特許第5675076号(P5675076)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 村上 英樹の特許一覧 ▶ 奥田 博昭の特許一覧

特許5675076カビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤等の洗剤のゲル化方法
<>
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5675076
(24)【登録日】2015年1月9日
(45)【発行日】2015年2月25日
(54)【発明の名称】カビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤等の洗剤のゲル化方法
(51)【国際特許分類】
   C11D 3/22 20060101AFI20150205BHJP
   C11D 3/37 20060101ALI20150205BHJP
   C11D 3/20 20060101ALI20150205BHJP
   C11D 3/395 20060101ALI20150205BHJP
   A01N 59/08 20060101ALN20150205BHJP
   A01P 3/00 20060101ALN20150205BHJP
【FI】
   C11D3/22
   C11D3/37
   C11D3/20
   C11D3/395
   !A01N59/08 A
   !A01P3/00
【請求項の数】2
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2009-220217(P2009-220217)
(22)【出願日】2009年9月25日
(65)【公開番号】特開2011-68750(P2011-68750A)
(43)【公開日】2011年4月7日
【審査請求日】2012年9月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】505113115
【氏名又は名称】村上 英樹
(73)【特許権者】
【識別番号】509268211
【氏名又は名称】奥田 博昭
(74)【代理人】
【識別番号】100110537
【弁理士】
【氏名又は名称】熊谷 繁
(72)【発明者】
【氏名】村上 英樹
【審査官】 松元 麻紀子
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭57−162799(JP,A)
【文献】 特開2009−120608(JP,A)
【文献】 特開昭63−007764(JP,A)
【文献】 特開昭60−094487(JP,A)
【文献】 特表平11−503179(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C11D 3/22
C11D 3/20
C11D 3/37
C11D 3/395
A01N 59/08
A01P 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオンのいずれか一つ又はそれらの混合物を添加したカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、及びパイプ洗浄剤から選択されるゲル化促進剤入り洗剤のいずれか一つと、カラギーナン、ペクチン、グアーガム(グァーガム)、キサンタンガム、タマリンドガム、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、アルギン酸ナトリウム、デンプン、アミロース、アミロペクチン、グリコーゲン、アガロース、ヘパリン、ヒアルロン酸、キシログルカン、ガラクトマンナン、グルコマンナン、サクラン、デキストラン、デキストリン、シクロデキストリン、フコイダン、プルラン、ラムナン硫酸、レンチナン、ポリアクリル酸ナトリウム、及びそれらの混合物から選択されるゲル化剤を含有する溶液と、から成り、前記ゲル化促進剤入り洗剤を目的箇所に噴霧して用いる際に、前記カラギーナン等から選択されるゲル化剤を散布することによりその場でゲル化させて用いることを特徴とするカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、又はパイプ洗浄剤。
【請求項2】
カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオンのいずれか一つ又はそれらの混合物を添加したカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、及びパイプ洗浄剤から選択されるゲル化促進剤入り洗剤のいずれか一つと、カラギーナン、ペクチン、グアーガム(グァーガム)、キサンタンガム、タマリンドガム、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、アルギン酸ナトリウム、デンプン、アミロース、アミロペクチン、グリコーゲン、アガロース、ヘパリン、ヒアルロン酸、キシログルカン、ガラクトマンナン、グルコマンナン、サクラン、デキストラン、デキストリン、シクロデキストリン、フコイダン、プルラン、ラムナン硫酸、レンチナン、ポリアクリル酸ナトリウム、及びそれらの混合物から選択されるゲル化剤を含有する溶液と、前記ゲル化促進剤入り洗剤と前記ゲル化剤とを同時に又は交互に噴霧して、目的個所でゲル化させることを特徴とするカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、又はパイプ洗浄剤のゲル化方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用による噴霧時に、目的とするカビ発生箇所又は汚れ個所でゲル化し、タレ落ちを防止させた、環境に優しいカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤等の洗剤のゲル化方法に関する。
