【文献】
Youngbin Chang, Anil Agiwal, Rakesh Taori, Jungje Son,ARQ feedback IE for ARQ sub-block (AWD-section 15.2.13.1.1),IEEE C802.16m-09/1572r1,2009年 7月14日,pp.1-4,URL,http://grouper.ieee.org/groups/802/16/tgm/contrib/C80216m-09_1572r1.doc
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記部分NACKブロック(partially NACKed ARQ block)は、ARQブロックに対するARQサブブロックのうち少なくとも1つのARQサブブロックに対する受信成功情報を示す請求項1または2に記載の方法。
前記完全NACKブロック(completely NACKed ARQ block)は、ARQブロックに対する全てのARQサブブロックの受信失敗情報を示す請求項1ないし3のいずれか一項に記載の方法。
前記ARQフィードバックメッセージは、ARQサブブロックのACK/NACKの存在有無を示す第4情報をさらに含む請求項1ないし4のいずれか一項に記載の方法。
前記ARQフィードバックメッセージは、前記第2情報及び前記第3情報のうち少なくとも1つの存在を示す第4情報をさらに含む請求項1ないし5のいずれか一項に記載の方法。
前記第3情報は、ARQブロックで受信に成功した最初のARQサブブロックのシーケンス番号及び前記最初のARQサブブロックから連続して受信に成功したARQサブブロックの個数を示す請求項1ないし6のいずれか一項に記載の方法。
前記第3情報は、ARQサブブロックにエラーが発生したか否かを示すビットマップ、追加的なビットマップの存在有無、第2情報の構成方式、前記第2情報の構成方式によって受信に成功した最後のARQサブブロックまたは最初にエラーが発生したARQサブブロックのシーケンス番号、追加的な前記第2情報の存在有無、ARQサブブロックのシーケンス番号、シーケンスグループのACK/NACKの情報を示すシーケンスビットマップ及びシーケンスグループの長さのうち少なくとも1つをさらに示す請求項1ないし7のいずれか一項に記載の方法。
前記ARQフィードバックメッセージは、ARQが適用されたフローまたは連結子の識別子、前記第1情報の構成方式、前記第1情報の構成方式によって受信に成功した最後のARQブロックまたは最初にエラーが発生したARQブロックのシーケンス番号のうち少なくとも1つを示す第5情報をさらに含む請求項1ないし8のいずれか一項に記載の方法。
前記部分NACKブロック(partially NACKed ARQ block)は、ARQブロックに対するARQサブブロックのうち少なくとも1つのARQサブブロックの受信成功情報を示す請求項11または12に記載の装置。
前記完全NACKブロック(completely NACKed ARQ block)は、ARQブロックに対する全てのARQサブブロックの受信失敗情報を含む請求項11ないし13のいずれか一項に記載の装置。
前記ARQフィードバックメッセージは、ARQサブブロックのACK/NACKの存在有無を示す第4情報をさらに含む請求項11ないし14のいずれか一項に記載の装置。
前記ARQフィードバックメッセージは、前記第2情報及び前記第3情報のうち少なくとも1つの存在を示す第4情報をさらに含む請求項11ないし15のいずれか一項に記載の装置。
前記第3情報は、ARQブロックで受信に成功した最初のARQサブブロックのシーケンス番号及び前記最初のARQサブブロックから連続して受信に成功したARQサブブロックの個数を示す請求項11ないし16のいずれか一項に記載の装置。
前記第3情報は、ARQサブブロックにエラーが発生したか否かを示すビットマップ、追加的なビットマップの存在有無、第2情報の構成方式、前記第2情報の構成方式によって受信に成功した最後のARQサブブロックまたは最初にエラーが発生したARQサブブロックのシーケンス番号、前記追加的な第2情報の存在有無、ARQサブブロックのシーケンス番号、シーケンスグループのACK/NACKの情報を示すシーケンスビットマップ及びシーケンスグループの長さのうち少なくとも1つをさらに示す請求項11ないし17のいずれか一項に記載の装置。
前記ARQフィードバックメッセージは、ARQが適用されたフローまたは連結子の識別子、前記第1情報の構成方式、前記第1情報の構成方式によって受信に成功した最後のARQブロックまたは最初にエラーが発生したARQブロックのシーケンス番号のうち少なくとも1つを示す第5情報をさらに含む請求項11ないし18のいずれか一項に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0018】
上述した図面全般にわたり、図面の参照符号は同一または類似の要素、特徴、構造を説明するために用いられる。
【0019】
以下、図面を参考した説明は特許請求の範囲及びこれと同等なものによって定義される本発明の実施形態の包括的な理解を助けるために提供される。以下の説明は理解を助けるために様々な具体的な細部事項を含むが、例示として扱われるだけである。したがって、本発明の思想や範囲から逸脱しない限度内で実施形態の様々な変形及び修正が可能であることは無論である。また、周知の機能及び構造の説明は明確性のために省略される。
【0020】
「a」、「an」及び「the」のような単数形は文脈で明確に記載されない限り複数の指示対象をも含む。例えば、「a component surface」は少なくとも一つの意味を含む。
【0021】
以下、本発明は無線通信システムの受信側で自動再送要求(ARQ)フィードバックメッセージを生成するための技術に対して説明する。
【0022】
以下の説明で送信側と受信側は基地局制御装置、基地局、端末、中継局など無線通信システムを構成するすべての送受信ノードを含む。前記端末はユーザ端末、端末機、ノードなどを含む。例えば、端末は携帯電話、PDA、ラップトップコンピュータ、個人化機器及びタブレットPCなどを含む。
【0023】
ARQ動作はMAC階層で起こる。したがって、送信側はARQ動作のために下記
図1に示すようにMAC階層でARQブロック又は再送のためのARQブロックを生成する。
【0024】
図1の(A)乃至(C)は、本発明の実施形態による無線通信システムにおけるARQブロックの構成を示す。
【0025】
前記
図1に示すように前記
図1の(A)はデータ伝送のためのARQブロックの構成を示し、前記
図1の(B)は再送のためのARQサブブロックの構成を示し、前記
図1の(C)は再送のためのARQブロックの構成を示す。
【0026】
前記
図1の(A)乃至(C)に示すように、送信側は上位階層からMAC階層へ伝送したサービスデータユニット(SDU:Service Data Unit)を分割するか多数個のサービスデータユニットを結合してMAC階層の伝送単位であるMPDUを構成する。
【0027】
