(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記複数の光源は、特定の波長の光を生成し、前記特定の波長は、前記複数の光源における別の光源により生成された波長に等しいか又は前記別の光源により生成された波長とは異なる、
請求項1記載の3次元投影型の表示装置。
所定の座標軸上の前記第一の画像の値と前記第二の画像の値との間の差である不整合を示す情報を受け、前記複数の投影チャンバの位置合わせに関する所望の角度を示すパラメータのセットを決定する画像アライメントモジュールを更に備える、
請求項1記載の3次元投影型の表示装置。
前記複数の投影チャンバは、リレー光学系及びプリズムを更に有し、前記リレー光学系は、前記複数の光源からの光を、前記スイッチを介して、前記プリズム、前記光変調装置及び前記投影レンズ系の順に送信するために適した光に変換する、
請求項1記載の3次元投影型の表示装置。
前記リレー光学系及び前記プリズムは、前記リレー光学系及び前記プリズムが、前記複数の投影チャンバの機械的な位置合わせにかかわらず、前記プリズムの入射表面に垂直である光経路であって、前記複数の光源からの光の光経路を提供するように配置される、
請求項8記載の3次元投影型の表示装置。
前記プリズムの入射表面に垂直な光経路であって、前記第一の切り替えられた光の光経路を提供するように前記リレー光学系と前記プリズムを配置するステップを更に含む、
請求項13記載の投影方法。
前記第一の画像と前記第二の画像とが観察者により同時に見る事ができるように、前記第一の受信表面と前記第二の受信表面とに関して前記観察者を位置合わせするステップを更に含む、
請求項11記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図面を参照して、
図1は、本発明の態様に係る、投影型の立体表示を支援するシステム100を例示する。一般に、システム100は、複数の表面上に複数の画像を投影可能な投影型表示装置について3次元投影管理システム101を採用し、これにより、3つの3次元(3D)及び立体感を生成する。理解されるように、本発明は、限定されるものではないが、仮想現実のシナリオ、ビデオゲーム環境、娯楽環境等を含む様々なシナリオで採用される。
【0010】
本発明の態様では、3次元投影管理システム101は、オブジェクト認識コンポーネント103、及び3次元ビデオのレンダリングを準備し、支援する画像階層化コンポーネント105を含む。以下に更に詳細に記載されるように、オブジェクト認識コンポーネント103は、データを分析し、これによりオブジェクトと、データにより表現されたそれぞれのオブジェクトの奥行きを確定する。画像階層化コンポーネント105は、オブジェクトが何処に表示されるべきか、オブジェクトがどのように表示されるべきかを確定する。
図1に例示されるように、1以上の投影表面109は、オブジェクト2を寸法的に投影するように使用される。理解されるように、複数の表面109に複数の画像を表示することで、3次元又は立体感を確定することができる。それぞれの画像が2次元(2D)画像を含み、且つ2つの投影の受信表面が、投影画像に垂直である距離Dにより分離され、これにより第三の次元が複数のディスプレイに与えられるので、3次元効果が得られる。次いで、2つの画像の画像オブジェクトは、2Dにおける画像において動くか、及び/又は3Dにおける画像間で動く。
【0011】
また、画像間の距離は、視差の知覚を可能にする。視差は、2つの異なる視線に沿って見られたオブジェクトの向きの明らかな変位又は差であり、それら2つの視線間の傾斜角又はセミアングルにより測定される。近くのオブジェクトは、異なる位置から観察されたときに、より離れたオブジェクトよりも大きな視差を有するので、視差は、距離を決定するために使用することができる。人間の知覚特性は、運動視差がビューアにとって奥行き知覚を提供するので運動視差とも呼ばれる。これは、ビューアが動くとき、ビューアに近いオブジェクトは、遠方にあるオブジェクトよりも視界にわたり更に遠くに動く。視差は、ある人物について3D空間の知覚にとって重要な要素である。システム100に視差を提供することは、ビューアにとって豊かな経験を提供し、ビューアに現実の3Dコンテンツ及び知覚を与えるコンテンツプロバイダの能力を与える。
【0012】
ビデオゲームのようなグラフフィカルな応用では、プレーヤ/カーソルが動いたとき、異なる速度でスクロールされるレイヤのサポートを有するハードウェア及び/又はソフトウェアにより独立のレイヤのシーンが構築される。これは、幾つかのレイヤに、他よりも遠い外観を与え、深度の錯覚を形成するのに有効である。たとえば、ユーザの視点が左右に動くとき、視差における複数のレイヤの結果は、遠方のオブジェクト(より遠いレイヤ)がカメラに近いオブジェクト(より近いレイヤ)よりも低速で動いているように見える。
【0013】
図2は、本発明の1実施の形態に係る、投影型の立体表示装置10を示す。図示されるように、表示装置10は、基部12、チャンバ14からの光を出力するそれぞれの光源112を有する複数の投影チャンバ14、及びたとえば複数の投影チャンバ14を位置合わせするメカニカル手段である複数の位置インタフェース16を備える。投影型の立体表示装置10は、少なくとも2つのビデオ画像を生成し、2以上の受信表面に投影可能である。
図3は、2つの受信表面13及び15に2つのビデオ画像を投影する表示装置10の例示的な上面図を示す。投影型の立体表示装置10は、近い画像を遠い画像を個別に表示することで立体的な視覚効果を形成する。2つの受信表面間の距離は、2つの画像間の物理的な距離を形成する。この例では、受信表面13,15は、受信表面の前に位置されるビューアが階層化された画像を同時に見ることができるように、ビデオ画像のうちの唯一を受ける。階層化された画像は、立体表示を提示するように、前部の受信表面13と後部の受信表面15とのビジュアルプレゼンテーション間の実際の物理的な分離を提供する。
【0014】
装置10から投影される画像の受信表面の選択性を達成するために、複数の技術が考えられる。1実施の形態では、前部の受信表面13は、第一の偏
光フィルムを含み、この第一の偏
光フィルムは、第一の偏
光された光をもつ第一の画像が第一の偏
光フィルムに形成されるのを可能にする。同様に、後部の受信表面15は、第二の偏
光フィルムを含み、この第二の偏
光フィルムは、第一の受信表面を通して透過された第二の偏
光された光をもつ第二の画像が第二の偏
光フィルムに形成されるのを可能にする。2つの投影チャンバの異なる投影角に対応する異なる角度から入射する光に選択的であるそれぞれの受信表面上のレンチキュラレンズのような、他の受信表面の選択性のメカニズムが使用に適している。投影型の立体表示装置10の他の光構造及びメカニズムは、以下のパラグラフで詳細に説明される。
【0015】
