(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5671617
(24)【登録日】2014年12月26日
(45)【発行日】2015年2月18日
(54)【発明の名称】温水を用いた温熱バンド
(51)【国際特許分類】
A61F 7/08 20060101AFI20150129BHJP
【FI】
A61F7/08 361A
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-524019(P2013-524019)
(86)(22)【出願日】2010年8月26日
(65)【公表番号】特表2013-533090(P2013-533090A)
(43)【公表日】2013年8月22日
(86)【国際出願番号】KR2010005745
(87)【国際公開番号】WO2012020877
(87)【国際公開日】20120216
【審査請求日】2013年3月7日
(31)【優先権主張番号】10-2010-0077442
(32)【優先日】2010年8月11日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2010-0077441
(32)【優先日】2010年8月11日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】512310930
【氏名又は名称】ジェイ アンド シー トレーディング カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100105050
【弁理士】
【氏名又は名称】鷲田 公一
(72)【発明者】
【氏名】キム ジュンナム
【審査官】
金丸 治之
(56)【参考文献】
【文献】
特開2002−085441(JP,A)
【文献】
実開昭61−039529(JP,U)
【文献】
特開2003−204982(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61F 7/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
人体の膝部位を包めるように形成され、左右側面の中心部分が内側に凹み込まれた空間部が形成されたバンド部と、
前記空間部からはみ出さないように前記バンド部の内部に長さ方向にジグザグに配設され、流入口及び流出口が備えられる温水ホースと、
前記温水ホースが曲げられる区間に設けられ、温水ホースが折られることを防止するために前記温水ホースを包めるバネ状の弾性材質でなる保護パイプと、
を含み、
前記バンド部の長さ方向の中央部を膝裏に位置させ、それを基準に膝部位に巻き包んだとき、前記バンド部の左右側面に形成された空間部が膝に位置して前記バンド部の外部に膝が露出することを特徴とする温水を用いた温熱バンド。
【請求項2】
前記バンド部が、左右側面の中心部分を基準に上部が下部より相対的に広い幅を有するように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の温水を用いた温熱バンド。
【請求項3】
人体の腹部と腰を巻き包めるように形成され、長さ方向の中央部が相対的に幅が広く、前記中央部を基準に腹部と腰を巻き包めるバンド部と、
前記バンド部の内部に備えられ、前記中央部を少なくとも一回以上周回してから長さ方向にジグザグに配設され、中央部周辺に流入口及び流出口が備えられる温水ホースと、
前記温水ホースが曲げられる区間に設けられ、温水ホースが折られることを防止するために前記温水ホースを包めるバネ状の弾性材質でなる保護パイプと、
を含み、
前記温水ホースは、前記流入口から始めて前記中央部で人体の腹部の丹田部位に対応する腹部の丹田部位をS字状に少なくとも一回以上周回した後、他の部位で長さ方向にジグザグに配設されることで、前記バンド部を中央部を基準に腹部と腰に巻き包んだとき、前記流入口に流入した高温の温水が最初に前記腹部の丹田部位を通って前記流出口から排出される、ことを特徴とする温水を用いた温熱バンド。
【請求項4】
前記温水ホースに加熱された温水を循環させるための温水ボイラーをさらに含むことを特徴とする請求項1または請求項3に記載の温水を用いた温熱バンド。
【請求項5】
