(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記太陽電池パネルは、前記太陽電池パネルの上面に配置され、耐水性のある材料からなる上面カバー部と、前記太陽電池パネルの下面に配置された下面カバー部とをさらに含み、
前記ガスケットの溝部は、前記太陽電池パネルと接する面側に形成されているとともに、前記太陽電池パネルの上面側の端部から前記穴部まで延びており、
前記ガスケットの穴部は、前記太陽電池パネルの側面の前記上面カバー部と前記下面カバー部との境界付近に対応する領域、または、前記境界付近よりも前記太陽電池パネルの上面側に対応する領域に形成されている、請求項4に記載の太陽電池モジュール。
前記枠体は、前記太陽電池パネルの上面側に対応する領域に位置する上部と、前記太陽電池パネルの下面側に対応する領域に位置する下部と、前記太陽電池パネルの側面側に対応する領域に位置する側面部とを含み、
前記枠体の側面部には、外部に水を排出するための排出穴が設けられ、
前記太陽電池パネルの上面に溜まった水は、前記ガスケットの前記溝部および前記排出部と前記枠体の側面部の排出穴とを介して、外部に排出されるように構成されている、請求項4〜5のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献2に開示された太陽電池モジュールにおいては、フレームの傾斜設置した際の下方に位置する辺において上部が切り欠かれているため、切り欠かれている分、フレーム(枠体)の傾斜設置した際の下方に位置する辺の機械的強度が不十分になるという問題点があると考えられる。
【0008】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、枠体の機械的強度を保ちながら、太陽電池パネルの上面に溜まった水を外部に排出することが可能な太陽電池モジュールを提供することである。
【0009】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における太陽電池モジュールは、太陽電池を含む太陽電池パネルと、太陽電池パネルの端部を支持するための枠体と、太陽電池パネルと枠体との間に配置され、太陽電池パネルの上面に溜まった水を外部に排出するための溝部を含むガスケットとを備える。
【0010】
この発明の一の局面による太陽電池モジュールでは、上記のように、ガスケットに太陽電池パネルの上面に溜まった水を外部に排出するための溝部を形成することによって、溝部を介して太陽電池パネルの上面に溜まった水を外部に排出することができる。また、太陽電池パネルの上面に溜まった水を外部に排出するために、枠体の上部を切り欠く必要がない分、枠体の機械的強度を保つことができる。したがって、枠体の機械的強度を保ちながら、太陽電池パネルの上面に溜まった水を外部に排出することができる。
【0011】
上記一の局面による太陽電池モジュールにおいて、好ましくは、太陽電池パネルは、平面的に見て略矩形形状を有し、ガスケットの溝部は、太陽電池パネルの上面側の端部からガスケットが配置される太陽電池パネルの側面の延びる方向と交差するように延びている。このように構成すれば、太陽電池パネルの側面の延びる方向と平行にガスケットの溝部が延びる場合と異なり、溝部を太陽電池パネルの上面側の端部から外部まで延ばすことができるので、溝部を介して太陽電池パネルの上面に溜まった水を外部に排出することができる。
【0012】
この場合、好ましくは、ガスケットの溝部は、太陽電池パネルの上面側の端部からガスケットが配置される太陽電池パネルの側面の延びる方向と略直交するように延びている。このように構成すれば、斜め方向に交差している場合と比べて、水が流れる溝部の全長を小さくすることができるので、より確実に、溝部を介して太陽電池パネルの上面に溜まった水を外部に排出することができる。
【0013】
上記一の局面による太陽電池モジュールにおいて、好ましくは、ガスケットの溝部は、太陽電池パネルの上面側の端部と、少なくとも太陽電池パネルの上面に対応する領域とに形成されている。このように構成すれば、太陽電池パネルの上面に溜まった水を、溝部を介して、少なくとも太陽電池パネルの上面の側面近傍まで排出することができる。
【0014】
