特許第5668061号(P5668061)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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5668061アップリンク固定リソース割当て信号の送信及び受信方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5668061
(24)【登録日】2014年12月19日
(45)【発行日】2015年2月12日
(54)【発明の名称】アップリンク固定リソース割当て信号の送信及び受信方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/12 20090101AFI20150122BHJP
   H04W 28/06 20090101ALI20150122BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20150122BHJP
【FI】
   H04W72/12 150
   H04W28/06 110
   H04W72/04 131
   H04W72/04 133
【請求項の数】23
【全頁数】31
(21)【出願番号】特願2012-519874(P2012-519874)
(86)(22)【出願日】2010年5月20日
(65)【公表番号】特表2012-533239(P2012-533239A)
(43)【公表日】2012年12月20日
(86)【国際出願番号】CN2010072985
(87)【国際公開番号】WO2011006394
(87)【国際公開日】20110120
【審査請求日】2012年12月19日
(31)【優先権主張番号】200910160043.5
(32)【優先日】2009年7月16日
(33)【優先権主張国】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】506073915
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000383
【氏名又は名称】特許業務法人 エビス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】劉 ▲こん▼
(72)【発明者】
【氏名】魯 照華
(72)【発明者】
【氏名】孫 波
(72)【発明者】
【氏名】劉 穎
【審査官】 望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2008/0069031(US,A1)
【文献】 国際公開第2008/114663(WO,A1)
【文献】 国際公開第2009/035905(WO,A2)
【文献】 特表2010−539795(JP,A)
【文献】 国際公開第2009/038297(WO,A1)
【文献】 特表2010−541317(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00−H04W99/00
H04B7/24−H04B7/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アップリンク固定リソース割当て信号の送信方法であって、
基地局は、移動端末へ、前記アップリンク固定リソース割当て信号が成功に受信された場合の前記移動端末のフィードバック操作を指示するためのフィードバック操作指示情報を含むアップリンク固定リソース割当て信号を、送信し、
前記フィードバック操作指示情報が、
フィードバック位置指示情報、フィードバック情報タイプ、コード・ワード・シーケンスのインデックス情報、フィードバック・イネーブル指示情報の中の少なくともフィードバック位置指示情報を含
前記フィードバック位置指示情報は、
フィードバック情報を送信するリソースの前記移動端末に割当てられた固定リソースにおける位置、
前記フィードバック情報を送信するリソースの前記移動端末に割当てられた共通フィードバック・リソースにおける位置、
前記フィードバック情報を送信するリソースのアップリンク・リソースにおける位置、または
前記フィードバックバック情報を送信するリソースの位置、
を獲得するためのマッピング方法および計算方法の中の一つを指示する、
ことを特徴とするアップリンク固定リソース割当て信号の送信方法。
【請求項2】
前記フィードバック情報を送信するリソースが、
一つの物理リソース割当てユニットと、複数の物理リソース割当てユニットと、前記一つの物理リソース割当てユニットにおける一部のリソースと、前記複数の物理リソース割当てユニットにおける一部のリソースの中の一つであり、また、
前記物理リソース割当てユニットが
一つまたは複数の符号を含む時間領域と一つまたは複数のサブキャリアを含む周波数領域を持つ、二次元構造である
ことを特徴とする請求項に記載のアップリンク固定リソース割当て信号の送信方法。
【請求項3】
前記フィードバック情報は、
前記移動端末が前記アップリンク固定リソース割当て信号を成功に受信したことを指示する
ことを特徴とする請求項に記載のアップリンク固定リソース割当て信号の送信方法。
【請求項4】
フィードバック情報タイプが、
前記移動端末の識別情報、前記移動端末に割当てられた固定リソースに係る指示情報、コード・ワード・シーケンスの中の一つを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のアップリンク固定リソース割当て信号の送信方法。
【請求項5】
前記コード・ワード・シーケンスは、
直交または準直交のコード・ワード・シーケンス集合である
ことを特徴とする請求項1に記載のアップリンク固定リソース割当て信号の送信方法。
【請求項6】
前記コード・ワード・シーケンスのインデックス情報は、
前記フィードバック情報に対してスペクトラム拡散操作を行うコード・ワード・シーケンスを指示する
ことを特徴とする請求項1に記載のアップリンク固定リソース割当て信号の送信方法。
【請求項7】
前記フィードバック・イネーブル指示情報が、
前記移動端末から前記基地局へのフィードバック情報の送信が要求されるかを指示する
ことを特徴とする請求項1に記載のアップリンク固定リソース割当て信号の送信方法。
【請求項8】
移動端末が、
基地局からのアップリンク固定リソース割当て信号を受信し、そして、
前記アップリンク固定リソース割当て信号に含まれたフィードバック操作指示情報によってフィードバック操作を行い、
前記フィードバック操作指示情報が、
フィードバック位置指示情報、フィードバック情報のタイプ、コード・ワード・シーケンスのインデックス情報、フィードバック・イネーブル指示情報の中の少なくとも一つフィードバック位置指示情報を含
前記フィードバック位置指示情報は、
フィードバック情報を送信するリソースの前記移動端末に割当てられた固定リソースにおける位置、
前記フィードバック情報を送信するリソースの前記移動端末に割当てられた共通フィードバック・リソースにおける位置、
前記フィードバック情報を送信するリソースのアップリンク・リソースにおける位置、または
前記フィードバック情報を送信するリソースの位置、
を獲得するためのマッピング方法および計算方法の中の一つを指示する、
ことを含むことを特徴とするアップリンク固定リソース割当て信号の受信方法。
【請求項9】
前記フィードバック・イネーブル指示情報が、
前記移動端末から前記基地局へのフィードバック情報の送信が要求されるかを指示する
ことを特徴とする請求項に記載のアップリンク固定リソース割当て信号の受信方法。
【請求項10】
前記フィードバック情報タイプは、
前記移動端末の識別情報、前記移動端末に割当てられた固定リソースに係る指示情報、コード・ワード・シーケンスの中の一つを含む
ことを特徴とする請求項に記載のアップリンク固定リソース割当て信号の受信方法。
【請求項11】
前記フィードバック操作指示情報によってフィードバック操作を行うことは、
前記移動端末が、前記フィードバック・イネーブル指示情報によって前記基地局へフィードバック情報を送信するかを決めることと、
前記移動端末が、前記フィードバック位置指示情報によって、前記フィードバック情報を送信したリソースの位置を決めることと、
前記移動端末が、決まった前記リソースの位置で前記フィードバック情報を送信することと、
前記移動端末が、前記コード・ワード・シーケンスのインデックス情報に指示されたコード・ワード・シーケンスで前記フィードバック情報に対しスペクトラム拡散を行い、そして、決まった前記リソースの位置でスペクトラム拡散された前記フィードバック情報を送信すること
の中の少なくとも一つを含む
ことを特徴とする請求項に記載のアップリンク固定リソース割当て信号の受信方法。
【請求項12】
前記フィードバック情報は、
前記移動端末が成功に前記アップリンク固定リソース割当て信号を受信したことを指示する
ことを特徴とする請求項11に記載のアップリンク固定リソース割当て信号の受信方法。
【請求項13】
前記基地局は、
前記移動端末からのフィードバック情報を成功に受信した場合、前記移動端末が成功に前記アップリンク固定リソース割当て信号を受信したと確認し、
そうでなければ、前記移動端末へ前記アップリンク固定リソース割当て信号を再送信する
ことを含むことを特徴とする請求項11に記載のアップリンク固定リソース割当て信号の受信方法。
【請求項14】
移動端末が、
基地局からのアップリンク固定リソース割当て信号を受信し、そして、
前記アップリンク固定リソース割当て信号から前記移動端末に割当てられたアップリンク固定リソースの位置情報に従ってマッピングまたは計算して得られたリソースと、前記移動端末に割当てられた共通フィードバック・リソースにおける全部または一部のリソースと、前記アップリンク固定リソース割当て信号から前記移動端末に割当てられたアップリンク固定リソースの全部または一部のリソースの中の一つを含む予定リソースで、フィードバック情報を送信する
ことを含むことを特徴とするアップリンク固定リソース割当て信号の受信方法。
【請求項15】
前記予定リソースが、前記アップリンク固定リソース割当て信号から前記移動端末に割当てられたアップリンク固定リソースの全部または一部のリソースである場合、
前記予定リソースの前記アップリンク固定リソースにおける位置は、デフォルトと設定される
ことを特徴とする請求項14に記載のアップリンク固定リソース割当て信号の受信方法。
【請求項16】
前記フィードバック情報は、
前記移動端末が成功に前記アップリンク固定リソース割当て信号を受信したこと指示する
ことを特徴とする請求項14に記載のアップリンク固定リソース割当て信号の受信方法。
【請求項17】
前記フィードバック情報が、
前記移動端末の識別情報、前記移動端末に割当てられた固定リソースに係る指示情報、コード・ワード・シーケンスの中の一つを含む
ことを特徴とする請求項14に記載のアップリンク固定リソース割当て信号の受信方法。
【請求項18】
前記基地局は、
前記移動端末からのフィードバック情報を成功に受信した場合、前記移動端末が成功に前記アップリンク固定リソース割当て信号を受信したと確認し、
そうでなければ、前記移動端末へ前記アップリンク固定リソース割当て信号を再送信する
ことを含むことを特徴とする請求項14に記載のアップリンク固定リソース割当て信号の受信方法。
【請求項19】
移動端末グループ内の移動端末が、
基地局からのアップリンク・グループ・リソース割当て信号を受信し、そして、
アップリンク・グループ・リソース位置情報に従ってマッピングまたは計算して得られたリソースと、一つまたは複数の移動端末グループに割当てられた共通フィードバック・リソースの全部または一部のリソースと、前記アップリンク・グループ・リソース割当て信号から前記移動端末に割当てられたアップリンク・グループ・リソースの全部または一部のリソースの中の一つを含む予定リソースで、フィードバック情報を送信する
ことを含むことを特徴とするアップリンク・グループ・リソース割当て信号の受信方法。
【請求項20】
前記フィードバック情報は、
