(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1乃至
図8を用いて、本発明に係る自動返却装置1の構成と基本的動作を説明する。自動返却装置1は、
図1の(a)の平面図と(b)の側面図および
図2の外観図により説明されると共に、電気的構成は
図7により説明される。
【0012】
すなわち、自動返却装置1は、
図1および
図7に示すように、全体の動作を制御する制御部2と、ユーザが操作を行うための制御部2に接続された操作部3と、図書を搬送するための第1コンベヤ部C1と、同じく第2コンベヤ部C2と、同じく第3コンベヤ部C3と、第1コンベヤ部C1の下流側の先端であって
図書を格納する容器部への図書の投入位置に設けられ、図書の投入位置を一点に集中させないように振り分けるための突起部材であり、一例として
図1の(b)のように第1コンベヤ部C1に接続される第1拡散バーK1と、同じく第2拡散バーK2と、同じく第3拡散バーK3を有している。なお、拡散バーK1〜3の形状は、図面に記載された形状に限定されず、図書の投入位置を拡散させるものであればよい。
【0013】
さらに、自動返却装置1は、
図1および
図7に示すように、第1コンベヤ部C1を駆動させるための動力源である第1コンベヤ駆動部41と、同じく第2コンベヤ駆動部42と、同じく第3コンベヤ駆動部43を有している。さらに、自動返却装置1は、制御部2に接続され、上記の第1コンベヤ駆動部41自体をコンベヤの搬送方向
に対して直角方向に移動させる第1コンベヤユニット移動部11と、同じく第2コンベヤユニット移動部12と、同じく第3コンベヤユニット移動部13を有している。
【0014】
さらに、自動返却装置1は、図書を格納するための容器である第1ビン14と、同じく第2ビン15と、同じく第3ビン16と、同じく第4ビン17と、同じく第5ビン18と、同じく第6ビン19と、同じく第7ビン20と、同じく第8ビン21を有している。また、一例として、第1投入口22,第2投入口22’を有している。これらのビンは、
図1の(b)に示すように、図書の重量に応じて底が沈下する構造をもつことにより、図書の落下高さが一定となり、図書を傷めることがない。
【0015】
また、
図8に示すように、第1ビン14は、図書が容器内に一杯になったことを検出する第1ビン満杯検出センサ31を、第2ビン15は、同様に第2ビン満杯検出センサ32を、また、同様に、第8ビン21は、同様に第8ビン満杯検出センサ33をそれぞれ有している。また、第1ビン14は、第1ビン14が設置されていることを検出するための第1ビン設置検出センサ34を、第2ビン15は、同じく第2ビン設置検出センサ35を、同様に、第8ビン21は、同じく第8ビン設置検出センサ36を有している。
【0016】
また、自動返却装置1は、図書で満杯となった第1ビン14を
図3に示すように退避させるための第1ビン移動部51と、同じく第2ビン移動部52と、同様に、第8ビン移動部55を有している。また、自動返却装置1は、制御部2に従って第1投入口22の開閉を制御するための第1投入口開閉部37と、制御部2に従って第2投入口22’の開閉を制御するための第2投入口開閉部38を有している。
【0017】
このような構成をもつ自動返却装置1は、
図4乃至
図6に示すように、制御部2の制御下において、一例として、第1コンベヤ部C1、第2コンベヤ部C2、第3コンベヤ部C3を用いて図書を搬送し、第4ビン17に図書を格納する。次に、第4ビン17が図書で満杯となると、第4ビン移動部54を介して第4ビン17を退避させ、第3コンベヤユニット移動部を用いて第3コンベヤ部C3を退避させ、今度は、第2コンベヤ部C2と第1コンベヤ部C1を用いて、第3ビン16、第2ビン15、第1ビン14に図書を格納させる。さらに、
図6に示すように、第2投入口を用いて、第8ビン21、第7ビン20、第6ビン19、第5ビン18のように、
図書を格納するビンを変更していく。また、格納に使用するビンの順序、投入口の順序は、任意に選択が可能である。
【0018】
(動作)
次に、
図9に示した各タイプのうち、自動返却装置1が、シングルタイプの構成をもつ場合の返却処理、ダブルタイプの構成をもつ場合の返却処理、ダブルディープタイプの構成をもつ場合の返却処理を、
図10乃至
