(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、
図1乃至
図4を参照して説明する。
図1は、ユーザ端末の構成を示す機能ブロック図である。
図2は、ユーザ端末のキーワード記憶部に記憶されるデータの一例を示す図である。
図3A,
図3Bは、ユーザ端末の表示装置における表示例を示す図である。
図4は、ユーザ端末の動作を示すフローチャートである。
【0013】
[構成]
図1に示すユーザ端末1は、パーソナルコンピュータや携帯電話など、ユーザが操作する一般的な情報処理装置であり、CPU(Central Processing Unit)といった演算装置2と、ハードディスクやフラッシュメモリなどの記憶装置3と、を備えている。また、ユーザ端末1は、キーボードやマウスなどの入力装置4と、ディスプレイといった表示装置5と、を備えている。
【0014】
さらに、本実施形態におけるユーザ端末1は、通信装置を備えており、インターネット上のウェブサーバと通信可能である。そして、ユーザ端末1は、ウェブサーバからニュース情報などのコンテンツを取得して、表示装置5に表示する機能を備えている。以下、ユーザ端末1の構成についてさらに詳述する。
【0015】
上記ユーザ端末1は、
図1に示すように、演算装置2にプログラムが組み込まれることにより構築された、キーワード登録処理部21(キーワード登録手段)と、コンテンツ表示処理部22(コンテンツ表示手段)と、を備えている。また、記憶装置3は、キーワード記憶部31を備えている。なお、上記プログラムは、CD−ROMなどの記憶媒体に記憶された状態でユーザ端末1に提供されたり、ネットワーク上の他のサーバコンピュータに記憶されていたものが当該ネットワークを介してユーザ端末1に提供されてもよい。
【0016】
上記キーワード登録処理部21は、入力装置4を介してユーザにて入力された文字列である「キーワード」を受け付けて、キーワード記憶部31に記憶する。上記「キーワード」は、例えば、ユーザが知りたくないニュースなどの情報に含まれると予想される文字列である。一例をあげると、サッカー日本代表のオーストラリアとの試合があり、その試合結果をウェブサイトなどで知りたくない場合に、そのニュース情報の見出しに含まれると予想されるキーワードとして、「日本代表」や「オーストラリア」が考えられる。そして、キーワード登録処理部21は、上記「日本代表」などのキーワードがユーザにて入力されると、当該各キーワードを、
図2に示すようにキーワード記憶部31内に「登録キーワード」として登録する。
【0017】
また、上記コンテンツ表示処理部22は、基本的な機能として、外部から取得したコンテンツ情報、例えば、インターネット上のウェブサーバ8から取得した文字情報や画像情報などを、表示装置5に表示する機能を有する。つまり、コンテンツ表示処理部22は、例えば、いわゆる「ブラウザ」と呼ばれるコンテンツ閲覧ソフトウェアである。ここで、インターネット上のウェブサーバ8から配信されている「○○ポータルサイト」を閲覧した時に表示装置5に表示される画面の一例を、
図3Aに示す。このサイトでは、「検索欄」や「トピックス」と称されたニュース情報が表示されている。
【0018】
そして、上記コンテンツ表示処理部22は、表示装置5にコンテンツを表示する際に、キーワード記憶部31に記憶されている上述したキーワードを含む文字列を、解読不可能な記号に置き換えて表示する機能を有する。具体的に、コンテンツ表示処理部22は、まず、取得したコンテンツに含まれる文字情報内に、キーワード記憶部31に記憶されたキーワードの文字列が存在するか否かを調べる。そして、コンテンツ表示処理部22は、キーワードがコンテンツの文字情報内に存在すると、当該キーワードを含む同一段落に記述された一文の範囲の文字列を、他の記号に置き換えて表示装置5に表示する。
【0019】
ここで、上記コンテンツ表示処理部22による表示処理の一例を、
図3A,3Bを参照して説明する。まず、