MPDUにARQを適用する場合、前記送信側はMPDU単位でARQブロックシーケンス番号(ARQ SN)を割り当てる。すなわち、送信側は一つのMPDUを一つのARQブロックに設定する。例えば、上位階層から2個のサービスデータユニットをMAC階層へ伝送する場合、送信側は2個のサービスデータユニットを用いて3個のMPDUを構成する。この時、前記送信側はそれぞれのMPDUに1番から3番までのARQブロックシーケンス番号を割り当てる。ここで、前記送信側はMACヘッダのような形式でARQブロックシーケンス番号のような制御情報をMPDUに追加する。
【0028】
送信側は伝送したARQブロックのうち2番目のARQブロックにエラーが発生した場合、受信側はARQフィードバックによって前記送信側へ2番目のARQブロックに対する再送を要求する。
【0029】
前記送信側はエラーが発生したARQブロックを多数個のARQサブブロックに分割して再送できる。例えば、前記送信側は前記
図1の(B)に示すようにエラーが発生した2番目のARQブロックを7個のARQサブブロックに分割する。その後、前記送信側は3個のARQサブブロックを含むMPDUと4個のARQサブブロックを含むMPDUを構成して受信側へ伝送する。この時、前記送信側はそれぞれのARQサブブロックにARQサブブロックシーケンス番号(ARQ SUB SN)を割り当てる。
【0030】
また、前記送信側はエラーが発生したARQブロックに対する元のARQブロックを受信側へ再送することもできる。例えば、前記送信側は前記
図1の(C)に示すようにエラーが発生した2番目のARQブロックに対する元のARQブロックを受信側へ再送する。この時、前記送信側はARQブロックシーケンス番号を含む2番目のARQブロックに対するMPDUを受信側へ再送する。
【0031】
受信側がARQブロック又はARQサブブロックを再送される場合、前記受信側はARQブロックのARQブロックシーケンス番号又はARQサブブロックのARQサブブロックシーケンス番号を用いて再送されたARQブロック又はARQサブブロックに対するARQフィードバック情報を生成する。
【0032】
上述のように送信側はARQブロック又はARQサブブロックを受信側へ伝送する。この時、受信側は下記
図2に示すように累積ACK方式と選択的ACK方式とを用いて生成したARQフィードバックメッセージを送信側へ伝送する。
【0033】
図2は、本発明の実施形態による無線通信システムにおけるARQフィードバックメッセージの構成を示す。
【0034】
前記
図2の(A)に示すように、受信側は送信側から3番目から9番目までのARQブロックを受信されると仮定する。この時、前記受信側が受信したARQブロックのうち3番目、5番目、6番目及び8番目のARQブロックにエラーが発生したと仮定する。
【0035】
上述のようにARQブロックにエラーが発生した場合、前記受信側は前記
図2の(B)に示すように選択的ACKマップによって7個のARQブロックに対するARQフィードバック情報を生成する。例えば、選択的ACKマップが7ビットで構成される場合、前記受信側は「0100101」のような選択的ACKマップを構成する。この時、前記受信側は最初にエラーが発生した3番目のARQブロックのシーケンス番号を含むようにARQフィードバック情報を構成できる。
【0036】
前記選択的ACKマップによってエラーが発生したと表示されたARQブロックのうち少なくとも一つのARQサブブロックで構成されるARQブロックが存在し得る。もし、エラーが発生したARQブロックのうち少なくとも一つのARQサブブロックで構成されるARQブロックが存在し、前記ARQブロックを構成するARQサブブロックのうち前記受信側が受信に成功したARQサブブロックが存在する場合、前記受信側はARQサブブロックに対するエラーの発生有無を送信側へ知らせるための追加情報を必要とする。また、前記受信側は前記追加情報の存在を示すための制御情報を必要とする。例えば、前記受信側は「ExT」を用いてARQフィードバック情報に追加する情報が存在することを示す。前記追加情報が存在する場合、前記受信側は「ExT」を1に設定する。これにより、「ExT」が1である場合、送信側はエラーが発生したARQブロックで受信に成功したARQサブブロックが存在すると認識する。一方、前記追加情報が存在しない場合、前記受信側は「ExT」を0に設定する。これにより、「ExT」が0である場合、送信側はエラーが発生したARQブロックで受信に成功したARQサブブロックが存在しないと認識する。
【0037】
前記エラーが発生したARQブロックのうち3番目のARQブロックと6番目のARQブロックが少なくとも一つのARQサブブロックで構成され、前記3番目のARQブロックと6番目のARQブロックのARQサブブロックのうち受信に成功したARQサブブロックが存在する場合、前記受信側はARQサブブロックに対するARQフィードバック情報を送信側へ伝送しなければならない。この時、前記受信側は前記
図2の(C)に示すように「SEM」を用いてARQサブブロックのACK/NACK情報を示すARQブロックを表示する。例えば、前記受信側はエラーが発生したARQブロックのうちARQサブブロックのACK/NACK情報を示すARQブロックを表示できるようにSEMを4ビットで構成する。この時、前記受信側はARQサブブロックで構成される3番目、6番目のARQブロックを示すSEMのビットを「1」と表示し、ARQサブブロックで構成されない5番目、8番目のARQブロックを示すSEMのビットを「0」と表示する。もし、ARQブロックを構成するすべてのARQサブブロックにエラーが発生した場合、前記受信側は当該ARQブロックを示すSEMのビットを「0」と表示する。すなわち、前記受信側はエラーが発生したARQブロックのうち受信に成功したARQサブブロックを含むARQブロックを示すSEMのビットを「1」と表示する。この時、前記受信側は「ExT」を用いて「SEM」の存在有無を示す。
【0038】
また、前記受信側はSEMに「1」と表示されたARQブロックに対するARQサブブロックに対するACK/NACK情報を追加的に構成して送信側へ伝送する。例えば、受信側は3番目のARQブロックを構成する3−1番目から3−4番目までのARQサブブロックを受信することに成功し、3−5番目から3−7番目までのARQサブブロックにエラーが発生したと仮定する。この場合、前記受信側は前記
図2の(D)に示すようにARQサブブロックに対する選択的ACKマップを「1111000」と表示できる。他の例として、受信側は6番目のARQブロックを構成する6−1番目、6−2番目、6−6番目及び6−7番目のARQサブブロックを受信することに成功し、6−3番目、6−4番目及び6−5番目までのARQサブブロックにエラーが発生したと仮定する。この場合、前記受信側は前記
図2の(E)に示すようにARQサブブロックに対する選択的ACKマップを「1100011」と表示できる。
【0039】