【背景技術】
【0002】
カビは、住まいのあちこちに発生し、繁殖すると建物や家具を傷める原因となる。住居内でのカビの発生しやすい場所は、浴室、洗面所、トイレ、台所等の水廻りで、又、北側に面した天井、壁、カーペット、押入や下駄箱等の空気のよどみやすい所も要注意である。
さらに、カビや、それに伴う汚れを放置すると、健康を害する恐れがある。具体的なカビによる健康被害には、アレルギー性疾患、感染症、カビ中毒症(真菌中毒症)がある。 この様なことから、住まいの損傷や身体の健康を損なわないために、カビを見つけたらすぐに退治することが重要である。
カビ取り剤には、塩素系と非塩素系の2種類がある。
塩素系は、主に次亜塩素酸ナトリウムを基剤として用いて、アルカリ化剤(水酸化ナトリウム)で安定化させている。これらは、カビの色素を分解し、白くする効果が極めて高いものの、酸化反応性とアルカリ性が高いため、使用時には、換気をする、目に入れない、皮膚に付けない等の注意が必要である。又、酸性タイプのものと混合した場合に有害な塩素ガスを発生する。
非塩素系は、主に乳酸等の有機酸が基剤で、塩素系のカビ取り剤と混合すると有害な塩素ガスが発生する。こちらは主にカビの汚れを分解・洗浄する。
漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤の組成も、塩素系カビ取り剤と、ほぼ同じであり、同様のメカニズムで漂白を行ったり、汚れを除去したりする。
前記、市販のカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤は、十分な使用実績が有り、機能的に優れているものの、溶液の粘性が低く、散布後に流出してしまい、垂直壁面等に対して、効果を発揮し難いのが問題であった。
本出願人は、樹木や目的箇所に散布、或いは注入して、その場でゲル化させ、有害生物の駆除及び忌避を目的とする有害生物用忌避材を発明した(特許文献1を参照)。
この公知技術は、散布後、その場でゲル化するように、常温(30℃以下)で固化する低温固化型カラギーナンを用いて溶液を作製し、木酢液、竹酢液、酢酸、乳酸(C363)及びその化合物、クエン酸等の原液を、或いは、それらの希釈液を作製し、前記カラギーナン溶液と混合して、ヤマビル等有害生物用忌避材を形成するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−120608号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、ゲル化促進剤入りのカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤とゲル化剤とを、目的個所で同時に又は交互に噴霧して、その場でゲル化させることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤は、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオンのいずれか一つ又はそれらの混合物を添加したカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤のゲル化促進剤入り洗剤のいずれか一つと、カラギーナン、ペクチン、グアーガム(グァーガム)、キサンタンガム、タマリンドガム、プロピレングリコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、アルギン酸ナトリウム、デンプン、アミロース、アミロペクチン、グリコーゲン、アガロース、ヘパリン、ヒアルロン酸、キシログルカン、ガラクトマンナン、グルコマンナン、サクラン、デキストラン、デキストリン、マルトース、シクロデキストリン、グルコース、フコイダン、プルラン、ラムナン硫酸、レンチナン、ポリアクリル酸ナトリウムのゲル化剤のいずれか一つ又はそれらの混合物のゲル化剤の溶液と、から成る。
本発明のカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤のゲル化方法は、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオンのいずれか一つ又はそれらの混合物を添加したカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤のゲル化促進剤入り洗剤のいずれか一つと、カラギーナン、ペクチン、グアーガム(グァーガム)、キサンタンガム、タマリンドガム、プロピレングリコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、アルギン酸ナトリウム、デンプン、アミロース、アミロペクチン、グリコーゲン、アガロース、ヘパリン、ヒアルロン酸、キシログルカン、ガラクトマンナン、グルコマンナン、サクラン、デキストラン、デキストリン、マルトース、シクロデキストリン、グルコース、フコイダン、プルラン、ラムナン硫酸、レンチナン、ポリアクリル酸ナトリウムのいずれか一つ又はそれらの混合物のゲル化剤の溶液とを即ち前記ゲル化促進剤入り洗剤と前記ゲル化剤とを、同時に又は交互に噴霧して、目的個所でゲル化させる。
【発明の効果】
【0006】
