(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0018】
一部の実施形態において、菓子製品のためのパッケージは、パッケージの互いに対して、またはパッケージの他の部分に対して可動式に係合可能な複数の部分を有するので、その部分がパッケージの互いに対して、またはパッケージの他の部分に対して移動すると、その部分上の1つ以上の接触点に配置される1つ以上の芳香提供物質が放出される。放出は、マイクロカプセルが破裂すると、1つ以上の芳香提供物質が放出される1つ以上の芳香提供物質を収容するマイクロカプセルに付与される圧力の結果として生じ得る。パッケージ部分上の接触点に配置される芳香提供物質に加えて、一部の実施形態において、芳香提供物質はパッケージの少なくとも1つの外面に配置される。
【0019】
一部の実施形態において、接触点および/または外面のいずれかに配置される芳香提供物質の放出は、パッケージの使用者に、そのパッケージ内に含まれる食品から予想できる味、風味、または機能的に有益な経験がどのようなものかの初期の指標を与える。この初期の指標は、使用者が製品を経験し始めるために口の中に製品を入れるまで待つ必要がないので、食べることおよび/または機能的に有益な経験を増強する。芳香提供物質は、食品の予想される風味または機能的に有益な経験を表し、特定し、高め、補足し、または対照することができる。1つ以上の芳香提供物質がパッケージの外面に配置される実施形態において、パッケージの使用者は1つ以上の芳香提供物質に触れることができるので、使用者がパッケージと相互作用した後、芳香提供物質は使用者に残ったままになる。例えば、使用者は、パッケージから菓子の個々のピースを取り出すように、芳香提供物質がパッケージの少なくとも1つの外面および可動式に係合可能な部分上の少なくとも1つの接触点に適用される菓子製品のパッケージを扱うことができる。
【0020】
一部の実施形態において、芳香提供物質は、少なくとも1つの破裂可能なカプセルの形態で提供される。パッケージ取り扱いの間、使用者は、少なくとも1つの破裂可能なカプセルの形態で少なくとも1つの外面に適用された芳香提供物質に圧力を与えて、少なくとも1つの破裂可能なカプセルを破裂させることができる。破裂の際に、芳香提供物質が放出され得るので、芳香提供物質はパッケージの外面から使用者まで移動する。例えば、使用者は、パッケージを開封し、パッケージ内に収容された製品を手に取ることができるように、パッケージを持ち上げ、パッケージの可動式に係合可能な部分を移動させることによって、使用者はパッケージを扱うことができる。パッケージを扱うプロセスの間、使用者は、少なくとも1つの破裂可能なカプセルを破裂させるのに十分な圧力で少なくとも1つの外面に触れることができるので、芳香提供物質が放出し、その時に芳香提供物質が使用者に触れ、使用者まで移動する。芳香提供物質が使用者まで移動すると、使用者はパッケージがなくても芳香提供物質を知覚できる。
【0021】
一部の実施形態において、菓子の個々のピースを取り出すようにパッケージを取り扱うことにより、少なくとも1つの接触点に適用された少なくとも1つの破裂可能なカプセルを破裂でき、それによって、芳香提供物質が放出するので、使用者は芳香提供物質を知覚する。
【0022】
一部の実施形態において、使用者がパッケージを開封し、芳香提供物質を放出させると、その使用者は、菓子製品から予想できる味、風味、または機能的に有益な経験がどのようなものかの初期の使用を知ることができ、その使用者は、パッケージを使用し終えるまで菓子製品についての指標を受け続けることができる。なぜなら、少なくとも1つの外面に位置する芳香提供物質は、パッケージと触れる使用者の手、衣服、ハンドバック、バックパック、または個人用物品まで移動するからである。
【0023】
例えば、スペアミント風味特性を有する菓子製品が、ブリスターカードおよびスリーブ部を有するパッケージ内にパッケージ化されてもよく、芳香提供物質はブリスターカード上の1つ以上の接触点に配置される。使用の際に、使用者がスリーブに対してブリスターカードをスライドさせると、スペアミント芳香が放出される。その後、使用者は、製品を食べ始める前に少なくとも数秒でスペアミント食経験を経験し始める。スペアミント芳香提供物質がまた、ブリスターカードまたはスリーブ部の少なくとも1つの外面に配置される実施形態において、使用者がスペアミント芳香提供物質を含む外面に触れると、そのスペアミント芳香提供物質は使用者まで移動する。このように、パッケージの使用者はまた、スペアミント芳香提供物質が、パッケージに触れる使用者の手、衣服、ハンドバック、バックパック、または個人用の物品に保持したままになっているので、パッケージ使用後にもスペアミント食体験を経験する。
【0024】
一部の実施形態において、芳香提供物質の放出は、パッケージの使用者に、そのパッケージ内に含まれる食品の味または風味を補足する味または風味の経験を与える。この補足的な芳香は、食品の味または風味を補うことによって食体験を高めることができる。
【0025】
本明細書中で使用される場合、「補足的な」芳香提供物質とは、同じ風味の群または類似の風味の群にある芳香提供物質である。例えば、補足的な芳香提供物質は、ミント風味の群であっても、または果実風味の群であってもよい。補足的な芳香提供物質はまた、同じまたは類似の知覚の群、例えば冷感の群、温感の群、ピリピリする(tingling)群である成分を含んでもよく、あるいは同じまたは類似の味の群、例えば甘味の群、酸味の群、苦味/渋味の群、塩辛い群、旨味の群、またはこく味の群である成分を含んでもよい。補足的な芳香提供物質はまた、同じまたは類似の機能的な群、例えば息を清涼にする機能的に有益な群または他のオーラルケアの機能的に有益な群である成分を含んでもよい。用語「群」または「種類」は、補足的な成分を参照する場合、本明細書において交換可能に使用される。
【0026】
例えば、混合したミント風味の特性を有する菓子製品が、ブリスターカードおよびスリーブ部を有するパッケージ内にパッケージ化されてもよく、芳香提供物質が、そのブリスターカード上の1つ以上の接触点に配置される。使用の際に、使用者がスリーブに対してブリスターカードをスライドさせると、メントール芳香が放出される。初期のメントール芳香は混合したミント風味の特性を補足し、食品を食べ始める前の少なくとも数秒で使用者にミントの経験を与える。芳香提供物質がパッケージの少なくとも1つの外面に配置される実施形態において、メントールまたは混合したミント芳香のいずれかが適用されてもよく、取り扱うか、または他の使用の間、パッケージと触れる使用者の手、衣服、ハンドバック、バックパック、または他の個人用物品まで移動するので、パッケージを取り扱った後、または他の使用の後にも使用者に保持したままになる。メントールおよび混合したミントは同じ風味の群であるため、芳香提供物質は補足的な経験を与える。
【0027】
別の例において、ストロベリー風味の特性を有する菓子製品が、ブリスターカードおよびスリーブ部を有するパッケージ内にパッケージ化されてもよく、芳香提供物質がブリスターカード上の1つ以上の接触点に配置される。使用の際に、使用者がスリーブに対してブリスターカードをスライドさせると、ライム芳香が放出される。初期のライム芳香は補足的なストロベリー風味である。なぜなら、両方の風味は果実風味の群由来であり、
