(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0018】
[第1実施形態]
(汚物収集ボックスの全体構成)
以下に添付図面を参照して、本発明に係る汚物収集ボックスの実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る汚物収集ボックスの外観を示す斜視図であり、
図2は、本実施形態に係る汚物収集ボックスの内部構造を示すブロック図である。
【0019】
本実施形態において、汚物収集ボックス1に投入される汚物は、所定の包装袋30に入れて汚物投棄口12に投入されものとし、この包装袋30には、汚物に関する識別情報31が表示されている。また、この包装袋30は、例えば、汚物収集ボックス1が設置されている店舗で配布したり、自治体が配布したりすることができ、店舗によって有償により販売してもよいし、無償で提供してもよく、また、会員登録した飼い主や、地域住民に対して送付する形式であってもよい。ここで、識別情報31としては、OCR(Optical Character Reader)で光学的に読み取り可能な文字列、バーコード、QRコード等のコードが含まれ、これらの文字列やコードは、包装紙の所定位置に印刷されていてもよく、また、ICチップにより非接触で識別できるものであってもよい。
【0020】
本実施形態に係る汚物収集ボックス1は、ペットの汚物などを収集する収集ボックスであって、汚物を内部に蓄積する筐体1aを本体として構成されており、主にスーパーやコンビニエンスストアの店舗前や、公園等の公共施設内に配置される。そして、汚物収集ボックス1は、
図1示すように、筐体1aの外部に操作部15と、表示部14と、汚物投棄口12と、確認手段10とを備え、
図2に示すように、筐体1aの内部に保持部21と、蓄積部22と、演算処理部100と、解除手段23とを備えている。
【0021】
操作部15は、ペットの飼い主が収集ボックスに汚物を投入する際の操作を受け付ける手段であり、例えば、タッチパネルやボタン等で構成されている。表示部14は、例えば、ランプやLED、液晶ディスプレイ等の表示装置であり、演算処理部100によって生成される表示情報に基づいて、ランプを点灯させたり、文字や映像を表示することができる。
【0022】
汚物投棄口12は、汚物を収集ボックス内部に投棄するための投入口であり、この汚物投棄口12を塞ぐように扉12bが設置されており、その扉12bに取手部12aが備えられている。本実施形態においては、飼い主がこの取手部12aを掴み、引くことで、汚物投棄口12が手前に開放するように構成されている。なお、汚物投棄口12は扉12bを備える構成としたが、これに限定されるものではなく、汚物収集ボックス内部に蓄積された汚物の悪臭が外部に漏れないように蓋体によって塞がれている構成であればよく、例えば、上方へ開閉する開閉扉や、引き出し式のボックスを汚物投棄口12に設置する構成としてもよい。
【0023】
また、本実施形態において、汚物投棄口12には、汚物投入時以外には、他のゴミが投入されないように、図示しないロック機能12dを備えている。このロック機能によるロックは、確認手段10によって当該汚物収集ボックス1の利用条件が満たされていることが確認されたときに、演算処理部100により許可されることで解除される。
【0024】
確認手段10は、利用者が当該汚物収集ボックス1を利用する条件を満たしているか、また、投入された廃棄物が収集の対象となっている物であるか否かを確認する手段であり、操作を受け付けるためのインターフェースや、各種センサ、及びこれらを制御する回路やプログラムなど、装置や機器等のハードウェア、或いはその機能を持ったソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成され、所定の動作を達成するための機能モジュールである。
【0025】
