【実施例】
【0083】
(実施例1)
4−[6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル]ベンゾニトリル(化合物番号1)の製造
【0084】
(1)(2R)−1−(3−クロロプロピル)−2−メチルピロリジンの製造
【0085】
【化12】
【0086】
(R)−2−メチルピロリジン(18.0g)と1−ブロモ−3−クロロプロパン(100.0g)のアセトン(360mL)溶液に、氷浴下5M水酸化ナトリウム水溶液(50mL)を滴下して加え、80℃にて4時間撹拌した。反応混合物を室温まで放冷し、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥して減圧下濃縮し、得られた残渣をNH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=4/1〜1/1)及びシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム/メタノール=9/1)にて精製して黄色油状の表題化合物(17.8g、52%)を得た。
【0087】
(2)(2R)−6−[3−(2−メチルピロリジン−1−イル)プロポキシ]−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの製造
【0088】
【化13】
【0089】
6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.55g)のアセトニトリル(10mL)溶液に、炭酸セシウム(2.0g)及び実施例1−(1)で製造した(2R)−1−(3−クロロプロピル)−2−メチルピロリジン(0.50g)を加え、100℃にて1時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮して得られた残渣をNH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製した。得られた固体をn−ヘキサンから再結晶して無色粉末の表題化合物(0.33g、37%)を得た。
【0090】
(3)4−[6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル]ベンゾニトリル(化合物番号1)の製造
【0091】
【化14】
【0092】
実施例1−(2)で製造した(2R)−6−[3−(2−メチルピロリジン−1−イル)プロポキシ]−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.20g)、4−ヨードベンゾニトリル(0.18g)、rac−trans−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(0.041g)、ヨウ化銅(0.013g)及び炭酸セシウム(0.45g)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)懸濁液を100℃にて16時間攪拌した。反応混合物に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥して減圧下濃縮した。得られた残渣をプレパラティブTLC(2mm厚*1枚、展開溶媒:クロロホルム/メタノール=9/1)及びNH型プレパラティブTLC(0.25mm厚*2枚、展開溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)にて精製して淡褐色非晶質の表題化合物(0.062g,23%)を得た。
1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.07 (d, J=6.0 Hz, 3 H), 1.36 - 1.45 (m, 1 H), 1.63 - 2.34 (m, 8 H), 2.75 - 2.85 (m, 2 H), 2.91 - 3.05 (m, 3 H), 3.11 - 3.20 (m, 1 H), 3.93 - 4.01 (m, 2 H), 6.24 (d, J=8.7 Hz, 1 H), 6.59 (dd, J=8.7, 2.8 Hz, 1 H), 6.78 (d, J=3.2 Hz, 1 H), 7.38 (d, J=8.7 Hz, 2 H), 7.76 (d, J=8.7 Hz, 2 H)
MS (ESI/APCI Dual) (Positive) m/z; 390(M+H)
+
【0093】
実施例1に示した方法と同様の方法で以下の化合物を製造した。
6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−1−フェニル−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号2)
1−(4−メチルフェニル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号3)
1−(4−メトキシフェニル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号4)
1−(4−エトキシフェニル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号5)
1−(4−フルオロフェニル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号6)
1−(4−クロロフェニル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号7)
6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号8)
6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−1−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号9)
1−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号10)
1−[4−(メトキシメチル)フェニル]−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号11)
1−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号12)
N,N−ジメチル−4−[6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル]ベンズアミド(化合物番号13)
6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−1−[4−(ピロリジン−1−イルカルボニル)フェニル]−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号14)
1−(4−アセチルフェニル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号15)
