(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【図面の簡単な説明】
【0042】
【
図1】本発明の技術的思想による、第1実施形態による半導体素子のレイアウトである。
【
図2】
図1のX1−X1’線断面及びY1−Y1’線断面を示す断面図である。
【
図7】本発明の技術的思想による、第2実施形態による半導体素子のレイアウトである。
【
図8】
図7のX3−X3’線断面及びY3−Y3’線断面を示す断面図である。
【
図9】本発明の技術的思想による、第3実施形態による半導体素子のレイアウトである。
【
図10】
図9のX4−X4’線断面、YA4−YA4’線断面、YB4−YB4’線断面を示す断面図である。
【
図11】本発明の技術的思想による、第4実施形態による半導体素子のレイアウトである。
【
図12】
図11のX5−X5’線断面、YA5−YA5’線断面、YB5−YB5’線断面を示す断面図である。
【
図13】本発明の技術的思想による、第5実施形態による半導体素子のレイアウトである。
【
図14】
図13のX6−X6’線断面、YA6−YA6’線断面、YB6−YB6’線断面を示す断面図である。
【
図15】本発明の技術的思想による、第6実施形態による半導体素子のレイアウトである。
【
図16】
図15のX7−X7’線断面、YA7−YA7’線断面、YB7−YB7’線断面を示す断面図である。
【
図17】本発明の技術的思想による、第7実施形態による半導体素子のレイアウトである。
【
図18】
図55のX8−X8’線断面及びY8−Y8’線断面を示す断面図である。
【
図19】本発明の技術的思想による、第8実施形態による半導体素子のレイアウトである。
【
図20】
図19のX9−X9’線断面及びY9−Y9’線断面を示す断面図である。
【
図21】本発明の技術的思想による、第9実施形態による半導体素子のレイアウトである。
【
図22】
図21のX10−X10’線断面、YA10−YA10’線断面、YB10−YB10’線断面を示す断面図である。
【
図23】本発明の技術的思想による、第10実施形態による半導体素子のレイアウトである。
【
図24】
図23のX11−X11’線断面、YA11−YA11’線断面、及びYB11−YB11’線断面を示す断面図である。
【
図25】本発明の技術的思想による、第11実施形態による半導体素子のレイアウトである。
【
図26】
図25のX12−X12’線断面、YA12−YA12’線断面、YB12−YB12’線断面を示す断面図である。
【
図27】本発明の技術的思想による、第12実施形態による半導体素子のレイアウトである。
【
図28】
図27のX13−X13’線断面、YA13−YA13’線断面、YB13−YB13’線断面を示す断面図である。
【
図29】
図1及び
図2に示した本発明の技術的思想による、第1実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図30】
図1及び
図2に示した本発明の技術的思想による、第1実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図31】
図1及び
図2に示した本発明の技術的思想による、第1実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図32】
図1及び
図2に示した本発明の技術的思想による、第1実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図33】
図1及び
図2に示した本発明の技術的思想による、第1実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図34】
図1及び
図2に示した本発明の技術的思想による、第1実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図35】
図1及び
図2に示した本発明の技術的思想による、第1実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図36】
図1及び
図2に示した本発明の技術的思想による、第1実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図37】
図1及び
図2に示した本発明の技術的思想による、第1実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図38】
図1及び
図2に示した本発明の技術的思想による、第1実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図39】
図1及び
図2に示した本発明の技術的思想による、第1実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図40】
図1及び
図2に示した本発明の技術的思想による、第1実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図41】
図1及び
図2に示した本発明の技術的思想による、第1実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図42】
図1及び
図2に示した本発明の技術的思想による、第1実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図43】
図1及び
図2に示した本発明の技術的思想による、第1実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図44】
図7及び
図8に示した本発明の技術的思想による、第2実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図45】
図7及び
図8に示した本発明の技術的思想による、第2実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図46】
図7及び
図8に示した本発明の技術的思想による、第2実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図47】
図9及び
図10に示した本発明の技術的思想による、第3実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図48】
図9及び
図10に示した本発明の技術的思想による、第3実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図49】
図9及び
図10に示した本発明の技術的思想による、第3実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図50】
図9及び
図10に示した本発明の技術的思想による、第3実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図51】
図9及び
図10に示した本発明の技術的思想による、第3実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図52】
図9及び
図10に示した本発明の技術的思想による、第3実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図53】
図9及び
図10に示した本発明の技術的思想による、第3実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図54】
図9及び
図10に示した本発明の技術的思想による、第3実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図55】
図11及び
図12に示した本発明の技術的思想による、第4実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するための断面図である。
【
図56】
図13及び
図14に示した本発明の技術的思想による、第5実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図57】
図13及び
図14に示した本発明の技術的思想による、第5実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図58】
図13及び
図14に示した本発明の技術的思想による、第5実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図59】
図13及び
