特許第5677513号(P5677513)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許5677513-灯油用改質器 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5677513
(24)【登録日】2015年1月9日
(45)【発行日】2015年2月25日
(54)【発明の名称】灯油用改質器
(51)【国際特許分類】
   C01B 3/38 20060101AFI20150205BHJP
【FI】
   C01B3/38
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-118879(P2013-118879)
(22)【出願日】2013年6月5日
(62)【分割の表示】特願2009-79153(P2009-79153)の分割
【原出願日】2009年3月27日
(65)【公開番号】特開2013-216570(P2013-216570A)
(43)【公開日】2013年10月24日
【審査請求日】2013年7月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】000004444
【氏名又は名称】JX日鉱日石エネルギー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100123788
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 昭夫
(74)【代理人】
【識別番号】100127454
【弁理士】
【氏名又は名称】緒方 雅昭
(72)【発明者】
【氏名】山本 暁
【審査官】 村岡 一磨
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−089210(JP,A)
【文献】 特開昭63−021201(JP,A)
【文献】 国際公開第1998/000361(WO,A1)
【文献】 特開2006−160547(JP,A)
【文献】 特開2005−340111(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C01B 3/00−3/58
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
灯油を改質して改質ガスを製造する改質器であって、
灯油を燃焼させる燃焼器;
燃焼器で発生する燃焼ガスを流通させる領域を形成する、円筒形状を有する燃焼筒;
燃焼筒の内部に燃焼筒と同軸に配された中空円筒状の改質触媒層;および、
燃焼ガスを流通させる領域と改質触媒層とを区画するための、改質触媒層の内周面の内側に配された円筒形状部を有する隔壁である第一の隔壁
を含み、
前記燃焼器が、燃焼面が円状である面燃焼バーナであり、
前記第一の隔壁の円筒形状部の内直径が、前記円状の燃焼面の直径より小さく、
前記改質触媒層の外周面と燃焼筒内周面との間に空隙を有し、
改質触媒層出口端と該空隙とが連通可能に改質触媒層と該空隙とを区画する、円筒形状を有する隔壁である第二の隔壁を有し、
燃焼ガスの流れ方向について改質触媒層より下流側で燃焼筒と隣接して、燃焼ガスと水との熱交換によって水を気化させる熱交換構造を有する水蒸発器を備え、
前記水蒸発器が、円筒形状を有し、かつ燃焼筒と同軸に配され、
水蒸発器の外周面と第一の隔壁の円筒形状部の外周面とが同一の直径を有し、
水蒸発器の外周面に、水蒸発器から水蒸気を排出する孔である水蒸気排出孔を有し、
該水蒸気排出孔から改質触媒層に水蒸気を供給する流路である水蒸気流路を形成する、水蒸発器の外周面と燃焼筒とに接続された壁である水蒸気流路壁を有し、
前記水蒸気流路壁が、第二の隔壁の内周面と同一の直径を有する内周面を有する円筒状部と、灯油気化板を兼ねる環状部とを備え、
前記水蒸発器の熱交換構造が、水蒸発器の軸方向に延在する燃焼ガス流路と、その燃焼ガス流路を取り囲む水蒸発領域とを有する
灯油用改質器。
【請求項2】
前記水蒸気流路内の、水蒸気排出孔と改質触媒層との間に、ガス分散板を有する
請求項記載の灯油用改質器。
【請求項3】
前記ガス分散板を複数有し、
前記複数のガス分散板はいずれも燃焼筒と同軸に複数の穴を有し、
前記複数の穴の数が、水蒸気の流れについて、より上流側のガス分散板ほど多い
請求項記載の灯油改質器。
【請求項4】
前記水蒸気流路内の、水蒸気の流れについて前記分散板より上流側に、灯油を気化させる、真鍮からなる灯油気化板を有する
