(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5666099
(24)【登録日】2014年12月19日
(45)【発行日】2015年2月12日
(54)【発明の名称】検体の検査方法およびシステム
(51)【国際特許分類】
A61B 5/00 20060101AFI20150122BHJP
A61B 5/145 20060101ALI20150122BHJP
【FI】
A61B5/00 F
A61B5/14 310
【請求項の数】23
【外国語出願】
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2009-67317(P2009-67317)
(22)【出願日】2009年3月19日
(65)【公開番号】特開2009-226217(P2009-226217A)
(43)【公開日】2009年10月8日
【審査請求日】2012年1月17日
(31)【優先権主張番号】61/038,624
(32)【優先日】2008年3月21日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502328710
【氏名又は名称】ライフスキャン・スコットランド・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100088605
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 公延
(74)【代理人】
【識別番号】100130384
【弁理士】
【氏名又は名称】大島 孝文
(72)【発明者】
【氏名】アンソニー・スミス
(72)【発明者】
【氏名】アリステア・ロングミューア
(72)【発明者】
【氏名】アラン・フォークナー
【審査官】
伊藤 幸仙
(56)【参考文献】
【文献】
特表2008−526320(JP,A)
【文献】
特表平10−504729(JP,A)
【文献】
特表2008−513788(JP,A)
【文献】
特表2008−501426(JP,A)
【文献】
特表2008−515505(JP,A)
【文献】
特開2005−237484(JP,A)
【文献】
特開2005−347988(JP,A)
【文献】
特開2007−329789(JP,A)
【文献】
国際公開第2006/034104(WO,A1)
【文献】
国際公開第2006/037802(WO,A2)
【文献】
欧州特許出願公開第2103251(EP,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2009/237262(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 5/00
A61B 5/145
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイ、ユーザーインタフェース、プロセッサ、メモリ、およびユーザーインタフェースボタンを有する検体計測装置の作動方法において、
前記検体計測装置によって提供されるストリップポートに検査ストリップが挿入されることによって、前記検体計測装置を稼働させることと、
前記検査ストリップの検査部上にサンプルを付着させるようにユーザーを促すことと、
前記検査部上に前記サンプルが付着されることによって、前記サンプル中の検体を計測することと、
前記検体を表している値を表示することと、
計測後に、ユーザーが別の時間に検査計測を行うように検査リマインダーをアクティブ状態にするために、前記ユーザーインターフェースボタンの1つをアクティブ状態にするようにユーザーを促すことと、
計測後に、前記検査リマインダーをアクティブ状態にするために使用される前記ユーザーインタフェースボタン以外の前記ユーザーインタフェースボタンのすべてを無効にすることと、
を含む、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、
前記アクティブ状態にするようにユーザーを促すことは、前記ユーザーインタフェースボタンの選択を促すために、前記ユーザーインタフェースボタンの1つを表しているアイコンを前記ディスプレイ上で繰返し輝かせることを含む、方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法において、
前記アクティブ状態にするようにユーザーを促すことは、前記ユーザーインタフェースボタンの選択を促すために、前記ユーザーインタフェースボタンの1つを明るくすることを含む、方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法において、
前記ユーザーインタフェースボタンは、上ボタン、下ボタン、入力ボタン、および、検査リマインダーボタンを含む、方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法において、
前記検査リマインダーは、食前の検査リマインダーまたは食後の検査リマインダーの少なくとも一方を含む、方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法において、
前記検査リマインダーは、食後の検査リマインダーを含む、方法。
【請求項7】
請求項1に記載の方法において、
前記アクティブ状態にするようにユーザーを促すことは、計測が完了したときはいつでもユーザーを促すことを含む、方法。
【請求項8】
請求項1に記載の方法において、
前記アクティブ状態にするようにユーザーを促すことは、前の計測が食前に実施されたときはいつでもユーザーを促すことを含む、方法。
