(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5674263
(24)【登録日】2015年1月9日
(45)【発行日】2015年2月25日
(54)【発明の名称】相変化メモリ装置及び半導体記憶装置
(51)【国際特許分類】
H01L 27/105 20060101AFI20150205BHJP
G11C 13/00 20060101ALI20150205BHJP
【FI】
H01L27/10 448
G11C13/00
【請求項の数】13
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2008-211942(P2008-211942)
(22)【出願日】2008年8月20日
(65)【公開番号】特開2009-71298(P2009-71298A)
(43)【公開日】2009年4月2日
【審査請求日】2011年6月6日
(31)【優先権主張番号】特願2007-214521(P2007-214521)
(32)【優先日】2007年8月21日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】513192281
【氏名又は名称】ピーエスフォー ルクスコ エスエイアールエル
【氏名又は名称原語表記】PS4 Luxco S.a.r.l.
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】中井 潔
【審査官】
佐久 聖子
(56)【参考文献】
【文献】
特開2007−184086(JP,A)
【文献】
特開2007−012160(JP,A)
【文献】
特開2006−127583(JP,A)
【文献】
特開2005−353257(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G11C 11/18−11/30、11/42−13/06、25/00、
H01L 21/62、21/82、27/10−27/115、
27/24、27/28、45/00−45/02、51/05
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
平行に並んで配置された複数のワード線と、
前記ワード線の上方且つ前記ワード線と直交する方向において平行に並んで配置された複数のビット線と、
前記ワード線と平行な方向及び前記ビット線と平行な方向に並んで配置されると共に、前記ビット線に相変化素子及びダイオードを直列に接続した複数のメモリセルと、
前記複数のメモリセルの下方において前記ワード線と平行に配置されると共に、前記ビット線と直交する方向に並ぶ所定数のメモリセルを共通に接続した複数の第1および第2の共通ドレイン線と、
前記第1および第2の共通ドレイン線の下方において前記ビット線と平行に並んで配置された複数のグランド線と、
前記ワード線にゲート、前記第1の共通ドレイン線にドレイン、前記グランド線にソースをそれぞれ接続した複数の第1の選択用トランジスタと、
前記ワード線にゲート、前記第2の共通ドレイン線にドレイン、前記グランド線にソースをそれぞれ接続した複数の第2の選択用トランジスタとを備え、
前記第1の選択用トランジスタと、前記第2の選択用トランジスタとが1つ置きに交互に並んで配置され、なお且つ、前記第1の選択用トランジスタと、前記第2の選択用トランジスタとがそれぞれ異なるグランド線に接続されていることを特徴とする相変化メモリ装置。
【請求項2】
前記メモリセルは、前記ワード線のピッチ及び前記ビット線のピッチがそれぞれ前記ワード線及び前記ビット線の最小加工寸法の2倍となるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の相変化メモリ装置。
【請求項3】
前記共通ドレイン線は、前記選択用トランジスタのゲート幅の2倍に相当する領域に亘って前記ビット線と直交する方向に並ぶ所定数のメモリセルを共通に接続していることを特徴とする請求項1又は2に記載の相変化メモリ装置。
【請求項4】
前記複数のグランド線のうち少なくとも一部又は全てが相互に接続されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の相変化メモリ装置。
【請求項5】
平行に並んで配置された複数のワード線と、
前記ワード線の上方且つ前記ワード線と直交する方向において平行に並んで配置された複数のローカルビット線と、
前記ワード線と平行な方向及び前記ローカルビット線と平行な方向に並んで配置されると共に、前記ローカルビット線に相変化素子及びダイオードを直列に接続した複数のメモリセルと、
前記複数のメモリセルの下方において前記ワード線と平行に配置されると共に、前記ローカルビット線と直交する方向に並ぶ所定数のメモリセルを共通に接続した複数の第1および第2の共通ドレイン線と、
