特許第5665708号(P5665708)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5665708エレベータガイドレール給油装置およびエレベータガイドレール給油方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5665708
(24)【登録日】2014年12月19日
(45)【発行日】2015年2月4日
(54)【発明の名称】エレベータガイドレール給油装置およびエレベータガイドレール給油方法
(51)【国際特許分類】
   B66B 7/12 20060101AFI20150115BHJP
【FI】
   B66B7/12 A
【請求項の数】3
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2011-207558(P2011-207558)
(22)【出願日】2011年9月22日
(65)【公開番号】特開2013-67494(P2013-67494A)
(43)【公開日】2013年4月18日
【審査請求日】2014年2月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】000236056
【氏名又は名称】三菱電機ビルテクノサービス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100147566
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100161171
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 潤一郎
(72)【発明者】
【氏名】吉田 幸弘
【審査官】 藤村 聖子
(56)【参考文献】
【文献】 特開平06−278969(JP,A)
【文献】 特開2000−136077(JP,A)
【文献】 特開平09−227055(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66B 7/12
F16N 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エレベータの昇降体に設けられ、前記昇降体を案内するガイドレールに油を供給するエレベータガイドレール給油装置であって、
前記油を貯留する給油槽と、
前記給油槽に貯留された前記油に浸され、前記ガイドレールに接触する固定給油部材と、
前記給油槽に貯留された前記油に浸され、前記ガイドレールに接触する接触位置と前記ガイドレールから離れる離間位置との間で変位する可動給油部材と、
温度の変化に応じて前記可動給油部材を変位させる変位装置と
を備えたことを特徴とするエレベータガイドレール給油装置。
【請求項2】
前記変位装置は、温度の変化に応じて変形するバイメタルから構成された変形部材を有しており、前記変形部材の変形にともなって、前記可動給油部材を変位させることを特徴とする請求項1に記載のエレベータガイドレール給油装置。
【請求項3】
エレベータの昇降体を案内するガイドレールに油を給油するエレベータガイドレール給油方法であって、
前記油に浸された固定給油部材が前記ガイドレールに接触する固定給油部材給油工程と、
前記油に浸された可動給油部材が、温度の変化に応じて、前記ガイドレールに接触する接触位置と前記ガイドレールから離れる離間位置との間で変位する可動給油部材変位工程と
を備えたことを特徴とするエレベータガイドレール給油方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、昇降路を昇降する昇降体を案内するガイドレールに油を供給するエレベータガイドレール給油装置およびエレベータガイドレール給油方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、油を貯留する給油槽と、給油槽に貯留された油に浸されガイドレールに接触することにより給油槽の油をガイドレールに供給する給油部材と、給油部材に設けられ、給油部材における油の流路断面積を変化させることによって、給油部材を流れる油の量を調節する油量調節装置とを備えたエレベータガイドレール給油装置が知られている。油量調節装置は、給油部材を挟む一対の板部材と、一対の板部材の間の距離を変化させる距離変化部材とを有している。距離変化部材は、温度の変化により変形するバイメタルを含んでおり、温度の変化によって、一対の板部材の間の距離を変化させる。温度が高い場合には、給油部材の流路断面積が小さくなり、温度が低い場合には、給油部材の流路断面積が大きくなる。これにより、温度が変化することによって油の粘度が変化するものの、温度の変化によって発生する給油部材を流れる油の量の変化が低減される。