図3Aのように表示される情報がウェブサーバ8からユーザ端末1に配信されたとする。すると、コンテンツ表示処理部22は、「トピックス」内の「日本、オーストラリアに快勝」という文字情報内にキーワード記憶部31に登録されたキーワードが含まれるため、この一文に含まれる各文字を「*」という記号に置き換える。そして、コンテンツ表示処理部22は、コンテンツ中の「日本、オーストラリアに快勝」という一文を、「*************」というように置き換えて、
図3Bに示すように表示装置5に表示する。
【0020】
なお、上記では、キーワードが含まれる同一段落に記述された一文の文字列の範囲を記号に置き換える場合を例示したが、記号に置き換える文字列の範囲は、上述した範囲に限定されない。例えば、複数段落にわたる文字列であっても、予め設定された基準により同一の情報であると判断される文字列の範囲を、記号に置き換えてもよい。具体的には、キーワードとして他のウェブサイトへのアドレス情報が設定されており、つまり、いわゆるリンクが設定されている場合には、これと同一のアドレス情報が設定された範囲の文字列を、記号に置き換えてもよい。
【0021】
また、上記では、キーワードが含まれる範囲内の文字を、「*」という記号に置き換える場合を説明したが、置き換えるデータはいかなる表示データであってもよい。つまり、他の記号でもよく、あるいは、他の文字データであってもよい。但し、置き換えるデータは、置き換え前の文字列の内容が人間によって理解不能なよう表示されるデータである望ましい。
【0022】
[動作]
次に、本実施形態におけるユーザ端末1の動作を、
図4のフローチャートを参照して説明する。まず、ユーザが知りたくない情報、例えば、知りたくないニュースがあると予想される場合には、当該ユーザはユーザ端末1に対して、当該ニュースに含まれることが予想される文字列であるキーワードを入力する。すると、ユーザ端末1は、入力されたキーワードを、
図2に示すように、キーワード記憶部31に記憶する(ステップS1)。ここでは、一例として、ユーザが、サッカー日本代表のオーストラリア戦の試合結果のニュースを知りたくないこととし、そのため、かかるニュースのキーワードとして、「日本代表」、「オーストラリア」を登録したとする。
【0023】
その後、ユーザ端末1は、ウェブサーバ8からネットワークを介して、ニュース情報を受信する(ステップS2)。このとき、ユーザ端末1は、受信したニュース情報の中に、上述したようにキーワード記憶部31に登録したキーワードの文字列が含まれているか否かを調べる(ステップS3)。
【0024】
そして、ニュース情報にキーワードが含まれていない場合には(ステップS3でNo)、ユーザ端末1は、受信したニュース情報をそのまま表示装置5に表示する(ステップS5)。一方、ニュース情報にキーワードが含まれている場合には(ステップS3でYes)、ユーザ端末1は、ニュース情報のうちキーワードを含む段落の一文といった所定範囲の文字列をユーザが読めない文字や記号に置き換えて(ステップS4)、表示装置5に表示する(ステップS5)。例えば、ユーザ端末1は、ニュース情報に「日本、オーストラリアに快勝」という文章が含まれていた場合には、当該文章中にキーワードである「日本」や「オーストラリア」が含まれているため、
図3Bに示すように、当該一文を「*************」というように、ユーザが文章の内容を理解できないに記号に変換して表示する。
【0025】
以上のように、本実施形態によると、ユーザにて登録されたキーワードを含むニュース情報は記号に変換されて表示されるため、かかる情報の内容をユーザは把握することができない。一方で、ユーザは、記号に置き換えられた表示データを見ることで、キーワードに登録された情報が表示されている、ということを認識することができる。従って、ユーザは、知りたくない情報の内容を把握することなく、当該キーワードが含まれた情報の存在を知ることができる。つまり、特定の情報の内容は知りたくないが、その情報の発生の通知を希望するユーザに対して、適切に特定の情報の発生を通知しつつ、当該特定の情報の内容を隠蔽することができ、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
【0026】
