特許第5678339号(P5678339)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5678339
(24)【登録日】2015年1月16日
(45)【発行日】2015年3月4日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20150212BHJP
【FI】
   A63F7/02 304D
   A63F7/02 320
【請求項の数】7
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2013-117404(P2013-117404)
(22)【出願日】2013年6月3日
(65)【公開番号】特開2014-233502(P2014-233502A)
(43)【公開日】2014年12月15日
【審査請求日】2013年6月3日
(73)【特許権者】
【識別番号】599104196
【氏名又は名称】株式会社サンセイアールアンドディ
(74)【代理人】
【識別番号】100112472
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 弘
(72)【発明者】
【氏名】椿谷 悠
(72)【発明者】
【氏名】稲垣 忠
【審査官】 田畑 覚士
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−245149(JP,A)
【文献】 特開2011−224077(JP,A)
【文献】 特開2008−043459(JP,A)
【文献】 特開2009−240386(JP,A)
【文献】 特開2012−095902(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
演出位置と待機位置との間で往復動する可動演出部材と、
前記可動演出部材を前記演出位置に付勢する弾性部材と、
前記演出位置から前記待機位置に移動したときの前記可動演出部材に係合して前記待機位置にロックするロック部材とを備え、
遊技状態に応じて前記ロック部材による前記ロックを解除し、前記可動演出部材を前記弾性部材の弾発力により前記演出位置へと移動させる演出を行う遊技機において、
動力源から動力を受けて第1位置と第2位置との間で往復動すると共に、前記第1位置から前記第2位置へと向かう途中の第3位置で、前記演出位置に位置する前記可動演出部材に当接し、前記第3位置から前記第2位置までの移動に伴って前記可動演出部材を前記待機位置へと移動させる往復動部材と、
前記第3位置から前記第1位置に向かって移動したときの前記往復動部材から押圧され、その押圧力を前記ロック部材による前記ロックを解除するロック解除力として前記ロック部材に伝達するロック解除力伝達部材とを備えたことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記可動演出部材を直動可能に支持した固定ベースと、
前記可動演出部材と前記固定ベースの一方に回動可能に連結されると共に、他方にスライド係合した従動演出部材とを備え、
前記可動演出部材の直動に従動して、前記従動演出部材が回動するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
前記従動演出部材を複数備え、
前記可動演出部材が前記待機位置から前記演出位置に移動することで、前記複数の従動演出部材によって文字又は図形又はその他の造形物が完成するように構成したことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
【請求項4】
前記弾性部材は、帯状バネ材を渦巻き状に巻回した定荷重バネであり、
前記可動演出部材とその可動演出部材を往復動可能に支持した固定ベースとの何れか一方に前記定荷重バネの一端が連結されると共に、他方に回転可能に支持された巻取ドラムに前記定荷重バネの他端が固定されたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の遊技機。
【請求項5】
前記可動演出部材は、前記待機位置と前記演出位置との間で直動し、
前記可動演出部材の直動方向と直交する方向で対をなした1対の前記定荷重バネを、前記直動方向に複数対並べて配置したことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
【請求項6】
前記可動演出部材は、前記待機位置と前記演出位置との間で直動し、
前記動力源としてのモータによって回転駆動されかつ前記可動演出部材の直動方向に延びたボール螺子を備え、
前記往復動部材は前記ボール螺子に螺合していることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載の遊技機。
【請求項7】