前記第1および第2の共通ドレイン線の下方において前記ローカルビット線と平行に並んで配置された複数のグローバルビット線と、
前記ワード線にゲート、前記グローバルビット線にドレイン、前記第1の共通ドレイン線にソースをそれぞれ接続した複数の第1の選択用トランジスタと、
前記ワード線にゲート、前記グローバルビット線にドレイン、前記第2の共通ドレイン線にソースをそれぞれ接続した複数の第2の選択用トランジスタとを備え、
前記第1の選択用トランジスタと、前記第2の選択用トランジスタとが1つ置きに交互に並んで配置され、なお且つ、前記第1の選択用トランジスタと、前記第2の選択用トランジスタとがそれぞれ異なるグローバルビット線に接続されていることを特徴とする相変化メモリ装置。
【請求項6】
前記メモリセルは、前記ワード線のピッチ及び前記ローカルビット線のピッチがそれぞれ前記ワード線及び前記ローカルビット線の最小加工寸法の2倍となるように配置されていることを特徴とする請求項5に記載の相変化メモリ装置。
【請求項7】
前記共通ドレイン線は、前記選択用トランジスタのゲート幅の2倍に相当する領域に亘って前記ローカルビット線と直交する方向に並ぶ所定数のメモリセルを共通に接続していることを特徴とする請求項5又は6に記載の相変化メモリ装置。
【請求項8】
第1の方向に互いに実質的に平行に伸び、第1および第2の選択用トランジスタのゲートとそれぞれ接続された第1および第2の配線と、
前記第1および第2の配線の間の部分の一部に形成された第1の半導体領域と、
前記第2の配線に対して前記第1の半導体領域とは反対側に形成され、前記第1の半導体領域と対になって前記第2の選択用トランジスタの不純物領域を構成する第2の半導体領域と、
前記第1および第2の配線の間の前記部分の別の一部に形成された第3の半導体領域と、
前記第1の配線に対して前記第3の半導体領域とは反対側に形成され、前記第3の半導体領域と対になって前記第1の選択用トランジスタの不純物領域を構成する第4の半導体領域と、
前記第1の方向と交差する第2の方向に伸び、前記第1の半導体領域と電気接点を有する第3の配線と、
前記第2の方向に伸び、前記第4の半導体領域との電気接点を有する第4の配線と、
前記第1及び第3の半導体領域を越えるように前記第1の方向に伸び、前記第3の半導体領域と電気接点を有する第5の配線と、
前記第2の半導体領域を越えるように、実質的に前記第5の配線に平行に前記第1の方向に伸び、前記第2の半導体領域と電気接点を有する第6の配線と、
互いに実質的に平行に第2の方向に伸び、それぞれが前記第5および第6の配線のそれぞれと交差する複数の第7の配線と、
前記第7の配線の関連する一つと前記第5の配線との交点にそれぞれ配置される複数の第1の記憶素子と、
前記第7の配線の関連する一つと前記第6の配線との交点にそれぞれ配置される複数の第2の記憶素子とを含む半導体記憶装置。
【請求項9】
請求項8に記載の半導体記憶装置であって、前記第1および第2の記憶素子のそれぞれが、互いに直列に接続された相変化層とダイオードとを有する半導体記憶装置。
【請求項10】
請求項8に記載の半導体記憶装置であって、前記第1の配線に対して前記第1の半導体領域とは反対側に形成された第5の半導体領域と、前記第2の配線に対して前記第3の半導体領域とは反対側に形成された第6の半導体領域と、前記第1および第5の半導体領域を互いに分離するために前記第1の配線の下に形成された第1の分離領域と、前記第3および第6の半導体領域を互いに分離するために前記第2の配線の下に形成された第2の分離領域とをさらに含み、前記第4の配線が前記第6の半導体領域との電気接点をさらに有する半導体記憶装置。
【請求項11】
請求項8に記載の半導体記憶装置であって、前記第2の記憶素子の一つは、前記第7の配線の関連する一つと前記第3の配線との間に前記第2の配線の作動水準の電力を印加することにより選択され、前記第1の記憶素子の一つは、前記第7の配線の関連する一つと前記第4の配線との間に前記第1の配線の作動水準の電力を印加することにより選択される半導体記憶装置。
【請求項12】
請求項11に記載の半導体記憶装置であって、前記第1および第2の配線はそれぞれワード線として働き、前記第7の配線はそれぞれビット線として働く半導体記憶装置。
【請求項13】
請求項8に記載の半導体記憶装置であって、前記半導体記憶装置は多層の配線構造を有し、前記第1および第2の配線はそれぞれ第1の層に形成され、前記第3および第4の配線はそれぞれ前記第1の層よりも高い第2の層に形成され、前記第5および第6の配線はそれぞれ前記第2の層よりも高い第3の層に形成され、前記第7の配線はそれぞれ前記第3の層よりも高い第4の層に形成される半導体記憶装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、相変化素子及びダイオードを直列に接続したメモリセル構造を有する相変化メモリ装置及び半導体記憶装置に関する。