本実施形態では、この確認手段10には、上記操作部15や表示部14の他、硬貨、紙幣、カード、クーポン券等の金銭価値を投入して支払いを受け付けつける金銭投入口11、飼い主が有する個人識別情報や、ペットである固体識別情報を読み取る個人・固体識別センサ13、包装袋30の識別情報31を読み取る汚物識別センサ16が含まれ、これらのインターフェースやセンサを制御する回路、或いは演算処理部100で実行されるプログラムも含まれる。また、無償により本汚物収集ボックス1を利用させる場合には、例えば、カードやICチップなどに、利用者を特定するIDやパスワード等の個人情報を記録しておき、上記個人・個体識別センサ13により前記個人情報を読み出すようにしてもよい。
【0026】
なお、本実施形態では、操作部15を通じて、飼い主からの操作実行を受け付け、その信号を汚物収集ボックス1の内部にある演算処理部100に送信し、演算処理部100において確認処理が行われている。ここで、確認手段10によって確認処理を開始する契機としては、これら確認手段のいずれかにおいて操作を受け付けた場合に実行してもよく、2以上の組み合わせによる操作を受け付けた場合に実行するものとしてもよい。
【0027】
次いで、汚物収集ボックス1の内部について説明すると、汚物投棄口12から投入された汚物が筐体1a内部の蓄積部22に蓄積されるように、汚物投棄口12と蓄積部22が連通されており、その中間位置に保持部21が設けられている。
【0028】
保持部21は、本実施形態においては、
図2に示すように、汚物投棄口12から投入された汚物を一時的に保持する機構及び空間であり、保持部21の底面には、演算処理部100による制御によって開閉される底板21aが備えられている。本実施形態では、この底板21aは、保持部21の外方に向けて開閉するように構成されているとともに、解除手段23によって閉止されており、閉止状態において、投棄された汚物が一時的に載置されて保持するようになっている。そして、解除手段23が演算処理部100によって制御され、解除動作をすることで、底板21aが下方へ向けて開放され、底板21aに載置されていた汚物が蓄積部22に落下するようになっている。
【0029】
解除手段23は、演算処理部100からの信号により保持部21の底板21aを開閉させる手段であり、本実施形態においては、演算処理部100が汚物がペットのものであることを確認したという信号を受けることにより、底板21aを開放している。
【0030】
蓄積部22は、汚物を蓄積する収集箱であり、通常のゴミ箱と同様、上部が開放され、落下する汚物を蓄積する形態となっている。なお、蓄積部22の内部には汚物の臭いを消す脱臭機能又は消臭機能を備えている。なお、汚物収集ボックス1の筐体1aの側面には、蓄積部22から汚物を取り出す、取出口24が設けられており、汚物回収業者等がこの取出口24から汚物を回収したり、汚物収集ボックス内を清掃できるようになっている。
【0031】
演算処理部100は、CPU等のプロセッサ、メモリ、及びその他の電子回路等のハードウェア、或いはその機能を持ったプログラム等のソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成された演算モジュールであり、プログラムを適宜読み込んで実行することにより種々の機能モジュールを仮想的に構築し、構築された各機能モジュールによって、汚物蓄積に関する処理や、各部の動作制御、ユーザー操作に対する種々の処理を行う。また、この演算処理部100には、操作部15や各種センサが接続されており、各種センサからの検出信号により条件判断を行うとともに、この操作部15を通じて、ユーザーによる指示や設定操作を受け付けることができる。
【0032】
(演算処理部100)
上述した汚物収集ボックス1の汚物収集に関する制御は、上記演算処理部100によって行われる。
図3は、本実施形態に係る演算処理部100における汚物収集制御に関するモジュールを示す機能ブロック図である。なお、説明中で用いられる「モジュール」とは、装置や機器等のハードウェア、或いはその機能を持ったソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成され、所定の動作を達成するための機能単位を示す。同図に示すように、演算処理部100には、確認部104と、保持解除部105と、動作制御部102と、表示情報生成部101とが備えられている。
【0033】
表示情報生成部101は、表示部14のランプやLED、ディスプレイ等の制御を行うモジュールであり、ランプ等の点灯や、ディスプレイに表示させる情報を生成する。具体的に表示情報生成部101は、確認処理の結果を表示させたり、飼い主に対して操作指示やエラー警告を表示させたりする。