前記受信側は下記表1のようにExTフィールドとSEMフィールドを用いてARQブロックのARQフィードバック情報にARQサブブロックのARQフィードバック情報を追加できる。この時、前記受信側は累積ACK方式と選択的ACK方式とを用いてARQブロックとARQサブブロックに対するARQフィードバック情報を構成すると仮定する。ここで、前記受信側は情報要素(IE)の形態でARQフィードバック情報を生成する。
【0041】
ここで、前記ARQフィードバック情報は他のARQフィードバック情報が存在するかを示すLASTフィールド、ARQが適用される連結子(Connetction又はFlow)の識別子(ID)を示すFlow IDフィールド、累積ACK方式と選択的ACKマップのうちARQブロックに対するACK/NACK情報をフィードバックするために使用される方式を示すFLAG1フィールド、累積ACK方式のARQフィードバック情報に含まれるARQブロックのシーケンス番号を示すSNフィールドを含む。ここで、前記LASTフィールドは前記表1と異なるFlow IDを有するARQフィードバック情報が前記表1の後存在したかを示す。前記SNフィールドは前記FLAG1が「0」である場合、受信に成功したARQブロックのうちARQシーケンス番号がもっとも大きい値を示す。また、前記SNフィールドは前記FLAG1が「1」である場合、最初に受信に失敗したARQブロックのARQシーケンス番号を示す。
【0042】
前記FLAG1フィールドが「1」である場合、前記ARQフィードバック情報は前記ARQフィードバック情報にARQブロックに対するARQサブブロックのACK/NACK情報が含まれるか否かを示すExTフィールド、累積ACK方式を用いてエラーの発生有無を示さなかったARQブロックにエラーが発生したか否かを示す選択的ACKマップ1フィールド、選択的ACKマップ1フィールドがさらに存在するか否かを示すFLAG1フィールドをさらに含む。ここで、前記ExTフィールドはエラーが発生したARQブロックのうちARQサブブロックで構成され、一部のARQサブブロックのみにエラーが発生したARQブロックが存在するか否かを示す。これにより、前記ExTフィールドはARQフィードバック情報にARQサブブロックに対するACK/NACK情報が含まれないと「0」と表示し、ARQサブブロックに対するACK/NACK情報が含まれると「1」と表示する。
【0043】
前記ExTフィールドが「1」である場合、前記ARQフィードバック情報はエラーが発生したARQブロックのうちARQサブブロックで構成され、一部のARQサブブロックのみにエラーが発生したARQブロックを示すSEMフィールド、SEMフィールドに「1」と表示されたそれぞれのARQブロックに対して累積ACK方式と選択的ACKマップのうちARQサブブロックに対するACK/NACK情報をフィードバックするために使用される方式を示すFLAG2フィールド、累積ACK方式や選択的ACK方式でARQフィードバック情報に含まれるARQサブブロックのシーケンス番号を示すSSNフィールド、選択的ACK方式を使用する場合、ARQサブブロックにエラーが発生したか否かを示す選択的ACKマップ2フィールドをさらに含む。ここで、前記SEMフィールドはエラーが発生したARQブロックのうちARQサブブロックで構成され、一部のARQサブブロックの受信に成功した場合、「1」と表示する。また、前記SEMフィールドはエラーが発生したARQブロックのうちARQサブブロックで構成されないか、ARQサブブロックで構成されるがすべてのARQサブブロックにエラーが発生したARQブロックを「0」と表示する。
【0044】
前記受信側は下記表2のようにExTフィールドとSEMフィールドを用いてARQブロックのARQフィードバック情報にARQサブブロックのARQフィードバック情報を追加できる。この時、前記受信側は累積ACK方式と選択的ACK方式とを用いてARQブロックに対するARQフィードバック情報を構成し、選択的ACK方式を用いてARQサブブロックに対するARQフィードバック情報を構成すると仮定する。ここで、前記受信側は情報要素の形態でARQフィードバック情報を生成する。
【0046】
ここで、前記ARQフィードバック情報は他のARQフィードバック情報が存在するかを示すLASTフィールド、ARQが適用される連結子の識別子を示すFlow IDフィールド、累積ACK方式と選択的ACKマップのうちARQブロックに対するACK/NACK情報をフィードバックするために使用される方式を示すFLAG1フィールド、累積ACK方式のARQフィードバック情報に含まれるARQブロックのシーケンス番号を示すSNフィールドを含む。ここで、前記LASTフィールドは前記表2と異なるFlow IDを有するARQフィードバック情報が前記表2の後存在したかを示す。前記SNフィールドは前記FLAG1が「0」である場合、受信に成功したARQブロックのうちARQシーケンス番号がもっとも大きい値を示す。また、前記SNフィールドは前記FLAG1が「1」である場合、最初に受信に失敗したARQブロックのARQシーケンス番号を示す。
【0047】
前記FLAG1フィールドが「1」である場合、前記ARQフィードバック情報は前記ARQフィードバック情報にARQブロックに対するARQサブブロックのACK/NACK情報が含まれるか否かを示すExTフィールド、累積ACK方式を用いてエラーの発生有無を示さなかったARQブロックにエラーが発生したか否かを示す選択的ACKマップ1フィールド、選択的ACKマップ1フィールドがさらに存在するか否かを示すFLAG1フィールドをさらに含む。ここで、前記ExTフィールドはエラーが発生したARQブロックのうちARQサブブロックで構成され、一部のARQサブブロックのみにエラーが発生したARQブロックが存在するか否かを示す。これにより、前記ExTフィールドはARQフィードバック情報にARQサブブロックに対するACK/NACK情報が含まれないと「0」と表示し、ARQサブブロックに対するACK/NACK情報を含まれると「1」と表示する。
【0048】
前記ExTフィールドが「1」である場合、前記ARQフィードバック情報はエラーが発生したARQブロックのうちARQサブブロックで構成され、一部のARQサブブロックのみにエラーが発生したARQブロックを示すSEMフィールド、SEMフィールドに「1」と表示されたそれぞれのARQブロックを構成するARQサブブロックにエラーが発生したか否かを示す選択的ACKマップ2フィールド、選択的ACKマップ2フィールドがさらに存在するか否かを示すFLAG2フィールドをさらに含む。ここで、前記SEMフィールドはエラーが発生したARQブロックのうちARQサブブロックで構成され、一部のARQサブブロックのみにエラーが発生したARQブロックを「1」と表示する。また、前記SEMフィールドはエラーが発生したARQブロックのうちARQサブブロックで構成されないか、ARQサブブロックで構成されるがすべてのARQサブブロックにエラーが発生したARQブロックを「0」と表示する。
【0049】