図14に示した本発明の技術的思想による、第5実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図60】
図55及び
図18に示した本発明の技術的思想による、第7実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図61】
図55及び
図18に示した本発明の技術的思想による、第7実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図62】
図55及び
図18に示した本発明の技術的思想による、第7実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図63】
図55及び
図18に示した本発明の技術的思想による、第7実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図64】
図55及び
図18に示した本発明の技術的思想による、第7実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図65】
図55及び
図18に示した本発明の技術的思想による、第7実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図66】
図55及び
図18に示した本発明の技術的思想による、第7実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図67】
図55及び
図18に示した本発明の技術的思想による、第7実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【
図68】
図55及び
図18に示した本発明の技術的思想による、第7実施形態による半導体素子の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0043】
次いで、本発明の技術的思想による実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。しかし、本発明の技術的思想による実施形態は色々な他の形態に変形でき、本発明の範囲が後述する実施形態によって限定されると解釈されてはならない。本発明の技術的思想による実施形態は、当業者に本発明をさらに完全に説明するために提供されるものである。添付図面で、同じ符号は同じ要素を意味する。さらに、添付図面の多様な要素及び領域は概略的に描かれたものである。したがって、本発明は添付図面に描かれた相対的なサイズや間隔により制限されない。
【0044】
図1は、本発明の技術的思想による、第1実施形態による半導体素子1100のレイアウトである。
図1に例示されたレイアウトは、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、特に、4F
2の単位セルサイズを持つDRAMメモリセルに適用できる。ここで、1Fは、最小フィーチャーサイズを意味する。
【0045】
図2は、
図1のX1−X1’線断面及びY1−Y1’線断面を示す断面図である。
【0046】
図1及び
図2を参照すれば、本発明の技術的思想による、第1実施形態による半導体素子1100は、基板100に複数の活性領域108を定義する素子分離膜104を備える。前記基板100は、例えば、Si(シリコン)のような半導体からなる。
【0047】
基板100内には、前記活性領域108の上面108tより低いレベルの上面を持つ複数の埋め込みワードライン150が、基板100の主面方向と平行な第1方向、例えば、水平方向(
図1で“x”方向)に延びている。
図1及び
図2の例で、前記複数の埋め込みワードライン150は、その両側壁及び底面が活性領域108により取り囲まれている。
【0048】
前記埋め込みワードライン150と活性領域108との間には、ゲート絶縁膜148が形成されている。
【0049】
図3は、
図1及び
図2の素子分離膜104の平面図である。
図4は、
図3のX2−X2’線断面図、
図5は
図3のYA2−YA2’線断面図、そして
図6は
図3のYB2−YB2’線断面図である。
【0050】
図3、
図4、
図5及び
図6に示したように、前記素子分離膜104は、前記第2方向(
図3で“y”方向)に沿って延びている複数の第1素子分離膜部分104aと、前記複数の第1素子分離膜部分104aと交差しつつ前記第1方向(
図3の“x”方向)に沿って延びている第2素子分離膜部分104bとを備える網状構造になっている。
【0051】
前記第1素子分離膜部分104aの第1幅Waは、前記第2素子分離膜部分104bの第2幅Wbより大きい。そして、第1素子分離膜部分104aの厚さは、第2素子分離膜部分104bの厚さより大きい。すなわち、活性領域108の上面108tから第1素子分離膜部分104aの底面までの第1距離Daは、活性領域108の上面108tから第2素子分離膜部分104bの底面までの第2距離Dbより大きい。したがって、第1素子分離膜部分104a及び第2素子分離膜部分104bの厚さの差によって、前記素子分離膜104の底面には凹凸形状の段差部分が存在する。
【0052】
再び
図1及び
図2を参照すれば、基板100内には、前記複数の埋め込みワードライン150より低いレベルの上面を持つ複数の埋め込みビットライン120が形成されている。前記複数の埋め込みビットライン120は、基板100内で基板100の主面延長方向と平行であり、かつ前記第1方向と異なる第2方向、例えば、垂直方向(
図1で“y”方向)に延びている。
【0053】
図1及び
図2の実施形態で、基板100の上面から見る時、複数の埋め込みビットライン120から選択されるいずれか一つの埋め込みビットライン120は、前記複数の活性領域108のうち、前記第2方向(
図1の“y”方向)に沿って一列に配置された活性領域108と、前記一列に配置された複数の活性領域108それぞれとの間に位置している複数の第2素子分離膜部分104bとオーバーラップされるように形成できる。
【0054】
前記活性領域108内には、埋め込みビットライン120に近接して活性領域108の下面に形成された第1ソース/ドレイン領域132と、前記活性領域108の上面に形成された第2ソース/ドレイン領域134とが形成されている。
【0055】
図1及び
図2の実施形態で、前記埋め込みワードライン150は、それぞれその両側壁及び底面が前記活性領域108により取り囲まれている。前記活性領域108内において埋め込みワードライン150の両側壁近辺には、前記第1ソース/ドレイン領域132と前記第2ソース/ドレイン領域134との間に、
図2に矢印Aで表示した方向の垂直チャンネルが形成されるチャンネル領域108Cがある。
【0056】
基板100の上面には、前記第2ソース/ドレイン領域134に電気的に連結されている下部電極192と、前記下部電極192の表面を覆う誘電膜194と、前記誘電膜194を介して前記下部電極192上に形成されている上部電極196とを備えるキャパシタ190が形成されている。
【0057】
前記埋め込み(buried)ワードライン150と前記下部電極192との間には、絶縁層でなるキャッピング層152が形成されている。前記キャッピング層152は基板100内に埋め立てられ(filled−in)ている。したがって、前記キャッピング層152の上面が前記活性領域108の上面108tと同じレベルに位置できる。
【0058】
図1及び
図2に示した実施形態で、前記活性領域108の上面108tは前記埋め込みワードライン150を中心としてその両側にそれぞれ位置し、互いに離隔している第1上面108t1及び第2上面108t2を備える。そして、前記第2ソース/ドレイン領域134は、前記第1上面108t1及び第2上面108t2にそれぞれ形成されている。キャパシタ190の下部電極192は、前記第1上面108t1及び第2上面108t2でそれぞれ前記第2ソース/ドレイン領域134に直接接している。ここで、1つの下部電極192と前記第2ソース/ドレイン領域134との間には、互いに離隔している2つの接触領域で接触がなされる。
【0059】
図1及び
図2の実施形態を、4F
2の単位セルサイズを持つDRAMメモリセルに適用する場合、前記埋め込みワードライン150の幅は、前記埋め込みビットライン120の幅よりさらに小さい。例えば、前記埋め込みビットライン120の幅は1Fであり、前記埋め込みワードライン150の幅Wwは1Fよりさらに小さい。また、活性領域108の第1方向(
図1の“x”方向)に沿う幅は、前記第2方向(
図1の“y”方向)での前記複数の埋め込みワードライン150の反復ピッチより小さい。
【0060】
