特許第5676811号(P5676811)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5676811
(24)【登録日】2015年1月9日
(45)【発行日】2015年2月25日
(54)【発明の名称】コンベア装置
(51)【国際特許分類】
   B65G 23/44 20060101AFI20150205BHJP
   B23Q 11/00 20060101ALI20150205BHJP
【FI】
   B65G23/44
   B23Q11/00 U
【請求項の数】5
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2014-157826(P2014-157826)
(22)【出願日】2014年8月1日
【審査請求日】2014年8月1日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】500562422
【氏名又は名称】モスニック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100069431
【弁理士】
【氏名又は名称】和田 成則
(74)【代理人】
【識別番号】100154335
【弁理士】
【氏名又は名称】小松 秀彦
(72)【発明者】
【氏名】茂木 秀一
【審査官】 八板 直人
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−136415(JP,A)
【文献】 特開2009−083065(JP,A)
【文献】 実開昭61−075416(JP,U)
【文献】 特開2002−068451(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 23/44
B65G 11/00 − 13/00
B01D 33/00 − 33/82
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
液中に設けられた水平搬送部と該水平搬送部に接続される傾斜搬送部とを有し、液中から分離した分離物を前記傾斜搬送部の終端部から排出するコンベア装置であって、
前記水平搬送部の始端に設けられた第1のスプロケットと、
前記傾斜搬送部の終端に設けられた第2のスプロケットと、
前記第1のスプロケットと前記第2のスプロケットとの間に懸架されたエンドレスコンベアと、
前記第2のスプロケットの下方に設けられ、前記エンドレスコンベアを前記第2のスプロケットの下方で案内するガイド手段と、
前記第2のスプロケットの軸を前記傾斜搬送部の傾斜方向でかつ前記第2のスプロケットの周面が前記ガイド手段より水平方向において排出口側に移動しない範囲で移動させる弛み除去手段と、
前記ガイド手段の下方に設けられ、前記エンドレスコンベアから滴下した液を受けて前記傾斜搬送部の下方側に戻す液だれ受部と、
を具備することを特徴とするコンベア装置。
【請求項2】
前記弛み除去手段は、
前記第2のスプロケットの軸が挿入され、前記第2のスプロケットの軸を前記傾斜搬送部の傾斜方向に移動可能にする前記コンベアの両側板に形成された前記傾斜搬送部の傾斜方向に延びる長孔と、
前記第2のスプロケットの軸を前記長孔に沿って移動させる移動手段と、
を具備することを特徴とする請求項1に記載のコンベア装置。
【請求項3】
前記長孔は、前記コンベアの両側板に取り付けられた支持板に形成され、
前記移動手段は、第2のスプロケットの軸が回動自在に取り付けられたスライド板を前記支持板上で前記長孔に沿って移動させるねじ機構を有することを特徴とする請求項2に記載のコンベア装置。
【請求項4】
前記エンドレスコンベアは、複数のヒンジパンを連結して構成されたヒンジパン方式のコンベアからなり、
前記分離物は、前記ヒンジパンにより保持されて前記エンドレスコンベアの上側を搬送されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコンベア装置。
【請求項5】
前記エンドレスコンベアは、一定の間隔でスクレーパが形成されたスクレーパ方式のコンベアからなり、前記分離物は、前記スクレーパでかき出されて前記エンドレスコンベアの下側を搬送されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコンベア装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液中から分離した分離物を液外に排出するコンベア装置に関し、特に、切削油を供給しながら切削加工を行う工作機械の排出切削油から分離した切粉を外部に排出するコンベア装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、切削油を供給しながら切削加工を行う工作機械には、金属切削加工中に排出された切粉を含んだ切削排出油を油と切粉に分離し、分離した油を再利用することが行われており、切削排出油から分離した切粉は、コンベア装置により外部に排出される。