基部12は、例えば静止したオブジェクトに関して、表示装置10の位置を保持する。1実施の形態では、基部12は、テーブル又はデスクのような平坦な表面上に表示装置10が配置されるのを可能にする比較的平坦な底部を含む。1以上の高い摩擦パッド18は、平坦な表面との静止摩擦を増加するために基部12の底表面に取り付けられる。また、基部12は、表示装置10の機能的なアクセサリのモジュラーアタッチメントを可能にするレシービングスロット27を有する。たとえば、スロット27は、静止オブジェクトに基部12を固定するスプリングパワークリップを有するクリップアタッチメントを受ける。これにより、基部12及び表示装置10は、本棚及びパーテションの垂直の壁、個人の衣服、或いはベルト又はストラップのようなアクセサリのような、平坦でないか又は水平でない表面に搭載することができる。基部12は、基部12の下側での機能的なアクセサリを受けるために、その下側に、同様の寸法である別のスロットを有する。
【0016】
筐体20は、基部12における内部コンポーネントを保護し、基部12の外のり寸法を定義し、内側の光源のチャンバの寸法を定義する。図示されるように、筐体20は、長方形であり、4つの側壁を含む。筐体20の1以上の壁は、内側の出力/チャンバと筐体20の外部の環境との間の空気の流れを可能にするエアベントを含む。別の実施の形態では、筐体は、
図2に示されるよりも丸みを帯びた形状又は曲線を付けて作られた形状を含み、直角の壁又は矩形の形状を含まない。従って、多角形又は不規則なものが筐体について実現されるか否かに係らず、任意の形状である。
【0017】
投影チャンバ14は、受けた光及び受信されたビデオデータに基づいて画像を生成するコンポーネント、及びそれらの画像を投影するコンポーネントを含む。投影チャンバ14は、投影チャンバの筐体32、(
図2に示されない、投影チャンバの筐体32内の)光変調装置、(
図2に示されない、投影チャンバの筐体32内の)出力投影レンズシステムを含む。光変調装置は、光変調装置に提供されるビデオ信号に含まれるビデオデータに従って基部12において光源により生成される光を選択的に送信し、
図5を参照して以下に更に詳細に説明される。投影レンズ系は、投影経路に沿って光変調装置により送出される光を出力し、
図5を参照して以下に更に詳細に説明される。
【0018】
動作において、基部12における光源は、光束として投影チャンバ14における光変調装置に供給される光を生成する。1実施の形態では、1以上の光ファイバは、基部12における光源からの光を投影チャンバ14における光変調装置に送信する。光変調装置は、投影されるべき画像に対応する信号におけるビデオデータに従って光を選択的に送信する。投影レンズ系は、光変調装置により形成される画像を拡大及び投影する。受信表面への距離が増加するにつれて画像が拡大するように、画像は、ある噴射角度で投影される。
【0019】
図2を参照して、投影チャンバ14は、投影チャンバ14の内部コンポーネントを保護し、投影チャンバ14の外側及び内側寸法を定義する投影チャンバの筐体32を有する。図示されるように、投影チャンバの筐体32は、その下側で追加されるレシーブインタフェース29を除いて、シリンダー形状である。投影チャンバの筐体32は、出力投影経路と同一線上にあるシリンダー軸を有する。投影レンズ系の出力光投影レンズ37は、投影チャンバ14の前方端を形成及び密閉する。特定の限定するものではない実施の形態では、円筒型の投影チャンバの筐体32の平均の直径は、出力光投影レンズの直径の10%内である。
【0020】
別の限定するものではない実施の形態では、投影チャンバの筐体32は、その前方端が後部よりも僅かに大きいように次第に細長く、結果として出力光投影レンズが大きな端を構成するフラストコニカル(frustoconical)な形状となる。
【0021】
投影チャンバ14の形状及び設計は、変わる場合がある。たとえば、投影チャンバ14の前方端は、円筒形の出力レンズを収容するように丸められ、後部は、矩形の筐体により良好に局所的に含まれる矩形の光変調装置及び関連するサポートコンポーネントを収容するように角を付けられる。投影チャンバの筐体32は、
図8に関して以下に更に詳細に記載されるように、内側のチャンバを定義する。投影チャンバの筐体32は、投影チャンバ14及び内部コンポーネントの保護の構造的な剛体性のために適切な剛体材料を有する。軽いもの及び硬質プラスチック又はアルミニウムが、幾つかの実施の形態について適している。
【0022】
レシーブインタフェース29は、投影チャンバ14の下側に配置され、投影チャンバ14と位置インタフェース16との間の結合を可能にする。また、レシーブインタフェースは、投影チャンバ14内で完全に適合しない表示装置のコンポーネント、又は投影チャンバ14外の空間的な配置を要求するコンポーネントの包含及び保護を可能にする。1実施の形態では、レシーブインタフェースの筐体は、投影チャンバの筐体32と同じ材料を含み、投影チャンバの筐体32により提供される内部の投影チャンバを延ばす。
【0023】
位置インタフェース16は、投影チャンバ14が基部12に関して移動するのを可能にし、投影チャンバ14が移動された後に基部12に関して一定の位置を保持するのを可能にする。従って、位置インタフェース16により、ユーザが投影チャンバ14を示し、表示装置10により投影される出力画像の位置を容易に操作するのを可能にする。実施の形態では、位置インタフェース16は、投影チャンバ14と基部12との間の相対的な回転の動きを可能にするボールとソケットの組み合わせを含む。別の実施の形態では、位置インタフェース16は、投影チャンバ14の位置を保持するために十分に剛体の波形を付けた金属管を有しており、投影チャンバ14の所望の位置及び向きを達成するためにユーザが管を曲げるために十分に適合されている。
【0024】
位置インタフェース16は、基部12に結合され、投影チャンバ14に結合される。
図5に示される実施の形態について、位置インタフェース16は、投影チャンバの筐体32に取り付けられる上端と、基部12の筐体20に取り付けられるか又は結合される下端とを有する。より詳細には、レシーブインタフェース29の投影チャンバの筐体32の部分は、位置インタフェース16の上端への取り付けを可能にし、筐体の上壁の中央部分は、位置インタフェース16の下端への取り付けを可能にする。図示されるように、位置インタフェース16は、投影チャンバ14の後部と出力光投影レンズを含む前方端との間の位置にある投影チャンバの筐体32に結合される。
【0025】
1実施の形態では、位置インタフェース16の上端は、たとえば基部12の質量中心から離れた投影チャンバ14の質量中心の変位から生じる、基部12に伝達される機械的なモーメントを最小にするために、投影チャンバ14の質量中心に比較的近い位置に結合される。別の実施の形態では、基部12は、上壁に埋め込まれた溝を含み、この埋め込まれた溝は、位置インタフェース16が上壁に折り畳まれるのを可能にし、これにより、不使用の間に表示装置10のプロファイルを減少する。
【0026】
図4は、本発明の1実施の形態に係る、基部12(