【0034】
確認部104は、確認手段10によって入力された信号から、汚物の投入に関して確認処理を行うモジュールであり、本実施形態においては、利用者が利用条件(利用適格)を備えているか、廃棄物がペットの汚物であるかを確認することによって、汚物投棄口12のロックの解除や、保持部21の底板21aの開放等に関する処理を行っている。なお、ここでの利用適格としては、例えば、本汚物収集ボックス1が設置された店舗の会員であるとか、その地域の住人であるとか、飼い犬等のペットを登録したものであるとかの他、包装体の内容物がペットの汚物であるという誓約などが含まれる。
【0035】
ここで、確認部104が、確認する種々の条件としては、金銭投入口11から投入された金銭価値の額が一定の要件を満たしているか否か、個人・固体識別センサ13から読み取った情報が予め登録された飼い主の個人情報又はペットの固体情報であるか否か、汚物識別センサ16が読み取った包装袋30に表示された識別情報31が飼い主の利用適格を満たしているか、及びその他センサによる検出結果が汚物がペットのものであるか否かなどを条件とすることができる。なお、本実施形態においては、こられの条件のいずれか又は、組み合わせによって確認処理を行うことができる。
【0036】
保持解除部105は、確認部104における確認結果に応じて、解除手段23を駆動させ、保持部21に保持されている汚物を蓄積部22に落下させる機構及び回路、その他のモジュールであり、確認部104からの認証の信号を受信することで、保持部21の底板21aが開放する制御信号を生成し、解除手段23へ送信する。動作制御部102は、汚物収集ボックス1の全体動作を制御するモジュールであり、本実施形態においては、確認部104の確認結果に応じて、各装置を作動させている。
【0037】
(汚物収集方法)
以上の構成を有する汚物収集ボックスを動作させることで、本発明の汚物収集方法を実施することができる。
図4は、本実施形態に係る汚物収集方法を示すフローチャート図である。ここで、飼い主が投入しようとする汚物は、所定の包装袋30に入れてあるものとし、また、この包装袋30には、汚物に関する識別情報31がバーコード等によって印刷表示されているものとする。
【0038】
まず、飼い主が確認手段10から確認操作を実行する。そして、確認部104は、この確認手段10から、汚物収集ボックス1を利用できるものか否かの条件を確認する(S101)。ここで、条件確認処理とは、金銭投入口11から投入された金銭価値の額が、一定の要件を満たしたか否かや、個人・固体識別センサ13から読み取った情報が、予め登録された飼い主の個人情報又はペットの固体情報であるか否かや、包装袋30に表示された識別情報から読み取った情報から当該利用者が利用適格を有するか、及び汚物がペットのものであるか否か等とすることができ、確認部104は、これらの条件のいずれか、又は組み合わせによって確認条件に適合すると判断する。
【0039】
そして、確認条件に適合しない場合には(S102における“N”)、表示部14にエラー表示を行い(S103)、稼働を終了する。一方、確認条件に適合する場合には(S102における“Y”)、汚物投棄口12のロックを解除する(S104)。ここで、飼い主が、汚物が入った包装袋30を投入すると(S105)、汚物が入った包装袋30は汚物投棄口12を通じて、保持部21に到達する。このとき、保持部21の底板21aは、閉止されているため、包装袋30は保持部21の底板21a上に載置され、一時的に保持されている状態となる。
【0040】
次いで、確認部104は、確認手段10により保持部21に汚物が有るか否かを判断する(S106)。保持部21に汚物がないと判断された場合は(S106における“N”)、確認部104は汚物が確認されるまで監視を続ける。一方、確認部104が汚物を確認した場合には(S106における“Y”)、保持部21の底板21aの固定を解除し(S107)、汚物を蓄積部22に落下させる(S108)。
【0041】