上記一の局面による太陽電池モジュールにおいて、好ましくは、ガスケットの溝部は、太陽電池パネルの上面側の端部から太陽電池パネルの下面側の端部まで延びている。このように構成すれば、太陽電池パネルの上面に溜まった水を、太陽電池パネルの上面の端部から太陽電池パネルの下面側の端部まで延びているガスケットの溝部を介して、外部に排出することができる。
【0015】
上記一の局面による太陽電池モジュールにおいて、好ましくは、ガスケットの太陽電池パネルの側面に対応する領域には、排出部として穴部が形成されている。このように構成すれば、太陽電池パネルの上面に溜まった水を、ガスケットの溝部と穴部とを介して、外部に排出することができる。
【0016】
この場合、好ましくは、太陽電池パネルは、太陽電池パネルの上面に配置され、耐水性のある材料からなる上面カバー部と、太陽電池パネルの下面に配置された下面カバー部とをさらに含み、ガスケットの溝部は、太陽電池パネルと接する面側に形成されているとともに、太陽電池パネルの上面側の端部から穴部まで延びており、ガスケットの穴部は、太陽電池パネルの側面の上面カバー部と下面カバー部との境界付近に対応する領域、または、境界付近よりも太陽電池パネルの上面側に対応する領域に形成されている。このように構成すれば、耐水性を有する上面カバー部とガスケットの溝部との間を流路として、太陽電池パネルの上面に溜まった水を流すことができるとともに、太陽電池パネルの側面の上面カバー部と下面カバー部との境界付近に対応する領域、または、境界付近よりも太陽電池パネルの上面側に対応する領域に形成された穴部から水を外部に排出することができる。これにより、上面カバー部と比べて比較的耐水性が劣る下面カバー部とガスケットとの間を流路として水が流れるのを抑制することができる。
【0017】
上記一の局面による太陽電池モジュールにおいて、好ましくは、ガスケットの太陽電池パネルの下面に対応する領域には、排出部として切り欠き部が設けられている。このように構成すれば、太陽電池パネルの上面に溜まった水を、ガスケットの溝部と切り欠き部とを介して、外部に排出することができる。
【0018】
上記ガスケットに排出部が形成されている太陽電池モジュールにおいて、好ましくは、枠体は、太陽電池パネルの上面側に対応する領域に位置する上部と、太陽電池パネルの下面側に対応する領域に位置する下部と、太陽電池パネルの側面側に対応する領域に位置する側面部とを含み、枠体の側面部には、外部に水を排出するための排出穴が設けられ、太陽電池パネルの上面に溜まった水は、ガスケットの溝部および排出部と枠体の側面部の排出穴とを介して、外部に排出されるように構成されている。このように構成すれば、ガスケットの溝部と、ガスケットの太陽電池パネルの側面に対応する領域に設けられた排出部とを介してガスケットの枠体側に排出された水を、枠体の太陽電池パネルの側面側に対応する領域に設けられた排出穴を介して、枠体の外部に排出することができる。また、枠体の側面部に外部に水を排出するための排出穴を設けることによって、枠体の上部を切り欠く場合と比べて、枠体の機械的強度をより保つことができる。
【0019】
上記一の局面による太陽電池モジュールにおいて、好ましくは、太陽電池パネルは、平面的に見て略矩形形状を有し、ガスケットの溝部は、少なくとも太陽電池パネルの4つの角部の近傍に形成されている。このよう構成すれば、太陽電池パネルの4つの角部のうちいずれかの角部が他の角部よりも下方に配置された場合に、太陽電池パネルの角部の近傍に形成された溝部を介して、太陽電池パネルの下方に配置された角部の上面に溜まった水を外部に排出することができる。
【0020】
上記一の局面による太陽電池モジュールにおいて、好ましくは、太陽電池パネルは、平面的に見て略矩形形状を有し、ガスケットの溝部は、太陽電池パネルの4辺の少なくとも一部に対応する領域に形成されている。このように構成すれば、太陽電池パネルの4辺のうちいずれかの辺が他の辺よりも下方に配置された場合に、太陽電池パネルの辺の少なくとも一部に対応する領域に形成された溝部を介して、太陽電池パネルの下方に配置された辺の上面に溜まった水を外部に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明の第1実施形態による太陽電池モジュールの斜視図である。
【
図2】本発明の第1実施形態による太陽電池モジュールの平面図である。
【
図3】
図2の1000−1000線に沿った太陽電池モジュールのガスケットの平坦部に対応する断面図である。
【
図4】本発明の第1実施形態によるガスケットの平面図である。
【
図5】本発明の第1実施形態によるガスケットの一部の斜視図である。
