(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5671175
(24)【登録日】2014年12月26日
(45)【発行日】2015年2月18日
(54)【発明の名称】家庭用薄皮切り器具
(51)【国際特許分類】
A47J 17/00 20060101AFI20150129BHJP
A47J 43/28 20060101ALI20150129BHJP
A22C 25/00 20060101ALI20150129BHJP
A22C 25/20 20060101ALI20150129BHJP
【FI】
A47J17/00
A47J43/28
A22C25/00 Z
A22C25/20
【請求項の数】1
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2014-103946(P2014-103946)
(22)【出願日】2014年5月20日
【審査請求日】2014年5月20日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】714005030
【氏名又は名称】北川 ひと美
(72)【発明者】
【氏名】北川 ひと美
【審査官】
宮崎 賢司
(56)【参考文献】
【文献】
登録実用新案第3189680(JP,U)
【文献】
米国特許第05438760(US,A)
【文献】
特開平07−246154(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3143312(JP,U)
【文献】
特開平10−179428(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J 17/00
A22C 25/00
A47J 43/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
しゃもじ状先端部下面にイカの薄皮に対して、切り込みを入れる刃を設け、その刃がしゃもじ状先端部下面より、1mm前後露出し、かつ、しゃもじ状頭部の上面部に、人差し指でイカを押さえつける、使用方向に対し垂直の凹凸部であるスベリ止め部を設けてあり、また、しゃもじ状頭部横下には、親指と、たかたか指で本体を挟む凹凸部であるスベリ止め部が設けてある、家庭用のイカ本体の原型を残し薄皮に対して切り込みを入れる器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品(イカ・果物・野菜など)の薄皮を簡単に、速く、細かく、さいの目状態に切り目を入れることができる器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の技術は、新鮮なイカを生食用 (例えば、刺身用など) に調理する際、 A:皮をむき一口大の大きさに切ったり、
B:皮に刺身包丁で、切り目を細かく入れ一口大の大きさに切ったりしていた。
また、魚介類の表皮、特にイカの外套皮を確実に除去するために、切削開口部Cを有する基台1と、切削開口部C内に配設され、その刃先が基台1から所定量突出する平板状切削刃3と、平板状切削刃3の刃先との間に所定の間隔を設けて配設される押さえ部材6とで皮剥器が構成されている (特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−225893号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術においてAの場合は、イカの皮は1枚とは限らず何枚も重なっており光沢のある表皮は、手でむくことができるが、その下にある薄皮は簡単にむくことが困難である。
また、水分を布巾やキッチンペーパーなどで取り、薄皮を取り除こうとしても身の部分まで削いでしまう。また、この薄皮はイカの表面だけでなく内臓のある内側にもあるため時間もかかる。さらに、剥いだ薄皮は捨てられていた。
また、Bの場合はAの場合と同様に光沢のある表皮を手で剥きその下にある薄皮を刺身包丁で細かく、さいの目に切り、食べたとき皮を感じさせなくしますが、包丁を入れすぎると、身の部分まで切ってしまいイカの原型をとどめなくバラバラになってしまう。そのため、調理する人の実力にかなり左右されていた。
また、果物や野菜などの皮は、皮をむき食していた。
そして、全ての皮は、生ゴミとして処理されていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明の第1手段は、しゃもじ状柄部の下面部先端部に、所定の間隔で使用方向に並行して横一列に並び、薄皮だけを切る刃を設けたものである。
【0006】
また、第2〜5手段は、第1手段において、しゃもじ状柄部の上面部先端部の垂直部分と側面部分にスベリ止め部を設けたものである。
【0007】