【背景技術】
【0002】
相変化メモリ装置は、高速の書き込みが可能な不揮発性のメモリとして注目されている。しかしながら、相変化メモリ装置は、メモリセルに書き込む時の電流が比較的大きくなるといった欠点がある。すなわち、メモリセルの選択をMOSトランジスタで行う場合には、書き込み電流が大きくなるために、メモリセルを構成する相変化素子のサイズは小さくできるが、選択用のMOSトランジスタは書き込み電流を確保するためにレイアウトサイズが大きくなる。一方、小さいセルサイズで書き込み電流を確保するために、相変化素子とダイオードとを直列に接続したメモリセル構造(ダイオードマトリックスROM)も提案されている。
【0003】
ここで、
図7は、ダイオードマトリックスROM型のメモリセル構造を示し、
図8は、
図7に示すメモリセルの断面構造を示し、
図9は、
図7に示すメモリセル構造の等価回路を示す。
このメモリセル構造では、
図7、
図8及び
図9に示すように、シリコン(Si)基板201に埋め込み形成された拡散層202の上にPN接合されたダイオード203を形成している。また、このダイオード203上にコンタクト204及びMidコンタクト205を介して下部電極206を形成し、この下部電極206上に相変化膜(GST)207を形成し、その上に上部電極208を形成することによって、ダイオード203に直列に接続された相変化素子209が形成されている。この相変化素子209とダイオード203とを直列に接続したメモリセルMCは、ワード線WLとなる拡散層202と、ビット線BLとなる上部電極208との各交点に配置されている。また、下部電極206は、相変化を起こすためのヒータープラグ(電流を集中し発熱する部分)を形成している。さらに、このメモリセル構造では、下部電極206が配置される開口部内に絶縁膜(サイドウォール)210を設けることによって、ヒータサイズを開口部径よりも小さくし、書き込み電流を小さくすることが行われている。
【0004】
このようなダイオードマトリックスROM型のメモリセル構造では、いわゆるクロスポイントセルとなるため、最小のセル面積、具体的には4F2(Fは適用するプロセスの最小加工寸法)のセルサイズを実現することが可能である。
【0005】
一方、このメモリセル構造の場合には、セルサイズが小さくなる反面、ワード線(グランド線)WLに書き込み電流が集中するために、同一ワード線上のメモリセルMC(ビット)を選択した際に同時に書き込んだ分の電流がワード線WLに集中するため、ワード線WLの抵抗による電位上昇が発生し、各々のビットの書き込み電流が低下するといった問題が発生してしまう。
【0006】
例えば、
図9において、同一のワード線WL上にある2つのメモリセルがライト(Write)状態となる場合を示す。この場合、縦方向に並ぶ複数のビット線BLのうち、選択されたビット線BLをH(太い実線)とし、非選択のビット線BLをL(細い実線)とし、横方向に並ぶ複数のワード線BLのうち、選択されたワード線WLをL(太い実線)とし、非選択のワード線WLをH(細い実線)とすると、ライト(Write)電流は、
図9中の破線で示すように、2本の選択されたビット線BLからメモリセルMCを通過して1本の選択されたワード線WLへと流れ込む。したがって、この場合は、2つのメモリセルMCの書き込み電流が1本のワード線WLに集中し、個々のメモリセルMCのライト(Write)に必要な電流の2倍の電流が1本のワード線WLに流れることになる。
【0007】
一般的に、相変化メモリ装置において必要となる書き込み電流は、500μA〜数mA程度と大きいため、ワード線WLへの電流集中による電位上昇は非常に高くなる。また、リード(Read)時にもワード線WLへの電流集中によりワード線WLの電位に浮きが発生し、データのセンス動作に悪影響を及ぼす。また、相変化メモリ装置における書き込み時間は比較的長いため(数十ns〜数百ns程度)、DRAMのようにリード/ライト(Read/Write)サイクルの短いアプリケーションのメモリセルMCとして使用する場合には、リード/ライトが混在し、同一ワード線WL上にある別のメモリセルMCの一方にリード(Read)を行い、別のメモリセルMCにライト(Write)を行うことが考えられる。この場合、ライト(Write)に必要な電流は大きいため、このライト(Write)電流の集中によるワード線WLの電位上昇が起こり、同一のワード線WL上にある別のメモリセルMCの相変化素子209に必要な電圧が印加されず、リード(Read)電流が減少し、読み出しができなかったり、リード(Read)速度が遅くなったりすることがある。
【0008】
さらに、現在の半導体メモリでは、多ビット且つ高速なリード/ライト(Read/Write)が求められている。このため、同時にリード/ライト(Read/Write)を行うビット数は増加する傾向にある。このようなビットが増加すると、同一マット(グランド線が共通となる領域)上で活性化するビット数が増加するため、さらに電流の集中が発生することになる。