1−[4−(シクロプロピルカルボニル)フェニル]−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号16)
6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−1−[4−(モルホリン−4−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号17)
6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−1−[4−(2−オキソピロリジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号18)
6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−1−[4−(1,3−オキサゾール−5−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号19)
1−{4−[(6−メチルピリダジン−3−イル)オキシ]フェニル}−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号20)
N,N−ジメチル−3−[6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル]ベンズアミド(化合物番号21)
1−(3−メトキシフェニル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号22)
1−(2−メトキシフェニル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号23)
1−(3−フルオロフェニル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号24)
1−(2,4−ジメトキシフェニル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号25)
1−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号26)
1−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号27)
1−(3,4−ジフルオロフェニル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号28)
1−(2,4−ジフルオロフェニル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号29)
1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号30)
3−クロロ−5−[6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル]ベンゾニトリル(化合物番号31)
2−メチル−5−[6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル]ベンゾニトリル(化合物番号32)
2−メトキシ−5−[6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル]ベンゾニトリル(化合物番号33)
6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−1−(ピリジン−2−イル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号34)
6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−1−(ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号35)
6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−1−(ピリミジン−5−イル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号36)
6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロ−2H−1,3’−ビキノリン−2−オン(化合物番号37)
6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロ−2H−1,6’−ビキノリン−2−オン(化合物番号38)
6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−1−(1,5−ナフチリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号39)
6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−1−(1,6−ナフチリジン−8−イル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号40)
tert−ブチル 5−[6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル]−1H−インドール−1−カルボキシラート(化合物番号41)
tert−ブチル 3−[6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル]−1H−インドール−1−カルボキシラート(化合物番号42)
1−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号43)
1−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号44)
1−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号45)
6−[6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル]ピリジン−3−カルボニトリル(化合物番号46)
1−(6−メチルピリジン−3−イル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号47)
1−(6−メトキシピリジン−3−イル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号48)
1−(5−クロロピリジン−2−イル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号49)
5−[6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル]ピリジン−3−カルボニトリル(化合物番号50)