その後、汚物が蓄積部22に蓄積された後に(S109)、汚物投棄口12をロックして(S110)、終了する。なお、本実施形態において、確認部104による確認処理は、汚物投棄口12のロック及び保持部21のロックの解除の際に実行したが、本発明は、これに限定されるものではなく、いずれか一方の確認処理が実行されれば、他方の確認処理を省略してもよい。
【0042】
(作用・効果)
このような本実施形態によれば、汚物収集ボックス1内に設置された確認部104によって、投入されたゴミが、ペットの汚物であることを確認した後に、ペットの汚物のみを蓄積することができるので、ペットの汚物のみを分別して収集することができる。
【0043】
また、本実施形態において、硬貨、紙幣、カード等の金銭価値を投入して支払いを行う金銭投入口11をさらに備え、確認部104は、金銭投入口11から投入された金銭価値の額が、一定の要件を満たした場合に、汚物がペットのものであると確認するので、収集ボックスは、一定の金銭価値により稼働することができるので、真意にペットの汚物を投棄する目的を持った飼い主のみに利用させることができる。
【0044】
また、本実施形態において、汚物は、所定の包装袋30に入れて汚物投棄口12に投入され、包装袋30には、汚物に関する識別情報31が表示され、確認部104は、包装袋30に表示された識別情報31を読み取ることにより、汚物がペットのものであることを確認するので、確実にペットの汚物のみを蓄積部22に収集することができる。
【0045】
(変更例)
上述した本実施形態においては、保持部21は、筐体1aの内部に配置された箱状の空間としたが、本実施形態においては、これに限定するものではなく、汚物投棄口12に直接連通し、投棄口と保持部とを一体化した形態としてもよい。以下に汚物投棄口12を、保持部と一体化した場合の変更例について説明する。
図5は、本変更例に係る保持部の構成及びその動作を示す側面図である。
【0046】
図5(a)に示すように、保持部121は、扇形の断面形状をなした空間であり、垂直板121aが、汚物投棄口12を覆う蓋体として配置され、この垂直板121aに直交させて底板121bが連結されている。これら垂直板121aと底板121bは、一対の扇形板部材で連結され、保持部121としての扇形状の空間を画成している。これら垂直板121a及び底板121bは、下方端部の回転軸121cで回動可能に軸支されており、垂直板121aの取手部121eを手前に引いて、垂直板121aを外方へ開かせることにより、筐体1a内部の底板121bが手前に起き上がり、扇形状の保持部121が、筐体1aの外部に露出される。
【0047】
この保持部121が外部に露出された状態では、保持部121内に廃棄物を投入可能であり、垂直板121aを押し戻して閉止することにより、保持部121が筐体1a内に収納され、廃棄物が底板121b上に載置され、一時的に保持されることとなる。
【0048】
また、保持部121には、解除手段23により駆動される固定部121dを有しており、この固定部121dは、モーター等の駆動手段により保持部121に対して進退するように前後に移動される。すなわち、この固定部121dは、解除手段23の駆動によって前進され、底板121bを下方より支持し、底板121bの閉止状態を維持し、解除手段23の駆動によって後退することにより、底板121bの支持が外れ、底板121bの固定が解除され、底板121bが回転軸121cを軸として、下方側に回動するようになっている。
【0049】
ここで、保持部121に保持された汚物が蓄積部22に落下する動作について詳述する。
先ず、
図5(a)に示すように、飼い主が取手部121eを掴み、手前に引くことで、
図5(b)に示すように、垂直板121aが筐体1aの外方に回動し、垂直板121aと連結した底板121bが起き上がり、汚物投棄口12を覆うように位置される。この状態において、飼い主が垂直板121aに汚物が入った包装袋30を置き、保持部121を元の位置に戻す。これにより、
図5(c)に示すように、汚物が入った包装袋30は、筐体1a内部に投入され、底板121bに保持された状態となる。
【0050】
そして、飼い主が確認手段10を操作し、確認部104により汚物がペットのものであると確認すると、解除手段23によって固定部121dの固定が解除され、
図5(d)に示すように、底板121bは回転軸12cを中心として下方側へ回動する。これにより、保持部21に積載された汚物が、保持部21の下方に配置された蓄積部22に落下される。