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を、
図5乃至
図6を参照して説明する。
図5は、本実施形態におけるユーザ端末のキーワード記憶部に記憶されるデータの一例を示す図である。
図6は、ユーザ端末の動作を示すフローチャートである。
【0027】
[構成]
本実施形態におけるユーザ端末1は、上述した実施形態1におけるユーザ端末とほぼ同一の構成を採っているが、キーワードに有効期限を設けている点で異なる。以下、実施形態1と異なる点について詳述する。
【0028】
本実施形態におけるユーザ端末1のキーワード登録処理部21(キーワード登録手段)は、ユーザから入力装置4を介して、上述したキーワードと共に、有効期限情報(期限情報)の入力を受け付ける。そして、キーワード登録処理部21は、
図5に示すように、上記キーワードと有効期限情報とを関連付けて、キーワード記憶部31に記憶する。なお、有効期限情報は、キーワードと同時に入力される必要はなく、時間的に前後して入力されてもよい。つまり、先にキーワードが登録され、その後、特定のキーワードが指定され、当該キーワードの有効期限が入力されて、キーワード記憶部31に追加登録されてもよい。
【0029】
ここで、有効期限情報は、上記キーワードが有効とされる期限を表す情報であり、つまり、後述するように上記キーワードが含まれる文字列を記号に置き換える処理を行う期限、を表す情報である。具体的に、本実施形態における有効期限情報は、例えば、
図5に示すように、「年月日及び時刻」を含む情報である。
【0030】
なお、
図5の例は、上述した実施形態1と同様に、ユーザがサッカー日本代表のオーストラリアとの試合結果をウェブサイトなどで知りたくない場合であり、キーワードとして「日本代表」や「オーストラリア」が登録され、さらに、有効期限情報として、サッカーの試合が終了する時刻が登録されている。
【0031】
また、本実施形態におけるコンテンツ表示処理部22(コンテンツ表示手段)は、上述同様に、キーワード記憶部31に登録されているキーワードを含む情報を、ユーザが読むことのできない記号等に置き換える処理を行う。但し、コンテンツ表示処理部22は、コンテンツに含まれているキーワードに関連付けられた上記有効期限情報に応じて、置き換え処理を実行するか否かを決定する。
【0032】
具体的に、コンテンツ表示処理部22は、まず、上述同様に、ウェブサーバ8からコンテンツを取得すると、当該取得したコンテンツに含まれる文字情報内に、キーワード記憶部31に記憶されたキーワードの文字列が存在するか否かを調べる。そして、コンテンツ表示処理部22は、キーワードがコンテンツの文字情報内に存在すると、当該キーワードに関連付けて記憶された有効期限情報と現在時とを比較する。つまり、コンテンツ表示処理部22は、ユーザ端末1に装備された時刻を計測するクロック装置から現在時刻(現在時情報)を取得し、現在時刻が有効期限内であるか否かを調べる。
【0033】
そして、コンテンツ表示処理部22は、現在時が有効期限内である場合には、上述した実施形態1と同様に、コンテンツ内のキーワードを含む予め設定された範囲の文字列を他の表示データに置き換えて、当該コンテンツを表示装置5に表示する。一方、現在時が有効期限を超えている場合には、コンテンツの文字列をそのまま表示装置5に表示する。なお、上記現在時と有効期限とは、時刻単位(分や秒単位)で比較されてもよく、日にち単位で比較されてもよい。
【0034】
[動作]
次に、本実施形態におけるユーザ端末1の動作を、
図6のフローチャートを参照して説明する。まず、ユーザが知りたくない情報、例えば、ニュースがある場合には、当該ユーザはユーザ端末1に対して、当該ニュースに含まれうる文字列であるキーワードを入力する。また、ユーザは、当該ニュースを知りたくない期間がある場合には、有効期限を入力する。すると、ユーザ端末1は、入力されたキーワードと有効期限とを関連付けて、
図5に示すように、キーワード記憶部31に記憶する(ステップS11)。
【0035】