【請求項9】
請求項1に記載の方法において、
前記アクティブ状態にすることは、前記検査リマインダーを表示するための日時をメモリに記憶することを含む、方法。
【請求項10】
請求項1に記載の方法において、
前記検体計測装置は、グルコースメーターを含む、方法。
【請求項11】
請求項1に記載の方法において、
ユーザーによって選択されるべき複数のメニューを表示することをさらに含む、方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法において、
前記複数のメニューは、前記検査リマインダーのための少なくとも1つの時間を含む、方法。
【請求項13】
請求項1に記載の方法において、
前記検査リマインダーの選択を確認するために、前記ユーザーインターフェースボタンの1つをアクティブ状態にするようにユーザーを促すことと、
前記検査リマインダーの選択を確認するために使用される前記ユーザーインタフェースボタン以外の前記ユーザーインタフェースボタンのすべてを無効にすることと、
を含む、方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法において、
前記アクティブ状態にするようにユーザーを促すことは、前記ユーザーインタフェースボタンの選択を促すために、前記ユーザーインタフェースボタンの1つを表しているアイコンを前記ディスプレイ上で繰返し輝かせることを含む、方法。
【請求項15】
請求項13に記載の方法において、
前記アクティブ状態にするようにユーザーを促すことは、前記ユーザーインタフェースボタンの選択を促すために、前記ユーザーインタフェースボタンの1つを明るくすることを含む、方法。
【請求項16】
請求項13に記載の方法において、
前記ユーザーインタフェースボタンは、上ボタン、下ボタン、入力ボタン、および、検査リマインダーボタンを含む、方法。
【請求項17】
請求項13に記載の方法において、
前記検査リマインダーは、食前の検査リマインダーまたは食後の検査リマインダーを含む、方法。
【請求項18】
請求項13に記載の方法において、
前記検査リマインダーは、食後の検査リマインダーを含む、方法。
【請求項19】
請求項13に記載の方法において、
前記確認することは、前記検査リマインダーを表示するための日時をメモリに記憶することを含む、方法。
【請求項20】
請求項13に記載の方法において、
前記検体計測装置は、グルコースメーターを含む、方法。
【請求項21】
請求項13に記載の方法において、
ユーザーによって選択されるべき複数のメニューを表示することをさらに含む、方法。
【請求項22】
請求項21に記載の方法において、
前記複数のメニューは、前記検査リマインダーのための少なくとも1つの時間を含む、方法。
【請求項23】
検体計測装置において、
ハウジングであって、
検体計測ユニットに連結されるストリップポート、
前記検体計測ユニット、メモリ、ユーザーインタフェースインプットおよびディスプレイドライバに連結されるプロセッサ、
前記ディスプレイドライバに連結されるディスプレイユニット、ならびに、
検査リマインダーボタンのアクティブ状態時に、計測を行うことをユーザーに思い出させるために、前記メモリに日時を記憶できるようにする、検査リマインダーボタンを含めた複数のユーザーインタフェースボタン、
を有し、前記検体計測装置は、前記ストリップポートに検査ストリップが挿入されることで稼動するように構成され、前記プロセッサは、前記検査ストリップの検査部上にサンプルを付着させるようにユーザーを促し、前記検査部上に前記サンプルが付着されることで前記サンプル中の検体を計測し、計測後に、ユーザが前記検査リマインダーボタンをアクティブ状態にするように促されるとき、前記検査リマインダーボタン以外の前記ユーザーインタフェースボタンのすべてを無効にするように構成されている、ハウジング
を含む、検体計測装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
〔背景〕
グルコースのモニタリングは、糖尿病患者個人にとって日常生活における現実である。そのようなモニタリングの精度は、健康に、そして、最終的には糖尿病を持つ人の生活の質に甚大な影響を及ぼす場合がある。一般に、糖尿病患者は、血糖値(blood sugar level)をモニタリングおよび制御するために、1日に数回、血液のグルコースレベル(blood glucose level)を計測する。正確にそして定期的に血液のグルコースレベルを検査しない場合、心血管疾患、腎臓病、神経損傷、および失明を含む糖尿病に関係する深刻な合併症がもたらされる場合がある。血液の僅かなサンプルのグルコースレベルを個人が検査できるようにする現在入手可能な多くの電子装置がある。そのようなグルコースメーターの1つとして、Lifescan社が製造する商品、OneTouch(登録商標)Profile(商標)グルコースメーターがある。
【0002】
グルコースのモニタリングに加えて、糖尿病患者個人は、たとえば不規則な食物消費または運動による悪影響を及ぼされないように、しばしば彼らのライフスタイル全般の厳格な管理を維持しなければならない。さらに、特定の糖尿病患者個人を扱っている医師は、糖尿病を制御するための効果的な治療または治療の改善を提供するために患者個人のライフスタイルに関する詳細な情報を必要とする。現在、糖尿病を持つ個人のライフスタイルをモニタリングする方法の1つは、患者個人が、彼らのライフスタイルのペーパーログブックをつけて、定期的に、特に食前、食後、および空腹時に彼らの血中グルコース(blood glucose)を検査することである。別の方法は、患者個人が、単に自身のライフスタイルに関する事実を思い出すことに依存して、検査時に彼らの医師に巡回毎に詳細を伝えることである。