【
図6】
図4のA方向から見たガスケットの側面図である。
【
図7】本発明の第1実施形態によるガスケットの展開図である。
【
図8】
図7の3000−3000線に沿ったガスケットの断面図である。
【
図9】
図2の2000−2000線に沿った太陽電池モジュールのガスケットの溝部に対応する断面図である。
【
図10】本発明の第2実施形態による太陽電池モジュールの斜視図である。
【
図11】
図10の4000−4000線に沿った太陽電池モジュールのガスケットおよび枠体の断面図である。
【
図12】本発明の第2実施形態によるガスケットの一部の斜視図である。
【
図14】本発明の第2実施形態によるガスケットの展開図である。
【
図15】
図14の7000−7000線に沿ったガスケットの断面図である。
【
図16】
図11の6000−6000線に沿った太陽電池モジュールのガスケットの溝部および穴部に対応する断面図である。
【
図17】本発明の第2実施形態の変形例によるガスケットの一部の斜視図である。
【
図18】本発明の第2実施形態の変形例によるガスケットの側面図である。
【
図19】
図18の8000−8000線に沿ったガスケットの当接部に対応する断面図である。
【
図20】
図18の9000−9000線に沿ったガスケットの溝部および穴部に対応する断面図である。
【
図21】本発明の第3実施形態によるガスケットの一部の斜視図である。
【
図22】本発明の第3実施形態によるガスケットの側面図である。
【
図23】本発明の第3実施形態によるガスケットの展開図である。
【
図24】
図22の11000−11000線に沿ったガスケットの溝部および切り欠き部に対応する断面図である。
【
図25】本発明の第3実施形態の変形例による太陽電池モジュールのガスケットの溝部および切り欠き部に対応する断面図である。
【
図26】本発明の第1〜第3実施形態の第1変形例によるガスケットの一部の斜視図である。
【
図27】本発明の第1〜第3実施形態の第1変形例によるガスケットの展開図である。
【
図28】本発明の第1〜第3実施形態の第2変形例によるガスケットの一部の斜視図である。
【
図29】本発明の第1〜第3実施形態の第2変形例によるガスケットの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0023】
(第1実施形態)
図1および
図2に示すように、第1実施形態による太陽電池モジュール100は、太陽電池パネル1と、アルミニウム等の金属からなり、太陽電池パネル1を支持するための枠体2と、太陽電池パネル1と枠体2との間に配置され、ゴムなどからなるガスケット3(
図1参照)とから構成されている。また、平面的に見て、太陽電池パネル1は、略長方形形状を有する。
【0024】
また、
図3に示すように、太陽電池パネル1は、耐水性を有するガラスからなる上面側カバー11と、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂フィルムからなる耐候性の下面側カバー12と、上面側カバー11と下面側カバー12との間に配置される複数の太陽電池13と、上面側カバー11(下面側カバー12)と複数の太陽電池13との間に設けられる充填材14とからなる。なお、上面側カバー11は、本発明の「上面カバー部」の一例であり、下面側カバー12は、本発明の「下面カバー部」の一例である。
【0025】
また、太陽電池パネル1の上面側カバー11が位置する上面1aおよび上側側面1bは、略平面状に形成されている。また、太陽電池パネル1の下面側カバー12が位置する下面1cは、略平面状に形成されている一方、下面側カバー12が位置する下側側面1dは、略円弧状に形成されている。
【0026】
また、
図2に示すように、複数の太陽電池13の各々には、X方向に沿って延びるフィンガー電極13aが形成されている。また、複数の太陽電池13は、配線材15aによって直列に接続されるとともに、直列に接続された複数の太陽電池13は、接続部材15bによって直列に接続されている。
【0027】
また、枠体2は、
図1および
図2に示すように、平面的に見て、太陽電池パネル1の端部近傍の上面1aおよび下面1cと、上側側面1bおよび下側側面1dとを取り囲むように略長方形形状の枠状に形成されている。また、枠体2は、
