特許第5677699号(P5677699)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5677699双方向メディアガイダンスアプリケーションにおけるガイドリストおよびガイダンスデータを三次元で提示する方法およびデバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5677699
(24)【登録日】2015年1月9日
(45)【発行日】2015年2月25日
(54)【発明の名称】双方向メディアガイダンスアプリケーションにおけるガイドリストおよびガイダンスデータを三次元で提示する方法およびデバイス
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/431 20110101AFI20150205BHJP
   H04N 21/482 20110101ALI20150205BHJP
【FI】
   H04N21/431
   H04N21/482
【請求項の数】20
【全頁数】27
(21)【出願番号】特願2014-4765(P2014-4765)
(22)【出願日】2014年1月15日
(62)【分割の表示】特願2010-539416(P2010-539416)の分割
【原出願日】2008年10月24日
(65)【公開番号】特開2014-90505(P2014-90505A)
(43)【公開日】2014年5月15日
【審査請求日】2014年1月15日
(31)【優先権主張番号】61/014,788
(32)【優先日】2007年12月19日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】11/961,876
(32)【優先日】2007年12月20日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500050376
【氏名又は名称】ユナイテッド ビデオ プロパティーズ, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(72)【発明者】
【氏名】西村 明高
【審査官】 福西 章人
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−115658(JP,A)
【文献】 特開2007−311892(JP,A)
【文献】 特開2007−208961(JP,A)
【文献】 国際公開第2007/099803(WO,A1)
【文献】 特開2007−180966(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00−21/858
H04N 5/38−5/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インタラクティブメディアガイダンスアプリケーションにおいて、複数のメディア識別子およびガイダンスデータを3次元で提示する方法であって、前記方法は、
表面にマップされた複数のメディア識別子を表示のために生成することと、
前記複数のメディア識別子のうちの1つの第1のユーザ選択を受信することと、
前記第1のユーザ選択に関連するガイダンスデータの複数のアイテムを識別することと、
前記ガイダンスデータの前記複数のアイテムを表示のために3D部分において生成することであって、前記3D部分は、前記複数のメディア識別子がマップされた前記表面から第3の次元軸に沿って延びているように見え、前記ガイダンスデータの前記複数のアイテムは、前記3D部分の共通表面に沿って、かつ、前記第3の次元軸に沿って異なる深さにおいて、位置付けられているように見え、前記第1のユーザ選択の表現は、前記共通表面の領域に交差する前記3D部分の表面上に提示される、ことと
を含む、方法。
【請求項2】
前記ガイダンスデータの前記複数のアイテムのうちの1つの第2のユーザ選択を受信することと、
前記ガイダンスデータの前記選択されたアイテムに対応するアクションを実行することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記インタラクティブメディアガイダンスアプリケーションは、インタラクティブ番組ガイドである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記複数のメディア識別子がマップされた前記表面は、2次元の表面である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記2次元の表面は、前記複数のメディア識別子に関連するメディアの源が前記2次元の表面に関連付けられた第1の次元に沿って示されるように、複数のメディア識別子を提示する、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記複数のメディア識別子のうちの1つの第1のユーザ選択を受信することは、リモコン上のボタン押し下げを検出することを含み、前記ガイダンスデータの前記複数のアイテムは、複数のボタンのうちのどのボタンが押し下げられたかに基づいて識別される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記複数のメディア識別子のうちの1つの第1のユーザ選択を受信することは、リモコンの動きを検出することを含み、前記ガイダンスデータの前記複数のアイテムは、複数の可能な動きのうちのどの動きが検出されたかに基づいて識別される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のユーザ選択に関連するガイダンスデータの複数のアイテムを識別することは、前記第1のユーザ選択に対応するシリーズの一部であるメディアに対応するガイダンスデータの複数のアイテムを識別することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のユーザ選択に関連するガイダンスデータの複数のアイテムを識別することは、前記第1のユーザ選択が対応する同一のメディアに対応するガイダンスデータの複数のアイテムを識別することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記ガイダンスデータの前記複数のアイテムは、前記第1のユーザ選択に対応するメディアの提示時刻とは異なる提示時刻を示す、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
インタラクティブメディアガイダンスアプリケーションにおいて、複数のメディア識別子およびガイダンスデータを3次元で提示するシステムであって、前記システムは、
表面にマップされた複数のメディア識別子を表示のために生成する手段と、
前記複数のメディア識別子のうちの1つの第1のユーザ選択を受信する手段と、
前記第1のユーザ選択に関連するガイダンスデータの複数のアイテムを識別する手段と、
前記ガイダンスデータの前記複数のアイテムを表示のために3D部分において生成する手段であって、前記3D部分は、前記複数のメディア識別子がマップされた前記表面から第3の次元軸に沿って延びているように見え、前記ガイダンスデータの前記複数のアイテムは、前記3D部分の共通表面に沿って、かつ、前記第3の次元軸に沿って異なる深さにおいて、位置付けられているように見え、前記第1のユーザ選択の表現は、前記共通表面の領域に交差する前記3D部分の表面上に提示される、手段と
を含む、システム。
【請求項12】
前記ガイダンスデータの前記複数のアイテムのうちの1つの第2のユーザ選択を受信する手段と、
前記ガイダンスデータの前記選択されたアイテムに対応するアクションを実行する手段と
をさらに含む、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記インタラクティブメディアガイダンスアプリケーションは、インタラクティブ番組ガイドである、請求項11に記載のシステム。
【請求項14】
前記複数のメディア識別子がマップされた前記表面は、2次元の表面である、請求項11に記載のシステム。
【請求項15】
前記2次元の表面は、前記複数のメディア識別子に関連するメディアの源が前記2次元の表面に関連付けられた第1の次元に沿って示されるように、複数のメディア識別子を提示する、請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
前記システムは、リモコン上のボタン押し下げを検出する手段をさらに含み、前記ガイダンスデータの前記複数のアイテムは、複数のボタンのうちのどのボタンが押し下げられたかに基づいて識別される、請求項11に記載のシステム。
【請求項17】
前記システムは、リモコンの動きを検出する手段をさらに含み、前記ガイダンスデータの前記複数のアイテムは、複数の可能な動きのうちのどの動きが検出されたかに基づいて識別される、請求項11に記載のシステム。
【請求項18】
前記システムは、前記第1のユーザ選択に対応するシリーズの一部であるメディアに対応するガイダンスデータの複数のアイテムを識別する手段をさらに含む、請求項11に記載のシステム。
【請求項19】
前記システムは、前記第1のユーザ選択が対応する同一のメディアに対応するガイダンスデータの複数のアイテムを識別する手段をさらに含む、請求項11に記載のシステム。
【請求項20】
前記ガイダンスデータの前記複数のアイテムは、前記第1のユーザ選択に対応するメディアの提示時刻とは異なる提示時刻を示す、請求項11に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2007年12月19日に出願された米国仮出願第61/014,788号の利益を主張するものであり、その開示は全体が参考として本明細書において援用される。
【背景技術】
【0002】
平均的人物が(例えば、ケーブルテレビ放送または衛星テレビ放送を介して)利用可能なメディアコンテンツ(例えば、テレビ番組)の圧倒的な量に起因して、双方向番組ガイドなどの双方向メディアガイダンスアプリケーションは、広い範囲に及ぶ人気を獲得してきた。一般に、これらのガイダンスアプリケーションは、時刻とソース(例えば、テレビジョンチャネル)とによって示される二次元のグリッドでガイドリストを提示する。
【0003】
これらの二次元グリッドで利用可能な制限されたスペースが原因となって、ガイダンスアプリケーションのユーザに提示され得る情報の量もまた制限されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、双方向メディアガイダンスアプリケーションの二次元に関連して、情報をユーザに第三の次元で提示することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の様々な実施形態に従った、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおいて、ガイドリストおよびガイダンスデータを三次元で提示する方法およびデバイスが提供されている。一部の実施形態においては、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおいて、ガイドリストおよびガイダンスデータを三次元で提示する方法が提供され、該方法は、ガイドリストを二次元構成で提示することと、該二次元構成の該ガイドリストのうちの少なくとも1つのユーザ選択を受信することと、該選択に関係のあるガイダンスデータを識別することと、該ガイダンスデータが該二次元構成に対して第三の次元にあるように見えるように該ガイダンスデータを提示することとを包含する。