図7は、本発明の技術的思想による、第2実施形態による半導体素子1200のレイアウトである。
図7に例示されたレイアウトは、例えば、DRAM、特に4F
2の単位セルサイズを持つDRAMメモリセルに適用できる。
【0061】
図8は、
図7のX3−X3’線断面及びY3−Y3’線断面を示す断面図である。
【0062】
図7及び
図8において、
図1及び
図2と同じ参照符号は同一部材を表し、ここでは、説明の簡略化のために、これらについての詳細な説明を省略する。
【0063】
図7及び
図8を参照すれば、下部電極192が埋め込みワードライン150の上方で、導電性ランディングパッド384を介して活性領域108の第1上面108t1に形成された第2ソース/ドレイン領域134と、活性領域108の第2上面108t2に形成された第2ソース/ドレイン領域134とに、それぞれ電気的に連結されている。
【0064】
前記導電性ランディングパッド384は、導電性ポリシリコン、W(タングステン)のような金属、またはTiN(窒化チタン)のような金属窒化物からなる。または、前記導電性ランディングパッド384は、SEG(Selective Epitaxial Growth)工程を通じて形成された導電性単結晶シリコンからなってもよい。しかし、導電性ランディングパッド384を構成する材料は、前記例示された材料に限定されるものではない。前記導電性ランディングパッド384を構成する材料は、下部電極192と、第1上面108t1及び第2上面108t2にそれぞれ形成された第2ソース/ドレイン領域134との間の接触抵抗を低減する材料ならば十分である。前記導電性ランディングパッド384は、層間絶縁膜パターン310により分離される。
【0065】
図9は、本発明の技術的思想による、第3実施形態による半導体素子1300のレイアウトである。
図9に例示されたレイアウトは、例えば、DRAM、特に4F
2の単位セルサイズを持つDRAMメモリセルに適用できる。
【0066】
図10は、
図9のX4−X4’線断面、YA4−YA4’線断面、YB4−YB4’線断面を示す断面図である。
【0067】
図9及び
図10において、
図1及び
図2におけると同じ参照符号は同一部材を表し、ここでは説明の簡略化のために、これらについての詳細な説明を省略する。
【0068】
図9及び
図10を参照すれば、基板100内には、複数の埋め込みワードライン150より低いレベルの上面を持つ複数の埋め込みビットライン420が形成されている。前記複数の埋め込みビットライン420は、基板100内で基板100の主面方向と平行であり、かつ前記第1方向(
図9で“x”方向)に垂直の第2方向(
図9で“y”方向)に延びている。
【0069】
基板100の上面から見る時、複数の埋め込みビットライン420は、それぞれ互いに一体に連結されている第1ビットライン部分422、第2ビットライン部分424、及び第3ビットライン部分426を備える。
【0070】
前記第1ビットライン部分422は、複数の活性領域108のうち、第2方向(
図9で“y”方向)に沿って一列に配置された複数の活性領域108と、前記一列に配置された複数の活性領域108との間にそれぞれ位置している複数の第2素子分離膜部分104bとオーバーラップされるように形成される。
【0071】
前記第2ビットライン部分424は、第1ビットライン部分422から第1方向(
図9で“x”方向)に延びている。前記第1素子分離膜部分104aによりその一部が取り囲まれる。
【0072】
前記第3ビットライン部分426は、前記第1ビットライン部分422と前記第2ビットライン部分424との間に形成されている。
【0073】
前記第1ビットライン部分422、第2ビットライン部分424、第3ビットライン部分426は、互いに異なる物質からなりうる。例えば、前記第1ビットライン部分422は、基板100の内部で不純物がイオン注入されて形成されたイオン注入領域として形成される。前記第2ビットライン部分424は、金属または金属窒化物からなる。そして、前記第3ビットライン部分426は、金属シリサイドからなる。例えば、前記第3ビットライン部分426は、基板100、特に第1ビットライン部分422を構成しているSiと、前記第2ビットライン部分424に含まれた金属成分と同種の金属成分とのシリサイド反応結果物である金属シリサイドからなる。
【0074】
図11は、本発明の技術的思想による、第4実施形態による半導体素子1400のレイアウトである。
図11に例示されたレイアウトは、例えば、DRAM、特に4F
2の単位セルサイズを持つDRAMメモリセルに適用できる。
【0075】
図12は、
図11のX5−X5’線断面、YA5−YA5’線断面、YB5−YB5’線断面を示す断面図である。
【0076】
図11及び
図12において、
図1及び
図2、そして
図9及び
図10と同じ参照符号は同一部材を表し、ここでは説明の簡略化のために、これらについての詳細な説明を省略する。
【0077】
図11及び
図12を参照すれば、下部電極192が、埋め込みワードライン150の上方で導電性ランディングパッド584を介して、活性領域108の第1上面108t1に形成された第2ソース/ドレイン領域134と、活性領域108の第2上面108t2に形成された第2ソース/ドレイン領域134とにそれぞれ電気的に連結されている。
【0078】
前記導電性ランディングパッド584についてのさらに詳細な事項は、
図7及び
図8を参照して導電性ランディングパッド384について説明した通りである。前記導電性ランディングパッド584は、層間絶縁膜パターン310により分離される。
【0079】
図13は、本発明の技術的思想による、第5実施形態による半導体素子1500のレイアウトである。
図13に例示されたレイアウトは、例えば、DRAM、特に4F
2の単位セルサイズを持つDRAMメモリセルに適用できる。
【0080】
図14は、
図13のX6−X6’線断面、YA6−YA6’線断面、YB6−YB6’線断面を示す断面図である。
【0081】
図13及び
図14において、
図1及び
図2におけると同じ参照符号は同一部材を表し、ここでは、説明の簡略化のために、これらについての詳細な説明を省略する。
【0082】
図13及び
図14を参照すれば、基板100内には、複数の埋め込みワードライン150より低いレベルの上面を持つ複数の埋め込みビットライン520が形成されている。前記複数の埋め込みビットライン520は、基板100内で基板100の主面延長方向と平行であり、かつ第1方向(
図13で“x”方向)に垂直の第2方向(
図13で“y”方向)に延びている。
【0083】
複数の埋め込みビットライン520は、互いに一体に連結されている第1ビットライン部分524及び第2ビットライン部分526を備える。
【0084】
前記第1ビットライン部分524は、前記第1素子分離膜部分104aによりその一部が取り囲まれるように、活性領域108の側壁から第1方向(
図13で“x”方向)に所定幅ほど延びている形状を持つ。
【0085】
前記第2ビットライン部分526は、基板100の上面から見る時、複数の活性領域108のうち、第2方向(
図13で“y”方向)に沿って一列に配置された複数の活性領域108と、前記一列に配置された複数の活性領域108との間にそれぞれ位置している複数の第2素子分離膜部分104bとそれぞれオーバーラップされるように形成される。
【0086】
前記第1ビットライン部分524及び第2ビットライン部分526は、互いに異なる物質からなりうる。例えば、前記第1ビットライン部分524は、金属または金属窒化物からなる。そして、前記第2ビットライン部分526は、金属シリサイドからなる。例えば、前記第2ビットライン部分526は、基板100を構成しているSiと、前記第1ビットライン部分524に含まれた金属成分と同種の金属成分とのシリサイド反応結果物である金属シリサイドからなる。
【0087】
図13及び
図14の実施形態で、前記埋め込みワードライン150は、それぞれその両側壁及び底面が前記活性領域108により取り囲まれている。前記活性領域108内で埋め込みワードライン150の両側壁近辺には、第1ソース/ドレイン領域132と前記第2ビットライン部分426上にある第2ソース/ドレイン領域134との間に、
図14に矢印Aで表示した方向の垂直チャンネルが形成される。
【0088】
図15は、本発明の技術的思想による、第6実施形態による半導体素子1600のレイアウトである。
図15に例示されたレイアウトは、例えば、DRAM、特に4F
2の単位セルサイズを持つDRAMメモリセルに適用できる。
【0089】
図16は、
図15のX7−X7’線断面、YA7−YA7’線断面、YB7−YB7’線断面を示す断面図である。
【0090】