【0003】
この種のコンベア装置としては、ヒンジパン方式、スクリュー方式、スクレーパー方式などのコンベア装置が知られており、この中で、ヒンジパン方式、スクレーパー方式のコンベア装置においては、排出油の再利用のために、コンベアの排出端における液だれに対する対策が必要になる。
【0004】
従来、コンベアの排出端における液だれに対する対策を施したコンベア装置としては、特許文献1に記載されたものが知られている。
【0005】
この特許文献1に記載されたコンベア装置においては、切粉と切削油とが混在した状態になった汚濁液を切粉と切削油に分離するために、槽の内部に導入する導入口3と、排出口4との間で無端状態で設けられ、搬送面の接線方向に沿う垂直面Pを通過する際に、自重落下させるヒンジコンベア5と、垂直面Pに対する鋭角θを成して下方側に傾斜して配設される傾斜面部9と、液体を付着させて下端縁部から自重落下させる形状部10とを備えた板状部材と、下方で液体を回収し槽に送る液体回収部7と、固体を回収する固体回収部6とを具備して構成されている。
【0006】
また、この種のヒンジパン方式、スクレーパー方式のコンベア装置においては、コンベアの弛みをとる弛み除去手段が設けられており、この弛み除去は、コンベアの排出口付近で行うものが知られている。
【0007】
図6は、コンベア6の弛み除去をコンベアの排出口付近で行うコンベア装置10の一例を示したものである。
【0008】
図6に示すコンベア装置10は、油槽20内で油と分離された切粉を搬送して外部に排出するもので、油槽20内に設けられる水平搬送部1と水平搬送部1で搬送された切粉を外部に搬出する傾斜搬送部2とコンベア6の弛み除去を行う弛み除去部30が設けられた水平搬送部3から構成され、水平搬送部1の始端には第1のスプロケット4が設けられ、傾斜搬送部2の排出端となる水平搬送3には第2のスプロケット5が設けられている。
【0009】
そして、第1のスプロケット4と第2のスプロケット5との間には、エンドレスコンベア6が懸架されており、このコンベア6を図6に示す矢印A方向に回動させることにより、油槽20内の切粉を外部に排出する。
【0010】
ここで、コンベア6は、ヒンジパン方式のコンベアから構成されており、弛み除去部30は、このヒンジパン方式のコンベアの弛み除去を行う。
【0011】
弛み除去部30は、図6の丸で囲んだ一部拡大図に示すように、このコンベア装置10の両端の側板7を貫通する長孔31に第2のスプロケット5の軸51が挿入されており、ねじ35により、第2のスプロケット5の軸51を長孔31内で図7に示すように矢印B方向に移動してコンベア6の弛み除去を行う。
【0012】
なお、第2のスプロケット5の軸51は、側板7に取り付けられた支持板36上をスライドするスライド板37に取り付けられており、長孔32、33、34は、スライド板をスライド可能に支持するために支持板36に形成されている。
【0013】
また、弛み除去部30の下方には、コンベア6から滴下した油を受けて傾斜搬送部2の下方側に戻す油だれ受部(液だれ受部)40が設けられており、この油だれ受部40で受けた油は、傾斜搬送部2の底面を流れて、油槽20内に戻される。
【0014】
このようなコンベア装置10においては、コンベア6の弛み除去を、傾斜搬送部2の排出端となる水平搬送部3で行っているため、この弛み除去に際してコンベア6の油だれ位置が移動する。
【0015】
例えば、図7(A)の状態から図7(B)の状態にコンベア6の弛み除去が行われると、コンベア6の油だれ先端位置はP1からP2に移動する。ため、図6に示すコンベア装置においては、油だれ受け部を大型化する必要があり、また、コンベア6の弛み除去により、油だれに対して有効に対応できない場合があるという不都合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0016】
【特許文献1】特許第3359014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
そこで、本発明は、コンベアの弛み除去をコンベアの排出口周辺で行っても、液だれ受け部を大型化することのないコンベア装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0018】
前記の記目的を達成するため、本発明は、液中に設けられた水平搬送部と該水平搬送部に接続される傾斜搬送部とを有し、液中から分離した分離物を前記傾斜搬送部の終端部から排出するコンベア装置であって、前記水平搬送部の始端に設けられた第1のスプロケットと、前記傾斜搬送部の終端に設けられた第2のスプロケットと、前記第1のスプロケットと前記第2のスプロケットとの間に懸架されたエンドレスコンベアと、前記第2のスプロケットの下方に設けられ、前記エンドレスコンベアを前記第2のスプロケットの下方で案内するガイド手段と、前記第2のスプロケットの軸を前記傾斜搬送部の傾斜方向でかつ前記第2のスプロケットの周面が前記ガイド手段より水平方向において排出口側に移動しない範囲で移動させる弛み除去手段と、前記ガイド手段の下方に設けられ、前記エンドレスコンベアから滴下した液を受けて前記傾斜搬送部の下方側に戻す液だれ受部と、を具備することを特徴とする。