【0006】
一部の実施形態においては、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおいて、ガイドリストおよびガイダンスデータを三次元で提示するデバイスが提供され、該デバイスは、処理回路網であって、ガイドリストを二次元構成で提示させ、該二次元構成の該ガイドリストのうちの少なくとも1つのユーザ選択を受信し、該選択に関係のあるガイダンスデータを識別し、該ガイダンスデータが該二次元構成に対して第三の次元にあるように見えるように該ガイダンスデータを提示させる、処理回路網を備えている。
【0007】
一部の実施形態においては、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおいて、ガイドリストおよびガイダンスデータを三次元で提示するデバイスが提供され、該デバイスは、ガイドリストを二次元構成で提示させる手段と、該二次元構成の該ガイドリストのうちの少なくとも1つのユーザ選択を受信する手段と、該選択に関係のあるガイダンスデータを識別する手段と、該ガイダンスデータが該二次元構成に対して第三の次元にあるように見えるように該ガイダンスデータを提示させる手段とを備えている。
例えば、本発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
双方向メディアガイダンスアプリケーションにおいて、ガイドリストおよびガイダンスデータを三次元で提示する方法であって、
ガイドリストを二次元構成で提示することと、
該二次元構成の該ガイドリストのうちの少なくとも1つのユーザ選択を受信することと、
該選択に関係のあるガイダンスデータを識別することと、
該ガイダンスデータが該二次元構成に対して第三の次元にあるように見えるように、該ガイダンスデータを提示することと
を包含する、方法。
(項目2)
上記双方向メディアガイダンスアプリケーションは、双方向番組ガイドである、項目1に記載の方法。
(項目3)
上記二次元構成は、ガイドリストを提示し、それによって、該ガイドリストに関係のある時刻は、該二次元構成と関連づけられた二次元の第一の次元で示されている、項目1に記載の方法。
(項目4)
上記二次元構成は、ガイドリストを提示し、それによって、該ガイドリストに関係のあるメディアソースは、該二次元構成と関連づけられた二次元の第二の次元で示されている、項目1に記載の方法。
(項目5)
上記ガイドリストのうちの上記少なくとも1つの上記ユーザ選択を受信することは、遠隔制御のボタン押し下げを検出することを包含し、複数のボタンのいずれが押し下げられたかに基づく該選択に関係するように、上記ガイダンスデータを選択することをさらに包含する、項目1に記載の方法。
(項目6)
上記ガイドリストのうちの上記少なくとも1つの上記ユーザ選択を受信することは、遠隔制御の動きを検出することを包含し、複数の可能性のある動きのいずれが検出されたかに基づく該選択に関係するように、上記ガイダンスデータを選択することをさらに包含する、項目1に記載の方法。
(項目7)
上記選択に関係のある上記ガイダンスデータを識別することは、該選択に対応するシリーズの一部分であるメディアに対応するガイダンスデータを識別することを包含する、項目1に記載の方法。
(項目8)
上記選択に関係のある上記ガイダンスデータを識別することは、該選択が対応するメディアと同じメディアに対応するガイダンスデータを識別することを包含する、項目1に記載の方法。
(項目9)
上記ガイダンスデータは、上記選択の提示時刻と異なる提示時刻を示している、項目8に記載の方法。
(項目10)
上記選択に関係のある上記ガイダンスデータを識別することは、該選択に対応して選択されたメディアと同じ俳優、同じキャスト、同じプロデューサ、同じディレクタ、同じ音楽アーティスト、同じスポンサー、同じ名前、同じメタデータターム、同じテーマ、および同じカテゴリのうちの少なくとも1つを有する他のメディアに対応するガイダンスデータを識別することを包含する、項目1に記載の方法。
(項目11)
上記ガイダンスデータを並べ替えることをさらに包含する、項目1に記載の方法。
(項目12)
上記ガイダンスデータは、関連性によって並べ替えられる、項目11に記載の方法。
(項目13)
上記ガイダンスデータが上記二次元構成に対して上記第三の次元にあるように見えるように該ガイダンスデータを提示することは、三次元構造の外観を有するように、ガイダンスデータの該二次元構成と該第三の次元との組み合わせを提示することを包含する、項目1に記載の方法。
(項目14)
上記ガイダンスデータが上記二次元構成に対して上記第三の次元にあるように見えるように該ガイダンスデータを提示することは、オブジェクトが視聴者に対して異なる深さで位置決めされているように、該ガイダンスデータが見えてくるようにガイダンスデータの該第三の次元を提示することを包含する、項目1に記載の方法。
(項目15)
双方向メディアガイダンスアプリケーションにおいて、ガイドリストおよびガイダンスデータを三次元で提示するデバイスであって、
処理回路網であって、
ガイドリストを二次元構成で提示させ、
該二次元構成の該ガイドリストのうちの少なくとも1つのユーザ選択を受信し、
該選択に関係のあるガイダンスデータを識別し、
該ガイダンスデータが該二次元構成に対して第三の次元にあるように見えるように、該ガイダンスデータを提示させる、
処理回路網
を備えている、デバイス。
(項目16)
上記双方向メディアガイダンスアプリケーションは、双方向番組ガイドである、項目15に記載のデバイス。
(項目17)
上記二次元構成は、ガイドリストを提示し、それによって、該ガイドリストに関係のある時刻は、該二次元構成と関連づけられた二次元の第一の次元で示されている、項目15に記載のデバイス。
(項目18)
上記二次元構成は、ガイドリストを提示し、それによって、該ガイドリストに関係のあるメディアソースは、該二次元構成と関連づけられた二次元の第二の次元で示されている、項目15に記載のデバイス。
(項目19)
上記処理回路網は、上記ガイドリストのうちの上記少なくとも1つの上記ユーザ選択を受信することにおいて、さらに、遠隔制御のボタン押し下げを検出し、かつ複数のボタンのいずれが押し下げられたかに基づく該選択に関係するように、上記ガイダンスデータを選択する、項目15に記載のデバイス。
(項目20)
上記処理回路網は、上記ガイドリストのうちの上記少なくとも1つの上記ユーザ選択を受信することにおいて、さらに、遠隔制御の動きを検出し、かつ複数の可能性のある動きのいずれが検出されたかに基づく該選択に関係するように、上記ガイダンスデータを選択する、項目15に記載のデバイス。
(項目21)
上記処理回路網は、上記選択に関係のある上記ガイダンスデータを識別することにおいて、さらに、該選択に対応するシリーズの一部であるメディアに対応するガイダンスデータを識別する、項目15に記載のデバイス。
(項目22)
上記処理回路網は、上記選択に関係のある上記ガイダンスデータを識別することにおいて、さらに、該選択が対応するメディアと同じメディアに対応するガイダンスデータを識別する、項目15に記載のデバイス。
(項目23)
上記ガイダンスデータは、上記選択の提示時刻と異なる提示時刻を示している、項目22に記載のデバイス。
(項目24)
上記処理回路網は、上記選択に関係のある上記ガイダンスデータを識別することにおいて、さらに、該選択に対応して選択されたメディアと同じ俳優、同じキャスト、同じプロデューサ、同じディレクタ、同じ音楽アーティスト、同じスポンサー、同じ名前、同じメタデータターム、同じテーマ、および同じカテゴリのうちの少なくとも1つを有する他のメディアに対応するガイダンスデータを識別する、項目15に記載のデバイス。
(項目25)
上記処理回路網はさらに、上記ガイダンスデータを並べ替える、項目15に記載のデバイス。
(項目26)
上記ガイダンスデータは、関連性によって並べ替えられる、項目25に記載のデバイス。
(項目27)
上記処理回路網は、上記ガイダンスデータが上記二次元構成に対して上記第三の次元にあるように見えるように該ガイダンスデータを提示させることにおいて、さらに、三次元構造の外観を有するように、ガイダンスデータの該二次元構成と該第三の次元との組み合わせを提示する、項目15に記載のデバイス。
(項目28)
上記処理回路網は、上記ガイダンスデータが上記二次元構成に対して上記第三の次元にあるように見えるように該ガイダンスデータを提示させることにおいて、さらに、オブジェクトが視聴者に対して異なる深さで位置決めされているように、該ガイダンスデータが見えてくるようにガイダンスデータの該第三の次元を提示する、項目15に記載のデバイス。
(項目29)
双方向メディアガイダンスアプリケーションにおいて、ガイドリストおよびガイダンスデータを三次元で提示するデバイスであって、
ガイドリストを二次元構成で提示させる手段と、
該二次元構成の該ガイドリストのうちの少なくとも1つのユーザ選択を受信する手段と、
該選択に関係のあるガイダンスデータを識別する手段と、
該ガイダンスデータが該二次元構成に対して第三の次元にあるように見えるように、該ガイダンスデータを提示させる手段と
を備えている、デバイス。
(項目30)
上記双方向メディアガイダンスアプリケーションは、双方向番組ガイドである、項目29に記載のデバイス。
(項目31)
上記二次元構成は、ガイドリストを提示し、それによって、該ガイドリストに関係のある時刻は、該二次元構成と関連づけられた二次元の第一の次元で示されている、項目29に記載のデバイス。
(項目32)
上記二次元構成は、ガイドリストを提示し、それによって、該ガイドリストに関係のあるメディアソースは、該二次元構成と関連づけられた二次元の第二の次元で示されている、項目29に記載のデバイス。
(項目33)
上記ガイドリストのうちの上記少なくとも1つの上記ユーザ選択を受信する上記手段はさらに、遠隔制御のボタン押し下げを検出し、かつ複数のボタンのいずれが押し下げられたかに基づく該選択に関係するように、上記ガイダンスデータを選択する、項目29に記載のデバイス。
(項目34)
上記ガイドリストのうちの上記少なくとも1つの上記ユーザ選択を受信する上記手段はさらに、遠隔制御の動きを検出し、かつ複数の可能性のある動きのいずれが検出されたかに基づく該選択に関係するように、上記ガイダンスデータを選択する、項目29に記載のデバイス。
(項目35)
上記選択に関係のある上記ガイダンスデータを識別する上記手段はさらに、該選択に対応するシリーズの一部であるメディアに対応するガイダンスデータを識別する、項目29に記載のデバイス。
(項目36)
上記選択に関係のある上記ガイダンスデータを識別する上記手段はさらに、該選択が対応するメディアと同じメディアに対応するガイダンスデータを識別する、項目29に記載のデバイス。
(項目37)
上記ガイダンスデータは、上記選択の提示時刻と異なる提示時刻を示している、項目36に記載のデバイス。
(項目38)