【0009】
そこで、このようなワード線WLへの書き込み電流の集中を避けるために、メモリセルMCの下方にMOSトランジスタを配置することが提案されている(例えば、特許文献1及び非特許文献1を参照)。具体的に、この構成の場合には、2個、4個、又は8個のメモリセルMCを1つのMOSトランジスタにまとめて接続する。この場合、電流方向はワード線WLの方向ではなく、ビット線BLの方向になるため、電流の集中を避けることが可能となる。
【0010】
しかしながら、このようにメモリセルMCの下方にMOSトランジスタを配置した場合には、MOSトランジスタのレイアウトの制約からセルサイズは6F2となり、上述した4F2の場合と比べてセルサイズが大きくなるといった問題が発生してしまう。
【特許文献1】米国特許出願公開第2005−270883号明細書
【非特許文献1】Novel Heat Dissipating Cell Scheme for Improving a Reset Distribution in a 512M Phase-change Random Access Memory (PRAM):VLSI symposium 2007
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、セルサイズの縮小化を図ると共に、同一書き込み/読み取りビットの増大に伴う同一ワード線へのリード/ライト(Read/Write)電流の集中を回避することによって、高速のリード/ライト(Read/Write)動作を行うことを可能とした相変化メモリ装置及び半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題を解決することを目的とした本発明の要旨は以下のとおりである。
(1) 所定の間隔で平行に並んで配置された複数のワード線と、
前記ワード線の上方且つ前記ワード線と直交する方向において所定の間隔で平行に並んで配置された複数のビット線と、
前記ワード線と平行な方向及び前記ビット線と平行な方向に並んで配置されると共に、前記ビット線に相変化素子及びダイオードを直列に接続した複数のメモリセルと、
前記複数のメモリセルの下方において前記ワード線と平行に配置されると共に、前記ビット線と直交する方向に並ぶ所定数のメモリセルを共通に接続した複数の共通ドレイン線と、
前記共通ドレイン線の下方において前記共通ドレイン線と平行に並んで配置された複数のグランド線と、
前記ワード線にゲート、前記共通ドレイン線にドレイン、前記グランド線にソースをそれぞれ接続した複数の選択用トランジスタとを備え、
前記共通ドレイン線の一端側に接続された選択用トランジスタと、前記共通ドレイン線の他端側に接続された選択用トランジスタとが1つ置きに交互に並んで配置され、なお且つ、前記共通ドレイン線の一端側に接続された選択用トランジスタと、前記共通ドレイン線の他端側に接続された選択用トランジスタとがそれぞれ異なるグランド線に接続されていることを特徴とする相変化メモリ装置。
(2) 前記メモリセルは、前記ワード線と平行な方向の間隔及び前記ビット線と平行な方向の間隔がそれぞれ前記ワード線及び前記ビット線の最小加工寸法の2倍となるように配置されていることを特徴とする前記(1)に記載の相変化メモリ装置。
(3) 前記共通ドレイン線は、前記選択用トランジスタのゲート幅の2倍に相当する領域に亘って前記ビット線と直交する方向に並ぶ所定数のメモリセルを共通に接続していることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の相変化メモリ装置。
(4) 前記複数のグランド線のうち少なくとも一部又は全てが相互に接続されていることを特徴とする前記(1)〜(3)の何れか一項に記載の相変化メモリ装置。
(5) 所定の間隔で平行に並んで配置された複数のワード線と、
前記ワード線の上方且つ前記ワード線と直交する方向において所定の間隔で平行に並んで配置された複数のローカルビット線と、
前記ワード線と平行な方向及び前記ローカルビット線と平行な方向に並んで配置されると共に、前記ローカルビット線に相変化素子及びダイオードを直列に接続した複数のメモリセルと、
前記複数のメモリセルの下方において前記ワード線と平行に配置されると共に、前記ローカルビット線と直交する方向に並ぶ所定数のメモリセルを共通に接続した複数の共通ドレイン線と、
前記共通ドレイン線の下方において前記共通ドレイン線と平行に並んで配置された複数のグローバルビット線と、
前記ワード線にゲート、前記グローバルビット線にドレイン、前記共通ドレイン線にソースをそれぞれ接続した複数の選択用トランジスタとを備え、