前記受信側は下記表3のようにExTフィールドとSEMフィールドを用いてARQブロックのARQフィードバック情報にARQサブブロックのARQフィードバック情報を追加できる。この時、前記受信側は累積ACK方式と選択的ACK方式とを用いてARQブロックに対するARQフィードバック情報を構成し、累積ACK方式とシーケンスACK方式を用いてARQサブブロックに対するARQフィードバック情報を構成すると仮定する。例えば、シーケンスACK方式を使用する場合、受信側はARQサブブロックそれぞれに対するACK/NACK情報を示さず、ARQサブブロックのACK/NACK情報をグループ別に示す。ここで、前記受信側は情報要素の形態でARQフィードバック情報を生成する。
【0051】
ここで、前記ARQフィードバック情報は他のARQフィードバック情報が存在するかを示すLASTフィールド、ARQが適用される連結子の識別子を示すFlow IDフィールド、累積ACK方式と選択的ACKマップのうちARQブロックに対するACK/NACK情報をフィードバックするために使用される方式を示すFLAG1フィールド、累積ACK方式のARQフィードバック情報に含まれるARQブロックのシーケンス番号を示すSNフィールドを含む。ここで、前記LASTフィールドは前記表3と異なるFlow IDを有するARQフィードバック情報が前記表3の後存在したかを示す。前記SNフィールドは前記FLAG1が「0」である場合、受信に成功したARQブロックのうちARQシーケンス番号がもっとも大きい値を示す。また、前記SNフィールドは前記FLAG1が「1」である場合、最初に受信に失敗したARQブロックのARQシーケンス番号を示す。
【0052】
前記FLAG1フィールドが「1」である場合、前記ARQフィードバック情報は前記ARQフィードバック情報にARQブロックに対するARQサブブロックのACK/NACK情報が含まれるか否かを示すExTフィールド、累積ACK方式を用いてエラーの発生有無を示さなかったARQブロックにエラーが発生したか否かを示す選択的ACKマップ1フィールド、選択的ACKマップ1フィールドがさらに存在するか否かを示すFLAG1フィールドをさらに含む。ここで、前記ExTフィールドはエラーが発生したARQブロックのうちARQサブブロックで構成され、一部のARQサブブロックのみにエラーが発生したARQブロックが存在するか否かを示す。これにより、前記ExTフィールドはARQフィードバック情報にARQサブブロックに対するACK/NACK情報が含まれないと「0」と表示し、ARQサブブロックに対するACK/NACK情報を含まれると「1」と表示する。
【0053】
前記ExTフィールドが「1」である場合、前記ARQフィードバック情報はエラーが発生したARQブロックのうちARQサブブロックで構成され、一部のARQサブブロックのみにエラーが発生したARQブロックを示すSEMフィールド、SEMフィールドに「1」と表示されたそれぞれのARQブロックに対して累積ACK方式とシーケンスACKマップのうちARQサブブロックに対するACK/NACK情報をフィードバックするために使用される方式を示すFLAG2フィールド、累積ACK方式及びシーケンスACKマップ方式のARQフィードバック情報に含まれるARQサブブロックのシーケンス番号を示すSSNフィールド、ARQサブブロックのACK/NACK情報を示すためのシーケンスフォーマットを示すシーケンスフォーマットフィールド、ARQサブブロックのACK/NACK情報を示すグループのACK/NACK情報を示すシーケンスACKマップフィールド、k番目のグループによってACK/NACK情報を示すARQサブブロックの個数を示すシーケンスK長さフィールド、シーケンスACKマップフィールドがさらに存在するか否かを示すFLAG2フィールドをさらに含む。ここで、前記SEMフィールドはエラーが発生したARQブロックのうちARQサブブロックで構成され、一部のARQサブブロックのみにエラーが発生したARQブロックを「1」と表示する。また、前記SEMフィールドはエラーが発生したARQブロックのうちARQサブブロックで構成されないか、ARQサブブロックで構成されるがすべてのARQサブブロックにエラーが発生したARQブロックを「0」と表示する。
【0054】
例えば、ARQブロックが10個のARQサブブロックで構成され、最初の5個のARQサブブロックがACKで、最後の5個のARQサブブロックがNACKである場合、前記受信側は前記表3では2ビットで構成されるシーケンスACKマップを「10」と表示し、シーケンス1長さを「5」と表示し、シーケンス2長さを「5」と表示する。
【0055】
前記受信側は下記表4のようにExTフィールドとSEMフィールドを用いてARQブロックのARQフィードバック情報にARQサブブロックのARQフィードバック情報を追加できる。この時、前記受信側は累積ACK方式と選択的ACK方式とを用いてARQブロックに対するARQフィードバック情報を構成し、シーケンスACK方式を用いてARQサブブロックに対するARQフィードバック情報を構成すると仮定する。例えば、シーケンスACK方式を使用する場合、受信側はARQサブブロックそれぞれに対するACK/NACK情報を示さず、ARQサブブロックのACK/NACK情報をグループ別に示す。ここで、前記受信側は情報要素の形態でARQフィードバック情報を生成する。
【0057】
ここで、前記ARQフィードバック情報は他のARQフィードバック情報が存在するかを示すLASTフィールド、ARQが適用される連結子の識別子を示すFlow IDフィールド、累積ACK方式と選択的ACKマップのうちARQブロックに対するACK/NACK情報をフィードバックするために使用される方式を示すFLAG1フィールド、累積ACK方式のARQフィードバック情報に含まれるARQブロックのシーケンス番号を示すSNフィールドを含む。ここで、前記LASTフィールドは前記表4と異なるFlow IDを有するARQフィードバック情報が前記表4の後存在したかを示す。前記SNフィールドは前記FLAG1が「0」である場合、受信に成功したARQブロックのうちARQシーケンス番号がもっとも大きい値を示す。また、前記SNフィールドは前記FLAG1が「1」である場合、最初に受信に失敗したARQブロックのARQシーケンス番号を示す。
【0058】
前記FLAG1フィールドが「1」である場合、前記ARQフィードバック情報は前記ARQフィードバック情報にARQブロックに対するARQサブブロックのACK/NACK情報が含まれるか否かを示すExTフィールド、累積ACK方式を用いてエラーの発生有無を示さなかったARQブロックにエラーが発生したか否かを示す選択的ACKマップ1フィールド、選択的ACKマップ1フィールドがさらに存在するか否かを示すFLAG1フィールドをさらに含む。ここで、前記ExTフィールドはエラーが発生したARQブロックのうちARQサブブロックで構成され、一部のARQサブブロックのみにエラーが発生したARQブロックが存在するか否かを示す。これにより、前記ExTフィールドはARQフィードバック情報にARQサブブロックに対するACK/NACK情報が含まれないと「0」と表示し、ARQサブブロックに対するACK/NACK情報を含まれると「1」と表示する。
【0059】