図3に示すように、太陽電池パネル1の上面1aに対向する上部2aと、太陽電池パネルの下面1cに対向する下部2bと、太陽電池パネルの上側側面1bおよび下側側面1dに対向する側面部2cとを含み、これら上部2a、下部2bおよび側面部2cによって、太陽電池パネル1とガスケット3とが内部に配置される凹部20が形成されている。また、枠体2には、X方向の両端部およびY方向の両端部(
図1参照)において水を外部に排出することが可能な外周溝2dと、中空部2eとが設けられている。この中空部2eは、図示しない穴部を介して、外周溝2dと接続されている。
【0028】
また、
図4に示すように、ガスケット3は、平面的に見て略長方形形状の枠状に形成されている。また、ガスケット3は、
図5に示すように、断面形状として略U字形状を有する。また、ガスケット3の内側表面30は、太陽電池パネル1の端部近傍の上面1aを支持する上部内面30aと、太陽電池パネル1の端部近傍の下面1cを支持する下部内面30bと、太陽電池パネル1の上側側面1bおよび下側側面1dを支持する側部内面30cとを含む。
【0029】
ここで、第1実施形態では、
図4に示すように、ガスケット3の太陽電池パネル1と接する面側の内側表面30には、水を外部に排出するための溝部31が一定間隔ごとに4辺の略全体に形成されている。この溝部31は、太陽電池パネル1の4つの角部(
図2参照)に対応するガスケット3の角部の近傍まで形成されている。また、
図8に示すように、溝部31は、略三角形形状の断面を有する。また、隣接する溝部31の間には、略平坦な平坦部32が形成されている。
【0030】
また、第1実施形態では、
図5および
図7に示すように、溝部31は、内側表面30の上部内面30aの一方端部30dから上部内面30a、側部内面30c、下部内面30bを通って、下部内面30bの他方端部30eまで延びるように形成されている。また、
図4に示すように、ガスケット3の矢印Y1(Y2)方向側の部分では、上部内面30aおよび下部内面30bに形成されている溝部31は、太陽電池パネル1の対応する上側側面1bおよび下側側面1dが延びる方向であるX方向と略直交するY方向に延びるように形成されている。また、側部内面30cに形成されている溝部31は、X方向と略直交するZ方向に延びるように形成されている。
【0031】
また、
図4に示すように、ガスケット3の矢印X1(X2)方向側の部分では、上部内面30aおよび下部内面30bに形成されている溝部31は、太陽電池パネル1の対応する上側側面1bおよび下側側面1dが延びる方向であるY方向と略直交するX方向に延びるように形成されている。また、側部内面30cに形成されている溝部31は、Y方向と略直交するZ方向に延びるように形成されている。
【0032】
また、
図3に示すように、ガスケット3の平坦部32は、太陽電池パネル1の端部近傍の上面1aおよび上側側面1bと全面において当接するとともに、他方端部30e近傍の下面1cと当接するように構成されている。これにより、太陽電池パネル1は、ガスケット3の平坦部32によって支持されるように構成されている。
【0033】
一方、
図9に示すように、ガスケット3の溝部31は、太陽電池パネル1の上面1a、上側側面1b、下面1cおよび下側側面1dのいずれとも当接(接触)しないように構成されている。これにより、太陽電池パネル1の上面1aに溜まった水は、ガスケット3の溝部31と太陽電池パネル1の上面1a、上側側面1b、下側側面1dおよび下面1cとによって形成された流路を介して、太陽電池パネル1の下面1c側(矢印Z2方向側)から外部に排出されるように構成されている。
【0034】
第1実施形態では、上記のように、溝部31を、ガスケット3の内側表面30に形成するとともに、一方端部30dから上部内面30a、側部内面30c、下部内面30bを通って、他方端部30eまで延びるように形成することによって、太陽電池パネル1の上面1aに溜まった水を、一方端部30dから他方端部30eまで延びているガスケット30の溝部31を介して、太陽電池パネル1の下面1c側から外部に排出することができる。また、太陽電池パネル1の上面1aに溜まった水を外部に排出するために、枠体2の上部2aを切り欠く必要がない分、枠体2の機械的強度を保つことができる。したがって、枠体2の機械的強度を保ちながら、太陽電池パネル1の上面1aに溜まった水を外部に排出することができる。
【0035】
