特許第5678493号(P5678493)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5678493液中プラズマ用電極および液中プラズマ装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5678493
(24)【登録日】2015年1月16日
(45)【発行日】2015年3月4日
(54)【発明の名称】液中プラズマ用電極および液中プラズマ装置
(51)【国際特許分類】
   H05H 1/24 20060101AFI20150212BHJP
   A61N 1/44 20060101ALI20150212BHJP
【FI】
   H05H1/24
   A61N1/44
【請求項の数】8
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2010-150386(P2010-150386)
(22)【出願日】2010年6月30日
(65)【公開番号】特開2012-14955(P2012-14955A)
(43)【公開日】2012年1月19日
【審査請求日】2013年6月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】504139662
【氏名又は名称】国立大学法人名古屋大学
(73)【特許権者】
【識別番号】304036008
【氏名又は名称】NUエコ・エンジニアリング株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100087723
【弁理士】
【氏名又は名称】藤谷 修
(72)【発明者】
【氏名】堀 勝
(72)【発明者】
【氏名】加納 浩之
【審査官】 山口 敦司
(56)【参考文献】
【文献】 特表平09−501859(JP,A)
【文献】 特開2004−202454(JP,A)
【文献】 特表2002−509756(JP,A)
【文献】 国際公開第2006/059808(WO,A1)
【文献】 特開2009−235559(JP,A)
【文献】 特開2010−009993(JP,A)
【文献】 野村信福他,液中プラズマ装置における電極形状の最適化に関する研究,日本機械学会講演論文集,2007年,No.075-1,p.217-218
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05H 1/24
A61N 1/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
2本のワイヤ状電極の先端部を平行にして束ね、その先端を揃えた構造であって、
各ワイヤ状電極は、
金属線と、
前記金属線を被覆する絶縁性を有した管状の第1絶縁材と、
前記第1絶縁材の先端部を被覆し、絶縁性と耐熱性を有した管状の第2絶縁材と、
とを備え、
前記金属線の先端面と、前記第1絶縁材の先端面は同一面内にあり、
前記第2絶縁材の先端面は、前記第1絶縁材の先端面よりも先端側に向かって突出していて、
一方の前記ワイヤ状電極の前記第2絶縁材の先端面と、他方の前記ワイヤ状電極の前記第2絶縁材の先端面とを揃えた、
ことを特徴とする液中プラズマ用電極。
【請求項2】
前記第1絶縁材の先端面から前記第2絶縁材の先端面までの距離は、前記第1絶縁材料の外径の0.5〜5倍であることを特徴とする請求項1に記載の液中プラズマ用電極。
【請求項3】
前記金属線は、直径1mm以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液中プラズマ用電極。
【請求項4】
前記第1絶縁材の外径は、0.5〜3mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の液中プラズマ用電極。
【請求項5】
前記第2絶縁材の外径は、1〜6mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の液中プラズマ用電極。
【請求項6】
前記金属線は、ステンレス、ニッケル、白金、金、またはこれらを含む合金であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の液中プラズマ用電極。
【請求項7】
請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の液中プラズマ用電極と、
液中プラズマ用電極の2本の前記金属線に交流電圧を印加する電源と、
を有することを特徴とする液中プラズマ装置。
【請求項8】
前記電源は、交流商用電圧を昇圧した電源である、ことを特徴とする請求項7に記載の液中プラズマ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液中に気泡を発生させ、その気泡内にプラズマを発生させる液中プラズマ装置およびその装置に用いる液中プラズマ用電極に関する。