前記可動演出部材を往復動可能に支持した固定ベースに設けられて、前記演出位置に向かって移動した前記演出可動部材を受け止めるダンパーを備えたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1の請求項に記載の遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、遊技の状態に応じて遊技盤面上を演出位置と待機位置との間で回動する可動演出部材を備えた遊技機が知られている。この遊技機は、可動演出部材が弾性部材によって待機位置に付勢されており、待機位置から演出位置へと回動する過程で弾性部材が弾性変形し、その弾発力によって可動演出部材が演出位置から待機位置へと回動するように構成されていた(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−43459号公報(段落[0015]、第1図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した従来の遊技機のように、可動演出部材によって演出動作を行う遊技機は、さらなる趣向性の向上を目的として日々改良が進められており、これに伴い、新規な往復動機構の開発が求められていた。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、新規な往復動機構を備えた遊技機の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る遊技機は、演出位置と待機位置との間で往復動する可動演出部材と、可動演出部材を演出位置に付勢する弾性部材と、演出位置から待機位置に移動したときの可動演出部材に係合して待機位置にロックするロック部材とを備え、遊技状態に応じてロック部材によるロックを解除し、可動演出部材を弾性部材の弾発力により演出位置へと移動させる演出を行う遊技機において、動力源から動力を受けて第1位置と第2位置との間で往復動すると共に、第1位置から第2位置へと向かう途中の第3位置で、演出位置に位置する可動演出部材に当接し、第3位置から第2位置までの移動に伴って可動演出部材を待機位置へと移動させる往復動部材と、第3位置から第1位置に向かって移動したときの往復動部材から押圧され、その押圧力をロック部材によるロックを解除するロック解除力としてロック部材に伝達するロック解除力伝達部材とを備えたところに特徴を有する。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機において、可動演出部材を直動可能に支持した固定ベースと、可動演出部材と固定ベースの一方に回動可能に連結されると共に、他方にスライド係合した従動演出部材とを備え、可動演出部材の直動に従動して、従動演出部材が回動するように構成されたところに特徴を有する。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2に記載の遊技機において、従動演出部材を複数備え、可動演出部材が待機位置から演出位置に移動することで、複数の従動演出部材によって文字又は図形又はその他の造形物が完成するように構成したところに特徴を有する。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の遊技機において、弾性部材は、帯状バネ材を渦巻き状に巻回した定荷重バネであり、可動演出部材とその可動演出部材を往復動可能に支持した固定ベースとの何れか一方に定荷重バネの一端が連結されると共に、他方に回転可能に支持された巻取ドラムに定荷重バネの他端が固定されたところに特徴を有する。
【0010】
請求項5の発明は、請求項4に記載の遊技機において、可動演出部材は、待機位置と演出位置との間で直動し、可動演出部材の直動方向と直交する方向で対をなした1対の定荷重バネを、直動方向に複数対並べて配置したところに特徴を有する。
【0011】
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載の遊技機において、可動演出部材は、待機位置と演出位置との間で直動し、動力源としてのモータによって回転駆動されかつ可動演出部材の直動方向に延びたボール螺子を備え、往復動部材はボール螺子に螺合しているところに特徴を有する。
【0012】
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れか1の請求項に記載の遊技機において、可動演出部材を往復動可能に支持した固定ベースに設けられて、演出位置に向かって移動した演出可動部材を受け止めるダンパーを備えたところに特徴を有する。
【発明の効果】
【0013】
[請求項1及び6の発明]