2−[6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル]ピリジン−3−カルボニトリル(化合物番号51)
1−(5−フルオロピリジン−3−イル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号52)
1−(3−メチルピリジン−2−イル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号53)
1−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号54)
6’−メトキシ−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロ−2H−1,3’−ビキノリン−2−オン(化合物番号55)
【0094】
化合物番号2〜55の構造式及び物理化学的測定値を表1に示す。
【0095】
【表1-1】
【0096】
【表1-2】
【0097】
【表1-3】
【0098】
【表1-4】
【0099】
【表1-5】
【0100】
【表1-6】
【0101】
【表1-7】
【0102】
【表1-8】
【0103】
(実施例2)
1−(1H−インドール−5−イル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号56)の製造
【0104】
【化15】
【0105】
実施例1に示した方法と同様の方法で製造したtert−ブチル 5−[6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル]−1H−インドール−1−カルボキシラート(化合物番号41)(0.050g)のメタノール(0.19mL)溶液に水(0.3mL)及び炭酸カリウム(0.041g)を加え、80℃にて2時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をNH型プレパラティブTLCで精製(0.25mm厚*3枚、展開溶媒:酢酸エチル)して無色非晶質の表題化合物(0.0090g、2.2%)を得た。
1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.08 (d, J=6.4 Hz, 3 H), 1.36 - 1.46 (m, 1 H), 1.59 - 1.82 (m, 2 H), 1.85 - 2.01 (m, 3 H), 2.06 - 2.13 (m, 1 H), 2.14 - 2.21 (m, 1 H), 2.23 - 2.32 (m, 1 H), 2.79 - 2.87 (m, 2 H), 2.91 - 2.99 (m, 1 H), 3.01 - 3.09 (m, 2 H), 3.12 - 3.19 (m, 1 H), 3.90 - 4.01 (m, 2 H), 6.30 (d, J=9.2 Hz, 1 H), 6.50 - 6.56 (m, 2 H), 6.77 (d, J=3.2 Hz, 1 H), 6.95 - 7.01 (m, 1 H), 7.20 - 7.24 (m, 1 H), 7.43 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.49 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.46 (br. s., 1 H)
MS (ESI/APCI Dual) (Positive) m/z; 404(M+H)
+
【0106】
(実施例3)
1−(1H−インドール−3−イル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号57)の製造
【0107】
【化16】
【0108】
実施例2と同様の方法により、tert−ブチル 5−[6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル]−1H−インドール−1−カルボキシラート(化合物番号41)の代わりにtert−ブチル 3−[6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル]−1H−インドール−1−カルボキシラート(化合物番号42)を用いて表題化合物を得た。
1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.08 (d, J=6.0 Hz, 3 H), 1.35 - 1.46 (m, 1 H), 1.62 - 1.82 (m, 2 H), 1.86 - 2.00 (m, 3 H), 2.06 - 2.13 (m, 1 H), 2.13 - 2.21 (m, 1 H), 2.22 - 2.32 (m, 1 H), 2.82 - 2.90 (m, 2 H), 2.90 - 2.99 (m, 1 H), 3.01 - 3.11 (m, 2 H), 3.11 - 3.19 (m, 1 H), 3.92 - 4.01 (m, 2 H), 6.47 - 6.51 (m, 1 H), 6.51 - 6.56 (m, 1 H), 6.80 (d, J=2.8 Hz, 1 H), 7.04 - 7.10 (m, 1 H), 7.16 - 7.24 (m, 2 H), 7.30 (d, J=2.8 Hz, 1 H), 7.38 - 7.44 (m, 1 H), 8.29 (br. s., 1 H)
MS (ESI/APCI Dual) (Positive) m/z; 404(M+H)
+
【0109】
(実施例4)
6−[(1−シクロブチルピペリジン−4−イル)オキシ]−3,4−ジヒドロ−2H−1,3’−ビキノリン−2−オン(化合物番号58)の製造
【0110】
(1)6−(1−シクロブチルピペリジン−4−イルオキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの製造
【0111】
【化17】
【0112】
窒素雰囲気下、6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(5.00g)とN−シクロブチル−4−ヒドロキシピペリジン(WO2005/108384国際公開公報に記載の方法に従って合成できる)(7.10g)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液に、氷冷下ジエチルアゾジカルボキシレート(40%トルエン溶液)(16.7mL)を滴下した。滴下終了後、室温へと昇温し40時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム/メタノール=95/5)にて精製して無色粉末の表題化合物(2.30g、25%)を得た。
【0113】
(2)6−[(1−シクロブチルピペリジン−4−イル)オキシ]−3,4−ジヒドロ−2H−1,3’−ビキノリン−2−オン(化合物番号58)の製造
【0114】
【化18】
【0115】