食品を食べ始める前の少なくとも数秒で使用者に快適な相違およびさらに補足的な経験を与える。芳香提供物質がパッケージの少なくとも1つの外面に配置される実施形態において、ライムまたはストロベリーまたは補足的なストロベリー−ライム芳香が適用され、取り扱うか、または他の使用の間、パッケージに触れる使用者の手、衣服、ハンドバッグ、バックパック、または他の個人用物品まで移動するので、パッケージを取り扱った後、または他の使用の後にも保持したままになる。
【0028】
一部の実施形態において、芳香提供物質の放出は、パッケージの使用者に、そのパッケージ内に含まれる食品の味または風味と対照的な味または風味の経験を与える。この対照的な芳香は、食品の味または風味を増大させることによって食体験を高めることができる。
【0029】
本明細書中で使用される場合、「対照的な」芳香提供物質は、明確に異なる群であるか、または明確に異なる群である成分を含むか、または明確に異なる成分を提供する芳香提供物質である。例えば、対照的な芳香提供物質は、ミント風味の群である成分を有するものと果実風味の群である成分を有するものである。または、スパイス風味の群である成分と有するものと塩辛い風味の群である成分を有するものである。または、マイルドなミント風味の群である成分と強烈なミント風味の群である成分を有するものなどである。
【0030】
製品が使用される前および/または後のいずれかに、製品の味および/または風味を伝える、または示す、または表すパッケージを提供することによって、製品の味および/または風味を補足的または対照的にすることによって、使用者の製品の知覚が高められ得る。なぜなら、製品を経験する全体の期間が、製品の使用の前、間、および後の期間を含むように拡大されるからである。本明細書中で使用される場合、用語「伝える(communicate)」とは、端部が開口しており、パッケージ内に含まれる製品の特徴を示すか、または表す、任意のパッケージの特性を意味する。製品の特徴としては、限定されないが、味の特徴、風味の特徴、機能的に有益な特徴、信頼、制御、倦怠などの情動的特徴が挙げられ得る。
【0031】
一部の実施形態において、芳香提供物質の放出は、パッケージ内に含まれる製品によって提供される機能的に有益な指標をパッケージの使用者に与える。例えば、オーラルケアの有益性を有する菓子製品が、ブリスターカードおよびスリーブ部を有するパッケージ内にパッケージ化されてもよく、芳香提供物質がブリスターカード上の1つ以上の接触点に配置される。使用の際に、使用者がスリーブに対してブリスターカードをスライドさせると、オーラルケアの機能的有益性に関連する特徴的な芳香が放出される。本明細書に使用される場合、「特徴的な芳香提供物質」は、製品の味または風味特性以外の製品の有益性を伝える、または示す、または表す芳香特性を与える芳香提供物質である。特徴的な芳香提供物質によって提供される特徴的な芳香は、製品を食べ始める前の少なくとも数秒で、製品がオーラルケアの機能的有益性の経験を提供し、オーラルケアの機能的有益性を受け入れられるという手がかりを使用者に提供する。特徴的な芳香提供物質は、使用者がパッケージを取り扱うと放出するように接触点に適用されてもよいか、または特徴的な芳香提供物質は、取り扱うか、または他の使用に間に、パッケージに触れる使用者の手、衣服、ハンドバック、バックパック、または他の個人用物品に移動し、パッケージを取り扱った後、または他の使用の後、またはその両方の後に、使用者に保持されたままになるようにパッケージの少なくとも1つの外面に適用されてもよい。
【0032】
例えば、特徴的な芳香は、口内を清涼にするようなフローラル芳香であってもよい。使用者は、製品を消費する前にフローラルの口内を清涼にする手がかりを受け取り、果実、ミント、スパイスなどの製品の風味特性とは関係なく口内を清涼にする有益性を予想する。特徴的な芳香提供物質はパッケージの少なくとも1つの外面に配置され、特徴的な芳香は、使用者がパッケージを扱うか、または使用する場合、パッケージに触れる使用者の手、衣服、ハンドバッグ、バックパック、または他の個人用物品に移動するので、使用者は、パッケージを扱った後、または使用した後にも口内を清涼にする有益性を保持したままになる。このように、製品は、任意の数の風味特性を有し、さらに単一の特徴的なフローラル芳香を用いて口内を清涼にする効果を伝えることができる。
【0033】
製品を使用する前および/または後、製品の有益性を伝えるか、または示すか、または表すパッケージを提供することによって、使用者の製品の知覚は、製品の経験の全体期間が、製品の使用の前、間、および後の期間を含むように拡大されるので高められ得る。
【0034】
一部の実施形態において、パッケージはまた、種々の製品の特徴を伝える指標を含んでもよい。本明細書中で使用される場合、用語「指標」は、開口端部について「関連する情報」、「表す情報」および「示す情報」と説明的事柄の同義語であり、任意の単語、語句、標語、絵、印、コンテスト、マーケティングキャンペーン、テクスチャ、色、明度、または製品に関連する他の特徴もしくは特性を含んでもよい。一部の実施形態において、製品は、製品の外観を伝える特徴を含んでもよい。かかる特徴としては、限定されないが、色、製品の指標、形状などが挙げられる。
【0035】
本明細書中に使用される場合、用語「放出する」とは、1つ以上の芳香提供物質の大気曝露を意味し、1つ以上の芳香提供物質は、普通の人またはより良い嗅覚能力の人によって知覚され得る。一部の実施形態において、大気曝露は、1つ以上の芳香提供物質を含むマイクロカプセルの破裂を引き起こす摩擦力を含む圧力に起因して起こり得る。一部の実施形態において、大気曝露は、1つ以上の芳香提供物質の大気への拡散に起因して起こり得る。他の実施形態において、大気曝露は、芳香提供物質を包むカバー層の除去に起因して起こり得る。さらに他の実施形態において、大気曝露は、取り扱いプロセスに起因して起こり得る。大気曝露で生じる機構の組み合わせもまた、意図される。
【0036】
1つ以上の芳香提供物質が1つ以上の破裂可能なマイクロカプセルに収容される実施形態において、そのマイクロカプセルは任意の適切な材料から形成されてもよく、任意の適切なサイズおよび/または形状であってもよい。一部の実施形態において、マイクロカプセルは、100nm〜1mmの粒径を有する。
【0037】
一部の実施形態において、異なるサイズのマイクロカプセルが、可動式に係合可能なパッケージ部を繰り返し移動させた時の芳香提供物質の放出を提供するために使用される。例えば、大きなマイクロカプセル(200〜500ミクロン)と小さなマイクロカプセル(20〜50ミクロン)との混合は、大きなマイクロカプセルを破裂させて、可動式に係合可能なパッケージ部の初期の移動の間に芳香提供物質の放出を生じ得る。続いて後の移動の時に、繰り返し移動のさらなる圧力により、小さなマイクロカプセルの破裂が生じ得る。
【0038】
一部の実施形態において、混合物中のマイクロカプセルの様々なサイズの割合が、可動式に係合可能なパッケージ部を繰り返し移動させた時の芳香提供物質の放出を提供するために使用されてもよい。例えば、混合物は、約5%〜約10%の大きなマイクロカプセル(200〜500ミクロン)、約40%〜約50%の中間サイズのマイクロカプセル(75〜150ミクロン)、および約40%〜約55%の小さなマイクロカプセル(20〜50ミクロン)を含んでもよく、ここで、重量%は、マイクロカプセルの混合物の重量によるw/wである。かかる混合物は破裂して、可動式に係合可能なパッケージ部の最初の1〜10回の移動の間に大きなマイクロカプセルの放出が生じ、次の10〜20回の移動の間に中間サイズのマイクロカプセルの破裂および放出が生じ、最後の20〜50回の移動の間に小さなマイクロカプセルの破裂および移動が生じる。