図15及び
図16において、
図1及び
図2、そして
図13及び
図14におけると同じ参照符号は同一部材を表し、ここでは説明の簡略化のために、これらについての詳細な説明を省略する。
【0091】
図15及び
図16を参照すれば、下部電極192が、埋め込みワードライン150の上方で導電性ランディングパッド684を介して、活性領域108の第1上面108t1に形成された第2ソース/ドレイン領域134と、活性領域108の第2上面108t2に形成された第2ソース/ドレイン領域134とにそれぞれ電気的に連結されている。
【0092】
前記導電性ランディングパッド684についてのさらに詳細な事項は、
図7及び
図8を参照して導電性ランディングパッド384について説明した通りである。前記導電性ランディングパッド684は、層間絶縁膜パターン310により分離される。
【0093】
図55は、本発明の技術的思想による、第7実施形態による半導体素子1700のレイアウトである。
図55に例示されたレイアウトは、例えば、DRAM、特に4F
2の単位セルサイズを持つDRAMメモリセルに適用できる。
【0094】
図18は、
図55のX8−X8’線断面及びY8−Y8’線断面を示す断面図である。
【0095】
図55及び
図18において、
図1及び
図2におけると同じ参照符号は同一部材を表し、ここでは説明の簡略化のために、これらについての詳細な説明を省略する。
【0096】
図55及び
図18の実施形態は、
図1及び
図2の実施形態とほぼ類似している。但し、
図55及び
図18の実施形態で、
図1及び
図2の実施形態と異なる構成のうち一つは、埋め込みワードライン750の両側壁のうち一つである第1側壁750S1は、活性領域108Aにより取り囲まれ、前記第1側壁750S1の反対側である第2側壁750S2は、素子分離膜104の第2素子分離膜部分104bにより取り囲まれる。
【0097】
また、
図55及び
図18の実施形態で、
図1及び
図2の実施形態と異なる構成のうち他の一つは、第2素子分離膜部分104bが第2側壁に沿ってゲート絶縁膜748に隣接し、活性領域108Aの上面108Atが、埋め込みワードライン750の第1側壁750S1上に形成されたゲート絶縁膜748からそれに隣接する第2素子分離膜部分104bまで短絡なしに延びている。
【0098】
前記活性領域108Aの上面108Atには第2ソース/ドレイン領域734が形成されている。複数の活性領域108Aの上面には、それぞれの活性領域108A毎に1つの前記第2ソース/ドレイン領域734が形成されている。
【0099】
また、キャパシタ190の下部電極192は、下部電極192の接触領域で前記第2ソース/ドレイン領域734に直接接している。キャッピング層752は
図2のキャッピング層152と同一である。
【0100】
図19は、本発明の技術的思想による、第8実施形態による半導体素子1800のレイアウトである。
図19に例示されたレイアウトは、例えば、DRAM、特に4F
2の単位セルサイズを持つDRAMメモリセルに適用できる。
【0101】
図20は、
図19のX9−X9’線断面及びY9−Y9’線断面を示す断面図である。
【0102】
図19及び
図20において、
図1及び
図2、そして
図55及び
図18におけると同じ参照符号は同一部材を表し、ここでは説明の簡略化のために、これらについての詳細な説明を省略する。
【0103】
図19及び
図20を参照すれば、下部電極192が、埋め込みワードライン750の上方で導電性ランディングパッド884を介して、活性領域108Aの上面108Atに形成された第2ソース/ドレイン領域734に電気的に連結されている。
【0104】
前記導電性ランディングパッド884についてのさらに詳細な事項は、
図7及び
図8を参照して導電性ランディングパッド384について説明した通りである。前記導電性ランディングパッド884は、層間絶縁膜パターン310により分離される。
【0105】
図21は、本発明の技術的思想による、第9実施形態による半導体素子1900のレイアウトである。
図21に例示されたレイアウトは、例えば、DRAM、特に4F
2の単位セルサイズを持つDRAMメモリセルに適用できる。
【0106】
図22は、
図21のX10−X10’線断面、YA10−YA10’線断面、YB10−YB10’線断面を示す断面図である。
【0107】
図21及び
図22において、
図1及び
図2、
図55及び
図18におけると同じ参照符号は同一部材を表し、ここでは説明の簡略化のために、これらについての詳細な説明を省略する。
【0108】
図21及び
図22を参照すれば、基板100内には、複数の埋め込みワードライン750より低いレベルの上面を持つ複数の埋め込みビットライン920が形成されている。前記複数の埋め込みビットライン920は、基板100内で基板100の主面延長方向と平行であり、かつ第1方向(
図21で“x”方向)に垂直の第2方向(
図21で“y”方向)に延びている。
【0109】
複数の埋め込みビットライン920は、互いに一体に連結されている第1ビットライン部分922、第2ビットライン部分924、第3ビットライン部分926を備える。
【0110】
前記第1ビットライン部分922は、基板100の上面から見る時、複数の活性領域108のうち、第2方向(
図21で“y”方向)に沿って一列に配置された複数の活性領域108Aと、前記一列に配置された複数の活性領域108Aの間にそれぞれ位置している複数の第2素子分離膜部分104bとそれぞれオーバーラップする構成を持つように形成される。
【0111】
前記第2ビットライン部分924は、第1ビットライン部分922から第1方向(
図21で“x”方向)に延びている。前記第1素子分離膜部分104aによりその一部が取り囲まれる。
【0112】
前記第3ビットライン部分926は、前記第1ビットライン部分922と前記第2ビットライン部分924との間に形成されている。
【0113】
前記第1ビットライン部分922、第2ビットライン部分924、第3ビットライン部分926は、互いに異なる物質からなりうる。例えば、前記第1ビットライン部分922は、基板100内部のイオン注入された領域で形成される。前記第2ビットライン部分924は金属または金属窒化物からなる。そして、前記第3ビットライン部分926は金属シリサイドからなる。例えば、前記第3ビットライン部分926は、基板100を構成しているSiと、前記第2ビットライン部分924に含まれた金属成分と同種の金属成分とのシリサイド反応結果物である金属シリサイドからなる。
【0114】
前記第1ビットライン部分922、第2ビットライン部分924、第3ビットライン部分926は、
図9及び
図10に示した第1ビットライン部分422、第2ビットライン部分424、第3ビットライン部分426の形成工程と同じ工程により形成される。
図9及び
図10に示した第1ビットライン部分422、第2ビットライン部分424、第3ビットライン部分426の形成工程についての詳細な事項は、
図47ないし
図54を参照して後述する。
【0115】
図23は、本発明の技術的思想による、第10実施形態による半導体素子2000のレイアウトである。
図23に例示されたレイアウトは、例えば、DRAM、特に4F
2の単位セルサイズを持つDRAMメモリセルに適用できる。
【0116】
図24は、
図23のX11−X11’線断面、YA11−YA11’線断面、YB11−YB11’線断面を示す断面図である。
【0118】
図23及び
図24を参照すれば、下部電極192が、埋め込みワードライン750の上方で導電性ランディングパッド1084を介して、活性領域108Aの上面108Atに形成された第2ソース/ドレイン領域134に電気的に連結されている。
【0119】
前記導電性ランディングパッド1084についてのさらに詳細な事項は、
図7及び
図8を参照して導電性ランディングパッド384について説明した通りである。
【0120】
図25は、本発明の技術的思想による、第11実施形態による半導体素子2100のレイアウトである。
図25に例示されたレイアウトは、例えば、DRAM、特に4F
2の単位セルサイズを持つDRAMメモリセルに適用できる。前記導電性ランディングパッド1084は、層間絶縁膜パターン310により分離される。
図26は、
図25のX12−X12’線断面、YA12−YA12’線断面、YB12−YB12’線断面を示す断面図である。
【0121】
図25及び
図26において、
図1及び
図2、そして
図55及び
図18におけると同じ参照符号は同一部材を表し、ここでは説明の簡略化のために、これらについての詳細な説明を省略する。
【0122】
図25及び