実施例4−(1)で合成した6−(1−シクロブチルピペリジン−4−イルオキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.10g)、3−ブロモイソキノリン(0.10g)、rac−trans−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(0.047g)、ヨウ化銅(0.016g)及び炭酸セシウム(0.22g)のトルエン(1mL)懸濁液を110℃にて3時間攪拌した。反応混合物を室温まで放冷し、クロロホルムを加え、不溶物を濾過して取り除いた。濾液を減圧下濃縮し、得られた残渣をNH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=4/1〜1/4)及びOH型プレパラティブTLC(1mm厚*2枚、展開溶媒:クロロホルム/メタノール=4/1)にて精製して無色非晶質の表題化合物(0.061g,44%)を得た。
1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.54 - 2.24 (m, 12 H), 2.54 - 2.80 (m, 3 H), 2.82 - 2.91 (m, 2 H), 3.04 - 3.12 (m, 2 H), 4.17 - 4.31 (m, 1 H), 6.30 (d, J=8.7 Hz, 1 H), 6.57 (dd, J=8.7, 2.8 Hz, 1 H), 6.83 (d, J=2.8 Hz, 1 H), 7.56 - 7.64 (m, 1 H), 7.74 - 7.81 (m, 1 H), 7.84 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 8.10 - 8.22 (m, 2 H), 8.74 (d, J=2.3 Hz, 1 H)
MS (ESI/APCI Dual) (Positive) m/z; 428(M+H)
+
【0116】
(実施例5)
6−[(1−tert−ブチルピペリジン−4−イル)オキシ]−3,4−ジヒドロ−2H−1,3’−ビキノリン−2−オン(化合物番号59)の製造
【0117】
【化19】
【0118】
実施例4と同様の方法により、N−シクロブチル−4−ヒドロキシピペリジンの代わりに1−tert−ブチル−4−ヒドロキシピペリジン(Journal of Organic Chemistry,2005年,70巻,1930−1933頁に記載の方法に従って合成できる)を用いて表題化合物を得た。
1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.82 - 2.61 (m, 14 H), 2.81 - 3.22 (m, 7 H), 4.09 - 4.43 (m, 1 H), 6.31 (d, J=8.7 Hz, 1 H), 6.57 (dd, J=8.7, 2.8 Hz, 1 H), 6.83 (d, J=2.8 Hz, 1 H), 7.57 - 7.63 (m, 1 H), 7.75 - 7.81 (m, 1 H), 7.84 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 8.10 - 8.20 (m, 2 H), 8.74 (d, J=2.3 Hz, 1 H)
MS (ESI/APCI Dual) (Positive) m/z; 430(M+H)
+
【0119】
(実施例6)
6−[(1−シクロブチルピペリジン−4−イル)オキシ]−1−(4−フルオロフェニル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号60)の製造
【0120】
【化20】
【0121】
実施例4と同様の方法により、3−ブロモキノリンの代わりに4−フルオロヨードベンゼンを用いて表題化合物を得た。
1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.59 - 2.23 (m, 12 H), 2.49 - 2.87 (m, 5 H), 2.91 - 3.17 (m, 2 H), 4.16 - 4.26 (m, 1 H), 6.24 (d, J=8.7 Hz, 1 H), 6.58 (dd, J=8.7, 2.8 Hz, 1 H), 6.77 (d, J=2.8 Hz, 1 H), 7.12 - 7.22 (m, 4 H)
MS (ESI/APCI Dual) (Positive) m/z; 395(M+H)
+
【0122】
(実施例6−2)
6−[(1−シクロブチルピペリジン−4−イル)オキシ]−1−(4−フルオロフェニル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン塩酸塩(化合物番号60塩酸塩)の製造
【0123】
実施例6で製造した6−[(1−シクロブチルピペリジン−4−イル)オキシ]−1−(4−フルオロフェニル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号60)(0.90g)の酢酸エチル(10mL)及びエタノール(2mL)の混合溶液に4規定塩酸酢酸エチル溶液(1.14mL)を加え、室温にて3時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣にイソプロパノール(7mL)及びエタノール(2mL)を加えて油浴(110℃)下5分間加熱撹拌し、その後室温まで放冷しながら撹拌した。析出物を濾取し乾燥して無色結晶の表題化合物(0.93g、95%)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.63 - 1.79 (m, 2 H), 1.81 - 1.92 (m, 1 H), 1.95 - 2.03 (m, 1 H), 2.06 - 2.20 (m, 4 H), 2.28 - 2.41 (m, 2 H), 2.65 - 2.70 (m, 2 H), 2.76 - 2.93 (m, 2 H), 2.99 - 3.02 (m, 2 H), 3.15 - 3.23 (m, 1 H), 3.33 - 3.40 (m, 1 H), 3.54 - 3.74 (m, 1 H), 4.40 - 4.68 (m, 1 H), 6.14 (s, 1 H), 6.67 - 6.77 (m, 1 H), 6.94 - 7.03 (m, 1 H), 7.26 - 7.30 (m, 2 H), 7.32 - 7.37 (m, 2 H), 10.82 - 10.93 (m, 1 H)
MS (ESI/APCI Dual) (Positive) m/z; 395(M+H)
+
融点 >250℃
【0124】
実施例4〜6に示した方法と同様の方法で以下の化合物を製造した。
6−[(1−tert−ブチルピペリジン−4−イル)オキシ]−1−フェニル−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号61)
4−{6−[(1−tert−ブチルピペリジン−4−イル)オキシ]−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル}ベンゾニトリル(化合物番号62)