上記選択に関係のある上記ガイダンスデータを識別する上記手段はさらに、該選択に対応して選択されたメディアと同じ俳優、同じキャスト、同じプロデューサ、同じディレクタ、同じ音楽アーティスト、同じスポンサー、同じ名前、同じメタデータターム、同じテーマ、および同じカテゴリのうちの少なくとも1つを有する他のメディアに対応するガイダンスデータを識別する、項目29に記載のデバイス。
(項目39)
上記ガイダンスデータを並べ替える手段をさらに備えている、項目29に記載のデバイス。
(項目40)
上記ガイダンスデータは、関連性によって並べ替えられる、項目39に記載のデバイス。
(項目41)
上記ガイダンスデータが上記二次元構成に対して上記第三の次元にあるように見えるように該ガイダンスデータを提示させる上記手段はさらに、三次元構造の外観を有するように、ガイダンスデータの該二次元構成と該第三の次元との組み合わせを提示する、項目29に記載のデバイス。
(項目42)
上記ガイダンスデータが上記二次元構成に対して上記第三の次元にあるように見えるように該ガイダンスデータを提示させる上記手段はさらに、オブジェクトが視聴者に対して異なる深さで位置決めされているように、該ガイダンスデータが見えてくるようにガイダンスデータの該第三の次元を提示する、項目29に記載のデバイス。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、本発明の一部の実施形態に従った、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおけるグリッド表示の例を例示している。
図2図2は、本発明の一部の実施形態に従った、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおけるモザイク表示の例を例示している。
図3A図3Aは、本発明の一部の実施形態に従った、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおける三次元の部分の例を、関係のあるメディアコンテンツの放送の日時を識別しているセクションによって例示している。
図3B図3Bは、本発明の一部の実施形態に従った、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおける三次元の部分の例を、記録されたメディアコンテンツ用のガイダンスデータを識別しているセクションによって例示している。
図4A図4Aは、本発明の一部の実施形態に従った、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおける三次元の部分の例を、同じカテゴリ中の関係のあるメディアコンテンツを識別しているセクションによって例示している。
図4B図4Bは、本発明の一部の実施形態に従った、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおける三次元の部分の例を、オンデマンドメディアコンテンツ用のガイダンスデータを識別しているセクションによって例示している。
図5A図5Aは、本発明の一部の実施形態に従った、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおける三次元の部分の例を、対応する番組の異なるエピソードを識別しているセクションによって例示している。
図5B図5Bは、本発明の一部の実施形態に従った、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおける三次元の部分の例を、対応する番組の追加のメディアコンテンツを識別しているセクションによって例示している。
図6A図6Aは、本発明の一部の実施形態に従った、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおける仮想チャネルを有するグリッド表示の例を例示している。
図6B図6Bは、本発明の一部の実施形態に従った、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおける三次元の部分の例を、仮想チャネルに対応している異なるチャネルを識別するセクションによって例示している。
図7図7は、本発明の一部の実施形態に従った、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおける三次元において配列されたオブジェクトの例を例示している。
図8図8は、本発明の一部の実施形態に従った、三次元を有している双方向メディアガイダンスアプリケーションを実装するプロセスの例を例示している。
図9図9は、本発明の一部の実施形態に従った、双方向メディアガイダンスアプリケーションを実装するために用いられ得るユーザ機器デバイスの例を例示している。
図10図10は、本発明の一部の実施形態に従った、双方向メディアガイダンスアプリケーションを実装するシステムの例を例示している。
【発明を実施するための形態】
【0009】
任意の所与のメディア配信システムにおいて、ユーザに利用可能なメディアの量は、相当な量であり得る。その結果として、多くのユーザは、インターフェイスを介するメディアガイダンスの形態を所望し、該インターフェイスは、ユーザがメディア選択を効率的にナビゲートし、彼らが所望し得るメディアを容易に識別することを可能にする。そのようなガイダンスを提供するアプリケーションは、本明細書において、双方向メディアガイダンスアプリケーション、あるいはしばしばメディアガイダンスアプリケーションまたはガイダンスアプリケーションと呼ばれる。
【0010】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ガイダンスを提供するメディアに依存して様々な形態をとり得る。一つの典型的なメディアガイダンスアプリケーションのタイプは、双方向テレビ用番組ガイドである。双方向テレビ用番組ガイド(しばしば電子番組ガイドと呼ばれる)は、周知のガイダンスアプリケーションであり、ガイダンスアプリケーションは、特に、ユーザが多くのタイプのメディアコンテンツ(本明細書において「番組(program)」または「プログラミング(programming)」と呼ばれ得る)の間をナビゲートし、かつメディアコンテンツを探し出すことを可能にし、該メディアコンテンツは、従来のテレビジョンプログラミング(伝統的な放送、ケーブル、衛星、インターネット、または他の手段を介して提供されている)、ならびに有料番組、オンデマンド番組(ビデオオンデマンド(VOD)システムにおけるような)、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングメディア、ダウンロード可能メディア、ウェブ放送など)、および他のタイプのメディアまたはビデオコンテンツを含む。ガイダンスアプリケーションはまた、ユーザがビデオコンテンツに関係のあるコンテンツの間をナビゲートし、かつコンテンツを探し出すことを可能にし得、該ビデオコンテンツは、例えば、ビデオクリップ、記事、広告、チャットセッション、ゲームなどを含む。
【0011】
インターネット、移動型コンピューティング、および高速無線ネットワークの出現によって、ユーザは、パーソナルコンピュータ(PC)上のメディアにアクセスし、かつ従来は利用しなかった他のデバイス(例えば、ハンドヘルドコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、車両エンターテインメントシステム、または他の移動型デバイス)上のメディアにアクセスする。これらのデバイス上で、ユーザは、テレビジョンを介して利用できる同じメディアの間をナビゲートし、かつ同じメディアを探し出すことが可能であり得る。その結果として、メディアガイダンスは、これらのデバイス上でも必要であり得る。提供されているガイダンスは、テレビジョンを介してだけ利用可能なメディアコンテンツ用か、これらのデバイスの1つ以上を介してだけ利用可能なメディアコンテンツ用か、またはテレビジョンと、これらのデバイスの1つ以上との両方を介して利用可能なメディアコンテンツ用であり得る。メディアガイダンスアプリケーションは、オンラインアプリケーション(すなわち、ウェブサイト上で提供される)としてか、あるいはハンドヘルドコンピュータ、PDA、携帯電話または他の移動型デバイス上の独立型アプリケーションまたはクライアントとして提供され得る。メディアガイダンスアプリケーションを実装し得る様々なデバイスおよびプラットホームが、以下においてさらに詳細に記述されている。
【0012】
メディアガイダンスアプリケーションの機能の1つは、メディアガイダンスデータ(本明細書において「番組ガイダンスデータ」および「ガイダンスデータ」とも呼ばれる)をユーザに提供することであり、該メディアガイダンスデータは、メディアリスト(本明細書において「番組リスト」、「番組ガイドリスト」および「ガイドリスト」とも呼ばれる)、およびメディア情報(本明細書において「番組情報」および「ガイド情報」とも呼ばれる)などである。メディアガイダンスデータは、例えば、メディアリスト(すなわち番組リスト)と、メディア関連情報(すなわちメディア情報または番組情報)(放送時刻、放送チャネル、メディアタイトル、メディアの説明、レーティング情報(例えば、視聴年齢制限レーティング、批評家のレーティングなど)、ジャンルまたはカテゴリ情報、俳優情報、放送業者またはプロバイダのロゴ用のロゴデータ、リリース年、ランタイム(長さ)、エピソード的サブタイトル、字幕情報、ボーナス機能(例えば、クリップ)、舞台裏のクリップ、画像など)と、メディア形式(例えば、標準精細、高精細、オーディオ品質など)と、広告情報(例えば、テキスト、画像、メディアクリップなど)と、オンデマンド情報と、ユーザが所望のメディア選択の間をナビゲートし、かつ所望のメディア選択を探し出すために役立つ、任意の他のタイプのガイダンスデータとを含み得る。
【0013】
図1図2は、メディアガイダンス、特に、メディアリストを提供するために用いられ得る例示的な表示画面を示している。図1図7に示されている表示画面は、任意の適切なデバイスまたはプラットホーム上に実装され得る。図1図7の表示は、全画面表示として例示されているが、それらはまた、表示されるメディアコンテンツの上に完全にまたは部分的にオーバーレイされ得る。ユーザは、メディアガイダンスデータにアクセスするための要望を、表示画面に提供された選択可能なオプション(例えば、メニューオプション、リストオプション、アイコン、ハイパーリンクなど)を選択するか、または遠隔制御あるいは他のユーザ入力インターフェイスまたはデバイス上の専用ボタン(例えば、GUIDEボタン)を押すことによって示し得る。ユーザの指示に応答して、メディアガイダンスアプリケーションは、メディアガイダンスデータを有する表示画面を提供し得、該メディアガイダンスデータは、グリッド中の時刻およびチャネルによって、時刻によって、チャネルによって、メディアタイプによって、カテゴリ(例えば、映画、スポーツ、ニュース、子供向け、または他のプログラミングのカテゴリ)によって、あるいは他の所定の基準、ユーザ定義の基準または他の編成基準によるなどのいくつかの方法のうちの1つにおいて編成されている。
【0014】
