(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5667991
(24)【登録日】2014年12月19日
(45)【発行日】2015年2月12日
(54)【発明の名称】検索要求管理のためのグラフィカルユーザインタフェース
(51)【国際特許分類】
G06F 3/048 20130101AFI20150122BHJP
【FI】
G06F3/048 656C
G06F3/048 651C
G06F3/048 653A
【請求項の数】14
【全頁数】36
(21)【出願番号】特願2011-551462(P2011-551462)
(86)(22)【出願日】2010年2月17日
(65)【公表番号】特表2012-519321(P2012-519321A)
(43)【公表日】2012年8月23日
(86)【国際出願番号】EP2010051983
(87)【国際公開番号】WO2010097319
(87)【国際公開日】20100902
【審査請求日】2013年2月12日
(31)【優先権主張番号】09305180.3
(32)【優先日】2009年2月27日
(33)【優先権主張国】EP
(31)【優先権主張番号】12/398,437
(32)【優先日】2009年3月5日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】509228994
【氏名又は名称】アマデウス エス.アー.エス.
【氏名又は名称原語表記】AMADEUS S.A.S.
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
(74)【代理人】
【識別番号】100089037
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邊 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】ショーン・ピーター・カラペッラ
(72)【発明者】
【氏名】クリティン・アン・ダニエルズ
(72)【発明者】
【氏名】ミッシェル・マルグリット・モット
(72)【発明者】
【氏名】チャンドラー・リー・ローリー
(72)【発明者】
【氏名】マヘンティラン・ヴェヌゴパル
【審査官】
松田 岳士
(56)【参考文献】
【文献】
特表2003−536175(JP,A)
【文献】
特開2007−114935(JP,A)
【文献】
特開2006−172435(JP,A)
【文献】
特表2002−505482(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索要求の定義のために暗号コマンドを入力し、表示するための第1のコマンドインタフェース領域であって、前記第1のコマンドインタフェース領域は、暗号コマンドの複数の利用可能な異なるコードタイプから暗号コマンドのコードタイプを選択するための手段を備え、暗号コマンドのそれぞれの利用可能なコードタイプは、異なる遠隔検索エンジンのコンピュータ要求フォーマットに適合し、暗号コマンドの前記選択されたコードタイプは、第1の遠隔検索エンジンに適合する、前記第1のコマンドインタフェース領域と、
前記第1のコマンドインタフェース領域の前記暗号コマンドとして前記定義された検索要求入力のパラメータを表示するためのフィールドを有するフォームベースの第2のコマンドインタフェース領域と
を有するグラフィカルユーザインタフェースをディスプレイスクリーン上で生成するためのコンピュータ装置であって、
前記第1のコマンドインタフェース領域と前記第2のコマンドインタフェース領域を結合して、前記第1のコマンドインタフェース領域に対する前記暗号コマンドの入力が、前記フォームベースの第2のインタフェース領域の前記入力された暗号コマンドの少なくともいくつかを反映するパラメータの擬似同時表示を生成するようにするための領域をさらに備え、前記結合するための手段は、
前記暗号コマンドを解析するための手段であって、前記解析するための手段は、暗号コマンドの前記複数の利用可能な異なるコードタイプのうち、暗号コマンドのコードタイプにそれぞれ専用のパーサのセットを備える、手段と、
前記解析された暗号コマンドから構造化されたデータを抽出するためのプログラム命令と、
前記構造化されたデータをJava(登録商標)Scritpオブジェクト内に格納するための手段と、
Java(登録商標)Scriptオブジェクトから前記第2のコマンドインタフェース領域のフィールドに前記構造化されたデータをマッピングすることによって前記第2のコマンドインタフェース領域のフィールドを埋めるためのプログラム命令と、
前記抽出された構造化されたデータに基づいて正規のフォーマットのクエリを作成するための手段と、
第2の遠隔検索エンジンに適合する暗号コマンドのコードタイプの最終検索要求に前記クエリを変換するための手段と
を備えるコンピュータ装置。
【請求項2】
前記第2のコマンドインタフェース領域は、前記検索要求のパラメータの入力を許すように構成され、さらに前記結合するための手段は、前記入力されたパラメータの少なくともいくつかを反映する暗号コマンドの擬似同時表示を生成するように構成される請求項1に記載のコンピュータ装置。
【請求項3】
少なくとも前記第2のコマンドインタフェース領域は、ハイパーテキストマークアップ言語ページに埋め込まれる請求項1または2に記載のコンピュータ装置。