前記移動端末が成功に前記アップリンク・グループ・リソース割当て信号を受信したことを指示する
ことを特徴とする請求項19に記載のアップリンク・グループ・リソース割当て信号の送信方法。
【請求項21】
前記フィードバック情報が、
前記移動端末グループの識別情報、前記移動端末の識別情報、前記移動端末に割当てられたグループ・リソースに係る指示情報、コード・ワード・シーケンス及び直交または準直交のコード・ワード・シーケンスでスペクトラム拡散された後の前記移動端末グループの識別情報、前記移動端末の識別情報、前記移動端末に割当てられたグループ・リソースに係る指示情報、コード・ワード・シーケンスの中の一つを含む
ことを特徴とする請求項19に記載のアップリンク・グループ・リソース割当て信号の受信方法。
【請求項22】
前記基地局は、
前記移動端末からのフィードバック情報またはスペクトラム拡散されたフィードバック情報を受信し、そして、
複数の移動端末が同一リソースでフィードバック操作をする場合に、CDMAの方式で前記フィードバック情報またはスペクトラム拡散された前記フィードバックを区別する
ことを更に含むことを特徴とする請求項19に記載のアップリンク・グループ・リソース割当て信号の受信方法。
【請求項23】
前記基地局は、
前記移動端末からのフィードバック情報を成功に受信した場合、前記移動端末が前記アップリンク・グループ・リソース割当て信号を成功に受信したと確認し、
そうでなければ、前記移動端末へアップリンク・グループ・リソース割当て信号またはアップリンク・リソース割当て信号を再送信する
ことを特徴とする請求項19に記載のアップリンク・グループ・リソース割当て信号の受信方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は通信分野に関し、具体的には、アップリンク固定リソース割当て信号の送信及び受信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信システムにおいて、基地局は、設備との間で、基地局から移動端末(Mobile Station、MSと略称)へのダウンリンク(前向き)/移動端末から基地局へのアップリンク(逆方向)を介して通信を行う。
通常の応用において、複数の移動端末が、アップリンクを介して同時に基地局へデータを送信することもできるし、ダウンリンクを介して同時に基地局からデータを受信することもできる。
【0003】
基地局がスケジューリングを制御するデータ伝送システムにおいて、システム・リソースのスケジューリング及び割当ては、通常基地局によって行われる。
ここでいうリソースは、例えば、基地局がダウンリンク伝送を行う場合のダウンリンク・リソース、及び移動端末がアップリンク伝送を行う場合のアップリンク・リソースを含む。
【0004】
現在、効率的に無線通信システムの制御オーバーヘッドを低減させ、システム全体のスループットを高めるため、固定リソース割当技術がよく採用される。
該技術によって、指定の伝送周期を有し、且つパケットの長さが割と固定化している移動端末リソースの割当てに対する記述オーバーヘッドを低減でき、システムの性能を向上することができる。
リソース割当の過程は通常、メッセージの定義、リソースの割当、リソース再配分などの操作を含む。
【0005】
基準IEEE802.16を例として、図1に示すように、基地局が、Kフレーム目で、アドバンス・マップ(Advanced MAP、A−MAPと略称)の中のアップリンク固定リソース割当て情報UL Persistent A−MAP IE(その中、Persistentは固定、永久、継続的の意味である)を介して、移動端末MS−Aに、固定リソース(Persistent A−MAP)PA1を割当てる。
割当て期間は、Lフレーム(L=4フレームと仮定する)である。つまり、MS−Aは、kフレーム目、(k+4)フレーム目、…(k+N*4)フレーム目で、基地局によって割当てられた固定リソースを利用する。
そして、基地局は、移動端末MS−Aに、移動端末が正確にUL Persistent A−MAP IEを受信できたかどうかを返事するためのフィードバック・チャネル(HARQ Feedback AL Location)HFA1を割当てる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の方法のように、移動端末に正確にUL Persistent A−MAP IEの情報を受信できたかを返事させるために、移動端末毎にフィードバック・チャネル(HARQ Feedback AL Location)を割当てたら、シグナリング・オーバーヘッドの浪費を引き起す。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、関係技術において移動端末に正確にUL Persistent A−MAP IE情報を受信できたかを返事させるために、移動端末毎にフィードバック・チャネルを割当てることに、シグナリング・オーバーヘッドの問題があることを考慮してなされたものである。
上記問題を解決するために、本発明は、改良されたアップリンク固定リソース割当て信号の伝送方法を提供することを目的とする。
【0008】
本発明の一方面によると、アップリンク固定リソース割当て信号の送信方法であって、基地局は、移動端末へ、アップリンク固定リソース割当て信号が成功に受信された場合の移動端末のフィードバック操作を指示するためのフィードバック操作指示情報を含むアップリンク固定リソース割当て信号を送信することを含むことを特徴とするアップリンク固定リソース割当て信号の送信方法を提供した。
【0009】
関係技術において、基地局は移動端末毎にフィードバック・チャネルを割当てる。
本発明の実施例においては、フィードバック操作指示情報は移動端末がアップリンク固定リソース割当て信号を成功に受信した場合に行うべきフィードバック操作を指示し、それから、該基地局が該フィードバック操作によって、該移動端末にフィードバック・チャネルを割当てるということになっているので、基地局の割当てるフィードバック・チャネルの数を減少でき、信号の無駄を避けることができる。
【0010】
該一方面では、フィードバック操作指示情報が、フィードバック位置指示情報、フィードバック情報タイプ、コード・ワード・シーケンスのインデックス情報、フィードバック・イネーブル指示情報の中の少なくともフィードバック位置指示情報を含む。
【0011】
フィードバック位置指示情報は、フィードバック情報を送信するリソースの移動端末に割当てられた固定リソースにおける位置、フィードバック情報を送信するリソースの移動端末に割当てられた共通フィードバック・リソースにおける位置、フィードバック情報を送信するリソースのアップリンク・リソースにおける位置、フィードバック情報を送信するリソースの位置を獲得するためのマッピング方法や計算方法の中の一つを指示する。
【0012】
フィードバック情報を送信するリソースが一つの物理リソース割当てユニットと、複数の物理リソース割当てユニットと、一つの物理リソース割当てユニットにおける一部のリソースと、複数の物理リソース割当てユニットにおける一部のリソースの中の一つであり、また、物理割当てユニットが一つまたは複数の符号及び一つまたは複数のサブキャリアを含む時間領域と周波数領域を持つ二次元構造であることが好ましい。
【0013】
フィードバック情報は、移動端末がアップリンク固定リソース割当て信号を成功に受信したことを指示することが好ましい。フィードバック情報タイプが、移動端末の識別情報と、移動端末に割当てられた固定リソースに係る指示情報と、コード・ワード・シーケンスの中の一つを含むことが好ましい。コード・ワード・シーケンスは直交または準直交のコード・ワード・シーケンス集合であることが好ましい。コード・ワード・シーケンスのインデックス情報はフィードバック情報に対してスペクトラム拡散操作を行うコード・ワード・シーケンスを指示することが好ましい。フィードバック・イネーブル指示情報が移動端末から基地局へのフィードバック情報の送信が要求されるかを指示することが好ましい。
【0014】
本発明のもう一つの方面によると、移動端末が基地局からのアップリンク固定リソース割当て信号を受信し、そして、アップリンク固定リソース割当て信号に含まれたフィードバック操作指示情報によってフィードバック操作を行うことを含むアップリンク固定リソース割当て信号の受信方法も提供した。
【0015】
該もう一つの方面では、フィードバック操作指示情報が、フィードバック位置指示情報と、フィードバック情報のタイプと、コード・ワード・シーケンスのインデックス情報と、フィードバック・イネーブル指示情報の中の少なくともフィードバック位置指示情報を含む。フィードバック・イネーブル指示情報が移動端末から基地局へのフィードバック情報の送信が要求されるかを指示することが好ましい。フィードバック情報タイプは、移動端末の識別情報と、移動端末に割当てられた固定リソースに係る指示情報と、コード・ワード・シーケンスの中の一つを含むことが好ましい。
【0016】
フィードバック操作指示情報によってフィードバック操作を行うことは、移動端末がフィードバック・イネーブル指示情報によって基地局へフィードバック情報を送信するかを決めることと、移動端末がフィードバック位置指示情報によってフィードバック情報を送信したリソースの位置を決めることと、移動端末が決まったリソースの位置でフィードバック情報を送信することと、移動端末がコード・ワード・シーケンスのインデックス情報に指示されたコード・ワード・シーケンスでフィードバック情報に対しスペクトラム拡散を行い、そして、決まったリソースの位置でスペクトラム拡散されたフィードバック情報を送信することの中の少なくとも一つを含むことが好ましい。フィードバック情報は移動端末が成功にアップリンク固定リソース割当て信号を受信したことを指示することが好ましい。
【0017】
上記の方法にはまた、基地局が成功に移動端末からのフィードバック情報を受信した場合、移動端末が成功にアップリンク固定リソース割当て信号を受信したと確認し、そうでなければ、基地局が移動端末へアップリンク固定リソース割当て信号を再送信することを含むことが好ましい。
【0018】
本発明のもう一つの方面によると、移動端末が基地局からのアップリンク固定リソース割当て信号を受信し、また、アップリンク固定リソース割当て信号から移動端末に割当てられたアップリンク固定リソースの位置情報に従ってマッピングまたは計算して得られたリソースと、移動端末に割当てられた共通フィードバック・リソースにおける全部または一部のリソースと、アップリンク固定リソース割当て信号から移動端末に割当てられたアップリンク固定リソースの全部または一部のリソースの中の一つを含む予定リソースでフィードバック情報を送信することを含むアップリンク固定リソース割当て信号の受信方法を提供した。
【0019】
予定リソースがアップリンク固定リソース割当て信号から移動端末に割当てられたアップリンク固定リソースの全部または一部のリソースである場合、予定リソースのアップリンク固定リソースにおける位置はデフォルトと設定されることが好ましい。
【0020】
フィードバック情報は移動端末が成功にアップリンク固定リソース割当て信号を受信したこと指示することが好ましい。フィードバック情報が、移動端末の識別情報と、移動端末に割当てられた固定リソースに係る指示情報と、コード・ワード・シーケンスの中の一つを含むことが好ましい。
【0021】
基地局が成功に移動端末からのフィードバック情報を受信した場合、移動端末が成功にアップリンク固定リソース割当て信号を受信したと確認し、そうでなければ、基地局が移動端末へアップリンク固定リソース割当て信号を再送信することが好ましい。
【0022】
本発明のもう一つの方面によると、移動端末グループ内の移動端末が基地局からのアップリンク・グループ・リソース割当て信号を受信し、そして、アップリンク・グループ・リソース位置情報に従ってマッピングまたは計算して得られたリソースと、一つまたは複数の移動端末グループに割当てられた共通フィードバック・リソースの全部または一部のリソースと、アップリンク・グループ・リソース割当て信号から移動端末に割当てられたアップリンク・グループ・リソースの全部または一部のリソースの中の一つを含む予定リソースで、フィードバック情報を送信することを含むアップリンク・グループ・リソース割当て信号の受信方法を提供した。