【0039】
マイクロカプセルは、全ての目的のためにその全体が本明細書に組み込まれる米国特許第3,516,846号および同第4,087,376号に記載される様々な材料から形成されてもよい。適切な材料としては、限定されないが、重合尿素およびホルムアルデヒドまたはメラミンおよびホルムアルデヒドなどが挙げられ得る。一部の実施形態において、マイクロカプセルを形成するための材料は、芳香提供物質を損失させずに、またはマイクロカプセルシェルを劣化させずに、1つ以上の芳香提供物質を含むそれらの能力について選択されてもよい。一部の実施形態において、マイクロカプセルを形成するための材料はまた、それらのテクスチャ特性について選択されてもよく、マイクロカプセルは、破裂せずに適用プロセスに耐える強度を有し、さらに、パッケージ部の移動による圧力および/またはパッケージを取り扱うことによる圧力がマイクロカプセルに圧力を与える場合、破裂する脆弱性も有する。
【0040】
一部の実施形態において、1つ以上の芳香提供物質は、1つ以上のカプセル化した芳香化学物質を含んでもよい。本明細書中で使用される場合、用語「芳香提供物質」とは、任意の適切な芳香化学物質または芳香化学物質の混合物を意味し、パッケージに適用され得る香味料、香味料材料、香料またはそれらの組み合わせを含む。適切な芳香提供物質としては、限定されないが、インク、接着剤、ニス、フィルム、ワックスなどで提供される液体芳香化学物質が挙げられ得る。適切な芳香提供物質としてはまた、限定されないが、インク、接着剤、ニス、フィルム、ワックスなどで提供される固体芳香化学物質が挙げられ得る。
【0041】
一部の実施形態において、可動式に係合可能な部分を有するパッケージは、限定されないが、紙、厚紙、固形の硫酸漂白剤で処理した厚紙、ポリ塩化ビニル、ボール紙、プラスチック、ワックス、ゴム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム、金属フィルム、箔、複合材料、積層板などのパッケージ材料を含んでもよい。
【0042】
さらに、パッケージ材料は処理されてもよい。処理としては、限定されないが、白土エマルションコーティングなどのコーティング、またはプリンティングまたは他の装飾的な処理が挙げられ得る。上記の芳香提供物質は、上記のパッケージ材料から製造されるパッケージの可動式に係合可能部分上の1つ以上の接触点に適用される。
【0043】
例えば、芳香提供物質は、パッケージ材料に適用されるニスの中に含まれてもよい。一部の実施形態において、芳香提供物質を含むニスがパッケージ材料の表面全体に適用され、一方、他の実施形態において、芳香提供物質を含むニスが、パッケージ材料の表面全体より少ない面に適用される。一部の実施形態において、ニスは処理された面に適用される。これらの実施形態において、芳香提供物質の明度は、処理されていないパッケージ材料の明度より高くなり得る。
【0044】
一部の実施形態において、パッケージは可動式に係合可能な部分を備える。本明細書中で使用される場合、用語「可動式に係合可能な」とは、2つ以上の部分が、パッケージの互いに対して、またはパッケージの他の部分に対して移動する任意のパッケージ構造を意味する。1つ以上の可動式に係合可能な部分はまた、パッケージの1つ以上の他の部分に対して移動可能であってもよい。パッケージ部の移動は、限定されないが、係合可能な部分をスライドするか、または係合可能な部分を入れ子状に重ねる直線移動、係合可能またはねじれて係合可能な部分を枢動する回転移動などの任意の種類、あるいはそれらの移動の種類の組み合わせであってもよい。一部の実施形態において、可動式に係合可能な部分は、係合可能な部分を引き剥がす、係合可能な部分を引き裂く、またはそれらの組み合わせなどの粘着力または接着力を含む。
【0045】
一部の実施形態において、1つ以上の芳香提供物質は、可動式に係合可能な部分に位置する1つ以上の接触点に適用される。本明細書中で使用される場合、用語「接触点」とは、使用の間に互いに接触するか、または互いに他の接触を生じる各々の可動式に係合可能な部分上のそれらの領域を意味する。一部の実施形態において、1つ以上の接触点は、可動式に係合可能な部分が、互いに接触するか、または互いに他の接触を生じ得る領域全体を表し、一方、他の実施形態において、1つ以上の接触点は、可動式に係合可能な部分が互いに接触するか、または互いに接触を生じる領域の一部を表す。
【0046】
一部の実施形態において、1つ以上の芳香提供物質は、パッケージの少なくとも1つの外面に適用される。本明細書中に使用される場合、用語「外面」とは、パッケージの使用者と接触し得るパッケージの表面を意味する。一部の実施形態において、外面は、使用者が閉じたパッケージを取り扱う場合、使用者と接触する外側面であり得る。他の実施形態において、外面は、パッケージの操作の間に使用者と接触し得る。例えば、ブリスターカードおよびスリーブパッケージは、スリーブおよびブリスターカードの外側面に外面を有し得るので、使用者は、ブリスターカードの空洞内に収容されている製品を取り出すためにブリスターカードに触れる。
【0047】
一部の実施形態において、郵便封筒のようなパッケージは、スライド式に係合可能なフラップ部およびスロット部を備え得る。操作の際に、フラップがスロット内にスライドする場合、フラップの上面および底面はスロットの上端および下端に接触し得る。一部の実施形態において、1つ以上の芳香提供物質は、その1つ以上の芳香提供物質がフラップの上面のみの1つ以上の接触点に位置するので、スロットと接触するフラップの領域の一部のみに位置する1つ以上の接触点に適用される。他の実施形態において、1つ以上の芳香提供物質は、1つ以上の芳香提供物質がフラップの上面および底面の1つ以上の接触点に位置するので、フラップ部がスロット部と接触する領域全体を表す接触点に適用される。
【0048】
一部の実施形態において、可動式に係合可能な部分についての2つ以上の接触点は互いに隣接し、一方、他の実施形態において、それらは隣接しない。例えば、ブリスターカードパッケージは、2つの側壁を有するスリーブ部および2つの側端を有するブリスターカードを備えてもよい。ブリスターカードおよびスリーブ部は、ブリスターカード部を囲むスライド部とスライド式に係合可能である。一部の実施形態において、ブリスターカードの2つの側端は、ブリスターカードがスリーブ内にスライドする場合、スリーブの側壁の内面と接触する。一部の実施形態において、1つ以上の芳香提供物質が、ブリスターカードの1つの側壁に沿って位置する1つ以上の隣接する接触点に適用されてもよい。他の実施形態において、1つ以上の芳香提供物質は、ブリスターカードの1つの側端に沿って位置する1つ以上の隣接しない接触点に適用されてもよい。他の実施形態において、1つ以上の芳香提供物質は、ブリスターカードの反対端部に位置する1つ以上の隣接しない接触点に適用されてもよい。
【0049】
一部の実施形態において、可動式に係合可能なパッケージは少なくとも2つの部分を有する。本明細書中で使用される場合、用語「部分」とは、パッケージの任意の一部分を意味する。部分の適切な例としては、限定されないが、スリーブ、蓋、引き出し、フラップ、スロット、ブリスターカード、トレイなどが挙げられ得る。
【0050】