請求項1の発明によれば、可動演出部材が演出位置に位置する状態で、動力源から動力を受けた往復動部材が第3位置から第2位置へと移動すると、その往復動部材に押圧されて可動演出部材が演出位置から待機位置へと移動して、ロック部材により待機位置にロックされると共に、弾性部材が弾性変形する。そして、可動演出部材が待機位置にロックされた状態で、往復動部材が第3位置から第1位置へと移動すると、その往復動部材に押圧されたロック解除力伝達部材がロック部材に力を伝達して、ロック部材による可動演出部材のロックが解除され、弾性部材の弾発力によって可動演出部材が待機位置から演出位置へと移動する。このような往復動機構は、従来の遊技機には無かったので、可動演出部材によって演出動作を行う遊技機の改良に貢献することができ、趣向性の向上を図ることができる。ここで、可動演出部材の往復動は、弧を描きながら移動する回動でもよいし、真っ直ぐな直線移動(直動)でもよい。
【0014】
また、可動演出部材を待機位置と演出位置との間で直動させる場合に、ラックアンドピニオン機構のラックに往復動部材を設けて往復動させる構成としてもよいし、請求項6の発明のように、往復動部材をボール螺子に螺合して往復動させる構成としてもよい。
【0015】
[請求項2の発明]
請求項2の発明によれば、可動演出部材の直動に伴って、従動演出部材が回動するので、それら可動演出部材と従動演出部材の複合的な動きによって、演出動作の趣向性を向上させることができる。
【0016】
[請求項3の発明]
請求項3の発明によれば、可動演出部材が待機位置から演出位置に至ると、複数の従動演出部材によって文字又は図形又はその他の造形物が完成するから、より趣向性の高い演出を行うことができる。
【0017】
[請求項4及び5の発明]
請求項4の発明によれば、弾性部材として定荷重バネを採用したから、可動演出部材の往復動距離が変更されても、可動演出部材を同じ力で移動させることができる。ここで、定荷重バネは1つでもよいし、請求項5の発明のように複数でもよい。請求項5の発明によれば、可動演出部材を演出位置に向けてより俊敏に移動させることができる。また、複数の定荷重バネをコンパクトに集約して配置することができ、配置スペースの省スペース化を図ることができる。
【0018】
[請求項7の発明]
請求項7の発明によれば、ダンパーを備えたことで、弾性部材の弾発力で可動演出部材が演出位置に到達したときの衝撃を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図
図2】遊技盤の正面図
図3】裏セット盤の正面図
図4】可動役物が演出位置に位置する状態の可動演出装置の斜視図
図5】可動演出装置の斜視図
図6】可動演出装置の正面図
図7】可動演出装置の背面図
図8】可動役物が待機位置に位置する状態の可動演出装置の斜視図
図9】可動演出装置の斜視図
図10】可動演出装置の正面図
図11】可動演出装置の背面図
図12】往復動部材、ボール螺子及びスライドシャフトの斜視図
図13】ロックレバーと板金スライド部材との連係部分を拡大した斜視図
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機10に係る一実施形態を、図1図13に基づいて説明する。なお、以下の説明において「左右」とは、パチンコ遊技機10を正面から見たときの左右である。
【0021】
図1に示すように、パチンコ遊技機10は、遊技球が流下可能な略円形の遊技領域R1を備え、その遊技領域R1をパチンコ遊技機10の前面から視認可能となっている。遊技領域R1には、遊技状態に応じて様々な表示演出を行う表示装置30が配置されており、表示装置30の周囲には、入賞ゲート16、風車17及び複数の入賞部18,22,23,24,40が配置されている。
【0022】
遊技領域R1の下方には、遊技球を貯留可能な上皿12及び下皿13が上下二段にして設けられている。下皿13の右側方には、発射操作ノブ14が備えられ、この発射操作ノブ14を回動操作することで、図示しない発射装置から遊技領域R1に向かって遊技球が発射される。遊技領域R1を流下する遊技球が、遊技領域R1に配置された各種入賞部18,22,23,40に入球すると、賞球として所定数の遊技球が上皿12に払い出される。また、入賞部18,23への入賞時には抽選が行われ、その抽選結果が表示装置30に表示される。
【0023】
図2には、遊技領域R1を前面に備えた遊技盤11が示されている。遊技盤11のうち遊技領域R1の中央には、図示しない表示窓が貫通形成されている。また、遊技盤11の裏面には、図3に示した裏セット盤50が取り付けられ、その裏セット盤50の内側に固定配置された表示装置30が、表示窓を通して前方から視認可能となっている。
【0024】
裏セット盤50は、図3に示すように、遊技盤11の裏面と対向した主板壁51と、その外縁部から前方に起立した囲壁52とを有し、前後方向で扁平な容器構造をなしている。囲壁52の前端縁を遊技盤11の裏面に突き当てた状態で遊技盤11と裏セット盤50とが固定されている。
【0025】
図2に示すように、遊技盤11の表示窓には、表示装飾枠31が嵌め込まれている。表示装飾枠31は、遊技の演出内容に対応したデザイン形状をなしかつ、遊技盤11の前面から突出して設けられている。
【0026】