【0003】
ライフスタイルの情報を記録する前述の方法は、本来難しく、時間が掛かり、そして、多分に不正確である。検査は忘れ易く、ペーパーログブックは個人が常に携行するとは限らず、必要なときに正確に仕上げられない場合がある。ペーパーログブックは小さく、ライフスタイルの出来事の詳細な記載を必要とする詳細な情報を入力することは困難である。その上、手書きのノートからの情報を人手で考察および解釈しなければならない医師が質問したときに、個人は自身のライフスタイルに関する主要な事実をしばしば忘れる場合がある。構成要素である情報を引き出すかまたは分離するためにペーパーログブックよって提供される分析はなく、また、ペーパーログブックをしてユーザーに検査を積極的に思い出させるようなことはない。また、グラフィックによる整理編集(graphical reductions)も情報の要約もない。データベースまたは他の電子装置などの2次データ記憶装置システムへのデータ入力(entry of data)は、ライフスタイルデータを含む情報の、この2次データ記憶装置への困難な転写(transcription)を必要とする。データの記録の困難さは、不正確かつ不完全な記録をもたらす関連情報の遡及的な入力を促進させる。
【0004】
また、糖尿病患者個人は、分析および処置、たとえば、グルコースレベルモニタリング機器および薬物療法の双方のための多数の装置を自身の体の上にしばしば保持しなければならない。それ故に、ライフスタイルの紙による記録および検査時のログを携行しなければならないことは、追加の無用な負担であり、データの入力は、極めて時間の掛かることである。
【0005】
現在、個人でグルコースレベルを計測でき、かつその分析のために他のコンピュータから読み出しするまたはそれにアップロードするためにレベルを記憶させることができる多数の携帯型の電子装置が存在する。そのような装置の1つとして、ライフスタイルのデータを記憶するための限定的な機能性を提供する、ロシュ・ダイアグノスティックス社のAccu-Check(商標)Complete(商標)システムがある。しかしながら、Accu-Check(商標)Complete(商標)システムは、メーター内に記憶されるべきライフスタイルの変数の限定的な選択のみを可能にしている。メーター内に先に入力された値からのインテリジェントフィードバックが無いし、ユーザーインタフェースは、メーターの時たまのユーザーにとって分かりにくい。さらに、検査がいつであるかをユーザーに思い出させるため、および、検査が適切な時期に行われていることを確信させるための都合の良いやり方がない。
【0006】
〔開示の概要〕
本出願人は、検査がいつであるかをユーザーに思い出させて、検査が適切な時期に行われおよび記録されていることを確信させる電子装置の必要性を認識している。そのような装置は、わかりやすく、容易に使用できねばならず、これにより、個人が適切な時期に検査するのが促進される。適切な時期は、糖尿病の管理に特に関連していて、個人の身体的な状態に影響するかまたはそれを表すかもしれない平均時間を採るべきである。適切な時期の例としては、食物消費の前および後、身体的な作業(たとえば、運動)の前および後、薬物摂取の前および後、ならびに空腹時後である。
【0007】
上記の内容に鑑みると共に或る形態にしたがい、ディスプレイ、ユーザーインタフェース、プロセッサ、メモリ、およびユーザーインタフェースボタンを有する検体計測装置の作動方法が提供され、この方法は、検体計測装置で検体を計測することと、検体を表している値を表示することと、検査リマインダーをアクティブ状態にするようにユーザーを促すことと、別の時間に検査計測を行うことをユーザーに思い出させるために検査リマインダーをアクティブ状態にすることと、によって実現することができる。
【0008】
実施形態において、前記促すことは、前記ユーザーインタフェースボタンの選択を促すために、前記ユーザーインタフェースボタンの1つを表しているアイコンを前記ディスプレイ上で繰返し輝かせることを含む。
【0009】
実施形態において、前記促すことは、前記ユーザーインタフェースボタンの選択を促すために、前記ユーザーインタフェースボタンの1つを明るくすることを含む。
【0010】
実施形態において、前記方法は、前記ユーザーインタフェースボタンの1つ以外の前記ユーザーインタフェースボタンのすべてを無効にすることをさらに含む。
【0011】
実施形態において、前記ユーザーインタフェースボタンは、上ボタン、下ボタン、入力ボタン、および、検査リマインダーボタンを含む。
【0012】
実施形態において、前記検査リマインダーは、食前の検査リマインダーまたは食後の検査リマインダーを含む。
【0013】
実施形態において、前記検査リマインダーは、食後の検査リマインダーを含む。
【0014】
実施形態において、前記促すことは、計測ステップが完了したときはいつでもユーザーを促すことを含む。
【0015】
実施形態において、前記促すことは、前の計測ステップが食前に実施されたときはいつでもユーザーを促すことを含む。
【0016】
実施形態において、前記アクティブ状態にすることは、前記検査リマインダーを表示するための日時をメモリに記憶することを含む。
【0017】
実施形態において、前記検体計測装置は、グルコースメーターを含む。
【0018】