【0023】
フィードバック情報は移動端末が成功にアップリンク・グループ・リソース割当て信号を受信したことを指示することが好ましい。フィードバック情報が、移動端末グループの識別情報と、移動端末の識別情報と、移動端末に割当てられたグループ・リソースに係る指示情報と、コード・ワード・シーケンス、及び直交または準直交のコード・ワード・シーケンスでスペクトラム拡散された後の移動端末グループの識別情報と、移動端末の識別情報と、移動端末に割当てられたグループ・リソースに係る指示情報と、コード・ワード・シーケンスの中の一つを含むことが好ましい。
【0024】
基地局は移動端末からのフィードバック情報またはスペクトラム拡散されたフィードバック情報を受信し、そして、複数の移動端末が同一リソースでフィードバック操作をする場合に、CDMAの方式でフィードバック情報またはスペクトラム拡散されたフィードバックを区別することを更に含むことが好ましい。
【0025】
基地局は、移動端末からのフィードバック情報を成功に受信した場合、移動端末がアップリンク・グループ・リソース割当て信号を成功に受信したと確認し、そうでなければ、移動端末へアップリンク・グループ・リソース割当て信号またはアップリンク・リソース割当て信号を再送信することが好ましい。
【発明の効果】
【0026】
本発明が提供した上記の技術案の少なくとも一つによると、アップリンク固定リソース割当て信号にフィードバック操作指示情報を含ませることやデフォルト設定によって移動端末のフィードバック操作を指示することで、移動端末毎にフィードバック・チャネルを割当てる必要がなくなり、現存技術に比べ、シグナリング・オーバーヘッドの低減を実現できるようになった。
図面は本発明を一層理解するために提供し、明細書の一部として、本発明の実施例と一緒に本発明を説明するものであり、本発明を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1図1は、関係技術に係わる固定リソース割当て過程を示す図である。
図2図2は、本発明の具体実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、実施例5の固定リソース割当ての過程を示す図である。
図3図3は、本発明の具体実施例6の固定リソース割当て過程を示す図である。
図4図4は、本発明の具体実施例7、実施例8の固定リソース割当て過程を示す図である。
図5図5は、本発明の具体実施例9、実施例10の固定リソース割当て過程を示す図である。
図6図6は、本発明の具体実施例11のグループ・リソース割当て過程を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、図面を結合して、本発明の好適の実施例を説明する。お互いに矛盾しない限り、本発明における実施例及び実施例に記載の特徴を組み合わせることができる。
【0029】
以下の記述において、前記フィードバック操作指示情報が、フィードバック位置指示情報、フィードバック情報のタイプ、コード・ワード・シーケンスのインデックス情報(ここでいうコード・ワード・シーケンスが直交または準直交のコード・ワード・シーケンス集合に属する)、フィードバック・イネーブル指示情報、の中の少なくとも一つを含む。
その中、コード・ワード・シーケンスのインデックス情報は、フィードバック情報に対してスペクトラム拡散操作を行うコード・ワード・シーケンスを移動端末に指示するためのものである。
【0030】
フィードバック・イネーブル指示情報が、移動端末から基地局へのフィードバック情報の送信が要求されるかを指示するものである。
【0031】
フィードバック位置指示情報は、フィードバック情報を送信するリソースの移動端末に割当てられた固定リソースにおける位置と、フィードバック情報を送信するリソースの移動端末に割当てられた共通フィードバック・リソースにおける位置と、フィードバック情報を送信するリソースのアップリンク・リソースにおける位置と、フィードバック情報を送信するリソースの位置を獲得するためのマッピング方法又は計算方法の中の一つを指示するためのものである。
ここでいうフィードバック情報は、移動端末が成功にアップリンク固定リソース割当て信号を受信したことを指示するものである。
ここでいうフィードバック情報タイプは、移動端末の識別情報、移動端末に割当てられた固定リソースに係わる指示情報、コード・ワード・シーケンスの中の一つを含む。
その中、フィードバック情報は、移動端末がアップリンク固定リソース割当て信号を成功に受信したことを指示するためのものである。
【0032】
フィードバック情報を送信するリソースは、一つの物理リソース割当てユニット、複数の物理リソース割当てユニット、一つの物理リソース割当てユニットの中の一部のリソース、複数の物理リソース割当てユニットの中の一部のリソースの中の一つである。
その中、物理リソース割当てユニットは、一つまたは複数の符号及び一つ又は複数のサブキャリアを含む時間領域と周波数領域を持つ二次元構造である。
【0033】
以下の実施例1乃至実施例3において、基地局から移動端末へアップリンク固定リソース割当て信号を送信する。そして、アップリンク固定リソース割当て信号には、フィードバック操作指示情報を含ませる。
その後、移動端末が、フィードバック操作指示情報によって、アップリンク固定リソース割当て信号を成功に受信したことをフィードバックする。
【0034】
[実施例1]
本実施例において、A−MAPメッセージの周期は、1つのサブフレームである。
一つのフレームには、N個のサブフレームが含まれる。その中、ダウンリンク・サブフレームはNDL個で、アップリンク・サブフレームはNUL個であり、且つNDL+NUL=Nに満足すると仮定する。
本実施例において、N=8、NDL=5、NUL=3、基地局が5つのダウンリンク・サブフレームの中のサブフレーム1、サブフレーム2及びサブフレーム3で送信されるA−MAPメッセージに、それぞれアップリンク・サブフレーム6、アップリンク・サブフレーム7、アップリンク・サブフレーム8の関係制御情報が含まれていると仮定する。
【0035】
図2に示す通り、基地局が、kフレーム目でサブフレーム1のA−MAPメッセージのアップリンク固定リソース割当て信号UL Persistent A−MAP IEを介して、移動端末MS−Aにアップリンク固定リソースPA1(サブフレーム6に含まれる)を割当てる。
割当周期(AL Location Period、APと略称)は、4フレームである。
図2に示す通り、LRUは、一つまたは複数の符号及び一つまたは複数のサブキャリアを含む時間領域と周波数領域を持つ二次元構造の一つのリソース割当てユニットである。
【0036】
UL Persistent A−MAP IEは、上記の移動端末MS−Aに割当てられたアップリンク固定リソースPA1に関する情報の他、(1)フィードバック位置指示情報と、(2)フィードバック・情報と、を含むことが好ましい。
【0037】
(1)フィードバック位置指示情報
本実施例において、フィードバック位置指示情報で指示されるのは、PA1におけるLRU1の相対位置情報である。例えば、「01」が、PA1の中の一つ目のLRU、つまりLRU1を表す。
あるいは、LRU1の位置情報が、アップリンク・リソースにおける実際の位置情報で表すことも可能である。例えば、「00001」が、PA1 の一番目のLRU(つまりLRU1)のアップリンク・リソースにおける位置情報を表す。
【0038】
(2)フィードバック情報
該実施例において、フィードバック情報は、予め定義されたコード・ワード・シーケンスである。例えば、「1」が、UL Persistent A−MAP IEを成功に受信したことを表す。
コード・ワード・シーケンスは、一組の直交のコード・ワード・シーケンス集合からのもの、または一組の準直交のコード・ワード・シーケンス集合からのものが好ましい。
あるいは、ここでいうフィードバック情報は、移動端末の識別情報(例えば「001」がMS−Aを表す)または移動端末に割当てられたアップリンク固定リソースに関する情報(例「10」はPA1のLRU数が2であること、「01」はPA1の初期位置がLRU1であること、または「10」がPA1の終了位置がLRU2であることを表す)であることもできる。
【0039】
移動端末MS−Aが、基地局から送信されたアップリンク固定リソース割当て信号UL Persistent A−MAP IEを受信し、デコードし、アップリンク固定リソース割当て信号のフィードバック操作を行う。
フィードバック操作は、具体的に下記の(1)乃至(2)のステップを含むことが好ましい。
【0040】
ステップ(1)において、移動端末MS−Aが、基地局からのUL Persistent A−MAP IEを受信し、デコードする。
【0041】
ステップ(2)において、移動端末MS−Aは、フィードバック位置指示情報によってフィードバック情報を送信するリソースの位置を決め、そして、フィードバック位置指示情報に指示されたLRU1でフィードバック情報(「1」)を送信する。
該ステップにおいて、フィードバック情報が移動端末の識別情報である場合、移動端末は移動端末の識別情報をフィードバックしてもよい。
【0042】
基地局は、移動端末MS−Aに割当てられたPA1のLRU1から該フィードバック情報「1」を受信したら、移動端末MS−Aが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信したと確認する。
そうでなければ、移動端末MS−AがUL Persistent A−MAP IEを成功に受信できなかったとして、該信号を移動端末MS−Aへ再送信する。
あるいは、基地局は、移動端末に割当てた固定リソースをデコードし、且つフィードバック情報から移動端末の移動端末識別情報(例、STID)をデコードし出した場合、移動端末がUL Persistent A−MAP IEを成功に受信したと理解する。
【0043】
移動端末MS−Aは、すでにUL Persistent A−MAP IEを成功に受信した場合、次のPA1リソース割当ての際に、LRU1リソースでデータ情報を送信する。
【0044】
本実施例において移動端末MS−AがUL Persistent A−MAP IEを成功に受信したと仮定すると、移動端末MS−Aは、(K+4)フレーム目のサブフォーム6の中のLRU1リソースで、データ情報を送信することになる。
【0045】
[実施例2]
本実施例において、A−MAPメッセージの周期は、1つのサブフレームである。
一つのフレームにN個のサブフレームが含まれる。その中、ダウンリンク・サブフレームはNDL個で、アップリンク・サブフレームはNUL個であり、且つNDL+NUL=Nに満足すると仮定する。
本実施例において、N=8、NDL=5、NUL=3、基地局が5つのダウンリンク・サブフレームの中のサブフレーム1、サブフレーム2及びサブフレーム3で送信されるA−MAP情報に、それぞれアップリンク・サブフレーム6、アップリンク・サブフレーム7、アップリンク・サブフレーム8の関係制御情報が含ませると仮定する。
【0046】
図2に示す通り、基地局が、kフレーム目で、サブフレーム1のA−MAPメッセージのアップリンク固定リソース割当て信号UL Persistent A−MAP IEを介して、移動端末MS−Aにアップリンク固定リソースPA1(サブフレーム6に含まれる)を割当てる。
割当周期(AP)は、4フレームである。
図2に示す通り、LRUは、一つまたは複数の符号及び一つまたは複数のサブキャリアを含む時間領域と周波数領域を持つ二次元構造の一つのリソース割当てユニットである。
【0047】
UL Persistent A−MAP IEには、上記の移動端末MS−Aに割当てられたアップリンク固定リソースPA1に関する情報の他、(1)フィードバック位置指示情報と、(2)フィードバック情報と、(3)直交または準直交のコード・ワード・シーケンス集合の中の一つのコード・ワード・シーケンスのインデックス情報と、を含むことが好ましい。