その結果、温度の変化によって発生するガイドレールに供給される油の量の変化が低減される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−136077号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、油量調節装置は、給油部材を挟む一対の板部材と、これらの板部材の間の距離を変化させる距離変化部材とを有しており、距離変化部材は、温度が上がることによって板部材の間の距離を小さくするバイメタルと、バイメタルにより発生する力の方向に反対の方向、つまり、一対の板部材の間の距離を大きくする方向に付勢するばねとを含んでいる。温度が下がるときに一対の板部材の間の距離を大きくするためのばねが必要であるので、エレベータガイドレール給油装置の構成が複雑になってしまうという問題点があった。
【0005】
この発明は、温度の変化によって発生するガイドレールに供給される油の量の変化を低減させるとともに、構成を簡単にすることができるエレベータガイドレール給油装置およびエレベータガイドレール給油方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るエレベータガイドレール給油装置は、エレベータの昇降体に設けられ、前記昇降体を案内するガイドレールに油を供給するエレベータガイドレール給油装置であって、前記油を貯留する給油槽と、前記給油槽に貯留された前記油に浸され、前記ガイドレールに接触する固定給油部材と、前記給油槽に貯留された前記油に浸され、前記ガイドレールに接触する接触位置と前記ガイドレールから離れる離間位置との間で変位する可動給油部材と、温度の変化に応じて前記可動給油部材を変位させる変位装置とを備えている。
【0007】
この発明に係るエレベータガイドレール給油方法は、エレベータの昇降体を案内するガイドレールに油を給油するエレベータガイドレール給油方法であって、前記油に浸された固定給油部材が前記ガイドレールに接触する固定給油部材給油工程と、前記油に浸された可動給油部材が、温度の変化に応じて、前記ガイドレールに接触する接触位置と前記ガイドレールから離れる離間位置との間で変位する可動給油部材変位工程とを備えている。
【発明の効果】
【0008】
この発明に係るエレベータガイドレール給油装置によれば、油を貯留する給油槽と、給油槽に貯留された油に浸され、ガイドレールに接触する固定給油部材と、給油槽に貯留された油に浸され、ガイドレールに接触する接触位置とガイドレールから離れる離間位置との間で変位する可動給油部材と、温度の変化に応じて可動給油部材を変位させる変位装置とを備えているので、温度が所定値よりも高い場合には、可動給油部材を離間位置に変位させ、温度が所定値よりも低い場合には、可動給油部材を接触位置に変位させることができる。これにより、温度が変化することによって油の粘度が変化するものの、温度の変化によって発生するガイドレールに供給される油の量の変化を低減させることができる。また、可動給油部材が変位することによってガイドレールに供給される油の量が調節されるので、エレベータガイドレール給油装置の構成を簡単にすることができる。
【0009】
この発明に係るエレベータガイドレール給油方法によれば、油に浸された固定給油部材がガイドレールに接触する固定給油部材給油工程と、油に浸された可動給油部材が、温度の変化に応じて、ガイドレールに接触する接触位置とガイドレールから離れる離間位置との間で変位する可動給油部材変位工程とを備えているので、温度が所定値よりも高い場合には、可動給油部材を離間位置に変位させ、温度が所定値よりも低い場合には、可動給油部材を接触位置に変位させることができる。これにより、温度が変化することによって油の粘度が変化するものの、温度の変化によって発生するガイドレールに供給される油の量の変化を低減させることができる。また、可動給油部材が変位することによってガイドレールに供給される油の量が調節されるので、エレベータガイドレール給油装置の構成を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】この発明の実施の形態1に係るエレベータを示す正面図である。
図2図1の給油装置を示す平面図である。
図3図2のIII−III線に沿った矢視断面図である。
図4図2の可動灯芯が離間位置に変位した状態の給油装置を示す平面図である。
図5図4のV−V線に沿った矢視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータを示す正面図である。図において、エレベータは、昇降路に設けられた一対のガイドレール1と、ガイドレール1に案内されて昇降路を移動するかご(昇降体)2と、各ガイドレール1に油を供給する一対の給油装置(エレベータガイドレール給油装置)3とを備えている。
【0012】
かご2は、かご本体21と、かご本体21の上部に設けられた一対の上部ガイドシュー22と、かご本体21の下部に設けられた一対の下部ガイドシュー23とを有している。上部ガイドシュー22および下部ガイドシュー23は、ガイドレール1に摺動される。かご2は、上部ガイドシュー22および下部ガイドシュー23がガイドレール1に摺動されることにより、ガイドレール1に案内される。