【請求項4】
前記暗号コマンドの解析ステータスの視覚的表示を生成するためのプログラム命令を備える請求項1から3のいずれかに記載のコンピュータ装置。
【請求項5】
前記グラフィカルユーザインタフェースは、ウェブアプリケーションによって生成されたウェブページである請求項1から4のいずれかに記載のコンピュータ装置。
【請求項6】
前記結合するための手段は、前記ウェブページ内に埋め込まれる請求項5に記載のコンピュータ装置。
【請求項7】
ディスプレイスクリーン上でグラフィカルユーザインタフェースを生成するための方法であって、
前記ディスプレイスクリーンの第1の領域内で、検索要求の定義のために暗号コマンドを入力し、表示するための第1のコマンドインタフェースを表示するステップと、
暗号コマンドの複数の利用可能なコードタイプから暗号コマンドのコードタイプを選択するステップであって、暗号コマンドのそれぞれの利用可能なコードタイプは、異なる遠隔検索エンジンのコンピュータ要求フォーマットに適合し、暗号コマンドの前記選択されたコードタイプは、第1の遠隔検索エンジンに適合する、ステップと、
検索要求を定義するために、前記第1のコマンドインタフェースに暗号コマンドの前記選択されたコードタイプのテキスト文字列暗号コマンドを入力するステップと、
前記ディスプレイスクリーンの第2の領域内で、前記第1のコマンドインタフェースの前記入力された暗号コマンドに相当する前記検索要求のパラメータを表示するためのフィールドを有するフォームベースの第2のコマンドインタフェースを表示するステップと、
前記第1のコマンドインタフェースと前記第2のコマンドインタフェースを結合して、前記第1のコマンドインタフェースの前記入力された暗号コマンドが、前記入力された暗号コマンドの少なくともいくつかに相当するパラメータの擬似同時表示を前記フォームベースのコマンドインタフェースで生成するようにするステップであって、
i)暗号コマンドの前記複数の利用可能な異なるコードタイプのうち暗号コマンドのコードタイプにそれぞれ専用のパーサのセットのうちから暗号コマンドの前記選択されたコードタイプに専用のパーサを適用するステップであって、前記適用されたパーサは、解析された暗号コマンドを形成するために前記暗号コマンドを解析する、ステップと、
ii)前記解析された暗号コマンドから構造化されたデータを抽出するステップと、
iii)前記抽出された暗号コマンドから正規のフォーマットのクエリを作成するステップと、
iv)第2の遠隔検索エンジンに適合する暗号コマンドのコードタイプの最終検索要求に前記作成されたクエリを変換するステップと、
をさらに含むステップと
を備える方法。
【請求項8】
前記結合するステップは、前記抽出された構造化されたデータをJava(登録商標)Scriptオブジェクト内に格納するステップを備える請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記結合するステップは、前記第2のコマンドインタフェース領域のフィールドに前記構造化されたデータをマッピングすることによって前記第2のコマンドインタフェースのフィールドを埋めるステップを備える請求項7または8に記載の方法。
【請求項10】
前記第2のコマンドインタフェース上で前記検索要求のパラメータを入力するステップと、
前記第1のコマンドインタフェースと前記第2のコマンドインタフェースを結合して、前記入力されたパラメータの少なくともいくつかを反映する暗号コマンドの擬似同時表示を生成するステップと
を備える請求項7から9のいずれかに記載の方法。
【請求項11】
前記第2の遠隔検索エンジンに前記検索要求を送信するステップと、
前記検索要求に応答して前記第2の遠隔検索エンジンから結果のリストを受信するステップと、
前記検索要求に応答して結果のリストを表示するための領域と前記第1のコマンドインタフェース領域とを有する第2のグラフィカルユーザインタフェースを前記ディスプレイスクリーン上で表示するステップと
をさらに備える請求項7から10のいずれかに記載の方法。
【請求項12】
結果の前記リストは、前記選択されたコードタイプのフィールドコードを備えた旅行ソリューションを有する請求項11に記載の方法。
【請求項13】
バイパスコードを定義するステップと、
前記暗号コマンドを解析するステップ中に前記バイパスコードが検出されるたびに、構造化されたデータを抽出するステップなしに、前記暗号コマンドを前記第2の遠隔検索エンジンに送信するステップと
をさらに備える請求項11に記載の方法。
【請求項14】
請求項7から13のいずれかに記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検索要求の管理のためのグラフィカルユーザインタフェースを提供するコンピュータ装置、コンピュータ方法、およびコンピュータプログラム製品に関する。
【0002】
1つの用途は、航空または自動車などの、ただし、これらに限定されない様々な交通手段、ならびにホテル宿泊などの、ただし、これに限定されない旅行の他の側面に関する検索要求および予約要求の処理である。
【背景技術】
【0003】