前記温水ボイラーと前記温水ホースの流入口及び流出口とを相互連結する温水供給ホースをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の温水を用いた温熱バンド。
【請求項6】
前記温水ホース及び前記温水供給ホースは軟質の材質でなることを特徴とする請求項5に記載の温水を用いた温熱バンド。
【請求項7】
前記温水供給ホースは前記流入口及び流出口に着脱可能であることを特徴とする請求項6に記載の温水を用いた温熱バンド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、温水ボイラーによって加熱された温水を用いる温熱バンドに関し、より詳しくは、温水を用いて膝部位、腰及び腹部に効果的に温熱効果を伝達できる温水を用いた温熱バンドに関する。
【背景技術】
【0002】
人体の関節の数は100個以上にも及び、そのうち最も多く使用される関節の1つが膝関節である。膝関節は大腿骨と下腿骨との間で緩衝作用をする軟骨組織、その周辺を支持する靭帯及び筋肉で構成されている。
【0003】
一般に、年を取るにつれて、膝関節が摩耗したり、関節を支持する靭帯及び筋肉の弾力性が低下することで、膝に痛みが生じる疾患である膝関節炎が発病することが多い。膝関節炎は、膝に過度な重みが加えられて周辺筋肉に負担を与える状態が続くと、筋肉が緊張し弾力性が減り、軟骨と関節包に圧迫が加えられるために進行する。初期には膝関節の周囲に熱や痛みが出て腫れ上がり、朝起きるときこちこちな感じがする。このような症状が続けば、軟骨が損傷して屈曲し、関節の運動範囲が制限され、また、足の筋肉が減って関節が肥大に見える。
【0004】
特に、梅雨時期になれば、普段はあまり感じなかった関節の痛症が酷くなる場合が多いが、これは梅雨になれば外部の気圧が低くなることで相対的に関節内の気圧が膨脹し、関節内組職の活動が旺盛になるためである。関節内部に炎症があるか、または、破裂された関節軟骨が浮遊しながら周辺組職を刺激し、痛症が悪化する。
【0005】
現在まで知られた膝関節炎の治療方法としては、薬物治療、手術療法、物理治療などがある。手術療法は、薬物治療では症状が好転せず、病気の悪化が予想される患者に適用され、来院する患者の10〜20%程度がこれに該当する。また、物理治療には、寒冷治療と温熱治療がある。寒冷治療は、外傷による関節痛症に主に適用され、外傷後48時間以内に最も好適な治療方法である。寒冷湿布を通じて筋肉温度を低下させ、血管を収縮させて血流量を減少させることで、運動神経と感覚の伝導速度を遅らせて痛症を減らす方法である。なお、温熱治療は、温熱を用いて硬直した筋肉を弛緩させて痛症を速かに軽減し、血管を拡張させて血流量を増加させ、血液の循環を円滑にすることで、組職内にたまっていた炎症反応の副産物、浮腫及び血腫の吸収を促進させる作用をして腫れを早急に鎮める。
【0006】
一方、東洋医学では、人体の根は臍周辺の丹田であるとし、丹田部位を暖かくすることで全身の機運と血液循環がよくなり、健康になると言う。ところが、現代人は肉類中心の食生活により腹部肥満が増えており、椅子に座って生活する時間は増える一方運動量は減るために、腰の弱化による腰部位の痛みを訴える場合が多く発生している。
【0007】
従来、上記した膝部位、腰及び腹部に対する温熱治療のために、パウチ形態のパックに温水を入れ、それで膝周辺を包むか、腰と腹部を巻き包む方法、及び電気を用いる面状発熱体から高温が発生するパッドやベルト形態のバンドが主に使用されていた。ところが、前者の場合、使用が煩雑で不便であり、後者の電気を用いる方法の場合、電気を用いることで火事または感電事故の危険性が高く、自体の電気的特性によって人体に有害な電磁波を発するという問題点があった。また、多様な身体部位に適用したとき、着用が不便であった。特に、膝部位に適用する場合、バンドの屈伸性が悪く、屈曲のある膝部位に密着して着用し難く、膝の動きに妨げになった。
【0008】
