特許第5678216号(P5678216)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許56782163、3―ジメチルブチルアルデヒドの製造方法
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  • 特許5678216-3、3―ジメチルブチルアルデヒドの製造方法 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5678216
(24)【登録日】2015年1月9日
(45)【発行日】2015年2月25日
(54)【発明の名称】3、3―ジメチルブチルアルデヒドの製造方法
(51)【国際特許分類】
   C07C 45/42 20060101AFI20150205BHJP
   C07C 47/02 20060101ALI20150205BHJP
   C07C 45/82 20060101ALI20150205BHJP
   C07C 69/63 20060101ALI20150205BHJP
   C07C 67/293 20060101ALI20150205BHJP
   C07B 61/00 20060101ALN20150205BHJP
【FI】
   C07C45/42
   C07C47/02
   C07C45/82
   C07C69/63
   C07C67/293
   !C07B61/00 300
【請求項の数】3
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2013-558299(P2013-558299)
(86)(22)【出願日】2012年5月4日
(65)【公表番号】特表2014-518845(P2014-518845A)
(43)【公表日】2014年8月7日
(86)【国際出願番号】CN2012075098
(87)【国際公開番号】WO2013023462
(87)【国際公開日】20130221
【審査請求日】2013年9月12日
(31)【優先権主張番号】201110233967.0
(32)【優先日】2011年8月16日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513230941
【氏名又は名称】済南誠匯双達化工有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】胡俊峰
(72)【発明者】
【氏名】于東海
(72)【発明者】
【氏名】蒋清乾
(72)【発明者】
【氏名】楊彦軍
【審査官】 水島 英一郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−515471(JP,A)
【文献】 米国特許第2481158(US,A)
【文献】 米国特許第2419500(US,A)
【文献】 特表2003−503471(JP,A)
【文献】 特開平11−343265(JP,A)
【文献】 特開2011−26323(JP,A)
【文献】 中国特許出願公開第1301247(CN,A)
【文献】 Chemical & Pharmaceutical Bulletin,1978年,Vol.26,p.3233−3237
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07C 45/42
C07C 45/82
C07C 47/02
C07C 67/293
C07C 69/63
CAplus(STN)
REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
tert−ブチルクロライドとビニルエステルを原料とし、1−クロロ−3、3ジメチルブチルアセテートを触媒製造し、前記tert−ブチルクロライドと前記ビニルエステルの重量比は1:0.84ないし0.93であり、触媒剤の作用の下で温度を調節して1−クロロ−3、3ジメチルブチルアセテートを加水不均等化して、3、3−ジメチルブチルアルデヒドを含有した加水不均等化反応化合物を製造し、精留精製して3、3−ジメチルブチルアルデヒドを得て、前記触媒剤は塩化アルミニウムまたはp−トルエンスルホン酸若しくは塩化鉄であり、加水不均等化温度は100℃ないし110℃であるプロセスを含むことを特徴とする3、3−ジメチルブチルアルデヒドの製造方法。
【請求項2】
(1)50kgのジクロロメタンを反応器に入れて攪拌及び冷却循環し、温度が−7℃ないし−2℃になるまで待ち、1.3kgの塩化アルミニウムを入れて、3時間後、20kgのtert−ブチルクロライドを点滴し、その後、2時間以内に18.6kgのビニルエステルを点滴した後、−2℃ないし0℃で2時間保温反応させ、