ここで、参照が添付の図面と共になされ、図面は、パッケージデザインの種々の関連する特徴を例示するのに役立つ。本発明はここで、菓子のパッケージと併せて主に記載するが、本発明は、化粧品パッケージ、薬剤パッケージ、洗浄剤パッケージなどのパッケージ部の移動に起因する芳香放出が必要とされる/望まれる、他の用途にも適用可能であることは明確に理解されるべきである。これに関して、菓子パッケージデザインの以下の詳細は、例示および説明の目的のために示す。さらに、その説明は、本発明を本明細書に開示される形態に限定することを意図しない。従って、以下の教示ならびに関連分野の技術および知見と同等の変形および修飾は、このパッケージデザインの範囲内である。本明細書に記載される実施形態はさらに、本発明を実施するのに知られている方法を説明することを意図し、当業者は、本発明または他の実施形態を、パッケージデザインの特定の用途または使用に必要とされる様々な変形と共に利用することができる。
【0051】
一部の実施形態において、1つ以上の芳香提供物質が可動式に係合可能な部分上の1つ以上の接触点に適用されている可動式に係合可能な部分を有するパッケージの使用者は、パッケージ部を互いに、またはパッケージの他の部分に対して移動させる場合、芳香を知覚する。移動させることによる圧力が1つ以上の芳香提供物質を収容しているマイクロカプセルを破裂させる場合、芳香は1つ以上の芳香提供物質の放出に起因する。芳香は、パッケージ内に含まれる製品の指標であってもよいか、または快適な嗅覚記憶が誘発される場合などに、製品に対する応答を引き起こすように設計された任意の芳香であってもよい。
【0052】
一部の実施形態において、パッケージは、互いに対して移動できる少なくとも2つの部分を含む。
図1に示す実施形態において、パッケージ90は開口端のブリスターパッケージであり得る。この開口端のブリスターパッケージ90は第1のスリーブ部100および第2のブリスターカード部110を備え得る。
【0053】
第1のスリーブ部100は、第2のブリスターカード部110を囲み、2つの側壁:側壁101および側壁101の反対側の側壁(図示せず);後壁105;および後壁105の反対側の前壁(図示せず)を提供するように刻み目をつけられ、折り畳まれるシートから形成され得る。側壁、前壁、および後壁は、内側を向いている内面106および外側を向いている外面107を有する。スリーブ部100は、折り畳まれた場合、平らなシートの端部が交わる継ぎ目(図示せず)を備えてもよい。この継ぎ目はスリーブを形成するために接着されるか、または粘着され得る。その継ぎ目は、側壁、前壁または後壁に沿った状態である。一部の実施形態において、その継ぎ目は1つの側壁に沿った状態である。あるいは、スリーブは継ぎ目なしに形成されてもよい。
【0054】
第2のブリスターカード部110は、2つの側端111、末端112および末端112の反対側の末端(図示せず)を含む、4つの端部、後面113および前面114を有する。2つの側端は各々長さを有し、2つの末端は各々幅を有する。一部の実施形態において、長さは矩形のブリスターカードを形成する幅より長いが、他の実施形態において、長さは正方形のブリスターカードを形成する幅と同じである。
【0055】
ブリスターカードはまた、1つ以上の区画150を含み、各々、上部155および1つ以上の側壁156を有する。1つ以上の区画の上部155および側壁156は、内側を向いている内面157および外側を向いている外面158を有する。区画の外面158は、ブリスターカード110の前面114の少なくとも一部を形成する。1つ以上の区画150は、菓子などの製品を保持するのに適切な寸法(高さ、長さ、および幅)を有する。一部の実施形態において、1つ以上の区画の寸法は、製品の動きを最小にすることができるようにサイズ合わせされる。1つ以上の区画はブリスターカードの端部から適切な距離をあけて配置され、ブリスターカードは、4つの端部全てに沿ってリム160を有し、2つ以上の区画を有する実施形態において、区画の間にリムを有してもよい。
【0056】
一部の実施形態において、区画は、外側を向いている区画の上面159上に印し(図示せず)を有してもよい。ブリスターカードはまた、1つ以上の区画の底部を形成するブリスターカードの後面に蓋をする材料(図示せず)を備えてもよい。蓋をする材料は、リム160の後面に接着されて、1つ以上の区画内の製品を保持することができる。
【0057】
スリーブおよびブリスターカード部は、接触してもよく、または多くの部分で互いに接触してもよい。一部の実施形態において、ブリスターカード末端112および末端112の反対側のブリスターカード端部(図示せず)の幅、ならびにスリーブ後壁105および後壁105の反対側のスリーブ前壁(図示せず)の幅は、ブリスターカードの側端111がスリーブ側壁101および側壁101の反対側の側壁(図示せず)の内面106と接触するようにサイズ合わせされてもよい。これにより、スリーブ側壁の内側を向いている内面に1つ以上の第1の接触点が形成される。第1の芳香提供物質120は、スリーブ側壁101および/またはスリーブ側壁101の反対側のスリーブ側壁(図示せず)の内側を向いている内面106に位置する1つ以上の第1の接触点に適用され得る。第2の芳香提供物質125は、スリーブ後壁105の少なくとも1つの外面に適用され得る。
【0058】
一部の実施形態において、1つ以上の区画150の高さは、1つ以上の区画の上面159の外面がスリーブの前壁(図示せず)の内面106と接触し、ブリスターカードの後面113がスリーブの後壁105の内面106と接触するようにサイズ合わせされてもよい。これにより、1つ以上の区画の上面159の外面、ブリスターカードの後面113、前壁(図示せず)の内面106、およびスリーブの後壁105の内面106のうちの少なくとも1つに1つ以上の第2の接触点が形成される。第3の芳香提供物質130は、ブリスターカード110の後面113に位置する1つ以上の第2の接触点に適用され得る。
【0059】
一部の実施形態において、第1の芳香提供物質が1つ以上の第1の接触点に適用され得るか、または第3の芳香提供物質が1つ以上の第2の接触点に適用され得るか、あるいは第1の芳香提供物質が1つ以上の第1の接触点に適用され得、かつ、第3の芳香提供物資が1つ以上の第2の接触的に適用され得る。
【0060】
次いで、スリーブから引き出されるか、またはスリーブ部内に押し込まれるブリスターカード部の動きによる圧力により、1つ以上の芳香提供物質を収容しているマイクロカプセルが破裂すると、および/または使用者が、少なくとも1つの外面に位置する1つ以上の芳香提供物質を収容しているマイクロカプセルに触れると、芳香は放出される。スリーブ部が開口端であるため、ブリスターカード部およびスリーブ部は、2方向においてスライド式に移動可能である。さらに、スリーブ部がブリスターカード部を少なくとも部分的に囲んでいるため、それらの部分はスライド式に入れ子状に重なる。
【0061】
第1の芳香提供物質120は、第2の芳香提供物質125と同じであっても、異なっていてもよく、それらは、第3の芳香提供物質130と同じであっても、異なっていてもよい。第1、第2、および第3の芳香提供物質は補足的であっても、対照的であってもよい。
【0062】
第1および第2の芳香提供物質は交わってもよく、あるいは製品が使用される前および/または後に製品の味および/または風味を補足または対照することによって味および/または風味などの製品の特徴を示すか、もしくは表してもよい。従って、製品の使用の前、間、および後の期間を含むように製品全体の経験が拡大されるため、製品の使用者の知覚が高められ得る。上記のように、製品の特徴としては、限定されないが、味の特徴、風味の特徴、機能的に有益な特徴、信頼、抑制、倦怠などの情動的特徴が挙げられ得る。