また、第1実施形態では、上記のように、ガスケット3の4辺の各々において、溝部31を、太陽電池パネル1の対応する上側側面1bおよび下側側面1dが延びる方向と略直交する方向に延びるように形成した。これにより、溝部31が斜め方向に交差している場合と比べて、水が流れる溝部31の全長を小さくしつつ、溝部31を太陽電池パネル1の上面1a側の端部から外部まで延ばすことができるので、より確実に、溝部31を介して太陽電池パネル1の上面1aに溜まった水を外部に排出することができる。
【0036】
また、第1実施形態では、上記のように、溝部31を、太陽電池パネル1の4つの角部に対応するガスケット3の角部の近傍に形成するとともに、太陽電池パネル1の4辺に対応するガスケット3の4辺の略全体に形成することによって、太陽電池パネル1の4つの角部のうちいずれかの角部が他の角部よりも下方に配置された場合に、太陽電池パネル1の角部に対応するガスケット3の角部の近傍に形成された溝部31を介して、太陽電池パネル1の下方に配置された角部の上面1aに溜まった水を外部に排出することができる。また、太陽電池パネル1の4辺のうちいずれかの辺が他の辺よりも下方に配置された場合に、太陽電池パネル1の辺に対応するガスケット3の辺の略全体に形成された溝部31を介して、太陽電池パネル1の下方に配置された辺の上面1aに溜まった水を外部に排出することができる。
【0037】
(第2実施形態)
次に、
図3および
図10〜
図16を参照して、本発明の第2実施形態による太陽電池モジュール200について説明する。この第2実施形態では、上記第1実施形態と異なり、枠体202に排出穴202fを形成するとともに、ガスケット203に穴部233を形成する例について説明する。
【0038】
図10に示すように、第2実施形態による太陽電池モジュール200の枠体202の4辺には、所定の間隔で複数の排出穴202fが形成されている。この排出穴202fは、
図16に示すように、太陽電池パネル1の上側側面1bに対向する枠体202の側面部2cに形成されている。また、排出穴202fは、側面部2cをY方向に貫通するように形成されている。
【0039】
また、
図12に示すように、第2実施形態による太陽電池モジュール200の太陽電池パネル1が挿入される側であるガスケット203の内側表面30には、一対の溝部231が形成されている。この一対の溝部231は、
図13および
図14に示すように、一定間隔ごとに形成されているとともに、
図15に示すように、略矩形状の断面を有する。また、内側表面30の溝部231以外の領域は、表面が略平坦な平坦部232である。この平坦部232は、
図3に示すように、太陽電池パネル1の端部近傍の上面1aおよび上側側面1bと全面において当接するとともに、他方端部30e近傍の下面1cと当接するように構成されている。
【0040】
ここで、第2実施形態では、
図12に示すように、ガスケット203の内側表面30の側部内面30cには、穴部233が形成されている。この穴部233は、
図16に示すように、太陽電池パネル1の上側側面1bに対応する側部内面30cの領域に形成されている。また、一対の溝部231は、各々、一方端部30dから上部内面30aを通って、側部内面30cに形成された共通の穴部233まで延びるように形成されている。
【0041】
また、
図11に示すように、ガスケット203の穴部233は、枠体202の側面部2cに形成された排出穴202fと接続するように形成されている。これにより、ガスケット203の穴部233を流れる水を、排出穴202fを介して外部に排出することが可能である。
【0042】
また、
図16に示すように、ガスケット203の溝部231は、太陽電池パネル1の上面1aおよび上側側面1bのいずれとも当接しないように構成されている。これにより、太陽電池パネル1の上面1aに溜まった水は、ガスケット203の一方端部30d、上部内面30aおよび側部内面30cの上部まで延びるように形成された溝部231と太陽電池パネル1の上面1aおよび上側側面1bの一部とによって形成された流路を介して、ガスケット203の穴部233に到達するように構成されている。この際、水は太陽電池パネル1の下面1cおよび下側側面1dには触れないように構成されている。
【0043】
また、ガスケット203の穴部233に到達した水は、ガスケット203の穴部233および枠体202の排出穴202fを介して、太陽電池パネル1の外側(太陽電池パネル1が支持されている側とは反対側)から外部(外周溝2d)に排出されるように構成されている。なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