表示装飾枠31の右側方には入賞ゲート16が設けられている。入賞ゲート16は上下方向に貫通した門形構造をなし、遊技球が1つずつ通過可能となっている。
【0027】
入賞ゲート16の下方には、V入賞部24が設けられている。V入賞部24は、常には遊技球が進入不可能となっており、所定の条件が成立した場合(例えば、後述する第1始動入賞部18及び第2始動入賞部23への入賞時に行われた抽選で当選した場合)にのみ、遊技球が進入可能となっている。
【0028】
表示装飾枠31の下方には、第1始動入賞部18が配置されている。第1始動入賞部18は上面が開放したポケット構造をなしている。
【0029】
第1始動入賞部18の下方には、左右方向で対をなした1対の第2始動入賞部23,23が設けられている。これら第2始動入賞部23,23も、第1始動入賞部18と同様に、上面が開放したポケット構造をなしている。
【0030】
第1始動入賞部18及び第2始動入賞部23は、常には、遊技球が進入不可能になっており、所定の条件が成立した場合(例えば、入賞ゲート16への入賞時に行われた抽選で当選した場合)にのみ遊技球が進入可能となっている。
【0031】
第2始動入賞部23,23の下方には、大入賞部40が設けられている。大入賞部40は、遊技盤11の前面に開放した横長の大入賞口41を備え、その大入賞口41が横長の大入賞扉42によって開閉可能となっている。大入賞扉42は、大入賞口41の下端部を中心にして回動可能となっており、常には、起立姿勢に保持されて、大入賞口41を閉鎖している。また、大入賞扉42は、所定の条件が成立した場合(例えば、第1始動入賞部18又は第2始動入賞部23への入賞時に行われた抽選で当選した場合)に、前側に倒されて大入賞口41を開放する。このとき、大入賞扉42が遊技領域R1を流下する遊技球を受け止めて大入賞口41へと誘導する。
【0032】
図2に示すように、大入賞部40の右側には、普通入賞部22が1つ設けられている。また、大入賞部40の左側には、複数(3つ)の普通入賞部22が並んで配置されている。これら普通入賞部22は、第1始動入賞部18と同様に上面が開放したポケット構造をなしている。
【0033】
大入賞部40の下方にはアウト口19が設けられている。上述した何れの入賞部18,22,23,24,40にも入らなかった遊技球は、アウト口19によって遊技盤11の裏側に回収される。
【0034】
ところで、図3に示すように、裏セット盤50の内側には、表示装置30や装飾部材と共に、図4に示す可動演出装置55が組み付けられている。可動演出装置55は、主板壁51の前面に重ねて固定されたベースプレート56(本発明の「固定ベース」に相当する)に、以下に説明する可動役物60等を組み付けてなる。図7に示すように、ベースプレート56は全体としてL字形をなしており、表示装置30の下辺と一側辺(右側辺)とに沿って延びている。
【0035】
可動役物60は、図2図7に示すように、表示装飾枠31の内側を通して視認可能な演出位置と、図8図11に示すように、遊技盤11の裏側に隠れて見えなくなった待機位置との間で変位する。通常、可動役物60は待機位置に位置しており、遊技状態に応じた所定のタイミングで演出位置に移動する。
【0036】
可動役物60は、主動演出部材61(本発明の「可動演出部材」に相当する)と1対の従動演出部材67,68とから構成されている。主動演出部材61及び1対の従動演出部材67,68は、それぞれベースプレート56に対してスライド可能に係合しておりかつ、1対の従動演出部材67,68は、主動演出部材61に対して回動可能に連結している。
【0037】
図5に示すように、主動演出部材61は左右方向に延びた横長装飾体62と、その横長装飾体62の右端部から下方に延びた縦長の直動スライダ63とを一体に備えてなり、全体としてL字形をなしている。また、主動演出部材61は、後述する往復動機構によって上下方向に直動可能となっている。
【0038】
これに対し、1対の従動演出部材67,68は、主動演出部材61がその直動範囲の上端位置に位置するときに表示装置30の前面に重ねて配置され、例えば、アルファベットの「V」の字を完成させる。1対の従動演出部材67,68は、「V」の字の左側斜辺を構成する第1の従動演出部材67と、「V」の字の右側斜辺を構成する第2の従動演出部材68とで構成されており、第1の従動演出部材67より前側に、第2の従動演出部材68が配置されている。また、1対の従動演出部材67,68は、主動演出部材61よりも前側に配置されており、主動演出部材61(横長装飾体62)の長手方向の2箇所に設けられた回転軸62J,62J(図7参照)に各従動演出部材67,68の上端部がそれぞれ連結されている。
【0039】