前記共通ドレイン線の一端側に接続された選択用トランジスタと、前記共通ドレイン線の他端側に接続された選択用トランジスタとが1つ置きに交互に並んで配置され、なお且つ、前記共通ドレイン線の一端側に接続された選択用トランジスタと、前記共通ドレイン線の他端側に接続された選択用トランジスタとがそれぞれ異なるグローバルビット線に接続されていることを特徴とする相変化メモリ装置。
(6) 前記メモリセルは、前記ワード線と平行な方向の間隔及び前記ローカルビット線と平行な方向の間隔がそれぞれ前記ワード線及び前記ローカルビット線の最小加工寸法の2倍となるように配置されていることを特徴とする前記(5)に記載の相変化メモリ装置。
(7) 前記共通ドレイン線は、前記選択用トランジスタのゲート幅の2倍に相当する領域に亘って前記ローカルビット線と直交する方向に並ぶ所定数のメモリセルを共通に接続していることを特徴とする前記(5)又は(6)に記載の相変化メモリ装置。
【発明の効果】
【0013】
以上のように、本発明に係る相変化メモリ装置では、セルサイズの縮小化を図ると共に、同一書き込み/読み取りビットの増大に伴う同一ワード線へのリード/ライト(Read/Write)電流の集中を回避することによって、高速のリード/ライト(Read/Write)動作を行うことを可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明を適用した半導体記憶装置及び相変化メモリ装置について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
【0015】
本実施形態の半導体記憶装置は、第1の方向に互いに実質的に平行に伸びる第1および第2の配線と、第1および第2の配線の間の部分の一部に形成された第1の半導体領域と、第2の配線に対して第1の半導体領域とは反対側に形成され、第1の半導体領域と対になる第2の半導体領域と、第1および第2の配線の間の前記部分の別の一部に形成された第3の半導体領域と、第1の配線に対して第3の半導体領域とは反対側に形成され、第3の半導体領域と対になる第4の半導体領域と、第1の方向と交差する第2の方向に伸び、第1の半導体領域と電気接点を有する第3の配線と、第2の方向に伸び、第4の半導体領域との電気接点を有する第4の配線と、第1及び第3の半導体領域を越えるように第1の方向に伸びる第5の配線と、第2の半導体領域を越えるように、実質的に第5の配線に平行に第1の方向に伸びる第6の配線と、互いに実質的に平行に第2の方向に伸び、それぞれが第5および第6の配線のそれぞれと交差する複数の第7の配線と、第7の配線の関連する一つと第5の配線との交点にそれぞれ配置される複数の第1の記憶素子と、第7の配線の関連する一つと第6の配線との交点にそれぞれ配置される複数の第2の記憶素子とを含んで構成される。
【0016】
また、本実施形態の半導体記憶装置は、第1および第2の記憶素子のそれぞれが、互いに直列に接続された相変化層とダイオードとを有している。
更に、本実施形態の半導体記憶装置は、第1の配線に対して第1の半導体領域とは反対側に形成された第5の半導体領域と、第2の配線に対して第3の半導体領域とは反対側に形成された第6の半導体領域と、第1および第5の半導体領域を互いに分離するために第1の配線の下に形成された第1の分離領域と、第3および第6の半導体領域を互いに分離するために第2の配線の下に形成された第2の分離領域とをさらに含み、第4の配線が第6の半導体領域との電気接点をさらに有している。
更にまた、本実施形態の半導体記憶装置においては、第2の記憶素子の一つが、第7の配線の関連する一つと第3の配線との間に第2の配線の作動水準の電力を印加することにより選択される。また、第1の記憶素子の一つは、第7の配線の関連する一つと第4の配線との間に第1の配線の作動水準の電力を印加することにより選択される。
また、本実施形態の半導体記憶装置では、第1および第2の配線がそれぞれワード線として働き、第7の配線がそれぞれビット線として働く。
更に、本実施形態の半導体記憶装置は、半導体記憶装置は多層の配線構造を有している。第1および第2の配線はそれぞれ第1の層に形成される。第3および第4の配線はそれぞれ第1の層よりも高い第2の層に形成される。第5および第6の配線はそれぞれ第2の層よりも高い第3の層に形成される。第7の配線はそれぞれ第3の層よりも高い第4の層に形成される。
【0017】
以下、上記の半導体記憶装置を相変化メモリ装置に適用した例について、図面を参照して説明する。
【0018】
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態として
図1〜
図5に示す相変化メモリ装置1について説明する。
この相変化メモリ装置1は、
図1、
図2及び