その後、ユーザ端末1は、ウェブサーバ8からネットワークを介して、ニュース情報を受信する(ステップS12)。このとき、ユーザ端末1は、受信したニュース情報の中に、上述したようにキーワード記憶部31に登録したキーワードの文字列が含まれているか否かを調べる(ステップS13)。
【0036】
そして、ニュース情報にキーワードが含まれている場合には(ステップS13でYes)、ユーザ端末1は、そのキーワードに関連付けられている有効期限情報をキーワード記憶部31から読み出し、現在時が有効期限内であるか否かを調べる(ステップS14)。このとき、現在時が有効期限内である場合には(ステップS14でYes)、上述した
図3Bに示すように、ニュース情報のうちキーワードを含む段落の一文といった所定範囲の文字列をユーザが読めない文字や記号に置き換えて(ステップS15)、表示装置5に表示する(ステップS16)。
【0037】
一方、ステップS14の現在時と有効期限との比較において、現在時が有効期限を超えている場合には(ステップS14でNo)、たとえニュース情報内にキーワードを含んでいても、当該ニュース情報をそのままの文字で表示装置5に表示する(ステップS16)。なお、ニュース情報にキーワードが含まれていない場合には(ステップS13でNo)、上述同様に、ニュース情報をそのままの文字で表示装置5に表示する(ステップS16)。
【0038】
以上のように、本実施形態によると、ユーザにて登録されたキーワードを含むニュース情報は、現在時が当該キーワードに関連付けて登録された有効期限内である場合には、記号に変換されて表示されるため、かかる情報の内容をユーザは把握することができない。ところが、ユーザは、記号に置き換えられた表示データを見ることで、キーワードに登録された情報が表示されている、ということを認識することができる。一方で、現在時が有効期限を超えている場合には、仮にキーワードを含むニュース情報であっても、文字が記号等に置き換えられることなく、そのまま表示され、ユーザが情報の内容を知ることができる。従って、ユーザは、時間に応じて特定の情報の表示状態を可変することができ、状況に応じて適切に情報を取得することができる。その結果、ユーザのさらなる利便性の向上を図ることができる。
【0039】
ここで、上記では、現在時が有効期限内である場合にはキーワードを含む文字列を記号に置き換えて表示する場合を例示したが、その逆でもよい。つまり、現在時が有効期限内である場合に、キーワードを含む所定範囲の文字列を他の記号等に置き換えることなくそのままの文字で表示装置5に表示し、現在時が有効期限を超えている場合に、キーワードを含む所定範囲の文字列を他の記号等に置き換えて表示装置5に表示してもよい。
【0040】
<実施形態3>
次に、本発明の第3の実施形態を、
図7を参照して説明する。
図7は、本実施形態における情報処理装置の構成を示す機能ブロック図である。なお、本実施形態では、上述したユーザ端末1を情報処理装置101として図示し、当該ユーザ端末1の構成の概略を説明する。
【0041】
本発明の一形態である情報処理装置101は、
所定の文字列からなるキーワードの入力を受け付けて記憶装置131に記憶するキーワード登録手段121と、
外部から取得したコンテンツを表示装置105に表示するコンテンツ表示手段122と、を備えている。
そして、上記コンテンツ表示手段122は、上記コンテンツに含まれる文字情報内に上記記憶装置131に記憶された上記キーワードが存在する場合に、当該キーワードを含む予め設定された範囲の文字列を他の表示データに置き換えて、上記コンテンツを上記表示装置105に表示する、
という構成を採る。
【0042】
上記発明によると、まず、ユーザが情報処理装置に対してキーワードを事前に登録する。そして、ユーザが情報処理装置にてウェブサイトなどからコンテンツを取得して当該コンテンツの文字情報を表示装置に表示する際に、情報処理装置は、上記登録されたキーワードがコンテンツに含まれている場合には、当該キーワードを含む所定の範囲の文字列を他の表示データに置き換えて、表示装置に表示する。従って、他の表示データに置き換えられて表示装置に表示された文字列を見たユーザは、当該文字列に登録されたキーワードが含まれていることを認識することができる。その結果、ユーザは、キーワードが含まれる文字情報の内容を把握することなく、当該キーワードが含まれた文字情報が表示されていることのみを知ることができる。つまり、特定の情報の内容は知りたくないが、その情報の発生の通知を希望するユーザに対して、適切に特定の情報の発生を通知しつつ、当該特定の情報の内容を隠蔽することができ、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