3−{6−[(1−tert−ブチルピペリジン−4−イル)オキシ]−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル}ベンゾニトリル(化合物番号63)
6−[(1−tert−ブチルピペリジン−4−イル)オキシ]−1−(5−フルオロピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号64)
6−[(1−tert−ブチルピペリジン−4−イル)オキシ]−1−(6−メトキシピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号65)
6−[(1−tert−ブチルピペリジン−4−イル)オキシ]−1−(4−フルオロフェニル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号66)
6−[(1−シクロブチルピペリジン−4−イル)オキシ]−1−(6−メトキシピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号67)
6−[(1−シクロブチルピペリジン−4−イル)オキシ]−1−(3,5−ジフルオロフェニル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号68)
6−[(1−シクロブチルピペリジン−4−イル)オキシ]−1−(3−フルオロフェニル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号69)
1−(4−クロロフェニル)−6−[(1−シクロブチルピペリジン−4−イル)オキシ]−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号70)
6−[(1−シクロブチルピペリジン−4−イル)オキシ]−1−(5−フルオロピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号71)
6−[(1−シクロブチルピペリジン−4−イル)オキシ]−1−フェニル−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号72)
4−{6−[(1−シクロブチルピペリジン−4−イル)オキシ]−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル}ベンゾニトリル(化合物番号73)
3−{6−[(1−シクロブチルピペリジン−4−イル)オキシ]−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル}ベンゾニトリル(化合物番号74)
【0125】
化合物番号61〜74の構造式及び物理化学的測定値を表2に示す。
【0126】
【表2-1】
【0127】
【表2-2】
【0128】
【表2-3】
【0129】
(実施例7)
1−(4−フルオロフェニル)−6−{[1−(プロパン−2−イル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号75)の製造
【0130】
(1)tert−ブチル 4−(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イルオキシ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0131】
【化21】
【0132】
6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(5.0g)、tert−ブチル 4−(メタンスルホニルオキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(13g)及び炭酸カリウム(5.1g)のN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)懸濁液を100℃にて20時間攪拌した。反応混合物を室温まで放冷し、水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、減圧下濃縮した。得られた残渣をNH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム/ヘキサン=4/1)にて精製して無色固体の表題化合物(6.9g,65%)を得た。
【0133】
(2)tert−ブチル 4−(1−(4−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イルオキシ)ピペリジン−1−カルボキシレートの製造
【0134】
【化22】
【0135】
実施例7−(1)で製造したtert−ブチル 4−(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イルオキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(3.0g)、1−フルオロ−4−ヨードベンゼン(2.9g)、rac−trans−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(1.2g)、ヨウ化銅(0.41g)及び炭酸セシウム(5.6g)のトルエン(8.0mL)懸濁液を100℃にて4時間攪拌した。反応混合物を室温まで放冷し、トルエンで希釈して不溶物を濾別し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=7/3〜1/4)にて精製して無色非晶質の表題化合物(3.8g,99%)を得た。
【0136】
(3)1−(4−フルオロフェニル)−6−(ピペリジン−4−イルオキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン塩酸塩の製造
【0137】
【化23】
【0138】
実施例7−(2)で製造したtert−ブチル 4−(1−(4−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イルオキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(6.0g)の酢酸エチル(12mL)及びエタノール(4mL)の混合溶液に、室温にて4M塩酸―酢酸エチル溶液(10mL)を滴下し、16時間攪拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、酢酸エチルを加えて室温にて1時間攪拌した。析出物を濾取し乾燥して無色固体の表題化合物(5.1g,99%)を得た。
【0139】
(4)1−(4−フルオロフェニル)−6−{[1−(プロパン−2−イル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号75)の製造
【0140】
【化24】
【0141】