一方、1対の従動演出部材67,68の下端部からは、ベースプレート56に向かってスライド突部67T,68Tが突出している(図7参照)。これらスライド突部67T,68Tは、ベースプレート56に貫通形成された1対のスライド長孔56A,56Aにそれぞれスライド係合している。1対のスライド長孔56A,56Aは左右対称となっており、左右両側部から中央部に向かうに従って円弧状に湾曲しながら上昇するように延びている。そして、「V」の字の左側斜辺を構成する第1の従動演出部材67のスライド突部67Tが右側のスライド長孔56Aにスライド係合し、「V」の字の右側斜辺を構成する第2の従動演出部材68のスライド突部68Tが左側のスライド長孔56Aにスライド係合している。
【0040】
図11から図7への変化に示すように、主動演出部材61が直動範囲の下端位置から上端位置に向かって上昇する過程で、1対の従動演出部材67,68に備えたスライド突部67T,68Tが、それぞれスライド長孔56A,56Aの下端部から上端部に向かってスライドすると共に、1対の従動演出部材67,68が回転軸62J,62Jを中心にして、主動演出部材61に対して互いに逆向きに回動する。そして、主動演出部材61が上端位置に位置するとき、1対の従動演出部材67,68の下端部同士が重なり合って、表示装置30の前側に、表示装飾枠31の内側全体に及ぶ比較的大きなアルファベットの「V」の字が完成する(図6参照)。
【0041】
また、図7から図11への変化に示すように、主動演出部材61が上端位置から下端位置に向かって降下する過程で、1対の従動演出部材67,68に備えたスライド突部67T,68Tが、それぞれスライド長孔56A,56Aの上端部から下端部に向かってスライドすると共に、1対の従動演出部材67,68が回転軸62J,62Jを中心にして、主動演出部材61に対して互い逆向きに回動する。そして、主動演出部材61が下端位置に位置するとき、1対の従動演出部材67,68が長手方向の中間部で重なり合った状態、具体的には、上下方向に潰れた「X」のように立体交差して、表示装置30の下方の格納スペースに格納される(図10参照)。ここで、主動演出部材61が上端位置から下端位置に移動することで、「V」の字を構成していた1対の従動演出部材67,68が小さく畳まれるので、格納スペースを小さく抑えることができる。
【0042】
以下、主動演出部材61については、その直動範囲における上端位置(図4図7に示す位置)を「演出位置」といい、直動範囲の下端位置(図8図11に示す位置)を「待機位置」という。
【0043】
往復動機構は、直動ガイドレール71、ボール螺子機構、モータ78等の複数の部品から構成されている。直動ガイドレール71は、表示装置30の右側方で上下方向に延びている(図5参照)。直動ガイドレール71には、主動演出部材61の直動スライダ63がスライド係合している。主動演出部材61のうち直動スライダ63とは反対側の左端部は自由端となっており、主動演出部材61は片持ち状態で直動ガイドレール71に支持されている。なお、主動演出部材61の左端部は、裏セット盤50の主板壁51とその前面に隙間を空けて取り付けられた部品B1(図6参照)との間に挟まれて前後方向への移動が規制されている。
【0044】
主動演出部材61は、弾性部材によって演出位置に付勢されている。本実施形態における弾性部材は、帯状バネ材を渦巻き状に巻回した定荷重バネ72(具体的には、例えば、「コンストン(登録商標)」)であり、その定荷重バネ72の一端部が主動演出部材61に固定されている。
【0045】
詳細には、主動演出部材61における直動スライダ63の上端部には、バネ連結部64が固定されている。一方、ベースプレート56のうち、直動ガイドレール71の上方には、巻取ドラム73が回転可能に支持されている。図4に示すように、巻取ドラム73は、パチンコ遊技機10の左右方向を向いた回転軸を中心にして回転可能となっており、定荷重バネ72の両端部がバネ連結部64と巻取ドラム73とに固定されている。
【0046】
また、本実施形態では、同一構造をなした複数の定荷重バネ72を備えており、それら複数の定荷重バネ72が、共通のバネ連結部64に連結されている。これら複数の定荷重バネ72は、パチンコ遊技機10の前後方向で対をなした1対の定荷重バネ72を、上下方向に複数対(具体的部は、2対)並べて配置されている。パチンコ遊技機10の前後方向で対をなした定荷重バネ72は、巻回方向が互いに逆向きになっており、上下方向で並んだ定荷重バネ72は巻回方向が同じとなっている。
【0047】
ここで、図4及び図5に示すように、ベースプレート56には、バネ連結部64に上方から対向したストッパ57が設けられており、そのストッパ57にバネ連結部64が当接することで、主動演出部材61が演出位置に位置決めされる。
【0048】
主動演出部材61における直動スライダ63の下端部には、板金を前側に直角曲げしてなる係合フック65が設けられており、その係合フック65に対して、ロックレバー80(本発明の「ロック部材」に相当する)が係合可能となっている。また、係合フック65の下面には、主動演出部材61が待機位置に向かって降下したときに、ロックレバー80と摺接するカム部材66が固定されている。
【0049】
