【実施例】
【0412】
以下の実施例は、単に本発明を例証するために提供され、本願明細書に記載される本発明の範囲を限定することは意図されていない。
【0413】
(一般的方法)
(アミドカップリング)
下記のスキームに示すように、この反応では、アミンおよび酸塩化物がカップリングされ、対応するアミドを与える。
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
式中、T−、−R−および−Pは、これまでに定義されたとおりである。
【0414】
典型的な反応では、アミン(1当量)は、過剰の塩基、典型的には有機塩基(ピリジンまたはジイソプロピルエチルアミンなど)の存在下で酸塩化物(X当量)と反応し、対応するアミド生成物を与え、このアミド生成物は、例えば、抽出、濾過、カラムクロマトグラフィ、結晶化および/または乾燥を含めたワークアップ後に単離されてもよい。この反応は、高温で、例えば還流状態で、かつ任意に不活性雰囲気下で、例えばアルゴン下で実施されてもよい。この反応は有機溶媒(例えばTHF)中で実施されてもよく、または有機塩基の中で無溶媒で実施されてもよい。
【0415】
酸塩化物は、カルボン酸と、例えば、塩化チオニルとから生成させてもよい。この酸塩化物は、粗製物のままアミドカップリング反応で使用されてもよい。
【0416】
代表例では、2−ニトロ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミドを、後述するようにして調製した。
【0417】
2−ニトロ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−13
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
室温の乾燥ピリジン(15ml)中の2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.30g、1.17mmol)の撹拌された溶液に、アルゴン雰囲気下で塩化2−ニトロベンゾイル(0.24g、1.29mmol)を一度に加えた。この反応混合物を90℃で7時間加熱し、室温まで冷却した後、これを水(150ml)に加えた。沈殿物を濾過によって集め、真空下、50℃で一晩乾燥し、標記の化合物(0.42g、88%)を無色の固体として得た。
【0418】
(ニトロ還元)
この反応では、ニトロ官能基は、対応するアミン基に変換される。典型的には、ニトロ化合物(1当量)は、溶媒、例えばエタノールの中で塩化スズ(II)二水和物(8当量)と反応し、適切なワークアップ後に、対応するアミン化合物を与える。このワークアップは、塩基性化、分離、抽出、濾過、カラムクロマトグラフィ、結晶化および/または乾燥の工程を含んでもよい。この反応は、高温、例えば還流状態で、および任意に不活性雰囲気下で、例えばアルゴン下で実施されてもよい。
【0419】
代表例では、2−アミノ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミドを、後述するようにして調製した。
【0420】
2−アミノ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−99
【化59】
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EtOH(20ml)中の2−ニトロ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(1.0g、2.47mmol)および塩化スズ(II)二水和物(4.45g、19.74mmol)の混合物を還流下で6時間加熱した。室温まで冷却した後、飽和NaHCO
3溶液を加えることによりこの反応混合物を塩基性にし、次いでEtOAc(4×50ml)で抽出した。合わせた有機抽出液をブライン(80ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、溶媒を減圧下で除去し、EtOHからの再結晶の後に、標記の化合物(0.79g、85%)を淡黄色の針状結晶として得た。
【0421】
(脱メチル化)
この反応では、アリールメトキシ官能基は、対応するアリールヒドロキシ基に変換される。典型的には、アリールメトキシ化合物(1当量)は、溶媒、例えばDCMの中でBBr
3と反応し、ワークアップ後に、対応するアリールヒドロキシル化合物を与える。このワークアップは、塩基性化、分離、酸性化、抽出、濾過、カラムクロマトグラフィ、結晶化および/または乾燥の工程を含んでもよい。この反応は、低温で、例えば0℃または−78℃で実施されてもよい。
【0422】
代表例では、2−アミノ−N−[4−(6−ヒドロキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミドを、後述するようにして調製した。
【0423】
4−アミノ−N−[4−(6−ヒドロキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−57
【化60】
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室温の乾燥DCM(3ml)中の4−アミノ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(50mg、0.13mmol)の撹拌された懸濁液に、BBr
3(1.0M DCM溶液中、0.67ml、0.67mmol)を滴下し、この反応混合物を室温で2.5時間撹拌した。次いでこの反応液をMeOHの滴下によってクエンチし、この反応混合物をアンモニア溶液(25ml)の中へと注ぎ込み、水相を分離し、1M HClの添加により中和し、EtOAc(4×60ml)で抽出した。合わせた有機抽出液を乾燥し(Na
2SO
4)、溶媒を減圧下で除去し、固体を得て、この固体をフラッシュクロマトグラフィ(1:1 ヘキサン/EtOAc、次いでEtOAc)によって精製し、標記の化合物(27mg、56%)を黄褐色の固体として得た。
【0424】
(アルケン形成)
例えば下記のスキームに示すように、この反応では、ホスホン酸エステルおよびアルデヒドは塩基の存在下で反応し、アルケン生成物が得られる。
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
式中、T−、−R−および−Pは、これまでに定義されたとおりである。
【0425】
典型的な反応では、ホスホン酸エステル(1当量)は、有機溶媒、例えばMeOHまたはTHFの中で塩基(2当量)、例えばナトリウムメトキシド、水素化ナトリウムまたはカリウム t−ブトキシドの存在下でアルデヒド(1当量)と反応し、対応するアルケン生成物を与え、このアルケン生成物は、例えば、酸性化、抽出、濾過、カラムクロマトグラフィ、結晶化および/または乾燥を含めたワークアップ後に単離してもよい。この反応は、低温で、例えば0℃もしくは−78℃で、または高温、例えば還流状態で実施されてもよい。
【0426】
代表例では、2−{4−[2−(2−ニトロフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾールを、後述するようにして調製した。
【0427】
2−{4−[2−(2−ニトロフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール
ブック番号:SKT01−71
【化62】
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0℃の乾燥MeOH(10ml)中の4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(0.10g、0.25mmol)および2−ニトロベンズアルデヒド(0.39g、0.25mmol)の撹拌された溶液に、0.5M ナトリウムメトキシドの溶液(1.02ml、0.51mmol)を滴下した。次いでこの反応混合物を室温まで上昇させ、そして還流下で18時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、水(30ml)を加え、次いでこの反応混合物が酸性になるまで1M HClを加えた。次いでこの反応混合物をDCM(3×80ml)で抽出し、合わせた有機抽出液をブライン(50ml)で洗浄し、乾燥した(Na
2SO
4)。減圧下で溶媒を除去し、固体を得て、これをフラッシュクロマトグラフィ(DCM)によって精製し、標記の化合物(0.043g、43%)を黄色固体として得た。
【0428】
(アミノ化)
この反応では、第一級アミンは第三級アミンへと変換される。典型的な反応では、第一級アミン(1当量)は、還元剤、例えばシアノ水素化ホウ素ナトリウム(5当量)の存在下で、アルデヒド(10当量)、例えばパラホルムアルデヒドと反応し、対応する第三級アミン生成物を与え、これは、例えば、塩基性化、抽出、濾過、カラムクロマトグラフィ、結晶化および/または乾燥を含めたワークアップ後に、単離されてもよい。この反応はAcOHなどの有機溶媒の中で実施されてもよい。
【0429】
代表例では、2−ジメチルアミノ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミドを、後述するようにして調製した。
【0430】
2−ジメチルアミノ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−103
【化63】
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シアノ水素化ホウ素ナトリウム(84mg、1.33mmol)を、AcOH(2ml)中の2−アミノ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(100mg、0.266mmol)およびパラホルムアルデヒド(80mg、2.66mmol)の撹拌された混合物に一度に加えた。この反応混合物を室温で18時間撹拌し、次いで水(30ml)に加え、炭酸水素ナトリウムを加えることによりアルカリ性にした(pH 8〜9)。これをDCM(3×30ml)で抽出し、合わせた有機抽出液をブライン(25ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、溶媒を減圧下で除去し、黄色の残渣を得た。これをフラッシュクロマトグラフィ(2:1 ヘキサン/EtOAc)によって精製し、標記の化合物(63mg、59%)を無色の固体として得た。
【0431】
(チオアミド形成)
この反応では、アミドはチオアミドに変換される。典型的な反応では、アミド(1当量)は熱トルエン(乾燥したもの、40体積分)に溶解され、Lawesson試薬(1.5当量)が加えられる。この反応液はアルゴン下、80℃で2時間加熱される。次いでこの反応液は、室温まで冷却され、濾過される。得られた沈殿物はEtOAcで洗浄され、次いで減圧下で乾燥され、対応する粗製チオアミド生成物が得られる。カラムクロマトグラフィが実施され、純粋な目的物質が得られる。
【0432】
(フェリシアン化カリウム ベンゾチアゾール形成)
この反応では、チオベンズアミドは、フェリシアン化カリウムの存在下でベンゾチアゾールに変換される。典型的な反応では、チオベンズアミド(1当量)はNaOH(1.5M、39当量)に溶解され、この溶液は、氷を用いて5℃に冷却される。水中のフェリシアン化カリウム(20%、15体積分)が加えられ、この反応液は室温で18時間撹拌される。この混合物は濾過され、固体はH
2Oで洗浄される。この固体はDCM(20体積分)に溶解され、乾燥され(Na
2SO
4)、溶媒が減圧下で除去され、粗製ベンゾチアゾール生成物が得られる。純粋な目的物質を得るためにカラムクロマトグラフィが実施されてもよい。
【0433】
(ジアゾカップリング)
この反応では、アリールアミンおよびアレーン、例えばフェノールは、ジアゾ結合の形成を介してカップリングされる。典型的な反応では、アリールアミン(1当量)はMeOH(10体積分)に溶解され、この溶液は氷の中で5℃に冷却される。次いでHCl(3当量、2M)がこの溶液に加えられる。H
2O中のNaNO
2(10体積分)が滴下される。反応液は5℃で10分間撹拌される。分離フラスコの中でアレーン(1当量)がH
2O(20体積分)に加えられる。Na
2CO
3(2当量)、次いでNaOH(1当量)が加えられ、得られた懸濁液はジアゾニウム塩に滴下される。この反応液は30分間撹拌され、その後、EtOAc(3×20体積分)で抽出される。合わせた有機層はH
2O(10体積分)、ブライン(10体積分)で洗浄され、乾燥される(Na
2SO
4)。溶媒が減圧下で除去され、粗製の目的物質が得られ、この物質はカラムクロマトグラフィによって精製されてもよい。
【0434】
(−Q−がNHC(O)−;−NR
1C(O)−;−C(O)NH−;または−C(O)NR
1−である化合物)
(中間体)
5−メトキシ−2−アミノベンゼンチオール
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
2−アミノ−6−メトキシベンゾチアゾール(15g、83.2mmol)、エチレングリコール(20.23g、0.33mol)および50% w/v KOH(100ml)の混合物を還流下で24時間加熱した。室温まで冷却した後、トルエン(60ml)を加え、この反応混合物を氷浴中で冷却し、酢酸を用いて酸性にした(最終的にはpH 5〜6)。この反応混合物をトルエン(5×300ml)で抽出し、合わせた有機抽出液をブライン(2×200ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、溶媒を減圧下で除去し、標記の化合物(11.1g、86%)を黄色固体として得て、これをさらに精製することなく使用した。
【0435】
1H NMR(250MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 3.21(s,3H),6.13(d,J=8.8Hz,1H),6.30(d,J=8.8Hz,1H),6.39(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 55.87,113.61,115.41,116.47,119.00,140.58,152.52。
【0436】
この実験データは、MathisらおよびHaugwitzらによってこれまでに報告された実験データと一致した。
【0437】
2−(4−ニトロフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
トルエン(250ml)中の2−アミノ−5−メトキシベンゼンチオール(5.0g、32.2mmol)および塩化4−ニトロベンゾイル(6.0g、32.2mmol)の混合物を、ディーン−スタークトラップの中で、触媒量の4−トルエンスルホン酸とともに6時間、還流下で加熱した。室温まで冷却した後、沈殿物を濾過によって集め、トルエンで洗浄し、AcOHから再結晶し、標記の化合物(7.0g、76%)を淡黄色の固体として得た。
【0438】
1H NMR(400MHz,CDCl
3) δ 3.88(s,3H),7.11(dd,J=8.9,2.4Hz,1H),7.34(d,J=2.4Hz,1H),7.96(d,J=8.9Hz,1H),8.16(d,J=8.9Hz,2H),8.29(d,J=8.9Hz,2H);
13C NMR(100MHz,CDCl
3) δ 55.88,104.00,116.64,124.32,124.51,127.83,137.09,139.39,148.69,148.73,158.58,162.19。
【0439】
この実験データは、KashiyamaらおよびShiらによってこれまでに報告された実験データと一致した。
【0440】
2−(4−ニトロフェニル−2−トリフルオロメチル)−6−メトキシベンゾチアゾール
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
ポリリン酸トリメチルシリル(PPSE)(5ml)中の2−アミノ−5−メトキシベンゼンチオール(1.0g、6.44mmol)および4−ニトロ−2−トリフルオロメチル安息香酸(1.51g、6.44mmol)の十分に混合したペーストを撹拌し、アルゴン雰囲気下、150℃で3時間加熱した。室温まで冷却した際、この反応混合物は固体物質であり、これをDCMに溶解し、シリカ上に吸着させ、シリカの短い栓の上で精製した(1:1 ヘキサン/EtOAc)。最初に溶出する画分を集め、溶媒を減圧下で除去し、橙色固体(1.5g)を得て、これをさらにフラッシュクロマトグラフィ(3:1 ヘキサン/EtOAc)によって精製し、標記の化合物(0.85g、37%)を黄色固体として得た。
【0441】
PPSEは、商業的供給源から入手した。あるいは、PPSEは、Imamotoらによって記載されている方法に従って調製してもよい。
【0442】
1H NMR(400MHz,CDCl
3) δ 3.88(s,3H),7.14(dd,J=8.9,2.4Hz,1H),7.36(d,J=2.7Hz,1H),7.94(d,J=8.5Hz,1H),8.01(d,J=8.9Hz,1H),8.46(dd,J=8.5,2.0Hz,1H),8.67(d,J=2.4Hz,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 55.93,103.50,116.75,122.41(q,J
CF=274Hz),122.63(q,J
CF=5.9Hz),124.81,126.39,130.61(q,J
CF=33Hz),133.98,137.85,138.95,148.06,158.59,158.87。
【0443】
2−(4−ニトロフェニル−3−トリフルオロメチル)−6−メトキシベンゾチアゾール
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
ポリリン酸トリメチルシリル(10ml)中の2−アミノ−5−メトキシベンゼンチオール(2.0g、12.88mmol)および4−ニトロ−3−トリフルオロメチル安息香酸(3.03g、12.88mmol)の十分に混合したペーストを撹拌し、アルゴン雰囲気下、150℃で2時間加熱した。室温まで冷却した後、この反応混合物をDCM(100ml)に溶解し、1M HCl(2×50ml)、飽和NaHCO
3(2×50ml)、ブライン(80ml)で洗浄し、乾燥した(Na
2SO
4)。減圧下で溶媒を除去し、褐色の固体を得て、これをフラッシュクロマトグラフィ(2:1 ヘキサン/EtOAc)によって精製し、標記の化合物(2.36g、52%)を黄色固体として得た。
【0444】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.90(s,3H),7.14(dd,J=9.1,2.4Hz,1H),7.34(d,J=2.1Hz,1H),7.95(d,J=8.5Hz,1H),7.97(d,J=8.8Hz,1H),8.24(d,J=8.5Hz,1H),8.47(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 55.88,103.95,116.95,121.75(q,J
CF=274Hz),124.68,124.75(q,J
CF=35Hz),126.00,126.30,130.83,137.10,137.97,148.17,148.55,158.84,160.38。
【0445】
2−(2−メトキシ−4−ニトロフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
ポリリン酸トリメチルシリル(10ml)中の2−アミノ−5−メトキシベンゼンチオール(2.0g、12.88mmol)および2−メトキシ−4−ニトロ安息香酸(2.54g、12.88mmol)の十分に混合したペーストを撹拌し、アルゴン雰囲気下、150℃で30分間加熱した。室温まで冷却した後、この反応混合物をDCM/MeOH中に懸濁させ、橙色固体を濾過によって集めた。濾液を1M HCl(2×50ml)、飽和NaHCO
3(2×50ml)、ブライン(70ml)で洗浄し、乾燥した(Na
2SO
4)。減圧下で溶媒を除去し、固体を得て、これを集めた固体と合わせ、AcOHから再結晶し、標記の化合物(3.43g、83%)を黄色固体として得た。
【0446】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.90(s,3H),4.15(s,3H),7.13(dd,J=9.1,2.1Hz,1H),7.36(d,J=2.1Hz,1H),7.89(s,1H),7.97(m,2H),8.66(d,J=8.5Hz,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 55.84,56.38,103.24,106.87,116.22,116.45,124.09,128.27,129.79,138.00,146.84,149.09,156.71,157.97,158.13。
【0447】
2−(3−メトキシ−4−ニトロフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
ポリリン酸トリメチルシリル(10ml)中の2−アミノ−5−メトキシベンゼンチオール(2.0g、12.88mmol)および3−メトキシ−4−ニトロ安息香酸(2.54g、12.88mmol)の十分に混合したペーストを撹拌し、アルゴン雰囲気下、150℃で2時間加熱した。室温まで冷却した後、この反応混合物をDCM(300ml)中に懸濁させ、フラッシュシリカ上に吸着させ、最初にフラッシュシリカの栓を使用してDCMで溶出し、次いでDCM/EtOAc(6:1)で溶出して精製した。集めた画分をフラッシュクロマトグラフィ(20:1 DCM/ヘキサン)によってさらに精製することにより、標記の化合物(1.32g、32%)を黄色固体として得た。
【0448】
1H NMR(400MHz,CDCl
3) δ 3.88(s,3H),4.07(s,3H),7.10(dd,J=8.9,2.4Hz,1H),7.34(d,J=2.4Hz,1H),7.54(dd,J=8.5,1.7Hz,1H),7.84(d,1H,J=1.7Hz,1H),7.92(d,J=8.5Hz,1H),7.95(d,J=8.5Hz,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 55.88,56.86,104.02,111.50,116.56,119.08,124.37,126.56,137.01,139.15,140.24,148.58,153.50,158.51,162.44。
【0449】
2−(2−メトキシ−4−ニトロフェニル)ベンゾチアゾール
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
ポリリン酸トリメチルシリル(5ml)中の2−アミノベンゼンチオール(0.63g、5.07mmol)および2−メトキシ−4−ニトロ安息香酸(1.0g、5.07mmol)の十分に混合したペーストを撹拌し、アルゴン雰囲気下、150℃で1.5時間加熱した。室温まで冷却した際、この反応混合物は固体物質であった。これにDCM(35ml)およびEt
2O(50ml)を加えた。この固体を砕き、濾過によって集め、次いでAcOHから再結晶し、高真空下で18時間乾燥し、標記の化合物(0.90g、62%)を黄色固体として得た。
【0450】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 4.16(s,3H),7.40−7.46(m,1H),7.51−7.56(m,1H),7.91(s,1H),7.93−8.05(m,2H),8.12(d,J=7.9Hz,1H),8.72(d,J=8.5Hz,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 56.39,106.84,116.11,121.42,123.42,125.61,126.49,127.93,130.21,136.37,149.40,152.05,157.04,160.45。
【0451】
2−(4−アミノ−2−メトキシフェニル)ベンゾチアゾール
【化71】
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2−(2−メトキシ−4−ニトロフェニル)ベンゾチアゾール(0.1g、0.35mmol)および二塩化スズ(II)二水和物(0.63g、2.8mmol)をEtOH(12ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(2:1 ヘキサン/THF)後に、標記の化合物(0.086g、96%)を淡橙色固体として得た。
【0452】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.99(br s,5H),6.30(d,J=1.5Hz,1H),6.41(dd,J=8.5,1.5Hz,1H),7.25−7.32(m,1H),7.39−7.46(m,1H),7.85(d,J=7.9Hz,1H),7.99(d,J=7.9Hz,1H),8.31(d,J=8.5Hz,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 55.51,97.48,107.97,113.01,121.06,121.98,123.83,125.69,130.95,135.49,150.42,152.21,158.90,163.89。
【0453】
2−(2−ヒドロキシ−4−ニトロフェニル)ベンゾチアゾール
【化72】
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上記の脱メチル化の節に記載したようにして調製した。乾燥DCM(30ml)中の2−(2−メトキシ−4−ニトロフェニル)ベンゾチアゾール(0.5g、1.75mmol)を室温でBBr
3(1.0M DCM溶液、8.8ml、8.8mmol)に滴下した。この反応混合物を室温で18時間撹拌した。この反応液をMeOH(5ml)の添加によってクエンチし、8% w/v NaOH(5×35ml)で抽出した。合わせた水性抽出液を6M HClを用いて酸性にし、EtOAc(3×70ml)で抽出した。合わせた有機抽出液をブライン(40ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、溶媒を減圧下で除去し、固体を得て、これをフラッシュクロマトグラフィ(1:1 ヘキサン/EtOAc)によって精製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(1:1 ヘキサン/EtOAc)後に、標記の化合物(0.47g、99%)を淡黄色の固体として得た。
【0454】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 7.49−7.53(m,1H),7.55−7.61(m,1H),7.78−7.95(m,2H),7.95−7.98(m,2H),8.06(d,J=7.9Hz,1H),12.95(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 113.24,114.14,121.78,122.79,126.65,127.34,129.03,132.99,149.79,151.40,158.28,166.88(1つ不明)。
【0455】
2−[2−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−5−ニトロフェノキシ]−N,N−ジメチルエタンアミン
【化73】
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0℃の乾燥THF(10ml)中の2−(2−ヒドロキシ−4−ニトロフェニル)ベンゾチアゾール(0.15g、0.55mmol)、トリフェニルホスフィン(0.216g、0.825mmol)およびN,N−ジメチルエタノールアミン(0.059g、0.66mmol)の撹拌された混合物にDIAD(0.167g、0.825mmol)を滴下した。この反応混合物を0℃で0.5時間撹拌し、次いで放置して一晩室温まで上昇させた。減圧下で溶媒を除去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィ(20:1 DCM/MeOH)によって精製し、標記の化合物(0.089g、47%)を黄色固体として得た。
【0456】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.41(s,6H),2.98−3.03(m,2H),4.36−4.40(m,2H),7.39−7.45(m,1H),7.49−7.55(m,1H),7.89−7.96(m,3H),8.10(d,J=7.6Hz,1H),8.71(d,J=8.5Hz,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 46.18,57.93,68.47,107.63,116.11,121.42,123.42,125.60,126.48,128.05,130.30,136.36,149.34,151.99,156.37,160.47。
【0457】
用いた反応条件は、4−ヒドロキシベンズアルデヒドと脂肪族アルコールとの反応についてMalamasらおよびMannらによって記載された方法に基づいていた。
【0458】
2−[2−{2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシ}−4−ニトロフェニル]−1,3−ベンゾチアゾール
【化74】
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0℃の乾燥THF(10ml)中の2−(2−ヒドロキシ−4−ニトロフェニル)ベンゾチアゾール(0.15g、0.55mmol)、トリフェニルホスフィン(0.216g、0.825mmol)およびトリエチレングリコールモノメチルエーテル(0.108g、0.66mmol)の撹拌された混合物に、DIAD(0.167g、0.825mmol)を滴下した。この反応混合物を0℃で0.5時間撹拌し、次いで放置して一晩室温まで上昇させた。減圧下で溶媒を除去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィ(1:1 ヘキサン/EtOAc)によって精製し、標記の化合物(0.176g、76%)を黄色固体として得た。
【0459】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.32(s,3H),3.47−3.52(m,2H),3.61−3.67(m,2H),3.68−3.75(m,2H),3.76−3.84(m,2H),4.06−4.10(m,2H),4.44−4.48(m,2H),7.39−7.45(m,1H),7.49−7.55(m,1H),7.92−7.96(m,3H),8.10(d,J=7.9Hz,1H),8.71(d,J=8.5Hz,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 59.05,69.34(2×C),70.68,70.79,70.99,71.94,107.91,116.19,121.44,123.41,125.58,126.45,128.11,130.22,136.48,149.31,152.02,156.39,160.56。
【0460】
用いた反応条件は、ポリエチレングリコール類とフェノール系化合物との反応についてZhangらによって記載された方法に基づいていた。
【0461】
2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール
【化75】
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2−(4−ニトロフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(5.0g、17.5mmol)および二塩化スズ(II)二水和物(31.5g、0.14mol)をEtOH(150ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびEtOHからの再結晶後に、標記の化合物(4.2g、93%)を無色の固体として得た。
【0462】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.86(s,3H),3.96(s,2H),6.71(d,J=8.5Hz,2H),7.04(dd,J=8.5,2.4Hz,1H),7.31(d,J=2.4Hz,1H),7.83(d,J=8.5Hz,2H),7.87(d,J=8.5Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 55.82,104.34,114.84,115.10,123.00,124.20,128.81,135.92,148.84,148.87,157.29,166.15。
この実験データは、MathisらおよびShiらによってこれまでに報告された実験データと一致した。
【0463】
2−(4−アミノ−2−トリフルオロメチルフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール
【化76】
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2−(4−ニトロ−2−トリフルオロメチルフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.6g、1.69mmol)および二塩化スズ(II)二水和物(3.06g、13.56mmol)をEtOH(35ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(30:1 DCM/EtOAc)後に、標記の化合物(0.51g、93%)を無色の固体として得た。
【0464】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.88(s,3H),4.08(br s,2H),6.83(d,J=8.2Hz,1H),7.04(s,1H),7.10(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.34(d,J=2.4Hz,1H),7.48(d,J=8.2Hz,1H),7.96(d,J=8.8Hz,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 55.85,103.69,112.69(q,J
CF=4.9Hz),115.61,116.78,122.01,123.59(q,J
CF=274Hz),124.00,130.00(q,J
CF=31Hz),133.73,137.55,147.89,148.02,157.75,162.86。
【0465】
2−(4−アミノ−3−トリフルオロメチルフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール
【化77】
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2−(4−ニトロ−3−トリフルオロメチルフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(1.0g、2.82mmol)および二塩化スズ(II)二水和物(5.1g、22.6mmol)をEtOH(50ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(2:1 ヘキサン/EtOAc)後に、標記の化合物(0.84g、91%)を淡橙色固体として得た。
【0466】
1H NMR(400MHz,CDCl
3) δ 3.84(s,3H),4.44(br s,2H),6.76(d,J=8.4Hz,1H),7.03(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.28(d,J=2.4Hz,1H),7.85(d,J=8.8Hz,1H),7.91(dd,J=8.4,2.0Hz,1H),8.07(d,J=2.0Hz,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 55.84,104.26,113.70(q,J
CF=30.3Hz),115.54,117.26,123.22,123.41,124.55(q,J
CF=272Hz),125.99(q,J
CF=3.9Hz),131.71,135.88,146.33,148.44,157.60,164.59。
【0467】
2−(4−アミノ−2−メトキシフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール
【化78】
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2−(2−メトキシ−4−ニトロフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(1.0g、3.13mmol)および二塩化スズ(II)二水和物(5.66g、25.08mmol)をEtOH(50ml)の中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびEtOHからの再結晶後に、標記の化合物(0.79g、89%)を淡黄色の固体として得た。
【0468】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 3.76(s,3H),3.87(s,3H),5.82,(br s,2H),6.27(dd,J=8.5,1.7Hz,1H),6.29(d,J=1.7Hz,1H),6.98(dd,J=8.9,2.4Hz,1H),7.50(d,J=2.4Hz,1H),7.71(d,J=8.9Hz,1H),7.99(d,J=8.5Hz,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 56.01,56.24,96.71,104.78,107.72,110.09,115.43,122.43,130.18,136.59,147.01,153.53,156.85,158.99,161.62。
【0469】
2−(4−アミノ−3−メトキシフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール
【化79】
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2−(3−メトキシ−4−ニトロフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.5g、1.56mmol)および二塩化スズ(II)二水和物(2.61g、11.58mmol)をEtOH(35ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(2:1 ヘキサン/THF)後に、標記の化合物(0.41g、91%)を淡橙色固体として得た。
【0470】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 3.87(s,3H),3.97(s,3H),4.12(br s,2H),6.72(d,J=7.9Hz,1H),7.04(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.31(d,J=2.4Hz,1H),7.40(dd,J=7.9,1.2Hz 1H),7.56(d,J=1.2Hz,1H),7.87(d,J=8.8Hz,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 55.74,55.81,104.33,108.55,114.06,115.09,121.48,122.93,124.12,135.95,139.17,147.12,148.76,157.27,166.46。
【0471】
4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−3−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]アニリン
【化80】
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2−[2−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−5−ニトロフェノキシ]−N,N−ジメチルエタンアミン(0.073g、0.21mmol)および二塩化スズ(II)二水和物(0.38g、1.7mmol)をEtOH(7ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(MeOH)後に、標記の化合物(0.05g、75%)をクリーム色の固体として得た。
【0472】
1H NMR(400MHz,CDCl
3) δ 2.36(s,6H),2.94(t,J=6.5Hz,2H),3.98(br s,2H),4.21(t,J=6.5Hz,2H),6.25(d,J=2.4Hz,1H),6.37(dd,J=8.5,2.4Hz,1H),7.24−7.28(m,1H),7.37−7.41(s,1H),7.84(d,J=8.2Hz,1H),7.95(d,J=8.2Hz,1H),8.29(d,J=8.5Hz,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 46.15,58.05,67.52,98.25,108.03,113.26,120.95,121.93,123.72,125.59,130.97,135.46,150.21,152.18,158.04,163.74。
【0473】
4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−3−[2−{2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ}エトキシ]アニリン
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
2−[2−{2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシ}−4−ニトロフェニル]−1,3−ベンゾチアゾール(0.15g、0.36mmol)および二塩化スズ(II)二水和物(0.65g、2.87mmol)をEtOH(12中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(EtOAc)後に、標記の化合物(0.13g、92%)を粘性の高い黄色油状物として得た。
【0474】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.30(s,3H),3.47−3.49(m,2H),3.59−3.62(m,2H),3.62−3.65(m,2H),3.73−3.75(m,2H),3.95−3.97(m,2H),4.10−4.28(m,4H),6.19(s,1H),6.33(d,J=8.5Hz,1H),7.23−7.29(m,1H),7.37−7.43(m,1H),7.84(d,J=7.9Hz,1H),7.96(d,J=7.9Hz,1H),8.27(d,J=8.5Hz,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 58.99,68.23,69.55,70.54,70.69,70.80,71.89,98.26,108.15,112.79,121.05,121.89,123.73,125.66,130.81,135.55,150.75,152.11,158.09,164.03。
【0475】
2−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)安息香酸
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
65℃のMeOH(15ml)中の2−メトキシ−5−トリフルオロメトキシベンズアルデヒド(2.0g、9.09mmol)および50% KOH(4.1ml)の撹拌された溶液に、20分間にわたって過酸化水素(30%、7.4ml)を滴下した。次いでこの反応混合物を65℃で10分間撹拌し、室温まで冷却し、1M HClで酸性にし、Et
2O(3×40ml)で抽出した。合わせた有機抽出液をブライン(35ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、溶媒を減圧下で除去し、淡黄色の粘性の高い油状物を得た。これは、室温で一晩のうちに固化し、標記の化合物(1.95g、91%)を淡黄色の固体として得た。
【0476】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 4.07(s,3H),7.07(d,J=9.2Hz,1H),7.41(dd,J=9.2,2.1Hz,1H),7.99(d,J=2.1Hz,1H),8.80−11.0(vbr s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 57.22,113.13,118.95,120.41(q,J
CF=258Hz),126.20,127.83,143.22,156.68,164.82。
【0477】
芳香族アルデヒドの芳香族酸への酸化は、Congらによって記載されている。
【0478】
4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンズアルデヒド
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
DMSO(20ml)中の水素化ナトリウム(鉱油中の60%分散物、0.87g、21.8mmol)の撹拌された懸濁液に、アルゴン雰囲気下、10〜15℃でトリフルオロエタノール(3.97g、39.7mmol)を加えた。この反応混合物をこの温度で20分間撹拌し、次いで4−ニトロベンズアルデヒド(3.0g、19.85mmol)を一度に加えた。この反応混合物を10〜15℃で3時間、次いで室温で60時間撹拌した。ブライン(100ml)をこの反応混合物に慎重に加え、次いでEt
2O(3×70ml)で抽出した。合わせた有機抽出液を水で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、溶媒を減圧下で除去し、油状物を得て、これをフラッシュクロマトグラフィ(3:1 ヘキサン/EtOAc)によって精製し、黄色油状物を得た。これは室温で静置していると固化し、標記の化合物(1.76g、43%)を黄色固体として得た。
【0479】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 4.42(q,J=7.9Hz,2H),7.04(d,J=8.5Hz,2H),7.85(d,J=8.5Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 65.5(q,J
CF=36Hz),115.02,123.02(q,J
CF=277Hz),131.34,132.01,161.82,190.62。
【0480】
この実験データは、Idouxら(1983)およびIdouxら(1985)によってこれまでに報告された実験データと一致した。
【0481】
4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)安息香酸
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
65℃のMeOH(5ml)中の50% w/v KOH(1.2ml)および4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−ベンズアルデヒド(0.6g、2.94mmol)の撹拌された溶液に、過酸化水素水(30重量%水溶液、2.4ml)を20分間にわたって滴下した。添加が終了すると、この反応混合物を65℃でさらに10分間加熱した。室温まで冷却した後、この反応混合物を1M HClで酸性にし、Et
2O(3×30ml)で抽出した。合わせた有機抽出液をブライン(20ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、溶媒を減圧下で除去し、標記の化合物(0.59g、91%)を淡黄色の固体として得て、これをさらに精製することなく使用した。
【0482】
1H NMR(250MHz,アセトン−d
6) δ 4.80(q,J=7.9Hz,2H),7.18(d,J=8.5Hz,2H),8.05(d,J=8.5Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,アセトン−d
6) δ 66.34(q,J
CF=35Hz),115.36,124.72(q,J
CF=277Hz),125.31,132.78,161.79,167.00。
【0483】
用いた反応条件は、Congらによって記載された方法に基づいていた。
【0484】
4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)ベンズアルデヒド
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
アルゴン雰囲気下、0℃の乾燥THF(10ml)中の4−ヒドロキシベンズアルデヒド(0.36g、2.93mmol)、3,3,3−トリフルオロプロパノール(0.5g、4.39mmol)およびトリフェニルホスフィン(1.15g、4.39mmol)の撹拌された溶液に、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(0.89g、4.39mmol)を滴下した。添加が終了すると、この反応混合物を室温で60時間撹拌した。減圧下で溶媒を除去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィ(4:1 ヘキサン/EtOAc)によって精製し、標記の化合物(0.25g、46%)を無色の固体として得た。
【0485】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.57−2.75(m,2H),4.27(t,J=6.4Hz,2H),6.99(d,J=8.5Hz,2H),7.84(d,J=8.5Hz,2H),9.89(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 33.82(q,J
CF=28.3Hz),60.87,113.87,123.91,125.79(q,J
CF=276Hz),131.78,161.50,168.12。
【0486】
用いた反応条件は、MalamasらおよびMannらによって記載された方法に基づいていた。
【0487】
4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)安息香酸
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
65℃のMeOH(4ml)中の50% w/v KOH(0.8ml)および4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)ベンズアルデヒド(0.4g、1.83mmol)の撹拌された溶液に、過酸化水素水(30重量%水溶液、1.5ml)を20分間にわたって滴下した。添加が終了すると、この反応混合物を65℃でさらに10分間加熱した。室温まで冷却した後、この反応混合物を1M HClで酸性にし、Et
2O(3×25ml)で抽出した。合わせた有機抽出液をブライン(25ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、溶媒を減圧下で除去し、標記の化合物(0.36g、83%)を無色の固体として得て、これをさらに精製することなく使用した。
【0488】
1H NMR(250MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 2.42−2.60(m,2H),4.10(t,J=6.4Hz,2H),6.76(d,J=8.8Hz,2H),7.85(d,J=8.8Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 33.71(q,J
CF=29.3Hz),60.80,113.83,123.84,125.78(q,J
CF=276Hz),131.67,161.42,167.92。
【0489】
4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)安息香酸エチル
【化87】
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メチルエチルケトン(5ml)中の4−ヒドロキシ安息香酸エチル(0.46g、2.80mmol)、1−ヨード−4,4,4−トリフルオロブタン(0.67g、2.80mmol)および無水K
2CO
3(1.16g、8.40mmol)の混合物を、アルゴン雰囲気下、還流下で4時間加熱した。室温まで冷却した後、溶媒を減圧下で除去し、残渣を水(15ml)とEt
2O(30ml)との間で分配した。有機層を分離し、水相をEt
2O(2×20ml)で抽出した。合わせた有機抽出液をブライン(15ml)で洗浄し、乾燥した(Na
2SO
4)。減圧下で溶媒を除去し、固体を得て、これをフラッシュクロマトグラフィ(3:1 ヘキサン/EtOAc)によって精製し、標記の化合物(0.67g、87%)を無色の固体として得た。
【0490】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 1.36(t,J=7.0Hz,3H),2.00−2.11(m,2H),2.21−2.40(m,2H),4.05(t,J=5.8Hz,2H),4.33(q,J=7.0Hz,2H),6.88(d,J=8.8Hz,2H),7.98(d,J=8.8Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 14.36,22.09(q,J
CF=2.9Hz),30.67(q,J
CF=29Hz),60.70,66.15,113.95,123.30,127.06(q,J
CF=276Hz),131.61,162.22,166.31。
【0491】
用いた反応条件は、ヨードアルカン類を用いた4−ヒドロキシベンズアルデヒドのアルキル化についてPezらによって記載された方法に基づいていた。
【0492】
4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)安息香酸
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
室温のTHF/水(3:1 v/v、15ml)中の4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)安息香酸エチル(0.60g、2.17mmol)の撹拌された溶液に、LiOH(0.11g、4.34mmol)を一度に加えた。この反応混合物を室温で18時間撹拌し、次いでEtOH(15ml)を加え、透明な溶液を得て、撹拌を48時間続けた。溶媒を減圧下で除去し、残渣に水(30ml)を加えた。これをDCM(30ml)で抽出し、次いで水相を1M HClで酸性にし、EtOAc(3×30ml)で抽出した。合わせた有機抽出液をブライン(30ml)で洗浄し、乾燥した(Na
2SO
4)。減圧下で溶媒を除去し、標記の化合物(0.51g、95%)を無色の固体として得て、これをさらに精製することなく使用した。
【0493】
1H NMR(250MHz,アセトン−d
6) δ 2.03−2.14(m,2H),2.37−2.56(m,2H),4.21(t,J=5.8Hz,2H),7.05(d,J=8.8Hz,2H),7.99(d,J=8.8Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 21.88(q,J
CF=1.9Hz),30.41(q,J
CF=29Hz),65.93,113.77,123.39,127.00(q,J
CF=276Hz),131.65,161.98,168.03。
【0494】
4−(2−フルオロエトキシ)ベンズアルデヒド
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
0℃の乾燥THF(70ml)中の4−ヒドロキシベンズアルデヒド(1.45g、11.9mmol)、トリフェニルホスフィン(6.87g、26.2mmol)および2−フルオロエタノール(1.68g、26.2mmol)の混合物に、DIAD(5.29g、26.2mmol)を滴下した。この反応混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで室温まで上昇させ、48時間撹拌した。減圧下で溶媒を除去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィ(5:1 DCM/ヘキサン)によって精製し、標記の化合物(0.807g、40%)を無色の固体として得た。
【0495】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 4.28(dist d of t,J
HF=28Hz,J
HH=4.0Hz,2H),4.77(dist d of t,J
HF=47Hz,J
HH=4.0Hz,2H),7.01(d,J=8.8Hz,2H),7.83(d,J=8.8Hz,2H),9.87(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 67.33(d,J
CF=19.5Hz),81.59(d,J
CF=172Hz),114.85,130.38,132.06,163.36,190.86。
【0496】
用いた反応条件は、MalamasらおよびMannらによって記載された方法に基づいていた。
【0497】
4−(2−フルオロエトキシ)安息香酸
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
65℃のMeOH(6ml)中の50% w/v KOH(1.3ml)および4−(2−フルオロエトキシ)ベンズアルデヒド(0.5g、2.98mmol)の撹拌された溶液に、過酸化水素水(30重量%水溶液、2.45ml)を20分間にわたって滴下した。添加が終了すると、この反応混合物を65℃でさらに10分間加熱した。室温まで冷却した後、この反応混合物を1M HClで酸性にし、Et
2O(3×30ml)で抽出した。合わせた有機抽出液をブライン(30ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、溶媒を減圧下で除去し、固体を得て、これをフラッシュクロマトグラフィ(1:1 ヘキサン/EtOAc)によって精製し、標記の化合物(0.278g、63%)を無色の固体として得た。
【0498】
1H NMR(250MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 4.09(dist d of t,J
HF=28Hz,J
HH=3.0Hz,2H),4.59(dist d of t,J
HF=47Hz,J
HH=3.0Hz,2H),6.76(d,J=8.2Hz,2H),7.82(d,J=8.2Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 67.06(d,J
CF=19.5Hz),81.64(d,J
CF=170Hz),113.94,123.73,131.73,161.82,168.08。
【0499】
用いた反応条件は、芳香族アルデヒドの芳香族酸への酸化についてCongらによって記載された方法に基づいていた。
【0500】
(ベンゾチアゾール化合物)
(非フッ素化メトキシ−アミド)
2−ニトロ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−13
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
上記のアミドカップリングの節に記載したようにして調製した。
【0501】
1H NMR(250MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 3.15(s,3H),6.34(dd,J=8.8,1.8Hz,1H),6.74(d,J=1.8Hz,1H),6.96−7.02(m,2H),7.07−7.15(m,4H),7.27(d,J=8.5Hz,2H),7.40(d,J=8.5Hz,1H),10.08(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 55.26,103.91,115.21,119.54,122.79,123.72,127.17,128.52,128.87,130.26,132.52,133.38,135.61,140.78,146.08,147.91,157.09,163.98,164.10(分裂したカルボニル)。
【0502】
3−ニトロ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−23
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.25g、0.98mmol)および塩化3−ニトロベンゾイル(0.20g、1.07mmol)を乾燥ピリジン(15ml)中で使用して上記のアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(0.38g、96%)を無色の固体として得た。
【0503】
1H NMR(250MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 3.22(s,3H),6.41(dd,J=8.8,1.8Hz,1H),6.79(d,J=1.8Hz,1H),7.10(t,J=7.9Hz,1H),7.21(d,J=8.8Hz,1H),7.34(m,4H),7.74(d,J=8.8Hz,1H),7.78(d,J=8.8Hz,1H),8.29(br s,1H),10.01(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 55.31,103.89,115.24,120.38,122.37,122.82,125.69,127.07,128.70,129.31,133.92,135.69,135.92,140.74,147.52,147.97,157.15,163.19,164.13。
【0504】
4−ニトロ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−9
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.30g、1.17mmol)および塩化4−ニトロベンゾイル(0.24g、1.29mmol)を乾燥ピリジン(15ml)中で使用して上記のアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップおよび1,2−ジクロロエタンからの再結晶後に、標記の化合物(0.369g、78%)を微細な黄色の針状結晶として得た。
【0505】
1H NMR(250MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 3.15(s,3H),6.34(dd,J=8.8,1.8Hz,1H),6.73(d,J=1.8Hz,1H),7.13(d,J=8.8Hz,1H),7.26(m,4H),7.51(d,J=8.5Hz,2H),7.60(d,J=8.8Hz,2H),9.92,(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 55.25,103.89,115.23,120.26,122.79,122.90,127.01,128.64,128.87,135.63,140.02,140.69,147.91,148.90,157.09,163.59,163.99。
【0506】
2−アミノ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−99
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
上記のニトロ還元の節に記載したようにして調製した。
【0507】
1H NMR(250MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 3.31(s,3H),6.08(t,J=7.6Hz,1H),6.21(d,J=8.2Hz,1H),6.50(dd,J=8.8,2.1Hz,1H),6.64(t,J=7.6Hz,1H),6.84(d,J=2.1Hz,1H),7.10(d,J=7.9Hz,1H),7.30(d,J=9.1Hz,1H),7.35(d,J=8.8Hz,2H),7.41(d,J=8.8Hz,2H),9.51(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 55.39,103.92,115.149,115.211,115.47,116.55,120.23,122.85,127.10,128.07,128.58,132.07,135.74,141.50,148.13,149.21,157.15,164.57,168.03。
【0508】
3−アミノ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−41
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
3−ニトロ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.33g、0.81mmol)および塩化スズ(II)二水和物(1.47g、6.51mmol)をEtOH(20ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(0.24g、79%)を淡黄色の固体として得た。
【0509】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 3.79(s,3H),5.30(s,2H),6.71(dd,J=7.9,2.1Hz,1H),7.02−7.08(m,3H),7.09−7.13(m,1H),7.64(d,J=2.7Hz,1H),7.86(d,J=8.8Hz,1H),7.91(d,J=8.8Hz,2H),7.96(d,J=8.8Hz,2H),10.31(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 55.32,103.89,113.42,115.19,115.85,117.31,119.95,122.79,127.06,128.00,128.56,135.64,141.51,147.33,147.46,148.02,157.09,164.41,166.56。
【0510】
4−アミノ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−21
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
4−ニトロ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.31g、0.765mmol)および塩化スズ(II)二水和物(1.38g、6.12mmol)をEtOH(5ml)で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(0.212g、74%)を淡黄色の固体として得た。
【0511】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.84(s,3H),5.84(s,2H),6.61(d,J=8.5Hz,2H),7.11(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.69(d,J=2.4Hz,1H),7.75(d,J=8.2Hz,2H),7.90(d,J=8.8Hz,1H),7.96(dist d,J=8.8Hz,2H),7.99(dist d,J=8.8Hz,2H),10.06(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 55.18,103.94,112.45,115.07,119.65,120.99,122.59,126.84,127.26,129.14,135.44,141.93,147.85,151.57,156.90,164.23,165.36。
【0512】
2−ジメチルアミノ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−103
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
アミノ化の節に記載したようにして調製した。
【0513】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.84(s,6H),3.87(s,3H),7.08(dd,J=8.9,2.4Hz,1H),7.27(d,J=8.2Hz,1H),7.32(m,2H),7.50(dt,J=8.5,1.5Hz,1 H),7.80(d,J=8.8Hz,2H),7.92(d,J=8.8Hz,1H),8.03(d,J=8.5Hz,2H),8.28(dd,J=7.6,1.5Hz,1H),12.57(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 45.60,55.84,104.20,115.54,120.00,120.55,123.47,125.32,127.40,128.17,129.12,131.75,132.74,135.31,141.11,148.78,152.21,157.63,164.27,165.28。
【0514】
アニリン化合物のジメチル化は、Onoらによって記載されている。
【0515】
3−ジメチルアミノ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−63
【化98】
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シアノ水素化ホウ素ナトリウム(67mg、1.06mmol)、3−アミノ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(80mg、0.213mmol)およびパラホルムアルデヒド(64mg、2.13mmol)をAcOH(2ml)中で使用してアミノ化の節に記載したようにして調製し、EtOHからの再結晶の後に、標記の化合物を無色の薄板状物(53mg、62%)として得た。