【0051】
(作用・効果)
このような変更例によれば、汚物投棄口12を覆う部材と、汚物を汚物収集ボックス1の内部に保持する保持部材とを一体的に形成させることができるので、ボックス自体を小型化できるとともに、部品点数を減少させることができる。また、汚物投入時においても、底板121bが汚物投棄口12を覆うことができるので、汚物の悪臭が外気に放出することを防止することができる。
【0052】
[第2実施形態]
次いで、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、汚物収集ボックスに商品提供機能を付加した例を説明する。
図6は、本実施形態に係る汚物収集ボックスの外観を示す斜視図であり、
図7は、本実施形態に係る汚物収集ボックスの内部構造を示すブロック図である。なお、本実施形態において、上述した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その機能等は特に言及しない限り同一であり、その説明は省略する。
【0053】
本実施形態では、
図6に示すように、汚物収集ボックス1の外部には、商品提供機能として、商品提供口18と、商品表示部17とが設けられ、汚物収集ボックス1の内部には、商品収納部25が設けられている。
【0054】
商品提供口18は、
図6に示すように、提供される商品を利用者が取り出すための取出口であり、本実施形態においては、演算処理部100の抽選結果に応じて、商品が商品収納部25から商品提供口18に搬送されることで、商品提供口18から商品が送出され、利用者は送出された商品を取り出すことができる。ここで、提供される商品とは、ペット用の飲食物、遊戯具等が挙げられる。なお、本実施形態において、商品はペットに対する商品としたが、本発明は、これに限定されるものではなく、店舗の割引券や商品券などの飼い主に対する商品等であってもよい。
【0055】
商品表示部17は、飼い主に提供するサンプル商品を展示するディスプレイ部であり、特に、本実施形態においては、演算処理部100の抽選結果に応じた個数又は種別の商品を展示している。また、表示部14は、ルーレット部103によって発生された乱数に応じた抽選結果を表示情報生成部101を通じて表示している。
【0056】
そして、
図7に示すように、商品収納部25は、筐体1aの内部に設けられ、利用者に提供する商品を収納する収納箱である。本実施形態においては、演算処理部100の抽選結果に応じて提供する個数又は種別の商品毎に収納しており、演算処理部100の抽選結果に応じて、該当する収納箱から商品が取出され、商品提供口18に運搬される。
【0057】
上述した汚物収集ボックス1の商品提供に関する制御は、上記演算処理部100によって行われる。
図8は、本実施形態に係る演算処理部100における商品提供に係る制御に関するモジュールを示す機能ブロック図である。なお、説明中で用いられる「モジュール」とは、装置や機器等のハードウェア、或いはその機能を持ったソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成され、所定の動作を達成するための機能単位を示す。演算処理部100には、
図8に示すように、商品提供部107と、ルーレット部103とを備えている。
【0058】
ルーレット部103は、確認部104により汚物を確認したことを契機として、乱数を発生させるモジュールであり、乱数によって算出された抽選結果を動作制御部102に送信する。動作制御部102は、本実施形態において、受信した抽選結果に応じて、商品提供部107に対して、動作制御を行っている。
【0059】
商品提供部107は、抽選結果に応じた個数又は種別の商品を提供するモジュールであり、抽選結果に応じた信号を商品収納部25へ送信している。これにより、抽選結果に応じた信号を受信した商品収納部25は、抽選結果に応じた収納箱から商品を商品提供口18に運搬している。また、商品提供部107は、ルーレット部103によって発生された乱数に応じた抽選結果データを表示情報生成部101に送信しており、表示情報生成部101は、この信号に基づいて、表示部14に表示させる情報を生成する。
【0060】
(汚物収集方法)