図1は、時刻およびチャネルによって配列されている例示的なグリッド型番組リスト表示100を示し、表示100は、単一の表示の中で様々なタイプのメディアコンテンツへのアクセスを可能にする。表示100は、グリッド102を含み得、グリッド102は、(1)各々のチャネル/メディアタイプの識別子(列の中のセルである)が利用可能な異なるチャネルまたはメディアタイプを識別する、チャネル/メディアタイプ識別子104の列と、(2)各々の時刻の識別子(行の中のセルである)がプログラミングの時刻ブロックを識別する、時刻識別子106の行とを有している。グリッド102はまた、番組リスト108などの番組リストのセルを含み、該番組リストでは、各々のリストが、リストの関連するチャネルおよび時刻に提供される番組のタイトルを提供している。
【0015】
ユーザ入力デバイスを用いて、ユーザは、ハイライト領域110を移動することによって番組リストを選択し得る。例えば、ユーザは、遠隔制御の矢印ボタンを押すことによって、ハイライト領域を対応する方向に移動させ、遠隔制御の選択ボタンを押すことによって番組リストを選択し得る。別の例としては、ユーザは、運動感知型コントローラ(例えば、運動を検出する1つ以上の加速度計を組み込んでいるコントローラ)をハイライト領域の所望の動きに対応する方向に移動させることによって、かつコントローラのボタンを押すことによって番組リストを選択し得る。さらに別の例としては、ユーザは、方向感知型コントローラ(例えば、ディスプレイの上またはその近くの方向感知型受信器と相互作用し、かつ/または動作を検出する1つ以上の加速度計を組み込んでいるコントローラ)を向けて、コントローラのボタンを押すことによって番組リストを選択し得る。
【0016】
ハイライト領域110によって選択された番組リストに関連する情報は、番組情報領域112に提供され得る。領域112は、例えば、番組タイトル、番組の説明、番組が提供される時刻(該当する場合)、番組のチャネル(該当する場合)、番組のレーティング、番組の経過時間、および他の所望のメディア関連情報(図10に関係して以下でさらに詳細に記載される)を含み得る。
【0017】
対応する番組のタイトルを提供するリストが、図1のグリッド102のセル中に例示されているが、これらのセルは、メディアコンテンツに関係のある任意の追加または代替のガイダンスデータ(例えば、俳優名、ロゴ、ピクチャ、アイコン、ビデオクリップ、レーティング、番組の説明など)を含み得る。
【0018】
スケジュールに従って提供されるリニアプログラミングへのアクセスを提供することに加えて、メディアガイダンスアプリケーションはまた、スケジュールに従って提供されないノンリニアプログラミングへのアクセスを提供し得る。ノンリニアプログラミングは、様々なメディアソースからのコンテンツを含み得、該コンテンツには、オンデマンドメディアコンテンツ(例えば、ビデオオンデマンド(VOD))、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングメディア、ダウンロード可能なメディアなど)、ローカルに格納されているメディアコンテンツ(例えば、デジタルビデオレコーダ(DVR)、デジタルビデオ/多用途ディスク(DVD)、ビデオカセット、コンパクトディスク(CD)などに格納されたビデオコンテンツ)、または時刻に関係しない他のメディアコンテンツを含んでいる。オンデマンドコンテンツは、映画と、特定のメディアプロバイダ(例えば、「The Sopranos」および「Curb Your Enthusiasm」を提供しているHBO On Demand)によって提供されるオリジナルのメディアコンテンツとの両方を含み得る。HBO ON DEMAND、THE SOPRANOS、およびCURB YOUR ENTHUSIASMは、Home Box Office, Inc.によって所有されている商標である。インターネットコンテンツは、チャットセッションなどのウェブイベントか、あるいはインターネットウェブサイトまたは他のインターネットアクセス(例えば、FTP)を介するストリーミングメディアまたはダウンロード可能なメディアのようなウェブ放送またはオンデマンドで利用可能なコンテンツを含み得る。
【0019】
グリッド102は、オンデマンドリスト114、記録されたメディアリスト116、およびインターネットコンテンツリスト118を含む、ノンリニアプログラミング用のリストを提供し得る。様々なタイプのメディアソースからのコンテンツに対するリストを組み合わせている表示は、しばしば「混合型メディア(mixed−media)」表示と呼ばれる。表示され得るリストのタイプの様々な配列は、ユーザ選択またはガイダンスアプリケーション定義(例えば、記録されたリストおよび放送リストだけの表示、オンデマンドリストおよび放送リストだけの表示など)に基づき得、そして、任意の適切な配列が用いられ得る。例示されているように、リスト114、116および118が、グリッド102に表示された時刻ブロックの全体にわたるように示されることにより、これらのリストの選択が、オンデマンドリスト、記録されたリスト、またはインターネットリスト専用の表示へのアクセスをそれぞれ提供し得ることを表している。他の実施形態において、これらのメディアタイプ用のリストは、グリッド102中に直接含まれ得る。追加のリストは、ナビゲーション用アイコン120のうちの1つを選択するユーザに応答して表示され得る。(ユーザ入力デバイス上の矢印キーを押すことが、ナビゲーション用アイコン120を選択することと同様な態様で表示に影響し得る)。
【0020】
表示100はまた、ビデオ領域122と、広告124と、オプション領域126とを含み得る。ビデオ領域122は、ユーザに対して現在利用可能な番組、利用可能になる番組、または利用可能であった番組をユーザが視聴し、かつ/またはプレビューすることを可能にし得る。ビデオ領域122のコンテンツは、グリッド102中に表示されたリストのうちの1つに対応するか、または該リストのうちの1つから独立であり得る。ビデオ領域を含むグリッド表示は、しばしばピクチャインガイド(PIG)表示と呼ばれる。PIG表示と、それらの機能性とは、Satterfieldなどに2003年5月13日に発行された米国特許第6,564,378号と、Yuenなどに2001年5月29日に発行された米国特許第6,239,794号とにさらに詳細に記載され、これらはその全体が参考として本明細書において援用される。PIG表示は、本発明の他のメディアガイダンスアプリケーションの表示画面に含まれ得る。
【0021】
広告124は、メディアコンテンツ用の広告を提供し得、該メディアコンテンツは、視聴者のアクセス権(例えば、加入者用プログラミングに対するアクセス権)に依存して、視聴が現在利用可能であるか、視聴が将来利用可能になるか、または視聴が利用可能にならないことがあり得、そしてグリッド102中のメディアリストのうちの1つ以上に対応するか、または該メディアリストのうちの1つ以上と無関係であり得る。広告124はまた、グリッド102中に表示されたメディアコンテンツに関係のある、または該メディアコンテンツと無関係な製品あるいはサービスのためであり得る。広告124は、選択可能であり、メディアコンテンツについてのさらなる情報を提供し、製品またはサービスについての情報を提供し、メディアコンテンツ、製品またはサービスの購入を可能にし、広告に関連するメディアコンテンツを提供するなどを行い得る。広告124は、ユーザのプロフィール/好み、監視したユーザ活動、提供した表示のタイプ、または他の適切な標的にした広告ベースに基づいて標的にされ得る。
【0022】
広告124は、長方形またはバナー形状のように示されているが、広告は、ガイダンスアプリケーションの表示において任意の適切なサイズ、形状、および位置に提供され得る。例えば、広告124は、グリッド102に対して水平に隣接する長方形の形状として提供され得る。これは、しばしばパネル広告と呼ばれる。さらに、広告は、メディアコンテンツまたはガイダンスアプリケーションの表示の上にオーバーレイされるか、または表示内に埋め込まれ得る。広告はまた、テキスト、画像、回転画像、ビデオクリップ、または他のタイプのメディアコンテンツを含み得る。広告は、ガイダンスアプリケーションを有するユーザ機器内、ユーザ機器に接続されるデータベース内、遠隔の場所内(ストリーミングメディアサーバを含む)、または他の格納手段、あるいはこれらの場所の組み合わせにおいて格納され得る。メディアガイダンスアプリケーションにおいて広告を提供することは、例えば、Knudsonなどの2003年6月12日に公開された米国特許出願公開第2003/0110499A1号と、Ward,IIIなどに2004年6月29日に発行された米国特許第6,756,997号と、Scheinなどに2002年5月14日に発行された米国特許第6,388,714号とにおいてさらに詳細に論じられ、これらはその全体が参考として本明細書において援用される。広告が、本発明の他のメディアガイダンスアプリケーションの表示画面に含まれ得ることが認識される。
【0023】
オプション領域126は、ユーザが様々なタイプのメディアコンテンツ、メディアガイダンスアプリケーション表示、および/またはメディアガイダンスアプリケーション機能にアクセスすることを可能にし得る。オプション領域126は、表示100(および本発明の他の表示画面)の一部分であり得るか、あるいはユーザによって、画面上のオプションが選択されるかまたはユーザ入力デバイス上の専用ボタンもしくは割り当て可能なボタンが押されることによって呼び出され得る。オプション領域126内の選択可能なオプションは、グリッド102中の番組リストに関係のある機能に関し得るか、またはメインメニュー表示から利用可能なオプションを含み得る。番組リストに関係のある機能は、他の放送時刻の探索、または番組の受信方法、番組の記録方法、番組の連続記録の有効化方法、番組および/またはチャネルのお気に入り設定方法、番組の購入方法の探索、あるいは他の機能を含み得る。メインメニュー表示から利用可能なオプションは、探索オプション、VODオプション、視聴年齢制限オプション、様々なタイプのリスト表示にアクセスするオプション、プレミアムサービスに加入するオプション、ユーザのプロフィールを編集するオプション、ブラウズ用オーバーレイにアクセスするオプション、または他のオプションを含み得る。
【0024】
メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザの好みに基づいて個人化され得る。個人化されたメディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが個人化された「経験」をメディアガイダンスアプリケーションによって作り出すために、表示および機能をカスタマイズすることを可能にし得る。この個人化された経験は、ユーザがこれらのカスタマイズを入力することを可能にすることによって、および/または様々なユーザの好みを決定するためにユーザの活動を監視しているメディアガイダンスアプリケーションによって作り出され得る。ユーザは、ガイダンスアプリケーションにログインするか、またはさもなければユーザ自身をガイダンスアプリケーションに識別させることによって、ユーザの個人化されたガイダンスアプリケーションにアクセスし得る。メディアガイダンスアプリケーションのカスタマイズは、ユーザのプロフィールに従って行われ得る。カスタマイズは、提示のスキーム(例えば、表示の色彩スキーム、テキストのフォントサイズなど)、表示されるメディアコンテンツリストの局面(例えば、HDTVプログラミングだけ、お気に入りのチャネル選択に基づくユーザ指定の放送チャネル、チャネル表示の再整理、推奨されたメディアコンテンツなど)、所望の記録機能(例えば、特定のユーザ用の記録または連続記録、記録品質など)、視聴年齢制限設定、および他の所望のカスタマイズを変えることを含み得る。