旅行要求は、通常、パーソナルコンピュータなどのコンピューティングデバイスへの入力を介して行われ、次に、これらの入力が、処理目的でGDS(グローバルディストリビューションシステム)などのコンピュータ化されたシステムの検索エンジンに送信される。主要なGDSは、以下の商標、すなわち、Amadeus(商標)、Sabre(商標)、Apollo(商標)、およびWorldspan(商標)の下で知られる。GDSは、ユーザの要求と合致する旅行ソリューションで応答することができる。ユーザは、通常、ユーザの顧客の旅行条件を、ユーザが作業することに慣れているGDSに適合するコンピュータ要求フォーマットに変換することに熟練した旅行エージェントである。旅行エージェントは、コンピュータキーボード上で、暗号コマンドとして知られるGDS固有のコマンドをタイプして、コマンドライン(すなわち、テキストベースの)ユーザインタフェースを使用するソフトウェアアプリケーションと対話することを要求される。
【0004】
過去20年来、よりユーザフレンドリなグラフィカルインタフェースが開発されてきた。これらのインタフェースは、GDSによって使用される暗号フォーマットの知識を全く有さないユーザに、検索要求を構築するための新たな可能性を提供する。さらに、グラフィカルユーザインタフェース、つまり、GUIを提供することは、Microsoft Windows(登録商標)、Apple Macintosh OS(登録商標)、ならびにベル研究所で最初に考案されたタイムシェアリングOSであるUNIX(登録商標)のすべての派生物を含む、ほとんどの最新のOS(オペレーティングシステム)上の、1990年代の少なくとも初頭以来、開発されたすべてのソフトウェアアプリケーションに関して、現在では、標準となっている。GUI構成要素は、スクリーンウインドウ上のイメージ、アイコン、ダイアログボックスなどを含む。ユーザは、スクリーン上のポインタを動かし、またはキーボード均等物を使用して、GUI構成要素をポイントしながら、またはキーボード均等物を使用することによって、GUI構成要素を選択することによって、アプリケーションを制御することができる。このインタフェースは、コミュニケーションがテキスト文字列の交換を介して達せられるコマンドラインインタフェースとは対照的である。
【0005】
GUIの方が、しばしば、選好される。というのは、コマンドラインインタフェースは、ソフトウェアアプリケーションのユーザがコマンドラインインタフェースを効率的に使用することができるにはまず、多数のコマンドが、そのユーザによって学習され、憶えられることを要求するからである。しかし、一度、習得されると、コマンドラインコマンドは、システムとの大幅に、より速い対話を可能にすることができる。実際、暗号コマンドは、専門家の旅行エージェントなどの非常に熟練したユーザには、しばしば、より効率的である。今日、経験豊かな旅行エージェントは、GDSのそれぞれに固有である暗号言語コマンドを使用する。旅行エージェントは、一般に、1つの暗号言語に別の暗号言語に対してより、慣れている。しかし、マルチGDS/マルチコンテンツ旅行斡旋環境において、これらのエージェントが、それらのソースによって規定される他の言語で作業できることが不可欠である。異なるグローバルディストリビューションシステム、および異なる旅行予約ソースは、異なるコンテンツにアクセスを有し、さらに一部の旅行エージェント顧客は、割引または優遇料金を得るために或る特定のGDS/ソースにおいて顧客の旅行予約が予約されることを要求する。したがって、多くのGDS/ソースにアクセスを有することは、旅行エージェントには強く求められることである。
【0006】
経験豊かな旅行エージェントは、GUI環境におけるフォームベースのフィールドと比べて、暗号コマンドラインエントリを使用することの方が、より迅速であり、より効率的である。コマンドは、結果を得るのに非常に少ないキーストロークしか要さない可能性があり、暗号コマンドでは、一般に、スクロールすること、またはクリックすることが全く要求されない。しかし、エージェントがコマンドを知らない場合、暗号は、コマンドが直観的に明白ではなく、エージェントが、GDSコマンドを見出すのにヘルプ環境にアクセスする必要があるため、GUIほど効率的ではない。経験の乏しいエージェントは、以下の2つの選択肢を有する。すなわち、1)長期の訓練を通じて1つまたは複数のGDS言語を学習すること、または2)完全にグラフィカルの、ユーザフレンドリではあるが、それほど効率的ではない予約ツールを使用することである。これらの選択肢の両方の利点を組み合わせるシステムが必要とされる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、この目的を達することを意図する新たな装置、方法、およびコンピュータプログラムを提案する。本発明によれば、新たなGUIが、暗号コマンドに専用の第1のコマンドインタフェース領域と、フォームベースのデザインを有する第2のコマンドインタフェース領域とを組み合わせる。この2つのインタフェースを組み合わせることによって、本発明は、ユーザに新たな体験を提供し、ユーザは、UIの1つのコマンドインタフェース領域に暗号コマンドを入力し、第2のコマンドインタフェース領域内でフレンドリな様態でユーザの入力の効果を動的に見ることができる。好ましい実施形態において、ユーザは、いずれのコマンドインタフェース領域を入力インタフェースとして使用することもでき、その結果、ユーザのニーズと技能に最も適合したインタフェースを選択することができる。また、本発明は、エージェントによって入力された元の暗号言語フォーマットに関係なく、暗号要求が任意のGDSに適合するように、暗号要求を変換することもできる。