図2)に構成された光源64から、それぞれの投影チャンバ14への光経路を例示する概念図です。光源64は、赤レーザセット961、緑レーザセット962及び青レーザセット963のような複数のレーザセットを含み、赤レーザビーム、緑のレーザビーム及び青のレーザビームのような互いに異なる色をもつ複数のレーザビームを生成する。
図4に示されるように、光源64は、赤レーザビーム、緑レーザビーム及び青レーザビームを赤レーザセット961、緑レーザセット962及び青レーザセット963からそれぞれ受けるスイッチ8を含む。レーザをもつ本明細書で記載される実施の形態の何れかは、発光ダイオード(LED)で実現することもでき、逆にLEDをもつ実施の形態は、レーザで実現することもでき、或いはレーザとLEDの組み合わせで実現することもできる。
【0027】
投影チャンバ14のそれぞれは、光変調装置102(たとえば102a及び102b)及び投影レンズ系112を含む。光変調装置102は、受信ビデオデータに従って光源64により生成される光を選択的に送信する。投影レンズ系112は、出力A及びBにより反射される予め決定された投影経路に沿って光変調装置102により送出される光を出力する。
【0028】
スイッチ8は、赤のレーザビーム、緑のレーザビーム、青のレーザビームを予め決定された順次の順番で2つの投影チャンバ14のそれぞれに
切り替える。たとえば、1実施の形態では、第一の時間フレーム、第二の時間フレーム及び第三の時間フレームにそれぞれ対応する3つのモードが存在する。
【0029】
第一のモード:第一の時間フレームの間、赤のレーザビームがスイッチ8から光変調装置102aに送信され、緑のレーザビームがスイッチ8から光変調装置102bに送信される。
【0030】
第二のモード:第二の時間フレームの間、緑のレーザビームがスイッチ8から光変調装置102aに送信され、青のレーザビームがスイッチ8から光変調装置102bに送信される。
【0031】
第三のモード:第三の時間フレームの間、青のレーザビームがスイッチ8から光変調装置102aに送信され、赤のレーザビームがスイッチ8から光変調装置102bに送信される。
【0032】
第一の時間フレーム、第二の時間フレーム及び第三の時間フレームの持続時間は、1実施の形態において互いに同じである。すなわち、第一のモード、第二のモード及び第三のモードは、一様に交互に光源64に適用される。幾つかの他の実施の形態では、第一の時間フレーム、第二の時間フレーム及び第三の時間フレームの持続時間は、システムの要件に従って異なる場合がある。係る持続時間に対する調節は、表示装置10の色制御方法として使用される場合がある。
【0033】
図5は、幾つかの実施の形態に係る、基部12におけるコンポーネントの簡略化された上面図を例示する。光源チャンバ65は、基部12の内部壁22a〜22fによるボリューム及び形状において定義される。光源チャンバ65は、ファン62a及び62b、光源64、電源66、光ファイバインタフェース70、光ファイバケーブル72、入力/出力回路74、制御回路76、及び入力/出力インタフェース78を含む。
【0034】
1実施の形態では、基部12は、表示装置10のバランスを維持するために設計又は構成される。この場合、基部12は、基部12に関して投影出力14の位置のバランスを維持するために設計され、基部12は、平坦な表面に基礎を置く。従って、基部12におけるコンポーネントは、基部12の設置面積について幾何学的な中心に比較的近い質量の中心23を累積的に提供するように配置及び位置される。
図5に示されるように、基部12において最も重いコンポーネントである光源64及び電源66は、ある次元において設置面積の比較的中心に配置され、他の次元において質量の中心23の反対の側に配置される。特定の実施の形態では、基部12におけるコンポーネントは、質量の中心23に関してモーメントを実質的にバランスするため、それらの重さに従って配置される。それぞれのコンポーネントの正確な位置は、コンポーネントの数及びタイプ、並びに基部12のレイアウトに依存する。さらに、筐体20は、基部12の質量の中心23から離れた投影チャンバ14の様々な位置及び向きにより生成されるモーメントをバランスするために十分に幅のある設置面積を提供するように設計される。
【0035】
ファン62a及び62bは、光源チャンバ65におけるコンポーネントを冷却するために光源チャンバ65を通して空気を移動させる。1実施の形態では、ファン62a及び62bは、基部12の一方の側で吸気ベント24aを通して光源チャンバに空気を吸い込み、空気が基部12の内部コンポーネント及び筐体20の壁を冷却した後、排気ベント24bを通して光源チャンバから加熱された空気を排出する。ファン62a及び62b、吸気ベント24及び排気ベント24bの配置は、光源チャンバ65における内部コンポーネントの配置により変化することを理解されたい。特に、ファン62a及び62bの配置、光源チャンバ65におけるファン62により行われる気流パターンは、個々の温度調節の要件と基部12におけるコンポーネントの熱の生成の寄与に従って設計される。光源64及び電源66は、基部12における最も大きい割合の熱を生成し、制御回路76及び入力/出力回路74は、より厳しい温度調節を求める。
【0036】
これに応じて、空気が比較的冷たい間、吸気ベント24aを通して通過する吸気69は、制御回路76及び入力/出力回路74を通過して冷却し、次いで電源66及び光源64を通過し、最終的に排気ベント24bから出る。排気は、冷却ファンモータ63a及び63bをも冷却し、この冷却ファンモータは、ファン62a及び62bをそれぞれ回転させる。実施の形態では、複数のファンは、基部12について低いプロファイルを許容するために使用される。なお、使用されるファンの数及びサイズは、1以上の熱の消散の目的を維持するために、表示装置10における熱生成及び所望の空気の流れに依存する。光源チャンバ65は、必要に応じて空気の流れを向け、分配するため、光源チャンバ65における1以上の垂直又は水平の空気の流れのガイド67を含む。1実施の形態では、光源64は、1以上のダイオードレーザアレイ及びダイオードレーザに電力を供給し、これらを制御する1以上の制御ボードを含む。この場合、空気の流れのガイド67は、それぞれの回路ボードの表面にわたり冷却用空気を向けるように配置される。以下に更に詳細に記載されるように、ファン62a及び62bは、位置インタフェース16を通して、そこに含まれる光変調装置を冷却するために投影チャンバ14に又は投影出力から空気を引き込む。
【0037】
図6及び
図7は、幾つかの実施の形態に係る、光源の構成の簡略化された前面図及び上面図をそれぞれ例示するものである。この場合、光源チャンバ65は、平行にされた光を生成するレーザのアレイを含む。レーザは、たとえばダイオードレーザ及び/又はダイオード励起の固体(DPSS)レーザの組み合わせを含む。ダイオードレーザにより生成される平行光は、放射光とは異なり、同じ出力方向且つ同相の出力である光により特徴付けされる。
【0038】