【0516】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.02(s,6H),3.88(s,3H),6.91(dd,J=8.2,2.1Hz,1H),6.78(d,J=8.8Hz,2H),7.05−7.12(m,2H),7.29−7.36(m,3H),7.92(d,J=8.8Hz,1H),8.03(dist d,J=8.8Hz,3H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 40.68,55.85,104.20,111.55,114.14,115.61,115.96,120.01,123.53,128.14,129.46,129.67,135.61,136.33,140.25,148.70,150.61,157.69,166.48(1つ不明)。
【0517】
アニリン化合物のジメチル化は、Onoらによって記載されている。
【0518】
4−ジメチルアミノ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−61
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
シアノ水素化ホウ素ナトリウム(67mg、1.06mmol)、4−アミノ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(80mg、0.213mmol)およびパラホルムアルデヒド(64mg、2.13mmol)をAcOH(2ml)中で使用してアミノ化の節に記載したようにして調製し、EtOHからの再結晶の後に、標記の化合物(49mg、57%)を無色の針状結晶として得た。
【0519】
1H NMR(250MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 2.19(s,6H),3.02(s,3H),5.88(d,J=8.8Hz,2H),6.22(dd,J=8.8,2.1Hz,1H),6.66(d,J=2.1Hz,1H),7.01(d,J=8.8Hz,1H),7.06(d,J=8.8Hz,2H),7.12(m,4H),9.21(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 39.41,55.17,103.95,110.16,115.09,119.68,120.50,122.57,126.82,127.27,128.94,135.41,141.85,147.82,151.99,156.88,164.18,165.22。
【0520】
4−アセトキシ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−155
【化100】
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2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.25g、0.976mmol)および塩化4−アセトキシベンゾイル(0.22g、1.07mmol)を乾燥ピリジン(10ml)中で使用して上記のアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(0.385g、94%)を無色の固体として得た。
【0521】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 1.55(s,3H),3.10(s,3H),6.30(dd,J=9.1,2.1Hz,1H),6.46(d,J=8.5Hz,2H),6.71(d,J=2.1Hz,1H),7.09(d,J=8.8Hz,1H),7.21(m,4H),7.27(d,J=8.2Hz,2H),9.66(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 20.56,55.22,103.91,115.15,119.96,121.17,122.69,126.95,128.10,128.89,132.01,135.55,141.20,147.88,152.66,157.01,164.07,164.79,168.19。
【0522】
4−ヒドロキシ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−161
【化101】
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MeOH(15ml)および水(7ml)中の4−アセトキシ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.31g、0.74mmol)およびNa
2CO
3(0.24g、2.22mmol)の混合物を室温で18時間撹拌した。水(25ml)をこの反応混合物に加え、次いで1M HClで酸性にし、沈殿物を濾過によって集めた。フラッシュクロマトグラフィ(3:1 DCM/EtOAc)によって精製し、標記の化合物(0.22g、78%)を無色の固体として得た。
【0523】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.84(s,3H),6.87(d,J=7.9Hz,2H),7.10(d,J=9.1Hz,1H),7.68(s,1H),7.86−7.94(m,3H),7.94−8.01(m,4H),10.16(s,1H),10.27(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 55.18,103.91,114.53,115.10,119.82,122.62,124.88,126.87,127.62,129.39,135.49,141.62,147.85,156.93,160.44,164.17,165.21。
【0524】
4−アセトキシ−3−ニトロ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT04−87
【化102】
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4−アセトキシ−3−ニトロ安息香酸(0.44g、1.95mmol)および塩化チオニル(5ml)の混合物を還流下で1.5時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、過剰の試薬を減圧下で除去し、粗製酸塩化物を得た。この酸塩化物および2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.50g、1.95mmol)を、ジイソプロピルエチルアミン(0.302g、2.34mmol)を含む乾燥THF(25ml)中で使用して、上記のアミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(0.728g、86%)を黄褐色の固体として得た。
【0525】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.38(s,3H),3.85(s,3H),7.12(dd,J=8.8,2.1Hz,1H),7.68(d,J=8.8Hz,1H),7.71(d,J=2.1Hz,1H),7.92(d,J=8.8Hz,1H),7.97(d,J=8.8Hz,2H),0.07(d,J=8.8Hz,2H),8.40(dd,J=8.5,1.8Hz,1H),8.73(d,J=1.8Hz,1H),10.83(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 20.44,55.39,103.91,115.32,120.43,122.91,125.02,127.20,128.84,133.17,134.29,135.78,140.72,140.95,145.60,148.03,157.24,162.66,164.31,167.69(1つ不明)。
【0526】
4−ヒドロキシ−3−ニトロ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT04−89
【化103】
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MeOH(10ml)中の4−アセトキシ−3−ニトロ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.20g、0.464mmol)および水酸化カリウム(0.081g、1.45mmol)の混合物を室温で1.5時間激しく撹拌した。次いでこの反応混合物を1M HClで酸性にし、EtOAc(3×20ml)で抽出した。合わせた有機抽出液を水(20ml)、ブライン(20ml)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。減圧下で溶媒を除去し、固体を得て、これをフラッシュクロマトグラフィ(3:2 ヘキサン/THF)によって精製し、標記の化合物(0.052g、29%)を黄色固体として得た。
【0527】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.84(s,3H),7.12(dd,J=8.8,1.8Hz,1H),7.26(d,J=8.8Hz,1H),7.70(d,J=1.8Hz,1H),7.91(d,J=8.8Hz,1H),7.96(d,J=8.8Hz,2H),8.04(d,J=8.8Hz,2H),8.17(dd,J=8.8,1.8Hz,1H),8.59(d,J=1.8Hz,1H),10.57(s,1H),11.84(br s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 55.28,103.88,115.21,119.15,120.23,122.77,124.95,125.49,127.01,128.33,134.85,134.94,135.63,141.03,147.94,155.36,157.09,163.06,164.20。
【0528】
(フッ素化メトキシ−アミド)
2−トリフルオロメチル−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SK2033−50
【化104】
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2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.06g、0.23mmol)および塩化2−トリフルオロメチルベンゾイル(0.054g、0.26mmol)を乾燥ピリジン(7.5ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(0.093g、93%)を淡黄色の固体として得た。
【0529】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 3.85(s,3H),7.12(dd,J=9.0,2.0Hz,1H),7.69−7.58(m,3H),7.79−7.83(m,1H),7.87−7.89(m,3H),7.92(d,J=8.6Hz,1H),8.04(d,J=8.2Hz,2H),10.87(s,1H);
13C NMR(100MHz,DMSO−d
6) δ 56.19,105.32,116.29,120.33,123.66,124.23(q,J
CF=274Hz),126.30(q,J
CF=31.1Hz),126.86(q,J
CF=4.6Hz),128.12,128.96,129.02,130.71,133.15,136.32,141.68,148.53,157.85,164.71,166.29(1つ不明)。
【0530】
3−トリフルオロメチル−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SK2033−49
【化105】
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2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.06g、0.23mmol)および塩化3−トリフルオロメチルベンゾイル(0.054g、0.26mmol)を乾燥ピリジン(7.5ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(0.085g、85%)を無色の固体として得た。
【0531】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 3.84(s,3H),7.11(dd,J=9.0,2.0Hz,1H),7.69(d,J=2.0Hz,1H),7.79(t,J=7.8Hz,1H),7.91(d,J=9.0Hz,1H),7.97−7.99(m,3H),8.05(d,J=8.6Hz,2H),8.29(d,J=7.8Hz,1H),8.32(s,1H),10.73(s,1H);
13C NMR(100MHz,DMSO−d
6) δ 56.18,105.32,116.29,121.09,123.64,124.42(q,J
CF=272.5Hz),124.81(q,J
CF=3.9Hz),127.99,128.79,128.99,129.66(q,J
CF=32.7Hz),130.23,132.42,135.98,136.32,141.72,148.53,157.85,164.73,164.75。
【0532】
4−トリフルオロメチル−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SK2033−47
【化106】
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2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.06g、0.23mmol)および塩化4−トリフルオロメチルベンゾイル(38μl、0.054g、0.26mmol)を乾燥ピリジン(8ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(0.093g、93%)を無色の固体として得た。
【0533】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.85(s,3H),7.12(d,J=8.8Hz,1H),7.69(s,1H),7.85−7.97(m,3H),7.97−8.07(m,4H),8.18(d,J=7.6Hz,2H),10.75(s,1H);
13C NMR(100MHz,DMSO−d
6) δ 56.20,105.33,114.06,116.31,121.04,123.65,124.35(q,J
CF=272.4Hz),125.91(q,J
CF=3.9Hz),127.98,128.79,129.01,129.17,131.99(q,J
CF=31.9Hz),136.32,141.69,148.51,157.85,164.75。
【0534】
3−トリフルオロメチル−N−[4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]−4−(メトキシ)ベンズアミド
ブック番号:SKT04−155
【化107】
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2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.5g、1.95mmol)および塩化4−メトキシ−3−トリフルオロメチルベンゾイル(0.47g、1.95mmol)を乾燥ピリジン(15ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップおよび酢酸からの再結晶後に、標記の化合物(0.77g、87%)を淡黄色の羽毛状の結晶として得た。
【0535】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 3.79(s,3H),3.94(s,3H),7.06(dd,J=8.9,2.4Hz,1H),7.37(d,J=8.9Hz,1H),7.63(d,J=2.4Hz,1H),7.85(d,J=8.9Hz,1H),7.92(d,J=8.9Hz,2H),7.98(d,J=8.9Hz,2H),8.23(s,1H),8.25(d,J=8.9Hz,1H),10.5(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 55.46,56.01,103.94,111.47,115.33,117.49(q,J
CF=31.2Hz),120.40,122.93,123.12(q,J
CF=273Hz),126.27,126.87(q,J
CF=3.9Hz),127.23,128.49,133.62,135.81,141.25,148.10,157.27,159.55,164.24,164.62。
【0536】
2−トリフルオロメチル−N−[4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]−4−(メトキシ)ベンズアミド
ブック番号:SKT05−7
【化108】
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4−メトキシ−2−トリフルオロメチル安息香酸(0.50g、2.27mmol)および塩化チオニル(9ml)の撹拌された混合物を還流下で4時間加熱した。室温まで冷却した後、過剰の試薬を減圧下で除去し、粗製酸塩化物を得た。この粗製塩化4−メトキシ−5−トリフルオロメチルベンゾイルおよび2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.58g、2.27mmol)を乾燥ピリジン(15ml)中で使用して、アミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップおよび酢酸からの再結晶後に、標記の化合物(0.478g、46%)を淡黄色の針状結晶として得た。
【0537】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.85(s,3H),3.89(s,3H),7.12(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.30−7.38(m,2H),7.64−7.77(m,2H),7.88(d,J=8.8Hz,2H),7.92(d,J=8.8Hz,1H),8.03(d,J=8.8Hz,2H),10.81(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 55.35,55.45,103.91,112.08(q,J
CF=4.9Hz),115.26,116.02,119.65,122.85,122.99(q,J
CF=274Hz),127.20,128.04,128.40(q,J
CF=32Hz),128.45,130.13,135.71,141.08,148.02,157.16,159.91,164.32,165.64。
【0538】
2−メトキシ−N−[4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]−5−(トリフルオロメトキシ)ベンズアミド
ブック番号:SKT05−9
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
2−メトキシ−5−トリフルオロメトキシ安息香酸(0.50g、2.12mmol)および塩化チオニル(9ml)の撹拌された混合物を還流下で4時間加熱した。室温まで冷却した後、過剰の試薬を減圧下で除去し、粗製酸塩化物を得た。この粗製酸塩化物および2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.54g、2.12mmol)を乾燥ピリジン(15ml)中で使用して、アミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ジオキサンからの再結晶後に、標記の化合物(0.607g、60%)を淡黄色の結晶として得た。
【0539】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.85(s,3H),3.91(s,3H),7.12(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.29(d,J=8.8Hz,1H),7.53(dd,J=8.8,2.1Hz,1H),7.59(br s,1H),7.71(d,J=2.4Hz,1H),7.90(d,J=8.5Hz,1H),7.92(d,J=8.8Hz,2H),8.03(d,J=8.8Hz,2H),10.55(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 55.82,56.91,104.14,112.80,115.63,120.40,120.52(q,J
CF=258Hz),122.77,123.52,125.33,126.14,128.10,129.73,136.33,140.11,143.38,148.69,155.50,157.69,161.73,165.00。
【0540】
N−[3−トリフルオロメチル−4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]−4−(メトキシ)ベンズアミド
ブック番号:SKT04−173
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
2−(4−アミノ−2−トリフルオロメチルフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.10g、0.31mmol)および塩化4−メトキシベンゾイル(0.053g、0.31mmol)を乾燥ピリジン(5ml)の中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップおよび酢酸からの再結晶後に、標記の化合物(0.12g、85%)をクリーム色の固体として得た。
【0541】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.86(s,3H),3.89(s,3H),6.95(d,J=8.8Hz,2H),7.12(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.36(d,J=2.4Hz,1H),7.67(d,J=8.2Hz,1H),7.86(d,J=8.8Hz,2H),7.97(d,J=8.2Hz,1H),8.01(d,J=8.8Hz,1H),8.05(s,1H),8.21(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 55.56,55.88,103.61,114.15,116.00,118.11(q,J
CF=4.9Hz),122.45,123.32(q,J
CF=274Hz),124.22,126.14,127.94,129.15,129.69(q,J
CF=31Hz),133.36,137.63,139.84,147.92,157.99,161.81,162.95,165.49。
【0542】
2−メトキシ−N−[3−メトキシ−4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]−5−(トリフルオロメトキシ)ベンズアミド
ブック番号:SKT05−33
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
2−メトキシ−5−トリフルオロメトキシ安息香酸(0.248g、1.05mmol)および塩化チオニル(4ml)の撹拌された混合物を還流下で4時間加熱した。室温まで冷却した後、過剰の試薬を減圧下で除去し、粗製酸塩化物を得た。この粗製酸塩化物および3−メトキシ−4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)アニリン(0.30g、1.05mmol)を乾燥ピリジン(8ml)中で使用して、アミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップおよび酢酸からの再結晶後に、標記の化合物(0.389g、73%)をほとんど無色の固体として得た。
【0543】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 3.79(s,3H),3.88(s,3H),3.98(s,3H),7.06(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.25(d,J=8.8Hz,1H),7.41(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.49(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.55(d,J=2.4Hz,1H),7.61(d,J=2.4Hz,1H),7.76(d,J=2.4Hz,1H),7.85(d,J=8.8Hz,1H),8.29(d,J=8.8Hz,1H),10.48(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 55.79(2×C),56.89,103.46,103.63,112.26,112.80,115.41,118.37,120.51(q,J
CF=258Hz),122.68,123.00,125.21,126.20,129.23,137.29,141.02,143.34,146.78,155.52,157.21,157.72,160.59,161.85。
【0544】
2−トリフルオロメチル−N−[3−メトキシ−4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]−4−(メトキシ)ベンズアミド
ブック番号:SKT05−31
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
4−メトキシ−2−トリフルオロメチル安息香酸(0.23g、1.05mmol)および塩化チオニル(4ml)の撹拌された混合物を還流下で3時間加熱した。室温まで冷却した後、過剰の試薬を減圧下で除去し、粗製酸塩化物を得た。この粗製酸塩化物および3−メトキシ−4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)アニリン(0.30g、1.05mmol)を乾燥ピリジン(8ml)中で使用して、アミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップおよび酢酸からの再結晶後に、標記の化合物(0.398g、78%)を非常に淡黄色の羽毛状の結晶として得た。
【0545】
1H NMR(250MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 3.49(s,3H),3.51(s,3H),3.67(s,3H),6.67(d,J=8.8Hz,1H),6.76(d,J=8.5Hz,1H),6.86(s,1H),6.95(d,J=8.8Hz,1H),6.99(s,1H),7.22(d,J=8.8Hz,1H),7.46(s,1H),7.49(d,J=8.8Hz,1H),7.97(d,J=8.5Hz,1H),9.98(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 55.49(2×C),55.57,102.90,103.22,112.10,112.28(q,J
CF=5Hz),115.19,116.06,117.32,122.55,123.14(q,J
CF=274Hz),128.19,128.76(q,J
CF=32Hz),128.84,130.29,136.76,142.15,146.17,156.90,157.13,160.13,160.25,166.00。
【0546】
2−トリフルオロメチル−N−[2−メトキシ−4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]−4−(メトキシ)ベンズアミド
ブック番号:SKT05−21
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
4−メトキシ−2−トリフルオロメチル安息香酸(0.15g、0.69mmol)および塩化チオニル(4ml)の撹拌された混合物を還流下で3.5時間加熱した。室温まで冷却した後、過剰の試薬を減圧下で除去し、粗製酸塩化物を得た。この粗製酸塩化物および3−メトキシ−4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)アニリン(0.20g、0.69mmol)を乾燥ピリジン(5ml)中で使用して、アミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(2:1 ヘキサン/EtOAc)後に、標記の化合物(0.13g、38%)を淡黄色の固体として得た。
【0547】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 3.81(s,3H),3.84(s,3H),3.90(s,3H),7.08(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.25−7.27(m,2H),7.57(d,J=8.2Hz,1H),7.61(d,J=8.5Hz,1H),7.65(d,J=8.2Hz,1H),7.65(d,J=8.8Hz,1H),7.90(d,J=8.8Hz,1H),8.13(d,J=8.2Hz,1H),9.73(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 55.40,55.46,55.74,103.92,108.01,112.32(q,J
CF=3.9Hz),115.23,116.33,119.81,120.16,122.88,122.97(q,J
CF=273Hz),127.40,128.14(q,J
CF=32Hz),129.23,129.37,130.21,135.75,147.79,148.81,157.24,160.13,164.34,165.31。
【0548】
3−トリフルオロメチル−N−[2−メトキシ−4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]−4−(メトキシ)ベンズアミド
ブック番号:SKT04−175
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
2−(4−アミノ−3−メトキシフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.13g、0.45mmol)および塩化4−メトキシ−3−トリフルオロメチルベンゾイル(0.11g、0.45mmol)を乾燥ピリジン(5ml)中で使用して、アミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップおよび酢酸からの再結晶後に、標記の化合物(0.18g、79%)を無色の固体として得た。
【0549】
1H NMR(400MHz,CDCl
3) δ 3.88(s,3H),3.98(s,3H),4.07(s,3H),7.07(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.09(d,J=8.8Hz,1H),7.33(d,J=2.1Hz,1H),7.57(dd,J=8.5,1.2Hz,1H),7.73(s,1H),7.91(d,J=8.8Hz,1H),8.05(dd,J=8.8,2.1Hz,1H),8.12(s,1H),8.58(s,1H),8.59(d,J=8.2Hz,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 55.83,56.32(2×C),104.17,107.96,111.98,115.69,119.05(q,J
CF=32Hz),119.56,121.16,123.12(q,J
CF=273Hz),123.44,126.55(q,J
CF=4.9Hz),126.68,129.37,129.88,132.55,136.33,148.30,148.45,157.75,160.25,163.62,165.30。
【0550】
4−ニトロ−3−トリフルオロメチル−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT02−103
【化115】
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クロロホルム(5ml)中の4−ニトロ−3−トリフルオロメチル安息香酸(0.46g、1.95mmol)および塩化チオニル(0.47g、4.0mmol)の混合物を還流下で5時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、過剰の試薬および溶媒を減圧下で除去し、粗製酸塩化物を得た。この粗製酸塩化物および2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.50g、1.95mmol)を乾燥ピリジン(25ml)中で使用して、上記のアミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(0.84g、91%)を橙色固体として得た。
【0551】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.85(s,3H),7.13(dd,J=2.1,8.8Hz,1H),7.71(d,J=2.1Hz,1H),7.92(d,J=8.8Hz,1H),7.97(d,J=8.8Hz,2H),8.08(d,J=8.8Hz,2H),8.35(d,J=8.5Hz,1H),8.50(d,J=8.8Hz,1H),8.54(s,1H),10.94(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 56.23,105.42,116.26,121.24,121.88(q,J
CF=33.5Hz),122.37(q,J
CF=274Hz),123.67,126.13,127.86(q,J
CF=5.4Hz),127.99,129.45,134.37,136.39,139.16,141.28,148.60,149.24,157.95,163.12,164.64。
【0552】
4−ニトロ−3−トリフルオロメチル−N−[4−(6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−ベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT03−171
【化116】
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0℃の乾燥THF(5ml)中の4−ニトロ−3−トリフルオロメチル−N−[4−(6−ヒドロキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.05g、0.109mmol)、トリフェニルホスフィン(0.043g、0.163mmol)およびN,N−ジメチルエタノールアミン(0.015g、0.163mmol)の撹拌された混合物に、DIAD(0.033g、0.163mmol)を滴下した。この反応混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで放置して一晩室温まで上昇させた。減圧下で溶媒を除去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィ(1:1 ヘキサン/EtOAc、次いで3:1 EtOAc/MeOH)によって精製し、標記の化合物(0.029g、50%)を黄色固体として得た。
【0553】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.50(s,6H),2.70(t,J=5.8Hz,2H),4.15(t,J=5.8Hz,2H),7.14(dd,J=8.5,2.7Hz,1H),7.75(d,J=2.7Hz,1H),7.92(d,J=8.5Hz,1H),7.98(d,J=8.5Hz,2H),8.09(d,J=8.5Hz,2H),8.36(d,J=8.5Hz,1H),8.51(d,J=8.5Hz,1H),8.54(s,1H),10.96(s,1H)。
【0554】
N−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−3−{2−(ジメチルアミノ)エトキシ}フェニル]−4−フルオロ−3−ニトロベンズアミド
ブック番号:SKT04−163
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
4−ニトロ−3−トリフルオロメチル安息香酸(0.030g、0.128mmol)および塩化チオニル(1.5ml)の混合物を還流下で5時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、過剰の試薬を減圧下で除去し、粗製酸塩化物を得た。この粗製酸塩化物および4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−3−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]アニリン(0.040g、0.128mmol)を乾燥ピリジン(5ml)中で使用して、アミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(12:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(0.045g、66%)を黄色固体として得た。
【0555】
IR 3437,3058,2951,2831,2784,1681,1602,1540,1460,1429,1359,1320,1253,1184,1145,1047,967,923,856,760,731cm
−1;
1H NMR(400MHz,CDCl
3) δ 2.39(s,6H),2.97(t,J=6.0Hz,2H),4.33(t,J=6.0Hz,2H),7.08(dd,J=8.5,2.0Hz,1H),7.32(t,J=7.5Hz,1H),7.43(t,J=7.2Hz,1H),7.81−7.87(m,3H),7.97(d,J=8.2Hz,1H),8.11(d,J=7.9Hz,1H),8.29(s,1H),8.44(d,J=8.5Hz,2H)。
【0556】
4−ニトロ−2−トリフルオロメチル−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−137
【化118】
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クロロホルム(5ml)中の4−ニトロ−2−トリフルオロメチル安息香酸(0.50g、2.13mmol)および塩化チオニル(0.46g、3.83mmol)の混合物を還流下で5時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、過剰の試薬および溶媒を減圧下で除去し、粗製酸塩化物を得た。この粗製酸塩化物および2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.54g、2.13mmol)を乾燥ピリジン(20ml)中で使用して、アミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(0.84g、83%)を黄色固体として得た。
【0557】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.90(s,3H),7.09(dd,J=2.4,8.8Hz,1H),7.35(d,J=2.1Hz,1H),7.67(s,1H),7.73(d,J=8.5Hz,2H),7.93(d,J=8.2Hz,1H),7.93(d,J=8.8Hz,1H),8.07(d,J=8.5Hz,2H),8.51(dd,J=8.5,2.1Hz,1H),8.63(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 55.54,103.97,115.46,120.13,121.58,122.23(q,J
CF=274Hz),123.11,126.62,127.52,128.71(q.J
CF=33Hz),129.42,130.24,135.97,140.32,141.31,147.61,148.20,157.43,163.86,164.40。
【0558】
4−アミノ−3−トリフルオロメチル−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−157
【化119】
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4−ニトロ−3−トリフルオロメチル−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.35g、0.74mmol)および塩化スズ(II)二水和物(1.33g、5.91mmol)をEtOH(7ml)の中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(3:2 ヘキサン/EtOAc)後に、標記の化合物(0.24g、73%)を淡黄色の固体として得た。
【0559】
IR 3385,3328,3069,2939,2837,1661,1607,1523,1488,1463,1437,1407,1314,1264,1225,1173,1137,1056,1027,968,829cm
−1。
1H NMR(250MHz,アセトン−d
6) δ 3.94(s,3H),5.88(br s,2H),7.01(d,J=8.2Hz,1H),7.15(dd,J=8.2,1.6Hz,1H),7.60(s,1H),7.92(d,J=8.2Hz,1H),8.03−8.11(m,5H),8.16(s,1H),9.72(s,1H)。
【0560】
4−アミノ−2−トリフルオロメチル−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−149
【化120】
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4−ニトロ−2−トリフルオロメチル−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.50g、1.05mmol)および塩化スズ(II)二水和物(1.90g、8.40mmol)をEtOH(8ml)の中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(1:1 ヘキサン/EtOAc)後に、標記の化合物(0.32g、69%)を淡黄色の固体として得た。
【0561】
IR 3365−3050(br),3446,3261,3007,2966,2936,2831,1660,1631,1607,1530,1490,1464,1406,1325,1266,1225,1168,1122,1045,1024,969,831cm
−1。
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.83(s,3H),5.62(br s,2H),6.78(d,J=8.5Hz,1H),6.95(s,1H),7.02(dd,J=8.8,2.1Hz,1H),7.32(d,J=8.5Hz,1H),7.43(d,J=1.8Hz,1H),7.79−7.92(m,4H),7.96(s,1H),10.36(s,1H)。
【0562】
4−ジメチルアミノ−3−トリフルオロメチル−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT02−31
【化121】
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シアノ水素化ホウ素ナトリウム(71mg、1.13mmol)、4−アミノ−3−トリフルオロメチル−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(100mg、0.226mmol)およびパラホルムアルデヒド(68mg、2.26mmol)をAcOH(3ml)中で使用してアミノ化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(20:1 DCM/EtOAc)後に、標記の化合物(54mg、51%)を無色の固体として得た。
【0563】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.91(s,6H),3.89(s,3H),7.08(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.19(d,J=8.5Hz,1H),7.34(d,J=2.4Hz,1H),7.78(d,J=8.8Hz,2H),7.91−7.96(m,3H),8.04(d,J=8.8Hz,2H),8.10(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 44.44,55.84,104.20,115.66,120.26,120.41,121.51(q,J
CF=30.3Hz),123.50,124.08(q,J
CF=273.4Hz),126.37,127.74(q,J
CF=5.9Hz),128.11,129.77,131.22,136.33,140.05,148.61,155.33,157.72,164.40,164.97。
【0564】
4−ジメチルアミノ−2−トリフルオロメチル−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−159
【化122】
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シアノ水素化ホウ素ナトリウム(66mg、1.05mmol)、4−アミノ−2−トリフルオロメチル−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(100mg、0.226mmol)およびパラホルムアルデヒド(63mg、2.11mmol)をAcOH(3ml)中で使用してアミノ化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(20:1 DCM/EtOAc)後に、標記の化合物(39mg、37%)を無色の固体として得た。
【0565】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.97(s,6H),3.80(s,3H),6.93−6.95(m,2H),7.07(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.50(d,J=8.5Hz,1H),7.65(d,J=2.4Hz,1H),7.83(d,J=8.8Hz,2H),7.86(d,J=8.5Hz,1H),7.96(d,J=8.8Hz,2H),10.57(s,1H);
13C NMR(100MHz,DMSO−d
6) δ 40.24,56.25,105.49,109.20(q,J
CF=5.4Hz),114.41,116.18,120.25,122.91,123.60,124.45(q,J
CF=274Hz),127.99,128.07(q,J
CF=30.4Hz),128.58,130.59,136.32,142.29,148.63,151.35,157.89,164.87,166.74。
【0566】
4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT02−25
【化123】
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クロロホルム(5ml)中の4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)安息香酸(0.30g、1.35mmol)および塩化チオニル(0.32g、2.72mmol)の混合物を還流下で4時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、過剰の試薬および溶媒を減圧下で除去し、粗製酸塩化物を得た。この粗製酸塩化物および2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.34g、1.35mmol)を乾燥ピリジン(15ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(0.56g、91%)を淡黄色の固体として得た。
【0567】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 3.79(s,3H),4.82(q,J=9.0Hz,2H),7.06(dd,J=9.0,2.7Hz,1H),7.16(d,J=9.0Hz,2H),7.63(d,J=2.7Hz,1H),7.85(d,J=9.0Hz,1H),7.91(dist d,J=9.0Hz,2H),7.94−7.98(m,4H),10.38(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 56.38(q,J
CF=8Hz),65.21(q,J
CF=34Hz),105.50(q,J
CF=6Hz),115.19,116.45,121.12,123.82,124.55(q,J
CF=278Hz),128.09,128.74,128.81,130.50(q,J
CF=6Hz),136.46,142.32,148.69,158.00,160.19,165.10,165.63。
【0568】
4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT03−39
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
クロロホルム(5ml)中の4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)安息香酸(0.32g、1.39mmol)および塩化チオニル(0.33g、2.78mmol)の混合物を還流下で5時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、過剰の試薬および溶媒を減圧下で除去し、粗製酸塩化物を得た。この粗製酸塩化物および2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.36g、1.39mmol)を乾燥ピリジン(10ml)中で使用して、アミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(0.59g、90%)を淡黄色の固体として得た。
【0569】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.74−2.83(m,2H),3.80(s,3H),4.26(t,J=5.9Hz,2H),7.07(d,J=9.0Hz,2H),7.07(dd,J=9.0,2.7Hz,1H),7.65(d,J=2.7Hz,1H),7.86(d,J=9.0Hz,1H),7.92−7.99(m,6H),10.33(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 33.40(q,J
CF=27Hz),56.40,61.85,105.56,114.85,116.44,121.85,123.79,127.34(q,J
CF=277Hz),127.78,128.09,128.65,130.47,136.48,142.48,148.75,158.01,161.34,165.07,165.70。
【0570】
4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT02−169
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
クロロホルム(5ml)中の4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)安息香酸(0.20g、0.806mmol)および塩化チオニル(0.42g、3.54mmol)の混合物を還流下で8時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、過剰の試薬および溶媒を減圧下で除去し、粗製酸塩化物を得た。この粗製酸塩化物および2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.206g、0.806mmol)を乾燥ピリジン(10ml)中で使用して、アミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(0.343g、87%)を無色の固体として得た。
【0571】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 1.89−1.96(m,2H),2.33−2.45(m,2H),3.80(s,3H),4.09(t,J=6.1Hz,2H),7.04(d,J=8.8Hz,2H),7.07(dd,J=9.1,2.4Hz,1H),7.64(d,J=2.4Hz,1H),7.86(d,J=8.8Hz,1H),7.93(d,J=8.8Hz,2H),7.94(d,J=9.1Hz,2H),7.97(d,J=8.8Hz,2H),10.30(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 22.03(q,J
CF=6.3Hz),29.97(q,J
CF=28.05Hz),56.24,66.60,105.46,114.66,116.16,120.86,123.58,127.38,127.85,128.05(q,J
CF=276.4Hz),128.51,130.21,136.32,142.32,148.63,157.86,161.63,164.89,165.54。
【0572】
(モノハロメトキシ−アミド)
4−フルオロ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT02−135
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
クロロホルム(5ml)中の4−フルオロ安息香酸(0.20g、1.43mmol)および塩化チオニル(0.93g、7.81mmol)の混合物を還流下で3.5時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、過剰の試薬および溶媒を減圧下で除去し、粗製酸塩化物を得た。この粗製酸塩化物および2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.36g、1.43mmol)を乾燥ピリジン(15ml)中で使用して、アミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、EtOAcからの再結晶後に、標記の化合物(0.26g、48%)を無色の針状結晶として得た。
【0573】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.85(s,3H),7.12(dd,J=2.1,8.8Hz,1H),7.40(t,J=8.8Hz,2H),7.70(d,J=2.1Hz,1H),7.92(d,J=8.8Hz,1H),7.98(d,J=8.8Hz,2H),8.04(d,J=8.8Hz,2H),8.00−8.10(m,2H),10.55(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 55.22,103.89,114.73(d,J
CF=21.5Hz),115.16,120.01,122.68,126.93,128.10,130.03(d,J
CF=8.8Hz),130.67(d,J
CF=2.9Hz),135.53,141.16,147.86,156.99,163.97(d,J
CF=251Hz),164.06,164.38。
【0574】
6−フルオロ−N−(4−[6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ピリジン−3−カルボキシアミド
ブック番号:SKT04−137
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
6−フルオロニコチン酸(0.125g、0.647mmol)および塩化チオニル(3ml)の混合物を還流下で4時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、過剰の試薬を減圧下で除去し、粗製酸塩化物を得た。この粗製酸塩化物および2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.166g、0.647mmol)をジイソプロピルエチルアミン(0.10g、0.776mmol)を含有する乾燥THF(5ml)中で使用して、アミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップおよびジオキサンからの再結晶後に、標記の化合物(0.195g、79%)を無色の結晶として得た。
【0575】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 3.80,(s,3H),7.07(dd,J=8.9,2.7Hz,1H),7.34(dd,J=8.5,2.0Hz,1H),7.66(d,J=2.4Hz,1H),7.87(d,J=8.9Hz,1H),7.91(dd,J=8.9,2.0Hz,2H),8.01(dd,J=8.9,2.0Hz,2H),8.47(dt,J=8.5,2.7Hz,1H),8.79(d,J=2.7Hz,1H),10.67(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 56.40,105.52,110.22(d,J
CF=37Hz),116.51,121.14,123.85,128.20,129.20,129.77(d,J
CF=3.8Hz),136.51,141.79,142.72(d,J
CF=9.2Hz),148.58(d,J
CF=16.8Hz),148.69,158.04,163.79,164.90,165.04(d,J
CF=241Hz)。
【0576】
6−クロロ−N−(4−[6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ピリジン−3−カルボキシアミド
ブック番号:SKT04−111
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
ジイソプロピルエチルアミン(0.45g、3.52mmol)を含有する乾燥THF(20ml)中の2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.75g、2.93mmol)および塩化6−クロロニコチノイル(0.515g、2.93mmol)を使用して、アミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびジオキサンからの再結晶後に、標記の化合物(0.784g、68%)を小さい無色の結晶として得た。
【0577】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.73(s,3H),6.93(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.22(d,J=2.4Hz,1H),7.25(s,1H),7.35(d,J=8.5Hz,1H),7.70(d,J=8.8Hz,2H),7.73(d,J=8.5Hz,1H),7.85(d,J=8.5Hz,2H),8.13(dd,J=8.2,2.4Hz,1H),8.77,(d,J=1.8Hz,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 55.22,103.86,115.21,120.16,122.76,123.53,127.00,128.55,129.14,135.58,138.39,140.63,147.86,148.97,153.08,157.05,162.68,163.95。
【0578】
6−ブロモ−N−(4−[6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ピリジン−3−カルボキシアミド
ブック番号:SKT05−63
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
乾燥THF(5ml)中の6−ブロモニコチン酸(0.16g、0.78mmol)の溶液にアルゴン雰囲気下で1,1’−カルボニルジイミダゾール(0.13g、0.78mmol)を加え、この反応混合物を室温で5時間撹拌した。この反応混合物に、2分間にわたって2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.2g、0.78mmol)を加え、室温で1時間撹拌を続け、次いで還流下で18時間加熱した。室温まで冷却した後、この反応混合物をEt
2O(30ml)で希釈し、沈殿物を濾過によって集め、Et
2O(50ml)で洗浄し、高真空下で乾燥し、標記の化合物(0.101g、29%)を橙色固体として得た。
【0579】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.86(s,3H),7.14(d,J=8.8Hz,1H),7.72(s,1H),7.87(d,J=8.2Hz,1H),7.92(d,J=8.8Hz,1H),7.97(d,J=8.5Hz,2H),8.07(d,J=8.5Hz,2H),8.28(d,J=8.2Hz,1H),8.96(s,1H),10.78(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 55.17,103.91,115.18,120.07,122.69,126.95,127.32,128.44,129.42,135.50,138.02,140.60,144.14,147.79,149.31,156.98,162.71,163.81。
【0580】
用いた反応条件は、CDIを使用する6−ブロモニコチン酸とN−メチルピペラジンとのカップリングについてBoschelliらによって記載された方法に基づいていた。
【0581】
4−フルオロ−3−ニトロ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT03−99
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
クロロホルム(5ml)中の4−フルオロ−3−ニトロ安息香酸(0.36g、1.95mmol)および塩化チオニル(0.93g、7.81mmol)の混合物を還流下で4時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、過剰の試薬および溶媒を減圧下で除去し、粗製酸塩化物を得た。この粗製酸塩化物、2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.50g、1.95mmol)およびHunig塩基(0.28g、2.15mmol)を乾燥THF(20ml)中で使用して、アミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(0.49g、59%)を淡黄色の固体として得た。
【0582】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 3.80(s,3H),7.06(dd,J=8.9,2.7Hz,1H),7.63(d,J=2.4Hz,1H),7.73(dd,J=11.3,8.9Hz,1H),7.85(d,J=8.9Hz,1H),7.91(d,J=8.9Hz,2H),7.99(d,J=8.9Hz,2H),8.36(m,1H),8.72(dd,J=7.5,2.4Hz,1H),10.72(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 56.38,105.52,116.48,119.54(d,J
CF=21Hz),121.30,123.84,126.53,128.16,129.33,132.02(d,J
CF=3.8Hz),136.42,136.53,137.31(d,J
CF=8Hz),141.69,148.72,157.13(d,J
CF=267Hz),158.06,163.27,164.87。
【0583】
N−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−3−メトキシフェニル]−4−フルオロ−3−ニトロベンズアミド
ブック番号:SKT04−127
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
4−フルオロ−3−ニトロ安息香酸(0.062g、0.336mmol)および塩化チオニル(5ml)の混合物を還流下で2時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、過剰の試薬を減圧下で除去し、粗製酸塩化物を得た。この粗製酸塩化物、2−(4−アミノ−2−メトキシフェニル)ベンゾチアゾール(0.086g、0.336mmol)およびHunig塩基(0.052g、0.403mmol)を乾燥THF(5ml)中で使用して、アミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(0.105g、74%)を淡黄色の固体として得た。
【0584】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 4.02(s,3H),7.34−7.38(m,1H),7.45−7.49(m,1H),7.58(dd,J=8.8,1.9Hz,1H),7.73−7.78(m,2H),9.97(d,J=7.8Hz,1H),8.05(d,J=7.6Hz,1H),8.36−8.39(m,1H),8.89(d,J=8.8Hz,1H),8.74(dd,J=7.1,2.2Hz,1H),10.77(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 61.14,108.85,117.97,122.11,124.08(d,J
CF=19.4Hz),126.89(d,J
CF=10.9Hz),127.32(d,J
CF=8.5Hz),129.80,131.03,131.35,134.28,136.44(d,J
CF=3.9Hz),140.29,141.05,141.82(d,J
CF=7.8Hz),147.69,156.79,161.72(d,J
CF=267Hz),162.43,167.07,167.86。
【0585】
N−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−3−[2−{2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ}エトキシ]フェニル]−4−フルオロ−3−ニトロベンズアミド
ブック番号:SKT04−143
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
4−フルオロ−3−ニトロ安息香酸(0.048g、0.257mmol)および塩化チオニル(2ml)の混合物を還流下で4時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、過剰の試薬を減圧下で除去し、粗製酸塩化物を得た。この粗製酸塩化物、4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−3−[2−{2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ}エトキシ]アニリン(0.10g、0.257mmol)およびHunig塩基(0.040g、0.308mmol)を乾燥THF(5ml)中で使用して、上記のアミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(EtOAc)後に、標記の化合物(0.140g、98%)を黄色固体として得た。
【0586】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 3.22(s,3H),3.41−3.43(m,2H),3.54−3.57(m,2H),3.62−3.64(m,2H),3.73−3.76(m,2H),4.04−4.06(m,2H),4.42−4.44(m,2H),7.45(dt,J=7.0,1.2Hz,1H),7.55(dt,J=7.0,1.2Hz,1H),7.64(dd,J=8.6,1.9Hz 1H),7.82(dd,J=10.9,9.0Hz,1H),7.86(d,J=1.9Hz,1H),8.06(d,J=8.2Hz,1H),8.11(d,J=7.8Hz,1H),8.44−8.48(m,1H),8.48(d,J=8.6Hz,1H),8.82(dd,J=7.0,2.3Hz,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 58.44,68.87,69.15,70.07,70.35,70.48,71.69,104.85,113.38,117.62,119.39(d,J
CF=21Hz),122.05,122.59,125.07,126.28,126.58,129.63,131.72(d,J
CF=3.9Hz),135.76,136.26(d,J
CF=10Hz),137.10(d,J
CF=7.7Hz),142.82,152.02,156.93,156.98(d,J
CF=267Hz),162.49,163.14。
【0587】
4−クロロ−3−ニトロ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT03−93
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.50g、1.95mmol)、塩化4−クロロ−3−ニトロベンゾイル(0.43g、1.95mmol)およびHunig塩基(0.28g、2.15mmol)を乾燥THF(20ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(0.83g、97%)を黄色固体として得た。
【0588】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 3.79(s,3H),7.07(dd,J=8.8,2.7Hz,1H),7.64(d,J=2.4Hz,1H),7.86(d,J=9.0Hz,1H),7.92(d,J=8.5Hz,2H),8.00,dd,J=8.8,1.9Hz,2H),8.25(dd,J=8.5,1.9Hz,1H),8.62(d,J=1.9Hz,1H),10.81(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 55.14,103.92,115.21,120.13,122.57,124.50,126.90,128.28,131.34,132.44,133.98,135.38,140.57,146.87,147.47,156.96,161.95,163.84(1つ不明)。