ロックレバー80は、直動ガイドレール71の下方に配設されている。図8及び図13に示すように、ロックレバー80は、パチンコ遊技機10の左右方向を向いた回転軸80Jから上方に延びた係合アーム81と、回転軸80Jから後方に突出した連係アーム82(図5参照)とを備えたシーソー構造をなしている。ロックレバー80は、回転軸80Jを中心にして、図8及び図13に示すように、係合アーム81がほぼ垂直に起立したロック位置と、係合アーム81が斜め前方に倒れたロック解除位置(図4参照)との間を回動可能となっている。係合アーム81の先端には矢尻形の係合突部81Aが設けられており、ロック位置では、その係合突部81Aと係合フック65とが上下方向で係合可能となっている。そして、これらが係合することで、主動演出部材61は、定荷重バネ72の弾発力に抗して待機位置にロックされる。なお、ロックレバー80は、ロック付勢バネ89によってロック位置に付勢されている。
【0050】
直動ガイドレール71の側方には、ボール螺子76とスライドシャフト74と往復動部材75とからなるボール螺子機構が設けられている(図12参照)。ボール螺子76及びスライドシャフト74は、直動ガイドレール71と平行に上下方向に延びている。また、ボール螺子76とスライドシャフト74は、パチンコ遊技機10の前後方向に間隔を空けて配置されている。往復動部材75は、ボール螺子76に対して螺合しかつ、スライドシャフト74に対してスライド可能に係合している。
【0051】
ボール螺子76の上端部には、歯車減速機77を介してモータ78(具体的には、ステッピングモータ)の出力軸が連結されている(図5参照)。つまり、モータ78を動力源として往復動部材75が上下に往復動するように構成されている。
【0052】
図5に示すように、主動演出部材61は往復動部材75の移動領域と交差している。具体的には、パチンコ遊技機10の前後方向に間隔を空けて配置されたボール螺子76とスライドシャフト74との間に、主動演出部材61の横長装飾体62が通されている。ボール螺子76とスライドシャフト74を跨いだ往復動部材75は、横長装飾体62より上方に位置しており、往復動部材75と横長装飾体62とが上下方向で当接可能となっている。
【0053】
ベースプレート56の側部前面には、往復動機構(直動ガイドレール71、ボール螺子76等)を覆った縦長の機構カバー79が取り付けられている。機構カバー79の右側面は閉塞されており、機構カバー79の左側面は開放している。
【0054】
機構カバー79の外面には、板金スライド部材85(本発明の「ロック解除力伝達部材」に相当する)が直動可能に支持されている。板金スライド部材85は、ボール螺子76やスライドシャフト74等と平行に上下方向に延びている。板金スライド部材85は、上下方向の中間部から上方に向かって延びた上側帯板部85Aと、上下方向の中間部から下方に向かって延びかつ上側帯板部85Aと直角に交差した下側帯板部85Bと、下側帯板部85Bの下端部から下方に延設された下端連係部85Cとを備えている。上側帯板部85Aは機構カバー79の前面に重ねられており、下側帯板部85Bは機構カバー79の左側面に重ねられている。
【0055】
上側帯板部85Aと下端連係部85Cとには、それぞれ上下方向に延びた長孔86が貫通形成されており、それら長孔86を貫通したガイドピン86Pが機構カバー79に固定されている。板金スライド部材85は、これら長孔86の範囲内で上下方向に直動可能となっている。
【0056】
板金スライド部材85の上端部には、板金を後方(ボール螺子76側)に直角曲げしてなる受圧片87が形成されている(図5及び図9参照)。受圧片87は、往復動部材75に上方から対向しており、それら往復動部材75と受圧片87とが上下方向で当接可能となっている。
【0057】
図13に示すように、板金スライド部材85の下端連係部85Cは、ロックレバー80の側方に隣接配置されており、パチンコ遊技機10の左右方向でロックレバー80の連係アーム82(図5参照)と対向した連係壁88を有している。連係アーム82からは、連係壁88に向かって連係ボス83が突出しており、連係壁88には、連係ボス83を受容した連係切欠部88Aが形成されている。これら連係ボス83と連係切欠部88Aとの係合によって、ロックレバー80と板金スライド部材85とが連動可能に連結されている。
【0058】
即ち、板金スライド部材85が、図8から図4への変化に示すように、下端位置から上端位置に向かって移動した場合に、ロックレバー80は、ロック位置からロック解除位置へと移動し、図4から図8への変化に示すように、板金スライド部材85が上端位置から下端位置に向かって移動した場合に、ロックレバー80は、ロック解除位置からロック位置へと移動する。なお、図13に示すように、連係ボス83と連係切欠部88Aとの間には、上下方向において「遊び(隙間)」が設けられている。即ち、板金スライド部材85の直動範囲とロックレバー80の回動範囲には、それらの一方を移動(直動又は回動)させた力を他方に伝達せずに、一方のみが動くことが可能な「遊び可動域」が設けられている。