【0063】
例えば、ストロベリーライム風味で菓子製品用にデザインされたパッケージは、ストロベリー芳香を放出できる芳香提供物質120の適用およびライム芳香を放出できる芳香提供物質130の適用を含んでもよく、ブリスターカード部がスリーブ部に対して動かされる場合、ストロベリーおよびライムの芳香の同時放出が生じる。一部の実施形態において、パッケージはまた、ストロベリー−ライム芳香を放出できる芳香提供物質125を含んでもよい。
【0064】
図6に示す別のブリスターカードおよび開口端スリーブの実施形態において、2つ以上の芳香提供物質が、スリーブに対するブリスターカードの移動の方向に基づいて二者択一的に放出され得る。
図1と同様に、
図6におけるブリスターカードおよびスリーブパッケージ600は、第1のスリーブ部601ならびに互いに隣接する2つの第2のブリスターカード部610および620を備える。一部の実施形態において、2つのブリスターカード部は接続されている。一部の実施形態において、それらの2つのブリスターカード部は、使用者がそれらを引き裂くことによってブリスターカード部を分離できるように継ぎ目にミシン目を入れることによって接続されてもよい。ブリスターカード部610は、
図1のようにパッケージ600が後壁605から見た場合、左側にあり得、一方、ブリスターカード部620は右側にあり得る。
図1の詳細を見ることから理解され得るように、第1の芳香提供物質630は、ブリスターカード610の後面の外面611上の1つ以上の第1の接触点に位置し、第2の芳香提供物質635は、後壁605の外面上に位置し、第3の芳香提供物質640は、ブリスターカード部620の後面の外面621上の1つ以上の第2の接触点に位置する。
図1のように、接触点は、ブリスターカード区画650および660の高さならびに側壁602および側壁602の反対側の側壁(図示せず)を含むスリーブ側壁の高さをサイズ合わせすることによって形成されるので、ブリスターカード部610および620の後面の外面611および621は、スリーブ後壁605の内面(図示せず)と接触する。
【0065】
この実施形態において、ブリスターカード部およびスリーブ部はスライド式に係合可能であり、第1および第3の芳香提供物質が、パッケージ部の移動方向に応じて二者択一的に放出されるので、第1の芳香提供物質が第3の芳香提供物質と異なる場合、異なる芳香がパッケージ部の移動方向に応じて放出される。上記のように、パッケージ部の移動による圧力および/または使用者が少なくとも1つの外面に触れる場合による圧力により、1つ以上の芳香提供物質を収容するマイクロカプセルが破裂して、芳香提供物質を放出する。
【0066】
例えば、芳香提供物質630はストロベリー芳香を提供してもよく、一方、芳香提供物質640はライム芳香を提供してもよい。その場合、芳香は、ブリスターカード部610および620が移動する方向に応じて二者択一的に放出される。一部の実施形態において、ストロベリー風味を有する菓子製品は、次いで、ブリスターカード部610の区画650に収容されてもよく、一方、ライム風味を有する菓子製品は、ブリスターカード部620の区画660に収容されてもよい。他の実施形態において、ストロベリーライム風味の菓子製品が、区画650および660に収容されてもよい。一部の実施形態において、芳香提供物質635がストロベリー−ライム芳香を提供してもよい。
【0067】
図2に示すように、2つ以上の可動式に係合可能な部分200を有するパッケージは、第1のトレイ部201および第2の閉端スリーブ部210を備え得る。閉端スリーブ部210は、トレイ部201を囲み、2つの側壁:側壁212および側壁212の反対側の側壁(図示せず);前壁213;前壁213の反対側の後壁(図示せず);およびスリーブ開口部の反対側の後壁(図示せず)を提供するように刻み目をつけられ、折り畳まれるシート(図示せず)から形成され得る。側壁212、側壁212の反対側の側壁(図示せず)を含む側壁、後壁(図示せず)、前壁213、および後壁(図示せず)は、内側を向いている内面(図示せず)を有する。前壁213は外側を向いている外面214を有し、側壁212は外側を向いている外面215を有する。スリーブ部は、平らなシートの端部(図示せず)が交わる継ぎ目(図示せず)を備えてもよい。この継ぎ目はスリーブを形成するために接着され得るか、または粘着され得る。その継ぎ目は、側壁、前壁または後壁の面に沿った状態である。一部の実施形態において、その継ぎ目は1つの側壁に沿った状態である。あるいは、スリーブは継ぎ目なしに形成されてもよい。後壁(図示せず)は、スリーブの閉端を形成するために折り畳まれて、接着されたフラップを備え得る。あるいは、後壁は、スリーブの閉端を形成するために折り畳まれて、押し込まれたフラップを備え得る。
【0068】
トレイ部201は、側壁202および側壁202の反対側の側壁(図示せず)、前壁203、前壁203の反対側の後壁(図示せず)を含む4つの壁を有する。各壁は、側壁202上の外面204および前壁203上の外面205を含む外面を有する。2つの側壁は各々長さを有し、前壁および後壁は各々幅を有する。一部の実施形態において、長さは矩形のトレイ部を形成する幅より長く、他の実施形態において、長さは正方形のトレイ部を形成する幅と同じである。
【0069】
トレイ201はまた、1つ以上の区画230を含み、各々の区画230は、底部(図示せず)および少なくとも1つの側壁(図示せず)を備える。1つ以上の区画230は、内側を向いている内面(図示せず)および外側を向いている外面(図示せず)を有する。1つ以上の区画230は、菓子などの製品を保持するのに適切な寸法(高さ、長さ、および幅)を有する。一部の実施形態において、区画は、その区画に含まれる製品と同じ形状を有するようにサイズ合わせされてもよい。例えば、一部の実施形態において、製品は半球形を有する菓子製品であり得、区画は、半球形の菓子製品を保持するようにサイズ合わさせされた半球形の空洞であり得る。一部の実施形態において、1つ以上の区画の寸法は、製品の移動を最小にするようにサイズ合わせされてもよい。トレイ部201はまた、蓋をする材料(図示せず)または1つ以上の区画230中に1つ以上の製品を保持するためにトレイの全てもしくは大部分を覆う他のカバーを備えてもよい。
【0070】
トレイ201はまた、区画230の間に位置する仕切り板240を含んでもよい。これらの仕切り板は、トレイ201に構造的完全性を付加することができ、区画230に収容される製品が区画から出て行くことを防ぐのに役立つ。
【0071】
図1および
図6におけるスリーブおよびブリスターカードと同様に、スリーブ部210およびトレイ部201は、接触してもよく、または多くの部分で互いに接触してもよい。例えば、トレイ前壁203の幅およびスリーブ前壁213の幅は、外面204を含むトレイ側壁の外面が、側壁212を含むスリーブ側壁(図示せず)の内面と接触するようにサイズ合わせされてもよい。これにより、トレイ側壁202上の外面204を含むトレイ側壁の外面上に1つ以上の第1の接触点、およびスリーブ側壁212を含むスリーブ側壁の内面(図示せず)上に1つ以上の第2の接触点が形成される。第1の芳香提供物質220は、トレイ側壁202上の外面204上の1つ以上の第1の接触点に適用され得る。一部の実施形態において、第2の芳香提供物質225は、前壁213の外面に適用され得る。加えて、または代替的に、第3の芳香提供物質(図示せず)は、側壁212を含むスリーブ側壁の内面(図示せず)に位置する1つ以上の第2の接触点に適用され得る。さらに、第1の芳香提供物質が1つ以上の第1の接触点に適用され得、かつ第3の芳香提供物質が1つ以上の第2の接触点に適用され得る。上記の