【0025】
メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザプロフィール情報をユーザが提供することを可能にし得るか、またはユーザプロフィール情報を自動的に編集し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザがアクセスするメディアおよび/またはユーザがガイダンスアプリケーションと行い得る他の相互作用を監視し得る。さらに、メディアガイダンスアプリケーションは、特定のユーザに関連する他のユーザプロフィールのすべてまたは一部分を(例えば、ユーザがアクセスするwww.tvguide.comなどのインターネット上のウェブサイトから、ユーザがアクセスする他のメディアガイダンスアプリケーションから、ユーザがアクセスする他の双方向アプリケーションから、ユーザのハンドヘルドデバイスなどから)取得し、かつ/またはユーザについての情報をメディアガイダンスアプリケーションがアクセスし得る他のソースから取得し得る。結果として、ユーザは、統一されたガイダンスアプリケーション経験をユーザの異なるデバイスにわたって提供され得る。このタイプのユーザ経験が、図10に関係して以下でさらに詳細に記載される。追加の個人化されたメディアガイダンスアプリケーション機能は、Ellisなどの2005年11月10日に公開された米国特許出願公開第2005/0251827A1号と、Boyerなどの2007年1月16日に発行された米国特許第7,165,098号と、Ellisなどの2002年11月21日に公開された米国特許出願公開第2002/0174430A1号とにさらに詳細に記載され、これらはその全体が参考として本明細書において援用される。
【0026】
メディアガイダンスを提供する別の表示配列が図2に示されている。ビデオモザイク表示200は、メディアタイプ、ジャンル、および/または他の編成基準に基づいて編成されたメディアコンテンツ情報に対する選択可能なオプション202を含んでいる。表示200においては、テレビジョンリストオプション204が選択され、従って、放送番組ガイダンスデータとしてガイダンスデータ206、208、210、および212が提供される。表示200のガイダンスデータは、メディアを説明するための簡単なテキスト(例えば、番組タイトル)とアイコンとに限定されない。むしろ、表示200では、ガイダンスデータは、グラフィク画像を提供し得、該グラフィク画像は、カバーアート、メディアコンテンツからの静止画像、ビデオクリップのプレビュー、メディアコンテンツからのライブビデオ、またはガイダンスデータによって説明されているメディアコンテンツをユーザに示す他のタイプのメディアを含んでいる。グラフィクガイダンスデータの各々はまた、ガイダンスデータと関連づけられたメディアコンテンツに関するさらなる情報を提供するためのテキストを含み得る。例えば、ガイダンスデータ208は、メディア部分214およびテキスト部分216を含む2つ以上の部分を含み得る。メディア部分214および/またはテキスト部分216は、ビデオを全画面で視聴するように、またはメディア部分214に表示されるビデオに関係のあるガイダンスデータを見る(例えば、ビデオが表示されるチャネルのガイダンスデータを見る)ように選択可能であり得る。
【0027】
表示200中のガイダンスデータが、異なるサイズ(すなわち、ガイダンスデータ206がガイダンスデータ208、210および212よりも大きいサイズ)であるように例示されているが、所望に応じて、すべてのガイダンスデータが、同一のサイズであり得る。ガイダンスデータは、メディアプロバイダによって所望されるかまたはユーザの好みに基づくように、様々なサイズであるかまたはグラフィック的に強調されることにより、関心の度合いをユーザに示すかまたは特定のコンテンツを強調し得る。様々なシステムおよびメディアガイダンスデータをグラフィック的に強調する方法は、例えば、Yatesの2005年12月29日に出願された米国特許出願第11/324,202号に論じられ、これらはその全体が参考として本明細書において援用される。
【0028】
図3Aを参照すると、メディアガイダンス用のまた別の表示配列300が示されている。例示されているように、配列300は、図1に例示された二次元(2D)表示のリストの位置から出てくるように見える三次元(3D)部分302を含んでいる。3D部分302は、任意の適切な時刻に提示されるかまたは任意の適切なイベントに応答して提示され得る。例えば、3D部分302は、ユーザが図1のセル108中のリストを選択するときに提示され得る。別の例としては、3D部分302は、ユーザが対応するリストを強調するときに提示され得る。さらに別の例としては、3D部分302は、ユーザが双方向メディアガイダンスアプリケーションを作動させるときに提示されるメディアコンテンツに対応するリストに対して提示され得る。
【0029】
図3Aに見られ得るように、3D部分302は、セクション304、306、308、310、312、314、および316を含み得る。これらのセクションの各々は、2D表示中の対応するリストに関係のある任意の適切なガイダンスデータを提示し得る。例えば、示されているように、これらのセクションは、同じ番組シリーズがいつ提示に対して利用可能になるかに対応する曜日、日付および/または時刻のガイダンスデータを含み得る。従って、例示されているように、「The Simpsons」が火曜日の午後7時に視聴が利用可能であることに加えて、「The Simpsons」はまた、セクション306、308、310、312、314、および316によってそれぞれ示されているように、水曜日午後7時、木曜日午後7時、金曜日午後7時、土曜日午後7時、日曜日午後8時、月曜日午後7時に視聴が利用可能であり得る。「THE SIMPSONS」は、Fox Broadcasting Companyによって所有されている商標である。
【0030】
同じく図3Aに例示されているように、一部の実施形態においては、ユーザは、ハイライト領域318によってセクション310を強調し得、それによって、任意の適切なその後のアクションが、そのセクション中のガイダンスデータに対応するメディアコンテンツに関連してとられ得る。例えば、ユーザは、セクション310を強調し得、それによって、リマインダが、「The Simpsons」を金曜日の午後7時に視聴するように設定され得る。任意の適切な技術が、3D部分のセクションを強調するために用いられ得る。例えば、ユーザは、深さ方向の動きを表している「イン(in)」ボタンまたは「アウト(out)」ボタンを繰り返し押すことによってハイライト領域を移動させ得る。別の例としては、ユーザは、三次元の動きを感知する入力デバイスを用い(例えば、三次元における力を感知する1つ以上の加速度計を用い)、入力デバイスをハイライト領域の所望の動きに対応する方向に移動させ得る。さらに別の例としては、ユーザは、方向感知型コントローラ(例えば、ディスプレイの上またはその近くの方向感知型受信器と相互作用し、かつ/または動作を検出する1つ以上の加速度計を組み込んでいるコントローラ)を所望のセクションに向けて、コントローラのボタンを押すことによってハイライト領域を移動させ得る。
【0031】
3D部分において表示され得る別のタイプのガイダンスデータが、図3Bの表示320中に示されている。例示されているように、(例えば)ユーザによって強調された、記録された番組リストに対応する記録された番組が、3D部分322のセクション324、326、328、330、332、および334中のガイダンスデータによって識別され得る。これらの記録された番組は、ユーザに利用可能な任意の記録された番組であり得る。例えば、記録された番組は、手動で記録された番組、自動的に記録された番組、ローカルに記録された番組、遠隔で記録された番組などであり得る。これらのセクションのうちの1つが、ハイライト領域338を用いて選択され得る。
【0032】
3D部分において表示され得るさらに別のタイプのガイダンスデータが、図4Aの表示400中に示されている。例示されているように、(例えば)ユーザによって強調されたリストに対応するカテゴリと同じカテゴリ(例えば、漫画)の他の番組が、3D部分402のセクション404、406、および408中のガイダンスデータによって識別され得る。一部の実施形態において、任意の適切なカテゴリまたはテーマが、ガイドの3D部分に表示されるガイダンスデータを、表示の2D部分の対応するリストに関係づけるために用いられ得る。
【0033】
3D部分において表示され得るなおさらなる別のタイプのガイダンスデータが、図4Bの表示410中に示されている。例示されているように、(例えば)ユーザによって強調されたオンデマンドリストに対応するオンデマンド番組の名前が、3D部分412のセクション414、416、および418中のガイダンスデータによって識別され得る。
【0034】
3D部分において表示され得るなおさらなる別のタイプのガイダンスデータが、図5Aの表示500中に示されている。例示されているように、(例えば)ユーザによって強調されたリストに対応する番組の他のエピソードの名前が、3D部分502のセクション504、506、508、510、512、および514中のガイダンスデータによって識別され得る。
【0035】
3D部分において表示され得るなおさらなる別のタイプのガイダンスデータが、図5Bの表示520中に示されている。例示されているように、強調されたリストに対応するメディアコンテンツに関係のある追加のコンテンツ(例えば、インタビュー、画像、プレビューまたは予告編、ウェブサイト、ビデオクリップ、舞台裏のビデオなど)が、3D部分522のセクション524、526、528、530、532、および534中のガイダンスデータによって表され得る。
【0036】
図6Aを参照すると、一部の実施形態に従った、別のタイプのリストが表示600に例示されている。示されているように、リスト604は、仮想チャネル602に対応する単一のリストの中に統合されている複数のチャネルを表し得る。例えば、複数の有料番組チャネルによって、チャネルは、ユーザに対するガイドを簡素化するために単一のリストの中に統合され得る。別の例としては、複数のスポーツまたは音楽のチャネルを有するチャネルが、単一のリストの中に統合され得る。明らかに、任意の適切なチャネルが、仮想チャネルの中に統合され得、チャネルが統合されるか否かは、自動的に決定され得るかまたはユーザによって指定され得る。
【0037】