請求項または記載の灯油用改質器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、灯油を改質して水素を含む改質ガスを製造する改質器に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、地球環境の保全を背景として、投入したエネルギーを熱と電気に変換できる燃料電池コジェネレーションシステムが開発されている。このシステムでは灯油等の炭化水素系燃料を改質装置により水蒸気改質し、製造した改質ガスを燃料電池に供給して電気を発生させる。また、発電に伴い発生する熱を有効に活用するため、このシステムは使用者の近傍に設置することが求められている。そのため、システムを小型化することで設置場所を小さくすることも重要な開発要素となっている。
【0003】
一般に、燃料電池が固体酸化物型燃料電池の場合、改質装置は、改質熱を供給するための燃焼部を備え、また、炭化水素と水蒸気を水蒸気改質反応させる改質部を備えている。改質装置の熱効率の向上や小型化を図るために、改質部の各構成要素を一体化した一体型改質器が提案されており、例えば多重円筒構造改質器が開示されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−300703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の多重円筒構造改質器では、高温の燃焼部を形成する燃焼筒の外側に、吸熱反応を行う改質部を配置することで、燃焼部からの熱を改質部に吸熱させる、多重円筒構造を有していた。そのため、改質器の径が大きくなるという課題があった。
【0006】
本発明の目的は、より小型化しうる多重円筒構造の燃料改質器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明により、次の灯油用改質器が提供される。
【0008】
1)灯油を改質して改質ガスを製造する改質器であって、
灯油を燃焼させる燃焼器;
燃焼器で発生する燃焼ガスを流通させる領域を形成する、円筒形状を有する燃焼筒;
燃焼筒の内部に燃焼筒と同軸に配された中空円筒状の改質触媒層;および、
燃焼ガスを流通させる領域と改質触媒層とを区画するための、改質触媒層の内周面の内側に配された円筒形状部を有する隔壁である第一の隔壁
を含み、
前記燃焼器が、燃焼面が円状である面燃焼バーナであり、
前記第一の隔壁の円筒形状部の内直径が、前記円状の燃焼面の直径より小さく、
前記改質触媒層の外周面と燃焼筒内周面との間に空隙を有し、
改質触媒層出口端と該空隙とが連通可能に改質触媒層と該空隙とを区画する、円筒形状を有する隔壁である第二の隔壁を有し、
燃焼ガスの流れ方向について改質触媒層より下流側で燃焼筒と隣接して、燃焼ガスと水との熱交換によって水を気化させる熱交換構造を有する水蒸発器を備え、
前記水蒸発器が、円筒形状を有し、かつ燃焼筒と同軸に配され、
水蒸発器の外周面と第一の隔壁の円筒形状部の外周面とが同一の直径を有し、
水蒸発器の外周面に、水蒸発器から水蒸気を排出する孔である水蒸気排出孔を有し、
該水蒸気排出孔から改質触媒層に水蒸気を供給する流路である水蒸気流路を形成する、水蒸発器の外周面と燃焼筒とに接続された壁である水蒸気流路壁を有し、
前記水蒸気流路壁が、第二の隔壁の内周面と同一の直径を有する内周面を有する円筒状部と、灯油気化板を兼ねる環状部とを備え、
前記水蒸発器の熱交換構造が、水蒸発器の軸方向に延在する燃焼ガス流路と、その燃焼ガス流路を取り囲む水蒸発領域とを有する
灯油用改質器。
【0012】
)前記水蒸気流路内の、水蒸気排出孔と改質触媒層との間に、ガス分散板を有する
)記載の灯油用改質器。
【0013】
)前記ガス分散板を複数有し、
前記複数のガス分散板はいずれも燃焼筒と同軸に複数の穴を有し、
前記複数の穴の数が、水蒸気の流れについてより上流側のガス分散板ほど多い
2)記載の灯油改質器。
)前記水蒸気流路内の、水蒸気の流れについて前記分散板より上流側に、灯油を気化させる、真鍮からなる灯油気化板を有する
)または)記載の灯油用改質器。
【発明の効果】
【0014】
本発明により、より小型化しうる多重円筒構造の燃料改質器が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の灯油用改質器の一実施形態の基本構成を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図1を用いて、本発明の実施の一形態を説明する。図1に示した灯油改質器は、改質だけでなく水蒸発と灯油気化を行なうことができ、いわば、水蒸発器と灯油気化器が改質器にコンパクトに一体化されている。