以上の構成を有する汚物収集ボックスを動作させることで、本発明の汚物収集方法を実施することができる。
図9は、本実施形態に係る汚物収集方法を示すフローチャート図である。
【0061】
まず、飼い主が確認手段10から確認操作を実行する。そして、確認部104は、この確認手段10から、汚物収集ボックス1を利用できるものか否かの条件を確認する(S201)。ここで、条件確認処理とは、金銭投入口11から投入された金銭価値の額が、一定の要件を満たしたか否かや、個人・固体識別センサ13から読み取った情報が、予め登録された飼い主の個人情報又はペットの固体情報であるか否かや、包装袋30に表示された識別情報から読み取った情報が、汚物がペットのものであるか否か等とすることができ、これらの条件のいずれか、又は組み合わせによって確認条件に適合すると判断する。
【0062】
そして、確認条件に適合しない場合には(S202における“N”)、表示情報生成部101にエラー表示を行い(S203)、稼働を終了する。一方、確認条件に適合する場合には(S202における“Y”)、汚物投棄口12のロックを解除する(S204)。ここで、飼い主が汚物が入った包装袋30を投入すると(S205)、汚物は汚物投棄口12を通じて、保持部21に到達する。ここで、保持部21の底板21aは、通常、閉鎖されているため、汚物は保持部21に保持されている状態となる。
【0063】
そして、確認部104は、保持部21に汚物が有るか否かを判断する(S206)。本実施形態において、この判断は、金銭投入口11から投入された金銭価値の額が、一定の要件を満たしたか否かや、個人・固体識別センサ13から読み取った情報が、予め登録された飼い主の個人情報又はペットの固体情報であるか否かや、包装袋30に表示された識別情報から読み取った情報に基づいて、当該飼い主が利用適格を有するか、及び汚物がペットのものであるか否か等とすることができ、これらの条件のいずれか、又は組み合わせによって確認条件に適合すると判断する。なお、ここでの利用適格としては、例えば、本汚物収集ボックス1が設置された店舗の会員であるとか、その地域の住人であるとか、飼い犬等のペットを登録したものであるとかの他、包装体の内容物がペットの汚物であるという誓約などが含まれる。
【0064】
保持部21に汚物がないと判断された場合は、確認部104は、汚物が確認されるまで監視を続ける(S206における“N”)。一方、確認部104が汚物を確認した場合には(S206における“Y”)、保持部21の底板21aの固定をを解除し(S207)、汚物を蓄積部22に落下させる(S208)。また、確認部104が汚物を確認すると、ルーレット部103によって、抽選を開始し(S209)、ルーレット部103によって発生された乱数に応じた抽選結果を表示部14に表示するとともに、抽選結果に応じた個数又は種別の商品を商品収納部25から商品提供口18に運搬し、飼い主に対して商品を提供する(S210)。
そして、汚物が蓄積部22に蓄積され、商品が商品提供口18に運搬された後に、汚物投棄口12をロックして(S211)、終了する。
【0065】
(作用・効果)
このような実施形態によれば、確認部104により汚物を確認したことを契機として、ルーレット部による抽選結果に応じた個数又は種別の商品を提供しているので、ペットの汚物を投入した飼い主に対してのみ、商品と提供することができ、商品の提供によりペットが喜ぶなど、飼い主に対し汚物収集ボックスを利用するインセンティブを与えることができ、当該汚物収集ボックスの利用を促すことができる。
【0066】
(変更例)
本実施形態では、汚物収集ボックス1に汚物を投入することで、自動的に抽選を開始する例を説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、ルーレット開始又は停止に関して、飼い主側(飼い主自身又はペット)に操作させる構成としてもよい。以下に、ルーレット開始又は停止に関して、飼い主側に操作させる構成について説明する。
図10は、本変更例に係る汚物収集ボックスの外観を示す斜視図であり、
図11は、変更例に係る演算処理部100における商品提供に係る制御に関するモジュールを示す機能ブロック図である。
【0067】
本変更例では、