本発明のカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤等の洗剤は、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオンのいずれか一つ又はそれらの混合物を添加した市販のカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤等の洗剤に、カラギーナン、ペクチン、グアーガム(グァーガム)、キサンタンガム、タマリンドガム、プロピレングリコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、アルギン酸ナトリウム、デンプン、アミロース、アミロペクチン、グリコーゲン、アガロース、ヘパリン、ヒアルロン酸、キシログルカン、ガラクトマンナン、グルコマンナン、サクラン、デキストラン、デキストリン、マルトース、シクロデキストリン、グルコース、フコイダン、プルラン、ラムナン硫酸、レンチナン、ポリアクリル酸ナトリウム等のゲル化剤のいずれか一つ又はそれらの混合物の溶液を、噴霧するものであり、その場で瞬時にゲル化するので、目的個所にカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤等の洗剤を滞在させることができる。
これら散布された物質は、ゲル化後、ゲル内部から有効成分を放出するため、カビ取り効果や漂白効果、洗浄効果が長続きする。
又、ゲルが垂れ難いことから、従来の液状薬品の様に流出したりしない等の効果がある。
使用後は、ゲルに水をかけるだけで、簡単に洗い流すことができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明のカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤等の洗剤のゲル化方法は、カラギーナン等のゲル化剤の固化を促進する、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオンのいずれか一つ又はそれらの混合物を添加した市販のカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤等の洗剤と、カラギーナン、ペクチン、グアーガム(グァーガム)、キサンタンガム、タマリンドガム、プロピレングリコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、アルギン酸ナトリウム、デンプン、アミロース、アミロペクチン、グリコーゲン、アガロース、ヘパリン、ヒアルロン酸、キシログルカン、ガラクトマンナン、グルコマンナン、サクラン、デキストラン、デキストリン、マルトース、シクロデキストリン、グルコース、フコイダン、プルラン、ラムナン硫酸、レンチナン、ポリアクリル酸ナトリウム等のゲル化剤のいずれか一つ又はそれらの混合物の溶液を同時に噴霧して、その場でゲル化させるものである。
【0008】
本発明のカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤等の洗剤のゲル化方法は、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオンのいずれか一つ又はそれらの混合物を添加した市販のカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤等の洗剤を噴霧した付着表面に、カラギーナン、ペクチン、グアーガム(グァーガム)、キサンタンガム、タマリンドガム、プロピレングリコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、アルギン酸ナトリウム、デンプン、アミロース、アミロペクチン、グリコーゲン、アガロース、ヘパリン、ヒアルロン酸、キシログルカン、ガラクトマンナン、グルコマンナン、サクラン、デキストラン、デキストリン、マルトース、シクロデキストリン、グルコース、フコイダン、プルラン、ラムナン硫酸、レンチナン、ポリアクリル酸ナトリウム等のゲル化剤のいずれか一つ又はそれらの混合物の溶液を散布して、前記市販のカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤等の洗剤をその場でゲル化させるものである。
【0009】
本発明のカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤等の洗剤のゲル化方法は、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオンのいずれか一つ又はそれらの混合物を添加した市販のカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤等の洗剤と、カラギーナン、ペクチン、グアーガム(グァーガム)、キサンタンガム、タマリンドガム、プロピレングリコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、アルギン酸ナトリウム、デンプン、アミロース、アミロペクチン、グリコーゲン、アガロース、ヘパリン、ヒアルロン酸、キシログルカン、ガラクトマンナン、グルコマンナン、サクラン、デキストラン、デキストリン、マルトース、シクロデキストリン、グルコース、フコイダン、プルラン、ラムナン硫酸、レンチナン、ポリアクリル酸ナトリウム等のゲル化剤のいずれか一つ又はそれらの混合物の溶液を同時に、又は交互に噴霧して目的個所でゲル化させるものである。
【0010】
本発明のカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤の洗剤のゲル化方法の一実施例を以下に説明する。実施例の代表として、カビ取り剤とカラギーナンを用いた場合を示す。