【0017】
灯油用改質器は、灯油を燃焼させる燃焼器1と、円筒形状を有する燃焼筒2を有する。燃焼筒は、燃焼器で発生する燃焼ガスを流通させる領域3を形成する。また灯油用改質器は、燃焼筒の内部に中空円筒状の改質触媒層4を有する。この改質触媒層は、燃焼筒と同軸に配置される。灯油用改質器は、燃焼ガスを流通させる領域と改質触媒層とを区画する隔壁(第一の隔壁という)5を有する。第一の隔壁は、改質触媒層の内周面(中空部の周面)の内側に配された円筒形状部5aを有する。図1に示した形態では、第一の隔壁の円筒形状部以外の部分は、環状部5bとされる。このようにして多重円筒構造が形成される。
【0018】
改質触媒層では吸熱が起こる。つまり改質触媒層では水蒸気改質を行なうか、水蒸気改質による吸熱が部分酸化による発熱を上回る自己熱改質を行なう。水蒸気改質もしくは自己熱改質によって水素を含む改質ガスが製造される。
【0019】
改質触媒層に用いる触媒はこのような改質反応を促進することのできる公知の触媒から適宜選ぶことができる。例えば触媒の種類としてNi系改質触媒やRu系改質触媒などが用いられる。また、改質触媒の形状として粒状、円柱状、ハニカム状などが挙げられる。
【0020】
円筒形状の燃焼器1が燃焼筒2の上部に備えられ、燃焼器の火炎を燃焼筒内部に向かって下向きに形成するように燃料を燃焼させる。図1においては、灯油用改質器はこのように配置されており、紙面上方は鉛直上方と一致する。また、この燃焼器は燃焼筒2と同軸上に備えられる。燃焼用燃料として灯油が燃焼器に供給される。燃焼用空気も適宜燃焼器に供給される。
【0021】
燃焼器として例えば、内部に灯油気化器を有する、円筒形状の予混合燃焼形式の燃焼器を用いることができる。この灯油気化器は、灯油気化器に接するように備えられたヒータによって、或いは燃焼開始後は燃焼熱によって、燃焼用の灯油を気化させるよう構成される。さらに気化灯油と燃焼用空気との混合気体を形成した後、混合気体を燃焼面に供給することで燃焼を維持するよう構成される。この燃焼器は、面燃焼バーナであって、燃焼面が円状である。
【0022】
改質触媒層から排出される改質ガスを改質触媒層の外側に流すことが好ましい。このために、好ましくは、灯油改質器が、改質触媒層の外周面と燃焼筒内周面との間に空隙(改質ガス流路)6を有し、改質触媒層と空隙6とを区画する隔壁(第二の隔壁という)14を有する。第二の隔壁は、円筒形状を有する。第二の隔壁は、改質触媒層出口端と空隙6とが連通可能に、改質触媒層と空隙6とを区画する。図1に示した形態においては、第二の隔壁の下端は燃焼筒2の底面と接するが、第二の隔壁の上端は第一の隔壁とは接しておらず、第一の隔壁の環状部5bと、第二の隔壁および改質触媒層との間には空隙13が形成される。このような構造によって改質触媒層出口端(上端)と空隙6とが連通可能とされる。なお、第一の隔壁と第二の隔壁との間に改質触媒が充填されて改質触媒層が形成される。
【0023】
このような構造によって、改質触媒層で発生した改質ガスを、改質触媒層の外側に形成された改質ガス流路(空隙6)に流すことが可能となる。これにより、改質ガスの持つ顕熱を、第二の隔壁を介して改質触媒層に伝熱させることが可能となる。したがって、改質触媒層の内周側から燃焼ガスによって改質触媒層を加熱するとともに、改質触媒層の外周側から改質ガスによって改質触媒層を加熱することができ、吸熱反応である改質反応に必要な熱量を効率的に改質触媒層に与えることが可能となる。
【0024】
好ましくは、灯油用改質器は、燃焼ガスの流れ方向について、改質触媒層より下流側で燃焼筒と隣接する位置に、水蒸発器8を備える。水蒸発器は、燃焼ガスと水との熱交換によって水を気化させる熱交換構造を有する。このような構造により、改質触媒層4に伝熱した燃焼ガスと水とを熱交換させることで、改質に必要な水蒸気を発生させることができる。この水蒸気を改質触媒層4に導入させることで、熱効率を高めることが可能となる。
【0025】
また、水蒸発器は円筒形状を有することができ、水蒸発器を燃焼筒と同軸に配することができる。特には、水蒸発器8の外周面の直径と、第一の隔壁の円筒形状部5aの外周面の直径とを、同一にすることができる。そして、水蒸発器の外周面に、水蒸発器から水蒸気を排出する孔である水蒸気排出孔10を設けることができる。さらに、水蒸気排出孔から改質触媒層に水蒸気を供給する流路である水蒸気流路11を形成することができる。このために、水蒸発器の外周面と燃焼筒とに接続された壁である水蒸気流路壁12を設けることができる。
【0026】