前記ExTフィールドが「1」である場合、前記ARQフィードバック情報はエラーが発生したARQブロックのうちARQサブブロックで構成され、一部のARQサブブロックのみにエラーが発生したARQブロックを示すSEMフィールド、SEMフィールドに「1」と表示されたそれぞれのARQブロックに対してARQサブブロックのACK/NACK情報を示すためのシーケンスフォーマットを示すシーケンスフォーマットフィールド、ARQサブブロックのACK/NACK情報を示すグループのACK/NACK情報を示すシーケンスACKマップフィールド、k番目のグループによってACK/NACK情報を示すARQサブブロックの個数を示すシーケンスK長さフィールド、シーケンスACKマップフィールドがさらに存在するか否かを示すFLAG2フィールドをさらに含む。ここで、前記SEMフィールドはARQサブブロックで構成され、一部のARQサブブロックのみにエラーが発生したARQブロックを「1」と表示する。また、前記SEMフィールドはARQサブブロックで構成されないか、ARQサブブロックで構成されるがすべてのARQサブブロックにエラーが発生したARQブロックを「0」と表示する。
【0060】
前記受信側は下記表5のようにExTフィールドとSEMフィールドを用いてARQブロックのARQフィードバック情報にARQサブブロックのARQフィードバック情報を追加できる。この時、前記受信側は累積ACK方式と選択的ACK方式とを用いてARQブロックに対するARQフィードバック情報を構成し、連続ACK方式を用いてARQサブブロックに対するARQフィードバック情報を構成すると仮定する。例えば、連続ACK方式を使用する場合、受信側はそれぞれのARQサブブロックに対するACK/NACK情報を示さず、ARQサブブロックのACK情報をグループ別に示す。この時、前記ARQサブブロックのACK情報は受信側で受信に成功したARQサブブロックに対する情報のみを表示する。これにより、送信側は受信側から提供されたARQサブブロックに対するACK情報からACKと表示されないARQサブブロックに対しては受信側で受信に成功しなかったと認識する。ここで、前記受信側は情報要素の形態でARQフィードバック情報を生成する。
【0062】
ここで、前記ARQフィードバック情報は他のARQフィードバック情報が存在するかを示すLASTフィールド、ARQが適用される連結子の識別子を示すFlow IDフィールド、累積ACK方式と選択的ACKマップのうちARQブロックに対するACK/NACK情報をフィードバックするために使用される方式を示すFLAG1フィールド、累積ACK方式のARQフィードバック情報に含まれるARQブロックのシーケンス番号を示すSNフィールドを含む。ここで、前記LASTフィールドは前記表5と異なるFlow IDを有するARQフィードバック情報が前記表5の後存在したかを示す。前記SNフィールドは前記FLAG1が「0」である場合、受信に成功したARQブロックのうちARQシーケンス番号がもっとも大きい値を示す。また、前記SNフィールドは前記FLAG1が「1」である場合、最初に受信に失敗したARQブロックのARQシーケンス番号を示す。
【0063】
前記FLAG1フィールドが「1」である場合、前記ARQフィードバック情報は前記ARQフィードバック情報にARQブロックに対するARQサブブロックの受信有無の情報が含まれるか否かを示すExTフィールド、累積ACK方式を用いてエラーの発生有無を示さなかったARQブロックにエラーが発生したか否かを示す選択的ACKマップ1フィールド、選択的ACKマップ1フィールドがさらに存在するか否かを示すFLAG1フィールドをさらに含む。ここで、前記ExTフィールドはエラーが発生したARQブロックのうちARQサブブロックで構成され、一部のARQサブブロックのみにエラーが発生したARQブロックが存在するか否かを示す。これにより、前記ExTフィールドはARQフィードバック情報にARQサブブロックに対する受信有無の情報が含まれないと「0」と表示し、ARQサブブロックに対する受信有無の情報が含まれると「1」と表示する。
【0064】
前記ExTフィールドが「1」である場合、前記ARQフィードバック情報はARQサブブロックで構成され、一部のARQサブブロックのみにエラーが発生したARQブロックを示すSEMフィールド、SEMフィールドに「1」と表示されたそれぞれのARQブロックに対してARQサブブロックのうち受信側で受信に成功した最初のARQサブブロックのシーケンス番号(SSN)を示すSTART_SSNフィールド、受信に成功した最初のARQサブブロックの後、連続して受信に成功したARQブロックの個数を示すNum_SSNフィールド及びSTART_SSNフィールドとNum_SSNフィールドの繰り返し回数を示すEndフィールドを含む。すなわち、受信側で連続ACK方式を用いてARQサブブロックに対するARQフィードバック情報を構成する場合、前記受信側はARQサブブロックで構成される一つのARQブロックで受信に成功したARQサブブロックに対する情報のみを表示するようにARQフィードバック情報を構成する。これにより、前記受信側は前記START_SSNフィールドとNum_SSNフィールド及びEndフィールドを用いてARQサブブロックに対する受信有無を示すことができる。例えば、送信側から100個のARQサブブロックで構成される一つのARQブロックを伝送した場合、受信側は1番目から30番目及び61番目から90番目までのARQサブブロックを受信することに成功し、31番目から60番目及び91番目から100番目までのARQサブブロックを受信することに成功できなかったと仮定する。この時、前記受信側は1番目から30番目までのARQサブブロックに対する受信有無を表示するためにSTART_SSNフィールドを「1」に設定し、Num_SSNフィールドを「30」に設定し、Endフィールドを「0」に設定する。また、前記受信側は61番目から90番目までのARQサブブロックに対する受信有無を表示するためにSTART_SSNフィールドを「61」に設定し、Num_SSNフィールドを「90」に設定し、Endフィールドを「1」に設定する。
【0065】
この場合、前記送信側はARQサブブロックのARQフィードバック情報に受信有無が表示されない31番目から60番目までのARQサブブロックにエラーが発生したと認識する。これにより、前記送信側は31番目から60番目までのARQサブブロックを再送できる。
【0066】
また、前記送信側は91番目から100番目までのARQサブブロックに対しては受信側で前記ARQサブブロックをまだ受信していないと認識する。もし、前記送信側で前記91番目から100番目までのARQサブブロックに対して伝送に失敗したと認識する場合、前記送信側は前記91番目から100番目までのARQサブブロックを再送することができる。
【0067】
上述のように受信側はExTフィールドとSEMフィールドを用いてARQブロックのARQフィードバック情報にARQサブブロックのARQフィードバック情報を追加する。この時、前記受信側は下記
図3に示すようにARQフィードバック情報を構成して送信側へ伝送する。
【0068】