図10に示すように、汚物収集ボックス1の筐体1a側面には、確認手段10の一部として、ペットの動作を認識するペット感知部19が設けられている。
【0068】
ペット感知部19は、ペットが通路部19eを通り抜けられるように構成されたトンネル状の部材であり、筐体1aと対面する壁面には、ペットの綱を通す通口部19bと、ペットの動作を認識するペットセンサ19dとが設けられている。 通口部19bは、ペットがペット感知部19の内部を通過する際に、ペットの首輪に連結された綱を通す空間である。この通口部19bに綱を通すことで、飼い主が移動することなく、通路部19e内で、ペットを通過させることができる。
【0069】
ペットセンサ19dは、ペット感知部19の内側側面におけるペットが通過する高さに配置され、ペットの通過を認識するセンサであり、このセンサによる信号は確認部104に送信される。このセンサの種類としては、光学センサや、音波センサ等の人感センサを採用することができる。そして、
図11に示すように、ペットセンサ19dがペットを検出した場合に、その信号が確認部104に入力され、確認部104にて確認処理がされると、ルーレット部103によって、抽選を開始する。
【0070】
なお、本変更例においては、ペットの動作認識をペットセンサ19dにおいて認識し、ルーレット部103により抽選を行う構成としたが、これに限定するものではなく、例えば、
図10に示すように、ペット感知部19の床部分19cにペットが押圧する操作ボタン19aを複数設け、ペットがペット感知部19を通過した際にいずれかの操作ボタン19aを押圧することで、提供される商品の個数又は種別が決定される構成としてもよい。さらに、この際には、ルーレット部103は、汚物処理毎に、操作ボタン19aに対する商品の個数又は種別の割り振りを変更してもよい。
【0071】
(汚物収集方法)
以上の構成を有する汚物収集ボックスを動作させることで、本変更例に係る汚物収集方法を実施することができる。
図12は、本変更例に係る汚物収集方法を示すフローチャート図である。ここで、汚物の投入から汚物が蓄積部22に蓄積される動作(S301からS308)は、第2実施形態の動作(S201〜S208)と同様であるため省略し、以下に確認部104が保持部21に保持された汚物がペットの汚物であると確認した後の動作について説明する。
【0072】
本実施形態のおいては、確認処理のち、表示部14により商品の抽選がある旨や、抽選方法などを表示するとともに、ペット感知部19からの信号を監視し、ペットによる操作の有無を確認する(S309)。
【0073】
飼い主の指示によりペットがペット感知部19を通過し、ペットセンサ19dがペットの通過を検出されると(S309における“Y”)、この信号を確認部104に送信する。確認部104は、この信号を受信することで、犬からの操作を受け付けたと判断し、ルーレット部103によって発生された乱数に応じた抽選を行い(S312)、結果を表示している。一方、ペットによる操作が確認できない場合には(S309における“N”)、操作部15に設置された人間用の操作ボタンの押圧を確認する(S310)。
【0074】
人間用の操作ボタンの押圧がない場合は(S310における“N”)、表示部14においてエラー表示がなされ(S311)、動作を終了する。一方、人間用の操作ボタンの押圧がある場合には(S310における“Y”)、この信号が確認部104に送信される。確認部104は、この信号を受信することで、飼い主からの操作を受け付けたと判断し、ルーレット部103による抽選を開始させる(S312)。
【0075】
そして、ルーレット部103によって、抽選を開始され、ルーレット部103によって発生された乱数に応じた抽選結果を表示部14に表示するとともに、抽選結果に応じた個数又は種別の商品を商品収納部25から商品提供口18に運搬し、飼い主に対して商品を提供する(S313)。その後、汚物が蓄積部22に蓄積され、商品が商品提供口18に運搬された後に、汚物投棄口12をロックして(S314)、終了する。
【0076】
(作用・効果)
このような変更例によれば、汚物を投入した飼い主に対して商品を提供する際に、犬の動作によりルーレットを開始することができるので、エンターテイメント性を持たすことができ、飼い主の汚物収集ボックスへの投入を促すことができる。