反応終了後、反応器に14kgの脱イオン水を入れて十分に攪拌し、有機層を分離獲得し、6.7kgの5%炭酸ナトリウム溶液で有機層をPH値が8ないし9になるまで洗浄した後、ジクロロメタン有機層を分離獲得し、 5kgの無水硫酸ナトリウムを入れて乾燥させた後、30℃ないし50℃でジクロロメタンを消尽するまで濃縮回収し、減圧蒸留し続け、60℃ないし64℃/20mmHgの分離物を収集して無色の液体1−クロロー3、3ジメチルブチルアセテートを35.7kg得て、
(2)35.7kgの1−クロロー3、3ジメチルブチルアセテートを反応器に入れて、10kgの10%塩酸を加えて100℃ないし110℃に加熱して3時間還流し、還流終了後、加温蒸留し続けて104℃ないし106℃の留分を収集して19.4kgの3、3−ジメチルブチルアルデヒドを得るプロセスを含むことを特徴とする請求項1に記載の3、3−ジメチルブチルアルデヒドの製造方法。
【請求項3】
(1)225kgのジクロロメタンを反応器の中に入れて撹拌及び冷却循環し、温度が−7℃ないし−2℃になるまで待ち、9kgのパラトルエンスルホン酸を入れて、点滴方法を使用して80kgのtert−ブチルクロライドを2時間以内に添加完了し、引き続き2時間以内に70kgのビニルエステルを点滴した後、−2℃ないし0℃で2時間保温反応させ、
保温反応終了後、反応器に56kgの脱イオン水を入れて十分に攪拌し、有機層を分離獲得し、25kgの5%炭酸ナトリウム溶液に有機層をPH値が8ないし9になるまで洗浄した後、ジクロロメタン有機層を分離獲得し、前記有機層の中に15kgの無水硫酸ナトリウムを入れて乾燥させた後、30℃ないし50℃でジクロロメタンを消尽するまで濃縮回収し、減圧蒸留し続けて、60℃ないし64℃/20mmHgの分離物を収集して無色の液体1− クロロ−3、3ジメチルブチルアセテートを131.7kgを得て、
(2)131.7kgの1−クロロ−3、3ジメチルブチルアセテートを反応器に入れて、同時に17kgの15%リン酸を加えて100℃ないし110℃に加熱して3時間還流し、還流終了後、加温蒸留し続けて104℃ないし106℃の留分を収集して70.1kgの3、3−ジメチルブチルアルデヒドを得るプロセスを含むことを特徴とする請求項1に記載の3、3−ジメチルブチルアルデヒドの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
〔技術分野〕
本発明は、甘味料に関するものであって、より詳しくは、甘味料中間体である3、3―ジメチルブチルアルデヒドの製造方法に関する。
〔発明の背景となる技術〕
甘味料のうちネオタム(Neotame)は、アメリカ会社が開発した高糖度、低カロリー、非う蝕性(noncariogenic)などの利点を備えている優れた製品であり、市場の潜在力が大きく、各国で独自の製造方法で積極的に生産している。しかし、 3、3−ジメチルブチルアルデヒドは、ネオタムの重要な中間体である。前記中間体は、市場価格が高いため、製品の価格が低くなることはできない。そのため、各国では、すべて前記中間体の製造方法を研究している。例えば、既に公開されている3、3−ジメチルブチルアルデヒドの製造方法(CN101311151)では、エチレンガスを原料にして製造するのに、エチレンガスは運送、貯蔵、生産設備などに対する要求条件が比較的に高く、運送及び生産プロセスでのリスクが存在する。また、前記製造方法は、作業工程が比較的長く、エネルギー消費量が多いだけでなく、300℃以上の高温で不活性気体をキャリヤーガスにして、 3、3−ジメチルブタノールを水と混合させて気化した後、貴金属の存在の下で触媒脱水素化して得る。これは、生産の安全性が低く、生産コストが高い。また、CN1301247Aで公開された方法において、使用した原料である3、3−ジメチルブチルクロライドの価格が高く、生産プロセスでのジメチルスルフィド系化合物が生成されるので環境汚染が懸念され、このような汚染を管理するには、割りと高額の生産コストがかかることから工業化生産に適していない。
〔特許文献1〕中国特許登録CN101311151
〔特許文献2〕中国公開特許CN1301247A
〔発明の概要〕
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、3、3−ジメチルブチルアルデヒドの製造方法を提供するところにあり、安価で入手容易な原料を使用して2段階の調節可能反応で3、3−ジメチルブチルアルデヒドを製造することによって、従来技術の欠点を克服することができる。
【0002】