このことは、旅行要求が、任意のGDS暗号言語で入力され、フォームベースの入力に変換され、次に、任意のGDSまたは任意のコンテンツソースからコンテンツを要求する、もしくは任意のGDSまたは任意のコンテンツソースに予約を行うことができる検索(または旅行予約)エンジンに送信されることが可能であることを意味する。例として、この機能を使用して、代理店は、規則-管理エンジンにおいて構成されているいずれのコンテンツソースからであれ、新たなGDS言語で再訓練されることを必要とすることなしに、全員が同一のツールを使用して、同一の情報を要求し、受け取っている、異なる5名のエージェント(1名のSabre(商標)専門家、1名のWorldspan(商標)専門家、1名のApollo(商標)専門家、1名のAmadeus(商標)専門家、および1名の経験の乏しいエージェント)を有することが可能である。本発明の別の目的は、クライアントアプリケーションとサーバの間で交換されるデータストリームを標準化することである。ウェブアプリケーションを使用する別の好ましい実施形態において、旅行要求を解析すること、および処理することが、フォーム内に埋め込まれたロジックおよびコードによって扱われることが可能である。
【0008】
本発明のさらなる目的、特徴、および利点は、添付の図を参照して後段の説明を考察すると、当業者には明白となろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、ディスプレイスクリーン上でグラフィカルユーザインタフェースを生成するためのコンピュータ装置に関する。グラフィカルユーザインタフェース、つまり、GUIは、検索要求の定義のために暗号コマンドを入力し、表示するための第1のコマンドインタフェース領域と、検索要求のパラメータを表示するためのフィールドを有するフォームベースの第2のコマンドインタフェース領域とを備える。
【0010】
コンピュータ装置は、第1のコマンドインタフェース領域と第2のコマンドインタフェース領域を結合して、第1のコマンドインタフェース領域内の暗号コマンドの入力が、それらの暗号コマンドの少なくともいくつかを反映するパラメータの擬似同時表示を生成するようにするための手段をさらに備える。より正確には、この結合手段は、以下の特徴、すなわち、
それらの暗号コマンドを解析するための手段と、
それらの暗号コマンドから構造化されたデータを抽出するためのプログラム命令と、
その構造化されたデータをJava(登録商標)Scriptオブジェクト内に格納するための手段と、
構造化されたデータをマッピングすることによって第2のコマンドインタフェース領域のフィールドを埋めるためのプログラム命令とを含むことが可能である。
【0011】
好ましい実施形態において、第2のコマンドインタフェース領域は、検索要求のパラメータの入力を許し、さらに結合するための手段は、それらのグラフィカルに入力されたパラメータの少なくともいくつかを反映する暗号コマンドの擬似同時表示を生成するように構成される。
【0012】
この装置のさらなるオプションの態様によれば、
少なくとも第2のグラフィカル入力コマンドインタフェース領域は、ハイパーテキストマークアップ言語ページに埋め込まれ、
この装置は、それらの暗号コマンドの解析ステータスの視覚的表示を生成するためのプログラム命令を備え、
第1のコマンドインタフェース領域は、暗号コマンドのコードタイプを選択するための手段を備え、さらに解析するための手段は、暗号コマンドのコードタイプにそれぞれが専用のパーサのセットを備え、
この装置は、構造化されたデータに基づいて正規のフォーマットのクエリを作成するための手段と、そのクエリを、遠隔検索エンジンに適合する暗号コマンドのコードタイプの検索要求に変換するための手段とを備え、
そのグラフィカルユーザインタフェースは、ウェブアプリケーションによって生成されたウェブページであり、
結合するための手段は、ウェブページ内に埋め込まれる。
【0013】
また、本発明は、ディスプレイスクリーン上でグラフィカルユーザインタフェースを生成するための方法であって、
ディスプレイスクリーンの第1の領域内で、検索要求の定義のために暗号コマンドを入力し、表示するための第1のコマンドインタフェースを表示するステップと、
ディスプレイスクリーンの第2の領域内で、その検索要求のパラメータを表示するためのフィールドを有するフォームベースの第2のコマンドインタフェースを表示するステップと、
第1のコマンドインタフェース領域と第2のコマンドインタフェース領域を結合して、第1のコマンドインタフェース領域内の暗号コマンドの入力が、それらの暗号コマンドの少なくともいくつかを反映するパラメータの擬似同時表示を生成するようにするステップと
を備える方法にも関する。
【0014】
オプションとして、この方法は、以下に示される特徴のいずれかを含むことも可能である。すなわち、
結合するステップは、それらの暗号コマンドを解析するステップを備え、
結合するステップは、それらの解析された暗号コマンドから構造化されたデータを抽出するステップを備え、
結合するステップは、その構造化されたデータをJava(登録商標)Scriptオブジェクト内に格納するステップを備え、
結合するステップは、その構造化されたデータをマッピングすることによって第2のコマンドインタフェース領域のフィールドを埋めるステップを備え、