それ故に、本発明が属した技術分野では、人体に有害な電磁波の影響から安全であって、膝部位、腰及び腹部に便利且つ効果的に温熱効果を伝達できる方案が切実に求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、温水を用いて膝部位、腰及び腹部に効果的に温熱効果を伝達できる温水を用いた温熱バンドを提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、膝に適用する場合、膝が動いても膝部位に緊密に密着させて着用できる温水を用いた温熱バンドを提供することを他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の目的を達成するため、本発明の一態様による温水を用いた温熱バンドは、人体の膝部位を包めるように形成され、左右側面の中心部分が内側に凹み込まれた空間部が形成されたバンド部;及び前記空間部からはみ出さないように前記バンド部の内部に長さ方向にジグザグに配設され、流入口及び流出口が備えられる温水ホース;を含み、前記バンド部の長さ方向の中央部を膝裏に位置させ、それを基準に膝部位に巻き包んだとき、前記バンド部の左右側面に形成された空間部が膝に位置して前記バンド部の外部に膝が露出することを特徴とする。
【0012】
望ましくは、前記バンド部が左右側面の中心部分を基準に上部が下部より相対的に広い幅を有するように形成される。
【0013】
上記の他の目的を達成するため、本発明の他の態様によれば、人体の腹部と腰を巻き包めるように形成され、長さ方向の中央部が相対的に幅が広く、該中央部を基準に腹部と腰を巻き包めるバンド部;及び前記バンド部の内部に備えられ、前記中央部を少なくとも一回以上周回してから長さ方向にジグザグに配設され、中央部周辺に流入口及び流出口が備えられる温水ホース;を含み、前記バンド部の中央部を腹部の丹田部位に位置させ、該中央部を基準に前記バンド部を腹部と腰に巻き包んだとき、前記中央部に位置する温水ホースが腹部の丹田部位を少なくとも一回以上周回することを特徴とする。
【0014】
望ましくは、前記温水ホースに加熱された温水を循環させるための温水ボイラーをさらに含む。
【0015】
望ましくは、前記温水ボイラーと前記温水ホースの流入口及び流出口とを相互連結する温水供給ホースをさらに含む。
【0016】
望ましくは、前記温水ホース及び前記温水供給ホースは軟質の材質でなる。
【0017】
望ましくは、前記温水供給ホースは前記流入口及び流出口に着脱可能である。
【0018】
望ましくは、前記温水ホースが曲げられる部分は、温水ホースが折られることを防止するための弾性材質の保護パイプで包まれ、前記保護パイプは弾性材質でなるバネ状である。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、電気を使用しないことで、有害電磁波の影響から安全であって、膝部位、腰及び腹部に効果的に温熱効果を伝達できる温熱バンドを提供することができる。また、膝部位に適用する場合、膝が動いても膝部位に緊密に密着させて着用でき、膝の治療に効果的な部位に温熱を伝達することができるため、膝の治療により効果的である。また、腰と腹部に適用する場合、人体の中心とも言える丹田部位により暖かい温熱を与えることで、丹田部位の血液循環を促進し人体の新陳代謝を活性化させ、消化障害、冷え症、生理痛、便秘、腹部肥満などの治療に役立ち、自律神経系のバランスや免疫力機能が強化する効果が得られる。また、温水ホースが曲げられる区間を保護でき、温水ホースが損傷することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
本明細書に添付される次の図面は、本発明の望ましい実施例を例示するものであり、発明の詳細な説明とともに本発明の技術的な思想をさらに理解させる役割をするため、本発明は図面に記載された事項だけに限定されて解釈されてはならない。
【0021】
【
図1】本発明の第1実施例による温水を用いた温熱バンドの構成を示した概略図である。
【
図2】
図1の温熱バンドを着用した状態を示した正面図である。
【
図3】
図1の温熱バンドを着用した状態を示した側面図である。
【
図4】本発明の第2実施例による温水を用いた温熱バンドの構成を示した概略図である。
【
図5】
図4の温熱バンドを着用した状態を示した図である。
【
図6】本発明による温水ホースの変形例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、添付された図面を参照して本発明の望ましい実施例を詳しく説明する。これに先立ち、本明細書及び請求範囲に使われた用語や単語は通常的や辞書的な意味に限定して解釈されてはならず、発明者自らは発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義できるという原則に則して本発明の技術的な思想に応ずる意味及び概念で解釈されねばならない。したがって、本明細書に記載された実施例及び図面に示された構成は、本発明のもっとも望ましい一実施例に過ぎず、本発明の技術的な思想のすべてを代弁するものではないため、本出願の時点においてこれらに代替できる多様な均等物及び変形例があり得ることを理解せねばならない。
