特許第5678312号(P5678312)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5678312
(24)【登録日】2015年1月16日
(45)【発行日】2015年3月4日
(54)【発明の名称】スライド機構駆動装置
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20150212BHJP
【FI】
   A63F7/02 349A
【請求項の数】6
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-103376(P2014-103376)
(22)【出願日】2014年5月19日
【審査請求日】2014年5月26日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】302038154
【氏名又は名称】宮本 成容
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】特許業務法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】宮 本 成 容
【審査官】 藤脇 沙絵
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−011157(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
G01C 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
島枠に、パチンコ台本体が取り付けられた台枠を固定する上部取付装置に連接されるスライド機構駆動装置であって、
前記島枠の上部と前記台枠の上部の間に設けられる隙間と、
前記パチンコ台本体の正面側から前記隙間に挿入される調整棒と、
前記調整棒の先端が嵌め込まれ、前記調整棒の回転により前記上部取付装置に設けられたスライドボルトもしくはスライドタップを回転させる駆動手段と、
前記島枠の上部下面に取り付けられ、前記調整棒を前記駆動手段に導くと共に、前記隙間の高さを確保するガイド具と、
が備えられることを特徴とするスライド機構駆動装置。
【請求項2】
前記駆動手段は、前記調整棒が係合孔部に嵌め込まれて回転される第1歯車と、前記スライドボルトの一端に取り付けられ、前記第1歯車が回転すると回転する第2歯車の少なくとも2つからなり、前記調整棒で前記スライドボルトを回転させることにより、前記スライドタップを前後動させることを特徴とする請求項1に記載のスライド機構駆動装置。
【請求項3】
前記駆動手段は、前記調整棒が係合孔部に嵌め込まれて回転される第1歯車と、スライドタップと一体に設けられ、前記第1歯車が回転すると回転する第2歯車の少なくとも2つからなり、前記スライドタップを直接回転して、前記スライドタップを前後動させることを特徴とする請求項1に記載のスライド機構駆動装置。
【請求項4】
前記ガイド具は、ガイド具の長尺な垂直側面をガイド面とする、もしくはガイド具の長尺な垂直側面及び天井面の両方をガイド面とすることを特徴とする請求項1に記載のスライド機構駆動装置。
【請求項5】
開閉可能なシャッターが設けられ、開いた状態では前記調整棒が前記駆動手段に係合可能で、閉じた状態では前記調整棒の前記駆動手段への係合が遮断されることを特徴とする請求項1に記載のスライド機構駆動装置。
【請求項6】
前記調整棒には、前記台枠の傾斜の度合いを示す目盛が刻印されていることを特徴とする請求項1に記載のスライド機構駆動装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スライド機構駆動装置に係り、より詳しくは、島枠と台枠の隙間から上部取付装置に設けられたスライドボルトまたはスライドタップを回転させることができるスライド機構駆動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、パチンコ台本体が取り付けられた台枠をスライド可能に島枠に組み付ける上部取付装置が示される。図10に特許文献1の上部取付装置を示す。図10に示すように、上部取付装置30のスライドボルト1には、スライドボルト調整工具60が取り付けられる。スライドボルト調整工具60は、べルトとプーリからなり、電動ドライバーで回して調整する。調整時には、台枠10にヒンジ結合されたパチンコ台本体40は操作のため開いておく。電動ドライバーでスライドボルト1を回すと、スライドタップが前後動して、台枠10を噛み込んだグリップベースをスライドさせるので、台枠がスライドしてパチンコ台本体40を傾斜させることができる。スライドボルト調整工具60は、パチンコ台本体を開いたままの状態として、スライドボルト1を正面側から回せるが、機構が大きく、電動ドライバーを必要とするなど扱いにくい。スライドボルト及びスライドタップからなるスライド機構を確実に駆動して、スライドタップを前後動させることができるスライド機構駆動装置が望まれる。