本発明は、上記目的を達成するために、次のような技術方案を提供する。 3、3−ジメチルブチルアルデヒドの製造方法において、次のようなプロセスを含む。tert−ブチルクロライドとビニルエステルを原料とし、1−クロロ(Chloro)−3,3ジメチルブチルアセテートを触媒製造する。tert−ブチルクロライドとビニルエステルの重量比は1:0.84ないし0.93である。触媒剤の作用の下で温度を調節して、1−クロロー3、3ジメチルブチルアセテートを加水不均等化して、3、3−ジメチルブチルアルデヒドを含有した加水不均等化反応化合物を製造し、精留精製して3、3−ジメチルブチルアルデヒドを得る。反応方程式は、図1を参照して欲しい。触媒剤は、塩化アルミニウムまたはp−トルエンスルホン酸または塩化鉄(iron chloride)であり、加水不均等化温度は100℃ないし110℃である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る前記3、3−ジメチルブチルアルデヒドの製造方法において、詳細なプロセスは次の通りである。
【0003】
(1)50kgのジクロロメタンを反応器に入れて攪拌及び冷却循環し、温度が−7℃ないし−2℃になるまで待ち、1.3kgの塩化アルミニウムを入れて、 3時間後に20kgのtert−ブチルクロライドを点滴し、その後2時間以内に18.6kgのビニルエステルを点滴した後、−2℃ないし0℃で2時間温反応させる。
【0004】
反応終了後、反応器に14kgの脱イオン水を入れて十分に攪拌し、有機層を分離獲得する。6.7kgの5%炭酸ナトリウム溶液で有機層をPH値が8ないし9になるまで洗浄する。その後、ジクロロメタン有機層を分離獲得し、 5kgの無水硫酸ナトリウムを入れて乾燥させた後、30℃ないし50℃で ジクロロメタンを消尽するまで濃縮回収して減圧蒸留し続け、60℃ないし64℃/20mmHgの分離物を収集して無色の液体1−クロロ−3,3ジメチルブチルアセテートを35.7kgを得る。
【0005】
(2)35.7kgの1−クロロ−3、3ジメチルブチルアセテートを反応器に入れて、10kgの10%塩酸を加えて100℃ないし110℃に加熱して3時間還流する。還流終了後、加温蒸留し続けて104℃ないし106℃の留分を収集して19.4kgの3、3−ジメチルブチルアルデヒドを得る。
【0006】
本発明の3、3−ジメチルブチルアルデヒドの製造方法の具体的なプロセスは次のようである。
【0007】
(1)225kgのジクロロメタンを反応器の中に入れて撹拌及び冷却循環し、温度が−7℃ないし−2℃になるまで待ち、9kgのパラトルエンスルホン酸を入れて、点滴方法を使用して80kgのtert−ブチルクロライドを2時間以内に添加完了する。その後、2時間以内に70kgのビニルエステルを点滴した後、−2℃ないし0℃で2時間保温反応させる。
【0008】
保温反応終了後、反応器の中に56kgの脱イオン水を入れて十分に攪拌し、有機層を分離取得する。25kgの5%炭酸ナトリウム溶液で有機層をPH値が8ないし9になるまで洗浄する。その後、ジクロロメタン有機層を分離獲得し、前記有機層の中に15kgの無水硫酸ナトリウムを入れて乾燥させた後、30℃ないし50℃でジクロロメタンを消尽するまで濃縮回収して、減圧蒸留し続け、60℃ないし64℃/20mmHgの分離物を収集して無色の液体1−クロロ−3、3ジメチルブチルアセテートを131.7kgを得る。
【0009】
(2)131.7kgの1−クロロ−3、3ジメチルブチルアセテートを反応器に入れて、同時に17kgの15%のリン酸を加えて100℃ないし110℃に加熱し、3時間還流する。還流終了後、加温蒸留し続けて104℃ないし106℃の留分を収集して70.1kgの3、3−ジメチルブチルアルデヒドを得る。
〔発明の効果〕
本発明の製造方法で使用した原料及び反応方式は、すべての従来技術と割りと大きく区別される。ここで選択したtert−ブチルクロライドとビニルエステルの原料は、安価なことから製品の価格を大幅に下げることができ、運送や貯蔵過程における安全性も比較的高い。本発明の製造方法において、生産過程は割りと短く、反応条件が便利なため高温は要らず、生産設備に対する特別な要件はない。また、生産安全性が高く、製品の純度が99.7%に達し、収率は約95%に達する。全体の製造方法において、硫化物類の副産物に因る環境汚染は存在しない。また、本発明は、作業が容易で、様々な技術的媒介変数の調節が容易になるという利点を持つ。
〔図面の簡単な説明〕
図1〕本発明の反応化学式である。
〔発明の実施のための最良の形態〕
本発明の3、3−ジメチルブチルアルデヒドの製造方法は、下記のようなプロセスを含む。tert−ブチルクロライドとビニルエステルを原料にして、 1−クロロ−3、3ジメチルブチルアセテートを触媒的に製造する。tert−ブチルクロライドとビニルエステルの重量比は1:0.84ないし0.93である。触媒剤の作用の下で温度を調節して1−クロロ−3、3ジメチルブチルアセテートを加水不均等化して、3、3−ジメチルブチルアルデヒドを含有した加水不均等化反応化合物を製造し、さらに3、3−ジメチルブチルアルデヒドを混合物から蒸発させ、精留精製して3、3−ジメチルブチルアルデヒドを得る。反応化学式は、図1を参照して欲しい。触媒剤は、塩化アルミニウムまたはp−トルエンスルホン酸または塩化鉄であり、加水不均等化温度は100℃ないし110℃である。