【0044】
第2実施形態では、上記のように、一対の溝部231を、各々、一方端部30dから上部内面30aを通って、側部内面30cに形成された共通の穴部233まで延びるように形成するとともに、穴部233を、太陽電池パネル1の上側側面1bに対応する側部内面30cに形成した。これにより、ガラスからなり耐水性を有する上面側カバー11とガスケット203の溝部231との間を流路として、太陽電池パネル1の上面1aに溜まった水を流すことができるとともに、太陽電池パネル1の側面の上側側面1b対応する側部内面30cの領域に形成された穴部233から水を外部に排出することができる。これにより、上面側カバー11と比べて比較的耐水性が劣る下面側カバー12とガスケット203との間を流路として水が流れるのを抑制することができる。この結果、上面側カバー11と下面側カバー12および充填材14との界面に水が触れるのを抑制することができるので、太陽電池パネル1の内部に水が浸入するのをより抑制することができる。また、充填材14が太陽電池パネル1の下側側面1dに露出している場合においても、水は下側側面1dには触れないように構成されているので、充填材14を介して太陽電池パネル1の内部に水が浸入するのをより抑制することができる。
【0045】
また、第2実施形態では、上記のように、太陽電池パネル1の上面1aに溜まった水を、ガスケット203の溝部231および穴部233と、枠体202の側面部2cに設けられた排出穴202fとを介して外部に排出することによって、ガスケット203の溝部231および穴部233を介してガスケット203の枠体202側に排出された水を、枠体202の側面部2cに設けられた排出穴202fを介して、枠体202の外部(外周溝2d)に排出することができる。また、枠体202の側面部2cに外部に水を排出するための排出穴202fを設けることによって、枠体202の上部2aを切り欠く場合と比べて、枠体202の機械的強度をより保つことができる。
【0046】
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
【0047】
(第2実施形態の変形例)
次に、
図17〜
図20を参照して、本発明の第2実施形態の変形例による太陽電池モジュール300について説明する。この第2実施形態の変形例では、ガスケット203が一体的に形成されていた上記第2実施形態と異なり、ガスケット303を上部ガスケット340と下部ガスケット350とから構成した例について説明する。
【0048】
図17および
図18に示すように、第2実施形態の変形例による太陽電池モジュール300のガスケット303は、上部ガスケット340と下部ガスケット350とから構成されている。この上部ガスケット340には、上面部341と、上面部341から下方(矢印Z2方向)に突出するように一定間隔で形成されている突出部342と、太陽電池パネル1が挿入される側とは反対側(
図19および
図20参照)に形成され、突出部342から下方に延びる当接部343とが形成されている。この突出部342は、太陽電池パネル1の端部近傍の上面1aと全面において当接する平坦部342aを有する。また、当接部343は、太陽電池パネル1の上側側面1bと当接するように構成されている。
【0049】
また、下部ガスケット350には、下面部351と、太陽電池パネル1が挿入される側とは反対側に形成され、下面部351から上方(矢印Z1方向)に突出する当接部352とが形成されている。この下面部351は、
図19および
図20に示すように、下部ガスケット350の太陽電池パネル1が挿入される側の端部350a近傍の下面1cと当接するように構成されている。また、当接部352は、太陽電池パネル1の上側側面1bの一部と当接するように構成されている。また、当接部352の上面352aは、太陽電池パネル1が挿入される側とは反対側において、上部ガスケット340の当接部343の下面343aと当接するように構成されている。
【0050】
これにより、
図20に示すように、ガスケット303には、上部ガスケット340の突出部342が形成されていない領域において、上部ガスケット340の上面部341と突出部342とによって、太陽電池パネル1が挿入される側の端部340aから太陽電池パネル1が挿入される側とは反対側に延びる溝部331が形成されるように構成されている。さらに、