図6Bに示されているように、(例えば)ユーザがリスト604(図6A)を選択する場合には、リストに関係のある統合されたチャネル上で利用可能な番組に対するガイダンスデータが、3D部分612に提示され得る。例えば、例示されているように、セクション614、616、618、620、622、および624が、異なるチャネル上で利用可能であり得る有料番組のタイトルを表示し得る。一部の実施形態において、統合されたチャネルに対するチャネル番号が、これらのセクション中にさらに表示され得る。ユーザは、ハイライト領域628を用いてセクションを強調し、かつ/またはハイライト領域を前方/インまたは後方/アウトに移動させることによって、示されていないが3D部分用に利用可能である他のセクションにスクロールし得る。インジケータ630および/または632が、ガイダンスデータの追加のセクションが利用可能であることを表すために用いられ得る。
【0038】
明らかに、選択されたリストへの任意の他の適切な関係が、ガイドの3D部分のセクション中に提示される、関係のあるガイダンスデータを選択するために用いられ得る。例えば、関係のあるガイダンスデータは、共通または類似の俳優を有し、共通または類似のキャストを有し、共通または類似のディレクタを有し、共通または類似の音楽アーティストを有し、共通または類似のスポンサーを有し、共通または類似の名前を有し、同じまたは類似シリーズの一部分であり、同じまたは類似のメディアコンテンツ用であり、共通または類似のメタデータターム(term)を有し、共通または類似のカテゴリまたはテーマを有し、および/または任意の他の適切な関係を有することに基づいて選択されたリストに関係づけられ得る。
【0039】
一部の実施形態において、遠隔制御上の複数のボタンの各々は、関係するガイダンスデータを選択するための関係を指定するために用いられ得る。例えば、リストを強調した後、ユーザは、1つのボタンを押して、強調されたリストに対応する同じメディアコンテンツの異なるエピソードを見出し、別のボタンを押して、強調されたリストに対応するメディアコンテンツ中の俳優と同じ俳優を有する他のメディアコンテンツを見出すことなどを行い得る。一部の実施形態において、運動感知型コントローラの動きが、同様に関係するガイダンスデータを選択するための関係を指定するために用いられ得る。例えば、ユーザがリストを強調した後、ユーザは、コントローラをディスプレイに向かって移動させて、強調されたリストに対応する同じメディアコンテンツの異なるエピソードを見出し得、コントローラをディスプレイから離れるように移動させて、強調されたリストに対応するメディアコンテンツ中の俳優と同じ俳優を有する他のメディアコンテンツを見出し得、他の関係に対しては、コントローラを回転させたり、スピンさせたり、または振ったりすることなどを行い得る。
【0040】
一部の実施形態においては、単一の3D部分を有するのではなく、1つ以上の2Dまたは3Dのオブジェクトが、3D空間にオブジェクトが置かれている外観を与えるように表示され得る。例えば、図7に示されているように、オブジェクト702、704、706、および708が、図1のセル108から出てくる外観を与えるように提示され得る。任意の適切なガイダンスデータが、これらのオブジェクト上に提示され得る。例えば、エピソードのタイトルと、放送時刻(例えば、示されているように曜日および時刻)との両方が、図1のセル108中のリストによって識別された「The Simpsons」シリーズの様々なエピソードに対して提示され得る。
【0041】
図3A図3B図4A図4B図5A図5B、および図6Bにおける3D部分302、322、402、412、502、522、および612の各々は、単一の長方形のブロックとして例示されているが、一部の実施形態に従った、任意の適切な3D形状が3D部分として提示され得る。同様に、オブジェクト702、704、706、および708は、一連の4つの長方形のブロックを表しているが、任意の適切な2D形状または3D形状の任意の適切な個数が、一部の実施形態に従った、三次元にある外観を与えるように提示され得る。一部の実施形態において、例えば、ファイルカード(例えば、2Dオブジェクトであるように見えることがある)は、三次元で積み重ねられている外観を与えるように提示され得る。
【0042】
図1に戻って参照すると、一部の実施形態において、セル108中のリストに対して関係のあるリストが利用可能であることを示すために、該セルは、インジケータ128を含み得る。従って、このインジケータが、ユーザに(例えば)セル108を選択する機会について注意を促すために用いられることにより、3D部分302、322、402、412、502、522、または612、あるいはオブジェクト702、704、706、および/または708中で関係のあるリストが見られ得る。
【0043】
図8を参照すると、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおいて第三の次元を提示するプロセス800が例示されている。示されているように、ガイドの2D部分が、最初にステップ802において提示され得る。ガイドのこの部分は、任意の適切な様態で提示され得、例えば、図1および図2に関係して上記されたように、任意の適切な機能を含み得る。次に、ステップ804において、表示の2D部分におけるリストのユーザ選択が受信され得る。この選択は、図1および図2に関係して上記されたように、任意の適切な態様で行われ得る。例えば、ユーザは、セルを強調し、遠隔制御のボタンを押すことによって、表示の2D部分のセル中のリストを選択し得る。
【0044】
次に、ステップ806において、選択されたリストに関係のあるガイダンスデータが選択され得る。この関係のあるガイダンスデータは、任意の適切な関係に基づいて選択され得る。例えば、上述されたように、ガイダンスデータは、共通または類似の俳優を有し、共通または類似のキャストを有し、共通または類似のディレクタを有し、共通または類似の音楽アーティストを有し、共通または類似のスポンサーを有し、共通または類似の名前を有し、同じまたは類似シリーズの一部分であり、同じまたは類似のメディアコンテンツ用であり、共通または類似のメタデータタームを有し、共通または類似のカテゴリまたはテーマを有し、および/または任意の他の適切な関係を有することに基づいて選択されたリストに関係づけられ得る。
【0045】
選択されたガイダンスデータは、次いでステップ808において並べ替えられ得る。この並べ替えは、任意の適切な属性か、あるいは関係のあるガイダンスデータと関連づけられた関係のあるガイダンスデータまたはメディアコンテンツの属性に基づき得る。例えば、関係のあるガイダンスデータは、図3Aに例示されているように、関係のあるガイダンスデータと関連づけられたメディアコンテンツに対する放送の曜日および時刻によって並べ替えられ得る。別の例としては、関係のあるガイダンスデータは、図4Aに例示されているように、アルファベット順に並べ替えられ得る。別の例としては、関係のあるガイダンスデータは、関係のあるガイダンスデータと関連づけられたメディアコンテンツと関連づけられたカテゴリ(または、他の分類属性)に基づいて並べ替えられ得る。さらに別の例としては、関係のあるガイダンスデータは、選択されたリストに関係のあるガイダンスデータの関連性によって並べ替えられ得る。さらに特定の例としては、この関連性は、関係のあるガイダンスデータのいくつの局面が選択されたリストに共通であるかに基づき得る。別のさらに特定の例としては、この関連性は、関係のあるガイダンスデータを選択した前のユーザの数か、または同じ選択されたリストに対して3D部分中に提示されるときに、関係のあるガイダンスデータが選択された前の回数に基づき得る。
【0046】
ステップ810において、関係のあるガイダンスデータは、2D表示に対して第三の次元にある外観を有するように提示され得る。この提示は、任意の適切な態様で遂行され得る。例えば、この提示は、図3A図3B図4A図4B図5A図5B、および図6Bに関係して上に例示されているように遂行され得る。
【0047】
ユーザは、1つ以上のユーザ機器デバイスから、メディアコンテンツおよびメディアガイダンスアプリケーション(および、上記および以下に記述されたその表示画面)にアクセスし得る。図9は、例示的ユーザ機器デバイス900の一般化した実施形態を示す。より具体的なユーザ機器デバイスの実装が、以下に図10に関係して議論される。ユーザ機器デバイス900は、メディアコンテンツおよびデータを入力/出力(以下、「I/O」)経路902を介して受信し得る。I/O経路902は、メディアコンテンツ(例えば、放送プログラミング、オンデマンドプログラミング、インターネットコンテンツ、および他のビデオあるいはオーディオ)およびデータを提供し、処理回路網906およびストレージ908を含む回路網904を制御する。制御回路網904は、I/O経路902を使用して、コマンド、リクエスト、および他の適切なデータを送信し受信するために使用され得る。I/O経路902は、制御回路網904(および具体的には処理回路網906)を1つ以上の通信経路(以下に記述される)に接続する。I/O機能は、1つ以上のこれらの通信経路によって提供され得るが、図面が過度に複雑になるのを避けるために、図9には単一の経路として示されている。
【0048】
制御回路網904は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ、プログラマブルロジックデバイスなどに基づいた処理回路網のような任意の適切な処理回路網906に基づき得る。いくつかの実施形態において、制御回路網904は、メモリ(つまり、ストレージ908)に格納されたメディアガイダンスアプリケーションに対する命令を実行する。クライアントサーバベースの実施形態において、制御回路網904は、ガイダンスアプリケーションサーバまたは他のネットワークあるいはサーバとの通信に適切な通信回路網を含み得る。通信回路網は、ケーブルモデム、統合サービスデジタルネットワーク(ISDN)モデム、デジタル加入者回線(DSL)モデム、電話モデム、他の装置との通信のための無線モデム、光ファイバ通信インターフェイス、ネットワークインターフェイス(例えば、イーサーネットネットワーク用)、および/または任意の他の適切なインターフェイスを含み得る。そのような通信は、インターネットあるいは任意の他の適切な通信ネットワークあるいは経路(これは、図10に関係してより詳細に記述される)を含み得る。さらに、通信回路網は、ユーザ機器デバイスのピア・ツー・ピア通信、あるいは互いに離れた位置のユーザ機器デバイスの通信(以下に詳細に記述される)を可能にする回路網を含み得る。
【0049】
メモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ、読み取り専用メモリ、あるいは任意の他の適切なメモリ)、ハードドライブ、光学式ドライブ、あるいは任意の他の適切な固定あるいは取り外し可能な格納デバイス(例えば、DVDレコーダ、CDレコーダ、ビデオカセットレコーダ、あるいは他の適切な記録デバイス)が、制御回路網904の一部分であるストレージ908として提供され得る。ストレージ908は、1つ以上の上記タイプの格納デバイスを含み得る。例えば、ユーザ機器デバイス900は、DVR(しばしば、パーソナルビデオレコーダあるいはPVRと呼ばれる)のためのハードドライブ、および二次格納デバイスとしてのDVDレコーダを含み得る。ストレージ908は、本明細書に記述される様々なタイプの媒体およびガイダンスアプリケーションデータを格納するために使用され得、これらは、番組情報、ガイダンスアプリケーション設定、ユーザプリファレンスあるいはユーザプロフィール、あるいはガイダンスアプリケーションの動作に使用される他のデータを含む。不揮発性メモリが、(ブートアップルーチンおよび他の命令を起動するために)また使用され得る。