また、第6手段は、第1手段または第2〜5手段において、刃を覆う覆い部材を設け、この覆い部材が取り外し可能にしたものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の請求項1記載の家庭用薄皮切り器具によれば、先端部に所定の間隔で設けた刃を具備するため、食品(イカ・果物・野菜など)の薄皮を細かく切れ、皮を感じることなく食べることができる。
また、本発明の請求項2記載の家庭用薄皮切り器具によれば、前記の効果に加え、先端部にスベリ止め部を設けたため、確実に食品の皮をきることができる。
さらに、本発明の請求項6記載の家庭用薄皮切り器具によれば、前記の効果に加え、刃を覆う覆い部材を設けたため、刃を傷つけずに保管でき、また、このカバーは取り付け可能なため、使用時はその覆い部材を外して使える。
以上のことにより、薄皮を取り除くのではなく薄皮だけを細かく、さいの目に切り食べる時に皮を感じさせなくすることです。
皮を細かくして食べてしまうことを考えました。
繊維質の皮を食べることにより腸内掃除もしてくれるので健康に良く、また、生ゴミを出さないので環境にもよい。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の実施の形態における家庭用薄皮切り器具上面図。
【
図2】同実施の形態における家庭用薄皮切り器具下面図。
【
図3】同実施の形態における家庭用薄皮切り器具側面図。
【
図4】同実施の形態における家庭用薄皮切り器具を用いて、カットしたイカの表皮を表す図。
【
図5】同実施の形態における家庭用薄皮切り器具を用いて、さいの目状にカットしたイカの表皮を表す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本実施の形態を
図1から
図8を用いて詳細に説明する。
図1は、本体(しゃもじ状柄部)Fの上面図である。B・C・Dは、この器具を使用する際スベリを防止するためにプラスチック素材に凹凸をつけたものである。
Bには、人差し指、C・Dには、親指又は、たかたか指をあてるのが望ましい。
図2は、本体(しゃもじ状柄部)Fの下面図である。先端部Aは、横幅5cm〜6cmあり刺身包丁の先又 は、カッターナイフの先のような金属もしくは樹脂(プラスチック素材)の刃が2mm〜3mmの間隔で、20枚〜30枚、使用方向に平行に横一列に並んでついているものである。
図3は、本体(しゃもじ状柄部)Fの側面図である。先端部Aには刃がついており、この刃は、本体Fに直角、左右斜め、どの角度についていてもよい。また、本体Fより1mm前後露出しており食品の薄皮を切る刃の部分である。Eは、ケガ防止のカバーである。
この、カバーは、取り外し可能である。
図4は、イカの体の部分を開いた図で、本体(しゃもじ状柄部)Fを手の平で持ち、B・C・Dにそれぞれの指をあて、刃Aで、イカを押さえつけながら、左上から右下に移動して、薄皮が切れた図である。
図5は、
図4のイカの切り目に対角線を描くように本体(しゃもじ状柄部)Fを手の平で持ち、B・C・Dにそれぞれの指をあて、刃Aでイカを押さえつけながら右上から左下に移動して、薄皮が切れた図である
図6・7・8は刃の側面図の拡大図である。刃の形は、三角形、長方形、魚釣りの針の形のものでよい。なおかつ、いかの薄皮に接する面が、刃になっているものであればよい。それぞれの刃の上部が本体(しゃもじ状柄部)FのAに20枚〜30枚とりつけるもので、取り付け方は、直角、左右斜め、どの角度でもよい。また、この刃は、本体(しゃもじ状柄部)Fから1mm前後露出するものである。また、刃の素材は金属、または樹脂(プラスチックなど)が望ましい。
本発明の請求項1記載の家庭用薄皮切り器具によれば、先端部に所定の間隔で設けた刃を具備するため、食品(イカ・果物・野菜など)の薄皮を細かく切れ、皮を感じることなく食べることができる。
また、本発明の請求項2〜5記載の家庭用薄皮切り器具によれば、前記の効果に加え、先端部にスベリ止め部を設けたため、確実に食品の皮をきることができる。
さらに、本発明の請求項6記載の家庭用薄皮切り器具によれば、前記の効果に加え、刃を覆う覆い部材を設けたため、刃を傷つけずに保管でき、また、このカバーは取り付け可能なため、使用時はその覆い部材を外して使える
【符号の説明】
【0011】
A 刃
B・C・D スベリ止め部
E カバー(覆い部材)
F 本体(しゃもじ状柄部)
【要約】
【課題】 皮のある食品、例えば新鮮なイカをお造りなどの生食用として、また、果物・野菜などを高齢者でも皮ごと食することができるように、簡単に調理する家庭用薄皮切り器具を提供するものである。
【解決手段】家庭の台所で、簡単にイカの薄皮を調理するには、左右どちらの手でも握りやすく、また、力を入れやすくするために、しゃもじ状の形にしたものである。力を入れやすくした、しゃもじ状器具の下面部先端部に所定の間隔で設けた刃で、いっきに薄皮だけを切り刻み、又その切口が固定されるように、持ち手の所定の位置にスベリ止め部を設けた。親指、人差し指、たかたか指の三点があたる場所である。又、刃を覆う覆い部材を設け取り外し可能にし、なおかつ安全性に考慮したものである。
【選択図】
図2