図17の説明図を用いて詳細に説明する。
【0019】
シングルタイプの構成をもつ自動返却装置1の返却処理を、はじめに、
図10および
図11を用いて説明する。
図10は、シングルタイプの返却処理を示しており、第1投入口に近い第1ビン14から第4ビン17へと順番にビンを使用する場合である。
【0020】
図10の(1)において、基本ポジションが示され、
第1乃至第3の各コンベヤユニットは待機ポジションにある。
この待機ポジションは、各コンベヤ部C1〜C3が、図書の第1投入口22から各コンベヤ部C1〜C3の搬送方向に対して直角方向に退去した位置であり、各コンベヤ部C1〜C3は、待機ポジションにおいて、搬送方向に並んでいる。
【0021】
図10の(2)において、少なくとも第1ビン14が設置され、制御部2は、第1ビン14のための第1ビン設置検出センサ34からの信号により設置を認識する。この状態で図書の返却が可能となり、制御部2は、第1投入口開閉部37により第1投入口22のシャッタを開ける。
【0022】
図10の(3)において、制御部2の制御下において、図書の返却処理が開始され、第1投入口22から
投入された図書は次々と第1ビン14に格納される。制御部2は、第1ビン満杯検出センサ31からの信号により、第1ビン14が図書で満杯となったことを認識すると、[第1ビン]→[第2ビン]へと使用するビンを変更する。
【0023】
図10の(4)において、制御部2の制御下において、第1コンベヤ部C1を第1コンベヤユニット移動部を用いて搬送ポジションに移動
する。第1コンベヤ部C1の搬送ポジションは、第1投入口22から投入された図書を受ける位置であり、第1コンベヤ部C1を搬送ポジションに移動すると、第1投入口22から投入された図書が第1コンベヤ部C1により搬送され、この第1コンベヤ部C1の下流側の先端から投下されて第2ビン15に格納される。やがて、制御部2が第2ビン満杯検出センサ32からの信号により第2ビン満杯を検出すると、[第2ビン]→[第3ビン]へと使用するビンを変更する。
【0024】
図10の(5)において、制御部2の制御下において、第2コンベヤ部C2を第2コンベヤユニット移動部を用いて搬送ポジションに移動
する。第2コンベヤ部C2の搬送ポジションは、第1コンベヤ部C1により搬送されてきた図書を引き続き搬送する位置であり、第2コンベヤ部C2を搬送ポジションに移動すると、第1コンベヤ部C1と第2コンベヤ部C2が搬送方向に並んだコンベア列が形成され、第1コンベヤ部C1および第2コンベヤ部C2により次々と図書が搬送されて第3ビン16に図書が格納される。そして、制御部2は、第3ビン満杯検出センサ32からの信号により第3ビン満杯を検出すると、
第3コンベヤ部C3を第3コンベヤユニット移動部を用いて搬送ポジションに移動し、使用するビンを[第3ビン]→[第4ビン]へと変更する。
第3コンベヤ部C3の搬送ポジションは、第2コンベヤ部C2により搬送されてきた図書を引き続き搬送する位置であり、第3コンベヤ部C3を搬送ポジションに移動すると、第1コンベヤ部C1と第2コンベヤ部C2と第3コンベヤ部C3とが搬送方向に並んだコンベア列が形成され、第4ビン16に図書が格納される。
【0025】
図10の(6)において、制御部2の制御下において、第3コンベヤ部C3を第3コンベヤユニット移動部を用いて搬送ポジションに移動した後、第1コンベヤ部C1乃至第3コンベヤ部C3により次々と図書が搬送されて第4ビン17に図書が格納される。やがて、制御部2は、第4ビン満杯検出センサ33からの信号により第4ビン満杯を検出して格納処理を終了する。
【0026】
以上のように、シングルタイプの構成をもつ自動返却装置1は、
第1投入口に近い第1ビン14から第4ビン17へと順番にビンを使用していく。
【0027】
なお、各第1コンベヤ部C1乃至第3コンベヤ部C3は、各コンベヤ部の下流側の先端であって
容器部であるビンへの図書の投入位置に、拡散バーK1、第2拡散バーK2、第3拡散バーK3を有している。この拡散バーは、第2乃至第4の各ビン15,16,17への図書の投入位置を一点に集中させないように振り分けるための突起部材であり、一例として
図1の