【0050】
制御回路網904は、ビデオ発生回路網および1つ以上のアナログチューナのような同調回路網、1つ以上のMPEG−2デコーダあるいは他のデジタルデコード回路網、高精細度チューナ、あるいは任意の他の適切な同調回路網あるいはビデオ回路網あるいはそのような回路網の組み合わせを含み得る。エンコード回路網(例えば、電波放送された、アナログ、あるいはデジタルの信号を、格納のためにMPEG信号に変換する)が、また、提供され得る。制御回路網904はまた、媒体をユーザ機器900の好ましい出力形式にアップコンバートおよびダウンコンバートするスケーラ回路網を含み得る。回路網904はまた、デジタル信号とアナログ信号との間で変換するための、デジタル−アナログ変換器回路網およびアナログ−デジタル変換器回路網を含み得る。同調およびエンコード回路網はユーザ機器がメディアコンテンツを受信し、表示し、再生し、あるいは記録するために使用され得る。同調およびエンコード回路網はまた、ガイダンスデータを受信するために使用され得る。本明細書に記述される回路網は、例えば、同調、ビデオ発生、エンコード、デコード、スケーラ、およびアナログ/デジタル回路網を含むが、1つ以上の汎用のあるいは特化したプロセッサ上で動作するソフトウェアを使用して実装され得る。複数のチューナが提供されて、同時に、同調機能(例えば、監視ならびに記録機能、ピクチャインピクチャ(PIP)機能、複数のチューナ記録など)を扱う。ストレージ908が個別のデバイスとしてユーザ機器900から提供される場合、同調およびエンコード回路網(複数のチューナを含む)はストレージ908に関連され得る。
【0051】
ユーザは、ユーザ入力インターフェイス910を使用して、制御回路網904を制御し得る。ユーザ入力インターフェイス910は、遠隔制御、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチスクリーン、タッチパッド、ペン入力、ジョイスティック、モーションセンシティブコントローラ(例えば、三次元の力を感じる1つ以上の加速度計を組み込んでいる)、音声認識インターフェイス、あるいは他のユーザ入力インターフェイスのような、任意の適切なユーザインターフェイスであり得る。ディスプレイ912が、独立型デバイスとしてあるいはユーザ機器デバイス900の他の要素と一体化して提供され得る。ディスプレイ912は、モニタ、テレビジョン、移動デバイスの液晶ディスプレイ(LCD)、あるいは画像を表示するための任意の他の適切な機器のうちの1つ以上であり得る。いくつかの実施形態において、ディスプレイ912は、HDTV互換であり得る。スピーカ914は、ユーザ機器デバイス900の他の要素と一体化して提供され得るか、あるいは、独立型ユニットであり得る。ディスプレイ912に表示されるビデオおよび他の媒体コンテンツのオーディオ成分は、スピーカ914を介して再生され得る。いくつかの実施形態において、オーディオは、受信器(示されていない)に分配され得、受信器はオーディオを処理して、スピーカ914を介して出力する。
【0052】
図9のユーザ機器デバイス900は、ユーザテレビジョン機器1002、ユーザコンピュータ機器1004、無線ユーザ通信デバイス1006、あるいは、媒体にアクセスするために適切な、非携帯型ゲーム機のような、任意の他のタイプのユーザ機器として、図10のシステム1000に実装され得る。簡単化のために、これらのデバイスは本明細書では集合的にユーザ機器あるいはユーザ機器デバイスといわれる。メディアガイダンスアプリケーションが実装されるユーザ機器デバイスは、独立型デバイスとして機能し得るか、あるいはデバイスのネットワークの一部分であり得る。デバイスの様々なネットワーク構成が実装され得、より詳細に以下に議論される。
【0053】
ユーザテレビジョン機器1002は、セットトップボックス、衛星テレビジョンを取り扱うための一体型受信器デコーダ(IRD)、テレビジョンセット、デジタル格納デバイス、DVDレコーダ、ビデオカセットレコーダ(VCR)、ローカルメディアサーバ、あるいは他のユーザテレビジョン機器を含み得る。所望ならば、これらのデバイスのうちの1つ以上が単一のデバイスに一体化され得る。ユーザコンピュータ機器1004は、PC、ラップトップ、タブレット、ウェブTVボックス、パーソナルコンピュータテレビジョン(PC/TV)、PCメディアサーバ、PCメディアセンタ、あるいは他のユーザコンピュータ機器を含み得る。WEBTV(現在、MSN TVとして公知である)は、Microsoft Corp.によって所有されている商標である。無線ユーザ通信デバイス1006は、PDA、携帯電話、携帯型ビデオプレーヤ、携帯型音楽プレーヤ、携帯型ゲーム機、あるいは他の無線デバイスを含み得る。
【0054】
PC用のテレビジョンチューナカード、ウェブTV、およびビデオの他のユーザ機器デバイスへの一体化の到来により、デバイスを上記のデバイスのうちの1つに分類することを試みる場合、境界線がぼやけてきたことに気付かれるべきである。実際、ユーザテレビジョン機器1002、ユーザコンピュータ機器1004、および無線ユーザ通信デバイス1006の各々は、図9に関係して上に記述されたシステムの特徴のうちの少なくともいくつかを利用し得、結果として、デバイスに利用可能なメディアコンテンツのタイプに関するフレキシビリティを含む。例えば、ユーザテレビジョン機器1002は、インターネットコンテンツへのアクセスを可能にする、インターネット可能であり得、ユーザコンピュータ機器1004は、テレビジョン番組へのアクセスを可能にするチューナを含み得る。メディアガイダンスアプリケーションはまた、様々な異なるタイプのユーザ機器上で同じレイアウトを有し得るか、あるいはユーザのディスプレイ性能に合わせ得る。例えば、ユーザコンピュータ機器上で、ガイダンスアプリケーションが、ウェブブラウザによってアクセスされるウェブサイトとして提供され得る。他の例において、ガイダンスアプリケーションは、無線ユーザ通信デバイス用にスケールダウンされ得る。
【0055】
システム1000において、一般に各タイプのユーザ機器デバイスのうちの2つ以上があるが、図面を過度に複雑にするのを避けるために、それぞれのうちのただ1つが図10に示されている。さらに、各ユーザは、2つ以上のタイプのユーザ機器デバイス(例えば、ユーザがテレビジョンセットおよびコンピュータを有し得る)を利用し得、また、各タイプのユーザ機器デバイスの2つ以上(例えば、ユーザはPDAおよび携帯電話および/または複数のテレビジョンセットを有し得る)を有し得る。
【0056】
ユーザはまた、様々な設定を行って、ホームデバイスおよび遠隔デバイスにわたり、一貫したメディアガイダンスアプリケーションの設定を制御し、および/または維持する。設定は、チャネルおよび番組の嗜好、番組の推奨、表示の好み、および他の所望のガイダンス設定を作成するためにガイダンスアプリケーションが利用する番組の嗜好に加えて、本明細書に記述されたものを含む。例えば、ユーザがあるチャネルを好みとして設定する場合、例えば、ユーザの事務所においてユーザのパーソナルコンピュータ上でウェブサイトwww.tvguide.comを設定する場合、同じチャネルが、所望ならばユーザの移動デバイスに加えて、ユーザのホームデバイス(例えば、ユーザテレビジョン機器およびユーザコンピュータ機器)上に好みであるとして現れる。他の例として、ユーザは、ユーザの他のデバイス(例えば、ユーザのホームデバイス)上で番組が記録されるべき1つのデバイス(例えば、携帯型デバイスあるいはユーザの車両に搭載されたデバイス)を使用することを特定し得る。従って、これらが同じタイプかあるいは異なるタイプのユーザ機器デバイスかにかかわらず、1つのユーザ機器デバイスになされた変更は他のユーザ機器デバイス上のガイダンス経験を変更し得る。さらに、なされる変更は、ガイダンスアプリケーションによって監視されるユーザの活動に加えて、ユーザによって入力された設定に基づき得る。
【0057】
ユーザ機器デバイスは、通信ネットワーク1014に結合され得る。つまり、ユーザテレビジョン機器1002、ユーザコンピュータ機器1004、および無線ユーザ通信デバイス1006は、通信経路1008、1010、および1012をそれぞれ介して、通信ネットワーク1014に結合され得る。通信ネットワーク1014は、1つ以上のネットワークであり得、インターネット、携帯電話ネットワーク、移動デバイス(例えば、Blackberry)ネットワーク、ケーブルネットワーク、公衆回線電話ネットワーク、あるいは他のタイプの通信ネットワークあるいは通信ネットワークの組み合わせを含む。BLACKBERRYは、Research In Motion Limited Corp.によって所有される商標である。経路1008、1010、および1012は、個別にあるいは共に、衛星経路、光ファイバ経路、ケーブル経路、インターネット通信を支持する経路(例えば、IPTV)、自由空間接続(例えば、放送あるいは他の無線信号の)、あるいは任意の他の適切な有線あるいは無線通信経路あるいは、そのような経路の組み合わせのような、1つ以上の通信経路を含む。経路1012は、点線で描かれており、図10に示された例示の実施形態において、これは無線経路を示し、経路1008および1010は実線で描かれており、これらが有線経路である(所望ならば、これらの経路は無線経路であり得るが)ことを示す。ユーザ機器デバイスとの通信は、1つ以上のこれらの通信経路によって提供され得るが、図面を過度に複雑にすることを避けるために、図10には単一の経路として示されている。
【0058】
通信経路はユーザ機器デバイス間には描かれていないが、経路1008、1010、1012に関係して上に記述されたもののように、USBケーブル、IEEE 1394ケーブル、無線経路(例えば、Bluetooth、赤外線、IEEE 802−11xなど)、あるいは有線または無線経路を介する他の短距離通信のような、他の短距離ポイント・ツー・ポイント通信経路と同様に、これらのデバイスは、通信経路を介して直接互いに通信し得る。BLUETOOTHは、Bluetooth SIG,INC.によって所有される商標である。ユーザ機器デバイスはまた、通信ネットワーク1014を介する間接経路を通して、直接互いに通信し得る。
【0059】
システム1000は、メディアコンテンツソース1016および通信ネットワーク1014に通信経路1020および1022をそれぞれ介して結合されたメディアガイダンスデータソース1018を含む。経路1020および1022は、経路1008、1010、および1012に関して上に記述された任意の通信経路を含み得る。メディアコンテンツソース1016およびメディアガイダンスデータソース1018との通信は、1つ以上の通信経路で交換され得るが、図面を過度に複雑にすることを避けるために、図10においては単一の経路として示されている。さらに、メディアコンテンツソース1016およびメディアガイダンスデータソース1018の各々のうちの2つ以上があり得るが、図面を過度に複雑にすることを避けるために、各々のうちの1つのみが図10には示されている(これらのソースの各々の異なるタイプは、以下に議論される)。所望ならば、メディアコンテンツソース1016およびメディアガイダンスデータソース1018は、1つのソースデバイスとして一体化され得る。ユーザ機器デバイス1002、1004、および1006によるソース1016と1018との間の通信が、通信ネットワーク1014を介するように示されているが、いくつかの実施形態では、ソース1016および1018は、経路1008、1010、および1012に関係して記述されたように、通信経路(示されていない)を介して、直接ユーザ機器デバイス1002、1004、および1006と通信し得る。