【0003】
特許文献2では、ワイヤ17でスライドボルトを回転させている。図11に特許文献2の上部取付装置を示す。図11に示すように、ワイヤ17は、一端がスライドボルトに取り付けられ、他端が島枠9の上部に接続され、幕板を開いてパチンコ台本体40の傾斜角度の調整を行なう。しかしながら、幕板の裏側部分には多数の配線やパチンコ台本体への玉の供給通路(樋)があるので、ワイヤ17が通しにくい。また、幕板の下側に出玉の箱置場がある場合は、幕板までの距離がさらに長くなって、同様にワイヤ17が通しにくい。ワイヤ17が長くなると必ずしもワイヤ17を捩じった量だけスライドボルトが回転しない場合もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−148486号公報
【特許文献2】特開2012−11157号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、島枠と台枠の隙間から操作することができ、また、スライドボルトまたはスライドタップを確実に駆動できるスライド機構駆動装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によるスライド機構駆動装置は、島枠に、パチンコ台本体が取り付けられた台枠を固定する上部取付装置に連接されるスライド機構駆動装置であって、前記島枠の上部と前記台枠の上部の間に設けられる隙間と、前記パチンコ台本体の正面側から前記隙間に挿入される調整棒と、前記調整棒の先端が嵌め込まれ、前記調整棒の回転により前記上部取付装置に設けられたスライドボルトもしくはスライドタップを回転させる駆動手段と、前記島枠の上部下面に取り付けられ、前記調整棒を前記駆動手段に導くと共に、前記隙間の高さを確保するガイド具と、が備えられることを特徴とする。
【0007】
前記駆動手段は、前記調整棒が係合孔部に嵌め込まれて回転される第1歯車と、前記スライドボルトの一端に取り付けられ、前記第1歯車が回転すると回転する第2歯車の少なくとも2つからなり、前記調整棒で前記スライドボルトを回転させることにより、前記スライドタップを前後動させることを特徴とする。
【0008】
前記駆動手段は、前記調整棒が係合孔部に嵌め込まれて回転される第1歯車と、スライドタップと一体に設けられ、前記第1歯車が回転すると回転する第2歯車の少なくとも2つからなり、前記スライドタップを直接回転して、前記スライドタップを前後動させることを特徴とする。
【0009】
前記ガイド具は、ガイド具の長尺な垂直側面をガイド面とする、もしくはガイド具の長尺な垂直側面及び天井面の両方をガイド面とすることを特徴とする。
【0010】
開閉可能なシャッターが設けられ、開いた状態では前記調整棒が前記駆動手段に係合可能で、閉じた状態では前記調整棒の前記駆動手段への係合が遮断されることを特徴とする。
【0011】
前記調整棒には、前記台枠の傾斜の度合いを示す目盛が刻印されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明のスライド機構駆動装置によれば、島枠の上部と台枠の上部の間に隙間を設け、この隙間に調整棒を挿入し、スライドボルト又はスライドタップを回転させる駆動手段を設けたので、調整棒を回すことで、スライドボルトまたはスライドタップを回転できる。しかもパチンコ台本体は閉じたままで、正面側から調整できる。スライドボルトまたはスライドタップが回転すると、スライドタップが前後動して、例えば上部取付装置に設けられ、台枠上部を噛み込んだグリップ機構をスライドさせるので、台枠がスライドし、結果としてパチンコ台本体を傾斜させることができる。ガイド具は、隙間に差し込まれた調整棒を駆動手段に係合するよう導くことができる。ガイド具は、隙間の高さを確保して、調整棒の挿入を容易にする。
【0013】