実施形態において、前記計測することは、前記計測装置によって提供されるストリップポートに検査ストリップを挿入することと、前記検査ストリップのための較正パラメータを入力せずに、前記検査ストリップの検査部上に血液サンプルを付着させることと、を含む。
【0019】
実施形態において、前記計測することは、前記検体計測装置によって提供されるストリップポートに検査ストリップを挿入することと、前記装置の前記ユーザーインタフェースボタンを介して前記検査ストリップのための較正パラメータを入力することと、前記検査ストリップの検査部上に血液サンプルを付着させることと、を含む。
【0020】
実施形態において、前記挿入することは、前記検査ストリップが前記ストリップポートに完全に挿入されるときに前記検体計測装置を稼動させることを含む。
【0021】
実施形態において、表示されるべき複数のメニューは、選択される。
【0022】
実施形態において、前記複数のメニューは、前記検査リマインダーのための少なくとも1つの時間を含む。
【0023】
上記の内容に鑑みると共に別の形態にしたがい、ディスプレイ、ユーザーインタフェース、プロセッサ、メモリ、およびユーザーインタフェースボタンを有する検体計測装置の作動方法が提供され、この方法は、前記検体計測装置を稼動させるために前記ユーザーインタフェースボタンの1つを押すことと、検査リマインダーの選択を確認するようにユーザーを促すことと、検査リマインダーの選択を確認するために前記ユーザーインタフェースボタンの1つを押すことと、によって実現することができる。
【0024】
実施形態において、前記促すことは、前記ユーザーインタフェースボタンの選択を促すために、前記ユーザーインタフェースボタンの1つを表しているアイコンを前記ディスプレイ上で繰返し輝かせることを含む。
【0025】
実施形態において、前記促すことは、前記ユーザーインタフェースボタンの選択を促すために、前記ユーザーインタフェースボタンの1つを明るくすることを含む。
【0026】
実施形態において、前記方法は、前記ユーザーインタフェースボタンの1つ以外の前記ユーザーインタフェースボタンのすべてを無効にすることをさらに含む。
【0027】
実施形態において、前記ユーザーインタフェースボタンは、上ボタン、下ボタン、入力ボタン、および、検査リマインダーボタンを含む。
【0028】
実施形態において、前記検査リマインダーは、食前の検査リマインダーまたは食後の検査リマインダーを含む。
【0029】
実施形態において、前記検査リマインダーは、食後の検査リマインダーを含む。
【0030】
実施形態において、前記確認することは、前記検査リマインダーを表示するための日時をメモリに記憶することを含む。
【0031】
実施形態において、前記検体計測装置は、グルコースメーターを含む。
【0032】
実施形態において、表示されるべき複数のメニューは、選択される。
【0033】
実施形態において、前記複数のメニューは、前記検査リマインダーのための少なくとも1つの時間を含む。
【0034】
上記の内容に鑑みると共に別の形態にしたがい、ハウジングであって、検体計測ユニットに連結されるストリップポート、前記検体計測ユニット、メモリ、ユーザーインタフェースインプットおよびディスプレイドライバに連結されるプロセッサ、前記ディスプレイドライバに連結されるディスプレイユニット、ならびに、検査リマインダーボタンのアクティブ状態時に、計測を行うことをユーザーに思い出させるために、前記メモリに日時を記憶できるようにする、検査リマインダーボタンを含めた複数のユーザーインタフェースボタンを有する、ハウジングを含む、検体計測装置が提供される。
【0035】
これらおよび他の実施形態、特徴、および利点については、簡潔に説明される添付図面に関連する本発明のより詳細に後述する説明を参照して解釈するときに当業者に明らかになるであろう。
【0036】
本明細書に組み込まれてその一部を構成する添付図面は、本発明の現在の好適な実施形態を示しており、上記の概略説明および下記の詳細な説明と共に、本発明の特徴を説明するのに役立つものである(同一参照符号は同様の要素を示す)。
【0037】
〔図面の詳細な説明〕
以下の詳細な説明は、異なった図面の同様の要素が同様に付番されている図面に関して読み込まれるべきである。必ずしも同じ倍率ではない図面は、選択された実施形態について示しており、本発明の範囲を限定する意図を有していない。詳細な説明は、制限としてではなく、一例として、本発明の原理を示す。この説明により、当業者は、本発明を容易に製造および使用すること、ならびに、本発明を実施する最良の態様であると現在思われるものを含む、いくつかの実施形態、適用、変形物、代替物および用途を示すことが明確に可能になる。
【0038】
図1は、個人の血液中のグルコースレベルを検査するための検体計測装置100を示す。検体計測装置100は、データの入力、メニューの指図、およびコマンドの実行のためのユーザーインタフェースボタン(106、108、110、114)を含むことができる。データは、個人の毎日のライフスタイルに関連する、検体濃度および/または情報を表している値を含むことができる。毎日のライフスタイルに関連する情報は、個人の食物摂取量、薬物使用、健康診断の実施、ならびに、全般的な健康状態および運動レベルを含むことができる。検体計測装置100は、ディスプレイ104を含むこともできる。ディスプレイ104は、計測したグルコースレベルを報告して、ライフスタイル関連情報の入力を容易にするために使用することができる。
【0039】