実施例7−(3)で製造した1−(4−フルオロフェニル)−6−(ピペリジン−4−イルオキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン塩酸塩(0.30g)、炭酸カリウム(0.55g)及び2−ヨードプロパン(0.68g)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)懸濁液を100℃にて1時間攪拌した。反応混合物を室温まで放冷し、水を加えてクロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥して減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム〜クロロホルム/メタノール=4/1)にて精製して無色固体の表題化合物(0.16g,52%)を得た。
1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.06 (d, J=6.0 Hz, 6 H), 1.80 (br. s., 2 H), 2.00 (br. s., 2 H), 2.39 (br. s., 2 H), 2.70 - 2.83 (m, 5 H), 2.97 - 3.03 (m, 2 H), 4.16 - 4.25 (m, 1 H), 6.24 (d, J=9.2 Hz, 1 H), 6.58 (dd, J=8.9, 3.0 Hz, 1 H), 6.77 (d, J=2.8 Hz, 1 H), 7.13 - 7.22 (m, 4 H)
MS (ESI/APCI Dual) (Positive) m/z; 383(M+H)
+
【0142】
(実施例8)
6−{[1−(シクロプロピルメチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}−1−(4−フルオロフェニル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号76)の製造
【0143】
【化25】
【0144】
実施例7−(3)で製造した1−(4−フルオロフェニル)−6−(ピペリジン−4−イルオキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン塩酸塩(0.30g)、炭酸カリウム(0.55g)及び(ブロモメチル)シクロプロパン(0.32g)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)懸濁液を100℃にて6時間攪拌した。反応混合物を室温まで放冷し、水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥して減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム〜クロロホルム/メタノール=4/1)及びプレパラティブTLC(2mm厚*1枚、展開溶媒:クロロホルム/メタノール=9/1)にて精製して無色非晶質の表題化合物(0.11g,35%)を得た。
1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.07 - 0.14 (m, 2 H), 0.47 - 0.55 (m, 2 H), 0.89 (br. s., 1 H), 1.78 - 1.88 (m, 2 H), 1.97 - 2.06 (m, 2 H), 2.22 - 2.50 (m, 4 H), 2.74 - 2.88 (m, 4 H), 2.96 - 3.02 (m, 2 H), 4.23 (br. s., 1 H), 6.24 (d, J=8.7 Hz, 1 H), 6.57 (dd, J=9.2, 2.8 Hz, 1 H), 6.76 (d, J=2.8 Hz, 1 H), 7.13 - 7.21 (m, 4 H)
MS (ESI/APCI Dual) (Positive) m/z; 395(M+H)
+
【0145】
(実施例9)
6−[(1−シクロプロピルピペリジン−4−イル)オキシ]−1−(4−フルオロフェニル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号77)の製造
【0146】
【化26】
【0147】
実施例7−(3)で製造した1−(4−フルオロフェニル)−6−(ピペリジン−4−イルオキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン塩酸塩(0.30g)、トリエチルアミン(0.080g)、[(1−エトキシシクロプロピル)−オキシ]トリメチルシラン(0.69g)、酢酸(0.48g)及びモレキュラーシーブス3A(1.0g)のメタノール(10mL)懸濁液を室温にて1時間攪拌し、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.25g)加え、同温にて16時間攪拌した。反応混合物を95℃に昇温し、7時間加熱還流した後、室温まで放冷して不溶物を濾別した。濾液を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム〜クロロホルム/メタノール=4/1)及びプレパラティブTLC(2mm厚*1枚、展開溶媒:クロロホルム/メタノール=9/1)にて精製して無色非晶質の表題化合物(0.11g,37%)を得た。
1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.37 - 0.51 (m, 4 H), 1.57 - 1.68 (m, 1 H), 1.71 - 1.84 (m, 2 H), 1.89 - 2.01 (m, 2 H), 2.42 - 2.55 (m, 2 H), 2.78 - 2.84 (m, 2 H), 2.90 (br. s., 2 H), 2.99 - 3.07 (m, 2 H), 4.19 - 4.28 (m, 1 H), 6.27 (d, J=8.7 Hz, 1 H), 6.57 - 6.63 (m, 1 H), 6.77 - 6.81 (m, 1 H), 7.15 - 7.25 (m, 4 H)
MS (ESI/APCI Dual) (Positive) m/z; 381(M+H)
+
【0148】
(実施例10)
1−(4−フルオロフェニル)−6−[3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ]−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号78)の製造
【0149】
(1)6−(3−クロロプロポキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの製造
【0150】
【化27】
【0151】
6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(50g)、炭酸セシウム(150g)及び1−ブロモ−3−クロロプロパン(58g)のアセトニトリル(300mL)懸濁液を110℃にて4時間攪拌した。反応混合物を室温まで放冷し、クロロホルムで希釈し、不溶物を濾別して濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム〜クロロホルム/メタノール=4/1)にて精製し、得られた固体をエタノールから再結晶して無色固体の表題化合物(42g,68%)を得た。