【0013】
給油装置3は、ガイドレール1に対する上部ガイドシュー22の摺動およびガイドレール1に対する下部ガイドシュー23の摺動がスムーズに行われるために、ガイドレール1に油を供給する。ガイドレール1への油の供給が不足する場合には、摺動にともなう異音が発生したり、ガイドレール1、上部ガイドシュー22および下部ガイドシュー23の摩耗が発生したりする。一方、ガイドレール1へ供給される油の量が過多の場合には、油の飛散により昇降路が汚れたり、かご2の内部に油が染み出したりする恐れがある。
【0014】
給油装置3は、一対の上部ガイドシュー22のそれぞれの上部に設けられている。図2図1の給油装置3を示す平面図、図3図2のIII−III線に沿った矢視断面図である。図において、給油装置3は、油を貯留する給油槽31と、給油槽31に貯留された油に浸され、ガイドレール1に接触する一対の固定灯芯(固定給油部材)32と、給油槽31に貯留された油に浸され、ガイドレール1に接触する接触位置とガイドレール1から離れる離間位置との間で変位する一対の可動灯芯(可動給油部材)33と、固定灯芯32を給油槽31に対して固定する固定部材34と、温度の変化に応じて各可動灯芯33を変位させる一対の変位装置35とを備えている。
【0015】
固定灯芯32は、油が浸透する繊維から構成されている。なお、固定灯芯32は、繊維に限らず、例えば、油が浸透するフェルトなどから構成されてもよい。固定灯芯32の下部は、給油槽31に貯留された油に浸されている。固定灯芯32の上部は、給油槽31に貯留された油の油面よりも上方に位置し、ガイドレール1の側面に対向している。一対の固定灯芯32の上部は、互いに対向して配置されている。一対の固定灯芯32は、各固定灯芯32の上部の間にガイドレール1が位置するように配置されている。各固定灯芯32の上部は、温度の変化に関係なく、常に、ガイドレール1に接触する。これにより、固定灯芯32は、給油槽31の油を常にガイドレール1に供給する。固定灯芯32によりガイドレール1に供給される油の量は、温度の変化により油の粘度が変化するので、温度の変化によって、変化する。つまり、夏季など、温度が高い場合には、油の粘度が低くなるので、固定灯芯32によりガイドレール1に供給される油の量が増大する。一方、冬季など、温度が低い場合には、油の粘度が高くなるので、固定灯芯32によりガイドレール1に供給される油の量が減少する。
【0016】
可動灯芯33は、固定灯芯32と同様に、油が浸透する繊維から構成されている。なお、可動灯芯33は、繊維に限らず、例えば、油が浸透するフェルトなどから構成されてもよい。可動灯芯33の下部は、給油槽31に貯留された油に浸されている。可動灯芯33の上部は、給油槽31に貯留された油の油面よりも上方に位置し、ガイドレール1の側面に対向している。一対の可動灯芯33の上部は、互いに対向して配置されている。一対の可動灯芯33は、各可動灯芯33の上部の間にガイドレール1が位置するように配置されている。各可動灯芯33の上部は、可動灯芯33の位置が接触位置である場合に、ガイドレール1に接触し、可動灯芯33の位置が離間位置である場合に、ガイドレール1から離れる。可動灯芯33の上部は、可動灯芯33の位置が接触位置である場合に固定灯芯32の上部を通る鉛直線上に位置するように配置されている。つまり、可動灯芯33は、可動灯芯33の位置が接触位置である状態でかご2が下降する場合に、固定灯芯32により油が供給されたガイドレール1の部分に接触するように配置されている。可動灯芯33は、可動灯芯33がガイドレール1に接触することにより、給油槽31の油をガイドレール1に供給する。
【0017】
変位装置35は、可動灯芯33の上部に取り付けられた保持部材351と、給油槽31に取り付けられた固定部材352と、保持部材351と固定部材352との間に設けられ、バイメタルから構成された変形部材353とを有している。変形部材353は、温度が所定値よりも低い場合に可動灯芯33の位置を接触位置に変位させるように配置されている。図4図2の可動灯芯33が離間位置に変位した状態の給油装置3を示す平面図、図5図4のV−V線に沿った矢視断面図である。変形部材353は、温度が所定値よりも高い場合には、可動灯芯33の位置が離間位置となるように変形する。温度が所定値よりも低い場合には、固定灯芯32によりガイドレール1に供給される油の量が減少するものの、可動灯芯33が接触位置に変位して、可動灯芯33によりガイドレール1に油が供給される。一方、温度が所定値よりも高い場合には、固定灯芯32によりガイドレール1に供給される油の量が増大するものの、可動灯芯33が離間位置に変位して、可動灯芯33によるガイドレール1への油の供給が停止する。可動灯芯33を変位させるための基準となる所定値は、任意に設定される。
【0018】