本発明のカビ取り剤は、市販されている塩素系と非塩素系の2種類である。
塩素系は、主に次亜塩素酸ナトリウムが基剤で、アルカリ化剤(水酸化ナトリウム)を添加することで安定している。これらは、カビの色素を分解し、白くする効果が極めて高いものの、溶液の酸化反応性とアルカリ性が高いため、使用時には、換気をする、目に入れない、皮膚に付けない等の注意が必要である。又、酸性タイプのものと混合した場合に有害な塩素ガスを発生する。
非塩素系は、主に乳酸等の有機酸が基剤で、塩素系のカビ取り剤と混合すると有害な塩素ガスが発生する。こちらは主にカビの汚れを分解・洗浄する。
【0011】
そして、前記、市販のカビ取り剤に、カリウム、カルシウム、マグネシウム等の化合物、例えば、塩化カリウムを溶かし込み、混合溶液にする。添加するカリウム、カルシウム、マグネシウム等の化合物は、主剤であるカビ取り剤に影響を与えないものを選択する。
前記、市販のカビ取り剤を目的個所で、例えば、浴室、洗面所、トイレ、台所等の水廻りでゲル化させるため、カラギーナンを液体状やゲル状で用いて保持する。
カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン等を含む化合物(例えば、塩化カリウムや塩化カルシウム)を添加した市販のカビ取り剤を先に噴霧し、続いてカラギーナン溶液を散布することにより、目的箇所でゲル化させる。(カラギーナンは、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン等が有るとゲル化が促進され、しかもゲルの固化度が増す。)
【0012】
次に、本発明の、カラギーナンを用いた場合のカビ取り剤の具体例を以下に説明する。
適宜容器にカラギーナン粉末10gを500mlの水で加熱しながら溶かす。沸騰後、30℃程度まで冷まし、霧吹き器に入れる。この時、防腐剤を添加すると、カラギーナン溶液の腐敗を防ぐことができる。
市販のカビ取り剤に、塩化カリウムを飽和溶液になるまで溶かし込む。
このカリウムイオンを添加した市販のカビ取り剤を目的箇所に噴霧し、付着した表面に、続いてカラギーナン溶液を散布すると、その場で瞬時にゲル化する。
なお、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオンのいずれか一つ又はそれらの混合物を添加した市販のカビ取り剤と、カラギーナン溶液を交互に刷毛等で目的箇所に塗布しても良い。この場合も、混合溶液はゲル化する。
不要になった場合は、容易に剥がせたり洗い流せたりできるので、除去も簡単である。
又、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオンのいずれか一つ又はそれらの混合物を添加した市販のカビ取り剤と、カラギーナン溶液を交互に噴霧してゲルを厚くすることもできる。
【0013】
本発明のカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤等の洗剤は、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン等のいずれか一つ又はそれらの混合物のゲル化促進剤を添加した市販のカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤等の洗剤に、カラギーナン、ペクチン、グアーガム(グァーガム)、キサンタンガム、タマリンドガム、プロピレングリコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、アルギン酸ナトリウム、デンプン、アミロース、アミロペクチン、グリコーゲン、アガロース、ヘパリン、ヒアルロン酸、キシログルカン、ガラクトマンナン、グルコマンナン、サクラン、デキストラン、デキストリン、マルトース、シクロデキストリン、グルコース、フコイダン、プルラン、ラムナン硫酸、レンチナン、ポリアクリル酸ナトリウム等のゲル化剤のいずれか一つ又はそれらの混合物の溶液を噴霧・混合したものであり、その場でゲル化するので、目的個所にカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤等の洗剤を密着させることができる。それら散布された物質は、瞬時にゲル化しているため、付着した場所に留まり、そこでゲル内部から有効成分を放出するので、カビ取りや漂白、洗浄効果が長続きする。又、流れ難いことから、従来の液状薬品の様に流出しない等の効果がある。
【0014】
本発明は、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン等のいずれか一つ又はそれらの混合物のゲル化促進剤を添加した市販のカビ取り剤、漂白剤、トイレ洗浄剤、パイプ洗浄剤等の洗剤と、カラギーナン、ペクチン、グアーガム(グァーガム)、キサンタンガム、タマリンドガム、プロピレングリコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、アルギン酸ナトリウム、デンプン、アミロース、アミロペクチン、グリコーゲン、アガロース、ヘパリン、ヒアルロン酸、キシログルカン、ガラクトマンナン、グルコマンナン、サクラン、デキストラン、デキストリン、マルトース、シクロデキストリン、グルコース、フコイダン、プルラン、ラムナン硫酸、レンチナン、ポリアクリル酸ナトリウム等のゲル化剤のいずれか一つ又はそれらの混合物の溶液を同時に噴霧して、目的カビ発生箇所、或いは汚れ箇所で、瞬時に混合し、その場でゲル化させて、タレ落ちを防止する