検体計測装置100は、第1ユーザーインタフェースボタン106、第2ユーザーインタフェースボタン108、第3ユーザーインタフェースボタン110、および、検査リマインダーボタン114を含むことができる。ユーザーインタフェースボタン106、108、および110は、入力および検査装置に記憶されるデータの分析を容易にして、ユーザーは、ディスプレイ104に表示されるユーザーインタフェースを介して指図することが可能になる。検査リマインダーボタン114により、検査リマインダーを設定することが可能になる。ユーザーインタフェースボタン106、108、および110は、第1マーキング107、第2マーキング109、および第3マーキング111を含んでおり、ユーザーインタフェースボタンをディスプレイ上のキャラクタに相互関連させるのに役立つ。検査リマインダーボタン114は、検査リマインダーボタン114をディスプレイ上のキャラクタに相互関連させるのに役立つマーキング含むこともできる。
【0040】
検体計測装置100は、ストリップポート112に検査ストリップ10を挿入することにより、または、第1ユーザーインタフェースボタン106を押して僅かに保持することにより、あるいは、オプショナルデータポート113にまたがってデータトラフィックが検出されるときに、稼動(ターンオン)させることができる。検体計測装置100は、検査ストリップ10を取り外すことにより、第1ユーザーインタフェースボタン106を押して僅かに保持することにより、メインメニュースクリーンからメーターオフオプション(a meter off option)を指図して選択することにより、あるいは、どのボタンも所定時間押さないことにより、切る(スイッチオフ)ことができる。ディスプレイ104は、バックライトを任意に含むことができる。検査ストリップポート112は、それ自体の光源を含むことができ、あるいは、ディスプレイ104のためのバックライトと共通の光源を共有することができる。
【0041】
データポート113は、任意であり、接続リードに取り付けられた適当なコネクタを受け入れ、これにより、パーソナルコンピュータなどの外部の装置に検体計測装置100をリンクすることが可能になる。データポート113は、たとえば有線または無線の形式のシリアルもしくはパラレルポートのような(シリアルもしくはパラレル)データ送信を可能にする任意のポートにすることができる。適当なソフトウェアを実行中であるパーソナルコンピュータは、設定情報(例えば、現在の時間、日付、および言語)の入力と修正を可能にし、検体計測装置100によって収集されたデータの分析を実施することができる。さらに、パーソナルコンピュータは、改良された診断および処置のために、高等解析機能を実施し、および/または、他のコンピュータへデータを送信(すなわち、インターネット上で)することができる。地域または遠隔地のコンピュータに検体計測装置100を接続することにより、健康管理プロバイダーによる改善された処置が促進される。
【0042】
図2を参照すると、検体計測装置100の例示的な内部レイアウトが示される。検体計測装置100は、本明細書に図示および記載される幾つかの実施形態では32ビットのRISCマイクロコントローラであるプロセッサ200を含むことができる。プロセッサは、本明細書に図示および記載される幾つかの実施形態ではEEPROMであるメモリ202に対してI/Oポート214を介して双方向接続を行うことができる。また、I/Oポート214を介してプロセッサ200に接続されるのは、データポート113、ユーザーインタフェースボタン106、108、110、および114、ならびにディスプレイドライバ236である。データポート113は、プロセッサ200に接続でき、これにより、メモリ202とパーソナルコンピュータなどの外部装置との間のデータ転送が可能になる。ユーザーインタフェースボタン106、108、110、および114は、直接プロセッサ200に接続される。プロセッサ200は、ディスプレイドライバ236を介してディスプレイ104を制御する。
【0043】
本明細書に図示および記載される実施形態において、検体計測装置100は、ストリップポート112に挿入された検査ストリップ10に適用された血液中のグルコースレベルの計測に使用される電子回路を備える特定用途向けIC(ASIC)204を含むことができる。アナログ電圧は、アナログ・インタフェース205を介してASIC204に移されるかまたはそこから移される。アナログ・インタフェース205からのアナログ信号は、A/Dコンバータ216によってディジタル信号に変換することができる。プロセッサ200は、コア208、(コンピュータ・コードを含む)ROM210、RAM212、およびクロック218をさらに含むことができる。実施形態において、プロセッサ200は、たとえば検体計測後の所定時間中のディスプレイユニットによる検体値の表示上の単一のボタンを除いて、すべてのユーザーインタフェースボタンを無効にするように構成(またはプログラム)される。代わりの実施形態において、プロセッサ200は、ディスプレイユニットによる検体値の表示上の単一のボタンを除いて、すべてのユーザーインタフェースボタンからの入力を無視するように構成(またはプログラム)される。
【0044】