【0589】
4−ブロモ−3−ニトロ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT04−33
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
4−ブロモ−3−ニトロ安息香酸(0.24g、0.976mmol)および塩化チオニル(5ml)の混合物を還流下で3時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、過剰の試薬および溶媒を減圧下で除去し、粗製酸塩化物を得た。この粗製酸塩化物、2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.25g、0.976mmol)およびHunig塩基(0.151g、1.17mmol)を乾燥THF(10ml)中で使用して、アミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップおよびDMFからの再結晶後に、標記の化合物(0.368g、78%)を小さい黄色結晶として得た。
【0590】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.85(s,3H),7.13(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.71(d,J=2.4Hz,1H),7.92(d,J=8.8Hz,1H),7.96(d,J=8.8Hz,2H),8.07(d,J=8.5Hz,2H),8.15(d,J=8.8Hz,1H),8.18(dd,J=8.5,1.8Hz,1H),8.61(d,J=1.5Hz,1H),10.80(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 55.39,103.89,115.32,117.01,120.44,122.91,124.53,127.18,128.92,132.46,134.7,134.85,135.77,140.58,148.03,149.15,157.24,162.35,164.24。
【0591】
4−ヨード−3−ニトロ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT04−29
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
4−ヨード−3−ニトロ安息香酸(0.286g、0.976mmol)および塩化チオニル(5ml)の混合物を還流下で3時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、過剰の試薬および溶媒を減圧下で除去し、粗製酸塩化物を得た。この粗製酸塩化物、2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.25g、0.976mmol)およびHunig塩基(0.151g、1.17mmol)を乾燥THF(10ml)中で使用して、アミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(0.403g、78%)を黄色固体として得た。
【0592】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.85(s,3H),7.13(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.70(d,J=2.1Hz,1H),7.91(d,J=8.8Hz,1H),7.94−7.99(m,3H),805(d,J=8.8Hz,2H),8.32(d,J=8.2Hz,1H),8.52(d,J=1.8Hz,1H),10.78(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 55.29,91.17,103.88,115.26,120.33,122.82,123.86,127.06,128.73,132.15,135.35,135.67,140.58,141.37,147.94,152.64,157.13,162.50,164.06。
【0593】
4−ジメチルアミノ−3−ニトロ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT03−141
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
DMSO(4ml)および水(1ml)中の4−フルオロ−3−ニトロ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.10g、0.237mmol)、ジメチルアミン塩酸塩(0.039g、0.474mmol)および炭酸カリウム(0.085g、0.616mmol)の混合物を撹拌し、還流下で3日間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、水(10ml)を加え、得られた沈殿物を濾過によって集めた。フラッシュクロマトグラフィ(2:1) EtOAc/ヘキサンによって精製し、標記の化合物(0.029g、27%)を橙色固体として得た。
【0594】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.94(s,6H),3.85(s,3H),7.12(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.27(d,J=9.1Hz,1H),7.71(d,J=2.1Hz,1H),7.91(d,J=9.1Hz,1H),7.96(d,J=8.2Hz,2H),8.04(d,J=8.2Hz,2H),8.10(dd,J=9.1,2.1Hz,1H),8.50(d,J=1.5Hz,1H),10.46(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 41.68,55.31,103.86,115.19,116.56,120.12,121.93,122.77,126.50,127.03,128.13,132.44,135.66,136.31,141.29,147.15,148.00,157.09,163.47,164.34。
【0595】
用いた反応条件は、DMSO中での求核置換によるジメチルアミノ基の導入についてErmertらによって記載された方法に基づいていた。
【0596】
3,4−ジニトロ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT03−137
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
クロロホルム(5ml)中の3,4−ジニトロ安息香酸(0.21g、0.976mmol)および塩化チオニル(1ml)の混合物を還流下で4時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、過剰の試薬を減圧下で除去し、粗製酸塩化物を得た。この粗製酸塩化物、2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.25g、0.976mmol)を、ジイソプロピルエチルアミン(0.14g、1.07mmol)を含有する乾燥THF(20ml)中で使用して、アミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(EtOAc次いで(1:1) EtOAc/MeOH)後に、標記の化合物(0.334g、76%)を橙色固体として得た。
【0597】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.86(s,3H),7.13(dd,J=8.8,2.1Hz,1H),7.72(d,J=2.1Hz,1H),7.93(d,J=8.8Hz,1H),8.00(d,J=8.8Hz,2H),8.09(d,J=8.5Hz,2H),8.43(d,J=8.5Hz,1H),8.54(d,J=7.9Hz,1H),8.79(s,1H),11.08(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 55.18,103.88,115.21,120.32,122.74,124.45,125.21,126.96,128.83,133.42,135.55,139.06,140.25,141.50,143.19,147.79,157.02,161.18,163.75。
【0598】
4−(2−フルオロエトキシ)−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT03−75
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
クロロホルム(5ml)中の4−(2−フルオロエトキシ)安息香酸(0.20g、1.11mmol)および塩化チオニル(0.53g、4.44mmol)の混合物を還流下で5時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、過剰の試薬および溶媒を減圧下で除去し、粗製酸塩化物を得た。この粗製酸塩化物、および2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.28g、1.11mmol)を乾燥ピリジン(10ml)中で使用して、アミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(0.34g、72%)を淡黄色の固体として得た。
【0599】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 3.80(s,3H),4.29(dist d of t,J
HF=30Hz,J
HH=3.7Hz,2H),4.73(dist d of t,J
HF=48Hz,J
HH=3.7Hz,2H),7.06(m,3H),7.65(d,J=2.7Hz,1H),7.86(d,J=8.8Hz,1H),7.91−7.98(m,6H),10.33(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 56.40,67.97(d,J
CF=19Hz),82.70(d,J
CF=167Hz),105.56,114.86,116.44,121.04,123.79,127.63,128.09,128.64,130.47,136.47,142.48,148.73,158.01,161.65,165.08,165.75;LRMS(ESI−) 421(M
+−H,100%)。
【0600】
4−(2−ヒドロキシエトキシ)−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT03−33
【化139】
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4−ヒドロキシ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.20g、0.53mmol)、クロロエタノール(0.064g、0.80mmol)および炭酸カリウム(0.26g、1.86mmol)の混合物を、乾燥DMF(10ml)中で、100℃で18時間加熱した。室温まで冷却した後、水(30ml)を加え、この反応混合物をEtOAc(7×40ml)で抽出した。合わせた有機抽出液をブライン(80ml)で洗浄し、乾燥した(Na
2SO
4)。減圧下で溶媒を除去し、標記の化合物(0.17g、76%)を無色の固体として得た。
【0601】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 3.70(q,J=4.8Hz,2H),3.80(s,3H),4.03(t,J=4.8Hz,2H),4.87(t,J=5.1Hz,1H),7.03(d,J=8.9Hz,2H),7.07(dd,J=2.4,8.9Hz,1H),7.64(d,J=2.7Hz,1H),7.86(d,J=8.9Hz,1H),7.93−7.98(m,6H),10.33(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 56.40,60.11,70.48,105.56,114.78,116.42,121.00,123.78,127.18,128.06,128.59,130.43,136.47,142.56,148.75,158.00,162.25,165.09,165.79。
【0602】
用いた反応条件は、フェノール系化合物とクロロアルコールとの反応についてZhangらによって記載された方法に基づいていた。
【0603】
4−ジメチルアミノ−N−[4−(6−(2−ヒドロキシエトキシ)−ベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT03−19
【化140】
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(4−ジメチルアミノ−N−[4−(6−ヒドロキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.20g、0.51mmol)、クロロエタノール(0.05g、0.62mmol)および炭酸カリウム(0.23g、1.63mmol)の混合物を、乾燥DMF(10ml)中で、100℃で18時間加熱した。室温まで冷却した後、水(30ml)を加え、この反応混合物をEtOAc(7×40ml)で抽出した。合わせた有機抽出液をブライン(80ml)で洗浄し、乾燥した(Na
2SO
4)。減圧下で溶媒を除去し、標記の化合物(0.117g、53%)を淡黄色の固体として得た。
【0604】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.96(s,6H),3.71(m,2H),4.03(m,2H),4.86(br s,1H),6.72(d,J=9.2Hz,2H),7.07(dd,J=8.9,2.4Hz,1H),7.64(d,J=2.4Hz,1H),7.85(d,J=9.2Hz,3H),7.93(m,4H),10.08(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 39.50,59.55,69.79,104.70,110.21,115.58,119.77,120.55,122.60,126.89,127.40,128.98,135.44,141.85,147.88,152.04,156.39,164.32,165.39。
【0605】
用いた反応条件は、フェノール系化合物とクロロアルコールとの反応についてZhangらによって記載された方法に基づいていた。
【0606】
4−フルオロ−3−トリフルオロメチル−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT05−37
【化141】
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4−フルオロ−3−トリフルオロメチル安息香酸(0.32g、1.56mmol)および塩化チオニル(5ml)の混合物を還流下で4時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、過剰の試薬を減圧下で除去し、粗製酸塩化物を得た。この粗製酸塩化物および2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシベンゾチアゾール(0.40g、1.56mmol)を乾燥ピリジン(12ml)中で使用して、アミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、AcOHからの再結晶後に、標記の化合物(0.502g、72%)を無色の固体として得た。
【0607】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.84(s,3H),7.10(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.66(s,1H),7.72(m,1H),7.90(d,J=8.8Hz,1H),7.95(d,J=8.5Hz,2H),8.03(d,J=8.5Hz,2H),8.38(d,J=6.1Hz,1H),8.30−8.43(m,1H),10.71(s,1H);
13C NMR(100MHz,DMSO−d
6) δ 56.22,105.42,116.21,117.13(d of q,J
CF=32.7,13.3Hz),117.99(d,J
CF=21.0Hz),121.14,122.84(q,J
CF=272.5Hz),123.63,127.54(d of q,J
CF=4.6,1.5Hz),127.92,129.14,131.97(d,J
CF=3.8Hz),135.58(d,J
CF=10.1Hz),136.37,141.60,148.61,157.92,161.19(d of q,J
CF=258.5,1.6Hz),163.74,164.71。
【0608】
(非フッ素化ヒドロキシ−アミド)
2−アミノ−N−[4−(6−ヒドロキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−101
【化142】
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2−アミノ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(50mg、0.13mmol)を乾燥DCM(3ml)およびBBr
3(1.0M DCM溶液、0.67ml、0.67mmol)中で使用して、脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(6:1 Et
2O/ヘキサン)後に、標記の化合物(31mg、64%)を無色の固体として得た。
【0609】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 6.42(br s,2H),6.65(t,J=7.5Hz,1H),6.82(d,J=8.2Hz,1H),7.03(dd,J=8.6,1.2Hz,1H),7.26(t,J=7.5Hz,1H),7.45(d,J=1.2Hz,1H),7.71(d,J=7.5Hz,1H),7.87(d,J=8.6Hz,1H),7.96(d,J=8.6Hz,2H),8.03(d,J=8.6Hz,2H),9.89(s,1H),10.30(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 107.25,115.16,115.31,116.46,116.91,120.96,123.65,127.69,128.50,129.29,132.85,136.26,142.13,147.69,150.38,156.04,163.75,168.48。
【0610】
3−アミノ−N−[4−(6−ヒドロキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−77
【化143】
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3−アミノ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(50mg、0.13mmol)を乾燥DCM(3ml)およびBBr
3(1.0M DCM溶液、0.67ml、0.67mmol)中で使用して、脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(1:1 ヘキサン/EtOAc、次いでEtOAc)後に、標記の化合物(29mg、60%)を淡褐色の固体として得た。
【0611】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 5.37(s,2H),6.77(d,J=7.3Hz,1H),6.98(dd,J=8.5,2.1Hz,1H),7.07−7.20(m,3H),7.40(d,J=2.1Hz,1H),7.82(d,J=8.5Hz,1H),7.93−8.00(m,4H),9.92(s,1H),10.37(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,DMSO−d
6) δ 106.80,112.92,114.87,116.04,117.19,135.65,123.21,147.20,155.60,128.88,163.35,166.72,141.71,147.20,148.85,155.60,163.35,166.72。
【0612】
4−アミノ−N−[4−(6−ヒドロキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−57
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
4−アミノ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(50mg、0.13mmol)を乾燥DCM(3ml)およびBBr
3(1.0M DCM溶液、0.67ml、0.67mmol)中で使用して、脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(1:1 ヘキサン/EtOAc、次いでEtOAc)後に、標記の化合物(27mg、56%)を黄褐色固体として得た。
【0613】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 5.84(s,2H),6.62(d,J=8.5Hz,2H),6.98(dd,J=1.5,8.8Hz,1H),7.39(d,J=1.5Hz,1H),7.75(d,J=8.5Hz,2H),7.82(d,J=8.8Hz,1H),7.95(br s,4H),9,90(vbr s,1H),10.05(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 106.17,112.65,115.54,119.82,121.00,122.60,126.79,127.48,129.15,135.38,141.64,146.88,151.51,155.11,163.30,165.56。
【0614】
2−ジメチルアミノ−N−[4−(6−ヒドロキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−111
【化145】
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2−ジメチルアミノ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(40mg、0.09mmol)を乾燥DCM(3ml)およびBBr
3(1.0M DCM溶液、0.5ml、0.5mmol)中で使用して、脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(4:1 DCM/EtOAc、次いでEtOAc)後に、標記の化合物(23mg、59%)を無色の固体として得た。
【0615】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.82(s,6H),6.93(d,J=8.5Hz,1H),7.11(m,1H),7.23(d,J=8.5Hz,1H),7.28(s,1H),7.44(m,1H),7.74(d,J=8.5Hz,1H),7.78−7.85(m,3H),7.85−7.95(m,2H),9.69(s,1H),11.81(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 44.88,107.08,116.46,119.91,120.32,123.21,123.58,127.73,127.98,129.00,130.88,132.48,136.35,141.74,147.85,152.12,156.14,163.74,165.87.
【0616】
4−ジメチルアミノ−N−[4−(6−ヒドロキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT02−177
【化146】
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4−ジメチルアミノ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.50g、1.24mmol)を乾燥DCM(50ml)およびBBr
3(1.0M DCM溶液、6.2ml、6.2mmol)中で使用して、脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(4:1 DCM/EtOAc、次いでEtOAc)後に、標記の化合物(0.45g、93%)を黄色固体として得た。
【0617】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.00(s,6H),6.75(d,J=8.5Hz,2H),7.00(d,J=9.1Hz,1H),7.43(s,1H),7.79(d,J=8.5Hz,1H),7.92−8.02(m,5H),10.07(s,1H),10.24(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 40.59,107.23,111.20,116.50,120.68,121.07,123.51,127.61,128.10,129.87,136.11,142.63,147.57,152.98,156.21,163.68,165.85。
【0618】
(フッ素化ヒドロキシ−アミド)
4−ニトロ−3−トリフルオロメチル−N−[4−(6−ヒドロキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT03−7
【化147】
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4−ニトロ−3−トリフルオロメチル−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.10g、0.21mmol)を乾燥DCM(10ml)およびBBr
3(1.0M DCM溶液、1.1ml、1.1mmol)中で使用して、脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(3:1 EtOAc/ヘキサン)後に、標記の化合物(0.07g、71%)を黄色固体として得た。
【0619】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 6.93(dd,J=8.5,2.4Hz,1H),7.35(d,J=2.4Hz,1H),7.78(d,J=8.5Hz,1H),7.91(dd,J=8.9,2.0Hz,2H),8.00(dd,J=8.9,2.0Hz,2H),8.30(d,J=8.2Hz,1H),8.44(dd,J=8.2,1.7Hz,1H),8.48(s,1H),9.82(s,1H),10.86(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 107.46,116.74,121.20,121.35,122.01(q,J=33Hz),123.92,126.44,128.09,129.69,134.65,136.52,139.39,141.32,147.82,149.38,156.33,163.41,163.66(1つ不明)。
【0620】
4−アミノ−3−トリフルオロメチル−N−[4−(6−ヒドロキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT02−45
【化148】
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4−アミノ−3−トリフルオロメチル−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.30g、0.68mmol)を乾燥DCM(10ml)およびBBr
3(1.0M DCM溶液、5.42ml、5.42mmol)中で使用して、脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(3:1 DCM/EtOAc)後に、標記の化合物(0.064g、22%)を橙色固体として得た。
【0621】
IR 3610−2880(br),3378,3259,1650,1611,1525,1502,1486,1456,1439,1406,1318,1277,1243,1181,1144,1110,1051,974,907,832cm
−1;
1H NMR(250MHz,アセトン−d
6) δ 5.85(s,2H),7.02(d,J=8.8Hz,1H),7.07(dd,J=8.8,2.1Hz,1H),7.45(d,J=2.1Hz,1H),7.84(d,J=8.8Hz,1H),7.98−8.08(m,5H),8.16(s,1H),8.81(br s,1H),9.71(s,1H)。
【0622】
4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−N−[4−(6−ヒドロキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT02−149
【化149】
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4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.20g、0.437mmol)を乾燥DCM(15ml)およびBBr
3(1.0M DCM溶液、2.18ml、2.18mmol)中で使用して、脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(3:1 EtOAc/ヘキサン)後に、標記の化合物(0.174g、89%)を無色の固体として得た。
【0623】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 4.90(q,J=8.8Hz,2H),6.98(dd,J=8.8,2.1Hz,1H),7.22(d,J=8.5Hz,2H),7.40(d,J=2.1Hz,1H),7.83(d,J=8.5Hz,1H),7.95−8.04(m,6H),9.86(s,1H),10.42(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 64.81(q,J
CF=35Hz),106.24,113.94,115.63,120.10,122.74,123.07(q,J
CF=278Hz),126.95,128.30,128.36,129.62,135.63,141.19,147.12,155.28,159.27,163.28,164.90。
【0624】
4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−N−[4−(6−ヒドロキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT03−41
【化150】
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4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.30g、0.63mmol)を乾燥DCM(30ml)およびBBr
3(1.0M DCM溶液、3.2ml、3.2mmol)中で使用して、脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(20:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(0.103g、35%)を淡橙色固体として得た。
【0625】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.74−2.83(m,2H),4.26(t,J=5.8Hz,2H),6.93(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.07(d,J=8.8Hz,2H),7.35(d,J=2.4Hz,1H),7.77(d,J=8.8Hz,1H),7.91−7.97(m,6H),9.81(s,1H),10.33(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 33.22(q,J
CF=28Hz),60.67(q,J
CF=3.9Hz),106.27,113.61,115.63,120.10,122.76,125.73(q,J
CF=276Hz),126.96,127.31,128.27,129.54,135.64,141.26,147.16,155.28,160.36,163.34,165.14。
【0626】
4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)−N−[4−(6−ヒドロキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT02−171
【化151】
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4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.10g、0.206mmol)を乾燥DCM(10ml)およびBBr
3(1.0M DCM溶液、1.0ml、1.0mmol)中で使用して、脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップ、フラッシュクロマトグラフィ(3:1 EtOAc/ヘキサン)およびEtOAcからの再結晶後に、標記の化合物(17mg、17%)を黄色固体として得た。
【0627】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 1.94−2.01(m,2H),2.40−2.55(m,2H),4.13(t,J=5.5Hz,2H),6.97(d,J=8.8Hz,1H),7.08(d,J=8.2Hz,2H),7.39(s,1H),7.81(d,J=8.8Hz,1H),7.91−8.05(m,6H),9.84(s,1H),10.35(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 22.01(q,J
CF=3.1Hz),29.95(q,J
CF=28.0Hz),66.60,107.24,114.69,116.53,120.94,123.64,127.34,127.73,128.04(q,J
CF=276Hz),128.68,130.20,136.27,142.06,147.70,156.03,161.63,163.79,165.63。
【0628】
2−ヒドロキシ−N−[3−ヒドロキシ−4−(6−ヒドロキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]−5−(トリフルオロメトキシ)ベンズアミド
ブック番号:SKT05−39
【化152】
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2−メトキシ−N−[3−メトキシ−4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]−5−(トリフルオロメトキシ)ベンズアミド(0.30g、0.595mmol)を乾燥DCM(12ml)およびBBr
3(1.0M DCM溶液、1.9ml、1.9mmol)中、アルゴン雰囲気下、−78℃で使用して、脱メチル化の節に記載したようにして調製した。さらなるBBr
3(1.0M DCM溶液、1.9ml、1.9mmol)を滴下し、この反応混合物を室温で4日間撹拌し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(4:2:0.3 ヘキサン/EtOAc/MeOH)後に、標記の化合物(88mg、32%)を淡黄色の固体として得た。
【0629】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 6.98(dd,J=9.0,2.3Hz,1H),7.09(d,J=9.0Hz,1H),7.26(dd,J=8.6,0.9Hz,1H),7.39(d,J=2.3Hz,1H),7.43(dd,J=9.0,2.3Hz,1H),7.62(d,J=0.9Hz,1H),7.82(d,J=9.0Hz,1H),7.84(d,J=2.3Hz,1H),7.96(d,J=8.6Hz,1H),9.74(s,1H),10.54(s,1H),11.68(s,1H),11.2−12.2(br s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 106.96,108.30,112.56,114.88,116.55,119.08,120.39,120.70(q,J
CF=255Hz),122.50,122.91,126.76,129.05,135.54,140.87,141.67,145.45,155.96,156.69,157.00,162.73,164.92。
【0630】
4−フルオロ−N−[4−(6−ヒドロキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT02−163
【化153】
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4−フルオロ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(100mg、0.26mmol)を乾燥DCM(10ml)およびBBr
3(1.0M DCM溶液、1.3ml、1.3mmol)中で使用して、脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(1:1 ヘキサン/EtOAc)後に、標記の化合物(96mg、99%)を淡黄色の固体として得た。
【0631】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 6.93(dd,J=8.5,2.4Hz,1H),7.34(t,J=8.8Hz,2H),7.35(d,J=2.4Hz,1H),7.77(d,J=8.5Hz,1H),7.91(d,J=8.8Hz,2H),7.96(d,J=8.8Hz,2H),8.01(dd,J=8.8,5.5Hz,2H),9.82(s,1H),10.48(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 106.30,114.86(d,J
CF=22.5Hz),115.69,120.23,122.80,127.04,128.56,130.12(d,J
CF=8.8Hz),130.84(d,J
CF=1.9Hz),135.71,141.03,147.18,155.33,163.34,164.21(d,J
CF=252Hz),164.74。
【0632】
標記の化合物は国際公開第2006/014382号パンフレットに記載されている。
【0633】
2−トリフルオロメチル−N−[4−(6−ヒドロキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]−4−(ヒドロキシ)ベンズアミド
ブック番号:SKT05−17
【化154】
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2−トリフルオロメチル−N−[4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]−4−(メトキシ)ベンズアミド(0.30g、0.655mmol)を乾燥DCM(15ml)およびBBr
3(1.0M DCM溶液、1.4ml、1.4mmol)中、アルゴン雰囲気下、−78℃で使用して、脱メチル化の節に記載したようにして調製した。−78℃で1時間撹拌を続け、次いでこの反応混合物を一晩室温まで上昇させた。さらなる量のBBr
3(1.0M DCM溶液、1.4ml、1.4mmol)を加え、この反応混合物を室温で24時間撹拌し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(15:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(0.175g、62%)を無色の固体として得た。
【0634】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 6.99(dd,J=8.5,2.1Hz,1H),7.13(d,J=8.5Hz,1H),7.17(s,1H),7.41(d,J=2.1Hz,1H),7.59(d,J=8.5Hz,1H),7.83(d,J=8.5Hz,2H),7.88(s,1H),7.99(d,J=8.5Hz,2H),9.60−10.64(vbr s,2H),10.70(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 106.16,112.96(q,J
CF=3.9Hz),115.55,117.77,119.43,122.71,123.04(q,J
CF=274Hz),126.37,126.93,128.04(q,J
CF=32Hz),128.31,129.99,135.52,140.98,147.01,155.25,158.48,162.94,165.78。
【0635】
2−ヒドロキシ−N−[4−(6−ヒドロキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]−5−(トリフルオロメトキシ)ベンズアミドの合成
ブック番号:SKT05−13
【化155】
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(2−メトキシ−N−[4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]−5−(トリフルオロメトキシ)ベンズアミド(0.30g、0.633mmol)を乾燥DCM(15ml)およびBBr
3(1.0M DCM溶液、1.4ml、1.4mmol)中、アルゴン雰囲気下、−78℃で使用して、脱メチル化の節に記載したようにして調製した。さらなる量のBBr
3(1.0M DCM溶液、1.4ml、1.4mmol)を加え、この反応混合物を室温で24時間撹拌し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(10:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(0.255g、90%)を無色の固体として得た。
【0636】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 6.93(dd,J=8.9,2.4Hz,1H),7.05(d,J=8.9Hz,1H),7.40(d,J=2.4Hz,1H),7.39−7.42(m,1H),7.78(d,J=8.9Hz,1H),7.80(m,1H),7.84(d,J=8.5Hz,2H),7.97(d,J=8.5Hz,2H),9.83(s,1H),10.58(s,1H),11.35−12.08(vbr s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 107.44,116.73,119.21,120.65,120.85(q,J
CF=256Hz,),121.39,122.79,123.94,127.10,128.10,129.50,136.50,140.92,140.99,147.82,156.31,156.87,163.69,165.09。
【0637】
4−ヒドロキシ−N−[4−(6−ヒドロキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT04−179
【化156】
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N−[3−トリフルオロメチル−4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]−4−(メトキシ)ベンズアミド(90mg、0.196mmol)を乾燥DCM(5ml)およびBBr
3(1.0M DCM溶液、0.413ml、0.413mmol)中−78℃で使用して、脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(1:1 ヘキサン/EtOAc)後に、標記の化合物(68mg、81%)を無色の固体として得た。
【0638】
1H NMR(250MHz,CD
3OD) δ 6.90(d,J=8.2Hz,2H),7.05(d,J=8.8Hz,1H),7.34(s,1H),7.70(d;J=8.2Hz,1H),7.85(d,J=8.2Hz,1H),7.88(d,J=8.2Hz,2H),8.11(d,J=8.2Hz,1H),8.36(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 106.20,115.32,116.22,118.31(q,J
CF=2.9Hz),122.54,123.54(q,J
CF=274Hz),123.83,125.41,126.98,128.87(q,J
CF=31Hz),129.87,132.86,137.44,141.06,147.06,155.69,161.01,161.17,166.43。
【0639】
4−フルオロ−3−ニトロ−N−[4−(6−ヒドロキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT03−129
【化157】
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4−フルオロ−3−ニトロ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.10g、0.24mmol)を乾燥DCM(10ml)およびBBr
3(1.0M DCM溶液、1.2ml、1.2mmol)中で使用して、脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(2:1 ヘキサン/EtOAc、次いで2:1:0.1 EtOAc/ヘキサン/MeOH、そして最後に4:1 EtOAc/MeOHで溶出する)後に、標記の化合物(0.062g、63%)を無色の固体として得た。
【0640】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 6.99(dd,J=8.8,2.1Hz,1H),7.42(d,J=2.1Hz,1H),7.83(d,J=8.8Hz,2H),7.97(d,J=8.8Hz,2H),8.04(d,J=8.5Hz,2H),8.40−8.45(m,1H),8.79(dd,J
HH=1.2,J
HF=7.0Hz,1H),9.91(s,1H),10.83(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 106.24,115.68,118.18(d,J
CF=21.5Hz),120.46,122.77,125.68,126.90,128.92,131.16(d,J
CF=3.9Hz),135.52(d,J
CF=11.7Hz),135.61,136.36(d,J
CF=7.8Hz),140.43,147.09,155.33,156.41(J
CF=269Hz),162.18,162.97。
【0641】
(非フッ素化メチル−アミド)
N−[4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SK696−32
【化158】
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2−(4−アミノフェニル)−6−メチルベンゾチアゾール(1.0g、4.16mmol)および塩化ベンゾイル(0.58g、4.16mmol)をトリエチルアミン(0.46g、4.58mmol)を含有する乾燥THF(10ml)中で使用して、アミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(1.23g、86%)を無色の固体として得た。
【0642】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.44(s,3H),7.34(dd,J=8.2,1.2Hz,1H),7.53−7.56(m,2H),7.59−7.63(m,1H),7.89−7.91(m,2H),7.96−7.99(m,4H),8.06(d,J=9.0Hz,2H),10.55(s,1H);
13C NMR(100MHz,DMSO−d
6) δ 21.47,120.95,122.19,122.65,128.12,128.21,128.45,128.64,128.87,132.21,135.00,135.19,135.48,142.38,152.32,166.29,166.32。
【0643】
2−ニトロ−N−[4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SK2033−51
【化159】
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2−(4−アミノフェニル)−6−メチルベンゾチアゾール(0.59g、2.45mmol)および塩化2−ニトロベンゾイル(0.50g、2.69mmol)を乾燥ピリジン(10ml)を使用してアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、1,2−ジクロロエタンからの再結晶後に、標記の化合物(0.94g、98%)を黄褐色の結晶として得た。
【0644】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.45(s,3H),7.34(d,J=8.2Hz,1H),7.75−7.93(m,7H),8.08(d,J=8.2Hz,2H),8.18(d,J=7.9Hz,1H),10.99(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 21.15,119.73,121.11,121.949,123.83,127.55,128.98,130.29,132.76,133.47,134.48,134.80,141.08,146.17,151.68,164.38,165.80。
【0645】
3−ニトロ−N−[4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SK2033−46
【化160】
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2−(4−アミノフェニル)−6−メチルベンゾチアゾール(0.5g、2.08mmol)および塩化3−ニトロベンゾイル(0.77g、4.06mmol)を乾燥ピリジン(10ml)中で使用して、アミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(2:1 ヘキサン/EtOAc、次いで 1:1 ヘキサン/EtOAc、次いでEtOAc)後に、標記の化合物(0.75g、93%)を得た。
【0646】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.43(s,3H),7.32(d,J=8.2Hz,1H),7.80−7.84(m,2H),7.88(d,J=8.5Hz,1H),7.98(d,J=8.8Hz,2H),8.06(d,J=8.8Hz,2H),8.41−8.43(m,2H),8.80(s,1H),10.82(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 21.1,120.46,121.09,121.95,122.46,125.77,127.38,127.57,128.73,129.32,134.49,134.79,136.00,141.02,147.60,151.68,163.31,165.78。
【0647】
4−ニトロ−N−[4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SK2033−67
【化161】
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1,2−ジクロロエタン 2−(4−アミノフェニル)−6−メチルベンゾチアゾール(2.5g、10.4mmol)および塩化4−ニトロベンゾイル(2.12g、11.4mmol)を乾燥ピリジン(30ml)中で使用して、アミドカップリングの節に記載したようにして調製し、DMF/水からの再結晶後に、標記の化合物(4.0g、99%)を小さい黄褐色の針状結晶として得た。
【0648】
1H NMR(250MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 1.79(s,3H),6.59(d,J=8.5Hz,1H),7.04(s,1H),7.15(d,J=8.2Hz,1H),7.28(d,J=8.8Hz,2H),7.34(d,J=8.5Hz,2H),7.54(d,J=8.5Hz,2H),7.63(d,J=8.5Hz,2H),9.96(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 20.98,120.27,121.05,121.86,122.91,127.27,127.48,128.59,128.89,134.35,134.65,140.04,140.94,148.92,151.60,163.65,165.53。
【0649】
参考文献として、Weisswangeらを参照のこと。
【0650】
2−アミノ−N−[4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SK2033−55
【化162】
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2−ニトロ−N−[4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.5g、1.28mmol)および塩化スズ(II)二水和物(1.45g、6.42mmol)をEtOH(50ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、EtOHからの再結晶の後に、標記の化合物(0.063g、14%)を黄褐色の針状結晶として得た。
【0651】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.44(s,3H),6.40(s,2H),6.57−6.63(m,1H),6.77(d,J=8.2Hz,1H),7.19−7.25(m,1H),7.34(d,J=8.5Hz,1H),7.66(d,J=8.2Hz,1H),7.89−7.92(m,2H),7.94(d,J=8.5Hz,2H),8.04(d,J=8.5Hz,2H),10.30(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 21.40,116.00,116.22,116.99,120.46,121.25,122.17,127.71(C×2),128.55,128.70,132.40,134.82,134.94,141.64,148.98,152.05,166.49,168.25。
【0652】
3−アミノ−N−[4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SK2033−72
【化163】
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3−ニトロ−N−[4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.30g、0.77mmol)および塩化スズ(II)二水和物(1.39g、6.16mmol)をEtOH(25ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、フラッシュクロマトグラフィ(1:1 ヘキサン/EtOAc)後に、標記の化合物(0.131g、47%)を淡黄色の固体として得た。
【0653】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.39(s,3H),5.31(s,2H),6.72(dd,J=7.9,2.1Hz,1H),7.03−7.07(m,2H),7.08−7.12(m,1H),7.28(d,J=8.5Hz,1H),7.83−7.86(m,2H),7.94(d,J=8.8Hz,2H),7.98(d,J=8.8Hz,2H),10.37(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 20.96,113.13,115.38,117.03,119.85,121.02,121.76,127.17,127.41,127.79,128.42,134.29,134.51,135.49,141.78,147.83,151.62,165.76,166.53。
【0654】
4−アミノ−N−[4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:LS−T107
【化164】
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4−ニトロ−N−[4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.39g、1.0mmol)および塩化スズ(II)二水和物(1.13g、5.0mmol)をEtOH(20ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、標記の化合物(0.30g、83%)を淡黄色の固体として得た。
【0655】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.44(s,3H),5.85(s,2H),6.61(d,J=8.2Hz,2H),7.33(d,J=8.5Hz,1H),7.75(d,J=8.2Hz,2H),7.80−7.92(m,2H),7.97(d,J=8.5Hz,2H),8.02(d,J=8.5Hz,2H),10.07(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 20.98,112.73,119.73,121.02,121.48,121.73,127.17,127.38,129.23,134.29,134.45,142.18,151.33,151.65,165.58,165.87(1つ不明)。
【0656】
2−ジメチルアミノ−N−[4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SKT01−5
【化165】
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シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.35g、5.55mmol)、2−アミノ−N−[4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.40g、1.11mmol)およびパラホルムアルデヒド(0.34g、11.13mmol)をAcOH(10ml)中で使用してアミノ化の節に記載したようにして調製し、EtOHからの再結晶の後に、標記の化合物(0.312g、73%)を淡黄色の結晶として得た。
【0657】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.49(s,3H),2.86(s,6H),7.25−7.35(m,3H),7.48−7.55(m,1H),7.67(s,1H),7.81(d,J=8.5Hz,2H),7.93(d,J=8.2Hz,1H),8.08(d,J=8.5Hz,2H),8.28(dd,J=7.6,1.5,Hz 1H),12.58(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 21.60,45.60,120.01,120.57,121.39,122.43,125.35,127.40,127.93,128.41,129.01,131.76,132.76,135.04,135.19,141.34,152.18,164.31,166.74(1つ不明)。
【0658】
用いた反応条件は、アニリン化合物のジメチル化についてOnoらによって記載された方法に基づいていた。
【0659】
3−ジメチルアミノ−N−[4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SK2033−93
【化166】
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シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.44g、6.95mmol)、3−アミノ−N−[4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.50g、1.39mmol)およびパラホルムアルデヒド(0.42g、13.9mmol)をAcOH(8ml)中で使用してアミノ化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(2:1 ヘキサン/EtOAc)後に、標記の化合物(0.15g、28%)を無色の固体として得た。
【0660】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.48(s,3H),2.99(s,6H),6.88(dd,J=8.2,2.1Hz,1H),7.09(d,J=7.3Hz,1H),7.26(m,2H),7.32(d,J=8.5Hz,1H),7.66(s,1H),7.78(d,J=8.5Hz,2H),7.91(d,J=8.2Hz,1H),8.05(d,J=8.5Hz,2H),8.08(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 21.60,40.54,111.38,113.91,115.82,120.02,121.41,122.52,127.94,128.33,129.45,129.60,135.13,135.26,135.55,140.50,150.75,152.29,166.45,166.63。
【0661】
用いた反応条件は、アニリン化合物のジメチル化についてOnoらによって記載された方法に基づいていた。
【0662】
4−ジメチルアミノ−N−[4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド
ブック番号:SK2033−71
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.44g、6.95mmol)、4−アミノ−N−[4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.50g、1.39mmol)およびパラホルムアルデヒド(0.42g、13.9mmol)をAcOH(8ml)中で使用してアミノ化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(3:1 ヘキサン/EtOAc)後に、標記の化合物(0.04g、7%)を無色の固体として得た。
【0663】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.44(s,3H),3.00(s,6H),6.77(d,J=7.9Hz,2H),7.33(d,J=8.2Hz,1H),7.84−7.92(m,4H),7.98(dist d,J=8.5Hz,2H),8.03(dist d,J=8.5Hz,2H),10.17(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 39.42,110.04,110.15,119.64,120.49,120.99,121.61,127.03,127.17,127.31,128.92,129.06,134.11,134.31,142.10,151.50,151.96,165.22,165.64。
【0664】
用いた反応条件は、アニリン化合物のジメチル化についてOnoらによって記載された方法に基づいていた。
【0665】
3−ヒドロキシ−N−[4−(6−メチル−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SK696−54
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
1:1 THF/DCM(20ml)中の3−ヒドロキシ安息香酸(0.69g、5.0mmol)の撹拌された溶液に、塩化チオニル(0.65g、5.5mmol)および一滴のDMFを加えた。この反応混合物を還流下で2.5時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、この混合物を、0℃のTHF(20ml)中のデヒドロチオトルイジン(1.20g、5.0mmol)の撹拌された溶液に、カニューレによって移した。この混合物を0℃で2時間撹拌し、次いで放置して一晩室温まで上昇させた。黄色の沈殿物を真空下で濾過によって集め、THFおよび水(600ml)で洗浄した。オーブン中、80℃で5時間固体を乾燥し、標記の化合物(0.59g、33%)を淡黄色の固体として得た。
【0666】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.44(s,3H),7.02(dd,J=7.8,1.6Hz,1H),7.32(d,J=7.8Hz,1H),7.35−7.37(m,2H),7.42(d,J=7.8Hz,1H),7.85(s,1H),7.89(d,J=8.3Hz,1H),7.99(d,J=8.6Hz,2H),8.04(d,J=8.6Hz,2H),9.69(br s,1H),10.38(s,1H);
13C NMR(100MHz,DMSO−d
6) δ 21.47,115.14,118.77,119.23,120.90,122.16,122.64,128.09,128.43,128.57,129.89,134.99,135.46,136.61,142.42,152.33,157.89,166.33(1つ不明)。
【0667】
3−(メチルアミノ)−N−[4−(6−メチル−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SK2033−94
【化169】
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0℃のMeOH(15ml)中の3−アミノ−N−[4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(0.50g、1.39mmol)およびパラホルムアルデヒド(0.059g、1.95mmol)の撹拌された混合物に、MeOH中のナトリウムメトキシドの溶液(0.5M、3.9ml、1.95mmol)を滴下した。次いでこの反応混合物を還流下で1時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(0.081g、2.09mmol)を加え、還流下で1時間加熱を続けた。この反応混合物を0℃に冷却し、1M NaOH溶液(10ml)を加え、次いでDCM(3×70ml)で抽出した。合わせた有機抽出液を乾燥し(Na
2SO
4)、溶媒を減圧下で除去し、ほとんど無色の固体を得た。これを、フラッシュクロマトグラフィ(1:1 ヘキサン/EtOAc)によって精製し、標記の化合物(0.096g、18%)を無色の固体として得た。
【0668】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.45(s,3H),2.75(d,J=5.2Hz,3H),5.82(q,J=5.1Hz,1H),6.75(dd,J=8.2,2.0Hz,1H),7.08(m,1H),7.14(d,J=7.4Hz,1H),7.21−7.25(m,1H),7.33(dd,J=8.6,1.6Hz,1H),7.88(s,1H),7.89(d,J=8.6Hz,1H),7.98(d,J=8.6Hz,2H),8.04(d,J=8.6Hz,2H),10.31(s,1H);
13C NMR(100MHz,DMSO−d
6) 21.47,30.20,111.07,115.16,115.47,120.87,122.19,122.63,128.09,128.44,129.27,134.98,135.46,136.08,142.56,150.45,152.33,166.36,167.100。
【0669】
(イミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール中間体)
2−メチル−6−(4−ニトロフェニル)イミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
EtOH(20ml)中の2−アミノ−5−メチルチアゾール(0.24g、2.11mmol)および2−ブロモ−4’−ニトロアセトフェノン(0.5g、2.05mmol)の混合物を還流下で16時間加熱した。この反応混合物を放置して冷却し、炭酸水素ナトリウム(200mg、2.38mmol)を加え、加熱を1時間継続した。室温まで冷却した後、溶媒を減圧下で除去し、残渣をDCM(75ml)に溶解し、水(30ml)、ブライン(30ml)で洗浄し、乾燥した(Na
2SO
4)。減圧下で溶媒を除去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィ(50:1 DCM/MeOH)によって精製し、標記の化合物(0.143g、26%)を黄色固体として得た。
【0670】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.45(s,3H),6.49(s,1H),7.76(s,1H),7.97(d,J=8.5Hz),2H),8.25(d,J=8.5Hz,2H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 13.20,108.67,111.25,124.54,125.67,128.65,141.43,144.53,146.37,150.06.