駆動手段は、図8の構成例1に示すように、調整棒が嵌め込まれて回転される第1歯車と、スライドボルトの一端に取り付けられ、第1歯車が回転すると回転する第2歯車の少なくとも2つの歯車を設けたので、スライドボルトを回転させて、スライドタップを前後動させることができる。
【0014】
駆動手段は、図9の構成例2に示すように、調整棒が嵌め込まれて回転される第1歯車と、スライドタップと一体に設けられ、第1歯車が回転すると回転する第2歯車の少なくとも2つの歯車を設けたので、スライドタップを直接回転して前後動させることができる。
【0015】
ガイド具の長尺な垂直側面をガイド面とする場合は、島枠が新規で島枠の上部下面が荒れていないような場合に向いており、調整棒の先端をガイド面に接触させてなめらかにガイドできる。ガイド具の長尺な垂直側面と天井面の両方をガイド面とする場合は、島枠が古く島枠の上部下面が荒れている場合に向いており、島枠の上部下面が釘孔などで荒れていても滑らかにガイドできる。
【0016】
開閉可能なシャッターを設けたので、シャッターを閉じれば調整棒が駆動手段に係合できないので、セキュリティを向上させ、不正な操作を防止できる。
【0017】
調整棒に目盛を刻印したので、傾斜させた台枠の上端位置を目盛で読み取ることができる。上部取付装置は、島枠上部の左右2箇所に設けられるので、読み取った2本の調整棒目盛の値を比較することで、台枠がねじれて傾斜しているかどうかを判定できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明によるスライド機構駆動装置を島枠下方から見た図である。
図2図1のスライド機構駆動装置を島枠背面上方から見た図である。
図3】島枠に台枠が組み込まれた状態で、スライド機構駆動装置を上方から見た図である。
図4図3の隙間の拡大斜視図である。
図5】調整棒の他の構成例を示す斜視図である。
図6】ガイド具の他の構成例を示す斜視図である。
図7】シャッターの説明図である。(A)はシャッターが閉じられ、調整棒が係合孔に係合不可の状態を示す。(B)は、シャッターが開かれ、調整棒が係合孔に係合可能な状態を示す。
図8】上部取付装置とスライド機構駆動装置(構成例1)の斜視図である。
図9】上部取付装置とスライド機構駆動装置(構成例2)の斜視図である。
図10】従来(特許文献1)の上部取付装置の側面図である。
図11】従来(特許文献2)の上部取付装置の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照して本発明によるスライド機構駆動装置を詳しく説明する。
【実施例】
【0020】
図1は、本発明によるスライド機構駆動装置100を島枠9の下方から見た図である。スライド機構駆動装置100は、上部取付装置30に連接される装置で、調整棒14と、複数の歯車からなるスライドボルトの駆動手段22と、ガイド具16を含んで構成される。駆動手段22の第1歯車11の係合部11aには、調整棒14の先端が嵌め込まれる。駆動手段22(構成例1)は、調整棒14を回転させると、これによって回転される第1歯車11と、第1歯車11と歯合して回転する第3歯車12と、スライドボルト1に取り付けられ、第3歯車12と歯合して回転する第2歯車13と、からなる。図1に示すように、上部取付装置30は、島枠9の上部の背面側の側面にネジ固定され、島枠9の天井面側に張り付いて、台枠10を島枠9にスライド可能に固定する装置である。上部取付装置30は、スライドボルト1を備える。
【0021】
図1に示すように、ガイド具16は、島枠9の上部下面(天井面)に取り付けられる。ガイド具16は矩形体で、長尺な垂直側面をガイド面16aとし、調整棒14の先端を第1歯車11の係合部11aに導く。調整棒14を係合部11aに係合させた状態で、調整棒14を回転させると、第1歯車11が回転し、第3歯車12を介して第2歯車13が回転する。
【0022】
図2は、図1のスライド機構駆動装置100を島枠9の背面上方から見た図である。例えば、調整棒14によって第1歯車11を右回りに回転させると、第3歯車12は左回りに回転し、第2歯車13は右回りに回転する。第2歯車13が右回りに回転すると、スライドボルト1が右回りに回転する。この実施例では第1歯車11と第2歯車13の間に第3歯車12を設けたが、好ましくは第1歯車11と第2歯車13の径を大きくして、第1歯車11と第2歯車13が直接歯合するように構成することができる。その場合、第1歯車11を右回りに回転させると、第2歯車13は左回りに回転する。なお、第1歯車と第2歯車の間が大きく離れるような場合は、第3歯車ではなくチェーンやベルトを使用してもよい。