図3は、本明細書に図示および記載された実施形態に係る検体計測装置の作動方法を示す例示的なフローチャートである。方法300は、工程302、304、306、および308を含むことができる。工程302で、検体計測装置は検体を計測する。工程304で、検体計測装置は検体を表している値を表示する。工程306で、検体計測装置は、ユーザーが検査リマインダーをアクティブ状態(activate)にするように促す。工程308で、ユーザーは、別の時間に検査計測を行うことをユーザーに思い出させるために検査リマインダーをアクティブ状態にする。本明細書に図示および記載されたどの実施形態でも、検体計測装置は、ディスプレイ、ユーザーインタフェース、プロセッサ、メモリ、およびユーザーインタフェースボタンを含むことができる。本明細書に図示および記載されたどの実施形態でも、促すことは、そのようなユーザーインタフェースボタンの選択をうながすために、ユーザーインタフェースボタンの1つを表しているアイコンをディスプレイ上で繰返し輝かせること(flashing)を含むことができる。本明細書に図示および記載されたどの実施形態でも、促すことは、少なくとも1つのユーザーインタフェースボタンの選択を促すために、少なくとも1つのユーザーインタフェースボタンを明るくすることを含むことができる。リマインダーは、食前または食後に限定されず、ユーザー、患者または医師によって選択された特定のすべての時間に利用することができることに注意すべきである。
【0045】
図4は、本明細書に図示および記載された実施形態に係る、検体計測装置上の単一のユーザーインタフェースボタンだけがアクティブ状態であるときの検体計測装置の作動方法を示す例示的なフローチャートである。方法400は、工程402、404、406、408、および410を含むことができる。工程402で、検体計測装置は検体を計測する。工程404で、検体計測装置は検体を表している値を表示する。工程406で、検体計測装置は、ユーザーが検査リマインダーをアクティブ状態にするように促す。工程408で、検体計測装置は、単一のユーザーインタフェースボタン以外のすべてを非アクティブ状態(deactivate)にする。工程410で、ユーザーは、別の時間に検査計測を行うことをユーザーに思い出させるために検査リマインダーをアクティブ状態にする。本明細書に図示および記載されたどの実施形態でも、ユーザーインタフェースボタンは、「上」ボタン、「下」ボタン、「入力(enter)」または「OK」ボタン、および、検査リマインダーボタンを含むことができる。本明細書に図示および記載されたどの実施形態でも、検査リマインダーは、食前の検査リマインダーまたは食後の検査リマインダーを含むことができる。本明細書に図示および記載されたどの実施形態でも、検査リマインダーは、食後の検査リマインダーにすることができる。
【0046】
図5は、本明細書に図示および記載された実施形態に係る、前の計測工程が食前に実施されたときはいつでもユーザーが検査リマインダーをアクティブ状態にするように促される検体計測装置の作動方法を示す例示的なフローチャートである。方法500は、工程502、504、506、および508を含むことができる。工程502で、検体計測装置は検体を計測する。工程504で、検体計測装置は、検体を表している値を表示する。工程506で、検体計測装置は、前の計測工程が食前に実施されたときはいつでもユーザーが検査リマインダーをアクティブ状態にするように促す。工程508で、ユーザーは、別の時間に検査計測を行うことをユーザーに思い出させるために検査リマインダーをアクティブ状態にする。本明細書に図示および記載されたどの実施形態でも、検体計測装置は、計測工程が完了したときはいつでもユーザーが検査リマインダーをアクティブ状態にするように促すことができる。
【0047】
図6は、本明細書に図示および記載された実施形態に係る、検査リマインダーを表示するための日時が検体計測装置のメモリに記憶される検体計測装置の作動方法を示す例示的なフローチャートである。方法600は、工程602、604、606、および608を含むことができる。工程602で、検体計測装置は検体を計測する。工程604で、検体計測装置は、検体を表している値を表示する。工程606で、検体計測装置は、ユーザーが検査リマインダーをアクティブ状態にするように促す。工程608で、ユーザーは、検査リマインダーを表示するための日時を検体計測装置のメモリに記憶させることにより、別の時間に検査計測を行うことをユーザーに思い出させるために検査リマインダーをアクティブ状態にする。本明細書に図示および記載されたどの実施形態でも、検体計測装置は、グルコースメーターを含むことができる。
【0048】
図7は、本明細書に図示および記載された実施形態に係る、検体計測装置のストリップポート112に検査ストリップ10を挿入した後における検体計測装置の作動方法を示す例示的なフローチャートである。方法700は、工程702、704、706、708、および710を含むことができる。工程702で、検査ストリップ10は、検体計測装置のストリップポートに挿入される。工程704で、検査ストリップ10の較正パラメータを入力または確認せずに、検査ストリップ10の検査部(ストリップポート112から遠位の部分)に血液が適用される。工程706で、検体計測装置は、検体を表している値を表示する。工程708で、検体計測装置は、ユーザーが検査リマインダーをアクティブ状態にするように促す。工程710で、ユーザーは、別の時間に検査計測を行うことをユーザーに思い出させるために検査リマインダーをアクティブ状態にする。本明細書に図示および記載されたどの実施形態でも、計測することは、検体計測装置のストリップポートに検査ストリップ10を挿入し、次いで、検査ストリップ10のための較正パラメータを入力せずに、検査ストリップ10の検査部の上に血液サンプルを付着させることを含むことができる。
【0049】