図1および
図6のように、第1の芳香提供物質、第2の芳香提供物質、および第3の芳香提供物質は、同じであっても、異なっていても、補足的であっても、対照的であってもよい。
【0072】
次いで、トレイ部201が、スリーブ部210から引き出されるか、または押し込まれる場合、および/または使用者が、前壁213の外面に触れる場合、1つ以上の芳香提供物質を収容するマイクロカプセルの破裂を引き起こす圧力に起因して芳香が放出される。トレイ部201およびスリーブ部210は、スリーブ部210が閉端であるので、一方向にスライド式に移動可能である。さらに、スリーブ部210がトレイ部201を少なくとも部分的に囲んでいるため、それらの部分はスライド式に入れ子状に重なる。
【0073】
ブリスターカードおよびスリーブの構成と同様に、一部の実施形態において、1つ以上のトレイ区画230の高さならびにスリーブ側壁212およびスリーブ後壁(図示せず)を含むスリーブ側壁の高さは、1つ以上のトレイ区画の底部(図示せず)の外面(図示せず)が、スリーブ後壁(図示せず)の内面(図示せず)と接触するようにサイズ合わせされてもよい。これにより、1つ以上のトレイ区画の底部(図示せず)の外面(図示せず)上に1つ以上の第1の接触点、およびスリーブ後壁(図示せず)の内面(図示せず)上に1つ以上の第2の接触点が形成される。加えて、第1の芳香提供物質が、1つ以上の区画の底部(図示せず)の外面(図示せず)上の1つ以上の第1の接触点に適用され得るか、または第2の芳香提供物質が、スリーブ側壁(図示せず)の内面(図示せず)上の1つ以上の第2の接触点に適用され得るか、あるいは第1の芳香提供物質が、1つ以上の第1の接触点に適用され得、かつ第2の芳香提供物質が、1つ以上の第2の接触点に適用され得る。
【0074】
同様に、トレイ仕切り版240およびスリーブ側壁212を含む側壁およびスリーブ後壁(図示せず)は、それらが、仕切り版240が前壁213の内面(図示せず)と接触する高さを有するようにサイズ合わせされてもよい。上記のように、第1の芳香提供物質は仕切り版240上の1つ以上の第1の接触点に適用され得、および/または第2の芳香提供物質は前壁213の外面に適用され得、および/または第3の芳香提供物質は前壁213の内面(図示せず)上の1つ以上の第2の接触点に適用され得る。
【0075】
次いで、上記のように、トレイ部が、スリーブ部から引き出されるか、またはスリーブ部内に押し込まれる場合、あるいは使用者がパッケージの外面に触れる場合、1つ以上の芳香提供物質を収容するマイクロカプセルの破裂を引き起こす圧力に起因して芳香が放出される。上記のように、第1の芳香提供物質は、第2および/または第3の芳香提供物質と同じであっても、異なっていてもよく、第1、第2および/または第3の芳香提供物質は、補足的であっても、対照的であってもよい。
【0076】
図3に示すように、2つ以上の可動式に係合可能な部分を有するパッケージ300は、第1のトレイ部301および第2の蓋部310を備え得る。第1のトレイ部301は、側壁302および側壁302の反対側の側壁(図示せず)を含む2つの側壁;前壁303;および前壁303の反対側の後壁(図示せず)を備える。側壁302を含む側壁は、第2の蓋部310に見出される溝311と係合するようにサイズ合わせされたトレイ301の上端に沿ったレール304を含む。第2の蓋部310は、側端312および側端312の反対側の側端313を含む2つの側端;前端314;ならびに後端315を含む。側端312および313は、第1のトレイ部301上のレール304と係合するようにサイズ合わせされた溝311を備える。
【0077】
第1のトレイ部301のレール304は1つ以上の第1の接触点を形成し、第2の蓋部310の溝311は1つ以上の第2の接触点を形成する。第1の芳香提供物質320は、トレイ部301のレール304上の1つ以上の第1の接触点に適用され得る。加えて、または代替的に、第2の芳香提供物質325は第2の蓋部310の外面に適用され得、加えて、または代替的に、第3の芳香提供物質(図示せず)は、蓋部310の溝311に位置する1つ以上の第2の接触点に適用され得る。さらに、第1の芳香提供物質は1つ以上の第1の接触点に適用され得、かつ第3の芳香提供物質は1つ以上の第2の接触点に適用され得る。上記のように、第1の芳香提供物質および第2および/または第3の芳香提供物質は、同じであっても、異なっていても、補足的であっても、または対照的であってもよい。
【0078】
トレイ部301および蓋部310は直線的かつスライド式に移動可能であり、トレイおよび蓋部が互いに対して移動すると、または使用者が、蓋部310の外面に触れると、1つ以上の芳香提供物質を収容するマイクロカプセルの破裂を生じる圧力に起因して芳香は放出される。
【0079】
図4および
図5に示すように、2つ以上の可動式に係合可能な部分を有するパッケージは、フラップおよびスロット部を備える郵便封筒のようなパッケージを含んでもよい。かかる郵便封筒のようなパッケージは、米国特許公開公報第2005/0252817号および同第2006/0027483号に記載されており、その両方は、全ての目的のために本明細書に参照として組み込まれている。
図4において、パッケージ400は、第2のフラップ部410と係合するようにサイズ合わせされる第1のスロット部401を備える。
図5において、パッケージ500は、第2のフラップ部510と係合するようにサイズ合わせされる第1のスロット部501を備える。
【0080】
図4に示すように、第1のスロット部401は、菓子などの製品を保持するのに適切な単一の区画パッケージ400の前壁402に位置する。第1のスロット部401は上端403および底端404を備える。第2のフラップ部410は、2つの側端412、およびその側端412の間にあり、その側端412と一緒に連結している曲線のある前端413を含む3つの隣接する側端を備えるカバー411上に位置する。カバー411はまた、折り目を備える。カバー411は、折り目414に沿って折り畳まれる場合、端部415によって規定される区画の開口領域を隠すようにサイズ合わせされる、折り目414から前端413までの高さを有する。第2のフラップ部410は、カバー411の曲線のある前端413の中央にほぼ位置するので、フラップ410がスロット401と係合する場合、端部415によって規定される区画に含まれる製品が外に落ちることはない。第2のフラップ部410は、外面(図示せず)および内面416を備える。
【0081】
図5に示すように、第1のスロット部501は、前区画505および後区画506を含む、菓子などの製品を保持するのに適切な複数の区画パッケージの一部である前区画505の前壁502に位置し、ここで、前区画505は後区画506に接続されている。第1のスロット部501は上端503および底端504を備える。第2のフラップ部510は、曲線のある前端513および折り目514に隣接する側端512を備えるカバー511に位置する。第1のスロット部501は、カバー511が折り目514に沿って折り畳まれる場合、フラップ510と係合するように前壁502に沿って位置する。第2のフラップ部510は、そのフラップ510がスロット501と係合する場合、複数の区画に含まれる製品が外に落ちないようにサイズ合わせされる。第2のフラップ部510は、外面(図示せず)および内面515を備える。