図3は、本発明の実施形態による無線通信システムの受信側でARQフィードバックメッセージを生成するための手順を示すフローチャートである。
【0069】
前記
図3に示すように、受信側はステップ301で送信側からARQブロックが受信されるかを確認する。
【0070】
ARQブロックを受信された場合、前記受信側はステップ303に進んで前記受信されたARQブロックにエラーが発生したか否かを確認する。
【0071】
その後、前記受信側はステップ305に進んでARQフィードバックを行うかを判断する。
【0072】
ARQフィードバックを行わない場合、前記受信側は前記ステップ301に戻り前記送信側からARQブロックが受信されるかを確認する。
【0073】
一方、ARQフィードバックを行う場合、前記受信側はステップ307に進んでARQフィードバックを行うためのARQブロックのうちエラーが発生したARQブロックが存在するかを確認する。
【0074】
前記ステップ307でエラーが発生したARQブロックが存在しない場合、前記受信側はステップ317に進んで累積ACK方式を用いてARQブロックに対するARQフィードバック情報を生成する。例えば、ARQフィードバックを行うための1番目から10番目までのARQブロックにエラーが発生しなかった場合、受信側は前記表1又は表2又は表3又は表4又は表5でFLAG1フィールドが「0」で、SNフィールドが「10」のARQフィードバック情報を生成する。
【0075】
前記ARQフィードバック情報を生成した後、前記受信側はステップ319に進んで前記生成したARQフィードバック情報を含むARQフィードバックメッセージを生成して前記送信側へ伝送する。
【0076】
一方、前記ステップ307でエラーが発生したARQブロックが存在する場合、前記受信側はステップ309に進んで累積ACK方式と選択的ACK方式とを用いてARQブロックに対するフィードバック情報を生成する。例えば、前記受信側は前記表1又は表2又は表3又は表4又は表5でSNフィールドが最初にエラーが発生したARQブロックのシーケンス番号を含むように設定する。また、前記受信側は累積ACK方式のARQフィードバック情報を用いてエラーの発生有無を示さなかったARQブロックにエラーが発生したか否かを示すように選択的ACKマップを構成してARQフィードバック情報を生成する。
【0077】
前記ARQブロックに対するARQフィードバック情報を生成した後、前記受信側はステップ311に進んでARQサブブロックで構成されるARQブロックが存在するかを確認する。
【0078】
ARQサブブロックで構成されるARQブロックが存在しない場合、前記受信側は前記ステップ319に進んで前記ステップ309で生成したARQブロックに対するARQフィードバック情報を含むARQフィードバックメッセージを生成して前記送信側へ伝送する。
【0079】
一方、ARQサブブロックで構成される少なくとも一つのARQブロックが存在する場合、前記受信側はステップ313に進んで受信に成功したARQサブブロックが存在するかを確認する。
【0080】
受信に成功したARQサブブロックが存在しない場合、前記受信側はARQブロックを構成するすべてのARQサブブロックにエラーが発生したと認識する。この場合、前記受信側はARQブロックに対するNACK情報のみを用いてARQサブブロックに対するNACK情報を示すことができる。これにより、前記受信側は前記ステップ319に進んで前記ステップ309で生成したARQブロックに対するARQフィードバック情報を含むARQフィードバックメッセージを生成して前記送信側へ伝送する。
【0081】
前記ステップ313で受信に成功したARQサブブロックが存在する場合、前記受信側はステップ315に進んでExTフィールドとSEMフィールドを用いてARQサブブロックに対するフィードバック情報を前記ステップ309で生成したフィードバック情報に追加する。例えば、前記受信側は前記表1又は表2又は表3又は表4又は表5のようにExTフィールドとSEMフィールドを用いてARQサブブロックに対するフィードバック情報をARQブロックのフィードバック情報に追加する。すなわち、前記受信側はExTフィールドを用いてSEMフィールドの存在有無を示し、SEMフィールドを用いてARQサブブロックに対するフィードバック情報を含むARQブロックを示す。また、前記受信側はSEMフィールドのビットが「1」に設定されたARQブロックに対するARQサブブロックのフィードバック情報を生成してARQブロックのフィードバック情報に追加する。
【0082】
ARQブロックのフィードバック情報にARQサブブロックに対するフィードバック情報を追加した後、前記受信側は前記ステップ319に進んで前記ステップ315でARQサブブロックのフィードバック情報が追加されたARQブロックのフィードバック情報を含むARQフィードバックメッセージを生成して前記送信側へ伝送する。
【0083】
その後、前記受信側は前記ARQフィードバックメッセージを送信側へ伝送する。
【0084】
以下の説明は送信側でARQフィードバック情報を通じてARQブロックとARQサブブロックにエラーが発生したか否かを確認するための方法に対して説明する。
【0085】
図4は、本発明の実施形態による無線通信システムの送信側でARQブロックを伝送するための手順を示す。
【0086】
前記
図4に示すように送信側はステップ401でARQ方式の通信サービスを提供するためにARQブロックを生成して受信側へ伝送する。例えば、前記送信側は上位階層から提供されたサービスデータユニットに対するスケジューリングに応じてARQブロックを生成する。その後、前記送信側は少なくとも一つのARQブロックにMPDUを生成できる。他の例として、送信側は上位階層から提供された一つのサービスデータユニットを分割するか多数個のサービスデータユニットを結合してARQブロックを生成する。その後、前記送信側は一つのARQブロックで一つのMPDUを生成する。
【0087】
その後、前記送信側はステップ403に進んで前記ARQブロックを伝送した受信側からARQフィードバックメッセージが受信されるかを確認する。
【0088】
ARQフィードバックメッセージが受信される場合、前記送信側はステップ405に進んでARQフィードバックメッセージに含まれたARQフィードバック情報を通じて受信側へ伝送したARQブロックにエラーが発生したか否かを確認する。
【0089】
受信側へ伝送したARQブロックにエラーが発生したか否かを確認した後、前記送信側はステップ407に進んで前記ARQフィードバックメッセージにARQサブブロックのフィードバック情報が含まれたかを確認する。例えば、前記送信側はARQフィードバックメッセージのExTフィールドの設定値を考慮して前記ARQフィードバックメッセージにARQサブブロックのフィードバック情報が含まれるかを確認する。すなわち、前記送信側は前記ExTフィールドが「0」である場合、前記ARQフィードバックメッセージにARQサブブロックのフィードバック情報が含まれないと認識する。一方、前記ExTフィールドが「1」である場合、前記送信側は前記ARQフィードバックメッセージにARQサブブロックのフィードバック情報が含まれたと認識する。