図18に示すように、上部ガスケット340の突出部342および当接部352以外の領域において、上部ガスケット340の上面部341と下部ガスケット350の当接部352とによって、穴部333が形成されるように構成されている。この穴部333と、枠体202の側面部2cに形成された排出穴202fとを介して、太陽電池モジュール300は水を外部に排出するように構成されている。この際、水は太陽電池パネル1の下面1cおよび下側側面1dには触れないように構成されている。この結果、上面側カバー11と下面側カバー12および充填材14との界面に水が触れるのを抑制することが可能であるので、太陽電池パネル1の内部に水が浸入するのをより抑制することが可能である。また、充填材14が太陽電池パネル1の下側側面1dに露出している場合においても、水は下側側面1dには触れないように構成されているので、充填材14を介して太陽電池パネル1の内部に水が浸入するのをより抑制することが可能である。
【0051】
なお、第2実施形態の変形例のその他の構成および効果は、上記第2実施形態と同様である。
【0052】
(第3実施形態)
次に、
図3および
図21〜
図24を参照して、本発明の第3実施形態による太陽電池モジュール400について説明する。この第3実施形態では、ガスケット203に穴部233が設けられた上記第2実施形態と異なり、ガスケット403に切り欠き部434を形成する例について説明する。
【0053】
図21および
図22に示すように、第3実施形態による太陽電池モジュール400のガスケット403の内側表面30には、3つの溝部431が一組となって一定間隔ごとに形成されている。また、内側表面30の溝部431以外の領域は、表面が略平坦な平坦部432である。この平坦部432は、
図3に示すように、太陽電池パネル1の端部近傍の上面1aおよび上側側面1bと全面において当接するとともに、他方端部30e近傍の下面1cと当接するように構成されている。
【0054】
ここで、第3実施形態では、
図21〜
図23に示すように、切り欠き部434は、ガスケット403の内側表面30の下部内面30bの端部30eから、側部内面30cの下部内面30b側の一部にまたがるように形成されている。また、3つの溝部431は、各々、一方端部30dから上部内面30aを通って、側部内面30cに形成された共通の切り欠き部434まで延びるように形成されている。
【0055】
また、
図24に示すように、ガスケット403の切り欠き部434は、枠体202の側面部2cに設けられた排出穴202fと接続するように形成されている。これにより、ガスケット403の切り欠き部434を流れる水を、排出穴202fを介して外部(外周溝2d)に排出することが可能である。また、ガスケット403の切り欠き部434は、内側表面30の下部内面30bにも形成されることによって、ガスケット403の切り欠き部434を流れる水を、枠体202の凹部20の下面(矢印Z2側の面)と太陽電池パネル1の下面1cとによって形成された流路を介して、太陽電池パネル1の下面1c側(矢印Z2方向側)から外部に排出することが可能なように構成されている。なお、第3実施形態のその他の構成は、上記第2実施形態と同様である。
【0056】
第3実施形態では、上記のように、ガスケット403の内側表面30の下部内面30bおよび側部内面30cの下部内面30b側の一部の領域に、切り欠き部434を形成した。これにより、太陽電池パネル1の上面1aに溜まった水を、ガスケット403の溝部431、切り欠き部434および排出穴202fを介して、外部に排出することができる。
【0057】
なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
【0058】
(第3実施形態の変形例)
次に、
図25を参照して、本発明の第3実施形態の変形例による太陽電池モジュール500について説明する。この第3実施形態の変形例では、排出穴202fを枠体202の側面部2cに形成した上記第3実施形態と異なり、排出穴502gを枠体502の下部2bに設ける例について説明する。
【0059】
図25に示すように、第3実施形態の変形例による太陽電池モジュール500の枠体502の下部2bには、排出穴502gが形成されている。また、排出穴502gは、枠体502の下部2bをZ方向に貫通するように形成されている。これにより、ガスケット403の溝部431と切り欠き部434とを介して、排出穴502gに到達した水は、排出穴502gおよび中空部2eを通った後、外周溝2dと接続されている図示しない穴部を介して、外部(外周溝2d)に排出されるように構成されている。