【0059】
板金スライド部材85はロック付勢バネ89によって下端位置に付勢されている。図13に示すように、ロック付勢バネ89は、引っ張りコイルバネであり、一端が下端連係部85Cに連結され、他端部がベースプレート56に固定されている。ロック付勢バネ89によって板金スライド部材85が下端位置に付勢されたことで、板金スライド部材85に連係したロックレバー80がロック位置に付勢されている。
【0060】
図10に示すように、可動演出装置55にはダンパー58が備えられている。ダンパー58は、シリンダからピストンロッドが突出した公知な構造であり、図10から図6への変化に示すように、待機位置から演出位置に向かって上昇した主動演出部材61が演出位置に達する直前の位置で、横長装飾体62の上面に突き当たり、そこから待機位置への移動に伴って、ピストンロッドが押し込まれるように構成されている。
【0061】
本実施形態のパチンコ遊技機10の構成は以上であって、次に本実施形態の動作を説明する。通常、遊技者は、遊技領域R1を流下する遊技球と、表示装置30で行われる表示演出とを見ながら遊技を行う。
【0062】
遊技者に対して何ら特典が付与されていない通常の遊技状態のとき、可動役物60は待機位置に位置している。待機位置のとき、主動演出部材61の係合フック65にロックレバー80が係合しており、ロックレバー80は、定荷重バネ72の弾発力に抗して主動演出部材61を待機位置にロックしている(図8図11に示す状態)。また、ロックレバー80と連係した板金スライド部材85も下端位置にロックされ、往復動部材75も直動範囲の下端位置(本発明の「第2位置」に相当する)で停止している。
【0063】
特典が付与されて通常よりも有利な遊技状態(例えば、大入賞口41が開放した大当たり遊技状態)になると、スタンバイ動作が行われ、主動演出部材61を待機位置に残したまま、往復動部材75が上昇する。即ち、モータ78によってボール螺子76が回転駆動され、往復動部材75が、上端位置(本発明の「第1位置」に相当する)へと向かう途中のスタンバイ位置(本発明の「第3位置」に相当する)で停止する。このとき、板金スライド部材85の受圧片87が往復動部材75と当接し、板金スライド部材85が「遊び可動域」の範囲で、下端位置から僅かに上昇する。このとき、板金スライド部材85を押し上げた往復動部材75の力が、ロックレバー80に伝達されることはなく、ロックレバー80による主動演出部材61のロックは維持される。即ち、可動役物60は依然として待機位置のままである。
【0064】
有利な遊技状態が終了して再び、通常の遊技状態に戻ると、スタンバイ解除動作が行われる。即ち、往復動部材75がスタンバイ位置から降下し、下端位置で停止する。また、板金スライド部材85は、ロック付勢バネ89の付勢力によって下端位置に戻る。
【0065】
これに対し、有利な遊技状態でさらに別の特典が付与されると(例えば、V入賞部24への入賞によって所謂「確変」、「時短」が発生或いは継続した場合)、役物演出動作が行われ、往復動部材75がスタンバイ位置から予め定められた距離だけ上昇して上端位置になる。この往復動部材75の上昇に伴って、板金スライド部材85がさらに押し上げられると共に、板金スライド部材85に連係したロックレバー80が、ロック位置からロック解除位置に向かって回動する。即ち、板金スライド部材85は、スタンバイ位置から上端位置に向かって上昇した往復動部材75から押圧力を受け、その押圧力を、ロックレバー80によるロックを解除するロック解除力としてロックレバー80に伝達する。
【0066】
往復動部材75がスタンバイ位置から上端位置に移動する過程で、ロックレバー80によるロックが解除され、例えば、図9から図5への変化に示すように、可動役物60が待機位置から演出位置へと移動する。即ち、主動演出部材61が、複数の定荷重バネ72の弾発力によって表示装置30より下方の待機位置から、表示装置30の前面に重なった演出位置まで一気に上昇する。また、主動演出部材61に連結された1対の従動演出部材67,68が表示装置30の下方から出現して、表示装置30の前側で、表示装飾枠31の内側全体に及ぶ比較的大きなアルファベットの「V」の字を完成させる。このように、比較的大きい可動役物60が、遊技者の目の前に瞬時に登場するという迫力のある動作を行うから、遊技者に強いインパクトを与えることができる。なお、主動演出部材61は、演出位置に達する直前にダンパー58に当接するので、主動演出部材61(バネ連結部64)とストッパ57との衝突による衝撃や衝撃音を緩和することができる。
【0067】