図26を参照すれば、基板100内には、複数の埋め込みワードライン750より低いレベルの上面を持つ複数の埋め込みビットライン1120が形成されている。前記複数の埋め込みビットライン1120は、基板100内で基板100の主面延長方向と平行であり、かつ第1方向(
図25で“x”方向)に垂直の第2方向(
図25で“y”方向)に延びている。
【0123】
複数の埋め込みビットライン1120は、互いに一体に連結されている第1ビットライン部分1124及び第2ビットライン部分1126を備える。
前記第1ビットライン部分1124は、前記第1素子分離膜部分104aによりその一部が取り囲まれるように、活性領域108Aの側壁から第1方向(
図25で“x”方向)に所定幅ほど延びている形状を持つ。
【0124】
前記第2ビットライン部分1126は、複数の活性領域108Aのうち、第2方向(
図25で“y”方向)に沿って一列に配置された複数の活性領域108Aと、前記一列に配置された複数の活性領域108Aの間にそれぞれ位置している一連の第2素子分離膜部分104bとそれぞれオーバーラップするように形成される。
【0125】
前記第1ビットライン部分1124及び第2ビットライン部分1126は、互いに異なる物質からなりうる。例えば、前記第1ビットライン部分1124は、金属または金属窒化物からなる。そして、前記第2ビットライン部分1126は、金属シリサイドからなる。例えば、前記第2ビットライン部分1126は、基板100を構成しているSiと、前記第1ビットライン部分1124に含まれた金属成分と同種の金属成分とのシリサイド反応結果物である金属シリサイドからなる。
【0126】
図25及び
図26の実施形態で、前記埋め込みワードライン750の両側壁のうち一つである第1側壁750S1は、活性領域108により取り囲まれ、前記第1側壁750S1の反対側である第2側壁750S2は、素子分離膜104の第2素子分離膜部分104bにより取り囲まれる。活性領域108A内で埋め込みワードライン750の第1側壁750S1近辺には、第1ソース/ドレイン領域132と、前記第2ビットライン部分1126の上にある第2ソース/ドレイン領域134との間に、
図26に矢印Aで表示した方向の垂直チャンネルが形成される。
【0127】
前記第1ビットライン部分1124及び第2ビットライン部分1126は、
図13及び
図14に示した第1ビットライン部分524及び第2ビットライン部分526の形成工程と同じ工程により形成される。
図13及び
図14に示した第1ビットライン部分1124及び第2ビットライン部分1126の形成工程についての詳細な事項は、
図56ないし
図59を参照して後述する。
【0128】
図27は、本発明の技術的思想による、第12実施形態による半導体素子2200のレイアウトである。
図27に例示されたレイアウトは、例えば、DRAM、特に4F
2の単位セルサイズを持つDRAMメモリセルに適用できる。
【0129】
図28は、
図27のX13−X13’線断面、YA13−YA13’線断面、YB13−YB13’線断面を示す断面図である。
【0131】
図27及び
図28を参照すれば、下部電極192が、埋め込みワードライン750の上方で導電性ランディングパッド1284を介して、活性領域108の上面108tに形成された第2ソース/ドレイン領域134にそれぞれ電気的に連結されている。
【0132】
前記導電性ランディングパッド1284についてのさらに詳細な事項は、
図7及び
図8を参照して導電性ランディングパッド384について説明した通りである。前記導電性ランディングパッド1284は、層間絶縁膜パターン310により分離される。
【0133】
次いで、本発明の技術的思想による、第1ないし第12実施形態による半導体素子1100、1200、1300、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000、2100、2200の製造過程について詳細に説明する。
【0134】
図29ないし
図43は、本発明の技術的思想による、第1実施形態による半導体素子1100の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【0135】
図29ないし
図43には、
図2に示した
図1のX1−X1’線断面及びY1−Y1’線断面部分に対応する部分の断面構造が示されている。
【0136】
図29を参照すれば、基板100、例えば、シリコン基板内に不純物イオンを注入して、前記基板100の上面から第1深さD1に、埋め込みビットライン形成用第1イオン注入領域120BLを形成する。例えば、前記第1イオン注入領域120BLを形成するために前記基板100にn型不純物を注入する。
【0137】
前記第1イオン注入領域120BLは、前記基板100の全面に形成される。
【0138】
前記基板100内に、第1ソース/ドレイン形成用第2イオン注入領域132SDを形成する。前記第2イオン注入領域132SDは、前記第1イオン注入領域120BL上で前記第1イオン注入領域120BLと接するように形成される。前記第2イオン注入領域132SDは、基板100内で第1深さD1より浅い第2深さD2に形成される。
【0139】
次いで、前記基板100の上面を一部露出させるように、前記基板100上に第1パッド酸化膜パターン112及び第1マスクパターン114の積層構造を形成する。前記第1マスクパターン114は、窒化膜またはポリシリコン膜からなるハードマスクパターンで形成される。または、前記第1マスクパターン114は、前記ハードマスクパターンとフォトレジストパターンの積層構造になる。
【0140】
図30を参照すれば、前記第1マスクパターン114をエッチングマスクとして利用して露出された基板100をエッチングして、前記基板100に前記第1深さD1より深い第3深さD3の底面を持つ複数の第1トレンチ136を形成する。前記複数の第1トレンチ136は、基板100で一定の方向(
図1で“y”方向)に沿って互いに平行に延びる複数のラインパターン形状を持つ。
前記複数の第1トレンチ136が形成されることによって、基板100内で第1イオン注入領域120BL及び第2イオン注入領域132SDが、それぞれ複数の第1ソース/ドレイン領域132及び複数の埋め込みビットライン120に分離される。
【0141】
図31を参照すれば、前記複数の第1トレンチ136の内部を完全に満たすように前記基板100上に絶縁物質を蒸着した後、前記基板100の上面が露出するまで前記蒸着された絶縁物質を平坦化して、前記複数の第1トレンチ136の内部を満たす複数の第1素子分離膜部分104aを形成する。
【0142】
前記第1素子分離膜部分104aを構成する絶縁物質は、酸化物、例えば、TOSZ(Tonen SilaZene)からなる。
【0143】
図32を参照すれば、前記基板100の上面を一部露出させるように、前記第1素子分離膜部分104aの上面及び前記基板100の上面に、第2パッド酸化膜パターン122P及び第2マスクパターン124Pの積層構造を形成する。前記第2マスクパターン124Pは、窒化膜またはポリシリコン膜からなるハードマスクパターンで形成される。または、前記第2マスクパターン124Pは、前記ハードマスクパターンとフォトレジストパターンとの積層構造になる。
【0144】
図33を参照すれば、前記第2マスクパターン124Pをエッチングマスクとして利用して露出された基板100をエッチングして、前記基板100に前記第1深さD1より浅い第4深さD4の底面を持つ複数の第2トレンチ138を形成する。前記複数の第2トレンチ138は、基板100で一定の方向(
図1で“y”方向)に沿って互いに平行に延びる複数のラインパターン形状を持つ。
【0145】
図34を参照すれば、基板100上に複数の第2トレンチ138の内部を完全に満たす絶縁層を形成した後、前記第2マスクパターン124Pの上面が露出されるまで前記絶縁層をCMP(Chemical Mechanical Polishing)またはエッチバックして、複数の第2トレンチ138の内部を満たす複数の第2素子分離膜部分104bを形成する。
【0146】
前記第2素子分離膜部分104bを構成する絶縁層は、酸化物、例えば、TOSZからなる。
【0147】
前記第2素子分離膜部分104bは、前記第1素子分離膜部分104aと交差しつつ、前記第1素子分離膜部分104aの延長方向に直交する方向に延長できる。前記第1素子分離膜部分104a及び第2素子分離膜部分104bは、アイランド状の複数の活性領域108を定義する網状構造の素子分離膜104を構成できる(
図3、
図4、
図5及び
図6参照)。
【0148】
