使用することができない場合であっても、所望の色を有する材料によって構成された被覆プレートによって第2外枠部品の本体プレート部分の外壁面全体を覆うことによって、実質的に、第2外枠部品を所望の色を有する材料を使用して構成した場合と同様の効果を得ることができる。
【0029】
また、本願の別の発明は、外枠と該外枠に組み付けられた複数のブレードと被覆プレートとを具備する風向調整用レジスタに関する。そして、前記外枠が2つの細長くて厚みの薄い本体プレート部分と2つの厚みの薄い端部プレート部分とを有する。そして、一方の本体プレート部分の一端部と他方の本体プレート部分の一端部とが一方の端部プレート部分によって連結されていると共に、一方の本体プレート部分の他端部と他方の本体プレート部分の他端部とが他方の端部プレート部分によって連結されている。また、一方の本体プレート部分の外壁面全体または他方の本体プレート部分の外壁面全体を覆うように前記被覆プレートが配置されている。また、被覆プレートが1つの細長くて厚みの薄い本体プレート部分と2つの厚みの薄い端部プレート部分とを有する。そして、被覆プレートの一方の端部プレート部分が被覆プレートの本体プレート部分の長手方向の一端部から同本体プレート部分の延在平面に対して垂直方向に延在していると共に、被覆プレートの他方の端部プレート部分が被覆プレートの本体プレート部分の長手方向の他端部から同本体プレート部分の延在平面に対して垂直方向に延在している。そして、被覆プレートの一方の端部プレート部分が外枠の一方の端部プレート部分に接続されていると共に、被覆プレートの他方の端部プレート部分が外枠の他方の端部プレート部分に接続されている。そして、外枠の一方の端部プレート部分に係合壁面が設けられていると共に、被覆プレートの一方の端部プレート部分に係合壁面が設けられている。そして、被覆プレートが外枠に接続された状態において被覆プレートの長手方向中央領域を中心とした撓みによる被覆プレートの一方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって被覆プレートの長手方向に対して横方向に外枠の係合壁面および被覆プレートの係合壁面が延在している。そして、これら係合壁面が互いに係合することによって被覆プレートの一方の端部プレート部分が外枠の一方の端部プレート部分に係止力をもって接続されている。そして、本発明では、外枠の係合壁面と被覆プレートの係合壁面とが係合する領域の長さであって外枠および被覆プレートの長手方向に沿った長さが係合壁面を備えた外枠の端部プレート部分または係合壁面を備えた被覆プレートの端部プレート部分の厚みよりも長い。
【0030】
これによれば、被覆プレートの長手方向中央領域を中心とした撓みが被覆プレートに生じている場合であっても、被覆プレートの一方の端部プレート部分と外枠の一方の端部プレート部分との接続が被覆プレートの撓みによって外れることが抑制されるという効果が得られる。
【0031】
すなわち、被覆プレートに撓みが生じている場合において、被覆プレートと外枠とが互いに接続されると、被覆プレートの撓みが解消された形で被覆プレートが外枠に接続されていることから、このとき、被覆プレートにはそれを撓ませようとする応力が内在していることになる。したがって、被覆プレートの一方の端部プレート部分が被覆プレートの長手方向中央領域を中心として外枠の一方の端部プレート部分から離れる方向に円弧を描くように移動しようとする力が被覆プレートの一方の端部プレート部分に働く。ここで、被覆プレートの係合壁面と外枠の係合壁面とが係合する領域の長さであって被覆プレートの長手方向に沿った長さが比較的短いと、これら係合壁面の係合が上記被覆プレートの一方の端部プレート部分の円弧を描くように移動しようとする力に耐えられず、これら係合壁面の係合が外れてしまうが、この長さが被覆プレートの一方の端部プレート部分または外枠の一方の端部プレート部分の厚みよりも長ければ、これら係合壁面の係合が外れてしまうことを確実に防止することができ、あるいは、少なくとも、これら係合壁面の係合が外れてしまうことを抑制することができることが本願の発明者らの研究によって明らかになった。
【0032】
本発明では、この長さが被覆プレートの一方の端部プレート部分または外枠の一方の端部プレート部分の厚みよりも長くなっているのであるから、被覆プレートの撓みによって被覆プレートの係合壁面と外枠の係合壁面との係合が外れてしまうことが抑制されるのである。
【0033】
以上の理由から、本発明によれば、被覆プレートの一方の端部プレート部分と外枠の一方の端部プレート部分との接続が被覆プレートの撓みによって外れることが抑制されるという効果が得られるのである。
【0034】