【0023】
図2において、スライドボルト1は、回転はしても両端が前後動しないように支持されるので、スライドボルト1に螺合したスライドタップ2が、矢印で示す方向に移動する。スライドタップ2の底部は、グリップベース5に溶接されており、さらにグリップベース5の下側には、図1示すように、台枠10を噛み込む噛み込み部6が連結されているので、スライドタップ2が前後動すれば台枠10がスライドする。
【0024】
図3は、島枠9に台枠10が組み込まれた状態で、スライド機構駆動装置100を上方から見た図である。島枠9の上部と台枠10の上部の間には隙間15が設けられる。隙間15に、正面側から調整棒14が挿入される。図3に示すように、調整棒14を回転させると、駆動手段22を介してスライドボルト1が回転し、スライドタップ2が前後動して、台枠10がスライドするから、最終的に台枠10に取り付けられたパチンコ台本体40を傾斜させることができる。
【0025】
図4は、図3の隙間15の拡大斜視図である。隙間15は、調整棒14、ガイド具16が挿入できる。ガイド具16は矩形体なので、隙間が一定の高さとなるようにできる。調整棒14には、目盛21が刻印されており、台枠10がどれくらい傾斜しているか読み取ることができる。上部取付装置30とスライド機構駆動装置100は、台枠10の上部の左右2箇所に設けられるので、読み取った2本の調整棒14の目盛を比較すれば、台枠がねじれて傾斜しているか判定できる。
【0026】
図5は、調整棒14の他の構成例を示す斜視図である。調整棒14は、図1に示すようなL字形のハンドル14aに限らず、図5に示すようなT字形のハンドル14aとしてもよい。ハンドルではなく、径太のつまみでもよい。いずれも、調整棒14に大きな回転力を与えることができる。なお、調整棒14の係合部14bは、第1歯車11の係合孔部18に嵌め込むため六角柱としたが、この形状もこれに限られるものではない。
【0027】
図6は、ガイド具16の他の構成例を示す斜視図である。ガイド具16は図1に示すような矩形体ではない構成にもできる。例えば、図6(A)に示すような断面がL字形の長尺な部材を使用できる。この場合、ガイド面16aは、長尺な垂直側面及び天井面の両方がガイド面となるので、島枠9の表面が荒れているような場合でも調整棒14をなめらかに係合部11aに導ける。同様に、図6(B)に示すような断面がL字形の長尺な部材を使用し、長尺な垂直側面をガイド面としてもよい。図6(B)は、矩形体ではないので、1本では、隙間を左右方向に安定に維持できないが、図6(B)のガイド具を島枠9の上部下面の左右二カ所に設けられるので、安定して隙間の高さを確保できる。なお、ガイド具16は、断面がL字形に限られるものではなくコ字形としてもよい。
【0028】
図7は、シャッター20の説明図である。図7(A)はシャッター20を閉じれば、入り口が遮断されるので、調整棒14が第1歯車の係合部11aの係合孔部18に係合できない状態にできる。図7(B)は、シャッター20を開けば、調整棒14が係合孔部18に係合可能な状態にできる。シャッター20は、セキュリティを向上させ、不正な操作を防止できる。なお、シャッター20の開閉はワイヤなどで遠隔から行なう。本実施では、シャッターは、係合孔部18を塞ぐ板状のものとしたが、棒状の突起で係合孔部18を塞ぐように構成してもよい。
【0029】
図8は、上部取付装置30とスライド機構駆動装置100(構成例1)の斜視図である。スライドボルト1は、両端が垂直支持部材3である第1垂直支持部材3aと第2垂直支持部材3bで回転可能に、かつ前後動は不可に支持される。第1垂直支持部材3aと第2垂直支持部材3bは、底部が2枚のスライドベース19、19で連結される。第1垂直支持部材3aには長孔が設けられ、スライドボルト1が上下動可能となるようにバネ(図示せず)で支持されている。スライドベース19、19の間は、スライドタップ2の前後動が可能なように開口している。なお、スライドベース19、19の下側にベースレール4、4が取り付けられる。
【0030】