次いで、前記第2パッド酸化膜パターン122及び第2マスクパターン124の積層構造を再びパターニングして、互いに隣接する2つの第2素子分離膜部分104bの間に位置する活性領域108の上面を露出させる第2パッド酸化膜パターン122P及び第2マスクパターン124Pの積層構造を形成する。
【0149】
次いで、第2マスクパターン124Pをエッチングマスクとして利用して前記露出された活性領域108をエッチングして、前記活性領域108にワードライン形成用第3トレンチ140を形成する。
【0150】
図35を参照すれば、前記第3トレンチ140の内壁に露出する活性領域108の表面にゲート絶縁膜148を形成する。例えば、前記ゲート絶縁膜148は熱酸化膜で形成される。
【0151】
図36を参照すれば、第3トレンチ140内のゲート絶縁膜148上に埋め込みワードライン150を形成する。
【0152】
前記埋め込みワードライン150は、活性領域108内で基板100の上面より低いレベルの上面を持つ。したがって、埋め込みワードライン150が形成された後、前記埋め込みワードライン150上で前記第3トレンチ140の入口側の一部空間が残る。前記埋め込みワードライン150は、複数の第2素子分離膜部分104bと平行に延びる。
【0153】
前記埋め込みワードライン150を形成するために、まず前記ゲート絶縁膜148が形成された
図35の結果物上に、第3トレンチ140内部を完全に満たす導電層を形成した後、前記導電層を再びエッチバックして、第3トレンチ140内に前記埋め込みワードライン150が残るようにする。
【0154】
前記埋め込みワードライン150は、ドーピングされたポリシリコンからなる。または、前記埋め込みワードライン150は、W、Al、Cu、Mo、Ti、Ta、Ruなどの金属からなる。または、前記埋め込みワードライン150は、TiN、Ti/TiN、WN、W/WN、TaN、Ta/TaN、TiSiN、TaSiN、WSiNなどの金属窒化物からなってもよい。
【0155】
図37を参照すれば、前記第3トレンチ140の入口側の内部空間を完全に満たすように、前記埋め込みワードライン150及び前記第2マスクパターン124P上に絶縁層を形成した後、前記第2マスクパターン124Pの上面が露出されるまで前記絶縁層を再びエッチバックまたはCMPして、前記第3トレンチ140の入口側の内部空間を完全に満たすキャッピング層152を形成する。
【0156】
前記キャッピング層152を構成する絶縁層は、酸化物または窒化物からなる。
【0157】
図38を参照すれば、前記キャッピング層152が形成された
図37の結果物から第2マスクパターン124Pを除去して、前記第2パッド酸化膜パターン122Pを露出させる。
【0158】
図39を参照すれば、前記第2パッド酸化膜パターン122Pをウェットエッチング方法により除去する。この時、第2パッド酸化膜パターン122Pと共に外部に露出されている第2素子分離膜部分104b及びキャッピング層152がそれぞれ酸化膜からなっている場合、前記第2パッド酸化膜パターン122Pが除去される時、前記第2素子分離膜部分104b及びキャッピング層152もこれらの上部から所定厚さほど除去されて、前記基板100の上面のレベルとほぼ類似したレベルの上面を持つ第2素子分離膜部分104b及びキャッピング層152が得られる。
【0159】
第2パッド酸化膜パターン122P、第2素子分離膜部分104b及びキャッピング層152のウェットエッチングには、HFエッチング液、LAL溶液(HF+NH4F+純水)、またはこれらの組み合わせを利用する。
【0160】
図40を参照すれば、前記基板100の上面から不純物イオンを注入して、前記活性領域108の表面に第2ソース/ドレイン領域134を形成する。
前記第2ソース/ドレイン領域134の形成のためのイオン注入工程は、基板100の周辺回路領域(図示せず)に形成される周辺回路用トランジスタ(図示せず)のソース/ドレイン領域形成のためのイオン注入工程と同時に行われる。
【0161】
図41を参照すれば、前記第2ソース/ドレイン領域134及びキャッピング層152上に、前記第2ソース/ドレイン領域134に直接接する下部電極192を形成する。
【0162】
前記下部電極192を形成するために、まず第1素子分離膜部分104a及び第2素子分離膜部分104b上に、複数のストレージノードホール180hが形成された犠牲絶縁膜パターン180を形成する。前記犠牲絶縁膜パターン180のストレージノードホール180hを通じて、前記キャッピング層152と前記キャッピング層152の両側にある第2ソース/ドレイン領域134とがそれぞれ露出される。
【0163】
前記犠牲絶縁膜パターン180は、BPSG(boro−phospho−silicate glass)、HDP酸化物(high density plasma oxide)、PEOX(plasma enhanced oxide)、ポリシラザン系無機SOG膜(TOSZ)などからなる。図示していないが、前記犠牲絶縁膜パターン180は、その底部に形成されたエッチング阻止層を含む。前記エッチング阻止層は、前記ストレージノードホール180hの形成のためのエッチング工程時にエッチングストッパーの役割を行える。
【0164】
次いで、複数のストレージノードホール180hの内壁と犠牲絶縁膜パターン180の上面とに、それぞれ導電層を蒸着し、前記犠牲絶縁膜パターン180の上面が露出されるまで前記導電層をエッチバックして、前記導電層のうち複数のストレージノードホール180h内に残っている部分が複数の下部電極192を形成する。前記複数の下部電極192は、
図1及び
図2に示した複数の下部電極192を構成する。
【0165】
前記下部電極192は、Ti、TiN、またはTi及びTiNが順次積層された構造(例えば、Ti/TiN構造)にする。
【0166】
前記下部電極192は、活性領域108の表面でキャッピング層152の両側にそれぞれ形成された第2ソース/ドレイン領域134に直接接している構成を持つ。したがって、本実施形態による工程を通じて得られる半導体素子は、1つの下部電極192のうち互いに離隔した2つの部分で、第2ソース/ドレイン領域134と直接接する構造を持つようになる。
【0167】
図42を参照すれば、前記犠牲絶縁膜パターン180を除去した後、前記下部電極192の表面を覆う誘電膜194を形成する。
【0168】
前記犠牲絶縁膜パターン180を除去するために、HFエッチング液、LAL溶液(HF+NH4F+純水)、またはこれらの組み合わせを利用する。
【0169】
図43を参照すれば、前記誘電膜194上に上部電極196を形成してキャパシタ190を完成する。
【0170】
図44ないし
図46は、本発明の技術的思想による、第2実施形態による半導体素子1200の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【0171】
図44ないし
図46には、
図8に示した
図7のX3−X3’線断面及びY3−Y3’線断面部分に対応する部分の断面構造が示されている。
【0172】
図44ないし
図46において、
図29ないし
図43と同じ参照符号は同一部材を表し、本例では、これらについての詳細な説明は省略する。
【0173】
図44を参照すれば、
図29ないし
図40を参照して説明したような工程を経て得られた結果物上に、複数の開口310hが形成されている層間絶縁膜パターン310を形成する。
【0174】
前記層間絶縁膜パターン310に形成された複数の開口310hを通じて、キャッピング層152とキャッピング層152の両側にある第2ソース/ドレイン領域134とがそれぞれ露出する。
【0175】
前記層間絶縁膜パターン310は酸化膜からなる。
【0176】
図45を参照すれば、前記層間絶縁膜パターン310に形成された複数の開口310内に導電物質を満たして、複数の導電性ランディングパッド384を形成する。
【0177】
前記導電性ランディングパッド384は、たとえば、導電性ポリシリコン、Wのような金属、またはTiNのような金属窒化物からなる。この場合、前記導電性ランディングパッド384を形成するために、層間絶縁膜パターン310に形成された複数の開口310を通じて露出されるキャッピング層152及び第2ソース/ドレイン領域134それぞれの上部と、層間絶縁膜パターン310の上部とに導電層を蒸着し、複数の開口310内に前記導電性ランディングパッド384のみ残るように、前記層間絶縁膜パターン310の上面が露出するまで前記導電層をエッチバックする工程を行う。
【0178】
または、前記導電性ランディングパッド384は、SEG工程を通じて形成した導電性単結晶シリコンからなる。
【0179】