また、これによれば、外枠の製造、または、外枠の構造、または、ブレードに対する外枠の組付けに関して外枠に要求される条件に起因して、外枠の本体プレート部分の外壁面に特有の意匠を施すことができない場合であっても、所望の意匠を施した被覆プレートによって外枠の本体プレート部分の外壁面全体を覆うことによって、実質的に、外枠の外壁面に所望の意匠を施した場合と同様の効果を得ることができるし、外枠を構成する材料として特有の色を有する材料を使用することができない場合であっても、所望の色を有する材料によって構成された被覆プレートによって外枠の本体プレート部分の外壁面全体を覆うことによって、実質的に、外枠を所望の色を有する材料を使用して構成した場合と同様の効果を得ることができる。
【0035】
また、上記発明において、外枠の係合壁面または被覆プレートの係合壁面は上述した効果を奏する限り如何なる手段によって提供されてもよく、例えば、前記被覆プレートが外枠に接続された状態において被覆プレートの長手方向中央領域を中心とした撓みによる被覆プレートの一方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって被覆プレートの長手方向に対して横方向に外枠の一方の端部プレート部分から突出する突起によって外枠の前記係合壁面が提供されると共に、被覆プレートの長手方向中央領域を中心とした撓みによる被覆プレートの一方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって被覆プレートの長手方向に対して横方向に被覆プレートの一方の端部プレート部分から突出する突起によって被覆プレートの前記係合壁面が提供される。
【0036】
また、上記発明において、外枠の係合壁面または被覆プレートの係合壁面は上述した効果を奏する限り如何なる手段によって提供されてもよく、例えば、前記被覆プレートが外枠に接続された状態において被覆プレートの長手方向中央領域を中心とした撓みによる被覆プレートの一方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって被覆プレートの長手方向に対して横方向に外枠の一方の端部プレート部分から突出する突起によって外枠の前記係合壁面が提供されると共に、被覆プレートの長手方向中央領域を中心とした撓みによる被覆プレートの一方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって被覆プレートの長手方向に対して横方向に被覆プレートの一方の端部プレート部分の材料内部に延びるように形成された開口または溝または凹部によって被覆プレートの前記係合壁面が提供される。
【0037】
また、上記発明において、外枠の係合壁面または被覆プレートの係合壁面は上述した効果を奏する限り如何なる手段によって提供されてもよく、例えば、前記被覆プレートが外枠に接続された状態において被覆プレートの長手方向中央領域を中心とした撓みによる被覆プレートの一方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって被覆プレートの長手方向に対して横方向に外枠の一方の端部プレート部分の材料内部に延びるように形成された開口または溝または凹部によって外枠の前記係合壁面が提供されると共に、被覆プレートの長手方向中央領域を中心とした撓みによる被覆プレートの一方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって被覆プレートの長手方向に対して横方向に被覆プレートの一方の端部プレート部分から突出する突起によって被覆プレートの前記係合壁面が提供される。
【0038】
なお、上記発明において、前記外枠の一方の端部プレート部分に前記係合壁面が設けられているのに加えて、外枠の他方の端部プレート部分に別の係合壁面が設けられていると共に、前記被覆プレートの一方の端部プレート部分に前記係合壁面が設けられているのに加えて、被覆プレートの他方の端部プレート部分に別の係合壁面が設けられていてもよい。この場合、被覆プレートが外枠に接続された状態において被覆プレートの長手方向中央領域を中心とした撓みによる被覆プレートの他方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって被覆プレートの長手方向に対して横方向に外枠の前記別の係合壁面および被覆プレートの前記別の係合壁面が延在しており、外枠の前記別の係合壁面と被覆プレートの前記別の係合壁面とが互いに係合することによって被覆プレートの他方の端部プレート部分が外枠の他方の端部プレート部分に係止力をもって接続されており、外枠の前記別の係合壁面と被覆プレートの前記別の係合壁面とが係合する領域の長さであって外枠および被覆プレートの長手方向に沿った長さが前記別の係合壁面を備えた外枠の端部プレート部分または前記別の係合壁面を備えた被覆プレートの端部プレート部分の厚みよりも長いと好ましい。