【0019】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記弛み除去手段は、前記第2のスプロケットの軸が挿入され、前記第2のスプロケットの軸を前記傾斜搬送部の傾斜方向に移動可能にする前記コンベアの両側板に形成された前記傾斜搬送部の傾斜方向に延びる長孔と、前記第2のスプロケットの軸を前記長孔に沿って移動させる移動手段と、を具備することを特徴とする。
【0020】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記長孔は、前記コンベアの両側板に取り付けられた支持板に形成され、前記移動手段は、第2のスプロケットの軸が回動自在に取り付けられたスライド板を前記支持板上で前記長孔に沿って移動させるねじ機構を有することを特徴とする。
【0021】
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかの発明において、前記エンドレスコンベアは、複数のヒンジパンを連結して構成されたヒンジパン方式のコンベアからなり、
、前記分離物は、前記ヒンジパンにより保持されて前記エンドレスコンベアの上側を搬送されることを特徴とする。
【0022】
請求項5の発明は、請求項1乃至3のいずれかの発明において、前記エンドレスコンベアは、一定の間隔でスクレーパが形成されたスクレーパ方式のコンベアからなり、前記分離物は、前記スクレーパでかき出されて前記エンドレスコンベアの下側を搬送されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、液中に設けられた水平搬送部と該水平搬送部に接続される傾斜搬送部とを有し、液中から分離した分離物を前記傾斜搬送部の終端部から排出するコンベア装置であって、前記水平搬送部の始端に設けられた第1のスプロケットと、前記傾斜搬送部の終端に設けられた第2のスプロケットと、前記第1のスプロケットと前記第2のスプロケットとの間に懸架されたエンドレスコンベアと、前記第2のスプロケットの下方に設けられ、前記エンドレスコンベアを前記第2のスプロケットの下方で案内するガイド手段と、前記第2のスプロケットの軸を前記傾斜搬送部の傾斜方向でかつ前記第2のスプロケットの周面が前記ガイド手段より水平方向において排出口側に移動しない範囲で移動させる弛み除去手段と、前記ガイド手段の下方に設けられ、前記エンドレスコンベアから滴下した液を受けて前記傾斜搬送部の下方側に戻す液だれ受部と、を具備して構成したので、コンベアの弛み除去をコンベアの排出口周辺で行っても、液だれ受け部を小型化でき、また、傾斜搬送部の水平方向の寸法を小さくできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1図1は、本発明に係るコンベア装置の一実施例を示す側面図および一部拡大図である。
図2図2は、図1に示したコンベア装置の弛み除去動作を説明する図である。
図3図3は、図1に示したコンベア装置の要部拡大正面図である。
図4図4は、図1に示したコンベア装置の要部拡大左側面図である。
図5図5は、図1に示したコンベア装置の要部拡大右側面図である。
図6図6は、コンベアの弛み除去をコンベアの排出口付近で行うコンベア装置の側面図および一部拡大図である。
図7図7は、図6に示したコンベア装置の弛み除去動作を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、この発明の実施の形態について、図を用いて詳細に説明する。
【0026】
図1は、本発明に係るコンベア装置の一実施例を示す側面図および一部拡大図である。図1において、この実施例のコンベア装置100は、油槽200内で油から分離された切粉を搬送して外部に排出するもので、コンベアとしては、ヒンジパンを連結して構成したヒンジパン方式のコンベアを用いた場合が示されている。
【0027】
図1に示すこの実施例のコンベア装置100は、水平搬送部110と傾斜搬送部120から構成され、水平搬送部110は、油から切粉を分離する油槽200内に設けられ、傾斜搬送部120は、水平搬送部110に接続され、例えば、60度に傾斜している。
【0028】
水平搬送部110の始端には、第1のスプロケット130が設けら、傾斜搬送部120の終端、すなわち切粉の排出部には、第2のスプロケット140が設けられている。
【0029】
そして、第1のスプロケット130と第2のスプロケット140との間には、ヒンジパン方式のエンドレスコンベア150が懸架されており、このコンベア150は、第2のスプロケット140がコンベア150に係合して、図1に示す矢印A方向に回動し、油槽200内の切粉を外部に排出するように構成されている。