【0082】
フラップ部410または510およびスロット部401または501は、接触してもよく、または多くの部分で接触してもよい。他の例と同様に、芳香提供物質はかかる接触点に適用され得る。例えば、第1の芳香提供物質420または520は、スロットの底端404または504の下の前壁402または502の内面に位置する接触点に適用され得る。使用の際に、フラップ410または510がスロット401または501に挿入することによる圧力が、芳香提供物質420または520を収容するマイクロカプセルを破裂させると、芳香提供物質420または520は放出され得る。さらに、第2の芳香提供物質430または530が、フラップ部410または510の内面416または515に位置する1つ以上の第2の接触点に適用されてもよい。使用の際に、スロットの底端404または504がフラップ410または510の内面416または515と係合する場合の摩擦による圧力が、芳香提供物質430または530を収容するマイクロカプセルを破裂させると、芳香提供物質430または530が放出され得る。さらに、および上記の例と同様に、第1の芳香提供物質が1つ以上の第1の接触点に適用されてもよく、かつ第2の芳香提供物質が1つ以上の第2の接触点に適用されてもよい。
【0083】
上記の例のように、フラップ410または510が、スロット部401または501に挿入されるか、または引き出される場合、1つ以上の芳香提供物質を収容するマイクロカプセルの破裂を生じる圧力に起因して、芳香は放出される。フラップ部およびスロット部はスライド式に移動可能である。
【0084】
第1の芳香提供物質420または520は、第2の芳香提供物質430または530と同じであっても、異なっていてもよい。第1および第2の芳香提供物質は、補足的であっても、対照的であってもよい。上記のように、第1の芳香提供物質および第2の芳香提供物質は、同じであっても、異なっていても、補足的であっても、または対照的であってもよい。
【0085】
図7に示すように、パッケージ700は、2つの第1の蓋部:上蓋701および下蓋750を備える。第1の蓋部701および750は、第2の容器部710に対して枢動式に移動可能である。第1の上蓋部701は、上蓋部701の周囲を形成する端部702を備え、さらに上蓋部701は、内側を向いている内面(図示せず)および外側を向いている外面703を備える。下蓋部750は、下蓋部750の周囲を形成する端部751を備え、さらに下蓋部750は、内側を向いている内面752および外側を向いている外面(図示せず)を備える。第2の容器部710は、少なくとも1つの側壁711と、底部712と、少なくとも1つの側壁711の上部に沿った外側を向いている端部713とを備える。少なくとも1つの側壁711はまた、内面714および外面715を備える。
【0086】
蓋部701および750と容器部710は、接触してもよく、または多くの部分で接触してもよい。例えば、第1の上蓋部701および/または第1の下蓋部750はそれらが近接した位置にある場合、その上蓋部701および/または下蓋部750は、容器部710を少なくとも覆うようにサイズ合わせされてもよい。これにより、上蓋部701の端部702の内側を向いている内面(図示せず)上の1つ以上の第1の接触点、および下蓋部750の端部751の内側を向いている内面752上の1つ以上の第1の接触点、および容器部710の少なくとも1つの側壁711の上部に沿って外側を向いている端部713上の1つ以上の第2の接触点が形成される。
【0087】
第1の芳香提供物質(図示せず)が上蓋部701または下蓋部750上の1つ以上の第1の接触点に適用されてもよく、または第2の芳香提供物質730が1つ以上の第2の接触点に適用されてもよく、あるいは第1の芳香提供物質が1つ以上の第1の接触点に適用されてもよく、かつ第2の芳香提供物質が1つ以上の第2の接触点に適用されてもよい。第1および第2の芳香提供物質は、補足的であっても、対照的であってもよい。上記のように、第1の芳香提供物質および第2の芳香提供物質は、同じであっても、異なっていても、補足的であっても、または対照的であってもよい。
【0088】
上蓋部701または下蓋部750が、開いている、および/または閉じている場合、1つ以上の芳香提供物質を収容するマイクロカプセルを破裂させる圧力に起因して、芳香は放出される。蓋部701および750と容器部710は枢動式に移動可能である。
【0089】
図8に示した実施形態において、
図1に示したパッケージと同様のパッケージが、ブリスターカード部の蓋材料上に1つ以上の芳香提供物質をさらに含む。
図8から分かり得るように、パッケージ800は、第1のスリーブ部801および第2のブリスターカード部810を備え得る。
【0090】
第1のスリーブ部801は、第1の側壁802、第1の側壁802の反対側の第2の側壁(図示せず)、後壁803、および後壁803の反対側の前壁(図示せず)を備える。
【0091】
第2のブリスターカード部810は、区画811および区画811を囲むリム813に付着する蓋材料812を備える。
【0092】
上記の
図1において説明したように、接触点は、第1のスリーブ側壁802および側壁802の反対側の第2の側壁(図示せず)の高さに対するブリスターカード区画811の高さを変化させることによって、ならびに/またはスリーブ後壁803およびスリーブ後壁803の反対側のスリーブ前壁(図示せず)の幅に対するブリスターカード部810の幅を変化させることによって形成され得る。第1の芳香提供物質820はブリスタートレイ部810上の1つ以上の第1の接触点に配置されてもよく、かつ第2の芳香提供物質830は蓋材料812上に配置されてもよい。この構成は、第1の芳香提供物質820が、ブリスターカード部810に対するスリーブ部801の移動の際に最初に放出され、続いて蓋材料812上で第2の芳香提供物質830の連続放出が生じるので、芳香の連続放出を提供し得る。連続して放出される芳香提供物質は、所望の連続芳香特性に応じて同じであっても、異なっていてもよい。
【0093】
上記の例に記載したような可動式に係合可能な部分を有する主要なパッケージに加えて、パッケージはまた、可動式に係合可能な部分を有する主要なパッケージを囲む透明フィルム(図示せず)などのオーバーラップ(図示せず)を有してもよい。そのオーバーラップは、開封帯などの簡便な手段により除去されてもよい。全ての目的のためにその全体が本明細書に参照として組み込まれる米国特許第4,720,423号に記載されるように、開封帯は芳香を放出するように構成され得るので、消費者がパッケージ内に含まれる食品から予想できる、どのような味または風味を経験するかの最初の指標を知ることができる。この最初の指標は食べ物の経験をさらに高める。なぜなら、オーバーラップの除去はパッケージを最初に開封するさらなる時間を必要とし、使用者は、製品を食べ始めるのに費やすさらなる時間の後まで待つ必要がないからである。あるいは、開封帯によって放出される芳香は、新鮮さの指標を提供することができるか、または製造業者もしくは製品ブランドもしくは機能的有益性に関連する芳香を提供することができる。
【0094】
(芳香提供物質)