【0043】
また、上記情報処理装置では、
上記キーワード登録手段は、上記キーワードと共に入力された期限情報の入力を受け付けて、上記キーワードと上記期限情報とを関連付けて上記記憶装置に記憶し、
上記コンテンツ表示手段は、上記コンテンツに含まれる文字情報内に存在する上記キーワードに関連付けて上記記憶装置に記憶された上記期限情報にて表わされる期限と現在時とを比較して、当該比較結果に応じて、上記コンテンツをそのまま上記表示装置に表示する、
という構成を採る。
【0044】
また、上記情報処理装置では、
上記キーワード登録手段は、上記キーワードと共に入力された当該キーワードが有効な期限を表す有効期限情報の入力を受け付けて、上記キーワードと上記有効期限情報とを関連付けて上記記憶装置に記憶し、
上記コンテンツ表示手段は、現在時を表す現在時情報を取得すると共に、上記コンテンツに含まれる文字情報内に存在する上記キーワードに関連付けて上記記憶装置に記憶された上記有効期限情報にて表わされる有効期限と上記現在時情報にて表わされる現在時とを比較し、当該現在時が上記有効期限内である場合には上記キーワードを含む予め設定された範囲の文字列を他の表示データに置き換えて上記コンテンツを上記表示装置に表示し、上記現在時が上記有効期限を超えている場合には上記コンテンツをそのまま上記表示装置に表示する、
という構成を採る。
【0045】
上記発明によると、まず、ユーザが情報処理装置に対してキーワードと期限情報とを事前に登録する。そして、ユーザが情報処理装置にてコンテンツを取得して当該コンテンツの文字情報を表示装置に表示する際に、情報処理装置は、上記登録されたキーワードがコンテンツに含まれている場合には、当該キーワードに関連付けられている期限情報と現在時とを比較する。このとき、現在時が期限情報にて表わされる期限内である場合には、キーワードを含む所定の範囲の文字列を他の表示データに置き換えて、コンテンツを表示装置に表示する。一方、現在時が期限を超えている場合には、キーワードを含む文字列であっても他の表示データに置き換えることなく、元の文字列のままコンテンツを表示装置に表示する。
従って、ユーザは、特定のキーワードに設定した期限内では、当該キーワードを含む情報の存在を知りつつ当該情報の内容は把握することができないが、期限を超えると、特定のキーワードを含む情報の内容を知ることができる。このように、ユーザは、時間に応じて特定の情報の表示状態を可変することができ、さらなるユーザの利便性の向上を図ることができる。
【0046】
また、上記情報処理装置では、
上記コンテンツ表示手段は、上記キーワードを含む同一段落に記述された一文の範囲の文字列を他の表示データに置き換える、
という構成を採る。
【0047】
また、上記情報処理装置では、
上記コンテンツ表示手段は、上記コンテンツ内に存在する上記キーワードに設定されたアドレス情報と同一のアドレス情報が設定された範囲の文字列を他の表示データに置き換える、
という構成を採る。
【0048】
また、上記情報処理装置では、
上記コンテンツ表示手段は、上記キーワードを含む予め設定された範囲の文字列を所定の記号に置き換える、
という構成を採る。
【0049】
また、上述した情報処理装置は、当該情報処理装置にプログラムが組み込まれることで実現できる。具体的に、本発明の他の形態であるプログラムは、
情報処理装置に、
所定の文字列からなるキーワードの入力を受け付けて記憶装置に記憶するキーワード登録手段と、
外部から取得したコンテンツを表示装置に表示するコンテンツ表示手段と、を実現させるプログラムである。