【0152】
(2)6−[3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ]−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの製造
【0153】
【化28】
【0154】
実施例10−(1)で製造した6−(3−クロロプロポキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(10g)及びピロリジン(15g)の2−プロパノール(15mL)溶液を90℃にて2日間攪拌した。反応混合物を室温まで放冷し、水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥して減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム〜クロロホルム/メタノール=4/1)にて精製し、得られた固体を酢酸エチルから再結晶して無色固体の表題化合物(7.5g,65%)を得た。
【0155】
(3)1−(4−フルオロフェニル)−6−[3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ]−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号78)の製造
【0156】
【化29】
【0157】
実施例10−(2)で製造した6−[3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ]−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.20g)、1−フルオロ−4−ヨードベンゼン(0.24g)、rac−trans−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(0.10g)、ヨウ化銅(0.035g)及び炭酸セシウム(0.48g)のトルエン(1.0mL)懸濁液を105℃にて60時間攪拌した。反応混合物を室温まで放冷し、クロロホルムで希釈して不溶物を濾別し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をNH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)にて精製し、得られた固体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチル混合溶液から再結晶して無色固体の表題化合物(0.10g,37%)を得た。
1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.74 - 1.83 (m, 4 H), 1.92 - 2.02 (m, 2 H), 2.51 (t, J=6.6 Hz, 4 H), 2.57 - 2.63 (m, 2 H), 2.76 - 2.82 (m, 2 H), 2.97 - 3.04 (m, 2 H), 3.94 - 4.01 (m, 2 H), 6.26 (d, J=8.7 Hz, 1 H), 6.58 (dd, J=8.9, 3.0 Hz, 1 H), 6.78 (d, J=2.8 Hz, 1 H), 7.14 - 7.23 (m, 4 H)
MS (ESI/APCI Dual) (Positive) m/z; 369(M+H)
+
【0158】
実施例10に示した方法と同様の方法で以下の化合物を製造した。
1−(3−フルオロフェニル)−6−[3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ]−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号79)
1−(3,5−ジフルオロフェニル)−6−[3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ]−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号80)
1−(3,4−ジフルオロフェニル)−6−[3−(ピロリジン−1−イル)プロポキシ]−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号81)
1−(4−フルオロフェニル)−6−[3−(ピペリジン−1−イル)プロポキシ]−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号82)
6−[3−(ジエチルアミノ)プロポキシ]−1−(4−フルオロフェニル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号83)
6−{3−[(2R,5R)−2,5−ジメチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−1−(4−フルオロフェニル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号84)
【0159】
化合物番号79〜84の構造式及び物理化学的測定値を表3に示す。
【0160】
【表3】
【0161】
(実施例11)
8−クロロ−1−(4−フルオロフェニル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号85)の製造
【0162】
(1)8−クロロ−6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの製造
【0163】
【化30】
3−クロロ−N−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)プロパンアミド(1.0g、3−クロロブチリルクロリド及び2−フルオロ−4−メトキシアニリンから合成)及び塩化アルミニウム(5.0g)のn−ヘプタン(2.0mL)懸濁液を110℃にて3日間攪拌した。反応混合物をクロロホルムで希釈し、氷冷下氷水を加え、室温にて2時間攪拌してから有機層と水層を分離した。水層をクロロホルムで抽出し、有機層を併せて無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)及びNH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム/メタノール=99/1〜9/1)にて精製して淡黄色固体の表題化合物(0.059g,7%)を得た。
【0164】
(2)8−クロロ−1−(4−フルオロフェニル)−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号85)の製造
【0165】
【化31】
【0166】