【0023】
図1は本発明の第1実施例による温水を用いた温熱バンドの構成を示した概略図であり、
図2は
図1の温熱バンドを着用した状態を示した正面図であり、
図3は
図1の温熱バンドを着用した状態を示した側面図である。
【0024】
図1ないし
図3を参照すれば、本発明の第1実施例による温水を用いた温熱バンド100は、バンド部110、温水ホース120、温水供給ホース123及び温水ボイラー130を含む。
【0025】
本発明の第1実施例によるバンド部110は、左右側面の中心部分Wに内側に凹み込まれた空間部111a、111bが形成され、膝部位を巻き包める面積を有するパッド形態で形成される。すなわち、バンド部110は、
図2に示されたように、バンド部110の長さ方向の中央部Vを膝裏に位置させ、これを基準に膝部位に巻き包めるように形成される。これにより、前記温熱バンド100を膝部位に着用したとき、前記バンド部110の左右側面に形成された空間部111a、111bが膝に位置し、前記バンド部110の外部に膝が露出するようになる。これは屈曲のある膝を除いて膝部位を包むことで、膝の屈伸動作にもバンド部110を膝部位により緊密に密着させることができる。また、膝に直接的な温熱が加えられないとしても、バンド部110が膝周辺に緊密に密着することで、温熱効果の極大化が図れて膝の治療がより効果的になる。
【0026】
前記バンド部110の内部には、前記温水ホース120が配設され、温水ホース120を通って循環する温水によって膝部位に温熱を伝達することができる。また、バンド部110は、左右側面の中心部分Wを基準に上部が下部より相対的に広い幅を有するように形成される。これは、バンド部110の上部が太もも部分を包み、下部が脹脛部分を包むようになったとき、太ももと脹脛との回りの差を考慮したためであり、バンド部110の緊密な密着に役立つ。また、バンド部110の左右終端には、膝部位に巻き包まれたバンド部110の左右終端を相互締結するためのボタン、ベルクロテープ、またはマジックテープ(登録商標)などのような締結手段112が設けられる。また、締結手段112が位置する左右終端のうち対応する相手終端を覆う終端部分には波模様を形成する。これは左右終端が相互締結されたとき、付着幅を広げることで堅固な締結を可能にし、締結を解除するときは波模様の終端によってより小さい力で締結を解除するためである。
【0027】
本発明の第1実施例による温水ホース120は、耐熱性が良く、軟質の材質でなり、前記バンド部110の内部に長さ方向にジグザグに配設される。ただし、前記バンド部110の空間部111a、111bからはみ出さないように配設される。また、温水ホース120には、温水を流入/流出するための入出口である流入口121及び流出口122が備えられる。前記温水ホース120は、流入口121及び流出口122が前記温水供給ホース123を介して前記温水ボイラー130に連結され、温水ボイラー130で加熱された温水を循環させる。このとき、前記温水ホース120は前記バンド部110の空間部111a、111bからはみ出さないように配設されることで、
図3に示されたように、膝が曲げられた状態で温水ホース120が折られるか又は捩らず、膝に直接的に温熱が加えられる位置を避けることができる。これにより、膝には直接的な温熱が加えられず、温水ホース120を通る円滑な温水の流れで膝周辺に効果的に温熱を伝達することができる。
【0028】
図4は本発明の第2実施例による温水を用いた温熱バンドの構成を示した概略図であり、
図5は
図4の温熱バンドを着用した状態を示した図である。
【0029】
図4ないし
図5を参照すれば、本発明の第2実施例による温水を用いた温熱バンド200はバンド部210、温水ホース220、温水供給ホース123及び温水ボイラー130を含む。
【0030】
本発明の第2実施例によるバンド部210は、長さ方向の中央部Cが相対的に広い幅を有し、この中央部Cを基準に腹部と腰を巻き包めるベルト形態で形成される。すなわち、バンド部210は、前記中央部Cが腹部の丹田部位Dに位置し、この中央部Cを基準に腹部と腰を巻き包めるように形成される。