【0671】
4−(2−メチルイミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール−6−イル)アニリン
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
2−メチル−6−(4−ニトロフェニル)イミダゾ[2,1−b][1、3]チアゾール(0.10g、0.386mmol)および塩化スズ(II)二水和物(0.69g、3.09mmol)をEtOH(15ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(1:1 DCM/EtOAc)後に、淡橙色固体(66mg、75%)を得た。
【0672】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.39(s,3H),3.44(br s,2H),6.70(d,J=8.5Hz,2H),7.08(s,1H),7.47(s,1H),7.59(d,J=8.5Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 14.09,106.20,115.15,115.30,125.04,125.80,126.25,145.69,146.98,149.29。
【0673】
3−メチル−6−(4−ニトロフェニル)イミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
EtOH(20ml)中の2−アミノ−4−メチルチアゾール(0.24g、2.11mmol)および2−ブロモ−4’−ニトロアセトフェノン(0.5g、2.05mmol)の混合物を還流下で16時間加熱した。この反応混合物を放置して冷却し、炭酸水素ナトリウム(200mg、2.38mmol)を加え、加熱を1時間継続した。室温まで冷却した後、溶媒を減圧下で除去し、残渣にDCM(75ml)を加えた。不溶性物質を濾過によって集め、フラッシュクロマトグラフィ(50:1 DCM/MeOH)によって精製し、標記の化合物(0.266g、50%)を黄色固体として得た。
【0674】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.40(s,3H),7.72(s,1H),8.02(d,J=8.5Hz),2H),8.21(d,J=8.5Hz,2H),8.37(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 14.07,112.53,117.16,124.54,125.60,127.20,141.38,143.56,146.29,149.82。
【0675】
4−(3−メチルイミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール−6−イル)アニリン
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
3−メチル−6−(4−ニトロフェニル)イミダゾ[2,1−6][1,3]チアゾール(0.20g、0.772mmol)および塩化スズ(II)二水和物(0.87g、3.86mmol)をEtOH(20ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(1:1 DCM/EtOAc)後に、標記の化合物(88mg、50%)を淡橙色固体として得た。
【0676】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.39(s,3H),3.69(s,2H),6.70(d,J=8.5Hz,2H),7.07(s,1H),7.46(s,1H),7.59(d,J=8.5Hz,2H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 13.97,107.10,114.38,117.08,122.91,124.78,126.07,146.98,148.04,148.22。
【0677】
(イミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール化合物)
4−(ジメチルアミノ)−N−[4−(2−メチルイミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール−6−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT05−149
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
4−(2−メチルイミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール−6−イル)アニリン(53mg、0.231mmol)および塩化4−ジメチルアミノベンゾイル(42mg、0.231mmol)を乾燥ピリジン(4ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(25:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(76mg、87%)を無色の固体として得た。
【0678】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.43(s,3H),3.01(s,6H),6.78(d,J=8.5Hz,2H),6.89(s,1H),7.81(s,4H),7.89(d,J=8.5Hz,2H),8.21(s,1H),9.94(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 13.31,40.16,107.21,107.64,111.22,120.68,121.53,125.27,128.59,129.56,129.65,139.10,146.74,148.81,152.82,165.55。
【0679】
4−(ジメチルアミノ)−N−[4−(3−メチルイミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール−6−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT05−143
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
4−(2−メチルイミダゾ[2,1−6][1,3]チアゾール−6−イル)アニリン(68mg、0.297mmol)および塩化4−ジメチルアミノベンゾイル(55mg、0.297mmol)を乾燥ピリジン(5ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(25:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(74mg、66%)を無色の固体として得た。
【0680】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.41(s,3H),3.00(s,6H),6.76(d,J=8.8Hz,2H),7.70(s,1H),7.77(m,4H),7.88(d,J=8.8Hz,2H),8.08(s,1H),9.92(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 14.06,40.17,109.00,111.22,117.15,120.66,121.54,125.17,125.63,129.56,129.60,139.00,145.72,148.55,152.81,165.54。
【0681】
(イミダゾ[1,2−a]ピリミジン中間体)
2−(4−ニトロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン臭化水素酸塩
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
DMF(8ml)中の2−アミノピリミジン(0.40g、4.22mmol)および2−ブロモ−4’−ニトロアセトフェノン(1.03g、4.22mmol)の混合物を室温で16時間撹拌した。EtOAc(15ml)を得られた黄色の粘性の高い混合物に加え、沈殿物を濾過によって集め、EtOAc(50ml)で洗浄した。高真空下で乾燥した後、黄色固体を得た(0.67g、51%)。
【0682】
IR 3107,3073,1601,1522,1508,1345,1313,1241,1209,1110,855,799,745cm
−1;
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 7.09(dd,J=6.6,3.9Hz,1H),8.26(d,J=9.0Hz,2H),8.32(d,J=9.0Hz,2H),8.58(s,1H),8.59(dd,J=3.9,1.9Hz,1H),8.99(dd,J=6.6,1.9Hz,1H)。
【0683】
4−イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−2−イル)アニリン
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
2−(4−ニトロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン臭化水素酸塩(0.673g、2.18mmol)および塩化スズ(II)二水和物(2.46g、10.89mmol)をEtOH(50ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(4:1 EtOAc/MeOH)後に、標記の化合物(0.337g、74%)を淡橙色固体として得た。
【0684】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 5.35(s,2H),6.64(d,J=8.5Hz,2H),6.95−7.00(m,1H),7.67(d,J=8.5Hz,2H),8.10(s,1H),8.41−8.44(m,1H),8.86−8.89(m,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 105.57,108.98,114.48,121.50,127.49,134.86,147.49,148.58,149.67,149.83。
【0685】
(イミダゾ[1,2−a]ピリミジン化合物)
4−(ジメチルアミノ)−N−(4−イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−2−イルフェニル)ベンズアミド
ブック番号:SKT05−95
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
4−イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−2−イル)アニリン(80mg、0.381mmol)および塩化4−ジメチルアミノベンゾイル(70mg、0.381mmol)を乾燥ピリジン(8ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、フラッシュクロマトグラフィ(15:1 DCM/MeOH)によって、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(15:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(49mg、36%)をほとんど無色の固体として得た。
【0686】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.00(s,6H),6.77(d,J=8.5Hz,2H),7.01−7.06(m,1H),7.87−7.98(m,6H),8.31(s,1H),8.49(bs,1H),8.95(d,J=6.4Hz,1H),9.99(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 40.15,107.22,109.15,111.28,120.73,121.59,126.46,128.59,129.62,135.18,140.34,145.99,148.55,150.37,152.95,165.68。
【0687】
(イミダゾ[1,2−a]ピリジン中間体)
2−(4−ニトロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
EtOH(25ml)中の2−アミノピリジン(0.20g、2.11mmol)および2−ブロモ−4’−ニトロアセトフェノン(0.5g、2.05mmol)の混合物を還流下で18時間加熱した。この反応混合物を放置して冷却し、炭酸水素ナトリウム(88mg、1.05mmol)を加え、加熱を2時間継続した。室温まで冷却した後、溶媒を減圧下で除去し、残渣をDCM(40ml)に溶解し、水(40ml)で洗浄し、乾燥した(Na
2SO
4)。減圧下で溶媒を除去し、褐色の固体を得て、これをフラッシュクロマトグラフィ(15:1 DCM/MeOH)によって精製し、標記の化合物(0.27g、54%)を黄色固体として得た。
【0688】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 6.82−6.87(m,1H),7.21−7.25(m,1H),7.65(d,J=8.8Hz,1H),7.99(s,1H),8.11(d,J=8.8Hz,2H),8.12−8.17(m,1H),8.29(d,J=8.8Hz,2H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 112.07,113.31,117.46,124.55,126.28,126.78,127.67,141.02,142.53,145.75,147.02。
【0689】
4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
2−(4−ニトロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン(0.216g、0.90mmol)および塩化スズ(II)二水和物(1.02g、4.52mmol)をEtOH(25ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(9:1 EtOAc/DCM)後に、標記の化合物(0.144g、76%)を淡黄色の固体として得た。
【0690】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 5.21(br s,2H),6.60(d,J=7.9Hz,2H),6.79(m,1H),7.14(m,1H),7.46(d,J=8.6Hz,1H),7.61(d,J=7.9Hz,2H),8.08(s,1H),8.42(d,J=6.3Hz,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 107.11,112.06,114.40,116.52,122.24,124.46,126.80,127.07,145.06,146.26,149.01。
【0691】
6−メチル−2−(4−ニトロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン
【化181】
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EtOH(50ml)中の2−アミノ−5−ピコリン(0.88g、8.19mmol)および2−ブロモ−4’−ニトロアセトフェノン(2.0g、8.19mmol)の混合物を還流下で17時間加熱した。この反応混合物を放置して冷却し、炭酸水素ナトリウム(840mg、9.99mmol)を加え、加熱を18時間継続した。室温まで冷却した後、溶媒を減圧下で除去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィ(1:1 ヘキサン/EtOAc)によって精製し、標記の化合物(0.84g、40%)を黄色固体として得た。
【0692】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.28(s,3H),7.16(d,J=9.1Hz,1H),7.52(d,J=9.1Hz,1H),8.19(d,J=8.8Hz,2H),8.28(d,J=8.8Hz,2H),8.34(s,1H),8.54(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.94,111.74,116.85,122.60,124.50,124.92,126.61,129.29,141.19,142.34,144.84,146.87。
【0693】
4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン
【化182】
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6−メチル−2−(4−ニトロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン(0.423g、1.67mmol)および塩化スズ(II)二水和物(1.89g、8.36mmol)をEtOH(45ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(EtOAc)後に、標記の化合物(0.216g、58%)を淡橙色固体として得た。
【0694】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.29(s,3H),3.74(s,2H),6.74(d,J=8.5Hz,2H),6.95(d,J=9.1Hz,1H),7.47(d,J=9.1Hz,1H),7.64(s,1H),7.73(d,J=8.5Hz,2H),7.85(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 17.47,105.99,113.97,115.21,120.74,122.06,123.24,126.23,126.79,143.56,145.25,147.55。
【0695】
6−フルオロ−2−(4−ニトロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン
【化183】
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2−アミノ−5−フルオロピリジン(0.80g、7.13mmol)および炭酸水素ナトリウム(0.60g、7.14mmol)の撹拌された混合物に、クロロホルム(10ml)中の2−ブロモ−4’−ブロモアセトフェノン(1.74g、7.13mmol)のスラリーを加えた。この撹拌した反応混合物を還流下で20時間加熱した。室温まで冷却した後、沈殿物を真空下で濾過によって集め、クロロホルム(2×40ml)で洗浄した。次いでこの固体をフラッシュクロマトグラフィ(1:1 ヘキサン/EtOAc)によって精製し、標記の化合物(0.596g、32%)を褐色の固体として得た。
【0696】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 7.13−7.21(m,1H),7.59−7.66(m,1H),7.99(s,1H),8.07−8.10(m,3H),8.30(d,J=8.8Hz,2H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 113.43(d,J
CF=Hz),114.30(d,J
CF=42.0Hz),118.17(d,J
CF=26.4Hz),118.23(d,J
CF=10.2Hz),124.51,126.77,140.61,143.66,143.75(d,J
CF=Hz),147.08,153.26(d,J
CF=233.6Hz)。
【0697】
4−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン
【化184】
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6−フルオロ−2−(4−ニトロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン(0.45g、1.75mmol)および二塩化スズ(II)二水和物(1.97g、8.75mmol)をEtOH(25ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(4:1 EtOAc/DCM)、標記の化合物(0.325g、82%)を淡黄色の固体として得た。
【0698】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 5.26(s,2H),6.61(d J=8.2Hz,2H),7.21−7.28(m,1H),7.51−7.60(m,1H),7.62(d,J=8.2Hz,2H),8.12(s,1H),8.68(br s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 108.73(d,J
CF=1.5Hz),113.48(d,J
CF=41Hz),114.39,115.90(d,J
CF=25.7Hz),117.00(d,J
CF=10.1Hz),121.90,142.99,147.63,149.18,152.80(d,J
CF=231Hz)。
【0699】
6−ヨード−2−(4−ニトロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン
【化185】
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2−アミノ−5−ヨードピリジン(0.80g、3.64mmol)および炭酸水素ナトリウム(0.34g、3.99mmol)の撹拌された混合物に、クロロホルム(15ml)中の2−ブロモ−4’−ブロモアセトフェノン(0.89g、3.64mmol)のスラリーを加えた。この撹拌した反応混合物を還流下で24時間加熱した。室温まで冷却した後、沈殿物を真空下で濾過によって集め、クロロホルム(2×40ml)、水(40ml)で洗浄し、次いで90℃で24時間乾燥し、標記の化合物(0.827g、62%)を淡緑色固体として得た。
【0700】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 7.49(s,2H),8.22(d,J=8.8Hz,2H),8.31(d,J=8.2Hz,2H),8.55(s,1H),8.96(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 77.10,111.73,118.66,124.53,126.88,132.22,133.78,140.43,142.73,144.27,147.13。
【0701】
4−(6−ヨードイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン
【化186】
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6−ヨード−2−(4−ニトロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン(0.45g、1.23mmol)および二塩化スズ(II)二水和物(1.39g、6.16mmol)をEtOH(25ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(4:1 EtOAc/DCM)後に、標記の化合物(0.301g、73%)を黄色固体として得た。
【0702】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 5.27(s,2H),6.60(d,J=7.6Hz,2H),7.34(s,2H),7.60(d,J=7.6Hz,2H),8.04(s,1H),8.82(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 75.32,107.03,114.40,117.79,121.57,127.19,131.37,131.93,143.66,146.62,149.28。
【0703】
6−メチル−2−フェニルイミダゾ[1,2−a]ピリジン
ブック番号:SK2033−32
【化187】
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EtOH(50ml)中の2−アミノ−5−ピコリン(0.56g、5.22mmol)および2−ブロモアセトフェノン(1.0g、5.02mmol)の撹拌された混合物を還流下で2時間加熱した。この反応混合物を室温まで放冷し、次いで炭酸水素ナトリウム(0.76g、9.04mmol)を加え、この反応混合物を還流下で15時間加熱した。次いで溶媒を減圧下で除去し、残渣をEtOAc(70ml)に溶解し、水(40ml)で洗浄した。有機相を乾燥し(Na
2SO
4)、溶媒を減圧下で除去し、橙色固体を得た。この固体をフラッシュクロマトグラフィ(1:1 ヘキサン/EtOAc)によって精製し、標記の化合物(0.753g、70%)を淡橙色固体として得た。
【0704】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.30(s,3H),7.01(d,J=9.5Hz,1H),7.32(d,J=7.5Hz,1H),7.39−7.45(m,2H),7.53(d,J=9.5Hz,1H),7.76(s,1H),7.88(s,1H),7.93(d,J=7.5Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 18.09,107.91,116.75,121.99,123.36,125.92,127.80,127.85,128.72,133.95,144.73,145.39。
【0705】
2−フルオロエチル−p−トルエンスルホネート
【化188】
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アルゴン雰囲気下、0℃の乾燥ピリジン(15ml)中の2−フルオロエタノール(1.92g、29.97mmol)の撹拌された溶液に、温度を5℃よりも低く維持して、塩化p−トルエンスルホニルを15分間にわたって加えた。次いでこの反応混合物を0℃で4時間、次いで室温で12時間撹拌した。この反応混合物を0℃に冷却し、氷(15g)、次いで水(40ml)およびEtOAc(50ml)を加えた。有機抽出液を水(30ml)、1M HCl(水系抽出液が酸性になるまで)、10% 炭酸ナトリウム(2×30ml)、ブライン(40ml)で洗浄し、乾燥した(Na
2SO
4)。減圧下で溶媒を除去し、標記の化合物(5.10g、78%)を無色の油状物として得た。
【0706】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.44(s,3H),4.25(dist d of t,J
HF=27Hz,J
HH=4.3Hz,2H),4.56(dist d of t,J
HF=47Hz,J
HH=4.3Hz,2H),7.35(d,J=8.2Hz,2H),7.79(d,J=8.2Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 21.68,68.52(d,J
CF=21.5Hz),80.57(d,J
CF=174Hz),127.99,129.98,132.65,145.21。
【0707】
(イミダゾール[1.2−a]ピリジン化合物)
4−(ジメチルアミノ)−N−[4−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT05−123
【化189】
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4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(70mg、0.335mmol)および塩化4−ジメチルアミノベンゾイル(62mg、0.335mmol)を乾燥ピリジン(5ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(20:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(70mg、59%)を淡黄色の固体として得た。
【0708】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.98(s,6H),6.75(d,J=9.0Hz,2H),6.85(dd,J=6.7,0.7Hz,1H),7.21(dd,J=9.0,0.7Hz,1H),7.54(d,J=9.0Hz,1H),7.84(d.J=8.7Hz,2H),7.88(d,J=9.0Hz,2H),7.91(d,J=8.7Hz,2H),8.31(s,1H),8.49(d,J=6.7Hz,1H),9.93(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 40.16,108.88,111.23,112.55,116.91,120.68,121.49,125.16,126.22,127.20,129.10,129.61,139.81,144.90,145.23,152.85,165.62。
【0709】
4−(ジメチルアミノ)−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT05−93
【化190】
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4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(70mg、0.314mmol)および塩化4−ジメチルアミノベンゾイル(58mg、0.314mmol)を乾燥ピリジン(5ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(20:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(63mg、54%)を淡黄色の固体として得た。
【0710】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.27(s,3H),3.00(s,6H),6.76(d,J=8.5Hz,2H),7.08(d,J=9.5Hz,1H),7.46(d,J=9.5Hz,1H),7.82−7.92(m,6H),8.23(s,1H),8.30(s,1H),9.95(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.97,40.15,108.62,111.23,116.26,120.67,121.44,121.81,124.60,126.10,128.23,129.16,129.60,139.66,144.24,144.58,152.85,165.64。
【0711】
N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ピリジン−4−カルボキシアミド
ブック番号:SKT05−107
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(70mg、0.314mmol)および塩化イソニコチノイル塩酸塩(56mg、0.314mmol)を乾燥ピリジン(5ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(10:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(92mg、89%)を淡黄色の固体として得た。
【0712】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.28(s,3H),7.10(d,J=9.2Hz,1H),7.48(d,J=9.2Hz,1H),7.85(d,J=8.2Hz,2H),7.87−7.89(m,2H),7.96(d,J=8.2Hz,2H),8.27(s,1H),8.32(s,1H),8.80(d,J=0.6Hz,2H),10.60(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 17.24,107.80,115.41,120.12,120.89,121.09,123.58,125.30,127.26,129.46,137.62,141.48,143.48,143.58,149.62,163.30。
【0713】
N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ピリジン−3−カルボキシアミド
ブック番号:SKT05−171
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(70mg、0.314mmol)および塩化ニコチノイル塩酸塩(56mg、0.314mmol)を乾燥ピリジン(5ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(EtOAc、次いで20:1 EtOAc/MeOH)後に、標記の化合物(62mg、60%)を淡黄色の固体として得た。
【0714】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.22(s,3H),7.04(d,J=9.2Hz,1H),7.42(d,J=9.2Hz,1H),7.53(dd,J=7.9,4.9Hz,1H),7.80(d,J=8.5Hz,2H),7.90(d,J=8.5Hz,2H),8.20(s,1H),8.25−8.27(m,2H),8.72(d,J=4.8Hz,1H),9.07(d,J=2.1Hz,1H),10.48(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 18.17,109.05,116.59,121.08,122.02,124.17,124.83,126.45,128.45,130.45,131.27,136.12,138.93,144.52,144.63,149.33,152.76,164.66。
【0715】
N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ピリジン−2−カルボキシアミド
番号:SKT06−5
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
DCM(1ml)中のピコリン酸(56mg、0.45mmol)の撹拌された懸濁液に、塩化チオニル(2ml)を加え、次いで一滴のDMFを加えた。この混合物を室温で4時間撹拌し、次いで過剰の試薬および溶媒を減圧下で除去し、緑色固体を得た。この粗製固体および4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(70mg、0.314mmol)を乾燥ピリジン(4.5ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(20:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(65mg、44%)を淡黄色の固体として得た。
【0716】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.28(s,3H),7.10(d,J=9.2Hz,1H),7.49(d,J=9.2Hz,1H),7.67−7.72(m,1H),7.95(d,J=8.8Hz,2H),8.00(d,J=8.8Hz,2H),8.05−8.11(m,1H),8.19(d,J=7.3Hz,1H),8.27(s,1H),8.31(s,1H),8.76(d,J=4.6Hz,1H),10.74(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.94,108.81,116.42,120.80,121.76,122.77,124.61,126.29,127.31,128.16,130.34,138.17,138.55,144.38,144.58,148.87,150.41,162.84。
【0717】
6−フルオロ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ピリジン−3−カルボキシアミド
ブック番号:SKT05−169
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
塩化チオニル(2ml)中の6−フルオロニコチン酸(80mg、0.414mmol)の撹拌された懸濁液を還流下で4時間加熱した。次いで、過剰の試薬を減圧下で除去し、粗製固体を得た。この粗製固体および4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(92mg、0.414mmol)を乾燥THF(13ml)およびジイソプロピルエチルアミン(106μl、0.608mmol)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(EtOAc)後に、標記の化合物(86mg、60%)を無色の固体として得た。
【0718】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.22(s,3H),7.05(dd,J=9.2,1.2Hz,1H),7.32(dd,J=8.5,2.4Hz,1H),7.42(d,J=9.2Hz,1H),7.77(d,J=8.8Hz,2H),7.90(d,J=8.8Hz,2H),8.20(s,1H),8.26(s,1H),8.46(dt,J=8.5,2.4Hz,1H),8.78(d,J=2.1Hz,1H),10.48(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 18.17,109.06,109.97,110.34,116.58,121.11,122.03,124.84,126.47,128.47,130.00(d,J
CF=3.8Hz),130.51,138.80,142.58(d,J
CF=9.1Hz),144.56(d,J
CF=7.6Hz),148.42(d,J
CF=16.0Hz),163.43,164.95(d,J
CF=239Hz)。
【0719】
6−フルオロ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ピリジン−2−カルボキシアミド
ブック番号:SKT06−53
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
塩化チオニル(2ml)中の2−フルオロピリジン−6−カルボン酸(86mg、0.448mmol)の撹拌された懸濁液を還流下で5時間加熱した。次いで過剰の試薬を減圧下で除去し、粗製固体を得た。この粗製固体、4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(100mg、0.448mmol)を乾燥THF(20ml)およびジイソプロピルエチルアミン(94μl、0.539mmol)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(2:1 EtOAc/ヘキサン)後に、標記の化合物(85mg、55%)を無色の固体として得た。
【0720】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.23(s,3H),7.05(dd,J=9.2,1.7Hz,1H),7.43(d,J=9.2Hz,1H),7.45(dd,J=8.3,1.7Hz,1H),7.87−7.92(m,4H),8.04(dd,J=7.3,1.7Hz,1H),8.18−8.24(m,1H),8.22(s,1H),8.27(s,1H),10.48(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.94,108.86,113.54(d,J
CF=36.5Hz),116.43,121.05(d,J
CF=3.9Hz),121.17,121.76,124.61,126.23,128.17,130.58,137.97,144.30,144.38,144.53,149.23(d,J
CF=11.7Hz),161.77,162.12(d,J
CF=240.6Hz)。
【0721】
N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−4−ニトロベンズアミド
ブック番号:SKT06−63
【化196】
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4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(0.20g、0.897mmol)および塩化4−ニトロベンゾイル(0.166g、0.897mmol)を乾燥ピリジン(13ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(1:1 EtOAc/MeOH)後に、標記の化合物(0.266g、80%)を淡黄色の固体として得た。
【0722】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.23(s,3H),7.04(dd,J=9.3,1.5Hz,1H),7.42(d,J=9.3Hz,1H),7.81(d,J=8.8Hz,2H),7.90(d,J=8.8Hz,2H),8.15(d,J=8.8Hz,2H),8.21(s,1H),8.26(s,1H),8.33(d,J=8.8Hz,2H),10.62(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.95,108.85,116.42,121.09,121.78,123.94,124.63,126.28,128.20,129.66,130.56,138.60,141.12,144.52,149.66,164.27。
【0723】
N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−4−ニトロ−3−(トリフルオロメチル)ベンズアミド
ブック番号:SKT05−165
【化197】
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塩化チオニル(4ml)中の4−ニトロ−3−トリフルオロメチル安息香酸(0.239g、0.986mmol)の撹拌された懸濁液を還流下で5時間加熱した。次いで過剰の試薬を減圧下で除去し、粗製固体を得た。この粗製固体および4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(0.20g、0.897mmol)を乾燥ピリジン(8ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(25:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(0.337g、85%)を黄色固体として得た。
【0724】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.28(s,3H),7.10(d,J=9.2Hz,1H),7.48(d,J=9.2Hz,1H),7.85(d,J=8.5Hz,2H),7.98(d,J=8.5Hz,2H),8.27(s,1H),8.32(s,1H),8.35(d,J=8.8Hz,1H),8.49(d,J=8.8Hz,1H),8.53(s,1H),10.76(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.94,108.91,116.43,121.19,121.80,121.86(J
CF=34Hz),122.72(J
CF=273Hz),124.63,126.12,126.33,127.75(J
CF=5.5Hz),128.22,130.80,134.26,138.31,139.47,144.40,144.45,149.14,162.81;LRMS(ESI+) 486(M
++2Na,100%),441(M
++H,34)。
【0725】
N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−4−ヒドロキシルアミノ−3−(トリフルオロメチル)ベンズアミド
ブック番号:SKT05−173
【化198】
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N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−4−ニトロ−3−(トリフルオロメチル)ベンズアミド(0.25g、0.568mmol)および塩化スズ(II)二水和物(0.64g、2.84mmol)をEtOH(30ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(15:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(0.20g、87%)を淡黄色の固体として得た。
【0726】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.28(s,3H),7.10(d,J=9.2Hz,1H),7.40(d,J=8.5Hz,1H),7.47(d,J=9.2Hz,1H),7.82(d,J=8.5Hz,2H),7.93(d,J=8.5Hz,2H),8.13−8.18(m,2H),8.25(s,1H),8.32(s,1H),9.04(s,1H),9.08(s,1H),10.23(s,1H);
13C NMR(67.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 17.67,107.55,111.42(q,J
CF=31.2Hz),112.94,115.83,120.49,121.47,123.42,123.97(q,J
CF=272Hz),124.62,125.63,125.97(q,J
CF=5.9Hz),127.57,129.08,132.51,138.55,144.09,144.40,150.91,164.29。
【0727】
4−アミノ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT06−71
【化199】
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N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−4−ニトロベンズアミド(0.10g、0.269mmol)および塩化スズ(II)二水和物(0.30g、1.34mmol)をEtOH(15ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(15:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(0.072g、78%)を淡黄色の固体として得た。
【0728】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.29(s,3H),5.79(s,2H),6.62(d,J=8.2Hz,2H),7.10(d,J=9.2Hz,1H),7.47(d,J=9.2Hz,1H),7.74(d,J=8.2Hz,2H),7.83(d,J=8.8Hz,2H),7.90(d,J=8.8Hz,2H),8.24(s,1H),8.31(s,1H),9.85(s,1H);
13C NMR(100.5MHz DMSO−d
6) δ 17.97,108.54,113.00,116.33,120.56,121.53,121.69,124.58,126.08,128.08,129.17,129.82,139.75,144.27,144.73,152.61,165.69。
【0729】
4−(メチルアミノ)−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT06−67
【化200】
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0℃の乾燥DMF(5ml)中の4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(0.10g、0.448mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.06g、0.448mmol)、4−メチルアミノ安息香酸(0.068g、0.448mmol)およびトリエチルアミン(62μl、0.045g、0.448mmol)の撹拌された溶液に、1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノプロピル]−カルボジイミド塩酸塩(0.086g、0.448mmol)を、ある雰囲気下またはアルゴン下で加えた。10分後、冷却浴を除去し、この反応混合物を室温で4日間撹拌した。次いでこの反応混合物を、撹拌しながら水(150ml)に加え、沈殿物を濾過によって集めた。フラッシュクロマトグラフィ(25:1 DCM/MeOH)によって精製し、標記の化合物(0.053g、33%)をほとんど無色の固体として得た。
【0730】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.23(s,3H),2.69(d,J=4.9Hz,3H),6.30(q,J=4.9Hz,1H),6.54(d,J=8.8Hz,2H),7.04(dd,J=9.3,1.5Hz,1H),7.41(d,J=9.3Hz,1H),7.76(d,J=8.8Hz,2H),7.77(d,J=8.8Hz,2H),7.84(d,J=8.8Hz,2H),8.18(s,1H),8.25(s,1H),9.82(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.93,29.79,108.51,110.94,116.34,120.66,121.48,121.65,124.56,126.10,128.03,129.27,129.73,139.75,144.33,144.83,153.10,165.71。
【0731】
4−メトキシ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT06−7
【化201】
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4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(70mg、0.314mmol)および塩化4−メトキシベンゾイル(54mg、0.314mmol)を乾燥ピリジン(5ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(15:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(89mg、79%)を淡黄色の固体として得た。
【0732】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.28(s,3H),3.85(s,3H),7.08(d,J=8.5Hz,2H),7.10(d,J=9.2Hz,1H),7.48(d,J=9.2Hz,1H),7.85(d,J=8.5Hz,2H),7.93(d,J=8.5Hz,2H),7.90(d,J=8.5Hz,2H),8.25(s,1H),8.32(s,1H),10.19(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.94,55.90,108.65,114.10,116.39,120.89,121.71,124.59,126.18,127.54,128.10,129.81,130.04,139.30,144.37,144.72,162.42,165.32。
【0733】
4−ヒドロキシ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT06−11
【化202】
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4−メトキシ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド(0.07g、0.196mmol)を乾燥DCM(5ml)、三臭化ホウ素のDCM溶液(1.0M、0.24ml、0.24mmol)中、−78℃で使用して、脱メチル化の節に記載したようにして調製した。この反応混合物を−78℃で1時間撹拌し、次いで室温まで上昇させた。室温で18時間後、さらなる量の三臭化ホウ素のDCM溶液(1.0M、0.7ml、0.7mmol)を加え、室温で撹拌を続け、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(10:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(0.043g、64%)を淡黄色の固体として得た。
【0734】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.22(s,3H),6.82(d,J=8.5Hz,2H),7.04(dd,J=9.0,1.5Hz,1H),7.41(d,J=9.0Hz,1H),7.77(d,J=8.8Hz,2H),7.82(d,J=8.5Hz,2H),7.85(d,J=8.8Hz,2H),8.18(s,1H),8.25(s,1H),10.02(s,1H) 9.80−10.81(br s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 18.17,108.86,115.57,116.53,120.93,121.96,124.79,126.00,126.32,128.37,129.72,130.37,139.60,144.49,144.80,161.25,165.72。
【0735】
3,4,5−トリフルオロ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT06−25
【化203】
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4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(0.50g、2.24mmol)および塩化3,4,5−トリフルオロベンゾイル(0.436g、2.24mmol)を乾燥ピリジン(20ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびAcOHからの再結晶後に、標記の化合物(0.617g、72%)を無色の固体として得た。
【0736】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.32(s,3H),7.45(d,J=9.2Hz,1H),6.65(d,J=9.2Hz,1H),7.86(d,J=8.8Hz,2H),7.90−7.96(m,2H),7.93(d,J=8.8Hz,2H),8.43(s,1H),8.48(s,1H),10.51(s,1H)。
【0737】
4−(ジメチルアミノ)−3,5−ジフルオロ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT06−29
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
乾燥DMSO(3ml)中の3,4,5−トリフルオロ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド(0.10g、0.26mmol)、ジメチルアミン塩酸塩(0.087g、1.07mmol)および炭酸カリウム(0.147g、1.07mmol)の撹拌された混合物を120℃で22.5時間加熱した。室温まで冷却した後、この反応混合物を水(100ml)に加え、沈殿物を減圧濾過によって集め、水(40ml)で洗浄した。この固体を95℃のオーブン中で乾燥し、次いでフラッシュクロマトグラフィ(25:1 DCM/MeOH)によって精製し、標記の化合物(0.084g、80%)を無色の固体として得た。
【0738】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.28(s,3H),2.92(s,6H),7.10(d,J=8.9Hz,1H),7.47(d,J=8.9Hz,1H),7.68(d,J
H,F=10.1Hz,2H),7.82(d,J=8.5Hz,2H),7.94(d,J=8.5Hz,2H),8.26(s,1H),8.32(s,1H),10.22(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.53,42.72(t,J
CF=3.9Hz),107.60,111.59(m),115.67,120.26,121.22,123.45,125.46,126.98(t,J
CF=7.8Hz),127.40,129.22,131.58(t,J
CF=12.7Hz),138.16,143.89,144.14,155.84(dd,J
CF=246Hz,J
CF=7.8Hz),162.68。
【0739】
4−フルオロ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−3−(トリフルオロメチル)ベンズアミド
ブック番号:SKT06−15
【化205】
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塩化チオニル(3ml)中の4−フルオロ−3−トリフルオロメチル安息香酸(0.103g、0.493mmol)の撹拌された溶液に、一滴のDMFを加え、次いでこの反応混合物を還流下で2時間加熱した。室温まで冷却した後、過剰の試薬を減圧下で除去し、粗製残渣を得た。この粗製残渣および4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(0.10g、0.448mmol)を乾燥ピリジン/THF(1:1、10ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(DCM/EtOAc 1:1)後に、標記の化合物(0.146g、79%)を無色の固体として得た。
【0740】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.26(s,3H),7.08(dd,J=9.0,1.2Hz,1H),7.46(d,J=9.0Hz,1H),7.68−7.76(m,1H),7.82(d,J=9.0Hz,2H),7.95(d.J=9.0Hz,2H),8.23(s,1H),8.29(br s,1H),8.33−8.37(m,2H),10.52(s,1H);
13C NMR(100MHz,DMSO−d
6) δ 17.96,108.85,116.39,117.02(d of q,J
CF=32.7,12.5Hz),117.99(d,J
CF=21.0Hz),121.04,121.80,122.85(q,J
CF=272.4Hz),124.63,126.25,127.42(d of q,J
CF=4.6,1.6Hz),128.23,130.35,132.19(d,J
CF=3.9Hz),135.53(d,J
CF=10.2Hz),138.62,144.32,144.43,161.08(d of q,J
CF=258.4,1.6Hz),163.44 17.96,108.85,116.39。
【0741】
6−クロロ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ピリジン−3−カルボキシアミド
ブック番号:SKT06−13
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(0.08g、0.359mmol)および塩化6−クロロニコチノイル(0.063g、0.359mmol)を乾燥ピリジン(5ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(20:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(0.087g、67%)を無色の固体として得た。
【0742】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.28(s,3H),7.10(d,J=9.1Hz,1H),7.47(d,J=9.1Hz,1H),7.72(d,J=8.8Hz,1H),7.82(d,J=8.5Hz,2H),7.95(d,J=8.5Hz,2H),8.26(s,1H),8.32(s,1H),8.36(d,J=8.8Hz,1H),8.96(s,1H),10.56(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.97,108.86,116.40,120.92,121.79,124.59,124.63,126.27,128.23,130.42,130.43,138.51,139.50,144.32,144.41,149.77,153.19,163.27。
【0743】
3,4,−ジフルオロ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT06−35
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(0.50g、2.24mmol)および塩化3,4−ジフルオロベンゾイル(0.395g、2.24mmol)を乾燥ピリジン(20ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびAcOHからの再結晶後に、標記の化合物(0.556g、68%)を無色の固体として得た。
【0744】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.27(s,3H),7.09(d.J=9.2Hz,1H),7.46(d,J=9.2Hz,1H),7.57−7.68(m,1H),7.81(d,J=8.8Hz,2H),7.83−7.92(m,1H),7.93(d,J=8.8Hz,2H),8.00−8.08(m,1H),8.24(s,1H),8.30(s,1H),10.38(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.94,108.79,116.39,117.57(d,J