【0048】
(1)フィードバック位置指示情報
フィードバック位置指示情報で指示されたのは、PA1におけるLRU1の相対位置情報である。例えば、「01」がPA1の中の一つ目のLRU、つまりLRU1を表す。
あるいは、LRU1の位置情報が、アップリンク・リソースにおける実際の位置情報で表すこともできる。例えば、「00001」が、PA1 の一番目のLRU(つまりLRU1)のアップリンク・リソースにおける位置情報を表す。
【0049】
(2)フィードバック情報
該実施例において、フィードバック情報は、予め定義されたコード・ワード・シーケンスである。例えば、「1」が、UL Persistent A−MAP IEを成功に受信したことを表す。
あるいは、フィードバック情報が、移動端末の識別情報(例えば「001」がMS−Aを表す)、または移動端末に割当てられたアップリンク固定リソースに関する情報(例「10」はPA1のLRU数が2であること、「01」はPA1の初期位置がLRU1であること、または「10」がPA1の終了位置がLRU2であることを表す)であることもできる。
【0050】
(3)直交または準直交のコード・ワード・シーケンス集合の中の一つのコード・ワード・シーケンスのインデックス情報
本実施例において、例えば、直交または準直交のコード・ワード・シーケンス集合の中の一つのコード・ワード・シーケンスのインデックス情報が「001」である。
言い換えると、コード・ワード・シーケンス集合の一番目のシーケンスが、移動端末MS−Aに割当てられる。
移動端末MS−Aに割当てられたシーケンスをAn={a, a…a}と仮定する。
【0051】
移動端末MS−Aは、基地局からのアップリンク固定リソース割当て信号UL Persistent A−MAP IEを受信し、デコードし、そして、それに対してフィードバック操作を行う。
ここのフィードバック操作は、具体的に下記のステップ(1)乃至(2)を含むことが好ましい。
【0052】
ステップ(1)において、移動端末MS−Aが、基地局からのUL Persistent A−MAP IEを受信し、デコードする。
【0053】
ステップ(2)において、移動端末MS−Aは、フィードバック位置指示情報により、フィードバック情報を送信するリソース位置を決め、そして、フィードバック位置指示情報によって指示されたLRU1で、フィードバック情報(「1」)をコード・ワード・シーケンスAnでスペクトラム拡散させて得られたコード・ワード・シーケンスBnを送信する。
【0054】
基地局は、移動端末MS−Aに割当てられたPA1のLRU1から該スペクトラム拡散シーケンスBnを獲得する。
既知コード・ワード・シーケンスAnで、Bnに対して逆ペクトラム拡散を行う。
フィードバック情報「1」を回復できたら、移動端末MS−AがUL Persistent A−MAP IEを成功に受信したと確認する。
そうでなければ、移動端末MS−AがUL Persistent A−MAP IEを成功に受信できなかったとして、次のUL Persistent A−MAP IEを送信する際に、該信号を移動端末MS−Aへ再送信する。
【0055】
移動端末MS−Aは、すでにUL Persistent A−MAP IEを成功に受信した場合、次のPA1リソース割当ての際にLRU1リソースでデータ情報を送信する。
【0056】
本実施例において、移動端末MS−AがすでにUL Persistent A−MAP IEを成功に受信したと仮定すると、移動端末MS−Aは、(K+4)フレーム目のサブフレーム6のLRU1リソースで、データ情報を送信する。
【0057】
[実施例3]
本実施例において、A−MAPメッセージの周期は、1つのサブフレームである。
一つのフレームには、N個のサブフレームが含まれる。その中、ダウンリンク・サブフレームはNDL個で、アップリンク・サブフレームはNUL個であり、且つNDL+NUL=Nに満足すると仮定する。
本実施例において、N=8、NDL=5、NUL=3、基地局が、5つのダウンリンク・サブフレームの中のサブフレーム1、サブフレーム2及びサブフレーム3で送信されるA−MAPメッセージに、それぞれアップリンク・サブフレーム6、アップリンク・サブフレーム7、アップリンク・サブフレーム8の関係制御情報を含むと仮定する。
【0058】
図2に示す通り、基地局が、kフレーム目で、サブフレーム1のA−MAPメッセージのアップリンク固定リソース割当て信号UL Persistent A−MAP IEを介して、移動端末MS−Aに、アップリンク固定リソースPA1(サブフレーム6に含まれる)を割当てる。
割当周期(AL Location Period、APと略称)は、4フレームである。
【0059】
UL Persistent A−MAP IEには、上記の移動端末MS−Aに割当てられたアップリンク固定リソースPA1の他に、(1)フィードバック・イネーブル指示情報をさらに含むことが好ましい。
【0060】
(1)フィードバック・イネーブル指示情報
フィードバック・イネーブル指示情報は、移動端末MS−Aから前記基地局へのフィードバック情報の送信が要求されるかどうかを指示するものである。
本実施例において、ビット「1」が、移動端末MS−Aから前記基地局へのフィードバック情報の送信が要求されることを表し、ビット「0」が、移動端末MS−Aから前記基地局へのフィードバック情報の送信が要求されないことを表す。
【0061】
移動端末MS−Aが、基地局からのアップリンク固定リソース割当て信号UL Persistent A−MAP IEを受信し、デコードすることは、具体的に、下記のステップ(1)乃至(2)を含む。
【0062】
ステップ(1)において、移動端末MS−Aが、基地局からのUL Persistent A−MAP IEを受信し、デコードする。
【0063】
ステップ(2)において、移動端末MS−Aが、フィードバック・イネーブル指示情報を受信し、前記基地局へフィードバック情報を送信する必要があるかどうかを決める。
本実施例において、フィードバック・イネーブル指示情報が「1」である場合、移動端末MS−Aは、前記基地局へ、標準デフォルト配置のリソースまたは信号(表1に示すとおり、UL Persistent A−MAP IEを介して移動端末MS−Aにフィードバック情報を送信するリソースを知らせる)を介し、移動端末MS−Aへ送信されたリソースで、フィードバック情報を送信する。
また、フィードバック・イネーブル指示情報が「0」である場合は、移動端末MS−Aは、前記基地局にフィードバック情報を送信しない。
【0064】
【表1】
【0065】
本実施例に記述されるのは、UL Persistent A−MAP IEが移動端末MS−Aにアップリンク固定リソースを割当てることである。
同様に、本実施例に記述される方法は、UL Persistent A−MAP IEが移動端末MS−Aに割当てたアップリンク固定リソースを取り除くことにも適用できる。
【0066】
以下の実施例4から実施例6において、基地局が、ダウンリンク・チャネルを介しアップリンク固定リソース割当て信号を送信して、移動端末へアップリンク固定リソースの割当て情報を送信する。
その中、アップリンク固定リソース割当て信号は、移動端末に割当てられたアップリンク固定リソースの情報を含む。
移動端末は、基地局からのアップリンク固定リソース割当て信号を成功に受信した後、フィードバックを送信する。
【0067】
[実施例4]
本実施例において、A−MAPメッセージの周期は、1つのサブフレームである。
一つのフレームには、N個のサブフレームが含まれる。その中、ダウンリンク・サブフレームはNDL個で、アップリンク・サブフレームはNUL個であり、且つNDL+NUL=Nに満足すると仮定する。
本実施例において、N=8、NDL=5、NUL=3、基地局が、5つのダウンリンク・サブフレームの中のサブフレーム1、サブフレーム2及びサブフレーム3で送信されるA−MAPメッセージに、それぞれアップリンク・サブフレーム6、アップリンク・サブフレーム7、アップリンク・サブフレーム8の関係制御情報を含ませると仮定する。
【0068】
図2に示す通り、基地局は、kフレーム目で、サブフレーム1のA−MAPメッセージのアップリンク固定リソース割当て信号UL Persistent A−MAP IEを介して、移動端末MS−Aに、アップリンク固定リソースPA1(サブフレーム6に含まれる)を割当てる。
割当周期(AP)は、4フレームである。
図2に示す通り、LRUは、一つまたは複数の符号及び一つまたは複数のサブキャリアを含む時間領域と周波数領域を持つ二次元構造の一つのリソース割当てユニットである。
【0069】
UL Persistent A−MAP IEには、上記の移動端末MS−Aに割当てられたアップリンク固定リソースPA1に関する情報が含まれる。
【0070】
移動端末MS−Aが、基地局からのUL Persistent A−MAP IEを成功に受信した後、フィードバック操作を実行する。
具体的には、予定リソースでフィードバック情報を送信する。
ここでいう予定リソースは、
アップリンク固定リソース割当て信号によって移動端末に割当てられたアップリンク固定リソースの位置情報に従ってマッピング又は計算して得られたリソースと、
移動端末に割当てられた共通フィードバック・リソースの全部又は一部のリソースと、
アップリンク固定リソース割当て信号から前記移動端末に割当てたアップリンク固定リソースの全部または一部リソースと、
の中の一つを含む。
その中、予定リソースが、アップリンク固定リソース割当て信号から移動端末に割当てたアップ固定リソースの全部または一部のリソースである場合、予定リソースのアップリンク固定リソースにおける位置は、デフォルト設定である。
例えば標準を介し、デフォルト設定をすることができる。
【0071】
上記の記述に基づき、ここでいうフィードバック操作は、具体的に下記ステップ(1)乃至(3)を含むことが好ましい。
【0072】
ステップ(1)において、UL Persistent A−MAP IEフィードバック情報を送信するリソースの位置情報を決める。
一つの実施形態として、該リソースの位置情報が標準配置として移動端末と基地局に記憶される。
本実施例において、移動端末に割当てられた固定リソースの中の一番目のLRU、即ちLRU1に位置するリソースが、フィードバック情報を送信するリソースであることと仮定する。
【0073】
ステップ(2)において、フィードバック情報の内容を決める。
本実施例において、フィードバック情報の内容が、標準デフォルト設定に予め定義するコード・ワード・シーケンスと設定されると仮定する。
例えば、「1」が、UL Persistent A−MAP IEを成功に受信できたことを表す。
コード・ワード・シーケンスは、一組の直交のコード・ワード・シーケンス集合からのもの、または一組の準直交のコード・ワード・シーケンス集合からのものが好ましい。
【0074】
該フィードバック情報が、移動端末の識別情報(例えば、「001」がMS−Aを表す)であることもできる。
あるいは、該フィードバック情報が、移動端末のアップリンク固定リソースに係わるメッセージ(例えば、「10」はPA1のLRU数が2であること、「01」はPA1の初期位置がLRU1であること、または「10」はPA1の終了位置がLRU2であることを表す)であることもできる。
【0075】
ステップ(3)において、移動端末MS−Aがフィードバック・リソースLRU1でフィードバック情報(「1」)を送信することを含むことが好ましい。
【0076】
基地局が、移動端末からのフィードバック情報を受信する。
基地局は、移動端末MS−Aに割当てられたPA1のLRU1でフィードバック情報「1」を獲得した場合、移動端末MS−AがUL Persistent A−MAP IEを成功に受信したと確認する。
そうでなければ、移動端末MS−AがUL Persistent A−MAP IEを成功に受信しなかったとして、UL Persistent A−MAP IE信号を移動端末MS−Aへ再送信することになる。