【0090】
前記ARQフィードバックメッセージにARQサブブロックのフィードバック情報が含まれない場合、前記送信側はステップ411に進んで前記ARQブロックのエラーの発生有無によって再送するARQブロックが存在するかを確認する。
【0091】
一方、前記ARQフィードバックメッセージにARQサブブロックのフィードバック情報が含まれた場合、前記送信側はステップ409に進んで前記ARQフィードバックメッセージのSEMフィールドと選択的ACKマップ2フィールドを考慮してARQサブブロックにエラーが発生したか否かを確認する。例えば、前記送信側はSEMフィールドによってARQサブブロックで構成され、一部のARQサブブロックのみにエラーが発生したARQブロックを確認する。その後、前記送信側は選択的ACKマップ2フィールドのビット値を通じてエラーが発生したARQサブブロックを含むARQブロックが存在するかを確認する。
【0092】
その後、前記送信側は前記ステップ411に進んで前記ステップ405で確認したARQブロックのエラーの発生有無と前記ステップ409で確認したARQサブブロックのエラーの発生有無によって再送するARQブロックとARQサブブロックが存在するかを確認する。
【0093】
再送するARQブロックとARQサブブロックが存在しない場合、前記送信側は本アルゴリズムを終了する。この時、前記送信側は新ローンARQブロックを受信側へ伝送する。
【0094】
一方、再送するARQブロックとARQサブブロックが存在する場合、前記送信側はステップ413に進んで再送するARQブロックとARQサブブロックを受信側へ再送する。
【0095】
その後、前記送信側は本アルゴリズムを終了する。
【0096】
以下の説明はARQブロック又はARQサブブロックを伝送するための送信側の構成に対して説明する。
【0097】
図5は、本発明によって無線通信システムにおける送信側のブロック構成を示す。
【0098】
前記
図5に示すように、送信側はデータ保存部501、データ構成部503、ARQ制御部505、送信器507、デュプレクサ509、受信器511及びARQサブブロック構成部513を含む。前記送信側は追加ユニットを含むことができる。また、送信側に含まれる各ユニットの機能のうち少なくとも二つの機能は単一の構成要素に統合され得る。
【0099】
前記データ保存部501は上位のアプリケーションプログラムで生成されたデータを保存する。例えば、前記データ保存部501はデータキューの形態で構成される。
【0100】
前記データ構成部503はスケジューリング情報に応じて前記データ保存部501に保存されたデータを切り取るか合わせて伝送するための大きさに変形する。
【0101】
前記ARQ制御部505は前記データ生成部503から提供されたデータに対するARQのためにARQブロックを生成し、それぞれのARQブロックにシーケンス番号を割り振る。例えば、前記ARQ制御部505は上位階層から提供されたサービスデータユニットを所定のデータサイズに分割してARQブロックを生成する。この時、前記ARQ制御部505は少なくとも一つのARQブロックでMPDUを生成し、サービスデータユニットを分割した順番に沿ってARQブロックにARQブロックシーケンスを割り当てる。他の例として、前記ARQ制御部505は上位階層から提供された一つのサービスデータユニットを分割するか多数個のサービスデータユニットを結合してARQブロックを生成する。この時、前記ARQ制御部505は一つのARQブロックで一つのMPDUを生成し、ARQブロックシーケンスを順に割り当てる。
【0102】
また、前記ARQ制御部505は受信側から提供されたARQフィードバックメッセージを通じて前記受信側へ伝送したARQブロックとARQサブブロックにエラーが発生したか否かを確認する。例えば、前記ARQ制御部505は前記ARQフィードバックメッセージでARQブロックにエラーが発生したか否かを確認し、ExTフィールドの設定値を考慮して前記ARQフィードバックメッセージにARQサブブロックのフィードバック情報が含まれたかを確認する。すなわち、前記ARQ制御部505は前記ExTフィールドが「0」である場合、前記ARQフィードバックメッセージにARQサブブロックのフィードバック情報が含まれないと認識する。一方、前記ExTフィールドが「1」である場合、前記ARQ制御部505は前記ARQフィードバックメッセージにARQサブブロックのフィードバック情報が含まれたと認識する。もし、前記ExTフィールドが「1」である場合、前記ARQ制御部505は前記ARQフィードバックメッセージのSEMフィールドと選択的ACKマップ2フィールドを考慮してARQサブブロックにエラーが発生したか否かを確認する。すなわち、前記ARQ制御部505はSEMフィールドによってARQサブブロックで構成され、一部のARQサブブロックのみにエラーが発生したARQブロックを確認する。その後、前記ARQ制御部505は選択的ACKマップ2フィールドのビット値を考慮して前記ARQブロックを構成するARQサブブロックにエラーが発生したか否かを確認する。
【0103】
前記ARQ制御部505は受信側へ伝送または再送したARQブロックにエラーが発生した場合、エラーが発生したARQブロックを再送するように制御する。例えば、前記ARQ制御部505は再送するARQブロックをARQサブブロックに分割するか否かを決定する。もし、ARQブロックを分割すると決定した場合、前記ARQ制御部505はエラーが発生したARQブロックをARQサブブロックに分割するように前記ARQサブブロック構成部513を制御する。一方、ARQブロックを分割しないと決定した場合、前記ARQ制御部505はエラーが発生したARQブロックに対する元のARQブロックを再送するように制御する。
【0104】
前記ARQサブブロック構成部513は前記ARQ制御部505の制御に応じてエラーが発生して再送するARQブロックを少なくとも二つのARQサブブロックに分割する。この時、前記ARQサブブロック構成部513はARQサブブロックの大きさが固定されるように分割するか可変に分割できる。
【0105】
前記送信器507はチャネル符号ブロック、変調ブロック及びRF処理ブロックを含んで生成され、前記ARQ制御部505から提供されたARQブロックとARQサブブロックのうち少なくとも一つを高周波信号に変換して前記デュプレクサ509を介して受信側へ伝送する。例えば、前記チャネル符号ブロックはチャネル符号器、インターリーバ及び変調器などで構成される。前記変調ブロックは直交周波数分割多重方式の場合、IFFT演算器で構成され、コード分割多重接続方式の場合、コード拡散変調器で構成される。前記RF処理ブロックは前記変調ブロックから提供された基底帯域信号を高周波信号に変換してアンテナを介して出力する。
【0106】
前記デュプレクサ509はデュプレックス方式によって前記送信器507から提供された送信信号をアンテナを介して送信し、アンテナからの受信信号を受信器511へ提供する。
【0107】