【0060】
メディアコンテンツソース1016は、テレビジョン配信ファシリティ、ケーブルシステムヘッドエンド、衛星配信ファシリティ、番組ソース(例えば、NBC、ABC、HBO、などのテレビジョン放送)、中間配信ファシリティおよび/またはサービス、インターネットプロバイダ、オンデマンドメディアサーバ、および他のメディアコンテンツプロバイダを含む、1つ以上のタイプのメディア配信機器を含み得る。NBCは、National Broadcasting Company INC.が所有する商標であり、ABCはABC,INC.が所有する商標であり、HBOは、Home Box Office Inc.が所有する商標である。メディアコンテンツソース1016は、メディアコンテンツ(例えば、テレビジョン放送、ウェブ放送プロバイダなど)の発信者であり得るか、あるいは、メディアコンテンツ(例えば、オンデマンドメディアコンテンツプロバイダ、ダウンロードのための放送番組のビデオコンテンツのインターネットプロバイダなど)の発信者ではないことがあり得る。メディアコンテンツソース1016は、ケーブルソース、衛星プロバイダ、オンデマンドプロバイダ、インターネットプロバイダ、あるいはメディアコンテンツの他のプロバイダを含み得る。メディアコンテンツソース1016はまた、異なるタイプのメディアコンテンツ(ユーザによって選択されたビデオコンテンツを含む)を格納するために使用される、任意のユーザ機器デバイスから遠隔の位置の遠隔メディアサーバを含み得る。メディアコンテンツの遠隔ストレージのシステムおよび方法と、遠隔に格納されたメディアコンテンツのユーザ機器への提供が、2003年8月7日に公開された、Ellisなどによる米国特許出願公開第2003/0149988A1号に関係して詳細に議論されており、その全体が本明細書において参考として援用されている。
【0061】
メディアガイダンスデータソース1018は、メディアリスト(あるいは番組リスト)、メディア関連情報(あるいはメディア情報あるいは番組情報)(例えば、放送時刻、放送チャネル、メディアタイトル、メディア説明、レーティング情報(例えば、視聴年齢制限レーティング、批評家のレーティングなど)、ジャンルあるいはカテゴリ情報、俳優情報、放送業者あるいはプロバイダのロゴのためのロゴデータ、リリース年、ランタイム(長さ)、エピソード的サブタイトル、字幕情報、ボーナス機能(例えば、クリップ)、舞台裏のクリップ、画像など)、メディア形式(例えば、標準精細、高精細、オーディオ品質、など)、広告情報(例えば、テキスト、画像、メディアクリップ、など)、オンデマンド情報、およびユーザが所望のメディア選択をナビゲートして位置を探し出すことを援助する、任意の他のタイプのガイダンスデータのような、メディアガイダンスデータを提供し得る。
【0062】
メディアガイダンスアプリケーションデータは、任意の適切なアプローチを使用して、ユーザ機器デバイスに提供され得る。いくつかの実施形態において、ガイダンスアプリケーションは、データフィード(例えば、連続的なフィード、細流フィード、あるいはチャネルの垂直帰線消去期間におけるデータ)を介して番組ガイドデータを受信する、独立型双方向テレビジョン番組ガイドであり得る。番組スケジュールデータおよび他のガイダンスデータは、テレビジョンチャネルの垂直帰線消去期間において、帯域内のデジタル信号を使用してか、帯域外のデジタル信号を使用してか、あるいは、任意の他の適切なデータ伝送技術を使用して、テレビジョンチャネル側波帯上でユーザ機器に提供され得る。番組スケジュールデータおよび他のガイダンスデータは、複数のアナログあるいはデジタルテレビジョンチャネル上でユーザ機器に提供され得る。番組スケジュールデータおよび他のガイダンスデータは、任意の適切な頻度(例えば、連続的に、毎日、ユーザが特定した時間帯、システムが特定した時間帯、ユーザ機器からの要求に応答して、など)によりユーザ機器に提供され得る。いくつかのアプローチにおいて、メディアガイダンスデータソース1018からのガイダンスデータは、ユーザの機器にクライアント−サーバアプローチを使用して提供され得る。例えば、ユーザの機器に常駐するガイダンスアプリケーションクライアントは、ソース1018によりセッションを開始し得、必要な場合、ガイダンスデータを取得する。メディアガイダンスデータソース1018は、ユーザ機器デバイス1002、1004、および1006に、メディアガイダンスアプリケーション自体を、あるいはメディアガイダンスアプリケーションのソフトウェアアップデートを提供し得る。
【0063】
メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザ機器デバイスに実装された独立型アプリケーションであり得る。他の実施形態において、メディアガイダンスアプリケーションは、クライアント−サーバアプリケーションであり得、ここでは、クライアントのみがユーザ機器デバイスに常駐する。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、クライアントアプリケーションとしてユーザ機器デバイス900の制御回路網904上に部分的に、また、サーバアプリケーション(例えば、メディアガイダンスデータソース1018)として遠隔サーバ上に部分的に実装され得る。ガイダンスアプリケーションディスプレイがメディアガイダンスデータソース1018によって発生されて、ユーザ機器デバイスに伝送され得る。メディアガイダンスデータソース1018はまた、ユーザ機器上のストレージのためのデータを伝送し得、制御回路網によって生成される命令に基づいて、ガイダンスアプリケーションディスプレイを生成する。
【0064】
メディアガイダンスシステム1000は、いくつかのアプローチ、あるいはネットワーク構成を例示するように意図されており、それによって、メディアにアクセスしメディアガイダンスを提供するために、ユーザ機器デバイスおよびメディアコンテンツのソースとガイダンスデータのソースが互いに通信し得る。本発明は、メディアを送達しメディアガイダンスを提供するために、これらのアプローチの任意の1つ以上のサブセットに適用され得るか、あるいは、他のアプローチを採用するシステムに適用され得る。以下の3つのアプローチが、図10の一般化された例示の具体的な説明を提供する。
【0065】
1つのアプローチにおいて、ユーザ機器デバイスは、ホームネットワーク内で互いに通信し得る。ユーザ機器デバイスは、上に記述された短距離ポイントツゥポイント通信スキームを介してか、ハブあるいはホームネットワーク上に提供される他の同様なデバイスを通る間接経路を介してか、または、通信ネットワーク1014を介して、互いに直接通信できる。単一の住居の複数の個人の各々は、異なるユーザ機器デバイスをホームネットワーク上で操作し得る。結果として、様々なメディアガイダンス情報あるいは設定が異なるユーザ機器デバイスの間で通信されることが望ましいことがあり得る。例えば、2005年11月10日に公開された、Ellisなどによる米国特許出願公開第2005/0251827A1号において詳細に議論されたように、ユーザがホームネットワーク内の異なるユーザ機器デバイス上で、一貫したメディアガイダンスアプリケーション設定を維持することが望ましいことがあり得る。ホームネットワーク内の異なるタイプのユーザ機器デバイスはまた、互いに通信して、メディアコンテンツを伝送し得る。例えば、ユーザは、メディアコンテンツをユーザコンピュータ機器から携帯型ビデオプレーヤあるいは携帯型音楽プレーヤに伝送し得る。
【0066】
第2のアプローチにおいて、ユーザは複数のタイプのユーザ機器を有し得、これらのユーザ機器によって、ユーザがメディアコンテンツにアクセスしメディアガイダンスを獲得する。例えば、一部のユーザは、ホーム内デバイスあるいは移動型デバイスによってアクセスされるホームネットワークを有し得る。ユーザは、遠隔デバイス上に実装されたメディアガイダンスアプリケーションを介して、ホーム内デバイスを制御し得る。例えば、ユーザは、かれらのオフィスのパーソナルコンピュータを介して、PDAあるいはウェブ可能な携帯電話のような移動デバイス上で、ナビゲーションシステムの一部分であるか、あるいはそれに結合された車両ベースのシステム上などで、ウェブサイト上のメディアガイダンスアプリケーションにアクセスし得る。ユーザは、ガイダンスアプリケーション上で、様々な設定(例えば、レコーディング、リマインダ、あるいは他の設定)を設定して、ユーザのホーム内機器を制御し得る。ガイドはユーザの機器デバイスを制御し得るか、あるいはユーザのホーム内機器上のメディアガイダンスアプリケーションと通信することによって、制御し得る。ユーザ機器デバイスが互いに遠隔に配置されている、ユーザ機器デバイス通信のための様々なシステムおよび方法が、例えば、2005年2月3日に公開された、Ellisなどによる米国特許出願公開第2005/0028208A1号において詳細に議論されており、その全体が本明細書において参考として援用されている。
【0067】
第3のアプローチにおいて、ホームの内部および外部のユーザ機器デバイスのユーザは、かれらのメディアガイダンスアプリケーションを使用し、メディアコンテンツソース1016と直接通信して、メディアコンテンツにアクセスし得る。具体的には、ホーム内では、ユーザテレビジョン機器1002およびユーザコンピュータ機器1004のユーザは、メディアガイダンスアプリケーションにアクセスして、望ましいメディアコンテンツの間をナビゲートし、かつ望ましいメディアコンテンツを探し出す。ユーザはまた、無線ユーザ通信デバイス1006を使用することにより、ホーム外のメディアガイダンスアプリケーションにアクセスして、望ましいメディアコンテンツの間をナビゲートし、かつ望ましいメディアコンテンツを探し出す。
【0068】
メディアコンテンツの議論はビデオコンテンツに焦点を当ててきたが、メディアガイダンスの原理は、音楽、画像などの他のタイプのメディアコンテンツに適用され得ることは、容易に理解されるであろう。
【0069】
従って、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおいてガイドリストを三次元で提示するための方法およびシステムが提供される。この発明は、限定のためではなく、例示目的のために提示される記述された実施形態以外によっても実施され得、記述された実施形態の様々な特徴が交換され、任意の適切な組み合わせにおいて使用され得、本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定されることを当業者は容易に理解するであろう。
図1
図2
図3A
図3B
図4A
図4B
図5A
図5B
図6A
図6B
図7
図8
図9
図10