【背景技術】
【0002】
液中に気泡を生じさせ、気泡内にプラズマを発生させる液中プラズマ装置として、特許文献1や特許文献2が知られている。
【0003】
特許文献1では、液中プラズマ用電極として、端面以外が絶縁材で覆われた棒状の電極が示されていて、電源として3Mz〜3GHzの高周波電源を用いることが示されている。
【0004】
特許文献2では、液中に1対の電極を配置し、その電極の一方または双方が、絶縁材で被覆された針状電極であり、電極間に高圧パルス電圧を印加することが記載されている。高圧パルス電圧の印加によって液体を加熱することで気泡を生じさせることができ、その気泡内にプラズマを生成することができる。
【0005】
また、液中プラズマを医療に活用した例として、特許文献3に記載の医療用治療装置がある。その医療用治療装置は、内部に金属線が挿入されたカテーテルと、超音波発生手段とを有している。このカテーテルを血管内に挿入し、金属線の先端が患部に到達するようにし、超音波発生手段によって金属線を超音波振動させて、金属線先端の血液中に気泡を生じさせ、金属線に高周波電圧を印加することで、血液中の気泡内に高周波プラズマを発生させ、血栓の破壊などの治療を行うことが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】WO2006/059808
【特許文献2】特開2007−207540
【特許文献3】特開2006−263419
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
液中プラズマの発生には水の電気分解による気泡の発生が重要な役割を果たしていると考えられている。しかし、特許文献1、2に記載の従来の液中プラズマ装置では、気泡が発散するなどしてプラズマの安定形成が難しかった。また、液体の電気伝導による印加電圧の低下があるため、プラズマ発生に必要な電圧条件を満たすことが困難であった。そのため、液体の電気伝導度をできるだけ低くしておいたり、短いパルス形状の高圧電源を使用するなどの対応を取らざるを得なかった。しかしこのような対応では、電気伝導度の高い生体系材質(たとえばリンパ液、血液)などの液中にプラズマを発生させることは難しかった。また、特許文献3の方法では、超音波振動と高周波電圧とをそれぞれ制御しなければならず、液中プラズマを安定して生成する制御が難しかった。
【0008】
そこで本発明の目的は、より低電圧で液中に安定してプラズマを発生させることができる液中プラズマ装置を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
第1の発明は、2本のワイヤ状電極の先端部を平行にして束ね、その先端を揃えた構造であって、各ワイヤ状電極は、金属線と、金属線を被覆する絶縁性を有した管状の第1絶縁材と、第1絶縁材の先端部を被覆し、絶縁性と耐熱性を有した管状の第2絶縁材と、とを備え、前記金属線の先端面と、前記第1絶縁材の先端面は同一面内にあり、第2絶縁材の先端面は、第1絶縁材の先端面よりも先端側に向かって突出していて、一方のワイヤ状電極の第2絶縁材の先端面と、他方のワイヤ状電極の第2絶縁材の先端面とを揃えた、ことを特徴とする液中プラズマ用電極である。
【0010】
2本のワイヤ状電極の先端は、完全に揃っている必要はなく、液中プラズマを発生させることができる程度に段差が生じていてもよい。
【0011】
金属線は、導電性を有し、液中プラズマを発生させる溶液に対して対酸化性、対腐食性を有した材料が望ましく、曲げによる断線を抑制するために延性の高い材料が望ましい。たとえば、ステンレス、ニッケル、白金、金、あるいはそれらを含む合金などを用いることができる。銅や銅合金も用いることも可能であるが、対酸化性に劣るため、銅や銅合金を用いる場合には先端部を金などによって被膜することが望ましい。
【0012】
金属線の直径は、1mm以下であることが望ましい。これ以上の直径では、液中プラズマの安定性を高めるのが難しくなり、また、ワイヤ状電極を自由に曲げることが難しくなるためである。より望ましくは0.2〜1mmである。
【0013】
第1絶縁材の材料は、絶縁性を有した材料であれば任意の材料でよく、柔軟性を有した材料であることが望ましい。たとえば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリアミド樹脂などの合成樹脂材料である。
【0014】
第1絶縁材の外径は、0.5〜3mmとすることが望ましい。第1絶縁材の外径は、なるべく小さい方が望ましいが、電気的絶縁性を確保することができる厚みを有している必要がある。そのため、金属線の直径を考慮して、第1絶縁材の外径を上記範囲とすることが望ましい。より望ましい範囲は0.8〜2mmである。
【0015】
第2絶縁材の材料は、絶縁性と耐熱性を有した材料であれば任意の材料でよく、セラミックス、シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂などを用いることができる。
【0016】
第2絶縁材の外径は、1〜6mmとすることが望ましい。第2絶縁材の外径はなるべく小さい方が望ましいが、電気的絶縁性と機械的強度を有している必要がある。また、第2絶縁材の先端部は発生したプラズマに接触するため、それに対する耐性を有している必要がある。そのため、第1絶縁材の外径を考慮して、第2絶縁材の外径は上記範囲とすることが望ましい。より望ましい範囲は1.5〜5mmである。
【0017】
第1絶縁材の先端面から第2絶縁材の先端面までの距離は、第1絶縁材料の外径(第2絶縁材の内径)の0.5〜5倍とすることが望ましい。この範囲であれば、金属線の先端面近傍における気泡の滞留性がよくなり、液中プラズマの安定性がより向上する。より望ましいのは1〜3倍である。
【0018】
金属線の先端面と第1絶縁材の先端面とは、完全に同一面内である必要はなく、液中プラズマの安定した生成ができる程度に先端面がずれていてもよい。たとえば、金属線の先端面が、第1絶縁材の先端面に対して、金属線の直径の0.5倍以下の範囲で突出していてもよいし、逆に第1絶縁材の先端面が、金属線の先端面に対して、金属線の直径の1倍以下の範囲で突出していてもよい。
【0019】
第2の発明は、第1の発明において、第1絶縁材の先端面から前記第2絶縁材の先端面までの距離は、第1絶縁材料の外径の0.5〜5倍であることを特徴とする液中プラズマ用電極である。
【0020】
第3の発明は、第1の発明または第2の発明において、金属線は、直径1mm以下であることを特徴とする液中プラズマ用電極である。
【0021】
第4の発明は、第1の発明から第3の発明において、第1絶縁材の外径は、0.5〜3mmであることを特徴とする液中プラズマ用電極である。
【0022】
第5の発明は、第1の発明から第4の発明において、第2絶縁材の外径は、1〜6mmであることを特徴とする液中プラズマ用電極である。
【0023】
第6の発明は、第1の発明から第5の発明において、金属線は、ステンレス、ニッケル、白金、金、またはこれらを含む合金であることを特徴とする液中プラズマ用電極である。
【0024】
第7の発明は、第1の発明から第6の発明の液中プラズマ用電極と、液中プラズマ用電極の2本の金属線に電圧を印加する電源と、を有することを特徴とする液中プラズマ装置である。
【0025】
第8の発明は、第7の発明において、電源は、交流商用電圧を昇圧した電源である、ことを特徴とする液中プラズマ装置である。
【発明の効果】
【0026】
本発明の液中プラズマ用電極では、金属線を第1絶縁材で被覆しているため、金属線の先端面以外は液体に接触しない。そのため、液体による電気伝導度の低下が抑制され、液中プラズマを発生させるための電圧制御が容易となる。また、金属線の先端面と第1絶縁材の先端面とを同一面内とすることにより、液中に発生した気泡が金属線の先端面に集中しやすい構造となり、液中プラズマを安定して生成することができる。また、第2絶縁材の先端面が第1絶縁材の先端面よりも先端側に向かって突出した構造とすることで、金属線の先端面近傍に気泡が滞留しやすくなり、液中プラズマを安定して生成することができる。
【0027】
また、本発明の液中プラズマ装置によると、液中に安定して液中プラズマを発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】実施例1の液中プラズマ装置の構成を示した図。
図2】水道水中に発生した液中プラズマを撮影した写真。
図3】食塩水中に発生した液中プラズマを撮影した写真。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、本発明の具体的な実施例について図を参照に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
【実施例1】
【0030】
図1は、実施例1の液中プラズマ装置の構成を示した図である。液中プラズマ装置は、液中プラズマ用電極1と、電源2と、によって構成されている。液中プラズマ用電極1は、先端が揃うように平行に束ねられた2本のワイヤ状電極3で構成されている。電源2は、60Hz、100Vの商用AC電源を5kVに昇圧した電源である。なお、2本のワイヤ状電極3は、先端部が平行に束ねられていればよく、途中からY字型に分岐していてもよい。
【0031】
ワイヤ状電極3は、直径0.5mmの金属線10と、金属線10を被覆する円筒管状で柔軟性を有したシリコーンチューブ11と、シリコーンチューブ11の先端部を被覆する円筒管状のセラミックス管12と、によって構成されている。それぞれの金属線10は、電源10に接続されており、電圧が印加される。
【0032】
金属線10は、導電性を有し、液中プラズマを発生させる溶液に対して対酸化性、対腐食性を有した材料であればよく、曲げによる断線を抑制するために延性の高い材料が望ましい。たとえば、ステンレス、ニッケル、白金、金、あるいはそれらを含む合金などを用いることができる。銅や銅合金を用いてもよいが、対酸化性が低いので先端部に金などのめっきを施すのがよい。