【0031】
前記バンド部210は、内部に前記温水ホース220が配設され、温水ホース220を通って循環する温水によって腰と腹部に温熱を伝達することができる。また、バンド部210の長さ方向の両終端には、腰と腹部に巻かれたバンド部210の両終端を相互締結するためのボタン、ベルクロテープ、またはマジックテープ(登録商標)などのような締結手段215が設けられる。
【0032】
本発明の第2実施例による温水ホース220は、耐熱性が良く、軟質の材質でなり、前記バンド部210の内部に長さ方向にジグザグに配設されるが、前記バンド部210の中央部Cを少なくとも一回以上周回してから長さ方向にジグザグに配設される。また、温水ホース220には、温水を流入/流出するための入出口である流入口221及び流出口222が備えられる。これらは前記バンド部210の中央部C周辺にずらして、前記流入口221及び流出口222が腹部の正面を避けてわき腹部分に位置するようにする。
【0033】
具体的に、前記温水ホース220は、前記バンド部210の中央部C周辺のわき腹部分に流入口221及び流出口222が位置し、流入口221及び流出口222が温水供給ホース123を介して前記温水ボイラー130と連結され、流入口221から始めて前記バンド部210の中央部Cで少なくとも一回以上周回してから長さ方向にジグザグに配設されながら、バンド部210の幅方向を満たして行き、流出口222で終わる。これは、前記バンド部210の中央部Cを腹部の丹田部位Dに位置させた後、中央部Cを基準に腹部と腰を巻き包むように着用したとき、前記中央部Cに位置する温水ホース220が腹部の丹田部位Dを少なくとも一回以上周回するようになり、前記温水ボイラー130で加熱された温水が初めに通る経路になることで、腹部の丹田部位Dに他の部分に比べて相対的に高い温熱を加えることができる。
【0034】
上述した第1及び第2実施例において共通で適用される温水供給ホース123は、熱遮断効率の高い材質であって、繰り返して折り曲げられても損傷しない軟質の材質でなる。また、前記温水ホース120、220の流入口121、221及び流出口122、222に連結され、前記温水ボイラー130で加熱された温水を供給し、温水ホース120、220を循環して温度の下がった温水を排出する。また、温水供給ホース123は、前記温水ホース120、220の流入口121、221及び流出口122、222との間の連結状態を解除できるように、着脱可能に構成することができる。この場合、前記流入口121、221及び流出口122、222に逆止弁機能を付与することで、温水供給ホース123が分離されても温水ホース120、220の内部に残留し得る水が流出することを防止することができる。このような構成により、温熱バンド100、200を使用しないときは、温水供給ホース123を分離して温熱バンド100、200を便利に保管することができる。
【0035】
上述した第1及び第2実施例において共通で適用される温水ボイラー130としては、水を加熱して循環できる公知の温水ボイラーを使用し、例えば、温水タンク、温水タンクの水を加熱するヒーター、及び温水タンクの水を前記温水ホース120、220を通って循環させる循環ポンプを含んでなり得る。
【0036】
図6は、本発明による温水ホースの変形例を示した図である。
【0037】
図6に示されたように、本発明による温熱バンド100、200は、前記温水ホース120、220を包むことができる弾性材質でなる保護パイプ125をさらに含み得る。これは、前記温水ホース120、220がジグザグ状に配設されることで、温水ホース120、220が曲げられる一定区間Bが存在するようになり、該区間で温水ホース120、220が損傷する恐れがあるためである。
【0038】
前記保護パイプ125は、前記温水ホース120、220が曲げられる区間Bに備えられ、温水ホース120、220が曲げられる区間Bの形態を維持し、この部分が損傷することを防止できる。また、保護パイプ125はバネ状の構造的弾性体でなるか、またはウレタンやゴム材質の材質的弾性体でなり得る。
【0039】
以上、本発明を限定された実施例と図面に基づいて説明したが、本発明はこれによって限定されず、本発明が属する技術分野で通常の知識を持つ者によって本発明の技術思想と特許請求範囲の均等範囲内で多様な修正及び変形が可能であることは言うまでもない。