図46を参照すれば、前記層間絶縁膜パターン310上に、複数の導電性ランディングパッド384を露出する複数のストレージノードホール180hが形成された犠牲絶縁膜パターン180を形成する。次いで、前記複数のストレージノードホール180h内に、前記複数の導電性ランディングパッド384にそれぞれ接する複数の下部電極192を形成する。
【0180】
次いで、
図42及び
図43を参照して説明したような工程を経て、前記複数の下部電極192上にそれぞれ誘電膜194及び上部電極196を形成して複数のキャパシタ190を形成する。
【0181】
図47ないし
図54は、本発明の技術的思想による、第3実施形態による半導体素子1300の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【0182】
図47ないし
図54には、
図10に示した
図9のX4−X4’線断面、YA4−YA4’線断面、及びYB4−YB4’線断面部分に対応する部分の断面構造が示されている。
【0183】
図47ないし
図54において、
図29ないし
図43におけると同じ参照符号は同一部材を表し、本例では、これらについての詳細な説明は省略する。
【0184】
図47を参照すれば、
図29ないし
図31を参照して説明したような工程を経て、基板100に複数の第1素子分離膜部分104a、複数の埋め込みビットライン120、及び複数の第1ソース/ドレイン領域132を形成する。次いで、前記複数の第1素子分離膜部分104a毎に、その一部のみを露出させる開口410hが形成されたマスクパターン410を形成する。
【0185】
前記複数の埋め込みビットライン120で、これらそれぞれの一部領域が、
図9及び
図10に示した埋め込みビットライン420の第1ビットライン部分422を構成する。これについてのさらに詳細な事項は、
図50を参照して後述する。
【0186】
前記マスクパターン410は、前記第1素子分離膜部分104aに対してエッチング選択比を提供できる物質からなる。例えば、前記第1素子分離膜部分104aが酸化膜からなっている場合、前記マスクパターン410は、窒化膜、ポリシリコン膜またはこれらの組み合わせからなる。
【0187】
図48を参照すれば、前記マスクパターン410をエッチングマスクとして利用して、前記第1素子分離膜部分104aのうち露出された部分をエッチングして、第3深さD3の底面を持つ複数の第1トレンチ136それぞれの内部に、第3深さD3より浅い第5深さD5の底面を持つ複数の第4トレンチ428を形成する。前記第4トレンチ428の内部空間で埋め込みビットライン120の側壁が露出される。
【0188】
次いで、前記マスクパターン410を除去する。
【0189】
図49を参照すれば、前記第4トレンチ428の内部空間のうち、底部に所定厚さの埋め込み導電層122を形成する。前記埋め込み導電層122は、
図9及び
図10に示した埋め込みビットライン420の第2ビットライン部分424を構成できる。
【0190】
前記埋め込み導電層122は、第4トレンチ428の内部空間に露出されている埋め込みビットライン120の側壁を覆うように形成される。前記埋め込み導電層122が形成された後、前記埋め込み導電層122の上面に前記第4トレンチ428の入口側上部空間が残るようになる。
【0191】
前記埋め込み導電層122を形成するために、例えば、前記第4トレンチ428の内部空間を満たす導電層を前記第1素子分離膜部分104a及び基板100上に形成した後、前記導電層をエッチバックして、第4トレンチ428内に前記埋め込み導電層122のみ残す。
【0192】
前記埋め込み導電層122は、金属または金属窒化物からなる。例えば、前記埋め込み導電層122は、WまたはWNからなる。
【0193】
図50を参照すれば、埋め込みビットライン120に含まれたSi成分と埋め込み導電層122に含まれた金属成分とのシリサイド反応を誘導して、前記埋め込みビットライン120と埋め込み導電層122との間に金属シリサイド層124を形成する。前記金属シリサイド層124は、前記埋め込みビットライン120のうち、その埋め込み導電層122側の側壁から一部がシリサイド化して形成されたものである。前記金属シリサイド層124は、例えば、タングステンシリサイドからなる。
【0194】
前記金属シリサイド層124が形成された後、前記埋め込みビットライン120の幅は、金属シリサイド層124が形成される前の幅より狭くなる。このように狭くなった幅を持つ埋め込みビットライン120は、
図9及び
図10に示した埋め込みビットライン420の第1ビットライン部分422を構成する。そして、前記金属シリサイド層124は、
図9及び
図10に示した埋め込みビットライン420の第3ビットライン部分426を構成し、前記埋め込み導電層122は、埋め込みビットライン420の第3ビットライン部分426を形成する。
【0195】
図51を参照すれば、前記複数の第4トレンチ428内部を完全に満たすように前記基板100上に絶縁物質を蒸着した後、前記基板100の上面が露出されるまで前記蒸着された絶縁物質を平坦化して、前記複数の第4トレンチ428内部を満たす複数の第3素子分離膜部分106を形成する。
【0196】
図9で、活性領域108の第1方向(
図9で“x”方向)の幅は、前記第1素子分離膜部分104a及び第3素子分離膜部分106により限定される。
【0197】
前記第3素子分離膜部分106を構成する絶縁物質は、酸化物、例えばTOSZからなる。
【0198】
図52を参照すれば、前記基板100の上面を一部露出させるように、前記第1素子分離膜部分104aの上面、前記第3素子分離膜部分106の上面、及び前記基板100の上面に第2パッド酸化膜パターン122P及び第2マスクパターン124Pの積層構造を形成する。前記第2パッド酸化膜パターン122P及び第2マスクパターン124Pの積層構造を形成する工程についてのさらに詳細な事項は、
図32を参照して説明した通りである。
【0199】
図53を参照すれば、
図33ないし
図40を参照して説明したような一連の工程と同じ方法で、活性領域108の表面に第2ソース/ドレイン領域134を形成する工程まで行う。
【0200】
図54を参照すれば、
図41ないし
図43を参照して説明したような工程を順次に行って、
図53の結果物上にキャパシタ190を形成する。
【0201】
図55は、本発明の技術的思想による、第4実施形態による半導体素子1400の例示的な製造過程を説明するための断面図である。
【0202】
図55には、
図12に示した
図11のX5−X5’線断面、YA5−YA5’線断面、及びYB5−YB5’線断面部分に対応する部分の断面構造が示されている。
【0204】
図55を参照すれば、
図47ないし
図53を参照して説明したような工程を経て得られた結果物に対して、
図44及び
図45を参照して説明したような工程と同じ方法で、層間絶縁膜パターン310を形成する工程まで行う。
【0205】
次いで、
図45を参照して導電性ランディングパッド384について説明したような方法で、前記層間絶縁膜パターン310を通じて露出される第2ソース/ドレイン領域134上に導電性ランディングパッド584を形成する。
【0206】
次いで、
図46を参照して説明したような方法で、前記導電性ランディングパッド584にそれぞれ接する複数の下部電極192を形成し、前記複数の下部電極192上にそれぞれ誘電膜194及び上部電極196を形成して、複数のキャパシタ190を備える
図11及び
図12に示した結果物を形成する。
【0207】
図56ないし
図59は、本発明の技術的思想による、第5実施形態による半導体素子1500の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【0208】
図56ないし
図59には、
図14に示した
図13のX6−X6’線断面、YA6−YA6’線断面、及びYB6−YB6’線断面部分に対応する部分の断面構造が示されている。
【0210】
図56を参照すれば、
図29ないし
図31を参照して説明したような工程と類似した工程を経て、基板100に複数の第1素子分離膜部分104a及び複数の第1ソース/ドレイン領域132を形成する。但し、本例では、
図29を参照して説明したような第1イオン注入領域120BLの形成工程は省略する。その結果、
図56から分かるように、基板100の内部で、複数の第1素子分離膜部分104aの間の領域に複数の第1ソース/ドレイン領域132が形成される。
【0211】
次いで、
図47を参照して説明したような方法で、前記複数の第1素子分離膜部分104aそれぞれの一部のみを露出させる開口410hが形成されたマスクパターン410を形成する。
【0212】
図57を参照すれば、
図48及び