【0033】
金属線10の直径は0.5mmに限るものではなく、1mm以下であればよい。これ以上の直径では、液中プラズマの安定性を高めるのが難しくなり、また、ワイヤ状電極を自由に曲げることが難しくなるためである。より望ましくは0.2〜1mmである。
【0034】
シリコーンチューブ11は、金属線10の先端面10a以外を被覆していて、金属線10の先端面10aのみが外部に露出している。また、金属線10の先端面10aと、シリコーンチューブ11の先端面11aは、同一面内となっている。
【0035】
シリコーンチューブ11以外にも、絶縁性を有した材料であれば任意の材料を用いてよく、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリアミド樹脂などの合成樹脂製チューブを用いることができる。
【0036】
シリコーンチューブ11の外径は、0.5〜3mmであることが望ましい。より望ましくは0.8〜2mmである。
【0037】
セラミックス管12の先端面12aは、シリコーンチューブ11の先端面11aよりも先端方向に突出している。そのため、セラミックス管12の内壁12bと、金属線10の先端面10aおよびシリコーンチューブ11の先端面11aとによって凹部13が構成されている。
【0038】
セラミックス管12の先端面12からシリコーンチューブ11の先端面11aまでの距離は、セラミックス管12の内径(シリコーンチューブ11の外径)の0.5〜5倍であることが望ましい。この範囲であれば、凹部13における気泡の滞留性がよくなり、液中プラズマの安定性がより向上する。より望ましいのは1〜3倍である。
【0039】
セラミックス管12以外に、耐熱性、絶縁性を有した材料を用いてよく、シリコーン樹脂やポリアミド樹脂などを用いることができる。液中プラズマを生じさせる液体が水や水溶液である場合には、耐熱性は200℃程度あればよい。
【0040】
セラミックス管12の外径は、1〜6mmであることが望ましい。より望ましくは1.5〜5mmである。
【0041】
実施例1の液中プラズマ装置では、以下のようにして液中にプラズマを生じさせることができる。まず、2本のワイヤ状電極3の先端部を所望の液体に浸し、各ワイヤ状電極3の金属線10間に電源2を用いて電圧を印加する。電圧印加による熱によってワイヤ状電極3の先端部において液体が気化し、液中に気泡が生じる。そして、その気泡によって一方の金属線10の先端面11aと、他方の金属線10の先端面11aとの間で放電が生じ、気泡内にプラズマが生じる。
【0042】
ここで、実施例1の液中プラズマ装置の液中プラズマ用電極1では、生じた気泡は、ワイヤ状電極3先端部の凹部13に滞留する。金属線10の先端面10aとシリコーンチューブ11の先端面11aが同一面内であるため、凹部13に滞留した気泡は、金属線10の先端面10aを包むようにして接触して滞留する。その結果、液中に時間的、形状的に安定してプラズマを生成することができる。また、金属線10の先端面11a以外はシリコーンチューブ11に被膜されているため、金属線10の先端面11a以外の部分が液体を介して電気伝導することはなく、2つの金属線10の先端面11a間でのみ放電を生ずる。そのため、液体による電気伝導度の低下が抑制され、液中プラズマを発生させるための電圧制御が容易となる。また、実施例1の液中プラズマ用電極1は、ワイヤ状であるため任意の形状に曲げて使用することができる。
【0043】
図2は、実施例1の液中プラズマ装置を用い、水道水中に液中プラズマを発生させた時の様子を撮影した写真である。図2のように、水道水中に時間的、形状的に安定した液中プラズマを生成することができた。
【0044】
図3は、実施例1の液中プラズマ装置を用い、25℃の飽和食塩水中に液中プラズマを発生させた時の様子を撮影した写真である。図3のように、飽和食塩水中に、時間的、形状的に安定した液中プラズマを生成することができた。また、飽和食塩水の構成元素であるNaのオレンジ色の発光が認められた。
【0045】
なお、実施例1の液中プラズマ装置では、電源として商用AC電源を昇圧した電源を用いたが、高圧パルス電源を使用してもよい。高圧パルス電源を用いることで、発熱を抑えることができる。
【0046】
また、実施例1では、2本のワイヤ状電極3の先端を揃えているが、液中プラズマの生成が可能な範囲であれば、先端が揃っていなくてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明の液中プラズマ電極は、カテーテルのようにして使用することができ、生体の体液内にプラズマを発生させて治療を行う、などの用途に期待できる。
【符号の説明】
【0048】
1:液中プラズマ用電極
2:電源
3:ワイヤ状電極
10:金属線
11:シリコーンチューブ
12:セラミックス管
13:凹部
図1
図2
図3