図3に示すように、所定の間隔で平行に並んで配置された複数のワード線WL1、WL2(第1の配線WL1、第2の配線WL2)と、ワード線WL1、WL2の上方且つワード線WL1、WL2と直交する方向において所定の間隔で平行に並んで配置された複数のビット線BL(第7の配線BL)と、ワード線WL1、WL2と平行な方向及びビット線BLと平行な方向に並んで配置されると共に、ビット線BLに相変化素子2及びダイオード3を直列に接続した複数のメモリセルMC(第1の記憶素子MC1、第2の記憶素子MC2)と、複数のメモリセルMC1、MC2の下方においてワード線WL1、WL2と平行に配置されると共に、ビット線BLと直交する方向に並ぶ所定数のメモリセルMC1、MC2を共通に接続した複数の共通ドレイン線DL5、DL6(第5の配線DL5、第6の配線DL6)と、共通ドレイン線DL5、DL6の下方において共通ドレイン線DL5、DL6と平行に並んで配置された複数のグランド線GND3、GND4(第3の配線GND3、第4の配線GND4)とを備えている。
【0019】
本発明を適用したメモリセル構造では、いわゆるクロスポイントセルとなるため、最小のセル面積、具体的には4F2(Fは適用するプロセスの最小加工寸法)のセルサイズを実現することが可能である。
【0020】
すなわち、このメモリセル構造では、
図4及び
図5に示すように、ワード線WL1、WL2と平行な方向の間隔及びビット線BLと平行な方向の間隔がそれぞれワード線WL1、WL2及びビット線BLの最小加工寸法Fの2倍となる位置に各メモリセルMC1、MC2が配置されている。また、ワード線WL1、WL2の間隔及びビット線BLの間隔は、それぞれの最小加工寸法Fとなっている。
【0021】
共通ドレイン線DL5、DL6は、後述する選択用トランジスタTr1,Tr2のゲート幅の2倍に相当する領域に亘ってビット線BLと直交する方向に並ぶ所定数のメモリセルMC1、MC2を共通に接続している。この共通ドレイン線DL5、DL6が接続するメモリセルMC1、MC2の数については、2、4、8個又はそれ以上であってもよく、本例では、各共通ドレイン線DL5、DL6がビット線BLと直交する方向に並ぶ8個のメモリセルMC1、MC2を共通に接続している。したがって、本例では、選択用トランジスタTr1,Tr2のゲート幅の2倍に相当する領域Wは、7Fとなっている。
【0022】
選択用トランジスタTr1は、
図1及び
図3に示すように、MOSトランジスタからなり、ワード線WL1にゲート、共通ドレイン線DL5にドレイン、グランド線GND4にソースをそれぞれ接続している。また、選択用トランジスタTr2は、
図1及び
図3に示すように、MOSトランジスタからなり、ワード線WL2にゲート、共通ドレイン線DL6にドレイン、グランド線GND3にソースをそれぞれ接続している。そして、本発明を適用したメモリセル構造では、共通ドレイン線DL5の一端側に接続された選択用トランジスタTr1と、共通ドレイン線DL6の他端側に接続された選択用トランジスタTr2とが1つ置きに交互に並ぶことによって千鳥状に配置されている。また、共通ドレイン線DL5の一端側に接続された選択用トランジスタTr1と、共通ドレイン線DL6の他端側に接続された選択用トランジスタTr2とは、それぞれ異なるグランド線GND4、GND3に接続されている。
【0023】
ここで、
図4を参照しつつ、
図2に示すメモリセルMCの断面構造について説明すると、メモリセルMC1は、シリコン(Si)基板4の表層にシリコン酸化膜(SiO
2)を埋め込むことによって形成された素子分離領域5(第2の分離領域)と、素子分離領域5によって素子分離された拡散層6と、拡散層6上に形成されたゲート絶縁膜を介して拡散層6を跨ぐように形成されたゲート電極7と、ゲート電極7を挟んだ両側の拡散層6にイオンを注入することによって形成されたドレイン領域8(第3の半導体領域SEM3)及びソース領域9(第4の半導体領域SEM4)とを備えた構造となっている。このうち、ゲート電極7は、ワード線WL1(第1の配線WL1)を構成している。ドレイン領域8は、直上に形成されたコンタクト10を介して共通ドレイン線DL5と接続されている。ソース領域9は、直上に形成されたVSSコンタクト11を介してグランド線GND4と接続されている。また、別のワード線WL2(第2の配線WL2)に対してドレイン領域8(第3の半導体領域SEM3)とは反対側には別のソース領域9(第6の半導体領域SEM6)が形成されている。第3および第6の半導体領域SEM3、SEM6は、第2の配線WL2の下に形成された第2の分離領域5によって互いに分離されている。そして、第4の配線GND4が第6の半導体領域SEM6と電気接点によって接続されている。
【0024】
また、メモリセルMC2の断面構造は、シリコン(Si)基板4の表層にシリコン酸化膜(SiO