図49を参照して説明したような方法で、第1トレンチ136内に第4トレンチ428を形成し、前記第4トレンチ428の内部空間のうち、底部に所定厚さの埋め込み導電層122を形成する。前記第4トレンチ428内で前記埋め込み導電層122は、前記第1ソース/ドレイン領域132の側壁に接するように形成される。前記埋め込み導電層122は、
図13及び
図14に示した埋め込みビットライン520の第1ビットライン部分524を構成できる。
【0213】
図58を参照すれば、
図50を参照して説明したものと類似した方法で、第1ソース/ドレイン領域132に含まれたSi成分と、埋め込み導電層122に含まれた金属成分とのシリサイド反応を誘導して、前記第1ソース/ドレイン領域132と埋め込み導電層122との間に金属シリサイド層124を形成する。前記金属シリサイド層124は、前記第1ソース/ドレイン領域132のうち、その埋め込み導電層122側の側壁から一部がシリサイド化して形成されたものである。前記金属シリサイド層124は、例えば、タングステンシリサイドからなる。
【0214】
前記金属シリサイド層124は、
図13及び
図14に示した埋め込みビットライン520の第2ビットライン部分526を構成できる。
【0215】
図59を参照すれば、
図51を参照して説明したような方法で、複数の第4トレンチ428の内部をそれぞれ満たす第3素子分離膜部分106を形成する。
【0216】
次いで、
図52ないし
図53を参照して説明したような工程を順次に行う。
【0217】
本発明の技術的思想による、第6実施形態による半導体素子1600の製造工程は、
図56ないし
図59を参照して説明した第4実施形態による半導体素子1400製造工程とほぼ同一である。但し、第6実施形態による半導体素子1600の製造工程が、第4実施形態による半導体素子1400製造工程と異なる点は、下部電極192の形成に必要な犠牲絶縁膜パターン180の形成工程前に、
図55を参照して説明したものと類似した方法で、層間絶縁膜パターン310及び導電性ランディングパッド684を形成する工程が追加されるということである。ここで、前記導電性ランディングパッド684の形成についての詳細な事項は、
図45を参照して導電性ランディングパッド384の形成について説明した通りである。
【0218】
図60ないし
図68は、本発明の技術的思想による、第7実施形態による半導体素子1700の例示的な製造過程を説明するために、工程順序によって示した断面図である。
【0219】
図60ないし
図68には、
図18に示した
図55のX8−X8’線断面及びY8−Y8’線断面部分に対応する部分の断面構造が示されている。
【0220】
図60ないし
図68において、
図29ないし
図43と同じ参照符号は同一部材を表し、本例では、これらについての詳細な説明は省略する。
【0221】
図60を参照すれば、
図29ないし
図33を参照して説明したような工程を経て、基板100に複数の第2トレンチ138を形成する工程まで行う。
【0222】
図61を参照すれば、
図34を参照して説明したような方法で、複数の第2トレンチ138の内部に複数の第2素子分離膜部分104bを形成する。
【0223】
前記複数の第1素子分離膜部分104a及び複数の第2素子分離膜部分104bにより、複数の活性領域108Aが定義される。
【0224】
図62を参照すれば、第2パッド酸化膜パターン122及び第2マスクパターン124の積層構造と前記複数の第2素子分離膜部分104bとを部分的に露出させるマスクパターン(図示せず)をエッチングマスクとして利用して、前記露出された第2パッド酸化膜パターン122及び第2マスクパターン124の積層構造と前記複数の第2素子分離膜部分104bとをエッチングし、次いで露出される基板100部分と前記複数の第2素子分離膜部分104bとを連続的にエッチングして、前記活性領域108A及び前記第2素子分離膜部分104bを同時に露出させるワードライン形成用第3トレンチ740を形成する。
【0225】
図63を参照すれば、前記第3トレンチ740の内壁で露出される活性領域108Aの表面にゲート絶縁膜748を形成する。例えば、前記ゲート絶縁膜748は熱酸化膜からなる。
【0226】
図64を参照すれば、第3トレンチ740内のゲート絶縁膜748上に埋め込みワードライン750を形成する。
【0227】
前記埋め込みワードライン750は、活性領域108A内で基板100の上面より低いレベルの上面を持つ。したがって、埋め込みワードライン750が形成された後、前記埋め込みワードライン750上で前記第3トレンチ740の入口側の一部空間が残るようになる。前記埋め込みワードライン750は、複数の第2素子分離膜部分104bと平行に延びる。
【0228】
前記埋め込みワードライン750を形成するために、
図36を参照して、埋め込みワードライン150の形成方法について説明した工程と同じ工程を利用できる。前記埋め込みワードライン750の構成物質についてのさらに詳細な事項は、
図36を参照して埋め込みワードライン150について説明した通りである。
【0229】
図65を参照すれば、前記第3トレンチ740の入口側の内部空間を完全に満たすように、前記埋め込みワードライン750、第2マスクパターン124P及びゲート絶縁膜748上に絶縁層を形成した後、前記第2マスクパターン124Pの上面が露出されるまで前記絶縁層を再びエッチバックまたはCMPして、前記第3トレンチ740の入口側の内部空間を完全に満たすキャッピング層752を形成する。
【0230】
前記キャッピング層752を構成する絶縁層は酸化物または窒化物からなる。
【0231】
図66を参照すれば、前記キャッピング層752が形成された
図65の結果物から第2マスクパターン124Pを除去して、前記第2パッド酸化膜パターン122Pを露出させる。
【0232】
図67を参照すれば、前記第2パッド酸化膜パターン122Pをウェットエッチング方法により除去できる。この時、第2素子分離膜部分104b及びキャッピング層752がそれぞれ酸化膜からなっている場合、前記第2パッド酸化膜パターン122Pが除去される時、前記第2素子分離膜部分104b及びキャッピング層752もこれらの上部から所定厚さほどウェットエッチングされて、前記基板100の上面のレベルとほぼ類似したレベルの上面を持つ第2素子分離膜部分104b及びキャッピング層752が得られる。
【0233】
第2パッド酸化膜パターン122P、第2素子分離膜部分104b及びキャッピング層752のウェットエッチングのために、
図39を参照して説明したような工程を利用できる。
【0234】
図68を参照すれば、前記基板100の上面から不純物イオンを注入して、前記活性領域108Aの表面に第2ソース/ドレイン領域734を形成する。
【0235】
前記第2ソース/ドレイン領域734の形成のためのイオン注入工程は、基板100の周辺回路領域(図示せず)に形成される周辺回路用トランジスタ(図示せず)のソース/ドレイン領域形成のためのイオン注入工程と同時に行われる。
【0236】
前記ソース/ドレイン領域734の形成工程は、
図40を参照してソース/ドレイン領域134に対して形成したものと類似している。
【0237】
次いで、
図41ないし
図43を参照して説明したような一連の工程を順次に行う。
【0238】
基板100の上面の1つの活性領域108A内で第2ソース/ドレイン領域734が占める表面積は、他の実施形態で形成される第2ソース/ドレイン領域の表面領域に比べて相対的に大きくなる。例えば、活性領域108Aの上面で第2ソース/ドレイン領域734が占める表面積は、
図40の工程で形成される、互いに離隔した2つの部分でなる第2ソース/ドレイン領域134が1つの活性領域108内で占める表面積に比べてさらに大きくなる。この場合、前記第2ソース/ドレイン領域734と、その上に形成される下部電極192との接触面積が増大し、その結果、これらの間の抵抗を低減すせる。
【0239】
本発明の技術的思想による、第8実施形態による半導体素子1800、第9実施形態による半導体素子1900、第10実施形態による半導体素子2000、第11実施形態による半導体素子2100、及び第12実施形態による半導体素子2200は、それぞれ
図29ないし
図43、
図44ないし
図46、
図47ないし
図54、
図55、
図56ないし
図59、及び
図60ないし
図68を参照して説明した、各実施形態による半導体素子の製造工程についての詳細な説明を参照して、本発明の思想の範囲内でこれら各実施形態に含まれた一部工程を、必要に応じて組み合わせて製造できる。
【0240】
以上、本発明を望ましい実施形態を挙げて詳細に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の技術的思想及び範囲内で当業者によっていろいろな変形及び変更が可能である。