レーザのアレイは、1以上の赤のダイオードレーザ96a、1以上の緑のダイオードレーザ96b及び1以上の青のダイオードレーザ96cを含む。赤のレーザのセット961は、複数の赤のダイオードレーザ96aを含む。緑のレーザのセット962は、複数の緑のダイオードレーザ96bを含む。青のレーザのセット963は、複数の青のダイオードレーザ96cを含む。それぞれの色のレーザの数及び電力は、当業者により理解されるように、表示装置10の所望の光強度の出力に従って、それぞれの色に対するビューアの光感度に従ってスケーリングされる。それぞれのレーザダイオードは、回路ボード97で設置され、この回路ボードは、そこに設置されるそれぞれのレーザダイオードを搭載し、このレーザダイオードについて電気的な制御を提供する。複数のレーザは、単一のボード97に搭載され、光源64により占有されるスペースを低減する。単一の色について複数のレーザを含むことで、表示装置10の出力光度は、それぞれの色について調整されるレーザの数について変えることができ、レーザによる光生成の冗長な制御を可能にする。従って、少ない光強度が望まれる場合、個々のレーザの寿命が周期的なシャットダウンから得られる場合、又は表示装置10の電力の節約が好まれる場合、1以上のレーザがオフにされる。
【0039】
図8を参照して、1実施の形態では、レーザからの光出力は、光ファイバケーブル72に提供される。光ファイバケーブル72は、複数の又は共通の光経路に沿ってそれぞれのレーザから光を送出して、光ファイバケーブル72の出口端と光変調装置102との間の光経路に沿って配置される光学系106及び108に中継する1以上の光ファイバケーブルを含む。
【0040】
図7を参照して、それぞれのケーブル72は、赤のダイオードレーザ96a、緑のダイオードレーザ96b又は青のダイオードレーザ96cから光を受ける入射端部72aを有し、それぞれのケーブル72は、リレー光学系106及び108への送信、及び光変調装置102への後続する送信のためにレーザ光を放出する出口端72bを有する。光ファイバケーブル72は湾曲されて、柔軟に配置されるので、光ファイバケーブル72は、レーザと光学系との間の相対的な位置及び向きに係らず、レーザとリレー光学系との間の光伝送を可能にする。たとえば、これにより、基部12におけるスペースの管理を改善するために使用されるレーザ、リレー光学系106及び108並びにプリズム910(
図9)の柔軟な配置が可能となり、基部12の設置面積を減少し、表示装置10のサイズを最小にする。さらに、柔軟な光ファイバケーブル72は、投影チャンバ14における光変調装置への光の供給を妥協することなしに、位置インタフェース16が移動するのを可能にする。
【0041】
ケーブル72における光ファイバケーブルの数は、設計に応じて変わる。複数の光ファイバケーブルは、それぞれのケーブルが1以上のレーザに給仕する設計において採用される。
図7に示されるように、赤のダイオードレーザ96a、緑のダイオードレーザ96b又は青のダイオードレーザ96cからの光は、それぞれのレーザに専用の光ファイバケーブルにはじめに送信され、次いで、共通の光ファイバケーブル71に送出される。それぞれのレーザに専用とされる光ファイバケーブルは、個々のレーザからのレーザ光を受け、光をジャンクション75に送出する。1実施の形態では、それぞれの光ファイバケーブルは、個々のレーザにダイレクトに取り付けられる。例えば、それぞれの光ファイバケーブルは、ダイオードレーザの筐体の外側表面に配置されるネジ付き(threaded)インタフェースに整合する内側ネジインタフェースをもつ固定具(fixture)を含む。FL DenedinにあるOcean Optics Inc.から入手可能な市販の光ファイバケーブルは、係る結合及びアライメント固定具により標準となっている。特定の実施の形態では、レーザとファイバ間の光遷移及びそれぞれのケーブルへの平行になった伝送を容易にするため、短い焦点距離の標準又はGRINレンズがそれぞれのケーブルの入射端部に搭載される。
【0042】
ジャンクション75は、光ファイバケーブル72から集束光学系77及び共通の光ファイバケーブル71への光の伝送を可能にする。集束光学系77は、それぞれの光ファイバケーブルから共通の光ファイバケーブル79に到来する光を向け直し、光を再平行レンズ77bに向け直す集束レンズ77aを備え、この再平行レンズは、到来するレーザ光を集束レンズ77aから共通の光ファイバ79に向け直す。図示されていないが、ジャンクション75は、光ファイバケーブル及び共通の光ファイバケーブル79を固定する(たとえば保持及び位置決めする)適切に設計された成形プラスチックのような剛構造を含む。特定の実施の形態では、ジャンクション75は、集束レンズ77aに直接にケーブルを付着させる光学接着剤を有する。別の特定の実施の形態では、出口端72bで、光ファイバケーブルは、複数のファイバを含むより大きなケーブルに結合される。ファイバのリボンに基づくケーブルのような、且つ円管の周辺に位置される複数のファイバを使用したケーブルのようなマルチプルファイバケーブルは、様々なベンダから市販されている。
【0043】
マルチプル光ファイバケーブルの設計は、それぞれのケーブルが原色を送出する場合に採用される。たとえば、3つの光ファイバケーブルが使用され、それぞれのケーブルは、レーザの原色のセットから、3つの異なる光経路に沿って3原色専用の光変調装置に光を伝送する。
【0044】
図5を参照して、光チャンバ65は、表示装置10の光を生成するために他の光源の構成を採用する。幾つかの光源の構成は、たとえば放射、非レージング(non-lasing)又は非平行(non-collimated)の光生成により特徴付けされる放射光の発光ダイオードのアレイを含む。ダイオード及びDPSSレーザと同様に、放射光の発光ダイオードは、白色光ランプよりも少ない電力を消費し、少ない熱を生成し、また、有色光を放出し、これによりカラーホイールなしで動作する。また、チャンバ65は、赤、緑及び青の制御のために使用される3つのLED(液晶ディスプレイ)バルブのような色専用光変調装置への光ファイバケーブル72における伝送のために赤、緑及び青の光を分離するため、白色光発生アセンブリにおいて1以上の2色性のミラーを含む。
【0045】
図5を参照して、電源66は、光源64、及び電力に依存する表示装置10における他のコンポーネントに電力を供給する。従って、電源66は、制御回路76、入力/出力回路74、ファン62a及び62b、パワーダイオード80及び光変調装置102のような投影チャンバ14におけるコンポーネント(
図8)に電力を供給して制御する。パワーダイオード80は、外部のパワースイッチ82と電気的に通信し、表示装置10がオンであるかオフであるかを示すために表示装置10がオンにされたときに照明される。電源コードポート81は、電源コードを受け、この電源コードは、電源66を壁の電源のようなAC電源に結合する。1実施の形態では、AC電力からDC電力への変換は、多くのラップトップコンピュータのコードで一般的である、電源コードの端の間に含まれる変圧器で行われ、これにより電源66、基部12及び表示装置10のサイズを低減し、表示装置10の携帯性を増加する。電源66における回路は、表示装置10における特定のコンポーネントのために到来する電力を1以上のDC電圧に変換する。