(a)および(b)のように、各コンベヤ部C1,C2,C3の下流側の先端に、コンベヤ幅方向における中央部に位置させて、搬送方向を延長した方向に突き出し、且つ、前記コンベア列を形成したときに搬送方向の下流側に位置するコンベア部の上流側の端部の下に入り込む高さに設けられている。すなわち、第1コンベヤ部C1の下流側の先端の拡散バーK1は、第1コンベヤ部C1の次の第2コンベヤ部C2を搬送ポジションに移動したときに、第2コンベヤ部C2の下に入り込む高さに設けられ、第2コンベヤ部C2の下流側の先端の拡散バーK2は、第2コンベヤ部C2の次の第3コンベヤ部C3を搬送ポジションに移動したときに、第3コンベヤ部C3の下に入り込む高さに設けられている。この拡散バーにより、従来のように図書はコンベヤ部の中央真下に集中して一つの図書の山を築くのではなく、図書が突起物である拡散バーに衝突して、少なくとも二つ以上の図書の山に分散されることになる。これにより、容器(ビン)の容量に対して効率的に図書が収納されるため収納効率を向上させることができる。
【0028】
次に、シングルタイプの構成をもつ自動返却装置1の返却処理であって、
図11に示されているのは、シングルタイプの返却処理であって、逆に、第3ビン16から第1投入口に近い第1ビン14へと順番にビンを使用する場合である。
【0029】
図11の(1)において、基本ポジションが示され、コンベヤユニットは待機ポジションにある。
【0030】
図11の(2)において、少なくとも第3ビン16が設置され、制御部2は、第3ビン16のための第3ビン設置検出センサからの信号により第3ビン16の設置を認識する。制御部2は、第1コンベヤ部C1を第1コンベヤユニット移動部を用いて、第2コンベヤ部C2を第2コンベヤユニット移動部を用いて、それぞれ搬送ポジションに移動する。この状態で図書の返却が可能となり、制御部2は、第1投入口開閉部37により第1投入口22のシャッタを開ける。
【0031】
図11の(3)において、制御部2の制御下において、図書の返却処理が開始され、第1投入口22から
投入された図書は、第1コンベヤ部C1および第2コンベヤ部C2に搬送されて、次々と第3ビン16に格納される。制御部2は、第3ビン満杯検出センサからの信号により第3ビン16が図書で満杯となったことを認識すると、[第3ビン]→[第2ビン]へと使用するビンを変更する。
【0032】
図11の(4)において、制御部2の制御下において、第2コンベヤ部C2を第2コンベヤユニット移動部を用いて待機ポジションに移動する。第1投入口22から
投入された図書は第1コンベヤ部C1により搬送され、次々と第2ビン15に格納される。制御部2は、第2ビン満杯検出センサ32からの信号により第2ビン15が図書で満杯となったことを認識すると、[第2ビン]→[第1ビン]へと使用するビンを変更する。
【0033】
図11の(5)において、制御部2の制御下において、第1コンベヤ部C1を第1コンベヤユニット移動部を用いて待機ポジションに移動する。第1投入口22から
投入された図書は、次々と第1ビン14に格納される。制御部2は、第1ビン満杯検出センサ31からの信号により第1ビン14が図書で満杯となったことを認識すると、格納処理を終了する。
【0034】
また、各第1コンベヤ部C1乃至第2コンベヤ部C2は、各コンベヤ部の下流側の先端であって図書の投入位置に拡散バーK1、第2拡散バーK2を有しており、図書が突起物である拡散バーに衝突して、少なくとも二つ以上の図書の山に分散されることになる。これにより、容器(ビン)の容量に対して効率的に図書が収納されるため収納効率を向上させることができる。
【0035】
次に、ダブルタイプ(利便型)の構成をもつ自動返却装置1の返却処理を、
図12および
図13を用いて説明する。
図12および
図13に示されているのは、ダブルタイプ(利便型)の返却処理であって、第1投入口に近い第1ビン14から第8ビン21へと順番にビンを使用する場合である。この場合、ダブルタイプ(利便型)においては、第1ビン14〜第8ビン21を移動する際に、
図9に示すように両側から各ビンを退避する。このため多少スペースを要するが、各ビンを安定して迅速に退避することができる。
【0036】
図12の(1)において、基本ポジションが示され、コンベヤユニットは待機ポジションにある。
【0037】
図12の(2)において、少なくとも第1ビン14が設置され、制御部2は、第1ビン14のための第1ビン設置検出センサ34からの信号により設置を認識する。この状態で図書の返却が可能となり、制御部2は、第1投入口開閉部37により第1投入口22のシャッタを開ける。