図8に示すように、グリップベース5の下側には、台枠10を噛み込むグリップ機構が連接される。このグリップ機構は、レバー7を操作して噛み込み部6を台枠10に噛み込むことができる。なお、ラチェットボルト8を操作すれば、噛み込み部6の開口度合いが調節できる。図8ではスライド機構駆動装置100を構成する第1歯車11、第3歯車12、及び第2歯車13が、第2垂直支持部材3bの背面側に設置される。調整棒14の先端は、第1歯車11の係合部11aの係合孔部18に嵌め込まれる。第2歯車13は、スライドボルト1が上下動しても、第3歯車12との歯合は、整合して維持できるものとする。なお、この実施例では台枠を噛み込むグリップ機構を示したが、台枠の一端を引っ掛けるフック機構が採用されてもよい。
【0031】
図9は、上部取付装置30とスライド機構駆動装置100(構成例2)の斜視図である。構成例1は、スライドボルト1を回転してスライドタップ2を前後動させたが、構成例2では、調整棒14でスライドタップ2を回転してスライドタップ2を前後動させる。駆動手段22は、第1歯車11と、第1歯車11と歯合して回転する第3歯車12と、第3歯車12と歯合して回転する第2歯車13と、からなる。この実施例では第1歯車11と第2歯車13の間に、第3歯車12を設けたが、第1歯車11と第2歯車13の径を大きくして、第1歯車11と第2歯車13が歯合するように構成してもよい。
【0032】
図9において、スライドタップ2と第2歯車13は一体に形成されており、スライドボルト1に回転可能に螺合される。第1歯車11、第3歯車12及び第2歯車13は、両側を支持板23、23に挟まれるように取り付けられており、歯車は所定の位置関係を維持して回転する。第2歯車13が回転すると、一体に形成されたスライドタップ2が回転してスライドボルト1に沿って前後動し、支持板23、23が押されて動く。そのため、調整棒14の先端が係合する第1歯車11の係合部11aは、一定の位置にはない。グリッドベース5は、ハンガー24、24でスライドボルト1に上下動可能に吊り下げられるので、スライドタップ2が前後動すれば、ハンガー24、24を前後方向に押すので、グリップベース5がスライドできる。
【0033】
本実施例では駆動手段を歯車からなるとしたが、これに限らず調整棒14でスライドボルト1を直接で回転させるようにもできる。具体的には、図8に示す第1歯車11の回転軸の位置に、係合孔部18を備えたスライドボルト1を取り付け、調整棒14の先端の係合部14bを係合孔部18に嵌め込むようにする。スライドタップ2は、スライドボルト1にネジ着し、スライドボルト1の回転でスライドさせると共に、スライドタップ2の側面を延長して貫通孔を設け、該貫通孔を第1垂直支持部材3aと第2垂直支持部材3bに掛け渡された支持棒にスライド可能に通す。
【0034】
この他にも図10に示すようなワイヤで駆動してもよい。具体的には、スライドボルト1の一端にボルトヘッドを設け、これにキャップをかぶせてワイヤを接続し、ワイヤの他端には調整棒14の先端が係合する係合孔部を設ける。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明によるスライド機構駆動装置は、台枠をスライドさせてパチンコ台本体の傾斜角度を調整する装置として好適である。
【符号の説明】
【0036】
1 スライドボルト
2 スライドタップ
3 垂直支持部材
3a 第1垂直支持部材
3b 第2垂直支持部材
4 ベースレール
5 グリップベース
6 噛み込み部
7 レバー
8 ラチェットボルト
9 島枠
10 台枠
11 第1歯車
11a 係合部
12 第3歯車
13 第2歯車
14 調整棒
14a ハンドル
14b 係合部
15 隙間
16 ガイド具
16a ガイド面
17 ワイヤ
18 係合孔部
19 スライドベース
20 シャッター
21 目盛
22 駆動手段
23 支持板
24 ハンガー
30 上部取付装置
31 下部取付装置
40 パチンコ台本体
60 スライドボルト調整工具
100 スライド機構駆動装置
【要約】
【課題】島枠と台枠の隙間からスライドボルトを確実に駆動できるスライドボルト駆動装置を提供する。
【解決手段】島枠に、パチンコ台本体が取り付けられた台枠を固定する上部取付装置に連接されるスライド機構駆動装置であって、島枠の上部と前記台枠の上部の間に設けられる隙間と、パチンコ台本体の正面側から隙間に挿入される調整棒と、調整棒の先端が嵌め込まれ、調整棒の回転により上部取付装置に設けられたスライドボルトもしくはスライドタップを回転させる駆動手段と、島枠の上部下面に取り付けられ、調整棒を駆動手段に導くと共に、隙間の高さを確保するガイド具と、が備えられることを特徴とする。
【選択図】図3
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11