【0046】
別の実施の形態では、電源66は、少なくとも1つの再充電可能なバッテリ66aを含む。バッテリ66aは、電力コードのポート81を通して提供される電力を使用して再充電される。バッテリ66aは、AC電源の近くであることに依存することなしに、蓄積されたエネルギーで表示装置10が動作するのを可能にし、これにより表示装置10の携帯性が更に増加する。たとえば、基部12においてバッテリを包含することで車両、図書館、コーヒーショップ、遠隔地の環境、又は、AC及び固定された電源出力が容易に利用可能でないか又は手の届くところにない他の環境に使用を拡大する。
【0047】
少なくとも1つの光ファイバケーブル72は、光ファイバケーブル72の出口端と投影チャンバ14における光変調装置102との間の光経路に沿って配置されるリレー光学系(
図8)に光源64からの光を伝送する。装置10の構造に関して、光ファイバケーブル72は、あるコンパートメントから異なるコンパートメントに、すなわち基部12における光源チャンバ65から投影チャンバ14に光を伝送する。光ファイバケーブルの数は、設計により変わる。上述されるように、複数の光ファイバケーブルは、たとえばそれぞれの光ファイバケーブル72が1以上のダイオードレーザを給仕するレーザ光生成の設計において利用される。
【0048】
代替的に、それぞれの光ファイバケーブル72は、原色を提供する。たとえば、ダイオードレーザアレイにより生成され、単一のミラーに基づく光変調装置に単一の光経路に沿って伝送される順次に制御された赤、緑及び青を伝送するために、1つの光ファイバケーブルが使用される。3つの光ファイバケーブルは、赤、緑及び青の光を3つの光ファイバケーブルに出力するレーザアレイからの光を、ある原色の変調のためにそれぞれ専用とされる3つの光変調装置に送出するために使用される。
【0049】
光ファイバインタフェース70は、それぞれのレーザから光ファイバケーブル72への光の伝送を容易にする。光ファイバインタフェース70は、光源からの光出力を光ファイバケーブルに伝送するように、光ファイバケーブル72に含まれるそれぞれの光ファイバケーブルの入射端部を位置決め及び保持する1以上の固定具を含む。また、光ファイバインタフェース70は、レーザから光ファイバケーブル72に光を向ける光学系を含む。1実施の形態では、単一の光ファイバケーブルがケーブル72で使用され、光ファイバインタフェース70は、光をケーブルに向けるため、ランプ又はそれぞれのレーザの出口と単一の光ファイバケーブルの入口との間に配置されるレンズ系を含む。
【0050】
レンズ系は、少なくとも2つのレンズを有しており、第一のレンズは、ファイバの入口に光を向け、第二のレンズは、ケーブルに入る光を平行にする。1対1のレーザと光ファイバケーブルの関係を実現する他の実施の形態では、光ファイバインタフェース70は、それぞれのレーザの出口から光を受けるため、それぞれのレーザの出口の比較的近くに、それぞれの光ファイバケーブルの入射端部を保持する。この場合におけるそれぞれのケーブルは、その入口で集束レンズを含み、この集束レンズは、光の捕捉とケーブルへの送信を容易にする。別の1対1の設計では、光ファイバケーブル72におけるそれぞれの光ファイバケーブルは、別のオブジェクトへの取り付けを可能にする固定具を含む。たとえば、FLのDunedinにあるOcean Optics Incのようなベンダから入手可能な市販されている光ファイバケーブルは、レーザの筐体に配置される対を成すネジ(mating thread)に光ファイバケーブルをネジで留め、固定するのを可能にするネジをもつ取り外し可能な固定具を含む。この場合、光ファイバインタフェース70は、それぞれのケーブルからのネジ付き固定具及びレーザ上の対を成すネジを含む。
【0051】
赤、緑及び青レーザが有色光を単一の光ファイバケーブルに沿って単一の光変調装置に伝送する単一経路の実施の形態では、光ファイバインタフェース70は、制御回路76によりレーザに供給される同期が取られる制御信号に従って、それぞれ有色レーザからの有色光を順々に受ける。
【0052】
入力/出力回路74は、制御回路76と1以上の入力/出力インタフェース78(
図5)との間のインタフェースを提供する。入力/出力インタフェース78は、デジタルコンピューティング装置からのビデオデータを含むビデオ信号を伝送する少なくとも1つのケーブル、配線、又はコネクタを受ける。入力/出力インタフェース78と使用するために適した共通のポートは、S-Videoケーブル、6ピンミニDIN、VGA 15ピンHDDSUB female、オーディオケーブル、コンポーネントRCA、S-Videoアダプタ、コンポジットビデオRCAケーブル、ユニバーサルシリアルバス(USB)ケーブル、ファイアワイヤ等を受けるポートを含む。入力/出力インタフェース78は、ヘッドフォン又はスピーカにより採用されるスピーカへの配線接続のオーディオ出力ポートを含む。
【0053】
制御回路76は、基部12におけるコンポーネントに制御信号を供給し、入力/出力回路74からのデータを表示装置10における適切なコンポーネントに送出する。従って、制御回路76は、光源64がオン/オフにされるときを決定する制御信号を光源64に供給する。さらに、回路76は、表示装置10におけるコンポーネントの動作の指示を記憶するメモリを含み、該メモリにアクセスする。たとえば、回路74は、記憶されている熱調整指示に従ってファン24を制御する制御信号を供給する。1以上のセンサが基部12に配置され、熱の調整を容易にする。例えば、温度センサは、温度レベルをモニタし、制御回路76により制御されるように、基部12における閉じたループの温度制御に参加するため、回路74及び76の近くに配置される。
【0054】
入力/出力回路74及び入力/出力インタフェース78は、表示装置10と、ビデオデータを搬送するビデオ信号を出力する装置との間の通信を可能にする。たとえば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、携帯電話、ビデオゲームコンソール、デジタルカメラ、デジタルビデオレコーダ、DVDプレーヤ、VCRは、表示装置10にビデオデータを出力するのに適している。制御回路76に提供されるビデオデータは、アナログ又はデジタル形式である。幾つかのケースでは、入力/出力回路74及び制御回路76は、アナログビデオ信号を、液晶ディスプレイ「LCDデバイス」又はデジタルマイクロミラーデバイス「DMD」のような表示装置10に含まれる光変調装置のデジタル制御に適した、デジタルビデオ信号に変換する。従って、入力/出力回路74又は制御回路76は、S-Videoケーブリング又はデジタルビデオ信号向けに要求される処理ロジックのような特定のコネクタタイプのサポートソフトウェア及びロジックを含む。また、制御回路76は、到来するデータタイプの変換を容易にし、表示装置10のビデオ互換性を向上するメモリを含み、該メモリにアクセスする。制御回路76によりアクセスされるメモリにおいて記憶された変換指示を有する適切なビデオフォーマットは、たとえば、NTSC、PAL、SECAM、EDTV及びHDTV(1080i及び720pRGBHV)を含む。