このような構造により、水蒸気を別配管で取り回すことなく改質触媒層に供給することが可能となる。これにより、構造の複雑化や、取り回しによる放熱を防ぐことが可能となる。
【0027】
図1に示した形態では、より具体的には、水蒸発器はシェルアンドチューブ型の熱交換構造を有し、チューブ側が燃焼ガス流路とされ、シェル側で水が蒸発する。水蒸発器の上部に水蒸気排出孔10が設けられる。水蒸気流路壁12が、水蒸発器の外周面と燃焼筒とを接続する。水蒸気流路壁は、円筒状部12aと環状部12bとを有する。円筒状部12aの内周面は、第二の隔壁の内周面と同一の直径を有する。水蒸気流路壁は燃焼筒と同軸に設けられる。
【0028】
好ましくは、灯油用改質器は、水蒸気流路11内の、水蒸気排出孔10と改質触媒層との間にガス分散板7を有する。ガス分散板は複数枚用いることが好ましい。また、好ましくは、灯油用改質器は、水蒸気流路11内の、水蒸気の流れについてガス分散板より上流側に、灯油(液体)を気化させる灯油気化板9を有する。
【0029】
図示した形態では、分散板には、燃焼筒と同軸に複数の穴を有しており、複数の分散板のうち、水蒸気の流れについてより上流側の分散板においては、穴の数が増加する。
【0030】
このような構造により、灯油気化板9において発生した灯油蒸気が、水蒸気に同伴され、水蒸気と灯油蒸気の混合気体となり、ガス分散板7により混合気体の混合が促進され、混合気体を改質触媒層4に、より均等に分配することが可能となる。
【0031】
また、灯油気化板9の材質については、真鍮を用いることで熱伝導を高め、灯油蒸気の発生を安定的に行うことが可能となる。
【0032】
図1に示した形態では、環状のガス分散板7を燃焼筒と同軸に配置している。灯油気化板は、水蒸気流路壁の環状部12bが兼ねている。したがって、灯油気化板は環状であり、燃焼筒と同軸に配置されている。
【0033】
なお、灯油改質器に供給する流体の入口や灯油気化器から排出される流体の出口は、適宜設けることができる。図中の矢印は、流体の流れ方向を示すものである。
【0034】
本発明の利用形態として、内部改質型固体酸化物形燃料電池と上記灯油用改質器とを有する内部改質型固体酸化物形燃料電池システムを挙げることができる。内部改質型固体酸化物形燃料電池は、固体酸化物形燃料電池(SOFC)と、SOFCに供給する改質ガスを製造する改質器(内部改質器と呼ばれる)と、SOFCおよび内部改質器を収容する筐体とを有する。上記灯油用改質器は内部改質器とは別個のものである。内部改質器は、SOFCから輻射などによって受熱可能な位置に配される。灯油改質器は、SOFCのアノードに改質ガスを供給可能となるように接続される。
【0035】
上記のような内部改質型SOFCシステムでは、SOFCシステムの起動時に、内部改質器から改質ガスを発生させることが可能となる温度まで内部改質器が昇温するまでの間、SOFCの酸化劣化を防止するために、灯油改質器から改質ガスをSOFCに供給することが可能となる。また、SOFCシステムの停止時にも、内部改質器での改質ガス製造が困難となった後に、SOFCの酸化劣化防止のために還元ガス供給が必要な温度(例えばSOFC温度が200〜700℃程度の温度範囲)にSOFCがある場合においても、灯油改質器から改質ガスを供給することが可能となる。
【0036】
本発明によれば、燃焼筒の内側に改質触媒を充填した改質部が形成されることから、改質器の径を抑制することが可能となる。これにより、改質器の小型化が可能となり、また、改質器の熱効率を向上させる目的で改質器周囲に配置される断熱材の搭載量を低減させることが可能となる。
【0037】
さらに、第二の隔壁を設けて、第二の隔壁と燃焼筒の間に、改質触媒層から発生した改質ガスを流通させることで、改質ガスの持つ顕熱を第二の隔壁を介して改質触媒層に伝熱させることができ、改質器の熱効率を向上させることができる。
【0038】
また、燃焼ガスの流れ方向から見て、改質触媒層と同等か、それより下流側に設置された水蒸発器を備え、改質触媒層に伝熱した燃焼ガスと水とを熱交換させることで、改質に必要な水蒸気を発生させ、この水蒸気を改質触媒層に導入させることで、熱効率を高めることが可能となる。
【符号の説明】
【0039】
1 燃焼器
2 燃焼筒
3 燃焼ガスが流通する領域
4 改質触媒層
5 第一の隔壁
5a 第一の隔壁の円筒形状部
5b 第一の隔壁の環状部
6 空隙(改質ガス流路)
7 ガス分散板
8 水蒸発器
9 灯油気化板
10 水蒸気排出孔
11 水蒸気流路
12 水蒸気流路壁
12a 水蒸気流路壁の円筒状部
12b 水蒸気流路壁の環状部
13 空隙
14 第二の隔壁
図1