この方法は、第2のコマンドインタフェース領域上でその検索要求のパラメータを入力するステップと、第1のコマンドインタフェース領域と第2のコマンドインタフェース領域を結合して、それらの入力されたパラメータの少なくともいくつかを反映する暗号コマンドの擬似同時表示を生成するステップとを備え、
この方法は、その構造化されたデータに基づいて、正規フォーマットのクエリを作成するステップと、そのクエリを、遠隔検索エンジンに適合する暗号コマンドのコードタイプの検索要求に変換するステップとを備え、
遠隔検索エンジンは、コンピュータ化された旅行予約システムの一部であり、
検索要求は、遠隔検索エンジンに直接に伝送され、
検索要求は、旅行ポリシー規則の適用のために中間エンジンに通信され、次に、遠隔検索エンジンに伝送され、
第1のコマンドインタフェース領域上の暗号コマンド入力は、遠隔検索エンジンに適合しない第1のコードタイプであり、
その検索要求に応答してグラフィカルユーザインタフェースに旅行ソリューションを戻すステップ、およびそれらの旅行ソリューションを第1のコードタイプのフィールドコードで表示するステップ、
この方法は、その検索要求に応答してグラフィカルユーザインタフェースに旅行ソリューションを戻すステップと、フォローアップコマンドの入力のために、それらの旅行ソリューションと、第1のインタフェースと第2のインタフェースの少なくともいずれかを同時に表示するステップとを備え、
この方法は、バイパスコードを定義するステップと、暗号コマンドを解析するステップ中にバイパスコードが検出されるたびに、構造化されたデータを抽出するステップなしに、暗号コマンドを遠隔検索エンジンに送信するステップとを備える。
【0015】
本発明の第3の態様は、本発明の方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ実行可能命令を備えるコンピュータプログラム製品である。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明に従って表示されるGUIを示す概略図である。
【
図5】コンピュータ装置と予約システムの他の構成要素の間の関係の例を示す図である。
【
図6】本発明に従って生成されたGUIの例を示す図である。
【
図7】本発明に従って生成されたGUIの例を示す図である。
【
図8】本発明に従って生成されたGUIの例を示す図である。
【
図9】本発明に従って生成されたGUIの例を示す図である。
【
図10】本発明に従って生成されたGUIの例を示す図である。
【
図11】本発明に従って生成されたGUIの例を示す図である。
【
図12】本発明に従って生成されたGUIの例を示す図である。
【
図13】本発明に従って生成されたGUIの例を示す図である。
【
図14】本発明に従って生成されたGUIの例を示す図である。
【
図15】本発明に従って生成されたGUIの例を示す図である。
【
図16】本発明に従って生成されたGUIの例を示す図である。
【
図17】本発明に従って生成されたGUIの例を示す図である。
【
図18】本発明に従って生成されたGUIの例を示す図である。
【
図19】本発明に従って生成されたGUIの例を示す図である。
【
図20】本発明に従って生成されたGUIの例を示す図である。
【
図21】本発明に従って生成されたGUIの例を示す図である。
【
図22】本発明に従って生成されたGUIの例を示す図である。
【
図23】本発明に従って生成されたGUIの例を示す図である。
【
図24】本発明に従って生成されたGUIの例を示す図である。
【
図25】本発明に従って生成されたGUIの例を示す図である。
【
図26】本発明に従って生成されたGUIの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下の詳細な説明は、添付の図面を参照する。この説明は、例示的な実施形態を含むが、他の実施形態も可能であり、さらに本発明の趣旨および範囲を逸脱することなく、説明される実施形態に変更が行われることが可能である。
【0018】
本発明の装置は、従来のパーソナルコンピュータ内で実施されることが可能であり、このパーソナルコンピュータは、ディスプレイスクリーン、キーボードやマウスのようなポインタなどの入力手段、および通信手段を備える。通信手段は、通常、ネットワーク、およびブラウザ(例えば、Netscape(登録商標)、Internet Explorer(登録商標)など)などのソフトウェア構成要素を介して伝送するためのハードウェアを含む。
【0019】
GUIが、旅行商品の要求、空き状況の要求、旅行商品を予約するための要求などの要求を構築するために提供される。次に、これらの要求が、通常は、1つのGDSのサーバ部分の検索エンジンである遠隔システムによって扱われる。
【0020】
ディスプレイスクリーン上でGUIを生成するのに、本発明は、前述したようなウェブブラウザによってサポートされるウェブアプリケーションとして動作し、要求されるロジックおよびコードが埋め込まれたウェブページを生成することが可能である。
【0021】
ウェブページWPの例が、全く概略で