【0077】
移動端末MS−Aは、すでにUL Persistent A−MAP IEを成功に受信した場合、次のPA1リソース割当ての際にLRU1リソースでデータ情報を送信する。
【0078】
本実施例において、移動端末MS−AがすでにUL Persistent A−MAP IEを成功に受信したと仮定する。
移動端末MS−Aは、(K+4)フレーム目のサブフレーム6のLRU1リソースでデータ情報を送信する。
【0079】
[実施例5]
本実施例において、A−MAPメッセージの周期は、1つのサブフレームである。
一つのフレームには、N個のサブフレームが含まれる。その中、ダウンリンク・サブフレームはNDL個で、アップリンク・サブフレームはNUL個であり、且つNDL+NUL=Nに満足すると仮定する。
本実施例において、N=8、NDL=5、NUL=3、基地局が、5つのダウンリンク・サブフレームの中のサブフレーム1、サブフレーム2及びサブフレーム3で送信されるA−MAP情報に、それぞれアップリンク・サブフレーム6、アップリンク・サブフレーム7、アップリンク・サブフレーム8の関係制御情報を含ませると仮定する。
【0080】
図2に示す通り、基地局が、kフレーム目で、サブフレーム1のA−MAPメッセージのアップリンク固定リソース割当て信号UL Persistent A−MAP IEを介して、移動端末MS−Aに、アップリンク固定リソースPA1(サブフレーム6に含まれる)を割当てる。
割当周期(AP)は、4フレームである。
図2に示す通り、LRUは、一つまたは複数の符号及び一つまたは複数のサブキャリアを含む時間領域と周波数領域を持つ二次元構造の一つのリソース割当てユニットである。
【0081】
UL Persistent A−MAP IEには、上記の移動端末MS−Aに割当てられたアップリンク固定リソースPA1に係わる情報が含まれている。
【0082】
移動端末MS−Aは、基地局からのUL Persistent A−MAP IEを成功に受信した後、フィードバック操作を実行する。
具体的には、下記ステップ(1)乃至(3)を含む。
【0083】
ステップ(1)において、UL Persistent A−MAP IEのフィードバック情報を送信するリソースの位置情報を決める。
一つの実施形態として、該リソースの位置情報が、標準配置として移動端末と基地局に記憶される。
本実施例において、該リソースの位置が例えば、Feedback Location=(PA Location)のような一種のマッピング・ルールまたは公式で計算して得られると仮定する。
その中、PA Locationは、移動端末に割当てられた固定リソースの位置情報である。
Feedback Locationは、UL Persistent A−MAP IEフィードバック情報を送信するリソースの位置の情報である。
fは、マッピング方法または計算公式を表す。
fを介して得られたフィードバック・リソースの位置は、PA Locationの内部にあってもよいし、PA Locationの外部にあってもよい。
本実施例において、Feedback Location=(PA Location)を介して獲得したフィードバックするためのリソースは、LRU1であると仮定する。
LRU1の位置の情報は、図3に示す通り、LRU1がPA1固定リソースの外部にある。
【0084】
ステップ(2)において、フィードバック情報の内容を定める。
本実施例において、フィードバック情報の内容が、標準デフォルト設定に予め定義するコード・ワード・シーケンスと設定されると仮定する。
例えば、「1」が、UL Persistent A−MAP IEを成功に受信できたことを表す。
コード・ワード・シーケンスは、一組の直交のコード・ワード・シーケンス集合からのもの、または一組の準直交のコード・ワード・シーケンス集合からのものが好ましい。
【0085】
あるいは、ここでいうフィードバック情報が、移動端末の識別情報(例えば、「001」がMS−Aを表す)であることもできる。
あるいは、該フィードバック情報が、移動端末のアップリンク固定リソースの関係情報(例えば、「10」はPA1のLRU数が2であること、「01」はPA1の初期位置がLRU1であること、または「10」はPA1の終了位置がLRU2であることを表す)であることもできる。
【0086】
ステップ(3)において、移動端末MS−Aが、フィードバック・リソースLRU1でフィードバック情報(「1」)を送信することを含む。
【0087】
基地局は、移動端末からのフィードバック情報を受信する。
基地局は、移動端末MS−Aに割当てられたPA1のLRU1でフィードバック情報「1」を獲得した場合、移動端末MS−Aが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信したと確認する。
そうでなければ、移動端末MS−Aが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信しなかったとして、UL Persistent A−MAP IE信号を、移動端末MS−Aへ再送信する。
【0088】
移動端末MS−Aは、すでにUL Persistent A−MAP IEを成功に受信した場合、次のPA1リソース使用の際にLRU1リソースでデータ情報を送信する。
【0089】
本実施例において、移動端末MS−AがすでにUL Persistent A−MAP IEを成功に受信したと仮定する。
移動端末MS−Aは、(k+4)フレーム目のサブフレーム6のLRU1リソースで、データ情報を送信する。
【0090】
[実施例6]
本実施例において、A−MAPメッセージの周期は、1つのサブフレームである。
一つのフレームには、N個のサブフレームが含まれる。その中、ダウンリンク・サブフレームはNDL個で、アップリンク・サブフレームはNUL個であり、且つNDL+NUL=Nに満足すると仮定する。
本実施例において、N=8、NDL=5、NUL=3、基地局が、5つのダウンリンク・サブフレームの中のサブフレーム1、サブフレーム2及びサブフレーム3で送信されるA−MAP情報に、それぞれアップリンク・サブフレーム6、アップリンク・サブフレーム7、アップリンク・サブフレーム8の関係制御情報を含ませると仮定する。
【0091】
図3に示す通り、基地局が、kフレーム目で、サブフレーム1のA−MAPメッセージのアップリンク固定リソース割当て信号UL Persistent A−MAP IEを介して、移動端末MS−Aに、アップリンク固定リソースPA1(サブフレーム6に含まれる)を割当てる。
割当周期(AP)は、4フレームである。
図3に示す通り、LRUは、一つまたは複数の符号及び一つまたは複数のサブキャリアを含む時間領域と周波数領域を持つ二次元構造の一つのリソース割当てユニットである。
【0092】
UL Persistent A−MAP IEには、上記の移動端末MS−Aに割当てられたアップリンク固定リソースPA1に係わる情報が含まれている。
【0093】
移動端末MS−Aが、UL Persistent A−MAP IEを成功に受信した後、フィードバック操作を実行する。
ここでいうフィードバック操作は、具体的には下記ステップ(1)乃至(3)を含むことが好ましい。
【0094】
ステップ(1)において、UL Persistent A−MAP IEフィードバック情報を送信するリソースの位置情報を決める。
一つの実施形態として、該リソースの位置情報が標準配置として移動端末と基地局に記憶される。
本実施例において、該リソースの位置が例えば、Feedback Location=(PA Location)のような一種のマッピング・ルールまたは公式で計算して得られると仮定する。
その中、PA Locationは、移動端末に割当てられた固定リソースの位置情報である。
Feedback Locationは、UL Persistent A−MAP IEフィードバック情報を送信するリソースの位置の情報である。
fは、一種のマッピング方法または計算公式を表す。
fを介して得られたフィードバック・リソースの位置は、PA Locationの内部にあってもよいし、PA Locationの外部にあってもよい。
本実施例において、Feedback Location=(PA Location)を介して獲得したフィードバックするためのリソースは、LRU1であると仮定する。
LRU1の位置の情報は、図3に示す通り、LRU1がPA1固定リソースの外部にある。
【0095】
ステップ(2)において、フィードバック情報の内容を決める。
本実施例において、フィードバック情報の内容が、標準デフォルト設定に予め定義するコード・ワード・シーケンスと設定されると仮定する。
例えば「1」が、UL Persistent A−MAP IEを成功に受信したことを表す。該コード・ワード・シーケンスを、直交または準直交のコード・ワード・シーケンスでスペクトラム拡散させた後で送信する。
本実施例において、移動端末MS−Aの選んだ直交または準直交のコード・ワード・シーケンスがAn={a, a…a}と仮定する。
移動端末MS−A は、LRU1で、フィードバック情報(「1」)をコード・ワード・シーケンスAnでスペクトラム拡散して得られたコード・ワード・シーケンスBnを、送信する。
【0096】
ステップ(3)において、移動端末MS−Aが、フィードバック・リソースLRU1でフィードバック情報Bnを送信することを含むことが好ましい。
【0097】
基地局は、移動端末からのフィードバック情報を受信する。
基地局は、移動端末MS−Aに割当てられたLRU1におけるフィードバック情報を、既知のコード・ワード・シーケンスAnで逆スペクトラム拡散させて、特定情報「1」を回復した場合、移動端末MS−Aが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信したと確認する。
そうでなければ、移動端末MS−Aが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信しなかったとして、UL Persistent A−MAP IE信号を、移動端末MS−Aへ再送信する。
【0098】
移動端末MS−AがすでにUL Persistent A−MAP IEを成功に受信した場合、基地局は、LRU1リソースを解放する。
該リソースを、その他の操作に割当てる。
【0099】
以上記述したのは、一つの移動端末にリソースを割当てる場合の本発明の実施例による実現過程である。
本発明は以上に限られない。
以下の実施例7乃至実施例10は、複数の移動端末にアップリンク固定リソースを割当てることに関する処理である。
【0100】
[実施例7]
本実施例において、A−MAPメッセージの周期は、1つのサブフレームである。
一つのフレームには、N個のサブフレームが含まれる。その中、ダウンリンク・サブフレームはNDL個で、アップリンク・サブフレームはNUL個であり、且つNDL+NUL=Nに満足すると仮定する。
本実施例において、N=8、NDL=5、NUL=3、基地局が、5つのダウンリンク・サブフレームの中のサブフレーム1、サブフレーム2及びサブフレーム3で送信されるA−MAP情報に、それぞれアップリンク・サブフレーム6、アップリンク・サブフレーム7、アップリンク・サブフレーム8の関係制御情報を含ませると仮定する。
【0101】
図4に示す通り、基地局が、kフレーム目で、サブフレーム1のA−MAPメッセージのアップリンク固定リソース割当て信号UL Persistent A−MAP IEを介して、移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−Cに、アップリンク固定リソースPA1(サブフレーム6に含まれ、割当周期(AP)は4フレームである)、PA2(サブフレーム6に含まれ、割当周期(AP)は4フレームである)、PA3(サブフレーム6に含まれ、割当周期(AP)は4フレームである)を割当てる。
図4に示す通り、LRUは、一つまたは複数の符号及び一つまたは複数のサブキャリアを含む時間領域と周波数領域を持つ二次元構造の一つのリソース割当てユニットである。
【0102】