【0039】
これによれば、上述した理由と同じ理由から、被覆プレートの長手方向中央領域を中心とした撓みが被覆プレートに生じている場合であっても、被覆プレートの他方の端部プレート部分と外枠の他方の端部プレート部分との接続が被覆プレートの撓みによって外れることが抑制されるという効果が得られる。
【0040】
また、上記発明において、外枠の別の係合壁面または被覆プレートの別の係合壁面は上述した効果を奏する限り如何なる手段によって提供されてもよく、例えば、前記被覆プレートが外枠に接続された状態において被覆プレートの長手方向中央領域を中心とした撓みによる被覆プレートの他方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって被覆プレートの長手方向に対して横方向に外枠の他方の端部プレート部分から突出する突起によって外枠の前記別の係合壁面が提供されると共に、被覆プレートの長手方向中央領域を中心とした撓みによる被覆プレートの他方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって被覆プレートの長手方向に対して横方向に被覆プレートの他方の端部プレート部分から突出する突起によって被覆プレートの前記別の係合壁面が提供される。
【0041】
また、上記発明において、外枠の別の係合壁面または被覆プレートの別の係合壁面は上述した効果を奏する限り如何なる手段によって提供されてもよく、例えば、前記被覆プレートが外枠に接続された状態において被覆プレートの長手方向中央領域を中心とした撓みによる被覆プレートの他方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって被覆プレートの長手方向に対して横方向に外枠の他方の端部プレート部分から突出する突起によって外枠の前記別の係合壁面が提供されると共に、被覆プレートの長手方向中央領域を中心とした撓みによる被覆プレートの他方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって被覆プレートの長手方向に対して横方向に被覆プレートの他方の端部プレート部分の材料内部に延びるように形成された開口または溝または凹部によって被覆プレートの前記別の係合壁面が提供される。
【0042】
また、上記発明において、外枠の別の係合壁面または被覆プレートの別の係合壁面は上述した効果を奏する限り如何なる手段によって提供されてもよく、例えば、前記被覆プレートが外枠に接続された状態において被覆プレートの長手方向中央領域を中心とした撓みによる被覆プレートの他方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって被覆プレートの長手方向に対して横方向に外枠の他方の端部プレート部分の材料内部に延びるように形成された開口または溝または凹部によって外枠の前記別の係合壁面が提供されると共に、被覆プレートの長手方向中央領域を中心とした撓みによる被覆プレートの他方の端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって被覆プレートの長手方向に対して横方向に被覆プレートの他方の端部プレート部分から突出する突起によって被覆プレートの前記別の係合壁面が提供される。
【0043】
また、上記発明において、被覆プレートを構成する材料は上述した効果を奏する限り如何なる材料でもよいが、例えば、前記被覆プレートが熱可塑性樹脂から製造された部品であると、より大きな効果を得ることができる。
【0044】
つまり、被覆プレートが熱可塑性樹脂から製造された場合、被覆プレートにその長手方向における中央領域を中心とした大きな撓みが生じる可能性が高い。そして、この場合、その撓みによって被覆プレートの係合壁面と外枠の係合壁面との係合が外れてしまう可能性が高い。しかしながら、こうした場合において、被覆プレートの係合壁面が被覆プレートの長手方向中央領域を中心とした撓みによる被覆プレートの端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって被覆プレートの長手方向に対して横方向に延在し且つ外枠の係合壁面が被覆プレートが外枠に接続された状態において被覆プレートの長手方向中央領域を中心とした撓みによる被覆プレートの端部プレート部分の移動方向に対して横方向であって被覆プレートの長手方向に対して横方向に延在し、これら係合壁面が互いに係合する領域の長さであって被覆プレートの長手方向に沿った長さが被覆プレートの端部プレート部分の厚みよりも長いことから、被覆プレートの撓みによって係合壁面同士の係合が外れてしまうことが確実に抑制されるという大きな効果を得ることができる。