CF=18.7Hz),118.04(d,J
CF=18.1Hz),121.04,121.76,124.62,125.68(dd,J
CF=7.0Hz,J
CF=3.1Hz),126.24,128.18,130.34,132.77(m),138.69,144.37,144.55,149.57(dd,J
CF=237.4Hz,J
CF=12.5Hz),152.04(dd,J
CF=242.1Hz,J
CF=13.3Hz),163.60。
【0745】
3−フルオロ−4−(ジメチルアミノ)−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT06−55
【化208】
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乾燥DMSO(2ml)中の3,4,−ジフルオロ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド(0.10g、0.275mmol)、メチルアミン塩酸塩(0.37g、5.50mmol)および炭酸カリウム(0.76g、5.50mmol)の撹拌された混合物を120℃で60時間加熱した。室温まで冷却した後、この反応混合物を水(100ml)に加え、沈殿物を減圧濾過によって集め、水(40ml)で洗浄した。この固体を95℃のオーブン中で乾燥し、次いでフラッシュクロマトグラフィ(EtOAc)によって精製し、標記の化合物(0.077g、75%)を無色の固体として得た。
【0746】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.22(s,3H),2.74(d,J=4.9Hz,3H),6.19−6.21(m,1H),6.68(t,J=8.8Hz,1H),7.04(dd,J=9.0,1.5Hz,1H),7.41(d,J=9.0Hz,1H),7.65(dd,J=13.2,1.7Hz,1H),7.71(dd,J=8.5,1.7Hz,1H),7.77(d,J=8.5Hz,2H),7.85(d,J=8.5Hz,2H),8.18(s,1H),8.25(s,1H),9.91(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.95,29.72,108.61,110.39(d,J
CF=4.6Hz),113.89(d,J
CF=19.5Hz),116.38,120.78,121.21(d,J
CF=5.4Hz),121.70,124.59,125.86(d,J
CF=1.6Hz),126.15,128.09,129.58,139.44,141.41(d,J
CF=12.5Hz),144.36,144.76,150.29(d,J
CF=238Hz),164.68(d,J
CF=2.3Hz)。
【0747】
3,5−ジフルオロ−4−(メチルアミノ)−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT06−59
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
乾燥DMSO(3ml)中の3,4,5−トリフルオロ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド(0.10g、0.26mmol)、メチルアミン塩酸塩(0.44g、6.50mmol)および炭酸カリウム(0.90g、6.50mmol)の撹拌された混合物を120℃で47時間加熱した。室温まで冷却した後、この反応混合物を水(150ml)に加え、沈殿物を減圧濾過によって集め、水(40ml)で洗浄した。この固体を95℃のオーブン中で乾燥し、次いでフラッシュクロマトグラフィ(EtOAc/ヘキサン 3:1)によって精製し、標記の化合物(0.046g、63%)を無色の固体として得た。
【0748】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.23(s,3H),2.93−2.95(m,3H),5.88−5.91(m,1H),7.04(dd,J=9.0,1.5Hz,1H),7.41(d,J=9.0Hz,1H),7.56(dist dd,J=9.0,2.7Hz,1H),7.61(dist dd,J=9.0,2.7Hz,1H),7.76(d,J=8.8Hz,2H),7.86(d,J=8.8Hz,2H),8.19(s,1H),8.26(d,J=0.49Hz,1H),9.99(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.97,32.31(t,J
CF=3.8Hz),108.71,111.93(m),116.36,120.55(t,J
CF=7.8Hz),120.78,121.75,124.62,126.17,128.16,129.79,130.91(t,J
CF=14Hz),139.03,144.29,144.55,150.97(dd,J
CF=239Hz,J
CF=10.1Hz),163.40。
【0749】
4−(ジメチルアミノ)−3−フルオロ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT06−39
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
乾燥DMSO(3ml)中の3,4,−ジフルオロ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド(0.10g、0.275mmol)、ジメチルアミン塩酸塩(0.045g、0.551mmol)および炭酸カリウム(0.080g、0.577mmol)の撹拌された混合物を100℃で18時間加熱した。室温まで冷却した後、この反応混合物を水(100ml)に加え、沈殿物を減圧濾過によって集め、水(50ml)で洗浄した。次いで風乾した固体をフラッシュクロマトグラフィ(25:1 DCM/MeOH)によって精製し、標記の化合物(0.066g、62%)を無色の固体として得た。
【0750】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.28(s,3H),2.93(s,6H),7.01(t,J=9.2Hz,1H),7.10(d,J=9.2Hz,1H),7.47(d,J=9.2Hz,1H),7.73−7.79(m,2H),7.83(d,J=8.5Hz,2H),7.92(d,J=8.5Hz,2H),8.25(s,1H),8.32(s,1H),10.10(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.94,42.36(d,J=4.7Hz),108.65,115.92(d,J
CF=23.3Hz),116.37,117.20(d,J
CF=4.7Hz),120.86,121.71,124.59,125.13,125.15,125.77(d,J
CF=6.2Hz),126.17,128.10,129.82,139.19,143.20(d,J
CF=7.7Hz),144.52(d,J
CF=34.3Hz),152.81(d,J
CF=243Hz),164.30。
【0751】
3−フルオロ−4−メトキシ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT06−49
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(0.30g、1.34mmol)および塩化3−フルオロ−4−メトキシベンゾイル(0.25g、1.34mmol)を乾燥ピリジン(14ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップ、フラッシュクロマトグラフィ(DCM/MeOH 18:1)および1,4−ジオキサンからの再結晶後に、標記の化合物(0.357g、71%)を小さい無色の針状結晶として得た。
【0752】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.28(s,3H),3.93(s,3H),7.10(d,J=9.2Hz,1H),7.33(m,1H),7.47(d,J=9.2Hz,1H),7.83(d,J=8.5Hz,2H),7.85−7.91(m,2H),7.93(d,J=8.5Hz,2H),8.26(s,1H),8.32(s,1H),10.23(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.96,56.70,108.74,113.71(d,J
CF=2.3Hz),115.66(d,J
CF=19.5Hz),116.37,120.89,121.75,124.60,125.40(d,J
CF=3.1Hz),126.17,127.65(d,J
CF=5.4Hz),128.16,129.94,138.98,144.31,144.54,150.39(d,J
CF=10.8Hz),151.28(d,J
CF=244.4Hz),164.13。
【0753】
3,5−ジフルオロ−4−メトキシ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT06−45
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
塩化チオニル(4ml)中の3,5−ジフルオロ−4−メトキシ安息香酸(0.25g、1.34mmol)の撹拌された溶液に一滴のDMFを加え、次いでこの反応混合物を還流下で5時間加熱した。室温まで冷却した後、過剰の試薬を減圧下で除去し、粗製残渣を得た。この粗製残渣および4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(0.30g、1.34mmol)を乾燥ピリジン(14ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(DCM/MeOH 20:1)後に、標記の化合物(0.33g、62%)を淡黄色の固体として得た。
【0754】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.22(s,3H),3.98(s,3H),7.04(dd,J=9.2,1.5Hz,1H),7.41(d,J=9.2Hz,1H),7.78−7.85(m,2H),7.81(d,J=8.8Hz,2H),7.88(d,J=8.8Hz,2H),8.21(s,1H),8.26(s,1H),10.44(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 18.18,62.42,109.06,113.04(m),116.58,121.22,121.97,124.84,126.35,128.41,129.87(t,J
CF=Hz),130.42,138.87,139.09(t,J
CF=Hz),144.50,144.63,154.86(dd,J
CF=246Hz,J
CF=6Hz),163.12。
【0755】
2,6−ジフルオロ−4−メトキシ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT06−79
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
塩化チオニル(7ml)中の2,6−ジフルオロ−4−メトキシ安息香酸(0.25g、1.34mmol)の撹拌された溶液に、一滴のDMFを加え、次いでこの反応混合物を還流下で3時間加熱した。室温まで冷却した後、過剰の試薬を減圧下で除去し、粗製残渣を得た。この粗製残渣および4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(0.30g、1.34mmol)を乾燥ピリジン(15ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(2:1 EtOAc/ヘキサン、次いでEtOAc、次いでMeOH)後に、標記の化合物(0.24g、45%)を淡黄色の固体として得た。
【0756】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.28(s,3H),3.84(s,3H),6.90(d,J=10.1Hz,2H),7.10(d,J=9.2Hz,1H),7.47(d,J=9.2Hz,1H),7.74(d,J=8.2Hz,2H),7.93(d,J=8.2Hz,2H),8.26(s,1H),8.32(d,J=0.6Hz,1H),10.72(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.98,56.88,98.98(d,J
CF 28.7),108.58(t,J
CF 22.6),108.85,116.39,119.98,121.80,124.63,126.40,128.23,130.31,138.55,144.31,144.38,158.57,160.34(dd,J
CF 246および11.7),162.21(t,J
CF 14.8)。
【0757】
3,5−ジフルオロ−4−ヒドロキシ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT06−51
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
3,5−ジフルオロ−4−メトキシ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド(0.20g、0.509mmol)を乾燥DCM(10ml)および三臭化ホウ素のDCM溶液(1.0M、0.62ml、0.62mmol)中、−78℃で使用して上記の脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(12:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(0.057g、29%)を無色の固体として得た。
【0758】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.27(s,3H),7.09(d,J=9.2Hz,1H),7.46(d,J=9.2Hz,1H),7.73(d,J=7.9Hz,2H),7.81(d,J=8.5Hz,2H),7.93(d,J=8.5Hz,2H),8.25(s,1H),8.31(s,1H),10.19(s,1H),11.05(brs,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.95,108.76,112.08(m),116.39,120.99,121.77,124.63,125.10(t,J
CF=7.0Hz),126.23,128.18,130.16,137.61(t,J
CF=16.3Hz),138.81,144.37,144.58,152.20(dd,J
CF=242Hz、J
CF=7.0Hz),163.31。
【0759】
3−フルオロ−4−ヒドロキシ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT06−57
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
3−フルオロ−4−メトキシ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド(0.20g、0.53mmol)を乾燥DCM(15ml)およびBBr
3(1.0M、1.3ml、1.3mmol)中、−78℃で使用して上記の脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(10:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(0.070g、36%)を無色の固体として得た。
【0760】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.23(s,3H),7.01(t,J=8.5Hz,1H),7.05(dd,J=9.3,1.5Hz,1H),7.42(d,J=9.3Hz,1H),7.66(dd,J=8.5,1.5Hz,1H),7.75−7.78(m,1H),7.77 d,J=8.8Hz,2H),7.86(d,J=8.8Hz,2H),8.20(s,1H),8.27(s,1H),10.08(s,1H),10.57(s,1H);(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.97,108.71,116.17(d,J
CF=19.5Hz),116.36,117.73(d,J
CF=3.1Hz),120.85,121.77,124.60,125.38(d,J
CF=2.3Hz),126.17,126.33(d,J
CF=4.6Hz),128.18,129.81,139.12,144.31,144.57,148.76(d,J
CF=12.5Hz),150.83(d,J
CF=241.3Hz),164.38(d,J
CF=1.6Hz)。
【0761】
4−メトキシ−3−トリフルオロメチル−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT06−61
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(0.20g、0.897mmol)および塩化4−メトキシ−3−トリフルオロメチルベンゾイル(0.21g、0.897mmol)を乾燥ピリジン(15ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(15:1 EtOAc/ヘキサン)後に、標記の化合物を無色の固体として得た(0.147g、38%)。
【0762】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.23(s,3H),3.94(s,3H),7.04(dd,J=9.0,1.5Hz,1H),7.38(d,J=8.8Hz,1H),7.42(d,J=9.0Hz,1H),7.78(d,J=8.8Hz,2H),7.89(d,J=8.8Hz,2H),8.20(s,1H),8.22(dd,J=10.7,1.9Hz,2H),8.26(d,J=1.5Hz,1H),10.33(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 17.80,56.05,107.66,111.53,115.97,117.63(q,J
CF=31Hz),120.77,121.73,123.20(q,J
CF=272Hz),123.45,125.85,126.58,126.90(q,J
CF=3.9Hz),127.79,129.37,133.45,138.38,144.28,144.43,159.49,164.26。
【0763】
6−(ジメチルアミノ)−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ピリジン−3−カルボキシアミド
ブック番号:SKT06−155
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
乾燥DMSO(10ml)中の6−クロロ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ピリジン−3−カルボキシアミド(0.15g、0.414mmol)、ジメチルアミン塩酸塩(0.845g、10.36mmol)およびK
2CO
3(1.43g、10.36mmol)の撹拌された混合物を、アルゴン雰囲気下、170℃で16時間加熱した。冷却した反応混合物を水(200ml)に加え、沈殿物を濾過によって集め、風乾した。この固体をフラッシュクロマトグラフィ(12:1 DCM/MeOH)によって精製し、標記の化合物(0.113g、73%)を淡黄色の固体として得た。
【0764】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.27(s,3H),3.11(s,6H),6.71(d,J=9.2Hz,1H),7.09(d,J=9.2Hz,1H),7.46(d,J=9.2Hz,1H),7.81(d,J=8.5Hz,2H),7.90(d,J=8.5Hz,2H),8.07(dd,J=1.5,8.5Hz,1H),8.23(s,1H),8.30(s,1H),8.74(s,1H),10.03(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.98,38.04,105.05,108.64,116.36,117.89,120.68,121.72,124.60,126.14,128.12,129.53,136.99,139.35,144.29,144.63,148.99,160.48,164.66。
【0765】
6−(メチルアミノ)−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ピリジン−3−カルボキシアミド
ブック番号:SKT06−153
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
乾燥DMSO(10ml)中の6−クロロ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ピリジン−3−カルボキシアミド(0.15g、0.414mmol)、メチルアミン塩酸塩(0.69g、10.36mmol)およびK
2CO
3(1.43g、10.36mmol)の撹拌された混合物を、アルゴン雰囲気下、170℃で17.5時間加熱した。冷却した反応混合物を水(150ml)に加え、沈殿物を濾過によって集め、風乾した。この固体をフラッシュクロマトグラフィ(10:1 DCM/MeOH)によって精製し、標記の化合物(0.059g、40%)を淡黄色の固体として得た。
【0766】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.26(s,3H),2.82(d,J=4.7Hz,3H),6.49(d,J=9.0Hz,1H),7.08(dd,J=9.0,1.6Hz,1H),7.13(q,J=4.7Hz,1H),7.45(d,J=9.4Hz,1H),7.79(d,J=8.6Hz,2H),7.88(d,J=8.6Hz,2H),7.93(dd,J=9.0,2.4Hz,1H),8.22(s,1H),8.29(s,1H),8.66(d,J=2.4Hz,1H),9.96(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.98,28.30,108.64,116.36,118.21,120.66,121.73,124.60,126.13,128.12,129.46,136.41,139.41,144.29,144.65,149.38,161.36,164.80(1つ不明)。
【0767】
4−メトキシ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−2−(トリフルオロメチル)ベンズアミド
ブック番号:SKT06−141
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
一滴のDMFを含有する塩化チオニル(5ml)中の4−メトキシ−2−トリフルオロメチル安息香酸(0.197g、0.897mmol)の撹拌された溶液を還流下で3時間加熱した。次いで過剰の試薬を減圧下で除去し、粗製固体を得た。この粗製固体および4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(0.20g、0.897mmol)を乾燥ピリジン(15ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(1:1:0.1 DCM/EtOAc/MeOH)後に、標記の化合物(0.087g、23%)を無色の固体として得た。
【0768】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.25(s,3H),3.88(s,3H),7.07(dd,J=9.4,1.5Hz,1H),7.30−7.34(m,2H),7.45(d,J=9.4Hz,1H),7.64(d,J=9.4Hz,1H),7.74(d,J=8.6Hz,2H),7.91(d,J=8.6Hz,2H),8.22(s,1H),8.28(d,J=0.7Hz,1H),10.51(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.97,56.38,108.77,112.59(q,J
CF=5.4Hz),116.38,117.65,120.16,121.77,123.92(q,J
CF=274Hz),124.61,126.29,128.12(q,J
CF=32Hz),128.19,129.05(q,J
CF=2.3Hz),130.05,131.04,138.98,144.31,144.48,160.39,165.82。
【0769】
N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−2,6−ジフルオロ−4−ヒドロキシベンズアミド
ブック番号:SKT06−137
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
2,6−ジフルオロ−4−メトキシ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド(0.10g、0.254mmol)を乾燥DCM(9ml)およびBBr
3のDCM溶液(1.0M、1.3ml、1.3mmol)中0℃で使用して上記の脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(15:1 DCM/MeOH、次いで10:1 DCM/MeOH、そして最後に5:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(0.055g、57%)を淡黄色の固体として得た。
【0770】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.28(s,3H),6.53(d,J
HF=10.7Hz,2H),7.09(d,J=9.8Hz,1H),7.47(d,J=9.8Hz,1H),7.73(d,J=7.9Hz,2H),7.91(d,J=7.9Hz,2H),8.24(s,1H),8.31(s,1H),10.60(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.97,99.73(d,J
CF=25.7Hz),107.07(t,J
CF=22.6Hz),108.84,116.36,119.93,121.81,124.63,126.38,128.26,130.18,138.62,144.29,144.36,158.85,160.34(dd,J
CF=246および11.7Hz),160.91(t,J
CF=14.8Hz)。
【0771】
2−フルオロ−4−メトキシ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT06−81
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
一滴のDMFを含有する塩化チオニル(7ml)中の2−フルオロ−4−メトキシ安息香酸(0.23g、1.34mmol)の撹拌された溶液を還流下で4時間加熱した。次いで過剰の試薬を減圧下で除去し、粗製固体を得た。この粗製固体および4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(0.30g、1.34mmol)を乾燥ピリジン(15ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(EtOAc)後に、標記の化合物(0.323g、80%)を無色の固体として得た。
【0772】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.28(s,3H),3.85(s,3H),6.91(d,J=9.0Hz,1H),6.97(d,J=13.1Hz,1H),7.10(d,J=9.6Hz,1H),7.47(d,J=8.8Hz,1H),7.66(t,J=8.8Hz,1H),7.78(d,J=8.5Hz,2H),7.92(d,J=7.9Hz,2H),8.25(s,1H),8.31(s,1H),10.26(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.94,56.44,102.34(d,J
CF=26.4Hz),108.71,110.99(d,J
CF=2.3Hz),116.39,117.28(d,J
CF=14.1Hz),120.45,121.73,124.59,126.28,128.12,130.06,131.63(d,J
CF=4.7Hz),138.90,144.48(d,J
CF=24.8Hz),160.82(d,J
CF=249Hz),162.79,163.00,163.10。
【0773】
2−フルオロ−4−ヒドロキシ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT06−103
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
2−フルオロ−4−メトキシ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド(100mg、0.267mmol)を乾燥DCM(10ml)およびBBr
3のDCM溶液(1.0M、1.4ml、1.4mmol)中−78℃で使用して上記の脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(10:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(30mg、31%)を無色の固体として得た。
【0774】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.28(s,3H),6.63−6.73(m,2H),7.09(d,J=9.2Hz,1H),7.46(d,J=9.2Hz,1H),7.55(t,J=8.5Hz,1H),7.76(d,J=8.5Hz,2H),7.90(d,J=8.2Hz,2H),8.23(s,1H),8.31(s,1H),10.13(s,1H),10.47(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.95,103.31(d,J
CF=24.9Hz),108.70,112.15,115.68(d,J
CF=13.2Hz),116.39,120.43,121.73,124.60,126.27,128.13,129.94,131.83(d,J
CF=4.6Hz),139.01,144.50(d,J
CF=28.8Hz),160.92(d,J
CF=248Hz),161.73,161.86,163.01。
【0775】
4−(メチルアミノ)−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−3−(トリフルオロメチル)ベンズアミド
ブック番号:SKT06−99
【化223】
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乾燥DMSO(5ml)中の4−フルオロ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−3−(トリフルオロメチル)ベンズアミド(0.05g、0.121mmol)、メチルアミン塩酸塩(0.20g、3.02mmol)およびK
2CO
3(0.42g、3.02mmol)の撹拌された混合物を、アルゴン雰囲気下、160℃で22時間加熱した。冷却した反応混合物を水(100ml)に加え、沈殿物を真空下で濾過によって集め、風乾した。この固体を、フラッシュクロマトグラフィ(5:1 EtOAc/ヘキサン)によって精製し、標記の化合物(0.032g、62%)を淡黄色の固体として得た。
【0776】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.28(s,3H),2.86(d,J=4.3Hz,3H),6.29−6.31(q,J=3.9Hz,1H),6.84(d,J=9.2Hz,1H),7.09(d,J=9.1Hz,1H),7.47(d,J=8.8Hz,1H),7.82(d,J=8.5Hz,2H),7.92(d,J=8.5Hz,2H),8.12(br s,2H),8.24(s,1H),8.31(s,1H),10.13(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.96,30.40,108.74,110.86(q,J
CF=29.6Hz),111.25,116.20,119.99,120.58,120.87,121.94,124.66,125.21(q,J
CF=270Hz),126.16,126.94(q,J
CF=6.1Hz),128.41,129.36,130.80,133.71,139.34,144.17,144.34,149.07,164.60。
【0777】
4−(ジメチルアミノ)−N−[4−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT06−131
【化224】
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4−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(100mg、0.44mmol)および塩化4−ジメチルアミノベンゾイル(81mg、0.44mmol)を乾燥ピリジン(5ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(1:1 DCM/EtOAc)後に、標記の化合物(59mg、36%)を淡黄色の固体として得た。
【0778】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.01(s,6H),6.77(d,J=8.5Hz,2H),7.31(t,J=9.2Hz,1H),7.63(dd,J=9.2,4.9Hz,1H),7.82−7.93(m,6H),8.33(s,1H),8.75(br s,1H),9.95(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 40.15,110.42(d,J
CF=1.5Hz),111.28,113.85(d,J
CF=41.2Hz),116.75(d,J
CF=25.6Hz),117.53(d,J
CF=9.3Hz),120.75,121.62,126.26,128.87,129.60,139.99,143.21,146.30,152.94,152.98(d,J
CF=232.8Hz),165.66。
【0779】
4−(ジメチルアミノ)−N−[4−(6−ヨードイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:SKT06−165
【化225】
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4−(6−ヨードイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(100mg、0.298mmol)および塩化4−ジメチルアミノベンゾイル(55mg、0.298mmol)を乾燥ピリジン(5ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして調製し、フラッシュクロマトグラフィ(20:10:1 DCM/EtOAc/MeOH)後に、標記の化合物(45mg、31%)を淡黄色の固体として得た。
【0780】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.01(s,6H),6.77(d,J=8.5Hz,2H),7.42(s,2H),7.84−7.89(m,6H),8.26(s,1H),8.90(s,1H),9.96(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 76.19,108.72,111.21,118.13,120.57,121.44,126.33,128.46,129.61,131.76,132.68,140.06,143.80,145.13,152.85,165.64(1つ不明)。
【0781】
4−ブロモ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−3−ニトロベンズアミド
ブック番号:SKT08−153
【化226】
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塩化チオニル(7ml)中の4−ブロモ−3−ニトロ安息香酸(0.330g、1.344mmol)の撹拌された懸濁液に一滴のDMFを加え、この反応混合物を還流下で3時間加熱した。次いで過剰の試薬を減圧下で除去し、粗製固体を得た。この粗製固体および4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(0.300g、1.344mmol)を乾燥ピリジン(16ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップおよびDMF/水(1:0.76 v/v)からの再結晶後に、標記の化合物(0.448g、74%)を黄色固体として得た。
【0782】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.27(s,3H),7.10(d,J=9.5Hz,1H),7.47(d,J=9.5Hz,1H),7.83(d,J=8.2Hz,2H),7.95(d,J=8.2Hz,2H),8.09−8.18(m,2H),8.26(s,1H),8.31(s,1H),8.59(s,1H),10.60(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.95,108.90,116.33,116.87,121.10,121.89,124.67,124.97,126.32,128.36,130.46,133.06,135.49,135.96,138.48,144.30,144.34,149.99,162.93。
【0783】
4−フルオロ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−3−ニトロベンズアミド
ブック番号:SKT08−165
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
塩化チオニル(7ml)中の4−フルオロ−3−ニトロ安息香酸(0.254g、1.344mmol)の撹拌された懸濁液に一滴のDMFを加え、この反応混合物を還流下で3時間加熱した。次いで過剰の試薬を減圧下で除去し、粗製酸塩化物を得た。この粗製酸塩化物および4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(0.300g、1.344mmol)を乾燥ピリジン(16ml)中で使用してアミドカップリングの節に記載したようにして当該アミドを調製し、ワークアップおよび1,4−ジオキサン/水(3.75:1 v/v)からの再結晶後に、標記の化合物(0.334g、64%)を淡橙色固体として得た。
【0784】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.27(s,3H),7.09(d,J=9.1Hz,1H),7.47(d,J=9.1Hz,1H),7.78(m,1H),7.84(d,J=8.2Hz,2H),7.96(d,J=8.2Hz,2H),8.25(s,1H),8.30(s,1H),8.35−8.47(m,1H),8.77(d,J=7.3Hz,1H),10.61(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.94,108.85,116.42,119.24(d,J
CF=21.8Hz),121.15,121.78,124.63,126.16,126.29,128.19,130.57,132.23(d,J
CF=3.9Hz),136.08(d,J
CF=10.2Hz),137.18(d,J
CF=7.7Hz),138.49,144.392,144.51,156.77(d,J
CF=266Hz),162.77。
【0785】
(−Q−が−CH=CH−;−CR
1=CH−;−CH=CR
1−;または−CR
1=CR
1−である化合物)
(ベンゾチアゾール中間体)
5−メチル−2−アミノベンゼンチオール
【化228】
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2−アミノ−6−メチルベンゾチアゾール(15g、91.3mmol)、エチレングリコール(22.26g、0.36mol)および50% w/v KOH(180ml)の混合物を還流下で62時間加熱した。室温まで冷却した後、トルエン(60ml)を加え、この反応混合物を氷浴中で冷却し、酢酸で酸性にした(最終的にpH 5〜6)。この反応混合物をトルエン(5×300ml)で抽出し、合わせた有機抽出液をブライン(2×200ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、溶媒を減圧下で除去し、標記の化合物(11.1g、86%)を黄色固体として得て、これをさらに精製することなく使用した。
【0786】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.13(s,3H),4.19(br s,2H),6.64(d,J=7.9Hz,1H),6.95(s,1H),6.97(d,J=7.9Hz,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 20.09,115.35,118.92,127.54,132.37,137.09,146.22。
【0787】
2−(4−ブロモメチル)フェニル−6−メチルベンゾチアゾール
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
2−アミノ−5−メチルベンゼンチオール(0.518g、3.73mmol)、4−ブロモメチル安息香酸(0.80g、3.73mmol)およびポリリン酸トリメチルシリル(11.2ml)の混合物を、トルエン(20ml)中、アルゴン雰囲気下、還流下で15時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、水(100ml)を加え、次いでクロロホルム(3×60ml)で抽出した。合わせた有機抽出液をブライン(60ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、溶媒を減圧下で除去し、淡褐色の固体を得て、これをEt
2O(60ml)で洗浄し、標記の化合物(0.816g、69%)を無色の固体として得た。
【0788】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.49(s,3H),4.52(s,2H),7.29(d,J=8.2Hz,1H),7.49(d,J=8.2Hz,2H),7.67(s,1H),7.94(d,J=8.2Hz,1H),8.03(d,J=8.2Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 21.62,32.70,121.42,122.82,127.85,128.11,129.71,133.70,135.22,135.66,140.39,152.16,166.17;LRMS(ESI) 319.9(M
+(
81Br)+H,100%),317.9(M
+(
79Br)+H,93%)。
【0789】
2−(4−ブロモメチル)フェニル−6−メトキシベンゾチアゾール
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
ポリリン酸トリメチルシリル(70ml)中の2−アミノ−5−メトキシベンゼンチオール(9.25g、59.7mmol)および4−ブロモメチル安息香酸(12.8g、59.7mmol)の混合物を十分に混合し、次いでアルゴン雰囲気下、110℃で3時間加熱した。この反応混合物を60℃に冷却し、水(25ml)を加え、次いでクロロホルム(5×80ml)で抽出した。合わせた有機抽出液をブライン(150ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、溶媒を減圧下で除去し、褐色の固体を得て、これをフラッシュクロマトグラフィ(4:1 DCM/ヘキサン)によって精製し、標記の化合物(10.9g、55%)を無色の固体として得た。
【0790】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.88(s,3H),4.52(s,2H),7.09(dd,J=8.9,2.4Hz,1H),7.33(d,J=2.4Hz,1H),7.48(d,J=8.2Hz,2H),7.94(d,J=8.9Hz,1H),8.00(d,J=8.2Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 32.75,55.85,104.16,115.85,123.84,127.63,129.70,133.78,136.50,140.13,148.69,157.94,164.66。
【0791】
この合成はYoshinoらによって記載されている。
【0792】
4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
2−(4−ブロモメチル)フェニル−6−メチルベンゾチアゾール(0.30g、0.94mmol)および亜リン酸トリエチル(3.5ml)の混合物を、アルゴン雰囲気下、170℃で15分間加熱した。室温まで冷却した後、過剰の亜リン酸トリエチルを蒸留によって除去し、褐色の油状物を得た。これは冷却すると固化した。この固体を、フラッシュクロマトグラフィ(3:1 EtOAc/ヘキサン)によって精製し、標記の化合物(0.319g、90%)を無色の固体として得た。
【0793】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 1.22(t,J=7.0Hz,6H),2.45(s,3H),3.18(d,J
HP=22Hz,2H),4.01(m,4H),7.25(dd,J=8.2,1.2Hz,1H),7.39(dd,J=8.2,2.4Hz,2H),7.64(s,1H),7.90(d,J=8.2Hz,1H),7.99(d,J=8.2Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 16.41(d,J
CP=5.8Hz),21.57,33.86(d,J
CP=138Hz),62.29(d,J
CP=6.8Hz),121.37,122.66,127.54,127.94,130.40(d,J
C,P=6.8Hz),132.44(d,J
CP=1.9Hz),134.74(d,J
CP=9.8Hz),135.28(d,J
CP=12.7Hz),135.38,152.23,166.60。
【0794】
この合成はYoshinoらによって記載されている。
【0795】
4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
2−(4−ブロモメチル)フェニル−6−メトキシベンゾチアゾール(10.0g、29.95mmol)および亜リン酸トリエチル(20ml)の混合物を、アルゴン雰囲気下、130℃で4時間加熱した。室温まで冷却した後、得られた固体をシクロヘキサンから再結晶し、標記の化合物(11.25g、96%)を無色の固体として得た。
【0796】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 1.23(t,J=7.3Hz,6H),3.18(d,J
HP=22Hz,2H),3.86(s,3H),4.01(m,4H),7.06(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.32(d,J=2.4Hz,1H),7.39(dd,J=8.2,2.1Hz,2H),7.91(d,J=8.8Hz,1H),7.96(d,J=8.2Hz,2H);
13C NMR(100.5MHz,CDCl
3) δ 16.39(d,J
CP=6.2Hz),33.83(d,J
C,P=138Hz),55.79,62.26(d,J
C,P=7.0Hz),104.15,115.65,123.65,127.35(d,J
CP=3.1Hz),130.38(d,J
CP=6.2Hz),132.43(d,J
CP=3.1Hz),134.48(d,J
CP=9.3Hz),136.37,148.64,157.78,165.16(d,J
CP=2.3Hz)。
【0797】
2−ブロモ−1−tert−ブチルジメチルシロキシエタン
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
乾燥DCM(25ml)中のブロモエタノール(9.912g、79.32mmol)の撹拌された溶液に、塩化tert−ブチルジメチルシリル(13.212g、85.03mmol)を一度に加え、この反応混合物を室温で撹拌した。次いで乾燥DCM(40ml)中のトリエチルアミン(8.865g、12.3ml、87.61mmol)の溶液を1時間20分にわたって滴下した。この反応混合物を室温で3日間撹拌し、次いで水(30ml)を加えた。有機相を分離し、水相をDCM(2×20ml)で抽出した。合わせた有機抽出液をブライン(30ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、溶媒を減圧下で除去し、淡黄色の油状物を得た。減圧下で蒸留し、標記の化合物(10.54g、55%)を無色の油状物として得た。
【0798】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 0.08(s,6H),0.90(s,9H),3.34(t,J=6.41Hz,2H),3.88(t,J=6.4Hz);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ −5.23,18.35,25.85,33.31,63.54。
【0799】
Kuwabeらから改変した方法に従って調製した。
【0800】
4−([2−tert−ブチルジメチルシロキシ]エトキシ)ベンズアルデヒド
【化234】
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室温の乾燥MeCN(15ml)中の4−ヒドロキシベンズアルデヒド(0.500g、4.012mmol)および無水炭酸カリウム(0.833g、6.019mmol)の撹拌された懸濁液に、2−ブロモ−1−tert−ブチルジメチルシロキシエタン(83%、1.730g、6.019mmol)を加え、この反応混合物を還流下で20.5時間加熱した。水(25ml)を加え、この反応混合物をEt
2O(4×25ml)で抽出した。合わせた有機抽出液をブライン(50ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、溶媒を減圧下で除去し、淡黄色の油状物を得て、これをフラッシュクロマトグラフィ(3:1 ヘキサン/Et
2O)によって精製し、標記の化合物(0.895g、79.5%)を無色の油状物として得た。
【0801】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 0.08(s,6H),0.89(s,9H),3.98(t,J=4.3Hz,2H),4.11(t,J=4.3Hz,2H),7.00(d,J=8.5Hz,2H),7.81(d,J=8.5Hz,2H),9.87(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ −5.20,18.42,25.90,61.81,69.67,114.88,129.96,131.99,164.09,190.78。
【0802】
Kuwabeらから改変した方法に従って調製した。
【0803】
6−メトキシ−2−(4−{(E)−2−[4−(2−tert−ブチルジメチルシロキシエトキシ)フェニル]エテニル}フェニル)−1,3−ベンゾチアゾール
ブック番号:SKT08−101
【化235】
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アルゴン下の直火乾燥したRBフラスコに、水素化ナトリウム(68mg、鉱油中の60%分散物、1.71mmol)を加えた。これを乾燥ヘキサン(3×8ml)で洗浄し、次いでこのフラスコを高真空下に5分間置いた。フラスコをアルゴン下に置いた後、次いで乾燥THF(35ml)を加え、この懸濁液を室温で5分間を撹拌した。次いで[4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ベンジル]ホスホン酸ジエチル(0.558g、1.43mmol)を、1分間にわたって数回に分けて固体として加え、この反応混合物を室温で30分間撹拌し、その後4−([2−tert−ブチルジメチルシロキシ]エトキシ)ベンズアルデヒド(0.400g、1.43mmol)を1分間にわたって滴下した。次いでこの反応混合物を還流下で16.5時間加熱した。室温まで冷却した後、水(1ml)を加え、次いで減圧下で溶媒を除去し、黄色固体を得て、これをDMF/水(15:1)から再結晶し、標記の化合物(0.549g、74%)を黄色固体として得た。
【0804】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 0.06(s,6H),0.86(s,9H),3.85(s,3H),3.91(t,J=4.7Hz,2H),4.06(t,J=4.7Hz,2H),6.95(d,J=8.2Hz,2H),7.12(d,J=9.0Hz,1H),7.15(d,J=16.4Hz,1H),7.32(d,J=16.4Hz,1H),7.56(d,J=8.2Hz,2H),7.69(m,1H),7.71(d,J=8.2Hz,2H),7.91(d,J=9.0Hz,1H),8.00(d,J=8.2Hz,2H)。
【0805】
メタンスルホン酸 2−(4−{(E)−2−[4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ビニル}フェノキシ)エチルエステル
ブック番号:SKT08−179
【化236】
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室温の乾燥ピリジン(10ml)中の2−(4−{(E)−2−[4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]エテニル}フェノキシ)エタノール(55.2mg、0.137mmol)の撹拌された溶液に、塩化メタンスルホニル(22.4μl、0.287mmol)を加えた。室温で15時間後、この反応混合物を0〜5℃に冷却し、氷水(25ml)を加えると黄色の沈殿物が生じ、これを減圧濾過によって集め、水(4×30ml)で洗浄し、次いで85℃のオーブン中で1.5時間乾燥した。次いでこの黄色固体をEt
2O(40ml)で洗浄し、85℃で2時間乾燥し、標記の化合物(53.5mg、81%)を黄色固体として得た。
【0806】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.25(s,3H),3.86(s,3H),4.30(m,2H),4.55(m,2H),7.02(d,J=8.5Hz,2H),7.15(m,1H),7.21(d,J=16.5Hz,1H),7.37(d,J=16.5Hz,1H),7.62(d,J=8.2Hz,2H),7.72(m,1H),7.74(d,J=8.5Hz,2H),7.94(d,J=8.8Hz,1H),8.03(d,J=8.2Hz,2H)。
【0807】
(ベンゾチアゾール化合物)
(非フッ素化メトキシ−アルケン)
2−{4−[2−(2−ニトロフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール
ブック番号:SKT01−71
【化237】
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アルケン形成の節に記載したようにして調製した。
【0808】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.89(s,3H),7.07−7.13(m,2H),7.35(s,1H),7.39−7.45(m,1H),7.59−7.64(m,4H),7.72−7.79(m,1H),7.93−8.00(m,2H),8.04(d,J=7.9Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 55.85,104.14,115.83,123.81,124.95,127.65,128.28,128.33,132.80,132.89,133.25,133.72,136.51,138.61,148.05,148.79,157.89,164.88(2つ不明)。
【0809】
2−{4−[2−(3−ニトロフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール
ブック番号:SKT01−73
【化238】
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4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(0.10g、0.25mmol)および3−ニトロベンズアルデヒド(0.39g、0.25mmol)を乾燥MeOH(10ml)および0.5M ナトリウムメトキシド(1.02ml、0.51mmol)中で使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびCHCl
3からの再結晶後に、標記の化合物(0.079g、80%)を黄色の羽毛状の結晶として得た。
【0810】
IR 3120,1603,1560,1521,1489,1464,1403,1358,1287,1264,1225,1062,1026,967,815cm
−1;
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.89(s,3H),7.09(dd,J=8.8,2.1Hz,1H),7.20(dist d,J=18Hz,1H),2.27(dist d,J=18Hz,1H),7.35(d,J=2.1Hz,1H),7.50−7.57(m,1H),7.63(d,J=8.5Hz,2H),7.81(d,J=7.6Hz,1H),7.95(d,J=8.8Hz,1H),8.06(d,J=8.5Hz,2H),8.11(d,J=8.5Hz,1H),8.39(s,1H)。
【0811】
2−{4−[2−(4−ニトロフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール:
ブック番号:SKT02−67
【化239】
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4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(3.0g、7.66mmol)を乾燥MeOH(60ml)および0.5M ナトリウムメトキシド(30.6ml、15.3mmol)中で使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(2.189g、74%)を橙色固体として得た。
【0812】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.89(s,3H),7.10(dd,J=9.2,2.1Hz,1H),7.21(dist d,J=17.7Hz,1H),7.30(dist d,J=17.7Hz,1H),7.35(d,J=2.1Hz,1H),7.64(d,J=8.2Hz,2H),7.65(d,J=8.5Hz,2H),7.95(d,J=9.1Hz,1H),8.06(d,J=8.2Hz,2H),8.23(d,J=8.5Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 55.79,104.09,115.83,123.66,124.12,127.09,127.55,127.71,132.21,133.73,136.40,138.24,143.45,146.84,148.61,157.86,164.58(1つ不明)。
【0813】
2−{4−[2−(2−アミノフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール:
ブック番号:SKT01−109
【化240】
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2−{4−[2−(2−ニトロフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール(0.03g、0.077mmol)および塩化スズ(II)二水和物(0.139g、0.618mmol)をEtOH(3ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(DCM、次いで6:3:1 DCM/ヘキサン/EtOAc)後に、標記の化合物を無色の固体(0.019g、68%)として得た。
【0814】
13C NMR(100MHz,DMSO−d
6) δ 56.23,97.72,105.34,109.42,116.51,120.44,120.96,122.85,123.39,123.89,127.52,128.53,132.37,133.57,136.18,136.30,136.53,148.56,158.03,164.61。
【0815】
2−{4−[2−(3−アミノフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール:
ブック番号:SKT01−107
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