一部の実施形態において、芳香提供物質に含まれる芳香化学物質は、製品の味または風味の経験の指標を提供することができる。かかる味または風味の経験としては、限定されないが、天然および人工香味料などの当業者に公知の香味料が挙げられ得る。それらの香味料は、合成香味油および香味料芳香族化合物および/または油、オレオレジンならびに植物、葉、花、果実などの抽出物ならびにそれらの組み合わせから選択され得る。非限定的な代表的な香味油としては、スペアミント油、桂皮油、ウィンターグリーン油(サリチル酸メチル)、ペパーミント油、薄荷油、丁子油、ベイ油、アニス油、ユーカリ油、タイム油、ニオイヒバ油、ナツメグ油、オールスパイス油、セージ油、メース、ビターアーモンド油、およびカッシア油が挙げられる。また、有用な香味料は、バニラ、およびレモン、オレンジ、ライム、グレープフルーツ、ヤズ、スダチを含む柑橘油、およびリンゴ、西洋ナシ、モモ、ブドウ、ブルーベリー、ストロベリー、ラズベリー、サクランボ、プラム、パイナップル、アンズ、バナナ、メロン、アンズ、ウメ、サクランボ、ラズベリー、ブラックベリー、トロピカルフルーツ、マンゴー、マンゴスチン、ザクロ、パパイヤなどを含む果実エッセンスなどの人工、天然および合成果実フレーバーである。他の可能な香味料としては、ミルク香味料、バター香味料、チーズ香味料、クリーム香味料、およびヨーグルト香味料;バニラ香味料;緑茶香味料、ウーロン茶香味料、茶香味料、ココア香味料、チョコレート香味料、およびコーヒー香味料などの茶またはコーヒー香味料;ペパーミント香味料、スペアミント香味料、および薄荷香味料などのミント香味料;アサフェティダ香味料、アジョワン香味料、アニス香味料、アンゼリカ香味料、ウイキョウ香味料、オールスパイス香味料、桂皮香味料、カモミール香味料、マスタード香味料、カルダモン香味料、キャラウェー香味料、クミン香味料、クローブ香味料、ペッパー香味料、コリアンダー香味料、サッサフラス香味料、サボリ香味料、山椒香味料、エゴマ香味料、ジュニパーベリー香味料、ショウガ香味料、スターアニス香味料、セイヨウワサビ香味料、タイム香味料、タラゴン香味料、ディル香味料、トウガラシ香味料、ナツメグ香味料、バジル香味料、マヨラナ香味料、ローズマリー香味料、ベイリーフ香味料、およびワサビ(Japanese horseradish)香味料などのスパイシー香味料;ワイン香味料、ウィスキー香味料、ブランデー香味料、ラム香味料、ジン香味料、およびリキュール香味料などのアルコール香味料;フローラル香味料;ならびにタマネギ香味料、ガーリック香味料、キャベツ香味料、ニンジン香味料、セロリ香味料、マッシュルーム香味料、およびトマト香味料などの野菜香味料が挙げられる。これらの香味添加剤は、液体または固体形態で使用されてもよく、個々にまたは混合して使用されてもよい。一般に使用される香味料としては、個々にまたは混合して使用されるか否かに関わらず、ペパーミント、メントール、スペアミントなどのミント、人工バニラ、桂皮誘導体、および種々の果実フレーバーが挙げられる。本明細書の以下に記載する冷感剤と組み合わせて使用される場合、香味料はまた、息を清涼にする性質、特にミント風味の知覚を与えてもよい。
【0095】
一部の実施形態において、他の香味料としては、酢酸シンナミル、桂皮アルデヒド、シトラールジエチルアセタール、ジヒドロカルビルアセテート、オイゲニルホルメート、p−メチルアミソールなどのアルデヒドおよびエステルが挙げられ、使用され得る。一般に、全米科学アカデミー(National Academy of Sciences)による、Chemicals Used in Food Processing,刊行物1274,63〜258ページに記載されているものなどの任意の香味料または食品添加物が使用され得る。この刊行物は本明細書に参照として組み込まれる。それらは天然および合成香味料を含んでもよい。
【0096】
アルデヒド香味料のさらなる例としては、限定されないが、アセトアルデヒド(リンゴ)、ベンズアルデヒド(サクランボ、アーモンド)、アニスアルデヒド(甘草、アニス)、桂皮アルデヒド(桂皮)、シトラール、すなわちアルファ−シトラール(レモン、ライム)、ネラール、すなわちベータ−シトラール(レモン、ライム)、デカノール(オレンジ、レモン)、エチルバニリン(バニラ、クリーム)、ヘリオトロープ、すなわちピペロナール(バニラ、クリーム)、バニリン(バニラ、クリーム)、アルファ−アミル桂皮アルデヒド(スパイシーフルーツ風味)、ブチルアルデヒド(バター、チーズ)、バレルアルデヒド(バター、チーズ)、シトロネラル(修飾剤、多くの種類)、デカノール(柑橘果実)、アルデヒドC−8(柑橘果実)、アルデヒドC−9(柑橘果実)、アルデヒドC−12(柑橘果実)、2−エチルブチルアルデヒド(液果類)、ヘキサノール、すなわちトランス−2(液果類)、トリルアルデヒド(サクランボ、アーモンド)、ベラトルアルデヒド(バニラ)、2,6−ジメチル−5−ヘプタノール、すなわちメロナール(メロン)、2,6−ジメチルオクタノール(青玉果)、および2−ドデセナール(柑橘類、マンダリン)、サクランボ、ブドウ、ブルーベリー、ブラックベリー、ストロベリーショートケーキ、およびそれらの混合物が挙げられる。
【0097】
一部の実施形態において、香味添加剤は、知覚可能な経験を与えるレベルで使用される。他の実施形態において、香味添加剤は、独立して知覚可能な経験を与えないようなそれらの閾値レベル以下のレベルで使用される。閾値下のレベルにおいて、香味添加剤は、風味および/または芳香増大もしくは相乗効果などの補助的な有益性を与えることができる。
【0098】
一部の実施形態において、香味添加剤は、液体形態および/または乾燥形態のいずれで使用されてもよい。乾燥形態で使用される場合、液体を乾燥させる噴霧などの適切な乾燥手段が使用され得る。あるいは、香味添加剤は、セルロース、デンプン、糖、マルトデキストリン、アラビアガムなどの水溶性物質に吸収されてもよく、またはカプセル化されてもよい。さらに他の実施形態において、香味添加剤は、シリカ、ゼオライトなどに吸着されてもよい。
【0099】
一部の実施形態において、香味添加剤は多くの別個の物理的形態で使用されてもよい。これらに限定されないが、かかる物理的形態としては、噴霧乾燥などの自由形態、粉末、ビーズ形態、カプセル化形態、およびそれらの混合物が挙げられる。
【0100】
(芳香提供物質適用方法)
一部の実施形態において、芳香提供物質は、任意の適切な適用プロセスを使用して可動式に係合可能なパッケージ部に位置する接触点に適用される。適切な適用プロセスとしては、当業者に公知の任意の方法が挙げられ得る。一部の実施形態において、適用プロセスとしては、接触および非接触プリントプロセスが挙げられ得る。一部の実施形態において、プリントプロセスは、インクジェットプリント、スクリーンプリント、フレキソプリント、ロータリースクリーンプリント、可変スクリーンプリント、シルクスクリーンプリント、オフセットプリント、ロートグラビアプリント、スプレープリント、浸漬プリント、オフセットリソグラフプリントなど、またはかかるプリントプロセスの組み合わせが挙げられ、それらが使用され得る。
【0101】
プリントプロセスに加えて、一部の実施形態において、芳香提供物質は、芳香提供物質を含む基板をパッケージ部に適用することによって、可動式に係合可能なパッケージ部上の接触点に適用されてもよい。適切な基板としては、限定されないが、紙および/またはプラスチック基板が挙げられ得る。一部の実施形態において、基板は、ポリプリピレンまたはポリエチレンなどのポリマーを含んでもよく、その中に芳香提供物質が含まれる。他の実施形態において、基板はワックスを含んでもよい。さらに他の実施形態において、芳香提供物質は、破裂可能なマイクロカプセルなどのカプセル化した形態で基板中に含まれてもよい。