図1に示される。この例は、第1のコマンドインタフェース領域10に相当する第1の領域を備える。第1のコマンドインタフェース領域は、暗号コマンドの入力を目的とし、コマンドラインインタフェースとして動作する。第1のコマンドインタフェース領域は、ユーザの入力のためのテキストエントリ区域11を備える。また、第1のコマンドインタフェース領域は、操作者が使用することを所望する暗号コマンドのコードタイプを選択するためのボタン12(または任意の適合されたGUI構成要素)を含むことも可能である。このことは、本発明を完全に柔軟で、任意のコードタイプに適合可能にする。
【0022】
また、ウェブページWPは、有利にはHTML(ハイパーテキストマークアップ言語を表す)形態である第2のコマンドインタフェース20も備える。要求を構築するのに役立つ任意のGUI構成要素が、このセクションに組み込まれ得る。
図1で、フィールドに相当するテキストエントリ区域21が示される。フィールド名22が、テキストエントリ区域21の近くに配置される。また、チェックボックス23も、チェックボックスに相当する描写で示される。
【0023】
フィールドの例が、出発の日付と到着の日付、出発地の空港と目的地の空港、旅行者の数および名前、乗り継ぎ、予約クラスなどである。
【0024】
オプションとして、第2のインタフェース20は、データのタイプに応じて区別された仕方で様々なフォーム部分において様々なフィールドを提示する複数のタブを備える。第1のタブが飛行機旅行に割り当てられることが可能であり、別のタブがホテルに割り当てられることが可能であるといった具合である。
【0025】
本発明の第1の態様において、第1のインタフェース10によるコマンドの入力は、第2のインタフェース20の表示に動的に影響を与える。また、逆機能も、
図2に示されるとおり可能である。ユーザが、テキストエントリ区域11内でテキストをタイプするにつれ、そのテキストが、キーアップイベントごとに解析される。解析するための手段は、有利には、結合手段のために使用されるその他のロジックと同様にJava(登録商標)Scriptベースである。本発明は、複数のGDSと対話するのに使用されることも可能であり、その場合、解析手段は、それに相応して設計される。単一の一体型のパーサが利用されること、またはパーサのセットを形成する個々のパーサが利用されることが可能である(暗号コマンドのコードタイプに依存して)。通常、パーサは、GDSごとに実施される。コマンドの解析は、好ましくは、選択されたGDSに対してだけでなく、以前のコマンド、およびページの現在のコンテキストに対してもコンテキストセンシティブである。入力され、サーバに送信された以前のコマンドが飛行機空席状況コマンド(例えば、AD12OCTBOSORD8A)であった場合、フォローアップ飛行機空席情報コマンドが使用されることが可能である(例えば、ACR15OCT)。パーサは、検索の以前のコンテキストを使用して、飛行機空席状況に関するHTMLフォームを事前に埋める。次に、フォローアップコマンドの変更されたフィールドだけが使用される。コンテキストセンシティビティの同一の原理が、「空売り」コマンドに適用される。飛行機空席状況ページ上で航空便を空売りための暗号コマンドを送信することが可能である。他のページ上で、航空機に関する空売りコマンドは、関係がなく、したがって、(複数の)パーサによって無視される。
【0026】
次に
図3を参照すると、構造化されたデータを抽出する暗号コマンドも処理される。解析手段は、その見通しでプログラム命令を備えることが可能である。コマンドからパーサによって抽出された、構造化されたデータは、Java(登録商標)Scriptオブジェクト内に格納される。パーサは、通常、異なるGDSに関して非常に異なるが、コマンドを表すオブジェクト(例えば、飛行機空席状況オブジェクト、ホテル空室状況オブジェクト)は、通常、GDS間で共有される。つまり、第1のGDS飛行機空席状況の解析からの情報を格納するのに使用されるオブジェクトは、別のGDSの飛行機空席状況コマンドの解析からの情報を格納するのに使用されるオブジェクトと同一である、または同一の基本オブジェクトから派生させられる。このことは、他の任意のGDSシステム上、または非GDSシステム上でサブミットが行われ得る場合に、1つのGDSのフォーマットでコマンドを入力することを許す。
【0027】
オブジェクトは、異なるいくつかのタイプのデータを格納する。主要な機能は、暗号コマンドから解析された、構造化されたデータ(例えば、日付、時刻、出発地の都市など)を正規化されたフォーマットで格納することである。さらに、オブジェクトは、生のテキスト入力、解析のトークン化された結果、解析のために想定されたGDS、解析中に生じた誤り、およびその他の関係のある情報を格納する。
【0028】
情報の解析および格納の後、Java(登録商標)Scriptを使用して、コマンドの解析についてのフィードバックがユーザに動的に示される。GUIを使用して、解析のステータスの視覚的表示が提供される。コマンドのいずれの部分が解析され、コマンドのいずれの部分が解析されなかったかを示すHTMLが、ユーザに示される。ユーザに伝えられ得る、解析オブジェクトの内部で使用される異なるいくつかのステータスが存在する。成功のステータスに加えて、以下のステータスが、マウスオーバ、テキストスタイル、および強調表示を介してユーザに伝えられることが可能である。すなわち、
解析の失敗(すなわち、パーサがテキストを理解しなかった)、
多過ぎる繰り返し(例えば、ユーザが、4つの好ましい航空会社を入力しており、フォームは、3つだけしかサポートしない)、