【0038】
図12の(3)において、制御部2の制御下において、図書の返却処理が開始され、第1投入口22から
投入された図書は、次々と第1ビン14に格納される。制御部2は、第1ビン満杯検出センサ31からの信号により、第1ビン14の図書の満杯を認識すると、[第1ビン]→[第2ビン]へ使用するビンを変更する。
【0039】
図12の(4)において、制御部2の制御下において、第1コンベヤ部C1を第1コンベヤユニット移動部を用いて第1搬送ポジションに移動する。第1投入口22から
投入された図書は、第1コンベヤ部C1に搬送されて、次々と第2ビン15に格納される。制御部2は、第2ビン満杯検出センサ32からの信号により第2ビン満杯を検出し、[第2ビン]→[第3ビン]へ使用するビンを変更する。
【0040】
図12の(5)において、制御部2の制御下において、第2コンベヤ部C2を第2コンベヤユニット移動部を用いて第1搬送ポジションに移動する。第1投入口22から
投入された図書は、第1コンベヤ部C1および第2コンベヤ部C2に搬送されて、次々と第3ビン16に格納される。制御部2は、第3ビン満杯検出センサからの信号により第3ビン満杯を検出し、[第3ビン]→[第4ビン]へ使用するビンを変更する。
【0041】
図13の(6)において、制御部2の制御下において、第3コンベヤ部C3を第3コンベヤユニット移動部を用いて第1搬送ポジションに移動する。第1投入口22から
投入された図書は、第1コンベヤ部C1乃至第3コンベヤ部C3に搬送されて、次々と第4ビン17に格納される。制御部2は、第4ビン満杯検出センサからの信号により第4ビン満杯を検出し、[第4ビン]→[第5ビン]へ使用するビンを変更する。
【0042】
図13の(7)において、制御部2は、第1投入口開閉部37により第1投入口22のシャッタを閉じ、第2投入口開閉部38により第2投入口22’のシャッタを開け、第1コンベヤ部C1乃至第3コンベヤ部C3を待機ポジションに移動する。第2投入口22’から
投入された図書は、次々と第5ビン18に格納される。制御部2の制御下において、第5ビン満杯検出センサからの信号により第5ビン満杯を検出し、[第5ビン]→[第6ビン]へ使用するビンを変更する。
【0043】
図13の(8)において、制御部2の制御下において、第1コンベヤ部C1を第1コンベヤユニット移動部を用いて第2搬送ポジションに移動する。第2投入口22’から
投入された図書は、第1コンベヤ部C1に搬送されて、次々と第6ビン19に格納される。制御部2は、第6ビン満杯検出センサからの信号により第6ビン満杯を検出し、[第6ビン]→[第7ビン]へ使用するビンを変更する。
【0044】
図13の(9)において、制御部2の制御下において、第2コンベヤ部C2を第2コンベヤユニット移動部を用いて第2搬送ポジションに移動する。第2投入口22’から
投入された図書は、第1コンベヤ部C1および第2コンベヤ部C2に搬送されて、次々と第7ビン20に格納される。制御部2は、第7ビン満杯検出センサからの信号により第7ビン満杯を検出し、[第7ビン]→[第8ビン]へ使用するビンを変更する。
【0045】
図13の(10)において、制御部2の制御下において、第3コンベヤ部C3を第3コンベヤユニット移動部を用いて第2搬送ポジションに移動する。第2投入口22’から
投入された図書は、第1コンベヤ部C1乃至第3コンベヤ部C3に搬送されて、次々と第8ビン21に格納される。制御部2は、第8ビン満杯検出センサからの信号により第8ビン満杯を検出し、格納処理を終了する。
【0046】
また、各第1コンベヤ部C1乃至第3コンベヤ部C3は、各コンベヤ部の下流側の先端であって図書の投入位置に拡散バーK1、第2拡散バーK2、第3拡散バーK3を有しており、図書が突起物である拡散バーに衝突して、少なくとも二つ以上の図書の山に分散されることになる。これにより、容器(ビン)の容量に対して効率的に図書が収納されるため収納効率を向上させることができる。
【0047】
また、各ビンに図書が満たされると、各ビンは、随意、第1ビン移動部51乃至第8ビン移動部55により退避される。ここで、ダブルタイプ(利便型)の構成をもつ自動返却装置1の返却処理の場合は、