【0010】
本発明の3、3−ジメチルブチルアルデヒドの製造方法の望ましい第1の実施形態の詳細は下記の通りである。
【0011】
(1)50kgのジクロロメタンを100Lのエナメル反応器に入れて攪拌及び冷却循環し、温度が−7℃ないし−2℃になるまで待ち、1.3kgの塩化アルミニウムを入れて、3時間後、20kgのtert−ブチルクロライドを点滴し、その後、2時間以内に18.6kgのビニルエステルを点滴した後、−2℃ないし0℃で2時間保温反応させる。
【0012】
反応終了後、反応器に14kgの脱イオン水を入れて十分に攪拌し、有機層を分離獲得する。6.7kgの5%炭酸ナトリウム溶液で有機層をPH値が8ないし9になるまで洗浄する。次に、ジクロロメタン有機層を分離獲得し、前記有機層の中に5kgの無水硫酸ナトリウムを入れて乾燥させた後、30℃ないし50℃でジクロロメタンを消尽するまで濃縮回収して、減圧蒸留し続け、60℃ないし64℃/20mmHgの分離物を収集して、無色の液体1−クロロ−3、3ジメチルブチルアセテートを35.7kg得る。収率は92.5%である。
【0013】
(2)35.7kgの1−クロロ−3、3ジメチルブチルアセテートを50Lのエナメル反応器に入れて、10kgの10%塩酸を加えて100℃ないし110℃に加熱し、3時間還流する。還流終了後、加温蒸留し続けて104℃ないし106℃の分離物を収集して19.4kgの3、3−ジメチルブチルアルデヒドを得る。製品の純度は99.6%であり、収率は96.7%である。
本発明の3、3−ジメチルブチルアルデヒドの製造方法の望ましい第2の実施形態の具体的なプロセスは次の通りである。
【0014】
(1)225kgのジクロロメタンを500Lのエナメル反応器に入れて攪拌及び冷却循環し、温度が−7℃ないし−2℃になるまで待ち、9kgのp−トルエンスルホン酸を入れて、2時間以内に80kgのtert−ブチルクロライドを点滴し、その後、2時間以内に70kgのビニルエステルを点滴した後、−2℃ないし0℃で2時間保温反応させる。
【0015】
反応終了後、反応器に64kgの脱イオン水を入れて十分に攪拌し、有機層を分離獲得する。25kgの5%炭酸ナトリウム溶液で有機層をPH値が8ないし9になるまで洗浄する。ジクロロメタン有機層を分離獲得し、前記有機層の中に15kgの無水硫酸ナトリウムを入れて乾燥させた後、30℃ないし50℃でジクロロメタンを消尽するまで濃縮回収して、減圧蒸留し続け、60℃ないし64℃/20mmHgの分離物を収集して無色の液体1−クロロ−3、3ジメチルブチルアセテートを131.7kgを得る。収率は90.7%である。
【0016】
(2)131.7kgの1−クロロー3、3ジメチルブチルアセテートを300Lのエナメル反応器に入れて、17kgの15%塩酸を加えて100℃ないし110℃に加熱し、3時間還流する。還流終了後、加温蒸留し続けて104℃ないし106℃の分離物を収集して70.1kgの3、3−ジメチルブチルアルデヒドを得る。製品の純度は99.7%であり、収率は95%である。
【0017】
本発明の3、3−ジメチルブチルアルデヒドの製造方法の望ましい第3の実施形態の具体的なプロセスは下記の通りである。
【0018】
(1)1200kgのジクロロメタンを3000Lのエナメル反応器に入れて攪拌及び冷却循環し、温度が−7℃ないし−2℃になるまで待ち、55kgの塩化鉄を入れて、2時間以内に480kgのtert−ブチルクロライドを点滴し、その後、2時間以内に405.7kgのビニルエステルを点滴した後、−2℃ないし0℃で2時間保温反応させる。
【0019】
(2)反応終了後、反応器に320kgの脱イオン水を入れて十分に攪拌し、有機層を分離獲得する。160kgの5%炭酸ナトリウム溶液で有機層をPH値が8ないし9になるまで洗浄する。ジクロロメタン有機層を分離獲得し、前記有機層の中に100kgの無水硫酸ナトリウムを入れて乾燥させた後、30℃ないし50℃でジクロロメタンを消尽するまで濃縮回収して、減圧蒸留し続け、60℃ないし64℃/20mmHgの分離物を収集して無色の液体1−クロロ−3、3ジメチルブチルアセテートを773kg得る。収率は91.8%である。
【0020】
(2)773kgの1−クロロ−3、3ジメチルブチルアセテートを1500Lのエナメル反応器に入れて、100kgの15%塩酸を加えて100℃ないし110℃に加熱し、3時間還流する。還流終了後、加温蒸留し続けて104℃ないし106℃の分離物を収集して405kgの3、3−ジメチルブチルアルデヒドを得る。製品の純度は99.8%であり、収率は95.5%である。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の反応化学式である。
図1