サポートされない(すなわち、パーサは、テキストを理解するが、HTMLフォームは、その入力をサポートしない、またはその入力がウェブベースの環境に不適切である)
【0029】
その後、Java(登録商標)Scritpを使用して、HTMLフォームフィールドが、データオブジェクトからの構造化されたデータで更新される。フォームの中で更新される情報は、関係のある構造化された情報(例えば、日付、時刻)、ならびにシステムによって使用される隠された情報(例えば、解析された暗号オブジェクトのJSON表現)を含む。JSON(Java(登録商標)Scritp Object Notationの省略形)は、軽量コンピュータデータ交換フォーマットである。JSONは、オブジェクトと呼ばれる単純なデータ構造および連想配列を表すためのテキストベースの、人間が読むことができるフォーマットである。
【0030】
暗号入力とフォームベースの入力の両方を許すのに、GDSに送信されたコマンドのタイプを許すHTMLフォームが利用可能でなければならない。通常、このことは、暗号入力テキストボックスを有する任意のページ上で、飛行機検索、自動車検索、ホテル検索、PNR検索、プロファイル検索などのためのフォームも存在することを意味する。さらに、パーサは、航空便の選択、および他の「空売り」エントリのために使用されるフォームも利用する。このフォームベースの入力は、暗号バイパスを除いて、ほとんどのコマンドに関して使用される。暗号バイパスは、特殊な事例として後段で説明される。
【0031】
ユーザが暗号コマンドを入力することを終えると、HTMLフォームを変更することによって、サーバに送信されるデータを変更することが可能である。代替として、ユーザは、GDSにコマンドを送信する際にユーザが行うように、エンタを押すことによってフォームを単にサブミットすることが可能である。
【0032】
バックエンドに関しては、データはパーサによって正規化されているので、情報がエージェントによって暗号で入力されていても、HTMLフォームを介して直接に入力されていても、全く違いはない。このことは、システムの能力から、エージェントが、暗号で入力することを選好すること(またはしないこと)を取り除く。通常、GDS上で暗号を直接に入力することとは対照的に、構造化されたHTMLを有するウェブアプリケーションを使用する場合、より堅牢なフィーチャを提供することが可能であった。
【0033】
図3に戻ると、前述したとおり抽出されたデータを使用して、正規のクエリが作成され、正規データモデルは、異なるフォーマットの間で連絡をとるのに使用される設計パターンである。各フォーマットの暗号コマンドの間でトランスレータを書く代わりに、暗号コマンドコードの正規フォーマットと各フォーマットの間で唯一のコンバータを書くだけで十分である。
【0034】
図4は、正規クエリが、要求を処理する遠隔システムに適合するコードタイプフォーマットに変換されることを示す。次に、その要求が、GDS、またはその要求を扱うことができる他の任意のデバイスに送信される。
【0035】
図2は、2つのインタフェースが、検索要求を構築するのに要求される情報を入力するのに使用されることが可能であることをより正確に示す。データは、構造化されたデータとしてフォーマットされているので、ユーザ入力の2つのソースが組み合わされ、ユーザは、その2つのタイプのインタフェースの利点の恩恵を受ける。
【0036】
この説明は、データ入力が、第1のインタフェースによって行われ、データが、第2のインタフェースをポピュレートするようにさらに処理される事例に主に焦点を当てる。しかし、入力は、第2のインタフェースを使用して行われることも可能であり、第1のインタフェースが、逆方向ではあるが、同様の処理を使用するデータ変換を使用してポピュレートされる。
【0037】
次に
図5を参照すると、コンピュータ装置とシステムの残りの部分の間の関係が示される。第1の実施形態において、要求2aが、GDSコンピュータシステムに直接に送信される。別の実施形態2b/2cにおいて、要求は、要求に旅行管理規則および旅行管理設定を適用することを担う中間エンジンにおいてまず受信される。要求された旅行日程にポリシーを手作業で適用する代わりに、エージェントは、自動的にポリシー規則を適用して、表示されるべき結果3b/3cを選別することができる、この規則エンジンを使用する。本発明は、エージェントが同一の技術を使用するが、暗号コマンドを介する、エントリの楽で効率的な入力モードを維持することを許すので、旅行エージェントは、自動プロファイル-規則ルックアップの恩恵を受けることもできる。このことは、エージェントの時間を節約し、顧客呼をより生産的にし、エージェントが、会社および代理店のポリシーをより正確に代表し、遵守する能力を向上させる。
【0038】
また、
図5は、GDS1のフォーマット1の要求が、エージェントがより熟練している別のフォーマット(フォーマット2)の暗号コマンドの元の入力に基づいて構築され、送信されることが可能であることも示す。結果もやはり、フォーマット2を使用して与えられる表示を使用してディスプレイスクリーン上に提示されることが可能である。
【0039】