2−{4−[2−(3−ニトロフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール(0.046g、0.118mmol)および塩化スズ(II)二水和物(0.214g、0.947mmol)をEtOH(3ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(3:1 DCM/EtOAc)後に、無色の固体(0.023g、54%)を得た。
【0816】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.71(br s,2H),3.91(s,3H),6.71(dd,J=8.8,2.1Hz,1H),6.85(s,1H),6.92(d,J=8.2Hz,1H),7.06−7.20(m,4H),7.34(d,J=2.1Hz,1H),7.58(d,J=8.2Hz,2H),7.94(d,J=8.8Hz,1H),8.01(d,J=8.5Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 55.84,104.16,113.02,115.10,115.71,117.52,123.67,126.98,127.58,129.71,130.36,132.68,136.42,138.05,139.68,146.73,148.79,157.77,165.24(1つ不明)。
【0817】
2−{4−[2−(4−アミノフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール:
ブック番号:SKT01−189
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
2−{4−[2−(4−ニトロフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール(0.10g、0.28mmol)および塩化スズ(II)二水和物(0.5g、2.23mmol)をEtOH(7ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(2:1 ヘキサン/EtOAc)後に、標記の化合物(0.04g、43%)を黄色固体として得た。
【0818】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.79(br s,2H),3.89(s,3H),6.68(d,J=8.2Hz,2H),6.94(dist d,J=16.2Hz,1H),7.07(d,J=8.5Hz,1H),7.12(dist d,J=16.2Hz,1H),7.34(s,1H),7.36(d,J=8.5Hz,2H),7.55(d,J=8.2Hz,2H),7.93(d,J=8.8Hz,1H),7.99(d,J=8.2Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3/DMSO−d
6) δ 55.20,103.84,113.98,115.24,121.72,122.77,124.70,125.80,126.75,127.51,130.32,130.78,135.58,140.04,147.89,148.06,157.05,164.13。
【0819】
2−{4−[2−(4−ジメチルアミノフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール
ブック番号:SKT03−57
【化243】
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4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(0.50g、1.28mmol)および4−ジメチルアミノベンズアルデヒド(0.21g、1.41mmol)を乾燥MeOH(10ml)および0.5M ナトリウムメトキシド(3.48ml、1.74mmol)中で使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(0.187g、38%)を黄色固体として得た。
【0820】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.99(s,6H),3.89(s,3H),6.72(d,J=8.5Hz,2H),6.93(d,J=16.2Hz,1H),7.08(dd,J=8.8,2.1Hz,1H),7.15(d,J=16.2Hz,1H),7.35(d,J=2.1Hz,1H),7.44(d,J=8.5Hz,2H),7.56(d,J=8.2Hz,2H),7.93(d,J=8.8Hz,1H),7.99(d,J=8.2Hz,2H)。
【0821】
2−(4−{(E)−2−[4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]エテニル}フェノキシ)エタノール
ブック番号:SKT08−143
【化244】
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室温の乾燥DMF(5ml)および乾燥THF(15ml)中の6−メトキシ−2−(4−{(E)−2−[4−(2−tert−ブチルジメチルシロキシエトキシ)フェニル]エテニル}フェニル)−1,3−ベンゾチアゾール(0.200g、0.386mmol)の撹拌された溶液に、2分間にわたってTBAF(1M THF溶液、0.85ml、0.85mmol)を滴下した。室温で2時間後、飽和NH
4Cl(30ml)を加え、黄色沈殿物を得て、これを減圧濾過によって集めた。この黄色固体を水(2×20ml)で洗浄し、次いで2時間放置して風乾させた。65℃で17時間にわたってさらに乾燥し、標記の化合物(0.136g、87%)を黄色固体として得た。
【0822】
IR 3500−3100(br),3017,2941,2864,1601,1558,1513,1485,1462,1435,1299,1252,1225,1175,1083,1052,1022,967,830,816cm
−1;
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.69−3.80(m,2H),3.86(s,3H),4.00−4.08(m,2H),4.88(m,1H),6.97(d,J=8.2Hz,2H),7.13(d,J=8.8Hz,1H),7.18 9d.J=15.6Hz,1H),7.35(d,J=15.6Hz,1H),7.59(d,J=8.2Hz,2H),7.70−7.78(m,3H),7.94(d,J=8.8Hz,1H),8.02(d,J=8.2Hz,2H)。
【0823】
(フッ素化メトキシ−アルケン)
2−{4−[2−(2−トリフルオロメチル)フェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール
ブック番号:SK2033−44
【化245】
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乾燥THF(10ml)中の4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(100mg、0.255mmol)、乾燥THF(5ml)中の2−トリフルオロベンズアルデヒド(44mg、0.255mmol)および乾燥THF(5ml)中のカリウム t−ブトキシド(32mg、0.280mmol)を使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップ、フラッシュクロマトグラフィ(3:1 DCM/ヘキサン)およびアセトンからの再結晶後に、標記の化合物(77mg、73%)を淡黄色の薄板状物として得た。
【0824】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.89(s,3H),7.07−7.09(m,1H),7.11−7.14(m,1H),7.35(d,J=2.1Hz,1H),7.39(d,J=7.6Hz,1H),7.51−7.55(m,1H),7.55−7.65(m,3H),7.68(d,J=7.9Hz,1H),7.79(d,J=7.9Hz,1H),7.95(d,J=8.8Hz,1H),8.04(d,J=8.2Hz,2H);LRMS(ESI+) m/z 412(M
++H,100%)。
【0825】
2−{4−[2−(4−クロロ−3−ニトロフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール
ブック番号:SKT03−91
【化246】
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水素化ナトリウム(鉱油中の60%分散物、0.077g、1.92mmol)、4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(0.5g、1.28mmol)および4−クロロ−3−ニトロベンズアルデヒド(0.26g、1.41mmol)を乾燥THF(20ml)中で使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよび1,2−ジクロロエタンからの再結晶後に、標記の化合物(0.251g、46%)を淡橙色の針状結晶として得た。
【0826】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.85(s,3H),7.13(d,J=8.5Hz,1H),7.45(d,J=17.7Hz,1H),7.60(d,J=17.7Hz,1H),7.71−7.81(m,4H),7.94(d,J=8.2Hz,2H),8.05(d,J=7.0Hz,2H),8.34(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 56.23,105.35,116.42,123.38,123.80,123.87,127.20,127.70,128.08,131.55,131.81,132.29,133.21,136.55,138.16,139.10,148.53,148.60,158.09,164.51。
【0827】
2−{4−[2−(3−トリフルオロメチル)フェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール:
ブック番号:SK2033−42
【化247】
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乾燥THF(10ml)中の4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(100mg、0.255mmol)、乾燥THF(5ml)中のカリウム t−ブトキシド(32mg、0.280mmol)および乾燥THF(5ml)中の3−トリフルオロベンズアルデヒド(44mg、0.255mmol)を使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(4:1 DCM/ヘキサン)後に、標記の化合物(78mg、74%)を無色の固体として得た。
【0828】
1H NMR(250MHz,アセトン−d
6) δ 3.87(s,3H),7.08(d,J=8.5Hz,1H),7.36(s,2H),7.47−7.59(m,3H),7.75(d,J=8.2Hz,2H),7.80−7.90(m,3H),8.06(d,J=8.2Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 55.86,104.19,115.83,123.25,123.73,124.40,127.24,127.68,128.56,129.25,129.59,129.76,131.23(q,J
CF=33.2Hz),133.22,136.40,137.79,138.90,148.65,157.89,165.02(1つ不明)。
【0829】
2−{4−[2−(4−トリフルオロメチル)フェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール:
ブック番号:SK2033−40
【化248】
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乾燥THF(10ml)中の4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(100mg、0.255mmol)、乾燥THF(5ml)中のカリウム t−ブトキシド(32mg、0.280mmol)および乾燥THF(5ml)中の4−トリフルオロベンズアルデヒド(44mg、0.255mmol)を使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップ、フラッシュクロマトグラフィ(4:1 DCM/ヘキサン)およびアセトンからの再結晶後に、標記の化合物(51mg、49%)を淡黄色の固体として得た。
【0830】
IR 3022,2942,2839,1606,1556,1487,1462,1437,1418,1326,1268,1215,1164,1120,1068,1028,1014,966,844,829,812cm
−1;
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 3.86(s,3H),7.09(d,J=8.2Hz,1H),7.39(s,2H),7.56(s,1H),7.65(d,J=8.2Hz,2H),7.74(d,J=7.9Hz,2H),7.78(d,J=8.6Hz,2H),7.88(d,J=8.6Hz,1H),8.02(d,J=7.9Hz,2H)。
【0831】
2−{4−[2−(4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール
ブック番号:SKT02−17
【化249】
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乾燥MeOH(5ml)中の4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(0.15g、0.38mmol)、0.5M ナトリウムメトキシドの溶液(1.54ml、0.77mmol)および4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンズアルデヒド(0.078g、0.38mmol)を使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよび1,2−ジクロロエタンからの再結晶後に、標記の化合物(0.132g、78%)を小さい黄色の針状結晶として得た。
【0832】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 3.85(s,3H),4.80(q,J=9.0H,2H),7.09(d,J=8.6Hz,2H),7.13(dd,J=9.0,2.3Hz,1H),7.24(d,J=16.5Hz,1H),7.37(d,J=16.5Hz,1H),7.63(d,J=9.0Hz,2H),7.71(d,J=2.3Hz,1H),7.74(d,J=8.2Hz,2H),7.93(d,J=9.0Hz,1H),8.02(d,J=8.2Hz,2H);
13C NMR(100MHz,DMSO−d
6) δ 56.28,65.26(q,J
CF=34.3Hz),105.46,115.75,116.38,123.79,126.63,127.47,127.67,128.64,129.97,131.54,132.26,136.46,140.30,148.64,157.37,158.04,164.78(1つ不明)。
【0833】
2−{4−[2−(4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール
ブック番号:SKT02−11
【化250】
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乾燥MeOH(5ml)中の4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(0.15g、0.38mmol)、0.5M ナトリウムメトキシドの溶液(0.92ml、0.46mmol)および4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)ベンズアルデヒド(0.089g、0.38mmol)を使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよび1,2−ジクロロエタンからの再結晶後に、標記の化合物(0.108g、60%)を小さい黄色の針状結晶として得た。
【0834】
IR 3019,2942,2878,2837,1603,1558,1510,1462,1437,1386,1247,1227,1176,1151,1061,1025,966,832cm
−1;
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 1.90−2.00(m,2H),2.36−2.51(m,2H),3.86(s,3H),4.08(t,J=6.2Hz,2H),6.98(d,J=8.6Hz,2H),7.11−7.17(m,1H),7.17(d,J=16.8Hz,1H),7.33(d,J=16.8Hz,1H),7.58(d,J=8.6Hz,2H),7.69(m,1H),7.72(d,J=8.2Hz,2H),7.93(d,J=8.6Hz,1H),8.10(d,J=8.2Hz,2H)。
【0835】
2−{4−[2−(4−(N−トリフルオロアセチル)アミノフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール
ブック番号:SKT02−117
【化251】
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トルエン(10ml)中の2−{4−[2−(4−アミノフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール(0.20g、0.558mmol)の撹拌された懸濁液に、TFAA(0.26g、1.23mmol)を加え、この反応混合物を80℃で18時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、DCM(15ml)およびEt
2O(40ml)を加え、沈殿物を濾過によって集め、Et
2Oで洗浄し、真空下、室温で6時間乾燥し、標記の化合物(0.183g、72%)を淡橙色固体として得た。
【0836】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.86(s,3H),7.15(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.32(dist d,J=17.4Hz,1H),(7.41(dist d,J=17.4Hz,1H),7.67−7.76(m,5H),7.77(d,J=8.2Hz,2H),7.95(d,J=8.8Hz,1H),8.05(d,J=8.2Hz,2H),11.34(s,1H);
13C NMR(100MHz,DMSO−d
6) δ 56.28,105.45,116.25(q,J
CF=289Hz),116.40,121.69,123.83,127.68,127.69,127.76,127.97,129.84,132.53,134.67,136.49,140.03,148.64,154.88(q,J
CF=36.5Hz),158.06,164.71(1つ不明)。
【0837】
2−{4−[2−(4−(N−2,2,2−トリフルオロエチル)アミノフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール
ブック番号:SKT02−153
【化252】
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室温の乾燥THF(20ml)中の2−{4−[2−(4−(N−トリフルオロアセチル)アミノフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール(0.10g、0.22mmol)の撹拌された懸濁液に、水素化アルミニウムリチウム(0.033g、0.88mmol)を少しずつ加えた。この反応混合物を室温で0.5時間撹拌し、次いで還流下で18時間加熱した。この反応混合物を0〜5℃に冷却し、Et
2O(5ml)で希釈した。水(1ml)をゆっくり加え、次いで15% NaOH(0.2ml)を加え、この反応混合物を室温まで上昇させた。この反応混合物にMgSO
4(30mg)を加え、15分後、塩を濾過によって集めた。濾液を濃縮して固体を得て、これを触媒量のヨウ素とともにDCM(5ml)中で撹拌した。この反応混合物を水(10ml)、5% 亜硫酸ナトリウム溶液(10ml)およびブライン(10ml)で洗浄し、溶媒を減圧下で除去し、固体を得て、これをフラッシュクロマトグラフィ(DCM)によって精製し、標記の化合物(0.060g、62%)を橙色固体として得た。
【0838】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.76−3.88(m,2H),3.89(s,3H),4.04(t,J=2.1Hz,1H),6.69(d,J=8.5Hz,2H),6.95(dist d,J=17.1Hz,1H),7.08(d,J=8.8Hz,1H),7.12(dist d,J=17.1Hz,1H),7.35(d,J=2.7Hz,1H),7.42(d,J=8.5Hz,2H),7.56(d,J=8.2Hz,2H),7.93(d,J=8.5Hz,1H),8.00(d,J=8.2Hz,2H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 44.49(q.J
CF=32.7Hz),56.26,105.45,113.09,116.31,123.38,123.72,126.24(q,J
CF=281Hz),126.49,127.00,127.64,128.40,131.07,131.59,136.39,140.97,148.25,148.66,157.99,164.91。
【0839】
2−{4−[2−(4−(N−3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール
ブック番号:SKT02−119
【化253】
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室温のTHF(13ml)中の2−{4−[2−(4−アミノフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール(0.30g、0.838mmol)の撹拌された溶液に、3,3,3−トリフルオロプロパナール(0.094g、0.838mmol)を一度に加えた。次いで酢酸(48μl、0.838mmol)を加え、この反応混合物を5分間撹拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.25g、1.17mmol)を15分間にわたって少しずつ加えた。次いで室温で撹拌を続けた。48時間後、3,3,3−トリフルオロプロパナール(0.094g、0.838mmol)をさらに加え、24時間撹拌を続けた。次いで炭酸水素ナトリウム(15ml)を加え、この反応混合物をEtOAc(4×30ml)で抽出し、合わせた有機抽出液をブライン(40ml)で洗浄し、乾燥した(Na
2SO
4)。減圧下で溶媒を除去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィ(10:1 DCM/ヘキサン)によって精製し、標記の化合物(0.149g、39%)を橙色固体として得た。
【0840】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.47−2.59(m,2H),3.33(q,J=6.7Hz,2H),3.85(s,3H),5.99(t,J=5.8Hz,1H),6.62(d,J=8.6Hz,2H),6.99(d,J=16.4Hz,1H),7.12(dd,J=8.6,2.3Hz,1H),7.23(d,J=16.4Hz,1H),7.41(d,J=8.2Hz,2H),7.65(d,J=8.2Hz,2H),7.66(d,J=2.3Hz,1H),7.91(d,J=8.6Hz,1H),7.97(d,J=8.6Hz,2H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 32.97(q,J
CF=26.4Hz),36.49(q,J
CF=3.1Hz),105.43,112.70,116.29,122.78,123.70,125.59,126.91,127.44(q,J
CF=277Hz),127.63,128.59,131.28,131.46,136.38,141.08,148.67,148.80,157.97,164.92。
【0841】
2−{4−[2−(4−(N−4,4,4−トリフルオロブチル)アミノフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール
ブック番号:SKT02−81
【化254】
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室温の1,2−ジクロロエタン(5ml)中の2−{4−[2−(4−アミノフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール(0.10g、0.28mmol)の撹拌された溶液に、4,4,4−トリフルオロブタナール(0.035g、0.28mmol)を一度に加えた。次いで酢酸(48μl、0.28mmol)を加え、この反応混合物を10分間撹拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.083g、0.39mmol)を15分間にわたって少しずつ加えた。次いで室温で撹拌を続けた。24時間後、4,4,4−トリフルオロブタナール(0.035g、0.28mmol)をさらに加え、72時間撹拌を続けた。次いで炭酸水素ナトリウム(15ml)を加え、この反応混合物をEtOAc(3×30ml)で抽出し、合わせた有機抽出液をブライン(30ml)で洗浄し、乾燥した(Na
2SO
4)。この粗製固体をCHCl
3(8ml)に溶解し、触媒量のヨウ素とともに24時間撹拌した。この反応混合物を水(10ml)、10% 亜硫酸ナトリウム溶液(10ml)およびブライン(10ml)で洗浄し、溶媒を減圧下で除去し、固体を得て、これをフラッシュクロマトグラフィ(DCM)によって精製し、標記の化合物(0.06g、46%)を黄色固体として得た。
【0842】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 1.72−1.79(m,2H),2.27−2.40(m,2H),3.10−3.18(m,2H),3.84(s,3H),5.85−5.97(m,1H),6.59(d,J=8.6Hz,2H),6.97(d,J=16.4Hz,1H),7.11(dd,J=9.0,2.8Hz,1H),7.21(d,J=16.4Hz,1H),7.37(d,J=8.6Hz,2H),7.64(d,J=8.6Hz,2H),7.66(d,J=2.8Hz,1H),7.90(d,J=9.0Hz,1H),7.96(d,J=8.6Hz,2H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 21.85(q,J
CF=6.2Hz),30.89(q,J
CF=28.0Hz),41.81,56.25,105.43,112.55,116.27,122.42,123.68,125.07,126.84,127.61,128.55,129.59,131.37,131.39,136.36,141.15,148.66,149.44,157.95,164.93。
【0843】
2−{4−[2−(4−フルオロフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール
ブック番号:SKT02−137
【化255】
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NaH(60%分散物、0.050g、1.02mmol)、4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(0.25g、0.64mmol)および4−フルオロベンズアルデヒド(0.08g、0.64mmol)を乾燥THF(5ml)中で使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよび1,2−ジクロロエタンからの再結晶後に、標記の化合物(0.122g、53%)を淡黄色の固体として得た。
【0844】
IR 3021,2963,2941,2837,1600,1556,1507,1487,1460,1435,1319,1266,1237,1212,1065,1026,966,840,822,807cm
−1;
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.89(s,3H),7.00−7.11(m,4H),7.17(dist d,J=15.9Hz,1H),7.35(d,J=2.1Hz,1H),7.49(d,J=8.5Hz,1H),7.52(d,J=8.5Hz,1H),7.59(d,J=8.2Hz,2H),7.94(d,J=8.8Hz,1H),8.02(d,J=8.2Hz,2H)。
【0845】
2−{4−[2−(4−ヒドロキシ−3−ニトロフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール
ブック番号:SKT03−107
【化256】
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水素化ナトリウム(鉱油中の60%分散物、0.286g、7.15mmol)、4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(0.5g、1.28mmol)および4−フルオロ−3−ニトロベンズアルデヒド(0.24g、1.41mmol)を乾燥DMF(5ml)およびTHF(20ml)の混合物中で使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(DCM)後に、標記の化合物(0.10g、19%)を赤色の固体として得た。
【0846】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 3.80(s,3H),7.08(dd,J=8.9,2.4Hz,1H),7.11(d,J=8.5Hz,1H),7.25(d,J=16.4Hz,1H),7.35(d,J=16.4Hz,1H),7.66(d,J=2.4Hz,1H),7.69(d,J=8.5Hz,2H),7.81(dd,J=8.9,2.4Hz,1H),7.88(d,J=8.9Hz,1H),7.98(d,J=8.2Hz,2H),8.09(d,J=2.4Hz,1H),11.2(br s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 56.41,105.52,116.65,120.18,123.84,124.01,127.82,127.88,128.65,129.23,132.63,133.45,136.64,137.74,140.11,148.75,152.36,158.19,164.89(1つ不明)。
【0847】
2−{4−[2−(4−(2−フルオロエトキシ)−フェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール
ブック番号:SKT03−77
【化257】
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4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(0.06g、0.153mmol)、ナトリウムメトキシド(0.5M MeOH溶液、0.46ml、0.23mmol)および4−(2−フルオロエトキシ)−ベンズアルデヒド(0.028g、0.168mmol)を乾燥MeOH(5ml)中で使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(0.048g、77%)を淡黄色の固体として得た。
【0848】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 3.85(s,3H),4.27(dist d of t,J
HF=30.1Hz,J
HH=3.9Hz,2H),4.74(dist d of t,J
HF=48.1Hz,J
HH=3.9Hz,2H),7.00(d,J=8.6Hz,2H),7.13(dd,J=9.0,2.7Hz,1H),7.18(d,J=16.4Hz,1H),7.33(d,J=16.4Hz,1H),7.59(d,J=9.0Hz,2H),7.69(d,J=2.7Hz,1H),7.72(d,J=8.6Hz,2H),7.93(d,J=9.0Hz,1H),8.01(d,J=8.6Hz,2H)。
【0849】
6−メトキシ−2−(4−{(E)−2−[2−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エテニル}フェニル)−1,3−ベンゾチアゾール
番号:SKT04−187
【化258】
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4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(0.75g、1.92mmol)、0.5M ナトリウムメトキシドの溶液(7.7ml、3.84mmol)および2−メトキシ−5−トリフルオロメトキシベンズアルデヒド(0.42g、1.92mmol)を乾燥MeOH(10ml)中で使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(0.732g、83%)を淡黄色の固体として得た。
【0850】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.87(s,3H),3.89(s,3H),6.86(d,J=8.8Hz,1H),7.06−7.14(m,3H),7.33(d,J=2.1Hz,1H),7.45(s,1H),7.49(d,J=17Hz,1H),7.60(d,J=8.2Hz,2H),7.94(d,J=8.8Hz,1H),8.01(d,J=8.2Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 55.81,55.98,104.16,111.61,115.71,119.26,120.67(q,J
CF=256Hz),121.39,123.58,123.69,127.21,127.40,127.54,129.53,132.96,136.45,139.57,142.88,148.81,155.46,157.82,165.13。
【0851】
6−メトキシ−2−(4−{(E)−2−[4−メトキシ−2−(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}フェニル)−1,3−ベンゾチアゾール
ブック番号:SKT04−159
【化259】
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4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(0.89g、2.28mmol)、0.5M ナトリウムメトキシドの溶液(9.2ml、4.56mmol)および4−メトキシ−2−トリフルオロメチルベンズアルデヒド(0.47g、2.28mmol)を乾燥MeOH(10ml)中で使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(0.67g、67%)を黄色/緑色の固体として得た。
【0852】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.86(s,3H),3.89(s,3H),6.99(d,J=16.2Hz,1H),7.05−7.11(m,2H),7.19(d,J=2.1Hz,1H),7.34(d,J=2.1Hz,1H),7.48(d,J=16.2Hz,1H),7.58(d,J=8.2Hz,2H),7.73(d,J=8.8Hz,1H),7.94(d,J=8.8Hz,1H),8.02(d,J=8.2Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 55.62,55.84,104.16,111.61(q.J
CF=5.9Hz),115.72,117.51,123.73,124.16(q,J
CF=274Hz),125.32,127.18,127.60,128.31,128.49,128.79(q,J
CF=29.8Hz),129.77,133.03,136.47,139.35,148.83,157.82,158.98,165.08。
【0853】
6−メトキシ−2−(4−{(E)−2−[4−メトキシ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}フェニル)−1,3−ベンゾチアゾール
ブック番号:SKT03−167
【化260】
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4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(0.89g、2.28mmol)、0.5M ナトリウムメトキシドの溶液(9.2ml、4.56mmol)および4−メトキシ−3−トリフルオロメチルベンズアルデヒド(0.47g、2.28mmol)を乾燥MeOH(15ml)中で使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップ後に、標記の化合物(0.683g、68%)を淡黄色の固体として得た。
【0854】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 3.85(s,3H),3.92(s,3H),7.13(dd,J=8.6,2.3Hz,1H),7.29(d,J=8.6Hz,1H),7.30(d,J=16.4Hz,1H),7.40(d,J=16.4Hz,1H),7.68(d,J=2.3Hz,1H),7.74(d,J=8.2Hz,2H),7.86−7.91(m,2H),7.92(d,J=8.6Hz,1H),8.01(d,J=8.2Hz,2H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 56.28,56.83,105.46,113.91,116.39,117.87(q,J
CF=30.4Hz),123.81,124.14(q,J
CF=272Hz),125.51(q,J
CF=5.4Hz),127.51,127.60,127.68,128.96,128.98,129.87,132.45,132.51,136.48,140.06,148.63,157.18,158.06,163.79,164.74。
【0855】
(モノフルオロおよびフッ素化ヒドロキシ−アルケン)
2−{4−[2−(4−フルオロフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−ヒドロキシベンゾチアゾール
ブック番号:SKT02−165
【化261】
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2−{4−[2−(4−フルオロフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール(0.080g、0.222mmol)を乾燥DCM(10ml)およびBBr
3のDCM溶液(1.0M、1.10ml、1.10mmol)中で使用して上記の脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(15:1 DCM/EtOAc)後に、標記の化合物(0.087g、78%)を黄色固体として得た。
【0856】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 5.11(br s,1H),6.96−7.09(m,4H),7.17(d,J=16.2Hz,1H),7.32(s,1H),7.48−7.53(m,2H),7.59(d,J=8.2Hz,2H),7.91(d,J=8.8Hz,1H),8.02(d,J=7.9Hz,2H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 107.24,116.13(d,J
CF=21.0Hz),116.67,123.91,127.54,127.63,127.86(d,J
CF=2.3Hz),129.06,129.14,129.32,132.59,133.86(d,J
CF=3.1Hz),136.43,139.78,147.68,156.28,162.31(d,J
CF=242.9Hz)。
【0857】
2−{4−[2−(4−(N−2,2,2−トリフルオロエチル)アミノフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−ヒドロキシベンゾチアゾール
ブック番号:SKT02−155
【化262】
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2−{4−[2−(4−(N−2,2,2−トリフルオロエチル)アミノフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール(0.049g、0.111mmol)を乾燥DCM(10ml)およびBBr
3のDCM溶液(1.0M、0.6ml、0.60mmol)中で使用して上記の脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(15:1 DCM/EtOAc)後に、標記の化合物(0.037g、78%)を黄色固体として得た。
【0858】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 3.90−4.02(m,2H),6.50(t,J=1.5Hz,1H),6.76(d,J=8.2Hz,2H),6.99(dd,J=1.6,8.0Hz,1H),7.04(d,J=16.4Hz,1H),7.24(d,J=16.4Hz,1H),7.38−7.45(m,3H),7.66(d,J=8.2Hz,2H),7.83(d,J=9.0Hz,1H),7.95(d,J=8.2Hz,2H),9.88(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 44.49(q,J
CF=32.8Hz),107.24,113.10,116.61,123.41,123.77,126.24(q,J
CF=281Hz),126.51,126.98,127.51,128.38,130.95,131.75,136.36,140.75,147.77,148.23,156.20,163.72。
【0859】
2−{4−[2−(4−(N−3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−ヒドロキシベンゾチアゾール
ブック番号:SKT02−127
【化263】
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2−{4−[2−(4−(N−3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール(0.10g、0.22mmol)を乾燥DCM(10ml)およびBBr
3のDCM溶液(1.0M、1.10ml、1.10mmol)中で使用して上記の脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(4:3 ヘキサン/EtOAc)後に、標記の化合物(0.050g、52%)を黄色固体として得た。
【0860】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.53−2.66(m,2H),3.37−3.51(m,2H),6.14(br s,1H),6.68(d,J=8.6Hz,2H),7.05(dd,J=9.0,2.3Hz,1H),7.07(d,J=16.5Hz,1H),7.30(d,J=16.5Hz,1H),7.46(s,1H),7.47(d,J=8.6Hz,1H),7.47(s,1H),7.72(d,J=8.6Hz,2H),7.89(d,J=9.0Hz,1H),8.01(d,J=8.6Hz,2H),9.95(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 32.98(q,J
CF=27.2Hz),36.49(q,J
CF=3.8Hz),107.24,112.71,116.60,122.82,123.76,125.62,126.89,127.44(q,J
CF=277.1Hz),127.51,128.57,131.17,131.62,136.35,140.88,147.78,148.77,156.19,163.74。
【0861】
2−{4−[2−(4−(N−4,4,4−トリフルオロブチル)アミノフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−ヒドロキシベンゾチアゾール
ブック番号:SKT02−111
【化264】
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2−{4−[2−(4−(N−4,4,4−トリフルオロブチル)アミノフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール(0.138g、0.295mmol)を乾燥DCM(10ml)およびBBr
3のDCM溶液(1.0M、1.50ml、1.50mmol)中で使用して上記の脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(3:2 ヘキサン/EtOAc)後に、標記の化合物(0.095g、71%)を黄色固体として得た。
【0862】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 1.71−1.79(m,2H),2.27−2.40(m,2H),3.13(q,J=6.3Hz,2H),5.94(t,J=5.9Hz,1H),6.59(d,J=8.6Hz,2H),6.96(d,J=16.0Hz,1H),6.98(dd,J=8.6,2.4Hz,1H),7.20(d,J=16.0Hz,1H),7.37(d,J=8.6Hz,2H),7.38(d,J=2.4Hz,1H),7.63(d,J=8.2Hz,2H),7.81(d,J=8.6Hz,1H),7.93(d,J=8.2Hz,2H),9.76(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 21.84(q,J=Hz),30.89(q,J=28.05Hz),41.81,107.23,112.55,116.58,122.45,123.74,125.09,126.82,127.50,128.53,131.27,131.53,136.33,140.94,147.77,149.42,156.17,163.74。
【0863】
2−{4−[2−(4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−ビニル]−フェニル}−6−ヒドロキシベンゾチアゾール
ブック番号:SKT02−51
【化265】
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2−{4−[2−(4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メトキシベンゾチアゾール(0.097g、0.22mmol)を乾燥DCM(5ml)およびBBr
3のDCM溶液(1.0M、1.10ml、1.10mmol)中で使用して上記の脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(100:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(0.078g、83%)を黄色固体として得た。
【0864】
1H NMR(250MHz,アセトン−d
6) δ 4.72(q,J=9.1Hz,2H),7.01−7.18(m,3H),7.23(d,J=15.9Hz,1H),7.38(d,J=15.9Hz,1H),7.47(d,J=1.8Hz,1H),7.67(d,J=8.2Hz,2H),7.75(d,J=8.2Hz,2H),7.87(d,J=8.5Hz,1H),8.07(d,J=8.2Hz,2H),8.83(s,1H)。
【0865】
2−(4−{(E)−2−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エテニル}フェニル)−1,3−ベンゾチアゾール−6−オール
ブック番号:SKT05−5
【化266】
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乾燥DCM(20ml)中の6−メトキシ−2−(4−{(E)−2−[2−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エテニル}フェニル)−1,3−ベンゾチアゾール(0.097g、0.22mmol)およびBBr
3のDCM溶液(1.0M、1.90ml、1.90mmol)を−78℃で使用して上記の脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(20:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(0.308g、82%)を黄色固体として得た。
【0866】
1H NMR(250MHz,CD
3OD) δ 6.86(d,J=8.8Hz,1H),7.01(d,J=8.8Hz,1H),7.01(d,J=8.8Hz,1H),7.26(d,J=16.5Hz,1H),7.31(d,J=2.1Hz,1H),7.47(d,J=2.1Hz,1H),7.55(d,J=16.5Hz,1H),7.67(d,J=8.2Hz,1H),7.81(d,J=8.8Hz,1H),7.98(d,J=8.2Hz,1H);
13C NMR(100MHz,DMSO−d
6) δ 107.24,116.69,117.39,119.69,120.80(q,J
CF=255Hz),121.92,123.89,124.45,125.42,127.58,127.62,129.21,132.75,136.49,140.06,141.56,147.79,154.65,156.33,163.54。
【0867】
2−(4−{(E)−2−[4−ヒドロキシ−2−(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}フェニル)−1,3−ベンゾチアゾール−6−オール
ブック番号:SKT04−169
【化267】
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乾燥DCM(10ml)中の6−メトキシ−2−(4−{(E)−2−[4−メトキシ−2−(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}フェニル)−1,3−ベンゾチアゾール(0.30g、0.68mmol)およびBBr
3のDCM溶液(1.0M、1.40ml、1.40mmol)を−78℃で使用して上記の脱メチル化の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(1:1 ヘキサン/EtOAc)後に、標記の化合物(0.229g、81%)を黄色固体として得た。
【0868】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 6.99(dd,J=2.1,8.5Hz,1H),7.09(d,J=8.5Hz,1H),7.11(s,1H),7.24(d,J=17.1Hz,1H),7.31−7.44(m,2H),7.70(d,J=8.5Hz,2H),7.83−7.91(m,2H),8.03(d,J=8.5Hz,2H),9.97(br s,1H),10.30(br s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 107.24,112.97(q,J
CF=6.2Hz),116.72,120.06,123.92,124.70(q,J
CF=274Hz),124.97(q,J
CF=1.6Hz),126.30(q,J
CF=1.6Hz),127.62,127.70,127.72(q,J
CF=29.6Hz),129.60,129.73,132.93,136.48,139.55,147.75,156.32,157.86,163.44。
【0869】
(非フッ素化メチル−アルケン)
6−メチル−2−{4−[(E)−2−フェニルエテニル]フェニル}−1,3−ベンゾチアゾール
ブック番号:SK696−39
【化268】
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乾燥THF(15ml)中の4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(0.30g、0.80mmol)、カリウム t−ブトキシド(0.10g、0.88mmol)および乾燥THF(5ml)中のベンズアルデヒド(0.085g、0.80mmol)を使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(2:1 ヘキサン/EtOAc)後に、標記の化合物(0.16g、60%)を淡黄色の固体として得た。
【0870】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.47(s,3H),7.28−7.42(m,6H),7.65(d,J=7.4Hz,2H),7.78(d,J=7.8Hz,2H),7.92(s,1H),7.93(d,J=7.8Hz,1H),8.07(d,J=8.2Hz,2H)。
【0871】
2−{4−[2−(2−ニトロフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メチルベンゾチアゾール
ブック番号:SKT01−15
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(0.30g、0.80mmol)、2−ニトロベンズアルデヒド(0.12g、0.80mmol)および0.5M ナトリウムメトキシドの溶液(3.2ml、1.60mmol)を乾燥MeOH(10ml)中で使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよび1,2−ジクロロエタンからの再結晶後に、標記の化合物(0.185g、62%)を小さい黄色の針状結晶として得た。
【0872】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.46(s,3H),7.36(dd,J=8.2,1.2Hz,1H),7.39(d,J=16.0Hz,1H),7.54−7.58(m,1H),7.60(d,J=16.0Hz,1H),7.74−7.77(m,1H),7.78(d,J=8.2Hz,2H),7.92(br s,1H),7.93(d,J=8.6Hz,1H),7.99(d,J=7.5Hz,1H),8.00(dd,J=8.2,1.2Hz,1H),8.09(d,J=8.2Hz,2H);
13C NMR(100MHz,DMSO−d
6) δ 21.51,122.28,122.92,124.97,125.14,128.00,128.27,128.65,128.74,129.37,132.00,132.85,133.24,133.93,135.16,135.91,139.53,148.50,152.30,166.05。
【0873】
2−{4−[2−(3−ニトロフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メチルベンゾチアゾール:
ブック番号:SKT01−53
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(0.16g、0.43mmol)、3−ニトロベンズアルデヒド(0.064g、0.43mmol)および0.5M ナトリウムメトキシドの溶液(1.7ml、0.85mmol)を乾燥MeOH(10ml)中で使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよび1,2−ジクロロエタンからの再結晶後に、標記の化合物(0.149g、94%)を小さい黄色の針状結晶として得た。
【0874】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.45(s,3H),7.36(d,J=8.6Hz,1H),7.55(d,J=17.2Hz,1H),7.59(d,J=17.2Hz,1H),7.66−7.70(m,1H),7.82(d,J=8.2Hz,2H),7.92(s,1H),7.93(d,J=8.6Hz,1H),8.08(d,J=8.2Hz,2H),8.11−8.13(m,2H),8.47(s,1H);
13C NMR(100MHz,DMSO−d
6) δ 21.54,121.49,122.31,122.79,122.88,127.92,128.12,128.49,128.65,130.69,130.79,132.90,133.23,135.09,135.86,139.22,139.67,148.83,152.24,166.12。
【0875】
2−{4−[2−(4−ニトロフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メチルベンゾチアゾール:
ブック番号:SKT01−3
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(0.324g、0.86mmol)、4−ニトロベンズアルデヒド(0.13g、0.86mmol)および0.5M ナトリウムメトキシドの溶液(3.5ml、1.75mmol)を乾燥MeOH(10ml)中で使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよび1,2−ジクロロエタンからの再結晶後に、標記の化合物(0.221g、69%)を小さい黄色の針状結晶として得た。
【0876】
IR 3023,1635,1596,1587,1502,1483,1332,1258,1194,1109,968,943,873,834,825,810,748,722cm
−1;
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.47(s,3H),7.38(d,J=7.9Hz,1H),7.57(d,J=17.4Hz,1H),7.65(d,J=17.4Hz,1H),7.86(d,J=7.9Hz,2H),7.90−7.97(m,4H),8.12(d,J=8.2Hz,2H),8.26(d,J=8.2Hz,2H)。
【0877】
2−{4−[2−(2−アミノフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メチルベンゾチアゾール
ブック番号:SKT01−55
【化272】
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2−{4−[2−(2−ニトロフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メチルベンゾチアゾール(0.10g、0.268mmol)および塩化スズ(II)二水和物(0.48g、2.15mmol)をEtOH(3ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(20:1 DCM/EtOAc)後に、標記の化合物(0.036g、39%)を黄色固体として得た。
【0878】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.49(s,3H),3.84(br s,2H),6.73(d,J=7.9Hz,1H),6.79−6.85(m,1H),7.02(d,J=16.2Hz,1H),7.09−7.15(m,1H),7.27(d,J=16.2Hz,1H),7.29(d,J=7.6Hz,1H),7.43(d,J=7.6Hz,1H),7.59(d,J=8.2Hz,2H),7.68(s,1H),7.94(d,J=8.2Hz,1H),8.05(d,J=8.2Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 21.62,116.47,119.29,121.39,122.65,125.64,125.78,126.92,127.29,127.77,128.00,129.11,129.32,132.69,135.19,135.39,140.10,144.18,152.35,166.63。
【0879】
2−{4−[2−(3−アミノフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メチルベンゾチアゾール
ブック番号:SKT01−69
【化273】
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2−{4−[2−(3−ニトロフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メチルベンゾチアゾール(0.12g、0.322mmol)および塩化スズ(II)二水和物(0.58g、2.58mmol)をEtOH(3ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(20:1 DCM/EtOAc)後に、標記の化合物(0.078g、71%)を淡黄色の固体として得た。