次に、給油装置3の動作について説明する。給油槽31に貯留された油に浸された固定灯芯32は、ガイドレール1に接触する(固定給油部材給油工程)。これにより、給油槽31に貯留された油は、固定灯芯32を介して、常に、ガイドレール1に供給される。
【0019】
給油槽31に貯留された油に浸された可動灯芯33は、温度の変化に応じて、接触位置と離間位置との間で変位する。温度が所定値よりも低い場合には、可動灯芯33は、接触位置に変位する(可動給油部材変位工程)。可動灯芯33の位置が接触位置である場合には、給油槽31に貯留された油は、可動灯芯33を介して、ガイドレール1に供給される。温度が所定値よりも低いので、油の粘度が高くなり、これにより、固定灯芯32を介してガイドレール1に供給される油の量が減少するものの、この減少する油の量を補うように、可動灯芯33を介してガイドレール1に油が供給される。一方、温度が所定値よりも高い場合には、可動灯芯33は、離間位置に変位する(可動給油部材変位工程)。可動灯芯33の位置が離間位置である場合には、給油槽31に貯留された油は、可動灯芯33を介してガイドレール1に供給されることが停止される。温度が所定値よりも高いので、油の粘度が低くなり、これにより、固定灯芯32を介してガイドレール1に供給される油の量が増大するものの、この増大する油の量に対応するように、可動灯芯33を介してガイドレール1に油が供給されることが停止される。
【0020】
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係る給油装置3によれば、油を貯留する給油槽31と、給油槽31に貯留された油に浸され、ガイドレール1に接触する固定灯芯32と、給油槽31に貯留された油に浸され、ガイドレール1に接触する接触位置とガイドレール1から離れる離間位置との間で変位する可動灯芯33と、温度の変化に応じて可動灯芯33を変位させる変位装置35とを備えているので、温度が所定値よりも高い場合には、可動灯芯33を離間位置に変位させ、温度が所定値よりも低い場合には、可動灯芯33を接触位置に変位させることができる。これにより、温度が変化することによって油の粘度が変化するものの、温度の変化によって発生するガイドレール1に供給される油の量の変化を低減させることができる。また、可動灯芯33が変位することによってガイドレール1に供給される油の量が調節されるので、給油装置3の構成を簡単にすることができる。また、可動灯芯33は、可動灯芯33の位置が離間位置である場合に、ガイドレール1に非接触となるので、可動灯芯33とガイドレール1との接触により発生する摩耗を低減させることができる。
【0021】
また、変位装置35は、温度の変化に応じて変形するバイメタルから構成された変形部材353を有しており、変形部材353の変形にともなって、可動灯芯33を変位させるので、簡単な構成で、可動灯芯33を接触位置と離間位置との間で変位させることができる。
【0022】
また、この発明の実施の形態1に係るエレベータガイドレール給油方法によれば、油に浸された固定灯芯32がガイドレール1に接触する固定給油部材給油工程と、油に浸された可動灯芯33が、温度の変化に応じて、ガイドレール1に接触する接触位置とガイドレール1から離れる離間位置との間で変位する可動給油部材変位工程とを備えているので、温度が所定値よりも高い場合には、可動灯芯33を離間位置に変位させ、温度が所定値よりも低い場合には、可動灯芯33を接触位置に変位させることができる。これにより、温度が変化することによって油の粘度が変化するものの、温度の変化によって発生するガイドレール1に供給される油の量の変化を低減させることができる。また、可動灯芯33が変位することによってガイドレール1に供給される油の量が調節されるので、給油装置3の構成を簡単にすることができる。また、可動灯芯33は、可動灯芯33の位置が離間位置である場合に、ガイドレール1に非接触となるので、可動灯芯33とガイドレール1との接触により発生する摩耗を低減させることができる。
【0023】
なお、上記実施の形態1では、エレベータのかご2に設けられ、かご2を案内するガイドレール1に油を供給する給油装置3について説明したが、エレベータの釣合い錘(昇降体)に設けられ、釣合い錘を案内するガイドレールに油を給油する給油装置であってもよい。
【0024】
また、上記実施の形態1では、変位装置35は、温度の変化に応じて変形するバイメタルから構成された変形部材353を有した構成について説明したが、変位装置35は、温度の変化に応じて可動灯芯33を変位させためのその他の構成であってもよい。
【符号の説明】
【0025】
1 ガイドレール、2 かご(昇降体)、3 給油装置(エレベータガイドレール給油装置)、21 かご本体、22 上部ガイドシュー、23 下部ガイドシュー、31 給油槽、32 固定灯芯(固定給油部材)、33 可動灯芯(可動給油部材)、34 固定部材、35 変位装置、351 保持部材、352 固定部材、353 変形部材。
図1
図2
図3
図4
図5