コマンドを解析して、HTMLフォームを埋める代わりに、GDSに直接にコマンドを送信して、テキスト応答を受信することが有利であるいくつかの事例が存在する。これらの事例は、暗号バイパスとして本発明によって扱われる。GDSのパーサは、GDSに直接に送られるべきコマンド、または複数のコマンドを有して構成される。さらに、パーサは、GDSに直接に送られ、さらにパーサをバイパスモードに入れるべきコマンド(バイパスコード)を有して構成される。バイパスモードに入ると、パーサは、構成可能なコマンドまたは複数のコマンドを用いてバイパスが終了されるまで、すべてのコマンド(またはコマンドの構成可能な、ただし、異なるサブセット)を、バイパスを介して送る。バイパスモードを介して送られるコマンドは、サーバに対するAJAX呼出しを使用して行われる。サーバは、コマンドをGDSに送り、テキスト応答を戻す。このテキスト応答は、ブラウザによって受信され、エージェントのためにテキスト領域内で表示される。
【0040】
図6から
図26は、装置を使用して、本発明の方法に従って生成されたGUIの例を示す。
【0041】
図6は、旅行要求を開始するためにブラウザによって表示されるウェブページを示す。様々な周辺情報に加えて、ウインドウは、前述した2つのインタフェースを有する「クイックスタート」領域を含む。ユーザは、対応するGDSの名前によって定義された選択肢の中から、ユーザが作業することを所望するコードタイプの名前をまず選択する。デフォルトのコードタイプが、好ましくは、定義される。次に、ユーザは、テキストエントリ領域内に暗号コマンドを入力することができる。
【0042】
このことが、コマンドラインをタイプ入力することが、動的に変換されて、第1のインタフェースの下に配置され、フォームベースのインタフェースに相当する領域内で表示される
図7に示される。この部分のフィールドは、自動的に埋められる。
【0043】
ヘルプツールがエージェントに提案され、暗号コマンドのステータスについての視覚的表示が与えられる特定のヘルプツールが
図8に示される。実際、解析するステップは、とりわけ、コマンド文字列に或る色を割り当てることによって、解析ステータスについての表示を生成し、色分けは、特定のステータスを反映するようにあらかじめ決められる。
図9および
図10は、以下の色分け、すなわち、コマンドが正常に解析されたことを表す緑、コマンドが解析され得ないことを表す赤、およびコマンドが無効なフォーマットで入力されていることを表すグレーを用いた、このフィーチャをさらに表す。
【0044】
図11から
図13は、結果として表示されるにつれ獲得されるGUIの例を与える。
図11の実施形態によれば、これらの結果は、2つのコマンドインタフェースの下に配置されたリストの中で提示される。代替として、
図12のウインドウは、第1のコマンドインタフェース、および結果のリストだけを表示する。このリストの中で、各旅行ソリューションのフィールドを記述するコードが使用されることが可能であり、これらのフィールドは、有利には、要求をタイプするために使用されるフォーマットになっている。
【0045】
図13において、第1のインタフェース上のさらなるコマンドが、旅行ソリューションを選択すること、要求を改良することなどのために使用され得る。或る旅行ソリューションが選択された場合、
図14のウインドウのようなウインドウが、帰りの航空便を見つけることを求める要求を入力することなどの、予約のさらなるステップのために表示される。次いで帰りのソリューションが、
図15のようなさらなるウインドウ上で提案される。
【0046】
次に
図16から
図21を参照すると、宿泊先を予約するためのステップが例示される。第2のコマンドインタフェースのホテルタブが、マウスまたは他の任意のポインタを使用して選択され、あるいはこのタブが、ユーザが第1のコマンドインタフェース内で適切なコマンドをタイプすると、自動的に表示される(
図16を参照)。前述した航空便要求と同様の仕方で、ユーザは、コマンドラインを介して、または第2のコマンドインタフェースにおいて提案されるフォームを介して、ホテル要求の条件を入力する。このことは、
図17から
図19に対応する。要求が検証されると、コンピュータ装置は、遠隔システムの応答を待ち、
図20のようなさらなるウインドウ内で提示される結果を最終的に獲得する。この場合も、コマンドインタフェースの少なくともいずれかは、
図21に示される選択コマンドのようなさらなるエントリに利用可能なままである。
【0047】
バイパスモードが、前述したインタフェースによってサポートされない事例に関して代替の動作モードをエージェントが使用することができるようにする。第1のコマンドインタフェースにおけるバイパスコマンドをタイプすると、
図22に示されるとおり、専用のタブがフォームベースのインタフェースの代わりに開く。
図23および
図24の例で与えられるとおり、このタブにおける表示を使用して、さらなる入力がエージェントによって行われることが可能である。
図25のクイックコマンドが、このタブを閉じ、このタブは、
図26の元のGUIウインドウによって取って代わられる。
【0048】
好ましい実施形態から成るものの、様々な図によって示される実施例は、本発明の範囲を限定することは意図していない。
【0049】
この説明の中で使用される旅行エージェントという用語は、単に潜在的なユーザの例として与えられているに過ぎない。また、航空便およびホテルの部屋の予約も全く例示的である。
【符号の説明】
【0050】
WP ウェブページ
10、20 コマンドインタフェース
11、21 テキストエントリ区域
12 ボタン
22 フィールド名
23 チェックボックス