実施例1と同様の方法により、6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの代わりに実施例11−(1)で製造した8−クロロ−6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンを、4−ヨードベンゾニトリルの代わりに4−フルオロヨードベンゼンをそれぞれ用いて表題化合物を得た。
1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.11 - 1.28 (m, 3 H), 1.43 - 2.57 (m, 9 H), 2.66 - 2.74 (m, 2 H), 2.90 - 3.14 (m, 3 H), 3.31 (br. s., 1 H), 3.96 - 4.04 (m, 2 H), 6.69 - 6.75 (m, 2 H), 6.99 - 7.05 (m, 2 H), 7.12 - 7.18 (m, 2 H)
MS (ESI/APCI Dual) (Positive) m/z; 417(M+H)
+
【0167】
(実施例12)
1−(4−フルオロフェニル)−8−メチル−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号86)の製造
【0168】
(1)6−ヒドロキシ−8−メチル−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの製造
【0169】
【化32】
【0170】
3−クロロ−N−(4−メトキシ−2−メチルフェニル)プロパンアミド(0.50g、3−クロロブチリルクロリド及び4−メトキシ−2−メチルアニリンから合成)及び塩化アルミニウム(1.4g)のn−ヘプタン(4.0mL)懸濁液を110℃にて4日間攪拌した。反応混合物をクロロホルムで希釈し、氷冷下氷水を加え、室温にて1時間攪拌して有機層と水層を分離した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層を併せて無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム/メタノール=10/0〜97/3)にて精製して淡茶色固体の表題化合物(0.166g,39%)を得た。
【0171】
(2)1−(4−フルオロフェニル)−8−メチル−6−{3−[(2R)−2−メチルピロリジン−1−イル]プロポキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物番号86)の製造
【0172】
【化33】
【0173】
実施例1と同様の方法により、6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの代わりに実施例12−(1)で製造した6−ヒドロキシ−8−メチル−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンを、4−ヨードベンゾニトリルの代わりに4−フルオロヨードベンゼンをそれぞれ用いて表題化合物を得た。
1H NMR (600 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.11 - 1.30 (m, 3 H), 1.48 - 2.59 (m, 12 H), 2.64 - 2.71 (m, 2 H), 2.86 - 2.93 (m, 2 H), 3.00 - 3.13 (m, 1 H), 3.22 - 3.41 (m, 1 H), 3.95 - 4.05 (m, 2 H), 6.45 - 6.50 (m, 1 H), 6.60 - 6.66 (m, 1 H), 6.96 - 7.05 (m, 2 H), 7.13 - 7.21 (m, 2 H)
MS (ESI/APCI Dual) (Positive) m/z; 397(M+H)
+
【0174】
試験例1:H3受容体結合試験
ヒト型H3受容体発現CHO−K1細胞の膜標品(パーキンエルマー社、ES−392−M400UA、タンパク質15μg/200μl)、R(−)−α−メチル[
3H]ヒスタミン(アマシャム社、TRK−1017、比活性 1.74TBq/mmol、1nM)、及び試験薬物を、室温にて1時間反応させた。反応終了後に、反応混合物を、0.3%ポリエチレンイミンで処理したガラスフィルター(GF/C)を通して吸引濾過し、ガラスフィルターを、5mM EDTAを含んだ50mM Tris−HCl洗浄液(pH7.4)で5回洗浄した。洗浄後に、ガラスフィルターを乾燥し、シンチレーターを加え、フィルター上の放射活性を液体シンチレーションカウンターで測定した。
10μM R(−)−α−メチルヒスタミンの存在下で反応を実施したときのR(−)−α−メチル[
3H]ヒスタミン結合量を非特異的結合度とし、全R(−)−α−メチル[
3H]ヒスタミン結合度と非特異的結合度との差を、特異的R(−)−α−メチル[
3H]ヒスタミン結合度とした。一定濃度(1nM)のR(−)―α―メチル[
3H]ヒスタミンを上述の条件下で様々な濃度の各試験薬物を反応させることにより、阻害曲線を得た。阻害曲線からR(−)−α−メチル[
3H]ヒスタミンの結合が50%阻害される試験薬物濃度(IC
50)を求めた。実施例化合物のIC
50値を表4に示す。
【0175】
【表4】
【0176】
試験例2:[
35S]GTP―γ―S結合試験
試験例1で用いたのと同じヒト型H3受容体膜標品(タンパク質7.5μg/200μl)、3μM GDP、10nM R(−)―α―メチルヒスタミン、及び試験化合物を、30℃にて20分間反応させた。反応終了後、さらに[
35S]GTP−γ−S(0.2nM)を添加し、引き続き30分間反応を続けた。反応終了後に、反応混合物をガラスフィルター(GF/C)を通して吸引濾過し、ガラスフィルターを100mM 塩化ナトリウム、3mM 塩化マグネシウムを含んだ20mM HEPES洗浄液(pH7.4)で3回洗浄した。洗浄後に、ガラスフィルターを乾燥し、シンチレーターを加え、フィルター上の放射活性を液体シンチレーションカウンターで測定した。
R(−)−α―メチルヒスタミン非存在下で反応を実施したときの[
35S]GTP−γ―S結合量を非特異的結合とし、R(−)−α―メチルヒスタミン存在下得られた全結合との差を特異的[
35S]GTP−γ―S結合度とした。一定濃度の[
35S]GTP−γ−S(0.2nM)とR(−)―α―メチルヒスタミン(10nM)を上述の条件下で様々な濃度の各試験薬物を反応させることにより、阻害曲線を得た。阻害曲線から、[
35S]GTP−γ―S結合が50%阻害される試験薬物濃度(IC
50)を求めた。その結果、化合物番号6のIC
50値は0.28nM、化合物番号12のIC
50値は0.21nM、化合物番号13のIC
50値は0.62nM、化合物番号58のIC
50値は0.40nM、化合物番号60のIC
50値は0.23nM、化合物番号69のIC
50値は0.20nM、化合物番号71のIC
50値は0.26nM、化合物番号72のIC
50値は0.16nM、化合物番号73のIC
50値は0.23nMであった。