2)を埋め込むことによって形成された図示略の素子分離領域(第1の分離領域)と、素子分離領域によって素子分離された図示略の拡散層と、拡散層上に形成されたゲート絶縁膜を介して拡散層を跨ぐように形成されたゲート電極7と、ゲート電極7を挟んだ両側の拡散層にイオンを注入することによって形成されたドレイン領域8(第2の半導体領域SEM2)及びソース領域9(第1の半導体領域SEM1)とを備えた構造となっている。ゲート電極7は、ワード線WL2(第2の配線WL2)を構成している。ドレイン領域8(SEM2)は、直上に形成された図示略のコンタクトを介して共通ドレイン線DL6と接続されている。ソース領域9(SEM1)は、直上に形成された図示略のVSSコンタクトを介して図示略のグランド線(GND3)と接続されている。また、ワード線WL1(第1の配線WL1)に対してソース領域9(第1の半導体領域SEM1)とは反対側には別のドレイン領域8(第5の半導体領域SEM5)が形成されている。第1および第5の半導体領域SEM1、SEM5は、第1の配線WL1の下に形成された第1の分離領域によって互いに分離されている。
【0025】
各メモリセルMC1、MC2を構成するダイオード3は、共通ドレイン線DL5、DL6上に形成されている。このダイオード3は、共通ドレイン線DL5、DL6側からメモリセルMC1、MC2を通ってビット線BL側へと電流が流れるの防止するためのものであるが、特性的には逆方向のリーク電流は多少大きい値となっても問題はない。すなわち、このダイオード3は、ライト(Write)時にメモリセルMCに流れる電流が他の非選択のビット線BLに流れることを阻止するだけでよいため、ショットキーバリアダイオードや、ポリシリコンなどで形成したPN接合ダイオードを用いることができる。また、このダイオード3は、金属配線やポリシリコン配線などからなる共通ドレイン線DL上に形成することが可能である。
【0026】
各メモリセルMC1、MC2を構成する相変化素子2は、ダイオード3上にMidコンタクト12を介して下部電極13を形成し、この下部電極13上に相変化膜(GST)14を形成し、その上に上部電極(金属層)15を形成することによって構成されている。このうち、下部電極13は、相変化を起こすためのヒータープラグ(電流を集中し発熱する部分)を形成している。上部電極15は、ビット線BLを構成している。さらに、このメモリセルMCでは、下部電極13が配置される開口部内に絶縁膜(サイドウォール)16を設けることによって、ヒータサイズを開口部径よりも小さくし、書き込み電流を小さくすることが行われている。
【0027】
以上のような構造を有する相変化メモリ装置1では、ビット線BLと直交する方向に並ぶ所定数(8ビット)のメモリセルMC1、MC2をワード線WL1、WL2と平行に配置された複数の共通ドレイン線DL5、DL6によって共通に接続し、これら共通ドレイン線DL5、DL6の下方に複数のグランド線GND3、GND4を共通ドレイン線DL5、DL6と平行に配置し、共通ドレイン線DL5の一端側に接続された選択用トランジスタTr1と、共通ドレイン線DL6の他端側に接続された選択用トランジスタTr2とを1つ置きに交互に並んで配置し、なお且つ、共通ドレイン線DL5の一端側に接続された選択用トランジスタTr1と、共通ドレイン線DL6の他端側に接続された選択用トランジスタTr2とをそれぞれ異なるグランド線GND3、GND4に接続することによって、同一ワード線WL1、WL2上のメモリセルMC1、MC2に対して同時にリード/ライト(Read/Write)した場合の同一グランド線GND3、GND4への電流の集中を回避することが可能である。
【0028】
例えば、
図3において、同一のワード線WL2上にある2つのメモリセルがライト(Write)状態となる場合を示す。この場合、縦方向に並ぶ複数のビット線BLのうち、選択されたビット線BLをH(太い実線)とし、非選択のビット線BLをL(細い実線)とし、横方向に並ぶ複数のワード線WL1、WL2のうち、選択されたワード線WL1をH(太い実線)とし、非選択のワード線をL(細い実線)とすると、ライト(Write)電流は、
図3中の破線で示すように、2本の選択されたビット線BLからメモリセルMC1及び選択トランジスタTr1,Tr1を通過して、それぞれ異なるグランド線GND4、4へと流れ込む。したがって、この場合は、2つのメモリセルMC1の書き込み電流が1本のグランド線GND4に集中することはない。すなわち、同時書き込みビットを8ビット以上離れるように選択すれば、書き込み電流はそれぞれ異なるグランド線GND4またはGND3に流れるため、1本のグランド線GNDに書き込み電流が集中することを回避することが可能である。
【0029】
さらに、複数のグランド線GND3、GND4は、それぞれビット線BLと平行な方向に別個にレイアウトされているが、例えばメッシュ状のように、複数のグランド線GND3、GND4の少なくとも一部又は全てを相互に接続すれば、更なる抵抗の低減を図ることが可能である。
【0030】
以上のように、この相変化メモリ装置1では、セルサイズの縮小化を図ることが可能なクロスポイントセルの場合であっても、同一書き込み/読み取りビットの増大に伴う同一ワード線へのリード/ライト(Read/Write)電流の集中を回避することが可能であり、これによって、高速のリード/ライト(Read/Write)動作を行うことを可能である。