【0055】
光源64(
図5)における光の生成のためにレーザが使用されるとき、制御回路76は、1以上の入力/出力インタフェース78及び入力/出力回路74を介して信号に含まれるビデオデータを受信し、該データを色のフレームシーケンシャルデータに変換し、フレームシーケンシャルデータを伝送のためにそれぞれの光変調装置102(
図8)及びそれぞれのレーザ96に同期させる。1つの光ファイバが赤、緑及び青の光を時間制御されたシーケンシャルな順序で送信する、レーザ96と光変調装置102との間の1つの経路の設計において、これは、光変調装置102に送出されるデータのタイミングとレーザ96に送出されるオン−オフコマンドとを同期させることを含む。
【0056】
図8は、本発明の幾つかの実施の形態に係る、その円筒形の軸に沿って投影チャンバ14の垂直方向の中間点を通して取られた、
図2の投影チャンバ14におけるコンポーネントの簡略化された側面図を示す。
図9は、表示装置10内のコンポーネントを示すために、2つの位置インタフェース916及び下側の投影チャンバの断面による表示装置920の正面図を示す。投影チャンバ914は、光変調装置、光ファイバインタフェース904、リレー光学系906及び908、プリズム構造910、投影レンズ系、制御及び電力ケーブル及びエアダクトを含む。
【0057】
装置について示された何れかの投影ヘッドを参照して、光ファイバケーブル72は、光ファイバインタフェース904に取り付けられ、リレー光学系906に光を出力する。1実施の形態では、光ファイバインタフェース904でのアタッチメントと基部におけるアタッチメントとの間の光ファイバケーブル972について緩みが提供されるように、光ファイバインタフェース904は、光ファイバケーブル972を固定する。緩みにより、光ファイバケーブル972は、基部12に関する投影チャンバ914の様々な位置について位置インタフェース916と屈曲するのを可能にする。
【0058】
光ファイバケーブル972と光ファイバインタフェース904は、光源により生成された光をプリズム910に向ける。1実施の形態では、光ファイバケーブル972及びインタフェース904は、プリズム910の入射表面に垂直である入射光の光経路を提供するように、プリズム910に関して構成される。幾つかのデジタルマイクロミラーの光変調器の設計は、投影経路931a及び931bに沿った光出力を可能にするため、到来する光がその光反射表面の上又は下の何れかから光変調器に入射するのを必要とする。投影出力の筐体914のレシーブインタフェース及び光ファイバインタフェース904は、この要件を緩和し、光ファイバインタフェース904がプリズム110に関して特定の所望の角度で光を光変調装置に向けるように、設計者がレシーブインタフェースに光ファイバケーブル972と光ファイバインタフェース904を配置するのを可能にする。たとえば、光ファイバインタフェース904は、プリズム910の入射表面に垂直な入射光経路を提供し、光変調装置に関して45°の角度を有するようにレシーブインタフェースに結合される(たとえばプリズム910は、投影経路931a又は931bに関して45°の角度で回転される)。光ファイバインタフェース904とレシービングインタフェースとの間のアタッチメントは、位置インタフェース916の再ポジショニングにより引き起こされるその長さに沿った光ファイバケーブル72の位置の変化にも係らず、所望の到来する光の角度を維持する。
【0059】
リレー光学系906及び908は、光ファイバケーブル972から受けた光を、プリズム構造910及び光変調装置902への伝送に適した光に変換する。これは、1以上のレンズを使用して、光ファイバケーブル972から受けた光束を成形及びサイズ変更をすることを含む。
【0060】
別の実施の形態では、表示装置920は、光源とプリズム910との間の光経路に配置されたフライアイレンズのペアを含む。累積的に、フライアイレンズのペアは、光ファイバケーブル72から受けた光を光変調装置に伝送された光束に一様に分散させる。特定の実施の形態では、フライアイレンズのペアは、光ファイバケーブル72に配置される。第一のフライアイレンズは、基部12における光ファイバインタフェースに配置され、ランプ又はダイオードアレイから光を受け、全体の入力の光束を、入口の光束の全体の領域の一部をそれぞれ含むブロック又はコンポーネントのセットに空間的に分割する。次いで、それぞれのブロック又はコンポーネントの光は、それ自身の光ファイバケーブル972に進む。第二のフライアイレンズは、同数のブロック又はコンポーネントを含み、リレーレンズ906で配置される。第二のフライアイレンズは、それぞれのブロック又はコンポーネントについて光ファイバケーブルを受け、それぞれのコンポーネントからの光が、光変調装置及び投影された画像のダウンストリームの大きさに及ぶように広がるように、それぞれのコンポーネントについて光を出力する。
【0061】
プリズム構造910は、予め決定された角度で光変調装置に光を供給する光変調システムである。また、プリズム構造910は、光変調装置から投影レンズ系に投影経路931a及び931bに沿って光を伝送する。プリズム構造910は、エアスペース又はボンディング界面により分離されるプリズムコンポーネントを含む。インタフェースは、光変調装置に向けて光ファイバケーブル972(及び完結的なリレー光学系)から供給された光を反射するように係る角度で配置される。さらに、インタフェースは、光変調装置により反射された光が、投影経路931a又は931bに沿って投影レンズ系に伝送されるのを可能にする。
【0062】
光変調装置は、投影経路931a又は931bに沿って出力画像を提供するために光を選択的に伝送する。そのようにするため、光変調装置には、ビデオ信号に含まれるビデオデータが供給され、ビデオデータに従って光を選択的に伝送する。ビデオデータは、個々の画素値に従ってフレーム毎に光変調装置に供給される。ビデオデータがこのフォーマットで表示装置920により受信されない場合、基部12における制御回路は、ビデオデータを光変調装置の動作のために適したフォーマットに変換する。実施の形態において、それぞれが出力画像の個々の画素に対応している光変調装置102における個々の光変調エレメントは、受けたデジタル化された画素値を、それぞれの画素について対応する光出力値に変換する。
【0063】