【0880】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.49(s,3H),3.71(br s,2H),6.63(dd,J=7.9,1.8Hz,1H),6.87(s,1H),6.95(d,J=7.6Hz,1H),7.05−7.20(m,3H),7.29(dd,J=8.2,1.8Hz,1H),7.59(d,J=8.2Hz,2H),7.68(s,1H),7.94(d,J=8.2Hz,1H),8.05(d,J=8.5Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 21.63,113.02,115.12,117.54,121.41,122.66,126.98,127.58,127.76,127.99,129.71,130.46,132.66,135.19,135.38,138.03,139.90,146.73,152.37,166.68。
【0881】
2−{4−[2−(4−アミノフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メチルベンゾチアゾール
ブック番号:SKT01−17
【化274】
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2−{4−[2−(4−ニトロフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メチルベンゾチアゾール(0.15g、0.403mmol)および塩化スズ(II)二水和物(0.73g、3.22mmol)をEtOH(5ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(20:1 DCM/EtOAc)後に、標記の化合物(0.113g、82%)を淡黄色の固体として得た。
【0882】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.48(s,3H),3.73(br s,2H),6.68(d,J=8.2Hz,2H),6.94(d,J=16.0Hz,1H),7.12(d,J=16.0Hz,1H),7.22−7.41(m,3H),7.57(d,J=8.2Hz,2H),7.69(s,1H),7.91(d,J=8.2Hz,1H),8.04(d,J=8.2Hz,2H)。
【0883】
2−{4−[2−(4−ジメチルアミノフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メチルベンゾチアゾール
ブック番号:SK2033−30
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
乾燥THF(5ml)中の4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(0.05g、0.133mmol)、カリウム t−ブトキシド(0.03g、0.266mmol)および乾燥THF(5ml)中の4−ジメチルアミノベンズアルデヒド(0.02g、0.133mmol)を使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(4:1 ヘキサン/Et
2O)後に、標記の化合物(0.037g、75%)を橙色固体として得た。
【0884】
IR 3020,2915,1605,1591,1554,1523,1479,1452,1415,1359,1309,1256,1224,1190,1180,1164,1115,1062,965,949,827,812cm
−1;
1H NMR(400MHz,アセトン−d
6) δ 2.49(s,3H),3.00(s,6H),6.77(d,J=8.6Hz,2H),7.08(d,J=16.4Hz,1H),7.32(d,J=16.4Hz,1H),7.36(d,J=7.4Hz,1H),7.51(d,J=8.6Hz,2H),7.71(d,J=8.2Hz,2H),7.86(s,1H),7.90(d,J=8.2Hz,1H),8.08(d,J=8.2Hz,2H)。
【0885】
2−{(E)−2−[4−(6−メチル−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]エテニル}フェノール
ブック番号:SK696−62
【化276】
[この文献は図面を表示できません]
乾燥THF(25ml)中の4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(0.30g、0.80mmol)、カリウム t−ブトキシド(0.19g、1.68mmol)および乾燥THF(10ml)中の2−ヒドロキシベンズアルデヒド(0.097g、0.80mmol)を使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(1:1 ヘキサン/EtOAc)後に、標記の化合物(0.16g、60%)を黄色固体として得た。
【0886】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.44(s,3H),6.81−6.85(m,1H),6.89(d,J=7.8Hz,1H),7.10−7.14(m,1H),7.29(d,J=16.5Hz,1H),7.35(d,J=8.6Hz,1H),7.56(d,J=16.5Hz,1H),7.61(d,J=7.4Hz,1H),7.71(d,J=8.2Hz,2H),7.89(s,1H),7.92(d,J=8.6Hz,1H),8.04(d,J=8.2Hz,2H),9.87(s,1H);
13C NMR(100MHz,DMSO−d
6) δ 21.54,116.39,119.81,122.29,122.79,123.87,126.01,127.23,127.42,127.92,128.59,129.63,131.96,135.00,135.72,141.02,152.27,155.76,166.29(1つ不明)。
【0887】
3−{(E)−2−[4−(6−メチル−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]エテニル}フェノール
ブック番号:SK696−57
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
乾燥THF(25ml)中の4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(0.30g、0.80mmol)、カリウム t−ブトキシド(0.19g、1.68mmol)および乾燥THF(10ml)中の3−ヒドロキシベンズアルデヒド(0.097g、0.80mmol)を使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(2:1 ヘキサン/EtOAc)後に、標記の化合物(0.12g、44%)を黄色固体として得た。
【0888】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.43(s,3H),6.72(dd,J=7.8,1.6Hz,1H),7.02(s,1H),7.06(d,J=7.8Hz,1H),7.17(d,J=7.9Hz,1H),7.22(d,J=16.0Hz,1H),7.31(d,J=16.0Hz,1H),7.34(d,J=7.8Hz,1H),7.75(d,J=8.2Hz,2H),7.87(s,1H),7.91(d,J=8.2Hz,1H),8.03(d,J=8.2Hz,2H),9.48(s,1H);
13C NMR(100MHz,DMSO−d
6) δ 21.53,113.79,115.78,118.26,122.26,122.82,127.65,127.71,127.83,128.59,130.16,130.98,132.27,135.03,135.75,138.51,140.33,152.26,158.13,166.23。
【0889】
4−{(E)−2−[4−(6−メチル−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]エテニル}フェノール
ブック番号:SK696−43
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
乾燥THF(10ml)中の4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(0.10g、0.266mmol)、カリウム t−ブトキシド(0.063g、0.559mmol)および乾燥THF(5ml)中の4−ヒドロキシベンズアルデヒド(0.033g、0.266mmol)を使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(2:1 ヘキサン/EtOAc)後に、標記の化合物(0.061g、67%)を淡橙色の固体として得た。
【0890】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.45(s,3H),6.79(d,J=8.3Hz,2H),7.08(d,J=16.5Hz,1H),7.28(d,J=16.5Hz,1H),7.34(d,J=8.2Hz,1H),7.46(d,J=8.3Hz,2H),7.69(d,J=8.2Hz,2H),7.88(s,1H),7.91(d,J=8.2Hz,1H),8.02(d,J=8.2Hz,2H),9.57(s,1H);
13C NMR(100MHz,DMSO−d
6) δ 21.49,116.14,122.21,122.77,124.61,127.19,127.71,127.85,128.33,128.53,128.69,130.96,131.76,135.67,140.98,152.33,158.25,166.34。
【0891】
2−{4−[2−(3−メトキシフェニル)−ビニル]−フェニル}−6−メチルベンゾチアゾール:
ブック番号:SK2033−29
【化279】
[この文献は図面を表示できません]
乾燥THF(5ml)中の4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(0.05g、0.133mmol)、カリウム t−ブトキシド(0.03g、0.266mmol)および乾燥THF(5ml)中の3−メトキシベンズアルデヒド(0.018g、0.133mmol)を使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(4:1 ヘキサン/Et
2O)後に、標記の化合物(0.016g、34%)を黄色固体として得た。
【0892】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.49(s,3H),3.86(s,3H),6.85(dd,J=8.2,1.8Hz,1H),7.61(d,J=8.2Hz,2H),7.68(s,1H),7.94(d,J=8.2Hz,1H),8.06(d,J=8.2Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 21.6,55.31,111.90,113.81,119.46,121.39,122.68,127.04,127.77,128.00,129.76,130.18,132.82,135.21,135.41,138.44,139.71,152.35,159.96,166.62。
【0893】
(イミダゾ[1,2−a]ピリジン中間体)
4−ブロモメチルアセトフェノン
ブック番号:SKT05−187
【化280】
[この文献は図面を表示できません]
MeCN(20ml)中の4−メチルアセトフェノン(2.16g、15.32mmol)の撹拌された溶液に、アルゴン雰囲気下でN−ブロモスクシンイミド(3.00g、16.85mmol)およびAIBN(0.25g、1.53mmol)を加えた。次いでこの反応混合物を90℃で1.5時間加熱した。室温まで冷却した後、溶媒を減圧下で除去し、残渣にトルエン(25ml)を加え、次いでこれを真空下で濾過した。次いで濾液を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィ(10:1 ヘキサン/EtOAc、次いで5:1 ヘキサン/EtOAc)によって精製し、標記の化合物(2.80g、86%)を無色の油状物として得た。
【0894】
IR 3034,3003,2969,1683,1606,1573,1412,1358,1267,1229,1202,1181,1102,1075,1017,959,843,821cm
−1;
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.59(s,3H),4.49(s,2H),7.47(d,J=8.2Hz,2H),7.92(d,J=8.2Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 26.77,32.22,128.89,129.29,136.87,142.85,197.50。
【0895】
(4−アセチルベンジル)−ホスホン酸ジエチルエステル
ブック番号:SKT05−191
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
4−ブロモメチルアセトフェノン(2.50g、11.74mmol)および亜リン酸トリエチル(10ml)の撹拌された混合物を140℃で3時間加熱した。室温まで冷却した後、過剰の亜リン酸トリエチルを蒸留によって除去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィ(EtOAc)によって精製し、標記の化合物(2.49g、79%)を無色の油状物として得た。
【0896】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 1.19(t,J=7.0Hz,6H),2.53(s,3H),3.15(d,J
HP=22.2Hz,2H),3.91−4.02(m,4H),7.34(d,J=7.9Hz,2H),7.85(d,J=7.9Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 16.37(d,J
CP=5.9Hz),26.62,33.94(d,J
CP=137.7Hz),62.27(d,J
CP=6.8Hz),128.56,129.99(d,J
CP=5.9Hz),135.73(d,J
CP=2.9Hz),137.43(d,J
CP=9.8Hz),197.70。
【0897】
(4−ブロモアセチルベンジル)−ホスホン酸ジエチルエステル
ブック番号:SKT06−87
【化282】
[この文献は図面を表示できません]
室温のDCM(100ml)およびMeOH(40ml)中の(4−アセチルベンジル)−ホスホン酸ジエチルエステル(2.56g、9.48mmol)の撹拌された溶液に、テトラ−n−ブチルアンモニウムトリブロミド(5.03g、10.43mmol)を加え、次いで一滴の濃塩酸(塩化水素酸)を加えた。この反応混合物を室温で18時間撹拌した。次いで溶媒を減圧下で除去し、残渣をEt
2O(100ml)と飽和NaHCO
3(60ml)との間で分配した。水相を分離し、有機相をブライン(60ml)で洗浄し、乾燥した(Na
2SO
4)。減圧下で溶媒を除去し、淡黄色の油状物を得て、これをフラッシュクロマトグラフィ(3:1 EtOAc/DCM)によって精製し、標記の化合物(2.01g、61%)を無色の油状物として得た。
【0898】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 1.23(t,J=7.0Hz,6H),3.19(d,J
HP=22.3Hz,2H),3.95−4.10(m,4H),4.42(s,2H),7.41(d,J=8.2Hz,2H),7.92(d,J=8.2Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 16.38(d,J
CP=5.9Hz),31.01,34.08(d,J
CP=137Hz),39.78,62.35(d,J
CP=6.8Hz),129.17,129.94,130.24,130.33,132.58(d,J
CP=2.9Hz),138.55(d,J
CP=8.8Hz),139.21(d,J
CP=8.8Hz),190.84。
【0899】
[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)ベンジル]ホスホン酸ジエチル
ブック番号:SKT06−31
【化283】
[この文献は図面を表示できません]
CHCl
3(35ml)中の2−アミノ−5−ピコリン(0.62g、5.76mmol)および炭酸水素ナトリウム(0.48g、5.76mmol)の撹拌された混合物に、CHCl
3(8ml)中の(4−ブロモアセチルベンジル)−ホスホン酸ジエチルエステルの溶液を加えた。この撹拌した反応混合物を還流下で17時間加熱した。室温まで冷却した後、この反応混合物にCHCl
3(20ml)を加え、次いでこれを水(60ml)で洗浄した。次いで、分離した水相をCHCl
3(2×50ml)で抽出し、合わせた有機層をブライン(80ml)で洗浄し、乾燥した(Na
2SO
4)。減圧下で溶媒を除去して橙色の粘性の高い油状物を得て、これをフラッシュクロマトグラフィ(EtOAc、次いでEtOAc/MeOH 20:1)によって精製し、標記の化合物(1.29g、63%)を無色の固体として得た。
【0900】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 1.23(t,J=7.0Hz,6H),2.32(s,3H),3.18(d,J
H,P=21.7Hz,2H),4.00(m,4H),7.05(d,J=9.2Hz,1H),7.35(d,J=7.9Hz,2H),7.57(d,J=9.2Hz,1H),7.76(s,1H),7.89(d,J=7.9Hz,2H),7.90(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 16.41(d,J
C,P=5.8Hz),18.15,33.65(d,J
C,P=138.7Hz),62.24(d,J
C,P=6.8Hz),107.87,116.76,122.10,123.33,126.05,127.96,130.15(d,J
C,P=6.8Hz),131.13(d,J
C,P=8.8Hz),132.57(d,J
C,P=3.9Hz),144.73,145.08。
【0901】
2−ヒドロキシ−4−ニトロベンズアルデヒド
【化284】
[この文献は図面を表示できません]
2−メトキシ−4−ニトロベンズアルデヒド(1.0g、5.52mmol)を乾燥DCM(25ml)およびBBr
3のDCM溶液(1.0M、16ml、16mmol)中で使用して上記の脱メチル化の節に記載したようにして調製し、EtOHからの再結晶の後に、標記の化合物(0.70g、78%)を黄褐色の薄板状物として得た。
【0902】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 7.76−7.85(m,3H),10.04(s,1H),11.14(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,CDCl
3) δ 113.49,114.36,123.70,134.79,152.47,161.91,196.01。
【0903】
2−(2−フルオロエトキシ)−4−ニトロベンズアルデヒド
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
乾燥DMF(15ml)中の2−ヒドロキシ−4−ニトロベンズアルデヒド(0.50g、2.99mmol)の撹拌された溶液に、アルゴン雰囲気下、室温でK
2CO
3(1.24g、8.98mmol)を加えた。この撹拌された懸濁液に、2−フルオロエチル−(4−メチルベンゼン)スルホネート(0.78g、3.59mmol)を滴下した。この反応混合物を100℃に6時間加熱した。冷却した反応混合物を水(250ml)に加え、EtOAc(3×75ml)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、溶媒を減圧下で除去し、褐色の固体を得て、これをフラッシュクロマトグラフィ(3:1 DCM/ヘキサン)によって精製し、標記の化合物(0.493g、77%)を黄色固体として得た。
【0904】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 4.47(dist d of t,J
HF=27Hz,J
HH=3.7Hz,2H),4.87(dist d of t,J
HF=47Hz,J
HH=3.6Hz,2H),7.86(s,1H),7.91(d,J=9.1Hz,1H),8.01(d,J=8.2Hz,1H),10.56(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,CDCl
3) δ 68.58(d,J
CF=20.5Hz),81.15(d,J
CF=173Hz),108.05,116.25,128.87,129.70,152.05,160.64,188.11。
【0905】
2−([2−tert−ブチルジメチルシロキシ]エトキシ)−4−ニトロベンズアルデヒド
【化286】
[この文献は図面を表示できません]
室温の乾燥MeCN(20ml)中の2−ヒドロキシ−4−ニトロベンズアルデヒド(0.500g、2.992mmol)および無水炭酸カリウム(0.621g、4.488mmol)の撹拌された懸濁液に、2−ブロモ−1−tert−ブチルジメチルシロキシエタン(83%、1.293g、4.488mmol)を加え、この反応混合物を還流下で40分間加熱すると、濃厚な暗赤色の沈殿物の出現を生じた。この反応混合物を室温まで放冷し、乾燥DMF(10ml)を加えた。この反応混合物を100℃で4時間加熱し、冷却して、水(250ml)に加え、EtOAc(3×80ml)で抽出した。合わせた有機抽出液を水(3×100ml)、ブライン(100ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、溶媒を減圧下で除去して薄褐色の固体を得て、これをフラッシュクロマトグラフィ(2:1 ヘキサン/Et
2O)によって精製した。ヘキサンから再結晶して、標記の化合物(0.621g、64%)を淡黄色の結晶として得た。
【0906】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 0.08(s,6H),0.87(s,9H),4.05(t,J=4.6Hz,2H),4.30(t,J=4.6Hz,2H),7.83−7.98(m,3H),10.54(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ −5.34,18.32,25.79,61.61,71.08,108.64,115.63,128.81,129.37,152.12,161.53,188.43。
【0907】
Kuwabeらから改変した方法。
【0908】
4−[2−(ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]ベンズアルデヒド
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
乾燥DMSO(35ml)中の4−フルオロベンズアルデヒド(5.0g、40.29mmol)および2−(メチルアミノ)エタノール(3.63g、48.34mmol)の撹拌された溶液に、アルゴン雰囲気下でK
2CO
3(6.68g、48.34mmol)を加えた。次いでこの反応混合物を120℃で3日間加熱した。次いで冷却した反応混合物を水(400ml)に加え、EtOAc(7×100ml)で抽出した。合わせた有機層をブライン(2×100ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、溶媒を減圧下で除去し、粘性の高い橙色の油状物を得た。これは室温でゆっくりと固化した。この固体をDCM(40ml)に溶解し、次いでこの溶液をヘキサン(200ml)に加えて黄色固体を沈殿させ、この黄色固体を真空下で濾過によって集めた。トルエンから再結晶し、標記の化合物(4.47g、62%)を小さい黄色薄板状物として得た。
【0909】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.73(br s,1H),3.07(s,3H),3.58(t,J=5.5Hz,2H),3.82(t,J=5.5Hz,2H),6.69(d,J=8.8Hz,2H),7.62(d,J=8.8Hz,2H),9.60(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,CDCl
3) δ 39.25,54.38,59.92,111.16,125.05,132.24,153.96,190.58。
【0910】
Lo Meoらから改変した方法。
【0911】
4−[N−(2−tert−ブチルジメチルシリルシラニルオキシエチル)−N−メチル)アミノ]ベンズアルデヒド
【化288】
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乾燥DMF(35ml)中の4−[2−(ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]ベンズアルデヒド(1.50g、8.38mmol)の撹拌された溶液に、アルゴン雰囲気下でイミダゾール(1.71g、25.14mmol)を加えた。すべてが溶解するまでこの反応混合物を室温で撹拌し、次いで塩化tert−ブチルジメチルシリル(2.53g、16.76mmol)を加えた。この反応混合物を室温で3日間撹拌し、水(300ml)に加え、Et
2O(3×40ml)で抽出した。合わせた有機層を水(3×60ml)、ブライン(60ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、溶媒を減圧下で除去し、黄色油状物を得た。これをフラッシュクロマトグラフィによって精製し、標記の化合物(2.22g、90%)を黄色油状物として得た。
【0912】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ −0.01(s,6H),0.85(s,9H),3.09(s,3H),3.57(t,J=5.5Hz,2H),3.79(t,J=5.5Hz,2H),6.71(d,J=8.8Hz,2H),7.71(d,J=8.8Hz,2H),9.72(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,CDCl
3) δ −5.42,18.23,25.85,39.56,54.52,60.43,111.03,125.16,132.10,153.64,190.31。
【0913】
4−[N−(2−tert−ブチルジメチルシリルシラニルオキシエチル)−N−メチル−4−{(E)−2−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]エテニル}アニリン
ブック番号:SKT07−107
【化289】
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水素化ナトリウム(油中60%分散物、27mg、0.67mmol)、[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(200mg、0.559mmol)および4−[N−(2−tert−ブチルジメチルシリルシラニルオキシエチル)−N−メチル)アミノ]ベンズアルデヒド(164mg、0.559mmol)を乾燥THF(15ml)中で使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(4:1 DCM/EtOAc)後に、標記の化合物(210mg、75%)を淡黄色の固体として得た。
【0914】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 0.02(s,6H),0.88(s,9H),2.32(s,3H),3.02(s,3H),3.49(t,J=5.5Hz,2H),3.77(t,J=5.5Hz,2H),6.68(d,J=7.9Hz,2H),6.91(d,J=15.6Hz,1H),7.04(d,J=7.9Hz,1H),7.08(d,J=15.6Hz,1H),7.40(d,J=8.5Hz,2H),7.53(d,J=8.5Hz,2H),7.54−7.59(m,1H),7.76(s,1H),7.89−7.92(m,3H);
13C NMR(100.5MHz,CDCl
3) δ −5.32,18.20,18.32,25.95,39.30,54.78,60.51,107.79,111.86,116.65,122.15,123.35,123.73,125.29,126.11,126.33,127.74,127.99,128.80,131.89,137.86,144.65,145.19,148.81。
【0915】
6−メチル−2−(4−{(E)−2−[4−ニトロ−2−(2−tert−ブチルジメチルシロキシエトキシ)フェニル]エテニル}フェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン
ブック番号:SKT08−115
【化290】
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水素化ナトリウム(40mg、鉱油中の60%分散物、1.00mmol)、[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)ベンジル]ホスホン酸ジエチル(0.300g、0.837mmol)および2−([2−tert−ブチルジメチルシロキシ]エトキシ)−4−ニトロベンズアルデヒド(0.272g、0.837mmol)を乾燥THF(30ml)中で使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(2:1 EtOAc/ヘキサン)後に、標記の化合物(0.285g、64%)を橙色固体として得た。
【0916】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 0.13(s,6H),0.92(s,9H),3.96(t,J=5.1Hz,2H),4.10(t,J=5.1Hz,2H),7.29(d,J=16.4Hz,1H),7.54(d,J=16.4Hz,1H),7.63(d,J=8.2Hz,2H),7.72(d,J=8.6Hz,1H),7.79(d,J=2.0Hz,1H),7.83(s,1H),7.86(dd,J=8.2,2.0Hz,1H),7.93(br s,1H),7.98(d,J=8.2Hz,2H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ −5.20,18.17,18.40,25.90,61.78,70.57,107.17,108.19,116.27,116.82,121.30,122.32,123.33,126.08,126.19,127.51,128.17,132.89,133.58,133.97,136.40,144.85,147.37,156.20(1つ不明)。
【0917】
メタンスルホン酸 2−(2−{(E)−2−[4−(6−メチル−1H−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ビニル}−5−ニトロフェノキシ)エチルエステル
ブック番号:SKT08−175
【化291】
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室温の乾燥ピリジン(4ml)中の2−(2−{(E)−2−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]エテニル}−5−ニトロフェノキシ)エタノール(40.2mg、0.0968mmol)の撹拌された溶液に、塩化メタンスルホニル(15.9μl、0.203mmol)を加えた。室温で2.25時間後、水(25ml)を加えて黄色沈殿物を得て、これを減圧濾過によって集め、水(2×10ml)で洗浄し、次いでオーブン中で、85℃で3時間乾燥した。この黄色固体をフラッシュクロマトグラフィ(1:1 EtOAc/DCM)によって精製し、標記の化合物(31mg、65%)を黄色固体として得た。
【0918】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.28(s,3H),3.29(s,3H),4.49−4.52(m,2H),4.69−4.71(m,2H),7.11(dd,J=9.0,1.9Hz,1H),7.49(d,J=9.0Hz,1H),7.55(d,J=16.4Hz,1H),7.60(d,J=16.4Hz,1H),7.71(d,J=8.6Hz,2H),7.84(d,J=2.4Hz,1H),7.90(dd,J=8.6,1.9Hz,1H),7.98(d,J=8.6Hz,2H),7.60−8.00(m,1H),8.31(br s,1H),8.35(s,1H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.95,37.54,67.63,68.98,108.18,109.72,116.46,116.99,121.30,122.09,124.70,126.31,127.54,127.87,128.59,133.61,133.93,134.67,136.42,144.14,144.45,147.39,155.69。
【0919】
(イミダゾ[1,2−a]ピリジン化合物)
6−メチル−2−{4−[(E)−2−(4−ニトロフェニル)エテニル]フェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン
ブック番号:SKT06−117
【化292】
[この文献は図面を表示できません]
水素化ナトリウム(鉱油中の60%分散物、7mg、0.307mmol)、[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(100mg、0.279mmol)および4−ニトロベンズアルデヒド(42mg、0.279mmol)をTHF(5ml)中で使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(100:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(24mg、24%)を黄色固体として得た。
【0920】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.29(s,3H),7.12(d,J=8.8Hz,1H),7.49(d,J=15.6Hz,1H),7.50(d,J=8.5Hz,1H),7.58(d,J=15.6Hz,1H),7.75(d,J=8.2Hz,2H),7.88(d,J=8.5Hz,2H),8.01(d,J=7.5Hz,2H),8.25(d,J=8.5Hz,2H),8.33(s,1H),8.37(s,1H)。
【0921】
6−メチル−2−{4−[(E)−2−ピリジン−4−イルエテニル]フェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン
ブック番号:SKT06−161
【化293】
[この文献は図面を表示できません]
水素化ナトリウム(鉱油中の60%分散物、25mg、0.615mmol)、[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(0.20g、0.559mmol)およびピリジン−4−アルデヒド(0.06g、0.559mmol)を乾燥THF(10ml)中で使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(7:7:1 DCM/EtOAc/MeOH)後に、標記の化合物(0.074g、42%)を淡橙色固体として得た。
【0922】
IR 3132,3022,2919,1629,1606,1590,1417,1340,1273,1213,1186,980,971,874,844,813,803,750cm
−1;
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 2.29(s,3H),7.12(dd,J=9.5,0.6Hz,1H),7.29(d,J=16.8Hz,1H),7.50(dd,J=9.5,0.9Hz,1H),7.52−7.65(m,3H),7.73(d,J=7.3Hz,2H),8.00(d,J=7.3Hz,2H),8.34(dd,J=8.9,0.6Hz,2H),8.53−8.56(m,2H)。
【0923】
2−{4−[(E)−2−(2−メトキシ−4−ニトロフェニル)エテニル]フェニル}−6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン
ブック番号:SKT07−81
【化294】
[この文献は図面を表示できません]
水素化ナトリウム(鉱油中の60%分散物、33mg、0.838mmol)、[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(250mg、0.698mmol)および2−メトキシ−4−ニトロベンズアルデヒド(126mg、0.698mmol)を乾燥THF(15ml)中で使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(25:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(199mg、74%)を橙色固体として得た。
【0924】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.33(s,3H),3.99(s,3H),7.05(d,J=8.8Hz,1H),7.28(d,J=16.2Hz,1H),7.50(d,J=16.2Hz,1H),7.58(d,J=8.8Hz,1H),7.63(d,J=8.2Hz,2H),7.71(d,J=8.8Hz,1H),7.75(br s,1H),7.81(s,1H),7.87(d,J=8.8Hz,1H),7.91(s,1H),7.97(d,J=8.2Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 18.17,56.08,105.99,108.18,116.27,116.78,121.28,122.45,123.35,126.16,126.27,127.51,128.31,133.03,133.39,133.86,136.45,144.73,147.49,156.81(1つ不明)。
【0925】
2−(4−{(E)−2−[4−ニトロ−2−(2−フルオロエトキシ)フェニル]エテニル}フェニル)−6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン
ブック番号:SKT07−115
【化295】
[この文献は図面を表示できません]
水素化ナトリウム(鉱油中の60%分散物、27mg、0.67mmol)、[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)ベンジルホスホン酸ジエチル(200mg、0.559mmol)および2−(2−フルオロエトキシ)−4−ニトロベンズアルデヒド(119mg、0.559mmol)を乾燥THF(15ml)中で使用してアルケン形成の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(50:1 DCM/MeOH)後に、標記の化合物(174mg、74%)を橙色固体として得た。
【0926】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.32(s,3H),4.39(dist d of t,J
HF=28Hz,J
HH=3.7Hz,2H),4.89(dist d of t,J
HF=47Hz,J
HH=3.7Hz,2H),7.04(d,J=8.8Hz,1H),7.33(d,J=16.8Hz,1H),7.51(d,J=16.2Hz,1H),7.55(d,J=9.2Hz,1H),7.62(d,J=7.9Hz,2H),7.71−7.75(m,2H),7.82(s,1H),7.88−7.91(m,2H),7.96(d,J=8.2Hz,2H);
13C NMR(100.5MHz,CDCl
3) δ 18.22,68.25(d,J
CF=20.5Hz),81.52(d,J
CF=172Hz),96.13,107.15,108.24,116.79,116.92,121.05,122.46,123.36,126.28,126.56,127.60,128.35,133.52,133.86,136.33,144.74,147.23,155.53(1つ不明)。
【0927】
3−(2−フルオロエトキシ)−4−{(E)−2−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]エテニル}アニリン
ブック番号:SKT07−131
【化296】
[この文献は図面を表示できません]
2−(4−{(E)−2−[4−ニトロ−2−(2−フルオロエトキシ)フェニル]エテニル}フェニル)−6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン(81mg、0.194mmol)および二塩化スズ(II)二水和物(219mg、0.970mmol)をEtOH(12ml)中で使用してニトロ還元の節に記載したようにして調製し、ワークアップおよびフラッシュクロマトグラフィ(2:1 EtOAc/DCM)後に、標記の化合物(36mg、48%)を橙色固体として得た。
【0928】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.31(s,3H),3.79(br s,2H),4.22(dist d of t,J
HF=27Hz,J
HH=3.7Hz,2H),4.81(dist d of t,J
HF=48Hz,J
HH=3.7Hz,2H),6.23(s,1H),6.34(d,J=7.3Hz,1H),6.99(d,J=16.5Hz,1H),7.02(m,1H),7.39(d,J=3.7Hz,1H),7.44(d,J=3.7Hz,1H),7.55(d,J=16.5Hz,1H),7.55(m,2H),7.77(s,1H),7.88−7.91(m,3H);
13C NMR(100MHz,DMSO−d
6) δ 17.97,68.02(d,J
CF=18.7Hz),82.76(d,J
CF=166.5Hz),98.94,107.89,109.04,114.47,116.42,121.81,123.63,124.21,124.63,126.24,126.33,128.18,128.24,132.55,138.34,144.69,150.64,157.41(1つ不明)。
【0929】
N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチル−4−{(E)−2−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]エテニル}アニリン
ブック番号:SKT07−113
【化297】
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0〜5℃の乾燥THF(5ml)および乾燥DMF(3ml)の混合物中の4−[N−(2−tert−ブチルジメチルシリルシラニルオキシエチル)−N−メチル−4−{(E)−2−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]エテニル}アニリン(0.18g、0.362mmol)の撹拌された懸濁液に、THF中のTBAFの溶液(1M、800μl、0.800mmol)を加えた。この反応混合物を0〜5℃で5分間撹拌し、次いで放置して室温まで上昇させ、さらに50分間撹拌した。飽和塩化アンモニウムの溶液(25ml)をこの反応混合物に加え、これをDCM/MeOH(1:1、5×30ml)で抽出した。合わせた有機層をブライン(40ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、溶媒を減圧下で除去し、黄色油状物を得た。これは室温でゆっくり固化した。この固体をフラッシュクロマトグラフィ(10:1 DCM/MeOH)によって精製し、標記の化合物(0.136g、98%)を黄色固体として得た。
【0930】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.28(s,3H),2.96(s,3H),3.42(t,J=5.2Hz,2H),3.54(t,J=5.2Hz,2H),4.71(t,J=5.2Hz,1H),6.70(d,J=8.5Hz,2H),6.96(d,J=16.2Hz,1H),7.08−7.19(m,2H),7.42(d,J=8.5Hz,2H),7.48(d,J=9.5Hz,1H),7.57(d,J=8.2Hz,2H),7.90(d,J=8.2Hz,2H),8.29(s,2H);
13C NMR(100.5MHz,DMSO−d
6) δ 17.96,39.04,54.66,58.68,109.09,112.24,116.44,121.80,123.47,124.60,124.99,126.19,126.53,128.07,128.23,129.13,132.75,137.70,144.42,144.69,149.42。
【0931】
2−(2−{(E)−2−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]エテニル}−5−ニトロフェノキシ)エタノール
ブック番号:SKT08−137
【化298】
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0〜5℃の乾燥THF(7ml)中の6−メチル−2−(4−{(E)−2−[4−ニトロ−2−(2−tert−ブチルジメチルシロキシエトキシ)フェニル]エテニル}フェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン(0.200g、0.377mmol)の撹拌された溶液に、TBAF(1M THF溶液、0.83ml、0.83mmol)を5分間にわたって滴下した。この反応混合物を0〜5℃で5分間撹拌し、次いで冷却浴を取り除いた。1.5時間後、飽和NH
4Cl(15ml)を加え、この混合物を分液漏斗に移し、DCM/MeOH(3:1、5×40ml)で抽出した。合わせた有機抽出液をブライン(2×60ml)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、溶媒を減圧下で除去して橙色の残渣を得て、これを、フラッシュクロマトグラフィ(10:1 EtOAc/ヘキサン)によって精製し、標記の化合物(0.102g、65%)を橙色固体として得た。
【0932】
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6) δ 2.27(s,3H),3.81−3.88(m,2H),4.19−4.24(m.2H),5.11(t,J=5.5Hz,1H),7.11(d,J=9.0Hz,1H),7.49(d,J=9.0Hz,1H),7.57(s,2H),7.70(d,J=7.8Hz,2H),7.81(s,1H),7.85(d,J=8.2Hz,1H),7.95(d,J=8.6Hz,1H),7.98(d,J=7.8Hz,2H),8.30(s,1H),8.34(s,1H);
13C NMR(100MHz,DMSO−d
6) δ 17.99,59.95,71.52,107.75,109.72,116.41,116.53,121.44,122.02,124.69,126.25,127.27,127.95,128.50,133.51,133.67,134.67,136.40.144.18,144.45,147.35,156.44。
【0933】
(−Q−が−N=N−である化合物)
(ベンゾチアゾール中間体)
N−(3−メトキシフェニル)−4−ニトロベンズアミド
ブック番号:LS−T203
【化299】
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アミドカップリングの節に記載したようにして調製した。
【0934】
橙色固体(87%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3) δ 3.83(s,3H),6.74(dd,J=2.4Hz,8.3Hz,1H),7.10(d,J=8.3Hz,1H),7.28−7.38(m,1H),7.38(s,1H),7.86(s,1H),8.03(d,J=8.5Hz,2H),8.35(d,J=8.5Hz,2H);LRMS(ESI−) m/z 271.09(M
+−H,41%),325.03(100%)。
【0935】
4−ニトロ−N−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:LS−T204
【化300】
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アミドカップリングの節に記載したようにして調製した。
【0936】
オフホワイトの固体(98%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3) δ 7.05(d,J=7.7Hz,1H),7.41(m,1H),7.51(d,J=8.0Hz,1H),7.69(s,1H),7.89(s,1H),8.02(d,J=8.5Hz,2H),8.34(d,J=8.5Hz,2H);LRMS(ESI−) m/z 325.02(M
+−H,100%)。
【0937】
4−ニトロ−N−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ベンズアミド
ブック番号:LS−T197
【化301】
[この文献は図面を表示できません]
アミドカップリングの節に記載したようにして調製した。
【0938】
オフホワイトの固体(97%)。
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 7.20−7.28(m,2H),7.67(d,J=9.1Hz,2H),7.88(bs,1H),8.03(d,J=8.9Hz,2H),8.35(d,J=8.9Hz,2H)。
【0939】
4−ニトロ−N−(3−メトキシフェニル)ベンゼンカルボチアミド
ブック番号:LS−T205
【化302】
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カラムクロマトグラフィ(1:5 EtOAc/40:60 石油)により、生成物を赤色/橙色固体として得た(82%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3) δ 3.85(s,3H),6.91−7.07(m,2H),7.17−7.37(m,1H),7.54(s,1H),7.95−8.11(m,2H),8.11−8.29(m,2H),9.09(s,1H)。
【0940】
4−ニトロ−N−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ベンゼンカルボチアミド
ブック番号:LS−T206
【化303】
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チオアミド形成の節に記載したようにして調製した。
【0941】
カラムクロマトグラフィ(1:5 EtOAc/40:60 石油)により、生成物を橙色固体として得た(87%)。LRMS(ESI−) m/z 341.00(M
+−H、85%)、466.92(100%)。
【0942】
4−ニトロ−N−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ベンゼンカルボチアミド
ブック番号:LS−T198
【化304】
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チオアミド形成の節に記載したようにして調製した。
【0943】
カラムクロマトグラフィ(1:5 EtOAc/40:60 石油)により、生成物を橙色固体として得た(89%)。
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 7.29(d,J=8.3Hz,2H),7.84(d,J=8.3Hz,2H),7.93(d,J=8.5Hz,2H),8.22(d,J=8.5Hz,2H),9.30(bs,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 121.3(2C),121.9(2C),125.2(2C),126.1(2C),137.4,147.1,147.8,148.7;LRMS(ESI−) m/z 341.04(M
+−H,100%)。
【0944】
5−メトキシ−2−(4−ニトロフェニル)−1,3−ベンゾチアゾール
ブック番号:LS−T232
【化305】
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フェリシアン化カリウム ベンゾチアゾール形成の節に記載したようにして調製した。
【0945】
カラムクロマトグラフィ(100%トルエン)により、生成物を黄色固体として得た(13%)。IR(KBr)/cm
−1:1603,1517,1457,1344,1311,1281,1159,1149,852;
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.90(s,3H),7.08(dd,J=Hz,2.4Hz,8.8Hz,1H),7.55(d,J=2.4Hz,1H),7.76(d,J=8.8Hz,1H),8.19(d,J=8.5Hz,2H),8.30(d,J=8.5Hz,2H);
13C NMR(100MHz,CDCl
3) δ 55.6,105.7,116.8,122.0,124.3,127.4,128.0,139.2,148.9,155.4,159.5,165.9;LRMS(ESI+) m/z 287.42(M
+,97%),309.40(100%)。
【0946】
2−(4−ニトロフェニル)−5−(トリフルオロメトキシ)−1,3−ベンゾチアゾール
ブック番号:LS−T208
【化306】
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フェリシアン化カリウム ベンゾチアゾール形成の節に記載したようにして調製した。
【0947】
カラムクロマトグラフィ(1:4 EtOAc/40:60 石油)により、生成物を黄色固体として得た(10%)。IR(KBr)/cm
−1:1607,1514,1356,1302,1260,1211,1151,1109;
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 7.33(d,J=8.9Hz,1H),7.93(d,J=8.9Hz,1H),7.96(s,1H),8.23(d,J=8.5Hz,2H),8.34(d,J=8.5Hz,2H)。
【0948】
2−(4−ニトロフェニル)−6−(トリフルオロメトキシ)−1,3−ベンゾチアゾール
ブック番号:LS−T199
【化307】
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フェリシアン化カリウム ベンゾチアゾール形成の節に記載したようにして調製した。
【0949】
カラムクロマトグラフィ(1:5 EtOAc/40:60 石油)により生成物を黄色固体として得た。(10%)。
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 6.43(dd,J=1.5Hz,9.1Hz,1H),7.81(d,J=0.9Hz,1H),8.11(d,J=9.1Hz,1H),8.24(d,J=8.8Hz,2H),8.36(d,J=8.8Hz,2H);LRMS(ESI+) m/z 340.94(M
++H,100%)。
【0950】
4−[5−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル]アニリン
ブック番号:LS−T226B
【化308】
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ニトロ還元の節に記載したようにして調製した。
【0951】
カラムクロマトグラフィ(1:3 EtOAc/40:60 石油)により、生成物を黄色固体として得た(45%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3) δ 3.85(s,3H),3.91(bs,2H),6.68(d,J=Hz,8.5Hz,2H),6.92(dd,J=2.7Hz,8.9Hz,1H),7.46(d,J=2.7Hz,1H),7.64(d,J=8.9Hz,2H),7.83(d,J=8.5Hz,1H);
13C NMR(100MHz,CDCl
3) δ 55.5,105.2,114.4,114.7,121.6,124.0,126.3,128.9,149.2,155.4,158.9,169.8。
【0952】
4−[4−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル]アニリン
ブック番号:LS−T234
【化309】
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ニトロ還元の節に記載したようにして調製した。
【0953】
カラムクロマトグラフィ(1:1 EtOAc/40:60 石油)により、生成物を黄色固体として得た(39%)。IR(KBr)/cm
−1:3345,3211,1620,1602,1567,1433,1333,1308,1262,1177,1051,973,826,729;
1H NMR(400MHz,CDCl
3) δ 3.92(bs,2H),4.03(s,3H),6.68(d,J=Hz,8.5Hz,2H),6.85(dd,J=1.0Hz,8.6Hz,1H),7.20−7.24(m,2H),7.40(dd,J=1.0Hz,8.5Hz,1H),7.90(d,J=8.5Hz,2H);LRMS(ESI+) m/z 257.48(M
++H,100%)。
【0954】
4−[5−(トリフルオロメトキシ)−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル]アニリン
ブック番号:LS−T225
【化310】
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ニトロ還元の節に記載したようにして調製した。
【0955】
カラムクロマトグラフィ(1:2.8 EtOAc/40:60 石油)により、生成物を橙色固体として得た(33%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3) δ 4.06(bs,2H),6.71(d,J=8.5Hz,2H),7.16(d,J=8.5Hz,1H),7.79(d,J=8.5Hz,1H),7.86(d,J=8.5Hz,2H),7.77−7.88(隠れている,1H)。
【0956】
4−[6−(トリフルオロメトキシ)−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル]アニリン
ブック番号:LS−T201
【化311】
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ニトロ還元の節に記載したようにして調製した。
【0957】
黄色固体(37%)。
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 4.02(bs,2H),6.72(d,J=Hz,8.5Hz,2H),7.31(d,J=8.9Hz,1H),7.72(s,1H),7.86(d,J=8.5Hz,2H),7.93(d,J=8.9Hz,1H);LRMS(ESI+) m/z 310.99(M
++H,20%),455.95(100%)。
【0958】
4−[
6−(ジメチルアミノ)−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル]アニリン
ブック番号:LS−T247
【化312】
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ニトロ還元の節に記載したようにして調製した。
【0959】
黄色固体(47%)。
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.00(s,6H),6.71(d,J=8.5Hz,2H),6.93(dd,J=2.7Hz,8.9Hz,1H),7.08(d,J=2.7Hz,1H),7.74−7.85(m,1H),7.82(d,J=8.5Hz,2H)。
【0960】
メタンスルホン酸2−(4−{(E)−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}フェノキシ)エチル
ブック番号:SC597
【化313】
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2−(4−{(E)−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}フェノキシ)エタノール(260mg、0.642mmol)をN
2下でピリジン(26ml)に加えた。6℃に冷却し、塩化メタンスルホニル(441mg、3.85mmol))を滴下した。室温まで加温し、6時間撹拌した。H
2O(60ml)を加え、得られた沈殿物を濾過によって集め、H
2O(2×5ml)で洗浄し、次いで真空下で一晩乾燥し、生成物を橙色固体として得た。収率:251mg、81%;
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.26(s,3H),3.87(s,3H),4.39−4.41(m,2H),4.57−4.59(m,2H),7.12−7.26(m,3H),7.75(s,1H),7.88−8.06(m,5H),8.23(d,J=8.5Hz,2H)。
【0961】
(ベンゾチアゾール化合物)
2−(4−{(E)−[4−(2−フルオロエトキシ)フェニル]ジアゼニル}フェニル)−6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール
ブック番号:SC598
【化314】
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乾燥THF(6ml)をN
2下でメタンスルホン酸2−(4−{(E)−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}フェノキシ)エチル(50mg、0.103mmol)に加えた。TBAF(310μl、1M THF溶液)を加え、この反応混合物を50℃に1時間加熱した。反応を室温まで冷却し、H
