【実施例】
【0011】
以下、図面と共に本発明によるモータハウジング圧入ケース一体型レゾルバ構造の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分については、同一符号を用いて説明する。
図1において符号4で示されるものはレゾルバであり、このレゾルバ4の輪状ステータ5の内面には、これと一体に内方へ向けて突出する複数の磁極2Dが形成されている。
【0012】
前記輪状ステータ5及びこの輪状ステータ5の一部に取付ける複数の端子ピン6は、図示しない射出成形機の金型内に装着され、型閉じ後、溶融樹脂が射出されてインサート成形が行われる。
【0013】
前述のインサート成形後,型開された金型から取り出された輪状ステータ5の外周には、円筒状をなす
と共にモータ11の端部12を接続するための筒状レゾルバケース2が形成され、輪状ステータ5と一体に成形されていると共に、前記各端子ピン6は、
図2で示されるように、筒状レゾルバケース2の一端面側2Aにはピン部6Aが突出して配設され、この筒状レゾルバケース2の他端面側2Bには、全体形状が板状をなす板状ピン部6Bが突出して配設されている。
前記各端子ピン6は、
図2の断面図では図示されていないが、前記ピン部6Aと板状ピン部6Bが一体に形成され、全体形状がL字型に形成されている。尚、各板状ピン部6Bは、
図3で示されるように、R1,R2が励磁信号入力用T
1,T
2がサーミスタ接続用S1〜S4が出力信号用に用いられている。
【0014】
前記筒状レゾルバケース2の内面には、ツメ部からなる
と共に内側へ向けて突出する複数の係止部10が、例えば、3ヶ所形成され、この筒状レゾルバケース2の外周面2Cにはインロー部2Caが形成されている。
前記筒状レゾルバケース2の外周面2Cをインロー部2Caとしてモータ11を挿入すると、このモータ11の端部12の外周に形成された係止凹部13が前記係止部10に係止されると共に、前記外周面2Cをインロー部2Caとしてモータ11のモータハウジング14が圧入され、モータ11とレゾルバ4とは簡単かつ強固に接続される。
前記端部12は輪状ステータ5の一端面5A側に位置している。
【0015】
前記筒状レゾルバケース2の外周面2Cをインロー部2Caとして前記モータハウジング14を圧入する場合、このモータハウジング14内に前記インロー部2Caを焼き嵌め圧入とすることにより、確実な圧入接続が達成される。
【0016】
また、前述の筒状レゾルバケース2の外周面2Cには、
図1及び
図3で示されているように、この外周面2Cに沿って複数の周面凸部15が形成され、各周面凸部15は等角度間隔で形成されている。
従って、この外周面2Cにモータハウジング14が圧入される場合、前記筒状レゾルバケース2の樹脂成形で寸法公差が容易に確保できるように構成されている。
【0017】
前記筒状レゾルバケース2の他端面側2Bに位置する前記各板状ピン部6Bには、
図4の拡大断面図で示されているように、各板状ピン部6Bが弧状に配設されているため、この弧状の形状に沿う形状のコネクタ20が着脱自在に設けられている。
【0018】
前記筒状レゾルバケース2の他端面側2Bの内壁には、前記輪状ステータ5の軸方向Aに沿う外側Aaに向けて先細りとなるようにテーパ面21が形成されている。
従って、前記テーパ面21の形成により、前記筒状レゾルバケース2全体の強度及び剛性の向上に寄与すると共に、レゾルバ4を装置に装着する際のガイド等となることができる。
【0019】
前記筒状レゾルバケース2の前記各端子ピン6が位置する当該部分には、レゾルバケース用切欠部2Eが前記一端面側2A及び他端面側2Bに形成され、端子ピン6のピン部6Aには、各磁極2Dに巻回されたステータ巻線22の端線(図示せず)がからげられてティグ溶接される際に溶接作業が容易となるように構成されている。
また、端子ピン6が板状ピン部6Bに対するコネクタ20の着脱が
前記レゾルバケース用切欠部2Eを介して容易となるように構成されている。
【0020】
以上のように構成されたレゾルバ4は、モータ11に接続した後に、図示しない他の装置等に前記他端面側2Bが位置決め又は接続されて用いられる。
尚、前記レゾルバ4の一端面側2Aにモータ11を装着する場合には、前述のように、モータ11の端部12の係止凹部13が前記係止部10に係止されると共に、モータ11のモータハウジング14が前記外周面2Cをインロー部2Caとし、前記周面凸部15を介して圧入されるため、極めて強固にレゾルバ4とモータ11とが接続される。