UL Persistent A−MAP IEは、上記の移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−Cに割当てられたアップリンク固定リソースPA1、PA2、PA3の関係情報と、移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−Cに割当てられた共通フィードバック・リソースPA−Cの位置情報とを含む。
【0103】
移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−Cは、基地局からのUL Persistent A−MAP IEを成功に受信した後、フィードバック操作を実行する。
具体的には、下記ステップ(1)乃至(3)を含むことが好ましい。
【0104】
ステップ(1)において、UL Persistent A−MAP IEフィードバック情報を送信するリソースについての、共通フィードバック・リソースPA−Cにおける位置情報を決める。
一つの実施形態として、該リソースの位置情報が、標準配置として移動端末と基地局に記憶される。
本実施例において、該リソースの位置は、例えば、Feedback Location=f(移動端末インデックス情報)のような一種のマッピング・ルールまたは公式で計算して得られると仮定する。
その中、Feedback Locationは、UL Persistent A−MAP IEフィードバック情報を送信するリソースの位置の情報である。
fは、あるマッピング方法または計算公式を表す。
fを介して各移動端末のフィードバック・リソースの位置情報を獲得する。
本実施例において、図4に示す通り、移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−CがFeedback Location=f(移動端末インデックス情報)を介して獲得したフィードバック用リソースは、それぞれ一番目LRU、二番目LRU、三番目LRUであると仮定し、それぞれリソースLRU1、LRU2、LRU3を指示する。
【0105】
ステップ(2)において、フィードバック情報の内容を定める。
本実施例において、フィードバック情報の内容が、標準デフォルト設定に予め定義するコード・ワード・シーケンスと設定されることを仮定する。
例えば、「1」が、UL Persistent A−MAP IEを成功に受信したことを表す。
コード・ワード・シーケンスは、一組の直交のコード・ワード・シーケンス集合からのもの、または一組の準直交のコード・ワード・シーケンス集合からのものが好ましい。
【0106】
該フィードバック情報が、移動端末の識別情報であることができる。
例えば、「001」がMS−A、「010」がMS−B、「011」がMS−Cを表す。
あるいは、該フィードバック情報が、移動端末に割当てられたアップリンク固定リソースの関係情報、例えば、固定リソースの初期位置情報、終了位置情報、リソース大きさ情報、またはその他の該固定リソースを表す可能な関係情報であってもよい。
【0107】
ステップ(3)において、移動端末MS−Aがフィードバック・リソースLRU1でフィードバック情報(「1」)を、移動端末MS−Bがフィードバック・リソースLRU2でフィードバック情報(「1」)を、移動端末MS−Cがフィードバック・リソースLRU3でフィードバック情報(「1」)を、送信する。
【0108】
基地局は、移動端末からのフィードバック情報を受信する。
基地局は、移動端末MS−Aに割当てられたPA−CのLRU1でフィードバック情報「1」を獲得した場合、移動端末MS−Aが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信したと確認する。
そうでなければ、移動端末MS−Aが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信しなかったとして、UL Persistent A−MAP IE信号を、移動端末MS−Aへ別に再送信する。
基地局は、移動端末MS−Bに割当てられたPA−CのLRU2でフィードバック情報「1」を獲得した場合、移動端末MS−Bが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信したと確認する。
そうでなければ、移動端末MS−Bが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信しなかったとして、UL Persistent A−MAP IE信号を、移動端末MS−Bへ別に再送信する。
基地局は、移動端末MS−Cに割当てられたPA−CのLRU3でフィードバック情報「1」を獲得した場合、移動端末MS−Cが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信したと確認する。
そうでなければ、移動端末MS−Cが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信しなかったとして、UL Persistent A−MAP IE信号を、移動端末MS−Cに別に再送信する。
【0109】
移動端末MS−AがすでにUL Persistent A−MAP IEを成功に受信した場合、基地局がLRU1リソースを解放し、該リソースをその他の操作に割当てる。同様に、移動端末MS−BがすでにUL Persistent A−MAP IEを成功
に受信した場合、基地局がLRU2リソースを解放し、該リソースをその他の操作に割当てる。
移動端末MS−CがすでにUL Persistent A−MAP IEを成功に受信した場合、基地局がLRU3リソースを解放し、該リソースをその他の操作に割当てる。
【0110】
[実施例8]
本実施例において、A−MAPメッセージの周期は、1つのサブフレームである。
一つのフレームには、N個のサブフレームが含まれる。その中、ダウンリンク・サブフレームはNDL個で、アップリンク・サブフレームはNUL個であり、且つNDL+NUL=Nに満足することを仮定する。
本実施例において、N=8、NDL=5、NUL=3、基地局が、5つのダウンリンク・サブフレームの中のサブフレーム1、サブフレーム2及びサブフレーム3で送信されるA−MAPメッセージに、それぞれアップリンク・サブフレーム6、アップリンク・サブフレーム7、アップリンク・サブフレーム8の関係制御情報を含ませると仮定する。
【0111】
図4に示す通り、基地局が、kフレーム目で、サブフレーム1のA−MAPメッセージのアップリンク固定リソース割当て信号UL Persistent A−MAP IEを介して、移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−Cに、アップリンク固定リソースPA1(サブフレーム6に含まれ、割当周期(AP)は4フレームである)、PA2(サブフレーム6に含まれ、割当周期(AP)は4フレームである)、PA3(サブフレーム6に含まれ、割当周期(AP)は4フレームである)を割当てる。
図4に示す通り、LRUは、一つまたは複数の符号及び一つまたは複数のサブキャリアを含む時間領域と周波数領域を持つ二次元構造の一つのリソース割当てユニットである。
【0112】
UL Persistent A−MAP IEには、上記の移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−Cに割当てられたアップリンク固定リソースPA1、PA2、PA3の関係情報と、移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−Cに割当てられた共通フィードバック・リソースPA−Cの中の具体的なリソースの位置情報とを含む。
【0113】
移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−Cは、基地局からのUL Persistent A−MAP IEを成功に受信した後、フィードバック操作を実行する。
具体的には、下記ステップ(1)乃至(3)を含むことが好ましい。
【0114】
ステップ(1)において、UL Persistent A−MAP IEを復号し、UL Persistent A−MAP IEフィードバック情報を送信するリソースの共通フィードバック・リソースPA−Cにおける位置情報を定める。
本実施例において、図4に示す通り、移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−Cのフィードバック用リソースが、それぞれPA−Cの中のリソースユニットLRU1、LRU2、LRU3であると仮定する。
【0115】
ステップ(2)において、フィードバック情報の内容を定める。
本実施例において、フィードバック情報の内容が、標準デフォルト設定に予め定義するコード・ワード・シーケンスと設定されると仮定する。
例えば、「1」が、UL Persistent A−MAP IEを成功に受信したことを表す。
コード・ワード・シーケンスは、一組の直交のコード・ワード・シーケンス集合からのもの、または一組の準直交のコード・ワード・シーケンス集合からのものが好ましい。
【0116】
あるいは、ここでいうフィードバック情報は、移動端末の識別情報であることができる。
例えば、「001」がMS−A、「010」がMS−B、「011」がMS−Cを表す。
あるいは、ここでいうフィードバック情報は、移動端末に割当てられたアップリンク固定リソースの関係情報、例えば、固定リソースの初期位置情報、終了位置情報、リソース大きさ情報、またはその他の該固定リソースを表す可能な関係情報であってもよい。
【0117】
ステップ(3)において、移動端末MS−Aがフィードバック・リソースLRU1でフィードバック情報(「1」)を、移動端末MS−Bがフィードバック・リソースLRU2でフィードバック情報(「1」)を、移動端末MS−Cがフィードバック・リソースLRU3でフィードバック情報(「1」)を、送信する。
【0118】
基地局は、移動端末からのフィードバック情報を受信する。
基地局は、移動端末MS−Aに割当てられたPA−CのLRU1でフィードバック情報「1」を獲得した場合、移動端末MS−Aが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信したと確認する。
そうでなければ、移動端末MS−Aが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信しなかったとして、UL Persistent A−MAP IE信号を、移動端末MS−Aへ別に再送信する。
基地局は、移動端末MS−Bに割当てられたPA−CのLRU2でフィードバック情報「1」を獲得した場合、移動端末MS−Bが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信したと確認する。
そうでなければ、移動端末MS−Bが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信しなかったとして、UL Persistent A−MAP IE信号を、移動端末MS−Bへ別に再送信する。
基地局は、移動端末MS−Cに割当てられたPA−CのLRU3でフィードバック情報「1」を獲得した場合、移動端末MS−Cが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信したと確認する。
そうでなければ、移動端末MS−Cが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信しなかったとして、UL Persistent A−MAP IE信号を、移動端末MS−Cへ別に再送信する。
【0119】
移動端末MS−AがすでにUL Persistent A−MAP IEを成功に受信した場合、基地局は、LRU1リソースを解放し、該リソースをその他の操作に割当てる。
同様に、移動端末MS−BがすでにUL Persistent A−MAP IEを成功に受信した場合、基地局は、LRU2リソースを解放し、該リソースをその他の操作に割当てる。