図8は、本明細書に図示および記載された実施形態に係る、検体計測装置のストリップポートに検査ストリップ10を挿入し、検査ストリップ10のための較正パラメータを入力または確認のいずれかを行った後における検体計測装置の作動方法を示す例示的なフローチャートである。方法800は、工程802、804、806、808、および810を含むことができる。工程802で、検査ストリップ10は、検体計測装置のストリップポートに挿入される。工程804で、検査ストリップ10の較正パラメータを入力または確認した後に、検査ストリップ10の検査部に血液が適用される。工程806で、検体計測装置は、検体を表している値を表示する。工程808で、検体計測装置は、ユーザーが検査リマインダーをアクティブ状態にするように促す。工程810で、ユーザーは、別の時間に検査計測を行うことをユーザーに思い出させるために検査リマインダーをアクティブ状態にする。本明細書に図示および記載されたどの実施形態でも、計測することは、検体計測装置のストリップポートに検査ストリップ10を挿入すること、装置のユーザーインタフェースボタンを介して検査ストリップ10のための較正パラメータを入力すること、および、検査ストリップ10の検査部の上に血液サンプルを付着させることを含むことができる。
【0050】
図9は、本明細書に図示および記載された実施形態に係る、検体計測装置のストリップポートに検査ストリップ10を挿入し、これによって検体計測装置を稼動させた後における検体計測装置の作動方法を示す例示的なフローチャートである。方法900は、工程902、904、906、908、および910を含むことができる。工程902で、検査ストリップ10は、検体計測装置のストリップポートに挿入され、これにより稼動する。工程904で、検査ストリップ10の較正パラメータを入力または確認せずに、検査ストリップ10の検査部に血液が適用される。工程906で、検体計測装置は、検体を表している値を表示する。工程908で、検体計測装置は、ユーザーが検査リマインダーをアクティブ状態にするように促す。工程910で、ユーザーは、別の時間に検査計測を行うことをユーザーに思い出させるために検査リマインダーをアクティブ状態にする。本明細書に図示および記載されたどの実施形態でも、挿入することは、ストリップポートにストリップが完全に挿入されたときに計測装置を稼動させることを含むことができる。本明細書に図示および記載されたどの実施形態でも、複数のメニューを表示することができる。本明細書に図示および記載されたどの実施形態でも、複数のメニューのうちの1つは、検査リマインダーのための少なくとも1つの経過時間を含むことができる。
【0051】
図10は、本明細書に図示および記載された実施形態に係る、ユーザーインタフェースボタンを押すことによって検体計測装置が稼動され、検査リマインダーの選択を確認するようにユーザーが促され、検査リマインダーの選択を確認するためにユーザーインタフェースボタンが押される、検体計測装置の作動方法を示す例示的なフローチャートである。方法1000は、工程1002、1004、および1006を含むことができる。工程1002で、ユーザーは、検体計測装置を稼動させるためにユーザーインタフェースボタンを押す。工程1004で、検体計測装置は、ユーザーが検査リマインダーの選択を確認するように促す。工程1006で、ユーザーは、検査リマインダーの選択を確認するためにユーザーインタフェースボタンを押す。本明細書に図示および記載されたどの実施形態でも、促すことは、単一のユーザーインタフェースボタンの選択を促すために、単一のユーザーインタフェースボタンを表しているアイコンをディスプレイ上で繰返し輝かせることを含むことができる。本明細書に図示および記載されたどの実施形態でも、促すことは、少なくとも1つのユーザーインタフェースボタンの選択をうながすために、ユーザーインタフェースボタンの少なくとも1つを明るくすること(illuminating)を含むことができる。
【0052】
図11は、本明細書に図示および記載された実施形態に係る、検体計測装置上の単一のユーザーインタフェースボタンだけがアクティブ状態であるときの検体計測装置の作動方法を示す例示的なフローチャートである。方法1100は、工程1102、1104、1006、および1108を含むことができる。工程1102で、ユーザーは、検体計測装置を稼動させるためにユーザーインタフェースボタンを押す。工程1104で、検体計測装置は、ユーザーが検査リマインダーの選択を確認するように促す。工程1106で、単一のユーザーインタフェースボタン以外のすべてが非アクティブ状態にされる。工程1108で、ユーザーは、検査リマインダーの選択を確認するために、アクティブ状態の単一のユーザーインタフェースボタンを押す。本明細書に図示および記載されたどの実施形態でも、ユーザーインタフェースボタンは、上ボタン、下ボタン、入力(enter)ボタン、および検査リマインダーボタンを含むことができる。本明細書に図示および記載されたどの実施形態でも、検査リマインダーは、食前の検査リマインダーまたは食後の検査リマインダーを含むことができる。本明細書に図示および記載されたどの実施形態でも、検査リマインダーは、食後の検査リマインダーを含むことができる。
【0053】
図12は、本明細書に図示および記載された実施形態に係る、検査リマインダーを表示するための日時が検体計測装置のメモリに記憶される検体計測装置の作動方法を示す例示的なフローチャートである。方法1200は、工程1202、1204、および1206を含むことができる。工程1202で、ユーザーは、検体計測装置を稼動させるためにユーザーインタフェースボタンを押す。工程1204で、検体計測装置は、ユーザーが検査リマインダーの選択を確認するように促す。工程1206で、ユーザーは、検査リマインダーの選択を確認するためかつ前記検査リマインダーを表示するための日時を前記検体計測装置のメモリに記憶するため、アクティブ状態の単一のユーザーインタフェースボタンを押す。本明細書に図示および記載されたどの実施形態でも、検体計測装置は、グルコースメーターを含むことができる。本明細書に図示および記載されたどの実施形態でも、方法は、表示されるべき複数のメニューを選択することをさらに含むことができる。本明細書に図示および記載されたどの実施形態でも、複数のメニューは、検査リマインダーのための少なくとも1つの経過時間を含むことができる。