【0031】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態として
図7に示す相変化メモリ装置51について説明する。なお、以下の説明では、上記半導体メモリ装置1と同等の部位については説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
【0032】
この相変化メモリ装置51は、
図7に示すように、上記相変化メモリ装置1における上記ビット線BLをローカルビット線LBLとし、上記グランド線GND3、4をグローバルビット線GBLとした構成を有している。
【0033】
すなわち、この相変化メモリ装置51は、所定の間隔で平行に並んで配置された複数のワード線WL1、WL2と、ワード線WLl、WL2の上方且つワード線WL1、WL2と直交する方向において所定の間隔で平行に並んで配置された複数のローカルビット線LBLと、ワード線WL1、WL2と平行な方向及びローカルビット線LBLと平行な方向に並んで配置されると共に、ローカルビット線LBLに相変化素子2及びダイオード3を直列に接続した複数のメモリセルMC1、MC2と、複数のメモリセルMC1、MC2の下方においてワード線WL1、WL2と平行に配置されると共に、ローカルビット線LBLと直交する方向に並ぶ所定数のメモリセルMC1、MC2を共通に接続した複数の共通ドレイン線DL5、DL6と、共通ドレイン線DL5、DL6の下方において共通ドレイン線DL5、DL6と平行に並んで配置された複数のグローバルビット線GBLと、ワード線WL1、WL2にゲート、グローバルビット線GBLにドレイン、共通ドレイン線DL5、DL6にソースをそれぞれ接続した複数の選択用トランジスタTr1,Tr2とを備え、共通ドレイン線DL5の一端側に接続された選択用トランジスタTr1と、共通ドレイン線DL6の他端側に接続された選択用トランジスタTr2とが1つ置きに交互に並んで配置され、なお且つ、共通ドレイン線DL5の一端側に接続された選択用トランジスタTr1と、共通ドレイン線DL6の他端側に接続された選択用トランジスタTr2とがそれぞれ異なるグローバルビット線GBLに接続された構造を有している。
【0034】
この構成の場合、グローバルビット線GBL側からメモリセル部分の容量が見えないので、ビット線容量を軽くすることができ、読み出し動作の高速化を図ることが可能である。
なお、この構成の場合、ソース側にメモリセルMC1、MC2の相変化素子(抵抗)2とダイオード3のVBE等で電位上昇があるため、実効的な電流が低下することになるが、もともと選択トランジスタTr1,Tr2のゲート幅は大きいので、ソース電位の浮きによる損失分を差し引いても、十分な電流を確保することが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明は、上記相変化メモリ装置(PRAM)以外にも、抵抗を変化させてデータを記憶するRRAM等にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【
図1】
図1は、本発明を適用した相変化メモリ装置のメモリセル構造を示す図である。
【
図2】
図2は、
図1に示すメモリセルの断面構造を示す図である。
【
図3】
図3は、
図1に示すメモリセル構造の等価回路を示す図である。
【
図4】
図4は、
図1に示すメモリセル構造の平面レイアウトを示す図である。
【
図5】
図5は、
図1に示すメモリセル構造の平面レイアウトを示す図である。
【
図6】
図6は、本発明を適用した別の相変化メモリ装置の等価回路を示す図である。
【
図7】
図7は、従来の相変化メモリ装置のメモリセル構造を示す図である。
【
図8】
図8は、
図7に示すメモリセルの断面構造を示す図である。
【
図9】
図9は、
図7に示すメモリセル構造の等価回路を示す図である。
【0037】
1…相変化メモリ装置、2…相変化素子、3…ダイオード、5…分離領域(第1,第2の分離領域)、8…ドレイン領域8(第2、第3、第5の半導体領域SEM2、SEM3、SEM5)、9…ソース領域(第1、第4、第6の半導体領域SEM1、SEM4、SEM6)、14…相変化膜(相変化層)、51…相変化メモリ装置、WL1、WL2…ワード線(第1の配線WL1、第2の配線WL2)、GND3、GND4…グランド線(第3の配線GND3、第4の配線GND4)、GBL…グローバルビット線(第3、第4の配線GBL)、DL5、DL6…共通ドレイン線(第5の配線DL5、第6の配線DL6)、BL…ビット線(第7の配線)、LBL…ローカルビット線(第7の配線)、MC1、MC2…メモリセル(第1の記憶素子MC1、第1の記憶素子MC2)、Tr1,Tr2…選択トランジスタ