図9に示すように各ビン列の両側から各ビンが退避されるため、迅速に安定した各ビンの退避を行うことができる。
【0048】
次に、ダブルタイプ(大量省スペース型:投入口2個)の構成をもつ自動返却装置1の返却処理を、
図14および
図15を用いて説明する。
図14および
図15に示されているのは、ダブルタイプ(大量省スペース型:投入口2個)の返却処理であって、第1投入口に近い第1ビン14から第8ビン21へと順番にビンを使用する場合である。この場合、ダブルタイプ(大量省スペース型:投入口2個)においては、第1ビン14〜第8ビン21を移動する際に、
図9の(3)に示すようにビン列の片側から各ビンを移動する。このため自動返却装置1の設置のためのスペースを少なくすることが可能となる。
【0049】
図14の(1)において、基本ポジションが示され、コンベヤユニットは待機ポジションにある。
【0050】
図14の(2)において、少なくとも第1ビン14が設置され、制御部2は、第1ビン14のための第1ビン設置検出センサ34からの信号により設置を認識する。この状態で図書の返却が可能となり、制御部2は、第1投入口開閉部37により第1投入口22のシャッタを開ける。
【0051】
図14の(3)において、制御部2の制御下において、図書の返却処理が開始され、第1投入口22から
投入された図書は、次々と第1ビン14に格納される。制御部2は、第1ビン満杯検出センサ31からの信号により、第1ビン14の図書の満杯を認識すると、[第1ビン]→[第2ビン]へ使用するビンを変更する。
【0052】
図14の(4)において、制御部2の制御下において、第1コンベヤ部C1を第1コンベヤユニット移動部を用いて第1搬送ポジションに移動する。第1投入口22から
投入された図書は、第1コンベヤ部C1に搬送されて、次々と第2ビン15に格納される。制御部2は、第2ビン満杯検出センサ32からの信号により第2ビン満杯を検出し、[第2ビン]→[第3ビン]へ使用するビンを変更する。
【0053】
図14の(5)において、制御部2の制御下において、第2コンベヤ部C2を第2コンベヤユニット移動部を用いて第1搬送ポジションに移動する。第1投入口22から
投入された図書は、第1コンベヤ部C1および第2コンベヤ部C2に搬送されて、次々と第3ビン16に格納される。制御部2は、第3ビン満杯検出センサからの信号により第3ビン満杯を検出し、[第3ビン]→[第4ビン]へ使用するビンを変更する。
【0054】
図15の(6)において、制御部2の制御下において、第3コンベヤ部C3を第3コンベヤユニット移動部を用いて第1搬送ポジションに移動する。第1投入口22から
投入された図書は、第1コンベヤ部C1乃至第3コンベヤ部C3に搬送されて、次々と第4ビン17に格納される。制御部2は、第4ビン満杯検出センサからの信号により第4ビン満杯を検出し、[第4ビン]→[第5ビン]へ使用するビンを変更する。
【0055】
図15の(7)において、制御部2は、第1投入口開閉部37により第1投入口22のシャッタを閉じ、第2投入口開閉部38により第2投入口22’のシャッタを開け、第1コンベヤ部C1乃至第3コンベヤ部C3を待機ポジションに移動する。第2投入口22’から
投入された図書は、次々と第5ビン18に格納される。制御部2の制御下において、第5ビン満杯検出センサからの信号により第5ビン満杯を検出し、[第5ビン]→[第6ビン]へ使用するビンを変更する。
【0056】
図15の(8)において、制御部2の制御下において、第1コンベヤ部C1を第1コンベヤユニット移動部を用いて第2搬送ポジションに移動する。第2投入口22’から
投入された図書は、第1コンベヤ部C1に搬送されて、次々と第6ビン19に格納される。制御部2は、第6ビン満杯検出センサからの信号により第6ビン満杯を検出し、[第6ビン]→[第7ビン]へ使用するビンを変更する。
【0057】
図15の(9)において、制御部2の制御下において、第2コンベヤ部C2を第2コンベヤユニット移動部を用いて第2搬送ポジションに移動する。第2投入口22’から
投入された図書は、第1コンベヤ部C1および第2コンベヤ部C2に搬送されて、次々と第7ビン20に格納される。制御部2は、第7ビン満杯検出センサからの信号により第7ビン満杯を検出し、[第7ビン]→[第8ビン]へ使用するビンを変更する。