可動役物60は、演出位置で、従動演出部材67,68に内蔵したLEDによる光演出を行った後、待機位置に戻る。このとき、往復動部材75が上端位置から降下するのに伴い、板金スライド部材85がロック付勢バネ89の付勢力によって降下し、ロックレバー80がロック位置側に回動する。往復動部材75がスタンバイ位置を越えて、板金スライド部材85が下端位置に帰還すると、ロックレバー80もロック位置に復帰する。また、往復動部材75が下端位置に向かう途中のスタンバイ位置で、演出位置の主動演出部材61と当接し、そのスタンバイ位置から下端位置までの移動に伴って主動演出部材61を待機位置へと押し下げる。そして、主動演出部材61が待機位置に向かうに従って、定荷重バネ72が巻取ドラム73から引き出されて弾発力が発生する。
【0068】
往復動部材75に押下された主動演出部材61が待機位置の手前の位置になると、既にロック位置に戻されているロックレバー80と主動演出部材61の直動スライダ63とが当接する。詳細には、直動スライダ63のうち係合フック65の下面に固定されたカム部材66とロックレバー80の係合突部81Aとが摺接し、ロックレバー80が、カム部材66に押されてロック解除位置側に回動する。
【0069】
その後、主動演出部材61が待機位置(往復動部材75が下端位置)に到達するまでの間に、ロックレバー80の係合突部81Aが係合フック65を乗り越えてロック位置に復帰し、係合フック65と係合して主動演出部材61が待機位置にロックされる。
【0070】
なお、主動演出部材61が待機位置の手前から待機位置に移動する(ロックレバー80がカム部材66と摺接して係合フック65を乗り越える)間のロックレバー80の回動に伴って、板金スライド部材85が1度上下動する。
【0071】
このように、本実施形態のパチンコ遊技機10によれば、主動演出部材61が演出位置に位置する状態で、モータ78から動力を受けた往復動部材75がスタンバイ位置から下端位置へと移動すると、その往復動部材75に押圧されて主動演出部材61が演出位置から待機位置へと移動して、ロックレバー80により待機位置にロックされると共に、定荷重バネ72が弾性変形して弾発力が発生する。そして、主動演出部材61が待機位置にロックされた状態で、往復動部材75がスタンバイ位置から上端位置へと移動すると、その往復動部材75に押圧された板金スライド部材85がロックレバー80に力を伝達して、ロックレバー80による主動演出部材61のロックが解除され、定荷重バネ72の弾発力によって主動演出部材61が待機位置から演出位置へと移動する。このような往復動機構は従来の遊技機には無かったので、可動演出部材によって演出動作を行う遊技機の改良に貢献することができ、趣向性の向上を図ることができる。
【0072】
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0073】
(1)上記実施形態では、主動演出部材61が演出位置と待機位置との間で上下方向に直動する構成であったが、水平方向又はその他の方向に直動する構成であってもよい。また、主動演出部材61の直動範囲の下端位置が「待機位置」で、上端位置が「演出位置」であったが、例えば、上記実施形態の可動演出装置55の上下を逆転して配置して、主動演出部材61の直動範囲の上端位置が「待機位置」で、下端位置が「演出位置」となるようにしてもよい。
【0074】
(2)上記実施形態では、主動演出部材61が演出位置と待機位置との間で真っ直ぐに直線移動する構成であったが、演出位置と待機位置との間で弧を描きながら移動(回動)する構成であってもよい。
【0075】
(3)上記実施形態では、主動演出部材61を演出位置に付勢する弾性部材が、定荷重バネ72であったが、その他のバネ(例えば、コイルバネ)でもよい。
【0076】
(4)上記実施形態では、主動演出部材61に対して従動演出部材67,68が回動可能かつ、ベースプレート56に対して従動演出部材67,68がスライド可能な構成であったが、主動演出部材61に対して従動演出部材67,68がスライド可能かつ、ベースプレート56に対して従動演出部材67,68が回動可能な構成としてもよい。
【0077】
(5)上記実施形態では、2つの従動演出部材67,68を備えていたが、従動演出部材は1つ或いは3つ以上でもよい。
【0078】
(6)上記実施形態では、演出位置において、2つの従動演出部材67,68によってアルファベットの「V」の字が完成するように構成されていたが、その他の文字や図形やその他の造形物が完成するように構成してもよい。また、表示装飾枠31と従動演出部材、さらには、主動演出部材が一体になって1つの造形物が完成するように構成してもよい。
【符号の説明】
【0079】
10 パチンコ遊技機
55 可動演出装置
56 ベースプレート(固定ベース)
58 ダンパー
60 可動役物
61 主動演出部材(可動演出部材)
65 係合フック
67,68 従動演出部材
72 定荷重バネ
73 巻取ドラム
75 往復動部材
76 ボール螺子
78 モータ(動力源)
80 ロックレバー(ロック部材)
85 板金スライド部材(ロック解除力伝達部材)
89 ロック付勢バネ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13