移動端末MS−CがすでにUL Persistent A−MAP IEを成功に受信した場合、基地局は、LRU3リソースを解放し、該リソースをその他の操作に割当てる。
【0120】
[実施例9]
本実施例において、A−MAPメッセージの周期は、1つのサブフレームである。
一つのフレームには、N個のサブフレームが含まれる。その中、ダウンリンク・サブフレームはNDL個で、アップリンク・サブフレームはNUL個であり、且つNDL+NUL=Nに満足すると仮定する。
本実施例において、N=8、NDL=5、NUL=3、基地局が、5つのダウンリンク・サブフレームの中のサブフレーム1、サブフレーム2及びサブフレーム3で送信されるA‐MAP情報に、それぞれアップリンク・サブフレーム6、アップリンク・サブフレーム7、アップリンク・サブフレーム8の関係制御情報を含ませると仮定する。
【0121】
図5に示す通り、基地局が、kフレーム目で、サブフレーム1のA−MAPメッセージのアップリンク固定リソース割当て信号UL Persistent A−MAP IEを介して、移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−Cに、アップリンク固定リソースPA1(サブフレーム6に含まれ、割当周期(AP)は4フレームである)、PA2(サブフレーム6に含まれ、割当周期(AP)は4フレームである)、PA3(サブフレーム6に含まれ、割当周期(AP)は4フレームである)を割当てる。
図5に示す通り、LRUは、一つまたは複数の符号及び一つまたは複数のサブキャリアを含む時間領域と周波数領域を持つ二次元構造の一つのリソース割当てユニットである。
【0122】
UL Persistent A−MAP IEには、上記の移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−Cに割当てたアップリンク固定リソースPA1、PA2、PA3の関係情報と、移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−Cに割当てた共通フィードバック・リソースPA−Cの位置情報とが含まれている。
【0123】
移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−Cは、基地局からのUL Persistent A−MAP IEを成功に受信した後、フィードバック操作を実行する。
具体的は、下記ステップ(1)乃至(3)を含むことが好ましい。
【0124】
ステップ(1)において、UL Persistent A−MAP IEフィードバック情報を送信するリソースの共通フィードバック・リソースPA−Cにおける位置情報を定める。
一つの実施形態として、該リソースの位置の情報が標準配置として移動端末と基地局に記憶される。
本実施例において、例えば、Feedback Location=f(移動端末インデックス情報)のようなある一種のマッピング・ルールまたは公式によって、該リソースの位置を計算して獲得すると仮定する。
その中、Feedback Locationは、UL Persistent A−MAP IEフィードバック情報を送信するリソースの位置の情報である。
fは、あるマッピング方法または計算公式を表す。
fを介して各移動端末のフィードバック・リソースの位置情報を獲得する。
本実施例において、移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−Cは、Feedback Location=f(移動端末インデックス情報)を介して獲得したフィードバック用リソースは全て一番目LRUであると仮定する。図5に示す通り、リソースPA−Cに対応するリソースがLRU1となる。
【0125】
ステップ(2)において、フィードバック情報の内容を定める。
本実施例において、フィードバック情報の内容が、標準デフォルト設定に予め定義するコード・ワード・シーケンスと設定されると仮定する。
例えば、「1」が、UL Persistent A−MAP IEを成功に受信したことを表す。
コード・ワード・シーケンスは、一組の直交のコード・ワード・シーケンス集合からのもの、または一組の準直交のコード・ワード・シーケンス集合からのものが好ましい。
【0126】
あるいは、ここでいうフィードバック情報が、移動端末の識別情報であることができる。
例えば、「001」がMS−A、「010」がMS−B、「011」がMS−Cを表す。
あるいは、ここでいうフィードバック情報が、移動端末に割当てられたアップリンク固定リソースの関係情報、例えば、固定リソースの初期位置情報、終了位置情報、リソース大きさ情報、またはその他の該固定リソースを表す可能な関係情報であってもよい。
【0127】
ステップ(3)において、移動端末MS−Aが、フィードバック・リソースLRU1で、フィードバック情報(「1」)をコード・ワード・シーケンスAnでスペクトラム拡散させて得られたコード・ワード・シーケンスBnを送信する。
その中、Anが、一組の直交または準直交のコード・ワード・シーケンス集合から移動端末MS−Aに割当てた一つの直交または準直交のコード・ワード・シーケンスである。
同様に、移動端末MS−Bが、フィードバック・リソースLRU1で、フィードバック情報(「1」)をコード・ワード・シーケンスAnでスペクトラム拡散させて得られたコード・ワード・シーケンスBnを送信する。
移動端末MS−Cが、フィードバック・リソースLRU1で、フィードバック情報(「1」)をコード・ワード・シーケンスAnでスペクトラム拡散させて得られるコード・ワード・シーケンスBnを送信する。
【0128】
その中、基地局は、各移動端末に割当てたコード・ワード・シーケンスAnAnAnを知っている。
基地局は、移動端末からのフィードバック情報を受信する。
基地局が、移動端末MS−Aに割当てられたPA−CのLRU1からAnで逆スペクトラム拡散することを介しフィードバック情報「1」を 獲得した場合、移動端末MS−Aが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信したと確認する。
そうでなければ、移動端末MS−Aが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信しなかったとして、UL Persistent A−MAP IE信号を、移動端末MS−Aへ別に再送信する。
基地局は、移動端末MS−Bに割当てたPA−CのLRU1からAnで逆スペクトラム拡散することを介しフィードバック情報「1」を獲得した場合、移動端末MS−Bが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信したと確認する。
そうでなければ、移動端末MS−Bが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信しなかったとして、UL Persistent A−MAP IE信号を、移動端末MS−Bへ別に再送信する。
基地局は、移動端末MS−Cに割当てたPA−CのLRU1からAnで逆スペクトラム拡散することを介しフィードバック情報「1」を獲得した場合、移動端末MS−Cが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信したと確認する。
そうでなければ、移動端末MS−Cが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信しなかったとして、UL Persistent A−MAP IE信号を、移動端末MS−Cへ別に再送信する。
【0129】
移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−CがすでにUL Persistent A−MAP IEを成功に受信した場合、基地局は、LRU1リソースを解放し、該リソースを他の操作に割当てる。
【0130】
[実施例10]
本実施例において、A−MAPメッセージの周期は、1つのサブフレームである。
一つのフレームには、N個のサブフレームが含まれる。その中、ダウンリンク・サブフレームはNDL個で、アップリンク・サブフレームはNUL個であり、且つNDL+NUL=Nに満足すると仮定する。
本実施例において、N=8、NDL=5、NUL=3、基地局が、5つのダウンリンク・サブフレームの中のサブフレーム1、サブフレーム2及びサブフレーム3で送信されるA−MAPメッセージに、それぞれアップリンク・サブフレーム6、アップリンク・サブフレーム7、アップリンク・サブフレーム8の関係制御情報を含ませると仮定する。
【0131】
図5に示す通り、基地局が、kフレーム目で、サブフレーム1のA−MAPメッセージのアップリンク固定リソース割当て信号UL Persistent A−MAP IEを介して、移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−Cに、それぞれアップリンク固定リソースPA1(サブフレーム6に含まれ、割当周期(AP)は4フレームである)、PA2(サブフレーム6に含まれ、割当周期(AP)は4フレームである)、PA3(サブフレーム6に含まれ、割当周期(AP)は4フレームである)を割当てる。
図5に示す通り、LRUは、一つまたは複数の符号及び一つまたは複数のサブキャリアを含む時間領域と周波数領域を持つ二次元構造の一つのリソース割当てユニットである。
【0132】
UL Persistent A−MAP IEには、上記の移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−Cに割当てられたアップリンク固定リソースPA1、PA2、PA3の関係情報と、移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−Cに割当てた共通フィードバック・リソースPA−Cの具体的なリソースの位置情報と、が含まれている。
【0133】
移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−Cは、基地局からのUL Persistent A−MAP IEを成功に受信した後、フィードバック操作を実行する。
具体的には、下記ステップ(1)乃至(3)を含むことが好ましい。
【0134】
ステップ(1)において、UL Persistent A−MAP IEをデコードし、UL Persistent A−MAP IEフィードバック情報を送信するリソースの共通フィードバック・リソースPA−Cにおける位置情報を決める。
本実施例において、図5に示す通り、移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−Cのフィードバック用リソースは、PA−Cの中のリソースユニットLRU1であると仮定する。
【0135】
ステップ(2)において、フィードバック情報の内容を定める。
本実施例において、フィードバック情報の内容が、標準デフォルト設定に予め定義するコード・ワード・シーケンスと設定されると仮定する。
例えば、「1」が、UL Persistent A−MAP IEを成功に受信したことを表す。
コード・ワード・シーケンスは、一組の直交のコード・ワード・シーケンス集合からのもの、または一組の準直交のコード・ワード・シーケンス集合からのものが好ましい。
【0136】
あるいは、ここでいうフィードバック情報は、移動端末の識別情報であることができる。
例えば、「001」がMS−A、「010」がMS−B、「011」がMS−Cを表す。
あるいは、ここでいうフィードバック情報が、移動端末に割当てられたアップリンク固定リソースの関係情報、例えば、固定リソースの初期位置情報、終了位置情報、リソース大きさ情報、またはその他の該固定リソースを表す可能な関係情報であってもよい。
【0137】
ステップ(3)において、移動端末MS−Aがフィードバック・リソースLRU1で送信したフィードバック情報(「1」)は、コード・ワード・シーケンスAn1でスペクトラム拡散して得られたコード・ワード・シーケンスBn1を使用する。