【0058】
図15の(10)において、制御部2の制御下において、第3コンベヤ部C3を第3コンベヤユニット移動部を用いて第2搬送ポジションに移動する。第2投入口22’から
投入された図書は、第1コンベヤ部C1乃至第3コンベヤ部C3に搬送されて、次々と第8ビン21に格納される。制御部2は、第8ビン満杯検出センサからの信号により第8ビン満杯を検出し、格納処理を終了する。
【0059】
また、各第1コンベヤ部C1乃至第3コンベヤ部C3は、各コンベヤ部の下流側の先端であって図書の投入位置に拡散バーK1、第2拡散バーK2、第3拡散バーK3を有しており、図書が突起物である拡散バーに衝突して、少なくとも二つ以上の図書の山に分散されることになる。これにより、容器(ビン)の容量に対して効率的に図書が収納されるため収納効率を向上させることができる。
【0060】
また、各ビンに図書が満たされると、各ビンは、随意、第1ビン移動部51乃至第8ビン移動部55により退避される。ここで、ダブルディープタイプ(利便型)の構成をもつ自動返却装置1の返却処理の場合は、
図9に示すように各ビン列の片側から各ビンが退避されるため、自動返却装置1の設置のためのスペースを少なくすることが可能となる。
【0061】
次に、ダブルタイプ(大量省スペース型:投入口1個)の構成をもつ自動返却装置1の返却処理を、
図16および
図17を用いて説明する。
図16および
図17に示されているのは、ダブルタイプ(大量省スペース型:投入口1個)の返却処理であって、一つの投入口を用いて、第1投入口に近い第1ビン14から第8ビン21へと順番にビンを使用する場合である。この場合、第1コンベヤ部C1乃至第3コンベヤ部C3をうまく使って、各ビンへ図書を搬送する。
【0062】
また、各ビンの退避は、
図9に示すように各ビン列の片側から各ビンが退避されるため、自動返却装置1の設置のためのスペースを少なくすることが可能となる。
【0063】
図16の(1)において、基本ポジションが示され、コンベヤユニットは待機ポジションにある。
【0064】
図16の(2)において、少なくとも第1ビン14が設置され、制御部2は、第1ビン14のための第1ビン設置検出センサ34からの信号により設置を認識する。この状態で図書の返却が可能となり、制御部2は、第1投入口開閉部37により第1投入口22のシャッタを開ける。
【0065】
図16の(3)において、制御部2の制御下において、図書の返却処理が開始され、第1投入口22から
投入された図書は、次々と第1ビン14に格納される。制御部2は、第1ビン満杯検出センサ31からの信号により、第1ビン14の図書の満杯を認識すると、[第1ビン]→[第2ビン]へ使用するビンを変更する。
【0066】
図16の(4)において、制御部2の制御下において、第1コンベヤ部C1を第1コンベヤユニット移動部を用いて第1搬送ポジションに移動する。第1投入口22から
投入された図書は、第1コンベヤ部C1に搬送されて、次々と第2ビン15に格納される。制御部2は、第2ビン満杯検出センサ32からの信号により第2ビン満杯を検出し、[第2ビン]→[第3ビン]へ使用するビンを変更する。
【0067】
図16の(5)において、制御部2の制御下において、第2コンベヤ部C2を第2コンベヤユニット移動部を用いて第1搬送ポジションに移動する。第1投入口22から
投入された図書は、第1コンベヤ部C1および第2コンベヤ部C2に搬送されて、次々と第3ビン16に格納される。制御部2は、第3ビン満杯検出センサからの信号により第3ビン満杯を検出し、[第3ビン]→[第4ビン]へ使用するビンを変更する。
【0068】
図17の(6)において、制御部2の制御下において、第3コンベヤ部C3を第3コンベヤユニット移動部を用いて第1搬送ポジションに移動する。第1投入口22から
投入された図書は、第1コンベヤ部C1乃至第3コンベヤ部C3に搬送されて、次々と第4ビン17に格納される。制御部2は、第4ビン満杯検出センサからの信号により第4ビン満杯を検出し、[第4ビン]→[第5ビン]へ使用するビンを変更する。
【0069】
図17の(7)において、制御部2の制御下において、第1投入口22から