2O(15ml)の中へと注ぎ込んだ。固体濾過によって集め、H
2O(2×2ml)で洗浄し、真空下で一晩乾燥した。カラムクロマトグラフィ(3:7 EtOAc/ヘキサン)により、生成物(24mg、57%)を橙色固体として得た。
【0962】
4−{(E)−[4−(6−メチル−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}−3−(トリフルオロメチル)フェノール
ブック番号:LS−T192
【化315】
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ジアゾカップリングの節に記載したようにして調製した。
【0963】
カラムクロマトグラフィ(1:3 EtOAc/40:60 石油)により、生成物を黄色固体として得た(24%)。IR(KBr)/cm
−1:1616,1481,1326,1263,1225,1167,1126;
1H NMR(250MHz,メタノール−d
4) δ 2.52(s,3H),7.09(d,J=8.9Hz,1H),7.26(s,1H),7.38(d,J=8.9Hz,1H),7.83(s,1H),7.91−7.98(m,2H),8.02(d,J=7.9Hz,2H),8.25(d,J=7.9Hz,2H);LRMS(ESI+) m/z 413.87(M
++H,45%),326.09(100%)。
【0964】
2−{(E)−[4−(6−メチル−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}−4−(トリフルオロメチル)フェノール
ブック番号:LS−T191
【化316】
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ジアゾカップリングの節に記載したようにして調製した。
【0965】
カラムクロマトグラフィ(1:20 EtOAc/40:60 石油から100% EtOAc)により、生成物を黄色固体として得た(29%)。
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.50(s,3H),7.13(d,J=8.9Hz,1H),7.32(d,J=8.2Hz,1H),7.59(d,J=8.2Hz,1H),7.71(s,1H),7.91−8.04(m,3H),8.17−8.29(m,3H),13.07(s,1H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 21.6,119.2,121.5,123.1,127.9,128.1,128.4,128.5,129.0,130.0(2C),130.8(2C),135.5,136.1,136.4,136.7,151.3,152.4,155.3,165.2;LRMS(ESI−) m/z 411.99(M
+−H,100%)。
【0966】
4−{(E)−[4−(6−メチル−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}−3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェノール
ブック番号:LS−T214
【化317】
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ジアゾカップリングの節に記載したようにして調製した。
【0967】
カラムクロマトグラフィ(3:2 EtOAc/40:60 石油)により、生成物を橙色固体として得た(20%)。
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.51(s,3H),7.32(d,J=8.9Hz,1H),7.53(s,1H),7.62(s,1H),7.72(s,1H),7.98(d,J=8.9Hz,1H),8.02(d,J=8.5Hz,2H),8.26(d,J=8.5Hz,2H);LRMS(ESI−) m/z 480.00(M
+−H,100%)。
【0968】
4−{(E)−[4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}−3−(トリフルオロメチル)フェノール
ブック番号:LS−T209
【化318】
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ジアゾカップリングの節に記載したようにして調製した。
【0969】
カラムクロマトグラフィ(1:3 EtOAc/40:60 石油)により、生成物を橙色固体として得た(32%)。IR(KBr)/cm
−1:1604,1484,1326,1264,1226,1165,1127,1043,1029;
1H NMR(400MHz,アセトン−d
6) δ 3.89(s,3H),7.13(dd,J=2.4Hz,8.9Hz,1H),7.21(dd,J=2.4Hz,8.9Hz,1H),7.34(d,J=2.7Hz,1H),7.61(d,J=3.4Hz,1H),7.93(d,J=8.90Hz,1H),8.01(d,J=8.9Hz,2H),8.25(d,J=8.9Hz,2H),9.80(bs,1H);
13C NMR(62.5MHz,アセトン−d
6) δ 60.7,109.7,118.6(2C),121.6,123.5,125.0,129.0(2C),129.3,133.4(2C),141.4,142.2,147.7,154.2,159.0,163.8,166.1,168.9;LRMS(ESI+) m/z 429.96(M
++H,100%)。
【0970】
ブック番号:LS−T235AおよびLS−T235B
【化319】
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4−{(E)−[4−(5−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}−3−(トリフルオロメチル)フェノール
ブック番号:LS−T235A
ジアゾカップリングの節に記載したようにして調製した。
【0971】
カラムクロマトグラフィ(1:1 EtOAc/40:60 石油)により、生成物を橙色固体として得た(11%)。
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.92(s,3H),7.07(d,J=7.6Hz,1H),7.25−7.30(m,1H),7.32(d,J=6.1Hz,1H),7.42(s,1H),7.58(d,J=1.9Hz,1H),7.77(d,J=8.8Hz,1H),8.01(d,J=8.5Hz,2H),8.24(d,J=8.5Hz,2H)。
【0972】
2−{(E)−[4−(5−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}−5−(トリフルオロメチル)フェノール
ブック番号:LS−T235B
ジアゾカップリングの節に記載したようにして調製した。
【0973】
カラムクロマトグラフィ(1:1 EtOAc/40:60 石油)により、生成物を橙色固体として得た(43%)。
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 3.91(s,3H),7.03(dd,J=2.4Hz,8.9Hz,1H),7.04−7.10(m,1H),7.53−7.64(m,4H),7.74(d,J=8.9Hz,1H),8.11(d,J=8.5Hz,2H),7.25−7.30(m,1H),7.32(d,J=6.1Hz,1H),7.42(s,1H),7.58(d,J=1.9Hz,1H),7.75−7.78(m,1H),7.77(1H,d,J=8.8Hz,1H),8.01(d,J=8.5Hz,2H),8.24(d,J=8.5Hz,2H)。
【0974】
4−{(E)−[4−(4−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}−3−(トリフルオロメチル)フェノール
ブック番号:LS−T236
【化320】
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ジアゾカップリングの節に記載したようにして調製した。
【0975】
カラムクロマトグラフィ(1:1 EtOAc/40:60 石油)により、生成物を橙色固体として得た(40%)。IR(KBr)/cm
−1:3121,1606,1465,1335,1265,1226,1155,1127;
1H NMR(400MHz,アセトン−d
6) δ 4.04(s,3H),7.06(dd,J=0.7Hz,8.2Hz,1H),7.22(dd,J=2.7Hz,8.9Hz,1H),7.34(d,J=2 7Hz,1H),7.39(t,J=8.0Hz,2H),7.62(dd,J=1.0Hz,8.2Hz,1H),7.94(d,J=8.9Hz,1H),8.03(d,J=8.9Hz,2H),8.30(d,J=8.5Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,アセトン−d
6) δ 55.8,107.9,108.1,114.0,118.1,119.7,123.6,124.0,128.3(2C),128.7(2C),130.8,136.1,137.2,142.5,144.7,153.9,154.4,161.0,164.4;LRMS(ESI+) m/z 430.41(M
++H,70%),64.42(100%)。
【0976】
4−{(E)−[4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}フェノール
ブック番号:LS−T210
【化321】
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ジアゾカップリングの節に記載したようにして調製した。
【0977】
物質をアセトン(80体積分)から再結晶し、生成物を橙色固体として得る(70%)。
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.85(s,3H),6.96(d,J=8.5Hz,2H),7.14(d,J=8.9Hz,1H),7.71(s,1H),7.84(d,J=8.0Hz,2H),7.84−7.95(m,3H),8.19(d,J=8.0Hz,2H);
【0978】
4−[(E)−{4−[5−(トリフルオロメトキシ)−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル]フェニル}ジアゼニル
]フェノール
ブック番号:LS−T229
【化322】
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ジアゾカップリングの節に記載したようにして調製した。
【0979】
カラムクロマトグラフィ(1:2 EtOAc/40:60 石油)により、生成物を橙色固体として得た(37%)。
1H NMR(250MHz,アセトン−d
6およびCDCl
3) δ 6.92(d,J=8.9Hz,1H),7.22(m,1H),7.71−7.96(m,6H),8.01−8.19(m,2H),8.44(bs,1H)。
【0980】
4−[(E)−{4−[6−(トリフルオロメトキシ)−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル]フェニル}ジアゼニル
]フェノール
ブック番号:LS−T210
【化323】
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ジアゾカップリングの節に記載したようにして調製した。
【0981】
カラムクロマトグラフィ(1:2 EtOAc/40:60 石油)により、生成物を橙色固体として得た(32%)。IR(KBr)/cm
−1:1633,1595,1454,1324,1297,1247,1219,1163,1106;
1H NMR(250MHz,アセトン−d
6) δ 7.06,(d,J=8.9Hz,2H),7.55(d,J=9.2Hz,1H),7.93(d,J=8.5Hz,2H),8.04(d,J=8.5Hz,2H),8.14−8.20(m,2H),8.33(d,J=8.2Hz,2H),9.38(bs,1H);LRMS(ESI−) m/z 413.99(M
+−H,100%)。
【0982】
4−{(E)−[4−(6−ジメチルアミノ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}−3−(トリフルオロメチル)フェノール
ブック番号:LS−T256
【化324】
[この文献は図面を表示できません]
ジアゾカップリングの節に記載したようにして調製した。
【0983】
カラムクロマトグラフィ(1:1 EtOAc/40:60 石油)により、生成物を橙色固体として得た(26%)。
1H NMR(250MHz,アセトン−d
6) δ 3.07(s,6H),7.08(dd,J=2.7Hz,9.1Hz,1H),7.26(dd,J=2.7Hz,9.1Hz,1H),7.33(d,J=2.7Hz,1H),7.38(d,J=2.4Hz,1H),7.88(d,J=9.1Hz,1H),7.98(d,J=9.1Hz,1H),8.05(d,J=8.5Hz,2H),8.26(d,J=8.5Hz,2H)。
【0984】
2−(4−{(E)−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}フェノキシ)エタノール
ブック番号:SC588
【化325】
[この文献は図面を表示できません]
4−[(E)−{4−[6−(トリフルオロメトキシ)−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル]フェニル}ジアゼニル]−3−(トリフルオロメチル)フェノール(400mg、1.11mmol)をDMF(5ml)に加えた。このあとK
2CO
3(535mg、3.88mmol)、次いで2−クロロエタノール(134mg、1.66mmol)を加え、この反応混合物を80℃に48時間加熱した。室温まで冷却し、H
2O(20ml)を加えた。生成した固体を濾過によって集め、H
2O(2×5ml)で洗浄し、真空下で一晩乾燥し、生成物を橙色固体として得た。収率:397mg、88%;
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.69−3.78(m,2H),3.86(s,3H),4.07−4.16(m,2H),7.08−7.20(m,3H),7.75(s,1H),7.85−8.04(m,5H),8.22(d,J=8Hz,2H)。
【0985】
1H NMR(250MHz,DMSO−d
6) δ 3.69−3.78(m,2H),3.86(s,3H),4.07−4.16(m,2H),7.08−7.20(m,3H),7.75(s,1H),7.85−8.04(m,5H),8.22(d,J=8Hz,2H)。
【0986】
4−{(E)−[4−(6−ヒドロキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}−3−(トリフルオロメチル)フェノール
ブック番号:LS−T213
【化326】
[この文献は図面を表示できません]
脱メチル化の節に記載したようにして調製した。
【0987】
カラムクロマトグラフィ(1:2 EtOAc/40:60 石油)により、生成物を橙色固体として得た(36%)。IR(KBr)/cm
−1:1600,1481,1454,1327,1264,1229,1158,1131,1043;
1H NMR(400MHz,アセトン−d
6) δ 7.08(dd,J=8.9Hz,2.4Hz,1H),7.22(dd,J=2.4Hz,8.9Hz,1H),7.34(d,J=2.7Hz,1H),7.46(d,J=2.4Hz,1H),7.88(d,J=8.9Hz,1H),7.93(d,J=8.9Hz,1H),8.01(d,J=8.5Hz,2H),8.24(d,J=8.9Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,アセトン−d
6) δ 106.9,113.4,116.7,118.6,119.7,124.0(2C),124.4,128.3(2C),130.8,136.3,137.1,142.5,148.5,153.7,156.4,160.9,163.0;LRMS(ESI−) m/z 414.05(M
+−H,100%)。
【0988】
4−{(E)−[4−(5−ヒドロキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}−3−(トリフルオロメチル)フェノール
ブック番号:LS−T245
【化327】
[この文献は図面を表示できません]
脱メチル化の節に記載したようにして調製した。
【0989】
カラムクロマトグラフィ(1:2 EtOAc/40:60 石油)により、生成物を橙色固体として得た(39%)。
1H NMR(250MHz,アセトン−d
6) δ 7.09(dd,J=2.1Hz,8.5Hz,1H),7.28(dd,J=2.4Hz,8.85Hz,1H),7.40(d,J=2.4Hz,1H),7.53(d,J=2.1Hz,1H),7.94(d,J=8.9Hz,1H),8.00(d,J=8.9Hz,1H),8.08(d,J=8.5Hz,2H),8.34(d,J=8.5Hz,2H),8.83(s,1H),9.84(s,1H)。
【0990】
4−{(E)−[3−メトキシ−4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}−3−(トリフルオロメチル)フェノール
ブック番号:LS−T273
【化328】
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ジアゾカップリングの節に記載したようにして調製した。
【0991】
カラムクロマトグラフィ(1:1 EtOAc/40:60 石油)により、生成物をピンク色の固体として得た(25%)。IR(KBr)/cm
−1:1609,1498,1476,1403,1338,1263,1234,1138,1123,1043,1027;
1H NMR(400MHz,アセトン−d
6) δ 3.89(s,3H),4.18(s,3H),7.13(dd,J=2.7Hz,8.8Hz,1H),7.23(dd,J=2.4Hz,8.8Hz,1H),7.35(d,J=2.7Hz,1H),7.59(d,J=2.7Hz,1H),7.68(dd,J=1.7Hz,8.8Hz,1H),7.71(d,J=1.7Hz,1H),7.93(d,J=8.9H,2H),8.66(d,J=8.2Hz,1H);
13C NMR(100MHz,アセトン−d
6) δ 55.5,55.7,103.6,105.9,113.5,116.3,118.3,119.8,123.7,124.8,129.7,138.0,142.5,147.1,154.6,157.8,158.2,159.2,160.9。
【0992】
4−{(E)−[3−メトキシ−4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}−3−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェノール
ブック番号:LS−T271
【化329】
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ジアゾカップリングの節に記載したようにして調製した。
【0993】
カラムクロマトグラフィ(1:2 EtOAc/40:60 石油)により、生成物をピンク色の固体として得た(3%)。
1H NMR(250MHz,アセトン−d
6) δ 2.15−2.22(m,2H),2.56−2.68(m,2H),3.93(s,3H),4.19(s,3H),4.33(t,J=6.0Hz,2H),6.60(dd,J=2.1Hz,8.5Hz,1H),6.71(d,J=2.1Hz,1H),7.16(dd,J=2.4Hz,8.5Hz,1H),7.63−7.68(m,3H),7.77(d,J=8.5Hz,1H),7.96(d,J=8.9Hz,1H),8.66(d,J=8.9Hz,1H),9.36(bs,1H)。
【0994】
4−{(E)−[2−メトキシ−4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}−3−(トリフルオロメチル)フェノール
ブック番号:LS−T286
【化330】
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ジアゾカップリングの節に記載したようにして調製した。
【0995】
カラムクロマトグラフィ(1:1 EtOAc/40:60 石油)により、生成物をピンク色の固体として得た(21%)。
1H NMR(250MHz,アセトン−d
6) δ 3.92(s,3H),4.16(s,3H),7.16(d,J=8.9Hz,1H),7.22(d,J=8.5Hz,1H),7.36(s,1H),7.64(s,1H),7.65−7.78(m,2H),7.88−7.98(m,3H)。
【0996】
4−{(E)−[2−メトキシ−4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}−3−(トリフルオロメトキシ)フェノール
ブック番号:LS−T287
【化331】
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ジアゾカップリングの節に記載したようにして調製した。
【0997】
カラムクロマトグラフィ(1:1 EtOAc/40:60 石油)により、生成物をピンク色の固体として得た(24%)。
1H NMR(400MHz,アセトン−d
6) δ 3.88(s,3H),4.11(s,3H),6.97−7.00(m,2H),7.13(dd,J=2.4Hz,8.9Hz,1H),7.60(d,J=2.4Hz,1H),7.65−7.68(m,2H),7.80(d,J=9.2Hz,1H),7.89(d,J=1.4Hz,1H),7.93(d,J=8.9Hz,1H);NMR(100MHz,アセトン−d
6) δ 55.5,56.1,104.5,109.6,111.2,115.5,116.4,117.4,119.0,119.6,120.0,122.2,124.0,137.0,137.3,139.1,143.7,148.6,148.9,157.7,158.6,161.8,163.9。
【0998】
4−{(E)−[3−ヒドロキシ−4−(6−ヒドロキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}−3−(トリフルオロメチル)フェノール
ブック番号:LS−T274
【化332】
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脱メチル化の節に記載したようにして調製した。
【0999】
カラムクロマトグラフィ(1:1 EtOAc/40:60 石油)により、生成物を紫色の固体として得た(31%)。
IR(KBr)/cm
−1:1651,1615,1486,1427,1324,1226,1130,1041;
1H NMR(250MHz,アセトン−d
6) δ 7.17(dd,J=2.4Hz,8.9Hz,1H),7.26(dd,J=2.4Hz,8.9Hz,1H),7.38(d,J=2.1Hz,1H),7.56(m,3H),7.97(m,3H),9.13(bs,1H)。
【1000】
4−{(E)−[3−ヒドロキシ−4−(6−ヒドロキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}−3−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェノール
ブック番号:LS−T272
【化333】
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脱メチル化の節に記載したようにして調製した。
【1001】
カラムクロマトグラフィ(1:1 EtOAc/40:60 石油)により、生成物を紫色の固体として得た(29%)。IR(KBr)/cm
−1:1626,1564,1505,1417,1271,1135,1049,1012;
1H NMR(400MHz,アセトン−d
6) δ 2.13(m,2H,2.54(m,2H),4.28(t,J=6.2Hz,2H),6.54(dd,J=2.4Hz,8.8Hz,1H),6.66(d,J=2.4Hz,1H),7.11(dd,J=2.4Hz,8.9Hz,1H),7.43(d,J=1.7Hz,1H),7.46(dd,J=1.9Hz,8.9Hz,1H),7.50(d,J=2.4Hz,1H),7.70(d,J=8.9Hz,1H),7.85(d,J=8.55Hz,1H),7.92(d,J=8.9Hz,1H),9.04(bs,1H),9.34(bs,1H);
13C NMR(100MHz,アセトン−d
6) δ 22.4,30.4,67.7,101.8,107.0,108.9,110.6,114.5,116.8,118.3,123.1,129.0,134.7,136.5,145.8,155.7,156.6,158.4,159.4,163.3,165.5。
【1002】
4−{(E)−[2−ヒドロキシ−4−(6−ヒドロキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}−3−(トリフルオロメチル)フェノール
ブック番号:LS−T288
【化334】
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脱メチル化の節に記載したようにして調製した。
【1003】
カラムクロマトグラフィ(1:1 EtOAc/40:60 石油)により、生成物を紫色の固体として得た(31%)。IR(KBr)/cm
−1:1603,1562,1483,1323,1248,1159,1126,1043;
1H NMR(250MHz,アセトン−d
6) δ 7.09−7.24(m,2H),7.28(d,J=8.6Hz,1H),7.36(s,1H),7.47(s,1H),7.63(s,1H),7.79(d,J=8.9Hz,1H),7.92(d,J=8.6Hz,1H),7.99−8.13(m,1H)。
【1004】
4−{(E)−[2−ヒドロキシ−4−(6−ヒドロキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}−3−(トリフルオロメトキシ)フェノール
ブック番号:LS−T289
【化335】
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脱メチル化の節に記載したようにして調製した。
【1005】
カラムクロマトグラフィ(1:1 EtOAc/40:60 石油)により、生成物を紫色の固体として得た(20%)。IR(KBr)/cm
−1:1614,1564,1484,1463,1383,1261,1125,1101;
1H NMR(250MHz,アセトン−d
6) δ 6.97−7.29(m,3H),7.43(s,1H),7.62(s,1H),7.70−7.82(m,1H),7.83−8.09(m,3H)。
【1006】
(イミダゾ[1,2−a]ピリジン化合物)
N,N−ジメチル−4−{(E)−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ジアゼニル}アニリン
ブック番号:SKT05−163
【化336】
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0℃の水(20ml)中の濃HCl(0.4ml)の撹拌された溶液に、アセトン(5ml)中の4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)アニリン(80mg、0.359mmol)の懸濁液を加えた。この反応混合物を0℃で15分間撹拌し、次いで水(2ml)中のNaNO
2(26mg、0.380mmol)の予冷した溶液を滴下した。15分後、尿素の結晶数個を加えた。この明黄色溶液に、AcOH(1.5ml)中のN,N−ジメチルアニリン(43mg、0.359mmol)の溶液を滴下した。この反応混合物を0℃でさらに10分間撹拌し、次いでNaOAcの飽和溶液(10ml)を加え、橙色の沈殿物を真空下で濾過によって集め、風乾した。この固体を、フラッシュクロマトグラフィ(1:1 DCM/EtOAc)によって精製し、標記の化合物(40mg、31%)を赤色/橙色固体として得た。
【1007】
1H NMR(250MHz,CDCl
3) δ 2.32(s,3H),3.09(s,6H),6.76(d,J=9.2Hz,1H),7.02(d,J=9.5Hz,1H),7.54(d,J=9.2Hz,1H),7.84−7.92(m,7H),8.05(d,J=8.5Hz,2H);
13C NMR(62.5MHz,CDCl
3) δ 18.17,40.36,108.39,111.56,116.86,122.31,122.77,123.35,124.99,126.45,128.17,128.73,134.76,143.86,144.88,152.40,152.74。
【1008】
(診断用リガンド)
4−[
18F]フルオロ−N−[4−(6−メトキシ−ベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−3−ニトロ−ベンズアミド
【化337】
[この文献は図面を表示できません]
[
18F]フッ化物(1.8GBq)水溶液をQMAカートリッジ(Waters、Sep Pak Light QMA部品番号:WAT023525)に捕捉し、0.95mLのMeCN中の5mg K
2.2.2+50μlの水中の1mg K
2CO
3を用いてWheatonバイアル(5mL)の中へと溶出した。窒素の流れの下で120℃で10分間加熱することにより、溶媒を除去した。無水MeCN(1mL)を加え、これまでのようにエバポレーションした。500μLの無水DMSO中の前駆体4−ブロモ−3−ニトロ−N−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ベンズアミド(SKT04−33)(5mg)の溶液を加えた。180℃で20分間加熱した後、粗製反応混合物を水/MeCN(1/1)で全量5mLまで希釈し、分取HPLCによって精製した:ACE 5−C18−HL 250mm×10mm、Advanced Chromatography Technologies;カタログ番号:ACE 321−2510;0.1% トリフルオロ酢酸中の50% アセトニトリルから20分で0.1% トリフルオロ酢酸中の80% アセトニトリル、20〜30分は0.1% トリフルオロ酢酸中の80% アセトニトリルの定組成;流量:4ml/分;t
R=22.5分。集めたHPLC画分を40mlの水で希釈し、Sep−Pak light C18カートリッジ(Waters、WAT023501)上に固定し、これを5mLの水で洗浄し、1mLのエタノールで溶出し、134MBqの当該生成物(12%、放射性崩壊について補正した;放射化学的純度>95%)を得た。所望の生成物を、分析用HPLCを使用して、放射活性でないF−19フルオロ標品(SKT03−99)との同時注入により特性解析した:ACE3−C18 50mm×4.6mm;溶媒グラジエント:開始 0.1% トリフルオロ酢酸中、5% アセトニトリル − 7分で95%アセトニトリル、流量:2ml/分(t
R=5.6分)、RCP:>95%(HPLC)。
【1009】
6−[
18F]フルオロ−N−[4−(6−メトキシ−ベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ニコチンアミド
【化338】
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[
18F]フッ化物(1.8GBq)水溶液をQMAカートリッジ(Waters、Sep Pak Light QMA部品番号:WAT023525)に捕捉し、0.95mLのMeCN中の5mg K
2.2.2+50μlの水中の1mg K
2CO
3を用いてWheatonバイアル(5mL)の中へと溶出した。窒素の流れの下で120℃で10分間加熱することにより、溶媒を除去した。無水MeCN(1mL)を加え、これまでのようにエバポレーションした。500μLの無水DMSO中の前駆体6−クロロ−N−(4−[6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ピリジン−3−カルボキシアミド(SKT04−111)(5mg)の溶液を加えた。180℃で20分間加熱した後、粗製反応混合物を水/MeCN(1/1)で全量5mLまで希釈し、分取HPLCによって精製した:ACE 5−C18−HL 250 mm×10mm、Advanced Chromatograhy Technologies;カタログ番号:ACE 321−2510;0.1% トリフルオロ酢酸中の50% アセトニトリルから20分で0.1% トリフルオロ酢酸中の80% アセトニトリル;流量:4ml/分;t
R=17.5分。集めたHPLC画分を40mLの水で希釈し、Sep−Pak light C18カートリッジ(Waters、WAT023501)上に固定し、これを5mLの水で洗浄し、1mLのエタノールで溶出し、168MBqの当該生成物(15%、放射性崩壊について補正した;放射化学的純度>95%)を得た。所望の生成物を、分析用HPLCを使用して、放射活性でないF−19フルオロ標品(SKT04−137)との同時注入により特性解析した:ACE3−C18 50mm×4.6mm;溶媒グラジエント:開始 0.1% トリフルオロ酢酸中、5% アセトニトリル − 7分で95%アセトニトリル、流量:2mL/分(t
R=5.1分)、RCP:>95%(HPLC)。
【1010】
4−[
18F]フルオロ−N−[4−(6−メチル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−フェニル]−3−ニトロ−ベンズアミド
【化339】
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[
18F]フッ化物(2.4GBq)水溶液をQMAカートリッジ(Waters、Sep Pak Light QMA部品番号:WAT023525)に捕捉し、0.95mLのMeCN中の5mg K222+50μlの水中の1mg K
2CO
3を用いてWheatonバイアル(5mL)の中へと溶出した。窒素の流れの下で120℃で10分間加熱することにより、溶媒を除去した。無水MeCN(1mL)を加え、これまでのようにエバポレーションした。500μLの無水DMSO中の前駆体4−ブロモ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−3−ニトロベンズアミド(SKT08−153)(5mg)の溶液を加えた。130℃で20分間加熱した後、粗製反応混合物を水/MeCN(1/1)で全量5mLまで希釈し、分取HPLCによって精製した:ACE 5−C18−HL 250mm×10mm、Advanced Chromatography Technologies;カタログ番号:ACE 321−2510;0.1% トリフルオロ酢酸中の40% アセトニトリルから20分で0.1% トリフルオロ酢酸中の70% アセトニトリル;流量:4ml/分;t
R=9分。集めたHPLC画分を40mL水で希釈し、Sep−Pak light C18 カートリッジ(Waters、WAT023501)上に固定し、これを5mLの水で洗浄し、1mLのエタノールで溶出し、80MBqの当該生成物(5%、放射性崩壊について補正した;放射化学的純度>95%)を得た。所望の生成物を、分析用HPLCを使用して、放射活性でないF−19フルオロ標品(SKT08−165)との同時注入により特性解析した:ACE3−C18 50mm×4.6mm;溶媒グラジエント:開始 0.1% トリフルオロ酢酸中、5% アセトニトリル − 7分で95%アセトニトリル、流量:2mL/分(t
R=3.8分)、RCP:>95%(HPLC)。
【1011】
6−[
18F]フルオロ−N−[4−(6−メチル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−フェニル]−ニコチンアミド
【化340】
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[
18F]フッ化物(1.1GBq)水溶液をQMAカートリッジ(Waters、Sep Pak Light QMA部品番号:WAT023525)に捕捉し、2mL TBAOH−溶液(1.5mLのMeCN+0.5mLの水中の8μL TBAOH(40%))を用いてWheatonバイアル(5ml)の中へと溶出した。窒素の流れの下で120℃で10分間加熱することにより、溶媒を除去した。無水MeCN(1mL)を加え、これまでのようにエバポレーションした。500μLの無水DMSO中の前駆体6−クロロ−N−[4−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ピリジン−3−カルボキシアミド(SKT06−13)(5mg)の溶液を加えた。180℃で10分間加熱した後、粗製反応混合物を水/MeCN(1/1)で全量5mLまで希釈し、分取HPLCによって精製した:ACE 5−C18−HL 250mm×10mm、Advanced Chromatography Technologies;カタログ番号:ACE 321−2510;0.1% トリフルオロ酢酸中の30% アセトニトリルから、20分で0.1% トリフルオロ酢酸中の70% アセトニトリル;流量:4mL/分;t
R=7分。集めたHPLC画分を40mLの水で希釈し、Sep−Pak light C18 カートリッジ(Waters、WAT023501)上に固定し、これを5mLの水で洗浄し、1mLのエタノールで溶出し、296MBqの当該生成物(38%、放射性崩壊について補正した;放射化学的純度>99%)を得た。所望の生成物を、分析用HPLCを使用して、放射活性でないF−19フルオロ標品(SKT05−169)との同時注入により特性解析した:ACE3−C18 50mm×4,6mm;溶媒グラジエント:開始 0.1M K
2HPO
4中、5% アセトニトリル − 7分で95% アセトニトリル、流量:2mL/分(t
R=5.0分)、RCP:>99%(HPLC)。
【1012】
2−(4−{(E)−2−[2−(2−[
18F]フルオロ−エトキシ)−4−ニトロ−フェニル]−ビニル}−フェニル)−6−メチル−3H−イミダゾ[1,2−a]ピリジン
【化341】
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[
18F]フッ化物(0.255GBq)水溶液をQMAカートリッジ(Waters、Sep Pak Light QMA部品番号:WAT023525)に捕捉し、1.5mL K
222/K
2CO
3溶液(0.95mLのMeCN中の5mgのK
222、0.05mLの水中の1mg K
2CO
3)を用いてWheatonバイアル(5mL)の中へと溶出した。窒素の流れの下で120℃で10分間加熱することにより、溶媒を除去した。無水MeCN(1mL)を加え、これまでのようにエバポレーションした。500μLの無水DMF中の前駆体メタンスルホン酸2−(2−{(E)−2−[4−(6−メチル−1H−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]ビニル}−5−ニトロフェノキシ)エチルエステル(SKT08−175)(3mg)の溶液を加えた。130℃で15分間加熱した後、粗製反応混合物を水/MeCN(1/1)で全量5mlまで希釈し、分取HPLCによって精製した:ACE 5−C18−HL 250mm×10mm、Advanced Chromatography Technologies;カタログ番号:ACE 321−2510;0.1% トリフルオロ酢酸中の40% アセトニトリルから20分で0.1% トリフルオロ酢酸中の70% アセトニトリル;流量:4mL/分;t
R=14分。集めたHPLC画分を40mLの水で希釈し、Sep−Pak Plus tC18 カートリッジ(Waters、WAT036810)上に固定し、これを5mLの水で洗浄し、2mLのエタノールで溶出し、55MBqの当該生成物(40%、放射性崩壊について補正した;放射化学的純度>95%)を得た。所望の生成物を、分析用HPLCを使用して、放射活性でないF−19フルオロ標品(SKT07−115)との同時注入により特性解析した:ACE3−C18 50mm×4.6mm;溶媒グラジエント:開始 10mM Na
2HPO
4(pH 7.4)中、5% アセトニトリル − 7分で95% アセトニトリル、流量:2mL/分(t
R=5.7分)、RCP:>95%(HPLC)。
【1013】
2−(4−{(E)−2−[4−(2−[
18F]フルオロ−エトキシ)−フェニル]−ビニル}−フェニル)−6−メトキシ−ベンゾチアゾール
【化342】
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[
18F]フッ化物(0.250GBq)水溶液をQMAカートリッジ(Waters、Sep Pak Light QMA部品番号:WAT023525)に捕捉し、1.5ml K
222/K
2CO
3溶液(0.95mLのMeCN中の5mgのK
222、0.05mLの水中の1mg K
2CO
3)を用いてWheatonバイアル(5mL)の中へと溶出した。窒素の流れの下で120℃で10分間加熱することにより、溶媒を除去した。無水MeCN(1mL)を加え、これまでのようにエバポレーションした。500μLの無水DMF中の前駆体メタンスルホン酸2−(4−{(E)−2−[4−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ビニル}フェノキシ)エチルエステル(SKT08−179)(3mg)の溶液を加えた。130℃で15分間加熱した後、粗製反応混合物を水/MeCN(1/1)で全量5mLまで希釈し、分取HPLCによって精製した:ACE 5−C18−HL 250mm×10mm、Advanced Chromatography Technologies;カタログ番号:ACE 321−2510;0.1% トリフルオロ酢酸中の60% アセトニトリルから30分で0.1% トリフルオロ酢酸中の90% アセトニトリル;30〜40分は100% アセトニトリル(0.1% トリフルオロ酢酸)、流量:4mL/分;t
R=31分。集めたHPLC画分を40mlの水で希釈し、Sep−Pak Plus tC18カートリッジ(Waters、WAT036810)上に固定し、これを5mLの水で洗浄し、2mLのエタノールで溶出し13MBqの当該生成物(9%、放射性崩壊について補正した;放射化学的純度>95%)を得た。所望の生成物を、分析用HPLCを使用して、放射活性でないF−19フルオロ標品(SKT03−77)との同時注入により特性解析した:ACE3−C18 50mm×4.6mm;溶媒グラジエント:開始 10mM Na
2HPO
4(pH 7.4)中、5% アセトニトリル − 7分で95% アセトニトリル、流量:2ml/分(t
R=6.9分)、RCP:>95%(HPLC)。
【1014】
[4−(2−[
18F]フルオロ−エトキシ)−フェニル]−[4−(6−メトキシ−ベンゾチアゾール−2−イル)−フェニル]−ジアゼン
【化343】
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[
18F]フッ化物(0.350GBq)水溶液をQMAカートリッジ(Waters、Sep Pak Light QMA部品番号:WAT023525)に捕捉し、1.5mLのK
222/K
2CO
3溶液(0.95mlのMeCN中の5mgのK
222、0.05mLの水中の1mgのK
2CO
3)を用いてWheatonバイアル(5mL)の中へと溶出した。窒素の流れの下で120℃で10分間加熱することにより、溶媒を除去した。無水MeCN(1mL)を加え、これまでのようにエバポレーションした。500μLの無水DMF中の前駆体メタンスルホン酸2−(4−{(E)−[4−(6−メトキシベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]ジアゼニル}フェノキシ)エチル(SC597)(1mg)の溶液を加えた。130℃で10分間加熱した後、粗製反応混合物を水/MeCN(1/1)で全量5mLまで希釈し、分取HPLCによって精製した:Phenomenex Synergy Hydro−RP 250mm×10mm;0.1% トリフルオロ酢酸中の80% アセトニトリルから20分で0.1% トリフルオロ酢酸中の85% アセトニトリル;流量:4mL/分;t
R=19分。集めたHPLC画分を40mLの水で希釈し、Sep−Pak Plus tC18カートリッジ(Waters、WAT036810)上に固定し、これを5mLの水で洗浄し、2mLのエタノールで溶出し、65MBqの当該生成物(35%、放射性崩壊について補正した;放射化学的純度>85%)を得た。所望の生成物を、分析用HPLCを使用して、放射活性でないF−19フルオロ標品(SC598)との同時注入により特性解析した:ACE3−C18 50mm×4.6mm;溶媒グラジエント:開始 10mM Na
2HPO
4(pH 7.4)中、5% アセトニトリル − 7分で95% アセトニトリル、流量:2mL/分(t
R=7.1分)、RCP:>85%(HPLC)。
【1015】
(生物学的結果)
(競合結合アッセイ)
当該DSB化合物を、PHFに結合するその能力について、競合様式のアッセイで試験した。
【1016】
このリガンドアッセイは、リガンドがPHFに結合するとき増加した蛍光を示す基準リガンドを使用する。同じまたはより大きい親和性でPHFに同様に結合する試験化合物が加えられれば、それは基準リガンドを置き換え、蛍光シグナルを減少させるであろう。本アッセイでは、基準化合物はプリムリンであり、これを1μMで加えた。試験化合物は、0.05〜1μMの濃度で加えた。試験化合物についてのP
50は、プリムリンシグナルを対照値の50%にまで減少させる、化合物の濃度と定義される。それゆえ、この値は絶対的な親和性ではなく、プリムリンの親和性と比較した相対的な親和性である。
【1017】
(方法)
PHFは、基本的に、Wischik ら(Neurobiology of Aging、第16巻、409−431頁,1995年)によって記載されたようにして、アルツハイマー病 患者の脳から単離した。IFII画分は、C.M.WischikのPhD論文に記載されているようにしてスクロース勾配上での遠心法によって単離し、そしてC.M. Wischik(Thesis、「The structure and biochemistry of paired helical filaments in Alzheimer’s disease」、第I部および第II部;Cambridge University,1989)によって記載されているようにして、さらに「abc sup」へと抽出した。
【1018】
リガンド活性についてのアッセイは、96穴プレートで実施した(Nunc カタログ番号236108)。必要とされる濃度の試験化合物をPHFと混合し、次いでプリムリンを加え、1μMの最終濃度および100μlの全量を得た。加えたPHFの濃度は、十分な蛍光シグナルを与えるように各調製物について決定し、それは典型的には1〜2μl/100μlの範囲にあった。典型的には、試験化合物をDMSOに溶解し、アッセイにおいて10% DMSOという最終濃度を得た。PHFの不存在下での対照の蛍光も、10% DMSOの存在下で測定した。
【1019】
蛍光は、480nmの発光波長を用いてVarian Carey Eclipse Fluorescence Spectrometerで測定した。励起スペクトルを記録し、Varianソフトウェアを使用して、PHFの不存在下で測定したシグナルを差し引くことにより補正した。420nmのピーク発光波長での蛍光シグナルをこの補正したスペクトルから測定した。蛍光値を試験化合物の濃度の関数としてプロットし、P
50についての値をそのグラフから測定した。
【1020】
(P
50値)
括弧の中のP
50データは、10% DMSO中で測定した。
【1021】
(基準化合物)
【表42】
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【1022】
(DSB化合物)
(−Q−が−NHC(O)−;−NR
1C(O)−;−C(O)NH−;または−C(O)NR
1−である化合物)
(ベンゾチアゾール化合物)
【1023】
非フッ素化メトキシ−アミド
【表43】
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【1024】
フッ素化メトキシ−アミド
【表44】
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【1025】
モノフルオロメトキシ−アミド
【表45】
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【1026】
非フッ素化ヒドロキシ−アミド
【表46】
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【1027】
フッ素化ヒドロキシ−アミド
【表47】
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【1028】
非フッ素化メチル−アミド
【表48】
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【1029】
ジメチルアミン−アミド
【表49】
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【1030】
非置換−アミド
【表50】
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【1031】
(イミダゾ[2,1−a]ピリジン化合物)
【表51】
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【1032】
(イミダゾ[2,1−a]ピリミジン化合物)
【表52】
[この文献は図面を表示できません]
【1033】
(−Q−が−CH=CH−;−CR
1=CH−;−CH=CR
1−;または−CR
1=CR
1−である化合物)
(ベンゾチアゾール化合物)
非フッ素化メチル−アルケン
【表53】
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【1034】
flは、当該化合物が蛍光性であることを示す。結果として、この競合結合アッセイにおける上記化合物についての結合レベルは、蛍光分光法によっては測定できない。あるいは、凝集したタウへの当該リガンドの結合は、本願明細書に記載されるように、細胞に基づいたアッセイまたは当該リガンドに曝露された組織切片の分析を使用して測定されてもよい。
【1035】
非フッ素化メトキシ−アルケン
【表54】
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【1036】
フッ素化メトキシ−アルケン
【表55】
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【1037】
flは、当該化合物が蛍光性であることを示す。結果として、この競合結合アッセイにおける上記化合物についての結合レベルは、蛍光分光法によっては測定できない。あるいは、凝集したタウへの当該リガンドの結合は、本願明細書に記載されるように、細胞に基づいたアッセイまたは当該リガンドに曝露された組織切片の分析を使用して測定されてもよい。
【1038】
モノフルオロおよびフッ素化ヒドロキシ−アルケン
【表56】
[この文献は図面を表示できません]
【1039】
flは、当該化合物が蛍光性であることを示す。結果として、この競合結合アッセイにおける上記化合物についての結合レベルは、蛍光分光法によっては測定できない。あるいは、凝集したタウへの当該リガンドの結合は、本願明細書に記載されるように、細胞に基づいたアッセイまたは当該リガンドに曝露された組織切片の分析を使用して測定されてもよい。
【1040】
(イミダゾ[1,2−a]ピリジン化合物)
【表57】
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【1041】
(−Q−が−N=N−である化合物)
(ベンゾチアゾール化合物)
【表58】
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【1042】
(イミダゾ[1,2−a]ピリジン化合物)
【表59】
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【1043】
算出されたLog PおよびTPSA(Å
2)
分子の極性表面積(polar surface area、PSA)または全極性表面積(polar surface area、TPSA)、すなわち極性原子(主にN、Oおよび関連する水素)に属する表面は、膜を通る受動的な分子輸送とよく相関することが示されている記述子であり、それゆえ薬物の輸送特性の予測を可能にする。これは、腸内吸収および血液脳関門横断の予測のために成功裏に適用されてきた。CNS薬物および非CNS薬物における差異はPSAを使用して検討され、平均するとCNSに対して作用する薬物についてのPSAはより小さいということが示されている。
【1044】
log Pの見積もりのためのコンピューターによる方法は高処理能力であるが、各構造について計算される値がプログラムライブラリーに含まれる情報に依存するという点で、データベースによって制限される。加えて、ほとんどの見積もり値は中性種の分配のみを反映し、それゆえlog Pは所定の化合物についての実験値よりも高く見積もられることが多い。
【1045】
「極性原子」の定義、3D構造を生成するための異なる方法論、または表面それ自体が異なる種々のプロトコルが、PSA、を算出するために報告されている。しかしながら、これらの種々のアプローチの結果は、コンピューターのプロトコルの相違および異なる組の使用した原子半径に起因して絶対値が異なる可能性がある場合でさえも、非常に相関する。位相幾何学的PSA(TPSA)の算出は、極性の断片(すなわちそれらの結合パターンにも関係する原子)の表形式の(tabulated)表面寄与分の総和に基づき、2D構造からのPSAの速い、直接的な算出が可能にする。好ましいシステムは、「molinspirations cheminformatics」(http://www.molinspiration.com/)のシステムである。
【1046】
従って、下記の表では、miLog PはMolinspiration計算機を使用して算出したLog P値を指す。
【1047】
(イミダゾ[1,2−a]ピリジン化合物)
【表60】
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【1048】
(組織切片および細胞アッセイ)
組織切片中の凝集したタウまたはこのような凝集体を含有する細胞へのリガンドの結合は、このような化合物が(i)細胞に入ることができるか、および(ii)凝集したタウに結合することができるかどうかを試験するためにも使用することができる。加えて、それは、蛍光競合結合アッセイで試験することができない蛍光リガンドを試験するための適切な手段である。
【1049】
脳組織切片を、二重変異P301S/G335Dを含有する、全長ヒトタウを発現する遺伝子導入マウス(系列(line)66マウス)から使用した。凝集したタウ病理(tau pathology)は、これらの動物の中のニューロンに蓄積する。固定した組織を、パラフィン中に包埋した後、または凍結保護物質の存在下で凍結した後のいずれかに、使用した。
【1050】
凝集したタウは、国際公開第02/055720号パンフレットに記載されるようにして細胞株の中で調製した。要するに、線維芽細胞(3T6)は、誘導性プロモーターの制御下で全長タウ(「T40」)を、および低構成的レベルのPHF−コアタウ断片(12kD 断片)を発現する。その後T40発現が誘導され、それは細胞内で凝集依存的な短縮化を受け(およそαα 295でN末端となり、およそαα 390でC末端となる)、これによりより高いレベルの12kD PHF−コアドメイン断片を産生する。
【1051】
(パラフィンに包埋された脳切片)
前頭側頭型認知症(frontotemporal de brains)と関連する二重変異P301S/G335Dを含有する、全長タウを発現するマウスの脳由来の切片を、5μm厚に切り出した。切片を脱蝋し、水の中で再水和した。固有の蛍光は、過マンガン酸ナトリウム、次いで水素化ホウ素ナトリウムを用いて消光した。プリムリンまたはSK2033−30を50% エタノールに加えた。第2の実験では、SK2033−30を、10% DMSOを含有する50% エタノールに加えた。切片を、切断されたタウ反復ドメインを認識する抗体であるmAb 7/51(Novakら(1993);Wischikら(1996))を使用する標準的な免疫組織化学によって染色された切片と比較した。
【1052】
化合物SK2033−30は蛍光性であるが、プリムリンと、または抗体を用いた免疫染色と比較すると、系列66マウスの脳由来の切片における細胞の中への化合物SK2033−30の取り込みについての証拠はほとんどなかった(
図2A)。DMSO(10%)を含めることによってこの化合物の溶解度が増大すると、SK2033−30は、プリムリンまたは抗体を用いて観察されるパターンと同様の染色パターンを示した(
図2B)。
【1053】
(凍結した脳切片)
4% パラホルムアルデヒドを用いてすでに固定していた系列66マウスから切片を採取し、次いで30% スクロースの中で凍結保護した。切片(30μm)を切り出し、フリーフローティング(free−floating)の状態で使用した。リガンドLST−213を、1% triton中または50% エタノール中のいずれかに溶解した(原液からの残留DMSO濃度は1%であった)。
【1054】
凍結した脳切片をLST−213とともにインキュベーションすると、それらは経時的に黄色くなり、24時間までに、ほとんどその化合物全体を吸収した。これは、培地が無色になることによって示された。フルオロセイン検出のために使用した設定を用いてBioRad共焦点レーザー走査顕微鏡を使用してこれらの切片を観察した。皮質中および海馬中の構造体の明確な染色が観察され(
図3)、これらは、このような切片の中のタウ陽性ニューロンのパターンと整合するであろう。
【1055】
(組織培養細胞)
この組織培養アッセイは、誘導性プロモーター(pOPRSVI)の制御下で全長ヒトタウタンパク質(htau40)を発現するように、かつ構成的プロモーター(pcDNA3.1)の制御下で低レベルの切断されたタウ(295−390、dGA)を発現するように遺伝子操作された3T6マウス細胞を使用する。大量のhtau40の発現は、イソプロピル β−D−1−チオガラクトピラノシド(IPTG;10〜50μM)の添加によって誘導され、次にこれは、鋳型として作用するdGAタウの存在下で全長タウの凝集およびプロセッシングが起こるプロセスによるさらなる切断されたタウの産生につながる。このアッセイにおけるタウの凝集は
図1に示されている。
【1056】
マウスの3T6線維芽細胞を10cmの皿の中で約80%の培養密度まで増殖させ、その後、2×24穴プレートの中へと分け、さらに24時間増殖させて、IPTGを加えた。一晩のインキュベーション後、培地を取り除き、細胞をPBSで洗浄した。
【1057】
光学顕微鏡法によって調べると、24時間後、2〜4時間の時と比べて培養細胞によるLST−213の取り込みにおいて目だった増加があった(
図4)。この図の上側のパネルで、周囲の培地の中に大量の不溶性物質を見ることができる。しかしながら、洗浄後、この化合物のうちのいくらかが細胞によって取り込まれていることは明らかである。
【1058】
24穴プレートの中でカバーガラス上に蒔かれた細胞を用いて同様の実験を行った。24時間後、IPTG(100μM)の存在下または不存在下、すなわち誘導されるかまたは誘導されないかで、リガンドとともに20時間、細胞をインキュベーションした。
【1059】
LST−213は、誘導されない細胞の中でよりもIPTG誘導後の細胞においてはるかにより強い染色を示した(
図5)。LST−213は、(膜を横断する疎水性の化合物の輸送を助けるために使用される)β−シクロデキストリンの存在下で、この標識化の有意な改善は示さなかった。誘導された細胞における凝集したタウの取り込みおよび標識化は、SK2033−30についても実証された(
図5)。
【1060】
リガンドは、インビボで凝集したタウに結合すること、およびそれらは細胞の中へと取り込まれることができるということが実証されうる。このことは、固定した組織および培養液中で増殖している細胞の両方を使用して、凝集したタウについて示されうる。
【1061】
(体内分布アッセイ)
リガンドについての体内分布および排泄研究を、雄のNMRIマウス(体重およそ30g;1時間点あたり3匹の動物)で実施した。これらの動物を、22±2℃の温度および12時間の暗/明周期で、通常の実験室条件下で保った。餌および水を自由に摂らせた。研究の開始前の少なくとも3日の順応期間の間に、異常な臨床徴候の不存在を確かめるために動物を臨床検査した。
【1062】
100μLの試験化合物中の約150kBqの尾静脈を介する静脈内注射後2分、5分、30分、60分および120分の時点で、尿および糞便を定量的に集めた。同じ時点で、イソフルランを用いて動物を麻酔し、断頭によって犠牲にし、ガンマ計数器を使用する放射活性の測定のために以下の器官および組織を取り出した:脾臓、肝臓、腎臓、肺、骨、心臓、脳、脂肪、甲状腺、筋肉、皮膚、血液、尾、胃(内容物なし)、精巣、腸(内容物なし)、膵臓、副腎、頭蓋、および残りの身体。分析のために、組織重量あたりの注射された用量の、放射性崩壊を補正した百分率(%ID/g±標準偏差)を算出した。
【1063】
マウスの中の
18Fで標識したSKT04−137の体内分布(下記を参照)は、良好な脳への取り込み(2分後、注射した用量の3.99%/g組織)、および著しい脳からの洗い出し(60分後、いまだ注射した用量の1.43%/g組織;すなわち64%の洗い出し)を示す。
【化344】
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【1064】
マウスにおけるSKT04−137のF−18シグナルの器官分布(%ID、注入した用量の%)
【表61】
[この文献は図面を表示できません]
【1065】
(参考文献)
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