【0030】
傾斜搬送部120の終端には、コンベア150の弛み除去を行う弛み除去部(弛み除去手段)300が設けられている。
【0031】
スライド板307の詳細は、図1で丸で囲んだ一部拡大図に示される。図1に示す一部拡大図において、第2のスプロケット140の軸141は、このコンベア装置100の側壁160を貫通して形成された長孔301に挿入され、矢印B方向に移動可能に構成されている。
【0032】
また、第2のスプロケット140の下方には、ガイド板170が設けられており、コンベア150は、第2のスプロケット140とガイド板170とに懸架され、ガイド板170は、コンベア150を第2のスプロケット140の下方で案内する。
【0033】
長孔301は、コンベア装置100の側壁160に固定された支持板306を貫通し、第2のスプロケット140の軸141は、この支持板306の上をスライドするスライド板307に回転自在に取り付けられている。
【0034】
支持板306には、長孔302、303、304が形成され、これら長孔302、303、304には、スライド板307に取り付けられたボルトが挿入されて、スライド板307を支持板306に対してスライド可能に支持している。
【0035】
スライド板307には、スライド板307のスライド位置を変更するためのねじ(移動手段)305が設けられており、このねじ305の回転によりスライド板307のスライド位置を移動してスプロケット140の軸141の位置を矢印B方向に変更し、これによりコンベア150の弛み除去を行う。
【0036】
すなわち、コンベア150は、第2のスプロケット140とガイド板170とに懸架されているので、ねじ305の回転によりスライド板307の位置を前方に進めると、コンベア150の弛みは小さくなり、反対に、ねじ305の逆回転によりスライド板307の位置を後方に戻すと、コンベア150の弛みは大きくなる。
【0037】
ここで、弛み除去部300は、第2のスプロケット140の軸141を傾斜搬送部120の傾斜方向でかつガイド板170の配設位置を超えない範囲内で移動させるようにするのが好ましい。なお、このコンベア150の弛み除去動作の詳細は、次に図2を参照して説明する。
【0038】
弛み除去部300の下方には、コンベア150から滴下した油を受けて傾斜搬送部120の下方側に戻す油だれ受部(液だれ受部)400が設けられている。油だれ受部400で受けた油は、コンベア装置の底面を流れて、油槽200内に戻される。
【0039】
図2は、図1に示したコンベア装置に対する弛み除去動作を説明する図である。
【0040】
図2(A)において、コンベア150は、第2のスプロケット140とガイド板170とに懸架されている。
【0041】
ここで、コンベア150の弛みを小さくするために、第2のスプロケット140の軸141を長孔131に沿って矢印B1方向に移動させると、図2(B)ようになり、コンベア150の弛みは小さくなる。
【0042】
この状態で、コンベア150のリターン角度(第2のスプロケット140の周面とガイド板170の周面とを結ぶ角度)は大きくなるが、ガイド板170の存在により、油だれ先端位置Pは移動しない。ここで、油だれ先端位置Pは、このコンベア装置100の稼動に際してヒンジパンもしくはヒンジパンの連結部から落下する油の油だれの先端位置をいう。
【0043】
したがって、この油だれにより落下する油を油槽に戻す油だれ受部400はコンベア150の弛み除去を行っても同一構成でよく、このために、油だれ受部400を小型化することができる。
【0044】
図3は、図1に示したコンベア装置の要部拡大正面図であり、図4はその左側面図、図5はその右側面図である。
【0045】
図3乃至図5において、コンベア装置100の左側壁160aには、支持板306aが固定され、支持板306aの上には、スライド板307aが傾斜搬送部120の傾斜方向にスライド自在に取り付けられる。
【0046】
また、コンベア装置100の右側壁160bには、支持板306bが固定され、支持板306bの上には、スライド板307bが傾斜搬送部120の傾斜方向にスライド自在に取り付けられる。
【0047】
支持板306aには、コンベア装置100の左側壁160aを貫通する長孔301aが形成され、支持板306bには、コンベア装置100の右側壁160bを貫通する長孔301bが形成される。
【0048】
第2のスプロケット140の軸141の一端は、左側壁160a、支持板306aに形成された長孔301aを通ってスライド板307aに取り付けられたモータ500による回転軸に取り付けられ、第2のスプロケット140の軸141の他端は、右側壁160b、支持板306bに形成された長孔301bを通ってスライド板307bに設けられた軸受け600に取り付けられる。
【0049】