投入された図書は第1コンベヤ部C1により第1コンベヤ部C1の途中まで搬送され、第1コンベヤ部C1は、第1コンベヤユニット移動部11により第2搬送ポジションに移動され、第1コンベヤ部C1は逆回転して図書を第5ビン18に格納する。やがて、制御部2は、第5ビン満杯検出センサからの信号により第5ビン満杯を検出すると、[第5ビン]→[第6ビン]へ使用するビンを変更する。
【0070】
図17の(8)において、制御部2の制御下において、第1投入口22から
投入された図書は第1コンベヤ部C1により第1コンベヤ部C1の途中まで搬送され、第1コンベヤ部C1は、第1コンベヤユニット移動部11により第2搬送ポジションに移動され、第1コンベヤ部C1は図書を第6ビン19に格納する。やがて、制御部2は、第6ビン満杯検出センサからの信号により第6ビン満杯を検出すると、[第6ビン]→[第7ビン]へ使用するビンを変更する。
【0071】
図17の(9)において、制御部2は、第2コンベヤ部C2を第2コンベヤユニット移動部を用いて第2搬送ポジションに移動する。制御部2の制御下において、第1投入口22から
投入された図書は第1コンベヤ部C1により第1コンベヤ部C1の途中まで搬送され、第1コンベヤ部C1は、第1コンベヤユニット移動部11により第2搬送ポジションに移動され、第1コンベヤ部C1および第2コンベヤ部C2は図書を第7ビン20に格納する。やがて、制御部2は、第7ビン満杯検出センサからの信号により第7ビン満杯を検出すると、[第7ビン]→[第8ビン]へ使用するビンを変更する。
【0072】
図17の(10)において、制御部2は、第3コンベヤ部C3を第3コンベヤユニット移動部を用いて第2搬送ポジションに移動する。第1投入口22から
投入された図書は第1コンベヤ部C1により第1コンベヤ部C1の途中まで搬送され、第1コンベヤ部C1は、第1コンベヤユニット移動部11により第2搬送ポジションに移動され、第1コンベヤ部C1乃至第3コンベヤ部C3は図書を第8ビン21に格納する。やがて、制御部2は、第8ビン満杯検出センサからの信号により第8ビン満杯を検出すると、格納処理を終了する。
【0073】
このようにダブルタイプ(大量省スペース型:投入口1個)の構成をもつ自動返却装置1においては、制御部2によりコンベヤ部を制御することで、投入口が第1投入口22ひとつだけの場合でも、二列のビン列の自動返却装置1により図書を格納することができる。
【0074】
また、各第1コンベヤ部C1乃至第3コンベヤ部C3は、各コンベヤ部の下流側の先端であって図書の投入位置に拡散バーK1、第2拡散バーK2、第3拡散バーK3を有しており、図書が突起物である拡散バーに衝突して、少なくとも二つ以上の図書の山に分散されることになる。これにより、容器(ビン)の容量に対して効率的に図書が収納されるため収納効率を向上させることができる。
【0075】
また、上述したように本発明の一実施形態に係る自動返却装置は、図書が平均化されて収納されるため、ビンの収容スペースに無駄がなくなり、ビンの収容容積一杯に図書が収容できる。さらに、沈下型のビンを使用することにより、図書の落下高さが一定となり、図書を傷めることがない。さらに、返却口、ビンの設置数には制約がないため、建屋スペースに合わせた組合せを自由に行える。さらに、ビンの搬出入を1方向とすることが可能となるため、ビンを密着させて設置したり、一方を壁面とすることができ、建屋のスペースを有効に利用することができる。
【0076】
さらに、各ビンのセット確認及び、満杯を検知しているため、優先順位を含め、図書を投入すべき最適なビンを自動検索することができ、ビンがないところに図書を落下させたり、図書をビンより溢れさせるような不具合を生じない。さらに、各ビン毎に満杯を検知しているため、各ビン毎に満杯を通知することができ、適時利用者に処理を促すことができると共に、図書を溢れさせることがないので利用者に余分な作業を強いることもない。さらに、装置構造がシンプルなため、安価に設置できるという効果がある。
【0077】
以上記載した様々な実施形態は複数同時に実施することが可能であり、これらの記載により、当業者は本発明を実現することができるが、更にこれらの実施形態の様々な変形例を思いつくことが当業者によって容易であり、発明的な能力をもたなくとも様々な実施形態へと適用することが可能である。従って、本発明は、開示された原理と新規な特徴に矛盾しない広範な範囲に及ぶものであり、上述した実施形態に限定されるものではない。