【0060】
なお、第3実施形態のその他の構成および効果は、上記第3実施形態と同様である。
【0061】
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0062】
たとえば、上記第1〜第3実施形態では、ガスケット3(203、303、403)の溝部31(231、331、431)が太陽電池パネル1の対応する上側側面1bおよび下側側面1dが延びる方向と略直交する方向に延びるように形成した例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、
図26および
図27に示す第1〜第3実施形態の第1変形例のように、ガスケット603の溝部631が太陽電池パネルの対応する上側側面および下側側面が延びる方向と交差する方向に傾斜して延びるように構成してもよい。また、溝部を、太陽電池パネルの対応する上側側面および下側側面が延びる方向と交差する方向に傾斜した状態で、ガスケットに形成された第2実施形態の穴部または第3実施形態の切り欠き部まで延びるように構成してもよい。
【0063】
また、上記第1実施形態では、ガスケット3に一方端部30dから他方端部30eまで延びる溝部31を形成し、上記第2実施形態では、ガスケット203に穴部233と穴部233まで延びる溝部231とを形成するとともに、上記第3実施形態では、ガスケット403に切り欠き部434と切り欠き部434まで延びる溝部431とを形成した例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、ガスケットに一方端部から他方端部まで延びる溝部を形成する領域と、穴部と穴部まで延びる溝部とを形成する領域と、切り欠き部と切り欠き部まで延びる溝部とを形成する領域とをそれぞれ別途設けることによって、第1実施形態の構成と第2実施形態の構成と第3実施形態の構成とのすべてを有するガスケットを作成してもよい。また、第1実施形態の構成と第2実施形態の構成と第3実施形態の構成とのうちいずれか2つの構成を有するようなガスケットを作成してもよい。
【0064】
また、上記第1〜第3実施形態では、溝部31(231、331、431)を、ガスケット3(203、303、403)の4辺の略全体に形成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ガスケットの溝部は、少なくとも太陽電池パネルの4つの角部に対応するガスケットの角部の近傍に形成されていればよい。
【0065】
また、上記第1〜第3実施形態では、溝部31(231、331、431)を、ガスケット3(203、303、403)の4辺の略全体に形成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ガスケットの溝部は、太陽電池パネルの4辺の一部に対応する領域に形成されていればよい。
【0066】
また、上記第2実施形態では、穴部233を、太陽電池パネル1の上側側面1bに対応する側部内面30cの領域に形成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、穴部を、上側側面と下側側面との境界付近に対応する側面の領域に形成してもよい。また、穴部を太陽電池パネルの下側側面に対応する側面の領域に形成してもよい。
【0067】
また、上記第1〜第3実施形態では、平坦部32(232、342a、432)が、太陽電池パネル1と当接する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、
図28および
図29に示す第1〜第3実施形態の第2変形例のように、ガスケット703の複数の溝部731同士の間に形成された略三角形形状の頂点732が、太陽電池パネルと当接するように構成してもよい。
【0068】
また、上記第1〜第3実施形態では、溝部31(231、331、431)を、太陽電池パネル1と接する面側(内側表面30)に形成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ガスケットの溝部を、太陽電池パネルと接する面側でなく枠体と接する面側に形成してもよい。
【0069】
また、本発明は、薄膜太陽電池を用いた太陽電池モジュールにも適用することが可能である。