その中、Anが、一組の直交または準直交のコード・ワード・シーケンス集合から移動端末MS−Aに割当てた一つの直交または準直交のコード・ワード・シーケンスである。
同様に、移動端末MS−Bがフィードバック・リソースLRU1で送信したフィードバック情報(「1」)は、コード・ワード・シーケンスAnでスペクトラム拡散して得られたコード・ワード・シーケンスBn2を使用する。
移動端末MS−Cがフィードバック・リソースLRU1で送信したフィードバック情報(「1」)は、コード・ワード・シーケンスAnでスペクトラム拡散させて得られたコード・ワード・シーケンスBn3を使用する。
【0138】
その中、基地局は、各移動端末に割当てられたコード・ワード・シーケンスAnAnAnを知っている。
基地局は、移動端末からのフィードバック情報を受信する。
基地局は、移動端末MS−Aに割当てたPA−CのLRU1から、Anで逆スペクトラム拡散することを介しフィードバック情報「1」を獲得した場合、移動端末MS−Aが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信したと確認する。
そうでなければ、移動端末MS−Aが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信しなかったとして、UL Persistent A−MAP IE信号を、移動端末MS−Aへ別に再送信する。
基地局は、移動端末MS−Bに割当てたPA−CのLRU1から、Anで逆スペクトラム拡散することを介しフィードバック情報「1」を獲得した場合、移動端末MS−Bが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信したと確認する。
そうでなければ、移動端末MS−Bが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信しなかったとして、UL Persistent A−MAP IE信号を、移動端末MS−Bへ別に再送信する。
基地局は、移動端末MS−Cに割当てたPA−CのLRU1から、Anで逆スペクトラム拡散することを介しフィードバック情報「1」を獲得した場合、移動端末MS−Cが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信したと確認する。
そうでなければ、移動端末MS−Cが成功にUL Persistent A−MAP IEを受信しなかったとして、UL Persistent A−MAP IE信号を、移動端末MS−Cへ別に再送信する。
【0139】
移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−CがすでにUL Persistent A−MAP IEを成功に受信した場合、基地局は、LRU1リソースを解放し、該リソースを他の操作に割当てる。
【0140】
上記記述したのは、固定リソースを割当てる場合の本発明の実施例による実現過程である。
本発明は以上に限られない。
以下の実施例11は、アップリンク・グループ・リソースの割当てに関する処理を記述する。
【0141】
基地局に対して、基地局が、ダウンリンク・チャネルを介し、移動端末グループ内の移動端末に割当てたアップリンク・グループ・リソース情報を含むアップリンク・グループ・リソース割当て信号を送信する。
アップリンク・グループ・リソースの割当て情報を、移動端末グループ内の移動端末に送信する。
移動端末は、一つまたは複数の移動端末を含む。
【0142】
移動端末グループ内の移動端末が、基地局からのアップリンク・グループ・リソース割当て信号を受信する。
そして、予定リソースで、フィードバック情報を送信する。
ここでいう予定リソースは、アップリンク・グループ・リソース位置情報によってマッピング或いは計算して得られるリソースと、一つまたは複数の移動端末グループに割当てた共通フィードバック・リソースの全部または一部のリソースと、アップリンク・グループ・リソース割当て信号から移動端末に割当てたアップリンク・グループ・リソースの全部または一部のリソースと、の中の一つであることが好ましい。
【0143】
その中、ここでいうフィードバック情報は、移動端末が成功にアップリンク・グループ・リソース割当て信号を受信したことを指示するものである。
フィードバック情報は、移動端末グループの識別情報、移動端末の識別情報、移動端末に割当てたグループ・リソースに関係する指示情報、コード・ワード・シーケンス及び直交または準直交のコード・ワード・シーケンスでスペクトラム拡散した後の移動端末グループの識別情報、移動端末の識別情報、移動端末に割当てたグループ・リソースに関係する指示情報、コード・ワード・シーケンスの中の一つを含む。
【0144】
[実施例11]
本実施例において、A−MAPメッセージの周期は、1つのサブフレームである。
一つのフレームには、N個のサブフレームが含まれる。その中、ダウンリンク・サブフレームはNDL個で、アップリンク・サブフレームはNUL個であり、且つNDL+NUL=Nに満足すると仮定する。
本実施例において、N=8、NDL=5、NUL=3、基地局が、5つのダウンリンク・サブフレームの中のサブフレーム1、サブフレーム2及びサブフレーム3で送信されるA−MAPメッセージに、それぞれアップリンク・サブフレーム6、アップリンク・サブフレーム7、アップリンク・サブフレーム8の関係制御情報を含ませると仮定する。
【0145】
図6に示す通り、基地局が、kフレーム目で、サブフレーム1のA−MAPメッセージのアップリンク・グループ・リソース割当て信号UL Persistent A−MAP IE(UL GRA A−MAP IE)を介して、移動端末グループ(Group1)内の移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−Cに、アップリンク・グループ・リソース(Group Resource1)を割当てる。
サブフレーム6において、割当周期(AP)は、4フレームである。
その中、移動端末MS−AにGRA1、移動端末MS−BにGRA2、移動端末MS−CにGRA3を割当てる。
図5に示す通り、LRUは、一つまたは複数の符号及び一つまたは複数のサブキャリアを含む時間領域と周波数領域を持つ二次元構造の一つのリソース割当てユニットである。
【0146】
UL Persistent A−MAP IEには、上記の移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−Cに割当てたアップリンク・グループ・リソースGRA1、GRA2、GRA3の関係情報が含まれている。
【0147】
移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−Cは、基地局からのUL GRA A−MAP IEを成功に受信した後、フィードバック操作を実行する。
具体的には、下記ステップ(1)乃至(3)を含むことが好ましい。
【0148】
ステップ(1)において、UL GRA A−MAP IEをデコードし、UL GRA A−MAP IEフィードバック・メッセージを送信するリソースの位置の情報を決める。
移動端末グループ内の移動端末のフィードバック・メッセージを送信するリソースが、それぞれ割当てられたグループ・リソースの一番目のLRUに位置すると仮定する。
該情報は、基準デフォルトに従って設定される。
本実施例において、図6に示す通り、移動端末MS−A、移動端末MS−B、移動端末MS−Cがフィードバック情報を送信するリソースは、それぞれLRU1、LRU2、LRU3である。
【0149】
ステップ(2)において、フィードバック情報の内容を定める。
本実施例において、フィードバック情報の内容が、標準デフォルト設定に予め定義するコード・ワード・シーケンスと設定されると仮定する。
例えば、「1」が、UL Persistent A−MAP IEを成功に受信したことを表す。
コード・ワード・シーケンスは、一組の直交のコード・ワード・シーケンス集合からのもの、または一組の準直交のコード・ワード・シーケンス集合からのものが好ましい。
【0150】
或いは、ここでいうフィードバック情報は、移動端末グループの識別情報であってもよい。
例えば、「0001」がGroup1を表す。
又は、移動端末の識別情報であってもよい。
例えば、「001」がMS−A、「010」がMS−B、「011」がMS−Cを表す。
或いは、ここでいうフィードバック情報は、移動端末に割当てたアップリンク・グループ・リソースの関係情報、例えば、該グループ・リソースの初期位置情報、終了位置情報、リソース大きさ情報、またはその他の該グループ・リソースを表す可能な関係情報であってもよい。
【0151】
ステップ(2)において、移動端末MS−Aがフィードバック・リソースLRU1でフィードバック情報(「1」)を、移動端末MS−Bがフィードバック・リソースLRU2でフィードバック情報(「1」)を、移動端末MS−Cがフィードバック・リソースLRU3でフィードバック情報(「1」)を、送信する。
【0152】
基地局は、移動端末からのフィードバック情報を受信する。
基地局は、移動端末MS−Aに割当てられたLRU1でフィードバック情報「1」を獲得した場合、移動端末MS−Aが成功にUL GRA A−MAP IEを受信したと確認する。
そうでなければ、移動端末MS−Aが成功にUL GRA A−MAP IEを受信しなかったとして、UL GRA A−MAP IE信号を、移動端末MS−Aへ別に再送信する。
基地局は、移動端末MS−Bに割当てたLRU2でフィードバック情報が「1」を獲得した場合、移動端末MS−Bが成功にUL GRA A−MAP IEを受信したと確認する。
そうでなければ、移動端末UL GRA A−MAP IEを受信しなかったとして、UL GRA A−MAP IE信号を、移動端末MS−Bへ別に再送信する。
基地局は、移動端末MS−Cに割当てたLRU3でフィードバック情報「1」を獲得したある場合、移動端末MS−Cが成功にUL GRA A−MAP IEを受信したと確認する。
そうでなければ、移動端末MS−Cが成功にUL GRA A−MAP IEを受信しなかったとして、UL GRA A−MAP IE信号を、移動端末MS−Cへ別に再送信する。
【0153】
移動端末MS−Aは、すでにUL GRA A−MAP IEを成功に受信した場合、次のGRA1リソース割当ての際にLRU1リソースでデータ情報を送信する。
同様に、移動端末MS−Bは、すでにUL GRA A−MAP IEを成功に受信した場合、次のGRA2リソース割当ての際にLRU2リソースでデータ情報を送信する。
同様に、移動端末MS−Cは、すでにUL GRA A−MAP IEを成功に受信した場合、次のGRA3リソース割当ての際にLRU3リソースでデータ情報を送信する。
【0154】
本実施例において、MS−AがすでにUL GRA A−MAP IEを成功に受信したと仮定する。
MS−Aは、(k+4)フレーム目のサブフレーム6のLRU1リソースで、データ情報を送信する。
【0155】
以上の実施例において、ダウンリンク・サブフレーム1、ダウンリンク・サブフレーム2、ダウンリンク・サブフレーム3で、アップリンク・サブフレーム6、アップリンク・サブフレーム7、アップリンク・サブフレーム8を利用したフィードバック操作を指示することについて記述した。
当業者にとって、実施の状況によって、その他の適切な方法やダウンリンク・サブフレームで指示することが可能である。
たとえば、上記のそれぞれ一つのダウンリンク・サブフレームでアップリンク・サブフレームに対して指示する他に、一つのダウンリンク・サブフレームで複数のアップリンク・サブフレームに対して指示することも可能である。
本発明がこれらについて限定していないことは、言うまでもない。
【0156】
上記は本発明の好適実施例に過ぎず、本発明を限定するものではない。
当業者にとって、本発明に様々な修正や変形が可能である。
本発明の要旨や原則内での如何なる修正、置換、改良などは本発明の保護範囲内に含まれる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6