スライド板307aの一端には当接部307a−1が植設され、ねじ305aは、コンベア装置100の左側壁160aに植設された雌ねじ部304a−1に螺合して、その先端が、上記当接部307a−1に当接している。
【0050】
したがって、ねじ305aをスライド板307a方向に進むように回転させると、当接部307a−1を介してスライド板307aは長孔301aに沿ってコンベア装置100の先端方向に移動し、これによって第2のスプロケット140の軸141の一端をコンベア装置100の先端方向に移動させることができる。
【0051】
また、ねじ305aをスライド板307aから戻るように回転されると、スライド板307aは、コンベア装置100の先端方向から逆方向に移動し、これによって第2のスプロケット140の軸141の一端をコンベア装置100の先端方向から逆方向に移動させることができる。
【0052】
同様に、スライド板307bの一端には当接部307b−1が植設され、ねじ305bは、コンベア装置100の右側壁160bに植設された雌ねじ部304b−1に螺合して、その先端が、上記当接部307a−1に当接している。
【0053】
したがって、ねじ305bをスライド板307b方向に進むように回転させると、当接部307b−1を介してスライド板307bは長孔301bに沿ってコンベア装置100の先端方向に移動し、これによって第2のスプロケット140の軸141の他端をコンベア装置100の先端方向に移動させることができる。
【0054】
また、ねじ305bをスライド板307bから戻るように回転されると、スライド板307bは、コンベア装置100の先端方向から逆方向に移動し、これによって第2のスプロケット140の軸141の他端をコンベア装置100の先端方向から逆方向に移動させることができる。
【0055】
なお、コンベア装置100の左側壁160aの支持板306aに形成された長孔302a、303a、304aは、支持板306a上を移動するスライド板307aを支持する機能を有するものであり、コンベア装置100の右側壁160bの支持板306bに形成された長孔302b、303b、304bは、支持板306b上を移動するスライド板307bを支持する機能を有するものである。
【0056】
このように本発明のコンベア装置100においては、ねじ305aおよび305bによりコンベア150の弛み除去を行うことができ、この場合、ガイド板170の存在により、油だれ先端位置Pは移動しない。
【0057】
したがって、弛み除去部300によりコンベア150の弛み除去を行っても、油だれ受部400は同一構成でよく、このために、油だれ受部400を小型化することができる。
【0058】
なお、上記実施例では、コンベアとしてヒンジパンを連結して構成したヒンジパン方式のコンベアを用いた場合について示したが、スクレーパーを組み込んだスクレーパー方式のコンベアを用いた場合も同様に構成することができる。
【0059】
また、この場合、コンベアの回転方向は、上記実施例と同一の方向を用いるようにしてもよいが、上記実施例と逆方向に回転するように構成しても同様の効果が得られる。
【0060】
また、本発明のコンベア装置においては、図6に示したコンベア装置のような傾斜搬送部の先端の水平搬送部を設けないので、傾斜搬送部の水平方向の寸法を小さくすることができる。
また、上記実施例で用いたガイド板170に代えて円盤、スプロケット等の他のガイド手段を用いて構成してもよい。
【0061】
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内であれば、当業者の通常の創作能力によって多くの変形が可能である。
【符号の説明】
【0062】
100…コンベア装置
110…水平搬送部
120…傾斜搬送部
130…第1のスプロケット
140…第2のスプロケット
150…コンベア
160…側壁
170…ガイド板(ガイド手段)
200…油槽
300…弛み除去部(弛み除去手段)
301…長孔
305…ねじ(移動手段)
400…油だれ受部(液だれ受部)
【要約】
【課題】コンベアの弛み除去をコンベアの排出口周辺で行っても、液だれ受け部を大型化することのないコンベア装置を提供する。
【解決手段】水平搬送部110の始端に設けられた第1のスプロケット130と、傾斜搬送部120の終端に設けられた第2のスプロケット140と、第1のスプロケット130と第2のスプロケット140との間に懸架されたエンドレスコンベア150と、第2のスプロケット140の下方に設けられ、エンドレスコンベア150を第2のスプロケット140の下方で案内するガイド板170と、第2のスプロケット140の軸を傾斜搬送部120の傾斜方向でかつガイド板170の配設位置を超えない範囲内で移動させる弛み除去手段300と、ガイド板170の下方に設けられ、エンドレスコンベア150から滴下した液を受けて傾斜搬送部120の下方側に戻す液だれ受部400と、を具備する。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7