前記受信器511はRF処理ブロック、復調ブロック、チャネル復号ブロックなどを含み、前記デュプレクサ509から提供された高周波信号を基底帯域信号に変換して復調する。例えば、前記RF処理ブロックは前記デュプレクサ509から提供された高周波信号を基底帯域信号に変換して出力する。前記復調ブロックは前記RF処理ブロックから提供された信号から各副搬送波に載せられたデータを抽出するためのFFT演算器などで構成される。前記チャネル復号ブロックは復調器、デインターリーバ及びチャネルデコーダなどで構成される。
【0108】
上述した構成で前記ARQ制御部505は前記ARQサブブロック構成部513の機能を行うことができる。本発明でこれを別途に生成したのは各機能を区別して説明するためである。したがって、実際に具現する場合は、これらのすべてをARQ制御部505で処理するように構成することができ、これらのうち一部のみを前記ARQ制御部505で処理するように構成することもできる。
【0109】
以下の説明はARQフィードバックメッセージを生成するための受信側の構成に対して説明する。
【0110】
図6は、本発明によって無線通信システムにおける受信側のブロック構成を示す。
【0111】
前記
図6に示すように受信側はデュプレクサ601、受信器603、ARQ制御部605、データ復元部607、データ保存部609、ARQ制御メッセージ生成部611及び送信器613を含む。
【0112】
前記デュプレクサ601はデュプレックス方式によって前記送信器613から提供された送信信号をアンテナを介して送信し、アンテナからの受信信号を受信器603へ提供する。
【0113】
前記受信器603はRF処理ブロック、復調ブロック、チャネル復号ブロックなどを含み、前記デュプレクサ601から提供された高周波信号を基底帯域信号に変換して復調する。例えば、前記RF処理ブロックは前記デュプレクサ601から提供された高周波信号を基底帯域信号に変換して出力する。前記復調ブロックは前記RF処理ブロックから提供された信号から各副搬送波に載せられたデータを抽出するためのFFT演算器などで構成される、前記チャネル復号ブロックは復調器、デインターリーバ及びチャネルデコーダなどで構成される。
【0114】
前記ARQ制御部605は前記受信器603から提供されたARQブロックとARQサブブロックのシーケンスを確認し、前記ARQブロックとARQサブブロックにエラーが発生したか否かを確認する。
【0115】
前記ARQ制御部605はARQフィードバック時点を確認してARQフィードバック時点に到達するとARQフィードバックメッセージを生成するように前記ARQ制御メッセージ生成部611を制御する。
【0116】
前記データ復元部607は前記ARQ制御部605でエラーなく受信に成功したARQブロックを用いて送信側のデータ生成部503で切り取るか合わせて変形する前のデータに復元する。
【0117】
前記データ保存部609は前記データ復元部607で復元したデータを保存し、前記データを上位のアプリケーションプログラムへ伝達する。例えば、前記データ保存部609はデータキューの形態で生成される。
【0118】
前記ARQ制御メッセージ生成部611は前記ARQ制御部605の制御に応じて前記送信側へ伝送するARQフィードバックメッセージを生成する。例えば、送信側から受信したARQブロックにエラーが発生した場合、前記ARQ制御メッセージ生成部611は累積ACK方式と選択的ACK方式とを用いてARQブロックに対するARQフィードバック情報を生成する。この時、前記ARQ制御メッセージ生成部611はExTフィールドとSEMフィールドを用いて前記ARQブロックに対するARQフィードバック情報にARQサブブロックに対するフィードバック情報を追加する。すなわち、前記ARQ制御メッセージ生成部611は前記表1又は表2又は表3又は表4又は表5のようにExTフィールドとSEMフィールドを用いてARQブロックのフィードバック情報にARQサブブロックに対するフィードバック情報を追加する。すなわち、前記ARQ制御メッセージ生成部611はExTフィールドを用いてSEMフィールドの存在有無を示し、SEMフィールドを用いてARQサブブロックに対するフィードバック情報を含むARQブロックを示す。また、前記ARQ制御メッセージ生成部611はSEMフィールドのビットが「1」に設定されたARQブロックに対するARQサブブロックのフィードバック情報を生成してARQブロックのフィードバック情報に追加する。
【0119】
前記ARQ制御メッセージ生成部611はエラーが発生したARQブロックのうち一部のARQサブブロックのみにエラーが発生したARQブロックが存在する場合、ARQブロックのフィードバック情報にARQサブブロックに対するフィードバック情報を追加する。ここで、前記ARQ制御部605はエラーが発生したARQブロックのうちARQサブブロックで構成されるARQブロックが存在するかを確認する。また、前記ARQ制御部605は前記エラーが発生したARQブロックのうち受信に成功した少なくとも一つのARQサブブロックを含むARQブロックが存在するかを確認する。
【0120】
前記送信器613はチャネル符号ブロック、変調ブロック及びRF処理ブロックを含み前記ARQ制御部605から提供されたARQフィードバックメッセージを高周波信号に変換して前記デュプレクサ601を介して受信側へ伝送する。例えば、前記チャネル符号ブロックはチャネル符号器、インターリーバ及び変調器などで構成される。前記変調ブロックは直交周波数分割多重方式の場合、IFFT演算器で構成され、コード分割多重接続方式の場合、コード拡散変調器で構成される。前記RF処理ブロックは前記変調ブロックから提供された基底帯域信号を高周波信号に変換してアンテナを介して出力する。
【0121】
上述した構成で前記ARQ制御部605は前記ARQ制御メッセージ生成部611の機能を行うことができる。本発明でこれを別途に構成したのは各機能を区別して説明するためである。したがって、実際に具現する場合は、これらのすべてをARQ制御部605で処理するように構成することができ、これらのうち一部のみを前記ARQ制御部605で処理するように構成することもできる。
【0122】
上述のように無線通信システムの受信側でARQサブブロックのフィードバック情報をARQブロックのフィードバック情報に追加してARQフィードバックメッセージを生成することによって、ARQブロックとARQサブブロックに対するARQフィードバックを行うことができARQフィードバックによるオーバーヘッドを減らすことができる。
【0123】
また、送信側で受信側から提供された一つのARQフィードバックメッセージでARQブロックとARQサブブロックのフィードバック情報を確認することによって、ARQサブブロックに対するフィードバック情報を確認するための遅延時間を減らすことができる。
【0124】
一方、本発明を実施するための形態では具体的な実施形態に関して説明したが、本発明の範囲から逸脱しない限度内で様々な変形が可能である。したがって、本発明の範囲は説明された実施形態に限定されて定められてはならず、後述する特許請求の範囲のみでなくこの特許請求の範囲と均等なものによって定められるべきである。