特定の実施の形態では、光変調装置は、Texas Instruments Incから市販されているデジタルマイクロミラーデバイス(又はDMD(登録商標))のようなミラーに基づく光変調装置である。この場合、光変調装置は、小さなアルミニウム製のマイクロメカニカルミラーの矩形のアレイを有しており、それぞれのマイクロメカニカルミラーは、ヒンジで連結された軸に関して個々に偏向し、投影経路931aに出力画像の光を選択的に反射し、投影経路931bから離れて非画像の光を反射する。それぞれのミラーの偏向状態又は角度は、基礎となるアドレス指定回路及びミラーリセット信号のメモリ内容を変えることで個々に制御される。ミラーのアレイは、それぞれのミラーがビデオ画像における単一の画素の光出力に関与するように配置される。画素出力に対応する制御信号は、それぞれのミラーの周辺において配置される電極を制御するために供給され、これにより、画素毎にビデオデータに従って、電磁力により個々のミラーを選択的に偏向させる。それぞれのミラーにより反射される光は、プリズム構造910を通して投影経路931a又は931bに沿って送信され、投影レンズ系を使用して投影出力914から外れる。
【0064】
コントローラは、光変調装置に付属されており、それぞれのマイクロメカニカルミラーを、それぞれの画素の画素ビデオデータに対応する所望の光反射状態に向ける制御電気信号を供給する。制御及び電力ケーブルは、コントローラと基部における制御回路との間の電気通信を提供する。従って、ケーブル及び電力ケーブルに含まれる少なくとも1つの電気コネクタは、投影チャンバ914においてコントローラに結合され、基部における回路に結合され、それらの間で電気通信を提供する。制御及び電力ケーブルにおける電力ラインは、投影チャンバ914における光変調装置と基部における電源との間で延び、電源から光変調装置に電力を供給する。制御及び電力ケーブルは、制御及び電力ケーブルが投影チャンバ914の任意の位置について制御及び電力ケーブルに衝突することなしに通過するのを可能にする1以上のホール及び開口を含む位置インタフェース916を進行する。1実施の形態では、制御及び電力ケーブルは、ワイヤを更に保護するために位置インタフェース916におけるプラスチックチューブを通過する。
【0065】
光変調装置の照明角は、光ファイバインタフェース904の出力方向、リレー光学系906及び908の配置、並びにプリズム構造910の面により設定される。光変調装置の個々のミラーによる光反射の後、反射された光は、投影経路931a又は931bに沿ってレンズに向かってプリズム構造910を出る。
【0066】
図8に示されるように、光変調装置102に最も近い投影チャンバの筐体の後部にベント118が設けられている。エアダクト122は、光変調装置102及びコントローラ114に最も近い高圧端、及び基部12に配置される低圧端を含む。
図5に関して上述されたように、ファン62a及び62bは、基部12内から空気を引き込み、排気ベント24bから空気を排出し、排気ベントは、アンビエントルーム又は周辺に関して基部12における陰圧を形成する。それに応じて、ファン62a及び62bは、ベント118のために室内圧力で置かれる、投影チャンバ14における反対の端部に関して基部12にエアダクト122の端について陰圧を形成する。基部12におけるエアダクト122の一方の端と、光変調装置102の周りのスペース125における他方の端を配置することで、ファン62は、スペース125から空気を引き込み、光変調装置102を冷却する。累積的に、冷却用空気は、投影チャンバ14を囲んでいる周辺から、ベント118を通して、光変調装置102を囲んでいるスペース125に引き込まれ、端122aにあるダクト122に引き込まれ、ダクト122を通して、端122bでダクト122を出て基部12に引き込まれ、エアベント24bを出る。継続的に、作動しているファン62は、端122aに関して低圧で端122bを保持し、光変調装置102の連続的な冷却を提供する。
【0067】
投影レンズ系112は、投影経路31に沿って光変調装置により送出される光を出力する投影経路31に沿って配置される。投影レンズ系112は、受信表面に投影された画像が出力光投影レンズ37から受信表面への距離が増加するにつれて拡大されるように、投影経路31に沿って光変調装置102により送出される画像の光を操作する。投影レンズ系112は、レンズ112a,112b,112c、及び出力光投影レンズ37を含み、それぞれのレンズは、投影経路31に沿って中心的に、且つ直交して配置される。それぞれのレンズ間の距離は、多数のレンズが使用されるとき、出力光投影レンズ37からの所望の噴射角度につれて変化する。1実施の形態では、表示装置10は、約6インチと約15フィートとの間のような短い投げ出し角について設計される。表示装置10は、ユーザが投影レンズ系112からの出力を手動で焦点合わせし、手動でズームするのを可能にする1以上のボタン又はツールを含む。また、投影チャンバ14は、光変調装置102と、投影経路31に向かって装置102により反射された画像の光を集束するプリズム110との間にレンズを含む。これにより、出力レンズ112の直径を低減することができ、投影チャンバ14の直径及びサイズを対応して低減することができる。
【0068】
幾つかの他の実施の形態では、他のタイプの光変調器及び光経路の設計が採用される場合がある。たとえば、光ファイバケーブル72は、3原色の専用のLCD光変調器、又は3原色の専用のDMD光変調器に光を送出する複数の光経路の設計のために構成される。LCD光変調装置の場合、光の選択的な伝送は、画素毎に液晶媒体を通して光の選択的な透過を含む。
【0069】
さらに、基部12は投影機能に専用となるコンポーネントに関して主に記載されたが、基部12は、大型システムに包括的であるか、又は表示システム10の出力に向けられないコンポーネントを含む。たとえば、基部12は、投影機能のためのコンポーネント、及び、デスクトップコンピュータのようなコンピュータシステムにおけるコンピュータ機能のためのコンポーネントを含むコンピュータ筐体の一部である場合がある。コンピュータ機能のコンポーネントは、プロセッサ、ハードドライブ、1以上のインタフェース及び制御ボード、ディスク又はフロプティカルドライブ等を含む。この場合、筐体20は、結合された機能及びコンポーネントを収容するためにかなり大きい。さらに、電源と、筐体における空気の移動のために使用されるファンのような幾つかのコンポーネントが共有される場合がある。
【0070】
受信表面13及び15の構成は、異なる投影環境により変化する場合がある。
図10は、前部の受信表面と後部の受信表面との別の例示的な構成を示す。
図10は、2つの曲線状の表面542及び644にビデオ画像を投影する投影型の立体装置10を示す。前部の受信表面642と後部の受信表面644は、互いに予め決定された距離d1で配置される。ビューアが受信表面の前で投影された画像を楽しむことができるように、2つの曲線状の表面は、実質的に同じ半径の曲率を有する。
【0071】
ビデオ画像のソースは、実施の形態により変化する場合がある。
図11は、本発明の1実施の形態に係る、カメラ57により撮影されたオブジェクトを例示する斜視図である。半球のオブジェクト52及び円筒形のオブジェクト54は、互いにZ方向において予め決定された距離で配置されるようにテーブル56に配置される。幾つかの実施の形態では、近いオブジェクト及び遠いオブジェクトは、