【0054】
図13は、本明細書に図示および記載された実施形態に係る、検体計測装置の作動方法および検体計測装置による動きを示す例示的なフローチャートである。方法1300は、工程1302、1304、1306、1308、1310、1312、1314、1316、1318、および1320を含むことができる。工程1302で、ユーザーは、検体計測装置のストリップポートに検査ストリップ10を挿入する。工程1304で、検体計測装置が稼動する。工程1306で、検体計測装置は、LCDチェックスクリーンを表示する。工程1308で、検体計測装置は、サンプル適用プロンプト(sample application prompt)を表示する。工程1310で、ユーザーは、検査ストリップ10にサンプルを適用する。工程1312で、検体計測装置は、一連のカウントダウンスクリーン(countdown screen)を表示する。工程1314で、検体計測装置は、検体を表している値を表示して、ユーザーが検査リマインダーをアクティブ状態にするように促す。工程1316で、ユーザーは、任意に検査リマインダーをアクティブ状態にし、これにより、表示されるべき検査リマインダーのための日時が、検体計測装置のメモリに記憶される。工程1318で、検体計測装置は、任意に検査リマインダー確認(test reminder confirmation)を表示する。工程1320で、検体計測装置は、ユーザーからの対話の有無に拘らず、所定時間後に稼動オフとなる。
【0055】
結論として、本明細書に図示および記載された検査装置および方法は、血中グルコース検査(blood glucose testing)に関係する障害を著しく低減させる。本発明は、検査することをユーザーに思い出させる簡単かつ効果的なやり方を提供することによって、糖尿病患者個人のための頻繁なモニタリングを促進させる。本明細書に記載されたやり方で検査することによって、ユーザーが適切な検査頻度を確立して、極めて重要な情報を健康管理従業者に提供することがより簡単になる。
【0056】
本発明が特定の変形例および説明図に関して記載されたが、当業者は、本発明が既述の変形例または図面に限定されないということを理解するであろう。また、上述した方法および工程が或る順序で起きる或る事象を示しているのに対し、当業者は、或る工程の順序付けが変更可能であることおよびそのような変更が本発明の変形例に基づいていることを理解するであろう。さらに、或る工程を可能ならば並列的に同時実行することができ、或いは、上述したように連続的に実行するができる。したがって、本開示内容すなわち請求項に見いだされる本発明の等価物の精神の範囲内に本発明の変形例が存在する限りにおいて、本発明がそれらの変形例をもカバーすることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【
図1】実施形態に係る検体計測装置の例示的な平面図である。
【
図2】実施形態に係る検体計測装置の主要な内部要素を示す例示的なブロック図である。
【
図3】実施形態に係る検体計測装置の作動方法を示す例示的なフローチャートである。
【
図4】実施形態に係る検体計測装置の単一のユーザーインタフェースボタンだけがアクティブ状態にされるときの検体計測装置の作動方法を示す例示的なフローチャートである。
【
図5】実施形態に係る、前の計測工程が食前に実施されたときはいつでもユーザーが検査リマインダーをアクティブ状態にするように促される検体計測装置の作動方法を示す例示的なフローチャートである。
【
図6】実施形態に係る、検査リマインダーを表示するための日時が検体計測装置のメモリに記憶される検体計測装置の作動方法を示す例示的なフローチャートである。
【
図7】実施形態に係る、検体計測装置のストリップポートに検査ストリップを挿入した後における検体計測装置の作動方法を示す例示的なフローチャートである。
【
図8】実施形態に係る、検体計測装置のストリップポートに検査ストリップを挿入し、検査ストリップのための較正パラメータを入力および確認のいずれかを行った後における検体計測装置の作動方法を示す例示的なフローチャートである。
【
図9】実施形態に係る、検体計測装置のストリップポートに検査ストリップを挿入し、これによって検体計測装置を稼動させた後における検体計測装置の作動方法を示す例示的なフローチャートである。
【
図10】実施形態に係る、ユーザーインタフェースボタンを押すことによって検体計測装置が作動され、検査リマインダーの選択を確認するようにユーザーが促され、検査リマインダーの選択を確認するためにユーザーインタフェースボタンが押される、検体計測装置の作動方法を示す例示的なフローチャートである。
【
図11】実施形態に係る、検体計測装置上の単一のユーザーインタフェースボタンだけがアクティブ状態であるときの検体計測装置の作動方法を示す例示的なフローチャートである。
【
図12】実施形態に係る、検査リマインダーを表示するための日時が検体計測装置のメモリに記憶される検体計測装置の作動方法を示す例示的なフローチャートである。
【
図13】実施形態に係る、検体計測装置の作動方法および検体計測装置による動きを示す例示的なフローチャートである。