そして、上記コンテンツ表示手段は、上記コンテンツに含まれる文字情報内に上記記憶装置に記憶された上記キーワードが存在する場合に、当該キーワードを含む予め設定された範囲の文字列を他の表示データに置き換えて、上記コンテンツを上記表示装置に表示する、
という構成を採る。
【0050】
また、上記プログラムでは、
上記キーワード登録手段は、上記キーワードと共に入力された期限情報の入力を受け付けて、上記キーワードと上記期限情報とを関連付けて上記記憶装置に記憶し、
上記コンテンツ表示手段は、上記コンテンツに含まれる文字情報内に存在する上記キーワードに関連付けて上記記憶装置に記憶された上記期限情報にて表わされる期限と現在時とを比較して、当該比較結果に応じて、上記コンテンツをそのまま上記表示装置に表示する、
という構成を採る。
【0051】
さらに、上記プログラムでは、
上記キーワード登録手段は、上記キーワードと共に入力された当該キーワードが有効な期限を表す有効期限情報の入力を受け付けて、上記キーワードと上記有効期限情報とを関連付けて上記記憶装置に記憶し、
上記コンテンツ表示手段は、現在時を表す現在時情報を取得すると共に、上記コンテンツに含まれる文字情報内に存在する上記キーワードに関連付けて上記記憶装置に記憶された上記有効期限情報にて表わされる有効期限と上記現在時情報にて表わされる現在時とを比較し、当該現在時が上記有効期限内である場合には上記キーワードを含む予め設定された範囲の文字列を他の表示データに置き換えて上記コンテンツを上記表示装置に表示し、上記現在時が上記有効期限を超えている場合には上記コンテンツをそのまま上記表示装置に表示する、
という構成を採る。
【0052】
また、上述した情報処理装置が作動することにより実行される、本発明の他の形態である情報処理方法は、
所定の文字列からなるキーワードの入力を受け付けて記憶装置に記憶し、
外部から取得したコンテンツを表示装置に表示する。
そして、上記コンテンツを表示する際に、上記コンテンツに含まれる文字情報内に上記記憶装置に記憶された上記キーワードが存在する場合に、当該キーワードを含む予め設定された範囲の文字列を他の表示データに置き換えて、上記コンテンツを上記表示装置に表示する、
という構成を採る。
【0053】
また、上記情報処理方法では、
上記キーワードを記憶する際に、上記キーワードと共に入力された期限情報の入力を受け付けて、上記キーワードと上記期限情報とを関連付けて上記記憶装置に記憶し、
上記コンテンツを表示する際に、上記コンテンツに含まれる文字情報内に存在する上記キーワードに関連付けて上記記憶装置に記憶された上記期限情報にて表わされる期限と現在時とを比較して、当該比較結果に応じて、上記コンテンツをそのまま上記表示装置に表示する、
という構成を採る。
【0054】
また、上記情報処理方法では、
上記キーワードを記憶する際に、上記キーワードと共に入力された当該キーワードが有効な期限を表す有効期限情報の入力を受け付けて、上記キーワードと上記有効期限情報とを関連付けて上記記憶装置に記憶し、
上記コンテンツを表示する際に、現在時を表す現在時情報を取得すると共に、上記コンテンツに含まれる文字情報内に存在する上記キーワードに関連付けて上記記憶装置に記憶された上記有効期限情報にて表わされる有効期限と上記現在時情報にて表わされる現在時とを比較し、当該現在時が上記有効期限内である場合には上記キーワードを含む予め設定された範囲の文字列を他の表示データに置き換えて上記コンテンツを上記表示装置に表示し、上記現在時が上記有効期限を超えている場合には上記コンテンツをそのまま上記表示装置に表示する、
という構成を採る。
【0055】
上述した構成を有する、プログラム、又は、情報処理方法、の発明であっても、上記情報処理装置と同様の作用を有するために、上述した本発明の目的を達成することができる。
【0056】
以上、上記各実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
【0057】
なお、本発明は、日本国にて2009年8月19日に特許出願された特願2009−189942の特許出願に基づく優先権主張の利益を享受するものであり、当該特許出願に記載された内容は、全て本明細書に含まれるものとする。