図12に示されるように異なるカメラ58a及び58bにより記録される。近いオブジェクトと遠いオブジェクトの360°の視界を個別に撮影することができるように、カメラ58a及び58bは、ライン59a及び59bにそれぞれ搭載される。更に幾つかの実施の形態では、ビデオ画像のソースは、ビデオレコードではないが、たとえばゲームコンソールといったコンピュータで生成された画像である。ゲームコンソールは、その3Dモデルからそれぞれのオブジェクトの360°の視界を計算し、従って、それぞれのオブジェクトの360°の視界を包括的に記憶するメモリを割り当てる必要がない。しかし、視差の表現から得られるビデオを生成する様々な方法が存在し、本明細書における様々な実施の形態は、特定の種類のグラフィカル、画像又はビデオコンテンツに限定されるものではない。
【0072】
図13は、本発明の1実施の形態に係る、投影型の立体表示システム60の斜視図を示す。投影型の立体表示システム60は、表示装置10、互いに予め決定された距離dで配置される第一の受信表面13及び第二の受信表面60を含む。1実施の形態では、投影型の立体表示システム60は、単一のカメラにより撮影された原画像を第一の画像83及び第二の画像84に分離することで立体画像を生成し、第一の画像83と第二の画像84とを第一の受信表面13と第二の受信表面15にそれぞれ個別に投影する。原画像は、入力/出力インタフェース78を介してプロジェクタ10aに入力される。他の実施の形態では、第一の画像83と第二の画像84は、異なるカメラから捕捉される。
【0073】
図14は、投影型の立体表示システムの斜視図の別の実施の形態を示す。この実施の形態では、全体の円筒型のオブジェクトは、受信表面15に投影され、ビューアは、半球のオブジェクトによりブロックされる円筒形のオブジェクトの一部を見る。
【0074】
図15は、1つのビデオストリームの入力を有するときの、プロジェクタ10aの簡略化された概念図である。プロジェクタ10aは、オブジェクト認識モジュール及び階層化モジュールを更に含む。これら2つのモジュールは、制御回路76に結合されるか、又は制御回路76で確立される。オブジェクト認識モジュールは、ビデオデータからオブジェクトを識別する。たとえば、
図17Aに示されるビデオデータは、プロジェクタ10aに入力される。オブジェクト認識モジュールは、半球のオブジェクト72、円筒型のオブジェクト74が存在することを識別し、テーブル76は、ビデオデータに含まれる。階層化モジュールは、ビデオデータから近いオブジェクトを抽出して第一のビデオ信号を形成し、ビデオデータの残りを第二のビデオ信号として形成する。たとえば、半球のオブジェクト52及びテーブル56は、円筒型のオブジェクト54よりもビューアに近い。次いで、階層化モジュールは、
図17Bに示されるように、ビデオデータから半球のオブジェクト52とテーブル56を抽出して第一のビデオ信号を形成し、
図17Cに示されるように、第一のビデオ信号以外のオブジェクト残りを第二のビデオ信号として残す。第一の光変調装置は、第一のビデオ信号に従って光を変調し、第二の光変調装置は、第二のビデオ信号に従って光を変調する。
【0075】
図16は、第一のビデオデータと第二のビデオデータとを有するとき、別の簡略化された概念図を示す。この実施の形態では、
図17B及び
図17Cに示されるビデオデータは、プロジェクタ10aにそれぞれ入力される。プロジェクタ10aに入力されるビデオデータは、ビデオレコード又はコンピュータで生成されたグラフィックである。
【0076】
2つの投影画像のアライメントは、投影チャンバを手動的に調節することで行われる。他の実施の形態では、投影画像は、自動化されたキャリブレーションにより揃えられる。
図18は、本発明の1実施の形態に係る、画像のアライメントの例示的な構成を示す。たとえば、プロジェクタ10aは、一度に第一の画像又は第二の画像の何れかを投影する。第一の画像又は第二の画像は、アライメントプロセスを簡略化するための基準線とすることができる。たとえばプロジェクタに含まれるカメラのような入力/出力インタフェースを介して受信された画像は、プロジェクタ10aに送出される。次いで、カメラ画像は、プロジェクタ10aのイメージアライメントモードにより処理される。
【0077】
イメージアライメントモジュールは、投影チャンバの調節されるべき角度を決定し、次いで、決定された角度を投影ヘッドの位置コントローラに送出する。1実施の形態では、イメージアライメントモジュールは、画像認識モジュール、算術ユニット、及びパラメータキャリブレータを有する。画像認識モジュールは、第一の投影された画像と第二の投影された画像の3次元座標を識別する。算術ユニットは、第一の投影された画像と第二の投影された画像のx,y及びx座標における差を計算する。次いで、パラメータキャリブレータは、投影チャンバが調節されるべき角度を表すパラメータのセットを決定する。パラメータは、2つの投影ヘッド又はそれぞれの画像のアライメントを改善するために、投影ヘッドの位置コントローラに送出される。
【0078】
立体表示の良好な知覚を達成するため、互いに関連した投影されたオブジェクトの位置は、ビューアの相対的な角度の位置における変化のために、シフトするように見える。この人間の知覚特性は、運動視差とも呼ばれる。ビューアが動いているとき、ビューアに近いオブジェクトは、遠方にあるオブジェクトよりも視野にわたり更に遠くに動くため、運動視差は、ビューアに奥行き知覚を提供する。
図19は、受信表面に関するビューア154の位置の変化を例示する。
図21A及び
図21Bは、ビューアがx軸に沿って移動しているときに運動視差がどのように提示されるかを例示する。
図21Aは、公園のベンチ104(前部の画像)が木106(後部の画像)の下に位置される投影された画像を例示する。
図21Bは、投影された画像の前にあるx軸に沿ってビューアが動いているときの異なる投影された画像を示す。公園のベンチ104は、もはや木106の下にはなく、木から横方向に離れた距離にある。
【0079】
図20は、運動視差をインタラクティブに示す表示システムの例示的なブロック図を示す。プロジェクタ10aは、第一の表面と第二の表面に第一の画像と第二の画像をそれぞれ投影する少なくとも2つの投影レンズ112a及び112bを有する。更新されたビデオ画像は、運動視差の表現を表示するために、光変調装置102a及び102bに送出される。イメージデータベースは、1以上のカメラから撮影されたビデオ画像から、又はコンピュータで生成されたグラフィックスから構築される。
【0080】
上述されたものは、本発明の例を含んでいる。本発明を説明するために全ての認識可能なコンポーネント又は方法の組み合わせを記載することが可能ではないが、当業者であれば、本発明の多くの更なる組み合わせ及び置き換えが可能であることを認識されるであろう。したがって、本発明は、特許請求の範囲に含まれる全ての係る修正、変更及び変形を包含することが意図される。さらに、用語「含む“include”」が詳細な説明又は請求項で使用される範囲で、係る用語は、用語「備える“comprising”」に類似したやり方で包括的であることが意図される。